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緑の募金で 防ごう地球温暖化 - 公益財団法人 愛媛の森林基金
1 2 3∼5 6 森言 森林基金事業の あらまし 第18回 えひめの森林・林業 写真コンクール ●愛媛の森林友の会 ●森林・林業 体験イベント事業 7∼8 9 10 11 木工作品製作 キット配布事業 ●トレッキングコース の施設等整備事業 ●郷土の森林づくり 管理事業 緑の募金につい て 12 13 ∼ 15 16 17 緑化キャンペーン ポスター・標語 企業による寄付 「緑の募金」 の紹介 木っと根っと だより第15号 企業の森林づくり 活動協定による 森林整備 18 ∼ 19 20 21 22 ∼ 23 緑の募金 交付事業 森林適正 管理事業 ふるさとの山々 24 ∼ 25 26 ∼ 27 28 ∼ 29 30 ∼ 31 緑の少年団の紹介 森の名手・名人の ご紹介 トピックス (西予市) 賛助会員の ご紹介 32 33 おしらせ 愛媛の森林友の会・ 木っと根っとワーク 申込書 表紙・裏表紙の写真は、 「第18回えひめの森林・林業写真コンクール」 (3∼5頁掲載) 受賞作品。 ●緑の募金運動 ●愛媛県植樹祭 出張出前講座 (シリーズ第 10 回) ∼愛媛の森林基金 の思い出∼ 企業の森林づくり活動状況(生活協同組合コー プえひめ、平成22年2月10日、植樹活動) 『企業の森林づくり活動』にもっと多くの企業の参加を 愛 媛 県 は青 い 海 、豊 かな緑と自 「 企 業 の 森 林 づ くり 活 動 推 進 会 は 、今ある 森 林 が二 酸 化 炭 素を活 然 環 境 に恵まれ 、食 べ 物 の 美 味し 議 」のような組 織をつくり、企 業ど 発 に 吸 収し貯 蔵 する、成 長 旺 盛 な さ新 鮮さ、お 遍 路 文 化 に 裏 打ちさ うしが 連 携しあって 活 動 の 広 がり 森 林 に変 化 するよう整 備を 進 める れ た 人 情 の 厚 さと 相 まって、転 勤 を つくって いくことも 必 要 で は な ことが 大 切 であり、私 たちも 参 加 族 の み なさん には すこぶる評 判 が いでしょうか。 して い る『 企 業 の 森 林 づくり』活 良 い ところで す。し かし 、愛 媛 県 何とい っても森 林 は 、この 地 球 動 の 輪 をさらに 広 げる必 要 がある が 県 土 の70%を 森 林 が 占 め 、特 上で 私 たちが 生 活 する上で、多く と思います。 に 、ヒノキ の 素 材 生 産 量 は 全 国 一 の 重 要な 役 割 を 果 たしてきて いま 多くの企業の参加を願っています。 を 誇 って い るということは 、案 外 す。森 林 が「生きる」ことで、光 合 知られて いません。私も、最 近 、中 成 により酸 素 を 発 生させ、地 球 上 村 知 事 が 愛 媛 県 産 スギ、ヒノキを のあらゆる動 物 や 微 生 物 が「生き 「媛 すぎ・媛 ひ のき」のブランドと る」源となるばかりでなく、降った して PRして い る 中 で、愛 媛 県 が 雨を地 下へ 浸 透させ、河 川 へ の 流 全 国 屈 指 の林 業 県だと理 解した次 出を 緩 やかにする水 源 かん 養 の 働 第 で す。 きの 他 、土砂 崩 れ 、干 害、風 害、飛 さて、愛 媛 のこの 豊 かな 緑 を行 砂 害などを防ぐ 役 割があります。 政と 民 間 が 一 緒 になって保 全して また、森 林 には 地 球 温 暖 化 の原 いく『 企 業 の 森 林(もり)づくり』 因とされて いる二 酸 化 炭 素 (CO2 ) 活 動 は 、平 成19年 度 からスタート を 吸 収・貯 蔵 する重 要 な 働 きがあ したもので す が 、企 業 からの 資 金 り、近 年 は 、地 球 温 暖 化 防 止 へ貢 提 供 による森 林 整 備と社 員等 によ 献 することが 期 待されて いま す。 