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若者向けスポーツパークの整備

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若者向けスポーツパークの整備
若者向けスポーツパークの整備【概要版】
~賑わい空間の創造による魅力あるまちづくりにむけて~
平成20年3月
例月政策会議【余暇班】
1
もくじ
1 はじめに~三条市の問題意識~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2 課題の構造化(若者の「余暇」)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3 賑わいの空間を創造するための事業検討の視点・・・・・・・・・・・・
3
4 具体的事業の検討
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
5 若者向けスポーツパークの整備(案)・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
6
整備場所の検討
7 整備イメージ
2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
1 はじめに~三条市の問題意識~
20歳代から30歳代までの“若者世代”の地元への定着率が低いことから、
将来的に三条市の産業や地域の活性化に悪影響を及ぼすことが想定される。
若者を意識した施策の必要性
年齢別人口構成
全国との比較2000年
1
3
19年度例月政策会議
テーマ「若者」
2 課題の構造化(若者の「余暇」)
めざすべき姿
若者に魅力ある三条市
政策課題
なぜ流出する?(原因)
賑わいある場所がない
魅力ある企業がない(仕事)
高等教育機関がない(教育)
Etc・・
(若者の余暇という視点で)
2
4
解決のためには・・
何が起きているのか?(現状)
若者層の人口流出が著しい
その結果・・・
更なる少子高齢化の進展
まちの活力が低下
解決するための方向性
市内外の若者が集い、
賑わう空間を「創造」する
→地域の活性化など
ターゲット層
10歳代~30歳代までの若者
3
賑わいの空間を創造するための事業検討の視点
(1)将来性(P4)
⇒新たに取り組むことで成果が見込まれる事業
⇒これまで要望があったが取組しなかった事業
⇒将来、一定のニーズが見込まれる事業
(2)独自性(P5)
⇒他自治体で取り組んでいない分野の事業
⇒今後、キラーコンテンツとなる可能性のある事業
(3)実現性(P6)
⇒補助・助成が見込まれるなど一般財源をかけずに一定の効果が見込まれ
る事業
⇒市有財産を有効活用するなど費用対効果が確実に見込まれる事業
3
5
4-1 具体的事業の検討
(1)将来性(一定の将来需要が見込まれる)
● 新たに取り組むことで成果が見込まれる事業であること
● これまで要望があったが取組しなかった事業であること
(例)マウンテンバイクのコース整備
スケートボード場の整備
● 将来、一定のニーズが見込まれる事業であること
⇒ 野球、サッカー、バレーボール等の競技人口は
少子化に伴い減少するため新たな需要を掘り起
こすことは困難
⇒ ちなみにスケートボードは新潟国体デモンストレー
ション競技として採用予定(将来需要が見込まれる)
どんな事業が該当するのか?
4
6
若者向けスポーツパークの整備⇒P7
これまでの市の取組
は・・
ソレイユ三条における取組
⇒サークル活動支援
⇒交流会等の開催
生涯学習課・公民館における取組
⇒青年講座の開催
⇒趣味の教室(パソコン等)
社会体育課における取組
⇒スポーツ施設の整備
⇒スポーツ振興の充実
若者に魅力ある事業のためには・・
見落としていた分野はないか?
新たな掘り起こしも必要か?
4-2 具体的事業の検討
(2)独自性(他自治体での取組がない)
各自治体での取組
●他自治体で取り組んでいない分野の事業であること
⇒ 先進的取組として他自治体と差別化できる事業
⇒ 市内外の若者が集まる拠点となりうる事業
●キラーコンテンツとなる可能性のある事業であること
⇒ 潜在ニーズを顕在させるべき事業
⇒ 早めに取り組むことで他自治体と差別化できる
事業
どんな事業が該当するのか?
若者向けスポーツパークの整備⇒P7
5
7
勤労青少年ホーム等の整備
⇒一定規模以上の市では整備されて
いる
生涯学習課・公民館の整備
⇒生涯学習関連施設の整備はどこの
自治体でも行っている
スポーツ施設の整備
⇒野球場、サッカー場、陸上競技場、
体育館、プール等についてはどこ
の自治体でも整備を行っている
独自性
他自治体で取り組んでいない!
