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CBI-466120WA

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CBI-466120WA
USER’S MANUAL
CBI-466120WA
1024バイトFIFO搭載 調歩同期RS232C 1CH
RS-232C
最大通信速度
1Mbps
1024バイト
送受信FIFO搭載
15m
弊社オリジナル
通信コントローラ
www.interface.co.jp
2チャンネル
安全にお使いいただくために
●本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。継続的にご利用頂く場
合でも、必ずUSER’S MANUALをお読みください。
●本製品のご使用には、ハードウェア,ソフトウェアの専門知識が必要です。
●表示された正しい電源,電圧,使用温度,湿度範囲でお使いください。
●弊社製品は、人命にかかわるような状況下で使用される機器に用いられることを目的として設計,製
造されたものではありません。
弊社製品を乗用移動体用,医療用,航空宇宙用,原子力制御用,海底中継用機器など、特殊用途を
ご検討の際には、弊社お客様相談センタまでご照会ください。
●厳重な品質管理のもとに製造しておりますが、故障することにより重要な設備及び重大な損失の発生
が予想される設備への採用に際しては、重大事故にならないよう安全装置を設置してください。
●USER’S MANUAL中の記号には、次のような意味があります。
記 号
意 味
お客様の安全や機器の故障を防ぐために必要なことを示しています。
注意すべき点を示しています。
補償について
●本製品(ハードウェア,ソフトウェア)のシステム組み込み,使用、ならびに本製品から得られる結果
に関する一切のリスクについては、本製品の使用者に帰属するものとします。
●本製品に含まれるバグ、あるいは本製品の供給(納期遅延),性能、もしくは使用に起因する付帯的損
害もしくは間接的損害に対して、弊社に全面的に責がある場合でも、弊社はその製品の販売価格以上の
責任を負わないものとしますので、予めご了承ください。
●本製品(ソフトウェアを含む)は、日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、弊社は一
切責任を負いかねます。また、弊社は本製品に関し、海外での保守サービスおよび技術サポート等は行
っておりません。
保証について
●弊社の保証規定によります。一部の製品および機械的な可動部分のある製品は1年間です。
ソフトウェア,消耗品(バッテリー等)は除きます。
注)保証期間は弊社Web siteでシリアル番号を入力することにより、ご確認できます。
インターネットに接続できない方は、お客様相談センタまでご連絡ください。
●保証期間内は、原則として無償修理とします。(送料はお客様のご負担を条件とさせて頂きます。)
但し、保証期間内であっても下記の場合は有償修理となります。
①お客様による輸送,移動時の落下,衝突等、お客様のお取り扱いが適正でない為に生じた故障,損傷
の場合および消耗品の交換
②火災,地震,水害等の天災および異常電圧による故障,損傷の場合
③弊社製品に接続している弊社指定機器以外の機器の故障に起因する故障の場合
④弊社以外で修理,改造した場合
⑤弊社製品の説明書に記載された使用方法および注意事項に反するお取り扱いによって生じた故障の場合
●保証は、本製品が日本国内で使用される場合に限り有効です。
●保証期間を過ぎた場合には、すべて有償修理扱いとなります。
再修理の保証は、修理完了後6ヶ月以内で同一部品が故障した場合のみです。(但し、修理が可能な箇所
であることとします。)その場合は、前回の修理報告書を必ず添付してください。添付されていない場
合は新規修理の扱いとなります。
輸出する際の注意事項
本製品は、外国為替及び外国貿易法の規定により、戦略物資など輸出規制品に該当します。
したがって、日本国外に持ち出す際には、日本国政府の輸出許可申請など必要な手続きをお取りください。
CBI-466120WA Ver. 1.1
改訂履歴
Ver.
