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Continental Automotive Systems

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Continental Automotive Systems
自動車/輸送機器
Continental 社におけるエルゴノミック・ソフトウェ
アの使用による自動車アセンブリ生産計画の迅速化
Tecnomatix による構築の迅速化、開発コストの低減、作業者の安全と生産効率の確保
課題
CONTINENTAL AUTOMOTIVE SYSTEMS
2 か所の新しい作業場のレ
イアウトと設計にかかるサ
イクルタイムの短縮
材料供給プロセスの課題の
解決
プジョー 407 プロジェクトのモジュー
ル。後部電子機器制御装置は自動車
後部の車体の下に配置される。
安 全 性、 作 業 場 の 柔 軟 性、
および効率性の最適化
成功の鍵
生産計画担当者とプロセス
作業者との継続的な協議
Tecnomatix お よ び Jack を
用いた適切なヒューマン・
パフォーマンス・ツールの
活用による作業場設計の
解析
効果
最終シミュレーションが 2
日間で完了し、コストと時
間を大幅に節約
全世界の自動車業界への電子部品の供給
Continental Automotive Systems 社は、1995 年、チェコ共和国の Frenštát p. R で生産を開始しまし
た。現在、従業員は約 2,000 人であり、世界中の自動車メーカー向けに電子部品やメカトロニクス
部品を開発および生産しています。
リスク評価のための具体的
な値を取得
Continental 社は、受注の増加に合わせて、作業者の安全性や人間工学に基づく作業場などの必要
な基準も改善しながら業績を向上させるソリューションを模索しました。同社では、作業場の目的
達成を支援するために、Tecnomatix® ソフトウェアのアプリケーションの 1 つである Jack® ソフト
ウェアを採用しました。いずれもシーメンス PLM ソフトウェアの製品です。Jack は、仮想 3D 環
境のデジタル・ヒューマン・モデルであり、作業場のシナリオとその人体への影響についてシミュ
レーションを実行することができます。基本的な解析機能として、到達距離、グリップ、可視性、
および衝突検出をサポートしています。さらに高度な機能として、生体力学解析、人間工学的解析、
および作業動作解析もサポートしています。
他では検出できないエラー
を回避
作業者の最適な作業区域ま
たは到達区域を確定
作業者の機器やツールの配
置を人間工学的に最適化
材料発送者向けに単純な供
給プロセスを決定
後部電子機器制御プロジェクトによるアセンブリの課題と機会の促進
PSA 社(プジョー社、シトロエン社)と Continental 社は、プジョー 407 自動車用の後部電子機器
の集中制御装置のアセンブリについて契約しました。制御対象は、すべての後部ライト、後部ウィ
ンドウワイパー、デフロスト機能、内装のサンシェード、さらに電子ロック式トランクの開閉と照
明に及びました。
プロセス作業者の傷害事故
の危険性を低減し、生産性
を向上
「Jack ソフトウェアを使うようになってほぼ 2 年になり、70 か所を超える作業場のシミュレーショ
ンを行いました」と Continental 社の Industrial Engineering Technician の Tomáš Baroň 氏は言いま
す。
「Jack を使って新旧の作業場の設計およびシミュレーションを行うのが私の仕事です。プジョー
社のプロジェクトは難しい課題でしたが、Jack は設計とシミュレーションにおいて当社が必要とす
るソリューションを提供してくれたため、業務目標の達成に役立ちました。」
PLM Software
www.siemens.com/plm
自動車/輸送機器
プジョー社の後部電子機器制御プロジェクトには、目視検査とアセンブリ用の新しい工場レイアウ
ト、目視検査の作業場への自動光学検査の導入、さらに作業場全体の新しいレイアウトと設計が必
要でした。Continental 社は、作業場へのマテリアルフロー、および不良部品の排除方法について
解決する必要がありました。また、受注量に応じて、1 人または 2 人の作業者が作業できる柔軟性
を持った作業場を必要としていました。
データの転送とナレッジの獲得
「レイアウト全体を正確に計測し、その作業場案でどの程度の空間を利用できるのかを知ることが
絶対条件でした」と Baroň 氏は振り返ります。「この作業場で生産するには人間工学的、技術的に
かなりの妥協が必要であることが明らかになりました。必要なプロセスを徹底的に調べ上げ、当社
の生産計画担当者とプロセス作業者の間で十分に協議してから、Jack に情報を転送しました。」
Baroň 氏は次のように述べています。「目視検査と組み立て作業は相互に依存しているので、作業
者が互いに向き合う必要がありました。Jack は、この点をレイアウトで解決してくれました。どち
らの作業台も可動式にすることで、作業量に応じて必要な作業者の人数に合わせて作業場を調整で
きます。レイアウト案は修正なしで承認されました。その比率と位置を設計担当者に渡したところ、