る 植 樹・下 草 刈 り・枝 打 ち などの 環 境 白 書 では 、地 球 上の 植 物と土 ボ ラン ティア 活 動 を 通 じ て、愛 媛 壌 は 約2.2兆トンの炭 素を固 定し の 森 林 保 全と県 民 の 環 境 保 全 意 ており、これ は 大 気 中 に ある炭 素 識 の 向 上 に 、大 い に役 立って いる の およそ3倍 に あたるとい わ れて という実 感 があります。 います。この 膨 大な 二 酸 化 炭 素を 現 在 、こ の『 企 業 の 森 林 づ く 吸 収・固 定して いる 森 林 を 喪 失 す り』活 動 に は 、7社 が 参 加 して 活 ることは 、大 気 中 の二 酸 化 炭 素 濃 発 にとりくんで いま す が 、愛 媛 の 度を増 加させ、地 球 温 暖 化を加 速 豊 か な 緑 を 守 り 育 て て い くた め させるものと 懸 念 されて い るとこ に 、さらに 多くの 県 内 企 業 が 参 加 ろでもあります。 おおかわ していただくことを願っています。 今 後 とも 、地 球 が 生 物 の 生 息 大川 耕三 同 時 に 、現 在 参 加して いる企 業 で に 適した 環 境 を 保 って いくために 愛媛県生活協同組合連合会会長 こうぞう 森言 ● 愛媛の森林 1 森林基金事業 公益財団法人愛媛の森林基金 事業のあらまし 基金ホームページの管理 当基金の事業実施状況や森林・緑化に関する情報を提供するとともに、 資産、運営状況等を情報公開するためホームページを開設しています。 皆さんも是非一度アクセスしてみてください。 http://emk.jp/ えひめ山の日の集い 森林の有する意義、山の重要性の認識を深め、森林を私たちの共有財産として大切に守り、次の世代に継承してい くことを目的に、親しみやすく、参加しやすいイベントとして、愛媛県と共催で開催しました。 あいにくの雨のため、午後から予定していたトレッキングと自然観察会は中止とし、午前中の式典参加者を対象 に、久万高原町へバスを走らせ、車窓から紅葉の山を眺め、 「久万高原の家」モデルハウスの見学を行いました。 テーマ 「森のちから」 平成24年11月11日(日) 参加者464名 式 典 記念行事「えひめ一受けたい森の授業」 展示・販売状況 分科会(親子木工教室) 紅葉狩り(久万高原町古岩谷) 木造モデルハウスの見学(久万高原町) 2 愛媛の森林 ● 森林基金事業のあらまし 森林基金事業 第18回 えひめの森林・林業 写真コンクール 森林・林業・緑についての意識高揚を図るため、県内の森林が 選考委員 織りなす自然美、林業生産活動や山村社会の生活などに関する 古茂田 不二 宮本 正 山田 信広 清家 資作 写真を県民から広く募集し、第 18 回「えひめの森林・林業写真 コンクール」を実施したところ、245 点の応募があり、選考委員 会で選定のうえ、次のとおり決定しました。 EPA 愛媛写真家協会 会長 EPA 愛媛写真家協会 理事 アサヒビール株式会社松山支社 課長補佐 公益財団法人愛媛の森林基金 出納員 最優秀《一般部門》 [ 雪どけ ] 撮 影 者◎越野 享子 撮影場所◎西予市城川町 雪 ど け の 里 に し っ か り と 立 つ 木、 里の守りのようです。 応募総数 245 点 / 応募者数 76 名 最優秀賞(一般・テーマ) 各 1 点 優 秀 賞(一般・テーマ) 各 1 点 佳 作(一般・テーマ) 各 1 点 入 選 10 点 中高校生賞 2 点 最優秀《テーマ部門「水・森に感謝」 》 [ 蛍の棲む川 ] 撮 影 者◎蔵本 兼広 撮影場所◎西予市宇和町 谷川から清流に棲む蛍を撮りました。 