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Linux® Version5.4

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Linux® Version5.4
Linux®
Version5.4
インストールマニュアル
Feb 2011
Rev05
Copyright February 2010 by
Concurrent Computer Corp.
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1
Disclaimer
The information contained in this document is subject to change without notice. Concurrent Computer Corporation has taken
efforts to remove errors from this document, however, Concurrent Computer Corporation’s only liability regarding errors that
may still exist is to correct said errors upon their being made known to Concurrent Computer Corporation.
License
Duplication of this manual without the written consent of Concurrent Computer Corporation is prohibited. Any copy of this
manual reproduced with permission must include the Concurrent Computer Corporation copyright notice.
Trademark Acknowledgments
Concurrent Computer Corporation and its logo are registered trademarks of Concurrent Computer Corporation. All other
Concurrent product names are trademarks of Concurrent while all other product names are trademarks or registered trademarks
of their respective owners. Linux® is used pursuant to a sublicense from the Linux Mark Institute.
© 2009
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2
改訂履歴
改 No.
内
容
日付
担当
Rev00
初版
2010/1
宮内
Rev01
P14 インストール言語の選択について、英語/日本語以外の
2010/8
言語を選択した際、インストールに支障をきたす旨を記載。
宮内
Rev02
項番 2.4.5 追加
2010/10
宮内
Rev03
全体の内容を見直し、加筆、訂正。
2010/12
宮内
Rev04
誤記訂正、
2011/2
宮内
Rev05
P12 UTC 設定内容の変更
2011/2
宮内
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目次
1. はじめに ............................................................................. 5
1.1.各種ドキュメント .................................................................... 5
2.インストール手順について .............................................................. 6
2.1.RHEL のインストール ................................................................. 7
2.2.RHEL のアップデート ................................................................ 22
2.3.RedHawk OS 5.4 のインストール ....................................................... 23
2.3.1.RCIM のインストール ............................................................... 26
2.4.オプションのインストール及び、RedHawk のアップデート ................................ 27
2.4.1.NightStar RT のインストール ....................................................... 27
2.4.2.NightStar RT のライセンスのインストール .......................................... 28
2.4.3.Frequency-Based Scheduler(FBS)のインストール ................................... 32
2.4.4.Software Updates for RedHawk Systems のインストール(RedHawk のアップデート) ....... 33
2.4.5. Additional Requirements ......................................................... 34
3.インストール後の各種設定 ............................................................. 35
3.1.IP アドレスの変更方法 ............................................................... 35
3.2. PC X サーバーソフトを利用する(XDMCP 接続) .......................................... 36
3.3. telnet の設定 ...................................................................... 36
3.4. FTP の利用 ......................................................................... 38
3.5. ネットワークプリンタの利用 ........................................................ 39
3.6.Twin view 設定方法 .................................................................. 42
3.7.ローカルバックアップの方法(DAT TAPE を使用したバックアップ) ......................... 44
3.8.ローカルリストアの方法(DAT TAPE からのリストア) ..................................... 45
4.RedHawk5.4 の新機能 ................................................................... 47
4.1.NVIDIA CUDA ........................................................................ 47
4.1.KVM Virtualization のサポート ....................................................... 47
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1. はじめに
本書は RedHawk Linux OS Version 5.4 のインストール、及び各種設定方法等を記載したマニュアルです。
米国 Concurrent 社が発行する Release Notes より RedHawk Linux OS のインストール方法に加え、インストール後
の各種設定方法について抜粋、加筆した物です。
本マニュアルでは、NVIDIA グラフィックカード及び RCIM 以外のデバイスを組み込む事を想定しておりません。イ
ンストール後に新たにデバイスを追加される場合、都度設定が必要になる場合があります。
既存の RedHawk のアップグレード、報告されている既知の問題などについては、Release Notes をご参照下さい。
1.1.各種ドキュメント
RedHawk の各種ドキュメントは、以下の web サイトにて入手する事が可能です。
米国 Concurrent 社発行のリリースノート、ユーザーズガイド等の原文(英語)はこちらから。
http://RedHawk.ccur.com/docs
コンカレント日本(株)による、各種日本語マニュアルはこちらから。
http://www.ccur.co.jp/external/TechSup/TechDoc.html
また RedHawk インストール後に、デスクトップ上に“Documents”アイコンが作成されます、ここから各種英文マニ
ュアル(PDF)を閲覧して頂けます。
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2.インストール手順について
本項より、RedHawk OS 5.4 におけるシステムの新規インストール方法を解説します。
RedHawk OS 5.4 のインストールには、大きく分けて 4 つの工程があり、ベースに RedHat Enterprise Linux5.4(以
下 RHEL)がインストールされている必要があります。次項より以下①~④の流れに沿って RedHawk OS のイン
ストール方法を解説します。
①RHEL のインストール
まず初めに、ベースとなる RHEL をインストールします。
↓
②RHEL のアップデート
RHEL にパッチを適用します。
↓
③RedHawk のインストール
↓
④RedHawk のアップデート及び各種追加ソフトウェアのインストール
インストール前に以下の項目についてご確認下さい
・基本的に本書の手順に従ってインストールされる事をお勧め致しますが、インストール環境の必要条件に基づ
いて他の選択をする事も可能です。
・インストール中のメディアは様々なタイミングでアクセスされています。その為交換を要求されるまでメディ
アを取出さないで下さい。
・インストールの前に、floppy ディスクが挿入されていない事をご確認下さい。
・MAIN MEMORY SIZE --適切に SWAP パーティションを作成する為、インストール手順の開始前にシステムの
メモリサイズをご確認下さい。システムのメモリサイズは BIOS で確認する事が出来
ます。
・Nerwork Addresses –-インストール後に設定する事が可能ですが、DHCP による運用をされない場合、インス
トール前に以下のアドレスについて確認される事をお勧めします。
-IP address
-gateway address
-netmask address
-primary and secondary DNS address
・BIOS Settings --インストール実行の前に、BIOS の設定を再確認下さい。コンカレントでは以下の設定を推
奨しています。
-BIOS 上の設定項目 “Installed OS”にて、可能であれば Linux をご指定下さい。
存在しない場合は Other として下さい。
-ACPI サポートは使用可能であるべきですが、 ACPI オプションをデフォルトから変更する
際にはご注意下さい。また ACPI sleep states は BIOS 及び他のどの様なカーネルビル
ドでも disable であるべきです。
-ブートオーダーが正しい事をご確認下さい。
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2.1.RHEL のインストール
電源投入後 CD-ROM ドライブに“RedHat Enterprise Linux xx bit Version 5.4 Install DVD 1 of 1”ディスクをセットす
ると、自動でインストールスクリプトが起動し、RHEL のインストールが開始されます。
1.