年 月
1.0
1.1
2004年 3月
2005年 2月
改 訂 内 容
USER'S MANUAL MCA-J466120WA 発行
●『第1章 1.2 オプション品のご紹介』削除。
●『第3章 3.2 電気特性』追加。
●『第6章 アドレスマップ』削除。
●『第7章 7.4 注意事項』
・付属ケーブルに関する注意文追加。
このマニュアルは、製品の改良その他により将来予告なく改訂しますので、予めご了承ください。
製品使用登録で保証期間が最大 2 年延長
製品使用登録を行っていただくと、下記の特典がございます。
●保証期間が最大2年延長します。
●製品のバージョンアップ情報を電子メールでお届けします。
今すぐご登録ください。(出荷後1年以内に登録してください。)
詳細はこちらから。
<http://www.interface.co.jp/usr_register/prdc_regist.asp>
弊社 Web site(www.interface.co.jp)から、Windows 用ドライバ,ActiveX
コントロール,Linux 用ドライバ,DOS 用ライブラリ,各種サービスソフト
などのソフトウェアを無償でダウンロードできます。
ウェア(ユーティリティ)
是非、ご利用ください。
−1−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
−目 次−
第 1 章 製品概要
3
1.1 機能と特長 ......................................................................................................................... 3
第 2 章 信号定義
4
2.1 付属ケーブルコネクタピンアサインメント(CH1,CH2).............................................. 4
2.1.1 信号説明 ................................................................................................................. 4
2.1.2 ケーブル側適合コネクタ ........................................................................................ 4
第 3 章 ハードウェア説明
5
3.1 ハードウェア仕様............................................................................................................... 5
3.2 電気特性............................................................................................................................. 6
3.2.1 RS-232C 絶対最大定格 .......................................................................................... 6
3.2.2 RS-232C DC 仕様................................................................................................... 6
3.2.3 RS-232C サージ保護電圧 ...................................................................................... 6
3.3 回路構成図 ......................................................................................................................... 7
3.4 送受信回路の概要............................................................................................................... 7
3.5 ビットレートの設定 ........................................................................................................... 8
3.5.1 最適分周値の計算方法 ............................................................................................ 8
3.5.2 通信速度(ビットレート)..................................................................................... 8
3.6 割り込み機能...................................................................................................................... 9
3.6.1 インターバルタイマ割り込み ................................................................................. 9
第 4 章 外部接続
10
4.1 RS-232C インタフェース(CH1,CH2) ....................................................................... 10