第 18 回 えひめの森林・林業写真コンクール ● 愛媛の森林 3 森林基金事業 優秀《一般部門》 [ 威厳の大銀杏 ] 撮 影 者◎川添 明美 撮影場所◎西予市宇和町 旧家の庭の大銀杏が威風堂々と 秋空にかがやいていてとても美 しかったので、撮らせて頂きまし た。一緒に行った孫も、自然を相 手に楽しい刻を過ごしました。 優秀《テーマ部門「水・森に感謝」》 [ 幽谷の流れ ] 撮 影 者◎山本 勝 撮影場所◎小田深山 ちょうど小雨が降っており緑と 岩が艶やかに濡れてとてもキレ イでした。 佳作《一般部門》 [ 始めの一本 ] 撮 影 者◎白石 信夫 撮影場所◎四国カルスト カルスト高原姫鶴平に立つ一本の 木、鳥が来、糞に混ざった木の種 子や草花の種が悠久の年月が立つ と林になり森に育つ事だろう。 佳作《テーマ部門「水・森に感謝」》 [ 釣り人たち ] 撮 影 者◎杉浦 正幸 撮影場所◎小田深山 夏に訪れた渓流で釣りに興じる 人々がいました。雨後の大水でし たが、彼らの釣果はどうだったの でしょうか。 4 愛媛の森林 ● 第 18 回 えひめの森林・林業写真コンクール 森林基金事業 入選 ⑴撮影者 ⑵撮影場所 [ 生命力 ] ⑴清家 光江 ⑵宇和島市光満 [ 果樹園雪化粧 ] ⑴芝崎 静雄 ⑵久万高原町 [ 気合を入れて ] [ 秋最中 ] ⑴髙石 勝良 ⑵白猪の滝 [ 朝日に染まる ] ⑴宰務 光人 ⑵小田 [ 木の葉散る ] ⑴仲田 欣也 ⑵久万高原町大川嶺 ⑴竹本 良三 ⑵東温市 入選(アサヒビール特別賞) ⑴撮影者 ⑵撮影場所 [ 春色に染まる ] [ 森に行こう ] ⑴長谷 由美 ⑵砥部町 ⑴井上 富子 ⑵内子町 中高校生賞 ⑴撮影者 ⑵撮影場所 [ 渓谷のどこかで ] ⑴柳野 治示 ⑵鬼北町 [ 夏の朝 ] ⑴井関 俊 ⑵北宇和郡鬼北町 [ 紅葉黄葉光耀 ] [ 遅秋 ] ⑴松本 翔馬 ⑵道後公園 ⑴松村 周 ⑵道後公園 第 18 回 えひめの森林・林業写真コンクール ● 愛媛の森林 5 森林基金事業 愛媛の森林友の会現地研修会 自然に親しむと共に、森林・林業に対して理解を深めてもらうため、 「愛媛の森林友の会」会員を対象とした現地研修会を実施しました。 今年度は、滑床の自然や松野町の歴史について、地元ボランティア団体の「滑床を愛する会」にガイドをしていただきながら散策しました。 ∼滑床渓谷を訪ねて∼ 11月18日(日) 参加者/75名 草や木、キノコなどの説明を受けながら散策。 健脚コース終点の「千畳敷」。 「ツリークライミング」の見学。 駐車場周辺は、綺麗に紅葉していました。 森林・林業体験イベント事業 森林に関する体験を通じて、 森林の果たす役割や森林整備の重要性について、 広く県民にアピールするための活動を実施しました。 木とふれあう機会の提供 県内の保育園や幼稚園やイベント等において、幼児や児童が木材でつくった おもちゃ等で自由に遊び、木の絵本等で森林について学ぶ機会を提供 ●時 期/平成24年8月17日 (金)∼平成25年2月13日 (水) ●場 所/県内保育園、幼稚園、 小学校、児童館並びに各種イベント会場 ●内 容/木製絵本読み聞かせ、木の玉プール遊び、木のおもちゃ遊び ●対 象 者/幼児、児童及び保護者 ●参加実績 学校又は イベント名 実施回数 参加人数 保育所・幼稚園・ 小学校 13校 806 名 児童関等 2施設 (延べ3回) 一部推計 334 名 イベント 3会場 (延べ 10 回) 推計 4,400 名 合 計 18箇所 (延べ 26 回) 推計含む 5,540 名 6 愛媛の森林 ● 森林友の会 / 森林・林業体験イベント事業 森林基金事業 木材の利活用の促進 木工作品製作キット配布事業 木工作品の製作希望がある県内の小中学校へ、県産スギ材を使用した木工作品製作 キットを配布しました。 総合的学習の時間やクラブ活動、地域交流活動等で、活用されました。 