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IV.県 内 各 地 域 の 今 後 の 方 向 性
今 回 の 調 査 に あ た り 、 県 内 す べ て の 自 治 体 の 特 性 と 強 み ・弱 み に つ い て 、 定
量 ・定 性 の 両 面 か ら 分 析 し た 結 果 を 踏 ま え 、
「 30 年 後 の 姿 」で 類 型 化 し た 5 つ の
地 域 ( 図 表 8) ご と に 、 地 域 の 現 状 や 課 題 、 今 後 の 取 り 組 み の 方 向 性 、 地 方 創
生のあり方について整理した。
図表 8
地域割(5地域)と構成する自治体
市 町 村
地 域
地 域
①東京湾岸地域
①東京湾岸地域
7市
7市
千葉市、市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市、鎌ケ谷市
千葉市、市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市、鎌ケ谷市
②アクアライン・圏央道沿線地域
②アクアライン・圏央道沿線地域
8市2町
8市2町
市原市、茂原市、木更津市、東金市、大網白里市、君津市、富津市、袖ケ浦市、
市原市、茂原市、木更津市、東金市、大網白里市、君津市、富津市、袖ケ浦市、
長柄町、長南町
長柄町、長南町
③成田空港周辺・印旛地域
③成田空港周辺・印旛地域
8市6町
8市6町
成田市、佐倉市、四街道市、印西市、白井市、八街市、富里市、山武市、
成田市、佐倉市、四街道市、印西市、白井市、八街市、富里市、山武市、
酒々井町、栄町、神崎町、多古町、芝山町、横芝光町
酒々井町、栄町、神崎町、多古町、芝山町、横芝光町
④常磐・つくばエクスプレス沿線地域
④常磐・つくばエクスプレス沿線地域
⑤銚子・九十九里・南房総地域
⑤銚子・九十九里・南房総地域
5市
5市
9市9町村
9市9町村
松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市
松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市
香取市、東庄町、銚子市、旭市、匝瑳市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、勝浦市、
香取市、東庄町、銚子市、旭市、匝瑳市、勝浦市、いすみ市、館山市、鴨川市、
いすみ市、大多喜町、御宿町、館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町、九十九里町
南房総市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、大多喜町、御宿町、鋸南町、九十九里町
52
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1.東京湾岸地域
1.東京湾岸地域
自治体(7市)
千葉市、市川市、船橋市、習志野市、八千代市、
浦安市、鎌ケ谷市
基礎データ
項
目
数 量
順 位
総面積
525.78 ㎢
4
可住地面積
461.33 ㎢
4
製造品出荷額等
24,810 億円
2
商業年間商品販売額
53,671 億円
1
4,420 億円
1
地方税収額
※該当自治体の数値を合算し、5地域で比較した順位を表示
人口推移
年少人口
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
生産年齢人口
418,704
355,166
338,389
354,885
361,336
347,280
325,693
301,920
282,381
274,221
270,617
老年人口
1,725,528
1,797,424
1,809,531
1,803,225
1,781,479
1,698,621
1,681,272
1,674,865
1,633,253
1,542,383
1,421,183
総人口
165,902
216,405
296,401
400,268
528,934
657,911
731,016
764,544
803,920
861,619
931,918
2,310,134
2,368,994
2,444,321
2,558,378
2,671,749
2,703,812
2,737,980
2,741,329
2,719,553
2,678,222
2,623,718
2010-40年 年少人口 生産年齢人口 老年人口
増減数
-90,719
-360,296
402,984
増減比率
-25.1%
-20.2%
76.2%
(参考)
日本創成会議の試算による20-39歳女性増減率
(出所)2010 年までは国勢調査
2015 年からは㈱ちばぎん総研による推計
総人口
-48,031
-1.8%
-28.7%
レーダーチャート分析
①総合評価(全 12 分野)
②定量分析評価(11 分野) ③定性分析評価(11 分野)
〈定量分析+定性分析〉
1位
愛着
※「愛着」分野を除く
2位
2位
出産・子育て
75
出産・子育て
75
1位
2位
教育
観光
1位
2位
観光
就業
環境
50
1位 老後
2位
1位
50
就業
環境
自然・文化・
歴史
1位
5位
都市基盤
2位
住環境
安心・安全
1位
1位
1位
2位
50
観光
自然・文化・
歴史
都市基盤
2位
安心・安全
5位
住環境
2位
1位
自然・文
化・歴史
老後
1位
5位
健康・福祉
住環境
1位
1位
都市基盤
1位
1位
東京湾岸地域
就業
環境
25
産業
2位
健康・福祉
教育
25
健康・
福祉
1位
愛着
2位
1位
出産・子育て
75
1位
教育
老後
産業 1位
25
※「産業」分野を除く
安心・安全
2位
県平均
(各分野について5地域で比較した順位を表示)
53
53
(1)特徴 東 京 湾 岸 地 域 は 、 ~ 年 代 の 高 度 経 済 成 長 期 に お い て 東 京 の ベ ッ ド タ
ウ ン と し て 大 型 ニ ュ ー タ ウ ン が 整 備 さ れ た こ と に 伴 い 転 入 が 相 次 ぎ 、人 口 が
急増した。中心市街地から郊外へと居住地域を拡散しながら発展していき、
そ れ に 伴 う 形 で 、商 業 施 設 や 公 共 施 設 な ど の 都 市 機 能 も 郊 外 へ と 進 出 し て い
った地域である。
また、東京ディズニーリゾートや幕張メッセなどの観光インフラに加え、
ら ら ぽ ー と T O K Y O - B A Y や 三 井 ア ウ ト レ ッ ト モ ー ル 幕 張 、イ オ ン モ ー
ル 幕 張 新 都 心 な ど の 大 型 商 業 施 設 が 多 数 立 地 し て お り 、年 間 商 品 販 売 額 は 5
兆円に上る。
年 頃 ま で 人 口 増 加 が 見 込 ま れ る が 、 そ の 後 は 減 少 に 転 じ 、 高 齢 者 数 の
増加が続く。
(2)地方創生の方向性 ①総合エンターテインメントエリアとしての成長
東 京 湾 岸 地 域 に は 、東 京 デ ィ ズ ニ ー リ ゾ ー ト や 幕 張 メ ッ セ 、お よ び そ れ ら の
周 辺 ホ テ ル 群 な ど の 観 光 イ ン フ ラ に 加 え 、ら ら ぽ ー と T O K Y O - B A Y や 三
井 ア ウ ト レ ッ ト モ ー ル 幕 張 、イ オ ン モ ー ル 幕 張 新 都 心 な ど の 商 業 施 設 も 数 多 く
立地している。
ま ず 、東 京 湾 岸 地 域 の 方 向 性 と し て 総 合 エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト エ リ ア と し て
の 一 段 の 成 長 を 提 唱 し た い 。こ れ ら の 施 設 を 結 ぶ 交 通 ル ー ト の 整 備 な ど に よ り
相 互 連 携 し 、回 遊 性 を 高 め る と と も に 、I R 統 合 型 リ ゾ ー ト を 誘 致 し て 、国 内
外 の M I C E 等 の ニ ー ズ に 対 応 で き る 体 制 を 整 備 す る こ と に よ っ て 、首 都 圏 有
数の総合エンターテインメントエリアに成長するポテンシャルを有している
と思われる。
「 ち ば 国 際 コ ン ベ ン シ ョ ン ビ ュ ー ロ ー 」発 表 に よ る 県 内 の M I C E 誘 致 実 績
を 見 る と 、 年 度 は 、海 外 で の 誘 致 活 動 強 化 に か か る 専 門 職 員 を 増 員 し た こ
と な ど に よ り 、誘 致 件 数 件( 前 年 度 比 8 割 増 )、誘 致 に 伴 う 経 済 波 及 効 果 億 円 ( 同 7 割 増 ) と な っ た ( 図 表 )。 I R 統 合 型 リ ゾ ー ト の 形 成 が 実 現 す れ
ば 、内 外 の 観 光 客 や ビ ジ ネ ス 客 の 来 訪 と 交 流 を 促 進 し 、消 費 や 雇 用 、税 収 等 さ
ら な る 地 域 経 済 の 活 性 化 が 期 待 で き る 。I R が 持 つ べ き 機 能 と し て は 、宿 泊 施
設やビジ ネス・コン ベンショ ン、レ ジャ ー、カジ ノが核 とな るが、す でに県 内
に 整 備 さ れ て い る 機 能 も 多 い こ と か ら 、そ れ ら と の 連 携 を 視 野 に 入 れ た『 ち ば
型』のIRを目指すべきである。
現 在 、国 内 各 地 に お い て I R 誘 致 合 戦 が 繰 り 広 げ ら れ て お り 、首 都 圏 で は 東
京 都 と 横 浜 市 が 一 歩 進 ん で い る が 、東 京 都 は こ こ に き て 誘 致 姿 勢 に や や 後 退 が
見 ら れ る 。千 葉 県 お よ び 千 葉 市 は 、カ ジ ノ を 含 む I R 誘 致 に つ い て 前 向 き な 姿
勢 を 示 し つ つ も 、カ ジ ノ に お け る 犯 罪 の 増 加 、青 少 年 へ の 悪 影 響 、ギ ャ ン ブ ル
依 存 症 の 発 生 等 の 懸 念 材 料 が あ る こ と や 、地 域 住 民 が 誘 致 に 賛 否 両 論 で あ る こ
54
54
と な ど か ら 、現 状 で は 大 き な 進 展 は み ら れ な い 。他 都 市 で の 議 論 が 先 行 気 味 で
あ る 中 、当 地 で も メ リ ッ ト・デ メ リ ッ ト を 踏 ま え た 検 討 を 重 ね つ つ も 、早 め に
YES/NOの結論を出すべき時期に差し掛かっていると思われる。
一 方 、観 光 庁 で は 、日 本 の M I C E 誘 致 力 を 強 化 す る た め に 、誘 致 の 潜 在 力
を持つ自治体を「グローバルMICE強化都市」として選定しており、今般、
第 2 期 ( ~ 年 )「 グ ロ ー バ ル M I C E 強 化 都 市 」 の 公 募 に 対 し て 応 募 の
あ っ た 自 治 体 の 中 か ら 、「 千 葉 県 ・ 千 葉 市 」 が 他 の 4 地 域 と と も に 選 ば れ た
( 図 表 )。 今 後 は 、国 の 支 援 を 受 け な が ら 、誘 致 力 を 向 上 さ せ て い く こ と が
期待される。
都市部の 観光を 推進 するうえ で、市 川市・浦安市・船橋市・千葉市に 展開す
る 食 品 工 場・コ ン ビ ナ ー ト の 産 業 観 光 ル ー ト へ の 組 み 入 れ も 、T D R を 訪 れ る
修学旅行生やインバウンド観光客のTDR周辺部への浸み出しという観点か
ら検討に値する。
55
55
図 表 近 年 の 千 葉 県 の M I C E 誘 致 実 績 千葉県のMICE誘致件数推移
94
MICE誘致総件数
100
84
(JNTO基準国際会議)
80
64
60
52
49
40
20
38
22
28
25
2011
2012
2013
0
2010
37
※JNTO基準国際会議
以 下 の 、 を 満 た す 会 議 国 際 機 関・国 際 団 体( 各 国 支 部 を
含 む )又 は 国 家 機 関 ・ 国 内 団 体 が
主催する会議
① 参 加 総 数 が 名 以 上 、② 参 加
国 が 日 本 を 含 む 3 カ 国 以 上 、③ 開
催期間が1日以上
14年度
誘致に成功した主なMICE(2014年度)
参加者数
(海外)
256人
タイ国ランカムヘン大学教育学部修士課程 2014年10月
(256人)
100人
第25回世界コンピュータ将棋選手権
2015年5月
(10人)
100人
第14回オタワグループ会合
2015年5月
(80人)
7,000人
日本地球惑星科学連合2015年大会
2015年5月
(300人)
第24回日本創傷・オストミー・失禁管理学会
1,800人
2015年5月
学術集会
(20人)
1,800人
タイの保険会社インセンティブ旅行
2015年9月
(1,800人)
第19回東アジア看護学研究者フォーラム
500人
2016年3月
(EAFONS2016)
(180人)
2,200人
第45回日本脊椎脊髄病学会学術集会
2016年4月
(100人)
4,000人
第52回日本肝臓学会総会
2016年5月
(100人)
5,700人
第112回日本精神神経学会学術総会
2016年6月
(300人)
第13回国際尿路結石症学会・日本尿路結
900人
2016年7月
石症学会第26 回学術集会
(300人)
4,000人
第66回高分子学会年次大会
2017年5月
(200人)
㻼㼘㼍㼚㼠㻌㻳㼞㼛㼣㼠㼔㻌㻾㼑㼓㼡㼘㼍㼠㼛㼞㼟㻞㻜㻝㻣
㻵㻿㻴㻿㻌㻝㻟㼠㼔㻌㻵㼚㼠㼑㼞㼚㼍㼠㼕㼛㼚㼍㼘
150人
㻿㼥㼙㼜㼛㼟㼕㼡㼙㻌㼛㼚㻌㻼㼘㼍㼚㼠
2017年8月
(120人)
㻮㼕㼛㼞㼑㼓㼡㼘㼍㼠㼛㼞㼟㻌㼕㼚㻌㻲㼞㼡㼕㼠
㻼㼞㼛㼐㼡㼏㼠㼕㼛㼚
会 議 名
開催時期
開催場所等
成田市内の小学校
かずさアーク
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
幕張メッセ
幕張メッセ
舞浜アンフィシアター、幕張メッセ
幕張メッセ
幕張メッセ
ニューオータニ幕張
幕張メッセ
幕張メッセ
幕張メッセ
柏の葉カンファレンスセンター
( 出 所 ) ち ば コン ベ ン シ ョ ン ビ ュー ロ ー の ホ ー ム ペ ー ジ を も と に ち ば ぎ ん 総 研 が 作 成 㻌
図 表 M I C E ( 国 際 会 議 ) 誘 致 力 強 化 を 図 る た め の 都 市 選 定 期 間
第1期
第2期
2013~2014年
(2013年6月選定)
2015~2016年
(2015年6月選定)
選定種類
選 定 都 市
グローバルMICE戦略都市
東京都、横浜市、京都市、神戸市、福岡市
(5自治体)
グローバルMICE強化都市
大阪府・大阪市、名古屋市・愛知県
(2自治体)
グローバルMICE強化都市
札幌市、仙台市、千葉県・千葉市、広島市、北九州市
(5自治体)
(出 所 )観 光 庁 のホームページをもとにちばぎん総 研 が作 成 56
56
②広域医療圏に対応できる医療産業拠点の形成
本 県 の 年 時 点 に お け る 高 齢 化 率 ( 歳 以 上 の 人 口 割 合 ) は % で あ
る が 、今 後 、高 齢 化 は 急 速 に 進 む 見 通 し で あ り 、
( 株 )ち ば ぎ ん 総 合 研 究 所 の 推
計 で は 、 年 の 歳 以 上 人 口 は 万 人 、 % ま で 上 昇 す る こ と が 見 込 ま
れ る 。高 度 経 済 成 長 期 に 東 京 の ベ ッ ド タ ウ ン と し て 発 展 し て き た 東 京 湾 岸 地 域
で は 、 当 時 の 転 入 者 の 高 齢 化 が 進 み 、 年 時 点 に お け る 歳 以 上 人 口 は 、
% 増 、 実 数 で 万 人 増 ( い ず れ も 年 と 比 較 し た 数 字 ) と 、 県 内 に お
い て 最 も 大 幅 な 増 加 が 見 込 ま れ る 地 域 で あ る ( 図 表 )。 図 表 老 年 人 口 の 推 移 ( )は 、全 人 口 に 占 め る 老 年 人 口 の 割 合 地 域
東京湾岸地域
アクアライン・圏央道沿線地域
成田空港周辺・印旛地域
常磐・つくばエクスプレス沿線地域
銚子・九十九里・南房総地域
県 合 計
2010年
2040年
㻡㻞㻤㻘㻥㻟㻠
㻥㻟㻝㻘㻥㻝㻤
(19.8%)
(35.5%)
㻝㻤㻣㻘㻥㻣㻠
㻞㻣㻝㻘㻜㻜㻞
(22.7%)
(39.5%)
㻝㻢㻥㻘㻤㻞㻤
㻞㻣㻣㻘㻡㻟㻡
(20.8%)
(38.8%)
㻞㻤㻠㻘㻡㻠㻝
㻠㻣㻟㻘㻢㻥㻥
(21.2%)
(37.9%)
㻝㻢㻢㻘㻤㻝㻣
㻝㻢㻡㻘㻣㻡㻣
(29.9%)
(47.0%)
㻝㻘㻟㻟㻤㻘㻜㻥㻠
㻞㻘㻝㻝㻥㻘㻥㻝㻝
(21.5%)
(37.7%)
増減数
増減率
㻠㻜㻞㻘㻥㻤㻠
76.2%
㻤㻟㻘㻜㻞㻤
44.2%
㻝㻜㻣㻘㻣㻜㻣
63.4%
㻝㻤㻥㻘㻝㻡㻤
66.5%
▲ 1,060
▲0.6%
㻣㻤㻝㻘㻤㻝㻣
58.4%
(出 所 )ちばぎん総 研 が作 成 㻌
こ う し た 高 齢 化 の 進 行 に 伴 い 、 こ の ま ま い け ば 年 に は 、 県 内 9 医 療 圏
の う ち 安 房 を 除 く 8 つ の 医 療 圏 で 病 床 数 の 不 足 が 予 想 さ れ る 。当 地 域 で も ベ ッ
ド 数 な ど 医 療 ・ 介 護 の 環 境 を 整 え る と 同 時 に 、 年 ま で を 目 途 に 、厚 生 労 働 省
が 提 唱 す る「 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム 」の 構 築 を 推 進 し 、高 齢 者 が 介 護 を 要 す る
状況になっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けていけるように、
「医療・介 護・介護 予防・生活 支援・住 まい 」の 5 つのサ ー ビスを一 体的に 受
け ら れ る 支 援 体 制 を 、後 述 の コ ン パ ク ト な ま ち づ く り の 中 で 整 備 し て い く こ と
も 必 要 で あ る ( 表 )。 57
57
表 12
地域包括ケアシステム
○ 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても、可能な限り住み慣
れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域における医療・介護
の関係機関が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護の提供を行うことができる体制。
(※)在宅療養を支える関係機関の例
・在宅了承支援診療所・歯科診療所等 (定期的な訪問診療等の実施)
・在宅療養支援病院・診療所(有床診療所)等 (緊急時に一時的に入院の受け入れの実施)
・訪問看護事務所、薬局 (医療機関と連携し、服薬管理や点滴・褥瘡処置等の医療処置、
看取りケアの実施等)
・介護サービス事業所 (入浴、排せつ、食事等の介護の実施)
○ 都道府県・保健所の支援のもと、市区町村が中心となって、地域の医師会等と緊密に連携しなが
ら、地域の関係機関の連携体制の構築を図る。
(出所)厚生労働省
58
58
医 療 は 、高 齢 化 対 策 と し て だ け で な く 、成 長 産 業 分 野 と し て も 注 目 さ れ て い
る 。本 県 は 、
「明日のちばを創る!産業振興ビジョン」
( 年 3 月 策 定 )に お い
て 、医 療 す な わ ち 健 康 長 寿 産 業 を 、今 後 取 り 組 む べ き 重 点 施 策 の 1 つ と し て 位
置づけるとともに、
「 ち ば 健 康・医 療 も の づ く り 産 業 支 援 推 進 会 議 」を 設 置 し た 。
こ の 会 議 で は 、健 康 ・医 療 関 連 産 業 に 優 れ た 技 術 を 持 つ も の づ く り 中 小 企 業 の
参 入 に 向 け た 環 境 整 備 や 、現 場 の ニ ー ズ と も の づ く り 技 術 を つ な げ る 取 り 組 み
を推進し ており 、県 、県産業 振興セ ンタ ー、国立 がん研 究セ ンター東 病院、千
葉 大 学 が 連 携 し た 地 域 発 の 医 工 連 携 プ ロ ジ ェ ク ト「 C - S q u a r e( シ ー ス
ク エ ア )」を 立 ち 上 げ た り 、医 工 連 携 コ ー デ ィ ネ ー タ を 配 置 し て 中 小 企 業 か ら の
相 談 や 連 携 、商 品 開 発 等 の 支 援 を 行 う な ど 、医 工 連 携 の 動 き が 見 ら れ る( 図 表 )。 C - S q u a r e は 、 年 7 月 に 初 の マ ッ チ ン グ イ ベ ン ト 「 E X P O 」
を 東 葛 テ ク ノ プ ラ ザ で 開 催 し 、来 場 者 が 人 を 超 え る な ど 好 評 だ っ た こ と を
受 け 、 本 年 7 月 に 、 2 回 目 と な る 「 E X P O 」 を 開 催 し た 。 臨 床 医 に よ る
医 療 現 場 で 必 要 な 器 具 に 関 す る ニ ー ズ 発 表 会 、お よ び 県 内 の 医 師 と 医 療 機 器 メ
ー カ ー や も の づ く り 企 業 と の 交 流 会 の 二 部 構 成 で 実 施 さ れ 、医 工 連 携 に 向 け た
活発な情報交換が行われた。
図 表 ち ば 健 康 ・ 医 療 も の づ く り 産 業 支 援 推 進 会 議 設 置 2014年4月
構成機関 千葉県、医工連携推進機構 、千葉県産業振興センター
・健康・医療関連産業に、優れた技術を持つものづくり中小企業が参入できるため
推進会議 の環境整備
の目的
・臨床現場のニーズと、ものづくり技術とをつなげる取組の推進
推進会議の構成員の千葉県、医工連携推進機構、千葉県産業振興センターを中
心に、県内の医工連携の推進に関係する機関と協力して、上記目的の達成につ
とめている。
推進体制
(出所)千葉県商工労働部産業振興課
59
59
今 後 の 人 口 減 少 局 面 に お い て は 、高 度 経 済 成 長 期 に 郊 外 へ 拡 散 し た 都 市 機 能
を 維 持 し て い く こ と が 困 難 で あ る た め 、中 心 市 街 地 に さ ま ざ ま な 都 市 機 能 を 集
約 さ せ 、人 口 規 模 に 合 わ せ た コ ン パ ク ト な ま ち づ く り を 行 う な ど の 対 応 が 求 め
ら れ る 。そ の 際 に は 、少 子 高 齢 化 社 会 に 対 応 す る た め 、居 住 や 商 業 と い っ た 機
能に加え て、こ うし た医療・介護・福 祉 機能も盛 り込む こと により、増加す る
高 齢 者 の 医 療 ・ 介 護 ニ ー ズ に 応 え て い く 必 要 が あ る ( 図 表 )。 図 表 コ ン パ ク ト シ テ ィ 推 進 上 の 留 意 点 課 題
中心市街地と郊外地域の
共存・共栄
公共交通の充実(最適化)
高齢社会への対応
子育て支援
働く場の確保
(産業振興)
協働の推進
シティセールスの推進
スマートシティの構築
概 要
中心市街地と郊外地域の地域特性を 吸引 力と して まち づく りを 進め 、各 地域
が自立可能なまちづくりが必要である。
各地域で不足するインフラ・機能は 公共 交通 の充 実( 最適 化) など でお 互い
が補完し合えるような環境づくりを行う。
街の中心部には総合的なヘルスケア 施設 を整 備し 、高 齢者 を中 心に 住民 同士
のコミュニティの役割を果たすこと も有 効。 高齢 者の 健康 維持 によ り医 療費
や介護費の上昇が抑制できる効果も期待できる。
仕事と育児の両立を目指す親の支援 のた め、 保育 所を 駅周 辺に 集積 する など
通勤しやすい環境を整備する。ソフ ト面 では 、子 育て の経 験豊 富な 高齢 者に
よる育児支援も有効と考えられる。
積極的な産業育成や企業誘致による 新産 業創 出な どに より 地域 に働 く場 を確
保する。
地域固有の課題を解決するために、 自治 体と 各地 域の 自治 会・ 町内 会、 公益
活動に取り組むNPO法人などが連携してまちづくり活動を行う。
タウンコンセプトを明確にしたまち づく りと 、戦 略的 なシ ティ セー ルス の推
進が定住・交流人口増加の起爆剤となる。
地域全体で発電量・充電量・消費電 力を 一元 管理 する 「A EM S( エリ アエ
ネ ル ギ ー 管 理 シ ス テ ム ) 」 の 構 築 や 、 省 エ ネだ けで なく 、再 生可 能エ ネル
ギ ー を 活 用 し た 「 創 エ ネ 」 、 蓄 電 池 や E V (電 気自 動車 )と の連 携に よる
「蓄エネ」を推進し、災害発生時の エネ ルギ ー供 給不 足に 備え るイ ンフ ラを
整える。
(出所)ちばぎん総研が作成
60
60
③千葉市の内房・外房のゲートウェイ機能の強化
県 都 千 葉 市 の 玄 関 口 で あ る 「 千 葉 駅 」 は 、 1 日 の 鉄 道 乗 降 客 数 万 人 ( J
R 、 千 葉 都 市 モ ノ レ ー ル 、 京 成 の 合 計 )、 バ ス 乗 降 客 数 万 人 に 上 る に も か か
わらず 、駅 周辺は 県 都中心街 の「顔 」と してのイ メージ や「 にぎわい 拠点 」と
し て の 機 能 に 欠 け 、商 業 面 で は 幕 張 、船 橋 や 市 原 、木 更 津 等 に 大 型 店 が 出 店 す
る 狭 間 で 、千 葉 市 の 賑 わ い は 一 時 の 勢 い が み ら れ な く な っ て い る 。ま た 、千 葉
駅 の 利 用 率( 住 民 ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 で 、こ れ ま で に 1 度 以 上 当 該 駅 を 利 用 し
たことが ある人 の割 合)は、県南部( 内 房・外房エ リア )や 北東部か らは約 9
割 と な っ て い る も の の 、東 京 湾 沿 い の 西 部 か ら は 約 8 割 、北 西 部 か ら は 約 6 割
