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市長と語ろう地域ミーティング〔 坂口地区 〕開催結果

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市長と語ろう地域ミーティング〔 坂口地区 〕開催結果
市長と語ろう地域ミーティング〔
坂口地区
〕開催結果
開催日時
平成26年5月25日(日)午後7時00分から8時30分まで
会場
エコビレッジ交流センター
出席者(地区)56人
(市側)市長、清掃組合所長、子ども福祉課長、農政課長、ダム・河川対策室長
スポーツ課長、農政課長、学校教育指導室長、建設部政策幹、
防災安全課副課長、消防署総務課副課長、福祉保健部政策幹、
司会進行
坂口地区うららの町づくり振興会事務局長
オペレーター
室長(財務課)
記録
副課長(行政管理課)
担当
室長(秘書広報課)
、参事(市民自治推進課)
◆市民憲章唱和
◆坂口地区うららの町づくり振興会会長あいさつ
◆地元市議会議員紹介
片粕正二郎議員
◆市長あいさつ及び説明
◆市長説明(当初予算)と市政に対する意見交換
Q1<幼保一体化について>
市で幼保一体化が計画されているが、坂口地区での子ども保育がどうなっていくのか伺
いたい。
A1:学校教育指導室長
本市におきましては、子どもの集団活動の場を確保することを目的に、平成25年3月
に「市幼保一体化推進計画」を策定し、幼保一体化の推進を図っておりますが、坂口地区
におきましては、本年4月1日現在の就学前児童数が24人と少数で、集団的保育が困難
な状況となっており、幼保一体化につきましては、今後、就学前の児童数や教育・保育の
必要量等を見極めながら、地区の方々とご協議させていただく中で、最善の方向性を取り
まとめていきたいと考えております。
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Q2<イベントにおける消防届出及び消火器について>
火を使うイベントにおける消防届出及び消火器の設置義務化については、熱源は何でも
該当するということか。
A2:消防署総務課副課長
はい。木炭、灯油、ガソリン、電気など全ての熱源が対象になります。
◆地区が提起する課題「過疎化対策の推進」
Q3<山間地農業の活性化に対する市の対策について>
過疎化対策として、過疎地域自立促進特別措置法の他、綾部市水源の里条例、静岡市議
会『葵区の中山間地域の活性化に関する提言』等市独自の対策も行われている。坂口地区
では、過疎化、高齢化により農業経営の維持が困難となり、耕作放棄地が増加することが
予想され、これが地域の衰退に拍車をかける最大の原因になりかねない。その対策として、
旧JA施設を借受けて集落営農組織、農産物加工場等農業活性化の拠点化や、古民家を利
用した農家民宿を検討している。その維持、改修費用の過疎集落対策事業での対応や市と
しての支援および過疎地域支援員の派遣による指導等過疎地域の活性化に対する市の計画
についてお伺いしたい。
A3:農政課長
後継者不足や高齢化により農業経営が困難となる問題については、全国的な課題となっ
ております。その対策として、市では国や県の施策を活用しながら、認定農業者や集落営
農組織等に対し支援を行っております。
また、営農組織の立ち上げに対しても、市も参画しながら相談・支援を行っております
が、地域の農業を担っていただける経営体を育成することを、集落、さらには地区内で十
分に話し合っていただく「人・農地プラン」により、不作付地の解消に努めていただき、
優良な農業・農村を守っていただくようお願いいたします。
市といたしましては、その際に機械施設の整備等の支援が必要な場合は、国や県の事業
に取り組めるよう支援してまいりますので、ご理解いただきますよう重ねてお願いいたし
ます。
さらに、地域の特産物等の加工販売を行うことも地域活性化につながる取り組みと考え
おり、そのような取り組みを
6次産業
と称し、国や県でもハード・ソフトの事業が予
算化されており、事業実施の際には市といたしましても支援を行っていきたいと考えてお
りますので、お気軽にご相談ください。
また、農家民宿については、越前市では、都市住民との交流による定住化に向けた施策
としてグリーンツーリズムの推進を行っており、その取り組みの一つとして、農家民宿と
して営業するために必要な手続きの費用について支援をしております。
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Q4<古民家「AOI―IE」の維持・改修費用の助成について>
「AOI−IE」は伝統的民家として指定されている民家なので、何らかの助成はない
のか
A4:後日回答―農政課長
勾当原町の「AOI−IE」は2008年10月に福井県の「ふくいの伝統的民家」の
