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世界市民社会論の新展開
立命館大学「グローバル市民社会」研究会 世界市民社会論の新展開 -私的権威の台頭とプライベート・ソーシャル・ レジーム- 2014年1月15日 立命館大学・敬学館210号室 阪口功(学習院大学) [email protected] DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html Outline • 世界市民社会論の系譜 • プライベート・(ソーシャル)レジームの分類学 • PSRへの企業の参画・参加動機 • PSRとコンストラクティヴィズムの視覚 • 事例研究①:KPCSの分析 • 事例研究②:FSCの分析 • 事例研究③:MSCの分析 • 事例分析④:FLOの分析 • 結論:PSR研究の地平 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 世界市民社会論の系譜 ① 国際社会への働きかけ • 人道、人権、環境、労働分野 • 国際レジーム、国際機関、国際会議など • 国際ロビイストとしてのNGO ②世界市民社会政治・第1世代(1970s~) • 公権力を迂回し、市民社会での直接行動による国際的な 問題の解決 • 抗議運動、ボイコット運動など ③世界市民社会政治・第2世代(1990s~) • 市民社会政治の制度化 • PSRを通じた解決 • PSRの競合問題 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 国際社会と世界(国際)市民社会 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html プライベート・レジームの分類学 ① プライベート・インタレスト・レジーム(PIR) • 企業間の円滑な国際取引を促進するための自主的なレ ジーム • lex mercatoria、国際会計基準など ② プライベート・ソーシャル・レジーム(PSR) • 形態:規制的/フォーラム的/情報公開・レジーム • ルール形成:シングル/マルチステークホルダー • 評価監査制度:第一者/第二者/第三者 ③ 準プライベート・レジーム または PPP • マルチ・ステークホルダーのなかに国家・IOを含む。 • UNGC、KPCS、ISOなど。 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html ガバナンス・トライアングル(Abbott and Snidal, 2009) 国家 OECD ① ⑤ ④ UNG IUCN ISO ⑦ KPCS FLA ③ ⑥ SAI FSC NGO DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html ② RA MSC UTZ RC 企業 企業の動機(先行研究) ① ケース1:社会的競争環境の整備・調整 • 国ごとに異なる多様な規制環境 →トランザクション・コストの増大 • 競争条件の均等化 ② ケース2:公権力 or NGOによる事実上の「規制の回避」 • 業界にとっての「純粋公共財」→集合行為の問題 • 寡占的業界(化学、ダイヤetc)では供給されやすい ③ ケース3:企業イメージ(ブランド価値、名声)の改善 • イメージ脆弱性:最終財>中間財、贅沢品>必需品 • クラブ財:分散的な業界でも供給可能 • ネットワーク外部性 → カスケード現象 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html PSRとコンストラクティヴィズム ① 先行研究: • 企業の「長期的な利益」に着目 • PSRの形成過程における社会的なプロセスを軽視 ② コンストラクティヴィズムの可能性 • 企業の「長期的利益」の根源を問う必要 • ケース1:社会的な圧力がなくても企業は自主的に対応 • ケース2・3:社会的圧力が必要→コンスト理論の適応性 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html コンストラクティヴィズムの分析枠組み ① ブーメラン(B)・パターン: • (特に)ケース2・ケース3(途上国) • パブリックB /プライベートB/ ダブルB ② カスケード現象: • ケース3 • 規範のライフサイクルの第2ステージ • ダウングレードの誘惑 ③ 規範の自縄自縛の罠 • グリーン・ウォッシュ、ホワイト・ウォッシュであっても… • 社会的圧力による表面的受容であっても…「規制的効果」 ④ 規範の接ぎ木: • 「新規範」を扱う場合 • フレーミング→既存規範との接ぎ木 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html パブリックBとプライベートB DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 規制的PSRの事例研究 ① キンバリープロセス認証制度(KPCS) • • • 規制の回避、非ラベル制度 途上国:ブーメランパターン 新規範:紛争ダイヤモンドの排除 → 規範の接ぎ木 ② 森林管理協議会(FSC)認証ラベル制度 • • • 企業イメージ:ラベル制度 → カスケード現象 途上国:ブーメランパターン 既存規範:持続的利用 ③海洋管理協議会(MSC)認証ラベル制度 • • • 企業イメージ:ラベル制度→カスケード現象 先進国 既存規範:持続的利用 ④ 国際フェアトレードラベル機構( FLO)認証ラベル制度 • • • 企業イメージ:ラベル制度→ カスケード現象 途上国:ブーメランパターン 既存規範:社会権(生活賃金の保障) DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 事例研究1 キンバリープロセス認証制度(KCPS) DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html KCPSの概要 • • • • アンゴラ、シエラレオネ内戦を契機に2003年に発足 業界・NGO・国家のMSHアプローチ 非認証ラベル制度:国際取引時に要政府発行証明書 紛争ダイヤモンド:15%(1990)→1% • 寡占市場:アントワープにて、原石の90%を取引 • 高いイメージ脆弱性 • NGO:GlobalWitness、Fatal Transaction、 PAC • 業界:デビアス、世界ダイヤモンド会議、世界ダイヤモ ンド評議会(WDC) • 輸出国政府・輸入国政府 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html KCPS年表 • • • • • • • • • • • • 1990s:アンゴラでUNITAがダイヤを戦費調達手段に 1998.12:Global WitnessがA Rough Tradeを発表 1999.1:安保理で、GIが報告 1999.5:安保理、アンゴラ制裁の有効性と紛争ダイヤモンド 問題を評価するための専門家パネルを設置 パブリックB 1999.10:Fatal Transaction発足 → デビアス、アンゴラのダイヤモンド購入停止を宣言 1999.11:アメリカ議会、カラット法案提出 2000.1:PACがThe Heart of the Matterを発表 プライベートB 2000.2:CNNがCry Freetownを放送 2000.5:キンバリーでインフォーマルなMSH会合開催→KP 2000.7:世界ダイヤモンド会議でゼロ・トレランス決議採択 し、WDCを設立 2002.11:KP最終文書採択 2003:KPCS発足 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html KPCSと規範理論 ① ダブル・ブーメラン • 紛争地で市民社会が機能していなかったため、変則的。 ②フレーミングの変更と人道規範への接ぎ木戦略 *Diamonds are not a girl’s best friend - witness the brutalized little girl (shown on the cover of this report) with no hands. *For some people, diamonds are more ‘forever’ than for others – witness 75,000 violent deaths in Sierra Leone; *Diamonds are a guerilla’s best friend - witness Sierra Leone’s coups, rampaging criminals. DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 事例研究2 森林管理協議会(FSC)認証ラベル制度 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 森林面積の変化 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 森林減少面積ワースト10 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FSCの概要 • ITTO、UNCEDへの失望を契機に、WWFとB&QなどのDIY業 界が中心となり発足 • 認証ラベル制度 • 環境基準・社会基準 • 厳格なMSHアプローチ:「総会」は、環境・社会・経済 チャンバー& 南北で均等に票数 • 低いイメージ脆弱性→カスケードは発生しにくい • 対抗PSRとの競合 • FSCをモデルにアップグレード DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FSCのMSH構造 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FSC年表 • • • • • • • • • • • • 1980s:途上国の住民団体と先進国の環境NGOの間のネットワーキング 1986:国際熱帯木材機関(ITTO)設立 1987:サラワクで林道封鎖デモ 1988:ブラジルでチコ・メンデス暗殺 1980s末:サミットの主要議題に 1989:FOEの働きかけを受けて、ITTOで森林認証ラベルに関する議論開始 1990.1:B&Q、記者会見で木材のソースに関する質問に答えられず。 