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平成 28 年度総合型地域スポーツクラブ創設支援事業
平成 28 年度総合型地域スポーツクラブ創設支援事業 補助要件等の変更について 平成 26 年 10 月 17 日 1.総合型地域スポーツクラブの設立プロセスについて 日本体育協会では、総合型地域スポーツクラブ(以下、「総合型クラブ」)が設立されるプロセス(過程、段階)について、下記の4ステップを経た上で、クラブが設立されると考えます。 <総合型クラブ設立における4ステップ及び各ステップにおいて取り組むべき事項> ■ステップ1:設立準備段階 ステップ 1 ■ステップ2:設立準備委員会設定段階(交付申請前) ※上記⑤については、平成 27 年度における創設支援事業の申請状況を確認・検証した上で削除する 場合がある。 ステップ 3 ①クラブの理念、規約、マスタープラン等の検証・修正 ②プレ事業(スポーツ教室、イベント)の開催 ③クラブの認知度向上に向けた広報活動の実施 ④団体内研修会、講習会の開催 ⑤先進クラブの視察 ⑥地域住民に対するアンケート、ニーズ調査等の実施 ⑦プレ会員の募集 ⑧総合型クラブに関する各種会議等への参加 ⑨住民主導による設立に向けた自立的な組織づくり 平成 28 年 5 月末頃 創設支援事業(1 年目) 交付決定 平成 28 年 4 月~ 平成 30 年 2 月末まで 創設支援事業 実施期間(最大 2 年間) ■ステップ4:総合型クラブ設立段階 ステップ4では、ステップ3を通じて総合型クラブとしての組織体制、運営基盤が整備されることから、 設立総会を開催し、総合型クラブとして設立します。 平成 27 年 11 月末頃 創設支援事業(1 年目) 交付申請 ■ステップ3:設立準備委員会活動段階(交付申請後) ステップ3では、ステップ2で行った検討をもとに、新たに参画・協働いただける地域住民や既存団体関 係者、スポーツ推進委員等を募りながら、総合型クラブ設立後を見据えた各種事業を運営する組織の編成を 行います。この組織は、プレ会員を募集し、プレ事業(スポーツ教室、イベント)やクラブの認知度向上に向 けた広報活動、団体内研修会及び講習会、先進クラブの視察、地域住民に対するアンケートやニーズ調査等 の各種事業を企画・運営し、クラブ設立に向けて活動を充実させていくものです。また、具体的な組織の体 制づくりや事業の企画内容等に照らし合わせ、改めてステップ2までに検討したクラブの理念、規約、マス タープラン等を検証の上、必要に応じて修正します。なお、ステップ3における設立準備委員会の活動は、 各種事業の企画・運営がステップ2以上に、より一層住民主導で行われることが必要であると考えます。 ) 2 4か月間以上 ステップ ①総合型クラブ設立の合意形成(月 1 回以上の協議) ②地域の各種団体との協議または説明会の開催 ③クラブの理念、規約、マスタープラン等の検討 ④クラブの基本的な枠組み(事務局、運営委員会、理事会等の組織体 制等)の決定 ⑤コスト意識を培うためのプレイベントの開催(1 回以上) 平成 27 年 7 月末頃まで の活動 必(須 ステップ2では、ステップ1で検討を行った関係者に加え、新たに集めた地域住民や既存団体関係者、ス ポーツ推進委員、行政担当者等で構成する「設立準備委員会」を立ち上げます。この段階では、新たに加入 した委員を交えて改めてクラブ設立の合意形成を図り、ステップ1より詳細にクラブの理念、規約、マスタ ープラン※等を検討します。また、地域の各種団体(学校、種目別競技団体、スポーツ少年団、単一種目クラ ブ、自治会、町内会等、地域で活動する諸団体)と、クラブ設立に向けた協議または当該団体に対する説明 会を行うとともに、コスト意識を培うためのプレイベントを開催します。そして、クラブの基本的な枠組み (事務局、運営委員会、理事会等の組織体制等)が決定された場合、総合型クラブの設立準備活動を行うステ ップ3に移行(創設支援事業へ交付申請)します。 ※ 「マスタープラン」…クラブ理念を実現するための具体的な取り組み内容等を記載した基本計画。 平成 26 年 11 月末頃まで 交付申請までに1年間以上の活動が望ましい ステップ1では、総合型クラブづくりに関心のある地域住民や既存団体関係者等※が集まり、地域の課題 や総合型クラブ設立の是非について検討します。また、地域におけるスポーツ環境等(スポーツ実施率、体 育・スポーツ施設数、クラブ指導が可能なスポーツ指導者数等)の現状把握や、総合型クラブに関する知識 習得に向けた情報収集(研修会等への参加等)を行います。そして、関係者間で総合型クラブ設立の合意形成 が得られた場合、設立準備委員会規約を作成し「設立準備委員会(下記ステップ2)」を立ち上げます。 ※ 次のステップ2で求められるスポーツ推進委員や行政担当者等もこのステップ1から参画していること が望ましいと考えます。 ①総合型クラブ設立の是非についての検討 ②地域におけるスポーツ環境等(スポーツ実施率、体育・スポーツ施 設数、クラブ指導が可能なスポーツ指導者数等)の現状把握 ③総合型クラブに関する知識の習得に向けた情報収集(研修会等への 参加等) ④クラブの理念、規約、マスタープラン等の素案検討 ⑤設立準備委員会規約の作成(クラブ設立の合意形成ができた場合) ステップ ①設立総会の開催 4 2.創設支援事業を申請・実施する時期について(上記設立プロセスの理由) 現行(平成26年度)の創設支援事業の交付申請においては、交付申請書類提出の直前に設立準備委員会を設置すれば交付申請が可能であり、その結果、「準備委員会での十分な協議がなされていない」「地域の各種団体との協議・ 調整が行われていない」等、明らかにクラブ設立に向けた準備が不十分な状態での申請が散見されました。