スクリプト開始後、初めにメディアのチェックを行うか選択する項目が現れます。
このフェーズは不要である場合、スキップして下さい。
2.
インストール初期画面 [Welcome to RedHat Linux]が表示されますので、「Next」を選択します。
3.
[言語の選択]では、使用する言語を選択して下さい。
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4. [キーボードの設定]では、インストール対象の計算機に接続されているキーボードを選択して下さい。
5. [マウスの設定]では、マシンに接続されているマウスを選択して下さい。
(「2 Button Mouse xxx」を選択された場合は、
「3 ボタンマウスのエミュレート」にチェックを入れておく
事を推奨します。)
※マウスの設定は自動的に行われ、省略される場合があります。
6. インストール番号の入力について
RHEL では、フルパッケージをインストールする為に、インストール番号を入力する必要があります。
入力する番号は通常、RedHat サブスクリプションのアクティベーションを行った際に通知される番号を
使用します。
弊社より OS のみ購入されたお客様や、評価版をご使用頂いているお客様へは別途お知らせしております
が、万が一お伝え漏れがあった場合、お手数ですが弊社までご連絡下さい。
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7. [アップグレードの検証]は、「インストール(I) RedHat Enterprise Linux Client」を選択して下さい。
8. [ディスクパーティション設定]は、「カスタムレイアウトを作成します」を選択して下さい。
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9. 以下に弊社でセットアップを行う際のデフォルト構成表を示します。
再インストールを行う際は、以下の表を参考にディスクパーティションを構成して下さい。
表 2-1.HDD パーティションサイズ対応表
マウントポイント
パーティションタイプ
ファイルシステム
パーティション容量
1 番目のパーティション
/boot
プライマリ
ext3
1000MB
2 番目のパーティション
/
プライマリ
ext3
24000MB(24GB)※1
3 番目のパーティション
swap
プライマリ
swap
下表参照
4 番目のパーティション
/home
プライマリ
ext3
残りすべて
※1 オリジナル(英文)のリリースノートでは、60GB を推奨していますが、弊社では 24GB
として設定しています。
表 2-2.Swap パーティションのサイズ
メモリ容量
256MB
1GB
2GB
3GB
4GB
5GB
6GB
7GB
8GB
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Swap パーティションのサイズ
269MB
1075MB
2150MB
3225MB
4300MB
5376MB
6451MB
7526MB
8601MB
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10. [ブートローダの設定]は、ブートローダに GRUB、インストール先は MasterBootRecord(MBR)
を選択して下さい。(デフォルト設定のまま変更する必要はありません)
デュアルブート環境作成時、既に他の OS をインストールされた状態では、RHEL 以外に既存の OS が
Ohter として追加で表示されます、その際はデフォルトで優先させる OS の指定、及びラベル名の編集を
行って下さい。
11.[ネットワークの設定]は、接続されるネットワーク環境に合わせて適宜ご設定下さい。
ホスト名の欄は、任意のホスト名をご指定下さい。
(弊社より出荷の際は、ihawk と設定しております)
※IPv6 は、チェックを外して、無効にして下さい。
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ネットワークデバイスの設定について
ネットワークデバイスの設定においてネットワークデバイスが複数ある場合、各ネットワークデバイスのネッ
トワークアドレスが重複しないように設定して下さい。
(例)ネットワークデバイスが”eth0”,”eth1”の 2 つある場合(IP はクラス B)
1.
ネットワークアドレスが重複している例
eth0 の IP/ネットマスク 172.16.0.1/255.255.0.0
eth1 の IP/ネットマスク 172.16.0.2/255.255.0.0
この設定では、ネットワークアドレスが”eth0”,”eth1”共に 172.16.0.0 になり、ネットワークアドレ
スが重複している為、ネットワーク機能が正常に動作しません。
2.
