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ドーピング防止 ガイドブック
薬剤 師の ため の ドーピング防止 ガイドブック 2011 年版 (社)日本薬剤師会 (社)山口県薬剤師会 (公財)日本体育協会(アンチドーピング部会ドーピングデータベース作業班) 序 ドーピングは、公正さを基本とするスポーツ競技において重大なルール違反であるというだけでな く、選手の健康自体にも影響を及ぼす可能性のある危険な行為です。また、医薬品の適正使用とい う観点からもドーピングは見過ごせるものではありません。医薬品の供給を担う薬剤師として、ドーピ ング防止活動への貢献は非常に重要であると考えております。 その一方で、ドーピング目的で禁止物質を使用するつもりがなくても、市販のかぜ薬などを服用し ただけでドーピング陽性になることがありえます。例えば、興奮薬として禁止されるメチルエフェドリン を含むかぜ薬は数多く販売されております。スポーツドクター等の支援が十分受けられない選手の 中には、自分でこのような製品を購入し、ドーピングを意図せずに使用してしまうことがあるかもしれ ません。このような「うっかりドーピング」を最も有効に防止することができるのは薬剤師です。 静岡国体における静岡県薬剤師会の活動を受けて開始した、日本薬剤師会のドーピング防止活 動も今年で 8 年目に入りました。この間、埼玉国体・岡山国体・兵庫国体・秋田国体・大分国体・新 潟国体・千葉国体においては、地元薬剤師会と薬剤師の先生方のご尽力の結果、関係団体からも 高い評価を頂き、ドーピング防止活動における薬剤師の存在感は確実に増しております。そして、こ の活動は本年の国体開催県である山口県にも引き継がれ、薬剤師の新職能として更なる浸透を図 れるものと期待しております。 (公財)日本アンチ・ドーピング機構が立ち上げ、本会も協力する「公認スポーツファーマシスト認 定制度」の第一期生が、昨年 4 月に約 800 名認定されました。本制度に対しては、スポーツ界及び 広く一般からも大きな期待が寄せられているところです。また、本制度に対する薬剤師自身の関心も 非常に高く、第二期生の定員を 2,200 名に増員し募集を行ったところ、初年度と同様、大きな反響が 寄せられました。来年度も本制度のさらなる発展を目指して、本会も引き続き積極的な協力を行って いく所存です。 昨年は、世界ドーピング防止機構(WADA)と国際製薬団体連合会(IFPMA)が、開発段階でドー ピングに悪用されるおそれのある新薬を特定したり、検査方法の早期確立を進める等のスポーツに おけるドーピング防止活動の分野で協力することが発表されました。いまやドーピング防止活動は、 一競技者の問題だけではなく、国際社会全体が一丸となって取り組むべき課題として捉えられてい ます。薬剤師は医薬品の専門家として、これまでも薬物乱用防止活動やドーピング防止啓発活動を 行ってきましたが、このような情勢の中で、薬剤師の担う役割及びその存在は、今後ますます必要不 可欠なものになると考えられます。 本書「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック」は、ドーピング防止活動の一貫として、日本体 育協会アンチドーピング部会ドーピングデータベース作業班から提供頂いた情報に基づいて、平成 16 年より作成しており、薬剤師のドーピング防止活動の参考書として多くの方からご高評を頂いてお ります。本書が、薬局をはじめとする幅広い場所で大いに活用され、スポーツをしている多くの方々 の薬の適正使用に貢献することを願っております。 最後になりましたが、本書の作成作業に格別のご協力を賜りました、日本薬剤師会ドーピング防 止に関する特別委員会委員諸氏並びに快く情報をご提供下さった日本体育協会アンチドーピング 部会ドーピングデータベース作業班の方々に、心より御礼申し上げます。また、作業にあたりご協力 頂きました、日本体育協会、山口県薬剤師会、おいでませ!山口国体・山口大会実行委員会、山口 県体育協会、千葉県薬剤師会の皆様にも厚く御礼申し上げます。 2011 年 4 月 日本薬剤師会 会 長 児玉 孝 発刊によせて 「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック」は今年で第 8 版となります。 ガイドブックは毎年改定される WADA 禁止表に沿って記載されており、第 8 版は 2011 年 1 月に発効 した WADA の禁止表に準拠した内容です。 WADA 禁止表の各分類に記載されている内容は、一見これまでに比べて大きな変更は無いようにみ られますが、今年から新たに「S0.未承認物質」という分類が加わりました。 その内容は「禁止表の以下のどのセクションにも対応せず、人体への治療目的使用が現在どの政府 規制保健医療当局でも承認されていない薬物は常に禁止される。」というもので、一つにはインターネット 上の仮想薬局などを経由して根強く流通しているデザイナーステロイドやスマートドラッグなどの非合法 薬物を網羅的かつタイムリーに規制する意図があり、もう一つの側面には、ボラステロン、デヒドロクロロメ チルテストステロン、ヒト臓器由来ペプチドホルモンのように、かつてはホルモン剤として開発されながらも 承認に至らなかったか、あるいは一旦承認された後に発売が中止されたにもかかわらず、ドーピング検査 で検出されにくいという理由で、発売中止後も密かに使用され続けられている不正・不良医薬品を網羅 的に規制する意図があるとおもわれます。それら未承認医薬品の使用は医学倫理上も容認できないもの で、一部の外国製サプリメントの中には、栄養補助食品として販売されながら、S0 項に分類されるような 薬理作用を持つ成分を含む製品も見つかっているため、スポーツファーマシストの方々にも慎重にご確 認いただきたいと思います。 最新の禁止表の原文と邦文は公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のホームページで 提供され、参照することができるので、是非ご確認ください。 当然のことながら、S0 分類の物質は医学目的薬物使用の申告(TUE)を行っても承認されません。 本ガイドラインは、日本でもっとも長い経験を持つ日本体育協会アンチ・ドーピング部会の経験を活か し、薬剤師会が、その情報収集能力を駆使して 2011 年版禁止表に対応する最新の情報を日本語で提 供するものです。 これを機会に多くの薬剤師の方々に本書をご利用いただき,スポーツ界と一致団結して、すべてのレ ベルにおけるアンチ・ドーピング活動の推進と、スポーツの健全な発展にご協力いただけますようよろしく お願い申し上げます。 (公財)日本体育協会 アンチ・ドーピング部会 ドーピングデータベース作業班 班長 植木 眞琴 目 次 1.本書について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.2011 年 WADA 禁止表掲載のドーピング禁止薬物の作用と禁止医薬品例 3.2011 年 WADA 禁止表の主要な変更点 ・・・・・・・・・・・・4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 4.特に気をつけたい一般用医薬品(OTC 医薬品)と健康食品・サプリメント ・・・・・・・・・・・・・・23 5.使用可能薬リスト/一般用医薬品(OTC 医薬品):OTC DRUGS (1)解熱鎮痛薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 (2)解熱鎮痛薬【坐剤】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 (3)総合感冒薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 (4)総合感冒薬【外用】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 (5)鎮咳・去痰薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 (6)鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 (7)胃腸薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 (8)消化薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 (9)便秘治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 (10)整腸薬・下痢止め ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 (11)アレルギー用薬(鼻炎内服薬を含む) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 (12)点鼻薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 (13)吐き気・乗り物酔い予防薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 (14)催眠・鎮静薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 (15)鉄欠乏性貧血用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 (16)痔疾用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 (17)女性用薬(膣カンジダ関連薬) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 (18)目薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 (19)うがい薬・口腔内殺菌薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 (20)皮膚外用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 6.使用可能薬リスト/医療用医薬品:ETHICAL DRUGS (1)解熱・鎮痛・抗炎症薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 (2)中枢性筋弛緩薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 (3)酵素製剤(消炎・繊維素溶解) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 (4)鎮咳・去痰薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 (5)気管支拡張・喘息治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 (6)アレルギー治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 (7)抗めまい薬(乗り物酔い予防) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 (8)胃腸薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 (9)総合消化酵素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 (10)便秘治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 (11)止痢・整腸薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 (12)頻尿・過活動膀胱治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 (13)肝疾患治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 (14)高脂血症用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 (15)血圧降下薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51 (16)抗狭心薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52 (17)催眠・鎮静・抗不安薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52 (18)抗精神病薬(悪心・嘔吐) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 (19)抗うつ薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 (20)抗てんかん薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 (21)自律神経系作用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 (22)鉄欠乏性貧血薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 (23)痛風・高尿酸血症治療薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 (24)糖尿病用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 (25)抗菌薬・抗生物質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 (26)化学療法剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 (27)抗真菌薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 (28)抗ウイルス薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58 (29)ワクチン(保険適用外) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58 (30)経口避妊薬(保険適用外) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58 (31)卵胞、黄体、混合ホルモン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 (32)痔疾用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 (33)耳鼻咽喉科用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 (34)眼科用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 (35)口腔用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 (36)皮膚外用薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 (37)消毒薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 7.ドーピング検査 Q&A(日本アンチ・ドーピング機構作成) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 8.治療目的使用に係る除外措置(TUE)(日本アンチ・ドーピング機構作成) ・・・・・・・・・・・・・・・・67 9.参考:JADA TUE 申請書様式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69 10.よくある質問(医薬品の使用可否検索の手順について) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75 11.WADA ドーピング・クイズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77 12.薬剤師会ドーピング防止ホットライン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84 ドーピング禁止薬に関する問合せ用紙(薬剤師会ホットライン用) 13.おいでませ!山口国体・山口大会ホットラインサービス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・86 購入医薬品等記載シート おいでませ!山口国体・山口大会ドーピング防止活動に関するアンケート 14.索引(使用可能薬リスト掲載医薬品の一覧表(50 音順)) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 1. 本書について 1. 作成の経緯 2003 年静岡県で開催された「NEW!!わかふじ国体」から国体におけるドーピング検査が初めて行なわれまし た。ドーピングとは競技能力を高めるために薬物などを使用することで、健全なスポーツの発展を妨げる「ず る」くて「危険」な行為です。その一方で、故意に使用した訳ではなく、不注意のうっかりミスで検査にひっかかっ てしまう場合もあります。市販されている風邪薬や胃腸薬などには禁止物質を含むものが少なくなく、「風邪気 味だから」「胃が痛いから」などと安易に使用してドーピング違反と判断され、その結果、重い罰則が科せられ てしまうことがあります。 このような『うっかりドーピング』を防ぐため、(社)静岡県薬剤師会は、2003 年に『薬局におけるアンチ・ドーピ ングガイドブック』を作成し、ドーピング防止活動を行ないました。翌年、(社)日本薬剤師会は「アンチ・ドーピン グに関する特別委員会」を設置し、2004 年「彩の国まごころ国体」、2005 年「晴れの国おかやま国体」、2006 年 「のじぎく兵庫国体」、2007 年「秋田わか杉国体」、2008 年「チャレンジ!おおいた国体」、2009 年「トキめき新潟 国体」、2010 年「ゆめ半島千葉国体」、そして 2011 年「おいでませ!山口国体」をモデル事業と位置付け、「薬 剤師のためのドーピング防止ガイドブック」を毎年作成し、今回、2011 年版が出来上がりました。 2. 2011 年禁止表について 国際レベルのあらゆるスポーツにおけるドーピング行為は 1999 年に設立された世界ドーピング防止機構 (WADA)が監視しています。2004 年 1 月 1 日、これまでのオリンピックムーブメントドーピング防止規程 (OMADC)に代わり、スポーツ界の統一規則として、WADA が世界ドーピング防止規程(WADA code)を発効し、 2009 年 1 月 1 日に改訂し、禁止される薬物は、この国際基準の禁止表が利用されています。 禁止表は、毎年改訂され「おいでませ!山口国体」では 2010 年 9 月にすでに公開され、2011 年 1 月 1 日に 発効した禁止表が適用されます。 新しい禁止表は、S4.ホルモン拮抗薬と調節薬、S7.麻薬、以外は変更がありましたが、主なポイントを下記に 示します。なお、2010 年禁止表との違いは JADA のホームページ http://www.playtruejapan.org/downloads/prohabited_list/2011_ProhibitedList_JP.pdf に掲載(本書 17 ペー ジ)されています。 ●2011 年禁止表改訂に伴う留意すべき主なポイント 1. 「S0.未承認物質」が追記され、現在開発段階の薬物あるいは現在ヒトへの使用が許可されていない薬物 の乱用の問題に対処しました。 2. 「使用の申告」が削除され吸入サルブタモールとサルメテロール、血小板由来製剤の筋肉以外への投与、 糖質コルチコイドの局所注射と吸入、が「使用の申告」が不要になりました。 3. 「M2.化学的・物理的操作」に「血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置は禁止され る」が追記され、明確になりました。 4. デスモプレシンが隠蔽薬に追加されました。 5. 興奮薬のメチルヘキサンアミン(ゼラニウム油、あるいは、ゼラニウム根エキスと呼ばれ、現在栄養サプリ メントとして販売されていることがある)が特定物質に変更になりました。 ○治療目的使用の適用措置(TUE)の提出について 禁止物質であっても治療目的であれば、所定の手続きによって使用が認められることもあります(「治療目的 使用の適用措置(TUE)」)。手続きの詳細は、本書 67 ページの「治療目的使用に係る除外措置」(あるいは、日 本アンチ・ドーピング機構(JADA)作成「医師のための TUE 申請ガイドブック」、「ドーピング防止のための選手必 携書」)をご参照下さい。 3. 本書の使い方 「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック」には、「使用可能薬リスト(一般用医薬品 20 薬効群)」、「使用 可能薬リスト(医療用医薬品 37 薬効群)」だけでなく、「2011 年 WADA 禁止表掲載のドーピング禁止物質の作 用と禁止医薬品例」、「特に気をつけたい一般用医薬品(OTC 医薬品)と健康食品・サプリメント」、「ドーピング -1- 検査 Q&A」、「治療目的使用に係る除外措置(TUE)」、「国体ホットラインサービスについて」などを掲載し薬局 店頭において常時使用できるようにしました。 医薬品が使用可能であるかを判断する場合には、まず、索引にて成分名や販売名を探します。 ○索引の一覧表に掲載がある場合 まず、該当ページの一般用医薬品、または医療用医薬品の「はじめに」を読みます。次に、薬効群別に掲 載してある四角に囲まれた(注意)を読み、<使用可能薬例>の表の中から成分名や販売名を確認します。 ○索引の一覧表に掲載がない場合 「索引に掲載されていないから使用可能薬ではない」という訳ではありません。すべての使用可能薬を掲 載しているのではないので、まず、禁止物質に該当しないかを禁止表にて確認し、該当しない、もしくはわか らない場合は、最寄りの薬剤師会ホットラインにご確認ください。使用可能の可否に迷ったり、不明な点があ る場合も、決して、安易な判断はしないでください。 なお、本書 4 ページから 25 ページまで(黄色い紙のページ)は、2011 年WADA禁止表と禁止医薬品の例、特 に気をつけたい一般用医薬品(禁止薬物を含む製品)などが掲載されております。この部分には禁止医薬品 が多く掲載されておりますので、間違えないように特にご注意下さい!! 4. 最後に ドーピングは医薬品集等に掲載されている薬効ではなく、いわゆる薬の裏の作用を期待し、また、毎年禁止 表は発効されるため、とてもわかりにくくなっています。しかし、「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック」 は「使用可能薬を探す」ことを目的に、販売名と薬効別の販売上の注意を記載してあり、薬剤師としての利用 価値は高くなっています。薬局等における薬剤師の先生方は、このガイドブックを利用し、日頃の業務の一環と して『うっかりドーピング』の防止に取り組むことができます。 昨年、はじめて公認スポーツファーマシストが認定されました。その知識も学び、国体などにおけるドーピン グ防止活動を、これまでのような安全使用の確保とは視点を異にした活動として、スポーツ界はもとより、一般 社会に対しても薬剤師の新職能として貢献していただければと期待します。 ドーピング防止に関する特別委員会 委員 大石順子 文献 1) 2) 3) 4) The World Anti-Doping Agency : The World Anti-Doping Code Ver2009 The World Anti-Doping Agency : The 2011 Prohibited List 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構:日本ドーピング防止規程(2009 Version2.0) アンチ・ドーピング活動と薬剤師, 日本薬剤師会雑誌, 56, 959-961(2004) -2- 2. 2011 年 WADA 禁止表掲載のドーピング禁止薬物の作用と禁止医薬品例 WADA 禁止表では、大会中に実施する「競技会検査」および不定期に実施する「競技会外検査」の対象とな る物質を 2 つに分類し、さらに「禁止物質」、「禁止方法」、「特定競技において禁止の対象となる物質」について、 具体的かつ詳細に規定している。競技会検査ではすべての禁止物質、禁止方法が対象である。この他にも禁 止物質ではないが、濫用の動向を把握する目的で調査対象とする薬物を「監視プログラム」として定めている。 2011 年禁止表では、全ての禁止物質は、蛋白同化薬及びホルモンの各分類、並びに禁止表に明示された 興奮薬、及びホルモン拮抗薬及び調節薬の一部を除き、「特定物質」(下記参照)とされる。禁止方法は特定物 質とはされない。 特定物質:競技者又はその他の人が、自己の体内に特定物質がいかに入り、又はいかに保有するに至ったか を証明でき、かつ、特定物質の使用が競技者の競技力の向上又は競技力を向上させる物質の使用の隠蔽を 目的としたものではないことを証明できる場合には資格停止期間を短縮できる。 WADA禁止表(2011年) 常に禁止される物質と方法 (競技会(時) &競技会外) (競技会(時)& 競技会( 競技会(時)に禁止対象となる 物質と方法(競技会( 物質と方法(競技会(時)) S0. 未承認物質 [禁止物質] [禁止物質] 禁止物質] S6. 興奮薬 S1. 蛋白同化薬 S7. 麻薬 S2. ペプチドホルモン 、成長因子および関連物質 関連物質 ペプチドホルモン、成長因子および S8. カンナビノイド ベータ作用薬 S3. ベータ S9. 糖質コルチコイド S4. ホルモン拮抗薬と調節薬 S5. 利尿薬と他の隠蔽薬 [禁止方法] 特定競技において禁止される 物質(主に競技会( 物質(主に競技会(時)) M1. 酸素運搬能の強化 P1. アルコール M2. 化学的・物理的操作 P2. ベータ遮断薬 ベータ遮断薬 M3. 遺伝子ドーピング Ⅰ. 常に禁止される物質と方法(競技会(時)および競技会外) S0. 未承認物質 禁止表のどのセクションにも対応せず、人体への治療目的使用が現在どの政府保健医療当局でも承認さ れていない薬物(すなわち、前臨床段階、臨床開発中、あるいは臨床開発が中止になった薬物)は常に禁止 される。 [禁止物質] S1. 蛋白同化薬 1. 蛋白同化男性化ステロイド薬(AAS) ・ 外因性のスタノゾロールなど合成蛋白同化ステロイド薬のほか、天然の男性ホルモンである内因性の テストステロンやプラステロン(デヒドロエピアンドロステロン、 DHEA)を例示。 -4- ・ ・ ・ ・ いわゆる筋肉増強剤として、筋力の強化と筋肉量の増加によって運動能力を向上させ、同時に闘争 心を高める目的で使用され、様々な投与方式で大量に使用されるため禁止。 肝臓癌など致命的な有害作用が発生。脂質異常症、HDL コレステロールの低下、血圧上昇など心血 管系障害の発症も示唆。 女性では多毛、嗄声などの男性化や痊瘡が発現。 男性では女性化乳房、無精子症、インポテンツが発現。 2. その他の蛋白同化薬 ・ 臨床では気管支拡張薬として喘息の治療に投与するクレンブテロールが、筋肉増強薬として使用され ることから禁止。 ・ ゼラノールは、動物に肥育ホルモンして利用され、体重増加など成長促進作用を有するので禁止。 ・ 選択的アンドロゲン受容体調節薬(SARMs)は、筋委縮症の治療とアンドロゲン代替治療のために開 発中。作用機序からドーピング物質とされている。 ○外因性 AAS の禁止医薬品例 成分名 1-アンドロステンジオール 1-アンドロステンジオン ボランジオール ボラステロン ボルデノン ボルジオン カルステロン クロステボール ダナゾール デヒドロクロロメチルテストステロン デソキシメチルテストステロン ドロスタノロン エチルエストレノール フルオキシメステロン ホルメボロン フラザボール ゲストリノン 4-ヒドロキシテストステロン メスタノロン メステロロン メテノロン メタンジエノン メタンドリオール メタステロン メチルジエノロン メチル‐1-テストステロン メチルノルテストステロン メチルテストステロン メトリボロン(メチルトリエノロン) ミボレロン ナンドロロン 19-ノルアンドロステンジオン 販売名(メーカー) ― ― ― ― ― ― ― ― ボンゾール(田辺三菱)他:子宮内膜症・乳腺症治療薬 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― プリモボラン(バイエル):蛋白同化ホルモン ― ― ― ― ― ― エナルモン錠(あすか-武田)他、OTC:男性ホルモン製 剤 ― ― デカ・デュラミン(富士):蛋白同化ホルモン ― -5- ノルボレトン ノルクロステボール ノルエタンドロロン オキサボロン オキサンドロロン オキシメステロン オキシメトロン ― ― ― ― ― ― ― プロスタノゾール ― キンボロン ― スタノゾロール ― ステンボロン ― 1-テストステロン ― テトラヒドロゲストリノン ― トレンボロン ― ○外因的に投与した場合の内因性 AAS の禁止医薬品例 成分名 販売名(メーカー) アンドロステンジオール ― アンドロステンジオン ― ジヒドロテストステロン ― プラステロン(デヒドロエピアンドロステロ レボスパ静注用(イセイ):子宮頸管熟化薬 ン、DHEA) テストステロン及びその代謝物と異性体 エナルモン注(あすか-武田)他、OTC:男性ホルモン製 剤 ○その他の蛋白同化薬の禁止医薬品例 成分名 販売名(メーカー) クレンブテロール スピロペント(帝人)他:気管支拡張薬 選択的アンドロゲン受容体調節薬 ― (SARMs) チボロン 日本未発売:骨粗鬆症薬 ゼラノール ― ジルパテロール ― S2. ペプチドホルモン、成長因子および関連物質 ・ エリスロポエチン等は赤血球生成促進因子であるため酸素運搬能が上昇し、持久力が必要な運動種目 では運動能力の強化につながるため禁止。2010 年より赤血球生成促進因子の例として、メトキシポリエ チレングリコール-エポエチンベータ(CERA)が加わった。 ・ 成長ホルモンは脂肪組織におけるトリグリセリドの加水分解、肝臓でのグルコース排泄促進作用などを 有するが、筋肉増強を期待する乱用はアレルギー症状や糖尿病を誘発し、大量投与で末端肥大症など の有害作用が発現するため禁止。 ・ インスリン様成長因子は成長促進作用とインスリン様作用を有し、細胞の増殖と分化を促進するペプチ ドであるため禁止。 ・ 絨毛性ゴナドトロピン(CG)及び黄体形成ホルモン(LH)は、男子不妊症や男性の下垂体性性腺機能不 全の治療に投与され、男性ホルモンの産生量を増加させるため、男性においてのみ禁止。 ・ インスリンは筋肉におけるグルコースの利用とアミノ酸の貯蔵を促進し、蛋白の合成を刺激し分解を抑 制するため禁止。 ・ コルチコトロピン類(ACTH)は副腎皮質を刺激し、血中の糖質コルチコイド、鉱質コルチコイドを上昇させ 弱い男性ホルモンの分泌促進作用を有するため禁止。 -6- ○ペプチドホルモン、成長因子および関連物質の禁止医薬品例 成分名 販売名(メーカー) 赤血球新生刺激物質 エスポー(協和発酵キリン)他 エリスロポエチン(EPO) ネスプ(協和発酵キリン) ダルベポエチン(dEPO) 低酸素誘導因子(HIF) メトキシポリエチレングリコール-エポ ミルセラ注(中外) エチンベータ(CERA) 日本未発売:Hematide(Takeda) ペジネサタイド(ヘマタイド) 等 絨毛性ゴナドトロピン(CG) ゴナトロピン(あすか-武田)他 黄体形成ホルモン(LH) ※男性においてのみ禁止 インスリン類 インスリン(各社) コルチコトロピン類 コートロシン(第一三共)他 ジェノトロピン(ファイザー)他 成長ホルモン(GH) ソマゾン(アステラス)他 インスリン様成長因子(IGF-1) ― 線維芽細胞成長因子類(FGFs) ― 肝細胞増殖因子(HGF) ― 機械的成長因子(MGFs) ― 血小板由来成長因子(PDGF) ― 血管内皮細胞増殖因子(VEGF) S3. ベータ 2 作用薬 ・ 気管支拡張薬であるが、交感神経興奮作用、蛋白同化作用による筋組織量の増加を期待して使用さ れるため、すべてのベータ 2 作用薬が常時使用禁止。ただし、サルブタモールの吸入(24 時間で最大 1600μg)とサルメテロールの吸入については、製造販売会社によって推奨される治療法に従って吸入 使用される場合は除かれる。 ・ サルブタモールの尿中濃度が 1000 ng /mL を超える場合は、治療を意図した使用とはみなされず、管 理された薬物動態研究を通してその異常値が治療量のサルブタモール(24 時間で最大 1600μg)の吸 入使用の結果であることを競技者が立証しないかぎり、違反が疑われる分析報告として扱われること になる。 S4. ホルモン拮抗薬と調節薬 ・ アロマターゼ阻害薬、選択的エストロゲン受容体調節薬等は、乳癌治療薬、骨粗鬆症治療薬、排卵誘 発剤として使われるが、抗エストロゲン作用を有するため禁止。 ・ バゼドキシフェン(ビビアント錠:骨粗鬆症治療薬)も選択的エストロゲン受容体調節薬(SERMs)として 禁止されるため注意。 ・ ミオスタチン阻害薬は、筋肉の増強を抑制するミオスタチンを阻害することにより、筋力向上等が期待 できるため禁止。 ○抗エストロゲン作用を有する薬物の禁止医薬品例 成分名 販売名(メーカー) 1.アロマターゼ阻害薬 アミノグルテチミド ― アナストロゾール アリミデックス(アストラゼネカ):乳癌治療薬 アンドロ スタ -1,4,6-トリエン-3,17-ジオン ― (アンドロスタトリエンジオン) 4-アンドロステン-3,6,17-トリオン(6-オキ ― ソ) -7- エキセメスタン ホルメスタン レトロゾール テストラクトン 2.選択的エストロゲン受容体調節薬(SERMs) ラロキシフェン タモキシフェン トレミフェン 3.その他の抗エストロゲン作用を有する薬物 クロミフェン アロマシン(ファイザー):乳癌治療薬 ― フェマーラ(ノバルティス-中外):乳癌治療薬 ― シクロフェニル フルベストラント 4.ミオスタチン機能を修飾する薬物 ミオスタチン阻害薬 セキソビット(あすか-武田):排卵誘発剤 ― エビスタ(イーライリリー-中外):骨粗鬆症治療薬 ノルバデックス(アストラゼネカ)他:乳癌治療薬 フェアストン(日本化薬)他:乳癌治療薬 クロミッド(塩野義)他:排卵誘発剤 ― S5. 利尿薬と他の隠蔽薬 ・ 隠蔽薬としては、利尿薬、デスモプレシン、血漿増量物質(グリセロール、アルブミン、デキストラン、ヒド ロキシエチルデンプン、マンニトールの静脈内投与等)、プロベネシド及び類似の生物学的効果を有す るものが含まれる。 ・ 利尿薬が血圧降下薬や浮腫治療薬以外に乱用されるため禁止される理由に下記が考えられる。 ① 排出する尿量を増加させ尿中に排泄する禁止薬物や代謝物の尿中濃度を下げて禁止物質の検出 を逃れること。 ② 柔道、ボクシング、重量挙げなどの体重別種目で競技成績を有利に導くため、体水分の排泄を促し て体重を急速に減量すること。 ・ 昨今、利尿薬が含有されている高血圧症治療配合剤も多数発売されているため、注意が必要。 ・ ドロスペリノン(経口避妊薬:日本未発売)は禁止物質ではない。 ・ パマブロム(Pamabrom)(日本未発売)は弱い利尿作用を有するが禁止物質ではない。海外ではアセト アミノフェンとの合剤が OTC 医薬品として販売されている(効能:月経痛の緩和)。 ・ 局所使用のドルゾラミドおよびブリンゾラミドは禁止物質には含まれない。 ・ α-還元酵素阻害薬は 2009 年より禁止物質から除外された。 ・ 利尿薬もしくは隠蔽薬と併用して、閾値水準が設定されている物質(サルブタモール、モルヒネ、カチン、 エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン)を如何なる用量でも使用する場合は、利尿薬もし くは隠蔽薬に加え、閾値水準が設定されている物質についても治療目的使用に係る除外措置が競技 会および競技会外の状況に応じて必要である。 ○隠蔽薬の禁止医薬品例 成分名 デスモプレシン 血漿増量物質 グリセロール(経口投与、静脈内投与) アルブミン(静脈内投与) デキストラン(静脈内投与) ヒドロキシエチルデンプン(静脈内投 与) マンニトール(静脈内投与) プロベネシド 販売名(メーカー) デスモプレシン・スプレー・注・点鼻液(協和発酵キリ ン) グリセオール注(中外)他 赤十字アルブミン(日赤)他:アルブミン製剤 低分子デキストラン L 注(大塚製薬工場-大塚)他:代 用血漿剤 サリンへス輸液(フレゼニウスカービジャパン)他:血 漿増量剤 マンニゲン注(日本製薬-武田)他 ベネシッド(科研):尿酸排泄促進薬 -8- ○利尿薬の禁止医薬品例 成分名 アセタゾラミド アミロリド ブメタニド カンレノン クロルタリドン エタクリン酸 フロセミド インダパミド メトラゾン スピロノラクトン チアジド類 トリアムテレン 販売名(メーカー) ダイアモックス(三和化学) ― ルネトロン(第一三共) ― ― ― ラシックス(サノフィ・アベンティス)他 ナトリックス(京都-日本セルヴィエ、大日本住友)他 ― アルダクトン A(ファイザー)他 ニュートライド(東和)他 トリテレン(京都-大日本住友)他 [禁止方法] M1. 酸素運搬能の強化 下記の事項が禁止される。 1. 血液ドーピング。自己血、同種血、異種血又はすべての赤血球製剤を投与することを含む。 