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「女性獣医師の活躍できる社会」
平成27年度獣医療提供体制整備推進総合対策事業 管理獣医師等育成支援事業・獣医師就業支援対策事業 女性獣医師の就業を支援するための獣医学生向けセミナー 「女性獣医師の活躍できる社会」 「獣医師の活動状況、女性獣医師就業支援の趣旨等」 公益社団法人 日本獣医師会 事務局 1 本日のセミナーの流れ 1 獣医師の活動状況、女性獣医師就業支援の趣旨等 公益社団法人 日本獣医師会 事務局 2 女性獣医師の就業現場の現状と今後について (1)茨城県畜産センター 養豚研究所 首席研究員 兼 飼養技術研究室長 前田 育子 (2)にしき動物病院 院長 西木 千絵 3 質疑応答 2 「女性」向けなら、「男性」は聴かなくても良い? ↓ 確かに、「出産」は女性しかできません しかし、子育て・介護等は、 女性だけでなく、 「男性」も担うもの 3 女性獣医師が生き生きと 活躍を続けられる環境 ↓ 男性獣医師を含む すべての獣医師が活躍しやすい環境 男子学生も聴いてください 4 獣医師の活動状況 女性獣医師就業支援の趣旨等 5 獣医師は、家畜やペットの診療、口蹄疫などの家畜伝染病の防疫、食品の安全 など幅広い分野で活躍しています。 ○ 獣医師として、約39,100人(平成26年) 分野別獣医師数の推移 が免許を保有。 年 H18 産業動物診療 4,469 ① 産業動物診療分野:約4,300人(11%) 公務員 8,998 牛や鶏などの産業動物の診療に従事。 小動物診療 13,185 その他の分野 4,770 獣医事に従事しない者 4,396 ② 公務員分野:約9,500人(24%) 合 計 35,818 家畜伝染病の防疫、食品衛生監視などの (単位:人) 20 4,541 8,950 12,913 4,347 4,277 35,028 24 4,366 9,237 14,640 5,541 4,509 38,293 26 4,317 9,456 15,205 5,570 4,550 39,098 【農林水産省調べ】 行政に携わる獣医師。 ③ 小動物診療分野:約15,200人(39%) 農林水産分野 イヌ、ネコ等のペットの診療に従事。 ●家畜の診療 ●家畜伝染病の防疫 (国内防疫・動物検疫) 物の診療 ●野生動物の保護・ 管理 ⑤ 獣医師として活動しない者:約4,600人 獣医師の 活動分野 ④ その他の分野:約5,600人(14%) 大学の教員、医薬品の開発などに携わる 野生動物分野 ●動物園・水族館動 獣医師。 (12%) 22 4,497 8,786 13,271 4,551 4,274 35,379 公衆衛生分野 ●食肉検査(食肉等の安全の 確保) ●狂犬病等の予防 ●食品衛生監視・指導 小動物診療分野 バイオメディカル分野 ●動物用・人体用医薬品 の開発 動物愛護・社会福祉分野 ●家庭動物や学校飼育動物の飼育指導 海外技術協力分野 獣医学生の就業状況推移 獣医大学卒業生の進路は小動物診療が半数程度を占めてきましたが、近年は、 公務員や産業動物診療分野で増加しています。 (人) 50% 43% 35% 44% 24% 16% 13% 8% 6% 8% (H26.3卒) 【農林水産省調べ】 7 犬・猫、家畜の飼養頭数等の推移 犬・猫の飼養頭数(万頭) (万頭) 家畜の飼養戸数(百戸) (百戸) 1,307 1,844 1,310 1300 肉用牛 乳用牛 犬 1,209 1,186 1,089 1100 1,114 221 1,035 186 豚 53 猫 1,037 (年) 960 996 961 900 H15 16 575 476 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 (年度) 【ペットフード協会調べ】 ※平成22年度から調査手法が変更されました。 ※平成22年度までは沖縄県が含まれていません。 ※猫の飼育頭数は内猫のみです。 (万頭) 家畜の飼養頭数(万頭) 1,062 954 豚 肉用牛 297 202 257 乳用牛 ※各年2月1日 140 【農林水産省調べ】 (年) 獣医事に従事する女性獣医師 獣医事に従事する者(H26) 10243人 100% ○ 全体では、12年間で約8000 人(約1.3倍)増加 (H14:約27000人 → H26:約 35000人) ○ 女性獣医師は約3割で、20~ 30歳代では約半数 (12年前:約2割) 18.4% 80% 44.9% 1.6% 35.5% 29.6% 60% 男性 40% 女性 20% 0% 20代 ○ 12年前と比較した場合、女 性獣医師は約1.7倍 (H14:17.8% → H26:29.6%) 46.2% 9.5% 30代 40代 50代 60代 70代以上 計 獣医事に従事する者(H14) 100% 28.5% 80% 60% 4757人 17.8% 14.1% 56.5% 女性 40% 男性 20% 0% 20代 30代 40代 50代 60代 70代 全体 【農林水産省調べ】 9 ➣ 女性獣医師が生涯を通じて、能力を十分発揮できる環境作りが大切 ➣ 獣医師の職域・地域偏在の解消に寄与し、地域の産業動物獣医師の確保に も貢献 現 状 課 題 働く女性獣医師は、20~30歳代で獣医 師の約半数近く ○ 結婚や出産、子育てで離職する者 ○ 長期離職による技術力への不安 等により、再就職をためらう者 獣医学生の約半数は女性であり、今 後も女性獣医師が増加 女性獣医師の約6%が無職 獣医事に従事する獣医師の年代別男女比 100% 80% 44.9% 46.2% 35.5% 18.4% 9.5% 1.6% 年代別(20~50歳代)の獣医師数 届出者総数 無職 うち女性 29.6% 20代 60% 男性 女性 40% 20% 30代 40代 50代 0% 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 計 【農林水産省調べ(H26年12月末現在)】 合計 3,638 8,770 8,439 8,216 29,063 1,659 4,191 3,132 1,594 10,576 うち女性 うち男性 163 378 196 157 894 100 305 179 98 682 63 73 17 59 212 【農林水産省調べ(H26年12月末現在)】 女性獣医師が生涯を通じて、能力を十分発揮できる環境作りが大切 ⼥性獣医師⽀援特別委員会(平成25年11⽉〜27年6⽉) <⽬ 的> ⼥性獣医師のキャリアアップ・就業継続⽀援 (所属は委嘱当時のもの) 委員⻑ 副委員⻑ 産業動物診療 ⼩動物診療 公務員 栗本まさ⼦(⽇本乳業技術協会) 稲垣靖⼦(神奈川県湘南家畜保健衛⽣所) 荒井 桂(オホーツク農業共済組合) ⽯⽥真知⼦(千葉農業共済組合連合会) 嶋⽥直⼦(北海道函館市) ⻄⽊千絵(東京都⼋王⼦市) 三⾕邦⼦(福岡県福岡市) 及川知⼦(横浜市健康福祉局) ⽊村哲⼦(東京都動物愛護相談センター) 前⽥育⼦(茨城県県⻄家畜保健衛⽣所) ⼥性獣医師⽀援特別委員会の活動状況 ○委員会 平成25年11⽉〜平成27年5⽉までに5回開催 ○アンケート調査(平成26年1⽉〜2⽉) 「獣医師の就業環境等に関する現況調査」 ○中間報告(平成26年10⽉31⽇) ○シンポジウム(平成27年2⽉13⽇)@学会:岡⼭ すべての獣医師がより活躍できる環境づくりに向けて -⼥性獣医師の就業現場から- ○最終報告(平成27年5⽉29⽇) ⼥性獣医師がより活躍できる環境づくりに向けて -獣医師全体のワーク・ライフ・バランス改善のために- アンケート調査 ○調査⽬的 ⼥性獣医師の就業環境の実態を把握し、 就業⽀援のための基礎資料とする。 ○実施期間 平成26年1⽉17⽇〜2⽉16⽇ ○実施⽅法 インターネットアンケート⽅式 ○回答者 全国の調査協⼒獣医師 4,371名 男性2,923名(67%) ⼥性1,429名(33%) 回答者の内訳(地域・職域) 獣医学上の 知識を必要とし ない業務 5.6% 地 域 別 職 域 別 回答者の職域・年齢分布 男性 ⼥性 女性獣医師をめぐる現状と課題 (平成26年度アンケート調査結果のまとめ) 1 獣医師が抱えている不安 女性獣医師の課題:妊娠中の仕事が難しい、 育児と仕事が両立出来ない 男女獣医師共通の課題:休暇がとれない、 小動物診療分野の長時間労働 2 女性獣医師の就業支援の課題 産休中の代替職員の確保、休業中の情報提供、 小動物診療分野の子育て支援の休暇制度 3 離職理由 人事異動、女性獣医師は妊娠・育児 【日本獣医師会調べ】 女性獣医師就業支援対策 (日本獣医師会における具体的な取組案) 1 仕事が継続できる環境の整備 休職期間中に情報が定期的に入手できる仕組みの 整備 仕事と子育てを両立している(してきた)人からのアド バイス制度 2 離職者が復職しやすい環境の整備 情報プラットフォームの設置による求人情報の整備 復職希望者に向けた研修の実施 自宅で受講できるインターネット研修の実施 3 女性獣医師の活躍促進のための理解醸成 雇用者向け及び学生向けセミナーの開催 獣医師会の紹介 日本獣医師会と55の地方獣医師会が存在 ○ 任意で加入する組織 ○ 日本獣医師会は団体会員制 ○ 個々の獣医師は各地方獣医師会に所属し 活動 日本獣医師会と獣医学生 ・各大学での成績優秀な卒業生を表彰 ・動物感謝デーでは、獣医学生協会(JAVS)の 多大な協力を得て開催 (一日獣医師体験、ボランティアスタッフ等) 【日本獣医生命科学大学HPより】 獣医師会に入ると… ○ 学会・セミナー・雑誌等、情報収集・自己研鑽 の場 ○ 一人では出来ないことも、団体組織なら可能 なこともある 例:地域での活動、学校飼育動物、災害時対応等 ○ 保険・共済等、福祉面のサポート ○ 地域での交流、職域・世代を超えた交流 ← ロールモデル・相談者を見つけられるかも 平成27年度特別委員会及び職域別部会の活動計画① 1 特別委員会 (1)人と動物の共通感染症対策特別委員会 ア 医師会との連携推進委員会 ・ワンヘルスの推進に関する対応、学術協定未締結地方会への締結支援 ・連携シンポプログラムの企画と運営 ・第2回WVA/WMA‐GCOH(Global Conference of One Health)開催の企画協力 イ 狂犬病予防体制整備委員会 ・地方獣医師会における狂犬病予防注射、登録等の一括受託 ・緊急時のワクチンの確保 ・狂犬病予防普及啓発のための広報戦略 (2)マイクロチップ普及推進特別委員会 ア マイクロチップの普及・広報対策 イ データベースの一元化に向けた取り組み ウ マイクロチップの普及拡大戦略 平成27年度特別委員会及び職域別部会の活動計画② 2 職域別部会 部会委員会 (1)獣医学術部会 ア 参加型臨床実習及び衛生実習の環境整備と実施体制の確保 イ 日本獣医師会における国際交流の在り方と推進 ウ 生命倫理ガイドラインの策定 (2)産業動物臨床部会 ア 管理獣医師ガイドラインの策定 イ 獣医師の地域偏在是正及び代替獣医師の確保 (3)小動物臨床部会 ア 家庭動物飼育による社会生活の充実・健全化 イ チーム獣医療提供体制推進及び認定動物看護師の公的資格化 平成27年度特別委員会及び職域別部会の活動計画③ (4)家畜衛生部会・公衆衛生部会 ア 共通感染症、特に越境感染症への対応における家畜衛生及び公衆衛生 公務員獣医師の協働 イ 公務員獣医師の確保と処遇改善 (5)動物福祉・愛護部会 ア 緊急災害時動物救護ガイドラインの整備 イ 学校動物飼育支援策の確立 (6)職域総合部会 ア 野生動物対策検討報告書の取りまとめ イ 地方獣医師会における会員増と組織強化(獣医学系大学生の就業実態と 就業意識の調査を含む。) ウ 女性獣医師支援対策の推進 さいごに ○ 出産、育児、介護等のライフイベント等により 離職せず、生涯、獣医師として働き続けて欲しい。 ○ 今日は、学生のうちから、将来のライフプランを 考えていただく機会の提供。 ○ 獣医師会としても、農林水産省のご協力を得て、 今後、就業支援対策を進めていく予定であり、 活用して欲しい。 ○ 女性獣医師が活躍できる社会は、 男性獣医師も含む全ての獣医師が活躍できる社会。 ○ 次は、女性獣医師として、実際にご活躍されて いる方々のご講演をお聴きください。 女性獣医師の就業を支援するための獣医学生向けセミナー 公務員女性獣医師の 就業現場の現状と今後 茨城県畜産センター養豚研究所 前田 育子 経歴 S62 養豚研究所 H1 県南家畜保健衛生所 H3 県北家畜保健衛生所 H5 県南家畜保健衛生所 H12 養豚研究所 H17 県北家畜保健衛生所 H20 畜産センター養鶏研究室 H22 鹿行家畜保健衛生所 H25 県西家畜保健衛生所 H27 養豚研究所 1 2 3 :家畜保健衛生所 :養豚研究所 :畜産センター :自宅 本日の内容 1 公務員獣医師について 2 家畜保健衛生所の仕事について 3 獣医師の就業環境に関する現況調査の 結果について 4 公務員女性獣医師の支援について 5 北海道家畜保健衛生所の広場の紹介 公務員獣医師について 公務員獣医師の主な仕事 家畜伝染病の予防・まん延防止 人獣共通感染症対策 食肉の安全確保のための食肉検査 食品衛生監視・指導 狂犬病の予防 動物愛護管理や福祉の推進 緊急災害時における動物救護 (n=38,293) 産業動物診療 11.4%(4,294人) 獣医事に従事しない者 11.8%(4,509人) その他14.5% (5,541人) 公務員24.1% (9,309人) 小動物診療38.2% (14,640人) 獣医師職域別構成比 (H24.12.31獣医師法第22条に基づく届出概況) 国家公務員5.4% (505人) (n=9,309) 市町村職員 19.6%(1,823人) 