と な っ て い る( 図 表 )。 そ う し た 背 景 か ら 、駅 ビ ル や 周 辺 地 域 の 再 開 発 に は
長らく進展が見られなかったが、千葉駅周辺の停滞感に対する危機意識から、
千葉駅西口地区の再開発や千葉駅ビル建替えのプロジェクトが動き出してお
り 、「 千 葉 駅 周 辺 の 活 性 化 グ ラ ン ド デ ザ イ ン 」( ㈱ 三 菱 地 所 設 計 ・ ㈱ ち ば ぎ ん 総
合研究所の共同受託事業)の策定も進行しつつある。
図 表 千 葉 商 圏 と エ リ ア 毎 の 千 葉 駅 利 用 率 ( 出 所 ) 千 葉 市 「 千 葉 駅 周 辺 の 活 性 化 グ ラン ド デ ザ イ ン ( 案 ) 」 61
61
千葉駅は内房線と外房線の実質的な起点となる交通結節点であることから、
千 葉 駅 周 辺 を 内 房 地 域・外 房 地 域 の ゲ ー ト ウ ェ イ と 位 置 づ け 、県 都 と し て 県 全
域 の 魅 力 を 発 信 す る 基 地 と し て 機 能 さ せ る こ と に よ り 、本 県 全 体 の イ メ ー ジ ア
ッ プ お よ び 観 光 客 の 誘 引 に つ な げ て い く こ と が で き る 。そ の 核 と な る 千 葉 駅 ビ
ル は 、 年 夏 に 全 面 開 業 が 予 定 さ れ て お り 、駅 西 口 ペ デ ス ト リ ア ン デ ッ キ と 東
口をつなげ、
「 F r o m 千 葉 」を コ ン セ プ ト に 情 報 発 信 力 の 強 化 を 図 り 、都 会 的
センスと恵まれた自然環境を背景とした新しい千葉ライフスタイルの提案を
目 指 し て お り 、千 葉 駅 周 辺 の イ メ ー ジ チ ェ ン ジ の 先 駆 け と し て 期 待 さ れ て い る
( 図 表 )。 図 表 千 葉 駅 ビ ル の 施 設 概 要 (参考)旧駅舎・駅ビル(ペリエ1)
延床面積
約73,800㎡
階 数
地上7階、地下1階
主要用途
駅施設・コンコース
エキナカ
駅ビル
延床面積 約27,000㎡
階 数
約16,400㎡
約8,000㎡
約49,400㎡
(出所)JR東日本ホームページ
62
62
地上6階、地下1階
主要用途 駅施設・コンコース
エキナカ
駅ビル
約10,000㎡
約2,000㎡
約15,000㎡
一方、駅周辺部の活性化については、3つのエリア(東口地区、西口地区、
北 口 地 区 )そ れ ぞ れ の 特 性 を 踏 ま え た う え で( 図 表 )、 千 葉 商 圏 の 維 持 に よ
る 商 圏 人 口 の 確 保 、駅 周 辺 の 観 光 施 設 と 連 携 し た 観 光 客 の 誘 致 、県 の 玄 関 口 と
してのアンテナ機能の発揮、外国人が楽しめる買い物機能の強化と環境整備、
生 活 支 援 機 能 の 整 備 に よ る 都 心 居 住 促 進 、公 園 や 文 化 施 設 な ど を 活 か し た 住 み
心 地 の 良 い 環 境 づ く り と い っ た 、さ ま ざ ま な 課 題 の 解 決 に 向 け た 案 の 作 成 が 進
行 中 で あ る ( 図 表 )。 図 表 千 葉 駅 周 辺 の エ リ ア 毎 の 特 性 東口地区
千葉駅周辺における業務・商業の集積地であり、また、特色ある商店街や歴史・文
化、観光資源を備えたエリア。 西口地区
西口再開発事業等により、生活支援機能の充実が図られつつある、臨海部への玄
関口。
北口地区
公共施設等が充実した閑静で住みよい居住環境と、駅にほど近く、四季の自然や水
辺とふれあい等の観光要素を持つ総合公園を備えたエリア。
( 出 所 ) 千 葉 市 「 千 葉 駅 周 辺 の 活 性 化 グ ラン ド デ ザ イ ン ( 案 ) 」 図 表 千 葉 駅 周 辺 活 性 化 の た め の 課 題 ・ 対 応 ・ 具 体 策 ( 出 所 ) 千 葉 市 「 千 葉 駅 周 辺 の 活 性 化 グ ラン ド デ ザ イ ン ( 案 ) 」 63
63
④千葉地区のウォーターフロントの活用
東 京 湾 岸 地 域 に あ る 稲 毛 ・ 検 見 川 ・ 幕 張 の 人 工 海 浜 は 総 延 長 m と 、 人
工 海 浜 と し て は 日 本 一 の 長 さ を 誇 り 、都 心 か ら 最 も 近 い 砂 浜 と し て 人 々 の 心 を
癒 す 風 光 明 媚 な 海 岸 線 と な っ て い る 。一 帯 に は 、Q V C マ リ ン フ ィ ー ル ド や 幕
張 メ ッ セ の ほ か 、三 陽 メ デ ィ ア フ ラ ワ ー パ ー ク 、稲 毛 海 浜 公 園 プ ー ル 、ア ク ア
リ ン ク ち ば な ど 、観 光 施 設 や 海 水 浴・マ リ ン ス ポ ー ツ 等 の レ ジ ャ ー 施 設 が 数 多
く 立 地 し て い る 。千 葉 市 で は 海 辺 の グ ラ ン ド デ ザ イ ン を 策 定 し 、地 域 の ポ テ ン
シャルを活かした海辺の賑わい創出に取り組んでいる。
こ う し た 状 況 下 、千 葉 県 は 、千 葉 み な と に お い て 旅 客 船 桟 橋 等 の 整 備 を 進 め
て お り 、 年 4 月 に 供 用 開 始 さ れ る 予 定 と な っ て い る 。 あ わ せ て 千 葉 市 で は 、
民 間 活 力 を 導 入 し て 、桟 橋 に 隣 接 す る 市 所 有 地 に「 旅 客 船 タ ー ミ ナ ル 等 複 合 施
設 」 の 整 備 を 進 め て お り ( 図 表 )、 客 船 誘 致 や 水 上 バ ス ・ 遊 覧 船 の 就 航 な ど
の効果が上がることを期待したい。
図 表 「 旅 客 船 タ ー ミ ナ ル 等 複 合 施 設 」 概 要 コンセプト
「人が集う湊まちづくり計画」 ~地域に根付いた湊づくり~
建物部分:鉄骨造2階・建建築面積約1,204㎡/延床面積約2,120㎡
主な施設名
集客施設
整備内容
〃
ターミナル施設
駐車場施設
主な内容
面積
シーフードレストラン
備考
約1,004㎡ 海を感じさせる新しいレストラン
オープンカフェ
約25㎡ パンケーキやフレンチトーストを提供
ダイビングショップほか
約61㎡ 大型水槽での体験ダイビング
待合コーナー
約478㎡
通船事業者事務所
約114㎡
駐車場・駐輪場
市借受部分
約4,831㎡ 普通車147台、大型バス4台、駐輪場20台~
千葉中央港
周辺
(出所)千葉市都市局都市総務課の資料をもとにちばぎん総研が作成
64
64
(3)今回の分析に基づく提言・地方創生事業のあり方 定 量・定 性 要 因 に 基 づ い て 、当 地 域 の 今 後 の 発 展 の 方 向 性 を 改 め て 整 理 す る
と 、① 総 合 エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト エ リ ア と し て の 成 長 、② 広 域 医 療 圏 に 対 応 で
き る 医 療 産 業 拠 点 の 形 成 、③ 千 葉 市 の 内 房・外 房 の ゲ ー ト ウ ェ イ 機 能 、に 集 約
される。
指標のうち、観光や自然・文化・歴史などの分野は相対的に評価が低いが、
千 葉 市 の ゲ ー ト ウ ェ イ 機 能 に つ い て 、現 在 、県 内 の 祭 り や イ ベ ン ト を 一 堂 に 集
める機能や千葉神社や千葉に関連する歴史や文化の掘り起しなども検討され
て お り 、近 い う ち に「 千 葉 駅 周 辺 の 活 性 化 グ ラ ン ド デ ザ イ ン 」と し て 取 り ま と
められることが期待される。
当 地 域 は 、都 心 に 近 い と い う 立 地 条 件 の 良 さ に 加 え 、高 度 経 済 成 長 期 よ り 都
市 形 成 が 進 め ら れ 住 環 境 が 良 好 で あ り 、ま た 、充 実 し た 鉄 道・道 路 交 通 網 な ど
都 市 基 盤 も 整 備 さ れ て い る 。こ う し た 環 境 を 維 持 し つ つ 、引 き 続 き 定 住 人 口 や
交流人口 を増や し 、また、既 存の食 品コ ンビナー トを活 用し ていくう えで、外
環 道 の 市 川 市 へ の 延 伸 や 北 千 葉 道 路 西 側 部 分 の 早 期 着 工 、東 京 五 輪 競 技 の 開 催
に 向 け た 幕 張 メ ッ セ の メ ン テ ナ ン ス な ど の 公 共 イ ン フ ラ 整 備 や 千 葉 駅 前 、幕 張
若葉地区などの再開発プロジェクトを着実に進めることが必要である。今般、
幕 張 新 都 心 ( 若 葉 地 区 ) で 決 ま っ た 約 戸 を 供 給 す る 首 都 圏 最 大 級 の マ ン
シ ョ ン 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト で は 、「 子 育 て 世 代 」 を タ ー ゲ ッ ト に し て い る ( 図 表 )。船 橋 市 や 習 志 野 市 で は 、大 規 模 再 開 発( 新 船 橋 駅 周 辺 や 奏 の 杜 )後 の 新 た
な 住 宅 用 地 の 確 保 が 課 題 で あ る が 、オ ー ト レ ー ス 場 の 跡 地 と と も に 、 市 内 の 土
地 利 用 の 高 度 化 の 動 き が 注 目 さ れ る 。若 年 層 の 転 入 は 、出 生 率 の 改 善 に も つ な
が る こ と か ら 、自 然 増 を 目 指 し て「 子 育 て 世 代 」の 求 め る 子 育 て 環 境 の 整 備 に
取り組むことが重要である。
一 方 、ベ ッ ド タ ウ ン 特 有 の 性 格 を 有 し て お り 、昼 間 人 口 が 少 な い こ と が 課 題
で あ る 。年 間 万 人 超 と い う 圧 倒 的 な 来 園 者 数 を 誇 る 東 京 デ ィ ズ ニ ー リ ゾ
ートを筆 頭に、数多 くの魅力 ある交 流・商業施設 が存在 して いるが、地域の 一
体 感 に 乏 し く 相 乗 効 果 が 発 揮 さ れ て い な い 。成 田 や 幕 張 な ど で は 収 容 し き れ な
く な っ て い る 訪 日 観 光 客 を 広 範 囲 で 取 り 込 み 、交 流 人 口 の 増 加 を 図 る 観 点 か ら
も 、施 設 間 を つ な ぐ 2 次 交 通 を 整 備 し 、近 隣 商 店 街 を 含 め て 人 を 回 遊 さ せ る 仕
組 み が 必 要 で あ る 。当 地 域 に は 大 型 商 業 施 設 等 が 多 数 あ り 、第 3 次 産 業 の 割 合
が 高 く 、就 業 環 境 は 全 般 的 に 良 好 で あ る が 、今 後 、生 産 年 齢 人 口 が 減 少 し て い
く中、地域の活力を維持していくためには、女性や高齢者の就労環境を整え、
潜 在 し て い る 労 働 力 を 引 き 出 す「 ダ イ バ ー シ テ ィ 」の 取 り 組 み が 求 め ら れ て く
る。
ま た 、当 地 域 は 人 口 吸 収 力 が 大 き い と 同 時 に 、将 来 は 高 齢 者 数 が 最 も 増 加 す
る 地 域 で あ り 、地 域 の 人 口 や 活 力 の 維 持・発 展 を 図 る 取 り 組 み と と も に 、迫 り
来 る 高 齢 化 社 会 を 見 据 え た 対 応 が 大 き な 課 題 と な っ て い る 、中 心 市 街 地 等 に 居
住・商業・医療・福 祉・保育等 あらゆ る 機能を集 めた 、暮 ら しやすい コンパク
ト な ま ち づ く り に 着 手 す る と と も に 、大 幅 な 不 足 が 見 込 ま れ る 医 療・介 護 ニ ー
65
65
ズへの対応として、
「 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム 」確 立 を 含 め た 安 心・安 全 な ま ち づ
くりが求められる。
図 表 幕 張 新 都 心 若 葉 住 宅 地 区 周辺の教育機関と連携し、国際性を育むコンテンツを導入するとともに、多世代が街の中で心地よく過ごす
コ ン セ プ ト ことができる環境を創出し、千葉県のベイエリアの振興と幕張新都心の街づくりの更なる進化を目指す。
① 幕張ベイタウンでの豊富な実績を活かし、国際性、多世代、ヒューマン(地域住民、居住者)をキーワ
街づくりの特徴 ードとした街づくり。
②「全米で住みたい街NO.1」のポートランド(米・オレゴン州)の開発局と連携し、地域のルール作りや
住民目線の街づくりを実施。
区画
実測面積(㎡)
戸数
入居予定年度
区画
実測面積(㎡)
戸数
入居予定年度
A区画
㻣㻘㻝㻝㻠㻚㻡㻤
㻜
㻙
B-4区画
㻞㻝㻘㻝㻝㻜㻚㻜㻢
㻣㻝㻟 H39年度
㻟㻤㻘㻥㻞㻞㻚㻢㻜
㻡㻥㻣 H36年度 B-5区画
㻞㻠㻘㻡㻤㻥㻚㻟㻠
㻢㻠㻣 H41年度
供 給 戸 数 等 B-1区画
B-2区画
㻞㻠㻘㻣㻞㻢㻚㻜㻜
㻤㻝㻞 H32年度 B-6区画
㻝㻣㻘㻠㻜㻥㻚㻠㻜
㻠㻡㻥 H38年度
B-3区画
㻞㻝㻘㻠㻝㻣㻚㻥㻤
㻣㻝㻜 H33年度 B-7区画
㻞㻜㻘㻡㻝㻤㻚㻢㻟
㻠㻡㻞 H31年度
合 計
㻝㻣㻡㻘㻤㻜㻤㻚㻡㻥
㻠㻘㻟㻥㻜
A区画 フロントやコーナー部分に透明ガラスを使用した低層の店舗で構成
公園沿いの低層部分を非住宅施設とし、京葉線側に隣接する区画では46階建て(約150m)の
B区画
住棟を、その他の区画では、最高18階建ての住棟を配置
施 設 計 画
幕張ミュージアム 埋立の歴史から幕張の街づくりまでを展示するミュージアム
コワーキングスペース&
主な施設
オープンスペース型のオフィス、3Dプリンター等を設えたカフェ
FABカフェ
街のすこやかステーション 予防医療や健康増進サービスを提供する医療モール
区
画
図
①エリアマネジメントの拠点として「UDCmk(幕張Urban Design Center)」を設置。
カフェ機能や集会室機能等を有するコミュニティの拠点。街のチラシを集めたインフォメーションボードや
エ
リ
ア
エリアマネジメントオフィスを有する。
マネ ジメ ント
②有識者を加えた協議会を立ち上げ、ポートランド開発局やUDCmk と連携し、継続的なデザインコントロ
ールや街の維持管理を行う。
( 出 所 ) 千葉県企業庁地域整備部土地分譲課の資料をもとにちばぎん総研が作成
66
66
2.アクアライン・圏央道沿線地域
2.アクアライン・圏央道沿線地域
自治体(8市2町)
市原市、茂原市、木更津市、東金市、大網白里市、
君津市、富津市、袖ケ浦市、長柄町、長南町
※ は、「消滅可能性都市」 基礎データ
項目
総面積
数量
順位
㎢
2
㎢
2
製造品出荷額等
億円
1
商業年間商品販売額
億円
4
可住地面積
地方税収額
億円
3
※該当自治体の数値を合算し、5地域で比較した順位を表示㻌
人口推移
(千人)
推計
1,000
800
年少人口
760
10.7%
814
824
826
829
12.6% 15.5% 18.7%
22.7%
826
27.7%
812
31.4%
600
400
70.0% 70.4% 69.5% 67.6%
64.7%
60.5%
200
0
790
33.4%
760
34.9%
95
2000
05
年少人口
10
36.6%
57.7% 56.5%
55.6% 54.3%
19.4% 17.0% 15.1% 13.6% 12.6%
11.8% 10.9% 10.1% 9.5%
1990
725
15
生産年齢人口
20
25
30
686
39.5%
51.6%
9.1%
8.9%
35
40年
老年人口
(出所) 年までは国勢調査
年からは㈱ちばぎん総研による推計
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
㻝㻠㻣㻘㻠㻝㻝
㻝㻟㻤㻘㻠㻡㻡
㻝㻞㻠㻘㻞㻜㻡
㻝㻝㻞㻘㻠㻜㻤
㻝㻜㻠㻘㻤㻡㻢
㻥㻣㻘㻝㻢㻟
㻤㻤㻘㻣㻡㻡
㻤㻜㻘㻝㻜㻠
㻣㻞㻘㻞㻜㻡
㻢㻢㻘㻝㻜㻜
㻢㻝㻘㻞㻞㻡
生産年齢人口
㻡㻟㻝㻘㻤㻠㻢
㻡㻣㻟㻘㻞㻟㻠
㻡㻣㻞㻘㻡㻝㻝
㻡㻡㻤㻘㻠㻣㻡
㻡㻟㻢㻘㻠㻤㻝
㻠㻥㻥㻘㻥㻟㻞
㻠㻢㻤㻘㻡㻝㻞
㻠㻠㻡㻘㻤㻠㻥
㻠㻞㻞㻘㻣㻠㻠
㻟㻥㻟㻘㻞㻣㻟
㻟㻡㻟㻘㻡㻡㻤
老年人口
㻤㻝㻘㻜㻠㻠
㻝㻜㻞㻘㻢㻢㻤
㻝㻞㻣㻘㻠㻡㻝
㻝㻡㻠㻘㻣㻡㻜
㻝㻤㻣㻘㻥㻣㻠
㻞㻞㻤㻘㻢㻣㻜
㻞㻡㻠㻘㻠㻤㻠
㻞㻢㻟㻘㻢㻠㻞
㻞㻢㻡㻘㻞㻜㻡
㻞㻢㻡㻘㻡㻟㻡
㻞㻣㻝㻘㻜㻜㻞
2010-40年 年少人口 生産年齢人口 老年人口
増減数
㻙㻠㻟㻘㻢㻟㻞
㻙㻝㻤㻞㻘㻥㻞㻟
㻤㻟㻘㻜㻞㻥
増減比率
㻙㻠㻝㻚㻢㻑
㻙㻟㻠㻚㻝㻑
㻠㻠㻚㻞㻑
(参考)
日本創成会議の試算による20-39歳女性増減率
総人口
㻣㻢㻜㻘㻟㻜㻝
㻤㻝㻠㻘㻟㻡㻢
㻤㻞㻠㻘㻝㻢㻣
㻤㻞㻡㻘㻢㻟㻟
㻤㻞㻥㻘㻟㻝㻝
㻤㻞㻡㻘㻣㻢㻡
㻤㻝㻝㻘㻣㻡㻞
㻣㻤㻥㻘㻡㻥㻡
㻣㻢㻜㻘㻝㻡㻡
㻣㻞㻠㻘㻥㻜㻤
㻢㻤㻡㻘㻣㻤㻡
総人口
㻙㻝㻠㻟㻘㻡㻞㻢
㻙㻝㻣㻚㻟㻑
㻙㻠㻢㻚㻢㻑
レーダーチャート分析
①総合評価(全 分野) ②定量分析評価( 分野) ③定性分析評価( 分野)
〈定量分析+定性分析〉 ※「愛着」分野を除く ※「産業」分野を除く
3位
5位
5位
出産・子育て
出産・子育て
出産・子育て
5位
4位
4位
5位
75
5位
4位
75
75
観光
教育
愛着
教育
愛着
教育
4位
5位
3位
4位
4位観光
3位
就業
50
就業
50
50
就業
環境
老後
観光
環境
環境
4位 老後
産業 4位
25
25
25
自然・文
健康・
老後
産業 4位
化・歴史
福祉
5位
4位
3位
自然・文化・
健康・福祉
歴史
自然・文化・
健康・福祉
住環境
都市基盤
4位
3位
歴史
4位
4位
4位
都市基盤
住環境
3位
都市基盤
安心・安全
安心・安全
住環境
4位
4位
安心・安全
4位
5位
5位
5位
5位
アクアライン・圏央道沿線地域
県平均
(各分野について5地域で比較した順位を表示)
67
67
(1)特徴
湾 岸 部 の 京 葉 工 業 地 帯 を 中 心 に 、鉄 鋼 業 や 石 油 化 学 、食 料 品 、火 力 発 電 な ど 、
我 が 国 を 代 表 す る 企 業 が 集 積 し て お り 、本 県 の 製 造 品 出 荷 額 の 約 3 分 の 2 を 占
める地域である一方、内陸部は自然が豊かで、農業に従事している人が多く、
少子化・高齢化が進む地域である。
東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン の 千 葉 県 側 の 接 岸 地 域 は 、ア ク ア ラ イ ン 円 化 の 効 果
に よ っ て 一 大 商 業 施 設 へ と 変 貌 す る と と も に 、活 発 な 住 宅 開 発 に よ っ て 対 岸 の
東 京 、神 奈 川 や 周 辺 地 域 か ら の 転 入 者 が 相 次 ぎ 、企 業 の 移 転 も 併 せ て 、当 地 域
における交流人口・定住人口の核へと発展しつつある。
(2)地方創生の方向性 ① 圏 央 道 の 全 線 開 通 、ア ク ア ラ イ ン 円 の 恒 久 化 に よ る 企 業 立 地 の 進 展 及 び
対岸との交通量・交流増加
県 内 に お け る 圏 央 道 は 、今 年 6 月 に 神 崎 I C ~ 大 栄 J C T 間 が 開 通 し た こ と
に よ り 、 県 内 区 間 約 ㎞ の う ち 約 ㎞ が 開 通 し 、 残 す 大 栄 J C T ~ 松 尾 横 芝
I C 間 ( ㎞ ) に つ い て も 、 森 田 知 事 が 再 三 に わ た り 年 ま で の 開 通 を
求 め る な ど 、 早 期 開 通 に 向 け た 機 運 が 高 ま っ て い る ( 図 表 )。 全線開通 し、本 県が 首都圏の 各地域 と環 状につな がると 、人・物・情報 の流
れ が ス ム ー ズ に な る ほ か 、成 田 空 港・羽 田 空 港 の 連 携 強 化 が 期 待 で き 、
「かずさ
アカデミアパーク」
( 図 表 )や「 袖 ケ 浦 椎 の 森 工 業 団 地( 年 度 分 譲 開 始 予
定 )」
「 茂 原 に い は る 工 業 団 地( 同 )」
( 図 表 )へ の 企 業 誘 致 に も 弾 み が つ く 。 図 表 圏 央 道 の 整 備 進 捗 状 況 ᵐᵎᵏᵒ年ᵒ月ᵏᵐ日開通
ᵐᵎᵏᵓ年ᵔ月ᵕ日開通
未開通
区間
ᵐᵎᵏᵑ年ᵒ月ᵐᵕ日開通
(出 所 )国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 68
68
図 表 か ず さ ア カ デ ミ ア パ ー ク 全 体 図 㻔 出 所 㻕 か ずさ ア カデミ ア パ ーク 㻌 ホ ーム ペ ージ 㻌
69
69
図 表 23
新たな工業団地の整備
工業団地
袖ケ浦椎の森工業団地
茂原にいはる工業団地
分譲開始
2017年度(予定)
2017年度(予定)
所 在
袖ケ浦市代宿他
茂原市下太田
総面積
約50ha(予定)
約42ha(予定)
分譲面積
約32ha(予定)
約19ha(予定)
用途地域
車での
アクセス
電車での
アクセス
給 水
準工業(予定)
工業(予定)
排 水
袖ケ浦市下水道
電
力
ガ
ス
区画図
東関東自動車道館山線「姉崎袖ケ浦IC」から約2.5km 圏央道「茂原北IC」から約2.5km
JR内房線「長浦駅」から約4km
JR外房線「本納駅」から約4km
袖ケ浦市上水道、千葉県工業用水(予定)
高圧供給可能(予定)
長生郡市広域市町村圏組合上水道(予定)
各企業が浄化の上、工業団地内排水管を経て、太田
川へ排水(予定)
高圧供給可能(予定)
都市ガス(予定)
(要相談)
位置図
70
70
― 本 県 の 企 業 立 地 状 況 を 見 る と 、 年 に 県 内 へ 立 地 し た 企 業 は 、 件( 前 年
比 + 件 ) と 、 全 国 位 で あ っ た ( 図 表 )。 年 の リ ー マ ン シ ョ ッ ク
の 影 響 を 受 け 、 年 に 立 地 件 数 は 件 ま で 激 減 し た 。 そ の 後 、 圏 央 道 の
開通等による交通アクセスの向上や景気の持ち直しによって増加傾向に
転 じ て き て い る も の の 、近 隣 の 茨 城 県( 件:全 国 1 位 )や 埼 玉 県( 件:
全 国 4 位 )と 比 較 す る と 、依 然 と し て 大 差 が あ る 。な お 、 年 の 電 気 業( メ
ガ ソ ー ラ ー 発 電 所 )の 立 地 件 数 は 件 と 1 都 3 県 の 中 で は 最 多 で あ る が 、
関 東 全 域 で は 、 茨 城 県 ( 件 )、 栃 木 県 ( 件 )、 群 馬 県 ( 件 ) の よ う
に 、相 対 的 に 地 価 の 安 い 地 域 へ の 立 地 が 圧 倒 的 に 多 い の が 特 徴 で あ る ( 図
表 )。 図 表 工 場 立 地 件 数 の 推 移 ( 東 京 都 を 除 く 東 京 圏 及 び 茨 城 県 ) 㻔件㻕
㻝㻜㻜
㻤㻜
㻢㻜
千葉県
神奈川県
茨城県
埼玉県
㻣㻡
㻠㻥
㻠㻜
㻞㻥
㻞㻤
㻞㻜
㻝㻡㻌
㻜
㻜㻜
㻜㻝
㻜㻞
㻜㻟
㻜㻠
㻜㻡
㻜㻢
㻜㻣
㻜㻤
㻜㻥
㻝㻜
㻝㻝
㻝㻞
㻝㻟 㻝㻠年
(出所)経済産業省「工場立地動向調査」㻌
(注)電気業(メガソーラー発電所)を除くベース。㻌
図 表 電 気 業 ( メ ガ ソ ー ラ ー 発 電 所 ) の 立 地 件 数 の 推 移 (単位:件)
12年
13年
14年
千葉県
㻠
㻝㻤
㻞㻜
東京都
㻜
㻜
㻜
神奈川県
㻜
㻞
㻜
埼玉県
㻜
㻤
㻣
茨城県
㻞㻝
㻥㻞
㻝㻢㻞
栃木県
㻝㻢
㻡㻜
㻥㻣
群馬県
㻝㻜
㻤㻜
㻥㻜
(出所)経済産業省「工場立地動向調査」㻌
71
71
ま た 、 年 2 月 、 国 土 交 通 省 は 、 東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン の 通 行 料 金 を 当 面 年 間 は 円 の ま ま 継 続 す る こ と と し た 。東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン を 利 用 す れ ば 羽
田 空 港 へ は 最 短 分 、 館 山 自 動 車 道 - 東 関 道 経 由 で 成 田 空 港 へ 1 時 間 ほ ど で
行 く こ と が で き る な ど 、本 県 の 半 島 性 と い う デ メ リ ッ ト は 、東 京 湾 ア ク ア ラ イ
ンを活用することで払拭可能なだけに、企業立地の面でも効果が期待される。
こ こ に き て 多 く の 企 業 が 研 究 生 産 施 設 の 新 設・移 転 を 決 断 し て お り 、圏 央 道 の
開通を見据えて拠点を構えた企業もある。
「 交 流 」に つ い て 見 る と 、第 3 回「 ち ば ア ク ア ラ イ ン ・マ ラ ソ ン 」が 年
月 に 開 催 す る こ と が 決 ま っ た ( 図 表 )。 年 開 催 の 前 回 大 会 で は 、 約 1
万 7 千 人 の 参 加 者 と 万 人 の 沿 道 応 援 者 を 集 め 、 参 加 者 や 関 係 者 の 宿 泊 、 飲
食、買い物 、観 光で 賑 わい 、地 域に大 き な経済効 果をも たら した 。次回 は、外
国人ランナーの参加増により国際色豊かな大会を目指すとの方向性が示され
るなど、引き続きスポーツツーリズムによる交流人口の好例となっているが、
今後はさらに周辺の観光施設とも連携して周辺施設の回遊性を高めることが、
当地域の活性化に有効である。
図 表 「ちばアクアライン・マラソン」出走者数・沿道応援者数・経済波及効果
開催日
出走者数
合計
フル
ハーフ
沿道
応援者
経済波及
効果
(2016年は定員数)
第1回
2012年10月21日
13,946人
13,946人
㻙
約31万人
約15億円
第2回
2014年10月19日
16,809人
12,969人
3,840人
約35万人
約34億円
第3回
2016年10月23日 (予定) 17,000人
13,000人
4,000人
㻙
㻙
㻔 出 所 㻕 「 ち ば ア ク ア ラ イ ン ・ マ ラソ ン 大 会 実 施 報 告 書 」 等 よ り ち ば ぎ ん 総 研 が 作 成 㻌
72
72
②アクアライン接岸地域の一大交流・定住拠点としての成長