2. 酸素摂取や酸素運搬、酸素供給を人為的に促進すること(過フルオロ化合物、エファプロキシラール (RSR13)、修飾ヘモグロビン製剤(ヘモグロビンを基にした血液代替物質、ヘモグロビンのマイクロカプ セル製剤等)が含まれるが、これらに限定するものではない)。但し、酸素自体の補給は除く。 M2. 化学的・物理的操作 下記の事項が禁止される。 1. ドーピングコントロールで採取された検体の完全性及び有効性を変化させるために改ざん又は改ざんし ようとすることは禁止される。これらにはカテーテルの使用、尿のすり替え、尿の改質(蛋白分解酵素等) などが含まれるが、これらに限定するものではない。 2. 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程(救急搬送中の処置、外来及び入院中の処置を 全て含む)、または臨床的検査において正当に受ける静脈内注入は除く。 3. 血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置は禁止される。 M3. 遺伝子ドーピング 下記の競技能力を高める可能性のある事項は禁止される。 1. 核酸または核酸配列の移入; 2. 正常なあるいは遺伝子を修飾した細胞の使用; 3. 遺伝子発現を変化させることによって競技能力に影響することが知られている機能に直接的あるいは 間接的に作用する物質の使用。 例として、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体デルタ(PPARδ)作働薬(GW1516 等)および PPAR δ-AMP 活性化プロテインキナーゼ(AMPK)系作働薬(AICAR 等)は禁止される。 ○遺伝子ドーピングの禁止医薬品例 成分名 PPARδ作働薬 PPARδ-AMPK 系作働薬 販売名(メーカー) GW1516 AICAR -9- Ⅱ. 競技会(時)に禁止される物質と方法 S6. 興奮薬 ・ すべての興奮薬(関連したその光学異性体(D 体及び L 体)も含めて)は、局所使用されるイミダゾール 誘導体と 2011 年監視プログラムに含まれる薬物を除いて、禁止される。 ・ 中枢神経系を刺激して敏捷性を高め、疲労感を低減して競争心を高める効果を有するが、疲労の限界 に対する正常な判断力を失わせ、ときには競技相手に危害を与えかねないため禁止。 ・ アンフェタミンは有害な中枢神経興奮作用をもち、オリンピック大会の自転車競技で本剤に起因する死 亡事故が発生しているため禁止。 ・ エフェドリンは中枢神経興奮作用をもち、大量投与で精神を高揚させ、血流を増加させるため禁止。 ・ 2010 年より、プソイドエフェドリンが禁止物質に追加された(特定物質)。 ・ 多くの一般用医薬品の感冒・鼻炎用薬には、エフェドリンやメチルエフェドリン、プソイドエフェドリンなど が配合されている。 ・ ダイエットサプリメントとして乱用されるエフェドラ、シブトラミンで死亡例が増加している。 ・ 2011 年より、メチルヘキサンアミンは特定物質として禁止されることになった。メチルヘキサンアミンは サプリメントとしてよく販売されており、“ゼラニウム油”、“ゼラニウム根エキス”と呼ばれることがあるた め注意。 ○興奮薬の禁止医薬品例 <a.非特定物質> 成分名 アドラフィニル アンフェプラモン アミフェナゾール アンフェタミン アンフェタミニル ベンフルオレックス ベンズフェタミン ベンジルピペラジン ブロマンタン クロベンゾレックス コカイン クロプロパミド クロテタミド ジメチルアンフェタミン エチルアンフェタミン ファンプロファゾン フェンカミン フェネチリン フェンフルラミン フェンプロポレックス フルフェノレックス メフェノレックス メフェンテルミン メソカルブ メタンフェタミン(d 体) p-メチルアンフェタミン メチレンジオキシアンフェタミン 販売名(メーカー) ― ― ― ― ― ― ― ― ― コカイン塩酸塩(塩野義、武田):麻薬 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ヒロポン(大日本住友):覚せい剤 ― ― - 10 - メチレンジオキシメタンフェタミン モダフィニル ノルフェンフルラミン ― モディオダール(アルフレッサ-田辺三菱) ― フェンジメトラジン フェンメトラジン フェンテルミン 4-フェニルピラセタム(カルフェドン) プレニラミン プロリンタン <b.特定物質> 成分名 アドレナリン ― ― ― ― ― ― 販売名(メーカー) ボスミン(第一三共)他:強心薬 *局所麻酔薬との併用あるいは局所投与(鼻、眼等)の場合は禁止されない。 カチン *尿中濃度 5μg/mL を超える場合が禁止 エフェドリン *尿中濃度 10μg/mL を超える場合が禁止 エタミバン エチレフリン フェンブトラゼート フェンカンファミン ヘプタミノール イソメテプテン レブメタンフェタミン メクロフェノキサート メチルエフェドリン *尿中濃度 10μg/mL を超える場合が禁止 メチルヘキサンアミン(ジメチルペンチラミン) メチルフェニデート ニケタミド ノルフェネフリン オクトパミン オキシフロリン パラヒドロキシアンフェタミン ペモリン ペンテトラゾール フェンプロメタミン プロピルヘキセドリン プソイドエフェドリン*尿中濃度 150μg/mL を超える場合が禁止 セレギリン シブトラミン ストリキニーネ ツアミノヘプタン ― 塩酸エフェドリン(各社)他:気管支拡張薬 ― エホチール(日本ベーリンガー)他:昇圧薬 ― ― ― ― ― ルシドリール(共和)他:脳循環代謝改善薬 メチエフ(田辺三菱)他:気管支拡張薬 ― リタリン(ノバルティス)他:精神刺激薬 ― ― ― ― ― ベタナミン(三和化学):精神刺激薬 ― ― ― OTC:鼻炎用薬等 エフピー(エフピー)他:パーキンソン病治療薬 ― ホミカエキス ― S7. 麻薬 ・ 麻薬は鎮痛、鎮静による精神・心理機能の向上とリラクゼーション、また、陶酔感、多幸感を期待して使 用されるため禁止。 ・ 日本では、麻薬及び向精神薬取締法にて規制されている物質がある。 ・ 副作用として、呼吸抑制、呼吸麻痺、依存性、血圧降下、ショック、めまい、眠気、嘔吐、虚脱、便秘、筋 萎縮、視調節障害が見られる。 - 11 - ・ ・ モルヒネ/コデイン比は監視プログラムにて競技会(時)のみ監視される。 このセクションには国内法の麻薬以外の物質が含まれる。 ○禁止表に掲載され明確に禁止されている物質 成分名 販売名(メーカー) レペタン(大塚)、ザルバン(日新)、ノルスパン(ムンディ) ブプレノルフィン デキストロモラミド ― ジアモルヒネ(ヘロイン) ― フェンタニル及び誘導体 デュロテップ MT(ヤンセン)、タラモナール(第一三 共)、フェンタニル(第一三共)、フェントス(久光-協 和発酵キリン)他 ヒドロモルフォン ― メサドン ― モルヒネ 塩酸モルヒネ(各社)、オプソ(大日本住友)、アン ペック(大日本住友)、プレペノン(テルモ)、MS コ ンチン(塩野義)、カディアン(大日本住友)、ピー ガード(田辺三菱)、モルペス(藤本)、MS ツワイス ロン(帝国-日本化薬)、モヒアト(第一三共、武 田、田辺三菱)、パシーフ(武田)他 オキシコドン オキシコンチン(塩野義)、パビナール(武田)、パ ビナール・アトロピン(武田)他 オキシモルフォン ペンタゾシン ペチジン ― ソセゴン(アステラス)、ペンタジン(第一三共)、ト スパリール(小林化工)他 塩酸ペチジン(武田)、オピスタン(田辺三菱)他 分類 非麻薬性鎮痛薬 麻薬 麻薬 麻薬 非麻薬性鎮痛薬 麻薬 S8. カンナビノイド ・ 世界各国において、さまざまな呼称で street drug として使われている。 ・ 思考、知覚、気分を異常に変化させ、多幸感、高揚感を期待して使用されるため禁止。 ・ 憂うつ感、被暗示性の増強、錯乱、幻覚を伴うことがある。選手が競技に対する不安や焦りから逃避す る目的で嗜癖に陥る危険性がある。 ・ 天然・合成を問わず、9-テトラヒドロカンナビノール(THC)や THC 類似のカンナビノイド類(例:ハシシュ、 マリファナ、“スパイス”(JWH018、JWH073 を含む)HU-210 等)が禁止される。 ・ 大麻草 Cannabis sativa の葉を乾燥したものがマリファナ、樹脂がハシシュである。主な成分はテトラヒ ドロカンナビノール(THC)、カンナビロール等。 ・ 大麻取締法にて規制。 S9. 糖質コルチコイド ・ エネルギー代謝を活性化させ、競技力向上を狙って使用される。あるいは、陶酔感を期待して使用され るため禁止。 ・ 炎症を抑える作用があるので、ケガをしていても競技を継続できてしまうことがあるので注意。 ・ 感染の増悪、続発性副腎機能不全、消化性潰瘍が発現。 ・ 使い方(申請の種類) 経口使用、静脈内使用、筋肉内使用または経直腸使用はすべて禁止。治療目的の使用の場合、TUE 申請が必要。 上記(経口使用、静脈内使用、筋肉内使用または経直腸使用)以外の使用経路は禁止されない。 - 12 - Ⅲ. 特定競技において禁止される物質 P1. アルコール ・ アルコール(エタノール)は、下記の競技種目において競技会(時)に限って禁止。 ・ 血中濃度が 35 mg/mL を超えると精神運動障害が発現、精緻で複雑な運動調節機能の障害やバラン スの維持が不安定になり、反応時間や運動能力が低下する。 ・ 検出方法は、呼気分析あるいは血液分析。 ・ ドーピング違反が成立する閾値(血液の値)は 0.10g/L。 航空スポーツ(国際航空連盟:FAI) アーチェリー(国際アーチェリー連盟:FITA) 自動車(国際自動車連盟:FIA) 空手(世界空手道連盟:WKF) モーターサイクル(国際モーターサイクル連盟:FIM) ナインピンおよびテンピンボウリング(国際ボウリング連盟:FIQ) パワーボート(国際パワーボート連盟:UIM) P2. ベータ遮断薬 ・ 特段の定めがある場合を除き、下記の競技種目において競技会(時)に限って禁止。 ・ 静穏作用のため選手の不安解消や「あがり」の防止、また、心拍数と血圧の低下作用で心身の動揺を 少なくするため禁止。 航空スポーツ(国際航空連盟:FAI) アーチェリー(国際アーチェリー連盟:FITA)(競技会外においても禁止) 自動車(国際自動車連盟:FIA) ビリヤードおよびスヌーカー(世界ビリヤード・スポーツ連合:WCBS) ボブスレーおよびスケルトン(国際ボブスレー連合:FIBT) ブール(国際スポール・ド・ブール連合:CMSB) ブリッジ(世界ブリッジ連盟:FMB) カーリング(世界カーリング連盟:WCF) ダーツ(世界ダーツ連盟:WDF) ゴルフ(国際ゴルフ連盟:IGF) モーターサイクル(国際モーターサイクル連盟:FIM) 近代五種(国際近代五種連合:UIPM)射撃を含む種目において ナインピンおよびテンピンボウリング(国際ボウリング連盟:FIQ) パワーボート(国際パワーボート連盟:UIM) セーリング(国際セーリング連盟:ISAF) - マッチレースにおけるヘルムのみ 射撃(国際射撃連盟:ISSF、国際パラリンピック委員会:IPC)(競技会外においても禁止) スキー/スノーボード(国際スキー連盟:FIS)-ジャンプ、フリースタイル(エアリアル/ハーフパイプ) スノーボード(ハーフパイプ/ビッグエアー) レスリング(国際レスリング連盟:FILA) - 13 - ○禁止表に掲載されているベータ遮断薬 成分名 アセブトロール アルプレノロール アテノロール ベタキソロール ビソプロロール ブノロール カルテオロール カルベジロール セリプロロール エスモロール ラベタロール レボブノロール メチプラノロール メトプロロール ナドロール オクスプレノロール ピンドロール プロプラノロール ソタロール チモロール 文献 1) 販売名(メーカー) アセタノールカプセル(サノフィ・アベンティス) アテネノール(鶴原)他 テノーミン(アストラゼネカ)他 ケルロング(田辺三菱)、ベトプティック点眼液 (日本アルコン)他 メインテート(田辺三菱)他 ― ミケラン(大塚)他 アーチスト(第一三共)他 セレクトール(日本新薬)他 ブレビブロック(丸石) トランデート(GSK)他 ミロル点眼液(杏林-科研) ― セロケン(アストラゼネカ)他 ナディック(大日本住友) トラサコール(ノバルティス)他 カルビスケン(アルフレッサ)他 インデラル(大日本住友-アストラゼネカ)他 ソタコール(ブリストル):抗不整脈 チモプトール点眼液(MSD-参天)他 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構:世界ドーピング防止規程 2011 年禁止表国際基準,2011 - 14 - 2011 年監視プログラム WADA は、署名当事者及び各国政府との協議に基づき、禁止表に掲載されてはいないが、スポーツにおけ る濫用のパターンを把握するために監視することを望む物質について監視プログラムを策定しなければならな い。 1. 興奮薬:競技会(時)のみ ブプロピオン、カフェイン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ピプラド ロール、プソイドエフェドリン(150μg/mL 未満)、シネフリン 2. 麻薬 :競技会(時)のみ モルヒネ/コデイン比 - 15 - 3.2011 年 WADA 禁止表の主要な変更点 S0.未承認物質 公式に承認されておらず、禁止表の他のセクションに対応しない薬物の立場を明確にする文章が追 加されました。 変更のポイント 未承認物質の乱用の問題に対処するため、本項が新設されました。 “禁止表の以下のどのセクションにも対応せず、人体への治療目的使用が現在どの政府保健 医療当局でも承認されていない薬物(すなわち、前臨床段階、臨床開発中、あるいは臨床開発 が中止になった薬物)は常に禁止される。” 常に禁止される物質と方法(競技会(時)及び競技会外) S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質 赤血球新生を刺激する物質の開発数が増加していることを反映し、低酸素誘導因子(HIF)安定薬が 例として追記されました。 ヘタマイドの国際一般名(INN)が追記されました(ペジネサタイド)。 血小板由来製剤の筋肉内投与が禁止表から削除されました。 変更のポイント 赤血球新生刺激物質の例として、低酸素誘導因子(HIF)安定薬が追記されました。 血小板由来製剤は、競技能力向上の目的で筋肉内投与することに関して、現在エビデンスが 欠けていることが考慮され、禁止表から削除されました。ただし、製剤には複数の成長因子が 含まれ、その個々の成長因子に関しては、精製物質として投与される時は禁止されます(S2.5 の項参照)。 その他は主に記載の整理です。 S3.ベータ 2 作用薬 使用の申告に関するすべての記載が削除されました。サルブタモール(24 時間で最大 1600μg)とサ ルメテロールの吸入使用については、製造販売会社によって推奨される治療法に従って吸入使用さ れる場合は、TUE 申請も使用の申告も不要となりました。 変更のポイント 使用の申告の記載が削除され、サルブタモールとサルメテロールの吸入使用についても、使用 の申告が不要となりました。 S5.利尿薬と他の隠蔽薬 デスモプレシンが隠蔽薬の例として追記されました。 利尿薬もしくは隠蔽薬と併用して、閾値水準が設定されている物質(サルブタモール、モルヒネ、カチ ン、エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン)を使用した際、それらの物質が閾値水準以 下で検出された場合の取扱いがより明確にされました。 変更のポイント 隠蔽薬の例として、デスモプレシンが追記されました。 閾値水準が設定されている物質を如何なる用量でも、利尿薬もしくは隠蔽薬と併用する場合 には、利尿薬もしくは隠蔽薬に加え、閾値水準が設定されている物質についても競技会およ び競技会外の状況に応じて、TUE 申請が必要になります。 - 17 - 禁止方法 M2.化学的・物理的操作 血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置からなる方法が追記されました。 変更のポイント 血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置は禁止される旨が追記されまし た。 M3.遺伝子ドーピング 目的を明確にするために、定義が換言され、3 点に分割されました。 変更のポイント 遺伝子ドーピングについて、競技能力を高める可能性のある事項は禁止されるとして、下記 のように 3 点に分割して記載されました。 1.核酸または核酸配列の移入; 2.正常なあるいは遺伝子を修飾した細胞の使用; 3.遺伝子発現を変化させることによって競技能力に影響することが知られている機能に 直接的あるいは間接的に作用する物質の使用。 例として、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体デルタ(PPARδ)作働薬(GW1516 等) および PPARδ-AMP 活性化プロテインキナーゼ(AMPK)系作働薬(AICAR 等)は禁止 される。 競技会(時)に禁止される物質と方法 S6.興奮薬 レブメタンフェタミンの綴りが国際一般名(INN)のとおりに修正されました(日本語の標記に変更はあ りません)。 メチルヘキサンアミンは特定物質に移動されました。 変更のポイント メチルヘキサンアミンは、2010 年禁止表では「S6.興奮薬」の「非特定物質」として禁止されてい ましたが、2011 年禁止表では「S6.興奮薬」の「特定物質」として禁止されることになりました。 その他は主に記載の整備です。 S8.カンナビノイド 本項の定義が言い換えられ、すべてのカンナビノイド様物質が禁止されることが明確にされました。 変更のポイント 2010 年禁止表では、「天然あるいは合成デルタ 9-テトラヒドロカンナビノール(THC)および THC 様カンナビノイド(ハシシュ、マリファナ、HU-210 等)は禁止される。」とされていましたが、 2011 年禁止表では、以下の通り定義が変更されました。 “天然(大麻、ハシシュ、マリファナ等)あるいは合成デルタ 9-テトラヒドロカンナビノール (THC)およびカンナビノイド様物質[”スパイス“(JWH018、JWH073 を含む)、HU-210 等]は禁 止される。” S9.糖質コルチコイド 糖質コルチコイドについて、禁止される使用経路のみが記載されました。 - 18 - 変更のポイント 2010 年禁止表では、糖質コルチコイドの経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用は すべて禁止、関節内、関節周囲、腱周囲、硬膜外、皮内、吸入使用は ISTUE に従って使用の 申告が必要、耳、口腔内、皮膚(イオントフォレシス/フォノフォレシスを含む)、歯肉、鼻、眼、 肛門周囲の疾患に対する局所的使用は禁止されず、TUE 申請も使用の申告も必要としない、 とされていましたが、2011 年禁止表では、使用の申告および TUE の記載は削除され、禁止さ れる使用経路(経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用)のみの記載となりました。 “糖質コルチコイドの経口使用、静脈内使用、筋肉内使用または経直腸使用はすべて禁止 される。” 特定競技で禁止される薬物 P1.アルコール 近代五種(国際近代五種連合:UIPM)の要請、および競技構成の変更により、近代五種が本項から 削除されました。 変更のポイント 近代五種において、アルコールは禁止されなくなりました。 P2.ベータ遮断薬 ボブスレーに加え、スケルトンでもベータ遮断薬は禁止されることが明確になりました。なお、両競技 ともに国際ボブスレー連合(FIBT)に属します。 国際体操連盟(FIG)の要請で、体操競技が本項から削除されました。 世界ダーツ連盟(WDF)の要請で、ダーツが本項に追記されました。 変更のポイント スケルトンにおいてもベータ遮断薬が禁止されることが明確にされました。 体操競技において、ベータ遮断薬は禁止されなくなりました。 ダーツにおいて、ベータ遮断薬は禁止されます。 文献 1) 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構:世界ドーピング防止規程 2011 年禁止表国際基準,2011 - 19 - 2011 年禁止表の注釈 はじめに ドーピング防止団体の皆さんは、2011 年禁止表案に寄せられた思慮深いコメントすべてに対し、注意深い検 討がなされたことに気づくことと思います。必ずしもすべての提案が受け入れられ、2011 年禁止表に取り入れ られたわけではありませんが、以下に説明するように、多くの皆さんの貢献と提案のおかげで禁止表案の変更 ができました。 S0.未承認物質 このセクションは、現在開発段階の薬物あるいは現在ヒトへの使用が許可されていない薬物の乱用の問題 に対処するため追記しました。 S1.蛋白同化薬 このセクションは、物質名の綴りを標準化するために一部修正しました。 ※JADA 訳注:日本語の表記に変更はありません。 S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質 S2.1:このセクションはヘタマイドの国際一般名(INN)-ペジネサタイド を加える修正をしました。 赤血球新生を刺激する物質の開発数が増加していることを反映し、低酸素誘導因子(HIF)安定薬をこのクラ スの例として追記しました。 S2.3:インスリンと他の関連する物質の使用に関する問題点は 2011 年リスト専門家グループでさらに検討す る対象とします。 S2.6:血小板由来製剤は、この製剤が成長因子を含んでいるものの、競技能力向上の目的でこの手法を使 用することに関して現在エビデンスが欠けていることを考慮して、禁止表から削除しました。製剤には複数の成 長因子が含まれていますが、血小板由来製剤に関する現在の研究は治療効果を越えて競技能力を向上させ る可能性を示していません。個々の成長因子に関しては、S2.5 に記載されているように精製物質として投与さ れる時は禁止されていることに注意してください。 S3.ベータ 2 作用薬 WADA リスト専門家グループはスポーツ界からの意見に応え、S3(ベータ 2 作用薬)を変更しました。“使用の 申告”に関する記載が削除されました。大量に摂取したときにベータ 2 作用薬が競技能力を向上させる効果に ついては、引き続き懸案事項としています。禁止表ではサルブタモール(24 時間で最大 1600μg)及びサルメテ ロールを、推奨される治療法に従って吸入使用すること以外は禁止しています。尿中閾値は引き続きサルブタ モールの管理に適用されます。なお、他のベータ 2 作用薬に関しても閾値を検討中です。 ベータ 2 作用薬の問題は引き続き WADA の研究対象課題です。これらの物質を大量に摂取することを防ぎ、 禁止し、一方で喘息を持つ競技者の適切なケアと治療を促進することを目的としています。継続的な使用の監 視は優先事項として続けます。従って、将来これらの物質に対処する方法が変更されることもあります。 S5.利尿薬と他の隠蔽薬 グリセロールの禁止は、様々な食品や化粧・洗面用品に通常含まれるこの物質の摂取を妨げる意図はあり ません。それらの使用によって、競技者がこの禁止物質に対して検査陽性となることはありません。 - 20 - “デスモプレシン” を隠蔽薬の例として追記しました。 S5 の最後の段落を修正し、利尿薬および隠蔽薬が存在する時に、閾値水準が設定されている外因性の物 質が閾値水準以下で検出された場合の取扱いをより明快に説明しました。隠蔽薬に対する治療目的使用に係 る除外措置(TUE)が提出されていても、閾値水準が設定されている外因性の物質は如何なる濃度レベルであ っても違反が疑われる分析報告として検査機関から報告されます。必要に応じて、閾値水準が設定されている 外因性の物質に対する治療目的使用に係る除外措置(TUE)が要求されます。 M1.酸素運搬能の強化 このセクションの言葉遣いを多少修正し、形式と構成の統一性を確保しました。 M2.化学的・物理的操作 M2,2:各 TUE 委員会が静脈内注入に関して判定する際に参考となる医学情報が WADA ウェブサイト ( http://www.wada-ama.org/Documents/Science_Medicine/Medical_info_to_support_TUECs/WADA_Medical_inf o_IV_infusions_v.2.2_March2010_EN.pdf)に掲載されていますのでご覧ください。 M2.3:“血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置”の禁止は、血漿交換、特殊な形式の 献血、善意の競技者による全血の再注入を伴わない同様の行為を妨げるものではありません。競技者の血液 を採取し、処置あるいは操作を加え、再度注入する行為に対処するものです。慢性腎疾患の治療の一環として 血液透析を行っている競技者は、その行為(およびその疾患治療によく使われる物質)に対し治療目的使用に 係る除外措置(TUE)が必要です。 M3.遺伝子ドーピング 明確にするためにこのセクションの文言および順序を変更しました。 S6.興奮薬 興奮薬“メチルヘキサンアミン”*1(この物質は多くの他の物質と同様に他の化学名で記載されている場合も あります)は、今回は特定物質として禁止表に含まれています。この物質は現在栄養サプリメントとしてよく販売 されており、よく“ゼラニウム油”あるいは“ゼラニウム根エキス”と呼ばれることがあります。 レブメタンフェタミン *2 の綴りを一部修正しました。 ※1 JADA 訳注:メチルヘキサンアミンは、2010 年禁止表では非特定物質でした。 ※2 JADA 訳注:日本語の表記に変更はありません。 S8.カンナビノイド このセクションを部分修正し、マリファナ様物質(カンナビノイド様物質)が禁止表に含まれることを明確にしま した。 S9.糖質コルチコイド このセクションは、糖質コルチコイドの禁止される使用経路に関しては、2010 年禁止表のままです。この物質 の使用についての監視は続けられ、検出と管理を補助するために閾値を設定する作業が進行中です。将来こ のセクションはさらに変更される見込です。“使用の申告”および“治療目的使用に係る除外措置(TUE)”の記 載は削除されました。 - 21 - P1.アルコール 近代五種(国際近代五種連合:UIPM)の要請に応じ修正されました。すなわち、競技構成が変更されたため、 アルコールはもはや近代五種では禁止されません。 P2.ベータ 2 遮断薬 明確にするため、スケルトンの名前を国際ボブスレー連合(FIBT)に属する競技として禁止表に追記しました。 国際ボブスレー連合(FIBT)の競技ではベータ遮断薬は禁止されています。 国際体操連盟(FIG)の要請で、体操競技はベータ遮断薬はもう禁止ではありません。 世界ダーツ連盟(WDF)の要請で、ベータ遮断薬はダーツで今回禁止となりました。 詳しくは、WADA ホームページ(http://www.wada-ama.org/en/)をご参照下さい。 出典 1) 2) http://www.wada-ama.org/Documents/World_Anti-Doping_Program/WADP-Prohibited-list/To_be_effective/WADA_Expl anatory_Notes_Prohibited_List_EN.pdf http://www.playtruejapan.org/downloads/prohabited_list/2011_ProhibitedList_Explanatory_Note_JP.pdf (注意事項)英語版と日本語版に差異がある場合には、英語版が優先される。 - 22 - 4. 特に気をつけたい一般用医薬品(OTC 医薬品)と健康食品・サプリメント 1) 胃腸薬に注意 胃腸薬にはストリキニーネ(禁止物質)を含有する生薬ホミカが成分として含まれているものがあります。 ストリキニーネ(ホミカ)は興奮薬として禁止され、検出されれば直ちに違反です。胃腸薬を使う場合はホミカ (ストリキニーネ)が含まれていないことを確認しましょう。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------(例) 使ってはいけない胃腸薬 パンジアス顆粒(テイカ製薬-白石薬品) ガロニン錠(全薬工業) ホミカロート錠(佐藤製薬) ワクナガ胃腸薬 G(湧永製薬) 救胆(島伊兵衛薬品) 金魚胃腸薬(大和合同製薬) 済仁(森本製薬) 赤玉はら薬(大和合同製薬) など --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2) 滋養強壮薬に注意 滋養強壮薬には、禁止物質である蛋白同化薬(テストステロン)及びホルモンの関連物質を含む漢方薬、 また、禁止物質であるストリキニーネ(ホミカ)が含まれているものがあります。そして、医薬品以外のいわゆ る健康食品として、滋養強壮目的の錠剤やドリンク剤が多数市販されており、これらの中にテストステロン等 の関連物質が含まれている可能性も否定できません。国体期間中に限らず、普段から使用しないようにしま しょう。 *蛋白同化薬及び関連物質には、テストステロン、メチルテストステロンの他に、生薬成分である、海狗腎(カイク ジン)、麝香(ジャコウ)などがあります。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- (例) 使ってはいけない滋養強壮薬:蛋白同化薬(テストステロン)及びホルモンの関連物質を含む 延寿回生(廣貫堂-大和製薬・愛、日本薬剤) 活力・M(東南製薬) オットピン-S(ヴィタリス製薬-あかひげ薬局) 外用ホルモン塗布剤オットピン(ヴィタリス製薬-大和製薬・愛) オノック(キクリウ製薬-メイクトモロー) 強力バロネス(日新製薬・滋) 金蛇精(糖衣錠)(摩耶堂製薬-大和製薬・愛、ムサシノ製薬) マヤ金蛇精(カプセル)(摩耶堂製薬) グローミン(大東製薬工業) トノス(大東製薬工業-大東薬品工業) プリズマホルモン精(原沢製薬工業-宝仙堂、メイクトモロー) プリズマホルモン錠(原沢製薬工業-宝仙堂、メイクトモロー) ヘヤーグロン(大東製薬工業-大東薬品工業) ダンテルモン M パスター(原沢製薬工業) など -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- (例) 使ってはいけない滋養強壮薬:ストリキニーネ(ホミカ)を含む ハンビロン(日本薬品-あかひげ薬局) マヤ金蛇精(カプセル)(摩耶堂製薬) など -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 3) 毛髪・体毛用薬に注意 毛髪・体毛用塗り薬では、男性ホルモンが配合されているものがあり、禁止されています。 国体期間中に限らず、普段から使用しないようにしましょう。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------(例) 使ってはいけない体毛用薬:蛋白同化薬(テストステロン)及び関連物質を含む ペレウス(協和新薬-キョーワメディカル銀座) ミクロゲン・パスタ(啓芳堂製薬) など --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------参考:一般用医薬品ではありませんが、円形脱毛症の場合には、糖質コルチコイドの内服や局所注射が用いられる ことがあり、申請が必要になることがあります。 - 23 - 4) 鎮咳去痰薬に注意 ベータ 2 作用薬は常時禁止です。市販の鎮咳去痰薬に含まれるトリメトキノール、メトキシフェナミンにはベ ータ 2 作用があり禁止物質とみなされます。国体期間中に限らず、普段から使用しないようにしましょう。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- (例) 使ってはいけない鎮咳去痰薬:ベータ 2 作用薬を含む アスクロン(大正製薬) アストーマゴールド(新新薬品工業) エスエスブロン錠 Z・液 Z(エスエス) エスタックこども用鼻炎シロップ(エスエス) 強力アスメトン(第一三共ヘルスケア) コルゲンコーワ咳止め透明カプセル(興和-興和新薬) 新カネドリン錠(廣昌堂-ノーエチ薬品) 新セキコデチンカプセル(至誠堂製薬) 新トニン咳止め液(佐藤製薬) セキエース(ダイト-北海道厚生農業共同組合連合会) セキオール(第一薬品工業) セキカット(ダイト) フストールシロップ A(オール薬品工業) など -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 5) 漢方薬に注意 漢方薬を構成する生薬には、それぞれたくさんの成分が含まれており、1 つ 1 つの成分を禁止物質にあた るかどうか特定するのは困難です。漢方薬にも明らかに禁止物質を含むものがあり、例として、麻黄にはエ フェドリン(特定物質)やメチルエフェドリン(特定物質)、プソイドエフェドリン(特定物質)、ホミカにはストリキ ニーネ(特定物質)、陳皮にはシネフリン(監視プログラム)、そして前述の滋養強壮薬には蛋白同化作用を 示す成分が含まれています。さらに名前が同じでも製造会社、原料の産地、収穫の時期などで成分が違うこ とがあります。また、カタカナ表記で西洋薬と間違えてしまうような漢方薬もあります。 6) 風邪薬に注意 多くの総合感冒薬(いわゆる風邪薬)には禁止物質のエフェドリンやメチルエフェドリン等が含まれている ため、注意が必要です。エフェドリンが含まれる場合は、t1/2 から考えて競技会 3 日前までには服用を止めま しょう。 7) その他の注意する医薬品 ○鼻炎用薬:市販の鼻炎用薬には興奮薬として禁止されるプソイドエフェドリンが配合されていることが多 く、注意が必要です。 ○鼻づまりの点鼻薬、点眼薬:ナファゾリン等の血管収縮剤は、点鼻・点眼を含む局所使用が許されてい ますが、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性があります。 また、点鼻薬は連用により鼻づまりを悪化させる恐れがあります。 ○アレルギーの内服薬:市販のアレルギー用薬には禁止物質が配合されていることが多く、注意が必要 です。 8) 健康食品・サプリメントに注意 健康食品・サプリメントと呼ばれているものは、医薬品ではなくあくまで「食品」です。医薬品ではないので 製造・販売の規制が厳しくなく、成分表示が信頼できるものばかりではありません。実際に表示されていない 禁止物質が混入されている商品もあり、評判を上げるために意図的に行われていることもあります。 - 24 - ○海外の製品 *6-オキソ(4-アンドロステン-3,6,17-トリオン)や、ゼラニウム油あるいはゼラニウム根エキスとして表示 されているメチルヘキサンアミンを含む栄養サプリメントが販売されています。 *2004 年 3 月、米国食品医薬品局(FDA)はアンドロステンジオン配合サプリメントの販売を自主的に中止 するよう通知し、2004 年 4 月には「エフェドラ(エフェドリン類)」成分を含むサプリメントの販売を禁止しま した。しかし、これらがまだ流通している可能性は否定できず、また、エフェドラの代わりにダイエットサ プリメントとして登場した「ビターオレンジサプリメント」にはシネフリン(監視プログラム)が含まれていま す。 *中国製ダイエット食品による死亡例を含む肝機能障害が国内で多数報告されていますが、これらには 2007 年禁止表に掲載された興奮薬のシブトラミンやマジンドールが含まれているものがあったことが判 明しています。 ○ビタミン、ビタミン様物質(コエンザイム Q10、L-カルニチンなど) ビタミン、コエンザイム Q10 や L-カルニチンなどのビタミン様物質は禁止されていません。しかし、これ らに種々の強壮剤を配合した製剤、特に外国製品には禁止物質を含むものがあります。 ○アミノ酸 アミノ酸含有のスポーツドリンクが流行です。アミノ酸そのものはドーピング物質ではありませんが、 スポーツドリンクには製品によってさまざまな天然物(ホルモン性の天然・合成成分)を添加したものもあ りますから注意が必要です。 サプリ・トクホ相談Q&A(静岡県薬剤師会編、(株)南山堂 発行)も併せてご参照ください。 (参考)JADA により認定されたスポーツドリンク、エネルギーアシスト系食品等の 競技者が使用する機会が多い飲料及び食品があります。これらは 1 年ご とに更新されますので、下記の(公財)日本アンチ・ドーピング機構のホーム ページを参照してください。 http://www.playtruejapan.org/jada_qualified.php JADA マーク JADA 認定商品マーク - 25 - 5. 使用可能薬リスト / 一般用医薬品(OTC 医薬品):OTC DRUGS はじめに 禁止物質を含まない、あるいは禁止物質が含まれていても使用方法(添付文書記載の用 法・用量)を守れば許可される国内の一般用医薬品(一部、医薬部外品を含む)の例をあげ ました。 禁止物質には「常に禁止される物質(競技会(時)及び競技会外)」と「競技会(時)に禁止され る物質」があります。 主に、健康なスポーツ選手が急性の病気に対して使用する内服薬、外用薬をあげていま す。 名前全体が完全に一致することを確かめてください。ほとんど同じ名前でも、接頭語として 「新」がついたり、接尾語として「錠」や「会社名」、アルファベットがついているだけで、成分の 組成が異なることもあります。 JAPIC 一般用医薬品集 2011 を参考に、現在店頭で販売されていると思われる製品をあげて います。 ここにあげた薬だけが許可されているわけではありません。一部の例示であり、他にも使え る薬は数多くあります。 (1)解熱鎮痛薬 (注意) カフェインは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリング物質に変更となり禁止されないが、検査 結果は従来通り報告される。 →医薬品だけでなく、コーヒーなどの食品からのカフェイン摂取も考慮し、尿中濃度に注意 する。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 アスピリン バイエルアスピリン 佐藤製薬 アスピリン・合成ヒドロタルサイト バファリン A ライオン ジョンソン・エンド・ジョンソン アセトアミノフェン タイレノール A・FD ライオン 小児用バファリン CⅡ 佐藤製薬 こどもリングルサット アセトアミノフェン・ジベンゾイルチアミン ノーシンホワイトジュニア アラクス アセトアミノフェン・イブプロフェン グレラン・ビット 武田薬品 エスエス製薬 イブプロフェン イブ 龍角散 クラライット A 武田薬品 フェリア 佐藤製薬 リングルアイビー (2)解熱鎮痛薬【坐剤】 <使用可能薬例> 成分名 アセトアミノフェン 販売名 アルピニーA 坐剤 こどもパブロン坐薬 ナックローレン坐薬 キオフィーバ - 26 - 販売会社名 エスエス製薬 大正製薬 三友薬品 樋屋奇応丸 (3)総合感冒薬 かぜ薬についての基本的な考え方 カフェインなどが禁止物質から外れたため、禁止物質を含む総合感冒薬は少なくなった。 しかし、依然多くの総合感冒薬にはエフェドリン類などの禁止物質が含まれており、注意が 必要である。また、カフェインは禁止物質からは外れたが、モニタリング物質として使用をモ ニターされる。身体の中で禁止物質に変化して誤解される恐れのある物質もある。 いずれにせよ、かぜのウイルスに直接作用する薬はないので、症状にあわせて禁止物質 を含まない薬を選択し、使用する方が安全である。 (注意) 多くの総合感冒薬には禁止物質が含まれている。 →エフェドリン類など多くの禁止物質が含まれている。 エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン、麻黄(エフェドリン類)は競技会(時)禁 止物質。(WADA 禁止表 S6.興奮薬、b.特定物質) →競技会(時)禁止物質であるが特定物質に該当するので、競技力向上を目的としたもの でないことを証明できる場合には制裁措置が軽減されることがある。 よく使われる漢方薬(葛根湯・小青竜湯など)には禁止物質(麻黄)が含まれている。 →漢方のかぜ薬は穏やかと思われがちだが、麻黄にはエフェドリン類などの禁止物質が 含まれている。ロスオリンピックでは、葛根湯を服用した男子バレーボール選手がドー ピング検査で陽性となった。 似たような名前で処方が異なるものに注意。名前が完全に一致することを確認する。 (例)○ストナアイビー、×ストナアイビー顆粒 →「ストナアイビー」は使用可能であるが、「ストナアイビー顆粒」にはメチルエフェドリンが 含まれている。 エフェドリンが含まれていると考えられる場合には競技会 3 日前までには服用を止める。 →エフェドリンの血中濃度半減期(t1/2)は 6.8 時間。医薬品は正常な代謝が行なわれれ ば、一般的には 5 半減期で 94~97%は排泄されると考えられ、6.8 時間×5=34 時間 (約 1.5 日)となり、慎重に考えて 2 倍の 3 日前までには服用を止めなければいけない。 2010 年より、プソイドエフェドリンが禁止物質として再導入された。 ベンザブロック、新ルルシリーズのほとんどには、禁止物質(メチルエフェドリン、プソイドエフ ェドリン、麻黄)が含まれている。 →ベンザブロック、新ルルシリーズは一般的な総合感冒薬であるため注意。 カフェイン、フェニルプロパノールアミンは 2004.1.1 禁止物質からモニタリング物質に変更とな り禁止されないが、検査結果は従来通り報告される。 →カフェインだけでなく、フェニルプロパノールアミンもモニタリング物質に該当する。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 イブプロフェン・ジヒドロコデインリン酸 ストナアイビー 佐藤製薬 塩・グアヤコールスルホン酸カリウム・ジ フェニルピラリン塩酸塩・無水カフェイン アセトアミノフェン・サリチルアミド・クロ ルフェニラミンマレイン酸塩・ノスカピン 塩酸塩水和物・カフェイン水和物・アスコ ルビン酸 アセトアミノフェン・クロルフェニラミンマ レイン酸塩・チペピジンヒベンズ酸塩・リ ボフラビン アセトアミノフェン・クロルフェニラミンマ レイン酸塩・カフェイン水和物 新エスタック 12 新エスタック「W」 エスエス製薬 エスエス製薬 カイゲンこどもかぜぐすりカリュー カイゲン ニシミドン液小児用 日新製薬・滋 - 27 - (4)総合感冒薬【外用】 <使用可能薬例> *:医薬部外品 成分名 販売名 dl-カンフル・テレビン油・l-メントー ヴイックスヴェポラッブ(*) 販売会社名 大正製薬 ル・ユーカリ油・ニクズク油・杉葉油 (5)鎮咳・去痰薬 (注意) エフェドリン、麻黄(エフェドリン類を含む)、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン、メトキシ フェナミン、トリメトキノールは禁止物質。(WADA 禁止表 S3.ベータ 2 作用薬、S6.興奮薬) →メトキシフェナミン、トリメトキノールは WADA 禁止表に名称の記載はないが、ベータ 2 作 用があるため、類似の化学構造または類似の薬理効果を有するものとして禁止され る。普段から使用しないようにする。 カフェイン、フェニルプロパノールアミンは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリング物質に変更 となり現在は禁止されないが、検査結果は従来通り報告される。 →鎮咳去痰薬にもモニタリング物質が含まれているものがある。 コデインは、2004.1.1 からモルヒネ/コデイン比が監視プログラムとなり禁止されないが、検査 結果は従来通り報告される。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 ジヒドロコデインリン酸塩・リゾチーム塩 エスエスブロン「カリュー」 エスエス製薬 酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩 新ルビカップ 日水製薬 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水 コンタックせき止め ST GSK 和物・ジプロフィリン・リゾチーム塩酸塩 L-カルボシステイン・塩酸ブロムヘキシ ン ジヒドロコデインリン酸塩・グアイフェネ シン・クロルフェニラミンマレイン酸塩・無 水カフェイン リン酸コデイン・マレイン酸クロルフェニ ラミン ジヒドロコデインリン酸塩・グアイフェネ シン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩・ 無水カフェイン 臭化水素酸デキストロメトルファン・グア イフェネシン ジヒドロコデインリン酸塩・グアヤコール スルホン酸カリウム チペピジンヒベンズ酸塩・リゾチーム塩 酸塩・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 クールワン去たんソフトカプセル ストナ去たんカプセル エフストリン去たん錠 新ブロン液エース 杏林製薬 佐藤製薬 大昭製薬 エスエス製薬 ユアシロップ 12 ロート製薬 エスベナンせきどめ内服液エー 白石薬品 ス コフトせき止め透明液 日本臓器製薬 セキピタン SP 小林製薬 ニッシンせき止め顆粒 日新薬品 (6)鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 <使用可能薬例> *:医薬部外品 成分名 販売名 塩化セチルピリジニウム・デキストロメト エフストリントローチ ルファンフェノールフタリン塩 コデステシントローチ - 28 - 販売会社名 大昭製薬 プロダクト・イノベーション、ア クシス デキストロメトルファンフェノールフタリン 塩・グアヤコールスルホン酸カリウム・セ チルピリジニウム塩化物水和物 ノスカピン、グアヤコールスルホン酸カリ ウム、塩化セチルピリジニウム 塩化リゾチーム・グリチルリチン酸二カリ ウム・塩化デカリニウム コデミン G トローチ ストナコフドロップ スパークのどクール セキトローチ タイワケシノールトローチ テラポニンセキトローチ ノドロップコフ ベンザブロックトローチ 新エスベナントローチ 伊丹製薬 佐藤製薬 滋賀県製薬 三宝製薬、福地製薬 大和製薬・愛 東洋メディコ 日新薬品、福地製薬 武田薬品 白石薬品 ノバポン L トローチ 田辺三菱製薬 (7)胃腸薬<①胃炎・胃潰瘍、②腹痛(鎮痙・鎮痛薬)、③健胃・総合胃腸薬(配合薬)> (注意) ホミカ(ストリキニーネを含む)は競技会(時)禁止物質。(WADA 禁止表 S6.興奮薬) ホミカ(ストリキニーネを含む)を含有するものは 1 週間前から服用しない。 →ストリキニーネの排泄は 48~72 時間と考えられ、尿中濃度の基準値が設定されていな いので検出されれば直ちに違反が疑われる。大会 1 週間前から服用してはいけない。 似たような名前で処方が異なるものに注意。 (例)○ワクナガ胃腸薬 U、×ワクナガ胃腸薬 G →例えば、「ワクナガ胃腸薬 U」にはホミカが含まれていないが、「ワクナガ胃腸薬 G」には ホミカが含まれている。 局所麻酔薬(オキセサゼイン:スイッチ OTC)は 2004.1.1 から使用可能。 →局所麻酔薬は以前は禁止されていたが、2004 年禁止表から削除され、使用可能となっ た。 <使用可能薬例> *:医薬部外品 成分名 販売名 販売会社名 ① 胃炎・胃潰瘍 シメチジン アルサメック錠 佐藤製薬 ロート製薬 シメチジン・アルジオキサ・ケイ酸 パンシロン H2 ベスト アルミン酸マグネシウム ラニチジン塩酸塩 ・ケイ酸アル アバロン Z ミン酸マグネシウム・酸化マグネシ 大正胃腸薬 Z 大正製薬 大正製薬 ウム・水酸化アルミナマグネシウム ファモチジン ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩 ブチルスコポラミン臭化物 ガスター10・ガスター10 S 錠・ガス ター10(散)・ガスター10 内服液 ガストリック 10 ガスドック 10 ベッセン H2 アルタット A イノセアワンブロック ② 腹痛(鎮痙・鎮痛薬) ストマオフ糖衣錠 ブスコパン A 錠 ブチスコミン ブスポン S - 29 - 第一三共ヘルスケア 杏林製薬 キョーリンリメディオ 新新薬品 興和 佐藤製薬 ゼリア新薬 エスエス製薬 佐藤製薬 小林薬品 ブチルスコポラミン臭化物・メ ブスコパン M カプセル エスエス製薬 タケイ酸アルミン酸マグネシウム ジサイクロミン塩酸塩・乾燥水酸化アル ミニウムゲル・酸化マグネシウム コランチル A 顆粒 塩野義製薬 チキジウム臭化物 オキセサゼイン ストパン サクロン Q マクト OZ ロミノン三宝 Oz ③ 健胃・総合胃腸薬(配合薬) スクラート胃腸薬(顆粒) 大正製薬 エーザイ ジェーピーエス製薬 三宝製薬 イノセアグリーン 佐藤製薬 イノセア胃腸内服液 佐藤製薬 サクロン S エーザイ パンシロン G ロート製薬 パンシロン N10 ロート製薬 ガストール錠・細粒 エスエス製薬 キャベジンコーワ S 興和新薬 ミルマグ液 スイマグ 新三共胃腸薬〔細粒〕 エムジーファーマ 三保製薬研究所 第一三共ヘルスケア 新三共胃腸薬〔錠剤〕 第一三共ヘルスケア ワクナガ胃腸薬 U 湧永製薬 エビオス錠(*) ビオラクターゼ(*) アサヒフードアンドヘルスケア 米田薬品 ロートエキス・スクラルファート水和物・ 合成ヒドロタルサイト・ケイ酸アルミン酸 マグネシウム・アズレンスルホン酸ナトリ ウム・L-グルタミン ロートエキス・メタケイ酸アルミン酸マグ ネシウム・スクラルファート・ソウジュツ 乾燥エキス メタケイ酸アルミン酸マグネシウム・スク ラルファート・合成ヒドロタルサイト・コウ ボク流エキス・ソウジュツ流エキス ロートエキス・銅クロロフィリンカリウム・ 水酸化マグネシウム・無水リン酸水素カ ルシウム ロートエキス・炭酸水素ナトリウム・重質 炭酸マグネシウム・サナルミン・ジアスメ ン SS・プロザイム・沈降炭酸カルシウ ム・ケイヒ・ケイヒ油・シュクシャ・センブ リ・L-グルタミン ラクトミン(アシドフィルス菌)・ビフィズス 菌・ラクトミン(フェカリス菌)・糖化菌(納 豆菌)・アミロリシン-5・サンプローゼ F・ セルロシン A.P. ピレンゼピン塩酸塩水和物・炭酸水素 ナトリウム・メタケイ酸アルミン酸マグネ シウム・ビオヂアスターゼ 2000 メチルメチオニンスルホニウムクロライ ド・合成ヒドロタルサイト・炭酸水素ナトリ ウム・メタケイ酸アルミン酸マグネシウ ム・ロートエキス 3 倍散・ホップ乾燥エキ ス -S ・ セ ン ブ リ 末 ・ ビ オ ヂ ア ス タ ー ゼ 2000・リパーゼ AP12 水酸化マグネシウム タカヂアスターゼ N1・リパーゼ AP12・有 胞子性乳酸菌・アカメガシワエキス・カン ゾウ末・ケイ酸アルミン酸マグネシウム・ 水酸化マグネシウム・合成ヒドロタルサ イト・オウバク末・ケイヒ末・ウイキョウ 末・チョウジ末・ショウキョウ末・l-メント ール タカヂアスターゼ N1・リパーゼ AP12・ア カメガシワエキス・カンゾウ末・ケイ酸ア ルミン酸マグネシウム・合成ヒドロタル サイト・水酸化マグネシウム・ロートエキ ス・オウバク末・ケイヒ末・ウイキョウ末・ チョウジ末・ショウキョウ末・l-メントール アズレンスルホン酸ナトリウム・アルジ オキサ・合成ヒドロタルサイト・ロートエ キス散・沈降炭酸カルシウム 乾燥酵母 ラクトミン(乳酸菌)・糖化菌(納豆菌)・ビ オヂアスターゼ・乾燥酵母 - 30 - ライオン ウルソデオキシコール酸・ビオヂアスタ ーゼ 2000・リパーゼ AP6・ケイヒ末・ウイ キョウ末・ゲンチアナ末 ウルソデオキシコール酸・有胞子性乳 酸菌 宮入菌(酪酸菌)末・ウルソデオキシコー ル酸 ハイウルソ顆粒 佐藤製薬 新タントーゼ錠 L(*) テイカ製薬 ミヤリサン U 錠(*) ミヤリサン製薬 (8)消化薬 <使用可能薬例> *:医薬部外品 成分名 販売名 タカヂアスターゼ N1 新タカヂア錠(*) ビオヂアスターゼ 2000・リパーゼ AP12・ 新ビオヂアス(*) ニューラーゼ ビオヂアスターゼ 2000・ニューラーゼ・ ウルソデオキシコール酸 ワカモト消化薬(*) 販売会社名 第一三共ヘルスケア 天野商事 わかもと製薬 (9)便秘治療薬 (注意) 女性用の便秘治療薬に注意。カタカナ表記でも漢方薬の製品がある。 (例)×新コッコアポ A 錠・S 錠 →「新コッコアポ A 錠・S 錠」は防風通聖散という漢方薬であり、禁止物質である麻黄(エフ ェドリン類)を含有する。また、防風通聖散は、最近では皮下脂肪の分解等を目的に使 用される事が多くなり、「ナイシトール 85」「ココスリム」のような製品名でも販売されてい る。 グリセロール(グリセリン)の経口投与および静脈内投与は禁止。(WADA 禁止表 S5.利尿 薬と他の隠蔽薬) <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 アロエ末 アロエ錠 各社 アロエエキス・センノシド 新サラリン 大塚製薬 センナ成分(末・エキス・実・ センナ 各社 実末・センノシド) センナ実・プランタゴ・オバタ種子 サトラックス 佐藤製薬 センノシド・プランタゴ・オバタ種皮 ウィズワン ゼリア新薬 センナ末・ダイオウ末 ハイベン 高砂薬業 センノシド・ビサコジル カイベール C アラクス ラクトール S カイゲン 大正製薬 ビサコジル コーラック ビサコジル カイラックス 小林製薬 ツージーQ ビサコジル・ジオクチルソジウムスルホ サトラックスエース 佐藤製薬 サクシネート(DSS)・塩酸ピリドキシン ピコスルファートナトリウム ピコスルファートナトリウム水和物・ビフ ィズス菌・ラクトミン(乳酸菌) コーラックソフト ピコラックス ビオフェルミン便秘薬 - 31 - 大正製薬 佐藤製薬 武田薬品 酸化マグネシウム アクアナチュラル便秘薬 ウエストンナチュラル スラーリア便秘薬 フジックス 小林薬品 ロート製薬 炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二水素 ナトリウム コーラック坐薬タイプ 新レシカルボン坐剤 S 大正製薬 ゼリア新薬 (10)整腸薬・下痢止め <使用可能薬例> *:医薬部外品 成分名 販売名 塩酸ロペラミド イノック下痢止め シグナル下痢止め トメダインコーワフィルム ペロット下痢止め ロペラマックサット タンニン酸アルブミン・ゲンノショウコエ ビオフェルミン止瀉薬 キス・ロートエキス・フェカリス菌末(乳酸 菌) 販売会社名 湧永製薬 エスエス製薬 興和新薬 ゼリア新薬 佐藤製薬 武田薬品 木クレオソート・ゲンノショウコ末・オ ウバク乾燥エキス セイロガン糖衣 A 大幸薬品 ベルベリン塩化物水和物・ロートエキ ス・タンニン酸アルブミン・ウルソデオキ シコール酸 新タントーゼ A 第一三共ヘルスケア ロートエキス 3 倍散・タンニン酸ベル ベリン ストッパ下痢止め A 小中学生用ストッパ下痢止め カゼイ菌・ビフィズス菌 ヤクルト BL 整腸薬(*) ビフィズス菌・ラクトミン わかもと整腸薬(*) ラクトミン(フェカリス菌/アシドフィル ラッパ整腸薬 BF(*) ライオン ヤクルト本社 わかもと製薬 大幸薬品 ス菌)・ビフィズス菌・ジメチルポリシ ロキサン 宮入菌(酪酸菌)末 コンク・アシドフィルス菌末・コンク・ビフィ ズス菌末・コンク・フェカリス菌末 強ミヤリサン(錠)(*) ミヤリサン 新ビオフェルミン S 錠・S 細粒 武田薬品 (*) (11)アレルギー用薬(鼻炎内服薬を含む) (注意) メチルエフェドリン、プソイドエフェドリンは競技会(時)禁止物質。(WADA 禁止表 S6.興奮 薬、b.特定物質) カフェイン、フェニルプロパノールアミン、フェニレフリンは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリ ング物質に変更となり使用可能であるが、検査結果は従来通り報告されることがある。 →アレルギー用薬にもモニタリング物質が含まれている。 市販のアレルギー用薬には禁止物質やモニタリング物質を配合する薬が多い。 →生薬を配合するものにも注意が必要。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 キョーリンリメディオ メキタジン カイロニン錠 ノーエチ薬品 ポジナール M 錠 アルフレッサファーマ リリース錠 - 32 - メキタジン・リボフラビン・ピリドキ シン塩酸塩・ニコチン酸アミド ピロット A 錠 全薬工業 ジフェンヒドラミン塩酸塩 レスタミンコーワ糖衣錠 タミナス A 錠 興和新薬 湧永製薬 クロルフェニラミンマレイン酸塩・グリチ ルリチン酸二カリウム・グルコン酸カル シウム クロルフェニラミンマレイン酸塩・グリチ ルリチン酸カリウム・リン酸ピリドキサー ル プラタギン 三宝製薬 アレギトール 日邦薬品 クロルフェニラミンマレイン酸塩・グ リチルリチン酸カリウム・ピリドキシ ン塩酸塩・グルコン酸カルシウム水 和物 クロルフェニラミンマレイン酸塩・ヨ ウ化イソプロパミド・ブロメライン アレルギール錠 第一三共ヘルスケア コンタック 600ST GSK エメダスチンフマル酸塩 ケトチフェンフマル酸塩 アゼラスチン塩酸塩 アルガード抗アレルギーカプセル ロート製薬 ノバルティスファーマ エーザイ クロルフェニラミンマレイン酸塩・グ ルコン酸カルシウム・アスコルビン 酸 ザジテン AL 鼻炎カプセル ハイガード (12)点鼻薬 (注意) 多くの点鼻薬には、ナファゾリン(血管収縮剤)などの血管収縮剤や糖質コルチコイドなどの 競技会(時)禁止物質またはその関連物質が含まれている。(WADA 禁止表 S6.興奮薬、 S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドは、経口使用、経直腸使用、静脈内使用、筋肉内使用はすべて禁止、 それ以外の使用経路は禁止されない。 ナファゾリン等の血管収縮剤は、点鼻を含む局所使用が認められている。しかし、何回も多 量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性がある。 →ナファゾリンなどのイミダゾール誘導体の局所使用(点鼻、点眼、外用水虫薬など)は使 用可能。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 クロモグリク酸ナトリウム・ナファゾ エージーノーズ 第一三共ヘルスケア リン塩酸塩・クロルフェニラミンマレ ナザールブロック 佐藤製薬 イン酸塩 塩酸ナファゾリン・マレイン酸クロル フェニラミン・塩化ベンザルコニウム ナファゾリン塩酸塩・クロルフェニラ ミンマレイン酸塩・塩酸リドカイン・ ベンゼトニウム塩化物 塩酸テトラヒドロゾリン・クロルフェニ ラミンマレイン酸塩・ベンゼトニウム 塩化物・リドカイン ケトチフェンフマル酸塩 クールワン鼻スプレー 杏林製薬 新ルル点鼻薬 第一三共ヘルスケア アネトンコールタイジン ベンザ鼻炎スプレー ジョンソン・エンド・ジョンソン 武田薬品、千寿製薬 ザジテン AL 鼻炎スプレー パブロン点鼻 Z ノバルティスファーマ 大正製薬 - 33 - (13)吐き気・乗り物酔い予防薬 (注意) 吐き気・乗り物酔いの予防薬には、カフェインを含むものが多数ある。 カフェインは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリング物質に変更となり禁止されないが、検査 結果は従来通り報告される。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 ケーティジャパン、米田薬品 塩酸メクリジン ケーシック・学童用ケーシック 大正製薬 センパア S グレンツメディカル トラベラソフト 塩酸メクリジン・ピリドキシン塩酸塩 スカイラブソフト 伊丹製薬 塩酸メクリジン・スコポラミン臭化水 乗り物酔い止め QD 錠 第一三共ヘルスケア 素酸塩水和物 大正製薬 センパア 武田薬品 タケダ乗り物酔い止め 塩酸メクリジン・スコポラミン臭化水 パンシロントラベル ロート製薬 素酸塩水和物・ピリドキシン塩酸塩 塩酸メクリジン・d-クロルフェニラミ ンマレイン酸塩・ピリドキシン塩酸塩 塩酸メクリジン・ジプロフィリン ジメンヒドリナート・ジプロフィリン・ スコポラミン臭化水素酸塩水和物・ ピリドキシン塩酸塩 ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ジ プロフィリン アネロンチュアブル エスエス製薬 スヨロミン ポード錠 三宝製薬 森下仁丹 トラベルミン、トラベルミン・ジュニア エーザイ 興和 マイトラベル錠 (14)催眠・鎮静薬 (注意) 運動パフォーマンスの低下と競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 ジフェンヒドラミン塩酸塩 アンミナイト グ・スリーP ドリエル ナイトール ネオデイ 販売会社名 ゼリア新薬 第一三共ヘルスケア エスエス製薬 GSK 大正製薬 (15)鉄欠乏性貧血用薬 (注意) 生薬由来成分が配合されている鉄剤は注意。→成分が確認できるかチェックする。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 フマル酸第一鉄・硫酸銅・硫酸コバルト・ エミネトン 佐藤製薬 硫酸マンガン・塩酸ピリドキシン・シアノ コバラミン・アスコルビン酸・酢酸トコフェ ロール・葉酸・銅クロロフィリンカリウム・ 銅クロロフィリンナトリウム - 34 - シアノコバラミン・チアミン硝化物・リボフ ラビン・ピリドキシン塩酸塩・ニコチン酸 アミド・アスコルビン酸・トコフェロール酢 酸エステル・葉酸・フマル酸第一鉄・リン 酸水素カルシウム・硫酸銅・硫酸コバル ト 溶性ピロリン酸第二鉄・シアノコバラミ ン・葉酸 マスチゲン-S 錠 日本臓器製薬 ファイチ ヘマニック 小林製薬 全薬工業 (16)痔疾用薬 (注意) 多くの痔疾用の坐薬・軟膏には、血管収縮剤や糖質コルチコイドなどの競技会(時)禁止物 質が含まれている。(WADA 禁止表 S6.興奮薬、S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドは、経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用はすべて禁止、 それ以外の投与経路については禁止されない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 セイヨウトチノキ種子エキス・トコフェ 内服ボラギノール EP 武田薬品 ロール酢酸エステル・ボタンピエキ ス・シコン水製エキス アミノ安息香酸エチル・タンニン酸・ dl-カンフル・カカオ脂・アミノエチル スルホン酸 リドカイン・グリチルレチン酸・アラン トイン・トコフェロール酢酸エステル 塩化リゾチーム・シコンエキス・アミ ノ安息香酸エチル・塩酸ジフェンヒド ラミン・塩酸クロルヘキシジン 塩酸リドカイン・塩酸テトラヒドロゾリ ン・塩化セチルピリジニウム リドカイン・酸化亜鉛・塩酸クロルヘ キシジン・アラントイン・グリチルレチ ン酸・酢酸トコフェロール・l-メントー ル タウリン坐薬 湯の川製薬 ボラギノール M 軟膏・M 坐剤 武田薬品 コリミジン A 坐剤 日水製薬 リナロンムース 佐藤製薬 レック H 軟膏・H 坐剤 湧永製薬 (17)女性用薬(膣カンジダ関連薬) <使用可能薬例> 成分名 ミコナゾール硝酸塩 イソコナゾール硝酸塩 販売名 メディトリート・メディトリートクリーム 販売会社名 大正製薬 メンソレータムフレディ CC 膣錠・ ロート製薬 CC クリーム - 35 - (18)目薬<①感染症、②ビタミン類・疲れ目、③人工涙液・ドライアイ、④洗眼液、⑤花粉症・抗アレルギー> (注意) ナファゾリンなど(イミダゾール誘導体)の血管収縮剤は、点眼を含む局所使用が認められて いる。しかし、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性 がある。(WADA 禁止表 S6.興奮薬) <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 ① 感染症 スルファメトキサゾールナトリウム・ 抗菌アイリスα 大正製薬 グリチルリチン酸二カリウム・アミノ エチルスルホン酸・コンドロイチン硫 酸ナトリウム スルファメトキサゾールナトリウム・ グリチルリチン酸二カリウム スルファメトキサゾール・グリチルリ チン酸二カリウム スルファメトキサゾール・グリチルリ チン酸二カリウム・クロルフェニラミ ンマレイン酸塩・アミノエチルスルホ ン酸 スルファメトキサゾール・グリチルリ チン酸二カリウム・クロルフェニラミ ンマレイン酸塩・コンドロイチン硫酸 ナトリウム スルファメトキサゾールナトリウム・ グリチルリチン酸二カリウム・クロル フェニラミンマレイン酸塩・酢酸 d-α -トコフェロール 塩酸テトラヒドロゾリン・ネオスチグミ ンメチル硫酸塩・グリチルリチン酸 二カリウム・クロルフェニラミンマレイ ン酸塩・ピリドキシン塩酸塩・コンド ロイチン硫酸ナトリウム・アミノエチ ルスルホン酸 ネオスチグミンメチル硫酸塩・イプシ ロン-アミノカプロン酸・クロルフェニ ラミンマレイン酸塩・ピリドキシン塩 酸塩・酢酸 d-α-トコフェロール・アミ ノエチルスルホン酸・パンテノール クロルフェニラミンマレイン酸塩・ピリ ドキシン塩酸塩・シアノコバラミン・ア ミノエチルスルホン酸 シアノコバラミン・ピリドキシン塩酸 塩・コンドロイチン硫酸ナトリウム・ク ロルフェニラミンマレイン酸塩・アミノ エチルスルホン酸 アミノエチルスルホン酸・酢酸 d-αトコフェロール・ピリドキシン塩酸塩・ L-アスパラギン酸カリウム・ネオス チグミンメチル硫酸塩・クロルフェニ ラミンマレイン酸塩 新サルファ・ルビー ノアール SG ノアールワン SG サルファアナロン目薬 バラード S マイティア抗菌目薬 ユニーサルファ目薬 サンテ抗菌新目薬 日邦薬品 佐藤製薬 佐藤製薬 小林薬品 東亜薬品 武田薬品 小林薬品 参天製薬 新エスビヤン抗菌目薬 ゼリア新薬 ロート抗菌目薬 EX ロート製薬 ② ビタミン類・疲れ目 アイリス Rinc 大正製薬 サンテ 40 ハイ 参天製薬 サンテドウ 参天製薬 ポポンピュメリ目薬 R 塩野義製薬 ロート V40 タウ ロート製薬 - 36 - L-アスパラギン酸カリウム・ネオス チグミンメチル硫酸塩・ピリドキシン 塩酸塩・アラントイン・塩酸テトラヒド ロゾリン・クロルフェニラミンマレイン 酸塩 塩化ナトリウム・塩化カリウム 塩化ナトリウム・塩化カリウム・リン 酸二水素ナトリウム 塩化ナトリウム・塩化カリウム・ヒド ロキシエチルセルロース 塩化ナトリウム・塩化カリウム・ブド ウ糖 塩化ナトリウム・L-アスパラギン酸カ リウム・アミノエチルスルホン酸 塩化ナトリウム・塩化カリウム・アミノ ロートジーファイニュー ロート製薬 ③ 人工涙液・ドライアイ アイブルーCL ソフトサンティア レンズティア S アスパラ目薬ソフト カイゲン 参天製薬 エイエムオー・ジャパン 田辺三菱製薬 なみだロートコンタクト ロート製薬 New マイティア CL 武田薬品 スマイルコンタクト ライオン アイリス CL-I ネオ 大正製薬 エチルスルホン酸 ④ 洗眼薬 イプシロン-アミノカプロン酸・クロル フェニラミンマレイン酸塩・コンドロイ チン硫酸ナトリウム・グリチルリチン 酸二カリウム・ピリドキシン塩酸塩・ トコフェロール酢酸エステル イプシロン-アミノカプロン酸・グリチ ルリチン酸二カリウム・マレイン酸ク ロルフェニラミン・塩酸ピリドキシン・ L-アスパラギン酸カリウム L-アスパラギン酸カリウム・アミノエ チルスルホン酸・イプシロン-アミノカ プロン酸・クロルフェニラミンマレイン 酸塩・ピリドキシン塩酸塩・パンテノ ール・酢酸 d-α-トコフェロール イプシロン-アミノカプロン酸・クロル フェニラミンマレイン酸塩・グリチル リチン酸二カリウム・ピリドキシン塩 酸塩・アミノエチルスルホン酸 グリチルリチン酸二カリウム・塩酸ピ リドキシン・酢酸 d-α-トコフェロー ル・L-アスパラギン酸カリウム・アミ ノエチルスルホン酸・コンドロイチン 硫酸ナトリウム クロモグリク酸ナトリウム・クロルフェ ニラミンマレイン酸塩 クロモグリク酸ナトリウム・クロルフェ アイボン c 小林製薬 アルガード目すっきり洗眼薬α ロート製薬 スマイルアミノウォッシュ ライオン フレッシュアイ AG 第一三共ヘルスケア ロート C キューブアミノモイスト ロート製薬 ⑤ 花粉症・抗アレルギー アイブルーAGⅡ アスゲン点眼薬 アスピーアイ CA エージーアイズ 眼涼アルファースト サンテアルフリー新目薬 スマリン「アルギー」CG ノアールアレジー ビュークリア AL クール エーゼットアルファ カイゲン アスゲン製薬 アスゲン製薬 第一三共ヘルスケア 久光製薬 参天製薬 エスエス製薬 佐藤製薬 ゼリア新薬 ゼリア新薬 ニラミンマレイン酸塩・アズレンスル ホン酸ナトリウム・コンドロイチン硫 酸ナトリウム - 37 - クロモグリク酸ナトリウム・マレイン バイシンアルメディモイスト ジョンソン・エンド・ジョンソン アイリスアレスト ザジテン AL 点眼薬 大正製薬 ノバルティスファーマ 酸クロルフェニラミン・アミノエチルス ルホン酸・塩酸ピリドキシン ケトチフェンフマル酸塩 (19)うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 <使用可能薬例> 成分名 ポビドンヨード 販売名 浅田飴のどクールスプレー イソジンうがい薬 クールワンのどスプレー ネオヨジンうがいぐすり フィニッシュコーワ ポビドンヨード・l-メントール ジキニンうがい薬 クロルヘキシジングルコン酸塩 うがい薬コロロ SP アズレンスルホン酸ナトリウ セピーAZ のどスプレークール ム水和物 パブロンうがい薬 AZ 塩化セチルピリジニウム ヴイックスメディケイテッドドロップ C・L・O・R・U(*) 販売会社名 浅田飴 明治 杏林製薬 岩城製薬 興和新薬 全薬工業 サラヤ ゼリア新薬 大正製薬 大正製薬 のどぬーるスプレークリアミント(*) エスエスブロントローチ<クール> 小林製薬 エスエス製薬 セチルピリジニウム塩化物水和物・ クロルフェニラミンマレイン酸塩・グ リチルリチン酸二カリウム ペレックストローチ 大鵬薬品 クロルヘキシジン塩酸塩・リゾチ ーム塩酸塩・グリチルリチン酸 二カリウム アズレンスルホン酸ナトリウム・ グリチルレチン酸・塩化セチル ピリジニウム グリチルリチン酸二カリウム ラダーA 日水製薬 サトウ口内軟膏 佐藤製薬 パッテル 佐藤製薬 セチルピリジニウム塩化物水和 物・リゾチーム塩酸塩・グリチル リチン酸二カリウム・クロルフェ ニラミンマレイン酸塩 (20)皮膚外用薬 <①殺菌消毒薬、②しもやけ・あかぎれ用薬、③鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬、④毛髪用薬、 ⑤化膿性疾患用薬、⑥抗真菌薬、⑦抗ウイルス薬> (注意) 多くの軟膏には糖質コルチコイドなどの競技会(時)禁止物質が含まれているが、2005.1.1 か ら皮膚外用薬としての糖質コルチコイドは使用可能になった。 →皮膚外用剤の糖質コルチコイドは TUE 申請不要。 <使用可能薬例> 成分名 販売名 販売会社名 ① 殺菌消毒薬 イソジンきず薬・軟膏 ポビドンヨード 明治 ケンエーイオダイン 健栄製薬 オキシドール オキシドール 各社 - 38 - ベンザルコニウム塩化物 オスバン S ラビネット P クロルヘキシジングルコン オロナイン H 軟膏 酸塩 ヒビスコール S セチルピリジニウム塩化物水和物・ キズアワワ クロルフェニラミンマレイン酸塩・ジ ブカイン塩酸塩・ナファゾリン塩酸塩 塩化ベンザルコニウム・塩酸ナファ ゾリン・塩酸ジフェンヒドラミン・塩酸 ジブカイン ベンゼトニウム塩化物・アラントイ ン・クロルフェニラミンマレイン酸塩 ベンゼトニウム塩化物・アラントイン 白色ワセリン ヘパリン類似物質 トコフェロール酢酸エステル・イソプ ロピルメチルフェノール・l-メントー ル・dl-カンフル・サリチル酸メチル インドメタシン インドメタシン・l-メントール ケトプロフェン フェルビナク フェルビナク・l-メントール ジクロフェナクナトリウム 武田薬品 健栄製薬 大塚製薬 サラヤ 小林製薬 新レブメント-FN 湧永製薬 マキロン S 第一三共ヘルスケア ムヒのきず液 ② しもやけ・あかぎれ用薬 白色ワセリン アットノン キンカン HP ローション メンソレータム E 池田模範堂 ③ 鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬 パテックス ID 貼るアクテージ L チールメタシン・ゲル バンテリンコーワ 1.0%液・1.0%ク リーム エパテック A クリーム・A ゲル・A ロ ーション ナボリン フェルビナク 70 パスタイム FX・FX7・FX-L パテックスフェルビナク 5・35 フェイタス・フェイタス L ゼノールエクサム FX・SX・液ゲル イブアウターゲル・テープ・パップ L ジクロテクトゲル・テープ・テープ L ・ローション 各社 小林製薬 金冠堂 ロート製薬 第一三共ヘルスケア 武田薬品 トクホン 興和新薬 ゼリア新薬 エーザイ 祐徳薬品 第一三共ヘルスケア 久光製薬 大鵬薬品 エスエス製薬 大正製薬 ボルタレン AC ゲル・AC テープ・ ノバルティスファーマ AC テープ L・AC ローション サリチル酸グリコール・dl-メント アイスラブゲル ロート製薬 ール・グリチルレチン酸 サリチル酸グリコール・l-メント ール・酢酸トコフェロール サリチル酸メチル・サリチル酸グ リコール・l-メントール・グリチル レチン酸・ユーカリ油・dl-カンフ ル サリチル酸メチル・l-メントール・ dl-カンフル・ノニル酸ワニリルア ミド・クロルフェニラミンマレイン 酸塩・チモール トクホン E トクホン エアーサロンパス EX 久光製薬 アンメルツヨコヨコ 小林製薬 - 39 - サリチル酸メチル・l-メントール・ ハッカ油・dl-カンフル・ノニル酸 ワニリルアミド・トコフェロール酢 酸エステル メンフラ A 大正製薬 サリチル酸メチル・サリチル酸グリコ ール・l-メントール・dl-カンフル・ニコ チン酸ベンジルエステル・チモール・ ユーカリ油・カプサイシン サロメチール 佐藤製薬 サリチル酸グリコール・l-メント ール・ノニル酸ワニリルアミド・ト コフェロール酢酸エステル・グリ チルリチン酸 チール A トクホン クロタミトン・ジフェンヒドラミン塩酸 塩・グリチルレチン酸・アラントイン・ イソプロピルメチルフェノール・トコフ ェロール酢酸エステル ジフェンヒドラミン塩酸塩・リドカイ ン・グリチルレチン酸・パンテノール・ トコフェロール酢酸エステル オイラックスソフト 第一三共ヘルスケア 近江兄弟社メンターム EX ソフト 近江兄弟社 ジフェンヒドラミン・グリチルレチ ン酸・l-メントール・dl-カンフル・ イソプロピルメチルフェノール ジフェンヒドラミン塩酸塩・パンテ ノール・トコフェロール酢酸エス テル・グリチルレチン酸 ジフェンヒドラミン塩酸塩・酸化 亜鉛・グリチルレチン酸 ムヒ S 池田模範堂 ムヒソフト GX・GX 乳状液 池田模範堂 レスタミンコーワクリーム 興和新薬 クロタミトン・ジフェンヒドラミン・グリ チルレチン酸・イソプロピルメチルフ ェノール・酢酸トコフェロール リドカイン・トコフェロール酢酸エステ ル・ジフェンヒドラミン塩酸塩・イソプ ロピルメチルフェノール ユースキン N ユースキン I・I ローション ユースキン製薬 フェミニーナ軟膏 S 小林製薬 ④ 毛髪用薬 ミノキシジル イソプロピルメチルフェノール・イオ ウ・グリチルリチン酸二カリウム イブプロフェンピコノール・イソプ ロピルメチルフェノール デメチルクロルテトラサイクリン 塩酸塩 アモロルフィン塩酸塩 塩酸ネチコナゾール ラノコナゾール 塩酸ブテナフィン ブテナフィン塩酸塩、クロタミトン、グ リチルレチン酸、l-メントール、ベン ザルコニウム塩化物 塩酸ブテナフィン、塩酸リドカイン、 dl-カンフル 塩酸テルビナフィン リアップ・リアップレディ・リアップ X5 大正製薬 ⑤ 化膿性疾患用薬 にきび薬ビフナイト E 小林製薬 ペアアクネクリーム W ライオン レダマイシン軟膏 武田薬品 ⑥ 抗真菌薬 ダマリンエース・液 トークール・トークール液 アトラントエース液・クリーム ウィンダム液・軟膏・クリーム ブテナロック液・クリーム・スプレー スコルバ EX 大正製薬 杏林製薬 エスエス製薬 第一三共ヘルスケア 久光製薬 武田薬品 ラマストン MX2・MX2 液・MX2 ゲル 佐藤製薬 ラミシール AT 液・AT クリーム - 40 - ノバルティスファーマ テルビナフィン塩酸塩・ジフェンヒド ラミン塩酸塩・グリチルレチン酸・イ ソプロピルメチルフェノール バリアクト Hi 液・Hi クリーム ゼリア新薬 硝酸オキシコナゾール・リドカイ ン・クロタミトン・グリチルレチン 酸・l-メントール ニュータムシチンキゴールド タムチンキパウダースプレーEX 小林製薬 ビホナゾール エーワン L・L クリーム・L スプレー ダマリン L・ダマリン S バイエック水虫クリーム MC 三友薬品 大正製薬 ホーユー ⑦ 抗ウイルス薬 アクチビア軟膏 ヘルペシア軟膏 アラセナ S GSK 大正製薬 佐藤製薬 ミコナゾール硝酸塩・クロタミト ン・リドカイン・グリチルリチン酸 二カリウム・尿素 アシクロビル ビダラビン - 41 - 6. 