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AP-510W
取扱説明書[導入編] R WIRELESS ACCESS POINT AP-510W [IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]規格対応 [IEEE802.3af]規格PoE専用 本製品について 1 クイック導入ガイド 2 設置のしかた 3 その他の基本設定 4 保守について 5 ご参考に 6 外部アンテナを使用する(内蔵アンテナを使用しない)場合 は、弊社別売の外部アンテナが必要です。 はじめに このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、まこ とにありがとうございます。 本製品は、[IEEE802.11a(W52/W53)]★ 規格と [IEEE802.11b/g]★★規格の無線LANを内蔵する屋外型 ワイヤレスアクセスポイントです。 ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みいただき、 本製品の性能を十分発揮していただくとともに、末長くご 愛用くださいますようお願い申し上げます。 ★本書では、[IEEE802.11a]の無線LAN規格を、次のように表記します。 [IEEE802.11a(J52)] :従来の無線LAN規格 [IEEE802.11a(W52/W53)]:新しい無線LAN規格 本製品は、[IEEE802.11a(J52)]規格の無線LAN機器と通信できません。 ★★[IEEE802.11g]規格は、[IEEE802.11b]規格と互換性があります。 [IEEE802.11]規格(ch14)には対応していません。 電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)無線 LANを使用することは禁じられています。 登録商標について アイコム株式会社、アイコム、Icom Inc.、 は、アイコム株式会社の登録商標です。 WAVEMASTERは、アイコム株式会社の登録商標です。 Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国にお ける登録商標です。 本文中の画面の使用に際して、米国Microsoft Corporationの許諾を得ています。 Adobe、Adobe Readerは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の 商標です。 AtherosおよびSuper AG、Atheros XR、Total 802.11のロゴは、Atheros Communications, Inc.の商標です。 その他、本書に記載されている会社名、製品名は、各社の商標および登録商標です。 i はじめに 本製品が対応する無線LAN規格ついて は じ め に 本製品が対応する無線LAN規格は、以下のとおりです。 ◎[IEEE802.11a(W52/W53)]:54Mbps(5.2GHz/5.3GHz帯) ◎[IEEE802.11g] :54Mbps(2.4GHz帯) ◎[IEEE802.11b] :11Mbps(2.4GHz帯) ※[IEEE802.11g]規格は、[IEEE802.11b]規格と互換性があります。 ※[IEEE802.11b/g]規格と[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の同時通信には対応し ていません。 本製品の出荷時や設定を初期化したときは、[IEEE802.11g]規格で通信できます。 ※[IEEE802.11a(J52)]規格には対応していません。 ※[IEEE802.11]規格(14ch)には対応していません。 ■ [IEEE802.11a(W52/W53)]規格の無線通信チャンネルについて 右に記載の記号は、新しく[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で採 用された無線通信チャンネルに対応した製品を意味します。 ※右の記号は、本製品のシリアルシールにも記載されています。 5.2GHz帯の新しい無線通信チャンネル4個(W52)は、日本国内で使用されている無線 通信チャンネル4個(J52)の中心周波数から10MHz高い周波数に移行され、さらに新 しく5.3GHz帯の無線通信チャンネル4個(W53)が追加されました。 下記の図で示すように、[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で使用できる無線通信チャ ンネルは、合計8個になります。 ※[IEEE802.11a(J52)]規格の無線LANが本製品の近くで稼働している環境で、本製 品の[IEEE802.11a(W52)]規格をご使用になると電波干渉の原因になります。 どちらかの規格でご使用ください。 J52 34ch J52 38ch 36ch W52 J52 42ch 40ch W52 J52 46ch 44ch W52 新仕様(本製品)のチャンネル (W52)は、旧仕様(J52)と中心 周波数が10MHz異なります。 さらに、チャンネルが4個 (W53)追加されました。 48ch W52 5.17 5.19 5.21 5.23 5.18 5.20 5.22 5.24 52ch W53 5.26 56ch W53 5.28 60ch W53 5.30 64ch W53 5.32 [IEEE802.11a]規格の周波数(GHz) ii はじめに 本製品の概要について ◎本製品の無線LANは、[IEEE802.11a (W52/W53) ]規格に対応していますので、 5.2GHz帯の新しい無線通信チャンネル(36ch/40ch/44ch/48ch)と、追加された 5.3GHz帯の無線通信チャンネル(52ch/56ch/60ch/64ch)が使用できます。 ※従来の無線通信チャンネル(34ch/38ch/42ch/46ch)を使用する機器とは通信できません。 ◎[IEEE802.3af]規格に準拠したPoE受電機能に対応しています。 付属のイーサネット電源供給ユニット(SA-3)を使用して本製品に電源を供給します。 ◎AP-510Wの本体(SA-3を除く)は、樹脂成形の防水構造JIS保護等級4相当(防まつ 形)を採用していますので、屋内外を問わず設置できます。 ◎内蔵アンテナ、および外部アンテナ(弊社別売品)の使用を選択できます。 両方を選択すると、ダイバーシティー方式で使用できます。 ◎[IEEE802.1Q]規格に準拠したVLANに対応した仮想BSS機能を搭載していますの で、本製品1台で[SSID]の異なる複数の無線ネットワークグループを構築できます。 ◎設置場所や通信障害を調査、診断の目安になるサイトサーベイ機能、設置環境に応じ て無線チャンネルを自動設定できる機能を搭載しています。 ※サイトサーベイ機能は、[IEEE802.11a(W53)]規格の無線通信チャンネル(52ch/56ch/ 60ch/64ch)が設定されているときは使用できません。 ◎DFS機能が搭載されていますので、5.3GHz帯[IEEE802.11a(W53)]規格で通信し ているときは、気象レーダーなどによる電波干渉を自動で回避します。 ※DFS機能については、本書5ページをご覧ください。 ◎従来の弊社製無線LAN機器に搭載の[WEP RC4]や[OCB AES]暗号化方式に加え、 [TKIP]、[AES]暗号化方式に対応しています。 ◎ネットワーク認証は、「共有キー」、「オープンシステム」、「WPA-PSK」、「WPA2PSK」、「WPA」、「WPA2」、「IEEE802.1X」に対応し、「WPA」、「WPA2」、 「IEEE802.1X」を使用すると、認証にRADIUSサーバを使用できます。 ◎接続時間制限設定できますので、無線LAN端末の接続を曜日と時間で管理できます。 ◎ネットワーク管理機能にはSNMPをサポートしています。 ◎技術基準適合証明を取得していますので、無線局の免許は不要です。 ◎本製品のQoS機能は、Wi-Fiアライアンスが規定するWMM(Wi-Fi Multimedia)機能 に対応しています。 ※2007年8月現在、本製品は、Wi-FiアライアンスよりWMM認定されていません。 ◎本製品は、Atheros Communications社の「Super AG(無線LAN高 速化技術)」と「XR(無線伝送可能領域を拡大する技術)」を使用した通信 に対応しています。 iii はじめに 表記について は じ め に 本書は、次の表記規則にしたがって記述しています。 「 」表記:オペレーティングシステム(OS)の各ウィンドウ(画面)、ユーティリティー、 設定画面の各メニューとそのメニューに属する設定画面の名称を(「」)で囲ん で表記します。 [ ]表記:タブ名、アイコン名、テキストボックス名、チェックボックス名、各設定 〈 〉表記:ダイアログボックスのコマンドボタンなどの名称を(〈 〉)で囲んで表記し 画面の設定項目名を([ ])で囲んで表記します。 ます。 ※Microsoft ® Windows ® XP Professional、Microsoft ® Windows ® XP Home Editionは、Windows XPと表記します。 Microsoft® Windows® 2000 Professionalは、Windows 2000と表記します。 ※本書は、Ver3.10のファームウェアを使用して説明しています。 ※本書中の画面は、OSのバージョンや設定によって、お使いになるパソコンと多少異 なる場合があります。 ユーザー登録について 本製品のユーザー登録は、アイコムホームページでお受けしています。 インターネットから、「http://www.icom.co.jp/」にアクセスしていただき、ユ ーザー登録用フォームにしたがって必要事項をご記入ください。 ご登録いただけない場合、サポートサービスをご提供できませんのでご注意くだ さい。 情報処理装置等電波障害自主規制について この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情 報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがありま す。この場合には使用者が適切な対策を講ずるように要求されることがあります。 iv はじめに 無線LANの電波法についてのご注意 ●電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線LANを使用することは 禁じられています。 ●本製品の無線部は、電波法に基づく小電力データ通信システムの無線設備として、特 定無線設備の認証を受けています。 したがって、本製品を使用するときに無線局の免許は必要ありません。 ●本製品を使用できるのは、日本国内に限られています。 本製品は、日本国内での使用を目的に設計・製造しています。 したがって、日本国外で使用された場合、本製品およびその他の機器を壊すおそれが あります。 また、その国の法令に抵触する場合があるので、使用できません。 ●医療機器の近くで本製品を使用しないでください。 医療機器に電磁妨害をおよぼして、生命の危険があります。 ●本製品の無線装置は、電波法に基づく認証を受けていますので、本製品の分解や改造 をしないでください。 取り扱い上のご注意 ◎動作中に接続ケーブルなどがはずれたり、接続が不安定になると、誤動作の原因にな ります。コネクターをしっかり接続して、動作中は、コネクターの接続部に触れない でください。 ◎パソコンやその他の周辺機器の取り扱いは、それぞれに付属の取扱説明書に記載する 内容にしたがってください。 ◎本製品を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。 このようなときは、妨害を受けている機器からできるだけ本製品を離して設置してく ださい。 ◎本製品の設定ファイルや弊社ホームページ(http://www.icom.co.jp/)より提供され るアップデート用ファームウェアファイルを、本製品以外の機器に組み込んだり、改 変や分解したことによる障害、および本製品の故障、誤動作、不具合、破損、データ の消失あるいは停電などの外部要因により通信、通話などの機会を失ったために生じ る損害や逸失利益、または第三者からのいかなる請求についても弊社は一切その責任 を負いかねますのであらかじめご了承ください。 ◎本書の著作権およびハードウェア、ソフトウェアに関する知的財産権は、すべてアイ コム株式会社に帰属します。 ◎本書の内容の一部、または全部を無断で転用することは、禁止されています。 ◎本製品の仕様、外観、その他の内容については、改良のため予告なく変更されること があり、本書の記載とは一部異なる場合があります。 v はじめに 2.4GHz無線LANの電波干渉についてのご注意 は じ め に 2.4GHz帯の無線LANで通信をするときは、次のことがらに注意してください。 この機器の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製 造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を必要とする無線局)およ び特定小電力無線局(免許を必要としない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を必要と する無線局)が運用されています。 ○この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局 並びにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。 ○万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生 した場合には、速やかに使用周波数を変更するか、または電波の発射を停止した上、 下記連絡先にご連絡いただき、混信回避のための対処等についてご相談ください。 ○その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に 対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など、何かお困りのことが起きたときは、 次の連絡先へお問い合わせください。 連絡先:アイコム株式会社 サポートセンター 06-6792-4949 (平日 9:00∼12:00、13:00∼17:00) ■ 表記の意味について 「2.4」 :2.4GHz帯を使用する無線設備 「OF・DS」:OFDM方式/DS-SS方式 「4」 「 :40m以下 」 :全帯域を使用し、かつ移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局 並びにアマチュア無線局の帯域を回避可能 【重要なお知らせ】 無線LAN製品をご使用になるときは、下記のアドレスにアクセスしていただき、「無線 LAN製品ご使用時におけるセキュリティーに関するご注意」をご覧ください。 アドレス:http://www.icom.co.jp/network_security/ vi 標準構成品 本製品のパッケージには、次のものが同梱されています。 ■ 梱包内容の確認 ご使用の前に、すべて揃っていることを確認してください。 AP-510W本体 (LANケーブル:5m) ACアダプター (SA-3用) Uボルト マストクランプ SA-3 (SA-3用) イーサネット電源 供給ユニット(SA-3) タッピングネジ A0 6×30 SMAコネクター キャップ 管理者表示シール タッピングネジ A0 3×16 六角ボルト M6×50 LANケーブル (ストレートタイプ:3m) チョウナット(M6) Sワッシャー(M6) 平ワッシャー(M6) 取扱説明書 CD(Windows版) 自己融着テープ(30cm) SMAコネクターキャップ用 電波干渉注意シール 保証書 管理者表示シールの記載と表示場所について ●運用者や連絡先など、指示されている内容を記載してください。 ●本製品の設置場所に近く、確認しやすい場所に貼り付けてください。 R注意:通信を妨げになりますので、このシールをAP-510W本体の正面(内蔵アンテナ 電波放射面)、または外部アンテナ(電波放射部)に貼らないでください。 vii 取扱説明書の構成について 本書では、本製品をご使用になる前に知っておいていただきたい機能や本製品の一般的 な使用方法について説明しています。 導入編では記載していない詳細な機能をご使用になる場合は、本製品に付属のCDに収録 されている活用編をご覧ください。 ■ 導入編(本書) 本製品の基本的な方法について、本書を最初からお読み いただくことで、設定や設置の作業ができるように構成 しています。 詳細な機能についての情報は、活用編で説明しています ので、必要に応じてご覧ください。 ■ 活用編(CD収録) 本製品のCDにPDF形式で収められています。 本製品に設定できる詳細な機能について、設定メニュー ごとに説明しています。 q 本製品のCDをご使用のCDドライブに挿入すると、 Auto Run機能が動作して、メニュー画面を表示しま す。 w 〈取扱説明書〉をクリックします。 【お願い】 取扱説明書[活用編]をご覧 いただくとき、Acrobat ® Reader® 4.0以上をインス トールされていないかたは、 〈取扱説明書〉ボタンをクリ ックする前に、〈Adobe ® Reader® インストール〉ボ タンをクリックして、表示 される画面にしたがってイ ンストールしたあとで、〈取 扱説明書〉ボタンをクリッ クしてください。 標 準 構 成 品 / 取 扱 説 明 書 の 構 成 に つ い て ※上記のメニュー画面が表示されないときは、本製品の CDに収録された「AutoRun.exe」をダブルクリックし てください。 viii 別売品について ■ 外部アンテナ 下記の外部アンテナは、屋外への設置に対応しています。 (2007年8月現在) ※外部アンテナとの組み合わせかたや伝送距離について は、本書3章をご覧ください。 ※各アンテナの設置のしかたについては、各種アンテナ に付属の説明書をご覧ください。 ※下記の別売品は、2.4GHz帯で使用できます。 2.4/5GHz帯に対応するのは、AH-104だけです。 AH-151VR/AH-153 AH-154 AH-104(同軸ケーブル付属) 図のアンテナは、 AH-151VRです。 サドルブラケット 同軸ケーブル(3m) 【電波法上のご注意】 ◎屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)無線LANを使用することは禁じられています。 ◎ここに記載の外部アンテナで本製品をお使いいただけるよう、技術基準適合証明を取得しています。 それ以外のアンテナを使用したり、外部アンテナに付属の接続用同軸ケーブルを加工して本製品に使 用すると、電波法違反になることがありますのでご注意ください。 ix 別売品について ■ 延長用LANケーブル ■ 壁面取付プレート AP-510W本体のLANケーブルを延長 AP-510W本体を壁面に固定できます。 できます。 別 売 品 に つ い て MB-91 OPC-1222 (20m) ■ 仰角金具 ■ 同軸避雷器(2.4GHz帯専用) AP-510W本体の取り付け角度を上下お 落雷対策用として、本製品と外部アンテ よび左右に変更する金具です。 ナ(弊社別売品)のあいだに接続します。 MB-89 FL-332S 調整範囲 上30/下30度 左30/右30度 ※取り付けかたについては、各別売品に付属の説明書をご覧ください。 x ご使用までの流れ 本製品を導入されるときは、次のステップにしたがってお読みください。 順番に基本的な設定ができる構成になっています。 各ステップの右端に記載する数字は、本書の参照ページです。 xi ステップ1 おもな機能の確認など導入の準備 ━━━━━━ 4∼11 ステップ2 設置前の設定と通信の確認(クイック導入ガイド) 13∼26 ステップ3 本製品の設置 ━━━━━━━━━━━━━━ 27∼34 ステップ4 内部時計など、そのほかの機能の設定 ━━━ 36∼45 ステップ5 詳細な暗号化の設定 ━━━━━━━━━━━ 46∼53 ご参考に1 設定内容の書き込みや保存について ━━━━ 58∼60 ご参考に2 設定初期化など、保守について ━━━━━━ 61∼64 ご参考に3 困ったときは/故障のときは ━━━━━━66∼67、78 もくじ はじめに ──────────────────────────i 標準構成品 ────────────────────────vii 取扱説明書の構成について ─────────────────viii 別売品について ───────────────────────ix ご使用までの流れ ──────────────────────xi もくじ ──────────────────────────xii 安全上のご注意(必ずお読みください。)────────────xiv 第1章 本製品について ━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 1-1.