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人口動態について

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人口動態について
資料4
人口動態について
(中長期、マクロ的観点からの分析③)
平成26年2月14日
内閣府
1.人口減少と出生率
 現在の傾向が続けば、2060年には人口が約8,700万人まで減少。
 2030年に、合計特殊出生率が2.1程度に回復する場合においても、 2090年代まで人口減
少は続く。
 少子化対策が急務。当面は、人口減少が続くことから、人口減少に対応した経済社会づ
くりが必要。
(万人)
2012年
12,752万人
14,000
長期的な人口の推移と将来推計
11.00
(高齢化率:24.1%)
総人口
出生率回復ケース
2060年
9,894万人
12,000
出生率回復ケース
2110年
9,136万人
9,136
(高齢化率:29.0%)
9,894
9.50
(高齢化率:23.1%)
8.00
総人口
社人研
高位推計
8,674万人
(高齢化率:39.9%)
8,000
社人研
6.50
(国立社会保障・人口問題研究所)
中位推計
6,000
5.00
合計特殊出生率
(右目盛)
4,000
社人研
低位推計
出生率回復ケース
2030年以降2.07
(出生数2030年:116万人)
2012年
1.41
合計特殊出生率
10,000
4,286万人
(高齢化率:41.3%)
3.50
2,000
2.00
高位推計(1.60)
中位推計(1.35)
低位推計(1.12)
0
0.50
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
2020
2030
2040
2050
2060
2070
2080
2090
2100
2110
(年)
(備考)1.1950年から2012年までの実績は、総務省「国勢調査報告」「人口推計年報」、厚生労働省「人口動態統計」をもとに作成。
2.高位推計・中位推計・低位推計は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」をもとに作成。
3.出生率回復ケースは、2012年の男女年齢別人口を基準人口とし、2030年に合計特殊出生率2.07まで上昇し、それ以降同水準が維持されるなどの仮定をおいて推計。
1
2.現状継続のままでは、人口は5千万人以下に
 現状が継続することを前提とすると、2100年には日本の総人口は5千万人弱まで減少し、
明治末頃の人口規模になる見込み。
長期的な人口の推移と将来推計
(万人)
(2010年)
12,806 万人
13,000
12,000
11,000
終戦
10,000
2030年(中位推計)
11,662万人
高齢化率 31.6%
9,000
2050年(中位推計)
9,708万人
高齢化率 38.8%
(1945年)
7,199万人
8,000
明治維新
7,000
3,000
享保改革
4,000
室町幕府成立
鎌倉幕府成立
5,000
江戸幕府成立
6,000
(1716~45年)
1,000
2100年(高位推計)
6,485万人
2100年(中位推計)
4,959万人
高齢化率 41.1%
(1868年)
1
3,330万人
3,128万人
(1603年)
(1338年) 1,227万人
(1192年) 818万人
757万人
2,000
2060年(中位推計)
8,674万人
高齢化率 39.9%
合計特殊出生率の前提(2020年以降)
・高位推計 1.59‐1.61程度
・中位推計 1.33‐1.35程度
・低位推計 1.09‐1.12程度
(参考)2012年 1.41
2100年(低位推計)
3,795万人
0
(年)
800
1000
1200
1400
1600
1650
1700
1750
1800
1850
1900
1950
(備考)国土交通省「国土の長期展望」(2011年)をもとに作成。
2010年以前の人口:総務省「国勢調査」、国土庁「日本列島における人口分布の長期時系列分析」(1974年)
それ以降の人口:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」
2000
2050
2100
2
3.生産年齢人口と高齢化
 現在の傾向が続けば、今後、生産年齢人口は大幅に減少し、2060年には約4,400万人と
なる見込み。一方、65歳以上の高齢者人口比率は4割に達する。特に、75歳以上人口
は、約2,300万人となる見込み。
年齢階級別の人口推移
(%)
(万人)