4.2 接続例 .............................................................................................................................. 11
4.3 半二重通信 ....................................................................................................................... 11
4.4 モニタ機能 ....................................................................................................................... 12
4.4.1 RS/CS 接続 ........................................................................................................ 12
4.4.2 RS/CD 接続 ........................................................................................................ 12
第 5 章 セットアップ
13
5.1 システムへの実装............................................................................................................. 13
5.2 オプションソフトウェアの使用について......................................................................... 13
5.3 システムからの取り外し.................................................................................................. 13
5.4 本製品を複数枚使用する場合........................................................................................... 14
第 6 章 用語説明
15
6.1 用語一覧........................................................................................................................... 15
第 7 章 安全にお使いいただくために
16
7.1 設置環境条件.................................................................................................................... 16
7.2 点検 .................................................................................................................................. 16
7.3 保管 .................................................................................................................................. 16
7.4 注意事項........................................................................................................................... 16
第 8 章 困ったときには
18
8.1 困ったときのチェックポイント ....................................................................................... 18
Interface Corporation
−2−
CBI-466120WA Ver. 1.1
第1章 製品概要
CBI-466120WAは、CardBusに対応した2チャンネルRS-232Cシリアル通信カードです。
弊社製オリジナル通信コントローラを搭載し、Windows標準COMポートとして使用できます。
各チャンネルの送信用、受信用に、それぞれ1024バイトのFIFOを内蔵しています。
3つの基準クロックを搭載し、コンピュータ本体のCOMポートでは対応できない通信速度にも対応し
ています。また、チャンネルごとに異なるクロック系列のビットレートを設定することが可能です。
半二重モデム制御機能を搭載しているので、RS信号/CS信号と同期してデータを送信することができ
ます。
1.1 機能と特長
1)高速・高性能シリアル通信コントローラ
弊社独自開発のシリアル通信コントローラを使用しており、NS 16550 UARTと比較して以下の
機能が拡張されています。
・半二重モデム制御機能
・自動フロー制御
最大通信速度は1Mbpsです。
2)自由度の高いビットレート設定
各チャンネルに用意されたビットレートジェネレータには独立して基準クロックを入力できます。
そのため各チャンネルで自由にビットレートを設定できます。
3)大容量FIFO内蔵(1024バイト)
通信コントローラは、各チャンネルの送信用、受信用にそれぞれ1024バイトのFIFOを内蔵して
います。これにより、ホストコンピュータの負荷が軽減され、高速通信が可能です。
4)タイマカウンタ搭載(ソフトウェアGPC-4161,GPF-4161は未対応)
タイマカウンタ機能を持っているので、インターバルタイマとして使用できます。ソフトウェア
により、基準クロックを10μs,100μs,1ms,10ms,100msから選択でき、分周値を1∼15ま