各部の名称と機能 ……………………………………………………2 1-2.本製品のおもな機能 …………………………………………………4 ご 使 用 ま で の 流 れ / も く じ 第2章 クイック導入ガイド ━━━━━━━━━━━━━ 13 Step1.設定に使うパソコンの用意……………………………………14 Step2.設定に使用するパソコンの接続………………………………16 Step3.固定IPアドレスをパソコンに設定する ……………………18 Step4.設定画面へのアクセスを確認する……………………………20 Step5. 使用するアンテナを設定する ………………………………21 Step6. 設置場所の電波状況を診断する ……………………………22 Step7. 無線チャンネルを設定する …………………………………23 Step8. [SSID]を設定する ……………………………………………24 Step9. 暗号化を設定する ……………………………………………25 第3章 設置のしかた ━━━━━━━━━━━━━━━━ 27 3-1.組み合わせ設置例 …………………………………………………28 3-2.本体をマストに固定するには ……………………………………31 3-3.壁面に固定するには ………………………………………………33 3-4.設置と接続のご注意 ………………………………………………33 3-5.通信距離について …………………………………………………34 xii もくじ 第4章 その他の基本設定 ━━━━━━━━━━━━━━ 35 4-1.設定画面の名称と機能 ……………………………………………36 4-2.本体IPアドレスを変更するには …………………………………37 4-3.本製品のDHCPサーバ機能を使用するには ……………………38 4-4.本製品のDHCPクライアント機能を使用するには ……………39 4-5.本製品の内部時計を設定するには ………………………………40 4-6.曜日と時間でアクセスを制限するには …………………………41 4-7.設定画面へのアクセスを制限するには …………………………42 4-8.802.11b規格の通信を制限するには …………………………43 4-9.無線LAN端末どうしの通信を禁止するには ……………………44 4-10.MACアドレスフィルタリングを設定するには ………………45 4-11.[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには ……………46 4-12.[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには …………52 4-13.仮想BSSを設定するには ………………………………………54 第5章 保守について ━━━━━━━━━━━━━━━━ 57 5-1.設定内容の確認または保存 ………………………………………58 5-2.保存された設定ファイルの書き込み ……………………………60 5-3.設定を出荷時の状態に戻す ………………………………………61 5-4.ファームウェアをバージョンアップする ………………………63 第6章 ご参考に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 65 6-1.困ったときは ………………………………………………………66 6-2.設定画面の構成について …………………………………………68 6-3.設定項目の初期値一覧 ……………………………………………70 6-4.機能一覧 ……………………………………………………………71 6-5.定格 …………………………………………………………………72 6-6.用語解説 ……………………………………………………………75 6-7. 故障のときは………………………………………………………78 xiii 安全上のご注意 安全にご使用いただくために、必ずお読みください。 ¡ ここに示した注意事項は、使用者および周囲の人への危害や財産への損害を未然に 防ぎ、製品を安全に正しくご使用いただくために、守っていただきたい事項を示して います。 ¡ 次の『R警告』『R注意』の内容をよく理解してから本文をお読みください。 ¡ お読みになったあとは、いつでも読める場所へ大切に保管してください。 ■ 本製品(SA-3を含む)について R 警告 下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「使 用者および周囲の人が、死亡または重傷を負う可能性が想定され る内容」を示しています。 ◎強度の不足する場所には、設置しない でください。 振動や風などの影響を受けて落下し、 けがや故障の原因になります。 ◎人の通行をさまたげる場所には、設置 しないでください。 本製品に接触したり、倒れたりして けがの原因になります。 ◎送電線や配電線の近くには、設置しな いでください。 本製品のケーブルなどが送電線や配 電線に接触して、ショートや発熱に より感電や火災の原因になります。 ◎雷が鳴り出したら、機器やアンテナ線、 電源コードには、絶対にさわらないで ください。 感電事故の原因になります。 ◎指定以外の付属品、および別売品は使 ◎弊社指定以外の無線LAN機器には、 SA-3を接続しないでください。 火災、感電、故障の原因になります。 ◎通気口をふさがないでください。 発熱などにより、火災、感電、故障 の原因になります。 ◎接続ケーブルを加工したり、無理に曲 げたり、ねじったり、引っ張ったり、 加熱したりしないでください。 傷ついて破損し、火災、感電、故障 の原因になります。 ◎完全調整していますので、分解、改造 は、絶対にしないでください。また、 ご自分で修理しないでください。 火災、感電、故障の原因になります。 ◎万一、煙が出ている、変なにおいがす る、変な音がする、水などが入った場 合は、使用を中止してください。 用しないでください。 そのまま使用すると、火災、感電、故 火災、感電、故障の原因になります。 障の原因になります。 ◎本製品を使用中は、ぬれた手で本製品 すぐに、SA-3に接続するACアダプ に触れないでください。 ターとその他のケーブル類を取りは 感電の原因になります。 ずしてください。 ◎接続ケーブルの上に重いものを載せた も く じ / 安 全 上 の ご 注 意 煙が出なくなるのを確認してからお り、挟んだりしないでください。 買い上げの販売店、または弊社各営 傷ついて破損し、火災、感電、故障 業所カスタマーサービス担当に連絡 の原因になります。 してください。 xiv 安全上のご注意 ■ 本製品(SA-3を含む)について(つづき) R 注意 下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「人 が傷害を負う可能性が想定される内容、および物的損害だけの発 生が想定される内容」を示しています。 ◎本製品を分解しないでください。 ど、不安定な場所に置かないでくださ になることがあります。 い。 ◎足場の不安定なところで、設置工事を しないでください。 倒れたりして、けがの原因になるこ とがあります。 ◎落としたり、強い衝撃を与えたりしな いでください。 けが、故障の原因になることがあり ます。 ◎テレビやラジオの近くで使用しないで 落ちたり、倒れたりして火災、けが、 故障の原因となることがあります。 ◎強度の不足する部材(アンテナマスト、 取り付け金具など)や腐食しやすい部 材は使用しないでください。 本製品が落下したりして、けが、故 障の原因になることがあります。 ◎強い磁界や静電気の発生する場所、温 度、湿度が、取扱説明書に定めた使用 ください。 環境を超えるところでは使用しないで 電波障害を与えたり、受けたりする ください。 原因になることがあります。 故障の原因になることがあります。 ◎直射日光のあたる場所やヒーター、ク ◎近くに雷が発生したときは、SA-3の ーラーの吹き出し口など、温度変化の ACアダプターをコンセントから抜い 激しい場所では使用しないでくださ て、ご使用をお控えください。 い。 ケーブルの接続や切断、または製品の 変形、変色、火災、故障の原因にな 導入や保守の作業も行わないでくださ ることがあります。 い。 ◎説明とは異なる接続をしないでくださ い。また、本製品への接続を間違えな いように十分注意してください。 故障の原因になることがあります。 xv ◎ぐらついた台の上や、傾いたところな けが、感電、故障、電波障害の原因 火災、感電の原因になることがあり ます。 ◎清掃するときは、シンナーやベンジン を絶対使用しないでください。 ◎長時間、使用しないときは、安全のた ケースが変質したり、塗料がはげる め本製品に接続するSA-3のACアダ 原因になることがあります。普段は プターを取りはずしてください。 やわらかい布で、汚れのひどいとき 発熱、発火、故障の原因になること は水で薄めた中性洗剤を少し含ませ があります。 てふいてください。 安全上のご注意 ■ ACアダプターについて(SA-3用) R 警告 下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「使 用者および周囲の人が、死亡または重傷を負う可能性が想定され る内容」を示しています。 ◎その他の無線LAN機器に使用しない ◎風通しの悪い場所で使用したり、タコ でください。 足配線やACアダプターどうしを密着 火災、感電、故障の原因になります。 させたりして使用しないでください。 ◎AC100V以外の電源電圧で使用しな 発熱、火災、感電、故障の原因にな いでください。 ります。 火災、感電、故障の原因になります。 ◎電源コードを加工したり、無理に曲げ ◎抜き差しするときは、必ずDCコネク たり、ねじったり、引っ張ったり、加 ターやACアダプター本体を持って行 熱したりしないでください。 ってください。 傷ついて破損し、火災、感電、故障 火災、感電、故障の原因になります。 ◎ぬれた手でACアダプターや機器に絶 の原因になります。 ◎ACアダプターの金属部分、およびそ 対触れないでください。 の周辺にホコリが付着している場合 感電の原因になります。 は、乾いた布でよくふき取ってくださ ◎水などでぬれやすい場所で使用しない でください。 火災、感電、故障の原因になります。 ◎ACアダプターは、コンセントの奥ま い。 そのまま使うと、火災の原因になり ます。 ◎電源コードが傷ついたり、コンセント で確実に差し込んでください。 の差し込みがゆるいときは使用しない 差し込みが不十分な場合、火災、感 でください。 電の原因になります。 火災、感電、故障、データの消失、 ◎電源コードの上に重いものを載せた 安 全 上 の ご 注 意 破損の原因になりますので、お買い り、挟んだりしないでください。 上げの販売店、または弊社各営業所 傷ついて破損し、火災、感電、故障 カスタマーサービス担当に連絡して の原因になります。 ください。 xvi 本製品について 第 1章 この章では、 本製品のおもな機能などについて説明しています。 1-1.各部の名称と機能 …………………………………………………………………………2 ■ AP-510W………………………………………………………………………………2 ■ SA-3 ……………………………………………………………………………………3 1-2.本製品のおもな機能 ………………………………………………………………………4 ■ 無線アクセスポイント機能について …………………………………………………4 ■ DFS機能について ……………………………………………………………………5 ■ ローミング機能について ………………………………………………………………5 ■ 無線LANセキュリティー ……………………………………………………………6 ■ 暗号化対応表 ……………………………………………………………………………7 ■ 無線ネットワーク名(SSID) …………………………………………………………7 ■ 仮想BSS機能について ………………………………………………………………8 ■ サイトサーベイ機能について …………………………………………………………9 ■ 接続端末制限機能について …………………………………………………………10 ■ 無線端末間通信禁止機能について …………………………………………………10 ■ 「Super AG」機能について …………………………………………………………10 ■ 「XR」機能について …………………………………………………………………10 ■ 「WMM」機能について ………………………………………………………………10 ■ PoE機能について ……………………………………………………………………11 1 1 本製品について 1-1. 各部の名称と機能 ■ AP-510W q w e r PWR MODE ★ PWR MODE LAN MODE q LANケーブル ……… LAN MODE SA-3の[To Wireless Unit]ポートと接続します。 ※電源供給は、SA-3(☞P3)、または[IEEE802.3af]対応のHUB を使用します。 w〈MODE〉ボタン …… 本製品の設定を初期化するボタンです。(☞5-3章) ※押し続けると、[PWR](緑)ランプと[MODE](緑)ランプが、約5 秒間、同時点滅して、すべてのランプが点灯したとき、ボタンか ら手をはなすと、自動的に設定を出荷時の状態に戻して再起動し ます。 e [PWR](緑)/ [ ](赤)ランプ … [PWR](緑)ランプ 点灯:本製品に電源が供給されているとき 点滅:〈MODE〉ボタンを押しつづけているとき [ ](赤)ランプ 点灯:無線LAN端末と通信を確立したとき 消灯:通信中の無線LAN端末が存在しない、または4∼ 5分間以上、無線通信しない状態がつづいたとき 点滅:DFS機能(☞P5)が動作したとき r [MODE](緑)/ [LAN](赤)ランプ … [MODE](緑)ランプ 点滅:〈MODE〉ボタンを押しつづけているとき [LAN](赤)ランプ 点灯:有線LANへの接続が正常なとき 消灯:LANケーブルが未接続のとき 点滅:データを送受信しているとき ★ アンテナコネクター… 弊社指定の外部アンテナ(弊社別売品)を接続します。 ※出荷時や全設定を初期化した場合、使用するアンテナは、「内蔵 アンテナ」に設定(☞2章:Step5.)されています。 2 本製品について ■ SA-3 q w e r 1 t y q [To Wireless Unit] ポート………………… w [極性反転スイッチ] … AP-510WのLANケーブルと接続します。 [To Wireless Unit]ポートの極性を反転させるスイッチ です。 AP-510Wの[LAN](赤)ランプが点灯する位置に切り替 えます。 e [PWR](黄)ランプ … 点灯:AP-510Wと接続したとき 1 点滅:AP-510Wと未接続のとき r 壁面固定用ネジ穴…… 付属のタッピングネジ(AO 3×16:2本)でSA-3を固定 するときの穴です。 t [DC IN]ポート……… 付属のACアダプターと接続します。 y [To Hub]ポート …… 付属のLANケーブルで、有線LANと接続します。 RSA-3の設置場所についてのご注意 本製品の通気口をふさいだり、極端に狭い場所や壁とのすき間など、風通しの悪い場所 に設置しないでください。 強力な磁界(電磁波)や静電気の発生する場所、温度、湿度が、取扱説明書に定めた使用 環境を超えるところでは使用しないでください。 発熱して故障の原因になることがあります。 3 1 本製品について 1-2. 本製品のおもな機能 ■ 無線アクセスポイント機能について 無線LAN端末どうし、またはLANケーブルで本製品に接続された有線LAN端末と無線 LAN端末が、本製品を介して無線接続するLANの接続形態です。 無線伝送エリア AP-510W ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略 しています。 54Mbps 無線LAN端末 有線 LAN 無線LAN端末を63台まで収容可能 (推奨台数:10台以下) 【無線アクセスポイント機能を使用するには】 ◎[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]規格の無線アクセスポイントとして機能します。 ◎本製品は、[IEEE802.11]規格(14チャンネル)の通信には対応していません。 ◎本製品と異なる[SSID](☞P7、P24)、[暗号化方式](☞P6、P25)、[ネットワーク 認証](☞P25)が設定された無線LAN端末とは通信できません。 ◎出荷時や全設定初期化時は、本製品のDHCPサーバ機能(☞4-3章)は、「OFF」に設定 されています。 本製品と同じネットワーク上に、DHCPサーバが複数存在すると、IPアドレスが重複 して不測の事態になりますので、DHCPサーバ機能の使用にはご注意ください。 ◎本製品に多くの無線LAN端末、または[IEEE802.11b]規格と[IEEE802.11g]規格 の無線LAN端末が同時にアクセスすると、通信速度が著しく低下することがあります。 同じ無線LAN規格 ★で同時に使用できる無線LAN端末の台数は、最大63台ですが、 10台以下にすることをおすすめします。 [IEEE802.11b]規格と[IEEE802.11g]規格の無線LAN端末が混在する環境では、 [11g保護機能](☞4-8章)と併せてご使用ください。 ★[IEEE802.11b]規格の無線LAN端末は、本製品の[IEEE802.11g]規格に含まれるものとします。 【IEEE802.11a規格(5.2GHz/5.3GHz帯)の無線LAN端末でご使用の場合】 本製品の出荷時、または初期化したときは、無線チャンネルの設定が[IEEE802.11g] 規格、または[IEEE802.11b]規格の無線LANと通信できるように設定されています。 [IEEE802.11a(J52/W52/W53)]規格の無線LAN端末をご使用の場合は、有線LAN、 または[IEEE802.11b/g]規格で本製品に接続されたパソコンから本製品の設定画面に アクセス(☞2章:Step4.)して、無線チャンネルの設定を「36(5180MHz)」以降に変 更(☞2章:Step7.)してからご使用ください。 4 本製品について 1 ■ DFS機能について DFS機能は、[無線LAN設定]項目の[チャンネル]欄で、[IEEE802.11a(W53)]規格の チャンネル(52、56、60、64)を設定するときだけ有効になります。 ※DFS機能が有効な無線チャンネルに設定すると、本製品の再起動後、または電源投入直後の約1分間は、 気象レーダーの電波検出を開始します。 電波検出を開始すると、本製品の[ ]ランプの点滅を約1分間繰り返します。 そのあいだは、本製品への無線アクセスを停止します。 ※気象レーダーの電波を本製品の起動中、または運用中に検出したときは、干渉しない[IEEE802.11a (W52/W53)]規格の異なる無線チャンネルに自動で変更されます。 [IEEE802.11a(W52)]規格の無線チャンネルに変更されたときは、DFS機能を停止します。 ■ ローミング機能について 本製品を2台以上用意して、それぞれを有線LANと接続することにより、無線LAN端末 を移動させても、自動的に電波の状態が良いアクセスポイント(本製品)に切り替わるこ とによって、無線伝送エリアが広がり、工場や倉庫のように広い場所で移動しながら無 線LANが利用できます。 (例:[802.11g]規格の無線LAN) 「802.11g:ch6」 「SSID:LG」 192.168.0.2 「802.11g:ch11」 「SSID:LG」 192.168.0.1 HUB AP-510W AP-510W 1 有線LANへ 移動すると 切り替わる 192.168.0.10 「SSID:LG」 無線LAN端末 192.168.0.10 「SSID:LG」 移動 ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略しています。 【ローミング機能を使用するには】 ◎出荷時や全設定初期化時は、本製品のDHCPサーバ機能(☞4-3章)は、「OFF」に設定 されています。 本製品と同じネットワーク上に、DHCPサーバが複数存在すると、IPアドレスが重複 して不測の事態になりますので、DHCPサーバ機能の使用にはご注意ください。 ◎本製品は、IEEE802.11規格(14チャンネル)の通信には対応していません。 ◎すべての本製品と無線LAN端末は、[SSID](☞P7、P24)、[暗号化方式](☞P6、 P25)、[ネットワーク認証](☞P25)を、すべて同じ設定にしてください。(設定が異 なると通信できません。) ◎電波干渉を避けるため、電波の利用状況や最適な設置場所の選定は、サイトサーベイ 機能(☞P9)で表示される結果を参考にしてください。 5 1 本製品について 1-2. 本製品のおもな機能(つづき) ■ 無線LANセキュリティー(※出荷時は、設定されていません。) 本製品は、無線LAN通信に必要なセキュリティーとして、次の機能を搭載しています。 ※この暗号化方式との互換性や対応する無線LANカードについては、「■ 暗号化対応表」(☞次ページ)でご 確認ください。 ※これらの説明について詳しくは、取扱説明書[活用編]をご覧ください。 