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我が国の科学技術をリードする人材の体系的育成について

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我が国の科学技術をリードする人材の体系的育成について
資料1
我が国の科学技術をリードする人材の体系的育成について
平成22年4月14日
文 部 科 学 省
○新政権における科学技術人材育成政策の位置付け
・マニフェスト、民主党政策集
・新成長戦略(基本方針)
・鳩山総理所信表明及び施政方針演説、川端大臣挨拶及び所信
○現在の主な施策(別添参照)
・若手研究者への支援強化
・大学・大学院における人材育成機能と産学協働による人材育成の強化
・子どもたちの理科・数学に対する興味・関心の喚起及び能力の伸長
・国民が科学技術を理解し、素養を高めるための取組の強化
○科学技術人材育成政策の現状と課題、目指すべき方向性
・博士課程修了後の就職先が不透明 → キャリアパスの確立
・トップ人材が研究者を目指さない → トップ人材・大学院学生への支援強化
・理科離れ
→ 理数好きな子どもの裾野の拡大、才能を見出し
伸ばす取組の強化
○今後の重点施策の方向性
①キャリアパスの確立
・ テニュアトラック制の導入から普及定着に向けた取組へと充実させていく必要
・ 産業界等で活躍できる若手研究人材の養成に向けた取組の充実・強化が必要
・ 最先端の研究開発を支える高度専門人材の養成に向けた取組が必要
②トップ人材・大学院学生への支援強化
・ トップレベルの若手研究者が、自らが希望する場において、数年間自立して研究に専
念できる環境の構築が必要(研究者奨励金制度)
・ 新しい成長分野を担う人材を輩出する国際標準の教育力を持ったトップレベル大学
院の育成が必要
・ 大学院学生への経済的支援の強化が必要(給付型の経済的支援の充実等)
③理数好きな子どもの裾野の拡大、才能を見出し伸ばす取組の強化
・ スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の拡充
・ 全国の意欲ある科学好きの高校生・大学生が、自らの研究活動の成果等を毎年競い合
うことができる環境が必要(「科学の甲子園」等)
科学技術系人材の養成・確保
現在の主な施策
若手研究者への支援強化
トップ人材
産業界等
アカデミア
ポストドクター
1.6万人
(うち理系 1.2万人)
平成22
年度予算額(平成21
21年度予算額
年度予算額**)
平成22年度予算額(平成
123,119百万円 (78,430百万円)
・特別研究員事業
167億円(163億円)
・特別研究員事業
167億円(163億円)
・若手研究者養成システム改革プログラム(科学技術振興調整費)
・若手研究者養成システム改革プログラム(科学技術振興調整費)
若手研究者の自立的研究環境整備促進
100億円(
若手研究者の自立的研究環境整備促進
100億円( 83億円)
83億円)
イノベーション創出若手研究人材養成
18億円(
イノベーション創出若手研究人材養成
18億円( 15億円)
15億円)
・「若手研究」等の充実(科学研究費補助金)
331億円(331億円)
・「若手研究」等の充実(科学研究費補助金) 331億円(331億円)
・最先端・次世代研究開発支援プログラム
・最先端・次世代研究開発支援プログラム(平成21年度1次補正による基金)
(平成21年度1次補正による基金) (500億円)
(500億円)
【若手・女性研究者に対し、政策的・社会的意義が高い先端研究を助成】
【若手・女性研究者に対し、政策的・社会的意義が高い先端研究を助成】
・最先端研究開発戦略的強化費補助金
400億円(新規)
・最先端研究開発戦略的強化費補助金
400億円(新規)
【うち、若手・女性研究者が活躍する研究基盤等の強化
【うち、若手・女性研究者が活躍する研究基盤等の強化 300億円程度】等
300億円程度】等
大学・大学院における人材育成機能と産学協働による人材育成の強化
41,506百万円 (51,959百万円)
博士課程
7.4万人
(うち理系 4.7万人)
修士課程 16.7万人
(うち理系 10.3万人)
学部
252.7万人
(うち理系 79.7万人)
高:335.5万人、中:361.3万人、小:706.4万人
4,391百万円(4,446百万円)
○産学協働による人材育成
○産学協働による人材育成
・産学連携による実践型人材育成事業
12億円(
・産学連携による実践型人材育成事業
12億円( 5億円)
5億円) 等
等
子どもたちの理科・数学に対する興味・関心の喚起及び能力の伸長
8,241百万円 (11,460百万円)
○理数好きな子どもの裾野の拡大
○理数好きな子どもの裾野の拡大
・理数系教員養成拠点構築事業
・理数系教員養成拠点構築事業
5,259百万円(8,941百万円)
5億円
5億円 (( 3億円)
3億円) 等
等
○理数に興味・関心の高い生徒・学生の個性・能力の伸長
○理数に興味・関心の高い生徒・学生の個性・能力の伸長 2,982百万円(2,519百万円)
・スーパーサイエンスハイスクール
・スーパーサイエンスハイスクール 21億円(15億円)
21億円(15億円)
・国際科学技術コンテスト支援事業
・国際科学技術コンテスト支援事業 4億円(
4億円( 4億円)
4億円)
・理数学生応援プロジェクト
4億円(
3億円)
・理数学生応援プロジェクト
4億円( 3億円) 等
等
国民が科学技術を理解し、素養を高めるための取組の強化
8,336百万円(8,776百万円)
・日本科学未来館
・日本科学未来館 22億円(24億円)等
22億円(24億円)等