で設定できます。また、このタイマ出力は割り込み要求信号として使用できます。
5)半二重モデム制御機能
RS信号,CS信号と同期してデータを送信できます。
6)自動フロー制御機能
通信コントローラで自動的にフロー制御を行うことが可能ですので、ホストコンピュータの負荷
が軽減されます。
下記のフロー制御に対応しています。
・ハードウェアフロー制御(RS/CSフロー制御)
・ソフトウェアフロー制御(Xon/Xoffフロー制御)
7)サージ保護素子内臓
RS-232C規格に対応したサージ保護素子を搭載しているため、耐サージ性が向上しています。
(サージ保護電圧:−15kV∼+15kV)
8)モニタ機能
2つの通信機器の間にCBI-466120WAを中継することにより、データや制御信号を監視すること
ができます。
−3−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
第2章 信号定義
2.1 付属ケーブルコネクタピンアサインメント(CH1,CH2)
DR
RS
CS
CI
6
7
8
9
1
2
3
4
5
CD
RD
SD
ER
SG
D-sub 9 ピンコネクタ(オス)
勘合ネジ:#4-40UNC
2.1.1 信号説明
ピン番号
信号名
入出力方向
1
2
CD
RD
入力
データキャリア検出
3
SD
入力
出力
受信データ
送信データ
4
ER
出力
データ・ターミナル・レディ
5
SG
−
6
DR
入力
データ・セット・レディ
7
RS
出力
送信要求(リクエスト・トゥ・センド)
8
CS
入力
送信可(クリア・トゥ・センド)
9
CI
入力
呼出表示
信号名称
グランド
! 付属ケーブルは、本製品以外に接続しないように十分ご注意ください。
2.1.2 ケーブル側適合コネクタ
●適合コネクタ
名称:D-sub 9ピンコネクタ(メス)
型式:GM-9LFV(本多通信工業)または相当品
Interface Corporation
−4−
CBI-466120WA Ver. 1.1
第3章 ハードウェア説明
3.1 ハードウェア仕様
項 目
チャンネル数
通信規格
絶縁方式
RS-232Cトランシーバ
入力制御信号
出力制御信号
同期方式
ビットレート系列
基準クロック
最大通信速度
シリアルコントローラ
送受信バッファメモリ
割り込み機能
最大通信距離
占有スロット数
占有メモリサイズ
供給電源
消費電流
対応バススロット
カードサイズ
I/Oコネクタ
使用条件
仕 様
2チャンネル
EIA-574規格準拠
非絶縁
MAX3245E相当品
CD,CI,CS,DR,RD
ER,RS,SD
調歩同期
19.2kbps/28.8kbps/48kbps/50kbps/64kbpsの5系列
12.288MHz/14.7456MHz/32MHz
1Mbps
弊社オリジナル通信コントローラ
送信用1024バイト(各チャンネル)
受信用1024バイト(各チャンネル)
・フロー制御
・送信レディ
・モデムステータス(CD,CI,DR,CS)
・ラインステータス(オーバーラン,パリティ,フレーミング,ブレーク)
・受信タイムアウト,受信データレディ
・インターバルタイマ割り込み
15m(アダプタケーブル長を含む)
1スロット
32バイト×2
DC+3.3V(±0.3V)
DC+3.3V 0.15A(TYP)
PC Card Standard 準拠CardBus
PCMCIA/JEITA Type II
CH1,CH2:D-sub 9ピンコネクタ(付属ケーブル接続)
周囲温度:0℃∼50℃,湿度:20%∼90%(非結露)
−5−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
3.2 電気特性
3.2.1 RS-232C 絶対最大定格
項 目
MIN
MAX
入力電圧
−25V
+25V
3.2.2 RS-232C DC仕様
項 目
MIN
TYP
MAX
出力電圧(3kΩ負荷時)
入力しきい値(Low)
入力しきい値(High)
±5V
+0.6V
−
±5.4V
+1.2V
+1.5V
−
−
+2.4V
3.2.3 RS-232C サージ保護電圧
項 目
MIN
MAX
条 件
サージ保護電圧
−15kV
−8kV
−15kV
+15kV
+8kV
+15kV
ヒューマンボディモデル
接触放電
エアギャップ放電
Interface Corporation
−6−
CBI-466120WA Ver. 1.1
3.3 回路構成図
割り込み
回路
CH2
インターバル
タイマ回路
RS-232C
トランシーバ
PC カードコネクタ
CardBus
ブリッジ回路,
制御回路
CH1
RS-232C
トランシーバ
通信コントローラ
CardBus
基準クロック
12.288MHz
14.7456MHz
32MHz
3.4 送受信回路の概要
CBI-466120WAの送受信回路を下図に示します。内部基準クロック用に12.288MHz,14.7456MHz,
32MHzの3つのオシレータが用意されています。
CH1
ビットレート
32MHz
受信
回路
RD
送信
回路
SD
受信
回路
RD
送信
回路
SD
ジェネレータ
基準クロック
分周器
選択器
1∼65535
BRG
出力信号
14.7456MHz
CH2
12.288MHz
ビットレート
ジェネレータ
基準クロック
分周器
選択器
1∼65535
BRG
出力信号
内部基準クロックは各チャンネルで独立して選択できます。
各チャンネルに用意されたビットレートジ
ェネレータ(BRG)により、各チャンネルでビットレートを設定できます。
ビットレートジェネレータには分周器を内蔵しており、分周値は1∼65535の整数を設定できます。
−7−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
3.5 ビットレートの設定
3.5.1 最適分周値の計算方法
次の式は、通信ビットレート(BitRate)、基準クロック(BaseClk)、ビットレートジェネレータ分周
値(Divisor)の関係を示すものです。
Divisor =
BaseClk
BitRate × 16
・ Divisor:ビットレートジェネレータ分周値 1≦Divisor≦65535の整数