MACアドレス フィルタリング ………… 同一無線ネットワークグループ内の通信において、あら かじめ本製品に登録されたMACアドレスを持つ無線 LAN端末だけにアクセスを許可するとき使用します。 WEP RC4/OCB AES 無線ネットワーク間で送受信するデータを、設定された 文字列を元に暗号化して安全性を確保します。 ※通信相手と暗号化方式や鍵(キー)の設定が異なるときは、通信で きません。 TKIP/AES …………… Windows XP(Service Pack1)に修正プログラムを適 用、またはWindows XP(Service Pack2)のパソコンで 使用できる暗号化方式です。 ※「TKIP」は、「WEP RC4」より強力な暗号化方式です。 ※「AES」は、「TKIP」より強力な次世代の暗号化方式です。 ※弊社製無線LANカード[SL-5200、SL-5200W、SL-5300W] が装着されたWindows XP搭載のパソコンをご使用いただくと、 Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続を使用できま す。 WPA/WPA2 ………… 「TKIP」、「AES」暗号化方式を使用して、RADIUS認証 します。 ※「WEP RC4」、「OCB AES」暗号化方式では使用できません。 WPA-PSK/WPA2-PSK RADIUSサーバを使用しない簡易的な認証方式で、共有 鍵を使用します。 IEEE 802.1X ………… RADIUSサーバを使用して、無線LAN端末からのアクセ スにユーザー認証を設ける機能です。 ※パソコンは、Windows XP、またはWindows 2000(Service Pack4)搭載のものをご使用ください。 ※「WEP RC4」以外の暗号化方式では使用できません。 ※パソコンに無線LANカードが必要な場合は、「IEEE 802.1X」対 応の弊社製無線LANカード[SL-120、SL-12、SL-5000、 SL-5000XG、SL-5100、SL-5200、SL-5200W、 SL-5300W]をご用意ください。 6 本製品について ■ 暗号化対応表 1 (2007年8月現在) 弊社製無線LANカードの暗号化方式の対応状況は、以下のとおりです。 ※互換性はありませんので、通信相手と暗号化方式や暗号化ビット数が異なるときは、通信できません。 ※Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続は、[OCB AES]暗号化方式に対応していません。 弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーをご使用ください。 ※[IEEE802.11a(J52/W52/W53)]規格に対応する弊社製無線LANカードは、SL-5200W、SL5300Wだけです。 また、SL-5000XG、SL-5100、SL-5200の弊社製無線LANカードは、アップグレードで従来の J52に加え、W52も使用できるよう対応を予定しています。 なお、W53への対応は、できません。 暗号化方式 無線LANカード OCB AES WEP(RC4) 128bit 64bit 128bit 152bit TKIP AES SL-11/SL-110 × ○ ○ × × × SL-12/SL-120 × ○ ○ × × × SL-5000 ○ ○ ○ ○ × × SL-5000XG ○ ○ ○ ○ × × SL-5100 ○ ○ ○ ○ × × SL-5200 ○ ○ ○ ○ ○ ○ SL-5200W/SL-5300W ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 ■ 無線ネットワーク名(SSID) 本製品と無線LAN端末には、通信するお互いを識別するための無線ネットワーク名とし て、SSID(もしくはESS ID)が設定されています。 SSID …………………… 無線ルータや無線アクセスポイントが無線伝送可能領域 ※出荷時は、LG〈半角大文字〉 に設定されています。 に複数存在しているような場合、個々の無線ネットワー クグループを異なる[SSID(無線ネットワーク名)]で識別 させることで、異なる無線ネットワークグループからの 【ご参考に】 ご使用になる無線LAN機器 によっては、無線ネットワ ーク名が「ESS ID」と記載さ れていますが、「SSID」と 同じ意味として使用されて います。 混信を防止します。 本製品の[SSID]と異なる無線LAN端末とは通信できま せん。 ※仮想BSSグループ(☞P8、P55)と同じ[SSID]は、設定できませ ん。 ※無線LAN端末側の無線LANカードで、「ANY」に設定されている と、本製品の[SSID]の設定に関係なくこの無線LAN端末からの 通信が可能になります。 「ANY」に設定されている無線LAN端末との通信を拒否する場合 は、「[SSID]を設定する」(☞2章:Step8.)を参考に、[ANY接続 拒否]を「する」に変更してください。 7 1 本製品について 1-2. 本製品のおもな機能(つづき) ■ 仮想BSS機能について 本製品1台で、異なる[SSID]の無線LAN端末グループを複数構成できます。 また、仮想BSS(仮想ネットワーク)の無線LAN端末グループごとに、異なる暗号鍵を設 定できます。 ※下記の図では、[SSID]を「LG10」と「LG20」に設定する無線LAN端末グループが、本製品の仮想BSS グループとして稼働している例です。 無線LAN端末グループ SSID:LG10 VLAN ID:10 WEP RC4:64(40) SSID:LG(出荷時の設定) VLAN ID:0(タグなし) WEP RC4:128(104) 有線LAN端末グループ マネージメント ID:0(タグなし) VLAN ID:10 AP-510W VLAN タグ なしのLAN SSID:LG20 VLAN ID:20 WEP RC4:152(128) HUB VLAN ID:20 有線 LAN 【仮想BSS機能を使用するには】 ◎仮想BSSを使用する無線LAN端末グループには、VLAN IDの設定が必要です。 なお、仮想BSSを使用しない無線LAN端末グループ(出荷時の設定:LG)の場合は、 VLAN IDを付けない設定ができます。 ◎[SSID]および[VLAN ID]が重複する場合は、登録できません。 ◎仮想BSSを最大16グループまで登録できます。 ◎仮想BSSを使用しない無線LAN端末のグループと同じ[SSID]で使用できません。 ◎「Super AG」機能(☞P10)を使用する場合は、「する(圧縮なし)」に設定してください。 ◎Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続(ゼロコンフィグレーション)を使用 して、暗号化された本製品と通信する場合、無線LAN端末側で、[キーインデックス (詳細)(X):]を「1」に設定してください。 ◎出荷時[マネージメントID]が「0」に設定されていますので、VLAN IDが設定された LANからは、本製品の設定画面にアクセスできません。 8 本製品について 1 ■ サイトサーベイ機能について 本製品を設置する場所の電波状況や運用中の通信障害などの調査に便利な機能です。 本製品の無線伝送エリア内で稼働する無線アクセスポイント、およびアドホックで通信 する無線LAN端末を自動で検出でき、その機器が使用する[無線チャンネル]、[電波強度 (RSSI)]、[BSSID]、[暗号化方式]、[SSID]を、最大64件分表示します。 ※実行すると、検出が終了するまで本製品への無線アクセスを停止します。 ※[IEEE802.11a(W53)]規格の無線通信チャンネル(☞Pii)が設定されているときは使用できません。 【電波干渉について】 2.4GHz帯(IEEE802.11b/g)で通信するときは、電波干渉を避けるため、本製品の[無 線チャンネル]は、相手側と4チャンネル以上空けて設定してください。 それ以下のときは、図に示すように帯域の1部が重複して混信する可能性があります。 例えば、隣接する無線ネットワークグループの[無線チャンネル]は、「1-6-11」に設定 すると混信しません。 ※5.2GHz/5.3GHz帯[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で通信する場合、互いを異なるチャンネルに 設定すれば、チャンネル間の電波干渉に配慮する必要はありません。 なお、[IEEE802.11a(J52)]規格の無線LANが稼働している環境では、電波干渉の原因(☞Pii)になり ますので、どちらかの規格でご使用ください。 〈各チャンネルの帯域〉 1チャンネル 6チャンネル 2チャンネル 11チャンネル 7チャンネル 3チャンネル 12チャンネル 8チャンネル 4チャンネル 5チャンネル 1 13チャンネル 9チャンネル 10チャンネル 2400 2410 2420 2430 2440 2450 2460 2470 2480 2490 周波数(MHz) 下記の画面は、本製品の設置場所でサイトサーベイ(通信環境調査)を実行した例で、本 製品の[無線チャンネル]を「6」に設定すると良いという目安になります。 下記の例で、「7」と「8」チャンネルについては、表示された[電波強度(RSSI)]が弱い(数 値が小さい)ため、「6」チャンネルと電波干渉する影響はありません。 また、「6」チャンネルが使用されている場合でも、そのチャンネルの無線アクセスポイ ントが少なく[電波強度(RSSI)]が弱い(数値が小さい)場合、影響しない場合もあります。 〈サイトサーベイ表示例〉 ◎最大64件を表示します。 ◎チャンネル番号の小さい 順に表示します。 ◎同じチャンネルで使用さ れている場合は、検索さ れた順番に表示します。 9 1 本製品について 1-2. 本製品のおもな機能(つづき) ■ 接続端末制限機能について 本製品に同時接続できる無線LAN端末の台数を制限して、接続が集中するときに起こる 通信速度の低下を防止する機能です。 ※出荷時、最大63台に設定されています。 ■ 無線端末間通信禁止機能について 本製品を介してパソコンどうしが無線通信するのを禁止できます。(☞4-9章) この機能を設定したときは、[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]のいずれかの規格で通信 するすべての無線LAN端末が対象になります。 ※出荷時は、設定されていません。 ■ 「Super AG」機能について 米国Atheros Communications社が開発した、独自の無線LAN高速化技術です。 パソコンに装着する無線LANカードは、「Super AG」対応のものが必要です。 ※出荷時は、設定されていません。 ※本製品と無線LAN端末とのあいだで、「Super AG」の設定が異なるときは、設定しないときと同じ状態 になります。 ※「Super AG」機能とWMM機能は、併用できません。 ※「Super AG」機能とXR機能は、併用できません。 ※仮想BSS機能(☞P8)と併用する場合は、[Super AG]を「する(圧縮なし)」に設定してください。 ※Super AG機能対応の弊社製無線LANカードは、SL-5200、SL-5200W、SL-5300Wです。 ■ 「XR」機能について 米国Atheros Communications社が開発した、無線伝送可能領域を拡大する技術です。 パソコンに装着する無線LANカードは、「XR」対応のものが必要です。 ※出荷時は、設定されていません。 ※「XR」機能とSuper AG機能は、併用できません。 ※XR(EXTENDED RANGE)機能対応の弊社製無線LANカードは、SL-5200W、SL-5300Wです。 ■ 「WMM」機能について Wi-Fiアライアンスが規定するWMM(Wi-Fi Multimedia)機能に対応したQoS機能です。 音声、ビデオ、ベストエフォートおよびバックグラウンドの4種類の順位に応じた優先 制御により、マルチメディアネットワークの性能が向上します。 パソコンに装着する無線LANカードは、「WMM」対応のものが必要です。 ※2007年8月現在、本製品は、Wi-FiアライアンスよりWMM認定されていません。 ※出荷時は、設定されていません。 ※「WMM」機能と「Super AG」機能は、併用できません。 10 本製品について 1 ■ PoE機能について イーサネット電源供給ユニット(SA-3)を使用して本製品に電源を供給する機能です。 本製品に直接電源ケーブルを接続する必要がありませんので、設置場所の近くにコンセ ントや[IEEE802.3af]規格に準拠するHUBがないような場所でも設置できます。 ※SA-3の設置場所(☞P3)にはご注意ください。 〈接続概念図〉 【屋内】 【屋内/屋外】 SA-3に付属する ACアダプター SA-3 外部アンテナ (別売品) 有線LANへ LANケーブル [IEEE802.3af]規格対応のHUB と接続される場合は、本製品に 付属のACアダプターやSA-3を 接続する必要はありません。 AP-510W ※電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線LANを使用することは禁じられています。 1 11 クイック導入ガイド 第 2章 この章では、 本製品をご使用いただくために必要な基本設定について、その手順を説明しています。 Step1.∼Step9.の手順にしたがって設定後、本書3章を参考に設置してください。 設置後、本書4章を参考に詳細な設定をしてください。 Step1.設定に使うパソコンの用意 …………………………………………………………14 ■ 有線LAN端末と接続して設定する場合 ………………………………………14 ■ 無線LAN端末と接続して設定する場合 ………………………………………15 Step2.設定に使用するパソコンの接続 ……………………………………………………16 ■ 有線LAN端末と接続する場合 …………………………………………………16 ■ 無線LAN端末と接続する場合 …………………………………………………17 Step3.固定IPアドレスをパソコンに設定する ……………………………………………18 Step4.設定画面へのアクセスを確認する …………………………………………………20 Step5. 使用するアンテナを設定する………………………………………………………21 Step6. 設置場所の電波状況を診断する……………………………………………………22 Step7. 無線チャンネルを設定する…………………………………………………………23 Step8. [SSID]を設定する …………………………………………………………………24 Step9. 暗号化を設定する……………………………………………………………………25 13 2 クイック導入ガイド Step1.q2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. Step1. 設定に使うパソコンの用意 最初に本製品の設定に使用するパソコンを用意します。 本製品を設置(☞3章)する前に、本章を参考に基本設定してください。 ※出荷時や全設定初期化時、本製品のIPアドレスは、「192.168.0.1」、DHCPサーバ機能(☞4-3章)は、 「OFF」に設定されています。 本製品の設定画面にアクセスするときは、接続するパソコンに固定IPアドレスの設定(☞Step3.)が必要 です。 ■ 有線LAN端末と接続して設定する場合 [Ethernet]ケーブルを接続できるパソコンをご用意ください。 【デスクトップタイプ】 [Ethernet]ケーブルを接続できない場合は、拡張スロットにEthernetカードの取り付 けてください。 Ethernetカード 拡張スロット 【ノートブックタイプ】 [Ethernet]ケーブルを接続できない場合は、PCカードスロットにEthernetカードの取 り付けてください。 Ethernet PCカード PCカードスロット 14 クイック導入ガイド 2 Step1.q2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. ■ 無線LAN端末と接続して設定する場合 本製品と無線LANで通信する場合は、無線LAN機能搭載のパソコンをご用意ください。 本製品は、3つ[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]の無線LAN規格に対応しています。 出荷時、本製品は、[IEEE802.11b/g]規格の無線LAN端末と通信できます。 【ノートブック型パソコンの場合】 無線LAN機能を搭載していない場合は、無線LANカードをPCカードスロットに取り付 けてください。(※[IEEE802.11a]規格をご使用の場合☞P4を参照) 無線LANカード W 00 53 SL- SL-5300W(弊社製) PCカード スロット [IEEE802.11a(J52/W52/W53)/b/g]規格: 対応カード:SL-5200W、SL-5300W [IEEE802.11a(J52/W52)/b/g]規格: 対応カード:SL-5200 [IEEE802.11a(J52)/b/g]規格: ★弊社製無線LANカード(SL-5000XG、SL-5100) 対応カード:SL-5000XG★、SL-5100★ の[IEEE802.11a(J52/W52)]規格への対応は、 [IEEE802.11a(J52)/b]規格: 弊社ホームページでファームウェアの公開を予定し ています。 対応カード:SL-5000 [IEEE802.11b]規格: 対応カード:SL-11、SL-12、SL-110、SL-120 2 【デスクトップ型パソコンの場合】 無線LAN機能を搭載していない場合は、無線LANカードアダプターを内部の拡張スロ ットに取り付けてください。 SA-10PCI (弊社製) 無線LANカード用 アダプター 無線LANカード 【LANポートを装備するパソコンの場合】 SE-50W、SE-510W 【USBポートを装備するパソコンの場合】 SU-50W 15 2 クイック導入ガイド 1.qStep2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. Step2. 設定に使用するパソコンの接続 パソコンと本製品を下記の図に示すように1対1で、番号(q∼e)の順に接続します。 Rご注意:SA-3について ※SA-3およびACアダプターは、防水構造ではありませんので、雨水などでぬれやすい場所に設置しな いでください。(☞P3) ※本製品の通気口をふさいだり、極端に狭い場所や壁とのすき間など、風通しの悪い場所に設置しない でください。 強力な磁界(電磁波)や静電気の発生する場所、温度、湿度が、取扱説明書に定めた使用環境を超える ところでは使用しないでください。 発熱して故障の原因になることがあります。 ■ 有線LAN端末と接続する場合 1.接続後、約10∼15秒経過してもSA-3の[POWER]ランプが点滅を繰り返すときは、 LANケーブル(下図q)の接続を確認してください。 2.パソコンを起動後、本製品の[LAN](赤)ランプが点灯していることを確認します。 点灯していないときは、SA-3の極性反転スイッチを切り替えてください。 ※説明では、外部アンテナを省略しています。 AP-510W ACアダプター PWR MODE LAN MODE SA-3の[極性反転スイッ チ]を本製品の[LAN](赤) ランプが点灯する位置に 切り替える (付属品) 極性反転スイッチ SA-3(付属品) LANケーブル(5m) q e w Step3.∼Step9.で設定後、本製 品を設置(☞3章)して、[To Hub]ポ ートを既存のLANに接続します。 Ethernet PCカード LANケーブル(付属品) LANケーブルの長さ[q+w]:100m以内 16 クイック導入ガイド 2 1.qStep2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. ■ 無線LAN端末と接続する場合 1.接続後、約10∼15秒経過してもSA-3の[POWER]ランプが点滅を繰り返すときは、 LANケーブル(下図q)の接続を確認してください。 2.[IEEE802.11b/g]規格の無線LAN端末を起動後、本製品の[ ](赤)ランプが点灯 していることを確認します。 点灯していないときは、本製品と無線通信が確立できていませんので、無線LAN端末 の[SSID]や暗号化を無効に設定していることを確認します。 ※出荷時、本製品の[SSID]は、「LG(半角大文字)」に設定されています。 ※無線LAN端末の設定や無線アクセスポイントへの接続方法については、無線LAN 端末やご使用の無線LANカードに付属する取扱説明書でご確認ください。 ※[IEEE802.11a (J52/W52/W53) ]規格の無線LAN端末をご使用の場合は、有線 LAN、または[IEEE802.11b/g]規格で本製品に接続された端末から本製品の設定 画面にアクセス(☞Step4.)して、無線チャンネルの設定を「36(5180MHz)」以降 に変更(☞Step7.)してからご使用ください。 