都道府県職員75% (6,981人) 公務員獣医師の内訳 (H24.12.31獣医師法第22条に基づく届出概況) (n=9,309) 男性66.6% (6,198人) 女性33.4% (3,111人) 男性65.5% 女性34.5% (331人) (174人) 全体 国家公務員 (n=6,981) 男性68.1% 女性31.9% (4,955人) (2,226人) 都道府県職員 (n=505) (n=1,823) 男性61% 女性39% (1112人) (711人) 市町村職員 公務員獣医師男女比 (H24.12.31獣医師法第22条に基づく届出概況) 748 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 2336 2157 2380 12.4 655 57 4.1 1.4 33.6 50.9 33.7 59 87.6 95.9 98.6 66.4 49.1 20代 8333(人) 66.3 41 30代 40代 男性 50代 60代 70代 全体 女性 地方公務員獣医師年代別男女比 (農林水産省調べ H24.12.31現在) 茨城県機構図 総務部 企画部 生活環境部 厚生総務課 保健福祉部 (9課) 衛生研究所 生活衛生課 商工労働部 農林水産部 (9課) 土木部 会計事務局 保健所(12) 食肉衛生検査所(3) 動物指導センター 畜産課 家畜保健衛生所(4) 畜産センター,肉用牛研究所 養豚研究所 家畜保健衛生所の仕事について (人) (%) (人) (%) 34 140 33.6 2500 70 33 120 2000 60 59.6 56.5 32.5 50.9 50 32 100 46.959 30.9 1500 1446 1450 1427 1404 41.753 80 1455 52 36 30.2 1000 31 40 52 30 60 30 29 40 20 29.8 500 61 53 614 628 652 686 710 0 年度 22 女性 28 27 23 24 男性 25 26 女性の割合 家畜保健衛生所女性獣医師 数の推移 46 20 45 55 10 0 年度 0 22 23 女性 24 男性 25 26 女性の割合 家畜保健衛生所女性獣医師 新規採用者数の推移 (全国家畜衛生職員会調べ) 我が国の家畜衛生体系 衛生状況の通知 衛生条件の締結 国際機関 (WTO,OIE FAO,WHO) 各国,地域 水際防疫 輸出入検査申請 農林水産省 消費・安全局 動物衛生課 動物検疫所 検査に基づく 処置 輸出入者 航空,船舶会社 通関業者等 動物医薬品検査所 都道府県 家畜衛生担当課 都道府県 家畜保健衛生所 国内防疫 動物衛生研究所 家畜医薬品・診断薬 等の検定・認可 家畜疾病の病性鑑定 ・研究 家畜保健衛生所の業務(1) 家畜伝染病の発生予防・まん延防止 ・家畜伝染病予防法に基づく家畜伝染病の検査 (牛ヨーネ病,結核病,ブルセラ病,馬伝染性貧血,高病原性鳥インフルエ ンザ,腐そ病等) ・死亡牛(48か月齢以上)のBSE検査 ・海外からの輸入家畜の着地検査 ・防疫演習の実施(口蹄疫,高病原性鳥インフルエンザ) 家畜保健衛生所の業務(2) 家畜伝染病の発生時の防疫対応 平成17年茨城県で発生した高病原性鳥インフルエンザの防疫対応 自衛隊への災害派遣要請 平成17年9月12日~30日 延べ人員 2,098名 派遣農場 KO農場 KG農場 処分羽数 約44万羽 第2回派遣家畜防疫員 派 遣 家 畜 防 疫 員 平成17年7月6日~12月2日 (計315人) 家畜保健衛生所の業務(3) 畜産農家の衛生指導 不明疾病の診断や発生の原因究明 公共牧野の放牧牛の放牧衛生検査 畜産農家への動物用医薬品の適正使用の指導 動物用医薬品販売業の許可 飼育動物診療施設の指導 獣医師の就業環境に関する現況調査 【調査目的】 女性獣医師の就業環境や必要とする就業支援の全国規模 の実態調査を実施し,女性獣医師の抱える課題等の分析を行 い,女性獣医師の支援を具体的かつ実効性のあるものとする ための基礎資料を作成し,今後の女性獣医師就業支援対策等 に反映させる。 