・ BaseClk:基準クロック(12.288MHz,14.7456MHz,32MHz)
・ BitRate:ビットレート(bps)
例)64kbpsでの通信を行う時は、BaseClk=12.288MHzを使用します。分周値は次式より12が得られ
ます。
Divisor =
12.288MHz
(64kbps×16)
=12
3.5.2 通信速度(ビットレート)
通信速度の例を以下に示します。下記一覧は設定できる値の一部です。
実際の通信速度は使用環境やケーブル長,接続相手により影響を受けます。
本製品は調歩同期通信のみサポートしています。
ビットレートジェネレータ
基準クロック(MHz)
分周値
32
14.7456
12.288
Interface Corporation
1
2
4
8
20
65535
1
2
3
6
12
65535
1
2
3
6
12
65535
通信速度(kbps)
−
1000
500
250
100
0.030518
921.6
460.8
307.2
153.6
76.8
0.0140627
768
384
256
128
64
0.0117189
−8−
CBI-466120WA Ver. 1.1
3.6 割り込み機能
本製品は、下記の条件でコンピュータへ割り込みを発生させることができます。
・CS信号変化(ON→OFF時)
・RS信号変化(ON→OFF時)
・Xoffキャラクタもしくは、スペシャルキャラクタ受信(Xoff/スペシャルキャラクタ割り込み)
・TXホールディングレジスタ、TXシフトレジスタ エンプティ
TX側がデータ転送を完了し、アイドル状態にあり、転送中のデータがない時
・モデムステータス信号状態変化(CD,CI,DR,CS)
・エラー発生時(オーバーランエラー,パリティエラー,フレーミングエラー,ブレーク受信)
・送信バッファレディ時
FIFO無効、TXホールディングレジスタ エンプティ時
FIFO有効、送信側FIFOカウントがTXトリガレベル以下になった時
・受信データレディ
受信レジスタ内に読み込み待ちデータがある時に、タイムアウトが発生した時
FIFO無効、受信レジスタ内に読み込み待ちデータがある時
FIFO有効、RXトリガレベルに達した時
・インターバルタイマ
3.6.1 インターバルタイマ割り込み
インターバルタイマ機能はコンピュータへの割り込み要求信号として使用できます。
タイマ周期は次の通り設定されます。
タイマ周期 = RATE × CLK
RATE:1∼15
CLK:10μs,100μs,1ms,10ms,100ms
(CLKは、タイマ周期の基準クロック)
このタイマは設定を行うとすぐにカウントが開始されます。また、停止命令が発行されるまでカウント
を繰り返します。
! ソフトウェアGPC-4161,GPF-4161の仕様では、インターバルタイマをサポートしていません。
−9−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
第4章 外部接続
回路図中の部品はすべて相当品を使用しています。
本製品を外部機器と接続して動作させる場合には、次の点にご注意ください。
! 他の機器類と接続する場合、出力信号同士を衝突させないようにケーブルの配線にはご注
意ください。故障,発熱の原因になります。
! ノイズなどが多い悪環境下で本製品を使用する場合、本製品と外部機器との接続に、ツイ
ストペア線(シールド付)などの耐環境性の良いケーブルをご使用ください。
4.1 RS-232Cインタフェース(CH1,CH2)
MAX3245E(MAXIM)相当品 <CH1,CH2>
SD,ER,RS
RD,DR,CS,CI,CD
サージアブソーバ内蔵
! CH1,CH2にRS-232C以外の規格の信号を接続しないでください。
! −25V以下,+25V以上の電圧を入出力端子に印加すると故障する恐れがあります。
! 未使用の入力ライン(CS,DR,CI,CD)がある場合、SGと接続してください。
Interface Corporation
−10−
CBI-466120WA Ver. 1.1
4.2 接続例
接続を行う装置にケーブルの接続方法の指示がある場合には、その指示に従ってください。
未使用の入力信号(CS,DR,CD,CI)をオープン状態にしていると他の信号の影響を受け易くなり
ます。したがって、オープン状態にならないように必ず接続してください。接続先がなければ、SGと
接続してください。
◆モデムとの接続例(ストレートケーブル)
本製品
モデム(D-sub 25 ピン)
信号名
CD
信号名
SD
ピン番号
2
RD
SD
RD
RS
3
4
ER
CS
5
SG
DR
6
DR
RS
CS
CI
SG
CD
ER
CI
7
8
20
22
◆他のボードとの接続例(クロスケーブル)
本製品
信号名
RD
他のボード(D-sub 9 ピン)
信号名
RD
ピン番号
2
SD
SD
3
ER
SG
ER
SG
4
5
DR
DR
6
RS
RS
7
CS
CS
8
4.3 半二重通信
本製品には半二重モデムを制御するための機能があります。
信号制御と送信データのディレイ時間(セットアップ時間,ホールド時間)を設定することができます。
RS
CS
SD
セットアップ時間
ホールド時間
セットアップ時間:CS信号がONになってからデータを出し始めるまでのディレイ時間
ホールド時間:データを出し終えてからRS信号をOFFにするまでのディレイ時間
−11−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
4.4 モニタ機能
モニタ機能は、2つの通信機器の間にCBI-466120WAを中継することにより、データや制御信号を監
視することができる機能です。通信機器間の結線により、モニタできる制御信号が異なります。
モデム←→シリアルポート間のような、全ピンストレート結線のモニタはできません。
4.4.1 RS/CS接続
モニタできる信号はRD,DR,CSです。RS/CSがクロス結線されている時に使用します。
通信機器 1
SD
3
RD
2
ER
4
DR
6
RS
7
CS
8
CD
1
CI
9
CBI-466120WA
CH1
CH2
3
3
2
2