AP-510W PWR ACアダプター(付属品) MODE LAN MODE SA-3の[極性反転スイッ チ]を本製品の[LAN](赤) ランプが点灯する位置に 切り替える 2 SA-3(付属品) LANケーブル(5m) q w 有線LANへ e 【無線LAN端末の設定】 ◎無線通信モード:「インフラストラクチャ」 802.11b/g対応 無線LAN端末 ◎SSID(ESS ID):「LG(半角大文字)」 ◎暗号化 :「無効」 ※説明では、外部アンテナを省略しています。 17 2 クイック導入ガイド 1.q2.qStep3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. Step3. 固定IPアドレスをパソコンに設定する 本製品の設定に使用するパソコンに、固定IPアドレス(192.168.0.10)を設定する手順 について、Windows XPを例に説明します。 ※出荷時や全設定初期化時は、本製品のDHCPサーバ機能(☞4-3章)は、「OFF」に設定されています。 〈接続の手順〉 q 設定に使用するパソコンを起動します。 ¡「ログオン」画面を表示します。 w 管理者のユーザー名でログオンします。 e マウスを〈スタート〉→[コントロールパネル(C)]の順に操作します。 r コントロールパネルから、[ネットワークとインターネット接続]をクリックします。 クリック t [ネットワーク接続]アイコンをクリックします。 クリック y ご使用のEthernetカードの名称が表示された[ローカルエリア接続]アイコンを右ク リックすると表示されるメニューから、[プロパティ(R)]をクリックします。 1. 右クリック 2. クリック 18 クイック導入ガイド 2 1.q2.qStep3.q4.q5.q6.q7.q8.q9. Step3. 固定IPアドレスをパソコンに設定する 〈接続の手順〉(つづき) u 「インターネットプロトコル(TCP/IP)」をクリックして、〈プロパティ(R)〉をクリッ クします。 1. クリック 2. クリック i [次のIPアドレスを使う(S)]のラジオボタンをクリックして、チェックマークを入れ 2 ます。 [IPアドレス(I)](192.168.0.10)と[サブネットマスク(U)](255.255.255.0)を入 力して、〈OK〉をクリックします。 本製品を接続するネットワー クのほかの機器と重複しない 設定にします。 1. クリック 2. 入力する 本製品を接続するネットワー クグループと同じ設定(例: 255.255.255.0)にします。 3. クリック 19 2 クイック導入ガイド 1.q2.q3.qStep4.q5.q6.q7.q8.q9. Step4. 設定画面へのアクセスを確認する 接続したパソコンのWWWブラウザから本製品を設定する画面にアクセスする手順につ いて説明します。 ※本製品と1対1で接続されたパソコンのWWWブラウザは、Microsoft Internet Explorer6.0以降、ま たはNetscape6.0以降をご用意ください。 〈設定画面の呼び出しかた〉 qWWWブラウザを起動します。 ※本書では、Internet Explorer6.0を使用して説明しています。 w本製品に設定されたIPアドレスをWWWブラウザのアドレスバーに指定します。 「http://192.168.0.1/」(出荷時の場合)と入力して、[Enter]キーを押します。 ¡[ユーザー名(U):]と[パスワード(P):]を求める画面を表示します。 e「admin」を[ユーザー名(U):]欄に入力し、[パスワード(P):]欄には何も入力しない(出 荷時の設定)で、〈OK〉をクリックします。 ¡「ネットワーク設定」メニューの「LAN側IP」画面を最初に表示します。 ※出荷時や設定初期化時、[パスワード(P):]欄は、何も設定されていません。 ■ 「LAN側IP」画面(※最初に表示される設定画面です。) 1. http://192.168.0.1/を入力 2. [Enter]キーを押す 5. 表示確認 3. 入力する チェックボックスをクリックしてチェック マークを入れると、パスワードが保存され、 次回のアクセスで、内容に変更がないとき は、 〈OK〉をクリックするだけです。 4. クリック 20 クイック導入ガイド 2 1.q2.q3.q4.qStep5.q6.q7.q8.q9. Step5. 使用するアンテナを設定する 内蔵アンテナ、および外部アンテナ(弊社別売品)の使用を選択します。 ※使用形態を自由に選択でき、両方を設定するとダイバーシティーで使用できます。 〈設定のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞Step4.)して、「無線設定」メニューをクリックします。 ¡「無線LAN」画面を表示します。 w使用するアンテナのチェックボックスをクリックして、チェックマークを入れます。 ※どちらも設定しないときは、登録できません。 ✔ 内蔵アンテナ) (出荷時の設定:□ e〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 r再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 1. クリック 3. クリック 2. 設定する 2 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 4. クリック 本体を再起動しています。 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 Rご注意 使用しないアンテナは、設定しないでください。 本製品から送信される電波により、隣接するほかの機器と電波干渉など、通信速度などに影響すること があります。 なお、本製品の電波が広範囲に届かないようにしたいときは、本製品の「無線LAN」画面で無線UNITの 送信出力(パワーレベル)を3段階で設定できます。 21 2 クイック導入ガイド 1.q2.q3.q4.q5.qStep6.q7.q8.q9. Step6. 設置場所の電波状況を診断する 電波状況を診断する目安として、サイトサーベイ機能を使用します。 ※下記の操作をするときは、本製品を実際に設置する場所へ移動してください。 ※本書9ページの診断例、および「設置と接続のご注意」(☞3-4章)と併せてご覧ください。 ※電波状況は、時間ごとに変化することがありますので、設置前と設置後に、ある程度間隔をおきながら 数回ずつ診断することをおすすめします。 〈操作のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞Step4.)して、「情報表示」メニュー→「無線UNIT」の 順にクリックします。 ¡「無線UNIT」画面を表示します。 w〈サイトサーベイ〉ボタンをクリックします。 ¡本製品の無線伝送エリア内で稼働する無線アクセスポイント、およびアドホックで 通信する無線LAN端末の情報を一覧で表示します。 ※検索結果が表示される(約30秒間)まで、無線LAN端末と通信できません。 2. クリック 3. クリック 1. クリック 約30秒後、表示します。 クリックすると、 画面を閉じます。 Rご注意 本製品の出荷時や全設 定初期化時は、内蔵ア ンテナに設定されてい ます。 外部アンテナ(弊社別売 品)を使用するときは、 Step5.で外部アンテナ に設定してください。 また、設置前の診断で は、アンテナを仮接続 してください。 【ご参考】 無線チャンネルの自動 設定機能(Step7.)を使 用すると、[RSSI]値を もとに設定されます。 ◎No 示します。(※同じ番号は、検索順で表示。) ◎チャンネル:検索された機器の無線チャンネル ◎RSSI :「0∼127」の範囲で電波の強さを表示 ◎BSSID :検索された機器のBSSID ◎暗号化 :検索された機器が通信で使用する暗号化方式 ※「WEP RC4」か「OCB AES」のときは、「WEP」を表 示します。 ◎SSID 22 :最大64件分をチャンネル番号の小さい順に表 :検索された機器のSSID クイック導入ガイド 2 1.q2.q3.q4.q5.q6.qStep7.q8.q9. Step7. 無線チャンネルを設定する 本製品の無線通信に使用するチャンネルを、診断結果(☞Step6.)などを参考にしながら 設定します。 (出荷時の設定:11CH(2462MHz)) ※下記の操作で、[自動設定]を有効にすると、ほかの無線LAN機器が使用していない2.4GHz帯のチャン ネルを検出し、本製品の無線チャンネルを自動で設定できます。 〈操作のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞Step4.)して、「無線設定」メニューをクリックします。 ¡「無線LAN」画面を表示します。 w「チャンネル」を[無線LAN設定]項目の[チャンネル]欄から選択します。 ※「36CH(5180MHz)∼64CH(5320MHz)」は、屋外で使用することは禁止されています。 e〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 r再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 1. クリック 3. クリック 2. 選択する 〈 画 面 中 略 〉 2 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 本体を再起動しています。 4. クリック 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 〈自動設定を使用するには〉 z 手順wで、[自動設定]のチェックボックスをクリック して、チェックマークを入れます。 x〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡右の[自動チャンネル設定詳細]項目で、チェック マークを付けたチャンネルの中から設定されます。 ※右の画面は、〈詳細〉をクリックすると表示します。 ※設定されるまで、無線LAN端末と通信できません。 ※出 荷 時 や 全 設 定 初 期 化 時 は 、 屋 内 で 使 用 で き る 「1CH∼13CH」を検索対象に設定しています。 23 2 クイック導入ガイド 1.q2.q3.q4.q5.q6.q7.qStep8.q9. Step8. [SSID]を設定する 無線LAN端末との識別に必要なIDやANYによる不正アクセス防止の設定をします。 ¡SSID :任意に変更します。(出荷時の設定:LG) ¡ANY接続拒否:[SSID]を「ANY」に設定する無線LAN端末のアクセスを禁止します。 〈設定のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞Step4.)して、「無線設定」メニューをクリックします。 ¡「無線LAN」画面を表示します。 w「SSID」を[無線LAN設定]項目の[SSID]欄に、大文字/小文字の区別に注意して、任 意の英数字(半角31文字以内)で入力します。 (入力例:ICOM) ※ANYによる不正アクセス防止は、[ANY接続拒否]欄で、「する」のラジオボタンをクリックします。 e〈登録〉をクリックします。 ¡「再起動が必要な項目が変更されています。」と表示します。 ※Step9.の設定を併せてする場合は、 〈登録〉をクリックすると、変更した内容を設定が完了するまで、 WWWブラウザ上だけで確定されます。 ※無線LAN端末を設定に使用している場合、〈登録して再起動〉をクリックしたときは、無線LAN端末 の[SSID(もしくはESS ID)]を本製品と同じ設定にするとアクセスできます。 1. クリック 3. クリック 2. 入力する ANYによる不正アクセスを防 止するときは、「する」のラジ オボタンをクリックします。 RSSID:「ANY」での不正アクセスについて 暗号化の設定をしないで無線LAN端末をご使用の場合、無線LAN端末側の[SSID(もしくはESS ID)]が 「ANY(または空白)」に設定されていると、本製品の[SSID]の設定に関係なくこの無線LAN端末から本 製品にアクセスを許可します。 アクセスを許可しない場合は、上記画面で[ANY接続拒否]の設定を「する」に変更すると、本製品の [SSID]をWindows XP標準のワイヤレスネットワーク接続画面に表示させないようにできます。 24 クイック導入ガイド 2 1.q2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.qStep9. Step9. 暗号化を設定する 無線LANで送受信するデータを暗号化する設定です。 下記の条件を設定する場合を例に説明します。 ※ご使用になる弊社製無線LAN機器によっては、「認証モード」、「キーID」と記載されていますが、「ネッ トワーク認証」、「キーインデックス」と同じ意味として使用されています。 ◎[暗号化方式] :「WEP RC4 128(104)」ビット ◎[ネットワーク認証]:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定) ◎[キーインデックス]:「1」(出荷時の設定) ※「■ キーインデックスの設定について」☞P47 ◎[入力モード] :「16進数」(出荷時の設定) ※「ASCII文字」や[キージェネレータ]で暗号鍵(キー)を入力する方法につい ては、本書4-11章をご覧ください。 〈設定のしかた〉 通信する相手の無線LAN端末にも同じ設定をしてください。 ※画面上での操作は、次ページで説明しています。 q本製品の設定画面にアクセス(☞Step4.)して、「無線設定」メニュー→「暗号化」の順に クリックします。 ¡「暗号化」画面を表示します。 w[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択します。 ※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。 e〈登録〉をクリックします。 ¡「再起動が必要な項目が変更されています。」と表示します。 r「WEPキー」を「16進数」で、[キーインデックス]が「1」のテキストボックスに入力し ます。 2 (入力例1:EF-04-9D-48-67-35-8B-80-45-94-FD-99-76) (入力例2:EF049D4867358B804594FD9976) ※どちらの入力例を使用しても、結果は同じになります。 ※通信相手間で[キーインデックス]が異なる場合でも、[WEPキー]は、相手と同じ番号のテキストボッ クスに、同じ[WEPキー]を設定してください。 通信相手間で[WEPキー]の内容が異なると通信できません。 t〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 y再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 ※無線LAN端末を設定に使用している場合、無線LAN端末を本製品と同じ暗号鍵(キー)に設定すると アクセスできます。 ※無線LAN端末(Windows XP)での接続例は、本書50∼51ページをご覧ください。 【ご参考に:RADIUS認証をご利用のかたへ】 [暗号化設定]項目の[ネットワーク認証]欄で、「IEEE802.1X」、「WPA」、「WPA2」を設定するときは、 [RADIUS設定]項目と併せて設定してください。 [暗号化設定]項目だけ設定した場合、「IP設定が不正です」を表示され、登録できません。 25 2 クイック導入ガイド 1.q2.q3.q4.q5.q6.q7.q8.qStep9. Step9. 暗号化を設定する(つづき) 2. クリック 1. クリック 出荷時の設定である ことを確認します。 4. クリック 6. クリック 〈 画 面 中 略 〉 3. 選択する 「16進数」で あることを確 認します。 5. 入力する 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 本体を再起動しています。 7. クリック 26 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 設置のしかた 第 3章 この章では、 本製品の設置のしかたについて説明しています。 クイック導入ガイド(☞2章)で通信確認をしてから設置されることをおすすめします。 3-1.組み合わせ設置例 ………………………………………………………………………28 3-2.本体をマストに固定するには …………………………………………………………31 ■ アンテナケーブルの接続 ……………………………………………………………31 ■ 仰角金具の取り付けかた(別売品) …………………………………………………32 3-3.壁面に固定するには ……………………………………………………………………33 3-4.設置と接続のご注意 ……………………………………………………………………33 3-5.通信距離について ………………………………………………………………………34 ■ 内蔵アンテナの指向特性について …………………………………………………34 ■ 無線LAN端末との通信距離について ………………………………………………34 Rご注意 ◎[IEEE802.11a]規格でご使用になる場合は、屋内に設置してください。 電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)無線LANを使用することは禁じられています。 ◎本製品とアンテナの設置後は、ネジの締め忘れがないか外観検査をしてください。 ◎本製品本体のケースは、絶対にご自分で開けないでください。 防水および電気的な性能を低下させる原因になります。 ◎本製品本体のケースや外部アンテナに塗装をしないでください。 塗料に含まれる金属成分の影響で電波が弱まり、十分な性能を発揮しなくなります。 ◎本製品に接続された電源コードや接続ケーブルが、人に触れるおそれがない場所に固定してください。 ◎本製品のLANケーブルは、風などの影響を受けて大きく揺らされたり引っ張られたりすることがあり ますので、マストなどに固定してください。 【避雷対策について】 雷の多い地域でご使用になる場合は、AP-510Wの外部アンテナと本製品とのあいだに、同軸避雷器 [FL-332S(2.4GHz帯専用)](☞Px:別売品について)などを挿入してご使用になることをおすすめしま す。 また、本製品の電源およびLANケーブルについては、電源用およびLAN用の雷保護装置[「PW」 「100B-T」(日辰電機製作所)など]をご使用になることをおすすめします。 【工事について】 設置工事の際、建造物の破損、高所や足場の悪い場所での作業に伴う製品の落下やけがをしたことによ る損害、またその他どんな場合においても、当社は責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。 なお、高所や足場の悪い場所に取り付ける必要のある場合は危険が伴いますので、必ず専門業者にご相 談ください。 27 3 設置のしかた 3-1. 組み合わせ設置例 本製品の外部アンテナ(弊社別売品)や内蔵アンテナには、指向特性(電波の放射方向や受 信の方向)があります。 下記の図に示すように、上下方向を含めてアンテナどうしが向き合うように設置します。 無線LANクライアントとして、弊社製の機器を使用しています。 例1 内蔵アンテナ AP-510W 無線LAN クライアント 内蔵アンテナ IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.3km 例2 AH-151VR/AH-153 無線LAN クライアント 内蔵アンテナ IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.3km AP-510W 例3 AH-151VR AH-104 IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.4km AP-510W 28 無線LAN クライアント 設置のしかた AH-104 3 AH-104 例4 IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.4km AP-510W 例5 AH-104 無線LAN クライアント 無線LAN クライアント 内蔵アンテナ IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.3km AP-510W 例6 AH-154 AH-104 3 無線LAN クライアント IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.2km AP-510W ※例1∼例9以外の組み合わせについては、一覧表(☞3-5章)に記載していますので、併せてご覧ください。 ※無線LAN機能搭載のパソコンと通信する場合は、本製品で使用するアンテナに関係なく本書34ページ に記載の最大伝送距離になります。 ※最大伝送距離は、通信速度や環境、無線LAN規格によって異なります。 29 3 設置のしかた 3-1. 