実績
14,000
社人研・中位推計
生産年齢人口(15~64歳)割合(右軸)
12,000
80.0
70.0
60.0
10,000
50.0
8,000
75歳以上人口
0~14歳人口の割合(右軸)
75歳以上人口の割合(右軸)
6,000
15~64歳人口
40.0
65~74歳人口
ピーク1995年
8,717万人
65~74歳人口の割合(右軸)
30.0
4,000
20.0
2,000
10.0
0~14歳人口
0.0
0
1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060
(備考)総務省「国勢調査報告」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」をもとに作成。
3
4.主要国の生産年齢人口
 日本の生産年齢人口割合は、2060年頃まで低下し、50%台となる。しかしながら、20歳
~74歳人口の割合で考えれば、他の主要国並み(15~64歳人口)の水準を維持。
主要国の生産年齢人口の推移
75
(参考)65歳以上の労働力率
日本(15歳~64歳)
(%)
(推計値)
日本(20歳~74歳)
70
生産年齢人口割合(
十五歳~六十四歳)
中国
スウェーデン
65
ドイツ
フランス
米国
60
日本
20.5%
韓国
30.7%
中国
21.1%
米国
18.5%
スウェーデン
10.4%
ドイツ
4.6%
フランス
2.3%
(注)日本:2013年、
韓国、米国、スウェーデン、フランス:2012年
ドイツ:2011年
中国:2010年
55
50
韓国
2100
2095
2090
2085
2080
2075
2070
2065
2060
2055
2050
2045
2040
2035
2030
2025
2020
2015
2010
2005
2000
1995
1990
1985
1980
1975
1970
1965
1960
1955
1950
45
(年)
(備考)国際連合“World Population Prospects: The 2012 Revision”、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」等
をもとに作成。
4
5.出生率と出生数の推移
 近年合計特殊出生率は上昇しているが、出産する女性の人口規模が減少しているため、
出生数は減少傾向。
(万人)
合計特殊出生率と出生数の推移
300
5.0
4.5
250
出生数
4.0
3.5
合計特殊出生率
200
150
2.5
103万人(2013年)
2.0
合計特殊出生率
出生数
3.0
100
1.5
1.0
50
1.41 (2012年)
0.5
0
(備考)厚生労働省「人口動態統計」をもとに作成。
2013
2011
2009
2007
2005
2003
2001
1999
1997
1995
1993
1991
1989
1987
1985
1983
1981
1979
1977
1975
1973
1971
1969
1967
1965
1963
1961
1959
1957
1955
1953
1951
1949
1947
0.0
(年)
5
6.20代女性の出産が大幅減少/人口妊娠中絶件数は約20万件
 年齢別でみると、合計特殊出生率が2を超えていた1970年には20代の出産が大宗。一
方、近年は30代での出産が多数を占める傾向。
 人工妊娠中絶件数は年々減少しているが、2012年での出生数に対する比率は約2割と
依然高い。
女性の年齢別出生数
(万人)
100
95 1970年
15~49歳女性人口:
2,980万人
出生数193万人
合計特殊出生率 2.13
1970
80
人工妊娠中絶件数の推移
(万件)
140
120
2011
60
2011年
15~49歳女性人口:
2,697万人
出生数105万人
合計特殊出生率 1.39
51 36 37 40
30 20
10 8 2 1 70.0
1966年(丙午)
出生数136万人
中絶件数81万件
(対出生比59.4%)
100
80
対出生比(右軸)
60
22 (%)
80.0
1957年
出生数157万人
中絶件数112万件
(対出生比71.6%)
60.0
2012年
出生数104万人
中絶件数20万件
(対出生比19.0%)
50.0
40.0
30.0
40
1 4 20.0
0 0 0
15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳
女性人口
20
10.0
0
1970年
454
538
460
423
412
370
322
2011年
296