4
4
6
6
7
7
8
8
1
1
9
9
通信機器 2
SD
3
RD
2
ER
4
DR
6
RS
7
CS
8
CD
1
CI
9
4.4.2 RS/CD接続
モニタできる信号はRS,DR,CDです。RS/CDクロス結線されている時に使用します。
通信機器 1
SD
3
RD
2
ER
4
DR
6
RS
7
CS
8
CD
1
CI
9
Interface Corporation
CBI-466120WA
CH1
CH2
3
3
2
2
4
4
6
6
7
7
8
8
1
1
9
9
−12−
通信機器 2
SD
3
RD
2
ER
4
DR
6
RS
7
CS
8
CD
1
CI
9
CBI-466120WA Ver. 1.1
第5章 セットアップ
5.1 システムへの実装
本製品をシステムに実装する際には、システム本体の取扱説明書(PCカードスロットに関するページ)
も併せてご覧ください。
! 本製品を取り付ける前に、必ず金属に触れて身体の静電気を取り除いてください。
①システム本体の電源がOFFになっていることを確認します。(本製品は「活線挿抜」に対応してい
ます。システムの電源をONにした状態で本製品を差し込むことができます。)
②システムのPCカードスロットに本製品を挿入します。
以上で、システムへの実装は完了です。
! システムに本製品を挿入するときは向きにご注意ください。向きを間違えると本製品や
システムを破損する恐れがあります。
5.2 オプションソフトウェアの使用について
オプションソフトウェアのインストール方法については、
各ソフトウェアのオンラインヘルプを参照し
てください。
5.3 システムからの取り外し
システムからPCカードを取り外す方法は、システムによって異なりますので、システム本体の取扱説
明書(PCカードスロットに関するページ)をご覧ください。
! 本製品を取り外す前に、必ず金属に触れて身体の静電気を取り除いてください。
! 外部機器にアクセスしている時に本製品を外さないでください。システムが正常に動作しなく
なる恐れがあります。
−13−
Interface Corporation
CBI-466120WA Ver. 1.1
5.4 本製品を複数枚使用する場合
本製品を1システムに複数枚挿して使用する場合、PCカード識別用の番号をソフトウェアによって、
PCカード内のROMに書き込む必要があります。
ドライバソフトウェアをインストール後、コントロールパネル内の「Interface CardBus ID Utility」
で、PCカード識別番号をPCカード内のROMに書き込みます。
詳細は各ソフトウェアのオンラインヘルプを参照してください。
※ ソフトウェアについては最新版をダウンロードしてご使用ください。
※ 設定したPCカード識別番号は、PCカード外観から確認できるようにそれぞれのPCカードに記入し
てください。(製品付属の色シールに油性ペンなどで記入し、PCカードに貼付することをお勧めし
ます。)
<例>識別番号“0”の場合
色シール
0
本製品 裏面
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−14−
CBI-466120WA Ver. 1.1
第6章 用語説明
6.1 用語一覧
用語名
FIFO
RS-232C
基準クロック
シリアル通信
スペース
調歩同期
半二重
ビットレート
標準COMポート
フロー制御
マーク
意 味
first-in first-outの略。先入れ先出しの意。
格納したデータを、古く格納した順に取り出すようにする方式で、
新しく格納されたデータが最後に取り出される。
現在、一番普及しているシリアル通信用の規格。
元々はデータ端末装置(コンピュータなど)とモデムとの間を接続
するためのインタフェースだが、現在ではコンピュータ同士はもち
ろんのこと、コンピュータと様々な機器を接続するための一般的な
規格となっている。
接続形態は1:1であり、分岐したり、複数台の機器を接続すること
はできない。
最大通信可能距離は約15mまで。
データ通信時の基準となるクロック。
ビットレートは基準クロックを分周することで生成されるため、基
準クロックによりビットレートは制限される。
1つの経路でデータを1ビットずつ順に伝送する通信方法。
コンピュータ本体と周辺機器を接続するのに使われるRS-232Cは
シリアル通信規格。
論理“0”の意味。
RS-232Cではデータ線の信号レベルが+3V以上の時にスペース状
態となる。
コンピュータと通信機器間などに使用される一般的な通信プロト
コル。
送信データ(5ビット∼8ビット)ごとにスタート・ビット,ストッ
プ・ビット,パリティ・ビットを付加し、信号の同期を取る通信方
式。
非同期信号とも呼ぶ。
一つの伝送路を用いて送信と受信を切り替えながら行う通信方法。
2点間で行うデータ通信においては、どちらか一方が送信している
時はもう一方は受信しかできないため、定期的に通信の向きを切り
替えて送信/受信を行う。
1秒間に送受信可能なビット数で、通信速度を示す。単位はビット
/秒(bps)。ボーレートと呼ばれる場合もある。
コンピュータに標準的についているコネクタのひとつ。RS-232規
格に準拠したシリアルインターフェース対応の周辺機器を接続す
るためにあるCOMポート。
データ通信において、送信/受信デバイス間で送信の停止/再開な
どの管理を行うこと。
フロー制御の方法には、RS/CS信号を用いるハードウェアフロー
制御と、Xon/Xoffデータコマンドを用いるソフトウェアフロー制
御の2種類がある。
論理“1”の意味。
RS-232Cではデータ線の信号レベルが−3V以下の時にマーク状態
となる。
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第7章 安全にお使いいただくために
! 危険
●引火性ガス等の近くで使用しないでください。
7.1 設置環境条件
本製品は下記の環境でご使用ください。その他の環境で使用された場合、誤動作または故障や発熱する
恐れがあります。
周囲温度
0℃∼50℃
湿度(非結露)
20%∼90%
浮遊塵埃
特にひどくないこと
腐食性ガス
ないこと
ノイズ
モータなどの動力源、およびその配線が近くにないこと