組み合わせ設置例(つづき) 内蔵アンテナ AH-104 AP-510W 例7 IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.3km 無線LAN クライアント AH-154 AH-154 例8 AP-510W IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.2km 無線LAN クライアント 例9 AH-153 AH-104 IEEE802.11g(54Mbps)時 最大伝送距離:約0.3km AP-510W 無線LAN クライアント ※例1∼例9以外の組み合わせについては、一覧表(☞3-5章)に記載していますので、併せてご覧ください。 ※無線LAN機能搭載のパソコンと通信する場合は、本製品で使用するアンテナに関係なく本書34ページ に記載の最大伝送距離になります。 ※最大伝送距離は、通信速度や環境、無線LAN規格によって異なります。 30 設置のしかた 3 3-2. 本体をマストに固定するには 設置場所(☞3-4章∼3-5章)に注意して、AP-510W本体をマストに設置します。 Uボルト マストクランプ AP-510W Sワッシャー 平ワッシャー チョウナット 【ご注意】 本製品本体は、右図のよう にLANケーブルの根元が必 ず地面側になるように設置 してください。 右図以外の設置をすると、 浸水の原因になることがあ ります。 マスト φ40∼60mm ■ アンテナケーブルの接続 【ご参考】 同軸ケーブルのコネクター 部分は、防水構造になって いますが、市販の粘着ビニ ールテープを、自己融着テ ープの上に巻くと安心です。 同軸ケーブルのコネクターを図の方向に締め付けてか 3 ら、外部アンテナ(弊社別売品)に付属する自己融着テー プでコネクターの根元から上に向かって巻きつけます。 外部アンテナ側 の同軸ケーブル 【接続しないときは】 本製品に付属のSMAコネク ターキャップを取りつけて、 その上から本製品に付属の 自己融着テープを巻きます。 自己融着テープ で固定する AP-510W 31 3 設置のしかた 3-2. 本体をマストに固定するには(つづき) ■ 仰角金具の取り付けかた(別売品) AP-510Wの取り付け金具をはずして、仰角金具(MB-89)と付け替えます。 このとき、組み立ては、元のビスを使用します。 仰角金具(別売品) 元のビス(4本)で 固定します。 AP-510W 〈仰角金具使用時のマスト固定例〉 図のように、仰角金具を取り付けたAP-510W本体をマストに固定できます。 ※仰角金具(MB-89)を使用した場合、取り付けられたマストの径が細いと、調整する角 度によっては、ユニットに付属のUボルトと本体が接触するおそれがありますので、 強く接触させた状態で固定しないように、ご注意ください。 上:30度 仰角金具(別売品) Uボルト AP-510W 左:30度 右:30度 マストクランプ 平ワッシャー マスト チョウナット Sワッシャー 下:30度 32 φ40∼60mm 設置のしかた 3 3-3. 壁面に固定するには 本製品に付属するタッピングネジ、または六角ボルトを使用して固定します。 【タッピングネジを使う】 【六角ボルトを使う】 壁面 チョウナット 壁面 Sワッシャー 平ワッシャー AP-510W タッピングネジ (A0) M6×30 AP-510W 六角ボルト M6×50 3-4. 設置と接続のご注意 本製品の設置場所にはご注意ください。 混信したり、通信範囲や速度に影響する場合があります。 次のような場所に設置してください。 ◎なるべく見通しが良く、本製品の上に物を掛けたりできない(高い)場所 3 ◎直射日光および風雨が直接あたらない場所 ◎振動がなく、落下の危険がない安定した場所 ◎本製品どうしやほかの製品(TVアンテナ等)と近づきすぎない場所 ◎設置予定の位置から、相手方を結ぶ直線上に大きな障害物があったり、一時的な障害 物の移動によって通信障害を起こすことがないような高い場所 ◎近くに強力な電波を発射する電波塔などがない場所 ◎近くに倉庫などのような金属製の外壁(電波が反射するおそれ)がない場所 ◎SA-3は、HUBなどのネットワーク機器とは違い、リピーター機能はありません。 したがって、SA-3についてもLANケーブルの一部として、Ethernet規格の最大長制 限(100m)に含まれますのでご注意ください。 ※ご使用のLANケーブルによっては、Ethernet規格の最大長制限より短くなることがあります。 ◎SA-3は、風通しがよく涼しい場所に設置してください。 ◎SA-3は、防水構造ではなく、電源を直接接続して使用しますので、雨水などでぬれ ないところにあるコンセントから近い場所に設置してください。 ◎1台のSA-3につき、AP-510Wを1台だけ接続できます。 33 3 設置のしかた 3-5. 通信距離について 本製品の組み合わせにより、最大伝送距離が次のように異なります。 ※対向する互いの設置場所が下記に示す距離を超えないように設置してください。 【[IEEE802.11g]規格の場合】 アンテナ AH-151VR 本 製 品 [単位:km] 無線LAN端末(クライアント)側 AH-104 ★ 内蔵アンテナ 約0.4 ★ 約0.3 約0.3 AH-104 ★ 約0.4 ★ 内蔵アンテナ ★ 約0.3 ★ 約0.3 ★ 約0.3 ★ 約0.3 側 AH-153 AH-154 約0.2 約0.2 AH-154 約0.2 ★ 約0.2 約0.2 約0.2 ★ 約0.2 ※「★印」付きの最大伝送距離は、「3-1. 組み合わせ設置例」にも記載しています。 ※最大伝送距離は、通信速度や環境によって異なります。 ※上記の表には、本製品で使用する一般的なアンテナの組み合わせについて記載していますが、それ以外 の組み合わせについては、弊社各営業所カスタマーサービス担当にお問い合わせください。 ■ 内蔵アンテナの指向特性について 本製品の内蔵アンテナには指向性があります。 ※本製品を設置するときは、「組み合わせ設置例」(☞3-1章)、または定格(☞P74)を参 考に、無線LAN端末の方向に向けて設置してください。 なお、無線LAN端末との方向が大きくはずれると通信速度や距離に影響しますので、 ご注意ください。 ■ 無線LAN端末との通信距離について ※無線LAN機能搭載のパソコンと通信する場合は、本製品で使用するアンテナに関係なく下記に記載の最 大伝送距離になります。 【例:弊社製無線LANカード装着のパソコンを使用した場合】 ¡[IEEE802.11a(W52/W53)]規格 54Mbps(5.2GHz/5.3GHz帯)通信時:約30m(室内:見通し) ¡[IEEE802.11g]規格 54Mbps(2.4GHz)通信時 :約30m(室内:見通し/オープンスペース) ¡[IEEE802.11b]規格 11Mbps(2.4GHz)通信時 :約30m(室内:見通し) 約70m(オープンスペース) 34 その他の基本設定 第 4章 この章では、 そのほかに設定が必要と思われる機能について説明しています。 4-1.設定画面の名称と機能 …………………………………………………………………36 4-2.本体IPアドレスを変更するには ………………………………………………………37 4-3.本製品のDHCPサーバ機能を使用するには …………………………………………38 4-4.本製品のDHCPクライアント機能を使用するには …………………………………39 4-5.本製品の内部時計を設定するには ……………………………………………………40 4-6.曜日と時間でアクセスを制限するには ………………………………………………41 4-7.設定画面へのアクセスを制限するには ………………………………………………42 4-8.802.11b規格の通信を制限するには…………………………………………………43 4-9.無線LAN端末どうしの通信を禁止するには …………………………………………44 4-10.MACアドレスフィルタリングを設定するには ……………………………………45 4-11.[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには …………………………………46 ■ ASCII文字で暗号鍵(キー)を入力するには………………………………………46 ■ キージェネレーターで暗号鍵(キー)を生成するには …………………………48 ■ ASCII文字→16進数変換表 ………………………………………………………49 ■ 暗号鍵(キー)の入力について ……………………………………………………49 ■ 暗号鍵(キー)の設定例 ……………………………………………………………50 ■ ワイヤレスネットワーク接続を使用した接続例 ………………………………51 4-12.[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには ………………………………52 4-13.仮想BSSを設定するには ……………………………………………………………54 35 4 その他の基本設定 4-1. 設定画面の名称と機能 本製品の設定画面の名称と各画面に含まれる項目を説明します。 ホームページのリンク 設定画面のリンク 〈登録〉/〈取消〉 設定画面選択メニュー 〈登録して再起動〉ボタン 設定画面表示エリア ■ 設定画面選択メニュー ■ 設定画面表示エリア 各メニューのタイトル上にマウスカーソ [設定画面のリンク]からクリックした名 ルを合わせて、そのメニュー名をクリッ 前の画面を[設定画面表示エリア]に表示 クすると、そのメニューに含まれる画面 します。 名を[設定画面のリンク]の部分に表示し ■ ホームページのリンク ます。 インターネットにアクセスできる状態 ■ 設定画面のリンク で、 クリックした名前の画面を[設定画面表 カーソルを移動してクリックすると、弊 示エリア]に表示します。 社のホームページを閲覧できます。 / R アイコン上にマウス ■〈登録〉/〈取消〉/〈登録して再起動〉ボタン 設定した内容の登録や取り消しをします。 〈登録〉をクリックして、「再起動が必要な項目が変更されています。」と表示されるとき は、〈登録して再起動〉をクリックすると、画面上で確定された内容が有効になります。 再起動中は、下記の画面を表示します。 本体を再起動しています。 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 ※再起動が完了(約30秒)するまで、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリックしても、 設定画面に戻りませんので、しばらくしてから再度クリックしてください。 36 その他の基本設定 4 4-2. 本体IPアドレスを変更するには 本製品のIPアドレスを変更する手順について説明します。 ※既存のLANに接続する場合、本製品を出荷時の状態で使うと、既存のネットワーク機器に割り当てられ ているIPアドレスと重複する可能性があります。 〈変更のしかた〉 q「ネットワーク設定」メニューをクリックします。 ¡「LAN側IP」画面を表示します。 w本製品のIPアドレスを変更して、 〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 ※既存のネットワークに接続する場合は、そのネットワークで使用するデフォルトゲートウェイを設定 します。 ※DHCPサーバ機能(☞4-3章)と併せて設定するときは、 〈登録〉をクリックして、すべて設定したあと に、 〈登録して再起動〉をクリックします。 e再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字(☞4-1章)の上にカーソルを移動し てクリックすると、設定画面に戻ります。 1. クリック 3. クリック 必要に応じて、デ フォルトゲートウ ェイを設定します。 2. 変更する rDHCPサーバ機能を使用している場合は、設定後、パソコンのIPアドレスを再取得、 またはパソコンを再起動してください。 4 また、パソコンのIPアドレスを固定している場合は、パソコンに設定されたIPアドレ スのネットワーク部を本製品と同じに変更してください。 【IPアドレスの割り当てかた】 IPアドレスは、「ネットワーク部」と「ホスト部」の2つの要素から成り立っています。 出荷時の本製品のIPアドレス「192.168.0.1」(クラスC)を例とすると、最初の「192.168.0.」までが 「ネットワーク部」で、残りの「1」を「ホスト部」といいます。 「ネットワーク部」が同じIPアドレスを持つネットワーク機器(パソコンなど)は、同じネットワーク上に あると認識されます。 さらに「ホスト部」によって同じネットワーク上にある各ネットワーク機器を識別しています。 以上のことから、IPアドレスを割り当てるときは、次のことに注意してください。 ¡同じネットワークに含めたいネットワーク機器に対しては、「ネットワーク部」をすべて同じにする ¡同じネットワーク上の機器に対して、「ホスト部」を重複させない ¡ネットワークアドレス(ホスト部の先頭および「0」)を割り当てない ¡ブロードキャストアドレス(ホスト部の末尾および「255」)を割り当てない 37 4 その他の基本設定 4-3. 本製品のDHCPサーバ機能を使用するには 本製品のDHCPサーバ機能を使用するときは、下記の手順でDHCPサーバ機能と自動割 り当て開始IPアドレスを設定してください。 ※本製品を接続するネットワーク上にDHCPサーバが存在する場合は、設定しないでください。 設定すると、IPアドレスの競合など、ネットワーク障害の原因になりますのでご注意ください。 〈変更のしかた〉 q「ネットワーク設定」メニュー→「DHCP」をクリックします。 ¡「DHCP」画面を表示します。 w[DHCPサーバ設定]項目の[DHCPサーバ機能を使用]欄を「する」に変更します。 ※DHCPサーバ機能とDHCPクライアント(☞4-4章)機能は、併用できません。 e[割り当て開始IPアドレス]を変更して、 〈登録〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 ※ 自動割り当て開始IPアドレスの[ネットワーク部(例:192.168.0.)]が、本製品のIPアドレスのネッ トワーク部と同じになるように設定してください。 ※ほかの機能も設定しているときは、すべて設定したあとに、ほかの画面から〈登録して再起動〉をク リックします。 ※設定後は、本製品のDHCPサーバからIPアドレスを自動的に取得できるように、有線または無線 LAN端末のIPアドレス設定(☞2章:Step3.)を変更してください。 1. クリック 2. クリック 5. クリック 3. クリック 4. 変更する 【DHCPサーバ機能について】 本製品のDHCPサーバ機能を有効にすると、パソコンが本製品に接続したときに、本製品からIPアドレ スを自動的に取得できます。 本製品を既存のLANと接続する場合、本製品がパソコンに自動で割り当てるIPアドレスの範囲が、パソ コンなどのネットワーク機器に固定で割り当てたIPアドレスと重複しないように設定してください。 【自動割り当て個数について】 本製品で設定できる自動割り当て可能なIPアドレスの個数は、0∼128個(無線LANを含む)までです。 出荷時の割り当て開始IPアドレスとサブネットマスクの設定値の場合、理論上割り当て可能なIPアドレ スの個数は、最大254個までですが、128個を超える分については、手動でクライアントに割り当て てください。 38 その他の基本設定 4 4-4. 本製品のDHCPクライアント機能を使用するには 本製品のIPアドレスをネットワーク上のDHCPサーバから自動取得するとき設定します。 ※ネットワーク上にDHCPサーバが存在しないときは、使用できません。 〈変更のしかた〉 q「ネットワーク設定」メニューをクリックします。 ¡「LAN側IP」画面を表示します。 w[IPアドレス設定]項目の[DHCPから自動取得]欄を「する」に変更します。 ※DHCPクライアント機能とDHCPサーバ(☞4-3章)機能は、併用できません。 e〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 ※ほかの機能も併せて設定するときは、 〈登録〉をクリックして、すべて設定したあとに、 〈登録して再起 動〉をクリックします。 r「本体を再起動しています。」画面を閉じます。 ※自動取得するIPアドレスは不明ですので、[Back]をクリックしても設定画面に戻りません。 なお、本体IPアドレスを固定に戻したときは、[Back]のクリックで設定画面に戻ります。 ※設定後は、SNMP管理ソフトウェアなどで本製品を検索すると、自動取得で設定されたIPアドレス がわかりますので、そのIPアドレスで設定画面にアクセスしなおしてください。 1. クリック 3. クリック 2. クリック 4 4. 閉 じ る 本体を再起動しています。 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 39 4 その他の基本設定 4-5. 本製品の内部時計を設定するには 本製品の内部時計を設定する手順について説明します。 ※本製品の自動時計設定機能や時間帯接続制限設定機能(☞4-6章)を使用する場合は、下記の手順で内部 時計を設定してください。 〈設定のしかた〉 q「システム設定」メニュー→「時計」の順にクリックします。 ¡「時計」画面を表示します。 w[内部時計設定]項目の[設定する時刻]欄に、パソコンから自動取得した時刻が設定さ れているのを確認して、 〈時刻設定〉をクリックします。 ※表示されている時刻がパソコンと異なるときは、もう一度、手順qから操作すると正確な時刻を設 定できます。 ※「時計」画面の〈登録〉ボタンでは、時刻は設定できません。 e内部時計の時刻が[内部時計設定]項目の[本体の時刻]欄に正しく表示されたことを確 認します。 2. クリック 1. クリック インターネットに 接続したとき、内 部時計を自動的に 設定できます。 5. 確認する 3. 確認する 4. クリック R注意 40 本製品の電源を切ると、本製品の内部時計の設定が出荷時の状態に戻ります。 本製品の自動時計設定機能を使用しない場合は、停電や不慮の事故で電源が一時的に切れた ときでも、内部時計の再設定が必要になります。 また、自動時計設定機能は、NTPサーバへの問い合わせ先(経路)を設定する必要があります。 経路を設定しないときは、問い合わせできません。 「ネットワーク設定」メニュー→「LAN側IP」画面→[IPアドレス設定]項目にある[デフォルトゲ ートウェイ]欄、または「ルーティング」画面の[スタティックルーティング設定]項目で、ルー ティングテーブルを設定してください。 その他の基本設定 4 4-6. 曜日と時間でアクセスを制限するには 設定する曜日と時間に、すべての無線LAN端末が本製品と直接アクセスできないように する手順を説明します。 ※[管理者IP設定]項目に登録(☞4-7章)された無線LAN端末のアクセスや、無線LAN端末でのサイトサー ベイ機能☞P9)も使用できなくなります。 ※1つの登録で2日間にわたる登録はできません。 ※停電などに備えて、自動時計設定も併せてご使用になることをおすすめします。 〈設定のしかた〉 無線LAN端末からのアクセスを、23時(土曜日)∼1時(日曜日)のあいだで禁止する設定 を説明します。 q「無線設定」メニュー→「時間帯制限」の順にクリックします。 ¡「時間帯制限」画面を表示します。 w[時間帯接続制限設定]項目の[時間帯接続制限を使用]欄を「する」に変更します。 e[時間帯接続制限設定]項目の[制限時間]欄に、「23:00∼24:00」を半角で入力し、 [有効曜日]欄の[土]のチェックボックスをクリックしてチェックマークを入れます。 r[時間帯接続制限設定]項目の[制限時間]欄に、「00:00∼01:00」を半角で入力し、 [有効曜日]欄の[日]のチェックボックスをクリックしてチェックマークを入れます。 t〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 y再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字(☞4-1章)の上にカーソルを移動し てクリックすると、設定画面に戻ります。 2. クリック 1. クリック 4 4. クリック 3. 設定する 41 4 その他の基本設定 4-7. 設定画面へのアクセスを制限するには 管理者用の[管理者パスワード]、および[管理者IPアドレス]を設定することで、管理者 以外がWWWブラウザから本製品の設定を変更できないようにします。 ※[管理者IPアドレス]を設定すると、登録したIPアドレス以外の有線または無線LAN端末が本製品の設定 画面にアクセスできなくなります。 ※管理者が使用する有線または無線LAN端末に固定IPアドレスを設定してください。 登録された管理者は、[管理者ID(admin)]と[パスワード]でアクセスします。 192.168.1.11(使用者) 192.168.1.1(固定) 設定画面 AP-510W (使用者) 無線LAN 192.168.1.5(管理者) Ethernet 無線LAN端末 有線LANへ ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略しています。 (管理者) 〈設定のしかた〉 q「システム設定」メニューをクリックします。 ¡「本体管理」画面を表示します。 ※[管理者ID]欄の「admin」は、設定画面アクセス(☞2章:Step4.)時の[ユーザー名(U)]と同じで、変 更できません。 w管理者パスワードを、[管理者ID設定]項目の[管理者パスワード]欄と[確認入力]欄に、 任意の英数字(半角31文字以内)で大文字/小文字の区別に注意して入力します。 (入力例:userpass 表示例:¡¡¡¡¡¡¡¡) 入力した文字は、すべて「*(アスタリスク)」、または「¡(黒丸)」で表示されます。 e管理者IPアドレスと併せて設定する場合は、[管理者IP設定]項目の[管理者(IP1∼ IP8)]欄に、管理者用端末のIPアドレスを入力します。 (入力例:192.168.1.5) r〈登録〉をクリックすると、[ユーザー名(U)]と[パスワード(P)]を求める画面が表示さ れますので、「admin」と設定した[管理者パスワード]を入力します。 3. クリック 1. クリック 2. 入力する 42 その他の基本設定 4 4-8. 802.11b規格の通信を制限するには [IEEE802.11g]規格と[IEEE802.11b]規格で本製品にアクセスする無線LAN端末が 混在する環境で、[IEEE802.11g]規格との通信を優先したり、[IEEE802.11g]規格 との通信だけに限定することで、混信による通信速度の低下を防止および緩和できます。 ※[11g保護機能]の設定によって、図のような通信ができます。 ※「無線設定」メニューにある「無線LAN」画面で設定できます。 [11g保護機能]の設定が「有効」のとき(出荷時の設定) ※ IEEE802.11b規格との混在により、IEEE802.11g規格の速度が低下するのを防止でき、極端に通 信速度が遅い場合にだけ効果があります。 有線 LAN 通信優先 AP-510W 54Mbps IEEE802.11g 11Mbps IEEE802.11b [11g保護機能]の設定が「無効」のとき 有線 LAN AP-510W 54Mbps IEEE802.11g 4 11Mbps IEEE802.11b [11g保護機能]の設定が「g専用」のとき 有線 LAN AP-510W 54Mbps IEEE802.11g 11Mbps IEEE802.11b ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略しています。 43 4 その他の基本設定 4-9. 無線LAN端末どうしの通信を禁止するには 無線LAN端末どうしが本製品を介して通信しないように設定できます。 ※本製品と無線LANで接続された端末に対して有効な機能です。 ※本製品に接続された有線LAN端末と無線LAN端末は、通信できます。 ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略しています。 AP-510W 無線LAN端末 無線LAN端末 [無線端末間通信を禁止]:「する」 〈設定のしかた〉 q「無線設定」メニューをクリックします。 ¡「無線LAN」画面を表示します。 w[無線端末間通信を禁止]欄で、「する」のラジオボタンをクリックします。 e〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 r再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字(☞4-1章)の上にカーソルを移動し てクリックすると、設定画面に戻ります。 3. クリック 1. クリック 2. クリック 44 その他の基本設定 4 4-10. MACアドレスフィルタリングを設定するには 無線LAN端末のMACアドレスを登録する手順について説明します。 登録されたMACアドレスの無線LANカードを装備するパソコンと通信できます。 ※ご使用になる弊社製無線LAN機器によっては、「MACアドレスセキュリティ」と記載されていますが、 「MACアドレスフィルタリング」と同じ意味として使用されています。 〈設定のしかた〉 q「無線設定」メニュー→「MACフィルタリング」の順にクリックします。 ¡「MACフィルタリング」画面を表示します。 w[MACアドレスフィルタリングを使用]欄で、「する」のラジオボタンをクリックします。 e〈登録〉をクリックします。 r本製品と通信するパソコンに装着された無線LANカードのMACアドレスを、[登録の 追加(MACアドレス)]欄に半角英数字で入力します。 (入力例:00-90-c7-6e-00-14、0090c76e014) t[登録の追加(MACアドレス)]欄の右にある〈追加〉をクリックします。 ¡[現在の登録(登録済みの端末)]欄に追加した無線LAN端末のMACアドレスを表示し ます。 ※ [現在の登録(受信中の端末)]欄にMACアドレスが表示されている場合、その欄の右にある〈追加〉 をクリックすると、その無線LAN端末との通信が許可されます。 2. クリック 1. クリック 4. クリック 4 3. クリック 5. 入力する 6. クリック 〈現在の登録表示例〉 登録済みのMACアドレス を削除するボタンです。 アクセス権のない無線LAN端末の MACアドレスを登録するボタンです。 45 4 その他の基本設定 4-11. [WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには [WEP RC4/OCB AES]の暗号鍵(キー)による設定は、16進数(☞2章:Step9.)や ASCII文字で[WEPキー]のテキストボックスに直接入力する方法と、任意の英数字や記 号を[キージェネレータ]のテキストボックスに入力する方法があります。 ※[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]方式の暗号化設定については、4-12章をご覧ください。 ■ ASCII文字で暗号鍵(キー)を入力するには 暗号鍵を[WEPキー]のテキストボックスにASCII文字で直接入力する手順です。 下記の条件を設定する場合を例に説明します。 ※ご使用になる弊社製無線LAN機器によっては、「認証モード」、「キーID」と記載されていますが、「ネッ トワーク認証」、「キーインデックス」と同じ意味として使用されています。 ◎[暗号化方式] :「WEP RC4 128(104)」ビット ◎[ネットワーク認証]:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定) ◎[キーインデックス]:「1」(出荷時の設定)※「■ キーインデックスの設定について」☞P49 ◎[入力モード] :「ASCII文字」※「■ ASCII文字→16進数変換表」☞P49 〈設定のしかた〉 通信する相手の無線LAN端末にも同じ設定をしてください。 q「無線設定」メニュー→「暗号化」をクリックします。 ¡「暗号化」画面を表示します。 w[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択します。 ※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。 e [WEPキー]項目の[入力モード]欄で、「ASCII文字」のラジオボタンをクリックします。 r〈登録〉をクリックします。(☞次ページの操作へつづく) ¡「再起動が必要な項目が変更されています。」と表示します。 t[WEPキー]を、[キーインデックス]が「1」のテキストボックスにASCII文字で入力し ます。 (入力例:LANWAVEMASTER) ※通信相手間で[キーインデックス]が異なる場合でも、[WEPキー]は、相手と同じ番号のテキストボッ クスに、同じ[WEPキー]を設定してください。 通信相手間で[WEPキー]の内容が異なると通信できません。 y〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 u再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 46 その他の基本設定 4 ■ ASCII文字で暗号鍵(キー)を入力するには〈設定のしかた〉(つづき) 2. クリック 1. クリック 出荷時の設定である ことを確認します。 5. クリック 〈 7. クリック 画 面 中 略 〉 3. 選択する 4. クリック 「ASCII文字」 であることを 確認します。 6. 入力する 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 4 本体を再起動しています。 8. クリック 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 47 4 その他の基本設定 4-11. [WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには(つづき) ■ キージェネレーターで暗号鍵(キー)を生成するには [WEPキー]項目の[入力モード]欄が「16進数」(出荷時の設定)のとき、使用できます。 ※任意の文字列をキージェネレーターに入力すると、暗号鍵(キー)を[WEPキー]のテキストボックスに自 動生成できます。 ※キージェネレーターは、弊社以外の機器と互換性はありません。 下記の条件を設定する場合を例に説明します。 ※ご使用になる弊社製無線LAN機器によっては、「認証モード」と記載されていますが、「ネットワーク認 証」と同じ意味として使用されています。 ◎[暗号化方式] :「WEP RC4 128(104)」ビット ◎[ネットワーク認証]:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定) ◎[キージェネレータ]:「5100」 ◎[入力モード] :「16進数」(出荷時の設定) ※「ASCII文字」は、使用できません。 〈設定のしかた〉 無線LAN端末には、下記で生成された暗号鍵(キー)を設定すると通信できます。 q「無線設定」メニュー→「暗号化」をクリックします。 ¡「暗号化」画面を表示します。 w[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択します。 ※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。 e 任意の英数字、および文字列(半角31文字以内)を[キージェネレータ]欄に入力します。 (入力例:5100) r〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 t再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字(☞4-1章)の上にカーソルを移動し てクリックすると、設定画面に戻ります。 5. クリック 2. クリック 出荷時の設定である ことを確認します。 1. クリック 3. 選択する 4. 入力する 「16進数」(出荷時の設定) であることを確認します。 6. 確認する 48 〈 画 面 中 略 〉 暗号鍵(キー)が自 動生成されます。 4 その他の基本設定 ■ ASCII文字→16進数変換表 相手が指定する[入力モード]で暗号鍵(キー)を設定できない場合は、下記の変換表を参 考に指示された暗号鍵(キー)に対応する記号や英数字で入力してください。 [例] 16進数で「4c414e574156454d4153544552」(26桁)を設定している場 合、ASCII文字では、「LANWAVEMASTER」(13文字)になります。 ASCII文字 ! 16進数 ASCII文字 16進数 ASCII文字 16進数 ASCII文字 16進数 ASCII文字 16進数 ASCII文字 16進数 ” # $ % & ’ ( ) * + , - . / 21 22 23 24 25 26 27 28 29 2a 2b 2c 2d 2e 2f 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ? 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 3a 3b 3c 3d 3e 3f @ A B C D E F G H I J K L M N O 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4a 4b 4c 4d 4e 4f P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _ 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 5a 5b 5c 5d 5e 5f ` a b c d e f g h i j k l m n o 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 6a 6b 6c 6d 6e 6f p q r s t u v w x y z { │ } ~ 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 7a 7b 7c 7d 7e ■ 暗号鍵(キー)の入力について [暗号化方式]と[入力モード]の設定によって暗号鍵(キー)に入力する桁数および文字数が 下記のように異なります。 ※入力モードを「16進数→ASCII文字」、または「ASCII文字→16進数」に変更したとき、設定画面上で 〈登録〉をクリックすると、入力できる桁または文字数がわかります。 4 【無線LAN規格:IEEE802.11a(W52/W53)/b/g】 ネットワーク認証 オープン システム 共有キー 入力モード 16進数 (HEX) ASCII文字 WEP RC4 64(40)ビット 10桁 5文字(半角) WEP RC4 128(104)ビット 26桁 13文字(半角) WEP RC4 152(128)ビット 32桁 16文字(半角) OCB AES 128(128)ビット 32桁 16文字(半角) 暗号化方式 ※入力できる桁数および文字数は、( )内のビット数に対する値です。 【キーインデックスの設定について】(Windows XP Service Pack適用時を除く) 弊社製無線LAN機器の[キーインデックス](キーID)の選択範囲は、「1」∼「4」ですが、Windows XP標 準のワイヤレスネットワーク接続の選択範囲は、「0」∼「3」になっています。 本製品で、「1」を選択した場合は、Windows XPの[キーのインデックス(詳細)(X)]で「0」を設定するの と同じ意味になります。 49 4 その他の基本設定 4-11. [WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには(つづき) ■ 暗号鍵(キー)の設定例 「RC4 128(104)」ビットの暗号化方式を例に、暗号鍵(キー)を本製品と無線LAN端末 の両方に16進数(26桁)で直接入力する場合の設定例を説明します。 [例] キーID「2」と「3」に、「48-6f-74-73-70-6f-74-41-63-63-65-73-73」と「5741-56-45-4d-41-53-54-45-52-4c-41-4e」を下記のように入力します。 ◎キーインデックス「2」のWEPキー(値)が同じなので通信できます。 AP-510W側 無線LANカード側(例:SL-5200W) ◎キーインデックス「2」と「3」のWEPキー(値)が同じなので通信できます。 AP-510W側 無線LANカード側(例:SL-5200W) ◎キーインデックス「2」と「3」のWEPキー(値)が異なるので通信できません。 AP-510W側 50 無線LANカード側(例:SL-5200W) その他の基本設定 4 ■ ワイヤレスネットワーク接続を使用した接続例 Windows XPを無線LAN端末でご使用の場合、[WEP RC4]で暗号化された本製品へ の接続は、下記を参考にしてください。(※[OCB AES]暗号化には非対応です。) ※弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーでの接続例は、本書50ページをご覧ください。 〈AP-510W側〉 [キーインデックス]を「2」で使用する場合の例 本製品と無線LAN端末 は、同じ設定にします。 暗号鍵は、無線LAN端 末側の[ネットワークキ ー(K):]に入力します。 〈無線LAN端末側〉Windows XP(Service Pack適用時)の設定例 〈Service Pack2の場合〉 〈Service Pack1の場合〉 q クリック q クリック 優先ネットワークの順位変更 4 詳細設定(A) e 設定する ワイヤレスネットワーク LG オープンシステム WEP ************************** ************************** w クリック キーのインデックス(詳細)(X): 2 追加(A)... r クリック OK 51 4 その他の基本設定 4-12. [WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには [WPA-PSK(TKIP)/(AES)]の暗号鍵(キー)による設定は、16進数で64桁を入力する 方法、またはASCII文字で8∼63文字を入力する方法があります。 ※[WEP RC4/OCB AES]方式の暗号化設定については、4-11章をご覧ください。 下記の条件を設定する場合を例に説明します。 ※ご使用になる弊社製無線LAN機器によっては、「認証モード」、「Re-Key間隔」と記載されていますが、 「ネットワーク認証」、「キー更新間隔」と同じ意味として使用されています。 ◎[暗号化方式] :「TKIP」 ◎[ネットワーク認証] :「WPA-PSK」 ◎[PSK(Pre-Shared Key)]:「wavemaster」(ASCII文字:8∼63文字を入力) ◎[キー更新間隔] :「120」分(出荷時の設定) 〈設定のしかた:AP-510W側〉 通信する相手の無線LAN端末にも同じ設定をしてください。 q「無線設定」メニュー→「暗号化」をクリックします。 ¡「暗号化」画面を表示します。 w[暗号化方式]を「TKIP」に選択します。 ※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。 e[ネットワーク認証]を「WPA-PSK」に選択します。 r[PSK(Pre-Shared Key)]を「wavemaster」と半角で入力します。 t〈登録して再起動〉をクリックします。 ¡設定が有効になります。 y再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 6. クリック 2. クリック 次のどちらかで入力 ¡半角英数字:8∼63文字 ¡16進数 :64桁 1. クリック 4. 選択する 3. 選択する 5. 入力する 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 本体を再起動しています。 7. クリック 52 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 その他の基本設定 4 4-12. [WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには(つづき) 〈無線LAN端末側:Windows XP(Service Pack1)の接続例〉 修正プログラムを Windows XP(Service Pack1)に適用していた だくことで、WPA暗号 化認証方式を無線LAN 端末側で使用できます。 q クリック LG w Pre-Shared Keyの入力 ********** ********** 「wavemaster」を入力 した例です。 e クリック 接続(C) 〈無線LAN端末側:Windows XP(Service Pack2)の接続例〉 Windows XP(Service Pack2)を適用していた だくことで、WPA暗号 化認証方式を無線LAN 端末側で使用できます。 q クリック w クリック 「wavemaster」を入力 した例です。 接続(C) 4 e 入力する r クリック 接続(C) t 確認する 【ご参考に】 弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーは、「TKIP」、「AES」の暗号化方式での接続に対 応していません。 (2007年8月現在) 53 4 その他の基本設定 4-13. 仮想BSSを設定するには 下図の で示す端末が仮想BSS(☞P8)無線VLANグループとして接続できるように 設定する手順です。 ※下記の図で、[SSID]を「LG」に設定する無線LAN端末グループは、2章の「Step8.∼Step9.」の方法で 設定されているものとします。 ※有線ネットワーク側の[VLAN ID]は、VLAN機能搭載のHUBで設定しているものとします。 ※「Super AG」機能(☞P8)を使用する場合は、「する(圧縮なし)」に設定してください。 