東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン の 千 葉 県 側 の 接 岸 地 で あ る 木 更 津 市 金 田 地 区 に は 、「 三
井 ア ウ ト レ ッ ト パ ー ク 木 更 津 」、「 ベ イ シ ア ス ー パ ー セ ン タ ー 木 更 津 金 田 店 」、
「 カ イ ン ズ モ ー ル 木 更 津 金 田 」な ど 続 々 と 大 型 商 業 施 設 が 進 出 し 、一 大 商 業 地
域 へ と 変 貌 を 遂 げ た 。そ の き っ か け と な っ た「 三 井 ア ウ ト レ ッ ト パ ー ク 木 更 津 」
も 年 に 第 2 期 工 事 を 終 え 、 店 舗 か ら 店 舗 へ と 拡 大 し 、対 岸 を 含 め 周
辺 地 域 か ら の 集 客 強 化 を 図 っ て い る 。昨 年 月 に は 、木 更 津 市 港 の 南 部 、築 地
地 区 に 、国 内 の イ オ ン モ ー ル で 最 大 規 模 を 誇 る「 イ オ ン モ ー ル 木 更 津 」も 出 店
した。
人 口 動 態 を 見 る と 、木 更 津 市 は 住 宅 開 発 が 進 み 、対 岸 の 東 京 、神 奈 川 に 比 し
て 安 価 で 良 質 な 住 宅 が 供 給 さ れ た こ と に 加 え 、 年 に は 住 宅 等 の 新 規 取 得 者 に
奨 励 金 の 制 度 を 創 設 し て 転 入 促 進 に 力 を 入 れ た こ と な ど が 奏 功 し 、社 会 動 態 は
年 を 底 に 年 か ら 増 加 が 続 い て い る 。 県 外 だ け で な く 、 君 津 市 、 富 津 市 、
袖 ケ 浦 市 等 の 近 隣 自 治 体 か ら の 転 入 も 多 く 、 年 に お け る 転 入 超 過 は 人 、
県 内 8 位 と な っ て い る 。こ う し た 事 情 を 反 映 し 、県 に よ る 地 価 調 査 で は 、平 成
年 の 木 更 津 市 の 住 宅 地 価 格 は 変 動 率 % 上 昇 ( 県 内 1 位 )、 平 成 年 地 価
公 示 で は 前 年 比 % 上 昇 ( 県 内 2 位 ) と 高 い 伸 び を 示 し て い る ( 図 表 )。 出 生 率 に つ い て も 年 以 降 改 善 傾 向 に あ り 、 特 に 、 東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン の
円 化 が 始 ま っ た 年 以 降 は 急 上 昇 し 、 年 の 出 生 率 は 県 内 1 位 ( )
と な り 、 昨 年 4 月 に は 市 内 で 年 ぶ り の 新 設 校 と な る 真 舟 小 学 校 が 開 校 し て
い る ( 図 表 )。 こ の よ う に 、東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン 接 岸 地 域 は 、大 型 商 業 施 設 や 対 岸 か ら の 企
業 の 相 次 ぐ 進 出 、住 宅 開 発 、人 口 増 加 な ど 、地 域 活 性 化 の 下 地 が 整 い つ つ あ る 。
た だ 、現 時 点 で は 定 住 者 が 増 加 し て い る 地 区 は 限 定 的 で あ り 、広 域 化 し て い く
には時間を要する。また、交流人口の増加についても、大型商業施設を核に、
イ ン バ ウ ン ド 観 光 客 、国 内 観 光 客 と も 増 加 し て い る も の の 、後 背 地 の 宿 泊 地 や
観 光 施 設 と の 連 携 が 取 れ て い な い た め 、成 田 市 内 や 東 京 湾 岸 部 の よ う な 明 確 な
稼 働 率 向 上 は み ら れ て い な い 。今 後 は 圏 央 道 の 早 期 全 線 開 通 と と も に 広 域 連 携
に よ る 交 流 人 口 の 回 遊 性 の 引 き 上 げ 、宿 泊 客 の 向 上 な ど が ア ク ア ラ イ ン 効 果 を
高めるうえで鍵を握る。
「 や っ さ い も っ さ い 」や「 花 火 大 会 」と い っ た 人 を 呼 び
込 め る イ ベ ン ト が た く さ ん あ る の で 、こ れ ら を 活 用 す る な ど し て 、回 遊 さ せ る
仕組みをつくることが求められる。
73
73
図 表 27
県内自治体の地価変動率(上位3自治体)
平成27 年地価公示(平成2 7年1 月1 日)
順
位
1
2
3
全用途平均
自治体
変動率(%)
君津市
4.9
木更津市
2.8
習志野市
1.5
県平均
0.2
住宅地
自治体
変動率(%)
君津市
5.1
木更津市
3.3
習志野市
1.6
県平均
0.1
商業地
自治体
変動率(%)
君津市
6.3
鴨川市
2.3
木更津市
2.0
県平均
0.6
工業地
自治体
変動率(%)
市川市
6.3
船橋市
2.3
柏市
2.0
県平均
1.0
商業地
自治体
変動率(%)
鎌ケ谷市
6.8
富里市
2.9
市川市
2.9
県平均
0.4
工業地
基準値
変動率(%)
船橋9-1
6.3
市川9-1
2.3
浦安9-1
2.0
県平均
1.5
平成26 年地価調査(平成2 6年7 月1 日)
順
位
1
2
3
全用途平均
自治体
変動率(%)
木更津市
2.4
君津市
2.3
鎌ケ谷市
2.1
県平均
0.0
住宅地
自治体
変動率(%)
木更津市
2.7
君津市
2.3
鎌ケ谷市
1.6
県平均
▲0.1
(出 所 )千 葉 県 県 土 整 備 部 用 地 課
図 表 28
木更津市の人口動態と出生率の推移
(人)
2,000
1.60
1.52
1,500
1.40
出生率
1,000
1.20
500
1.00
0
2000
2005
2010
2014
年
0.80
‐500
自然増減
社会増減
純増減
出生率(右軸)
(出 所 )ちばぎん総 研 が作 成
74
74
③ 京 葉 臨 海 コ ン ビ ナ ー ト の マ ザ ー 工 場 化 、研 究 施 設 の 誘 致 促 進 、お よ び 首 都 圏
へのエネルギー供給地化
京葉工業 地帯は 、鉄 鋼業や石 油化学 、食 料品、火 力発電 所な ど、我が 国を代
表 す る 企 業 が 集 積 し て い る 。 本 県 の 製 造 業 の 製 造 品 出 荷 額 は 兆 億 円
( 平 成 年 )と 全 国 8 位 を 誇 る が 、そ の 約 3 分 の 2 を 京 葉 工 業 地 帯 が 占 め 、県
内 製 造 業 を 牽 引 し て い る ( 図 表 )。 同 工 業 地 帯 は 、大 規 模 な 素 材・エ ネ ル ギ ー 型 産 業 の 製 造 拠 点 と な っ て い る が 、
石 油 化 学 業 界 に お い て エ チ レ ン の 供 給 過 剰 が 予 測 さ れ る 中 、経 済 産 業 省 が 工 場
の統廃合など過剰設備の削減を求めており、5つのプラント(丸善石油化学、
京葉エチ レン、三 井 化学 、出光 興産 、住 友化学 )が 集中す る 市原市で は 、住友
化 学 が 本 年 5 月 に エ チ レ ン プ ラ ン ト を 停 止 し た 。そ の ほ か 、コ ス モ 石 油 と 東 燃
ゼ ネ ラ ル 石 油 が 製 油 所 統 合 に 踏 み 切 る な ど 、為 替 円 安 が 長 期 化 す る 中 に あ っ て
も 、経 済 の グ ロ ー バ ル 化 の 流 れ の 中 で 将 来 の 内 需 減 少 を 見 越 し た 石 油 化 学 業 界
における再編の動きが続いている。
こ の よ う に 、戦 後 、京 葉 臨 海 部 に 進 出 し た 日 本 の 高 度 経 済 成 長 期 の 礎 と な っ
て き た 石 油 、石 化 、鉄 鋼 な ど の 重 厚 長 大 型 の 素 材 産 業 が 、近 年 の グ ロ ー バ リ ゼ
ー シ ョ ン や 我 が 国 の 人 口 減 少 の 流 れ を 受 け て 再 編 の 時 代 を 迎 え て い る 中 で 、次
の 時 代 を 見 据 え た 新 し い 動 き も 生 ま れ つ つ あ る 。 そ の 1 つ は 電 力 事 業 で あ る 。
大 震 災 の 発 生 に 伴 う 安 定 的 な エ ネ ル ギ ー 供 給 に 対 す る 不 安 感 の 増 大 や 、地 域
独 占 が 続 い て い た 約 兆 円 と も い わ れ る 家 庭 向 け 電 力 ・ ガ ス 市 場 の 自 由 化 を
控え、従来の地域や業種の垣根を越えた発電所建設の動きが活発化している。
関 西 電 力 と 東 燃 ゼ ネ ラ ル 石 油 の 共 同 に よ る 石 炭 火 力 発 電 所 の 建 設 計 画( 市 原 市 )
や 九 州 電 力・出 光 興 産・東 京 ガ ス の 共 同 に よ る 石 炭 火 力 発 電 所 の 建 設 計 画( 袖
ケ 浦 市 ) な ど 、 い ず れ も 原 子 力 発 電 所 1 基 分 に 相 当 す る 出 力 万 キ ロ ワ ッ ト
級 の 大 型 発 電 所 と な る 予 定 で あ る ( 図 表 )。 ま た 、次 世 代 エ ネ ル ギ ー と し て 注 目 さ れ る 水 素 に つ い て も 、産 業 用 水 素 の 国
内 最 大 手 で あ る 岩 谷 産 業( 株 )が 市 原 市 に 製 造 拠 点 を 置 き 、隣 接 す る 旭 硝 子( 株 )
の工場で塩水を電気分解してガラス原料のカセイソーダをつくる際の副生水
素 を 精 製 ・ 液 化 し て い る( 図 表 )。 当 地 域 に は こ う し た 優 位 性 が あ る こ と か
ら 、県 は 京 葉 臨 海 コ ン ビ ナ ー ト を 水 素 の 供 給 拠 点 と す べ く 、利 用 促 進 の た め の
研 究 会 を 設 置 し て 水 素 の 利 活 用 な ど の 検 討 を 始 め た 。こ の ほ か エ ネ ル ギ ー 関 連
で は 、既 存 の エ ネ ル ギ ー 輸 送 設 備 に つ い て 、直 下 型 地 震 な ど 大 規 模 災 害 に 備 え
た 、ガ ス 輸 送 の 広 域 ネ ッ ト ワ ー ク・パ イ プ ラ イ ン 化 や 発 電 能 力 増 強 や 送 電 の 容
量拡大・多重化 が求 められて おり、そう した「強 靭化」が こ の地域の 競 争力 を
強化する要因になると考えられる。
「 水 素 社 会 」の 展 望 も 含 め 、首 都 圏 へ の 強 靭
なエネルギー供給拠点としての地位確立が視界に入る。
県 は 、 京 葉 臨 海 コ ン ビ ナ ー ト の 競 争 力 強 化 に 向 け 、「 産 業 振 興 ビ ジ ョ ン 」( 年 3 月 策 定 )で 示 し た ① 新 た な 設 備 投 資 を 生 み 出 す 緑 化 規 制( 工 場 立 地 法 )の
緩 和 、② マ ザ ー 工 場 化 な ど の 再 投 資 支 援 制 度 の 創 設 、③ 工 業 用 水 料 金 の 引 き 下
げ見直しを推進するほか、
「 規 制 緩 和 検 討 会 議 」を 設 置 し て 、保 安 、環 境 、港 湾
75
75
湾分野における規制の合理化による立地企業の競争力強化や操業環境の改善
に つ い て 具 体 的 な 検 討 を 始 め て い る 。こ う し た 動 向 を 踏 ま え つ つ 、空 港 や 港 湾
な ど 輸 出 入 の 拠 点 が あ り 、全 国・ 全 世 界 に ア ク セ ス で き る と い う 首 都 圏 の 地 の
利 を 最 大 限 活 か し て 、マ ザ ー 工 場 や 研 究 施 設 の 誘 致 を 促 進 し 、高 付 加 価 値 分 野
の集積といった産業構造の変革を目指していく必要もある。
図 表 29
京葉臨海地域(コンビナート)の製品出荷額のシェアの推移
(出所)千葉県「工業統計調査確報」
(注)京葉臨海地域:浦安市、市川市、船橋市、習志野市、千葉市、
市原市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市、富津市の臨海埋立地
図 表 30
計画場所
千葉県周辺における火力発電所建設の動き
出力
事業者
(万キロワット)
千葉市
中国電力・JFEスチール・東京ガス
100
市原市
関西電力・東燃ゼネラル石油
100
九州電力・出光興産・東京ガス
最大
200
袖ケ浦市
茨城県
鹿嶋市
神奈川県
横須賀市
Jパワー・新日鉄住金
64
東京電力・Jパワー
100
※いずれも石炭火力発電所を建設する計画
(出所)各種資料よりちばぎん総研が作成
76
76
図 表 電 解 法 ( 余 剰 副 生 水 素 ・ カ セ イ ソ ー ダ ・ 塩 素 ) の 製 造 工 程 (出所)川崎冷熱工業(株)ホームページ㻌
77
77
(3)今回の分析に基づく提言・地方創生事業のあり方 当 地 域 は 、産 業 面 に お い て 臨 海・内 陸 部 の 工 業 が グ ロ ー バ ル 化 の 荒 波 に 晒 さ
れ て い る こ と 、ま た 、自 然 面 に お い て も 雄 大 な 天 然 海 岸 と い う 大 自 然 を 擁 す る
外 房・南 房 総 地 域 の よ う な 目 立 っ た 存 在 が 乏 し い な ど 大 き な 特 色 が な い 位 置 づ
けであることなどから、
「 住 民 の 自 信 の な さ 」や「 将 来 に 対 す る 相 対 的 な 悲 観 視 」
が、定性要因(住民アンケート)から窺える。圏央道の早期全線開通のほか、
既 存 事 業 の 高 付 加 価 値 化 、新 産 業 の 誘 致・再 構 築 や そ う し た 動 き と 歩 調 を 合 わ
せた住宅地(袖ヶ浦駅海側地区等)開発による再活性化が欠かせない。
こ う し た 特 性 か ら み た 当 地 域 の 発 展 の 方 向 性 は 、① 圏 央 道 の 全 線 開 通・ア ク
ア ラ イ ン 円 の 恒 久 化 に よ る 企 業 立 地 の 進 展 及 び 対 岸 と の 交 通 量・交 流 増 加 、
②アクア ライン 接岸 地域の一 大交流・定 住拠点と しての 成長 、③ 京葉臨 海コン
ビ ナ ー ト の マ ザ ー 工 場 化 、研 究 施 設 の 誘 致 促 進 、お よ び 首 都 圏 へ の エ ネ ル ギ ー
供給地化に集約できる。
湾 岸 部 の 京 葉 工 業 地 帯 は 第 2 次 産 業 が 強 く 、雇 用 も 含 め 地 域 経 済 の 核 と な っ
て い る が 、今 後 、経 済 環 境 の 変 化 等 に よ っ て 事 業 再 編 や 海 外 シ フ ト が 進 む こ と
は 避 け ら れ ず 、地 域 経 済 の 持 続 的 発 展 の た め に は 、工 業 地 の 産 業 構 造 を 変 革 さ
せ て い く と と も に 、製 鉄 や 精 油 、石 油 化 学 業 の 高 付 加 価 値 化 と 、素 材 産 業 に 続
く 新 た な 産 業 を 育 て る 必 要 が あ る 。具 体 的 に は 、 年 度 の 電 力 小 売 自 由 化 を 睨
んだ火力発電のほか、水素など新エネルギーが候補となろう。
ま た 、京 葉 工 業 地 帯 の 競 争 力 を 高 め る キ ー ワ ー ド と し て 、
「 強 靭 化 」が 挙 げ ら
れ る 。既 存 の エ ネ ル ギ ー 輸 送 設 備 に つ い て 、直 下 型 地 震 な ど 大 規 模 災 害 に 備 え
て 、ガ ス 輸 送 の 広 域 ネ ッ ト ワ ー ク・ パ イ プ ラ イ ン 化 や 発 電 能 力 増 強 、送 電 の 容
量 拡 大・ 多 重 化 が 求 め ら れ て お り 、そ う し た 強 靭 化 プ ロ セ ス が 地 域 経 済 の 競 争
力を高めていく可能性が高い。
当 地 域 の 製 造 業 の 再 構 築 に 向 け て 行 政 側 が 行 う べ き こ と は 、民 間 企 業 が 施 設
の再編、マザー工場化や研究開発拠点化、新たな生産施設の設置を行う際に、
企 業 の 行 動 を 支 援 す る た め の 規 制 緩 和 な ど「 新 産 業 を 産 み だ す た め の 土 台 づ く
り」を進 めるこ とで ある。ま た、柏市 で みられる ような 、イ ンキュベ ーショ ン
支援のための仕掛け導入も期待される。
東京湾アクアラインによって東京都や神奈川県とつながったことをきっか
け に 、商 業 や 住 環 境 等 ま ち の 魅 力 を 高 め て 再 活 性 化 し た 木 更 津 市 の よ う に 、圏
央道や東京湾アクアラインなどの道路網が首都圏と県内各地域とを結ぶこと
によって 、地域 間の 人・物・情 報の流 れ がスムー ズにな ると 、都市部 の好調 が
内 陸 部 都 市 に も 行 き 渡 り 、臨 海 部 と 内 陸 部 の 経 済 格 差 を 縮 小 さ せ る 地 域 活 性 化
の 可 能 性 が 広 が る 。そ の た め に も 今 後 は 、周 辺 自 治 体 が 連 携 し て 定 住・交 流 促
進に取り組むことが必要になる。
今 後 も 経 済 の グ ロ ー バ ル 化 が 進 展 す る な か で 、訪 日 観 光 客 の 継 続 的 な 増 加 や
国 際 貨 物 取 扱 量 の 増 加 が 見 込 ま れ る が 、圏 央 道 が 早 期 に 全 線 開 通 す れ ば 、成 田
空港と羽田空港の中間点となる当地域が持つ潜在的なポテンシャルをこれま
で 以 上 に 発 揮 で き る 。都 心 か ら 溢 れ 出 る 訪 日 観 光 客 の 受 け 皿 と し て 、ま た 、東
78
78
京 湾 岸 地 域 で 払 底 す る 物 流 拠 点 用 地 の 代 替 地 と し て 、当 地 域 の 魅 力 が 高 ま る こ
とが期待される。
分 譲 予 定 の 工 業 団 地 の 活 用 も 課 題 で あ る 。千 葉 県 が 開 発 し て い る 2 つ の 工 業
団 地(「 袖 ケ 浦 椎 の 森 工 業 団 地( 総 面 積 KD)」
「 茂 原 に い は る 工 業 団 地( 同 KD)」)
は 、と も に 当 地 域 に 立 地 し て お り 、 年 度 に 相 次 い で 分 譲 開 始 と な る 。こ れ
ら 工 業 団 地 に 積 極 的 に 企 業 誘 致 し 、雇 用 を 生 み 出 す と と も に 新 た な 産 業 振 興 の
き っ か け と す る こ と で 、 当 地 域 の 産 業 の 「 流 れ を 変 え る 」 こ と が 期 待 で き る 。
ま た 、山 間 部 が 持 つ 自 然 資 源 の 質 は 、南 房 総 に 通 じ る も の が あ る 。観 光 面 で
は里山や渓谷などの自然景観を最大限に活用するための観光列車の導入やア
ー ト と の 相 乗 効 果 に よ る ブ ラ ッ シ ュ ア ッ プ 、ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム な ど の 導 入 な
ど が 課 題 と な ろ う 。小 さ な 自 治 体 だ け で は 効 果 が 薄 い 産 業 振 興 や 観 光 振 興 な ど
は、必要に応じて、行政の枠を超えて広域で取り組む必要がある。
79
79
80
80
3.成田空港周辺・印旛地域
3.成田空港周辺・印旛地域
自治体(8市6町)
成田市、佐倉市、四街道市、印西市、白井市、
八街市、富里市、山武市、酒々井町、栄町、神崎町、
多古町、芝山町、横芝光町
※ は、「消滅可能性都市」 基礎データ
項目
総面積
数量
可住地面積
製造品出荷額等
商業年間商品販売額
地方税収額
順位
㎢
3
㎢
3
億円
4
億円
3
億円
4
※該当自治体の数値を合算し、5地域で比較した順位を表示㻌
人口推移
(千人)
推計
1,000
年少人口
752
800
658
600
400
11.6%
10.3%
69.2%
789
801
816
822
817
803
13.8% 17.0% 20.8% 26.2%
30.1% 32.4%
780
34.0%
750
35.9%
70.5% 70.6% 69.1% 66.0%
61.3% 58.1%
56.7% 55.9%
54.6%
200
0
715
38.8%
51.8%
20.5% 17.9% 15.6% 13.9% 13.2% 12.6% 11.9%
10.9% 10.1% 9.6%
9.4%
1990
40年
95
2000
05
年少人口
10
15
生産年齢人口
20
25
30
35
老年人口
(出所)
年までは国勢調査
年までは国勢調査
年からは㈱ちばぎん総研による推計
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
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生産年齢人口
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老年人口
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2010-40年 年少人口 生産年齢人口 老年人口
増減数
㻙㻠㻜㻘㻠㻠㻜
㻙㻝㻢㻣㻘㻠㻥㻝
㻝㻜㻣㻘㻣㻜㻣
増減比率
㻙㻟㻣㻚㻡㻑
㻙㻟㻝㻚㻝㻑
㻢㻟㻚㻠㻑
(参考)
日本創成会議の試算による20-39歳女性増減率
総人口
㻢㻡㻤㻘㻟㻢㻠
㻣㻡㻞㻘㻝㻞㻜
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㻤㻞㻞㻘㻜㻜㻡
㻤㻝㻣㻘㻞㻟㻤
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㻣㻤㻜㻘㻠㻝㻢
㻣㻡㻜㻘㻞㻟㻢
㻣㻝㻡㻘㻟㻥㻞
総人口
㻙㻝㻜㻜㻘㻞㻞㻠
㻙㻝㻞㻚㻟㻑
㻙㻟㻥㻚㻥㻑
レーダーチャート分析
①総合評価(全 分野) ②定量分析評価( 分野) ③定性分析評価( 分野)
〈定量分析+定性分析〉 ※「愛着」分野を除く ※「産業」分野を除く
5位
3位
3位
出産・子育て
出産・子育て
出産・子育て
4位
1位
5位
3位
75
3位
3位
75
75
観光
教育
愛着
教育
愛着
教育
2位
3位
1位
4位
2位
4位
就業
観光
50
就業
50
就業
50
環境
老後
観光
環境
環境
3位
25
産業 3位
25
25
老後
自然・文
健康・
老後
産業 3位
化・歴史
福祉
3位
5位
2位
自然・文化・
健康・福祉
歴史
自然・文化・
5位
健康・福祉
住環境
都市基盤
歴史
2位
3位
3位
3位
都市基盤
住環境
2位
都市基盤
安心・安全
安心・安全
住環境
3位
3位
安心・安全
3位
1位
3位
4位
3位
成田空港周辺・印旛地域
県平均
(各分野について5地域で比較した順位を表示)
81
81
(1)特徴 成 田 空 港 周 辺・印 旛 地 域 は 、地 域 特 性 に よ っ て 大 き く 3 つ に 区 分 す る こ と が
で き る 。中 央 に 位 置 す る 成 田 市 周 辺 は 、訪 日 観 光 客 の 増 加 等 に 伴 う 空 港 関 連 施
設 や 商 業 施 設 で 賑 わ い 、雇 用 吸 収 力 が 高 く 、ま た 、歴 史 や 文 化 に 根 ざ し た 観 光
も盛んな地域である。
西 側 は 、都 内 へ の 通 勤 可 能 圏 で あ り 、隣 接 す る 東 京 湾 岸 地 域 と 同 様 、ベ ッ ド
タウン的 要素が 強い 。一方、東 側を見 る と、基幹 産業が 農業 で、高齢 化や人 口
減少問題を抱える「消滅可能性都市」が集中している。
こ の よ う に 当 地 域 は 、都 市 部 と 地 方 部 、ベ ッ ド タ ウ ン と 過 疎 地 、サ ー ビ ス 業
と農業といったように両極端の特徴を併せ持った地域である。
(2)地方創生の方向性 ①国家戦略特区を活用した国内外の企業誘致の進展
年 の 成 田 空 港 か ら の 輸 出 は 、半 導 体 等 製 品 装 置( 金 額 ベ ー ス 年 比 %
増 )や レ ン ズ 等 科 学 工 学 機 器( 同 % 増 )、輸 入 は ス マ ー ト フ ォ ン な ど の 通 信
機 器 が 全 体 を 押 し 上 げ た 。高 付 加 価 値 製 品 等 の 輸 出 が 多 い 一 方 、成 田 空 港 周 辺
にこれらの産業機械等の企業立地が多いわけではない。
そ う し た 企 業 立 地 環 境 の 中 、 年 3 月 、成 田 市 は 東 京 圏 の 一 部 と し て 特 区 対
象 区 域 に 指 定 さ れ た 。特 区 の 指 定 申 請 に あ た り 、成 田 市 が 内 閣 府 に 提 案 し た「 国
際医療学園都市構想」
( 図 表 )で は 、 年 に 開 設 予 定 の 国 際 医 療 福 祉 大 学 を
中 核 施 設 と し 、製 薬 会 社・医 療 機 器 メ ー カ ー な ど 医 療 産 業 の 集 積 を 目 指 す こ と
と し て い る 。医 学 部 新 設 に つ い て も 、本 年 月 、国 が 新 設 を 認 め る と の 報 道 が
あ り 、 大 学 側 は 年 月 開 学 を 目 指 す と し て い る 。 国 の 方 針 案 で は 、 世 界 最
高 水 準 の「 国 際 医 療 拠 点 」と な る 医 学 部 新 設 を 目 指 す と し て お り 、
「必要な条件
整 備 」と し て 、既 存 の 医 学 部 と は 次 元 の 異 な る 特 徴 を 有 す る 医 学 部 と す る( 留
学 生 や 外 国 人 教 員 の 割 合 を 確 保 し た り 、大 多 数 科 目 の 授 業 を 英 語 で 実 施 す る な
ど)ことなどを求めている。
国 家 戦 略 特 区 を 活 用 す る こ と に よ っ て 、こ う し た 分 野 の 産 業 集 積 を 展 開 し て
いくことが、当地域の企業誘致の1つの方向性になる。
雇用の場や安定的な税収の確保といった観点から地方創生を実現するうえ
で 企 業 誘 致 は 重 要 で あ り 、企 業 立 地 に 積 極 的 な 自 治 体 も 多 く 、千 葉 市 や 船 橋 市 、