【調査方法】 (1)調査期間:平成26年1月17日~2月16日 (2)調査方式:インターネットアンケート (3)調査対象:全国の調査に協力した獣医師 【回答者】 (1)全回答者数:4,371名 女性獣医師 1,429名(33%) 男性獣医師 2,923名(67%) 無回答19名 (2)公務員女性獣医師の回答者数:846名※ ※全公務員女性獣医師3,111人の27.2% あなたは,現在の仕事以前に,他の仕事に就いた事が ありますか? (n=4371) 未就業0.06%(3人) 無 52.3% (2,284人) 無回答1.24%(54人) 有 46.4% (2,030人) 転職経験者の前勤務先 転職前の勤務先 回答者全員の現勤務先 人数 % 現在の勤務先 人数 % 個人診療施設 590 29.1 個人診療施設 590 13.7 農業協同組合 50 2.5 農業協同組合 35 0.8 農業共済組合等 129 6.4 農業共済組合等 378 8.8 国 76 3.7 170 3.9 都道府県 518 25.5 2003 46.4 市町村 114 5.6 市町村 352 8.2 民間企業 301 14.8 民間企業 400 9.3 その他 224 11 その他 390 9 無回答 28 1.4 無回答 1 0.02 2030 100 4319 100.12 計 国 都道府県 計 n=248 n=597 n=381 n=179 n=22 (%) 女性獣医師の年代別転職前の業務 公務員女性獣医師が抱えている不安 とても思う やや思う どちらともいえない あまり思わない 全く思わない 無回答 (%) 0.6 知識・経験の不足 15 40.3 21.6 19.7 2.8 0.4 給料が安い 技術的に自信がない 20.8 33.7 8.1 体力に自信がない 6.2 やりがい 10.4 仕事内容 9.2 29.4 27.3 17.8 29.4 25.5 20.4 19.1 24.7 36.2 27.7 35.8 18.3 休暇が取れない 3.8 18.3 労働時間が長い 7.5 24.3 15 17.8 22.4 36.2 41.9 40.1 3 1 4.9 11.10.6 9.1 0.6 8 17.5 14.2 1.1 0.7 0.7 公務員女性獣医師の就業支援の実感度 十分整備されいる やや不十分 ほぼ整備されている 不十分 どちらともいえない 無回答 (%) 0.7 子育てを支援する休暇制度 29.7 49.4 12.5 4.3 3.4 0.5 男女差のない研修制度 35.7 42.1 15.5 4.2 2 0.7 女性専用トイレ・更衣室の整備 産休・育休制度の広報・周知 35.9 24.1 39.9 46.3 8.4 9.7 5.5 0.7 14.6 8.8 5.5 0.5 休暇取得がしやすい雰囲気 15.5 47.4 21.5 9.9 5.2 茨城県職員子育て応援プラン 仕事と子育ての両立のための取り組み(1) 妊娠から出産まで 妊娠女子職員の通勤混雑緩和休暇(特別休暇・有給): 1日1時間 妊娠女子職員の休養・捕食休暇(特別休暇・有給): その都度必要と認める時間 つわり休暇(特別休暇・有給):14日以内 妊娠から産後1年まで 妊娠女子職員の保健指導・健康診査休暇(特別休暇・ 有給):1~4週に1回 産前産後休暇(特別休暇・有給):産前8週,産後8週 茨城県職員子育て応援プラン 仕事と子育ての両立のための取り組み(2) 子が3歳に達するまで 育児休業(無給) 子が小学校就学の始期に達するまで 部分休業(減額):1日2時間まで 育児短時間勤務(減額):勤務時間の短縮 時差出勤制度:始業・就業時間の変更 子が1歳6月に達するまで 育児時間休暇(特別休暇・有給):1日2時間を以内 子が中学校修学の始期に達するまで 子の看護休暇(特別休暇・有給):1年に5日 公務員女性獣医師の就業支援の実感度 十分整備されいる やや不十分 ほぼ整備されている 不十分 どちらともいえない 無回答 (%) 作業補助器具等の整備 3.5 15 48 休業中の情報の取得 4.5 14.3 復帰のための研修制度 3.7 15.9 子育てと仕事の両立の 5.5 モデルケースの紹介 産休等の代替職員の確保 7.9 21.6 22.8 37.5 20.8 24.5 42.8 37.9 21.6 21.1 12.1 0.7 18.4 0.8 22.3 14.4 0.8 19.2 14.7 1.1 26.4 0.2 公務員女性獣医師の支援について 公務員女性獣医師の抱えている不安 ● 仕事への不安 ● 休業への不安 ● 職場復帰への不安 公務員女性獣医師が必要とする支援 仕事への不安 ① 技術,知識,経験の 不足 ② 給料が安い ③ やりがいが見いだせ ない ④ 期待していた仕事内 容でない ⑤ 体力に自信がない 必要とする支援 ・ 研修等への参加 ・ 就職前に公務員獣医師の仕 事,処遇を理解する機会を設 定 (就職説明会,インターンシップ) ・ 作業補助者の雇用 ・ 作業補助具の開発,整備 ・ 作業方法の改善 牛の採血 HAL単関節用 