ネットワークアドレスが重複していない例
eth0 の IP/ネットマスク 172.16.0.1/255.255.0.0
eth1 の IP/ネットマスク 172.17.0.2/255.255.0.0
この設定では、ネットワークアドレスが重複していない為、”eth0”,”eth1”共に正常に動作します。
※DNS アドレスの設定において、DNS サーバが無いネットワーク環境、及びブロードバンドルータ、ADSL
モデム等が提供している簡易 DNS 機能(DNS リレー)しか使用できないネットワーク環境では、プライ
マリ DNS アドレスをローカルアドレス“127.0.0.1”に設定して下さい。
(DNS アドレスをローカルアド
レスのみに設定した場合、インターネットに接続できません。簡易 DNS 機能を使用できるネットワーク環
境では、セカンダリ DNS アドレスを簡易 DNS のアドレスに設定すればインターネットへの接続は可能で
す)
※不明な点はネットワーク管理者にご相談下さい。
12.タイムゾーンの選択は、任意の設定を行って下さい。
また”システムクロックで UTC を使用“のチェックは外さず次に進みます。
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13.root パスワードの設定
任意のパスワードをご設定下さい。
(root アカウントのパスワードは大切に保管・管理して下さい。パスワードを紛失した場合、
データの消失、システムの再インストールが必要になる場合があります)
14.インストール対象パッケージ群の選択
パッケージの選択では、「ソフトウェア開発」、「今すぐカスタマイズする」にチェックし、次へ進みます。
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15.パッケージ群毎に、詳細なインストール選択が可能です。
注)インストール番号入力時に入力をスキップしていると、インストール出来るパッケージが制限されます
(WS ではなく、Desktop としてのパッケージのみのインストールになります)
パッケージを選択して右クリックし、「全てのオプションパッケージを選択する」を実行します。
ただパッケージをチェックするだけでは、全てのオプションパッケージはインストールされません。
16.言語オプションは、使用される言語を選択し、右クリックで「すべてのオプションパッケージを選択する」
を選択して下さい。
17.次へをクリックすると、インストール対象パッケージの依存関係のチェックを行います。
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18.依存関係の確認、パーティションのフォーマットが完了すると、インストール開始画面になり、次へをクリ
ックすると、RHEL5 のインストールが開始されます。
→インストールを開始します。
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19.「おめでとうございます」の画面が表示され RHEL5.4 のインストールは完了します。
表示されている内容に従いインストールメディアを取り出しシステムを再起動して下さい。
20.再起動後、自動で最終設定の[ようこそ]の画面が表示され、ここからシステムの各種設定を開始します。
進むを選択して下さい。
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21.ライセンス同意書で「Yes」を選択して次へを選択して下さい。
22.ファイアーウォールの設定は無効にして下さい。
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23.SE Linux も無効に設定して下さい。
24.kdump については、チェックせずにそのまま次へお進み下さい。
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25.日付と時刻の設定は、現在の時刻に合わせてご設定下さい。
26.[ソフトウェア更新の設定]は、登録しないを選択してください。
LAN ケーブルがささっていないと、以下の様な画面になりますので、そのまま進むを選択して下さい。
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27. [ユーザーの作成]にて、必要に応じてユーザーを作成可能です。
ユーザ作成の必要が無ければ、スキップして下さい。
28.[サウンドカード]は、何もせずにそのまま次へ進んで下さい。
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29.[追加の CD]は、何もせずにそのまま次へ進んで下さい。
→以上でのインストール後の設定が終了です。
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2.2.RHEL のアップデート
付属の RHEL Updates ディスクを使用した RHEL のアップデート方法を以下に示します。
1.
RHEL 起動後、root アカウントでログインします。
2.
ターミナルを開き下記のコマンドを実行し、シングルユーザモードに移行します。
# init 1
※シングルユーザーモードに移行した時に画面が表示しない場合は Shift キーもしくは Ctrl キーを押して
下さい。
3.
“RHEL5.4 Updates Update CD”ディスクを CD-ROM ドライブにセットします。
4.
以下のコマンドで CD の mount を実行します。
# mount /dev/cdrom /mnt
5.
ターミナルからコマンドで次のように入力し、RedHat Enterprise Linux 5.4 アップデートプログラムを
実行します。
# cd /mnt
# ./install-updates
6.
RedHawk Linux OS のインストールが終了しましたら、次のコマンドを実行し、CD を取り出します。
# cd /
# umount /mnt
# eject
7.
次のようにシステムを再起動して下さい。または“^D”Ctrl+d でシングルユーザモードから抜け、再起動を
します。
# shutdown –r now
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2.3.RedHawk OS 5.4 のインストール
RedHawk OS のインストール方法を以下に示します。
①
RHEL 起動後、root アカウントでログインします。
②
ターミナルを起動して次のコマンドを実行し、シングルユーザモードに移行します。
# init 1
※シングルユーザーモードに移行したときに画面が映らない場合は Shift キーもしくは Ctrl キーを押して
下さい。
③
“RedHawk Linux OS 32 Bit WA-IA32 Version 5.4”ディスクを CD-ROM ドライブにセットします。
④
通常 CD-ROM は自動認識されてオートマウントされますが、自動認識されない場合は次のコマンドを実
行します。
# mount /dev/cdrom /mnt
⑤
ターミナルから次のコマンドを入力し、RedHawk Linux OS インストールプログラムを実行します。
# cd /mnt
# ./install-redhawk
⑥
「Do you want to install RedHawk Linux 5.4? [y/n]」に対し、y を入力して、[Enter]を押してください。
⑦
「View, Accept, or Reject the terms of this license? [v/a/r]」に対し、a を入力して、[Enter]を押してくだ
さい。
⑧
インストールプログラムを実行後、何回か [y/n] と入力を求められますのが、都度システムの構成に応
じて選択して下さい。
※ 基本的には、インストーラーがシステム構成を判断し、デフォルト値が決定します。
例: NVIDIA ドライバのインストール項目では、システムに NVIDIA のグラフィックカードが存在し
ない場合、デフォルトで N が選択されます。
⑨
再起動後に RedHawk を起動する際、RHEL からのインストールをテキストモードで行っている場合、デ
フォルトのランレベルが 3 に設定されています。RedHawk インストール後に X を使用して起動する場合
は、/etc/inittab 内の起動ランレベルを 3 から 5 へ変更します。
id:3:initdefault:
↓
id:5:initdefault:
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IRQ が正しく割り当てられる様、/boot/grub の中の grub.conf に記述 pci=routeirq を追加します。
⑩
# cd /boot/grub
# vi grub.conf
# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:
You have a /boot partition.