応募数及び配布実績 147校 6,805セット CDラック 2,012セット 小物入れ 1,011セット 本立て 3,078セット 三段棚 704セット ●児童・生徒の感想 私たちが使っている木工キットは愛媛県内で林業にたずさわる人たちがたんせいこめて育てたスギの木 の間伐材で作られていることが分かりました。また、最近では、健全な森林を育てることで吸収されるCO2 をお金に換算し、多くの人がお金を払うことで健全な森林の育成に関わることができる仕組みも作られて いるということが分かりました。 これからは、私も身の周りの木や森など自然を大切にしたり、木材を大切に使ったりして、自分にできる 森を守る活動をしていきたいなと思いました。 愛媛県の木に感謝です。わたしたちに、大切なスギの木を切って、分けてくれたことをありがたく思って います。 ぼくは、今日はじめてスギの木でたなを作りました。はじめふくろをあけたときとてもいいにおいがし て、森にいるようでした。 これからも森林の間伐がんばってください。私も、森や木や自然を大切にしていきたいです。 組み立てていると、スギの木の香りがして、とても心地よかったです。スギ材は、少しやわらかく、それが 逆に釘が打ちつけやすくて、とても作りやすかったです。スギのみりょくを初めて知りました。 愛媛の木でこのような工作をする機会はほとんどないと思うので、とてもいい経験になりました。さら に、自分で本立てを作ったのも今回が初めてなので、これからも大切に使っていきたいと思います。他の人 は愛媛の木のよさを知らないと思うので、お父さんやお母さんに愛媛の木のよさを伝えてあげたいです。 とても大切な資源の木をいっぱいくださってありがとうございました。みんなとっても大切に使っています。 私たちは、組み立てるだけでとっても簡単なのに、すごくしっかりしたCDラックができるので、完成が とっても楽しみです。とてもスギのいい香りがしていて、特に、絵の具をぬった後でも、ほんのり香るので、 すごくいい木なんだなあと実感できました。完成したら一生大切にしようと思います。これからも、とても 健康的な木を作っていって下さい。そして、愛媛の木を全国に広めていって下さい。 木工作品製作キット配布事業 ● 愛媛の森林 7 森林基金事業 ●先生の感想 森林の大切さや環境保全について社会科や総合的な学習の時間で学んできた。自然環境を守ることや 身近な資源を有効利用することについて考えるきっかけになった。 間伐材を有効活用している製作キットで作品作りをすることで、間伐について関心を持つ児童もいた。 加工のしやすさや、ぬくもりを感じるような手触りに、木材のよさを改めて感じた児童が多かった。 森林の働きについて学んだ後、愛媛県産の森林のよさを話し合い、製作に取り組んだ、実物に触れ、 体験活動をすることにより、学んだことを深め、森林への興味関心も高まった。 保護者主催の創作コーナーの一つとして実施することができ、くぎの打ち方を教えていただいたり、よく わからない児童には的確なアドバイスをいただいたりと大変作品作りを行う上で効果的であった。木材を 組み立てながら作品を作っていく楽しさ、親子等で協力しながら作るすばらしさを味わうことができた。 そして、保護者や地域の人々との関わりを深め、地域の伝統や文化に親しみ、地域を愛する心情や勤 労の尊さを学ぶことができた。さらには、保護者や地域の方々への感謝の気持ちをもつことができたと 感じる。 木のぬくもりについて感じることができ、愛媛の森林についても勉強することができました。毎年続けて いただいているので、森林に対する興味と理解が深まっています。 加工しやすく、身近な杉材であるが、愛媛でも材料が大切に育てられ、社会で多く活用されていることを 知ることで、より身近な存在として杉をとらえることができた。 また、作りやすく加工してくれていることで、製作の手順を知る良い題材として扱えた。 木の良さを見つめ、愛媛の地域産業を知ることができる題材だと思います。 