1991:WWF・イギリスのDIY業界に働きかけ、バイヤーズグループを形成 → WWF+95 → GFTN(Global Forest & Trade Network) 1992:UNCED・森林条約の締結に失敗、ITTOでラベル交渉頓挫 1993:FSCの発足、B&Qは1999年までに100%FSCを約束(2009に実現) 1998:最初の認証製品流通 1999.3:RANがホームデポ全米150店舗で同時デモ →2005年までに100%FSCまたは同等の制度からの調達を誓約 →他の大手DIY、サプライヤーもFSCに参加 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 対抗ラベル制度の登場 • • • • 1994:SFI(Sustainable Forestry Initiative) 1996:CSA(Canadian Standards Association)の認証制度 1999:PEFC(Pan-European Forest Certification Scheme) 2003:PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)に 300,000,000 250,000,000 FSC PEFC 200,000,000 150,000,000 100,000,000 50,000,000 0 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FSC・PEFCの制度間相互作用と課題 • 2000s:PEFCはFSCをモデルとしてアップグレードに取り組む →「レジーム複合体」としての森林認証ラベル制度 • 近年、FSCの伸び率がPEFCを上回る。 • FSC・PEFCで世界の森林面積の9%、管理された森林面積の18% (2010) • ただし、熱帯雨林の割合は、FSCで12%、PEFCで2% • 高級木材を除き価格プレミアムが欠如 • 農地化・牧草地化の問題 → Round Table for Sustainable Palm Oil Plantation System (2007) Global Roundtable for Sustainable Beef(2012) DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 森林タイプ別FSC認証取得面積の推移 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 事例研究3 海洋管理協議会(MSC)認証ラベル制度 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 漁獲量の世界的拡大 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 水産資源の過剰利用 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html マダラ資源の崩壊(グランド・バンクス) DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 大西洋クロマグロ・ミナミマグロ・ウナギ DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html MSCの概要 • 国際機関、政府による資源管理の失敗に対する代替策と して、ユニリーバ・WWFのイニシアチブで設立(1997) • 認証ラベル制度 • 環境基準のみ • MSHアプローチ:公的セクター(NGO、研究機関)と商 業・社会経済セクター(企業・業界団体) ※Stakeholder Councilは諮問的役割に留まる • 相対的に高いイメージ脆弱性→カスケード • 対抗PSRは存在しない DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html MSC年表 • 1990s初め:グランドバンクス沖のタラ資源の崩壊にショックを受けたユ ニリーバが、FSCを発足させたWWFに接触したことが契機 • 1996:ユニリーバ、2005年までにMSC100%を宣言(50%達成) • 1997:MSC発足 • 1997末:MSCがLetter of Supportキャンペーン →セインズベリーに続いてテスコ、セーフウエイが支持表明 • 1998:WWF・ユニリーバから財政的に独立 • 2000:西オーストラリアのロブスター漁業が最初の認証取得 • 2000:アラスカのサケ漁も認証取得 →Whole Foods Marketが販売表明、Trader’s Joe, Shawsが追随 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html カスケードの発生 • • • 2000s:漁業海洋キャンペーンの盛り上がり (Seaweb, OCEANA, Seafood Choice Alliance, Blue Ocean Institute, ISSF) 2005:FAO水産委員会、厳格な「水産エコラベルガイドライン」採択 この頃、MSCを財政的に支援するPew, オーク基金から厳しい非難 → アップグレード(認証審査の外部化, 新しい持続性評価指数の導入) 2006:ウォールマート、5年以内に100%MSCを宣言(82%達成) 160 140 120 100 80 60 40 20 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 0 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 MSCの成果と課題 • • • • • • • • • カスケードの発生 世界漁獲の8%、審査中漁業を含めた潜在シェアは11% サケ、白身魚、ロブスターのシェアは、42%、40%、18% 欧米では事実上の市場参入条件 ダウングレードは発生せず(認証審査の外部化、Objection Panelの設置) ローカルレベルでの対抗ラベルの登場:MEL、Alaska RFM 慢性的供給不足 欧米主導のMSHアプローチ 途上国漁業の認証 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html