成田市などで補助金制度を新設・拡充する動きも見られる。
82
82
図 表 成 田 市 「 国 際 医 療 学 園 都 市 構 想 」 の 概 要 ■取組(案)
取組(案)
(1)大学・大学院教育
(2)最先端医療の推進
(3)国際的な医療提供
(4)介護施設の設置
(5)企業との連携
■規制改革(案)
規制改革(案)
(1)医学部新設の解禁
(2)病床規制の撤廃
(3)保険外併用療養の拡大
(4)外国医師による診察
(5)外国看護師等による臨床修練
(6)外国人による介護業務への従事
(7)土地利用に関する規制の緩和
概 要
国際医療福祉大学により国際標準の医学教育の提供を図り、国内の医
師不足や国際医療協力に資する人材育成を目指す
国際医療福祉大学成田病院(仮称)の設置により、最先端で高付加価値
な医療の提供を行う
外国人向けの医療環境の整備や、国際遠隔診断センター(仮称)による
ミャンマー・ベトナム等を中心にアジアの医療過疎地域へ遠隔医療(写真
診断・技術指導等)の提供を行う
病院に介護施設を併設するとともに、外国人介護スタッフの雇用や介護
ロボットの共同研究・導入などの実験的な試みも行っていく
成田市、国際医療福祉大学、既存医療・福祉機関、製薬会社、医療機器
メーカー、他大学等の多様な参加者が協力し、医療技術研修を行う「ト
レーニングセンター(仮称)」を設置する
目的
医療ニーズの増加や研究・開発における医師不足の解消
医療機関の適正な競争による患者サービスの向上
先進的な医療を受ける機会の確保
外国人に対する医療サービス提供の充実
介護・福祉部門における人材不足の解消
農地法上の土地利用制限緩和による集積のための用地確保
(出所)成田市企画政策課㻌
83
83
②圏央道及び東関東自動車道の全線開通に伴う物流産業の立地進展
成 田 空 港 の 年 の 貿 易 量 は 、 輸 出 が 前 年 比 % 増 の 万 ト ン 、 輸 入 が
同 ▲ % 減 の 万 ト ン で 経 由 便 な ど の 仮 陸 揚 を 含 め た 合 計 は 、 同 % 増
の 万 ト ン と な っ た( 図 表 )。国 内 空 港 の 国 際 航 空 貨 物 取 扱 量 の 約 6 割
を 占 め て お り 、 4 年 ぶ り に 万 ト ン を 超 え 、 震 災 以 降 の 順 調 な 回 復 ぶ り を 印
象 づ け た 。 空 港 周 辺 に は 社 か 所 の 物 流 施 設 が 立 地 し て お り ( 図 表 )、
国 内 に お け る 成 田 空 港 及 び 周 辺 地 域 の 物 流 拠 点 と し て の 存 在 感 は 増 し て い る 。
し か し 、世 界 の 貨 物 量 が 過 去 最 高 を 更 新 す る 中 で 、成 田 空 港 の 取 扱 量 は 年
の ピ ー ク ( 万 ト ン ) を い ま だ 超 え て お ら ず 、 国 際 航 空 貨 物 取 扱 量 の 順 位
も 、韓 国 ・ 中 国 ・ 中 東 の 空 港 が 取 扱 量 を 大 幅 に 伸 ば す 中 、 年 の 世 界 2 位 か ら
年 に は 5 位 へ と 後 退 し 、国 際 貨 物 市 場 で の 地 位 は 低 下 基 調 に あ る( 図 表 )。
我 が 国 は 、世 界 の 生 産 拠 点 で あ る ア ジ ア と 一 大 消 費 地 で あ る 北 米 と の 中 間 点
に あ た る た め 、国 際 貨 物 の 中 継 基 地 と し て の 立 地 に 恵 ま れ て い る 。台 湾 が 千 葉
県 産 農 産 物 の 輸 入 を 再 開 す る 方 針 を 示 す な ど 、今 後 と も 増 加 方 向 を 辿 る と み ら
れ る 。こ の 間 、県 内 に お け る 圏 央 道 は 、今 年 6 月 に 神 崎 I C ~ 大 栄 J C T 間 が
開 通 し た こ と に よ り 、 県 内 区 間 約 ㎞ の う ち 約 ㎞ が 開 通 し 、 残 す 大 栄 J C
T ~ 松 尾 横 芝 I C 間 ( ㎞ ) に つ い て も 、 森 田 知 事 が 再 三 に わ た り 年
ま で の 開 通 を 求 め る な ど 、早 期 開 通 に 向 け た 機 運 が 高 ま っ て い る 。全 線 が 開 通
し 、本 県 が 首 都 圏 の 各 地 域 と 環 状 に つ な が る こ と で 、大 商 業 地 と の 交 通 利 便 性
が高まるとともに、人・物・情報の流れがスムーズになり、新たな企業・物流
施 設 の 立 地 な ど 、圏 央 道 周 辺 地 域 の ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス が 拡 大 す る 可 能 性 が 高 い 。
道 路 網 の 整 備 と し て は 北 千 葉 道 路 の 延 伸 も 注 目 さ れ る 。栄 町 で は 、自 然 環 境
を 活 か し て 食 品 メ ー カ ー が 立 地 し 、町 の 経 済 を 下 支 え し て い る が 、北 千 葉 道 路
の 延 伸 が 実 現 す れ ば 、都 心 等 へ の ア ク セ ス は 大 幅 に 改 善 す る 。北 千 葉 道 路 が 開
通 す れ ば 東 関 道 と 並 び 、都 心 と 当 地 域 を 結 ぶ 高 速 道 が 二 重 化 さ れ 、輸 送 量 だ け
で な く 事 故 や 災 害 時 対 策 と し て の「 強 靭 化 」に 貢 献 す る ほ か 、当 地 域 の 発 展 を
促進するという効果も大きい。
84
84
図 表 成 田 空 港 の 貨 物 取 扱 量 の 推 移 2010年度計
11年度計
12年度計
13年度計
1月
2月
3月
4月
5月
6月
上半期
14年
7月
8月
9月
10月
11月
12月
下半期
14年度計
1月
2月
3月
15年
4月
5月
6月
上半期
総取扱量
積込量
取卸量
輸出量
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前年比
前年比
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仮陸揚量
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前年比
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㻝㻜㻥㻚㻠
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㻝㻜㻢㻚㻜
㻝㻝㻠㻚㻞
㻝㻟㻜㻚㻜
㻝㻟㻠㻚㻡
㻝㻜㻟㻚㻥
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㻝㻝㻠㻚㻝
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輸入量
前年比
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前年比
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仮陸揚量
前年比
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㻥㻞㻚㻣
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㻥㻠㻚㻢
㻝㻜㻝㻚㻡
㻥㻠㻚㻟
㻥㻣㻚㻠
㻥㻞㻚㻢
㻥㻞㻚㻣
㻥㻝㻚㻞
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㻥㻥㻚㻞
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前年比
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㻝㻝㻜㻚㻤
㻝㻝㻞㻚㻥
㻝㻜㻤㻚㻣
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㻝㻝㻜㻚㻝
㻝㻝㻢㻚㻝
㻝㻜㻞㻚㻜
㻝㻞㻤㻚㻟
㻥㻡㻚㻢
㻝㻜㻜㻚㻠
㻥㻤㻚㻤
㻥㻞㻚㻤
㻝㻜㻝㻚㻞
(出所)東京税関「成田空港・羽田空港貨物取扱量(速報)」
図 表 成 田 空 港 周 辺 の 物 流 施 設 の 状 況 (出所)成田空港公式 :(% サイト
85
85
図 表 国 際 航 空 貨 物 取 扱 上 位 空 港 (単位:千トン)
2001年
㻝
㻞
㻟
㻠
㻡
㻢
㻣
㻤
㻥
㻝㻜
空港
香港
成田
アンカレッジ
シンガポール
フランクフルト
マイアミ
アムステルダム
台北
ヒースロー
仁川
2012年
取扱量
㻞㻘㻜㻣㻠㻚㻜
㻝㻘㻢㻞㻞㻚㻞
㻝㻘㻢㻜㻤㻚㻤
㻝㻘㻡㻜㻣㻚㻜
㻝㻘㻠㻞㻡㻚㻞
㻝㻘㻞㻝㻥㻚㻢
㻝㻘㻝㻤㻟㻚㻞
㻝㻘㻝㻣㻤㻚㻜
㻝㻘㻝㻣㻟㻚㻢
㻝㻘㻝㻢㻠㻚㻟
空港
香港
仁川
ドバイ
上海浦東
成田
フランクフルト
パリ
シンガポール
マイアミ
アンカレッジ
取扱量
㻠㻘㻜㻞㻡㻚㻠
㻞㻘㻟㻥㻣㻚㻜
㻞㻘㻞㻣㻥㻚㻢
㻞㻘㻝㻤㻟㻚㻡
㻝㻘㻥㻡㻞㻚㻞
㻝㻘㻥㻟㻤㻚㻢
㻝㻘㻥㻜㻟㻚㻜
㻝㻘㻤㻜㻢㻚㻞
㻝㻘㻢㻡㻞㻚㻠
㻝㻘㻢㻠㻡㻚㻝
(出所)国土交通省「国際物流レポート」をもとにちばぎん総研が作成
③ 医 療 産 業( 医 科 大 学 や 看 護 師 養 成 機 関 等 )の 誘 致 及 び 空 港 に 近 接 す る 地 の 利
を生かした健康・美容ツーリズム
医 療 福 祉 専 門 職 の 不 足 は 全 国 的 な 問 題 で あ る が 、県 内 に お い て も 全 国 比 不 足
幅 が 大 き い 状 況 を 踏 ま え 、か ね て よ り 医 科 系 大 学 の 誘 致 を 積 極 的 に 推 進 し て き
た 。そ の 結 果 、 年 4 月 よ り 国 際 医 療 福 祉 大 学 が 成 田 キ ャ ン パ ス を 開 設 し 、2
学 部 5 学 科 に て ス タ ー ト を 切 る 見 込 み と な っ た( 図 表 )。こ れ に よ り 、今 後 、
成 田 キ ャ ン パ ス か ら 年 間 人 の 医 療 福 祉 専 門 職 を 輩 出 で き る こ と に な り 、県
内 の 医 療・ 介 護 人 材 不 足 の 解 消 と と も に 、地 域 の 活 性 化 に つ な げ て い く こ と が
で き る 。ま た 、本 年 7 月 に は 、国 が 同 市 内 に 医 学 部 の 新 設 を 認 め る 方 向 で あ る
こ と が 報 じ ら れ た 。同 市 は 、国 際 的 な 医 療 拠 点 の 実 現 に 向 け て そ の 一 歩 を 踏 み
出しつつある。
86
86
図 表 国 際 医 療 福 祉 大 学 成 田 キ ャ ン パ ス 概 要 開 設 予 定 時期 2016年4月1日
千葉県成田市公津の杜4丁目3
開設予 定地
成田看護学部
成田保健医療学部 理 学 療 法 学 科 定員80名(収容定員320名)
構
成
看
護
学
科 定員100名(収容定員400名)
作 業 療 法 学 科 定員40名(収容定員160名)
言語視聴覚学科 定員40名(収容定員160名)
医 学 検 査 学 科 定員80名(収容定員320名)
新 学 部 棟
( 完成 予想 図)
(出所)国際医療福祉大学ホームページ
ま た 、県 内 に は 多 数 の 温 浴 施 設 、ス パ 関 連 施 設 や 近 く の 温 泉 が あ る ほ か 、
ゴ ル フ 場 を は じ め と し た ス ポ ー ツ 施 設 な ど 健 康 関 連 施 設 が 多 い 。年 間 を 通 じ て
温暖な気候や豊かな自然に囲まれた千葉県は、自然をたっぷり満喫しながら、
「 健 康・美 容 ツ ー リ ズ ム 」を 推 進 す る ポ テ ン シ ャ ル を 有 し て い る 。そ う し た 特
性を活か して「 健康・美容・癒 しを求 め る体験ツ アー」で地 域おこし をする 動
き 、高 齢 者 を 中 心 に 健 康 に 対 す る 関 心 の 高 ま り 、ま た 、東 京 五 輪 開 催 の 追 い 風
のもとで、
「 日 本 の 高 い 医 療 技 術 」や「 お も て な し ・ 癒 し 」を 求 め る 富 裕 層 、外
国人が増える中、産業としての幅と奥行きを広げていくことが期待される。
87
87
(3)今回の分析に基づく提言・地方創生事業のあり方 近 年 、成 田 空 港 を 利 用 す る 外 国 人 旅 行 客 の 予 想 を 上 回 る 増 加 や 国 際 物 流 の 着
実 な 拡 大 と い っ た 環 境 変 化 が 起 こ る 中 で 、当 地 域 に お け る 成 田 空 港 の 存 在 感 は
ま す ま す 増 加 し 、周 辺 の 大 型 商 業 施 設 の 存 在 と あ わ せ て 、当 地 域 の 産 業 、雇 用
環境、観光などさまざまな面に大きな影響を与えている。
上 記( 2 )② の 圏 央 道 及 び 東 関 東 自 動 車 道 の 全 線 開 通 に 伴 う 物 流 産 業 の 立 地
進展については、本年6月に東関道と常磐道が圏央道経由で結ばれたことで、
北関東・東北方 面か ら千葉県 へのア クセ スが向上 した。これ により、稲敷東 I
C ~ 神 崎 I C 間 の 車 両 交 通 量 が 開 通 後 1 週 間 で 前 年 比 4 倍 と 大 幅 に 伸 び 、4 月
末に開業 した道 の駅「発酵 の 里こう ざき 」や、新設 された 下 総IC近 くの「 成
田 ゆ め 牧 場 」も 賑 わ う な ど 好 調 な 滑 り 出 し を 見 せ て お り 、そ の 方 向 性 の 正 し さ
を証明している。
今 後 も 、経 済 の グ ロ ー バ ル 化 や 東 京 五 輪 の 開 催 と い っ た 追 い 風 が 吹 く 環 境 の
も と 、一 段 の 活 性 化 に 向 け て 当 地 域 の ポ テ ン シ ャ ル を 最 大 限 に 活 か す た め に は 、
計 画 ど お り イ ン フ ラ 整 備 プ ロ ジ ェ ク ト が 確 実 に 遂 行 さ れ る こ と が 、な に よ り も
重 要 で あ る 。当 地 域 は も と も と 農 村 地 帯 に 交 通 イ ン フ ラ( 供 給 )を 整 備 し た こ
と が き っ か け で 新 た な 需 要 を 呼 び 、国 際 化 と い う 環 境 変 化 の 中 で 生 ま れ る 新 た
な需要が 更なる イン フラ整備(供給 増)を促すと いう、需要 と供給が 相互に 刺
激 す る 作 用 で 拡 大 し つ つ 、人( 雇 用 )も 呼 び 込 ん で ま ち づ く り が 進 展 し て き た
と い う 歴 史 を 持 っ て い る 。し た が っ て 、今 後 も 成 田 空 港 を 中 核 と す る 当 地 域 の
持 続 的 な 発 展 の た め に は 、成 田 空 港 第 3 滑 走 路 の 早 期 整 備 を 含 め た 社 会 イ ン フ
ラ の た ゆ ま ぬ 整 備 が 欠 か せ な い 。あ わ せ て 、成 田・羽 田 の 両 空 港 の 機 能 強 化 を
進め、
「 首 都 圏 空 港 」と し て 一 体 的 に 運 用 す る こ と で 、ビ ジ ネ ス・観 光 両 面 に お
け る 都 市 間 の 競 争 力 を 強 化 し 、ヒ ト・モ ノ・カ ネ を 呼 び 込 む 原 動 力 と す る こ と
も求められる。
今 回 、方 向 性 と し て 提 示 し た 、① 国 家 戦 略 特 区 を 活 用 し た 国 内 外 の 企 業 誘 致
の進展、②圏央道及び東関東自動車道の全線開通に伴う物流産業の立地進展、
③ 医 療 産 業( 医 科 大 学 や 看 護 師 養 成 機 関 等 )の 誘 致 及 び 空 港 に 近 接 す る 地 の 利
を生かした健康・美容ツーリズムについては、それぞれ進捗している。
今 後 の 着 実 な 進 展 に 向 け た 課 題 と し て 、① 特 区 実 現 の た め の 実 施 計 画 の 早 期
策 定 と 規 制 緩 和 を 前 提 と し た 積 極 的 な 企 業 等 誘 致 、② 圏 央 道 の 早 期 全 線 開 通 や
成田空港第3滑走路の早期整備など社会インフラの整備充実化とスカイアク
セ ス 線 沿 線 の 着 実 な 開 発 、③ 健 康 福 祉 学 部・医 学 部 や 病 院 の 着 実 な 開 業 と 、開
業後の当該資源を活用したメディカルツーリズム等産業振興策の早期プラニ
ングの3 点およ び、④それ以 外の振 興策 として、イ.温暖 な 気候、豊 かな自 然
な ど の 地 域 資 源 を 活 か し た ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム 、ロ .ユ ー カ リ が 丘 に 代 表 さ れ
る 先 進 的 な ま ち づ く り の 活 用 、 ハ . 地 域 エ ネ ル ギ ー 事 業 の 活 用 が 挙 げ ら れ る 。
88
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4.常磐・つくばエクスプレス沿線地域
4.常磐・つくばエクスプレス沿線地域
自治体(5市)
松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市 基礎データ
項目
総面積
数量
順位
㎢
5
㎢
5
製造品出荷額等
億円
3
商業年間商品販売額
億円
2
可住地面積
地方税収額
億円
2
※該当自治体の数値を合算し、5地域で比較した順位を表示㻌
人口推移
(千人)
推計
1,600
1,400
1,200
1,268 1,289
1,209 1,247
7.4%
1,342 1,357 1,363 1,353 1,328
1,292
9.6% 12.7% 16.8% 21.2% 26.4% 29.3%
30.7% 32.2%
1,000
34.5%
年少人口
1,249
37.9%
800
600
400
200
0
73.6% 74.9% 73.3%
69.8% 65.7%
61.0% 58.9%
58.5% 57.8%
55.7% 52.2%
19.0% 15.6% 14.0% 13.5% 13.1% 12.6% 11.9%
10.8% 10.0% 9.7%
9.8%
1990
40年
95
2000
05
年少人口
10
15
生産年齢人口
20
25
30
35
老年人口
(出所) 年までは国勢調査
年からは㈱ちばぎん総研による
年からは㈱ちばぎん総研による推計
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
㻞㻞㻥㻘㻡㻢㻥
㻝㻥㻠㻘㻝㻢㻠
㻝㻣㻣㻘㻡㻣㻜
㻝㻣㻟㻘㻡㻝㻥
㻝㻣㻡㻘㻡㻞㻜
㻝㻣㻝㻘㻢㻣㻥
㻝㻢㻝㻘㻢㻟㻟
㻝㻠㻢㻘㻢㻜㻡
㻝㻟㻞㻘㻡㻥㻞
㻝㻞㻡㻘㻢㻤㻝
㻝㻞㻞㻘㻥㻠㻤
生産年齢人口
㻤㻥㻜㻘㻝㻥㻥
㻥㻟㻟㻘㻤㻡㻜
㻥㻞㻥㻘㻜㻥㻢
㻤㻥㻥㻘㻝㻟㻢
㻤㻤㻝㻘㻥㻜㻜
㻤㻞㻣㻘㻡㻟㻝
㻤㻜㻞㻘㻞㻟㻥
㻣㻥㻝㻘㻝㻞㻥
㻣㻢㻣㻘㻢㻞㻥
㻣㻞㻜㻘㻞㻥㻢
㻢㻡㻞㻘㻣㻣㻤
老年人口
㻤㻥㻘㻟㻟㻣
㻝㻝㻥㻘㻝㻝㻣
㻝㻢㻝㻘㻠㻝㻝
㻞㻝㻡㻘㻥㻣㻟
㻞㻤㻠㻘㻡㻠㻝
㻟㻡㻣㻘㻥㻥㻡
㻟㻥㻥㻘㻝㻞㻠
㻠㻝㻠㻘㻤㻠㻣
㻠㻞㻣㻘㻥㻣㻝
㻠㻠㻢㻘㻡㻜㻝
㻠㻣㻟㻘㻢㻥㻥
2010-40年 年少人口 生産年齢人口 老年人口
増減数
㻙㻡㻞㻘㻡㻣㻞
㻙㻞㻞㻥㻘㻝㻞㻞
㻝㻤㻥㻘㻝㻡㻤
増減比率
㻙㻟㻜㻚㻜㻑
㻙㻞㻢㻚㻜㻑
㻢㻢㻚㻡㻑
(参考)
日本創成会議の試算による20-39歳女性増減率
総人口
㻝㻘㻞㻜㻥㻘㻝㻜㻡
㻝㻘㻞㻠㻣㻘㻝㻟㻜
㻝㻘㻞㻢㻤㻘㻜㻣㻢
㻝㻘㻞㻤㻤㻘㻢㻞㻤
㻝㻘㻟㻠㻝㻘㻥㻢㻝
㻝㻘㻟㻡㻣㻘㻞㻜㻡
㻝㻘㻟㻢㻞㻘㻥㻥㻣
㻝㻘㻟㻡㻞㻘㻡㻤㻝
㻝㻘㻟㻞㻤㻘㻝㻥㻞
㻝㻘㻞㻥㻞㻘㻠㻣㻥
㻝㻘㻞㻠㻥㻘㻠㻞㻡
総人口
㻙㻥㻞㻘㻡㻟㻢
㻙㻢㻚㻥㻑
㻙㻟㻟㻚㻝㻑
レーダーチャート分析
①総合評価(全 分野) ②定量分析評価( 分野) ③定性分析評価( 分野)
〈定量分析+定性分析〉 ※「愛着」分野を除く ※「産業」分野を除く
1位
1位
1位
出産・子育て
出産・子育て
出産・子育て
2位
5位
3位
2位
75
2位
2位
75
75
観光
教育
愛着
教育
愛着
教育
3位
4位
2位
3位
5位観光
5位
就業
50
就業
50
50
就業
環境
老後
観光
環境
環境
2位 老後
25
産業 5位
25
25
健康・
自然・文
産業 5位
老後
福祉
化・歴史
3位
2位
4位
自然・文化・
健康・福祉
歴史
自然・文化・
健康・福祉
住環境
都市基盤
3位
歴史
4位
2位
2位
1位
都市基盤
住環境
4位
都市基盤
安心・安全
安心・安全
住環境
1位
2位
安心・安全
2位
3位
1位
2位
2位
常磐・TX沿線地域
県平均
(各分野について5地域で比較した順位を表示)
89
89
(1)特徴 常磐・つくばエクスプレス地域は、都心までの時間・距離が短いことから、
東 京 湾 岸 地 域 と 同 様 、高 度 経 済 成 長 期 に ベ ッ ド タ ウ ン と し て 発 展 し 、人 口 が 一
時 期 に 集 中 し て 流 入 し て き た 地 域 で あ り 、当 時 開 発 さ れ た 地 域 で は 高 齢 化 に 直
面している。
そ の 一 方 、 つ く ば エ ク ス プ レ ス が 開 業 し た 年 以 来 、 沿 線 地 域 に お い て 積
極 的 な 住 宅 開 発 が 行 わ れ た こ と に 加 え 、流 山 市 を は じ め 周 辺 自 治 体 が 手 厚 い 子
育 て 支 援 策 に 取 り 組 ん で い る こ と か ら 、若 い 世 代 を 中 心 に 転 入 が 増 加 し て い る 。
ま た 、柏 の 葉 地 区 等 に は 大 学 や 研 究 機 関 、イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン 施 設 等 が 集 積
しており、ベンチャー企業の育成が盛んな地域でもある。
(2)地方創生の方向性 ①暮らしやすい住環境の整備による定住人口の増加
年 8 月 、 東 京 ( 秋 葉 原 ) と 茨 城 ( つ く ば )を 結 ぶ つ く ば エ ク ス プ レ ス( T
X )の 開 業 に よ り 、本 県 の 柏 市 と 流 山 市 に も 5 駅 が 新 設 さ れ た 。都 内 ま で 乗 り
換 え な し で 約 分 と い う 交 通 ア ク セ ス 性 の 良 さ か ら 、 開 業 以 来 、 沿 線 地 域 に
お い て マ ン シ ョ ン 等 大 規 模 住 宅 開 発 と と も に 住 環 境 が 整 備 さ れ 、人 口 が 増 加 し
ている。
流 山 市 で は 年 ま で 転 出 超 過 だ っ た が 、T X 開 業 の 年 か ら 転 入 超 過 と な
り 、今 も な お 転 入 超 過 が 続 い て い る( 図 表 )。 年 に は 転 入 超 過 数 人
と 県 内 1 位 、 全 国 位 に な っ た ( 図 表 )。 と り わ け 目 立 つ の は 「 子 育 て 世
代 」の 増 加 で あ る が 、こ れ は 、流 山 市 が 子 育 て 環 境 の 整 備 に 積 極 的 に 取 り 組 み 、
都 内 に 通 勤・在 勤 す る D E W K S( 共 働 き 子 育 て 世 帯 )を タ ー ゲ ッ ト に シ テ ィ
セ ー ル ス し た こ と で 、全 国 的 に 有 名 に な っ た 効 果 が 大 き い 。
「 子 育 て 世 代 」の 増
加 が 自 然 増 に 与 え る 影 響 は 大 き く 、流 山 市 の 出 生 率 は 、T X 開 業 前 の ( 年 ) か ら ( 年 ) ま で 上 昇 し て い る 。 ま た 、柏 市 で は 、柏 の 葉 ス マ ー ト シ テ ィ に お い て 、大 学 な ど の 研 究 機 関 が 集
積している特徴を活かし、
「 公 民 学 連 携 に よ る 自 律 し た 都 市 経 営 」を ビ ジ ョ ン に
掲げ、
「 都 市 経 営 」、
「 地 域 エ ネ ル ギ ー 」、
「 地 域 の 健 康 と 介 護 」を 軸 と し た 新 し い
ま ち づ く り が 進 め ら れ て い る 。 年 7 月 に は 、住 宅 ・ 商 業 施 設 ・ オ フ ィ ス ・ ホ
テ ル な ど を 集 積 さ せ た ス マ ー ト シ テ ィ の 玄 関 口 で あ る「 ゲ ー ト ス ク エ ア 」が グ
ラ ン ド オ ー プ ン し 、 更 な る ま ち の 活 気 が 生 ま れ て い る ( 図 表 )。 な お 、 開 発
は 年 ま で 続 け ら れ る 計 画 で あ り 、 そ の 範 囲 は 約 万 ㎡ に 及 ぶ 。 一 方 で 、柏 市 、流 山 市 を 含 む 当 地 域 は 、高 度 経 済 成 長 期 に 東 京 の ベ ッ ド タ ウ
ン と し て 発 展 し て き た 経 緯 も あ り 、当 時 開 発 さ れ た 地 域 で は す で に 高 齢 化 問 題
に直面し、これからのまちのあり方についての取り組みが始まっている。
例 え ば 、高 齢 化 率 % 超 の 豊 四 季 台 団 地 ( 柏 市 ) で は 、市 、 東 京 大 学 、都 市
再生機構が連携し、
「 長 寿 社 会 の ま ち づ く り 」を ハ ー ド 、ソ フ ト の 両 面 か ら 進 め
て い る 。ハ ー ド 面 で は 、バ リ ア フ リ ー な ど 高 齢 者 も 暮 ら し や す い ま ち づ く り を
90
90
目 的 と し た 団 地 の 建 替 事 業 が 年 か ら 順 次 開 始 さ れ 、 現 在 第 3 期 目 に 入 っ て
お り 、ソ フ ト 面 で は 、
「 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 具 現 化 」と「 高 齢 者 の 生 き が い
就 労 の 創 成 」 を 二 本 柱 と し 、「 い つ ま で も 在 宅 で 安 心 し た 生 活 が 送 れ る ま ち 」、
「いつまでも元気で活躍できるまち」を目指した取り組みが行われている。