使用可能薬リスト / 医療用医薬品:ETHICAL DRUGS はじめに 禁止物質を含まない、あるいは禁止物質が含まれていても使用方法(添付文書記載の用 法・用量)を守れば許可される国内の医療用医薬品の例をあげました。 禁止物質には「常に禁止される物質(競技会(時)及び競技会外)」と「競技会(時)に禁止され る物質」があります。 使用可能薬リストの医薬品は、主要な製品を記載してあります。「他」と書いてあるものは、 記載以外にも医薬品があることを意味します。メーカー名は(製造販売-発売・販売)です。 ここにあげた薬だけが許可されているわけではありません。一部の例示であり、他にも使え る薬は数多くあります。 (1)解熱・鎮痛・抗炎症薬<①非ピリン系解熱鎮痛薬、②合剤、③非ステロイド性抗炎症薬、 ④片頭痛治療薬> かぜ薬についての基本的な考え方 カフェインなどが禁止物質から外れたため、禁止物質を含む総合感冒薬は少なくなった。 しかし、カフェインは禁止物質からは外れたが、モニタリング物質として使用をモニターされ る。また、身体の中で禁止物質に変化して誤解される恐れのあるものもある。 いずれにせよ、かぜのウイルスに直接作用する薬はないので、症状に合わせて禁止物質 を含まない薬を選択し、使用する方が安全である。 (注意) カフェインは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリング物質に変更となり使用可能であるが、検 査結果は従来通り報告されることがある。 →医薬品だけでなく、コーヒーなどの食品からのカフェイン摂取も考慮し、尿中濃度に注意 する。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ① 非ピリン系解熱鎮痛薬 アセトアミノフェン ピリナジン末(長生堂-田辺製薬販売)、カロナール(昭和薬化 (パラセタモール) 工)他 ② 合剤(頭痛、感冒など) アンチピリン・カフェイン・クエン酸 ミグレニン(各社) シメトリド・無水カフェイン キョーリン AP2 配合顆粒(杏林) サリチルアミド・アセトアミノフェ PL 配合顆粒(塩野義)、幼児用 PL 配合顆粒(塩野義)、ピーエイ ン・無水カフェイン・プロメタジンメ 配合錠(全星-全星、田辺三菱、田辺製薬販売、沢井、ニプロ)、 チレンジサリチル酸塩 トーワチーム配合顆粒(東和)他 サリチルアミド・アセトアミノフェ ペレックス配合顆粒(大鵬)、小児用ペレックス配合顆粒(大 ン・無水カフェイン・クロルフェニ 鵬)、ネオアムノール配合散(三和化学)、LL 配合シロップ小児 ラミンマレイン酸塩 用(第一三共-和光堂)他 アスピリン・ダイアルミネート バファリン配合錠(ライオン-エーザイ)他 イソプロピルアンチピリン・アセト SG 配合顆粒(塩野義) アミノフェン・アリルイソプロピル アセチル尿素・無水カフェイン - 42 - ③ 非ステロイド性抗炎症薬 -酸性抗炎症薬- アスピリン メフェナム酸 ジクロフェナクナトリウム スリンダク アンフェナクナトリウム水和物 インドメタシン インドメタシンファルネシル アセメタシン ナブメトン イブプロフェン ケトプロフェン アスピリン(各社) ポンタール(第一三共)他 ナボール SR カプセル(久光)、ボルタレン(同仁-ノバルティス)他 クリノリル錠(日医工-杏林) フェナゾックスカプセル(Meiji Seika ファルマ) インテバン(大日本住友)他 インフリー(エーザイ) ランツジールコーワ錠(興和-興和創薬) レリフェン錠(三和化学) ブルフェン(科研)他 アネオール坐剤(岩城)、エパテック坐剤(富士カプセル-ビオメ ディクス)他 フルルビプロフェン フロベン(科研)他 オキサプロジン アルボ錠(大正-大正富山)他 ナプロキセン ナイキサン錠(田辺三菱) プラノプロフェン ニフラン(田辺三菱)他 ロキソプロフェンナトリウム水和 ロキソニン(第一三共)、オロロックス内服液(日医工ファーマ-日 物 医工)他 ザルトプロフェン ソレトン錠(日本ケミファ)、ペオン錠(ゼリア)他 ピロキシカム バキソ(富山化学-大正富山)他 アンピロキシカム フルカムカプセル(ファイザー)他 ロルノキシカム ロルカム錠(大正-大正富山) エトドラク オステラック錠(あすか-武田)、ハイペン錠(日本新薬)他 メロキシカム モービック錠(日本ベーリンガー-第一三共)他 モフェゾラク ジソペイン錠(田辺三菱) -塩基性抗炎症薬- エピリゾール(メピリゾール) メブロン(第一三共)他 チアラミド塩酸塩 ソランタール錠(アステラス) -その他- ワクシニアウイルス接種家兎炎 ノイロトロピン錠(日本臓器) 症皮膚抽出液 ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 ゾルミトリプタン スマトリプタンコハク酸塩 エレトリプタン臭化水素酸塩 リザトリプタン安息香酸塩 ナラトリプタン塩酸塩 塩酸ロメリジン ④ 片頭痛治療薬 ジヒデルゴット錠(ノバルティス)、ヒポラール錠(あすか-武田)他 ゾーミッグ(アストラゼネカ) イミグラン(GSK) レルパックス錠(ファイザー) マクサルト(杏林-エーザイ) アマージ錠(GSK) テラナス錠(MSD)、ミグシス錠(ファイザー) - 43 - (2)中枢性筋弛緩薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) エペリゾン塩酸塩 ミオナール(エーザイ)他 クロルフェネシンカルバミン酸エステル リンラキサー錠(大正-大正富山)他 アフロクアロン アロフト錠(田辺三菱)他 チザニジン塩酸塩 テルネリン(ノバルティス)他 (3)酵素製剤(消炎・繊維素溶解) (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) リゾチーム塩酸塩 ノイチーム(サンノーバ-エーザイ)、レフトーゼ(日本新薬)、アク ディーム(あすか-武田)他 ブロメライン キモタブ S 錠(持田) ブロメライン・結晶トリプシン キモタブ配合錠(持田) (4)鎮咳・去痰薬 (注意) コデインは、2004.1.1 からモルヒネ/コデイン比が監視プログラムとなり使用可能であるが、検 査結果は従来通り報告されることがある。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -中枢性鎮咳薬- コデインリン酸塩水和物 コデインリン酸塩(各社) アストミン(アステラス)他 アスベリン(田辺三菱)他 デキストロメトルファン臭化水素酸塩 メジコン散、錠(塩野義)、ハイフスタン散(日医工ファーマ-日医 水和物 工)他 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水 メジコン配合シロップ(塩野義)、メゼック配合シロップ(大洋) ジメモルファンリン酸塩 チペピジンヒベンズ酸塩 和物・クレゾールスルホン酸カリウム クロペラスチン エプラジノン塩酸塩 -去痰薬- アンブロキソール塩酸塩 L-カルボシステイン ブロムヘキシン塩酸塩 フスタゾール(田辺三菱) レスプレン錠(中外) ムコソルバン(帝人)、アンブロン細粒(ザイダスファーマ)、ムコサー ル(日本ベーリンガー)他 ムコダイン(杏林)他 ビソルボン錠・細粒・シロップ(日本ベーリンガー)他 - 44 - (5)気管支拡張・喘息治療薬 (注意) ベータ 2 作用薬は常時禁止物質。(WADA 禁止表 S3.ベータ 2 作用薬) 禁止物質「ベータ 2 作用薬」のうち、喘息および運動誘発性喘息発作の予防と治療を目的と したサルブタモール(24 時間で最大 1600μg)*およびサルメテロールが製造販売会社によっ て推奨される治療法に従って吸入使用される場合、TUE 申請は不要。 * 1000ng/mL 以上の場合は違反が疑われる分析結果として扱われる。 →サルタノールインヘラー、ベネトリン吸入液、アイロミールエアゾール、セレベントロタ ディスク、セレベントディスカスの 5 製品が上記 2 成分を含有する吸入剤。サルブタモ ールは通常の用法・用量で使用した場合 1000ng/mL 以上になることはない。 糖質コルチコイドの吸入使用は禁止されない。ただし、シムビコートタービュヘイラーは禁止 されるベータ 2 作用薬のホルモテロールを含むので、TUE 申請が必要。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -キサンチン誘導体- テオフィリン テオドール(田辺三菱)、ユニフィル LA 錠(大塚)、テオロング(エ ーザイ)、スロービッド(サンド)他 アミノフィリン水和物 アルビナ坐剤(久光)、ネオフィリン原末・錠(サンノーバ-エーザ イ)他 -ロイコトリエン拮抗薬- プランルカスト水和物 オノン(小野)他 モンテルカストナトリウム キプレス(杏林)、シングレア(MSD) -抗コリン薬(吸入)- イプラトロピウム臭化物水和物 アトロベントエロゾル(帝人) オキシトロピウム臭化物 テルシガンエロゾル(日本ベーリンガー) <使用可能薬例(吸入ベータ 2 作用薬、吸入ベータ 2 作用薬+吸入糖質コルチコイド、吸入糖質コルチコイド)> 成分名 販売名(メーカー名) -吸入ベータ 2 作用薬- サルブタモール硫酸塩 サルタノールインヘラー(GSK)、アイロミールエアゾール(大日 本住友)、ベネトリン吸入液(GSK) サルメテロールキシナホ酸塩 セレベントロタディスク(GSK)、セレベントディスカス(GSK) -吸入ベータ 2 作用薬 +吸入糖質コルチコイド– サルメテロールキシナホ酸塩、フ ルチカゾンプロピオン酸エステル アドエア(GSK) -吸入糖質コルチコイド- シクレソニド ベクロメタゾンプロピオン酸エステル ブデゾニド フルチカゾンプロピオン酸エステル オルベスコインヘラー(帝人) キュバールエアゾール(大日本住友-MSD) パルミコート(アストラゼネカ) フルタイド(GSK) - 45 - (6)アレルギー治療薬 (注意) 糖質コルチコイドの経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用は競技会(時)禁止。 (WADA 禁止表 S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドは投与形態により申請方法が異なる。経口使用、静脈内使用、筋肉内 使用、経直腸使用は TUE 申請、それ以外の使用経路は禁止されない。 フェニルプロパノールアミンは 2004.1.1 より禁止物質からモニタリング物質に変更となり使用 可能であるが、検査結果は従来通り報告されることがある。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -抗ヒスタミン薬- ジフェンヒドラミン塩酸塩 ベナ錠(佐藤)、レスタミンコーワ錠(興和-興和創薬) タンニン酸ジフェンヒドラミン レスタミン A コーワ散(興和-興和創薬) クレマスチンフマル酸塩 タベジール(ノバルティス)、テルギン G(高田-マルホ)他 クロルフェニラミンマレイン酸塩 アレルギン散(第一三共)、クロダミンシロップ(日医工ファーマ日医工)他 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ネオレスタミンコーワ散(興和-興和創薬)、ヒスタール(ザイダス ファーマ)、ポララミン錠・散・シロップ・ドライシロップ(MSD)他 プロメタジン ヒベルナ散・糖衣錠(田辺三菱)、ピレチア(塩野義) メキタジン ゼスラン(旭化成)、ニポラジン(アルフレッサ)他 -抗アレルギー薬- クロモグリク酸ナトリウム インタール(アステラス)他 トラニラスト リザベン(キッセイ)他 アゼラスチン塩酸塩 アゼプチン(エーザイ)他 ケトチフェンフマル酸塩 ザジテン(ノバルティス)、ジキリオン(日医工ファーマ-日医工) 他 エピナスチン塩酸塩 アレジオン(日本ベーリンガー-第一三共)、エルピナン(東和)他 フェキソフェナジン塩酸塩 アレグラ(サノフィ・アベンティス) セチリジン塩酸塩 ジルテック(ユーシービー-第一三共、GSK)他 オロパタジン塩酸塩 アレロック(協和発酵キリン) ベポタスチンベシル酸塩 タリオン(田辺三菱) ロラタジン クラリチン(MSD-塩野義) ラマトロバン バイナス錠(バイエル-日本新薬) プランルカスト水和物 オノン(小野)他 スプラタストトシル酸塩 アイピーディ(大鵬)他 エバスチン エバステル(大日本住友-Meiji Seika ファルマ)他 オキサトミド セルテクト(協和発酵キリン)他 エメダスチンフマル酸塩 レミカットカプセル(興和-興和創薬)他 - 46 - (7)抗めまい薬(乗り物酔い予防) (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ トラベルミン配合錠(サンノーバ-エーザイ) ジプロフィリン ジメンヒドリナート ジフェニドール塩酸塩 ベタヒスチンメシル酸塩 ドラマミン錠(陽進堂) セファドール(日本新薬)他 メリスロン錠(エーザイ)他 (8)胃腸薬<①胃炎・胃潰瘍、②腹痛(鎮痙薬・粘膜分泌抑制薬)、③総合健胃薬(配合薬)、④胃 腸機能調整薬> (注意) 局所麻酔薬(オキセサゼイン等)は 2004.1.1 から使用可能となった。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ① 胃炎・胃潰瘍 -H2 受容体拮抗薬- シメチジン タガメット錠・細粒(大日本住友)、カイロック(藤本)他 ラニチジン塩酸塩 ザンタック錠(GSK)他 ファモチジン ガスター錠・D 錠・散(アステラス)他 ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩 アルタットカプセル(あすか-武田)他 ニザチジン アシノン錠(ゼリア)他 -プロトンポンプ阻害薬- オメプラゾール オメプラール錠(アストラゼネカ)、オメプラゾン錠(田辺三菱)他 ランソプラゾール タケプロンカプセル・OD 錠(武田)他 ラベプラゾールナトリウム パリエット錠(エーザイ) -酸中和薬- 合成ケイ酸アルミニウム アルミワイス(マイラン)、合成ケイ酸アルミニウム(各社) 乾燥水酸化アルミニウムゲル・ マーロックス懸濁用配合顆粒(サノフィ・アベンティス-アステラ 水酸化マグネシウム ス)、マルファ(東洋製化-小野)他 -粘膜抵抗強化薬- スクラルファート水和物 アルサルミン(中外)他 ポラプレジンク プロマック(ゼリア)他 アルジオキサ イサロン(あすか-武田)、アテネントイン(鶴原)他 アズレンスルホン酸ナトリウム水 アズノール(日本新薬)、ノズレン細粒(ザイダスファーマ)他 和物 アズレンスルホン酸ナトリウム水 和物・L-グルタミン エカベトナトリウム水和物 メチルメチオニンスルホニウムクロリド アルギン酸ナトリウム マーズレン(寿-ゼリア)、グリマック配合顆粒(メディサ-沢井)他 ガストローム顆粒(田辺三菱)他 キャベジン U コーワ錠・顆粒(興和-興和創薬)他 アルロイド G(共成-カイゲン)他 - 47 - -粘液産生・分泌促進薬- レバミピド テプレノン プラウノトール ムコスタ(大塚)他 セルベックス(エーザイ)、セフタック(沢井)他 ケルナック(第一三共) -胃粘膜微小循環改善薬- ベネキサート塩酸塩ベータデクス ソファルコン セトラキサート塩酸塩 ウルグートカプセル(塩野義)他 ソロン(大正-大正富山)他 ノイエル(第一三共)他 ② 腹痛(鎮痙薬・粘膜分泌抑制薬) ブチルスコポラミン臭化物 ブスコパン錠(日本ベーリンガー)他 スコポラミン臭化水素酸塩水和物 ハイスコ(杏林) ロートエキス ロートエキス(各社) ブトロピウム臭化物 コリオパン(エーザイ)、ブトロパン錠(大洋) ③ 総合健胃薬(配合薬) タカヂアスターゼ・メタケイ酸アルミン S・M 配合散(第一三共エスファ) 酸マグネシウム・炭酸水素ナトリウ ム・沈降炭酸カ ルシ ウム・チョウジ 末・ウイキョウ末・ケイヒ末・ショウキョ ウ末・サンショウ末・オウレン末・カン ゾウ末 炭酸水素ナトリウム・炭酸マグネシウ ム・沈降炭酸カルシウム・乾燥水酸 化アルミニウムゲル・リカーゼ・ケイヒ 末・ニガキ末・ショウキョウ末・ウイキ ョウ・カンゾウ末・オウバク末 ドンペリドン メトクロプラミド モサプリドクエン酸塩水和物 つくし A・M 散(富山化学-大正富山)他 ④ 胃腸機能調整薬 ナウゼリン(協和発酵キリン)他 エリーテン錠(日本化薬)、テルペラン錠(あすか-武田)、プリン ペラン錠・細粒(アステラス)他 ガスモチン(大日本) (9)総合消化酵素 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) 濃厚膵臓性消化酵素・細菌性脂肪 ベリチーム配合顆粒(塩野義) 分解酵素・アスペルギルス産生消化 酵素・繊維素分解酵素 ジアスメン・ジアスターゼ・オノテー ス・モルシン・ボンラーゼ・セルロシン AP・パンクレアチン・ポリパーゼ・オノ プローゼ A ヒロダーゼ・マミターゼ・リパーゼ A・ セルラーゼ AP3・濃厚パンクレアチン タフマック E(小野) ポリトーゼ(武田) - 48 - (10)便秘治療薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -緩下剤- 酸化マグネシウム (略称:カマ、カマグ) カルメロースナトリウム(カルボキシ メチルセルロースナトリウム) 酸化マグネシウム(各社)、重質酸化マグネシウム(各社)、 マグラックス(吉田)、マグミット錠(協和化工-丸石、健栄、シオエ、日本 新薬、マイラン)他 バルコーゼ(サンノーバ-エーザイ)、カルメロースナトリウム原末「マル イシ」(丸石) -刺激性下剤- ビサコジル テレミンソフト坐薬(味の素)他 ピコスルファートナトリウム水和物 ラキソベロン(帝人)、ピコダルム顆粒(日新:山形-ゼリア)、ピコベン錠 (ザイダスファーマ)、チャルドール(大洋)、スナイリンドライシロップ(ア ボット)他 センナエキス センノシド A・B アジャスト A コーワ錠(興和-興和創薬)他 アローゼン顆粒(ポーラファルマ)、プルゼニド錠(ノバルティス)、センノ サイド(各社)他 -その他- 炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二 水素ナトリウム 新レシカルボン坐剤(京都-ゼリア)、インカルボン坐剤(大洋) (11)止痢・整腸薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -止痢薬- ロペラミド塩酸塩 ロペミン(ヤンセン)他 タンニン酸アルブミン タンナルビン(各社)、タンニン酸アルブミン(各社) ベルベリン塩化物水和物 キョウベリン錠(大峰堂-日本化薬)、塩化ベルベリン錠(ジェイドルフ) -整腸薬- ビフィズス菌 耐性乳酸菌 ラクトミン ラクトミン・糖化菌 酪酸菌 乾燥酵母 ビオフェルミン錠剤(ビオフェルミン-武田)、ビフィスゲン散(日東-大日 本住友)、ビフィダー散(科研)、ラックビー微粒 N(興和-興和創薬)他 エンテロノン-R 散(味の素)、エントモール散(長生堂)、ビオフェルミン R(ビオフェルミン-武田)、ラックビーR 散(興和-興和創薬)、レベニン (わかもと)他 アタバニン散(日東-大日本住友)他 ビオフェルミン配合散(ビオフェルミン-武田) ミヤ BM(ミヤリサン) 乾燥酵母エビオス(アサヒ-田辺三菱)、乾燥酵母(各社)他 - 49 - -過敏性腸症候群治療薬- メペンゾラート臭化物 チキジウム臭化物 トリメブチンマレイン酸塩 ポリカルボフィルカルシウム ラモセトロン塩酸塩 トランコロン錠(アステラス)、アテネコリン-M 錠(鶴原) チアトン(アボット)他 セレキノン(田辺三菱)他 コロネル(アステラス)、ポリフル(アボット)他 イリボー錠(アステラス) (12)頻尿・過活動膀胱治療薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) プロピベリン塩酸塩 バップフォー(大鵬)他 イミダフェナシン ウリトス(杏林)、ステーブラ(小野) コハク酸ソリフェナシン ベシケア錠(アステラス) 酒石酸トルテロジン デトルシトールカプセル(ファイザー) (13)肝疾患治療薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ウルソデオキシコール酸 ウルソ(田辺三菱)他 グリチルリチン酸モノアンモニウム・ グリチロン配合錠(ミノファーゲン-エーザイ)、ネオファーゲン C グリシン・DL-メチオニン 配合錠(大鵬)他 (14)高脂血症用薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -HMG-CoA 還元酵素阻害薬- プラバスタチンナトリウム シンバスタチン フルバスタチンナトリウム アトルバスタチンカルシウム水和物 ピタバスタチンカルシウム ロスバスタチンカルシウム メバロチン(第一三共)他 リポバス錠(MSD)他 ローコール錠(ノバルティス)他 リピトール錠(アステラス) リバロ錠(興和-興和創薬、第一三共) クレストール錠(アストラゼネカ-塩野義) - 50 - -フィブラート系- ベザフィブラート クリノフィブラート フェノフィブラート ベザトール SR 錠(キッセイ)、ベザリップ錠(中外)他 リポクリン錠(大日本住友) トライコアカプセル(大正薬品-帝人)、リピディルカプセル(あす か-科研、武田)他 -プロブコール- プロブコール シンレスタール(第一三共)、ロレルコ(大塚)他 (15)血圧降下薬<①Ca 拮抗薬、②ACE 阻害薬、③アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、④α遮断薬> (注意) 全ての利尿薬は常時禁止物質。(WADA 禁止表 S5.利尿薬と他の隠蔽薬) ベータ遮断薬は競技により禁止。(WADA 禁止表 P2.ベータ遮断薬) →WADA 禁止表の P2.ベータ遮断薬により 19 種目の競技において禁止。 Ca 拮抗薬、ACE 阻害薬、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬は使用可能。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ① Ca 拮抗薬 -ジヒドロピリジン系- 第一世代 ニフェジピン アダラート(バイエル)、エマベリン L カプセル(高田)、 セパミット(MSD)他 ニカルジピン塩酸塩 ニコデール(バイエル)、ペルジピン錠・散・LA カプセル(アステラ ス)他 第二世代 ニルバジピン ニバジール錠(アステラス)他 ニソルジピン バイミカード錠(バイエル-アストラゼネカ)他 マニジピン塩酸塩 カルスロット錠(武田)他 ベニジピン塩酸塩 コニール錠(協和発酵キリン)他 バルニジピン塩酸塩 ヒポカカプセル(アステラス) 第三世代 アムロジピンベシル酸塩 アムロジン(大日本住友)、ノルバスク(ファイザー)他 アゼルニジピン カルブロック錠(第一三共) -ベンゾチアゼピン系- ジルチアゼム塩酸塩 カプトプリル エナラプリルマレイン酸塩 アラセプリル デラプリル塩酸塩 シラザプリル水和物 リシノプリル水和物 ベナゼプリル塩酸塩 イミダプリル塩酸塩 テモカプリル塩酸塩 ヘルベッサー錠・R カプセル(田辺三菱)他 ② ACE 阻害薬 カプトリル(第一三共エスファ)他 レニベース錠(MSD)他 セタプリル錠(大日本住友)他 アデカット錠(武田) インヒベース錠(中外)他 ゼストリル錠(アストラゼネカ)、ロンゲス錠(塩野義)他 チバセン錠(ノバルティス)他 タナトリル錠(田辺三菱)他 エースコール錠(第一三共-日本ベーリンガー)他 - 51 - キナプリル塩酸塩 トランドラプリル ペリンドプリルエルブミン カンデサルタンシレキセチル ロサルタンカリウム バルサルタン テルミサルタン オルメサルタンメドキソミル ドキサゾシンメシル酸塩 ブナゾシン塩酸塩 プラゾシン塩酸塩 コナン錠(田辺三菱) オドリック錠(日本新薬)、プレラン錠(サノフィ・アベンティス)他 コバシル錠(協和発酵キリン)他 ③ アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬 ブロプレス錠(武田) ニューロタン錠(MSD) ディオバン錠(ノバルティス) ミカルディス錠(日本ベーリンガー-アステラス) オルメテック錠(第一三共-興和、興和創薬) ④ α遮断薬 カルデナリン錠(ファイザー)他 デタントール(エーザイ) ミニプレス錠(ファイザー)他 (16)抗狭心薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ニトログリセリン 硝酸イソソルビド ニトロペン舌下錠(日本化薬)、バソレーターテープ(三和化学)、ミオコ ールスプレー(トーアエイヨー-アステラス)、ニトロダーム TTS(ノバルテ ィス)、ミリステープ(日本化薬)他 ニトロール錠・R カプセル・スプレー(エーザイ)、フランドル錠・テープ(ト ーアエイヨー-アステラス)、イソコロナール R カプセル(佐藤-共和、日 医工)他 (17)催眠・鎮静・抗不安薬 (注意) 国境を越えた移動には厳重な規制があるので要注意! →入国する国の規制、また、日本国内へ持ち込む際の規制がある。 フルニトラゼパム製剤(販売名:サイレース®、ロヒプノール®など)の米国への持ち込みは量 に関係なく一切禁止。 →不明な点は各国大使館に問い合わせる。 運動パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -ベンゾジアゼピン系- 超短期作用型 トリアゾラム ハルシオン錠(ファイザー)他 - 52 - 短期作用型 ロルメタゼパム リルマザホン塩酸塩水和物 ブロチゾラム 中期作用型 フルニトラゼパム ニトラゼパム ロラゼパム ブロマゼパム フルラゼパム塩酸塩 アルプラゾラム 長期作用型 ジアゼパム 超長期作用型 ロフラゼプ酸エチル エバミール錠(バイエル)、ロラメット錠(ファイザー-あすか、武 田) リスミー錠(塩野義)他 レンドルミン(日本ベーリンガー)他 サイレース錠(エーザイ)、ロヒプノール錠(中外)他 ネルボン(第一三共)、ベンザリン(塩野義)他 ワイパックス錠(ファイザー-武田)他 セニラン(サンド)、レキソタン(中外-エーザイ) ベノジールカプセル(協和発酵キリン)、ダルメートカプセル(共 和) コンスタン錠(武田)、ソラナックス錠(ファイザー)他 セルシン錠・散・シロップ(武田)他 メイラックス(Meiji Seika ファルマ)他 -チエノジアゼピン系- エチゾラム デパス(田辺三菱)他 クロチアゼパム リーゼ(田辺三菱)他 -バルビツール酸系- ペントバルビタールカルシウム ラボナ錠(田辺三菱) -その他- 超短期作用型 ゾルピデム酒石酸塩 マイスリー錠(アステラス) ゾピクロン アモバン錠(サノフィ・アベンティス-田辺三菱)他 短期作用型 ブロモバレリル尿素 ブロバリン原末(日本新薬)、ブロムワレリル尿素(各社) (18)抗精神病薬(悪心・嘔吐) (注意) 運動パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) プロクロルペラジン ノバミン(塩野義) スルピリド ドグマチール(アステラス)、アビリット(大日本住友)他 リスペリドン リスパダール(ヤンセン)他 オランザピン ジプレキサ(イーライリリー)他 クエチアピンフマル酸塩 セロクエル(アステラス) - 53 - (19)抗うつ薬 (注意) 運動パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) フルボキサミンマレイン酸塩 デプロメール錠(Meiji Seika ファルマ)、ルボックス錠(アボット-ア ステラス)他 パロキセチン塩酸塩水和物 パキシル錠(GSK) 塩酸セルトラリン ジェイゾロフト錠(ファイザー) (20)抗てんかん薬 (注意) 運動パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) フェニトイン アレビアチン錠・散(大日本住友)、ヒダントール(藤永-第一三 共)他 フェノバルビタール フェノバール(藤永-第一三共)、フェノバルビタール(各社)他 フェノバルビタールナトリウム ルピアール坐剤(久光)、ワコビタール坐剤(和光堂) バルプロ酸ナトリウム セレニカ R(興和-田辺三菱、興和創薬)、デパケン(協和発酵キ リン)他 カルバマゼピン テグレトール(ノバルティス)他 ゾニサミド エクセグラン(大日本住友)他 クロバザム マイスタン(大日本住友-アルフレッサ) クロナゼパム リボトリール(中外)、ランドセン(大日本住友) ガバペンチン ガバペン錠(ファイザー) (21)自律神経系作用薬 (注意) 運動パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意! →服薬による競技能力低下が考えられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) トフィソパム グランダキシン(持田)他 - 54 - (22)鉄欠乏性貧血薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -経口用鉄剤- 硫酸鉄 スローフィー錠(ノバルティス)、テツクール徐放錠(あすか-武 田)、フェロ・グラデュメット錠(アボット) フマル酸第一鉄 フェルム・カプセル(日医工) クエン酸第一鉄ナトリウム フェロミア(サンノーバ-エーザイ)他 (23)痛風・高尿酸血症治療薬<①発作治療薬、②尿酸排泄促進薬、③尿酸生成阻害薬、 ④尿アルカリ化薬> (注意) プロベネシドは常時禁止物質。(WADA 禁止表 S5.利尿薬と他の隠蔽薬) 痛風の治療薬に分類される薬は検査時に誤解を与えないように、使用した場合には忘れず に申告すること。 →ベンズブロマロンはプロベネシドと同じ尿酸排泄促進薬に分類されるが使用可能。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ① 発 作 治 療 薬 コルヒチン コルヒチン錠「タカタ」(高田) ② 尿酸排泄促進 薬 ベンズブロマロン ユリノーム錠(鳥居)、ムイロジン細粒(寿)他 ③ 尿酸生成阻害 薬 アロプリノール ザイロリック錠(GSK)、リボール(メディサ-化研生薬)他 ④ 尿 アルカリ化 薬 クエン酸カリウム・クエン酸ナトリ ウラリット配合錠(日本ケミファ)他 ウム水和物 (24)糖尿病用薬 (注意) インスリンは常時禁止。(WADA 禁止表 S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質) インスリンを治療目的に使用する場合は、事前に『TUE 申請』が必要。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -スルホニルウレア系- トルブタミド ブタマイド錠(富山化学-大正富山)、 ヘキストラスチノン(サノフィ・アベンティス)他 グリベンクラミド オイグルコン錠(中外)、ダオニール錠(サノフィ・アベンティス)他 - 55 - クロルプロパミド グリクロピラミド グリメピリド アベマイド錠(小林化工) デアメリン S 錠(杏林) アマリール錠(サノフィ・アベンティス)他 -ビグアナイド系- メトホルミン塩酸塩 メルビン錠(大日本住友)、グリコラン錠(日本新薬)他 -インスリン抵抗性改善薬- ピオグリタゾン塩酸塩 アクトス(武田) -食後過血糖改善薬- アカルボース ボグリボース ミグリトール グルコバイ(バイエル-田辺三菱)他 ベイスン(武田)他 セイブル錠(三和化学) (25)抗菌薬・抗生物質 (注意) ほとんどの抗菌薬、抗生物質は使用可能。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -ペニシリン系- アンピシリン水和物 ビクシリンカプセル・ドライシロップ(Meiji Seika ファルマ)他 アモキシシリン水和物 アモリン(武田)、サワシリン(アステラス)、パセトシン(協和発酵 キリン)、ワイドシリン細粒(Meiji Seika ファルマ)他 アモキシシリン水和物・クラブラ オーグメンチン配合錠(GSK)、クラバモックス小児用配合ドライ ン酸カリウム シロップ(GSK) スルタミシリントシル酸塩水和物 ユナシン錠・細粒小児用(ファイザー) -セフェム系- 第一世代 セファレキシン L-ケフレックス(塩野義)、ケフレックス(塩野義)、 ラリキシン(富山化学-大正富山)、センセファリン(武田)他 セフロキサジン水和物 オラスポア小児用ドライシロップ(アルフレッサ)他 セファクロル ケフラール(塩野義)他 第二世代 セフォチアムヘキセチル塩酸塩 パンスポリン T 錠(武田) セフロキシムアキセチル オラセフ錠(GSK-第一三共) 第三世代(セファロスポリン系) セフテラムピボキシル セフィキシム セフジニル セフポドキシムプロキセチル セフチブテン水和物 セフカペンピボキシル塩酸塩水 和物 セフジトレンピボキシル トミロン(富山化学-大正富山)他 セフスパン(アステラス)他 セフゾン(アステラス) バナン(第一三共-GSK)他 セフテムカプセル(塩野義) フロモックス(塩野義)他 メイアクト MS(Meiji Seika ファルマ)他 -アミノ配糖体系- カナマイシン一硫酸塩(略称:カナ マイ) カナマイシン(Meiji Seika ファルマ) - 56 - -テトラサイクリン系- テトラサイクリン塩酸塩 ミノサイクリン塩酸塩 ドキシサイクリン塩酸塩水和物 アクロマイシン(ポーラファルマ) ミノマイシン錠・カプセル・顆粒(ファイザー-武田)他 ビブラマイシン錠(ファイザー)他 -マクロライド系- エリスロマイシン ジョサマイシン エリスロシン(アボット)、エリスロマイシン錠(沢井)他 ルリッド錠(サノフィ・アベンティス)他 クラリシッド(アボット)、クラリス(大正-大正富山)他 ジスロマック(ファイザー) ジョサマイシン錠(アステラス)他 (ケトライド系) テリスロマイシン ケテック錠(サノフィ・アベンティス-第一三共) ロキシスロマイシン クラリスロマイシン アジスロマイシン水和物 (26)化学療法剤 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -ニューキノロン系- ノルフロキサシン バクシダール錠(杏林)他 オフロキサシン タリビッド錠(第一三共)他 レボフロキサシン水和物 クラビット(第一三共)他 エノキサシン水和物 フルマーク錠(大日本住友) トスフロキサシントシル酸塩水和 オゼックス錠(富山化学-大正富山)、トスキサシン錠(アボット) 物 塩酸シプロフロキサシン スパルフロキサシン モキシフロキサシン塩酸塩 メシル酸ガレノキサシン水和物 -ST 合剤- スルファメトキサゾール・トリメトプリム シプロキサン錠(バイエル)他 スパラ錠(大日本住友) アベロックス錠(バイエル-塩野義) ジェニナック錠(富山化学-アステラス) バクタ(塩野義)、バクトラミン配合錠・配合顆粒(中外)他 (27)抗真菌薬 (注意) ほとんどの抗真菌薬は使用可能。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) イトラコナゾール イトリゾールカプセル・内用液(ヤンセン)他 テルビナフィン塩酸塩 ラミシール錠(ノバルティス)他 - 57 - (28)抗ウイルス薬 (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 ラピアクタは、1 回 60mL の点滴になるが、「医療機関の受診過程(救急搬送中の処置、外来 及び入院中の処置を全て含む)、または臨床的検査において正当に受けるもの」は禁止で はない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) - ヘ ル ペ スウ イ ル ス 感染 症 治療薬- アシクロビル ゾビラックス錠・顆粒(GSK)他 バラシクロビル塩酸塩 バルトレックス(GSK) -インフルエンザ治療薬- アマンタジン塩酸塩 シンメトレル(ノバルティス)他 ザナミビル水和物 リレンザ(GSK) オセルタミビルリン酸塩 タミフル(中外) ラニナミビルオクタン酸エステル イナビル吸入粉末剤(第一三共) 水和物 ペラミビル水和物 ラピアクタ(塩野義) (29)ワクチン(保険適用外) (注意) 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) インフルエンザ HA ワクチン ビケン HA(阪大微研-田辺三菱)、インフルエンザ HA ワクチン (各社) (30)経口避妊薬(保険適用外) (注意) シンフェーズ T28 錠(ファイザー-科研)、ノリニール T28 錠(科研)、オーソ M-21 錠、オーソ 777-21 錠(ヤンセン-持田)等に含まれているノルエチステロン(17-エチニル-19-ノルテ ストステロン)は、詳しい分析により区別はされるが、禁止物質と共通の代謝物が生じるた め、他の薬剤を使用する方が望ましい。 