このことから、申請団体に対しては交付申請以前に十分な準備期間を求めることとし、平成28年度以降における日本体育協 会が実施する創設支援事業においては、総合型クラブ設立に向けた合意形成が図られ、設立に向けた具体的な活動を試行できる段階=「ステップ3」の団体を補助対象団体とすることといたします。 1 平成 28 年度総合型地域スポーツクラブ創設支援事業 補助要件等の変更について 平成 26 年 10 月 17 日 日本体育協会では、平成 25 年 7 月に策定・公表した「総合型地域スポーツクラブ育成プラン 2013」を踏まえるとともに、前述の「1.総合型地域スポーツクラブの設立プロセスについて」及び「2.創設支援事業を申請・ 実施する時期について」にもとづき、次のとおり平成 28 年度における「総合型地域スポーツクラブ創設支援事業」の補助要件を変更します。 ※今後、日本スポーツ振興センターにおいて、上記の変更内容に関連する助成要件等が見直された場合は、改めてその内容に準じて再検討するものとします。なお、日本スポーツ振興センターによる助成要件等の見直しの結 果、本事業が廃止される場合もありますので、その点を了承の上で活動くださるようお願いいたします。 ≪総合型地域スポーツクラブ創設支援事業 実施要項≫ 変更の内容 平成 26 年度(現行) 5.補助の要件 平成 27 年度 平成 28 年度 同左 同左 ①設立準備委員会の設置 ⑧ 各団体による本事業への申請時点において、設立準備委員会を (8)各団体による本事業への申請時点(例年 11 月末頃締切)までに 同左 設置の上、同委員会の規約が制定されていること。 次の要件を満たしていること。 ①少なくとも申請の*4 か月以上前(平成 26 年 7 月末頃)までに、 ①少なくとも申請の 4 ヵ月以上前(平成 27 年 7 月末頃)までに、 設立準備委員会(規約制定を含む)を設置していること。 設立準備委員会(規約制定を含む)を設置していること。 *平成 27 年度移行措置 なお、設立準備委員会の設置前(1 ページ目におけるステップ 1) においては、下記A~Dを実施することとし、その活動は申請の 1 年以上前(平成 26 年 11 月末頃)から実施していることが望まし い。 A関係者間における総合型クラブ設立の合意形成(月 1 回以上の 協議) B地域におけるスポーツ環境等(スポーツ実施率、体育・スポー ツ施設数、クラブ指導が可能なスポーツ指導者数等)の現状把握 C総合型クラブに関する知識の習得に向けた情報収集(研修会等 への参加等) Dクラブ理念、規約、マスタープラン等の素案検討 E設立準備委員会規約の作成 ②申請時点までに設立準備委員会を 4 回以上開催していること[内、 ②設立準備委員会の設置後(1 ページ目におけるステップ 2)におい て、下記 1)~4)を実施していること。 2 回以上はクラブアドバイザーまたは都道府県体育(スポーツ)協 1)申請時点までに設立準備委員会を 4 回以上開催していること 会関係者が同席していること] 。 [内、2 回以上はクラブアドバイザーまたは都道府県体育(スポ ーツ)協会関係者が同席していること] 。 ③クラブ設立に向けた行政との協議を複数回行っていること。 2)左記③と同様 ④地域の各種団体(学校、種目別競技団体、スポーツ少年団、単一 種目クラブ、自治会、町内会等、地域で活動する諸団体)と、クラ ブ設立に向けた協議、または当該団体に対する説明会を 1 回以上 実施していること。 3)左記④と同様 ⑤クラブ設立に向けた地域住民を対象とするプレイベントを 1 回以 上実施していること。この際、必ず参加料を徴収すること。 4)左記⑤と同様* *上記 4)については、平成 27 年度における本事業の申請状況を 確認・検証した上で、削除する場合がある。 ※上記②~⑤については、設立準備委員会の設置後に実施したもの ⇒削除 のみ認めることとする。 2 平成 28 年度総合型地域スポーツクラブ創設支援事業 補助要件等の変更について 変更の内容 平成 26 年度(現行) 6.事業内容 平成 27 年度 平成 26 年 10 月 17 日 平成 28 年度 同左 同左 ②スポーツ推進委員等の参画 同左 (1)設立準備委員会の開催 ①設立準備委員会の開催 設立準備委員会のメンバーあるいはオブザーバー等として、当該 ①設立準備委員会のメンバーには、原則として補助対象団体が活動 ①設立準備委員会のメンバーには、原則として補助対象団体が活動 拠点とする市区町村のスポーツ推進委員や行政担当者、または地 拠点とする市区町村のスポーツ推進委員や行政担当者、または地 地域の市区町村行政担当者等が参画していることが望ましい。 域のスポーツ関係者及び行政とのネットワークを有する者、いず 域のスポーツ関係者及び行政とのネットワークを有する者、いず れかが参画していること。なお、上記の者については、設立準備 れかが参画していること。 委員会の設置前(1ページ目におけるステップ1)の段階から参 画していることが望ましい。 ②上記①において、行政担当者が設立準備委員会のメンバーに含ま 同左 れない場合は、別途オブザーバー等として定期的に関与している ことが望ましい。 <変更の目的・理由> ●1 ページ目に記載のとおり、創設支援事業が 2 年間の補助事業であることを考慮すれば、同事業の交付申請時点では、 「ステップ 1:設立準備段階」及び「ステップ 2:設立準備委員会設定段階(交付申請前)」まで取り組ん でいる必要があり、また、それらは 1 年間以上かけて取り組むことが望ましいと考えます。 3