図 表 流 山 市 の 人 口 動 態 と 出 生 率 (人)
3,500
1.60
3,000
2,500
2,000
1,500
1.50
プつ
レ く
スば
開エ
業ク
ス
1.40
出生率
1.20
1.14
1,000
500
1.00
0
-500
2000
2005
2010
2014
年
-1,000
0.80
自然増減
社会増減
純増減
出生率(右軸)
(出所)ちばぎん総研が作成
図 表 平 成 年 全 国 市 町 村 歳 階 級 別 転 入 数 ラ ン キ ン グ ( 出 所 )流 山 市 公 式 P R サ イ ト 91
91
図 表 柏 の 葉 ス マ ー ト シ テ ィ 「 ゲ ー ト ス ク エ ア 」 概 要 所 在 地
柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区
交
通
つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」徒歩1分
階
数
ショップ&オフィス棟
ホテル&レジデンス棟
地上7階・地下1階
地上14階・地下1階
KOIL(4~6階):貸付面積 約7,980㎡(約2,414坪)
パークアクシス柏の葉:国際交流住宅(14階) 31戸
ららぽーと柏の葉 北館(1~3階):
賃貸住宅(8~13階) 114戸
貸付面積 約7,502㎡(約2,269坪)
三井ガーデンホテル柏の葉(1階、3~7階):166室
施 設 構 成
柏の葉スマートセンター(2階)
柏の葉カンファレンスセンター(2階)
その他:ホテルレストラン(1階)
約16,768㎡(約5,072坪)
約7,577㎡(約2,292坪)
敷 地 面 積
延
床
面
積
約32,206㎡(約9,742坪)
約23,976㎡(約7,252坪)
造
鉄骨鉄筋コンクリート造(一部免震構造)
鉄筋コンクリート造(免震構造)
構
ホテ ル&レジデンス棟
シ ョッ プ&オフィス棟
棟
俯瞰 写真
周辺 施設
( 出 所 ) 三 井 不 動 産 プ レス リ リ ー ス 、 柏 の 葉 ス マ ー ト シ テ ィ 公 式 㻴 㻼 を も と に ち ば ぎ ん 総 研 が 作 成 㻌
な お 、子 育 て 支 援 都 市 と し て の T X 沿 線 都 市 の 知 名 度 向 上 は 、各 自 治 体 の ひ
た む き な 努 力 も さ る こ と な が ら 、そ も そ も の き っ か け は 、子 育 て 世 代 が 新 線 開
通 で 流 入 し た こ と に 端 を 発 す る 。同 地 域 5 市 の 中 で は 、野 田 市 の 定 量 ・定 性 評
価が4市比やや見劣りするものの、都心へのアクセス利便性が高まることで、
他市のような変化が生まれる可能性がある。
92
92
②公民学連携によるイノベーション創出及びベンチャー企業成長の実現
柏市は 、国 から「環 境未来都 市・地域 活 性化総合 特別区 域 」に指定さ れ 、公
民学連携による自律した都市経営を目指している。
当 地 域 に は 、東 京 大 学 柏 キ ャ ン パ ス 、千 葉 大 学 環 境 健 康 フ ィ ー ル ド 科 学 セ ン
タ ー と い っ た 学 術 研 究 機 関 や 、東 葛 テ ク ノ プ ラ ザ 、東 大 柏 ベ ン チ ャ ー プ ラ ザ と
いったインキュベーション施設があり、県内では有数のベンチャー産業育成・
支援を行う地域である。
ま た 、 年 に 発 足 し た 一 般 社 団 法 人「 T X ア ン ト レ プ レ ナ ー パ ー ト ナ ー ズ( T
E P )」で は 、参 加 し て い る 超 の ベ ン チ ャ ー や 起 業 家 に 、助 言 だ け で な く 出
資 も 行 っ て お り 、 T E P に 集 う 人 以 上 の エ ン ジ ェ ル 会 員 を 中 心 に 、 こ れ ま
で 市 内 の ベ ン チ ャ ー 企 業 を は じ め 社 に 対 し 、 計 約 1 億 円 を 出 資 し て い る 。 ベ ン チ ャ ー 企 業 は 、特 に 創 業 期 に お い て 、対 外 信 用 力 の 低 さ か ら 資 金 調 達 に
苦 慮 す る こ と が 多 い 。し か し 、最 近 の ベ ン チ ャ ー 企 業 を 取 り 巻 く 環 境 を み る と 、
年 度 の 日 本 の ベ ン チ ャ ー キ ャ ピ タ ル 等 の 投 融 資 額 は 億 円 と 、リ ー マ ン
シ ョ ッ ク 以 降 の 最 高 額 を 記 録 し て お り 、ま た 、投 資 先 を 都 内 の ベ ン チ ャ ー 企 業
だ け で な く 、全 国 各 地 で 奮 闘 す る 地 方 の ベ ン チ ャ ー 企 業 に も 手 を 広 げ る 傾 向 に
あ る 。こ う し た 資 金 調 達 環 境 の 改 善 は 、当 地 域 の ベ ン チ ャ ー 企 業 に と っ て も 明
る い 兆 し と な る ( 図 表 )。 さ ら に 年 に は 、当 地 域 の 開 発 を 手 掛 け た 三 井 不 動 産( 株 )に よ っ て 、企 業
支 援 施 設「 K O I L( コ イ ル )」が 開 設 さ れ た 。こ こ で は 、起 業 家 が 経 理・特 許・
法 務 等 の 専 門 家 や 研 究 者・学 生 と 人 材 交 流 し て コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 り な が
ら 、さ ま ざ ま な 支 援 を 受 け る こ と が 可 能 で あ る 。こ の よ う に 、当 地 域 で は ベ ン
チ ャ ー 企 業 の 支 援 体 制 を 整 備 し な が ら 、イ ノ ベ ー シ ョ ン の 創 出 を 促 進 し て い る
点は評価できる。
図 表 日 本 の ベ ン チ ャ ー キ ャ ピ タ ル ( V C ) 等 年 間 投 融 資 額 の 推 移 (出 所 )一 般 財 団 法 人 ベンチャーエンタープライズ「ベンチャー白 書 㻞㻜㻝㻠」
93
93
③ イ ノ ベ ー シ ョ ン を 活 用 し た 国 際 交 流 都 市 の 形 成( ま ち づ く り の ノ ウ ハ ウ の 海
外輸出など)
環 境 と の 共 生 や 高 齢 化 対 応 、新 た な イ ノ ベ ー シ ョ ン の 創 出 に よ る 雇 用 の 場 の
確 保 な ど 、柏 の 葉 ス マ ー ト シ テ ィ で 培 わ れ た ま ち づ く り の ノ ウ ハ ウ は 、さ ま ざ
ま な 国 や 地 域 が 抱 え る 同 様 の 課 題 を 解 決 す る の に 有 用 で あ り 、海 外 に 対 し て も
積極的に情報発信していくべきである。
公民学連携による柏の葉スマートシティのまちづくりを進めるにあたって
重 要 な 役 割 を 果 た し て い る の が 、「 柏 の 葉 ア ー バ ン デ ザ イ ン セ ン タ ー ( U D C
K )」で あ る 。同 セ ン タ ー は 、① 新 た な ま ち づ く り に 係 る「 学 習 ・ 研 究 ・ 提 案 」
(シンクタンク)機能と、②これをベースに「施策化・事業化」を企画・調整
し 、さ ら に は「 持 続 的 運 営 」を 支 援 す る と い う ま ち づ く り の プ ラ ッ ト フ ォ ー ム
( コ ー デ ィ ネ ー タ )機 能 、さ ら に ③ こ れ を 市 民 や 社 会 に 対 し て 発 信 し 、参 画 を
促す「情報発信」機能を持っている。こうした活動を通じて、柏の葉地区を、
まちづくりを媒介とした国際交流都市へと成長させていくことが求められて
いる。
なお、
「 U D C K 」の 実 施 し て い る 、行 政 都 市 計 画 や 市 民 ま ち づ く り の 枠 組 み
を 超 え 、地 域 に か か る 各 主 体 が 連 携 し 、都 市 デ ザ イ ン の 専 門 家 が 客 観 的 立 場 か
ら 携 わ る 新 た な 形 の ま ち づ く り を 全 国 に 展 開 す べ く 、9 か 所 の ア ー バ ン デ ザ イ
ン セ ン タ ー が 設 立 さ れ て い る ( 図 表 )。 図 表 全 国 の ア ー バ ン デ ザ イ ン セ ン タ ー ( U D C ネ ッ ト ワ ー ク ) 名 称
設 立
内 容
柏の葉アーバンデザインセンター
(UDCK)
柏市・東京大学・千葉大学・地域団体・企業で構成。千葉県柏市北部
2006年11月 柏の葉エリアにおいて、知の資源や民間の活力を最大限に生かした次
世代環境都市・国際学術研究都市の実現を目指し活動している。
田村地域デザインセンター
(UDCT)
田村市行政区長連合会・田村市・東京大学で構成。福島県田村市に
2008年8月 おいて、合併した旧町村単位で地方小都市のコンパクトなまちづくりに
取り組む。
郡山アーバンデザインセンター
(UDCKo)
2008年11月
アーバンデザインセンター横浜
(UDCY)
横浜に拠点を置く専門家が連携するネットワーク型シンクタンク。これ
2008年4月 からの横浜のあり方を幅広い視野から考え、実践に向けて取り組む大
都市版UDCである。
地元町会・地元企業に所属する個人・東京大学で構成。地方中核都
市である福島県郡山市の郊外に拠点を置く民間主導型UDCである。
アイランドシティ・アーバンデザイン
福岡市・地域団体協議会・立地企業協議会・地元4大学で構成。福岡
センター
2012年10月 市東区の人工島「アイランドシティ」において、まちの魅力向上やプロ
(UDCIC)
モーションに取り組む地方大都市・新市街地版UDCである。
UDCN 並木ラボ
横浜市立大学COC事業の一環で、横浜市金沢シーサイドタウンに拠
2014年3月 点を置き、郊外住宅地における超高齢化・空家増加・建物老朽化と
いった課題への対応に向け実践的に取り組む。
松山アーバンデザインセンター
(UDCM)
松山市・地域団体・企業・地元4大学で構成。松山市のまちなかを対象
2014年4月 に、「未来志向のまちづくり」と「歴史・伝統・文化の継承」を柱に、将来
ビジョン検討や個別地区の空間デザイン等に取り組む。
アーバンデザイン会議九大
(UDCQ)
福岡市・糸島市・公益財団法人九州大学学術研究都市推進機構
2007年3月 (OPACK)・地元町会・元岡商工連合会・九州大学で構成。九州大学
キャンパスが移転した糸島半島を対象にまちづくりの協議を進める。
柏アーバンデザインセンター
(UDC2)
柏市・地元の団体や個人・東京大学で構成。千葉県柏市の柏駅周辺
2015年4月 エリアにおいて、地域が抱える課題を解決しながら、持続可能なまちの
魅力づくりと資産価値向上に取り組む。
(出 所 )UDCネットワーク㻌
94
94
(3)今回の分析に基づく提言・地方創生事業のあり方 上 記 の 方 向 性 の う ち 、① 暮 ら し や す い 住 環 境 の 整 備 に よ る 定 住 人 口 の 増 加 に
つ い て は 、T X 沿 線 の 住 宅 地 の 開 発 に よ っ て 、流 山 市 の 転 入 超 過 数 が 県 内 1 位
( 全 国 位 ) に な る な ど 、「 利 便 性 が 高 い 地 区 に 先 進 的 で 魅 力 的 な ニ ュ ー タ ウ
ンを建設」→「自治 体も積極 的な出 産・子育て支 援策を 展開 」→「そ の魅力 を
受 け 止 め て 子 育 て 世 代 が 流 入 し 、人 口 が 社 会 増 に な る ほ か 、出 生 率 向 上 で 自 然
増 を 実 現 」と い う 好 循 環 を 実 現 し て い る 点 は 評 価 で き る 。ま た 、柏 の 葉 地 区( 柏
市 )で も 、 年 7 月 に 住 宅 ・ 商 業 施 設 ・ オ フ ィ ス ・ ホ テ ル な ど を 集 積 さ せ た ス
マ ー ト シ テ ィ の 玄 関 口 で あ る「 ゲ ー ト ス ク エ ア 」が グ ラ ン ド オ ー プ ン し て 活 気
が生まれている。
都 市 部 が 抱 え る 構 造 的 な 課 題 と し て 、東 京 湾 岸 地 域 と 同 様 、流 入 し て い る 人
口 の 高 齢 化 に 伴 う 将 来 的 な 高 齢 者 の 急 増 が 挙 げ ら れ る 。同 市 豊 四 季 台 団 地 で は 、
市 、東 京 大 学 、都 市 再 生 機 構 が 連 携 し 、
「 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 具 現 化 」と「 高
齢者の生きがい就労の創成」を二本柱とする取り組みが行われており、医療・
介 護 施 設 を 含 め 、さ ま ざ ま な 都 市 機 能 を 集 約 す る こ と に よ っ て 、高 齢 者 が 活 き
活き暮らせるコンパクトなまちづくりを目指すためのマネジメントを行って
い る こ と が 、高 齢 化 社 会 を 先 取 り し た 先 進 事 例 に な る こ と が で き る だ ろ う 。今
後 は 、こ の よ う な 先 進 的 な 取 り 組 み を 一 部 の 地 区 に 限 定 す る こ と な く 徐 々 に 広
げていき、当地域全体が日本のモデルになることを期待したい。
いずれに せよ「子 育 て」でも「地域 包括 ケア 」でも 、先 進的 なまちづ くり が
一 部 で 進 ん で い る こ と が 当 地 域 の ま ち づ く り の 特 色 で あ り 、今 後 は こ れ ら の プ
ロ ジ ェ ク ト が「 子 育 て ブ ラ ン ド 」
「 高 齢 者 の た め の ま ち づ く り ブ ラ ン ド 」と し て
確 立 さ れ 、成 功 モ デ ル と し て 、ま ち づ く り ノ ウ ハ ウ が 国 内 外 に 輸 出 さ れ る こ と
に高い期待感が持てる。
こ の 間 、方 向 性 ② 公 民 学 連 携 に よ る イ ノ ベ ー シ ョ ン 創 出 及 び ベ ン チ ャ ー 企 業
成 長 の 実 現 、お よ び ③ イ ノ ベ ー シ ョ ン を 活 用 し た 国 際 交 流 都 市 の 形 成( ま ち づ
く り の ノ ウ ハ ウ の 海 外 輸 出 な ど )に つ い て は 、柏 の 葉 地 区 に 学 術 研 究 機 関 や イ
ン キ ュ ベ ー シ ョ ン 施 設 の ほ か 民 間 の ベ ン チ ャ ー 支 援 団 体 等 が 集 積 し て お り 、ベ
ンチャー育成事業は着実に進展しているが、
「 ま ち づ く り の 海 外 展 開 」や ベ ン チ
ャ ー 上 場 に よ る 投 資 回 収 な ど「 投 資 の 出 口 」を 睨 ん だ 一 段 の 事 業 の 拡 が り も 期
待される ところ であ る。その うえで は、今回の「 地方版 総合 戦略」策 定作業 の
中でも重視されている「産学官プラス金」連携の一段の活用が重要となろう。
産学官金における「金」の役割は、事業化に向けた資金の調達などであるが、
地方創生の流れを受けて産学官金連携の目的が、
「 地 域 の 課 題 解 決 」に シ フ ト す
る 中 で 、地 域 に 根 ざ す 金 融 機 関 が 果 た す べ き 役 割 も 増 し て お り 、
「 金 」の 一 段 の
活用も課題である。
95
95
96
96
5.銚子・九十九里・南房総地域
5.銚子・九十九里・南房総地域
自治体(9市9町村)
香取市、東庄町、銚子市、旭市、匝瑳市、一宮町、
睦沢町、長生村、白子町、勝浦市、いすみ市、
大多喜町、御宿町、館山市、鴨川市、南房総市、
鋸南町、九十九里町
※
は、
「消滅可能性都市」
基礎データ
項
目
数 量
順 位
総面積
1,745.54 ㎢
1
可住地面積
1,075.93 ㎢
1
製造品出荷額等
6,201 億円
5
商業年間商品販売額
7,293 億円
5
589 億円
5
地方税収額
※該当自治体の数値を合算し、5地域で比較した順位を表示
人口推移
年少人口
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
生産年齢人口
106,627
93,878
80,923
70,347
61,473
53,728
46,737
40,460
34,836
30,214
26,370
老年人口
403,716
394,298
376,087
355,651
329,362
291,423
258,501
232,721
209,673
186,673
160,650
総人口
107,182
127,006
143,900
156,647
166,817
184,306
191,886
189,087
181,763
172,770
165,757
617,525
615,182
600,909
582,645
557,652
529,457
497,124
462,267
426,272
389,657
352,777
2010-40年 年少人口 生産年齢人口 老年人口
増減数
-35,103
-168,711
-1,060
増減比率
-57.1%
-51.2%
-0.6%
(参考)
日本創成会議の試算による20-39歳女性増減率
(出所)2010 年までは国勢調査
2015 年からは㈱ちばぎん総研による推計
総人口
-204,875
-36.7%
-55.3%
レーダーチャート分析
①総合評価(全 12 分野)
②定量分析評価(11 分野) ③定性分析評価(11 分野)
〈定量分析+定性分析〉
※「愛着」分野を除く
4位
4位
4位
愛着
出産・子育て
75
3位
3位
教育
観光
5位
1位
観光
就業
環境
50
5位 老後
※「産業」分野を除く
2位
50
就業
環境
自然・文化・
歴史
2位
1位
都市基盤
5位
住環境
安心・安全
4位
5位
5位
1位
50
観光
自然・文化・
歴史
都市基盤
5位
安心・安全
住環境
4位
就業
環境
25
産業
1位
健康・福祉
教育
25
健康・
福祉
5位
愛着
3位
5位
出産・子育て
75
4位
教育
老後
産業 2位
25
4位
出産・子育て
75
1位
自然・文
化・歴史
老後
4位
1位
健康・福祉
住環境
5位
5位
都市基盤
5位
3位
銚子・九十九里・南房総地域
2位
安心・安全
4位
県平均
(各分野について5地域で比較した順位を表示)
97
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(1)特徴 銚子・九 十九里・南 房総地域 は、温 暖な 気候や豊 かな自 然、おいしい 食べ物
な ど 地 域 資 源 が 豊 富 で 、農 業・ 漁 業 と と も に 観 光 業 を 基 幹 産 業 と し て い る 地 域
である。
現 時 点 に お い て 、す で に 人 口 減 少 ・ 高 齢 化 の 局 面 に 突 入 し て お り 、 あ る 自
治 体 の う ち が「 消 滅 可 能 性 都 市 」に 名 を 連 ね た 。雇 用 環 境 や 地 理 的 条 件( 都
心 ま で の 距 離 )等 を 勘 案 す る と 、若 い 世 代 の 定 住 を 促 進 す る こ と は 難 し い 地 域
で あ る が 、一 方 で 、の ん び り 静 か に 暮 ら す こ と の で き る 環 境 を 求 め る ア ク テ ィ
ブ シ ニ ア が 、セ カ ン ド ラ イ フ を 過 ご す 地 と し て 、県 外 や 県 内 の 都 市 部 か ら 転 入
する傾向も見られる。
当 地 域 で「 消 滅 可 能 性 都 市 」に 分 類 さ れ な か っ た 4 市 町 村 は 、そ れ ぞ れ「 非
消滅」の理由を持っている(鴨川市、旭市=大規模「病院」の存在、一宮町=
総 武 本 線「 始 発 駅 」
「 サ ー フ ィ ン 」、長 生 村 = 電 子 部 品 等「 工 場 」の 存 在 )。残 る
市 町 が 消 滅 路 線 か ら 脱 却 す る た め に は 、地 域 内 外 の 特 色 を 活 か す 生 き 残 り 策 の
策定が欠かせない。
(2)地方創生の方向性 ①国内有数の長期滞在型のリゾート・体験型観光のメッカの形成
~ ス ポ ー ツ 交 流 施 設 の 整 備 に よ る ス ポ ー ツ 合 宿 の 誘 致・ス ポ ー ツ イ ベ ン ト
の定期開催
本 県 は 、野 球 や サ ッ カ ー の プ ロ チ ー ム の 本 拠 地 と な っ て お り 、も と も と ス ポ
ー ツ が 盛 ん な 土 地 柄 で あ る 。四 季 を 通 じ て ス ポ ー ツ を 楽 し め る 温 暖 な 気 候 や 多
様な自然環境に恵まれ、さらに、豊富なスポーツ施設も有していることから、
本 県 の 観 光 産 業 の 持 続 的 な 発 展 に は 、伸 び 悩 み を 見 せ て い る 従 来 型 の 観 光 振 興
に 加 え 、集 客 力 が あ り 、か つ 宿 泊 客 も 見 込 め る ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム( ス ポ ー ツ
合 宿 の 誘 致 、ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 定 期 開 催 な ど )を 推 進 し 、新 た な 需 要 を 作 り
出す体制整備が必要である。
東 京 五 輪 の 開 催 効 果 を 県 の 発 展 に つ な げ 、次 世 代 に 引 き 継 い で い く た め 、県
は、昨年 7月に 策定 した「基 本方針」に 基づ き、官民連 携の 推進会議 におい て
「 オ ー ル 千 葉 」体 制 で 進 め て い く 取 り 組 み を 示 し た「 年 東 京 オ リ ン ピ ッ ク・
パ ラ リ ン ピ ッ ク に 向 け た 千 葉 県 戦 略 」を 本 年 3 月 に 策 定 し た 。こ の 中 で 、
「基本
方 針 」で 示 し た 5 つ の 取 組 の 方 向 性 に 沿 っ て 9 つ の 戦 略 の 柱 を 立 て 、そ れ ぞ れ
の目標と企業・団体・大学・行政など各主体が実施する取 り組みを示している
( 図 表 )。 今年に入 り、県 は、自治体や 大学と 連携 し、8月 に開催 され る「世界 陸上北
京大会」のアメ リカ 、オラ ン ダ、ベル ギ ーの事前 キャン プ誘 致に成功 した。こ
れ に よ り 、本 県 は 、東 京 五 輪 の 事 前 キ ャ ン プ 適 地 と し て の ポ テ ン シ ャ ル も あ る
こ と を 示 す こ と が で き た 。5 月 に は 、山 武 市 が 早 々 に ス リ ラ ン カ 選 手 団 の 東 京
五 輪 の 事 前 キ ャ ン プ 誘 致 を 決 め た ほ か 、 鴨 川 市 で 市 内 団 体 が 「 東 京 オ リ ン
98
98
ピ ッ ク・パ ラ リ ン ピ ッ ク 鴨 川 市 対 策 推 進 本 部 」を 組 織 し 、官 民 一 体 で 誘 致 活 動
を 展 開 し て い く 体 制 を 整 備 す る な ど 、県 内 各 自 治 体 は 誘 致 に 積 極 的 で あ る 。そ
う し た 活 動 を 後 押 し す べ く 、県 に お い て も 、
「 県 ス ポ ー ツ コ ン シ ェ ル ジ ュ 」を 開
設 し て 市 町 村 の 誘 致 活 動 の 相 談 等 に 応 じ 、ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム の 推 進 を 加 速 し
ている。
ま た 、東 京 五 輪 の 各 競 技 会 場 に つ い て は 、決 定 に 至 る ま で 紆 余 曲 折 が あ っ た
が、最終 的に本 県で も、レス リング、フ ェンシン グ、テ コン ドーの 3 種目が 幕
張メッセにおいて行われることになった。
そ の ほ か 、日 本 サ ッ カ ー 協 会 が 本 年 5 月 に 開 催 し た 理 事 会 に お い て 、日 本 代
表 の 練 習 拠 点 と な る「 J F A ナ シ ョ ナ ル フ ッ ト ボ ー ル セ ン タ ー( 仮 称 )」の 立 地
場 所 と し て 、県 立 幕 張 海 浜 公 園 を 整 備 用 地 候 補 に す る こ と が 承 認 さ れ た こ と や 、
「 ち ば ア ク ア ラ イ ン ・ マ ラ ソ ン 」 の 次 回 開 催 ( 年 ) が 決 定 し た こ と な ど 、
スポーツ振興による地域の活力づくりは着実に進んでいるといえよう。
図 表 東 京 オリンピック・パラリンピック に 向 け た 千 葉 県 の 基 本 方 針 と 戦 略 (出所)千葉県総合企画部政策企画課
99
99
② 農 業 ・漁 業 の 活 性 化( 6 次 産 業 化 の 推 進 、海 外 販 路 拡 大 、新 規 事 業 へ の 参 入
など)
本 県 は 、農 業 産 出 額 が 全 国 3 位( 平 成 年 )、海 面 漁 業 漁 獲 量 が 全 国 8 位( 平
成 年 )と 、全 国 有 数 の 農 水 産 業 県 で あ る 。こ れ ま で は 、首 都 圏 と い う 一 大 消
費 地 に 位 置 し 、鮮 度 の 良 い 状 態 で 農 水 産 物 を 出 荷 で き る こ と も あ り 、必 ず し も
創 意 工 夫 を 凝 ら さ ず と も 売 れ る マ ー ケ ッ ト 環 境 に あ っ た 。し か し な が ら 、近 年
は 我 が 国 が 人 口 減 少 局 面 に 入 る 中 で 、担 い 手 の 減 少 や 高 齢 化 、輸 入 品 と の 競 合 、
燃 料 費 の 高 止 ま り な ど 経 営 環 境 は 厳 し さ を 増 し て お り 、産 出 量・漁 獲 量 は 減 少
傾向にある。
こ う し た 問 題 を 解 決 し 、農 業 を 基 幹 産 業 と し て 持 続 的 に 発 展 さ せ て い く た め
に は 、将 来 を 担 う 若 い 人 に と っ て 魅 力 の あ る「 稼 げ る 農 業 」へ の 構 造 転 換 が 必
要 で あ る 。農 地 の 大 規 模 化 等 に よ る 経 営 効 率 化 と と も に 、高 付 加 価 値 化 や ブ ラ