豚の採血 ワイヤー 豚の保定器具 トンキーパー ワイヤー トンキーパー 豚の尾根部採血 休業への不安 ① 代替職員の確保が 困難 ② 他の職員への遠慮 代替職員の確保対策 ・ 定年退職者の活用 ・ 獣医師人材バンク 「ドリトルバンク(仮称)」の 開設と活用 ・ 職員採用について 定員+αの採用 募集年齢の撤廃 複数回の採用試験の実施 前歴加算措置 ・ 獣医師臨時職員の報償単価 の増額 職場復帰への 不安 必要とする支援 ・ 仕事と子育てを両立している モデルケースの紹介 ① 仕事と子育て,家庭 生活の両立 ② 技術,知識,経験の 遅れ ・ 職場環境作り 男性職員の積極的な育児参加 育児時間・休業の取得 超過勤務の縮減 年次休暇の取得促進 ・ 休職中の職場からの情報提供 ・ 自宅で受講できるインターネッ トを用いた研修(eラーニング) ・ 復帰時の技術的なサポート 「カムバックトレーナー(仮称)」 の設置 公務員女性獣医師が常に自信と誇りを 持って継続して就業していくために 段階的な支援 第1段階 女子学生 第2段階 育児休業制度等を利用する世代 第3段階 全ての公務員女性獣医師 第1段階:女子学生 公務員獣医師の仕事の理解と処遇情報の取得 【対応策】 ① 公務員女性獣医師による女子学生のための就職説明 会の開催 ② インターンシップで公務員女性獣医師と女子学生の女 子会の開催 ③ 大学での獣医行政学の講義 ● 公務員獣医師の仕事,就業現場の現状の理解を深めた うえでの進路の選択 ● 公務員獣医師の仕事の重要性,やりがい,責任感を持 ったうえでの進路選択により就業が継続 第2段階:育児休業制度等を利用する世代 やる気の持続と周囲(職場上司,同僚,家族)のサポート 【対応策】 ① 配属,仕事の配分,評価,昇進,研修の機会の平等 ② 押しつけでないサポート 始めから残業,出張を組まないのではなく,どうしても融通がつ かない場合にサポートする職場の雰囲気作り ● 職場で必要とされている実感,社会との関わりを持ってい る実感で離職率は低下 第3段階:全ての公務員女性獣医師 (そして、後に続く後輩女性獣医師のために) 【対応策】 ① 管理職の育成 ② 国民の獣医師の仕事に対する理解の醸成 ③ 獣医師の社会的地位の向上 ④ 公務員獣医師の処遇の改善 ● 公務員女性獣医師が常に自信と誇りを持って 継続就業 北海道家畜保健衛生所の広場 北海道の家畜保健衛生所の情報を紹介しています ◎獣医師募集について ◎ 家畜保健衛生所の仕事について-マンガ版- ◎ 家畜保健衛生所先輩職員からのメッセージ ● 家畜衛生のプロを目指して頑張る若手職員から ● 家保をリードしていく中堅職員から ● 仕事と子育ての両立で頑張っている職員から ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 家畜保健衛生所の仕事を体験しよう(インターンシップ) 家畜保健衛生所要覧 各家畜保健衛生所の情報・所在地 家畜保健衛生業績発表会集録 日高家畜保健衛生所の羊さんたち 北海道農政部生産振興局 畜産振興課 ○養豚衛生に目覚めた私!! 日高家畜保健衛生所 予防課 獣医師 山本敦子 (平成23年度採用、奈良県出身、北海道大学卒) 出身は奈良県で、中学高校を東京で過ごすうちに、自然豊かな大地に 憧れを抱くようになり、大学生活は北海道で過ごしました。卒業後も北海 道にいたいという気持ちと、当時の畜産振興課の方々の就職説明会の 話に興味がわき、北海道の家保に就職しました。 家畜衛生業務の知識・技術向上のために、若手職員は様々な研修会 ・講習会に参加することができます。私は豚の講習会に参加させてもら い、講習会で豚の病気(各週齢・月齢で問題になる病気が違う)や飼養 管理(各週齢・月齢で最適な温度は異なる)等を学ぶことができました。 また、現場で養豚について農家さんから教わることも少なくありません 。先輩獣医師の適切な指導により、目に見えて豚が元気になる様子を目 の当たりにしたときは、就職3年目にして新たな仕事の目標を見つけた 瞬間だったと思います。この時の気持ちを忘れずに、家保職員として成 長していきたいと思います。 ○家保を知らない方でも大丈夫です!! 胆振家畜保健衛生所 予防課 獣医師 竹花 妙恵 (平成22年採用、北海道江別市出身、酪農学園大学卒) 【家保に入ったきっかけ】 私は大学4年生まで、家畜保健衛生所という存在を全く 知りませんでした。 ゼミの先輩方と行った石狩家畜保健衛生所への見学で、 北海道の畜産を支えている獣医師の仕事であることを初 めて知りました。