実際に木材にふれることで、木材のもつあたたかみやよさにふれることができた。 また、間伐材を利用していることを知り、森林の保全のために、関係の方々が様々な取り組みをされてい ることにも気付いた。 8 愛媛の森林 ● 木工作品製作キット配布事業 森林基金事業 トレッキングコースの施設等整備事業 多くの人々に気軽に森林浴を楽しんでもらえるよう、森林散策コースの案内表示板等を設置する活動を助成しました。 地域づくり研究会 源流 遍 路 道(今 治 市 玉 川 町 別 所)に、橋や案内板等を設置 し、路 面 の 整 地 を 行 い まし た。 久万高原遊山会 桂ヶ 森( 久 万 高 原 町 西 明 神栄谷(のうたに)から同町 二名(に みょう)まで)の 登 山 道 に 案 内 標 識 を30カ 所 設置しました。 下宇和地域づくり協議会 景 勝 地 法 華 津 峠及び 高 森 山( 6 3 4 m )( 西 予 市 宇 和 町 )へ の 登 山 道 の 案 内 板 を下 宇 和 公 民 館 の 横に設 置 し、登山道の草刈り等を行い ました。 郷土の森林づくり管理事業 公益的機能の発揮とボランティアフィールドの造成を目的に、森林所有者の同意のもと、市や森林組合が行った広葉樹植栽地の 下刈りに対して、助成を行いました。 下刈り…12.61ha 今治市 大洲市 宇和島市 トレッキングコースの施設等整備事業/郷土の森林づくり管理事業 ● 愛媛の森林 9 緑の募金事業 緑の募金で 防ごう地球温暖化 ∼地球に、 もっと、 みどりを!!∼ 緑の募金への協力のお願い 地球の平均地上気温は、二十世紀の間に約 0.6℃(我が国では約 1℃)上昇しました。温暖化の原因は、大気中の二酸化炭 素(CO 2)やメタンガスなど、温室効果ガスの濃度の増加によるものです。 何十億年という長い年月をかけて、地中深くに閉じ込められていた、炭素の固まりである石炭や石油(化石燃料)を、地中 より掘り出し、エネルギー資源として利用していることが大きな原因となっています。 COP7(国連気候変動枠組条約第 7 回締約国会議)で最終合意した「京都議定書」では、我が国の温室効果ガス排出量を 削減する目標を定め、森林による CO 2の吸収で大きな役割を占めることとしています。 このため、今、地球温暖化防止のためのできることを、私たちは、それぞれの立場で実行していかなければなりません。 「緑の募金」は、私たちに出来る、一番身近な、地球温暖化防止への取り組みです。 財団法人愛媛の森林基金では、皆様から寄せられた「緑の募金」を県内の森林整備や緑化活動などに有効に活用させていた だき、地球温暖化防止に寄与しています。 平成 24 年度 募金実績額 平成 25 年度 募金目標額 ご協力ありがとうございました。 厚くお礼申し上げます。(目標額 3,900 万円) 目標額達成に向けて、ご協力をお願いします。 35,509,282円 39,000,000円 緑の募金の一部は、東日本大震災被災地の防災林の整備や生活地域 周辺の緑化等にも充てられます。(H24 ∼ H26 の3年間) 募金 期間 募金 方法 愛媛県では、 春期 (2∼5月) 秋期 (9∼10月) 特に4月15日から5月14日の間を、 みどりの月間としております。 当基金(事務局:県庁森林整備課)あるいは、各市町森林と緑の推進 協議会(事務局:市町役場)が主体となり、街頭や家庭、職場等で募金 を行っております。 協賛団体 (企業) 募集中 売上の一部を緑の募金に 寄附していただける企業 等を協賛団体として募集 しています(緑の募金自 動販売機など)。協力し ていただける皆様は、当 基金へご一報ください。 ・伊予銀行……………………………愛媛県庁支店 普通 1249805 緑の募金 振込先口座 ・愛媛銀行…………………………………県庁支店 普通 0187530 ・愛媛県信用農業協同組合連合会…愛媛県庁支店 普通 5214233 公益財団法人 (当基金)への寄附は所得税・法人税等の優遇措置が受けられます。 