This means that
#
all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
#
root (hd0,0)
#
kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/sda2
#
initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/ccur.xpm.gz
#hiddenmenu
title RedHawk Linux 5.2-20081029 (Trace=Yes, Debug=No)
pci=routeirq を追加します
root (hd0,0)
↓
kernel /vmlinuz-2.6.26.6-RedHawk-5.2-trace ro root=/dev/sda2 rhgb quiet crashkernel=64M@48M pci=routeirq
title RedHawk Linux 5.2-20081029 (Trace=Yes, Debug=Yes)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.26.6-RedHawk-5.2-debug ro root=/dev/sda2 rhgb quiet crashkernel=64M@48M pci=routeirq
title RedHawk Linux 5.2-20081029 (Trace=No, Debug=No)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.26.6-RedHawk-5.2 ro root=/dev/sda2 rhgb quiet crashkernel=0M@0M pci=routeirq
title Red Hat Enterprise Linux Client (2.6.18-92.el5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-92.el5 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.18-92.el5.img
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グラフィックカードに NVIDIA を使用している場合、xorg.conf ファイルに以下の変更を行います。
⑪
※⑧で nvidia のパッケージをインストールした場合にのみ本手順を実行して下さい。nvidia 以外のビデ
オドライバを使用している場合、本手順を実行すると X が起動出来なくなりますのでご注意下さい。
# cd /etc/X11
# vi xorg.conf
RedHawk5.2 を例に追加箇所を説明します。
# Xorg configuration created by pyxf86config
Section "ServerLayout"
Identifier
"Default Layout"
Screen
0
InputDevice
"Screen0" 0 0
"Keyboard0" "CoreKeyboard"
EndSection
Section "InputDevice"
Identifier
"Keyboard0"
Driver
"kbd"
Option
"XkbModel" "jp106"
Option
"XkbLayout" "jp"
EndSection
Section "Device"
Identifier
"Videocard0"
Driver
"nvidia"
←Driver 名を、nv から nvidia に変更する。
EndSection
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device
"Videocard0"
DefaultDepth
24
SubSection "Display"
Viewport
00
Depth
24
EndSubSection
EndSection
⑫
RedHawk Linux OS のインストール終了後、次のコマンドを実行して CD を取り出し、再起動を行いま
す。
# cd /
# umount /dev/cdrom
# eject
# reboot
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2.3.1.RCIM のインストール
通常 ihawk システムには RCIM(Real-Time Clock and Interrupt Module)が搭載されます。RCIM はシステム上のい
PCI もしくは PCIe スロットに搭載されるモジュールです。RCIM の詳細及び使用方法については、Real-Time Clock
and Interrupt Module (RCIM) User’s Guide を参照して下さい。
User’s Guide は Web または RedHawk インストール後、デスクトップの“Documents”アイコンから参照する事が出
来ます。
①通常 RCIM 用のパッケージは、RedHawkOS をインストールに含まれます、以下のコマンドでシステムにパッケ
ージがインストールされているか確認します。
# rpm –q ccur-rcim
②システム起動後、以下のコマンドで RCIM の正常性を確認します。
# cat /proc/driver/rcim/status
出力例(RCIM の種類により、内容に差異があります)
RCIM-III board 0 is at revision 6 eeprom 2.0.
This is a standalone (isolated) rcim.