家畜保健衛生所に入った最初の頃は、 仕事内容も何もかも全くわかりませんでしたが、周囲の先 輩達に助けられ、今に至っています。毎日が勉強です!! 【仕事の内容】 私が所属する予防課では、家畜の健康検査のため、たくさんの農場に行き、採血を行い ます。写真は、馬伝染性貧血の検査のため、採血を行っているところです。 ポニーやばん馬などの採血も行いますが、飼養者の方が保定してくれるため、安全に 採血をすることができます。また、農場で病気が発生した場合は、飼養者や関係機関と協 力し、対策を進めていきます。その際、検査だけでなく農家へ助言を行うことも家保の大事 な仕事です。 外に出る作業だけでなく、細菌培養や血液の抗体検査等、検査室での作業もあります。 他にも様々な仕事があり、全ては畜産を守っていくために大切な仕事です。 やりがいがあります。 ○仕事も家庭も大事にしたい!! 胆振家畜保健衛生所 主査(危機管理) 安倍秀美 (平成16年度採用、兵庫県出身、大阪府立大学卒) 平成9年に大阪府立大学を卒業後、小動物勤務医等を経てから、平成 16年に北海道の家保職員になり、夫と子供2人と一緒に大阪から引っ越し てきました。 実は、北海道生活がしたいというだけで、家畜保健衛生所という名称も 業務内容も何も知らずにやって来ました。そんな私も、気がつけば10年目 で、子供も3人になりました。仕事も、家族も大事にしています(つもり?)。 職場の理解や家族の理解のおかげで頑張れている日々です。女性は結婚 のことや育児のことなどを考えると、仕事をどうしようかと悩むと思います。 いろいろ悩みはつきないものですが、この職場なら頑張り続けることが出来 ると思います。 北海道は、おいしいものが多いし、お祭りやイベントも多く、夏はキャンプ 、冬はスキーなどなど休日が楽しみです。もちろん仕事も、牧場検査あり、 病理解剖あり、デスクワークから肉体労働まで多彩で充実しています。職 員も、牛も、馬も、豚も、鶏も、ダチョウも、羊も、山羊も、蜜蜂も、大きな北 海道の畜産を支える新しい仲間を待っています!! ○母として・・家保職員として・・ 網走家畜保健衛生所 予防課 専門員 薮内雪香 (平成16年度採用、長野県出身、岐阜大学卒) 岐阜大学を卒業し、民間企業、専業主婦を経て家畜保健衛生所 (通称:家保)職員となり、現在10年目を迎えています。その間、3人 の子どもを授かり、育児休暇を頂きながら、母、そして家保職員として 過ごしてきました。 家保は家畜(牛・豚・鶏など)の伝染病防疫業務が主な仕事です。 「家畜の健康」と「安全でより良い畜産物の生産」が目的ですが、私自 信は自分の出来ることで「何か農家さん(=家畜)のお役に立ちたい」 という気持ちでこの仕事を続けています。(時には農家さんに追い返 されることもありますが・・・) 事ある毎に、母として家保職員として、「本当に出来る?続けられ る?大丈夫?」と自問自答してきました。未だに答えは出ませんが、 「何か役に立てれば」という思いはいつも変わらず現在に至っていま す。家族そして周囲の方々の支え(+気合!!)があってこそですが 、家保の仕事には、そう思わせる「何か」があるのだと思います。 四季折々の“美しさ”と“厳しさ”を存分に味わえるこの畜産の生産 現場で、公私共に奮闘してみませんか?お待ちしております。 ○働き続けることができたのは、家族と職場のお かげです!! 釧路家畜保健衛生所 指導課 専門員 成田雅子 (平成15年度採用、千葉県出身、岩手大学卒) 二人の子持ち家保職員です。本州の出身ですが、暑さと人ごみが苦手で 涼しい夏と広大な大地に憧れて北海道に就職しました。就職して4年目に 一人目の子供を授かり、育児休暇を3年間いただき、その間に二人目が生 まれ、今年で復職3年目になります。 子供が病気の時は急遽休まなければなりませんし、業務の都合から保育 園への迎えの時間が遅くなることもあり、仕事と家庭の狭間で悩む時は多 々ありますが、職場の皆さんのフォローと、優しく時に厳しく支えてくれる家 族のおかげで、これまで続けて来ることができました。 子供を産んでも仕事を続ける理由は人それぞれですが、北海道には出産 や育児に関する休暇制度が整っており、続けたいという思いが叶えやすい 職場だと思います。人生の分かれ道で悩んだ時、家保に就職するという選 択肢も、“あり”ですよ。 