MSC国別ランキング DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 事例研究4 国際フェアトレードラベル機構(FLO) 認証ラベル制度 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html コーヒー市場 • • • • • 石油に次ぐ第二位の取引金額 零細農家(7割)、プランテーション(3割) 寡占市場:Big 5で69% 国際コーヒー協定、輸出割当制度撤廃(1989)→暴落 先進国での小売価格は上昇、Big 5・記録的収益 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FLOの概要 • UCHIRI(オアハカ市)がソリダリダ(オランダ)に接触し、認 証ラベル制度を提案したことが経緯 ※プライベートB • • • • ラベル認証制度 環境基準・社会基準 生産者は要組合設立、プランテーションは認証対象外 生活賃金を保障するために「社会プレミアム」 (最低保証価格120$/lb+社会開発プレミアム0.05$/lb ) • 相対的に高いイメージ脆弱性 • 市場に価格介入 • 対抗PSRの乱立:RA、UTZなど → ダウングレードの圧力 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FLOの価格設定 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FLO年表 • • • • • • • • • • • 1983:UCHIRI設立(メキシコ、オアハカ市) 1988:UCHIRIがソリダリダ(オランダ)に認証ラベル制度提案 1988:マックス・ハベラー設立(オランダ) ※世界最初のフェアトレード認証ラベル制度 1989:国際コーヒー協定・輸出割当制度廃止→価格暴落 1997:各国の認証ラベル制度の調和を図るためにFLO設立 1998:アメリカFTUSAがFLOに加入 2000:Global Exchangeが全米30都市のスタバ-店舗で同時デモ → FLO認証コーヒーの販売に同意、タリーズ、ピーツも続く 2003:マクドナルド、ダンキンドーナッツも販売に同意 サラ・リーも取り扱い カスケード 2004:Times誌「フェアトレードが軌道に乗る」 2005:コストコ、ウォールマートのサムズクラブも取り扱い ネスレも取り扱い 2009:セインズベリー、100%フェアトレードを誓約 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 対抗PSRの登場とカスケードの中折れ • • • 2001:RA(Rainforest Alliance)が認証ラベル制度発足 2002:Ahold CoffeeのイニシアチブでUTZ認証制度発足 いずれも価格に介入せず、プランテーションも認証対象 160000 FLO 140000 120000 UTZ Certified Rainfoerst Alliance Sales tons 100000 80000 60000 40000 20000 0 1998 2000 2002 2004 2006 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 2008 2010 2012 FLOの国別普及 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html FLOの成果と課題 • 市場原理 → ダウングレードの圧力 • FLOの買取価格は、インフレ率を考慮すると、1988- 2005年間で39%下落。 • 2007年に最低保証価格と社会開発プレミアムを0.05$ずつ 値上げ • 2011年に、最低保証価格を0.15$/lb、プレミアムを0.10$/lb 値上げ • 慢性的な供給過剰 • 生活賃金ではなく最低賃金を保証するPSRに変質。 • 2011末:FTUSAが、FLOから離脱 → 独自の基準でプランテーション認証を始める DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html 結論 -PSR研究の地平- DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html PSR研究の地平 • コンストの理論を適用することで、PSRの形成と発展プロ セスをより的確に把握可能 • PSR研究の課題 ① 消費者レベルでの規範の浸透と市場の社会化プロセス • 価格プレミアムの問題 ② 企業が規範を内面化する可能性 • 表面的受容→内面化? • 規範の自縄自縛の罠(教化効果) • 規範ライフサイクル説の第3ステージ(担当部署・実施体制) ③ フォーラム的・情報公開レジームの発展プロセス • フォーラム的レジーム:自発的な学習に依拠→長い時間 • 情報公開レジーム:SRIの限界、自発的な学習 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html ご清聴ありがとうございました! ([email protected]) 拙稿「市民社会:プライベート・ソーシャ ル・レジームにおけるNGOと企業の協働」 大矢根聡編『コンストラクティヴィズムの国 際関係論』有斐閣、2013年、169-193頁。 DL from 阪口研究室:http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20050137/index.html