Has IRQ 19 and major number 253
GPS present, RCIM firmware version 1
③以下のコマンドで RCIM のコンフィグレーションを確認します。
# cat /proc/driver/rcim/config
出力例
h/Not_Configured,sync,pig0|out0,pig1|out1,pig2|
out2,pig3|out3,none|di0,none|di1,none|di2,none|
di3,none|di4,none|di5,none|di6,none|di7,di0/f,
i1/f,di2/f,di3/f,di4/f,di5/f,di6/f,di7/f,eti0/f,
eti1/f,eti2/f,eti3/f
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2.4.オプションのインストール及び、RedHawk のアップデート
本項は、追加アプリケーションのインストール方法、及び RedHawk のアップデート方法を記載しています。ご
購入頂いたパッケージ内容に応じて、各手順をご実施下さい。
2.4.1.NightStar RT のインストール
NightStar は、Linux のタイムクリティカル・アプリケーションのデバッグ&分析において強力な統合ツールです。
(NightStar は有料オプションのアプリケーションです、ご使用にはライセンスが必要となります)
NightStar 関連のマニュアルは以下サイトより入手出来ます(英文)
http://RedHawk.ccur.com/docs/document.cgi?document=1RedHawk/Tools/ANightStar
NightStar RT のインストールは RedHawk 起動時に以下の手順により実施します。
①
RedHawk Linux 5.4 起動後、root アカウントでログインします。
②
“NIGHT STAR RT Version x.x For RedHawk”ディスクを CD-ROM ドライブにセットします。
③
RedHawk Linux はオートマウントはオフ設定のため、手動でマウントを実行します。
# mount /dev/cdrom /mnt
④
ターミナルから次のコマンドを入力し、NightStar RT Installation プログラムを開始します。
# cd /mnt
# ./install-nstar
View, Accept or Reject the terms of this license? [v/a/r]
License Agreement に対する問い合わせに対し、”a”を入力して次に進みます。
※また、サーバ機能(ライセンスサーバではありません)のみインストールを行う際は以下のコマンドを
実行します。
# ./ install-nstar-server
⑤
「Launch /usr/bin/nuu to check for product updates? (y)」ネットワークアップデートをしますかと聞いて
きますが、n と入力して、[Enter]を押してアップデートを中止します。
(付属の CD でアップデートを実施します)
⑥
「NightStar RT Installation Complete.」
「Press <enter> to exit.」に対し、<Enter>キーを押してインストールを終了します。
⑦
インストール後、各アプリケーションのランチャをデスクトップに作成する為に、次のコマンドを実行
します。
# /usr/lib/NightStar/bin/install_icons
⑧
アイコンのインストール後しましたら、CD を取り出して終了します。
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2.4.2.NightStar RT のライセンスのインストール
NightStar はライセンスを必要とします、本項はそのライセンスの申請方法について解説します。
通常 NightStar をご購入頂いたお客様へは、Site ID 等のライセンス情報を提出しております、それを基にライセ
ンスの申請、及びインストールを行います。
ライセンス申請及びインストールの方法が不明瞭な場合は、お手数ですが弊社までご連絡下さい。
NightStar RT のライセンスは、システムのハードウェア構成に依存し、構成変更が生じた場合、ライセンスが
無効になる事があります。ライセンスが無効化された場合、再度 code の生成及び申請作業を行う必要がある為、
本手順はシステム構成が決定された後に行って下さい。
①NightStarRT のインストール後、ライセンスをインストールするコンピュータ上で以下のコマンドを実行し、ライ
センス申請に必要な code を生成します(フローティングライセンスの場合はライセンスサーバとするコンピュー
タ上で実行します)
# nslm_admin –c
コード生成後、http://news.ccur.com/isd_solutions_nightstarLinux.asp?actbut=keys&rhawk=1 へアクセスします。
・E-mail の欄に、ライセンスを受け取りたいメールアドレスを入力します。
・System ID code 欄に”nslm_admin –c”の出力結果を入力します。
・Site ID はアカウント情報に記載されている ID を入力します。
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②Check here for a key reissue due to a system rebuild にチェックを入れ、Request Key を押すと”incorrect email
address for this Site ID~”と表示されエラーになります(デフォルトでは別のアドレスが指定されている為)が、”click
here”をクリックし任意の mail address へ変更手続きを行います。
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③変更するメールアドレス、Company、Site ID を入力します。
その際 Company、Site ID は製品添付のライセンス情報を参照し入力して下さい。
入力後 Register をクリックし、メールアドレスを変更します。
④初めの画面に戻り、System ID code,Site ID を入力し、“check~”にチェックを付けて Request_key ボタンを押し
て、ライセンスを取得します。
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以上の作業を行った後、登録した mail アドレスにライセンスが届きます。
インストールはターミナルより”nslm_admin -l –install=xxxxxx”にて実行します。
mail 内容
Your NightStar license key is xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-0
Order Number: LIxxxxx
System Number: 1
Install your license via the following command executed as the root user:
nslm_admin -l --install= xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-0
Note: Your key contains the capital letter "O". Copy and Paste of the key is recommended to avoid confusion with the
number 0. If you have any questions or encounter problems, please email us at [email protected]