4-3 具体的事業の検討
(3)実現性(費用対効果等)
三条市の財政状況
●経費をかけず一定の効果が見込まれる事業
⇒ 財政状況が厳しく、経費が嵩む事業は実施困難
●市有財産を活用でき資源投資を極力抑制できる事業
⇒ 補助採択基準を満たす事業
(例)日本宝くじ協会「各種施設に関する助成」
への補助申請(100%補助)など
⇒ 市有地、遊休地を活用することで事業費を抑制
●20年度一般財源見込み(H19.10)
【歳入】244.1億円(⑲249億円)
【歳出】262.7億円
調整額
18.6億円
●⑱経常収支比率⇒92.6%(0.5↑)
●⑱実質公債費比率⇒20.4%(0.1↑)
●⑱財政調整基金残高⇒39.9億(2.3億↓)
歳入歳出の乖離
どんな事業が該当するのか?
更なる財政の悪化
6
8
若者向けスポーツパークの整備⇒P7
財政硬直化⇒新規事業は困難!
5 若者向けスポーツパークの整備(案)
なぜ、若者向けスポーツパークの整備なのか?
課題
※P8参照
若者が賑わう場所がない 若者の居場所が少ない
(H19若者意識調査) (H19.1三条に欠けている点)
余暇・体育⇒県内19位
(H19ホクギン経研)
三条市の課題&持つべき視点で検討した結果、
若者が集い賑わう空間づくりのためには・・
「若者向けスポーツパークの整備」が効果的
将来性
7
9
独自性
着目点
実現性
※P3参照
これまで要望が出さ
れたが、十分な取組
がされなかった
【参考:各種データ】
【若者にとってもまちの魅力度】
【
「住みよさ」調査結果ランキング】
Q 5 ( 1 ) 現 在 の 三 条 市 は 、若 者 に と っ て 魅 力 あ る ま ち づ くり が で き て い る と 思 い
ますか。
高校生
Q 5(1)現 在 の 三 条 市 は 、 若 者 に と っ て 魅 力 あ る ま ち づ くり が で き て い る
と思 いま す か。
勤労者
ア で きて い る
3%
で きて いる
2%
できていない
17%
オ で き て いな い
14%
エ ど ち ら か とい え
ば で きて いな い
27%
ウ ど ち ら とも い え
ない
41%
ア 若 者 の 意 見 が
ま ち づ くり に 活 か さ
れていないから
4%
高校生
ど ち ら とも い え な い
42%
ど ち ら か といえ ば
できていない
33%
若者は賑わいのある空間を望んでいる!
Q 5 (1 )- 1 ( 1 ) で 「 エ 」 ま た は 「 オ 」 と 回 答 さ れ た 方 に お う か が い し ま す 。 あ な た は
な ぜ 三 条 市 が 若 者 に 魅 力 あ る ま ち づ くり が で き て い な い と考 え た の で す か 。
エ そ の 他
17%
Q 5 (1 )- 1 ( 1 ) で 「 エ 」 ま た は 「 オ 」 と 回 答 さ れ た 方 に お う か が い し ま す 。 あ な た は
な ぜ 三 条 市 が 若 者 に 魅 力 あ る ま ち づ くり が で き て い な い と 考 え た の で す か 。
勤労者
その他
13%
若者の意見がまち
づ くり に 活 か さ れ て
いないか ら
4%
イ 若 者 で 賑 わ う
よ うな空間や居 場
所がないから
33%
魅力的なデ パー ト
や 繁 華 街が な いか
ら
29%
ウ 魅 力 的 な デ
パ ー トや 繁 華 街が
ないから
46%
Q6(4)今、若者の間ではマウンテンバイクやスケートボード、インラインス
ケート、3on3などのストリートスポーツ(X系スポーツ)の愛好者が増えている
といわれていますが、安全に活動できるスポーツパーク整備することについて
どう考えますか。
高校生
エ どちらかといえ
ば重要でないと思
う
5%
エ どち らかといえ
ば重要でないと思
う
4%
8
10
オ 重要でないと思
う
6%
ア 重要だと思う
31%
ウ どちらともいえ
ない
3%
イ どちらかといえ
ば重要だと思う
19%
若者 で賑わうよう
な空間や 居場 所が
ないか ら
54%
Q6(4)今、若者の間ではマウン テン バイクやスケートボー ド、イン ライン スケー
