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女性に対する暴力の根絶に向けた研修討議

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女性に対する暴力の根絶に向けた研修討議
女 性 に 対 す る暴 力の根絶 に向けた研修討議
第1部 コーディネーター
信田 さよ子氏 原宿カウンセリングセンター所長
SAYOKO NOBUTA
*** 完全予約制となっております。入場券をご提示の上、ご入場ください。 ***
2 部 助言者
丸山 聖子氏 婦人相談員
SEIKO MARUYAMA
◆プロフィール
◆プロフィール
岐阜県生まれ、原宿カウンセリングセンター所長 臨床心理士お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院心
理室、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て、1995 年に原宿カウンセリングセンターを開設。各種の依存症や
ドメスティック・バイオレンス、子どもの虐待などに悩む本人や家族へのカウンセリングを行う。平成15 年度内閣
府男女共同参画推進局「DV 加害者更生プログラムに関する調査研究班」、平成 17 年度法務省「性犯罪者処遇プログ
ラム研究会」構成員。現在日本臨床心理士会理事、日本心理臨床学会理事。著書:『それでも、家族は続く - カウン
セリングの現場で考える - 』
(NTT 出版)『加害者は変われるかー DV・虐待を見つめながら』
(筑摩書房)『母が重く
てたまらない・墓守娘の嘆き』
『さよなら、お母さん 墓守娘が決断する時』
『DV と虐待・家族の暴力に援助者ができ
ること』
(医学書院)『家族の悩みにお答えしましょう』
(朝日新聞出版)など多数。
婦人相談員 社会福祉士、精神保健福祉士。平成 11 年 1 月から暴力被害女性と子どもたちのための緊急一時保護施
設、FTC シェルター(現 NPO 法人 FTC アドボカシーセンター)
のコーディネーター、ケースマネージャー、アドボ
ケイター(同行支援含)を務める。利用者の入所から退所までの支援、生活再建のため退所後 3 年のフォローアップ
を行う。平成 14 年∼ 20 年北区男女共同参画センター専門相談員。平成 20 年 4 月より現職。売春防止法(昭和 31
年制定 )、D V 防止法(平成 13 年制定)、人身売買行動計画 2009 を根拠法とする。『あらゆる女性の相談』
( 区便利
帳より)を受け、必要な支援(一時保護、生活保護、子どもの支援、法的支援、医療など)をコーディネートする。
◆メッセージ みなさん、役所の福祉事務所や子育て支援課に「婦人相談員」がいて、DV 相談を受け、必要に応じて一時保護や生
活保護等の支援をしていることをご存じでしょうか。緊急の支援後は、新しい地域での生活再建が始まります。単
身またはひとり親の生活に加えて、DV や性暴力被害の回復には人と時間そして支援機関が必要です。孤立すること
なく地域に住み、住まいや就労、自分と子どもの将来について「当事者がライフプランが持てる」支援を一緒に考え、
声にしていきましょう!
◆メッセージ
これまで DV 被害者や DV 加害者への個人・グループカウンセリング、性被害者や性加害者とのカウンセリングを実
施してきた。これらの経験に基づいて、被害者の多様性と、時間とともに変化する問題の表面化について、当日は具
体的にお話ししたい。
第1部・2 部 助言者
岩井 宜子氏 専修大学名誉教授
YOSHIKO IWAI
2 部 助言者
小野寺 毅氏 警察庁長官官房給与厚生課 犯罪被害者支援室理事官
TAKESHI ONODEARA
◆プロフィール
◆プロフィール
平成 24 年7月 27 日から現職
専修大学名誉教授。専門は刑法・刑事政策。1964 年東京大学法学部を卒業後、東京大学法学部助手、法務総合研究
所研究官補、弁護士、金沢大学法学部教授を経て、専修大学法科大学院教授を2012 年定年退職。2004 年から 2011
年まで、内閣府男女共同参画会議女性に対する暴力に関する専門調査会会長を務めた。著書に「刑事政策第 5 版」尚
学社、2011、編著書「ファミリー・バイオレンス第 2 版」尚学社、2010 等。
◆メッセージ
犯罪の被害者又はその遺族の被害の回復又は軽減を図るとともに、これらの者が再び平穏な生活を営むことができる
よう支援するため、警察行政に係る犯罪被害者支援に関する企画、立案及び調整に関する業務に取り組んでいます。