⑤フローティングライセンスのを使用している場合は、ライセンスはサーバで code を生成、申請後インストールし、
クライアント側は nslm.config ファイルに以下の変更を行います。
# cd /etc
# vi nslm.config
#
# NSLM Configuration File
#
:port @default
:server @default
ホストの IP アドレスを@default と置き換えます
:features
1 test
10 nstarlx
20 RTnstar
1039 LXnstar
1025 LXnview
1026 LXntrace
1028 LXnprobe
1032 LXntune
100 vod_start
199 vod_end
200 SimWB
299 SimWBend
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2.4.3.Frequency-Based Scheduler(FBS)のインストール
この Frequency-Based Scheduler は、NightStar RT の一部ツールに必要なプログラムです。
FBS の詳細は、以下のサイトより User’s
Guide をご参照下さい。
http://redhawk.ccur.com/docs/document.cgi?document=1redhawk/1OS/5.4
FBS のインストールは RedHawk 起動時に以下の手順により実施します。
①
RedHawk Linux5.4 起動後、root アカウントでログインします。
②
“RedHawk Frequency-Based Scheduler”ディスクを CD-ROM ドライブにセットします。
③
RedHawk Linux はオートマウントオフの設定のため、手動でマウントを実行します。
# mount /dev/cdrom /mnt
④
ターミナルからコマンドで次のように入力し、インストールを実行します。
# cd /mnt
# ./ install
Installing the Concurrent Frequency Based Scheduler (FBS) が起動します。
⑤
FBS のインストールが終了しましたら、次のコマンドを実行し、CD を取り出します。
# cd /
# umount /dev/cdrom
# eject
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2.4.4.Software Updates for RedHawk Systems のインストール(RedHawk のアップデート)
本項は、RedHawk5.4 から 5.4.xへアップデートする為の手順です、Software UpdatesCD には、RedHawk のア
ップデートの他、NightStar Tools 及び FBS のアップデートを含む物があります。
①
②
RedHawk5.4 起動後、root アカウントでログインします。
“Software Updates for RedHawk xx Bit Systems Disk 1 of 1”ディスクを CD-ROM ドライブにセットし
ます。
③
RedHawk5.4 は自動認識でのオートマウントはオフの設定のため、手動でマウントを実行します。
# mount /dev/cdrom /mnt
④
ターミナルで次の様に入力し、アップデートを開始します。
# cd /mnt
# ./install-updates
install-updates を実行すると、NUU が起動し、処理が終わると、NUU Main 画面が表示されます。
⑤
NUU Main に最新の update ファイルが表示されます。
「Set Update of All Out-of-Date」を選択し「Apply Actions」をクリックしてください。
⑥ 選択した update ファイルが表示されますので「OK」選択してください。
⑦
update ファイルのインストールが終了して NUU Main の update ファイルの表示は消えます。
⑧
NUU Main ウインドウの右上の×をクリックしウインドウを閉じれば、終了です。
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2.4.5. Additional Requirements
RedHawk 上へ新たにドライバをインストールする際は、カーネルソースツリーを再構成する必要があります。
RedHawk インストール後、以下の手順でカーネルソースツリーを再構築して下さい。
①
RedHawk 5.4 起動後、root アカウントでログインします。
②
ターミナルより次のコマンド実行します。
# cd /usr/src
# ./ccur-config -n -c
デフォルトのカーネルでコンフィグレーションされていないモジュール(USB プリンタ等)を追加する際は、以下の
コマンドよりカーネルを再構築します。
①
ターミナルより次のコマンド実行します。
# ./ccur-config -c
ccur-config の使用方法は、RedHawk Linux User’s Guide をご参照下さい、ドキュメントは”1.1 項 各種ドキュメン
ト”のリンク先より入手する事が出来ます。
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3.インストール後の各種設定
本項では、RedHawk インストール後に各種設定を行う際の手順を記載しています。
必要に応じて各手順を実施して下さい。
3.1.IP アドレスの変更方法
IP アドレスの変更は、デスクトップの「システム」→「管理」→「ネットワーク」を選択するか、ターミナルより、
コマ system-config-network を直接実行する事により行います。
※system-config-network のツールを使用することにより、以下の設定ファイルが更新されます。
/etc/sysconfig/network-scripts/ 以下のファイル
ifcfg-eth0
/etc/sysconfig/networking/devices 以下のファイル
ifcfg-eth0
/etc/hosts
①
→
「ホスト設定」を追加、編集した場合
/etc/sysconfig/network
→
「ホスト名」等を変更した場合
/etc/modules.conf
→
「ネットワークカード」が使用しているモジュール名
/etc/resolv.conf
→
DNS の設定
system-config-network を実行します。
# system-config-network
②
任意のデバイスをダブルクリックし、デバイスの設定画面を起動します。
③
下図を参考に、DHCP もしくはスタティックアドレスを設定します。
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3.2. PC X サーバーソフトを利用する(XDMCP 接続)
①
GNOME をデフォルトデスクトップに設定している場合、ファイル/etc/gdm/custom.conf の[xdmcp]セクション
に Enable=true を追加します。
[security]
[xdmcp]
Enable=true
:
②
ファイル編集後、システムを再起動します。
※スーパーユーザーでの XDMCP 接続を行う場合は、 [security]セクションに AllowRemoteRoot=true
を追記する必要があります(次項で説明する telnet 接続同様、システムのセキュリティ上お勧めいたしません)
3.3. telnet の設定
OS のデフォルトでは SSH のみ有効になっています、に telnet を使用する為の方法を記載します。
①
システムデフォルトでは telnet はオフです。telnet をオンにするには root ユーザで次のコマンドを実行します。
# chkconfig telnet on
※スーパーユーザーでの telnet を許可する方法