ン ド 化 に よ る 差 別 化 を 図 り 、生 産 者 が 価 格 決 定 権 を 持 つ こ と が で き る よ う に す
る仕組み 等が必 要に なる。6 次産業 化や 海外への 販路拡 大、新規事業(植物 工
場等)などに取り組むといった方向性が考えられる。
農 地 の 大 規 模 化 に つ い て は 、 年 よ り 「 農 地 中 間 管 理 機 構 ( 農 地 バ ン ク )」
が 都 道 府 県 に 設 置 さ れ 始 動 し て い る 。た だ 、現 状 で は 、農 業 に 意 欲 的 な 法 人
を は じ め 大 規 模 化 を 志 向 す る 農 家 か ら の 農 地 借 受 け 希 望 は 多 い も の の 、出 し 手
と な る 小 規 模 農 家 が 貸 出 し に 慎 重 な た め 、想 定 ど お り 機 能 し て い な い 。出 し 手
を 増 や す に は 、耕 作 放 棄 地 に も か か わ ら ず 事 実 上 の 税 制 優 遇 が 受 け ら れ る な ど
現行法制度の見直し等も必要であろう。
一 方 、6 次 産 業 化 に つ い て は 、農 林 漁 業 者 を 支 援 す る た め 、全 国 で の フ ァ
ン ド が 設 立 さ れ て い る 。 本 県 で は 、 県 内 金 融 機 関 と 農 林 漁 業 成 長 産 業 化 支
援 機 構 が 出 資 し た「 ち ば 農 林 漁 業 6 次 産 業 化 フ ァ ン ド 」
( 総 額 億 円 )を 年
度 に 立 ち 上 げ て 、 こ れ ま で 3 件 ( 合 計 百 万 円 ) 出 資 す る な ど 、 6 次 産 業 化
に 取 り 組 む 事 業 者 を 資 金 面 か ら 支 援 す る 仕 組 み が 始 ま っ て い る ( 図 表 、 図
表 )。漁 業 で は 、所 得 向 上 を 目 的 と し て 策 定 し た プ ラ ン を 水 産 庁 が 支 援 す る
「 浜 の 活 力 再 生 プ ラ ン 」に 本 県 か ら 5 件 承 認 さ れ る な ど 、漁 業 再 生 に 向 け た 取
り 組 み に も 動 き が 見 ら れ る ( 図 表 )。 図 表 「 ち ば 農 林 漁 業 6 次 産 業 化 フ ァ ン ド 」 出 資 先 事業名
庭木・盆栽・花卉の国際輸出促進事業
業務用カット野菜・漬物の製造・販売による
6次産業化
銘柄豚を活用した外食店舗事業
事業の概要
事業者
市町村
認定年月
千葉県を中心に全国各地から調達した、植木、盆栽を
高付加価値化し、欧州、アジアや北南米等の市場に ジャパンホートビジネス㈱
輸出する事業
富里市
平成25年9月
千葉県香取市の農業者が地元の加工業者と連携し、
地元産の野菜を中心とした青果の選果・販売、業務用 香取プロセスセンター㈱
カット野菜の製造・販売、漬物の製造・販売を行う事業
香取市
平成26年5月
旭市
平成26年8月
千葉県の養豚農家が、自ら生産したブランド豚「なでし
こポーク」を主材料として、外食事業に進出すること
東京デリカテッセン㈱
で、生産から加工・販売へ繋がるバリューチェーンを形
成し、農畜産物の付加価値向上を目指す事
(出所)農林水産省
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100
図 表 金 融 機 関 に よ る 6 次 産 業 化 の 取 り 組 み 支 援 事 例 支援先
取巻く環境
事業内容
ジャパンホートビジネス㈱(植木・盆栽等の輸出事業)
・30年ほど前から国内では日本庭園の減少とともに植木の需要は減少する一方、海外で
は日本産の盆栽や植木が人気。
・輸出にあたっては、輸出する国ごとに検疫条件が異なることをはじめ、さまざまな困難が
ある。
ジャパンホートビジネス㈱が千葉県を中心に全国の植木や盆栽等を生産者から直接調
達。輸出先地域に応じた検疫システムを確立し、需要の高い樹種を選択し、欧州や北南
米等の新たな市場を開拓する。
①事業計画の策定支援
取引営業店と本部法人支援部署が連携して事業計画策定を支援。
6次産業化事業としての要件確認等、事業アイディアの入り口の段階からアドバイスを
金融機関の 実施したほか、新規事業のビジネスモデルの実現性の検証も行った。
支援内容 ②投資審査の支援
ファンドや㈱農林漁業成長産業化支援機構への事業計画説明時にオブザーバーとして
参加し、事業計画の補足説明等を行い、投資審査が円滑に進むようコーディネート役を
務めた。
出資額
6次産業化事業体として設立されたジャパンホートビジネス㈱に対して、50百万円の出
資を行った(農林漁業支援の地域ファンドの全国第1号案件)
(出所)農林水産省
図 表 千 葉 県 で 承 認 を 受 け た 「 浜 の 活 力 再 生 プ ラ ン 」 部会
対象地域
漁業種類
主な取組内容
内湾地区
富津地域
ノリ養殖業
ノリ養殖業の協業化(共同加工施設の導入)等
安房地区
岩井・富浦地域
定置網漁業
定置網漁業の漁具改良、荷捌き施設の整備等
省エネ型定置網漁船の建造と定置漁業の漁具改良、荷捌
千倉・和田地域
定置網漁業
き関連機器(殺菌装置・氷冷機)の増設等
アワビ漁船操業、 アワビの輸漁場造成、漁獲物の高付加価値化(イカの沖
夷隅地区
御宿・岩和田地域
小型漁船漁業
漬・魚の粕漬け)等
省エネ型沖合底びき網漁船の導入(70トン型2隻→19トン
銚子・九十九里地区 銚子地域
沖合底びき網漁業
型2隻)等
○平成26年2月、漁業関係団体、市町及び、県で構成する「千葉県地域水産業再生検討委員会」を組織して、県内4地区
(内湾、安房、夷隅、銚子九十九里)の部会において、地域の状況に応じたプランを策定
○「浜の活力再生プラン」事業は平成26年度からスタートし、初年度は、当初承認見込みの400件を上回る427件が承認さ
れた。今後、27年度に100プラン、28年度も100プラン承認し、合計600プランで浜の所得向上と浜の活力再生に取り組む
方針。
(出 所 )千 葉 県 農 林 水 産 部 水 産 課 㻌
101
101
な お 、ブ ラ ン ド 化 に つ い て は 、地 理 的 表 示 の 保 護 制 度 が 整 備 さ れ た こ と に よ
り 、地 域 ブ ラ ン ド で あ る 農 林 水 産 物 や 食 品 の 対 外 信 用 力 が 高 ま り 、海 外 へ の 輸
出促進につながる効果が期待できる。
安 倍 政 権 が 農 林 水 産 物 の 輸 出 額 を 年 ま で に 現 状 の 2 倍 近 い 1 兆 円 規 模
に 拡 大 す る 計 画 を 掲 げ 、国 を 挙 げ て 農 林 水 産 物 の 輸 出 に 取 り 組 む 姿 勢 を 示 し て
いる。そ うした 中、本県では 、知事 自ら 海外でト ップセ ール スを行っ たり、県
や 地 域 金 融 機 関 等 に よ る 海 外 で の 展 示 商 談 会 開 催 、県 と 県 漁 連 の 連 携 に よ る 初
の 海 外 プ ロ モ ー シ ョ ン な ど 、農 水 産 物 の 輸 出 を 促 進 す る 取 り 組 み が 目 立 つ よ う
に な っ て き た 。し か し 、 年 の 県 農 産 物 の 輸 出 総 額 は 億 円 と 伸 び 悩 ん で
お り ( 図 表 )、 今 後 、 県 は 、 ア ジ ア を タ ー ゲ ッ ト に 重 点 品 目 や 対 象 国 を 設 定
するガイドラインをつくり、輸出推進を図っていく方針である。
図 表 県 農 産 物 の 輸 出 額 輸出額(百万円)
輸出品目
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
㻞㻘㻡㻠㻟
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野菜・果実類(2)
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花き(球根類)(2)
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米 (2)
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㻝㻝㻘㻡㻤㻢㻚㻟
㻝㻝㻘㻣㻟㻢㻚㻠
農産物
植木類 (1)
畜産物 (2)
水産物 (2)
林産物
合計
(1)は植物検疫データ及び貿易統計から試算
(2)はアンケート結果に基づいたもの
(出 所 )千 葉 県 農 林 水 産 部 流 通 販 売 課 102
102
③ 医 療・福 祉・介 護 サ ー ビ ス の 向 上 に よ る 日 本 を 代 表 す る シ ル バ ー タ ウ ン 構 想
の実現
こ こ に き て 、シ ル バ ー タ ウ ン 構 想( 日 本 版 C C R C 構 想 )の 動 き が 活 発 化 し
ている。
今年6月 、日本 創成 会議が発 表した「東 京圏高齢 化危機 回避 戦略」で は、今
後 、急 激 に 増 加 す る 1 都 3 県 の 後 期 高 齢 者 に 対 す る 介 護 施 設 や 介 護 人 材 の 大 幅
不 足 を 見 込 み 、そ の た め の 提 言 の 1 つ に 、
「東京圏の高齢者の地方移住環境の整
備 」と し て 、日 本 版 C C R C 構 想 の 推 進 を 掲 げ 、東 京 圏 か ら の 移 住 お す す め 都
市 と し て 室 蘭 市 や 富 山 市 な ど 全 国 都 市 名 を 挙 げ た ( 図 表 )。 ま た 、 同 月
末 に 閣 議 決 定 し た「 ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 基 本 方 針 」に お い て も 、日 本
版 C C R C 構 想 の 推 進 が 盛 り 込 ま れ た 。現 在 、全 国 各 地 の 自 治 体 で「 元 気 な 高
齢 者 の 地 方 移 住 」受 け 入 れ の 検 討 が な さ れ て お り ( 図 表 )、そ の 数 は を
超 え る と い う ( 日 本 経 済 新 聞 年 月 日 報 道 )。 日 本 創 成 会 議 の レ ポ ー ト で は 、本 県 を「 高 齢 者 の 出 し 手 県 」と し て 位 置 づ け
ているが 、実際 には 、本県は 外房・南 房 総地域を 中心に 、温 暖な気候 と豊か な
自 然 を 有 し て 住 み や す く 、圏 央 道 や 東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン を 使 っ て 簡 単 に 都 心 に
出 か け ら れ る な ど 地 理 的 な 強 み を 持 ち 、シ ニ ア が 住 み た い と 思 う 街「 シ ル バ ー
タ ウ ン 」を 展 開 し て い く ポ テ ン シ ャ ル を 持 つ 最 有 力 候 補 の 1 つ で あ る 。こ う し
た中、鴨川市では、市内の有力医療機関である亀田総合病院(亀田グループ)
を 核 と し た「 プ ラ チ ナ タ ウ ン 構 想( 日 本 版 C C R C 構 想 )」を 検 討 し て お り 、ア
クティブ シニア の移 住促進に よって 新た に生まれ る消費 需要 や医療・介 護・健
康 サ ー ビ ス か ら 若 年 層 の 雇 用 を 創 出 す る ま ち づ く り を 推 進 し て い る 。旭 市 で も 、
旭中央病院を中心に、
「医療」
「介護」
「 予 防・保 健 」を ま ち づ く り の 中 核 に 据 え 、
医 療・介 護 等 の 機 能 充 実 、ヘ ル ス ケ ア 人 材 育 成 機 関 を 誘 致 す る「 ヘ ル ス ケ ア に
よるまちづくり構想」を進めていく方針である。
103
103
図 表 日 本 創 成 会 議 「 東 京 圏 高 齢 化 危 機 回 避 戦 略 」 (出 所 )日 本 創 成 会 議 の公 表 レポートをもとにちばぎん総 研 が作 成 図 表 日 本 版 C C R C の 検 討 状 況 ( 出 所 ) 内 閣 府 「 日 本 版 C C RC 構 想 を 巡 る 状 況 」 104
104
(3)今回の分析に基づく提言・地方創生事業のあり方 年 の 人 口 推 計 を 見 る と 、当 地 域 は 5 地 域 の 中 で 唯 一 、老 年 人 口 に つ い て
も 減 少 が 見 込 ま れ 、 総 人 口 の 減 少 率 が 最 も 大 き い ( ▲ % ) こ と か ら 、 い か
に し て 地 域 の 活 力 を 維 持 し て い く か が 最 大 の 課 題 で あ り 、も は や 待 っ た な し の
決 断 が 迫 ら れ て い る 。引 き 続 き 、以 下 に 示 す 方 向 性 に 沿 っ て 地 域 活 性 化 に 取 り
組むことが望まれる。
ま ず 、方 向 性 ① 国 内 有 数 の 長 期 滞 在 型 の リ ゾ ー ト・ 体 験 型 観 光 の メ ッ カ の 形
成 ~ ス ポ ー ツ 交 流 施 設 の 整 備 に よ る ス ポ ー ツ 合 宿 の 誘 致・ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の
定 期 開 催 に つ い て み る と 、当 地 域 は も と も と 自 然・文 化・歴 史 と い っ た 地 域 資
源 に 加 え 、ス ポ ー ツ 施 設 も 豊 富 で あ り 、高 い ポ テ ン シ ャ ル を 有 し て い る こ と か
ら 、東 京 五 輪 開 催 の 追 い 風 が 吹 く 好 機 に 、
「 オ ー ル 千 葉 」体 制 で 、キ ャ ン プ ・練
習 場・競 技 誘 致 や ス ポ ー ツ 大 会 な ど イ ベ ン ト 開 催 と い っ た ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム
に一段と積極的に取り組むべきである。
こ う し た ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム は 、原 則 と し て 自 治 体 単 位 で 行 わ れ て お り 、現
時 点 で は 依 然 と し て「 広 域 で 協 力 し て 行 う 」と い う 意 識 に 乏 し い 点 は 否 定 し が
たい。キャンプ誘致やイベント開催の際に、①メイン会場を提供する自治体、
② サ テ ラ イ ト 会 場 を 提 供 す る 自 治 体 、③ 宿 泊 施 設 を 提 供 す る 自 治 体 、③ ス タ ッ
フ や ノ ウ ハ ウ で 協 力 す る 自 治 体 な ど 、関 係 す る 自 治 体 が 役 割 を 決 め て よ り 広 域
で 行 動 す る こ と に よ っ て 、ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム の モ デ ル 地 域 を 構 築 し た り 、よ
り 大 き な 大 会 や キ ャ ン プ を 誘 致 し た り 、地 域 活 性 化 効 果 を よ り 広 い 地 域 で 享 受
できたりすることが可能となる。
方向性② 農業・漁業 の活性化( 6次 産業 化の推進 、海外 販路 拡大、新 規事業
へ の 参 入 な ど )に つ い て 、6 次 産 業 化 に 向 け た 金 融 機 関 の 支 援 な ど は 見 ら れ る
よ う に な っ た が 、本 県 全 体 の 6 次 産 業 化 の 取 組 状 況 を み る と 、農 家 等 に よ る 農
産 物 の 加 工 販 売 額 は 億 円( 年 )と 全 国 位 で あ る 。ま た 、食 品 製 造 業 や
飲 食 業 な ど と 連 携 し て 農 産 物 等 を 加 工 し て い る 農 家 等 の 割 合 は %( 全 国 位 )に 過 ぎ な い 。本 県 に お い て 、6 次 産 業 化 の 芽 は 着 実 に 育 っ て は い る も の の 、
観 光 を 絡 め た 農 家 レ ス ト ラ ン な ど 、ま だ ま だ 拡 大 の 余 地 は 大 き い 。 年 に「 和
食 」が ユ ネ ス コ 無 形 文 化 遺 産 に 登 録 さ れ た ほ か 、東 京 五 輪 の 開 催 決 定 を 受 け て 、
日 本 の 食 文 化 に 対 す る 国 内 外 の 関 心 は 飛 躍 的 に 高 ま っ て い る 。国 が 進 め る 地 方
創 生 も 6 次 産 業 化 の 追 い 風 に な り う る 。こ れ ら 一 連 の 動 き を 6 次 産 業 化 に 取 り
組 む チ ャ ン ス と 捉 え 、官 民 一 体 と な っ て 県 内 農 業 の 競 争 力 強 化 を 目 指 す こ と が
重要である。
方向性③ 医療・福 祉・介護サー ビスの 向 上による 日本を 代表 するシル バータ
ウ ン 構 想 の 実 現 に つ い て は 、所 謂 年 問 題 に 向 け て 、今 後 、市 町 村 単 位 で 、
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシ
ス テ ム 」が 構 築 さ れ て い く こ と に な る が 、施 設 医 療 に つ い て は 、亀 田 総 合 病 院
や 旭 中 央 病 院 が 地 域 の 中 核 医 療 機 関 と し て 、県 外 患 者 も 含 め 2 次 医 療 圏 を 跨 い
だ 広 域 か ら 患 者 を 集 め て い る 中 、現 在 の よ う に 自 治 体 ご と に 進 め る の で は な く 、
行政側も広域的な視点で関係者が協力して地域の中核となるケアタウンの形
105
105
成を目指してほしい。
な お 、本 県 が 東 京 等 か ら 高 齢 者 を 受 け 入 れ る う え で 課 題 も あ る 。こ の ま ま だ
と 、 年 に は 県 内 9 医 療 圏 の う ち 、安 房 を 除 く 8 つ の 医 療 圏 で 介 護 ベ ッ ド 数
が 不 足 す る 可 能 性 が 高 く 、で き る だ け 早 く 需 要 に 見 合 っ た 供 給 を 行 う 必 要 が あ
る 。さ ら に 、ほ と ん ど の 県 内 自 治 体 が 高 齢 者 の 受 け 入 れ に よ る 扶 助 費 等 の 増 加
を 懸 念 し て い る こ と か ら 、移 住 元 の 自 治 体 が 費 用 負 担 す る「 住 所 地 特 例 」の 運
用拡大など、法制度の見直しも求められる。
い ず れ に し て も 、千 葉 県 と し て は 上 記 課 題 の 克 服 も 含 め て 、高 齢 者 に 選 ん で
も ら え る よ う に 引 き 続 き 努 力 し て い く 必 要 が あ る が 、他 県 で も 同 様 の 努 力 が 行
わ れ 、都 市 間 の 競 争 が 増 す 可 能 性 が あ る 。そ う し た 環 境 整 備 が 徐 々 に 進 む な か
で、
「 個 々 の 高 齢 者 が 家 族・交 友 関 係・収 入 な ど の 状 況 に 応 じ 、ま た 目 指 す ラ イ
フ ス タ イ ル な ど を 考 慮 し つ つ 、自 ら の 意 思 で 自 由 に 終 の 棲 家 を 選 択 で き る こ と
が 何 よ り も 重 要 だ 」 と い う こ と を 強 調 し た い ( 図 表 ~ 図 表 )。 図 表 1都3県・他道府県間の 年の間の移動動向(全年齢層)
東京都
全年齢
㻗㻝㻟㻤㻘㻞㻤㻞
㻟㻢㻘㻟㻜㻞
㻝㻤㻘㻞㻣㻥
㻞㻜㻥㻘㻥㻡㻟
㻝㻣㻘㻜㻥㻜
㻡㻘㻝㻣㻥
千葉県
埼玉県
㻗㻝㻝㻜㻘㻢㻡㻢
㻗㻝㻜㻢㻘㻡㻢㻝
㻤㻠㻘㻡㻣㻟
㻞㻘㻥㻤㻞
㻞㻘㻢㻞㻡
㻣㻤㻘㻠㻞㻜
神奈川県
他道府県
㻝㻞㻠㻘㻢㻣㻥
㻗㻝㻠㻞㻘㻝㻞㻢
㻙㻠㻥㻣㻘㻢㻞㻡
(出所)千葉銀行「千葉県及び近隣都県における年連階層別社会動態に関する調査」
図 表 1都3県・他道府県間の 年の間の移動動向( 歳)
東京都
65-74歳
㻙㻝㻣㻘㻠㻢㻤
㻟㻘㻟㻠㻠
㻟㻘㻟㻞㻝
㻤㻘㻤㻟㻟
㻝㻘㻥㻣㻜
㻣㻟㻞
千葉県
埼玉県
㻗㻠㻘㻝㻣㻥
㻙㻝㻞㻞
㻞㻣
㻤㻢㻝
㻞㻘㻣㻜㻣
㻥㻤㻣
神奈川県
㻠㻘㻟㻜㻝
㻙㻟㻘㻞㻥㻝
他道府県
㻗㻝㻢㻘㻣㻜㻞
(出所)千葉銀行「千葉県及び近隣都県における年連階層別社会動態に関する調査」
106
106
107
千葉県での日本版CCRC構想の展開に向けて
1.日本創成会議「東京圏高齢化危機回避戦略」について
6月4日、民間有識者らからなる日本創成会議は、東京圏(東京都、千葉
県 、 埼 玉 県 、 神 奈 川 県 ) に お い て 、 団 塊 世 代 が 全 て 歳 以 上 と な る 年
ま で に 後 期 高 齢 者 が 万 人 増 加 し 、 医 療 ・ 介 護 供 給 が 大 幅 に 不 足 す る と の
試算を発表し、これを回避するための提言を行った。提言の骨子は、①医療
介 護 サ ー ビ ス の「 人 材 依 存 度 」を 引 き 下 げ る 構 造 改 革 I C T 、ロ ボ ッ ト の 活
用 な ど 、② 地 域 医 療 介 護 体 制 の 整 備 と 高 齢 者 の 集 住 化 の 一 体 的 促 進 、③ 1 都
3 県 + 5 政 令 指 定 都 市 ) の 連 携 ・ 広 域 対 応 ( 国 も 積 極 的 に 支 援 )、 ④ 東 京 圏
の 高 齢 者 の 地 方 移 住 環 境 の 整 備 日 本 版 C C R C 構 想 の 推 進 、 の 4 点 で あ る
が 、 特 に ④ は 移 住 お す す め 都 市 と し て 室 蘭 市 や 富 山 市 な ど 全 国 都 市 名 を
挙げるなど、マスコミにも大きく取り上げられて、注目を集めた。
2.日本創成会議の提言に対する疑問点
日 本 創 成 会 議 が 推 奨 す る 都 市 は 、 施 設 や 人 材 な ど の 高 齢 者 の 受 け 入 れ
余力を中心に選定されているが、
「 現 時 点 で 医 療・介 護 体 制 が 整 っ て い る 」と
いう条件だけで選ばれたもので、将来の体制の変化なども織り込んだ、それ
以 外 の 観 点 か ら の 「 利 用 者 目 線 に 立 っ た 」 検 証 が 抜 け 落 ち て い る 。 株 ち ば
ぎん総合研究所では、以前から東京圏への人口集中と高齢数の急増がもたら
す問題を指摘し、県内のうち南房・外房を高齢者の受け皿の候補とする提言
を 行 っ て お り 注 、 今 回 の 推 奨 都 市 が 、「 交 通 利 便 性 」、「 気 象 条 件 」、「 介 護
余力」の点に照らして、果たして首都圏民にとって移住しやすい場所である
のか検証し、県内市町村との比較を行った。
検証の結果、東京からの時間距離や気象条件を勘案すると、高齢者の終の
棲 家 と し て 、立 地 や 気 象 条 件 に お い て 千 葉 県 に 優 位 性 が あ る こ と が 分 か っ た 。
実 際 に ~ 年 に か け て の 1 都 3 県 内 の 歳 以 上 の 人 口 は 、 東 京 都 が 5 年
間 で ▲ 万 人 の 流 出 超 過 に な っ て い る の に 対 し 、 千 葉 県 は 東 京 都 か ら 3 千
人を、東京以外からは4千人を受け入れ、既に都内の高齢者等から選ばれる
行き先になっている。
条 件
立 地
移 住 先 都 市 最 長 の 松 江 市 で 5 時 間 程 度 、最
県内の2次医療圏まで
は、全て2時間以内。
【 冬 季( 月 ~ 2 月 )平 均 気 温 】 4 ℃ を 下 回 る 医 療 圏 は
4 ℃ を 割 る 都 市 が か 所 、 う な い 。 ち9都市は氷点下。
【 冬 季( 月 ~ 2 月 )日 照 時 間 】 1 日 当 た り 約 5 時 間( 冬 季 合 計 全 て 1 日 当 た り 約 5 時
時 間 )を 割 り 込 む 都 市 が 間( 冬 季 合 計 時 間 )
都市。
を超える。
( 東 京 駅 か らの 所 要 時 間 ) 㻌 短 の 富 山 市 で も 2 時 間 超 。 気 象
(気 温 と日 照 時 間 )㻌
千葉県
108
108
3.千葉県が移住先として選ばれるために検討を要する課題
千葉県が引き続き高齢者から選ばれ続けるのには課題もある。課題の一つ
は県内の医療・介護の供給体制がこのままでは不十分なことである。千葉県
9医療圏における介護ベッド数は、安房・千葉・君津の3医療圏を除き不足
超であり、千葉県はできるだけ早く需要に見合った供給を行う必要がある。
もう一つは、高齢者が移住する場合の受入市町村が、扶助費等の増加を恐れ
て、必ずしも受入に積極的でないことである。これを回避するためには、住
所地特例制度(介護保険等の制度において、被保険者が転居した自治体にあ
る施設に入所した場合、引き続き前居住地の被保険者とする制度)の完全な
運用などが求められる。
千葉県、そのうちでも特に南房・外房地域は、温暖な気候と豊かな自然を
有して住みやすく、圏央道や東京湾アクアラインを使って簡単に都心に出か
けられる強みを持ち、シニアが住みたいと思う「シルバータウン構想(日本
版 C C R C 注 ) を 展 開 し て い く ポ テ ン シ ャ ル を 持 つ 最 有 力 候 補 の 一 つ で あ
る。千葉県は上記課題の克服も含めて、高齢者に選んで貰えるように引き続
き努力していく必要がある。
な お 、 本 ト ピ ッ ク ス の 詳 細 は 、 株 ち ば ぎ ん 総 合 研 究 所 ホ ー ム ペ ー ジ に 掲
載 し て い る 。(「 調 査 研 究 情 報 千 葉 県 で の 日 本 版 C C R C 構 想 の 展 開 に 向 け
て 」) (注1)
「 安 心 し て 暮 ら せ る ち ば の 再 構 築 ~ ち ば の 医 療・介 護 の 将 来 に 向 け て 」
( 千 葉 経 済 セ ン タ ー 年 ) ( 注 ) &RQWLQXLQJ&DUH5HWLUHPHQW&RPPXQLW\ 高 齢 者 が 移 り 住 み 、 健 康 時
から介護・医療が必要となる時期まで継続的なケアや生活支援サー
ビス等を受けながら生涯学習や社会活動などに参加する共同体
109
109
日 本 創 成 会 議 が 移 住 先 と し て 薦 め る 主 な 医 療 圏 ( 準 地 域 8 地 域 を 除 く 地
域)および千葉県内医療圏の気象条件と都心からの時間距離
気温(℃)
日照時間(時間)