わずか 2、3 日でドラフトが実装されました。」
Jack による両手の到達距離の生成。
生産的で安全なアセンブリ・ステーションの設計
作業台案で最も重要な要素は、作業台の高さを決定することでした。この作業場では女性従業員の
みが作業するので、作業台の高さは、平均値である 90 センチ(35.5 インチ)に設定されました。
これは、平均的な体格の女性が立った状態で軽作業を正確にこなすことのできる高さです。
プジョー社のプロジェクトは、いくつかのバリエーションで構成されていました。それぞれ異なる
数のアセンブリ部品を管理する必要がありました。「この課題を解決するために、特定のアセンブ
リ用の部品を保持する新しい汎用コンテナを設計しました」と Baroň 氏は言います。
「このコンテ
ナを作業台上の傾けた棚に設置して、部品の単純な保持と取り出し用にその構成を変更しました。
Jack を使用することで、指の周りの空間に適した、部品の保持と取り出しの動作について簡単にシ
ミュレーションを行うことができました。作業者は、アセンブリ・プロセスにおけるすべての作業
を同時に確認できます。」
Jack のヒューマン・シミュレーション・
モデルが部品を保持する様子。
挿入図は作業者の目線からの表示。
プリント基板(PCB)ケースの
配置は、作業台の右側(後部)
の降下式コンベヤによって解
決しました。実際、すべての
材料供給が作業台の背後から
となったため、作業者に対し
て一切制限が付きませんでし
た。Jack の到達区域機能を使
用して、「快適な到達区域」に
ついてシミュレーションを実
行し、アクセスしやすい適切
な場所にすべての材料を配置
できました。既存の工場の照
明ではこのアセンブリには不
十分だったため、ディフュー
ザ付きの吊り下げ型蛍光管を
追加し、新しい作業場全体で
光量値を 2 倍にしました。また、
Jack を使用して、アセンブリ・
プロセス全体で、腰痛の危険
性が最小限に抑えられること
を確認しました。
1. アセンブリ用の台。2. 自動光学検査を含む目視検査用の台。3. 台車、コンテナ、
チャンバ。4. その他の機器。5. コンベヤ。
自動車/輸送機器
ソリューション/サービス
Tecnomatix
www.siemens.com/plm
主な事業内容
Continental Automotive
Systems 社は、世界中の
自動車メーカー向けに
電子部品やメカトロニクス
部品を開発および
生産しています。
www.conti-online.com
所在地
チェコ共和国
Frenštát p. R.
「Tecnomatix と Jack を使
用することで、作業者の
快適性、安全性、生産性
を十分に確保しながら、
お客様の複雑なアセンブ
リを解決できました。
」
Continental Automotive
Systems 社
Industrial Engineering
Technician
Tomáš Baroň 氏
コスト効率が高く、人間工学的に
妥当な検査ステーションの設計
検査ステーションの設計ソリューショ
ンは、アセンブリ・ステーションの場
合と同様の手順に沿って行われました。
作業面の高さ、照明、および構成は、
アセンブリ・ステーションと同一にな
りました。「ただし、コンベヤと他の
機器の間に少し空間があったので、検
査作業台の高さを調整して、80 センチ
(31.5 インチ)にする必要がありまし
た」と Baroň 氏は言います。「Jack の衝
突検出解析を使って、この調整したス
テーションで作業者の動作にまったく
支障がないことを確認しました。アセ
ンブリ台と比較した場合の検査台との
違いは他に、部品を供給するコンテナ
を、製品エラーを承認するために必要
なタッチ画面モニターに置き換えた点
だけです。ここでも、Jack の到達区域
解析を使って、画面に快適にアクセス
できることを確認しました。」
作業者の位置と腰への負担を確認するJackの解析結果。
正常な部品と不良部品を入れる台車は
両方の作業場のそばに配置されまし
た。「両方の作業場の間に空のマスク
のフローが必要でした」と Baroň 氏は
付け加えます。「コンベヤの近くにコ
ンテナを配置することで、これを解決
しました。心配だったのは、両方の台
の間に十分な空き作業空間があるかど
うかでしたが、Jack のシミュレーショ
ンから十分な空間があることが分かり
ました。」
プジョー社プロジェクト用の作業エリアの Jack によるシミュレーション。
実際の作業エリアの様子。
お問い合わせ
シーメンス PLM ソフトウェア
〒 151-8583
東京都渋谷区代々木 2-2-1
小田急サザンタワー
03-5354-6700
FAX 03-5354-6780
www.siemens.com/plm
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Product Lifecycle Management Software Inc. またはその子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。その他のロゴ、商標、登録商標、
またはサービスマークは、それぞれ各所有者に帰属します。X8-JA 19732 7/10 L
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