スーパーユーザーによる telnet ログインは、通常許可されておらず、スーパーユーザーがログインできる TTY デバ
イスは、通常、グラフィックコンソール(tty1~tty11)に限定されています。この設定は、ディレクトリ/etc にある
ファイル securetty に記述されており、その内容はスーパーユーザーのログインを許す TTY デバイスリストです。
【/etc/securetty の内容】
console
vc/1
vc/2
vc/3
vc/4
vc/5
vc/11
tty1
tty2
tty3
tty4
tty5
tty6
tty7
tty8
tty9
tty10
tty11
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ここに telnet で接続した時に使用される TTY デバイス(pts/X :X は任意の数字)を追加すれば、スーパーユーザ
ーにて telnet ログインが可能です。
【/etc/securetty に追加する内容】
pts/0
pts/1
pts/2
pts/3
pts/4
pts/5
pts/6
pts/7
pts/8
pts/9
※ ここで紹介した方法を適用するとシステムのセキュリティが低下しますので、運用には、十分ご注意下さい。
通常は ssh 接続にて使用することをお勧めします。
※ TTY デバイス pts/X は、X Window 上で、xterm や kterm を実行した際にも利用されます。この例では、X Window
上で、xterm や kterm を 10 個実行していると、ファイル securetty に追加した TTY デバイス pts/X がすべて消費さ
れ、スーパーユーザーにて telnet ログインできない可能性がありますので注意が必要です。
X Window 上で、xterm や kterm を複数実行した状態で利用することが多い方は、必要に応じて、ファイル securetty
に追加する TTY デバイス pts/X の数を調整して下さい。
pts/0
pts/1
pts/2
pts/3
pts/4
pts/5
pts/6
pts/7
pts/8
pts/9
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3.4. FTP の利用
①
システムデフォルトでは vsftpd サービスはオフになっています。root ユーザで次のコマンドを実行し、システ
ム起動時に vsftpd が自動で起動する様に設定します。
# chkconfig vsftpd on
②
chkconfig でサービスを on にした後、以下のコマンドを実行し vsftpd を起動します。
# /etc/init.d/vsftpd restart もしくは service vsftpd start
※スーパーユーザーでのログインについては、以下の 2 ファイルを編集し、root 行をコメントアウトして下さい。
【/etc/vsftpd/ftpusers の内容】
# Users that are not allowed to login via ftp
root
bin
daemon
adm
lp
sync
shutdown
halt
mail
news
uucp
operator
games
nobody
【/etc/vsftpd/user_list の内容】
# vsftpd userlist
# If userlist_deny=NO, only allow users in this file
# If userlist_deny=YES (default), never allow users in this file, and
# do not even prompt for a password.
# Note that the default vsftpd pam config also checks /etc/vsftpd.ftpusers
# for users that are denied.
root
bin
daemon
adm
lp
sync
shutdown
halt
mail
news
uucp
operator
games
nobody
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3.5. ネットワークプリンタの利用
①
RedHawk 5.4 では、デフォルトでは cups がオフになっています、chkconfig コマンドを使用してシステム再起
動後、cups が起動する様設定します。また service コマンドで再起動せずにサービスの起動を行います。
#chkconfig cups on
#service cups start
②「システム」→「管理」→「印刷」を選択し、プリンタ設定ツールを起動します。
②
プリンタの設定画面が表示されるので「新規プリンタ」を選びます。
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③
新規プリンタの設定画面が表示されるので、適した設定を行い「進む(F)」を選択して次のメニューに進みます。
④
「接続の選択」と「プリンタの場所」を指定して次のメニューに進みます。
⑤
プリンタドライバの選択を行います。
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⑥
⑦
プリンタドライバを指定するとプリンタの設定を完了です。
登録されたプリンタを選択し、設定が反映されていることを確認して下さい。
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3.6.Twin view 設定方法
ihawk862G 等のワークステーションではグラフィックボードに NVIDIA グラフィックカードを用いており、これに
より TwinView 設定が可能です。なお NVIDIA グラフィックカードが組み込まれたシステムでは、ドライバは
RedHawk5.4 において標準でインストールされます。
① ターミナルより以下コマンドを入力し、nvidia 設定ツールを起動します。
#nvidia-settings
②
X Server Display Configuration を選択し、Configure ボタンから TwinView にチェックを付け、OK をクリック
します。
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③
Resolution(解像度)、Position(位置)を選択し、Apply ボタンをクリックするとセカンドディスプレイにデスク
トップが表示されます。
④ 最後に Save to X Configuration File ボタンから設定保存(/etc/X11/xorg.conf へ上書き)を行います。
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3.7.ローカルバックアップの方法(DAT TAPE を使用したバックアップ)
ihawk に接続された DAT ドライブでシステムのフル・バックアップを行う場合、dump コマンドを使用する方法が
あります。以下の手順では、DAT テープを使用し、バックアップを行う方法をご紹介致します。
(”/home”パーティションのデータ量が、テープ容量より大きかった場合はテープが複数本必要になる場合がありま
す、また通常ディスクパーティションは、1 番目のパーティションは/boot、2 番目は/、3 番目は swap、4 番目が/home
と設定されています)
①
システム起動後、#init 1 コマンドにより、シングルユーザーモードへ移行します。
②
メディアをドライブへ挿入し、使用可能である事を確認します。
status を確認し、”BOT ONLINE”と表示される事を確認して下さい。
#mt –f /dev/nst0 status
SCSI 2 tape drive:
File number=0, block number=0, partition=0.
Tape block size 512 bytes. Density code 0x47 (TR-5).