供給電源
CardBus電源仕様(DC+3.3V(±0.3V))
7.2 点検
本製品を正しく安全に使用していただくためにも、定期的に点検を行ってください。
項 目
ケーブル接続
コネクタ接触部
内 容
カードのコネクタとケーブルが正しく接続されていること。
汚れ,腐食などがないこと。
7.3 保管
本製品を保管する際は、購入したときと同様に保管してください。
①本製品をPCカードケースに入れます。
②梱包材で①を包み込み、パッケージ(箱)に入れます。
③直射日光と湿気を避けて、常温で保管します。
7.4 注意事項
下記の注意を厳守してください。ケガや故障,誤動作の原因となります。
! 本製品を改造しないでください。(改造した場合の誤動作については、弊社は一切の責任
を負いません。)
! 衝撃,振動,磁気や静電気の加わる場所での保管や、使用は行わないでください。
! 2スロット以上のType IIのPCカードスロットの場合、ケーブルの形状により、使用した
PCカードスロットのすぐ上のスロットには、ケーブルを使用するPCカードを使用できな
い場合があります。
! 本製品とケーブルがつながった状態で、本製品の抜き差しを行わないでください。本製品
およびケーブルのコネクタ部を破損する恐れがあります。
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CBI-466120WA Ver. 1.1
! 付属ケーブルはカード接続部から10cm程度水平に保ち、ストレスがかかっても動かない
ように固定してください。付属ケーブルを固定しない状態で、10N(約1kgf)以上の荷重
がコネクタ接続部分に加わると、コネクタ部分が破損する恐れがあります。
本製品
付属ケーブル
固定
10cm 程度
コンピュータ筐体
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CBI-466120WA Ver. 1.1
第8章 困ったときには
8.1 困ったときのチェックポイント
症 状
チェック項目
処 理
正常に通信ができない。
本製品,ケーブルは正しく接続さ
れていますか?
複数枚使用時、CardBus IDの設
定値が重複していませんか?
ピン番号を間違って接続してい
ませんか?
ストレートケーブルとクロスケ
ーブルを間違えていませんか?
本製品,ケーブルを正しく接続してく
ださい。
CardBus IDの設定値を重複しないよ
うに設定してください。
ピン番号を正しく接続してください。
COM番号とチャンネル番号の対
応は正しいでしょうか?
スタンバイモードから復
帰後に動作しなくなった
(入出力できなくなっ
た)。
本製品が、コンピュータに
認識されない。
Interface Corporation
送信側と受信側の通信パラメー
タ値(ビットレート,データ長
等)は同一ですか?
本製品のコネクタとコンピュー
タ本体の標準通信ポートで通信
を行う場合、本体の通信ポートが
使用可能な状態になっています
か?
電源容量が不足していません
か?
システムスタンバイおよびシス
テム休止のタイマ設定が有効と
なっていませんか?
シリアルポート同士を接続する場合
には、クロスケーブルで接続してくだ
さい。
本製品とモデム等を接続する場合に
は、ストレートケーブルで接続してく
ださい。
COM番号とチャンネル番号をご確認
ください。
送信側と受信側の通信パラメータ値
を同一に設定してください。
BIOS設定で、通信ポートを使用可能
に設定してください。詳細に関して
は、コンピュータ本体のマニュアルを
ご覧ください。
電源容量の適切なものをご使用くだ
さい。
システムスタンバイおよびシステム
休止のタイマ設定が有効となってい
る場合には、「なし」へ変更してくだ
さい。
弊社Web siteから『PCIデバイス表示ツール』をダウンロードしてご確認
ください。
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− INDEX −
D
タイマカウンタ ...........................................3
調歩同期 ........................................... 5, 8, 15
通信コントローラ .......................................3
通信速度 ....................................... 3, 5, 8, 15
通信パラメータ値 .....................................18
ディレイ時間...................................... 11, 12
同期方式 ......................................................5
D-sub 9ピンコネクタ .............................4, 5
F
FIFO................................................. 3, 9, 15
R
RS-232C................................. 3, 5, 6, 10, 15
あ
は
インターバルタイマ................................3, 9
か
半二重............................................. 3, 11, 15
非絶縁..........................................................5
ビットレート.......................... 3, 5, 8, 15, 18
ビットレートジェネレータ................ 3, 7, 8
標準COMポート .................................. 3, 15
ピンアサインメント....................................4
フロー制御........................................ 3, 5, 15