312
355
399
479
461
396
1950
万人
(備考)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2013年)をもとに作成。
1960
1970
1980
1990
2000
0.0
2010 (年)
(備考)厚生労働省「衛生行政報告例」をもとに作成。
(注)対出生比は厚生労働省「人口動態統計」の出生数から算出。
2001年以前は1月~12月,2002年以降は4月~翌年3月の年度。
出生数は1月~12月による。
6
7.都道府県別の出生率と出生数
 都道府県別で合計特殊出生率と出生数をみると、出生数が大きい都道府県において、出
生率が上昇すれば、出生数が更に増加する可能性。
都道府県別の合計特殊出生率と出生数(2012年)
(万人)
12
2.0
1.8
10
合計特殊出生率
(右目盛)
8
1.6
6
1.4
4
1.2
出生数
2
1.0
0
0.8
北青岩宮秋山福茨栃群埼千東神新富石福山長岐静愛三滋京大兵奈和鳥島岡広山徳香愛高福佐長熊大宮鹿沖
海森手城田形島城木馬玉葉京奈潟山川井梨野阜岡知重賀都阪庫良歌取根山島口島川媛知岡賀崎本分崎児縄
島
道
川
山
(備考)厚生労働省「人口動態統計」をもとに作成。
7
8.都道府県別の高齢者人口
 2040年にはすべての都道府県で、高齢化率(65歳以上人口割合)が3割を超える。
 全体として、今後30年で高齢化率は上昇するが、高齢者の絶対数が減少する県もある
(秋田県、高知県、島根県)。
65歳以上人口の指数(2010年=1)と65歳以上人口の割合
2020年
2040年
45.0
歳以上人口割合
65
45.0
40.0
島根県
千葉県
大阪府
滋賀県埼玉県
愛知県
神奈川県
東京都
沖縄県
25.0
20.0
0.8
1.0
千葉県
大阪府
神奈川県
埼玉県 東京都
滋賀県
愛知県
沖縄県
35.0
北海道
佐賀県
1.2
1.4
北海道
山形県
山口県
島根県
高知県
山口県
山形県
30.0
青森県
高知県
40.0
秋田県
35.0
秋田県
30.0
25.0
20.0
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
(備考) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」をもとに作成。
(注)横軸は、2010年の65歳以上人口を1としたときの各年の65歳以上人口の指数。
8
9.主要国の合計特殊出生率と高齢化率
 フランスやスウェーデンにおいては、過去、出生率の引上げに成功。中国や韓国等のア
ジア各国においても急激な少子化が見られる。
 長期的には、日本のみならず、世界各国において高齢化が急速に進行。
主要国の合計特殊出生率の推移
主要国の高齢化率の推移
(%)
45
(合計特殊出生率)
7.0
韓国
(推計値)
40
6.0
5.0
ドイツ
35
中国
日本
米国
4.0
日本
30
25
フランス
20
3.0
スウェーデン
フランス
韓国
米国
15
2.0
10
1.0
スウェーデン
中国
5
ドイツ
0.0
0
(年)
1950 60
70
80
90 2000 10
20
30
40
50
60
70
80
90 2100
(年)
(備考)国際連合“World Population Prospects: The 2012 Revision”、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」をもとに作成。
9
10.在留外国人数と国際結婚数の推移
 在留外国人数は近年微減傾向。
 国際結婚件数は年間約24,000件となっており、30組に1組は国際結婚となっている。
在留外国人数の推移
国際結婚件数の推移
(万人)
250
200
(件)
50,000
夫日本籍・妻外国籍
45,000
・永住者数 102万人
・非永住者数 103万人
(25年6月末)
夫外国籍・妻日本籍
40,000
35,000
150
永住者
30,000
25,000
100
20,000
15,000
50
非永住者
10,000
5,000
0
0
1970
(備考)平成23年以前は法務省「登録外国人統計」、平成24年以降は「在留外国人
統計」をもとに作成。
(注)永住者には特別永住者を含む。
75
80
85
90
95
2000
05
10
(年)
(備考)厚生労働省「人口動態調査」をもとに作成。
(注)「夫妻の一方が外国籍」の婚姻の総数に占める割合は、3.5%(2012年)。
10
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