Soft error count since last status=0
General status bits on (41010000):
BOT ONLINE IM_REP_EN
③
dump コマンドを実行して、各パーティションのバックアップを開始します。
(バックアップ終了と同時にテープが巻き戻され、自動排出されます)
# dump 0uf /dev/nst0 /dev/sda1 ; dump 0uf /dev/nst0 /dev/sda2 ; dump 0uf /dev/nst0 /dev/sda4 ; mt
–f /dev/st0 offline
④
用意した DAT テープに dump ファイルが収まりきらない場合は、別のテープを挿入して、別途/home パーティ
ションのバックアップを行います。
(バックアップ終了と同時にテープが巻き戻され、自動排出されます)
# dump 0uf /dev/nst0 /dev/sda4 ; mt –f /dev/st0 offline
⑤
“exit”を入力することで、rescue モードから抜けて再起動します。
今回は dump コマンドを使用したバックアップをご紹介致しましたが、dump コマンドが使用出来ない場足は
tar コマンドでのバックアップを行って下さい。
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3.8.ローカルリストアの方法(DAT TAPE からのリストア)
DAT ドライブ等にバックアップしたデータのリストアを行いたい場合、restore コマンドを利用します。
リストアを行う状況としては、ディクス装置の故障によりディスク装置交換を行った場合、データが何らかの理由に
より破壊・消失してしまった場合が考えられますが、以下手順ではディスク装置交換により新品ディスク装置が装着
された場合のリストアを前提として記載しています。
①
ディスク不具合等を考えると、リストアを実行するには CD からブートしなければなりません。RedHat
Enterprise Linux Install CD にて、rescue モードで起動します。
[F5]キーを押して、「F5 Rescue」画面にします。
boot:Linux rescue
[ChoOSe a Language]・・・English を選択して OK
[Keyboard Type]・・・使用してるキーボードに合わせて OK
[Setup Networking]・・・
「No」を選択する。
[Rescue]・・・
「Skip」を選択し、パーティションをマウントしないようにします。
②
DAT ドライブが自動認識しているか確認します。
# mt –f /dev/st0 status
③
fdisk コマンドを利用してハードディスクにパーティションを作成します。
(この例の場合は SATA ディスク)
# fdisk /dev/sda
(fdisk コマンドによるパーティション作成方法等は fdisk コマンド man ページ等をご参照下さい)
参考として、80GB のハードディスクで、メモリーが 2GB の場合の設定を、下記に示します。
Disk /dev/sda: 80.0 GB , 80026361856 bytes
255 heads, 63 sectors/track , 9729 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifer : 0x00000080
Boot
Start
/dev/sda1
1
64
514048 Linux
/dev/sda2
65
2153
16779892 Linux
/dev/sda3 2154
2415
2104515 Linux
/dev/sda4 2416
9729
58749705 Linux
デバイス
End
Blocks System
領域
/boot
/
swap
swap(2GB)
/home
※SWAP パーティションの作成は、まず n で通常のパーティションを作成し、t でパーティションタイプ
を 0x83 から 0x82 へ変更します。
④
パーティションをフォーマットします。
# mke2fs -j /dev/sda1
# mke2fs -j /dev/sda2
# mke2fs -j /dev/sda4
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⑤
パーティションにラベルを付けます。
# e2label /dev/sda1 /boot
# e2label /dev/sda2 /
# e2label /dev/sda4 /home
⑥
マウントポイントを作成し、リストア対象のパーティションをマウントします。
# mkdir /mnt/sysimages
# mkdir /mnt/sysimages/boot
# mkdir /mnt/sysimages/home
# mount /dev/sda1 /mnt/sysimages/boot
# mount /dev/sda2 /mnt/sysimages
# mount /dev/sda4 /mnt/sysimages/home
⑦
スワップ領域を作成します。
# mkswap /dev/sda3
⑧ DAT ドライブに dump テープを入れる(この例の場合の dump テープは、1 番目に
/boot、2 番目に/、3
番目に/home の順番で dump データが入っていることを前提として記載します)
⑨
次のように restore を実行します。
# cd /mnt/sysimages/boot
(/boot 領域)
# restore rsf 1 /dev/st0
# rm –i restoresymtable
# cd /mnt/sysimages
(/領域)
# restore rsf 2 /dev/st0
# rm –i restoresymtable
# cd /mnt/sysimages/home
(/home 領域)
# restore rsf 3 /dev/st0
# rm –i restoresymtable
⑩
テープの内容が正常に展開されている事を確認し、テープを取り出します。
# ls /mnt/sysimages
# ls /mnt/sysimages/boot
# ls /mnt/sysimages/home
# mt -f /dev/st0 offline
⑪
rescue モードを再起動し、
「Skip」ではなく「Continue」を選択しパーティションをマウントします。
その後以下の手順でブートローダーの書込みを行います。
#chroot /mnt/sysimages
# cd /boot/grub
# grub-install /dev/sda
“exit”を入力し、rescue モードから抜けて再起動します。
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4.RedHawk5.4 の新機能
本項では、RedHawk 5.4 にて新たに追加された機能について記載します。
4.1.NVIDIA CUDA
RedHawk5.4 は NVIDIA CUDA をサポートします。
NVIDIA CUDA libraries 及びヘッダーファイル、各種サンプルコードを含みます。
※CUDA の使用には、CUDA をサポートする GPU を必要としますので、ご注意下さい。
(弊社 iHawk では標準で搭載されています)。
/usr/share/doc/cuda
サンプルコードのコンパイルは、以下ディレクトリの Makefile を make します。
/usr/share/doc/cuda/sdk/C/Makefile
以下のサイトより、CUDA に関する幾つかのレポートを参照可能です。
http://www.ccur.co.jp/external/TechSup/TechDoc.html
4.1.KVM Virtualization のサポート
Redhawk 5.4 は intelVT を使用した仮想化技術である KVM(Kernel-based Virtual Machine)の最初のリリースを含み
ます。
KVM を使用して、RedHawk 上で複数の OS をエミュレーションする事が可能です。
RedHawk では、以下のディレクトリにサンプルが格納されています。
/usr/share/doc/ccur/kvm/
※KVM の使用には、CPU が Intel VT をサポートしている必要がありますので、ご注意下さい。
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