2015年介 2040年介 気温(℃)
日照時間(時間)
東京圏(東京
(12~2月平均) (12~2月平均)
駅)からの所
二次医療圏の主な都市等 護ベット準 護ベット準 (1981~2010)30年 (1981~2010)30
1981~2010(30 1981~2010(30
備率
備率
間平均
年間平均
要時間
年間)平均
年間)平均
年間平均気温
1 4 .7 ℃未満
都道府県名 市名
年間日照時間
1 7 7 1 時間未満
冬季平均気温
5 .1 ℃未満
冬季日照時間
4 6 1 時間未満
東京駅からの
所要時間
2時間以上
北海道
室蘭市
㻝㻞㻑
㻝㻞㻑
㻤㻚㻢
㻝㻣㻞㻡㻚㻞
㻙㻝㻚㻝
㻞㻤㻢㻚㻤 4時間27分
〃
函館市
㻝㻢㻑
㻝㻜㻑
㻥㻚㻝
㻝㻣㻠㻤㻚㻜
㻙㻝㻚㻢
㻟㻝㻢㻚㻥 3時間3分
〃
旭川市
㻢㻑
㻙㻝㻣㻑
㻢㻚㻥
㻝㻡㻥㻜㻚㻥
㻙㻢㻚㻝
㻞㻠㻜㻚㻞 3時間20分
〃
帯広市
㻝㻞㻑
㻙㻝㻤㻑
㻢㻚㻤
㻞㻜㻟㻟㻚㻞
㻙㻡㻚㻤
㻡㻠㻡㻚㻜 3時間24分
〃
釧路市
㻙㻞㻑
㻙㻞㻜㻑
㻢㻚㻞
㻝㻥㻢㻥㻚㻡
㻙㻠㻚㻜
㻡㻟㻣㻚㻢 3時間41分
青森県
青森市
㻙㻟㻑
㻙㻞㻣㻑
㻝㻜㻚㻠
㻝㻢㻜㻞㻚㻣
㻙㻜㻚㻞
㻝㻣㻠㻚㻟 3時間30分
〃
弘前市
㻣㻑
㻙㻠㻑
㻝㻜㻚㻞
㻝㻡㻥㻣㻚㻡
㻙㻜㻚㻣
㻝㻥㻟㻚㻞 3時間50分
秋田県
秋田市
㻟㻑
㻙㻞㻡㻑
㻝㻝㻚㻣
㻝㻡㻞㻢㻚㻜
㻝㻚㻞
㻝㻠㻣㻚㻢 2時間53分
山形県
山形市
㻙㻥㻑
㻙㻞㻥㻑
㻝㻝㻚㻣
㻝㻢㻝㻟㻚㻟
㻜㻚㻣
㻞㻢㻟㻚㻣 2時間44分
新潟県
上越市
㻝㻞㻑
㻡㻑
㻝㻟㻚㻢
㻝㻡㻥㻝㻚㻣
㻟㻚㻟
㻞㻞㻡㻚㻢 2時間44分
富山県
富山市
㻣㻑
㻙㻝㻢㻑
㻝㻠㻚㻝
㻝㻢㻝㻞㻚㻝
㻟㻚㻣
㻞㻞㻥㻚㻡 2時間8分
〃
高岡市
㻟㻑
㻙㻝㻞㻑
㻝㻟㻚㻠
㻝㻡㻟㻠㻚㻣
㻟㻚㻜
㻞㻝㻣㻚㻥 2時間41分
福井県
福井市
㻤㻑
㻙㻞㻝㻑
㻝㻠㻚㻡
㻝㻢㻝㻥㻚㻠
㻠㻚㻝
㻞㻞㻡㻚㻠 3時間26分
京都府
福知山市
㻙㻝㻡㻑
㻙㻝㻣㻑
㻝㻥㻚㻥
㻝㻠㻣㻡㻚㻡
㻟㻚㻥
㻞㻡㻣㻚㻠 3時間56分
和歌山県
和歌山市
㻙㻝㻝㻑
㻙㻞㻣㻑
㻝㻢㻚㻣
㻞㻜㻤㻤㻚㻤
㻢㻚㻥
㻠㻝㻤㻚㻞 3時間41分
岡山県
岡山市
㻝㻠㻑
㻙㻝㻜㻑
㻝㻢㻚㻞
㻞㻜㻟㻜㻚㻣
㻡㻚㻥
㻠㻠㻥㻚㻤 3時間13分
鳥取県
鳥取市
㻡㻑
㻙㻝㻣㻑
㻝㻠㻚㻥
㻝㻢㻢㻟㻚㻞
㻡㻚㻜
㻞㻟㻤㻚㻡 2時間47分
〃
米子市
㻞㻜㻑
㻤㻑
㻝㻡㻚㻜
㻝㻣㻟㻞㻚㻟
㻡㻚㻠
㻞㻠㻢㻚㻥 4時間52分
島根県
松江市
㻜㻑
㻙㻞㻝㻑
㻝㻠㻚㻥
㻝㻢㻥㻢㻚㻞
㻡㻚㻟
㻞㻟㻡㻚㻢 5時間14分
山口県
宇部市
㻙㻣㻑
㻙㻞㻜㻑
㻝㻢㻚㻝
㻝㻤㻤㻜㻚㻡
㻢㻚㻥
㻟㻝㻥㻚㻡 4時間53分
香川県
高松市
㻢㻑
㻙㻞㻣㻑
㻝㻢㻚㻟
㻞㻜㻡㻟㻚㻥
㻢㻚㻠
㻠㻟㻞㻚㻜 3時間15分
〃
坂出市
㻣㻑
㻙㻣㻑
㻝㻢㻚㻞
㻞㻝㻜㻠㻚㻡
㻢㻚㻤
㻠㻟㻜㻚㻜 3時間27分
〃
三豊市
㻤㻑
㻡㻑
㻝㻡㻚㻝
㻝㻤㻞㻥㻚㻥
㻡㻚㻞
㻟㻟㻠㻚㻡 4時間17分
徳島県
徳島市
㻝㻜㻑
㻙㻝㻡㻑
㻝㻢㻚㻢
㻞㻜㻥㻞㻚㻥
㻣㻚㻜
㻠㻣㻝㻚㻡 2時間46分
愛媛県
新居浜市
㻝㻑
㻙㻝㻟㻑
㻝㻢㻚㻡
㻝㻤㻥㻟㻚㻣
㻣㻚㻜
㻟㻤㻣㻚㻥 4時間40分
〃
松山市
㻞㻝㻑
㻙㻤㻑
㻝㻢㻚㻡
㻞㻜㻝㻣㻚㻝
㻢㻚㻥
㻟㻥㻥㻚㻢 3時間15分
高知県
高知市
㻝㻝㻑
㻙㻠㻑
㻝㻣㻚㻜
㻞㻝㻡㻠㻚㻞
㻣㻚㻠
㻡㻡㻠㻚㻠 3時間32分
福岡県
北九州市
㻞㻑
㻙㻞㻞㻑
㻝㻢㻚㻞
㻝㻤㻞㻡㻚㻝
㻢㻚㻤
㻟㻞㻝㻚㻜 3時間35分
〃
大牟田市
㻣㻑
㻡㻑
㻝㻢㻚㻟
㻞㻝㻜㻟㻚㻠
㻢㻚㻡
㻠㻟㻝㻚㻤 4時間24分
佐賀県
鳥栖市
㻞㻤㻑
㻙㻟㻑
㻝㻢㻚㻡
㻝㻥㻢㻥㻚㻜
㻢㻚㻡
㻠㻜㻡㻚㻝 3時間52分
大分県
別府市
㻝㻟㻑
㻝㻝㻑
㻝㻢㻚㻠
㻞㻜㻜㻝㻚㻤
㻣㻚㻞
㻠㻡㻡㻚㻠 3時間39分
熊本県
八代市
㻙㻝㻤㻑
㻙㻞㻡㻑
㻝㻢㻚㻤
㻝㻥㻡㻢㻚㻠
㻣㻚㻟
㻟㻢㻣㻚㻢 4時間47分
沖縄県
宮古島市
㻞㻝㻑
㻙㻠㻑
㻞㻟㻚㻢
㻝㻣㻢㻢㻚㻞
㻝㻤㻚㻣
㻞㻢㻥㻚㻢 4時間57分
千葉県
千葉市
㻟㻑
㻙㻡㻣㻑
㻝㻡㻚㻣
㻝㻥㻜㻟㻚㻣
㻢㻚㻣
㻡㻞㻟㻚㻢
〃
船橋市
㻙㻟㻝㻑
㻙㻝㻝㻟㻑
㻝㻡㻚㻟
㻝㻥㻡㻝㻚㻞
㻡㻚㻤
㻡㻞㻟㻚㻠
〃
松戸市
㻙㻠㻑
㻙㻢㻢㻑
㻝㻠㻚㻣
㻝㻣㻤㻠㻚㻟
㻢㻚㻣
㻡㻞㻟㻚㻢
〃
成田市
㻙㻞㻑
㻙㻣㻥㻑
㻝㻠㻚㻤
㻝㻥㻜㻡㻚㻤
㻡㻚㻠
㻡㻜㻝㻚㻞
〃
銚子市
㻙㻝㻤㻑
㻙㻞㻥㻑
㻝㻡㻚㻠
㻝㻥㻡㻥㻚㻥
㻣㻚㻟
㻠㻥㻞㻚㻥
〃
茂原市
㻙㻤㻑
㻙㻟㻥㻑
㻝㻡㻚㻟
㻝㻤㻝㻝㻚㻥
㻡㻚㻥
㻠㻢㻝㻚㻞
〃
鴨川市
㻤㻑
㻥㻑
㻝㻡㻚㻣
㻝㻥㻠㻠㻚㻝
㻢㻚㻥
㻠㻣㻤㻚㻢
〃
木更津市
㻝㻟㻑
㻙㻞㻞㻑
㻝㻡㻚㻠
㻝㻣㻣㻝㻚㻞
㻢㻚㻣
㻡㻞㻟㻚㻢
〃
市原市
㻙㻟㻣㻑
㻙㻝㻝㻡㻑
㻝㻠㻚㻤
㻝㻣㻢㻜㻚㻝
㻡㻚㻝
㻠㻣㻤㻚㻞
(出 所 )ちばぎん総 研 が作 成 110
110
資 料 編
111
112
評価方法
県 内 各 自 治 体 が 有 す る 特 性 に つ い て 分 析 し 、自 治 体 ご と に 、総 合 評 価 、定 量
分 析 評 価 、 定 性 分 析 評 価 の 3 パ タ ー ン の 評 価 を 行 っ た ( 図 表 )
(1)総合評価
・ 下 記 ( 2 ) 定 量 分 析 評 価 、 お よ び ( 3 ) 定 性 分 析 評 価 で 評 価 し た 全 項
目 ( 図 表 ) を 分 野 に 分 け 、 分 野 ご と す べ て の 項 目 の 偏 差 値 を 平 均 し
たものを「当該分野の偏差値」とした。
(2)定量分析評価
・ 社 会 指 標 等 の 各 種 統 計 デ ー タ 項 目 を 使 用 ( 図 表 )。 ・ 規 模 の 異 な る 自 治 体 間 で 比 較 で き る よ う に 、各 種 統 計 デ ー タ を 総 人 口 あ る
いは一定の人口等で割ったうえで偏差値化した。
・ 項 目 を 分 野(「 愛 着 」分 野 を 除 く )に 分 け 、分 野 ご と す べ て の 項 目 の
偏差値を平均したものを「当該分野の偏差値」とした。
(3)定性分析評価
・ 千 葉 県 在 住 者 を 対 象 に 、現 在 住 ん で い る 自 治 体 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 を
行 い 、統 計 デ ー タ 等 の 数 字 に 表 れ に く い 県 内 各 地 域 の 魅 力・ ポ テ ン シ ャ ル
や課題等について分析した。
・調査方法は、以下のとおり。
○調査時期
第 1 回 : 平 成 年 4 月 日 ( 土 ) ~ 4 月 日 ( 月 ) 第 2 回 : 平 成 年 5 月 日 ( 土 ) ~ 6 月 2 日 ( 火 ) ※ 第 2 回 は 、 第 1 回 で 一 定 回 収 数 ( 有 効 回 答 数 ) に 達 し な か っ た 市町村を対象に、第1回と同じ内容のアンケートを実施。
※ 第 2 回 に お い て も 有 効 回 答 数 に 達 し な か っ た 下 記 の 町 の 回 答 は 無効とし、定性分析評価および総合評価は行わない。
神崎町、多古町、東庄町、芝山町、一宮町、睦沢町、白子町、
長柄町、大多喜町、御宿町、鋸南町
○ 調 査 対 象 : 千 葉 県 内 の 住 民 ( 歳 ~ 歳 ) ※ 主 な 属 性 は 、 図 表 参 照 ○調査手法:インターネットを介したWEBアンケート調査
○ 有 効 回 答 数 : ( 第 1 回 と 第 2 回 の 合 計 ) ・ ア ン ケ ー ト は 、 全 の 設 問 に 対 し て 、「 と て も 思 う 」「 や や 思 う 」「 あ ま り
思わない」
「 ま っ た く 思 わ な い 」の い ず れ か を 回 答 す る 4 択 形 式 と し 、そ の
回 答 を も と に 数 値 化 ( 図 表 )、 偏 差 値 化 し た 。 ・ 項 目 を 分 野(「 産 業 」分 野 を 除 く )に 分 け 、分 野 ご と す べ て の 項 目 の
偏差値を平均したものを「当該分野の偏差値」とした。
112
図表 53 自治体別評価一覧(偏差値)
地 分 野
域 市町村
分
析
種
類
総合
千葉市
定量
定性
総合
市川市
定量
定性
総合
船橋市
東
京
湾
岸
地
域
定量
定性
総合
習志野市
定量
定性
総合
八千代市
定量
定性
総合
鎌ケ谷市
定量
定性
総合
浦安市
定量
定性
総合
木更津市
定量
定性
総合
茂原市
定量
定性
総合
東金市
定量
定性
総合
ア
ク
ア
ラ
イ
ン
・
圏
央
道
沿
線
地
域
市原市
定量
定性
総合
君津市
定量
定性
総合
富津市
定量
定性
総合
袖ケ浦市
定量
定性
総合
大網白里市 定量
定性
総合
長柄町
定量
定性
総合
長南町
定量
定性
全
分
野
平
均
出
産
・
子
育
て
教
育
就
業
環
境
52.9
51.7
54.4
51.8
52.2
51.8
52.5
51.3
54.6
53.3
52.0
55.1
50.1
51.0
49.4
50.1
49.5
50.7
61.6
56.6
69.2
51.4
51.7
50.7
46.5
48.4
43.4
46.8
48.9
43.1
49.9
48.6
51.7
49.5
50.0
48.4
44.6
48.0
38.9
52.2
51.5
52.3
50.3
47.5
54.8
49.4
46.2
49.1
45.2
52.8
52.9
52.7
51.9
52.8
50.0
52.1
52.4
51.4
51.1
51.2
51.0
50.1
51.5
47.3
50.2
50.6
49.5
55.2
50.1
65.3
53.8
56.2
49.1
49.1
51.4
44.4
48.3
50.8
43.3
49.5
49.2
50.1
52.5
54.7
48.2
44.3
46.8
39.3
54.4
54.9
53.4
47.2
43.0
55.5
49.5
43.8
44.6
42.3
55.0
53.8
57.3
57.8
58.3
56.7
58.0
55.6
62.6
60.7
58.2
65.6
51.9
53.7
48.1
50.6
51.6
48.6
67.0
62.2
76.5
48.9
50.0
46.6
46.4
48.0
43.0
46.0
47.8
42.5
49.0
46.9
53.0
48.2
50.0
44.7
41.4
46.7
30.9
50.5
47.0
57.5
49.3
45.1
57.6
53.8
54.0
53.9
54.1
51.0
48.0
57.2
54.7
53.7
56.9
53.4
49.1
62.0
51.7
50.5
54.2
49.2
47.9
51.8
49.7
48.9
51.5
62.6
57.3
73.2
51.6
50.7
53.3
46.9
48.2
44.4
49.0
49.6
47.7
50.3
46.0
59.1
53.1
52.2
55.1
43.9
49.3
33.1
51.4
53.3
47.7
49.2
48.2
51.2
48.1
42.4
42.1
42.8
産
業
自
然
・
文
化
・
歴
史
54.7
54.7
51.0
51.0
51.4
51.4
49.9
49.9
49.2
49.2
48.7
48.7
46.5
46.5
50.6
50.6
49.8
49.8
49.6
49.6
54.6
54.6
53.6
53.6
47.7
47.7
54.9
54.9
45.5
45.5
46.5
45.7
45.7
-
43.7
45.0
41.8
42.6
42.6
42.5
42.7
42.2
43.4
42.2
44.2
39.2
44.2
44.7
43.4
45.2
42.3
49.5
46.3
45.3
47.8
49.5
47.8
52.0
44.5
45.3
43.3
47.2
48.0
45.9
46.3
45.6
47.4
50.1
52.1
46.9
51.8
50.9
53.1
46.3
49.9
41.0
47.1
44.0
51.8
55.5
55.1
57.7
51.1
住
環
境
安
心
・
安
全
52.4
49.9
57.5
51.3
50.4
53.1
54.8
53.6
57.3
57.0
56.4
58.2
52.3
50.8
55.3
52.1
52.3
51.6
57.6
51.6
69.7
51.4
52.1
50.1
49.6
51.5
45.7
49.4
51.9
44.4
48.7
46.3
53.5
46.7
45.6
48.9
46.4
48.3
42.5
47.6
47.8
47.2
50.1
48.0
54.3
42.3
44.5
47.5
38.5
50.6
47.9
53.3
52.9
57.9
47.8
53.3
55.8
50.8
53.7
52.6
54.8
52.9
53.4
52.4
50.2
48.1
52.3
55.1
52.2
58.1
48.8
49.8
47.8
40.3
40.6
39.9
37.9
35.9
40.0
47.1
46.4
47.9
48.4
47.5
49.3
50.1
56.5
43.7
55.7
52.5
58.9
54.6
52.8
56.3
37.5
47.2
46.9
47.6
都
市
基
盤
健
康
・
福
祉
老
後
観
光
愛
着
58.7
55.5
62.8
55.4
55.2
55.6
55.7
54.2
57.7
58.7
56.6
61.3
56.4
57.3
55.2
51.6
53.0
49.9
61.6
54.3
70.7
50.4
50.4
50.4
47.1
47.5
46.6
48.5
51.9
44.3
52.5
50.8
54.5
49.0
47.3
51.0
39.0
42.2
35.0
54.3
55.2
53.2
54.3
52.9
56.1
48.3
47.5
50.6
43.7
58.0
58.2
57.5
52.0
49.9
56.2
52.7
50.0
58.0
55.1
51.8
61.6
53.7
53.0
55.1
52.3
50.3
56.3
59.0
53.2
70.7
53.7
55.3
50.7
51.6
54.7
45.6
48.8
52.5
41.5
51.7
50.3
54.6
46.3
45.7
47.4
41.1
45.9
31.6
51.7
49.5
56.0
50.3
45.8
59.4
53.6
39.8
41.6
36.4
53.1
52.4
54.6
53.8
53.8
53.9
52.1
52.3
51.7
52.8
52.1
54.2
51.1
52.4
48.3
52.0
51.5
53.0
65.1
60.8
73.7
49.5
50.7
47.1
46.6
48.8
42.1
47.6
52.7
37.4
51.3
51.7
50.3
50.8
53.4
45.6
40.9
45.7
31.5
53.6
54.7
51.3
51.9
50.3
55.1
56.4
52.1
46.9
62.3
49.6
50.4
48.5
47.5
48.4
46.2
48.5
47.3
50.3
48.3
48.5
48.0
43.9
46.5
40.0
45.6
47.6
42.5
83.7
88.8
76.1
56.9
55.2
59.6
44.3
46.8
40.5
45.9
46.8
44.4
47.4
47.0
48.0
48.0
48.0
47.9
47.1
47.7
46.2
49.1
47.5
51.6
47.7
46.5
49.7
51.8
44.6
47.6
40.2
55.4
55.4
50.4
50.4
54.9
54.9
58.1
58.1
46.4
46.4
53.5
53.5
79.8
79.8
51.4
51.4
41.8
41.8
42.9
42.9
50.7
50.7
47.1
47.1
41.0
41.0
57.4
57.4
55.7
55.7
38.2
38.2
地 分 野
域 市町村
分
析
種
類
総合
成田市
定量
定性
総合
佐倉市
定量
定性
総合
四街道市
定量
定性
総合
八街市
定量
定性
総合
印西市
定量
定性
総合
白井市
成
田
空
港
周
辺
・
印
旛
地
域
定量
定性
総合
富里市
定量
定性
総合
山武市
定量
定性
総合
酒々井町
定量
定性
総合
栄町
定量
定性
総合
神崎町
定量
定性
総合
多古町
定量
定性
総合
芝山町
定量
定性
総合
横芝光町
定量
定性
総合
松戸市
定量
定性
総合
常
磐
・
T
X
沿
線
地
域
野田市
定量
定性
総合
柏市
定量
定性
総合
流山市
定量
定性
総合
我孫子市
定量
定性
全
分
野
平
均
出
産
・
子
育
て
教
育
就
業
環
境
産
業
56.0
52.3
61.9
51.1
49.9
53.9
51.3
49.9
52.5
42.9
47.3
36.7
53.6
51.7
56.1
52.7
50.1
55.8
48.6
50.5
46.1
45.0
48.7
39.9
47.5
48.4
45.3
49.8
49.4
50.9
49.9
50.7
51.3
48.3
49.5
46.7
51.5
51.6
51.7
50.0
49.4
51.2
52.8
51.6
54.6
53.2
51.5
56.4
52.1
49.4
56.7
58.2
58.7
57.2
48.0
47.0
49.9
51.1
48.3
56.6
43.0
47.9
33.1
50.9
48.4
55.8
51.4
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55.8
46.0
47.8
42.4
47.2
46.5
48.5
45.6
48.2
40.4
50.2
46.4
57.7
53.7
43.9
48.4
55.7
54.0
59.3
51.7
52.3
50.5
51.3
50.2
53.6
52.8
52.2
54.0
59.6
56.9
65.1
55.5
50.5
65.3
52.0
47.3
61.3
51.6
48.8
57.2
51.1
51.0
51.4
40.2
43.1
34.6
50.5
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54.3
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51.9
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45.3
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47.9
47.3
48.1
48.2
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55.7
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49.6
49.6
-
48.6
48.6
-
51.5
51.5
-
47.4
47.4
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46.9
46.9
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自
然
・
文
化
・
歴
史
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49.4
63.8
50.1
44.9
57.8
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47.2
45.5
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50.7
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45.2
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56.3
56.4
61.4
53.1
54.9
50.3
43.6
43.6
43.6
49.1
45.3
54.8
44.6
44.7
44.5
44.7
44.4
45.2
47.1
43.3
52.8
175
住
環
境
安
心
・
安
全
52.6
48.4
61.1
50.4
48.2
54.7
51.3
50.8
52.2
45.8
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39.5
59.0
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53.3
51.0
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47.2
47.1
47.4
44.4
47.5
38.1
47.2
46.0
49.6
45.1
41.9
51.3
52.4
51.2
49.8
49.7
51.5
46.0
51.6
51.1
52.7
51.2
50.3
52.8
55.2
53.4
58.7
57.0
55.7
59.7
50.6
46.3
59.1
49.7
41.6
57.8
54.9
57.1
52.8
59.7
56.8
62.5
39.6
41.1
38.1
56.3
53.4
59.2
56.8
53.9
59.8
45.4
44.8
46.1
44.3
47.0
41.6
44.1
36.2
52.0
63.2
63.8
62.7
48.9
53.1
43.4
47.7
49.4
46.0
51.1
54.8
47.4
48.7
46.1
51.2
50.2
51.2
49.2
58.2
56.4
60.1
58.6
60.5
56.7
都
市
基
盤
健
康
・
福
祉
老
後
観
光
愛
着
51.6
47.3
57.1
58.7
59.8
57.3
58.3
59.6
56.6
39.0
40.2
37.5
57.1
53.8
61.3
58.0
54.5
62.3
46.1
45.8
46.4
43.1
46.2
39.2
57.4
56.7
58.2
55.7
57.7
53.3
42.5
48.4
33.3
44.9
48.6
40.3
57.4
57.0
57.9
51.9
54.5
48.6
58.8
57.6
60.4
60.9
61.8
59.8
58.6
57.4
60.2
56.3
54.8
59.3
53.9
52.0
57.9
52.4
49.3
58.7
40.7
44.0
34.1
50.8
48.8
54.8
48.7
44.2
57.6
45.8
46.4
44.6
42.7
45.9
36.3
41.5
41.3
41.8
41.6
41.3
42.2
50.5
48.4
55.1
42.0
44.2
37.5
55.3
54.6
56.7
50.4
50.0
51.2
53.8
52.5
56.5
50.4
46.5
58.2
52.3
48.7
59.6
59.6
57.8
63.4
51.2
49.9
53.6
52.3
50.3
56.3
48.3
54.4
36.0
56.9
57.8
55.1
54.9
53.6
57.6
52.9
56.6
45.4
44.3
50.6
31.6
47.9
51.4
40.8
52.1
53.4
49.7
52.1
49.2
56.7
46.6
46.4
47.1
51.9
51.6
52.6
50.7
51.4
49.4
53.6
53.5
53.7
52.9
52.0
54.9
52.9
49.9
59.1
68.2
62.2
77.3
49.0
46.5
52.8
43.0
46.2
38.1
42.9
46.2
37.9
47.2
46.6
48.1
44.8
46.5
42.3
53.4
60.6
42.6
44.9
47.9
40.3
51.5
54.8
46.5
46.6
46.9
46.0
46.5
47.5
49.9
42.2
46.6
35.7
46.0
46.5
45.4
46.8
48.7
43.9
49.3
49.3
49.2
47.4
46.2
49.3
46.5
46.8
46.0
57.2
57.2
50.3
50.3
63.1
63.1
26.5
26.5
60.6
60.6
61.5
61.5
39.4
39.4
33.0
33.0
47.4
47.4
49.0
49.0
47.6
47.6
52.0
52.0
49.9
49.9
56.7
56.7
56.2
56.2
58.3
58.3
地 分 野
域 市町村
分
析
種
類
総合
銚子市
定量
定性
総合
館山市
定量
定性
総合
旭市
定量
定性
総合
勝浦市
定量
定性
総合
鴨川市
定量
定性
総合
南房総市
定量
定性
総合
匝瑳市
定量
定性
総合
銚
子
・
九
十
九
里
・
南
房
総
地
域
香取市
定量
定性
総合
いすみ市
定量
定性
総合
東庄町
定量
定性
総合
九十九里町 定量
定性
総合
一宮町
定量
定性
総合
睦沢町
定量
定性
総合
長生村
定量
定性
総合
白子町
定量
定性
総合
大多喜町
定量
定性
総合
御宿町
定量
定性
総合
鋸南町
定量
定性
全
分
野
平
均
出
産
・
子
育
て
教
育
就
業
環
境
46.9
49.4
42.3
50.9
49.5
51.6
52.1
51.9
52.0
46.8
48.5
44.9
49.6
53.1
44.1
51.2
50.6
51.8
50.5
51.5
49.2
50.9
50.0
52.3
48.2
48.3
48.0
50.8
44.1
47.1
38.9
47.7
49.6
46.2
47.3
44.9
47.3
50.5
48.0
49.9
-
43.2
46.6
36.5
51.4
51.6
51.1
58.5
58.1
59.3
40.0
41.3
37.4
51.0
55.9
41.2
48.6
48.0
49.8
53.8
53.3
54.9
51.0
50.3
52.3
50.1
51.4
47.6
45.8
43.4
45.3
39.5
54.7
44.1
46.8
49.1
42.3
48.6
51.3
50.5
41.1
-
48.5
51.9
41.5
48.5
49.9
45.8
46.9
45.8
48.9
48.9
55.2
36.3
49.2
53.1
41.6
55.2
56.9
51.7
50.6
49.9
51.8
50.7
49.8