有線VLANグループ 仮想BSS無線VLANグループ マネージメント ID:0(タグなし) SSID:LG10 VLAN ID:10 WEP RC4:64(40) AP-510W VLAN ID:10 無線LAN端末グループ 有線LAN端末グループ SSID:LG(出荷時の設定) VLAN ID:0(タグなし) WEP RC4:128(104) VLAN タグ なしのLAN HUB 有線 LAN ※説明には、内蔵アンテナを使用し、SA-3を省略しています。 [VLAN設定]項目の設定内容 ◎[番号] :「1」(任意の数字を設定) ◎[VLAN ID] :「10」 ◎[暗号化方式] :「WEP RC4 64(40)」 ◎[ネットワーク認証]:「オープンシステム・共有キー」 (出荷時の設定) ※[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]方式の暗号化認証を使用する場合 は、[PSK(Pre-Shared Key)]欄に暗号鍵(キー)を入力します。 このときは、[入力モード]、[WEPキー]の設定は不要です。 ◎[入力モード] :「16進数」(出荷時の設定) ◎[WEPキー] :「94-59-A9-CF-95」 ※仮想BSSの場合、ここで設定する[WEPキー]に該当する[キー インデックス]の設定は、必要ありません。 弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティー、また はWindows XP標準のワイヤレスネットワーク接続で、「1」 を設定したとき使用される暗号鍵(キー)に該当します。 [仮想BSS設定]項目の設定内容 ◎[SSID] :「LG10」 ◎[VLAN ID]:「10」 54 その他の基本設定 4 4-13. 仮想BSSを設定するには(つづき) [VLAN設定]項目と[仮想BSS設定]項目の設定例 2. クリック 11. クリック 1. クリック 6. クリック 3. 入力する 4. 設定する 5. 設定する 8. 設定する 9. クリック 4 7. 確認する 10. 確認する 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 本体を再起動しています。 12. クリック 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 55 保守について 第 5章 この章では、 本製品の設定内容保存や初期化、ファームウェアのバージョンアップをする手順などに ついて説明しています。 必要なときにお読みください。 5-1.設定内容の確認または保存 ……………………………………………………………58 5-2.保存された設定ファイルの書き込み …………………………………………………60 5-3.設定を出荷時の状態に戻す ……………………………………………………………61 A〈MODE〉ボタンを使う………………………………………………………………61 B 設定画面を使う ………………………………………………………………………62 5-4.ファームウェアをバージョンアップする ……………………………………………63 ■ ファームウェアについて ……………………………………………………………63 ■ バージョンアップについてのご注意 ………………………………………………63 ■ バージョンアップのしかた …………………………………………………………64 57 5 保守について 5-1. 設定内容の確認または保存 本製品の設定内容を確認したり、すべての設定内容を設定ファイルとしてパソコンに保 存できます。 設定を保存しておくと、予期せぬ事故によって設定内容が失われたときに利用できます。 〈確認と保存のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞2章:Step4.)して、「メンテナンス」メニューをクリ ックします。 ¡「設定保存」画面を表示します。 変更された設定内容があるときだけ、[設定内容一覧]項目にその内容を表示します。 w[設定の保存と書き込み]項目の[ファイルに保存する]欄から[ファイルに保存]をクリッ クします。 ¡「ファイルのダウンロード」画面(☞P59)を表示します。 e〈保存(S)〉をクリックします。 ¡「名前を付けて保存」画面(☞P59)を表示します。 r[保存する場所(I)]を選択して、〈保存(S)〉をクリックします。 ¡「.sav」の拡張子がついた設定ファイルが、選択した場所に保存されます。 2. クリック 1. クリック 出荷時や全設定初期化時は、管理者パスワードだけを表示します。 ※設定変更後は、変更内容を表示します。 [ 設定内容一覧]でのパスワード表示について [管理者パスワード](出荷時の設定:空白)の内容を、「設定保存」画面の[現在内容一覧]項目に暗号化して 表示します。 58 保守について 5 〈確認と保存のしかた〉(つづき) 3. クリック 4. 選択する 5. クリック 表示されるファ イル名は、任意 に変更できます。 5 59 5 保守について 5-2. 保存された設定ファイルの書き込み 5-1章で保存した設定ファイルを本製品に書き込む手順を説明します。 q本製品の設定画面にアクセス(☞2章:Step4.)して、「メンテナンス」メニューをクリ ックします。 ¡「設定保存」画面を表示します。 保存された設定ファイルを書き込む前の内容を[設定内容一覧]項目に表示します。 w[設定の保存と書き込み]項目で保存された設定ファイルへのリンク先を指定するため、 〈参照〉をクリックします。 をクリックすると、 e表示された画面から保存された設定ファイルを指定して〈開く(O)〉 [保存したファイルを書き込む]欄のテキストボックスに、保存先が表示されます。 r通信している場合は、通信を終了してから、[設定の保存と書き込み]項目の[保存した ファイルを書き込む]欄で、〈書き込む〉をクリックします。 ¡設定ファイルの内容が書き込まれます。 t書き込み後、開いている設定画面を閉じて、設定画面にアクセスしなおします。 ※現在開いている画面の状態では、書き込まれた設定を反映しません。 4. クリック 3. 確認する 2. クリック 1. クリック 保存された設定ファイルを書き込む前の内容です。 ※出荷時や全設定初期化時は、管理者パスワードだけを表示します。 R注意 60 保存した本製品の設定ファイルを同じ機種どうしや本製品以外の機種に書き込まないでくだ さい。 本製品の設定ファイルを本製品以外の機器に組み込んだり、改変や分解したことによる障害、 および本製品の故障、誤動作、不具合、破損、データの消失あるいは停電などの外部要因に より通信、通話などの機会を失ったために生じる損害や逸失利益または第三者からのいかな る請求についても弊社は一切その責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。 5 保守について 5-3. 設定を出荷時の状態に戻す ネットワーク構成を変更するときなど、本製品の設定をはじめからやりなおしたり、既 存の設定データをすべて消去したいなど、そのときの状況に応じて次の2とおりの方法 で設定内容を出荷時の状態に(初期化)できます。 A〈MODE〉ボタンを使う B 設定画面を使う(☞P62) 設定初期化後は、「192.168.0.1(出荷時の設定)」で動作します。 初期化によって、パソコンに設定されたIPアドレスのネットワーク部が本製品と異なったときは、アクセ スできなくなりますので、必要に応じてパソコンのIPアドレスを変更(☞2章:Step3.)してください。 A〈MODE〉ボタンを使う この方法で初期化を実行すると、すべての設定項目が出荷時の状態になります。 本製品に設定されたIPアドレスが不明な場合など、本製品の設定画面が呼び出せないと きに、次の手順で初期化できます。 〈初期化のしかた〉 :消灯 電源投入 [点灯(緑)] PWR MODE 長押し [同時点滅(緑)] PWR MODE LAN MODE 長押し [全点灯(赤/緑)] PWR MODE LAN MODE 初期化開始 [全点滅(赤/緑)] PWR MODE 初期化完了 [点灯(緑)] MODE LAN :点滅 :点灯 PWR MODE LAN MODE LAN MODE qSA-3とLANケーブルで接続された本製品の電源を入れます。 w本製品とSA-3の接続を除くすべてのネットワーク機器を本製品か らはずします。 ¡[PWR](緑)ランプの点灯と、[LAN](赤)ランプの消灯を確認しま す。 eランプが全(赤/緑)点灯するまで、〈MODE〉ボタンを長押しします。 ¡[PWR](緑)ランプと[MODE](緑)ランプが数回同時点滅したのち、 5 全(赤/緑)点灯します。 ※同時点滅しないときは、はじめからやりなおしてください。 r〈MODE〉ボタンから手をはなします。 ¡ランプが全(赤/緑)点滅して、設定初期化を開始します。 t[LAN](緑)ランプの点灯を確認します。 ¡設定初期化が完了です。 61 5 保守について 5-3. 設定を出荷時の状態に戻す(つづき) B 設定画面を使う 本製品に設定されたIPアドレスがわかっていて、そのIPアドレスで設定画面にアクセス できるときは、本製品の設定画面を使用してすべての設定を出荷時の状態に戻せます。 〈初期化のしかた〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞2章:Step4.)して、「メンテナンス」メニュー→「設 定初期化」の順にクリックします。 ¡「設定初期化」画面を表示します。 w初期化したい条件に該当するラジオボタンをクリックします。 e〈初期化実行〉をクリックします。 ¡選択した項目の設定内容を初期化します。 r再起動完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリッ クすると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、再起動中ですので、しばらくして再度クリックしてください。 2. クリック 3. クリック 4. クリック 1. クリック 5. クリック 再起動が完了(約30秒)するま で、クリックしても戻りません。 本体を再起動しています。 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 ■ 初期化範囲について 全設定初期化 …………… 設定内容をすべて本製品の出荷時と同じ状態にします。 無線設定初期化 ………… 下記の画面にある設定内容を本製品の出荷時と同じ状態 にします。 「無線LAN」、「暗号化」、「仮想BSS」、「MACフィルタ リング」、「時間帯制限」 62 保守について 5 5-4. ファームウェアをバージョンアップする 本製品の設定画面からバージョンアップできます。 ■ ファームウェアについて ファームウェアは、本製品を動作させるために、出荷時から本製品のフラッシュメモリ ーに書き込まれているプログラムです。 このプログラムは、機能の拡張や改良のため、バージョンアップをすることがあります。 バージョンアップの作業をする前に、本製品の設定画面にアクセスして、次のフレーム 内に表示するバージョン情報を確認してください。 バージョンアップをすると、機能の追加など、本製品を最良の状態に保てます。 バージョン情報 ■ バージョンアップについてのご注意 ◎ファームウェアの更新中は、絶対に本体の電源を切らないでください。 途中で電源を切ると、データの消失や誤動作の原因になります。 できるだけ、有線LAN端末からのバージョンアップをおすすめします。 なお、無線LAN端末を使用する場合は、本製品に接続されたLANケーブルを取りは 5 ずし、本製品と無線LAN端末との距離は、1m以内にしてください。 ◎Windows XPやウィルス対策ソフト、またはインターネットセキュリティソフトを ご使用の場合、それらのファイアウォール機能を無効にしてください。 ファイアウォール機能が動作していると、バージョンアップできないことがあります。 ◆記載する操作の結果については、自己責任の範囲となりますので、次のことを守って 作業を始めてください。 弊社ホームページ(http://www.icom.co.jp/)より提供される本製品のアップデート 用ファームウェアファイルを、本製品以外の機器に組み込んだり、改変や分解したこ とによる障害、および本製品の故障、誤動作、不具合、破損、データの消失あるいは 停電などの外部要因により通信、通話などの機会を失ったために生じる損害や逸失利 益または第三者からのいかなる請求についても弊社は一切その責任を負いかねますの であらかじめご了承ください。 63 5 保守について 5-4. ファームウェアをバージョンアップする(つづき) ■ バージョンアップのしかた 本製品の設定画面にアクセスを許可されたパソコンを使用してバージョンアップする手 順を説明します。 ※日常、管理者以外のパソコンからバージョンアップできないように、設定画面へのアクセス制限の設定 (☞4-7章)をおすすめします。 〈操作の手順〉 q本製品の設定画面にアクセス(☞2章:Step4.)して、「メンテナンス」メニュー→「フ ァームウェアの更新」の順にクリックします。 ¡「ファームウェアの更新」画面を表示します。 w 本製品の新しいファームウェアファイル(拡張子:dat)へのリンク先を[ファームウェ アの更新]項目のテキストボックスに直接入力するか、〈参照...〉をクリックして選択 します。 ¡選択したファームウェアファイルの保存先をテキストボックスに表示します。 e〈更新〉をクリックします。 ¡選択したファームウェアファイルの更新を開始します。 r更新完了(約30秒)後、[Back]と表示された文字の上にカーソルを移動してクリック すると、設定画面に戻ります。 ※設定画面に戻らないときは、ファームウェアファイルの更新中ですので、しばらくして再度クリック してください。(接続するパソコンや本製品の電源は絶対に切らないでください。) 2. クリック 4. 確認する 3. クリック 1. クリック 5. クリック 6. クリック 更新して再起動が完了(約30∼60秒) するまで、クリックしても戻りません。 ファームウェアを更新しています。 ファームウェアの更新中は、絶対に本体の電源を切らないでください。 ファームウェアの更新が完了すると、本体は自動的に再起動します。 本体の起動を確認後、[Back] をクリックしてください。 R注意: [Back]の操作で設定画面に戻れるようになるまで、ご使用のパソコンや本製品の電源を絶対に切らな いでください。 途中で電源を切ると、データの消失や誤動作の原因になります。 ※出荷時の設定内容に戻るような注意書きがあるバージョンアップ用ファームウェアの場合は、 [Back]をクリックしても設定画面に戻れませんので、接続するパソコンのIPアドレスを「例: 192.168.0.10」に設定してから、本製品の設定画面にアクセスしなおしてください。 64 ご参考に 第 6章 この章では、 おもなトラブルの対処方法、設定画面の構成、設定項目の初期値、搭載機能一覧につい て記載しています。 6-1.困ったときは ……………………………………………………………………………66 ■ CDをドライブに挿入後、メニュー画面を表示しない …………………………66 ■ 本製品の[PWR]ランプが点灯しない(SA-3の[POWER]ランプが点滅する) …66 ■ [LAN]ランプが点灯しない …………………………………………………………66 ■ 本製品の設定画面にアクセスできない ……………………………………………66 ■[ ]ランプが点灯しない(無線で接続できない) ………………………………67 ■[ ]ランプが点灯しているが通信できない ……………………………………67 6-2.設定画面の構成について ………………………………………………………………68 6-3.設定項目の初期値一覧 …………………………………………………………………70 6-4.機能一覧 …………………………………………………………………………………71 6-5.定格 ………………………………………………………………………………………72 ■ 一般仕様(AP-510W) ………………………………………………………………72 ■ 一般仕様(SA-3) ………………………………………………………………………72 ■ 有線部(AP-510W) …………………………………………………………………72 ■ 無線部(AP-510W) …………………………………………………………………73 ■ 内蔵アンテナ部 ………………………………………………………………………74 ■ [Ethernet]プラグ仕様 ………………………………………………………………74 6-6.用語解説 …………………………………………………………………………………75 6-7. 故障のときは ……………………………………………………………………………78 65 6 ご参考に 6-1. 困ったときは 下記の〈症状〉でお困りの場合の対処方法について説明しています。 〈症状〉CDをドライブに挿入後、メニュー画面を表示しない 〈原 因〉CDのAuto Run機能が動作しない 対処:CDに収録されている「AutoRun.exe」を直接ダブルクリックする 〈症状〉本製品の[PWR]ランプが点灯しない(SA-3の[POWER]ランプが点滅する) 〈原因1〉ACアダプターがSA-3に接続されていない 対処:ACアダプターおよびDCプラグの接続を確認する 〈原因2〉ACアダプターをパソコンなどの電源と連動したコンセントに接続している 対処:SA-3のACアダプターを壁などのコンセントに直接接続する 〈原因3〉本製品とSA-3の接続を間違えている 対処:本製品のLANケーブルがSA-3の[To Wireless Unit]ポート側に接 続されていることを確認する 〈症状〉[LAN]ランプが点灯しない 〈原因1〉SA-3の極性反転スイッチの切り替えが間違っている 対処:極性反転スイッチを切り替える 〈原因2〉設定に使用する有線LAN端末と正しく接続されていない 対処:SA-3および本製品との接続を確認する 〈原因3〉有線LAN端末のEthernetカードが機能していない 対処:パソコンを既存の有線LANに直接接続するなどして、Ethernet カードが正常動作していることを確認する 〈原因4〉使用するEthernetカードを「使用不可」に設定している 対処:Windowsのデバイスマネージャで、使用する「ネットワークアダプ タ」のプロパティから「使用不可」にしていないことを確認する 〈症状〉本製品の設定画面にアクセスできない 〈原因1〉本製品と接続するパソコンのIPアドレスを設定していない 対処:本製品の出荷時や全設定初期化時は、固定IPアドレスをパソコンに 設定(☞2章:Step3.)する 〈原因2〉ご使用のWWWブラウザにプロキシサーバを設定している 対処:Internet Explorerをご使用の場合は、「インターネットオプション」 の[接続]タブ→〈LANの設定(L)...〉ボタンを操作して、[設定を自動 検出する(A)]や[LANにプロキシサーバーを使用する(X)]にチェック マークが入っていないことを確認する 〈原因3〉ファイアウォールが機能している 対処:Windows XPやウィルス対策ソフト、またはインターネットセキュ リティーソフトをご使用の場合、それらの機能を無効にする 66 ご参考に 〈症状〉[ 6 ]ランプが点灯しない(無線で接続できない) 〈原因1〉パソコンに装着された無線LANカードが機能していない 対処:無線LANカードのドライバーが正しくインストールされている か、OSのデバイスマネージャで「使用不可」に設定していないか などを確認する 〈原因2〉無線LAN端末と本製品の無線LAN規格が異なっている 対処:[IEEE802.11a(J52/W52/W53)/b/g]規格に対応した無線LAN端 末の使用を確認する 〈原因3〉「無線LAN」画面にある[無線UNITを使用]欄を「しない」に設定している 対処:その欄が「する」に設定されていることを確認する 〈原因4〉[IEEE802.11a(J52/W52/W53)]規格だけの通信に設定した無線LAN端末 を使用している 対処:5GHz帯(54Mbps)で本製品と通信する場合は、無線チャンネルの 設定を「36(5180MHz)」以降に変更する(☞P4) 〈原因5〉通信終了後、無通信状態が4∼5分以上続いた 対処:本製品に再度アクセスしたとき点灯することを確認する 〈原因6〉無線LAN端末の無線通信モードが「アドホック」になっている 対処:無線通信モードを「インフラストラクチャ」に変更する 〈原因7〉SSID(もしくはESS ID)の設定が異なっている 対処:本製品と無線LAN端末のSSIDの設定を確認する 〈原因8〉暗号化認証モードが異なるタイプである 対処:無線LAN端末、または本製品の認証モードを同じ設定にする 〈原因9〉MACアドレスフィルタリングを使用している 対処:無線LAN端末のMACアドレスを本製品に登録する 〈症状〉[ ]ランプが点灯しているが通信できない 〈原 因〉暗号化セキュリティーの設定が異なっている 対処:本製品と無線LAN端末の暗号化セキュリティーの設定を確認する 6 67 6 ご参考に 6-2. 設定画面の構成について 本製品の設定画面の構成について説明しています。 