既往歴、喫煙により危険性あり。 性感染症の予防にはならない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) エチニルエストラジオール・ アンジュ 21 錠、28 錠(あすか-武田)、トライディオール 21 錠、28 レボノルゲストレル 錠(ファイザー-あすか、武田)、トリキュラー錠 21、28(バイエル 薬品) エチニルエストラジオール・ マーベロン 21、28(MSD) デソゲストレル - 58 - (31)卵胞、黄体、混合ホルモン (注意) ソフィア A 配合錠、ソフィア C 配合錠(あすか-武田)、ノアルテン錠(塩野義)、ビホープ A 錠 (富士製薬)、メノエイドコンビパッチ(あすか-武田)、ルナベル配合錠(ノーベルファーマ-富 士製薬、日本新薬)等に含まれているノルエチステロン(17-エチニル-19-ノルテストステ ロン)は、詳しい分析により区別はされるが、禁止物質と共通の代謝物が生じるため、他の 薬剤を使用する方が望ましい。 卵胞ホルモンは経口避妊薬としても用いられる。 黄体ホルモン、卵胞及び黄体ホルモン配合剤は月経周期の移動、避妊にも用いられる。 静脈内注入は禁止される。但し、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に 受ける静脈内注入は除く。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -卵胞ホルモン- 結合型エストロゲン プレマリン錠(ファイザー-武田) -黄体ホルモン- ジドロゲステロン デュファストン錠(第一三共) - 卵 胞 お よび 黄 体 ホ ルモ ン 配合剤- ノルゲストレル・エチニルエストラ プラノバール配合錠(ファイザー-あすか、武田) ジオール (32)痔疾用薬 (注意) 多くの坐薬・軟膏には糖質コルチコイドなどの競技会(時)禁止物質が含まれている。(WADA 禁止表 S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドは、経口使用、経直腸使用、静脈内使用、筋肉内使用はすべて禁止、 それ以外の使用経路は禁止されない。 グリセロール(グリセリン)の経口投与および静脈内投与は禁止。(WADA 禁止表 S5.利尿 薬と他の隠蔽薬) <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -経口剤- メリロートエキス タカベンス錠(高田) メリロートエキス・ルチン水和物 エスベリベン錠(サンド) トリベノシド ヘモクロンカプセル(天藤-武田)他 パラフレボン・センナ末・イオウ・酒石酸水 サーカネッテン配合錠(日本新薬) 素カリウム ブロメライン・トコフェロール酢酸エステル ヘモナーゼ配合錠(ジェイドルフ-堀井) -坐薬・軟膏- 大腸菌死菌製剤 トリベノシド・リドカイン リドカイン・アミノ安息香酸エチル・次没食 子酸ビスマス ロートエキス・タンニン酸 ポステリザン(軟膏)(マルホ) ボラザ G(天藤-武田)他 ヘルミチン S 坐剤(長生堂) ロートエキス・タンニン坐剤「サトウ」(佐藤) - 59 - (33)耳鼻咽喉科用薬 (注意) 多くの点鼻薬には、ナファゾリンなどの血管収縮剤や糖質コルチコイドなどの競技会(時)禁 止物質、またはその関連物質が含まれている。(WADA 禁止表 S6.興奮薬、S9.糖質コルチ コイド) →糖質コルチコイドは、経口使用、経直腸使用、静脈内使用、筋肉内使用はすべて禁止、 それ以外の使用経路は禁止されない。 ナファゾリンなど(イミダゾール誘導体)の血管収縮剤の点鼻などの局所使用は許される。し かし、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性があ る。(WADA 禁止表 S6.興奮薬) <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -血管収縮薬- ナファゾリン硝酸塩 プリビナ液(ノバルティス) テトラヒドロゾリン硝酸塩 ナーベル点鼻・点眼液(日東メディック) トラマゾリン塩酸塩 トラマゾリン点鼻液(アルフレッサ) -アレルギー性鼻炎治療薬- クロモグリク酸ナトリウム インタール点鼻液(アステラス)他 ケトチフェンフマル酸塩 ザジテン点鼻液(ノバルティス)他 (34)眼科用薬<①感染症、②ビタミン類・疲れ目、③アレルギー性結膜炎、④その他> (注意) 眼科用薬には、ナファゾリンなどの血管収縮剤や、糖質コルチコイドなどの競技会(時)禁止 物質または関連物質が含まれているものがある。(WADA 禁止表 S6.興奮薬、S9.糖質コル チコイド) →糖質コルチコイドは、経口使用、経直腸使用、静脈内使用、筋肉内使用はすべて禁止、 それ以外の使用経路は禁止されない。 ナファゾリンなど(イミダゾール誘導体)の血管収縮剤の点眼などの局所使用は許される。し かし、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性があ る。(WADA 禁止表 S6.興奮薬) 緑内障治療薬のドルゾラミドおよびブリンゾラミドの局所使用は禁止されない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) ① 感染症 -抗生物質- エリスロマイシンラクトビオン酸塩・コ エコリシン(参天)他 リスチンメタンスルホン酸ナトリウム ゲンタマイシン硫酸塩 リフタマイシン点眼液(わかもと)他 -抗菌薬- レボフロキサシン水和物 オフロキサシン トスフロキサシントシル酸塩水和物 モキシフロキサシン塩酸塩 クラビット点眼液(参天) タリビッド(参天)他 オゼックス点眼液(富山化学-大塚)、トスフロ点眼液(日東メディ ック) ベガモックス点眼液(日本アルコン) - 60 - -抗ウイルス薬- アシクロビル ゾビラックス眼軟膏(GSK-参天)他 ② ビタミン類・疲れ目 フラビンアデニンジヌクレオチド FAD 点眼液(参天)、日点 FA 点眼液(日本点眼薬)、 ナトリウム フラビタン点眼液(トーアエイヨー-アステラス)他 シアノコバラミン サンコバ点眼液(参天)、ソフティア点眼液(千寿-武田)他 ③ アレルギー性結膜炎 クロモグリク酸ナトリウム インタール点眼液(アステラス)他 ケトチフェンフマル酸塩 ザジテン点眼液(ノバルティス)他 ペミロラストカリウム アレギサール点眼液(参天)、ペミラストン点眼液(アルフレッサ) 他 レボカバスチン塩酸塩 リボスチン点眼液(ヤンセン-参天、日本新薬)他 トラニラスト リザベン点眼液(キッセイ)、トラメラス(ニッテン-日本点眼薬)他 オロパタジン塩酸塩 パタノール点眼液(日本アルコン-協和発酵キリン) ④ その他 ホウ酸・塩化ナトリウム・塩化カリウ 人工涙液マイティア点眼液(千寿-武田) ム・乾燥炭酸ナトリウム・リン酸水素 ナトリウム水和物 ヒアルロン酸ナトリウム プラノプロフェン オペガン(生化学-参天)、オペリード(資生堂-千寿、武田)、 ヒーロン(エイエムオー)、ヒアレイン(参天)他 ニフラン点眼液(千寿-武田)他 (35)口腔用薬 (注意) 糖質コルチコイドは、経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用はすべて禁止 (WADA 禁止表 S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドの口腔内の疾患に対する局所的使用は禁止されない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -含嗽薬- アズレンスルホン酸ナトリウム水 アズノール(日本新薬)、マズレニンガーグル散(丸石)他 和物 アズレンスルホン酸ナトリウム水 和物・炭酸水素ナトリウム 含嗽用ハチアズレ顆粒(東洋製化-小野)他 ポビドンヨード -口腔内炎症治療薬- イソジンガーグル液(Meiji Seika ファルマ)他 アズレンスルホン酸ナトリウム水 和物 アズノール ST 錠(日本新薬)、アズレミック錠(東洋製化-小野) 他 アフタッチ口腔内貼付剤(帝人)、ケナログ口腔用軟膏(ブリスト ル)他 アフタゾロン口腔用軟膏(昭和薬化工)、デキサルチン口腔用軟 膏(日本化薬)他 トリアムシノロンアセトニド デキサメタゾン -殺菌消毒薬- デカリニウム塩化物 SP トローチ(Meiji Seika ファルマ)他 - 61 - (36)皮膚外用薬 (注意) 糖質コルチコイドは、経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用はすべて禁止 (WADA 禁止表 S9.糖質コルチコイド) →糖質コルチコイドの皮膚の疾患に対する局所的使用は禁止されない。 <使用可能薬例> 成分名 販売名(メーカー名) -抗生物質製剤- フラジオマイシン硫酸塩 ソフラチュール貼付剤(サノフィ・アベンティス) ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタシン軟膏(MSD)他 オキシテトラサイクリン塩酸塩・ポ テラマイシン軟膏(ポリミキシン B 含有)(陽進堂-ジョンソン) リミキシン B 硫酸塩 -アトピー性皮膚炎治療薬- タクロリムス水和物 プロトピック軟膏(アステラス) -外用抗ヒスタミン剤- ジフェンヒドラミン レスタミンコーワクリーム(興和-興和創薬)他 -抗真菌薬- ネチコナゾール塩酸塩 テルビナフィン塩酸塩 ブテナフィン塩酸塩 -非ステロイド性消炎鎮痛薬- フェルビナク ブフェキサマク アトラント(久光-田辺三菱、鳥居) ラミシール(ノバルティス)他 メンタックス(科研)、ボレー(久光)他 ナパゲルン(ファイザー-武田)他 アンダーム(帝國-日医工)、エンチマック(大洋)、デルキサム (小林化工)他 -副腎皮質ステロイド外用剤- ジフルコルトロン吉草酸エステル ネリゾナ軟膏・クリーム・ユニバーサルクリーム・ソリューション (バイエル)他 ジフルプレドナート マイザー軟膏・クリーム(田辺三菱)他 ベタメタゾンジプロピオン酸エステル リンデロン-DP 軟膏・DP クリーム・DP ゾル(塩野義)、ダイプロ セル軟膏・クリーム(佐藤)他 ベタメタゾン酪酸エステルプロピオ アンテベート軟膏・クリーム・ローション(鳥居)他 ン酸エステル ベタメタゾン吉草酸エステル ベトネベート軟膏・クリーム(GSK-第一三共)、リンデロン-V軟 膏・V クリーム・V ローション(塩野義)他 ヒドロコルチゾン酪酸エステル ロコイド軟膏・クリーム(鳥居)他 プレドニゾロン吉草酸エステル酢 リドメックスコーワ軟膏・クリーム・ローション(興和-興和創薬) 酸エステル 他 -副腎皮質ステロイド・抗生物質配合剤- リンデロン-VG 軟膏・VG クリーム・VG ローション(塩野義)、デ ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲン ルモゾール G 軟膏・G クリーム・G ローション(岩城)他 タマイシン硫酸塩 -皮膚保護剤- 亜鉛華軟膏 亜鉛華軟膏(各社) ヘパリン類似物質 ヒルドイド(マルホ)他 - 62 - -消炎・鎮痛パップ剤- インドメタシン ケトプロフェン フルルビプロフェン インサイドパップ(久光)、イドメシンコーワパップ(興和-興和創 薬)、カトレップパップ(帝國-大日本住友)他 ミルタックスパップ(ニプロパッチ-第一三共)、モーラス(久光) 他 アドフィードパップ(リードケミカル-科研)他 -その他- マキサカルシトール オキサロール軟膏・ローション(中外-マルホ) (37)消毒薬 <使用可能薬例> 成分名 クロルヘキシジングルコン酸塩 ベンザルコニウム塩化物 ポビドンヨード 販売名(メーカー名) ヒビテン(大日本住友)他 オスバン(日本製薬-武田)、ヂアミトール(丸石)、逆性石ケン (各社)他 イソジン(Meiji Seika ファルマ)、ネオヨジン(岩城)他 - 63 - 7. ドーピング検査 Q&A Q1. Q2. Q3. Q4. Q5. Q6. Q7. Q8. Q9. Q10. Q11. Q12. Q13. Q14. 公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構 ドーピングとは何ですか? ドーピングは何故いけないのですか? 禁止物質・禁止方法を教えてください ドーピング検査とはどういうものですか? 競技会でのドーピング検査はどのように行われますか? 競技会外検査とはどういうものですか? 検査で陽性になったらどうなりますか? 治療のため、どうしても禁止物質を使用したいのですが? ぜん息治療薬の注意点は何ですか? 市販の薬にも禁止物質は含まれていますか? 風邪のときはどうしたらよいですか? 関節に注射をしたときはどうしたらよいですか? 治療のために医師から薬を処方されていますが、大丈夫ですか? 薬品に関する問い合わせ先は Q1 ドーピングとは何ですか? A1 ドーピングとは競技能力を高めるために薬物などを使用することで、スポーツにおいて厳しく禁止さ れています。 ドーピング検査で禁止物質が検出されれば、治療目的であっても制裁が課せられることもあり、ル ールをよく理解しておきましょう(Q8 を参照)。 Q2 ドーピングは何故いけないのですか? A2 (1)スポーツの価値を損なう、(2)フェアプレーの精神に反する、(3)競技者の健康を害する、(4)反 社会的行為である、という理由で禁止されています。「ずる」くて「危険」な行為を容認することは健 全なスポーツの発展を妨げます。 Q3 禁止物質・禁止方法を教えてください A3 禁止物質・禁止方法は、世界ドーピング防止機構(WADA)の禁止表に掲載されており、次の 3 つに 分類されています。常に禁止される物質と方法(競技会(時)および競技会外)、競技会(時)に禁止 対象となる物質と方法、特定競技において禁止される物質。 Q4 ドーピング検査とはどういうものですか? A4 ドーピング検査は尿や血液を採取し、これを WADA 認定分析機関で分析します。ドーピング検査に は「競技会検査」と「競技会外検査」とがあります。 「競技会検査」ではすべての禁止物質と禁止方法が対象となりますが、「競技会外検査」では、禁止 表の常に禁止される物質と方法(S1.蛋白同化薬、S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質、 S3.ベータ 2 作用薬、S4.ホルモン拮抗薬と調節薬、S5.利尿薬と他の隠蔽薬、M1.酸素運搬能の強化、 M2.化学的・物理的操作、M3.遺伝子ドーピング)が対象となります。 - 64 - Q5 競技会でのドーピング検査はどのように行われますか? A5(1)通告:検査対象者は競技終了後にシャペロンから通告されます。 (2)受付:通告されたら、速やかにドーピング検査室に行かなければなりません。検査を拒否するとド ーピング防止規則違反とみなされます。検査室には 1 人の付き添いが認められます。 (3)採尿:採尿カップを選び、同性の検査員の立会いのもとにトイレで採尿します。 (4)分注・封印:サンプルキットを選び、尿を A・B 2 つの検体用ボトルに分注し、封をします。 (5)薬物の申告:7 日以内に使用した薬物とサプリメントを申告します。 (6)コメント:検査手続き中に気づいたことがあれば、補足報告書に記入します。 (7)署名:公式記録書の記載内容、手続きに問題がなかったかを確認して署名します。競技者用の 写しを大事に保管してください。 Q6 競技会外検査とはどういうものですか? A6 ドーピングによる不正をより効果的に防ぐため、また競技者のクリーンさを証明するため、トレー ニング期間中などに検査が行われます。対象競技者より提出された居場所情報などに基づき、 事前の通告なしに実施され、採尿等の手続きは競技会検査と基本的に同じです。 Q7 検査で陽性になったらどうなりますか? A7 A 検体の分析結果に疑わしい所見が見られた場合、本人に通知され、本人が要求すれば B 検 体の確認分析が行われます。 B 検体も A 検体と同じ所見であればドーピング防止規則違反と なり制裁が課せられる可能性があります。なお、違反の認定・制裁内容を決定する前に、聴聞会 が開かれ、本人には弁明の機会が与えられます。 制裁には成績・記録の抹消、資格停止などがあります。また、選手以外にもサポートスタッフな ど違反に関与した者に制裁が課せられることがあります。 Q8 治療のため、どうしても禁止物質を使用したいのですが? A8 治療のために禁止物質がどうしても必要な場合には、治療目的使用に係る除外措置(TUE)を申請 します。 所定の用紙(TUE 申請書)に確認書と医療情報を添えて申請し、審査で許可されれば(承認書が 送られる)、使用できます。ただし、治療上必要であり、他に治療法がなく、使用しても競技力を高 めないものに限定されています。 TUE 申請書類は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)TUE 委員会へ提出します。所属の競技団体 または都道府県体育協会を経由して提出することも可能です。 なお、国際大会に参加する競技者は国際競技連盟などに提出する必要がありますので、所属競 技団体に問い合わせてください。 Q9 ぜん息治療薬の注意点は何ですか? A9 ①吸入サルブタモール及び吸入サルメテロールは、禁止されていませんので、TUE は不要です。 ②「吸入サルブタモールと吸入サルメテロール」以外の吸入ベータ 2 作用薬を使用する際には、あ らかじめ医療情報*を添えて、TUE 申請が必要です。 *JADA への提出には JADA のホームページから「JADA 吸入ベータ 2 作用薬使用に関する情報 提供書」をダウンロードし使用してください。 糖質コルチコイドの吸入は、禁止されていませんので、TUE は不要です。 - 65 - Q10 市販の薬にも禁止物質は含まれていますか? A10 市販の総合感冒薬や鼻炎の薬にはエフェドリンなどの禁止物質が含まれているものがあります。 一部の漢方薬には麻黄を含むものがあり、麻黄には禁止物質のエフェドリンが含まれています。 また、市販の胃腸薬の中には禁止物質の興奮薬ストリキニーネ(ホミカ)を含むものもあり、要注 意です。 強精剤の一部には禁止物質のメチルテストステロン(蛋白同化薬)が含まれています。海外でサ プリメントとして市販されている DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、および 6-OXO は禁止物質 です。 Q11 風邪のときはどうしたらよいですか? A11 禁止物質を含まない薬がありますので、症状に応じて医師から適切な処方を受けてください。 Q12 関節に注射をしたときはどうしたらよいですか? A12 糖質コルチコイドの非全身的使用(関節内注射、関節周囲注射、腱周囲注射、硬膜外注射、皮内 注射、吸入)は、禁止されていませんので、TUE は不要です。 Q13 治療のために医師から薬を処方されていますが、大丈夫ですか? A13 病気の治療薬にも禁止物質があります。たとえば、(1)糖尿病治療薬のインスリン、(2)ぜん息治 療薬の内服薬・吸入薬・貼付薬・注射薬、(3)痛風治療薬のプロベネシド、(4)高血圧治療薬の利 尿薬・ベータ遮断薬などです。 処方される薬については主治医から良く説明を受けて、薬物名を記録しておきます。なお製品に 関する問い合わせ先は、Q14 を参照してください Q14 薬品に関する問い合わせ先は A14 薬品(一般薬・処方薬)に関するお問い合わせは、各都道府県薬剤師会に設置された薬剤師会ド ーピング防止ホットラインまたは JADA にお問い合わせください。 JADA では、書面、Email にて提出されたものについてのみ対応しています。伝達ミスを防ぐため に、口頭でのお問い合わせにはお答えしておりません。 - 66 - 8. 治療目的使用に係る除外措置(TUE) (「2011 年ドーピング防止のための選手必携書」より) 公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構 禁止物質や禁止方法であっても、事前に所定の手続きによって TUE が認められれば、例外的に使用す ることができます。ただし、TUE が承認されていなければ、医療上の理由でも禁止物質を使用すると「ドー ピング防止規則違反」と判断されることがあるので、十分注意して手続きを行ってください。 1.TUE が承認される条件 (1)治療上使わざるをえない(使用をしないと健康上重大な障害を及ぼすことが予測される) (2)禁止物質または禁止方法を使用する以外に代替えの治療法がない (3)治療として使用した結果、健康状態に戻る以上に競技力を向上させない (4)治療の必要性が、以前のドーピング行為の結果生じたものではないこと 2.申請手続き TUE申請書と確認書を日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のホームページからダウンロードして入手し、 競技者、保護者(競技者が未成年の場合のみ)、および治療を担当している医師が所定の事項を記入し ます。 添付資料 確認書に記載されているように詳細な医療記録や、血液検査やレントゲン診断の検査結果のコピ ーを申請書のほかに必ず提出してください。(「吸入サルブタモールあるいは吸入サルメテロール」以 外の吸入ベータ 2 作用薬を申請する場合は、JADA のホームページから「JADA 吸入ベータ 2 作用薬 使用に関する情報提供書」をダウンロードして使用してください) 3.提出期限 申請書は、原則として競技会の 30 日前までに JADA に届くように提出してください。 4.申請書の審査 JADA・TUE 委員会において、提出された申請書にもとづき 3 名以上の医師が審査します。 5.審査結果 申請の審査結果は JADA から「日本アンチ・ドーピング機構 TUE 委員会の判定」が直接競技者に対して 発行されます。国体の場合は、所属の都道府県体育協会へ TUE 承認情報を通知します。 6.提出先 競技者は、申請書類を原則として(公財)日本アンチ・ドーピング機構 TUE 委員会宛に直接郵送で送っ てください。 緊急の場合にはファックスでも受け付けます。(ただし原本は追って郵送してください)。 また、競技者の責任において、所属の競技団体または都道府県体育協会を経由して(公財)日本アン チ・ドーピング機構 TUE 委員会に提出することも可能です。 国際競技連盟の検査対象者登録リストの競技者は、国際競技連盟に提出します。 また国際競技大会へ出場する場合は、大会主催機関に確認してください。 - 67 - 《申請書の提出先》 ○(公財)日本アンチ・ドーピング機構 TUE 委員会に申請してください。 〒115-0056 東京都北区西が丘 3-15-1 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構 TUE 委員会 宛 TEL:03-5963-8030 FAX:03-5963-8031 *緊急の場合はファックスでも受付けますが、くれぐれもファックス番号を間違えないように!! 7.2011 年 1 月 1 日からの主な変更点 ① 禁止物質として、「S0. 未承認物質」が追加されました。 ② 血小板由来製剤の筋肉内使用が禁止でなくなりました。 ③ 「使用の申告」が必要な物質・方法はなくなりました。 吸入サルブタモール、吸入サルメテロール、糖質コルチコイドの局所使用(関節内、関節周囲、腱周 囲、硬膜外、皮内、吸入)については、「TUE」も「使用の申告」も不要です。 「吸入サルブタモールあるいは吸入サルメテロール」以外の吸入ベータ 2 作用薬の使用については、 あらかじめ医療記録(JADA へ提出する場合は「JADA 吸入ベータ 2 作用薬使用に関する情報提供書」) を添付して TUE を申請して承認を得てください。詳しくは、「医師のための TUE 申請ガイドブック 2011」 を参照してください。 ④ 「血液を採取し、操作を加え、循環系へ再注入する一連の処置」が禁止されました。献血や成分献血 は禁止ではありません。血液透析は TUE が必要です。 〈注意〉 上記内容は、国体に参加する選手に向けた記載です。国際競技大会に参加する場合などは、申請 書の書式や提出先が異なることがありますので、十分ご注意ください。 手続の詳細な手順等については、JADA ホームページでご確認下さい。 〈参考〉 JADA ホームページでは、医師が TUE 申請書を作成する際の記載方法や注意点についてまとめた、 「医師のための TUE 申請ガイドブック 2011」が公開されています。医師向けのガイドですが、申請の 流れを知る上で有益な情報ですので、併せてご参照ください。 - 68 - 9. 参考:JADA TUE 申請書様式 ―TUE 申請書― - 69 - - 70 - - 71 - ―確認書― - 72 - ―JADA 吸入ベータ 2 作用薬使用に関する情報提供書― - 73 - - 74 - 10. よくある質問(医薬品の使用可否検索の手順について) Q. ドーピング禁止薬に関する問合せがあったときは、どのような手順で使用の可否を調べればよいのです か? A. 本書は、使用可能薬を一般用医薬品・医療用医薬品に分け、さらにそれぞれ薬効群別に細分しており、 使用可能薬を探す上で利便性の高いものとなっています。一方、ある医薬品が使用できるのかできない のかは、索引を使うことで手軽に検索することが出来ます。本書の使用に慣れるまでは、下記のような流 れでの検索をお勧めします。 ① 選手・コーチ等からドーピング禁止薬に関する質問を受けた場合には、まず本書 89 ページの『索引 (使用可能薬リスト掲載医薬品の一覧表(50 音順))』を開き、該当の医薬品名があるかどうかをご確 認ください。後発医薬品の場合には、先発品の販売名か一般名で検索して下さい。 ② 索引に該当の医薬品がある場合には、そのページの内容や注意をご確認の上、質問者にご回答下 さい。 ③ 索引に該当の医薬品がない場合には、本書 4 ページからの『2011 年 WADA 禁止表掲載のドーピン グ禁止薬物の作用と禁止医薬品例』で、該当の医薬品が禁止物質に該当するかどうかをご確認下さ い。成分が禁止リストに掲載されていた場合には、使用不可の旨をご回答下さい。 ④ 該当の医薬品が索引にも禁止リストにも掲載されていない場合、85 ページの『薬剤師会ホットライン 用問合せ用紙』を、最寄りの薬剤師会ホットライン(84 ページ)宛に FAX でお送り下さい。なお、山口 国体に関する質問の場合は、本書 85 ページの用紙を用いて山口県薬剤師会に問合せることも可能 です。 ⑤ FAX 送信後は、医薬品の内容を確認して、出来るだけ速やかにご回答致します。 なお、医薬品の内容によっては、日本体育協会スポーツ科学研究室への問合せを実施致します関係 上、回答にお時間がかかることがあります。どうぞ、ご了承下さい。 医薬品使用の可否の検索手順は、次ページにフローチャートでも示しております。本ページの内容と合 わせてご参照下さい。 - 75 - 選手・コーチ等からの使用の可否の問合せ 本書p.89の『索引(使用可能薬リスト掲載医薬品の一覧表(50音順))』を見る。 (後発医薬品の場合は一般名もしくは先発品の販売名を確認する。) 一覧にある 一覧にない 該当ページを確認して 使用可能の旨を回答 p.4の「2011年WADA禁止表掲載のドーピング禁止薬物 の作用と禁止医薬品例」の禁止物質を確認 禁止物質に該当する 薬局が実施する 医薬品検索手順 使用不可の旨を回答 禁止物質に該当しない もしくはわからない 最寄りの薬剤師会ホットライン(p.84)へ FAXにて問合せ 都道府県薬剤師会薬事情報センター で送信内容を確認 可否が不明 可否が判明 日本薬剤師会中央薬事情報センターに 専用用紙をFAXして問合せ 問合せを受けた方に FAXで可否を回答 日本薬剤師会中央薬事情報センターで 送信内容を確認 ドーピング防止委員会で各品目の 服用可否を検討 可否が不明 可否が判明 日本体育協会スポーツ科学研究室に 問合せて可否を調査 - 76 - 11. WADA ドーピング・クイズ (「WADA Anti-Doping Quiz:http://quiz.wada-ama.org/」より日本語訳転載) Q.1:口から摂取するもの、皮膚に塗るもの、また注射から身体の中に取り入れるものについての最終的 な責任は、アスリート自身にある。 答え:○ 解説:アスリートは摂取する薬などで分からないことがあれば、積極的に確認を行う必要があります。そう することによって自分自身のアスリートとしてのキャリアを守ることに繋がります。何か疑問があれば、 どんなことでも確認を!成分が不明瞭であったり、禁止物質かどうかが分からない場合には、口にしな いようにしましょう。 Q.2:ドーピング検査の対象はオリンピック、パラリンピック、世界選手権に出場するアスリートのみであ る。 答え:× 解説:多くの国、そして国際競技連盟がアンチ・ドーピング・プログラムを実践しています。ナショナルチー ムのアスリートであれば、競技会時または、競技会以外の自宅やトレーニング場所などでも検査対象と なる可能性があります。 Q.3:WADA は何の略でしょうか? ①World Anti-Doping Administration それとも/②World Anti-Doping Agency 答え:②World Anti-Doping Agency 解説:WADA(世界アンチ・ドーピング機構)のミッションは、世界中の全てのスポーツにおけるドーピングの 撲滅を国際レベルで推進し、、調整、モニタリングをすることです。 Q.4:アスリートが競技会検査の対象に選ばれたという通告を受けた場合、アスリートは同伴者 1 名をドー ピング・コントロール・ステーションに帯同できる権利が認められている。 答え:○ 解説:アスリートは自分が選んだ成人の同伴者 1 名をドーピング・コントロール・ステーションに帯同するこ とが認められています。通常はチームドクターやトレーナー、コーチが同伴者となります。同伴者は尿検 体提供時以外のすべての工程を確認することができます。またアスリートは、必要に応じて通訳の同伴 も求めることができます。 Q.5:自分の国で使用が認められている薬品は、同じメーカーのものであれば海外で購入しても問題なく 使用することができる。 答え:× 解説:薬によっては、別の国で購入した場合含まれる成分がわずかであれ異なる場合があり、場合によっ ては、禁止物質が含まれていることもあります。海外で購入した薬品を服用する際には、細心の注意を 払い成分を確認し、必ず医師(チームドクター等)に相談してください。 Q.6:アスリートが 1 年間に受けるドーピング検査の回数の上限は決まっているか? a. 2 b. 5 c. 20 d. 上限なし 答え:d(上限なし) 解説:競技会検査・競技会外検査、いずれの検査であっても、アスリート一人が 1 年間に受ける検査の回 数に制限はありません。 - 77 - Q.7:スポーツにおける禁止物質や禁止方法を検出するための尿検体の分析は、設備の整った分析機関 であればどこでも行うことができる。 答え:× 解説:スポーツにおける禁止物質や禁止方法を検出するための尿検体の分析は、WADA(世界アンチ・ド ーピング機構)の厳格な世界標準を満たし、認定を受けた分析機関においてのみ行うことができます。 Q.8:薬局で購入したものであれば、どのようなサプリメントでもスポーツでの使用が認められている。 答え:× 解説:どのようなサプリメントや薬であれ、それらを摂取することの責任は、全てアスリート自身にあります。 多くの国ではサプリメントには規制がかけられていないため、製品に何が含まれているかを事前に確認 することが困難です。また、過大な効果を宣伝している製品も中にはありますが、信じられないような効 果をもたらす製品に限って、禁止物質が含まれているケースがよくあります。よって、サプリメントを摂取 する代わりに、自分自身の栄養管理プログラムをきっちりと考えることが一番です。 Q.9:障害のあるアスリートは、必要な薬であればどんな薬でも使用して良い? 答え:× 解説:障害のあるアスリートも同様に、世界ドーピング防止規程における禁止表を守らなければなりませ ん。しかし、障害により、特定の薬が治療上必要である場合には、IPC(国際パラリンピック委員会)医事 委員会か自国のアンチ・ドーピング機関に TUE(治療目的使用の適用措置)を申請することができ、使 用の許可を得る必要があります。TUE は審査を経て付与されることになっています。 Q.10:検査対象となったアスリートが、ドーピング検査で陽性となることを避けるため、他人の尿と自分の 尿をすり替えることが簡単にできる。 答え:× 解説:検査に関する国際基準の下では、アスリートはドーピング検査の通告を受けてから検査を終えるま で常にドーピング・コントロール・オフィサー(DCO)の監視下に置かれることになります。また、尿検体採 取についても DCO 監視下のもと厳格に実施されるため、尿検体を改ざんすることはできません。 Q.11:病気にかかっている時は、早く治すためにどのような薬でもとることが許される。 答え:× 解説:風邪を引いたり、インフルエンザにかかったり、花粉症になった場合でも、禁止物質が含まれていな いことが確認できない限り、どのような薬や物質も摂るべきではありません。これは市販の薬品であっ ても、医師が処方する薬でも同様です。陽性結果は陽性結果であり、どの様な事情も考慮されません。 Q.12:陽性結果の出たアスリートに対し、禁止物質の摂取を助けたり、勧めたりしたコーチや医師は、アス リートと同様に制裁の対象となる。 答え:○ 解説:競技者支援要員(コーチ、医師、トレナーなど)がアスリートに禁止物質や禁止方法の使用を援助し たり、勧めた場合、重大な違反行為とみなされ、世界ドーピング防止規程に基づき制裁が課されます。 Q.13:ドーピング・コントロール・オフィサー(DCO)は、検査数時間前に検査を行うことをアスリートに通告 しなければならない。 答え:× 解説:ドーピング検査は、可能な限り事前の通告なしに行われます。これは、DCO がいつでも、どこでも検 査を行うことができるということを意味しています。そのため DCO には、アスリートに不必要な迷惑をか けないよう、臨機応変に対応することが求められています。 Q.14:一旦、検体が密封され、書類が完成した後に、開封しようとしたり、何かを混入させることを試みたり、 検体に手を加えようとすれば、その形跡は明確に判別できる。 - 78 - 答え:○ 解説:検体に手が加えられることがないことを確信して下さい。加えて、分析機関に疑わしい検体が到着し た場合には、分析を行う前に報告を行うことになっています。 Q.15:アスリートは忙しいという理由からドーピング検査を拒否することができる。 答え:× 解説:ドーピング検査を拒否することは陽性結果と同様の制裁が課されます。検査の通知を受け、仮にア スリートがそれを拒否した場合、アスリートは拒否の理由を公式記録書、もしくは補足報告書に記入し、 直ちに所属競技団体に報告しなければなりません。 Q.16:アスリートが望めば、コーチはドーピング検査室に同行することができる。 答え:○ 解説:全てのアスリートには、同伴者をドーピング検査室に帯同する権利があります。 Q.17:ドーピング検査で採尿を行う際、アスリートの性別に関係なくドーピング・コントロール・オフィサー (DCO)であれば誰でも採尿を監視することができる。 答え:× 解説:アスリートが採尿するときの監視は、必ずアスリートと同性の DCO が実施します。 Q.18:検査の際、たとえサンプルキットが汚れていたり、手が加えられていたりする様に見えても、最初に 手に取ったサンプルキットを使わなければならず、他のサンプルキットと取り替えてもらうことはできな い。 答え:× 解説:アスリートにはサンプルキットの選択権が与えられています。もし最初に選んだサンプルキットが気 に入らなければ、別のものに変えたいということを要請することができます。 Q.19:アスリートが病院にかかる際には、自分自身がドーピング検査の対象となるアスリートであり、禁止 物質を使ってはいけないということを医師に伝えなければならない。 答え:○ 解説:アスリートは診断を行う医師に対し、禁止表に挙げられている物質を含まない薬の処方を依頼する 必要があります。もし、治療目的で禁止物質を含む薬の使用が必要である場合、薬を使用する前に国 際競技連盟か、国内アンチ・ドーピング機構に対し、TUE(治療目的使用の適用措置)の申請を行う必 要があります。なお、TUE の申請は、緊急の場合には事後であっても申請が可能です。そのことについ ても必要であれば、医師に伝えておく必要があります。 Q.20:もし必要な尿検体の量を提出することができなかった場合、追加として血液検査をすることが求め られる。 答え:× 解説:尿検体が必要な量に満たない場合、この尿は部分検体として一時的に封印、記録されます。その 後、尿意をもよおすまで待った後、必要量に達するまで尿検体を提出し続けることになります。 Q.21:時には禁止物質を使ってでも勝たなければならない。 答え:× 解説:勝つために禁止物質を使ったとしても、ベストを尽くし勝利を収めたとは言えません。ドーピングによ る不正な行為は、全てのアスリートにおいて大切な真のスポーツ精神を損なうことになります。 Q.22:何が含まれているか分からなくても、信頼している人からのものであれば薬をもらって飲んでも良 い。 答え:× - 79 - 解説:アスリートは自分自身の体内に入るものについて、常に何が含まれているか把握していなければな りません。何が含まれているかを知らずに薬を摂ることは、ドーピング検査で陽性となるリスクがあり、 健康も損なわれる可能性があるということを理解しておく必要があります。 Q.23:ドーピング・コントロール・オフィサー(DCO)が競技会外検査の為にあなたの自宅にやって来た場合、 あなたは一人で部屋を出たり、買い物に行くために外出したりすることができる。 答え:× 解説:検体における完全性、同一性が守られるためにも、アスリートは DCO の視界に常に入っていること が求められます。