52.4
45.0
45.6
43.8
46.7
43.2
49.0
31.6
45.2
52.8
40.2
40.8
38.9
46.8
54.8
50.5
50.9
-
46.6
49.0
41.9
45.9
46.8
44.1
58.2
59.7
55.3
42.9
41.6
45.5
47.4
51.5
39.2
49.8
51.8
45.8
50.2
50.7
49.3
50.6
50.9
50.1
42.4
41.7
43.7
52.4
45.4
50.2
36.0
49.3
45.0
44.1
46.5
39.3
49.0
40.3
32.8
48.6
-
・ 偏差値55.0超
・ 偏差値45.0未満
113
赤字
青字
産
業
自
然
・
文
化
・
歴
史
住
環
境
55.4 48.9 48.3
55.4 45.4 52.6
54.2 39.7
49.9 59.9 51.8
49.9 55.6 53.8
66.4 47.8
56.9 49.6 52.1
56.9 47.0 53.1
53.6 50.1
49.0 62.6 44.3
49.0 61.2 45.8
64.7 41.3
49.2 57.8 47.3
49.2 61.7 52.0
51.9 38.0
49.0 58.6 48.1
49.0 59.7 49.6
56.9 44.9
51.4 54.7 49.6
51.4 53.2 52.4
56.8 44.2
49.6 55.7 49.7
49.6 51.1 49.7
62.7 49.6
48.6 55.4 47.9
48.6 52.3 50.6
60.0 42.5
53.3 56.7 49.1
47.9 47.1 44.8
47.9 44.9 49.7
50.4 34.9
46.9 48.2 50.7
49.1 58.0 49.4
50.6 45.4 50.5
50.6 46.0 54.1
44.6 43.2
48.6 50.6 47.1
49.3 68.9 48.2
47.4 54.1 49.7
47.1 62.4 48.7
-
安
心
・
安
全
都
市
基
盤
健
康
・
福
祉
老
後
観
光
愛
着
43.7
48.9
38.5
48.2
44.1
52.2
48.2
48.1
48.3
46.0
46.8
45.2
39.5
38.7
40.4
54.0
54.7
53.3
54.3
53.8
54.8
51.7
56.7
46.7
53.1
54.1
52.1
56.0
38.3
47.5
29.2
35.8
59.8
44.9
44.6
45.3
42.4
47.2
59.5
67.6
-
43.5
45.6
40.8
41.4
41.6
41.2
44.9
44.7
45.3
41.0
43.3
38.1
39.4
43.0
34.9
41.5
44.1
38.4
45.7
47.8
43.1
44.1
43.0
45.6
45.5
49.3
40.8
44.4
40.4
44.9
34.8
50.7
52.3
48.0
52.1
42.8
48.4
45.1
48.3
43.5
-
47.5
53.6
35.4
56.8
61.9
46.7
57.6
56.5
59.9
50.1
53.7
42.9
72.7
81.2
55.7
48.5
49.1
47.4
50.5
55.1
41.4
48.4
49.5
46.1
47.1
49.0
43.3
45.2
43.5
45.7
39.1
47.2
37.6
41.1
38.3
46.7
39.8
57.4
46.8
53.0
-
43.1
45.8
37.6
41.0
39.8
43.3
53.2
53.6
52.4
42.8
43.1
42.1
40.1
42.5
35.5
46.7
40.1
59.9
52.3
51.9
53.0
51.9
49.7
56.3
46.3
42.5
53.9
49.8
41.9
44.9
35.8
46.9
49.5
55.0
51.7
61.6
44.5
43.0
40.0
35.3
-
51.7
48.2
57.0
58.0
49.3
71.0
47.0
47.5
46.4
56.8
52.2
63.7
58.8
55.2
64.2
58.6
54.0
65.6
46.4
47.3
45.1
53.5
49.4
59.6
49.0
46.6
52.7
59.0
50.7
48.7
53.6
49.2
47.9
48.2
47.0
50.0
54.6
50.0
48.2
50.9
-
42.1
42.1
57.9
57.9
52.3
52.3
36.8
36.8
42.5
42.5
55.7
55.7
46.3
46.3
53.4
53.4
48.0
48.0
42.4
42.4
39.2
39.2
-
図表 54 分析に使用した全121項目
出
産
・
子
定
量
分
析
育
定
性
分
析
て
教
育
就
業
環
境
産
業
自
然
・
文
化
・
歴
史
住
環
境
定
量
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
合計特殊出生率
15-49歳女性人口1千人あたり出生数
自然増減率
人口1千人あたり保育所定員
待機児童率
25-39歳女性労働力率
15-49歳人口1千人あたり婚姻件数
年少人口比率
安心して出産・子育てができる
行政が子育て支援に力を入れている
子育てしながら働きやすい環境である
子育てで困ったときに頼れる人が近隣にいる
0-4歳人口1百人あたり幼稚園数
可住地面積あたり小学校数
小学生児童1百人あたり教員数
可住地面積あたり中学校数
中学生生徒1百人あたり教員数
可住地面積あたり高校数
高校等進学率
大学等進学率
教育に熱心なまちである
教育水準が高い
魅力・特色ある教育が行われている
スポーツ活動が活発である
生産年齢人口比率
労働力率
就業者率
第1次産業就業者比率
第2次産業就業者比率
第3次産業就業者比率
女性就業者比率
高齢者就業者比率
働く場が多い
地域を代表する産業がある
女性や高齢者が生き生きと働いている
新しいビジネスを始める人が多い
人口1千人あたり事業所数
第1次産業事業所比率
第2次産業事業所比率
第3次産業事業所比率
販売農家数あたり農業産出額
製造業事業所あたり製造品出荷額
卸売業事業所あたり年間商品販売額
小売業事業所あたり年間商品販売額
総面積に占める林野面積比率
人口1万人あたり社会体育施設数
人口1万人あたり公民館数
人口1万人あたり図書館数
人口1万人あたり公立文化施設数
人口1万人あたり指定文化財数
自然が豊かである
誇りにできる歴史・伝統・文化がある
地元に、おいしい食べ物や名産品がある
地域の行事(祭り・イベント等)が活発に行われている
社会増減率
可住地面積比率
可住地面積あたり人口密度
住宅地価変動率
人口1千人あたり新設住宅着工戸数
持ち家比率
人口1千人あたり小売事業所数
人口1千人あたり小売事売場面積
市街地が整備されている
買い物など日常生活が便利である
多くの人で賑わう場所がある
落ち着きと安らぎがある
安
心
・
安
全
定
量
分
析
都
市
基
盤
定
量
分
析
健
康
・
福
祉
老
後
観
光
愛
着
115
定
性
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
定
量
分
析
定
性
分
析
定
性
分
析
人口1千人あたり交通事故発生件数
人口1千人あたり交通事故死傷者数
人口1千人あたり出火件数
人口1千人あたり刑法犯認知件数
治安が良い
行政が防犯対策に積極的に取り組んでいる
自然災害が少ない
行政が防災対策に積極的に取り組んでいる
可住地面積あたり道路実延長
人口1千人あたり都市公園数
水道普及率
下水道普及率
人口1千人あたり年間ごみ総排出量
道路網が整備されている
上下水道が整備されている
魅力ある公園が整備されている
公共交通の利便性が良い
人口1万人あたり病院数
人口1万人あたり病院病床数
人口1万人あたり一般診療所数
人口1万人あたり一般診療所数病床数
人口1万人あたり医師数
人口1万人あたり歯科医師数
人口1万人あたり看護師数
人口1万人あたり薬剤師数
信頼できるかかりつけ医がいる
休日・夜間や緊急時にかかれる医療機関がある
医療・福祉施設が近くにあり、便利である
行政や住民の健康づくりに対する意識が高い
老年人口比率
老年化指数
高齢夫婦世帯数比率
高齢単身世帯数比率
要介護(要支援)認定比率
65歳以上人口1万人あたり介護老人保健施設定員
65歳以上人口1万人あたり介護老人福祉施設定員
65歳以上人口1万人あたり有料老人ホーム定員
元気に活躍している高齢者が多い
高齢者や障害者が暮らしやすいまちである
介護が必要な人に対する行政の取組みが手厚い
地域住民が支え合って高齢者を見守っている
人口1千人あたり観光入込客数
1調査対象地点あたり観光入込数
人口1千人あたり宿泊客数
1宿泊施設調査対象地点あたり宿泊客数
外国人宿泊客数比率
修学旅行客数比率
市外から訪れる観光客が多い
観光客を受け入れる「おもてなしの心」がある
行政が観光客の誘致に積極的に取り組んでいる
メディア(旅番組等)によく取り上げられる
このまちが好きである
このまちに長く住み続けたいと思う
住民による市民参加が積極的に行われている
住民同士のコミュニティ活動が積極的に行われている
116
117
回答者の主な属性
図表 56
アンケート回答者の主な属性
性別
性別
自治体
自治体
回答数
回答数
全 体
全 体
3,09
3,0966
千葉市
千葉市
453
453
204
204
275
275
79
79
81
81
49
49
84
84
161
161
110
110
71
71
81
81
92
92
20
20
18
18
18
18
18
18
30
30
81
81
34
34
18
18
44
44
33
33
17
17
18
18
18
18
17
17
18
18
195
195
56
56
187
187
70
70
50
50
51
51
55
55
46
46
21
21
31
31
34
34
26
26
57
57
39
39
18
18
18
市川市
市川市
東東 船橋市
船橋市
京京
習志野市
湾湾 習志野市
岸岸 八千代市
八千代市
鎌ケ谷市
鎌ケ谷市
浦安市
浦安市
アア 木更津市
木更津市
クク 茂原市
アア 茂原市
東金市
ララ 東金市
イイ 市原市
市原市
ンン
君津市
・・ 君津市
圏圏 富津市
富津市
央央 袖ケ浦市
道道 袖ケ浦市
沿沿 大網白里市
大網白里市
線線 長南町
長南町
成田市
成田市
佐倉市
佐倉市
成 四街道市
成 四街道市
田
空田 八街市
八街市
港空 印西市
港 印西市
周
白井市
辺周 白井市
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道 酒々井町
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15.4
15.8
7.7
27.8
22.2
4.1
4.9
2.9
2.2
0.0
7.4
2.0
6.0
8.1
8.2
1.4
1.2
7.6
10.0
0.0
11.1
5.6
6.7
1.2
2.9
5.6
4.5
3.0
0.0
0.0
5.6
0.0
0.0
2.6
0.0
2.7
2.9
2.0
3.9
9.1
8.7
4.8
3.2
8.8
3.8
12.3
0.0
0.0
0.0
家族構成
専業
主婦
17.8
18.8
13.7
20.4
24.1
16.0
18.4
21.4
14.9
14.5
16.9
22.2
9.8
5.0
38.9
16.7
11.1
13.3
19.8
32.4
16.7
15.9
18.2
41.2
27.8
16.7
11.8
27.8
20.5
19.6
19.8
18.6
26.0
11.8
18.2
8.7
4.8
19.4
11.8
15.4
10.5
5.1
11.1
22.2
学生
1.8
4.0
1.0
1.8
1.3
1.2
0.0
3.6
1.2
0.0
1.4
2.5
1.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
6.2
2.9
0.0
4.5
3.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
2.1
1.8
3.2
0.0
2.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
119
無職
21.6
23.8
18.6
23.6
16.5
28.4
22.4
9.5
13.0
24.5
19.7
27.2
13.0
25.0
11.1
27.8
16.7
33.3
27.2
26.5
22.2
22.7
30.3
17.6
11.1
44.4
23.5
11.1
24.6
19.6
24.1
28.6
22.0
15.7
16.4
15.2
28.6
19.4
11.8
19.2
10.5
35.9
27.8
11.1
その他
1.6
1.1
2.0
1.5
1.3
0.0
2.0
1.2
1.2
0.9
1.4
0.0
2.2
5.0
5.6
0.0
0.0
0.0
1.2
2.9
0.0
0.0
0.0
5.9
0.0
0.0
0.0
5.6
2.6
1.8
1.6
2.9
4.0
3.9
1.8
0.0
0.0
6.5
2.9
0.0
3.5
5.1
0.0
0.0
単身
世帯
8.9
10.6
16.2
11.6
10.1
7.4
4.1
15.5
8.1
7.3
9.9
6.2
5.4
5.0
5.6
5.6
5.6
10.0
6.2
2.9
11.1
0.0
6.1
5.9
5.6
0.0
0.0
0.0
11.3
3.6
5.9
11.4
10.0
3.9
7.3
2.2
23.8
16.1
8.8
0.0
5.3
10.3
11.1
0.0
夫婦の 二世代 三世代
その他
み世帯 家族
家族
10.9
11.3
16.2
13.1
11.4
9.9
12.2
16.7
11.8
10.9
9.9
9.9
4.3
5.0
0.0
16.7
0.0
6.7
11.1
8.8
11.1
6.8
6.1
11.8
5.6
0.0
5.9
0.0
12.3
3.6
13.9
7.1
10.0
13.7
9.1
13.0
0.0
6.5
17.6
7.7
7.0
7.7
0.0
22.2
54.7
50.6
50.0
50.9
57.0
60.5
53.1
52.4
58.4
60.0
62.0
51.9
65.2
65.0
61.1
55.6
66.7
53.3
58.0
50.0
61.1
56.8
48.5
29.4
44.4
66.7
64.7
61.1
51.8
62.5
52.4
62.9
46.0
54.9
56.4
63.0
38.1
58.1
58.8
73.1
59.6
46.2
61.1
50.0
9.1
7.3
6.4
5.8
6.3
8.6
6.1
6.0
7.5
9.1
5.6
11.1
14.1
15.0
11.1
5.6
22.2
13.3
11.1
20.6
0.0
13.6
21.2
17.6
33.3
11.1
11.8
27.8
7.7
12.5
4.3
5.7
6.0
19.6
14.5
15.2
4.8
6.5
2.9
15.4
19.3
17.9
5.6
11.1
16.4
20.3
11.3
18.5
15.2
13.6
24.5
9.5
14.3
12.7
12.7
21.0
10.9
10.0
22.2
16.7
5.6
16.7
13.6
17.6
16.7
22.7
18.2
35.3
11.1
22.2
17.6
11.1
16.9
17.9
23.5
12.9
28.0
7.8
12.7
6.5
33.3
12.9
11.8
3.8
8.8
17.9
22.2
16.7
図表 57 定性分析に使用した44項目の得点(10点満点中)
分野
東 船橋市
京
習志野市
湾
岸 八千代市
鎌ケ谷市
浦安市
ア
ク
ア
ラ
イ
ン
・
圏
央
道
沿
線
木更津市
茂原市
東金市
市原市
君津市
富津市
袖ケ浦市
大網白里市
長南町
成田市
佐倉市
成
田
空
港
周
辺
・
印
旛
四街道市
八街市
印西市
白井市
富里市
山武市
酒々井町
栄町
横芝光町
常
磐
・
T
X
沿
線
松戸市
野田市
柏市
流山市
我孫子市
銚子市
銚
子
・
九
十
九
里
・
南
房
総
館山市
旭市
勝浦市
鴨川市
南房総市
匝瑳市
香取市
いすみ市
九十九里町
長生村
6.9
6.6
6.6
6.8
6.4
6.6
7.7
6.5
6.0
5.7
6.9
6.2
5.2
7.5
6.3
5.4
7.1
6.5
6.9
5.4
7.0
7.1
6.0
5.6
5.9
6.7
6.8
6.4
6.8
6.9
7.5
7.8
4.7
6.8
7.1
5.3
5.6
6.4
6.4
6.1
6.7
4.6
6.2
5.9
5.7
5.7
5.7
5.2
5.7
7.3
5.2
4.8
5.0
5.4
5.5
4.0
6.4
5.6
5.4
6.3
5.4
6.7
4.2
5.9
6.5
4.7
5.0
4.5
6.8
6.2
5.8
5.6
5.9
7.1
7.0
4.2
5.4
5.8
4.8
5.0
5.5
5.2
5.7
5.7
4.0
5.9
5.6
5.4
5.5
5.5
5.1
5.0
6.6
5.2
4.7
4.6
5.0
4.8
4.4
5.6
5.7
4.5
6.3
5.4
5.3
3.9
6.0
5.6
4.3
5.0
4.7
5.3
5.4
5.4
5.4
5.5
6.4
6.2
4.2
4.4
5.6
4.1
4.7
5.3
5.3
5.3
4.6
4.1
4.3
5.2
5.2
5.4
5.1
5.4
5.5
5.6
5.6
5.7
5.6
5.5
5.7
5.9
4.7
6.5
5.3
5.1
5.5
5.8
4.7
5.5
5.3
5.5
6.5
5.1
6.1
6.7
5.4
5.9
5.6
6.0
6.0
5.7
6.3
6.6
5.1
5.1
5.5
6.8
6.2
5.3
6.7
4.6
5.5
5.5
5.4
6.1
4.6
4.8
7.1
4.6
4.4
4.4
5.2
4.5
3.5
5.9
5.0
5.7
5.7
5.4
5.3
3.6
5.5
5.0
4.6
4.5
4.4
5.2
4.9
5.2
4.7
5.4
6.2
5.9
4.1
4.3
5.0
3.6
4.6
5.1
4.9
5.2
4.5
3.7
4.3
教 育
が魅
教
行力
育
わ・
水
れ特
準
て色
が
いあ
高
るる
い
教
育
5.8
5.6
5.7
6.0
4.8
4.7
6.9
4.6
4.3
4.3
5.1
4.3
3.6
5.7
5.7
5.2
5.5
5.3
5.3
3.3
5.7
5.2
4.2
4.2
3.8
4.6
4.7
5.2
4.7
5.6
6.0
5.6
4.0
4.2
4.3
3.5
4.0
4.8
4.8
4.7
4.0
3.3
4.0
4.9
4.9
5.3
5.5
4.3
4.7
6.4
4.5
4.2
4.2
4.5
4.2
3.3
4.6
5.6
4.8
5.7
5.0
4.4
3.5
4.7
4.6
4.2
4.1
3.8
4.2
4.7
5.0
4.6
4.8
5.6
5.0
3.9
4.6
4.1
3.8
3.9
4.9
4.7
4.7
4.0
3.3
3.9
でス
あポ
る
ツ
活
動
が
活
発
5.7
5.6
6.7
6.5
5.4
5.1
6.8
5.0
4.8
4.6
5.8
5.2
3.9
5.8
5.6
5.2
6.0
6.1
5.1
4.9
5.0
5.5
5.2
4.7
4.6
4.9
6.7
5.6
5.0
6.4
5.1
5.8
5.2
5.2
5.9
4.8
4.7
5.4
5.7
5.7
5.4
4.1
4.3
働
く
場
が
多
い
就 業 環 境
生女
が地
き性
あ域
とや
るを
働高
代
い齢
表
て者
す
いが
る
る生
産
き
業
5.6
5.5
6.2
5.4
5.1
4.3
6.1
5.0
4.1
4.3
5.8
4.6
2.7
4.5
4.4
3.2
5.4
4.6
3.7
3.4
5.7
4.5
5.5
3.8
3.4
4.4
3.7
5.1
4.6
5.8
4.3
4.1
2.8
3.0
4.4
2.9
3.2
3.1
4.2
3.9
3.2
2.9
3.0
4.9
4.8
5.7
4.5
4.7
5.2
7.3
5.2
4.6
4.1
5.8
7.0
4.4
4.6
3.9
3.7
6.7
4.4
3.1
6.0
4.4
5.8
5.7
4.5
3.6
3.9
4.8
4.8
7.4
4.7
4.7
3.8
6.6
4.4
5.4
6.1
4.5
4.9
4.7
4.9
5.4
4.2
4.0
め新
るし
人い
がビ
多ジ
いネ
ス
を
始
5.1
4.9
5.4
5.0
4.7
4.9
6.2
4.8
4.3
4.8
5.0
4.6
3.5
4.6
5.6
4.8
5.9
4.6
4.5
3.8
5.1
5.0
5.3
4.2
4.0
4.8
5.3
5.1
5.4
5.1
4.8
4.9
4.0
4.8
5.5
4.9
4.1
4.7
4.7
5.0
4.6
4.0
4.1
4.2
4.5
4.3
4.1
3.9
3.8
4.9
4.0
3.4
3.8
4.2
3.7
2.8
3.7
3.8
3.6
4.3
3.8
3.4
3.6
3.9
4.2
4.0
3.7
3.2
4.0
3.6
4.1
4.0
4.5
4.0
3.8
3.0
3.6
3.9
3.1
3.1
3.7
3.9
3.9
3.1
2.9
3.4
自然・文化・歴史
べ地
伝誇
物元
統り
やに
・に
名
文で
産お
化き
品い
がる
がし
あ歴
あい
る史
る食
・
自
然
が
豊
か
で
あ
る
6.4
5.9
5.9
6.2
6.8
7.0
5.3
7.7
7.4
7.7
7.5
8.2
8.5
8.3
8.9
9.1
7.3
8.0
7.1
6.9
8.6
8.1
8.2
8.4
7.8
8.5
8.2
6.3
7.8
6.7
7.5
8.2
7.8
8.6
7.9
9.2
8.1
8.8
8.5
8.4
8.9
8.0
8.6
5.1
6.0
5.4
5.0
4.9
5.6
6.0
6.2
5.2
5.5
5.7
5.1
5.5
4.4
5.2
6.4
7.6
7.7
4.6
4.3
5.8
5.2
4.8
5.0
6.2
6.8
5.7
5.7
6.9
5.1
5.9
7.1
6.0
6.5
5.3
6.6
5.6
5.8
6.3
7.2
6.5
5.7
4.3
5.5
5.3
6.1
4.7
5.5
6.7
5.6
6.3
4.8
5.7
5.5
5.5
6.6
4.9
6.6
5.6
7.0
5.7
4.5
5.9
5.4
6.9
7.1
5.8
5.2
5.2
6.3
5.5
6.0
5.3
5.0
5.2
7.1
7.9
7.0
7.6
6.3
7.3
6.2
6.6
6.8
7.2
5.3
にイ地
行ベ域
わンの
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発・
(
)
市川市
あ教
る育
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市町村
出 産 ・ 子 育 て
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人困
境な
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いて
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る支
隣と
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援
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ー
設問
地
域
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産
・
子
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5.9
5.8
6.0
6.1
6.2
6.1
7.5
6.1
6.0
5.5
6.1
5.9
6.2
5.2
5.8
5.2
8.1
6.8
6.7
5.7
5.7
6.0
5.7
4.8
5.0
6.0
5.7
6.0
6.6
6.6
5.7
6.1
6.1
8.0
6.6
7.2
6.3
6.1
6.9
7.6
6.9
5.1
5.8
い市
る街
地
が
整
備
さ
れ
て
6.9
6.0
6.0
6.4
6.0
5.1
8.1
5.0
5.1
5.2
6.3
5.7
3.5
5.6
6.1
3.5
6.5
5.9
5.5
4.2
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袖ケ浦市
大網白里市
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佐倉市
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四街道市
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酒々井町
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館山市
旭市
勝浦市
鴨川市
南房総市
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5.1
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5.8
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5.8
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5.7
5.0
4.6
5.1
2015年度 千葉銀行受託調査
「千葉県創生」戦略プラン ~千葉県の持続可能な地域づくりに向けて~
2015年9月
■調
査
株式会社 ちばぎん総合研究所 調査部
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台 2-3-12
(電話)043-207-0621
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