認定を受けています。
この伝統的民家認定制度は、所有者の申請に基づき県が「ふくいの伝統的民家」として
認定を行うもので、伝統的民家に誇りを持って住み続けていただき、後の世代に継承して
いただくことを目的としています。
認定された伝統的民家は、県のホームページに建物の所在市町名、外観写真等を掲載(個
人情報は掲載されません)しますが、認定による建物への規制はありません。
増改築や改装等の際に届けていただくことにより、所有者の方に保存・活用の情報提供
等を行います。
特に県の補助制度があるわけではなく、越前市では市伝統的民家普及促進事業として「ふ
くいの伝統的民家」に認定された民家に対して、伝統的民家のある景観を保存し、地域づ
くり及び景観づくりを普及促進するための新築等又は改修に係る費用の一部を補助してい
ます。
しかし、その対象となる地域は
・四町地区(本町、元町、若松町、平和町(地域街づくり計画で定めた区域))
・五箇地区(大滝町、岩本町、新在家町、定友町の一部、不老町(地域街づくり計画で
定めた区域))
・京町一丁目、二丁目、三丁目(過去にまちづくり協定を締結した区域)
・蔵の辻(蓬莱地区地区計画の区域)
・伝統的民家群保存活用推進地区(四町、五箇地区)
となっており、坂口地区は対象になっておりませんので、ご理解をお願いします。
Q5<坂口地区の道路、交通関連施設の整備について>
坂口地区内の道路整備計画についてお伺いしたい。特に、勝蓮花−甲楽城線の改修、湯
谷−王子保停車場線春日野地係の拡張工事をお願いしたい。また、湯谷−中山町間のよう
な集落がないところの防犯灯の設置も必要であると思われる。また、坂口小学校を中心と
して学童が安心して通学できる歩道の整備をお願いしたい。
A5:ダム・河川対策室長
ご質問の道路の拡幅工事については、県道ですので、事業者である県の吉野瀬川ダム建
設事務所と丹南土木事務所に、状況を確認しました。
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県は、吉野瀬川ダム整備に伴い、主要地方道 武生米ノ線の道路整備を、優先的に進めて
います。
具体的には、小野町地係の橋梁工事について、3号橋の下部工事を行っており、今年度
より橋梁の上部工事に着手する予定です。この橋梁工事(上部工事)が完了次第、武生米
ノ線と甲楽城勝蓮花線についても、順次、計画的に整備を進めていくと聞いています。
<参考>吉野瀬川ダム建設事業の進捗は、事業費ベースで57.5%です。(H25 年度末)
次に、湯谷王子保停車場線については、春日野町地係において拡幅工事を計画しています。
春日野町公民館より坂口方面に向かって、延長として 300m程の拡幅計画です。現在、地権
者との協議を始めたところと聞いています。歩道整備につきましては、丹南土木事務所に伝
えておきます。
湯谷町から中山町にかけての県道甲楽城勝蓮花線の街灯についてのご質問ですが、現地
を確認いたしましたところ、町内で管理されている防犯灯について、2灯ほど電灯が切れ
たところもあり、また、周囲の樹木も生い茂っているような状況でございますので、ぜひ
適正な管理にご協力をお願いします。
また、中山トンネルの出入り口箇所には、道路照明灯がそれぞれ設置されています。こ
の照明灯の周囲にも樹木がありますが、例えば冬の降雪時期なども含めて、トンネル内部
への通行に支障がある場合には、丹南土木事務所にて樹木の伸びた枝を伐採するなど、適
正に管理するようお願いしております。
なお、樹木については、個人の所有物でもありますので、伐採等が生じた場合には、ご
理解ご協力をお願いします。
Q6<関連質問>
勝蓮花の坂口地区入口の交差点の自動販売機により、見通しが悪いと以前から県丹南土
木事務所に訴えているが、現状の変化がない。改めて伝えていただきたい。
また、中山以降の道路整備についても、県土木に訴えて欲しい。
A6:ダム・河川対策室長
県丹南土木事務所に伝えますので、よろしくお願いします。
Q7<坂口地区の受入れ施設の整備について>
坂口地区では、地域の安全の点から、空き家の増加が問題となっている。空き家を改修
するとともに、新規住宅を整備して地区外の人を受け入れる施設を確保して過疎化に対応
することが考えられるが、その支援策に対する市の考えをお伺いしたい。
A7:建設部政策幹
空き家改修に対する支援策についてのご質問です。
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まず、越前市においても、人口減少の流れに歯止めがかからず、平成17年の合併当時
87,700人あった人口は、約10年後の現在は83,600人と4,100人減少し、
割合にして5%減少となっております。
そのため、市では定住促進を図るための手段として、各種支援制度を創設していますが、
