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平成28年度伊都総合庁舎ボイラー設備保守点検業務仕様書
平成28年度伊都総合庁舎ボイラー設備保守点検業務仕様書 和歌山県(以下「甲」という。)は、受託者(以下「乙」という。)に対して、 次のとおり業務を委託する。 この業務は、伊都総合庁舎のボイラー設備の保守点検業務等の委託を行うもので あり、その機能を十分発揮するよう常に事故の予防に努めるとともに、各機器の耐 久化を図ることを目的とする。 1 業務名 平成28年度伊都総合庁舎ボイラー設備保守点検業務 2 履行場所 橋本市市脇4丁目5-8 伊都総合庁舎 3 履行期限 契約日から平成29年3月31日まで 4 委託の範囲 ボイラー 型 式:MF-6W(前田鉄工所製) 種 別:鋳鉄製組合式温水 最高使用圧力:30m 伝熱面積:9.70㎡ オイルバーナー 型 式:FP-80-6 第一種圧力容器 2基 種 別:温水ヘッター 最高使用圧力:50m 内容積:0.077㎡ 開放型膨張タンクも加える (点検内容) (1回/年) ・ボイラー(燃焼室を含む。)及び煙道の内部換気および掃除、その他性能 検査に必要な整備及び準備(水圧試験あり) ・第一種圧力容器の内部換気、掃除及び防食措置、その他性能検査に必要な 整備及び準備 ・開放型膨張タンクの点検・清掃 ・ボイラー給水への防錆剤投入 ・ボイラー・第一種圧力容器2基の性能検査受(例年11月に実施)の立会。 なお、労働基準監督署又は検査代行機関が行う性能検査の手数料は甲が負 担する。 5 委託する業務 1)定期の保守点検業務 乙は、ボイラー整備士の免許を有する者を派遣し、6に掲げる業務を行 うこと。 本仕様書及び契約書に記載されていない事項は、すべて、国土交通省大臣 官房官庁営繕部監修の建築保全業務共通仕様書(平成20年版)による。 なお、空調設備保守点検業務については別途委託予定であるので、当該委 託業務受注者と協議・連携のうえ空調設備・ボイラー設備が円滑に機能する よう業務を遂行すること。 2)緊急対応 甲から設備の保全について緊急の要請があった場合、乙は速やかに設備の 保全について、必要な処置を講ずると共に、処置方法並びに結果を甲の担当 者に報告すること。 また、故障時等の緊急時には、原則として通報受信後、90分以内に専門 技術者を到着させ復旧対策を実施できる体制を有すること。 6 委託業務の仕様 1)点検 定期的(上記4における年1回の点検)に専門技術者が機器、装置の点検 を行い、必要に応じて給油・調整清掃を行う。 ①点検対称機器名及び内容は4および5のとおり。 ②点検後、すみやかに専門技術者の資格、氏名を記載した「点検報告書」 を提出すること。なお、報告書の様式上、資格等の記載が困難である場合 は、点検業務に必要な資格、免許、講習修了等の写しを添付するものとす る。 2)品質検査 定期的に設備の機能を確認する検査を行うこと。 3)故障対応 故障等の緊急事態に備え適切な処置が行えるよう、24時間、専門技術者 が待機すること。 4)作業中の安全確保及び作業の周知 作業中は、来庁者、職員、専門技術者、作業員の安全には十分注意するこ と、又作業中であることを明示すること。 また、作業中は、専門技術者、作業員に名札の着用をさせなければならな い。 7 技術資料 乙は契約業務を確実に履行するために、専門技術者が業務を実施するため に使用する当該機種の保全技術資料を保有し、甲の要求に応じこの資料等の 提示と具体的説明を行わなければならない。 また甲は乙が提示した技術資料などに基づき、主要部位の点検や整備方法 に関し説明を求めることができる。 8 修理、取り替え 製造時の運転機能を維持するため、乙は甲の要求に応じ、設備の稼働頻度、 経年などを考慮した修理や取替などが必要な部位の年度修理計画書を提出し なければならない。甲は必要に応じその根拠などに関し説明を求めることが できる。 9 計測データ等の記録と管理 乙は安全確保のため、設備の種類に応じた点検・整備等における計測値、 調整値、あるいは判定結果と、その判定をする判定値などの資料及び修理の 記録を保管しなければならない。 1)計測データ 乙は、定期保全の際の運転状態、特性および性能基準を保持するため、甲 の要求に応じこれらデータあるいは判定結果や修理記録を提出しなければな らない。 2)故障データ 乙は、甲の要求に応じ故障の原因及び問題点を解決するためにとった処置 内容を報告し、その記録を保管しなければならない。この記録および故障デ ータは、甲の要求に応じ提出しなければならない。 10 営業拠点と緊急対応業務 甲の求めに応じて平日昼間、休日、夜間、緊急時の体制並びに当該物件を担 当する拠点の専門技術者名などを記載した名簿を提出しなければならない。 11 交換部品 保全及び故障等の緊急時でも最小の停止時間で設備を復旧する緊急処置を行 うため、乙は、倉庫に必要な最新の交換用部品(製造者の純正部品)、消耗品 等を保管していなければならない。 この部品は保管条件に応じた保管場所に、合理的に必要な量を保管しておく 必要がある。 また甲は、利用者の利便性を確保する必要から、必要に応じ乙の部品供給を 行う施設の所在地などの提示に加え、部品在庫状況を確認するものとする。 本仕様書に定めのない事項、または疑義が生じた場合は、甲と乙が協議して これを定める。