分周値................................................. 3, 7, 8
ボーレート.................................................15
基準クロック............................ 3, 5, 8, 9, 15
供給電源 ................................................5, 16
クロスケーブル.................................. 11, 18
さ
サージ保護...............................................3, 6
自動フロー...................................................3
消費電流 ......................................................5
シリアル通信.........................................3, 15
ストレートケーブル........................... 11, 18
スペース ....................................................15
送受信バッファメモリ................................5
ま
マーク........................................................15
モデム..................................... 3, 5, 9, 11, 18
た
わ
対応バススロット .......................................5
割り込み機能...............................................5
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弊社製品Q&A
Q&A集、用語解説や最新情報を弊社Web siteで公開中
www.interface.co.jp
株式会社インタフェース
(FAX:0120-621553)
技術お問い合わせ用紙
(コピーしてお使いください。)
お 客 様
ご芳名
フリガナ
TEL( ) − 内線( )
FAX( ) −
様
E-mail
会社名
住所(〒 ) ※ビル名もご記入ください。
所属
役職
ビル名:
型 式
内 容
□ボード設定,□外部接続方法,□ソフトウェア使用方法
□その他( )
お 問 い 合 わ せ 内 容
使用環境
コンピュータ型式 (メーカー名: )
拡張ユニット型式 (未使用・使用[ ])
O S
別紙 □無 □有
ISD-6121-02
Ver
バス方式
開発言語
CardBus・CompactPCIバス・
PCIバス・ISAバス・Cバス
Ver
修理依頼書
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(株)インタフェース記入欄
(有・無)償受付
株式会社インタフェース
営業支援センタ 行 年 月 日
(FAX 082-262-1552) Web site:http://www.interface.co.jp
太枠内をご記入の上、修理品と共にお送りください。
販 売 店
お 客 様 ご 記 入 欄
お 客 様
会社名
所属
フリガナ
ご芳名
役職
TEL:( ) − 内線( )
FAX:( ) −
E-mail:
住所(〒 )
会社名
所属
フリガナ
ご芳名
役職
TEL:( ) − 内線( )
FAX:( ) −
E-mail:
住所(〒 )
修理品返却先
保 証
(○で囲んでください。)
(○で囲んでください。)
修理費用ご請求先
お客様 ・ 販売店様
お客様 ・ 販売店様
□有(№ ) □無(ご購入日 年 月 日)
販売店様のお支払い方法
締日: 日・支払日: 日
お客様(ユーザ様)のお支払い方法 □代引処理 □銀行振込(振込確認後修理品を返却させて頂きます)
修理依頼型式
シリアル番号
使 用 環 境
コンピュータ型式
(メーカー名: )
拡張ユニット型式 (未使用・使用[ ])
O S
Ver
バス方式
開発言語
CompactPCIバス・PCIバス・
ISAバス・Cバス・CardBus
Ver
お手数ですが、故障の現象を詳しくご記入ください。 別紙 □無 □有
現 象
ISD-6123-02
ご記入ありがとうございました。
サポート体制
●製品に関するお問い合わせは、下記窓口へお願いします。
オンラインQA
お客様相談センタ
http://www.interface.co.jp/support/
TEL 0120-447213(月∼金 AM9:00∼PM5:00迄)
FAX 0120-458257
E-mail [email protected]
●ご購入前の評価用として貸出サービスを行っておりますので、ご利用ください。
お申し込み方法は、弊社Web siteのサポート→貸出サービスをご参照ください。
修理・メンテナンス体制
●故障している場合は、下記の手順で修理をご依頼ください。
故障かどうか不明な場合は、営業支援センタにご相談ください。
1) Web siteのオンライン修理依頼、もしくはFAXにて修理をお申し込みください。
FAXの場合は「修理依頼書」に必要事項をご記入の上、営業支援センタへFAXしてください。
2) 修理品を 株式会社インタフェース 大分事業所 修理受付係 へ送付してください。
(送料はお客様のご負担となります。)
3) 修理品が届き次第、弊社からご連絡いたします。
故障状況によっては修理不能で返却させていただく場合もございますので、ご了承ください。
〒873-0231 大分県東国東郡安岐町下原1428
修理品送付先
株式会社インタフェース 大分事業所 修理受付係
修理についての
営業支援センタ TEL(082)262-1630(月∼金 AM9:00∼PM5:00迄)
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