もし部屋を出なければならない場合は、DCO に事情を説明し、同行をしてもらうことに なります。 Q.24:1 週間前に競技会外検査を受けたら、次の検査までは数週間はある。 答え:× 解説:次の検査までに数週間程空く場合もあれば、数日、数時間という場合もあります。短期間に 2 回以 上検査が実施されることによって、不正行為を続けることが「不可能だ」と思わせ、ドーピング行為に対 する抑止効果が期待できます。 Q.25:チームドクターが薬を処方し、ドーピング検査で陽性となった場合、責任は全て担当のチームドクタ ーにあり、アスリート自身の責任が問われることはない。 答え:× 解説:チームドクターが間違ったアドバイスや不適切な治療を行った場合、制裁の対象となる可能性があ ります。しかし、アスリート自身の身体に入るものに対する最終的な責任は、アスリート自身にありま す。 Q.26:私自身(アスリート)がドーピング検査の対象となりうる? 答え:○ 解説:ドーピング検査には、国内トップレベル、または国際レベルのアスリートだけではなく、ドーピング検 査が実施される大会に出場したアスリートは検査の対象者として選ばれる可能性があります。検査を受 けることは、ドーピングをしていないということを証明する良い機会でもあります。 Q.27:もしドーピング・コントロール・オフィサー(DCO)が身分証明書を持っていない場合、検査を拒否でき る。 答え:○ 解説:DCO は、ドーピング検査を行うための権限を正式に有していること、そして認可された検査機関に 所属していることを証明するために、認定証明書(ID)を提示することが義務づけられています。もしこれ らの提示が無い場合は、公式記録書の該当欄、もしくは補足報告書にその旨を記載、署名し、アスリー ト用の控えを保管した上で、直ちに所属競技団体に連絡しましょう。 Q.28: 分析機関では検体が誰のものか知ることができる。 答え: × 解説:検体とともに分析機関に送られる書類には、アスリートの個人情報は一切含まれません。分析機関 に伝えられる情報は、競技種目、大会名、性別、競技団体、検査日時、検体番号のみです。 Q29: ドーピング検査を受けた際、ドーピング・コントロール・オフィサー(DCO)がすべての書類を保管し、 私自身(アスリート)は控えを後日受け取ることになる。 答え:× 解説:検査を受け、公式記録書に必要事項を全て記入した後、DCO が公式記録書のコピーをあなたに渡 すことになっています。公式記録書のコピーは自分自身で保管しましょう。 - 80 - Q.30:検査対象者登録リストに登録されたアスリート(RTPA)は、休暇中であれば居場所情報を提出する 必要はない。 答え:× 解説:アスリートはドーピング検査機関がいつでも競技会外検査を実施できるようにしておく必要があるた め、休暇中であっても居場所情報を提出する必要があります。 Q.31:蛋白同化ステロイド(Anabolic Steroids)はスポーツにおいて常に禁止されています。蛋白同化ステ ロイドの使用は以下のどのような副作用をもたらすでしょうか? a. 男性の女性化(乳房が大きくなる等)・女性の男性化(声が低くなる等) b. 肝臓疾患・心臓疾患 c. 暴力的になり、興奮しやすくなる d. 上記すべて 答え:d(上記すべて) 解説:蛋白同化ステロイドは筋肉を増強するという作用がありますが、命に関わる副作用があることも確 認されています。また、蛋白同化ステロイドの使用は、健康を害するだけではなく、あなた自身がアスリ ートとしての本来の能力を発揮する機会を失くし、自分自身もだますことにもなります。 Q.32:アスリートが治療目的のために禁止物質を使用することが可能となるのが、TUE(治療目的使用の 適用措置)のプログラムです。TUE は、禁止物質が健康に支障をきたさないこと、他に治療薬もしくは治 療方法がないこと、競技能力を向上させないことを条件に付与されます。 では、“TUE”とはなにを意味しますか? A. Therapeutic Use Exemption B. Therapeutic Use Equipment 答え:A(Therapeutic Use Exemption) 解説:国際レベルのアスリートは、国際競技連盟に、国内レベルのアスリートは国内のアンチ・ドーピング 機関に TUE を申請してください。TUE は、使用される物質とそれに定められた用量、及び使用期間に対 して付与されます。 Q.33:ヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone:hGH)は骨の伸長を助け、筋肉や身体の器官を成長さ せることで知られています。ヒト成長ホルモンの使用はスポーツにおいて常に禁止されています。一般 に知られている hGH の副作用とは: a. 心臓血管疾患 b. 筋肉痛・関節痛、臓器肥大 c. 糖尿病 d. 上記すべて 答え:d(上記すべて) 解説:ヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone:hGH)は、現在ドーピング検査で検出することが可能と なっています。 Q.34:禁止表には、どの物質、どの方法が競技会検査と競技会外検査でそれぞれ禁止されているかが明 記されている。 答え:○ 解説:禁止表は、国際的な専門家からなる禁止表委員会で協議され、毎年 1 月 1 日に最新版が発効しま す。アスリートは最新の禁止表の情報を知っておく必要があります。最新の禁止表はWADAのホームペ ージで手に入れることができます。www.wada-ama.org Q.35:アスリートは誤って禁止物質を使用してしまった場合でも、すぐにドーピング・コントロール・オフィサ ー(DCO)にそのことを伝え、公式記録書にその旨を記載してもらえば、何の問題もない。 答え:× - 81 - 解説:世界ドーピング防止規程は、自身が摂取したものに対する自己責任を厳格に定めているため、仮に 禁止物質があなた自身の体内から発見された場合には、あなた自身がアスリートとして責任を取ること になります。 Q.36:隠蔽剤(インペイザイ)とは何ですか? a. アスリートが禁止物質を使用するのを手伝う人 b. 禁止物質の使用を隠すために使われる物質、もしくは方法 c. アスリートの代理人 d. ドーピング検査のボトルの蓋をくっつけるための粘着剤 答え:b(禁止物質の使用を隠すために使われる物質、もしくは方法) 解説:隠蔽剤(インペイザイ、masking agent)とは、禁止物質の使用を隠すために使用される物質、もしく は方法のことを言います。隠蔽剤は競技会検査、競技会外検査の両方で禁止されています。 Q.37:検査対象者登録リストに登録されたアスリート(RTPA)は、たとえケガのために競技に参加していな くても、そのアンチ・ドーピング機関がいつでもどこでも競技会外検査を行うことができるよう、居場所情 報を必ず提出しなければならない。 答え:○ 解説:アスリートであれば、たとえケガや病気で競技に参加していなくても、アンチ・ドーピング機関がいつ でも、どこでも居場所を確認できるように居場所情報を提出しなければなりません。 Q.38:現在、ヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone:hGH)を検出する検査が存在する。 答え:○ 解説:2004 年以来ヒト成長ホルモン検出のための血液検査が行われており、競技会外および競技会検査 の両方でより多くの検査が行なわれています。 Q.39:もしドーピング検査で血液が採取されたら、失神したり、気分が悪くなるかもしれない。 答え:× 解説:血液検査では、採取される血液量はほんの少量(リップスティックの量程度)であり、競技には影響 がない量とされています。また、看護士や採血医など医療の専門家が待機しているので、気分が悪くな った場合には、相談することができます。 Q40:アスリートがドーピング検査手続き中に疑問を持った場合、その疑問をいつ確認すれば良いのでし ょうか? a. ドーピング検査後いつでも b. ドーピング検査中 c. 世界アンチ・ドーピング機構に手紙を送る 答え:b(ドーピング検査中) 解説:アスリートは、ドーピング検査中に気になることがあれば、ドーピング・コントロール・オフィサー (DCO)に対しいつでも質問することができます。アスリートはドーピング検査について知りたいことを知 る権利があり、ドーピング検査の手順について気になる点があればそれを公式記録書の該当欄、もしく は補足報告書に記録することができます。 Q.41:試合に参加していなくても、競技会のドーピング検査の対象になる。 答え:○ 解説:実際に試合に参加したか否かに関わらず、大会に登録されていれば、ドーピング検査の対象になる 可能性があります。 Q.42:世界ドーピング防止規程の目的は何ですか? a. ドーピングのないスポーツに参加するという、アスリートの基本的な権利を守るため - 82 - b. アスリートの健康、公平、平等を推進するため c. 国際レベルでの調和が図られ、効率的なアンチ・ドーピング・プログラムを確実に行うため d. 上記のすべて 答え:d(上記のすべて) 解説:世界ドーピング防止規程は、スポーツにおけるアンチ・ドーピング・プログラムの基礎となる普遍的な 文書です。 Q.43:ドーピング検査で A 検体が陽性となった場合、アスリートには以下の権利がある: a. B 検体の分析を求められる b. B 検体の開封および分析のためにアスリート本人もしくは代理人が同席できる c. 分析関連書類一式を請求できる d. 上記すべて 答え:d(上記すべて) 解説:世界ドーピング防止規程では、陽性の疑いのある分析結果が出た場合においても、アスリートの権 利が尊重され護られます。 Q.44:アスリートが居場所情報をアンチ・ドーピング機関に提出することは、スポーツの公平性を保つため にも非常に重要なことです。 では、誰が居場所情報にアクセスできますか? a. アスリートの情報は公開されるため、一般の人もメディアも含め興味のある人は誰でも b. 一般の人やメディアはアクセス不可能だが、アンチ・ドーピング機関で働いている人なら誰でも c. 居場所情報は常に厳格な極秘情報として扱われ、アンチ・ドーピング機関の限定された担当者の みアクセスできる d. 上記のいずれでもない 答え:c 解説:すべての居場所情報は、極秘情報としてドーピング検査のためだけに厳格に使用されます。関連の なくなった情報はすべて破棄されます。 Q.45:どれくらいの頻度で禁止物質表は改訂されますか? a. 毎月 b. 毎年 c. オリンピック・パラリンピック大会の前 d. 改訂されない 答え:b(毎年) 解説:禁止物質リストは、国際的な専門家で構成される禁止表委員会によって協議され、毎年 1 月 1 日に 最新版が発効されます。すべてのアスリートは最新の情報を知っておく必要があります。最新の禁止表 はWADAのホームページで手に入れることができます。www.wada-ama.org 詳細につきましては、世界ドーピング防止機構(WADA)のホームページをご覧ください。 - 83 - 12. 薬剤師会ドーピング防止ホットライン 原則として、次ページの専用用紙を FAX でお送り下さい。 名称 ほっかいどう・おくすり情報室 青森県薬剤師会薬事情報センター 岩手県薬剤師会くすりの情報センター 宮城県薬剤師会くすりの相談室 秋田県薬剤師会くすり110番 山形県薬剤師会 くすりの110番 福島県薬剤師会薬事情報センター 茨城県薬剤師会 くすりの相談室 栃木県薬剤師会薬事情報センター 群馬県薬剤師会薬事情報センター 埼玉県薬剤師会情報センター 千葉県薬剤師会薬事情報センター 東京都薬剤師会 薬事情報課 神奈川県薬剤師会薬事情報センター 新潟県薬剤師会薬事情報センター 富山県薬剤師会 くすり相談 石川県薬剤師会薬事情報センター 福井県薬剤師会薬事情報センター 山梨県薬剤師会薬事情報センター 長野県薬剤師会医薬品情報室 岐阜県薬剤師会ぎふ薬事情報センター 静岡県薬剤師会医薬品情報管理センター 静岡県薬剤師会 高齢者くすりの相談室 愛知県薬剤師会 薬事情報室 三重県薬剤師会 薬の相談テレホン 滋賀県薬剤師会薬事情報センター 京都府薬剤師会薬事情報センター 大阪府薬剤師会 おくすり相談窓口 兵庫県薬剤師会薬事情報センター 奈良県薬剤師会薬事情報センター 和歌山県薬剤師会薬事情報センター 鳥取県薬剤師会薬事情報センター 島根県薬剤師会 薬事センター 岡山県薬剤師会薬事情報センター 広島県薬剤師会 薬事情報センター 山口県薬剤師会 くすりの相談室 徳島県薬剤師会薬事情報センター 香川県薬剤師会医薬品情報センター 高知県薬剤師会情報センター 福岡県薬剤師会 くすりなんでもテレホン 佐賀県薬剤師会薬事情報センター 長崎県薬剤師会 薬相談窓口 熊本県薬剤師会医薬情報センター 大分県薬剤師会薬事情報センター 宮崎県薬剤師会薬事情報センター 鹿児島県薬剤師会薬事情報センター 沖縄県薬剤師会 おくすり相談室 日本薬剤師会 消費者薬相談窓口 - 84 - 電話番号 011-815-0093 017-742-8822 019-653-4591 022-391-1175 018-834-8931 023-622-3550 024-549-2203 029-225-9545 028-658-9877 027-243-6650 048-653-4466 043-247-4401 03-3295-9532 045-751-7066 025-281-7730 076-422-3111 076-231-6711 0776-61-6566 055-255-1507 0263-34-5511 058-247-5122 054-281-9998 054-281-9989 052-231-2261 059-228-1113 077-565-3535 075-525-1511 06-6947-0709 078-341-6089 0742-27-6072 073-433-0166 0859-38-1411 0853-23-6321 086-294-9080 082-243-6660 083-923-1193 088-655-0025 087-834-0205 088-820-5011 092-271-1585 0952-23-2771 095-846-5918 096-351-5333 097-544-9512 0985-27-0129 099-257-2515 098-963-8935 03-3353-2251 FAX番号 011-831-6133 017-743-7075 019-653-4592 022-391-6630 018-835-2576 023-625-3970 024-549-2209 029-227-2824 028-658-9847 027-223-5308 048-667-5580 043-247-4402 03-3295-2333 045-751-4460 025-281-7735 076-422-3633 076-231-6721 0776-61-6561 055-254-3401 0263-34-6177 058-247-5757 054-203-2028 054-203-2028 052-222-3326 059-225-4728 077-563-9033 075-525-2332 06-6947-5487 078-341-6099 0742-24-1291 073-424-3353 0859-38-5758 0853-21-9504 086-294-9056 082-248-1904 083-924-7704 088-625-5763 087-835-3326 088-820-5010 092-281-4104 0952-23-8941 095-846-5918 096-288-1818 097-544-8060 0985-29-8127 099-257-2516 098-963-8937 03-3353-8160 コピーまたは切り取ってご送付ください ドーピング禁止薬に関する問合せ用紙(薬剤師会ホットライン用) (社) 薬剤師会 薬事情報センター 宛 問 合 せ 日 時: 所 属: 氏 名: 電 話 番 号: F A X 番 号 ※: ※ 回答は FAX で行いますので、FAX 番号は必ずご記入下さい。 年 月 質問者の基本情報(該当するものに○をご記入下さい。) ① 質問者の分類(医師・薬剤師・看護師・AT・コーチ・選手・その他( ② 薬を使用される方の所属競技団体名( )) ) 切り取り線 使用者の基本情報(該当するものに○をご記入下さい。) ① 薬物を使用する方の性別 (男性・女性) ② 薬物を使用する方の年齢 (10・20・30・40・50・60・70・80・90)才代 ③ 薬物の使用状況 (未服用・服用中・過去に服用) 問合せ対象薬物 製品名(会社名) 備 1. ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 2. 3. 4. 5. ※ 薬物名はフルネームで正確に記載してください。 ※ 備考欄は、その薬物に関して特別な事項がある場合にご記入下さい。 - 85 - 日 考 13. おいでませ!山口国体・山口大会ホットラインサービス (ドーピング禁止薬に関する問合せサービスシステム) 1.期間: お い で ま せ ! 山 口 国 体 :2011年10月 1日~10月11日 お い で ま せ ! 山 口 大 会 :2011年10月 22日~10月 24日 2.受付時間:AM 9:00 ~ PM 5:00(土曜・日曜・祝祭日はお休みです。) 問い合わせは、原則として FAX でお願いします。また、回答も原則として FAX でさせていただきます。 3.お問い合わせ方法 専用用紙(前ページ)によるFAX 4.回答方法 FAXによる回答 5.問合せ先:社団法人 山口県薬剤師会 くすりの相談室 TEL 番号:083-923-1193 FAX 番号:083-924-7704 E―mail:[email protected] ホームページ:http://yama-yaku.or.jp/ ☆大会期間中の24時間対応 ※ 詳細につきましては、決定次第、ホームページ(http://yama-yaku.or.jp/)に掲 載します。 ●内容により回答に2~3日かかる場合があります。 ●原則として、上記大会に参加する選手が使用する薬剤に関する問合せを対象としてい ます。その他のドーピング禁止薬等に関する問合せについては、84 ページに掲載の 薬剤師会ホットラインも合わせてご利用下さい。 また、選手自身が使用する薬剤に関して選手から質問された場合には、行き違いなど で後からトラブルとなることもありますので、チームドクターにも相談するように指 導してください。 - 86 - (コピーしてご使用ください) (薬等を販売した際、選手に渡してください) 購入医薬品等記載シート 下記の品を販売しました。 年 薬 局 名: 管理薬剤師名: 住 所: 電 話 番 号: ( 月 日 ) ○ドーピングコントロールにおいて選手が検査対象となった場合、禁止薬でないものを含めてす べての「7日以内の投薬及びサプリメント摂取」について申告することになります。 ◯選手必携書に購入品の名前と服用年月日、服用量をお書きください。 ◯医薬品等の説明書や箱は捨てずにお持ちください。 - 87 - コピーまたは切り取ってご送付ください ド ー ピ ン おいでませ!山口国体・山口大会 グ 防 止 活 動 に 関 す る ア ン ケ (会期終了後にご回答ください) 1.何人の国体選手が薬局へこられましたか。 人 2.いつ、何について相談され、何を購入されましたか。 日付 相 談 項 目 購 入 品 目 3.役に立ちました資料に◯印をつけてください。 ( )はい :ガイドブック その他( ( )いいえ :理由 ) 切り取り線 4.薬局に来られた選手、コーチから出された意見等がありましたら、ご記入ください。 5.販売上、問題・課題等がありましたら、ご記入ください。 6.その他、ドーピング防止活動に対するご意見・ご感想をお知らせください。 ◎ありがとうございました。 お手数ですが、FAX により社団法人山口県薬剤師会までご提出願います。 (山口県薬剤師会/FAX:083-924-7704) - 88 - ー ト 14. 索引(使用可能薬リスト掲載医薬品の一覧表(50 音順)) 本ガイドブックに掲載されている医薬品のうち、使用方法を守り正しく使用した場合に使用できる医薬品を 50 音順に並べたものです(一部、使用方法や投与経路等によっては禁止されるものを含む)。索引の使 用に際しましては、以下の点にご注意下さい。 ◇ 成分名と販売名のどちらでも検索できます。 ◇ 成分等が変更になっている場合がありますので、索引にある医薬品につきましても必ず該当ページで ご確認下さい。 - 一般用薬品(OTC 医薬品) - 成分名・販売名 A~Z ページ 分類 成分名・販売名 (ア) 28 総合感冒薬【外用】 dl-カンフル 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 dl-メントール d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 39 皮膚外用薬 37 目薬 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 26 解熱鎮痛薬 アセトアミノフェン 28 鎮咳・去痰薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 26 解熱鎮痛薬【坐剤】 27 総合感冒薬 36 目薬 アゼラスチン塩酸塩 37 目薬 アットノン 39 皮膚外用薬 L-カルボシステイン 28 鎮咳・去痰薬 アトラントエース液・クリーム 40 皮膚外用薬 L-グルタミン 30 胃腸薬 アネトンコールタイジン 33 点鼻薬 28 総合感冒薬【外用】 アネロンチュアブル 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 30 胃腸薬 アバロンZ 29 胃腸薬 35 痔疾用薬 アミノ安息香酸エチル 35 痔疾用薬 L-アスパラギン酸カリウム l-メントール 38 アミノエチルスルホン酸 40 皮膚外用薬 33 アレルギー用薬 35 痔疾用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 39 皮膚外用薬 41 皮膚外用薬 ア 分類 30 胃腸薬 アズレンスルホン酸ナトリウム 35 痔疾用薬 ページ 36 目薬 37 目薬 38 目薬 NewマイティアCL 37 目薬 アミロリシン-5 30 胃腸薬 アイスラブゲル 39 皮膚外用薬 アモロルフィン塩酸塩 40 皮膚外用薬 アイブルーAGⅡ 37 目薬 アラセナS 41 皮膚外用薬 アイブルーCL 37 目薬 アイボンc 37 目薬 アイリスCL-Iネオ 37 目薬 アイリスRinc 36 目薬 アイリスアレスト 38 目薬 35 痔疾用薬 アラントイン 37 目薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 アルガード抗アレルギーカプセル 33 アレルギー用薬 アカメガシワエキス 30 胃腸薬 アルガード目すっきり洗眼薬α 37 目薬 アクアナチュラル便秘薬 32 便秘治療薬 アルサメック錠 29 胃腸薬 アクチビア軟膏 41 皮膚外用薬 浅田飴のどクールスプレー 38 アルジオキサ うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 29 胃腸薬 30 胃腸薬 アシクロビル 41 皮膚外用薬 アルタットA アスゲン点眼薬 37 目薬 アルピニーA坐剤 26 解熱鎮痛薬【坐剤】 27 総合感冒薬 アレギトール 33 アレルギー用薬 33 アレルギー用薬 アレルギール錠 33 アレルギー用薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 アロエエキス 31 便秘治療薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 アロエ錠 31 便秘治療薬 アスパラ目薬ソフト 37 目薬 アロエ末 31 便秘治療薬 アスピーアイCA 37 目薬 アンミナイト 34 催眠・鎮静薬 アスコルビン酸 - 89 - 29 胃腸薬 成分名・販売名 イ イオウ ページ 分類 成分名・販売名 (エ) 塩酸クロルヘキシジン 40 皮膚外用薬 イソコナゾール硝酸塩 35 女性用薬(膣カンジダ関連薬) イソジンうがい薬 38 イソジンきず薬・軟膏 38 皮膚外用薬 塩酸ジフェンヒドラミン うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 塩酸ジブカイン 39 皮膚外用薬 イソプロピルメチルフェノール 塩酸テトラヒドロゾリン 41 皮膚外用薬 30 胃腸薬 イノセアグリーン 30 胃腸薬 イノセアワンブロック 29 胃腸薬 イノック下痢止め 32 整腸薬・下痢止め イブ 26 解熱鎮痛薬 イブアウターゲル・テープ・パップL 39 皮膚外用薬 イプシロン-アミノカプロン酸 イブプロフェン イブプロフェンピコノール インドメタシン ウ ウイキョウ末 塩酸ナファゾリン 塩酸ネチコナゾール 39 皮膚外用薬 39 皮膚外用薬 35 痔疾用薬 36 目薬 40 皮膚外用薬 33 点鼻薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 31 便秘治療薬 塩酸ピリドキシン 37 目薬 26 解熱鎮痛薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 37 目薬 38 目薬 27 総合感冒薬 塩酸ブテナフィン 40 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 塩酸ブロムヘキシン 28 鎮咳・去痰薬 39 皮膚外用薬 塩酸メクリジン 30 胃腸薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 33 点鼻薬 塩酸リドカイン 35 痔疾用薬 塩酸ロペラミド 32 整腸薬・下痢止め オイラックスソフト 40 皮膚外用薬 オウバク乾燥エキス 32 整腸薬・下痢止め 32 便秘治療薬 オウバク末 30 胃腸薬 38 近江兄弟社メンタームEXソフト 40 皮膚外用薬 オキシドール 38 皮膚外用薬 31 胃腸薬 31 便秘治療薬 ヴイックスヴェポラッブ 28 総合感冒薬【外用】 ヴイックスメディケイテッドドロップC・L・O・R・U 38 ウィンダム液・軟膏・クリーム 40 皮膚外用薬 ウエストンナチュラル うがい薬コロロSP 40 皮膚外用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 オ うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 31 胃腸薬 エ 35 痔疾用薬 37 目薬 塩酸テルビナフィン 36 目薬 ウィズワン ウルソデオキシコール酸 分類 35 痔疾用薬 33 点鼻薬 40 皮膚外用薬 イノセア胃腸内服液 ページ 31 消化薬 オキセサゼイン 30 胃腸薬 32 整腸薬・下痢止め オスバンS 39 皮膚外用薬 オロナインH軟膏 39 皮膚外用薬 エアーサロンパスEX 39 皮膚外用薬 エージーアイズ 37 目薬 エージーノーズ カ カイゲンこどもかぜぐすりカリュー 27 総合感冒薬 33 点鼻薬 カイベールC 31 便秘治療薬 エーゼットアルファ 37 目薬 カイラックス 31 便秘治療薬 エーワンL・Lクリーム・Lスプレー 41 皮膚外用薬 カイロニン錠 32 アレルギー用薬 エスエスブロン「カリュー」 28 鎮咳・去痰薬 カカオ脂 35 痔疾用薬 エスエスブロントローチ<クール> 38 ガスター10 29 胃腸薬 エスベナンせきどめ内服液エース 28 鎮咳・去痰薬 ガスター10 S錠 29 胃腸薬 エパテックAクリーム・Aゲル・Aローション 39 皮膚外用薬 ガスター10(散) 29 胃腸薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 エビオス錠 30 胃腸薬 ガスター10 内服液 29 胃腸薬 エフストリン去たん錠 28 鎮咳・去痰薬 ガストール錠・細粒 30 胃腸薬 エフストリントローチ 28 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 ガスドック10 29 胃腸薬 エミネトン 34 鉄欠乏性貧血用薬 ガストリック10 29 胃腸薬 エメダスチンフマル酸塩 33 アレルギー用薬 カゼイ菌 32 整腸薬・下痢止め 塩化カリウム 37 目薬 カフェイン水和物 27 総合感冒薬 28 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 カプサイシン 40 皮膚外用薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 乾燥酵母 30 胃腸薬 35 痔疾用薬 乾燥水酸化アルミニウムゲル 30 胃腸薬 38 カンゾウ末 30 胃腸薬 塩化セチルピリジニウム うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 眼涼アルファースト 37 目薬 キオフィーバ 26 解熱鎮痛薬【坐剤】 33 点鼻薬 キズアワワ 39 皮膚外用薬 39 皮膚外用薬 キャベジンコーワS 30 胃腸薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 強ミヤリサン(錠) 32 整腸薬・下痢止め 35 痔疾用薬 キンカンHPローション 39 皮膚外用薬 塩化デカリニウム 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 塩化ナトリウム 37 目薬 塩化ベンザルコニウム 塩化リゾチーム キ - 90 - 成分名・販売名 ク グ・スリーP グアイフェネシン グアヤコールスルホン酸カリウム ページ 分類 成分名・販売名 (ケ) ゲンチアナ末 34 催眠・鎮静薬 分類 31 胃腸薬 28 鎮咳・去痰薬 ゲンノショウコエキス 27 総合感冒薬 ゲンノショウコ末 32 整腸薬・下痢止め 抗菌アイリスα 36 目薬 コ 28 鎮咳・去痰薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 クールワン去たんソフトカプセル 28 鎮咳・去痰薬 クールワンのどスプレー 38 合成ヒドロタルサイト コウボク流エキス うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 32 整腸薬・下痢止め 26 解熱鎮痛薬 30 胃腸薬 30 胃腸薬 クールワン鼻スプレー 33 点鼻薬 コーラック 31 便秘治療薬 クラライットA 26 解熱鎮痛薬 コーラック坐薬タイプ 32 便秘治療薬 グリチルリチン酸 40 皮膚外用薬 コーラックソフト 31 便秘治療薬 グリチルリチン酸カリウム 33 アレルギー用薬 コデステシントローチ 28 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 コデミンGトローチ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 33 アレルギー用薬 こどもパブロン坐薬 26 解熱鎮痛薬【坐剤】 36 目薬 こどもリングルサット 26 解熱鎮痛薬 グリチルリチン酸二カリウム グリチルレチン酸 37 目薬 コフトせき止め透明液 28 鎮咳・去痰薬 38 コランチルA顆粒 30 胃腸薬 40 皮膚外用薬 コリミジンA坐剤 35 痔疾用薬 41 皮膚外用薬 コンク・アシドフィルス菌末 32 整腸薬・下痢止め 35 痔疾用薬 コンク・ビフィズス菌末 32 整腸薬・下痢止め 38 コンク・フェカリス菌末 32 整腸薬・下痢止め 39 皮膚外用薬 コンタック600ST 33 アレルギー用薬 40 皮膚外用薬 コンタックせき止めST うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 41 皮膚外用薬 グルコン酸カルシウム 33 アレルギー用薬 グルコン酸カルシウム水和物 33 アレルギー用薬 グレラン・ビット 26 解熱鎮痛薬 クロタミトン コンドロイチン硫酸ナトリウム サ クロモグリク酸ナトリウム クロルフェニラミンマレイン酸塩 クロルヘキシジングルコン酸塩 ケイ酸アルミン酸マグネシウム ケイヒ ケイヒ末 酢酸トコフェロール 37 目薬 37 目薬 36 目薬 37 目薬 35 痔疾用薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 38 目薬 サクロンQ 30 胃腸薬 27 総合感冒薬 サクロンS 30 胃腸薬 28 鎮咳・去痰薬 ザジテンAL点眼薬 38 目薬 33 アレルギー用薬 ザジテンAL鼻炎カプセル 33 アレルギー用薬 33 点鼻薬 ザジテンAL鼻炎スプレー 33 点鼻薬 36 目薬 サトウ口内軟膏 38 37 目薬 サトラックス 31 便秘治療薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 サトラックスエース 31 便秘治療薬 39 皮膚外用薬 サナルミン 30 胃腸薬 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 サリチルアミド 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 39 皮膚外用薬 29 胃腸薬 サリチル酸グリコール サリチル酸メチル 30 胃腸薬 27 総合感冒薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 30 胃腸薬 サルファアナロン目薬 36 目薬 30 胃腸薬 サロメチール 40 皮膚外用薬 31 胃腸薬 酸化亜鉛 ケイヒ油 30 胃腸薬 ケーシック・学童用ケーシック 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 35 痔疾用薬 40 皮膚外用薬 29 胃腸薬 酸化マグネシウム 33 アレルギー用薬 ケトチフェンフマル酸塩 28 鎮咳・去痰薬 36 目薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 41 皮膚外用薬 38 クロルヘキシジン塩酸塩 酢酸d-α-トコフェロール 40 皮膚外用薬 33 点鼻薬 ケ ページ 33 点鼻薬 30 胃腸薬 32 便秘治療薬 38 目薬 サンテ40ハイ ケトプロフェン 39 皮膚外用薬 サンテアルフリー新目薬 37 目薬 ケンエーイオダイン 38 皮膚外用薬 サンテ抗菌新目薬 36 目薬 - 91 - 36 目薬 成分名・販売名 (サ) サンテドウ シ ページ 分類 成分名・販売名 (シ) 新レブメント-FN ス 水酸化アルミナマグネシウム 36 目薬 サンプローゼF 30 胃腸薬 ジアスメンSS 30 胃腸薬 水酸化マグネシウム ページ 分類 39 皮膚外用薬 29 胃腸薬 30 胃腸薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 スイマグ 30 胃腸薬 シアノコバラミン 35 鉄欠乏性貧血用薬 スカイラブソフト 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 36 目薬 スクラート胃腸薬(顆粒) 30 胃腸薬 ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS) 31 便秘治療薬 スクラルファート 30 胃腸薬 スクラルファート水和物 30 胃腸薬 スコポラミン臭化水素酸塩水和物 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 ジキニンうがい薬 38 シグナル下痢止め 32 整腸薬・下痢止め ジクロテクトゲル・テープ・テープL・ローション 39 皮膚外用薬 スコルバEX 40 皮膚外用薬 ジクロフェナクナトリウム 39 皮膚外用薬 ストッパ下痢止めA 32 整腸薬・下痢止め シコンエキス 35 痔疾用薬 ストナアイビー 27 総合感冒薬 シコン水製エキス 35 痔疾用薬 ストナ去たんカプセル 28 鎮咳・去痰薬 ジサイクロミン塩酸塩 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 30 胃腸薬 ストナコフドロップ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 27 総合感冒薬 ストパン 30 胃腸薬 28 鎮咳・去痰薬 ストマオフ糖衣錠 29 胃腸薬 ジフェニルピラリン塩酸塩 27 総合感冒薬 スパークのどクール 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 ジフェンヒドラミン 40 皮膚外用薬 スマイルアミノウォッシュ 37 目薬 ジヒドロコデインリン酸塩 ジフェンヒドラミン塩酸塩 ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 ジブカイン塩酸塩 33 アレルギー用薬 スマイルコンタクト 37 目薬 34 催眠・鎮静薬 スマリン「アルギー」CG 37 目薬 40 皮膚外用薬 スヨロミン 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 41 皮膚外用薬 スラーリア便秘薬 32 便秘治療薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 スルファメトキサゾール 36 目薬 スルファメトキサゾールナトリウム 36 目薬 39 皮膚外用薬 セ セイヨウトチノキ種子エキス 35 痔疾用薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 セイロガン糖衣A 32 整腸薬・下痢止め ジベンゾイルチアミン 