坂口地区で活用できる制度として、UターンⅠターン者空き家リフォーム支援事業や新婚
夫婦家賃補助事業があります。
UターンⅠターン者空き家リフォーム支援事業は、空き家の改修工事を行うUターン者
およびⅠターン者に、改修工事等に要する費用の一部を補助しようとするもので、対象工
事に要する費用の1/3以内とし、20万円を上限としています。
また、新婚夫婦家賃補助事業は、新婚夫婦が市内の民間家賃住宅に居住する場合に最長
3年間家賃の一部を補助するもので、毎月1万円、ただし、夫婦とも市外から転入してき
た場合は、さらに5千円を加算しています。
いずれの事業についても、種々の補助要件があるので、詳細については、市都市計画課
にお問い合わせください。
Q8<関連質問>
池田町において、町が新築住宅を用意して転入を呼びかけたが、予想を超え人気があっ
た。坂口地区においても、過疎化の歯止めとして大規模な宅地造成など大胆な構想を検討
する考えはあるか。
A8:建設部政策幹
先ほど新婚家賃補助制度、空き家改修補助制度を説明しましたが、企業で田舎暮らしを
呼びかけるサイトへの登録というのもありますので、よろしくお願いします。
Q9<トレイルマラソンの実施について>
最近、マラソンブームや登山ブームの波に乗って、両方の要素を持つ「トレイル・マラ
ソン(山岳マラソン)」が知られるようになっている。
神山地区と南越前町の河野を結ぶ「馬借街道」を活用して、この「トレイル・マラソン」
の実施をお願いしたい。
また、坂口地区と白山地区と神山地区の3地区では、「三地区連絡協議会」を結成し、「吉
野瀬川ダムの有効活用」、「県道武生米ノ線の改良促進」、「コウノトリ舞う里づくりの今後
の展開」「馬借街道の整備、活用」などを協議していく予定である。
越前市と南越前町とが連携し、さらに、この三地区連絡協議会も地元団体として支援す
る中で、開催できないかと考える。
越前市としても、自治体間の連携、自治振興会の連携をなお一層進めるとの観点からも、
是非ともご検討をお願いしたい。
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A9:スポーツ課長
ご質問のトレイルマラソンは、初級者から上級者向けまでレベルに応じたレースの種類
があり、また、旅行や家族サービスを兼ねて楽しむことも可能なマラソンです。
県内でも今年度、「陽気にトレイルラン in 敦賀の里山」や「ちょこっとトレイル木の芽
峠+廃線道」
、「若狭路トレイルラン 2014」などが開催される予定ですが、これらのトレイ
ルマラソンは、民間団体やクラブチームが連携する中で、地域資源を活かした地域の活性
化を目的として、地域主導で開催されています。
今後、馬借街道という地域資源を活用したトレイルマラソンの実施について地域でご検
討をされる場合には、市としても運営方法や情報の提供等につきまして、ご支援をさせて
いただきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いします。
Q10<関連質問>
市が主催でのトレイルマラソンは、できないという理解でよいか。本事業は、南越前町
との調整とかが必要となる。市が企画・調整できないか。
A10:スポーツ課長
スポーツ課は、生涯スポーツ事業の中において、限られた人員と予算のなか、アウトド
アスポーツや菊花マラソンなど各種開催事業を行っています。地域資源を活用した地域参
加型、地域活性化の取組みにつきましては、情報提供とか運営の指導等で積極的に協力し
ていきたいと考えていますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
Q11<過疎化について>
坂口地区の過疎化は、深刻である。市には地区ごとの人口増加計画はあるのか。
人口増加のための行政の応援計画はあるか。
A11:市長
越前市を含め、全県的に人口が減少しており、人口を増やす計画はありませんが、人口
が減らない、現状に歯止めをかけるというのが行政の大きな課題になっております。
1つには、人が定着するためには働く場の確保が重要であると考えています。越前市は、
産業の強い地域でありまして、お陰様でアイシンAW工業が増設するなど、産業振興に力
をいれています。
また、結婚して住宅を選択する際の支援が重要であると考えています。家賃補助などで
あります。空き家の利活用ということも良いのではないかと思っています。新婚世帯が住
みやすい、あるいは市外や県外から移り住んでもらえるような、保育料軽減や様々な子育
て支援策を進めています。
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◆終わりのあいさつ(坂口地区うららの町づくり振興会副会長)
◆閉会
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