ト、3on3などのストリー トスポーツ (X系スポーツ )の愛好者が増えている といわ
れています が、安全に活動できる スポーツ パー ク整備す ることについてどう考え
ますか。
勤労者
オ 重要でないと
思う
8%
ア 重要だと思う
65%
生活利便
ど ち ら か といえ ば
で きて いる
6%
イ ど ち ら か とい え
ばできている
15%
【なぜ魅力がないのか】
余暇・体育
分野で19位
どち らともいえ
ない
23%
イ どち らかといえ
ば重要だと思う
36%
生活環境
順位 数値 順位
教養文化
余暇体育
順位 数値
医療
順位
総合評価
数値
順位
数値
数値 順位
数値
新潟市
20
42.0
3
56.9
6
61.9
17
49.4
2
63.8
5
54.8
長岡市
15
45.3
6
56.2
5
64.3
15
50.2
4
58.0
5
54.8
三条市
11
47.7
18
51.2
20
48.6
19
40.5
4
58.0
19
49.2
柏崎市
13
45.5
2
58.3
3
68.3
14
50.6
7
56.7
3
55.9
新発田市
14
45.4
17
52.2
16
48.8
13
51.2
7
56.7
16
50.9
小千谷市
10
49.2
4
56.5
9
50.3
6
54.1
3
58.2
8
53.7
加茂市
3
56.9
9
54.5
15
48.9
7
53.2
12
55.6
7
53.8
十日町市
7
51.2
14
53.8
2
69.5
1
58.3
15
53.3
2
57.2
見附市
17
44.6
1
60.8
13
49.2
11
52.0
20
50.7
14
51.5
村上市
2
57.3
20
46.8
19
48.7
20
31.1
1
65.3
18
49.8
燕市
4
52.0
11
54.0
16
48.8
8
52.7
9
56.3
10
52.8
糸魚川市
4
52.0
8
55.5
10
50.2
5
54.9
10
55.8
8
53.7
妙高市
9
50.0
7
55.8
8
51.2
2
56.0
19
51.1
10
52.8
五泉市
16
45.1
11
54.0
16
48.8
12
51.5
18
52.5
17
50.4
上越市
12
46.6
10
54.4
4
65.8
10
52.4
6
57.0
4
55.2
阿賀野市
18
44.0
5
56.4
12
49.3
18
43.2
16
53.2
19
49.2
佐渡市
1
64.1
19
49.4
1
70.4
4
55.2
11
55.7
1
58.9
魚沼市
8
50.6
15
52.6
7
53.7
16
50.1
14
54.7
12
52.3
南魚沼市
6
51.6
11
54.0
14
49.0
8
52.7
17
52.7
13
52.0
胎内市
19
43.6
15
52.6
11
49.8
3
55.7
13
55.5
15
51.4
ストリートスポーツには一定の需要が見込まれる
5-1 若者向けスポーツパークとは・・
スポーツ(運動)とパーク(公園)を併せた
「運動のできる公園」として若者イメージのある公園。
具体的にはスケートボードやストリートバスケット
などが楽しめる空間をイメージ
9
11
整備
若者で賑わう
空間の創造
↓
地域の活性化等
5-2 事業効果
想定される事業効果
・ 市内はもちろんのこと、近隣自治体から若者が集い賑わう空
間ができることで、地域の活性化が図られる
・ 若者に魅力ある空間を創造することにより、若者層への情報
発信力が向上
・ 計画段階から若者等の意見を取り入れることで、行政と若者
との協働による施設整備が可能
・ 青少年の健全育成やスポーツ振興に寄与
10
12
5-3 他自治体の整備事例
◆酒田ミナトパーク
(整備箇所)山形県酒田市
(整備主体)山形県港湾事務所
(整備面積)約500㎡
(セクション)ミニランプ1基
クォーターランプ2基
カーブボックス1基
バンクtoバンク1基
(ボックス・レール・モヒカン付)
Rレール1基
カーブレール1基
11
13
◆弓ケ浜スケートパーク
(整備箇所)鳥取県米子市両三柳
(整備主体)米子市都市整備課
(整備面積)約800㎡