社会に対しての発信 小動物臨床に携わる 女性獣医師の現状 ~ 一開業医の経験から ~ にしき動物病院 西木 千絵 東京都八王子市開業 1 女性獣医師支援特別委員会 結婚・出産・育児などで離職する女性獣医師が増える ↓ 獣医師たちの職場全体が厳しい状況に立たされる 女性獣医師がより活躍できる環境づくり ↓ 獣医師会全体のワーク・ライフ・バランスの改善 2 就業環境等に関する現況調査結果から (1) 仕事への不安を問う設問の回答 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 労働時間が長い 休暇が取り難い 技術・体力に自信がない 知識・経験不足 妊娠中の仕事への不安 仕事と家事の両立に不安 勤務時間の融通性 ① 労働時間が長い 職域 男性 女性 公務員 19.8% 22.5% 産業動物臨床 45.5% 39.7% 小動物臨床 66.5% 70.3% ② 休暇が取り難い 職域 男性 女性 公務員 22.9% 22.1% 産業動物臨床 47.9% 37.1% 小動物臨床 74.6% 74.0% 3 小動物臨床獣医師の妊娠・出産について 妊娠・出産は 100% 女性負担 つわり 通勤 立ち仕事 業務上の問題点 レントゲン撮影 大型犬診察 手術 etc. ○○労働基準法 *産前42日(女性の請求があれば)・産後56日は 妊産婦を働かせてはいけない ○男女雇用機会均等法 *妊娠中の女性に対し、会社は時短勤務や時差通勤等 で配慮しなければならない ○マタニティハラスメント *妊娠や出産を理由に違法な解雇や契約打ち切り・ 降格などの不利益な取扱いをする 4 育児にかかる負担 *育児には長い年月が要求される *家事は二分できても 育児はほぼ女性負担 保育園 デメリット ①引き取り時間が早い ②日曜保育が出来ない ③仕事中でも熱発などで呼び出し ④病気や怪我のとき預けられない ⑤終了後の二次保育の手配 メリット ①子供の社会性が身につく ②親も解放される時間がある ③仕事に携わる満足感 育メン? 小学校・学童 ①運動会・学芸会・保護者会・個人面談など学校行事への参加 ②子供一人当たり役員1回 ③1~3(4)年生は学童保育所に入所 ④長期休みにはお弁当や祖母出張 ⑤習い事や塾に行かせて一人の時間を減らす 中学・高校 ① 学校行事・役員問題は継続 ②毎日のお弁当作り ③部活・塾などで帰宅時間調整 5 家事・介護にかかる負担 女性目線と男性目線の違い 男性が考える仕事量 女性が考える仕事量 50% 20% 50% 80% 6 臨床獣医師との両立 診療のストレス 子供の受験 脳梗塞 多忙 *機会を作ろうとしない 友人達と休みが合わない 仕事で疲れている スタッフ問題 *楽しいと思える時間を持つ 友人達との語らい リハビリ兼ねたテニス 育児 ストレス 罪悪感 育児・仕事 両立中 成長を楽しむ 余裕 親の背中 子供と負担を分け合う 7 女性獣医師による動物病院 66 ○にしき動物病院(東京都八王子市) 臨床歴10年で1995年に開業 獣医師4名・看護士兼トリマー3名・トリマー1名 スタッフ全員女性 ・育児・家事との両立に配慮 ・皆でできるだけ早く仕事が終わるよう努力 ・残業手術は最低限の人数で、交代制 にしき動物病院の診療体制 午前診療 手術・検査・昼休憩 9:30~12:30 12:30~15:30 午後診療 15:30~18:30 曜日 獣医師 看護士 兼トリマー 月曜 院長 ・ 獣医師2名 2名 火曜 院長 ・ 副院長 ・ 獣医師 3名 水曜 副院長(AM) ・ 獣医師 ・ 院長 2名 木曜(休診日) 副院長 金曜 院長 ・ 副院長 ・ 獣医師2名 2名 土曜 院長 ・ 副院長 (PM)・ 獣医師 3名 日曜 院長 ・ 副院長 ・ 獣医師 3名 トリマー 1名(~17:00) 1名(~17:00) にしき動物病院の 女性スタッフ 女性獣医師による動物病院のメリット 動物病院 動物を つれて来院 女性 獣医師 動物を 家庭で看護 仕事・家事・育児を行いながら動物の世話をする 女性の視点がわかる ((男性獣医師にも貴重なアドバイス ) 女性獣医師による動物病院の課題 仕事 女性 妊娠 育児 家事 にしき動物病院の課題 ① 育児中は土日勤務が難しい ② 人件費がかかる ③ 院長に夜間などの負担が大きい ④ 欠員補充が困難 8 女性獣医師が働きやすい体制づくり 女性スタッフがシフトを補い合う ⇒ 一つのポストに対し2~3人の女性スタッフが 担当する 派遣獣医師の登録 ⇒ 短期間の派遣 院長の息抜き・セミナー参加・スタッフ穴埋め 夜間診療施設の充実 9 まとめ 小動物臨床獣医師における就業環境等に関する調査結果 ①労働時間が長い(男性67% 女性70%) ②休暇が取り難い(男性75% 女性74%) 小動物臨床獣医師は男女とも負担が大きい 慣習に囚われず 職場環境を改善する努力が必要 女性獣医師が 輝いて活躍できる環境 男性獣医師にも 心地良い環境 ご清聴ありがとうございました