26 解熱鎮痛薬 セキトローチ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 シメチジン 29 胃腸薬 セキピタンSP 28 鎮咳・去痰薬 ジメチルポリシロキサン 32 整腸薬・下痢止め ジメンヒドリナート 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 セチルピリジニウム塩化物水和物 38 臭化水素酸デキストロメトルファン 28 鎮咳・去痰薬 重質炭酸マグネシウム 30 胃腸薬 ゼノールエクサムFX・SX・液ゲル シュクシャ 30 胃腸薬 セピーAZのどスプレークール 38 ショウキョウ末 30 胃腸薬 セルロシンA.P 30 胃腸薬 ジプロフィリン 28 鎮咳・去痰薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 39 皮膚外用薬 39 皮膚外用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 硝酸オキシコナゾール 41 皮膚外用薬 センナ 31 便秘治療薬 小中学生用ストッパ下痢止め 32 整腸薬・下痢止め センナ実 31 便秘治療薬 31 便秘治療薬 小児用バファリンCⅡ 26 解熱鎮痛薬 センナ成分(末・エキス・実・実末・センノシド) 新エスタック「W」 27 総合感冒薬 センナ末 31 便秘治療薬 新エスタック12 27 総合感冒薬 センノシド 31 便秘治療薬 新エスビヤン抗菌目薬 36 目薬 センパア 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 新エスベナントローチ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 センパアS 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 新サラリン 31 便秘治療薬 センブリ 30 胃腸薬 新サルファ・ルビー 36 目薬 センブリ末 30 胃腸薬 新三共胃腸薬〔細粒〕 30 胃腸薬 ソウジュツ乾燥エキス 30 胃腸薬 新三共胃腸薬〔錠剤〕 30 胃腸薬 ソウジュツ流エキス 30 胃腸薬 新タカヂア錠 31 消化薬 ソフトサンティア 37 目薬 新タントーゼA 32 整腸薬・下痢止め ダイオウ末 31 便秘治療薬 新タントーゼ錠L 31 胃腸薬 大正胃腸薬Z 29 胃腸薬 新ビオヂアス 31 消化薬 タイレノールA・FD 26 解熱鎮痛薬 新ビオフェルミンS錠・S細粒 32 整腸薬・下痢止め タイワケシノールトローチ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 新ブロン液エース 28 鎮咳・去痰薬 タウリン坐薬 35 痔疾用薬 杉葉油 28 総合感冒薬【外用】 新ルビカップ 28 鎮咳・去痰薬 新ルル点鼻薬 33 点鼻薬 タケダ乗り物酔い止め 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 新レシカルボン坐剤S 32 便秘治療薬 ダマリンL 41 皮膚外用薬 ソ タ タカヂアスターゼN1 - 92 - 30 胃腸薬 31 消化薬 成分名・販売名 (タ) ダマリンS タムチンキパウダースプレーEX 41 皮膚外用薬 ニシミドン液小児用 27 総合感冒薬 30 胃腸薬 ニッシンせき止め顆粒 28 鎮咳・去痰薬 41 皮膚外用薬 ニコチン酸ベンジルエステル 35 鉄欠乏性貧血用薬 40 皮膚外用薬 32 便秘治療薬 ニュータムシチンキゴールド タンニン酸 35 痔疾用薬 ニューラーゼ 31 消化薬 タンニン酸アルブミン 32 整腸薬・下痢止め 尿素 41 皮膚外用薬 ネ タンニン酸ベルベリン 32 整腸薬・下痢止め チアミン硝化物 35 鉄欠乏性貧血用薬 チールA 40 皮膚外用薬 ネオデイ 34 催眠・鎮静薬 チールメタシン・ゲル 39 皮膚外用薬 ネオヨジンうがいぐすり 38 チキジウム臭化物 30 胃腸薬 ノアールSG 36 目薬 27 総合感冒薬 ノアールアレジー 37 目薬 28 鎮咳・去痰薬 ノアールワンSG 36 目薬 39 皮膚外用薬 ノーシンホワイトジュニア 26 解熱鎮痛薬 ノ ネオスチグミンメチル硫酸塩 36 目薬 37 目薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 40 皮膚外用薬 ノスカピン 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 30 胃腸薬 ノスカピン塩酸塩水和物 27 総合感冒薬 沈降炭酸カルシウム 30 胃腸薬 のどぬーるスプレークリアミント 38 ツージーQ 31 便秘治療薬 ノドロップコフ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 28 鎮咳・去痰薬 デキストロメトルファンフェノールフタリン塩 ノニル酸ワニリルアミド 28 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 デメチルクロルテトラサイクリン塩酸塩 40 皮膚外用薬 テラポニンセキトローチ 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 ノバポンLトローチ ハ うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ】 乗り物酔い止めQD錠 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 ハイウルソ顆粒 31 胃腸薬 テルビナフィン塩酸塩 41 皮膚外用薬 バイエック水虫クリームMC 41 皮膚外用薬 テレビン油 28 総合感冒薬【外用】 バイエルアスピリン 26 解熱鎮痛薬 糖化菌(納豆菌) 銅クロロフィリンカリウム 30 胃腸薬 ハイガード 33 アレルギー用薬 30 胃腸薬 バイシンアルメディモイスト 38 目薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 ハイベン 31 便秘治療薬 銅クロロフィリンナトリウム 34 鉄欠乏性貧血用薬 白色ワセリン 39 皮膚外用薬 トークール 40 皮膚外用薬 パスタイムFX・FX7・FX-L 39 皮膚外用薬 トークール液 40 皮膚外用薬 ハッカ油 40 皮膚外用薬 トクホンE 39 皮膚外用薬 パッテル 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 パテックスID 39 皮膚外用薬 35 痔疾用薬 パテックスフェルビナク5・35 39 皮膚外用薬 37 目薬 バファリンA 26 解熱鎮痛薬 39 皮膚外用薬 パブロンうがい薬AZ 38 40 皮膚外用薬 パブロン点鼻Z 33 点鼻薬 トメダインコーワフィルム 32 整腸薬・下痢止め バラードS 36 目薬 トラベラソフト 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 バリアクトHi液・Hiクリーム 41 皮膚外用薬 トラベルミン 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 貼るアクテージL 39 皮膚外用薬 トラベルミン・ジュニア 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 パンシロンG 30 胃腸薬 トコフェロール酢酸エステル うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 ドリエル 34 催眠・鎮静薬 パンシロンH2ベスト 29 胃腸薬 ナイトール 34 催眠・鎮静薬 パンシロンN10 30 胃腸薬 内服ボラギノールEP 35 痔疾用薬 パンシロントラベル 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 ナザールブロック 33 点鼻薬 ナックローレン坐薬 26 解熱鎮痛薬【坐剤】 ナファゾリン塩酸塩 ニ 分類 33 アレルギー用薬 33 アレルギー用薬 チョウジ末 ナ ニコチン酸アミド ページ タミナスA錠 チモール ト 成分名・販売名 (ニ) 40 皮膚外用薬 チペピジンヒベンズ酸塩 ツ テ 分類 41 皮膚外用薬 ダマリンエース・液 炭酸水素ナトリウム チ ページ 36 目薬 パンテノール 37 目薬 バンテリンコーワ1.0%液・1.0%クリーム 39 皮膚外用薬 33 点鼻薬 40 皮膚外用薬 39 皮膚外用薬 ナボリン フェルビナク70 39 皮膚外用薬 なみだロートコンタクト 37 目薬 にきび薬ビフナイトE 40 皮膚外用薬 ニクズク油 28 総合感冒薬【外用】 ヒ ビオヂアスターゼ 30 胃腸薬 30 胃腸薬 ビオヂアスターゼ2000 31 胃腸薬 31 消化薬 - 93 - 成分名・販売名 (ヒ) ビオフェルミン止瀉薬 ページ 分類 成分名・販売名 (ヘ) ペロット下痢止め 32 整腸薬・下痢止め ビオフェルミン便秘薬 31 便秘治療薬 ベンザ鼻炎スプレー ビオラクターゼ 30 胃腸薬 ベンザブロックトローチ ピコスルファートナトリウム 31 便秘治療薬 ピコスルファートナトリウム水和物 31 便秘治療薬 ピコラックス 31 便秘治療薬 ビサコジル 31 便秘治療薬 ビダラビン 41 皮膚外用薬 ヒドロキシエチルセルロース ヒビスコールS ビフィズス菌 ベンザルコニウム塩化物 ベンゼトニウム塩化物 ホ 33 点鼻薬 29 鎮咳・去痰薬【トローチ/ドロップ 39 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 33 点鼻薬 39 皮膚外用薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 37 目薬 ポジナールM錠 32 アレルギー用薬 39 皮膚外用薬 ボタンピエキス 35 痔疾用薬 30 胃腸薬 ホップ乾燥エキス-S 31 便秘治療薬 ポビドンヨード 30 胃腸薬 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 38 皮膚外用薬 ビホナゾール 41 皮膚外用薬 ポポンピュメリ目薬R ビュークリアALクール 37 目薬 ボラギノールM軟膏・M坐剤 35 痔疾用薬 33 アレルギー用薬 ボルタレンACゲル・ACテープ・ACテープL・ACローション 39 皮膚外用薬 マ 36 目薬 マイティア抗菌目薬 36 目薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 マイトラベル錠 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 36 目薬 マキロンS 39 皮膚外用薬 37 目薬 マクトOZ 30 胃腸薬 ピレンゼピン塩酸塩水和物 30 胃腸薬 マスチゲン-S錠 35 鉄欠乏性貧血用薬 ピロットA錠 33 アレルギー用薬 ファイチ 35 鉄欠乏性貧血用薬 34 吐き気・乗り物酔い予防薬 ピリドキシン塩酸塩 ファモチジン 29 胃腸薬 フィニッシュコーワ 38 フェイタス 39 皮膚外用薬 フェイタスL 39 皮膚外用薬 28 鎮咳・去痰薬 マレイン酸クロルフェニラミン 33 点鼻薬 37 目薬 38 目薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 ミ ミコナゾール硝酸塩 32 整腸薬・下痢止め フェミニーナ軟膏S 40 皮膚外用薬 フェリア 26 解熱鎮痛薬 フェルビナク 39 皮膚外用薬 ミヤリサンU錠 31 胃腸薬 ブスコパンA錠 29 胃腸薬 ミルマグ液 30 胃腸薬 ブスコパンMカプセル 30 胃腸薬 ブスポンS 29 胃腸薬 ブチスコミン 29 胃腸薬 ブテナフィン塩酸塩 宮入菌(酪酸菌)末 ム 無水カフェイン 40 皮膚外用薬 31 胃腸薬 32 整腸薬・下痢止め 27 総合感冒薬 28 鎮咳・去痰薬 無水リン酸水素カルシウム 30 胃腸薬 29 胃腸薬 無水リン酸二水素ナトリウム 32 便秘治療薬 30 胃腸薬 ムヒS 40 皮膚外用薬 40 皮膚外用薬 ムヒソフトGX・GX乳状液 40 皮膚外用薬 ブテナロック液・クリーム・スプレー 40 皮膚外用薬 ブドウ糖 37 目薬 フマル酸第一鉄 ミノキシジル 35 女性用薬(膣カンジダ関連薬) 41 皮膚外用薬 フェカリス菌末(乳酸菌) ブチルスコポラミン臭化物 ヘ 分類 32 整腸薬・下痢止め ポード錠 32 整腸薬・下痢止め フ ページ ムヒのきず液 メ 34 鉄欠乏性貧血用薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 メキタジン 39 皮膚外用薬 32 アレルギー用薬 33 アレルギー用薬 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 胃腸薬 30 胃腸薬 プラタギン 33 アレルギー用薬 メチルメチオニンスルホニウムクロライド プランタゴ・オバタ種子 31 便秘治療薬 メディトリート 35 女性用薬(膣カンジダ関連薬) プランタゴ・オバタ種皮 31 便秘治療薬 メディトリートクリーム 35 女性用薬(膣カンジダ関連薬) フレッシュアイAG 37 目薬 メンソレータムE 39 皮膚外用薬 プロザイム 30 胃腸薬 メンソレータムフレディCC膣錠・CCクリーム 35 女性用薬(膣カンジダ関連薬) ブロメライン 33 アレルギー用薬 メンフラA 40 皮膚外用薬 ペアアクネクリームW 40 皮膚外用薬 木クレオソート 32 整腸薬・下痢止め ベッセンH2 29 胃腸薬 ヘパリン類似物質 39 皮膚外用薬 ヘマニック 35 鉄欠乏性貧血用薬 ヘルペシア軟膏 41 皮膚外用薬 ベルベリン塩化物水和物 32 整腸薬・下痢止め ペレックストローチ 38 モ ヤ ユ ヤクルトBL整腸薬 32 整腸薬・下痢止め ユアシロップ12 28 鎮咳・去痰薬 ユーカリ油 39 皮膚外用薬 ユースキンI・Iローション 40 皮膚外用薬 28 総合感冒薬【外用】 40 皮膚外用薬 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 - 94 - 成分名・販売名 (ユ) ユースキンN 有胞子性乳酸菌 ユニーサルファ目薬 ヨ 葉酸 溶性ピロリン酸第二鉄 ラ 分類 成分名・販売名 ロ 40 皮膚外用薬 30 胃腸薬 ロートV40タウ 31 胃腸薬 ロートエキス 36 目薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 ロートエキス3倍散 35 鉄欠乏性貧血用薬 ページ 分類 37 目薬 36 目薬 30 胃腸薬 32 整腸薬・下痢止め 30 胃腸薬 32 整腸薬・下痢止め 35 鉄欠乏性貧血用薬 ロートエキス散 30 胃腸薬 36 目薬 ヨウ化イソプロパミド 33 アレルギー用薬 ロート抗菌目薬EX 31 便秘治療薬 ロートジーファイニュー 37 目薬 ラクトミン 32 整腸薬・下痢止め ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩 29 胃腸薬 ラクトミン(アシドフィルス菌) 30 胃腸薬 ロペラマックサット 32 整腸薬・下痢止め 30 胃腸薬 ロミノン三宝Oz 30 胃腸薬 ワ 31 便秘治療薬 ワカモト消化薬 31 消化薬 ラクトミン(フェカリス菌) 30 胃腸薬 わかもと整腸薬 32 整腸薬・下痢止め ラクトミン(フェカリス菌/アシドフィルス菌) 32 整腸薬・下痢止め ワクナガ胃腸薬U 30 胃腸薬 ラダーA 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 ラッパ整腸薬BF 32 整腸薬・下痢止め ラニチジン塩酸塩 29 胃腸薬 ラノコナゾール 40 皮膚外用薬 ラビネットP 39 皮膚外用薬 ラマストンMX2・MX2液・MX2ゲル 40 皮膚外用薬 ラミシールAT液・ATクリーム 40 皮膚外用薬 リアップ 40 皮膚外用薬 リアップX5 40 皮膚外用薬 リアップレディ 40 皮膚外用薬 リゾチーム塩酸塩 28 鎮咳・去痰薬 38 うがい薬・口腔内殺菌薬・口内炎用薬 33 点鼻薬 リドカイン 35 痔疾用薬 40 皮膚外用薬 41 皮膚外用薬 リナロンムース リパーゼAP12 リパーゼAP6 35 痔疾用薬 30 胃腸薬 31 消化薬 31 胃腸薬 27 総合感冒薬 リボフラビン 33 アレルギー用薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 硫酸コバルト 硫酸銅 硫酸マンガン レ ロートCキューブアミノモイスト ラクトールS ラクトミン(乳酸菌) リ ページ 34 鉄欠乏性貧血用薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 35 鉄欠乏性貧血用薬 34 鉄欠乏性貧血用薬 リリース錠 32 アレルギー用薬 リングルアイビー 26 解熱鎮痛薬 リン酸コデイン 28 鎮咳・去痰薬 リン酸水素カルシウム 35 鉄欠乏性貧血用薬 リン酸ピリドキサール 33 アレルギー用薬 リン酸二水素ナトリウム 37 目薬 レスタミンコーワクリーム 40 皮膚外用薬 レスタミンコーワ糖衣錠 33 アレルギー用薬 レダマイシン軟膏 40 皮膚外用薬 レックH軟膏・H坐剤 35 痔疾用薬 レンズティアS 37 目薬 - 95 - - 医療用医薬品 - 成分名・販売名 A~Z DL-メチオニン d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ア ページ 分類 成分名・販売名 50 肝疾患治療薬 46 アレルギー治療薬 ページ 分類 アミノ安息香酸エチル 59 痔疾用薬 アミノフィリン水和物 45 気管支拡張・喘息治療薬 アムロジピンベシル酸塩 51 血圧降下薬 51 血圧降下薬 FAD点眼液 61 眼科用薬 アムロジン アモキシシリン水和物 56 抗菌薬・抗生物質 LL配合シロップ小児用 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アモバン錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 L-カルボシステイン 44 鎮咳・去痰薬 アモリン 56 抗菌薬・抗生物質 L-グルタミン 47 胃腸薬 アラセプリル 51 血圧降下薬 L-ケフレックス 56 抗菌薬・抗生物質 アリルイソプロピルアセチル尿素 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 PL配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アルギン酸ナトリウム 47 胃腸薬 S・M配合散 48 胃腸薬 アルサルミン 47 胃腸薬 SG配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アルジオキサ 47 胃腸薬 SPトローチ 61 口腔用薬 アルタットカプセル 47 胃腸薬 アイピーディ 46 アレルギー治療薬 アルビナ坐剤 45 気管支拡張・喘息治療薬 アイロミールエアゾール 45 気管支拡張・喘息治療薬 アルプラゾラム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 亜鉛華軟膏 62 皮膚外用薬 アルボ錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アカルボース 56 糖尿病用薬 アルミワイス 47 胃腸薬 アクディーム 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) アルロイドG 47 胃腸薬 アクトス 56 糖尿病用薬 アレギサール点眼液 61 眼科用薬 アクロマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 アレグラ 46 アレルギー治療薬 アシクロビル 58 抗ウイルス薬 アレジオン 46 アレルギー治療薬 アシクロビル 61 眼科用薬 アレビアチン錠・散 54 抗てんかん薬 アジスロマイシン水和物 57 抗菌薬・抗生物質 アレルギン散 46 アレルギー治療薬 アシノン錠 47 胃腸薬 アレロック 46 アレルギー治療薬 アジャストAコーワ錠 49 便秘治療薬 アローゼン顆粒 49 便秘治療薬 アストミン 44 鎮咳・去痰薬 アロフト錠 44 中枢性筋弛緩薬 47 胃腸薬 アロプリノール 55 痛風・高尿酸血症治療薬 61 口腔用薬 アンジュ21錠、28錠 58 経口避妊薬 61 口腔用薬 アンダーム 62 皮膚外用薬 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アンチピリン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アンテベート軟膏・クリーム・ローション 62 皮膚外用薬 56 抗菌薬・抗生物質 アズノール アズノールST錠 アスピリン アスベリン 44 鎮咳・去痰薬 アンピシリン水和物 アスペルギルス産生消化酵素 48 総合消化酵素 アンピロキシカム 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アズレミック錠 61 口腔用薬 アンフェナクナトリウム水和物 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 47 胃腸薬 アンブロキソール塩酸塩 44 鎮咳・去痰薬 61 口腔用薬 アンブロン細粒 44 鎮咳・去痰薬 アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 イ アセトアミノフェン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 イオウ 59 痔疾用薬 アゼプチン 46 アレルギー治療薬 イサロン 47 胃腸薬 アセメタシン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 イソコロナールRカプセル 52 抗狭心薬 アゼラスチン塩酸塩 46 アレルギー治療薬 イソジン 63 消毒薬 アゼルニジピン 51 血圧降下薬 イソジンガーグル液 61 口腔用薬 アタバニン散 49 止痢・整腸薬 アダラート 51 血圧降下薬 イソプロピルアンチピリン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アデカット錠 51 血圧降下薬 イドメシンコーワパップ 63 皮膚外用薬 アテネコリン-M錠 50 止痢・整腸薬 イトラコナゾール 57 抗真菌薬 アテネントイン 47 胃腸薬 イトリゾールカプセル・内用液 57 抗真菌薬 アドエア 45 気管支拡張・喘息治療薬 イナビル吸入粉末剤 58 抗ウイルス薬 アドフィードパップ 63 皮膚外用薬 イブプロフェン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アトラント 62 皮膚外用薬 イプラトロピウム臭化物水和物 45 気管支拡張・喘息治療薬 アトルバスタチンカルシウム水和物 50 高脂血症用薬 イミグラン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アトロベントエロゾル 45 気管支拡張・喘息治療薬 イミダフェナシン 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 アネオール坐剤 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 イミダプリル塩酸塩 51 血圧降下薬 アビリット 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) イリボー錠 50 止痢・整腸薬 49 便秘治療薬 アフタゾロン口腔用軟膏 61 口腔用薬 インカルボン坐剤 アフタッチ口腔内貼付剤 61 口腔用薬 インサイドパップ 63 皮膚外用薬 アフロクアロン 44 中枢性筋弛緩薬 インタール 46 アレルギー治療薬 61 眼科用薬 アベマイド錠 56 糖尿病用薬 インタール点眼液 アベロックス錠 57 化学療法剤 インタール点鼻液 60 耳鼻咽喉科用薬 アマージ錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 インテバン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 アマリール錠 56 糖尿病用薬 アマンタジン塩酸塩 58 抗ウイルス薬 インドメタシン - 96 - 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 63 皮膚外用薬 成分名・販売名 (イ) インドメタシンファルネシル ウ エ 分類 成分名・販売名 (オ) オドリック錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ページ 分類 52 血圧降下薬 インヒベース錠 51 血圧降下薬 オノテース 48 総合消化酵素 インフリー 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 オノプローゼA 48 総合消化酵素 インフルエンザHAワクチン 58 ワクチン ウイキョウ 48 胃腸薬 ウイキョウ末 48 胃腸薬 ウラリット配合錠 55 痛風・高尿酸血症治療薬 ウリトス 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 オペガン 61 眼科用薬 ウルグートカプセル 48 胃腸薬 オペリード 61 眼科用薬 ウルソ 50 肝疾患治療薬 オメプラール錠 47 胃腸薬 ウルソデオキシコール酸 50 肝疾患治療薬 オメプラゾール 47 胃腸薬 エースコール錠 51 血圧降下薬 オメプラゾン錠 47 胃腸薬 オノン オフロキサシン 45 気管支拡張・喘息治療薬 46 アレルギー治療薬 57 化学療法剤 60 眼科用薬 エカベトナトリウム水和物 47 胃腸薬 オラスポア小児用ドライシロップ 56 抗菌薬・抗生物質 エクセグラン 54 抗てんかん薬 オラセフ錠 56 抗菌薬・抗生物質 エコリシン 60 眼科用薬 オランザピン 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) エスベリベン錠 59 痔疾用薬 オルベスコインヘラー 45 気管支拡張・喘息治療薬 エチゾラム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 オルメサルタンメドキソミル 52 血圧降下薬 58 経口避妊薬 オルメテック錠 エチニルエストラジオール オ ページ 59 卵胞、黄体、混合ホルモン エトドラク 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 エナラプリルマレイン酸塩 51 血圧降下薬 オロパタジン塩酸塩 オロロックス内服液 カ 52 血圧降下薬 46 アレルギー治療薬 61 眼科用薬 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 エノキサシン水和物 57 化学療法剤 カイロック 47 胃腸薬 エバスチン 46 アレルギー治療薬 ガスター錠・D錠・散 47 胃腸薬 エバステル 46 アレルギー治療薬 ガストローム顆粒 47 胃腸薬 エパテック坐剤 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ガスモチン 48 胃腸薬 エバミール錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 カトレップパップ 63 皮膚外用薬 エピナスチン塩酸塩 46 アレルギー治療薬 カナマイシン 56 抗菌薬・抗生物質 エピリゾール 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 カナマイシン一硫酸塩 56 抗菌薬・抗生物質 エプラジノン塩酸塩 44 鎮咳・去痰薬 ガバペン錠 54 抗てんかん薬 エペリゾン塩酸塩 44 中枢性筋弛緩薬 ガバペンチン 54 抗てんかん薬 エマベリンLカプセル 51 血圧降下薬 カフェイン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 エメダスチンフマル酸塩 46 アレルギー治療薬 カプトプリル 51 血圧降下薬 エリーテン錠 48 胃腸薬 カプトリル 51 血圧降下薬 エリスロシン 57 抗菌薬・抗生物質 カルスロット錠 51 血圧降下薬 エリスロマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 カルデナリン錠 52 血圧降下薬 エリスロマイシン錠 57 抗菌薬・抗生物質 カルバマゼピン 54 抗てんかん薬 51 血圧降下薬 エリスロマイシンラクトビオン酸塩 60 眼科用薬 カルブロック錠 エルピナン 46 アレルギー治療薬 カルボキシメチルセルロースナトリウム 49 便秘治療薬 エレトリプタン臭化水素酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 カルメロースナトリウム 49 便秘治療薬 塩化カリウム 61 眼科用薬 カルメロースナトリウム原末「マルイシ」 49 便秘治療薬 塩化ナトリウム 61 眼科用薬 カロナール 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 塩化ベルベリン錠 49 止痢・整腸薬 乾燥酵母 49 止痢・整腸薬 塩酸シプロフロキサシン 57 化学療法剤 乾燥酵母エビオス 49 止痢・整腸薬 塩酸セルトラリン 54 抗うつ薬 塩酸ロメリジン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 乾燥水酸化アルミニウムゲル 47 胃腸薬 48 胃腸薬 エンチマック 62 皮膚外用薬 乾燥炭酸ナトリウム エンテロノン-R散 49 止痢・整腸薬 カンゾウ末 48 胃腸薬 エントモール散 49 止痢・整腸薬 含嗽用ハチアズレ顆粒 61 口腔用薬 オイグルコン錠 55 糖尿病用薬 オウバク末 48 胃腸薬 オウレン末 オーグメンチン配合錠 61 眼科用薬 カンデサルタンシレキセチル 52 血圧降下薬 キナプリル塩酸塩 52 血圧降下薬 48 胃腸薬 キプレス 45 気管支拡張・喘息治療薬 56 抗菌薬・抗生物質 キモタブS錠 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) オキサトミド 46 アレルギー治療薬 キモタブ配合錠 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) オキサプロジン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 逆性石ケン 63 消毒薬 キ オキサロール軟膏・ローション 63 皮膚外用薬 キャベジンUコーワ錠・顆粒 47 胃腸薬 オキシテトラサイクリン塩酸塩 62 皮膚外用薬 キュバールエアゾール 45 気管支拡張・喘息治療薬 オキシトロピウム臭化物 45 気管支拡張・喘息治療薬 キョウベリン錠 49 止痢・整腸薬 オステラック錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 キョーリンAP2配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ク オスバン 63 消毒薬 クエチアピンフマル酸塩 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) オゼックス錠 57 化学療法剤 クエン酸 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 オゼックス点眼液 60 眼科用薬 クエン酸カリウム 55 痛風・高尿酸血症治療薬 オセルタミビルリン酸塩 58 抗ウイルス薬 クエン酸第一鉄ナトリウム 55 鉄欠乏性貧血薬 - 97 - 成分名・販売名 (ク) クエン酸ナトリウム水和物 成分名・販売名 (コ) コルヒチン錠「タカタ」 ページ 分類 55 痛風・高尿酸血症治療薬 56 抗菌薬・抗生物質 コロネル 50 止痢・整腸薬 クラビット 57 化学療法剤 コンスタン錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 クラビット点眼液 60 眼科用薬 クラブラン酸カリウム 56 抗菌薬・抗生物質 サ サーカネッテン配合錠 59 痔疾用薬 細菌性脂肪分解酵素 48 総合消化酵素 クラリシッド 57 抗菌薬・抗生物質 サイレース錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 クラリス 57 抗菌薬・抗生物質 ザイロリック錠 55 痛風・高尿酸血症治療薬 クラリスロマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 ザジテン 46 アレルギー治療薬 クラリチン 46 アレルギー治療薬 ザジテン点眼液 61 眼科用薬 グランダキシン 54 自律神経系作用薬 ザジテン点鼻液 60 耳鼻咽喉科用薬 グリクロピラミド 56 糖尿病用薬 ザナミビル水和物 58 抗ウイルス薬 グリコラン錠 56 糖尿病用薬 サリチルアミド 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 グリシン 50 肝疾患治療薬 サルタノールインヘラー 45 気管支拡張・喘息治療薬 グリチルリチン酸モノアンモニウム 50 肝疾患治療薬 ザルトプロフェン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 グリチロン配合錠 50 肝疾患治療薬 サルブタモール硫酸塩 45 気管支拡張・喘息治療薬 45 気管支拡張・喘息治療薬 クリノフィブラート 51 高脂血症用薬 サルメテロールキシナホ酸塩 クリノリル錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 サワシリン 56 抗菌薬・抗生物質 グリベンクラミド 55 糖尿病用薬 酸化マグネシウム 49 便秘治療薬 グリマック配合顆粒 47 胃腸薬 サンコバ点眼液 61 眼科用薬 グリメピリド 56 糖尿病用薬 サンショウ末 48 胃腸薬 グルコバイ 56 糖尿病用薬 ザンタック錠 47 胃腸薬 クレストール錠 50 高脂血症用薬 ジアスターゼ 48 総合消化酵素 クレゾールスルホン酸カリウム 44 鎮咳・去痰薬 ジアスメン 48 総合消化酵素 クレマスチンフマル酸塩 46 アレルギー治療薬 ジアゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 クロダミンシロップ 46 アレルギー治療薬 シアノコバラミン 61 眼科用薬 クロチアゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ジェイゾロフト錠 54 抗うつ薬 57 化学療法剤 シ クロナゼパム 54 抗てんかん薬 ジェニナック錠 クロバザム 54 抗てんかん薬 ジキリオン 46 アレルギー治療薬 クロペラスチン 44 鎮咳・去痰薬 シクレソニド 45 気管支拡張・喘息治療薬 46 アレルギー治療薬 ジクロフェナクナトリウム 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 クロモグリク酸ナトリウム 60 耳鼻咽喉科用薬 ジスロマック 57 抗菌薬・抗生物質 61 眼科用薬 ジソペイン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ジドロゲステロン 59 卵胞、黄体、混合ホルモン 46 アレルギー治療薬 ジヒデルゴット錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 クロルフェネシンカルバミン酸エステル 44 中枢性筋弛緩薬 ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 クロルプロパミド 56 糖尿病用薬 ジフェニドール塩酸塩 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) クロルヘキシジングルコン酸塩 63 消毒薬 ジフェンヒドラミン 62 皮膚外用薬 ケイヒ末 48 胃腸薬 ジフェンヒドラミン塩酸塩 46 アレルギー治療薬 結合型エストロゲン 59 卵胞、黄体、混合ホルモン ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) 結晶トリプシン 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) ジフルコルトロン吉草酸エステル 62 皮膚外用薬 ケテック錠 57 抗菌薬・抗生物質 ジフルプレドナート 62 皮膚外用薬 46 アレルギー治療薬 ジプレキサ 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) 60 耳鼻咽喉科用薬 シプロキサン錠 57 化学療法剤 ケトチフェンフマル酸塩 ケトプロフェン コ 分類 55 痛風・高尿酸血症治療薬 クラバモックス小児用ドライシロップ クロルフェニラミンマレイン酸塩 ケ ページ 61 眼科用薬 ジプロフィリン 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 次没食子酸ビスマス 59 痔疾用薬 63 皮膚外用薬 シメチジン 47 