(セクション)バンク2基
ファンボックス1基
ピラミッド変形1基
バンクtoバンク複合1基
クォーターランプ1基
フラットレール1基
◆スケートパーク川西
(整備箇所)愛知県小牧市川西
(整備主体)小牧市都市整備課
(整備面積)約1,200㎡
(セクション)ランプ1基
クォーターランプ2基
ヒップ2基
スパンランプ1基
バンクtoバンク複合1基
◆魚津桃山運動公園 舗装広場
(整備箇所)富山県魚津市出字桃山
(整備主体)魚津市
(整備面積)約1,300㎡
(セクション)ミニランプ1基
クォーターランプ2基
カーブボックス1基
バンクtoバンク1基
カーブ、Rレール各1基
6 整備場所の検討
【整 備 候 補 地 の 比 較 】
優先順位
1
六 ノ町 河 川 緑 地
2
三条競馬場跡地
3
12
14
候補地
お もなメリット
懸念すべき点
・堤 防 内 で あ り ス ポ ー ツ パ ー ク の 音 が 遮 蔽 さ れ る
・ソ フ ト ボ ー ル 場 跡 地 活 用 が で き る と と も に テ ニ ス
・特 に な し
場 も併設 され 河川 緑 地 の 有 効活 用 が 図 られ る
・交 通 の 利 便 性 が 比 較 的 高 い
・国 体 開 催 後 、 厩 舎 舗 装 地 の 有 効 活 用 が 可 能
・比 較 的 住 宅 地 か ら 距 離 が あ る た め 、 ス ポ ー ツ
・今 後 、 国 体 終 了 後 の 跡 地 活 用 に つ い て 総 合 的
パ ー クの 音 が 軽 減 され る
な検討を進める必要がある
・交 通 の 利 便 性 が 高 い
・広 大 な 敷 地 が あ る た め 、 ス ポ ー ツ パ ー ク の 音 に ・一 部 事 務 組 合 で 管 理 し て い る た め 、 一 部 事 務 組
合 議 会 (燕 市 )と の 調 整 、 コ ン セ ン サ ス づ く り が 困
難
三 条 ・燕 総 合 グ ラ ウ ン ド 対 する配 慮 が 不 要
4
五十嵐川河川敷
5
総合運動公園
6
市有地未利用地
( 1 ,0 0 0 ㎡ 以 上 )
・親 水 空 間 と し て 活 用 で き る こ と は も ち ろ ん 、 副 次
・出 水 期 ( 6 ~ 9 月 )の 冠 水 リ ス ク が 極 め て 高 い
的には中心市街地活性化の可能性あり
・野 球 、 サ ッ カ ー と 同 様 、 総 合 運 動 公 園 の 整 備 の
方 向 性 と合 致
・三 条 、 栄 及 び 下 田 地 域 と の ア ク セ ス が 良 好
・現 在 、 五 十 嵐 川 河 川 改 修 の 残 土 ヤ ー ド が 隣 接 し
てお り、中 長 期 的 な視 点 で検 討 す る 必 要 が あ る
・ス ポ ー ツ パ ー ク の 音 を 遮 蔽 す る も の が な い
・未 利 用 地 、 遊 休 地 の 有 効 活 用 が 図 ら れ る
・駐 車 場 等 の 確 保 が 困 難
・ス ポ ー ツ パ ー ク の 音 を 遮 蔽 す る も の が な い
若者向けスポーツパーク整備⇒「六ノ町河川緑地」が適地
7
整備地について
【六ノ町河川緑地の概要】~平成19年12月現在~
○都市計画決定 昭和53年1月 ※昭和54年4月供用開始
○施設 テニスコート(2面)、ソフトボール場(1面)、ベンチ、トイレ他
○面積 16,000m2
13
15
瑞雲橋から見た六ノ町河川緑地(H19.12)
7-1 整備イメージ
・整備地の現況(六ノ町河川緑地)
・基本設計イメージ
※その他バスケットリング・コートを設置
※なお、本提案は平成20年度内に信濃川復・緊事業が終了することなどから、
平成21年度以降の整備を想定している。
14
16
平成19年度
例月政策会議(余暇)メンバー
総合政策部
総 務 部
〃
市 民 部
建 設 部
〃
政策推進課
財 務 課
収 納 課
生活環境課
下水道 課
五十嵐川・
刈谷田川改修対策室
教育委員会 社会体育課
〃
生涯学習課
15
17
主
査
主
事
収納係長
課長補佐
課長補佐
次
小林 和幸
布川 岳史
小林 一裕
永田 勉
金子正一郎
長 大山 強一
体育振興係長 阿部 修造
副 参 事 藤井
勲
Fly UP