◆データ
◆メッセージ
警察は、被害の届出、被疑者の検挙、被害の回復・軽減、再発防止などを通じ犯罪被害者と最も密接に関わり、犯罪
被害者を保護する役割を担う機関であることから、犯罪被害者の視点に立った各種施策の推進に努めています。警察
庁では、平成8年2月、各種施策を総合的に推進するに当たっての基本方針を取りまとめた「被害者対策要綱」を制
定しました。さらに、同年5月には、犯罪被害者対策室(平成 20 年7月、
「犯罪被害者支援室」に改称)を設置し、各
種施策の企画・調査のほか、全般的な取りまとめを行っています。平成 16 年 12 月に「犯罪被害者等基本法」が成立
し、平成 23 年 3 月には同法に基づく「第 2 次犯罪被害者等基本計画」が策定されています。警察庁では同計画の策
定を受け、
「被害者対策要綱」を見直して、警察において特に講ずべき施策の具体的推進要領を示した「犯罪被害者支
援要綱」を制定し、組織を挙げて犯罪被害者支援に取り組んでいます。
夫の妻に対する暴力の問題については、女性による殺人事件の調査を昭和年間に行ったときより、
「酒乱の夫を思い
余 って殺害 」等の態様が多く見られたことから、事前に何とか防止できないものかと心を痛めていた。配偶者暴力
防止法の制定等により、DVに対する対策がとられるようになって、かなり状態が改善されたかと思われるがまだま
だ、潜在している部分も多く、男性と女性の力関係の差から、声を上げられない人たちも多い状態だと思われる。
打開策はどういうところにあるのか、糸口を見出すために、被害経験を語ってもらいつつ、具体的に考えていく今
回の試みに大いに期待するところである。
第1部・2 部 助言者
桐生 正幸氏 関西国際大学教授
MASAYUKI KIRIU
◆プロフィール
関西国際大学人間科学部人間心理学科長 教授(犯罪心理学)博士(学術)・神戸学院大学、聖心女子大学、警察庁
法科学研修所等の非常勤講師・日本犯罪心理学会理事、日本法科学技術学会評議員、日本応用心理学会理事。兵庫県、
大阪府の審議員他、委員等多数。<主な著書等>犯罪者プロファイリング(河出書房新社)嘘とだましの心理学(有
斐閣)応用心理学事典( 丸善)幼い子供を犯罪から守る!命をつなぐ防犯教育(北大路書房)基礎から学ぶ犯罪心理
学研究法(福村出版)性犯罪の行動科学(北大路書房) 他<主なマスメディア出演等>世界一受けたい授業(日本テ
レビ系)、クローズアップ現代、爆笑問題:日本の教養、NHK「ニュース7」、日テレ「バンキシャ」、テレ朝「報道
station」、ドラマ監修「LADY」
(TBS)・朝日新聞、読売新聞、毎日新聞など取材記事。週刊文春、SPA!、日経 Bp
リアルシンプル、DIME、AERA 他。
◆メッセージ 現在の犯罪心理学における犯罪事象の捉え方では、(加害者+被害者−監視者)といった総合的な人的要因と( 時間
+ 場所 )の空間要因が、重要と言われています。 今回の研修では、「女性に対する暴力」を各要因で客観的に捉え、
総合的に検討することが大切と考えています
2 部 助言者
荻野 英俊氏 警察庁生活安全局 生活安全企画課課長補佐
HIDETOSHI OGINO
◆プロフィール
平成 23 年3月 18 日から現職
◆メッセージ
ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成 12 年法律第 81号)並びに配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護
に関する法律(平成 13 年法律第 31 号)の施行に関する業務、女性を守る施策の企画及び立案に関する業務に取り組
んでいます。
◆データ
警察は、ストーカー事案をはじめとする恋愛感情等のもつれに起因する暴力的事案に対して、被害者等の安全を確
保するために迅速かつ的確な組織的対応の徹底を図っています。その中で、ストーカー事案に対しては、被害者の
意思等を踏まえ、ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づく警告、禁止命令等、援助等の行政措置を講じて
被害拡大の予防・未然防止を図るほか、ストーカー行為等の規制等に関する法律その他の法令を適用して行為者の
検挙に努めています。また、各種の法令に抵触しない場合であっても、被害者に対して防犯指導や関係機関の教示
を行うとともに、必要に応じて相手方に対して指導警告を行うなどの対応を推進しています。
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