胃腸薬 ケナログ口腔用軟膏 61 口腔用薬 シメトリド 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ケフラール 56 抗菌薬・抗生物質 ジメモルファンリン酸塩 44 鎮咳・去痰薬 ケフレックス 56 抗菌薬・抗生物質 ジメンヒドリナート 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) ケルナック 48 胃腸薬 重質酸化マグネシウム 49 便秘治療薬 ゲンタシン軟膏 62 皮膚外用薬 酒石酸水素カリウム 59 痔疾用薬 ゲンタマイシン硫酸塩 62 皮膚外用薬 酒石酸トルテロジン 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 合成ケイ酸アルミニウム 47 胃腸薬 ショウキョウ末 48 胃腸薬 52 抗狭心薬 コデインリン酸塩 44 鎮咳・去痰薬 硝酸イソソルビド コデインリン酸塩水和物 44 鎮咳・去痰薬 小児用ペレックス配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 コナン錠 52 血圧降下薬 ジョサマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 コニール錠 51 血圧降下薬 ジョサマイシン錠 57 抗菌薬・抗生物質 コハク酸ソリフェナシン 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 シラザプリル水和物 51 血圧降下薬 コバシル錠 52 血圧降下薬 ジルチアゼム塩酸塩 51 血圧降下薬 コリオパン 48 胃腸薬 ジルテック 46 アレルギー治療薬 コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム 60 眼科用薬 シングレア 45 気管支拡張・喘息治療薬 コルヒチン 55 痛風・高尿酸血症治療薬 人工涙液マイティア点眼液 61 眼科用薬 - 98 - 成分名・販売名 (シ) シンバスタチン ス セ ソ ページ 分類 成分名・販売名 (ソ) ゾピクロン 50 高脂血症用薬 ページ 分類 53 催眠・鎮静・抗不安薬 シンメトレル 58 抗ウイルス薬 ゾビラックス眼軟膏 61 眼科用薬 新レシカルボン坐剤 49 便秘治療薬 ゾビラックス錠・顆粒 58 抗ウイルス薬 シンレスタール 51 高脂血症用薬 ソファルコン 48 胃腸薬 水酸化マグネシウム 47 胃腸薬 ソフティア点眼液 61 眼科用薬 スクラルファート水和物 47 胃腸薬 ソフラチュール貼付剤 62 皮膚外用薬 スコポラミン臭化水素酸塩水和物 48 胃腸薬 ソラナックス錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ステーブラ 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 ソランタール錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 スナイリンドライシロップ 49 便秘治療薬 ゾルピデム酒石酸塩 53 催眠・鎮静・抗不安薬 スパラ錠 57 化学療法剤 ゾルミトリプタン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 スパルフロキサシン 57 化学療法剤 ソレトン錠 スプラタストトシル酸塩 46 アレルギー治療薬 ソロン 48 胃腸薬 スマトリプタンコハク酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ダイアルミネート 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 スリンダク 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 耐性乳酸菌 49 止痢・整腸薬 スルタミシリントシル酸塩水和物 56 抗菌薬・抗生物質 大腸菌死菌製剤 59 痔疾用薬 スルピリド 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) ダイプロセル軟膏・クリーム 62 皮膚外用薬 スルファメトキサゾール 57 化学療法剤 ダオニール錠 55 糖尿病用薬 スロービッド 45 気管支拡張・喘息治療薬 タカヂアスターゼ 48 胃腸薬 スローフィー錠 55 鉄欠乏性貧血薬 タカベンス錠 59 痔疾用薬 47 胃腸薬 タ セイブル錠 56 糖尿病用薬 タガメット錠・細粒 ゼストリル錠 51 血圧降下薬 タクロリムス水和物 62 皮膚外用薬 ゼスラン 46 アレルギー治療薬 タケプロンカプセル・OD錠 47 胃腸薬 セタプリル錠 51 血圧降下薬 タナトリル錠 51 血圧降下薬 セチリジン塩酸塩 46 アレルギー治療薬 タフマックE 48 総合消化酵素 セトラキサート塩酸塩 48 胃腸薬 タベジール 46 アレルギー治療薬 セニラン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 タミフル 58 抗ウイルス薬 セパミット 51 血圧降下薬 タリオン 46 アレルギー治療薬 セファクロル 56 抗菌薬・抗生物質 タリビッド 60 眼科用薬 セファドール 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) タリビッド錠 57 化学療法剤 セファレキシン 56 抗菌薬・抗生物質 ダルメートカプセル 53 催眠・鎮静・抗不安薬 セフィキシム 56 抗菌薬・抗生物質 セフォチアムヘキセチル塩酸塩 56 抗菌薬・抗生物質 セフカペンピボキシル塩酸塩水和物 56 抗菌薬・抗生物質 セフジトレンピボキシル 48 胃腸薬 炭酸水素ナトリウム 49 便秘治療薬 56 抗菌薬・抗生物質 炭酸マグネシウム 48 胃腸薬 セフジニル 56 抗菌薬・抗生物質 タンナルビン 49 止痢・整腸薬 セフスパン 56 抗菌薬・抗生物質 タンニン酸 59 痔疾用薬 セフゾン 56 抗菌薬・抗生物質 タンニン酸アルブミン 49 止痢・整腸薬 セフタック 48 胃腸薬 タンニン酸ジフェンヒドラミン 46 アレルギー治療薬 チアトン 50 止痢・整腸薬 61 口腔用薬 チ セフチブテン水和物 56 抗菌薬・抗生物質 セフテムカプセル 56 抗菌薬・抗生物質 ヂアミトール 63 消毒薬 セフテラムピボキシル 56 抗菌薬・抗生物質 チアラミド塩酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 セフポドキシムプロキセチル 56 抗菌薬・抗生物質 チキジウム臭化物 50 止痢・整腸薬 セフロキサジン水和物 56 抗菌薬・抗生物質 チザニジン塩酸塩 44 中枢性筋弛緩薬 セフロキシムアキセチル 56 抗菌薬・抗生物質 チバセン錠 51 血圧降下薬 セルシン錠・散・シロップ 53 催眠・鎮静・抗不安薬 チペピジンヒベンズ酸塩 44 鎮咳・去痰薬 セルテクト 46 アレルギー治療薬 チャルドール 49 便秘治療薬 セルベックス 48 胃腸薬 チョウジ末 48 胃腸薬 沈降炭酸カルシウム 48 胃腸薬 つくしA・M散 48 胃腸薬 セルラーゼAP3 48 総合消化酵素 セルロシンAP 48 総合消化酵素 セレキノン 50 止痢・整腸薬 セレニカR ツ テ デアメリンS錠 56 糖尿病用薬 54 抗てんかん薬 ディオバン錠 52 血圧降下薬 セレベントディスカス 45 気管支拡張・喘息治療薬 テオドール 45 気管支拡張・喘息治療薬 セレベントロタディスク 45 気管支拡張・喘息治療薬 テオフィリン 45 気管支拡張・喘息治療薬 セロクエル 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) テオロング 45 気管支拡張・喘息治療薬 繊維素分解酵素 48 総合消化酵素 デカリニウム塩化物 61 口腔用薬 センセファリン 56 抗菌薬・抗生物質 デキサメタゾン 61 口腔用薬 センナエキス 49 便秘治療薬 デキサルチン口腔用軟膏 61 口腔用薬 センナ末 59 痔疾用薬 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 44 鎮咳・去痰薬 センノサイド 49 便秘治療薬 テグレトール 54 抗てんかん薬 センノシドA・B 49 便秘治療薬 デソゲストレル 58 経口避妊薬 ゾーミッグ 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 デタントール 52 血圧降下薬 ゾニサミド 54 抗てんかん薬 テツクール徐放錠 55 鉄欠乏性貧血薬 - 99 - 成分名・販売名 (テ) テトラサイクリン塩酸塩 成分名・販売名 ニ ページ 分類 ニガキ末 48 胃腸薬 51 血圧降下薬 60 耳鼻咽喉科用薬 ニカルジピン塩酸塩 デトルシトールカプセル 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 ニコデール 51 血圧降下薬 デパケン 54 抗てんかん薬 ニザチジン 47 胃腸薬 デパス 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ニソルジピン 51 血圧降下薬 テプレノン 48 胃腸薬 日点FA点眼液 61 眼科用薬 デプロメール錠 54 抗うつ薬 ニトラゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 テモカプリル塩酸塩 51 血圧降下薬 ニトロール錠・Rカプセル・スプレー 52 抗狭心薬 デュファストン錠 59 卵胞、黄体、混合ホルモン ニトログリセリン 52 抗狭心薬 テラナス錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ニトロダームTTS 52 抗狭心薬 デラプリル塩酸塩 51 血圧降下薬 ニトロペン舌下錠 52 抗狭心薬 テラマイシン軟膏(ポリミキシンB含有) 62 皮膚外用薬 ニバジール錠 51 血圧降下薬 テリスロマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 ニフェジピン 51 血圧降下薬 デルキサム 62 皮膚外用薬 ニフラン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 テルギンG 46 アレルギー治療薬 ニフラン点眼液 61 眼科用薬 テルシガンエロゾル 45 気管支拡張・喘息治療薬 ニポラジン 46 アレルギー治療薬 テルネリン 44 中枢性筋弛緩薬 ニューロタン錠 52 血圧降下薬 57 抗真菌薬 ニルバジピン 51 血圧降下薬 ネオアムノール配合散 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ネ 62 皮膚外用薬 テルペラン錠 48 胃腸薬 ネオファーゲンC配合錠 50 肝疾患治療薬 テルミサルタン 52 血圧降下薬 ネオフィリン原末・錠 45 気管支拡張・喘息治療薬 デルモゾールG軟膏・Gクリーム・Gローション 62 皮膚外用薬 ネオヨジン 63 消毒薬 テレミンソフト坐薬 49 便秘治療薬 ネオレスタミンコーワ散 46 アレルギー治療薬 トーワチーム配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ネチコナゾール塩酸塩 62 皮膚外用薬 ドキサゾシンメシル酸塩 52 血圧降下薬 ネリゾナ軟膏・クリーム・ユニバーサルクリーム・ソリューション 62 皮膚外用薬 ドキシサイクリン塩酸塩水和物 57 抗菌薬・抗生物質 ドグマチール 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) ノ ネルボン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ノイエル 48 胃腸薬 トコフェロール酢酸エステル 59 痔疾用薬 ノイチーム 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) トスキサシン錠 57 化学療法剤 ノイロトロピン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 57 化学療法剤 濃厚膵臓性消化酵素 48 総合消化酵素 60 眼科用薬 濃厚パンクレアチン 48 総合消化酵素 60 眼科用薬 ノズレン細粒 47 胃腸薬 トスフロキサシントシル酸塩水和物 トスフロ点眼液 トフィソパム 54 自律神経系作用薬 ノバミン 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) トミロン 56 抗菌薬・抗生物質 ノルゲストレル 59 卵胞、黄体、混合ホルモン トライコアカプセル 51 高脂血症用薬 ノルバスク 51 血圧降下薬 トライディオール21錠、28錠 58 経口避妊薬 ノルフロキサシン 57 化学療法剤 ハ 46 アレルギー治療薬 ハイスコ 48 胃腸薬 61 眼科用薬 バイナス錠 46 アレルギー治療薬 トラベルミン配合錠 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) ハイフスタン散 44 鎮咳・去痰薬 トラマゾリン塩酸塩 60 耳鼻咽喉科用薬 ハイペン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 トラマゾリン点鼻液 60 耳鼻咽喉科用薬 バイミカード錠 51 血圧降下薬 ドラマミン錠 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) パキシル錠 54 抗うつ薬 トラメラス 61 眼科用薬 バキソ 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 トランコロン錠 50 止痢・整腸薬 バクシダール錠 57 化学療法剤 トランドラプリル 52 血圧降下薬 バクタ 57 化学療法剤 トリアゾラム 52 催眠・鎮静・抗不安薬 バクトラミン配合錠・配合顆粒 57 化学療法剤 トリアムシノロンアセトニド 61 口腔用薬 パセトシン 56 抗菌薬・抗生物質 トリキュラー錠21、28 58 経口避妊薬 バソレーターテープ 52 抗狭心薬 トリベノシド 59 痔疾用薬 パタノール点眼液 61 眼科用薬 トラニラスト ナ 分類 57 抗菌薬・抗生物質 テトラヒドロゾリン硝酸塩 テルビナフィン塩酸塩 ト ページ トリメトプリム 57 化学療法剤 バップフォー 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 トリメブチンマレイン酸塩 50 止痢・整腸薬 バナン 56 抗菌薬・抗生物質 トルブタミド 55 糖尿病用薬 バファリン配合錠 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ドンペリドン 48 胃腸薬 バラシクロビル塩酸塩 58 抗ウイルス薬 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ナーベル点鼻・点眼液 60 耳鼻咽喉科用薬 パラセタモール ナイキサン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 パラフレボン 59 痔疾用薬 ナウゼリン 48 胃腸薬 パリエット錠 47 胃腸薬 49 便秘治療薬 ナパゲルン 62 皮膚外用薬 バルコーゼ ナファゾリン硝酸塩 60 耳鼻咽喉科用薬 バルサルタン 52 血圧降下薬 ナブメトン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ハルシオン錠 52 催眠・鎮静・抗不安薬 ナプロキセン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 バルトレックス 58 抗ウイルス薬 ナボールSRカプセル 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 バルニジピン塩酸塩 51 血圧降下薬 ナラトリプタン塩酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 バルプロ酸ナトリウム 54 抗てんかん薬 - 100 - 成分名・販売名 (ハ) パルミコート ヒ フ ページ 分類 45 気管支拡張・喘息治療薬 パロキセチン塩酸塩水和物 54 抗うつ薬 パンクレアチン 48 総合消化酵素 パンスポリンT錠 56 抗菌薬・抗生物質 ヒアルロン酸ナトリウム ヒアレイン 成分名・販売名 (フ) プラノバール配合錠 プラノプロフェン ページ 分類 59 卵胞、黄体、混合ホルモン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 61 眼科用薬 プラバスタチンナトリウム 50 高脂血症用薬 61 眼科用薬 フラビタン点眼液 61 眼科用薬 61 眼科用薬 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム 61 眼科用薬 ピーエイ配合錠 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 フランドル錠・テープ 52 抗狭心薬 ヒーロン 61 眼科用薬 ピオグリタゾン塩酸塩 56 糖尿病用薬 ビオフェルミンR 49 止痢・整腸薬 プリビナ液 60 耳鼻咽喉科用薬 ビオフェルミン錠剤 49 止痢・整腸薬 プリンペラン錠・細粒 48 胃腸薬 ビオフェルミン配合散 49 止痢・整腸薬 フルカムカプセル 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ビクシリンカプセル・ドライシロップ 56 抗菌薬・抗生物質 プルゼニド錠 49 便秘治療薬 45 気管支拡張・喘息治療薬 プランルカスト水和物 45 気管支拡張・喘息治療薬 46 アレルギー治療薬 ビケンHA 58 ワクチン フルタイド ピコスルファートナトリウム水和物 49 便秘治療薬 フルチカゾンプロピオン酸エステル 45 気管支拡張・喘息治療薬 ピコダルム顆粒 49 便秘治療薬 フルニトラゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ピコベン錠 49 便秘治療薬 フルバスタチンナトリウム 50 高脂血症用薬 ビサコジル 49 便秘治療薬 ブルフェン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ヒスタール 46 アレルギー治療薬 フルボキサミンマレイン酸塩 54 抗うつ薬 ビソルボン錠・細粒・シロップ 44 鎮咳・去痰薬 フルマーク錠 57 化学療法剤 ピタバスタチンカルシウム 50 高脂血症用薬 ヒダントール 54 抗てんかん薬 ヒドロコルチゾン酪酸エステル 62 皮膚外用薬 ヒビテン 63 消毒薬 ビフィスゲン散 ビフィズス菌 フルラゼパム塩酸塩 フルルビプロフェン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 63 皮膚外用薬 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル 62 皮膚外用薬 49 止痢・整腸薬 プレマリン錠 59 卵胞、黄体、混合ホルモン 49 止痢・整腸薬 プレラン錠 52 血圧降下薬 ビフィダー散 49 止痢・整腸薬 プロクロルペラジン 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) ビブラマイシン錠 57 抗菌薬・抗生物質 ブロチゾラム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ヒベルナ散・糖衣錠 46 アレルギー治療薬 プロトピック軟膏 62 皮膚外用薬 ヒポカカプセル 51 血圧降下薬 ブロバリン原末 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ヒポラール錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 プロピベリン塩酸塩 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 ピリナジン末 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 プロブコール 51 高脂血症用薬 ヒルドイド 62 皮膚外用薬 ブロプレス錠 52 血圧降下薬 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ピレチア 46 アレルギー治療薬 フロベン ピロキシカム 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ブロマゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ヒロダーゼ 48 総合消化酵素 プロマック 47 胃腸薬 ファモチジン 47 胃腸薬 ブロムヘキシン塩酸塩 44 鎮咳・去痰薬 フェキソフェナジン塩酸塩 46 アレルギー治療薬 ブロムワレリル尿素 53 催眠・鎮静・抗不安薬 フェナゾックスカプセル 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 プロメタジン 46 アレルギー治療薬 フェニトイン 54 抗てんかん薬 プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 フェノバール 54 抗てんかん薬 フェノバルビタール 54 抗てんかん薬 フェノバルビタールナトリウム 54 抗てんかん薬 フロモックス 56 抗菌薬・抗生物質 フェノフィブラート 51 高脂血症用薬 ブロモバレリル尿素 53 催眠・鎮静・抗不安薬 フェルビナク 62 皮膚外用薬 フェルム・カプセル 55 鉄欠乏性貧血薬 ブロメライン ヘ 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) 59 痔疾用薬 ベイスン 56 糖尿病用薬 ペオン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 フェロ・グラデュメット錠 55 鉄欠乏性貧血薬 ベガモックス点眼液 60 眼科用薬 フェロミア 55 鉄欠乏性貧血薬 ヘキストラスチノン 55 糖尿病用薬 ブスコパン錠 48 胃腸薬 ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 45 気管支拡張・喘息治療薬 フスタゾール 44 鎮咳・去痰薬 ベザトールSR錠 51 高脂血症用薬 ブタマイド錠 55 糖尿病用薬 ベザフィブラート 51 高脂血症用薬 ブチルスコポラミン臭化物 48 胃腸薬 ベザリップ錠 51 高脂血症用薬 ブデゾニド 45 気管支拡張・喘息治療薬 ベシケア錠 50 頻尿・過活動膀胱治療薬 ブテナフィン塩酸塩 62 皮膚外用薬 ベタヒスチンメシル酸塩 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) ブトロパン錠 48 胃腸薬 ベタメタゾン吉草酸エステル 62 皮膚外用薬 ブトロピウム臭化物 48 胃腸薬 ベタメタゾンジプロピオン酸エステル 62 皮膚外用薬 ブナゾシン塩酸塩 52 血圧降下薬 ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル 62 皮膚外用薬 ブフェキサマク 62 皮膚外用薬 ベトネベート軟膏・クリーム 62 皮膚外用薬 フマル酸第一鉄 55 鉄欠乏性貧血薬 ベナ錠 46 アレルギー治療薬 プラウノトール 48 胃腸薬 ベナゼプリル塩酸塩 51 血圧降下薬 フラジオマイシン硫酸塩 62 皮膚外用薬 ベニジピン塩酸塩 51 血圧降下薬 プラゾシン塩酸塩 52 血圧降下薬 ベネキサート塩酸塩ベータデクス 48 胃腸薬 - 101 - 成分名・販売名 (ヘ) ベネトリン吸入液 ホ ミ 分類 成分名・販売名 45 気管支拡張・喘息治療薬 (ミ) ム ページ 分類 ミルタックスパップ 63 皮膚外用薬 ムイロジン細粒 55 痛風・高尿酸血症治療薬 ベノジールカプセル 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ヘパリン類似物質 62 皮膚外用薬 ムコサール 44 鎮咳・去痰薬 ベポタスチンベシル酸塩 46 アレルギー治療薬 ムコスタ 48 胃腸薬 44 鎮咳・去痰薬 ペミラストン点眼液 61 眼科用薬 ムコソルバン ペミロラストカリウム 61 眼科用薬 ムコダイン 44 鎮咳・去痰薬 ヘモクロンカプセル 59 痔疾用薬 無水カフェイン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 無水リン酸二水素ナトリウム 49 便秘治療薬 メイアクトMS 56 抗菌薬・抗生物質 ヘモナーゼ配合錠 59 痔疾用薬 ペラミビル水和物 58 抗ウイルス薬 ベリチーム配合顆粒 48 総合消化酵素 メイラックス 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ペリンドプリルエルブミン 52 血圧降下薬 メキタジン 46 アレルギー治療薬 メ ペルジピン錠・散・LAカプセル 51 血圧降下薬 メジコン散、錠 44 鎮咳・去痰薬 ヘルベッサー錠・Rカプセル 51 血圧降下薬 メジコン配合シロップ 44 鎮咳・去痰薬 ベルベリン塩化物水和物 49 止痢・整腸薬 メシル酸ガレノキサシン水和物 57 化学療法剤 ヘルミチンS坐剤 59 痔疾用薬 メゼック配合シロップ 44 鎮咳・去痰薬 ペレックス配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 48 胃腸薬 ベンザリン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 メチルメチオニンスルホニウムクロリド 47 胃腸薬 ベンザルコニウム塩化物 63 消毒薬 メトクロプラミド 48 胃腸薬 56 糖尿病用薬 ベンズブロマロン 55 痛風・高尿酸血症治療薬 メトホルミン塩酸塩 ペントバルビタールカルシウム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 メバロチン 50 高脂血症用薬 ホウ酸 61 眼科用薬 メピリゾール 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ボグリボース 56 糖尿病用薬 メフェナム酸 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ポステリザン(軟膏) 59 痔疾用薬 メブロン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 61 口腔用薬 メペンゾラート臭化物 50 止痢・整腸薬 63 消毒薬 メリスロン錠 47 抗めまい薬(乗り物酔い予防) ボラザG 59 痔疾用薬 メリロートエキス 59 痔疾用薬 ポラプレジンク 47 胃腸薬 メルビン錠 56 糖尿病用薬 ポララミン錠・散・シロップ・ドライシロップ 46 アレルギー治療薬 メロキシカム 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ポリカルボフィルカルシウム 50 止痢・整腸薬 メンタックス 62 皮膚外用薬 モービック錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ポビドンヨード マ ページ ポリトーゼ 48 総合消化酵素 ポリパーゼ 48 総合消化酵素 ポリフル 50 止痢・整腸薬 モ モーラス モキシフロキサシン塩酸塩 63 皮膚外用薬 57 化学療法剤 ポリミキシンB硫酸塩 62 皮膚外用薬 ボルタレン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 モサプリドクエン酸塩水和物 48 胃腸薬 ボレー 62 皮膚外用薬 モフェゾラク 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ポンタール 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 モルシン 48 総合消化酵素 ボンラーゼ 48 総合消化酵素 モンテルカストナトリウム 45 気管支拡張・喘息治療薬 マーズレン 47 胃腸薬 ユナシン錠・細粒小児用 56 抗菌薬・抗生物質 マーベロン21、28 58 経口避妊薬 ユニフィルLA錠 45 気管支拡張・喘息治療薬 マーロックス懸濁用配合顆粒 47 胃腸薬 ユリノーム錠 55 痛風・高尿酸血症治療薬 マイザー軟膏・クリーム 62 皮膚外用薬 マイスタン 54 抗てんかん薬 ユ ヨ ラ 60 眼科用薬 幼児用PL配合顆粒 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ラキソベロン 49 便秘治療薬 49 止痢・整腸薬 マイスリー錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 酪酸菌 マキサカルシトール 63 皮膚外用薬 ラクトミン 49 止痢・整腸薬 マクサルト 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ラクトミン・糖化菌 49 止痢・整腸薬 マグミット錠 49 便秘治療薬 ラックビーR散 49 止痢・整腸薬 マグラックス 49 便秘治療薬 ラックビー微粒N 49 止痢・整腸薬 マズレニンガーグル散 61 口腔用薬 ラニチジン塩酸塩 47 胃腸薬 マニジピン塩酸塩 51 血圧降下薬 ラニナミビルオクタン酸エステル水和物 58 抗ウイルス薬 マミターゼ 48 総合消化酵素 ラピアクタ 58 抗ウイルス薬 マルファ 47 胃腸薬 ラベプラゾールナトリウム 47 胃腸薬 ミオコールスプレー 52 抗狭心薬 ラボナ錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ミオナール 44 中枢性筋弛緩薬 ラマトロバン 46 アレルギー治療薬 ミカルディス錠 52 血圧降下薬 ラミシール 62 皮膚外用薬 57 抗真菌薬 ミグシス錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ラミシール錠 ミグリトール 56 糖尿病用薬 ラモセトロン塩酸塩 50 止痢・整腸薬 ミグレニン 42 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ラリキシン 56 抗菌薬・抗生物質 ミニプレス錠 52 血圧降下薬 ランソプラゾール 47 胃腸薬 ミノサイクリン塩酸塩 57 抗菌薬・抗生物質 ランツジールコーワ錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ミノマイシン錠・カプセル・顆粒 57 抗菌薬・抗生物質 ミヤBM 49 止痢・整腸薬 ミリステープ 52 抗狭心薬 リ - 102 - ランドセン 54 抗てんかん薬 リーゼ 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リカーゼ 48 胃腸薬 成分名・販売名 (リ) リザトリプタン安息香酸塩 ル レ 分類 成分名・販売名 (ロ) ロペラミド塩酸塩 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ページ 分類 49 止痢・整腸薬 リザベン 46 アレルギー治療薬 ロラゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リザベン点眼液 61 眼科用薬 ロラタジン 46 アレルギー治療薬 リシノプリル水和物 51 血圧降下薬 ロラメット錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リスパダール 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) ロルカム錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 リスペリドン 53 抗精神病薬(悪心・嘔吐) ロルノキシカム 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 リスミー錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ロルメタゼパム 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リゾチーム塩酸塩 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) ロレルコ 51 高脂血症用薬 リドカイン 59 痔疾用薬 ロンゲス錠 51 血圧降下薬 ワ リドメックスコーワ軟膏・クリーム・ローション 62 皮膚外用薬 ワイドシリン細粒 56 抗菌薬・抗生物質 リパーゼA 48 総合消化酵素 ワイパックス錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リバロ錠 50 高脂血症用薬 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 リピディルカプセル 51 高脂血症用薬 ワコビタール坐剤 54 抗てんかん薬 リピトール錠 50 高脂血症用薬 リボール 55 痛風・高尿酸血症治療薬 リポクリン錠 51 高脂血症用薬 リボスチン点眼液 61 眼科用薬 リボトリール 54 抗てんかん薬 リポバス錠 50 高脂血症用薬 硫酸鉄 55 鉄欠乏性貧血薬 リルマザホン塩酸塩水和物 53 催眠・鎮静・抗不安薬 リレンザ 58 抗ウイルス薬 リン酸水素ナトリウム水和物 61 眼科用薬 リンデロン-DP軟膏・DPクリーム・DPゾル 62 皮膚外用薬 リンデロン-VG軟膏・VGクリーム・VGローション 62 皮膚外用薬 リンデロン-V軟膏・Vクリーム・Vローション 62 皮膚外用薬 リンラキサー錠 44 中枢性筋弛緩薬 ルチン水和物 59 痔疾用薬 ルピアール坐剤 54 抗てんかん薬 ルボックス錠 54 抗うつ薬 ルリッド錠 57 抗菌薬・抗生物質 レキソタン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 レスタミンAコーワ散 46 アレルギー治療薬 レスタミンコーワクリーム 62 皮膚外用薬 レスタミンコーワ錠 46 アレルギー治療薬 レスプレン錠 44 鎮咳・去痰薬 レニベース錠 51 血圧降下薬 レバミピド 48 胃腸薬 レフトーゼ 44 酵素製剤(消炎・繊維素溶解) レベニン 49 止痢・整腸薬 レボカバスチン塩酸塩 61 眼科用薬 レボノルゲストレル 58 経口避妊薬 レボフロキサシン水和物 ロ ページ 57 化学療法剤 60 眼科用薬 レミカットカプセル 46 アレルギー治療薬 レリフェン錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 レルパックス錠 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 レンドルミン 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ローコール錠 ロートエキス 50 高脂血症用薬 48 胃腸薬 59 痔疾用薬 ロートエキス・タンニン坐剤「サトウ」 59 痔疾用薬 ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩 47 胃腸薬 ロキシスロマイシン 57 抗菌薬・抗生物質 ロキソニン 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ロキソプロフェンナトリウム水和物 43 解熱・鎮痛・抗炎症薬 ロコイド軟膏・クリーム 62 皮膚外用薬 ロサルタンカリウム 52 血圧降下薬 ロスバスタチンカルシウム 50 高脂血症用薬 ロヒプノール錠 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ロフラゼプ酸エチル 53 催眠・鎮静・抗不安薬 ロペミン 49 止痢・整腸薬 - 103 - 薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック 2011 年版 2011 年 4 月 30 日 発行 著 者 (社)日本薬剤師会 ドーピング防止に関する特別委員会 前田 泰則、藤垣 哲彦、田中 俊昭、福島 紀子、上島 泰二、 大石 順子、笠師 久美子、川瀬 晶子、木下 力、寺戸 功、 畑中 範子、原 博、本田 昭二、松島 邦明、山田 雅也 (社)山口県薬剤師会 (公財)日本体育協会 アンチドーピング部会ドーピングデータベース作業班 植木 眞琴、伊藤 静夫、大石 順子、小杉 義幸、塚越 克己、寺澤 孝明、 服部 光男、渡辺 一夫 協 力 おいでませ!山口国体・山口大会実行委員会 (財)山口県体育協会 (社)静岡県薬剤師会 (社)埼玉県薬剤師会 (一社)岡山県薬剤師会 (社)兵庫県薬剤師会 (社)秋田県薬剤師会 (社)大分県薬剤師会 (社)新潟県薬剤師会 (社)千葉県薬剤師会 赤間 高雄(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授) 編 集・発 行 (社)日本薬剤師会 〒160-8389 東京都新宿区四谷三丁目 3-1 富士・国保連ビル 7 階 電 話 03(3353)1170 FAX 03(3353)6270 E-mail [email protected] 印 刷 興和印刷株式会社