*平成21年度補正予算を除く
(別添)
理数好きな子ども
裾野拡大
○大学・大学院における人材育成
○大学・大学院における人材育成 37,115百万円(47,513百万円)
・大学院教育改革推進事業
・大学院教育改革推進事業(グローバルCOEプログラム等)
(グローバルCOEプログラム等)287億円(399億円)等
287億円(399億円)等
(参考)
現在の主な施策の支援実績
若手研究者への支援強化
特別研究員事業
・特別研究員(DC)
【対象人数:4,736 人】 ・特別研究員(PD)
【対象人数:1,052 人】
・特別研究員(SPD)
【対象人数:36 人】 ・特別研究員(RPD)
【対象人数 120 人】
若手研究者養成システム改革プログラム
若手研究者の自立的研究環境整備促進
・採択実績:34大学(平成 18 年度~平成 21 年度) ・支援規模:年間2~3億円
イノベーション創出若手研究人材養成
・採択実績:17大学(平成 20 年度~平成 21 年度) ・支援規模:年間7千万円~1億円
「若手研究」等の充実(科学研究費補助金)
【若手研究(A・B)
】 対象:39歳以下
・応募総額:若手研究(A) 500万円~3,000万円以下
若手研究(B) 500万円以下
・採択実績:若手研究(A) 平成21年度
350件(新規採択率18.7%)
若手研究(B) 平成21年度 6,487件(新規採択率27.8%)
大学・大学院における人材育成機能と産学協働による人材育成の強化
○大学・大学院における人材育成
大学院教育改革推進事業
【グローバルCOEプログラム】
・採択拠点数:41大学140件(平成 19 年度~平成 21 年度に採択)
・RA支援数:5,076人(平成 22 年度推計)
【組織的な大学院教育改革推進プログラム】
・採択拠点数:91大学221件(平成 19 年度~平成 21 年度に採択)
・TA/RA支援数:950人(平成 22 年度推計)
○産学協働による人材育成
産学連携による実践型人材育成事業
長期インターンシップ・プログラム開発 選定実績:30件(平成 17 年度~平成 22 年度)
サービスイノベーション人材育成
選定実績:13件(平成 19 年度~平成 22 年度)
ものづくり技術者育成
選定実績:17件(平成 19 年度~平成 22 年度)
子どもたちの理科・数学に対する興味・関心の喚起及び能力の伸長
○理数好きな子どもの裾野の拡大
理数系教員養成拠点構築事業
・採択実績:7件(平成 21 年度)
・支援規模:年間3,500万円
○理数に興味・関心の高い生徒・学生の個性・能力の伸長
スーパーサイエンスハイスクール
・指定校数:125校(平成 22 年度) ・支援規模:年間1,000万円~1,800万円
国際科学技術コンテスト支援事業
・国内大会参加者数:8,576人(平成 21 年度)※数学・物理・化学・生物学・情報の5大会合計
理数学生応援プロジェクト
・採択実績:20件(平成 21 年度)
・支援規模:年間1,600万円
国民が科学技術を理解し、素養を高めるための取組の強化
日本科学未来館
・入館者数:91万人(平成 21 年度)
(参考)
新政権における科学技術人材育成政策の位置付け
民主党の政権政策マニフェスト
Manifesto
研究者奨励金制度の創設
民主党政策集INDEX2009
科学技術人材の育成強化
スーパーサイエンスハイスクール(科学技術・理数教育を重点的に行う学校)を拡充するとともに、科学
の面白さを子どもたちに実感させるため、産業界の協力を得て、サイエンスキャンプ(研究所などでの実
験体験など)や研究者の小中学校への派遣などを行います。
研究者奨励金制度を創設するとともに、国内の優れた研究プロジェクトへの支援を強化します。
第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説
人材育成の強化などにより、科学技術の力で世界をリードする
第173回国会における文部科学大臣挨拶
(人材育成と基礎科学の強化)
そのためには、何よりもまず、科学技術の担い手となる優れた人材を育てることが重要です。好奇心旺
盛な子どもたちが、自然に対する驚き、感動をもつことができる機会をもっと増やし、自然科学のすばら
しさを分かってもらう取組を充実してまいります。豊かな創造性と挑戦への意欲に満ちた研究者を養成す
るため、若手研究者の自立と活躍の場を広げてまいります。
第174回国会における鳩山内閣総理大臣施政方針演説
教育や科学の役割をしっかりと見据え、真の教育者、科学者をさらに増やし、また社会全体として教育と
科学に大きな資源を振り向けてまいります。それこそが、私が申し上げ続けてきた「コンクリートから人
へ」という言葉の意味するところです。
第174回国会における文部科学大臣の所信
そのためにまず、理科や数学の好きな子どもを増やし、才能を伸ばすとともに、トップ人材への支援強化
やキャリアパスの明確化により、若者が将来への大きな期待を胸に研究者などの道を志し、活躍できるよ
う体系的な人材育成を進めます。
新成長戦略(基本方針)
成長を支えるプラットフォーム
(5)科学・技術立国戦略
~「知恵」と「人材」のあふれる国・日本~
若者が希望を持って科学の道を選べるように、自立的研究環境と多様なキャリアパスを整備
理工系博士課程修了者の完全雇用を達成することを目指す
我が国の中長期を展望した科学技術の総合戦略に向けて―ポスト第3期科学技術基本計画に
おける重要政策―
3.ポスト第3期基本計画としての科学技術の総合戦略に向けた主要事項
(1)基礎科学力の強化
② 知識基盤社会をリードする創造的人材の育成
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