は、各メニューを示します。 ネットワーク設定 本体名称 VLAN設定 LAN側IP IPアドレス設定 DHCP DHCPサーバ設定 静的DHCPサーバ設定 インターフェース リスト IP経路情報 ルーティング スタティックルーティング設定 無線設定 IEEE802.11a/b/g 無線LAN BSSID 無線LAN設定 〈詳細〉ボタン操作時 自動チャンネル設定詳細 暗号化設定 RADIUS設定 暗号化 WEPキー VLAN設定 仮想BSS設定 VLAN登録一覧 仮想BSS登録一覧 仮想BSS MACフィルタリング 時間帯制限 システム設定(☞次ページ) 68 MACアドレスフィルタリング設定 時間帯接続制限設定 ご参考に 6 6-2. 設定画面の構成について(つづき) 無線設定(☞前ページ) は、各メニューを示します。 システム設定 本体管理 管理者ID設定 管理者IP設定 時計 自動時計設定 内部時計設定 SYSLOG SYSLOG設定 SNMP SNMP設定 情報表示 インターフェース リスト インターフェース情報 ネットワーク 本体MACアドレス 〈サイトサーベイ〉ボタン 無線UNIT パケット情報 端末情報 無線UNIT SYSLOG SYSLOG メンテナンス 設定保存 設定の保存と書き込み 設定初期化 設定初期化 ファームウェアの更新 ファームウェアの更新 設定内容一覧 6 69 6 ご参考に 6-3. 設定項目の初期値一覧 本製品の設定画面について、設定項目の初期値を示します。 ■ 「ネットワーク設定」メニュー 「LAN側IP」画面 「DHCP」画面 本体名称 ¡本体名称:AP-510 VLAN設定 ¡マネージメントID:0 IPアドレス設定 ¡DHCPから自動取得:しない ¡IPアドレス:192.168.0.1 ¡サブネットマスク:255.255.255.0 DHCPサーバ設定 ¡DHCPサーバ機能を使用:しない ¡割り当て開始IPアドレス:192.168.0.10 ¡割り当て個数:10個 ¡サブネットマスク:255.255.255.0 ¡リース期間:72時間 ■ 「無線設定」メニュー 「無線LAN」画面 無線LAN設定 ¡無線UNITを使用:する ¡アンテナ:□ ✔ 内蔵アンテナ □ 外部アンテナ ¡SSID:LG(半角大文字) ¡VLAN ID:0 ¡ANY接続拒否:しない ¡XRを使用:しない ¡無線端末間通信を禁止:しない ¡WMMを使用:しない ¡チャンネル:11CH(2462MHz)/□ 自動設定 自動チャンネル設定詳細/□ ✔ IEEE802.11b/g ¡Rts/Ctsスレッシュホールド:なし ¡11g保護機能:有効 ¡11gベーシックレート:802.11b ¡パワーレベル:高 ¡接続端末制限:63 ¡ビーコン間隔(ミリ秒):100 ¡DTIM間隔:1 ¡Super AGを使用:しない 「仮想BSS」画面 VLAN設定 ¡ネットワーク認証:オープンシステム・共有キー ※[WEP RC4]設定時 ¡暗号化方式:WEP RC4 64(40) ¡入力モード:16進数 ¡WEPキー:00-00-00-00-00 70 「暗号化」画面 暗号化設定 ¡ネットワーク認証:オープンシステム・共有キー ¡暗号化方式:なし ¡キー更新間隔(分):120 ※[WPA、WPA-PSK]設定時に有効 ¡キーインデックス:1 RADIUS設定 ※[WPA/IEEE802.1X]設定時 ¡ポート(プライマリ/セカンダリ):1812 ¡再認証間隔(分):120 WEPキー ※[WEP RC4/OCB AES]設定時 ¡入力モード:16進数 ¡1∼4:00-00-00-00-00 「MACフィルタリング」画面 MACアドレスフィルタリング設定 ¡MACアドレスフィルタリングを使用:しない 「時間帯制限」画面 時間帯接続制限設定 ¡時間帯接続制限を使用:しない ご参考に 6 6-3. 設定項目の初期値一覧(つづき) ■ 「システム設定」メニュー 「時計」画面 「SYSLOG」画面 自動時計設定 ¡自動時計設定を使用:しない ¡NTPサーバ1 IPアドレス:133.100.9.2 ¡アクセス時間間隔:1日 内部時計設定 ¡本体の時刻:2006年01月01日00時00分 SYSLOG設定 ¡DEBUGを使用:しない ¡INFOを使用:する ¡NOTICEを使用:する 「SNMP」画面 SNMP設定 ¡SNMP設定を使用:する ¡コミュニティID(GET):public 6-4. 機能一覧 ■ 無線LAN機能 ■ ネットワーク管理機能 ¡[IEEE802.11a(W52/W53)]無線LAN ¡[IEEE802.11b/g]無線LAN ¡サイトサーベイ機能 ¡アクセスポイント機能 ¡ローミング機能 ¡SSID(Service Set IDentifier) ¡仮想BSS機能(VLAN対応) ¡ANY端末接続拒否機能 ¡無線端末間通信禁止機能 ¡接続端末制限機能 ¡接続時間帯制限機能(無線クライアントの制限) ¡MACアドレスフィルタリング ¡暗号化セキュリティー WEP RC4(Wired Equivalent Privacy) OCB AES(Offset Code Book Advanced Encryption Standard) TKIP(Temporal Key Integrity Protocol) AES(Advanced Encryption Standard) ¡ネットワーク認証 (オープンシステム、共有キー、IEEE802.1X、 WPA、WPA2、WAP-PSK、WAP2-PSK) ¡11g保護機能 ¡パワーレベル調整機能 ¡Super AG ¡WMM機能 ¡XR機能 ¡DFS機能 ¡SYSLOG ¡SNMP ■ その他 ¡DHCPサーバ機能 ¡DHCPクライアント機能 ¡接続制限機能(管理者IP/管理者パスワード) ¡WWWメンテナンス ¡ファームウェアのバージョンアップ ¡TELNETメンテナンス ¡PoE機能(IEEE802.3af規格準拠) 6 71 6 ご参考に 6-5. 定格 ■ 一般仕様(AP-510W) ¡入 力 電 圧 :DC48V±4.8V ※付属のSA-3を使用 ¡消 費 電 流 :最大200mA★ ★導体抵抗が100Ω/k m以下のLANケーブルを、最大延長距離 (100m)まで延長して使用したときの数値です。 ¡接 地 方 式 :マイナス接地 ¡使 用 環 境 :温度0∼+55℃(結露状態を除く) ¡保 存 環 境 :温度−20∼+65℃(結露状態を除く) ¡外 形 寸 法 :140.0(W)×50.0(H)×120.0(D)mm(突起物を除く) ¡適 合 マ ス ト 径:φ40∼60mm ¡重 量 :約860g(LANケーブルを含む) ¡適 合 規 格 :クラスA情報技術装置(VCCI) ¡イ ン タ ー フ ェ ー ス :状態表示ランプ(PWR〈緑〉、MODE〈緑〉、LAN〈赤〉、 〈赤〉)、〈MODE〉ボタン ¡防 水 レ ベ ル :JIS保護等級4相当(防まつ形) ■ 一般仕様(SA-3) ¡入 力 電 圧 :DC12V±5%(付属のACアダプターを使用時) ¡出 力 電 圧 :DC48V±4.8V(AP-510W接続時) ¡供 給 電 力 :最大10W ¡接 地 方 式 :マイナス接地 ¡使 用 環 境 :温度0∼+45℃、湿度5∼95%(結露しないこと) ¡外 形 寸 法 :110(W)×36(H)×71(D)mm (突起物を除く) ¡重 量 :約130g(本体のみ) ¡イ ン タ ー フ ェ ー ス :[POWER]ランプ、極性反転スイッチ [Ethernet]ポート(RJ-45型)×2 ※IEEE802.3/10BASE-T準拠 ※IEEE802.3u/100BASE-TX準拠 ■ 有線部(AP-510W) ¡適 用 回 線 :LAN ¡通 信 速 度 :10/100Mbps(自動切り替え/全二重) ¡イ ン タ ー フ ェ ー ス :[Ethernet]プラグ(RJ-45型:ケーブル5m) ※IEEE802.3/10BASE-T準拠 ※IEEE802.3u/100BASE-TX準拠 ※IEEE802.3af準拠 ※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。 ※対応無線LANカード(弊社製)については、「2章:Step1」をご覧ください。 72 ご参考に 6 6-5. 定格(つづき) ■ 無線部(AP-510W) ¡国 際 規 格 :IEEE802.11a★準拠、IEEE802.11b/g準拠 ★IEEE802.11a規格は、W52/W53に対応しています。 ¡国 内 規 格 :ARIB STD -T71(IEEE802.11a規格) ARIB STD -T66(IEEE802.11b/g規格) ¡イ ン タ ー フ ェ ー ス :アンテナコネクター(SMA-J型×1系統) ¡通 信 方 式 :単信方式 ¡伝 送 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格 直交周波数分割多重方式(OFDM) [IEEE802.11b]規格 直接スペクトラム拡散 ¡変 調 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格 OFDM-BPSK、QPSK、16QAM、64QAM [IEEE802.11b]規格 DBPSK、DQPSK、CCK ¡使 用 周 波 数 範 囲 :[IEEE802.11a]規格 5180∼ 5320MHz [IEEE802.11b/g]規格 2412∼ 2472MHz ¡チ ャ ン ネ ル 数 :[IEEE802.11a]規格 全8ch(36ch、40ch、44ch、48ch、52ch、56ch、 60ch、64ch) [IEEE802.11b/g]規格 全13ch(1ch∼13ch) ¡最 大 伝 送 距 離 :[IEEE802.11a]規格(54Mbps通信時) 約30m(室内:見通し)★ ★電波法により、室内での使用に限定されます。 [IEEE802.11g]規格(54Mbps通信時) 約30m(室内:見通し/オープンスペース) 6 [IEEE802.11b]規格(11Mbps通信時) 約30m(室内:見通し)、約70m(オープンスペース) ¡送 信 出 力 :10mW/MHz以下 ※最大伝送距離は、通信速度や環境によって異なります。 ※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。 73 6 ご参考に 6-5. 定格 ■ 無線部(AP-510W)つづき ¡受 信 感 度 :[IEEE802.11a]規格 −73dBm(54Mbps) [IEEE802.11g]規格 −72dBm(54Mbps) [IEEE802.11b]規格 −87dBm(11Mbps) ¡復 調 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格 OFDM復調 [IEEE802.11b]規格 デジタル復調(マッチドフィルター方式) ■ 内蔵アンテナ部(※外部アンテナの仕様は、各外部アンテナに付属の説明書参照) ¡ア ン テ ナ 形 式:2素子パターンアンテナ ¡ア ン テ ナ 利 得:5.1dBi(5GHz帯) 6.0dBi(2.4GHz帯) ¡ア ン テ ナ 指 向 特 性 :5GHz帯(水平方向:約65°/垂直方向:約65°) 2.4GHz帯(水平方向:約60°/垂直方向:約90°) ■ [Ethernet]プラグ仕様(RJ-45型モジュラープラグ) 1 2 3 4 5 6 7 8 1.送信(+) 2.送信(−) 3.受信(+) 4.∼5.DC電源(+) 6.受信(−) 7.∼8.Ground ※4.∼5.、7.∼8.番ピンは、SA-3(付属品)か らの電源供給に使用します。 ※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。 ※対応無線LANカード(弊社製)については、「2章:Step1」をご覧ください。 74 ご参考に 6 6-6. 用語解説 BSSID(Basic Service Set-IDentifier) 無線LANをMAC層で識別するためのIDです。 DFS(Dynamic Frequency Selection) [IEEE802.11a(W53)]規格の無線LAN通信を開 始する前に、検出された使用していない無線チャ ンネルに自動で切り替えて通信することで、電波 干渉を防止する機能です。 DHCPサーバ DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、TCP/IPというネットワーク上 で、クライアントがサーバから必要な情報を自 動的に取得するプロトコルです。 DHCPサーバは、ネットワーク情報として、 “IP アドレス”、 “デフォルトゲートウェイ”、 “ドメイ ン名”などを管理しています。 DHCPクライアント(パソコン)が起動すると、 IPアドレスやデフォルトゲートウェイ、DNSア ドレスなどを割り振ります。 ESS-ID(Extended Service Set-IDentifier) SSIDを参照 ETHERNET LANを構築するとき、パソコンを接続する標準 的な手法です。 使用するケーブルによって、10BASE-T、 100BASE-TX、10BASE-5、10BASE-2な どの種類があります。 HTTP(Hyper Text Transfer Protocol) HTMLの転送に使うプロトコルです。 WWWブラウザでURLを入力すると、HTTPを 使用してWWWサーバからパソコンのWWWブ ラウザへHTML文書が転送されます。 転送された文書は、WWWブラウザによって解 釈して画面に表示されます。 HUB ハブを参照 IP(Internet Protocol) TCP/IPを参照 IP(Internet Protocol)アドレス TCP/IPプロトコルを使用して、構築されたネッ トワークにおいて、接続しているすべての機器 を区別するために付ける32ビットのアドレスで す。 通常は、8ビットずつ4つに区切って、10進数 の数字列で表されます。 (例:192.168.0.1) また、プライベートIPアドレスは、ネットワー クの管理者が独自に設定するIPアドレスです。 IPアドレス(つづき) アドレス管理機関やプロバイダーに、申請をす る必要はありませんが、以下の規則にしたがっ て割り振らなければなりません。 外部のネットワークと接続する場合にはアドレ ス変換を行い、グローバルIPアドレスに変換す る必要があります。 次のIPアドレスをプライベートIPアドレスとし て、自由に使用できます。 クラスA:10.0.0.0∼10.255.255.225 クラスB:172.16.0.0 ∼172.31.255.225 クラスC:192.168.0.0 ∼ 192.168.255.225 LAN(Local Area Network) 同一フロアーや敷地内の比較的小さな規模のネ ットワークのことです。 MACアドレス(Media Access Control Address) Ethernetカード、または無線LANカードに設定 されている物理アドレスです。 このアドレスは、カードの製造元が世界中で重 複しない独自の番号で管理しています。 Ethernetカードや無線LANカードは、このアド レスを元にしてフレームの送受信をします。 6 PoE(Power over Ethernet) LANケーブルを使用して特定のネットワーク機 器に電源供給をする方法です。 電源供給を受けるネットワーク機器は、PoEに 対応している必要があります。 SNMP(Simple Network Management Protocol) TCP/IPネットワークにおいて、ネットワーク上 の各ホストから自動的に情報を収集して、ネッ トワーク管理をするためのプロトコルです。 75 6 ご参考に 6-6. 用語解説(つづき) SSID(Service Set IDentifier) 無線LANで、複数のネットワークグループを通 信可能なエリア内に形成するとき、各グループ の識別に使用する名前です。 SYSLOG システムメッセージをネットワーク上に出力す る機能です。 この機能に対応していると、SYSLOGサーバに よって、ログ情報を管理できます。 TCP/IP Windowsなど、主要なOSでサポートする現在 最も普及したインターネットの基本プロトコル です。 SMTP、FTPなどは、このプロトコルを利用し ています。 TELNET ほかのパソコンを遠隔操作するためのプロトコ ルです。 URL(Uniform Resource Locator) インターネット上のホームページなどにアクセ スするために指定します。 弊社URLは、http://www.icom.co.jp/です。 VLAN(Virtual LAN) 複数のネットワークを、[SSID]や[VLAN ID]を 付けてグループ化し、既存のネットワークと独 立したグループを構成できる機能です。 本製品のVLANは、[IEEE802.1Q]規格に準拠 しています。 WMM(Wi-Fi Multimedia) 無 線 LAN機 器 に 搭 載 の QoS(Quality of Service)を必要とする音声や映像を扱う認証プ ログラムで、[IEEE802.11e]規格に準拠してい ます。 QoS(Quality of Service) ネットワーク上で通信の遅延や停止が起こると 問題になる特定の通信に対して、各インターフ ェースの使用帯域を制限して、パケットに優先 順位を設定することで通信品質を保証する技術 の総称です。 76 オープンシステム(Open System)認証 無線LANが暗号化を使用して無線アクセスポイ ントと通信する場合、認証をしない方式です。 認証をする方式は、「共有キー」と呼ばれます。 弊社製無線LAN機器を含む暗号化機能搭載の無 線LAN搭載パソコンは、この方式に対応してい ます。 共有キー(Shared Key)認証 無線LANが暗号化を使用して無線アクセスポイ ントと通信する場合、設定された暗号鍵(キー)を 利用して互いが共通の暗号鍵を持っていること を確認する方式です。 認証をしない方式は、「オープンシステム」と呼 ばれます。 クライアント ネットワークにおいて、サーバに対し情報の提 供などのサービスを要求し、その返答を受ける 端末またはアプリケーションの総称です。 グローバルIPアドレス インターネット上のどの機器とも重複するもの のない世界で唯一のアドレスです。 サブネットマスク 1つのIPアドレスをネットワークアドレスとホス トアドレスに区別するために使用します。 あるホストのIPアドレスが「192.168.0.1」、 サブネットマスクが「255.255.255.0」とする と、IPアドレスとサブネットマスクを2進数にし て掛け合わせると、ネットワークアドレス 「192.168.0」となり、のこり「1」がホストアド レスになります。 ダイバーシティー受信 複数のアンテナで電波を受信させ、環境の変化 に応じて受信状態の良い方のアンテナに切り替 えて信号を受信する方式です。 ネットマスク サブネットマスクを参照 ご参考に ハブ(HUB) ネットワークを構築するときに必要になる装置 です。 10BASE-T、または100BASE-TXケーブルを 使用して接続します。 100Mbpsで通信をするときは、カテゴリー5以 上のツイストペアケーブルを使用すると同時に、 HUBも100BASE-TXに対応している必要があ ります。 6 フラッシュメモリー 本製品が持つ書き込みが可能な記憶装置です。 ここに記憶された情報は、電源を切っても消え ることがりません。 マルチパス 高周波を受信する場合、コンクリートや金属製 の壁に電波が反射して、直接波と反射波が混ざ った状態で受信される現象です。 6 77 6 ご参考に 6-7. 故障のときは ¡保証書について 保証書は販売店で所定事項(お買い上げ日、販売店名)を記入のうえお渡しいたします ので、記載内容をご確認いただき、大切に保管してください。 ¡修理を依頼されるとき 取扱説明書にしたがって、もう一度、本製品とパソコンの設定などを調べていただき、 それでも異常があるときは、次の処置をしてください。 保証期間中は お買い上げの販売店にご連絡ください。 保証規定にしたがって修理させていただきますので、保証書を添えてご依頼ください。 保証期間後は お買い上げの販売店にご連絡ください。 修理することにより機能を維持できる製品については、ご希望により有料で修理させ ていただきます。 ■ 弊社製品のお問い合わせ先について ¡お買い上げいただきました弊社製品の技術サポートなどご不明な点がございましたら、 下記のサポートセンターにお問い合わせください。 連絡先:アイコム株式会社 サポートセンター 06-6792-4949 (平日 9:00∼12:00、13:00∼17:00) 電子メール:[email protected] アイコムホームページ:http://www.icom.co.jp/ ¡弊社製品の故障診断、持ち込み修理などの修理受付窓口は、別紙の「サービス受付窓口 一覧」をご覧ください。 78 MEMO 79 MEMO 80 MEMO 81 A-6476SY-1J-q Printed in Japan © 2006-2007 Icom Inc. この印刷物は環境にやさしい再生紙と植物性インクを使用しています。 547ー0003 大阪市平野区加美南1ー1ー32