当基金は、公益目的事業を行うことを主たる目的とする法人として、 「公益財団法人」に認定されています。公益財団法人に 対して寄付を行った場合、法人については一般の寄付とは別に一定の限度額の範囲内で法人税における損金算入ができます。 個人おいては、一定の金額を寄付金控除として所得から控除することができ、所得税・個人住民税の優遇措置が受けられます。 10 愛媛の森林 ● 緑の募金について 緑の募金事業 松山市中央商店街アーケードにて 平成 24 年 4 月 15 日(日) 募金活動の推進 当基金では、毎年『緑の月間(4月 15 日∼5月 14 日) 』に、街頭募金活動を 実施しています。また、緑の募金活動支 援団体が、県下各地の様々な場所で、街 頭募金活動を実施しています。これらの 活動を通じて、県民の皆様に「緑の募金」 をアピールさせて頂いています。 愛媛県植樹祭の開催 平成 24 年4月 21 日㈯に、伊予市の「し おさい公園」で、平成 24 年度愛媛県 植樹祭を開催しました。「ぼくたちで 残そう緑の まち・愛媛」のテーマの もと、地元緑の少年団による活動発表 等が行われると共に、参加者で記念植 樹を行いました。 式典の様子 記念植樹 緑の少年団活動発表 緑の募金運動/愛媛県植樹祭 ● 愛媛の森林 11 緑の募金事業 愛媛県緑化キャンペーンコンクールの開催 平成 25 年度の緑化キャンペーンなどに使用するポスターと標語の募集を行い、それぞれ次の作品が特選に選ばれました。 ポスターの部 平成25年用 愛媛県緑化キャンペーン ポスター原画 ともに生きる 八幡浜市立白浜小学校 6年 ます いけ 増池 くるみ 私は森が大好きです。小さいころから、森の中に住むのが あこがれでした。森には、すてきなものがたくさんあります。 小鳥のさえずり、川のせせらぎ、木のゆれる声、こだま。神 秘的な世界にいると、心がおだやかになります。そんな森と 人間と動物達が、ともに生きていくことこそ、豊かな緑と豊 かな心を生み出すために大切なことだと思います。 今は、町の発展のため、うめ立てをすることで木を切るこ とが多くなり、森の面積が減っています。このままだと、森 はどんどん少なくなり、工場からでるきたない空気で私達人 間とすべての生き物が住みにくくなってしまいます。 私は、この絵のように、人と動物と森がいっしょに楽しく 住むことが夢です。でも、この夢が実現できるかできないか は私達次第なのです。いつまでも、たくさんの緑と生き物に 囲まれて生きていけるように、私にできることを精いっぱい したいと思います。 平成25年用 キャンペーンテーマの部 愛媛県緑化キャンペーン テーマ 愛媛から 緑を愛そう 広げよう 愛媛県立上浮穴高等学校 3年 にし だ さ き 西田 早希 私の住む久万高原町は、緑あふれる自然豊かな町であり、昔から林業の町として栄 えていました。そのため小中学校はすべて木造校舎となっており、図書館、美術館な ども木で作られています。私の通う上浮穴高等学校にも、昭和 19 年に建立され、愛 媛県の文化財の候補にもなっている木造の講堂があります。地域の方々が緑を愛し、 大切にしているからこそ、この様に多くの木造建築物があるのだと思います。宅地開 発などにより自然が破壊され、地球温暖化による危機が叫ばれる現代で、この様なす ばらしい環境の下で生活できることは、とても幸せなことだと思います。 私は小学生の頃に、緑を守るための活動として、植樹と枝打ちをしたことがありま す。植樹は、木の苗を 1・2 本植えるだけであり、本当に単純な作業だと思いながら 植えました。しかし、一人ひとりが 1 本ずつ植えることを積み重ねていくことで、未 来のための緑を守ることにつながるのです。今になって、本当に重要なことだったの だと感じています。小さなことをコツコツと、実践していくことが大切なのです。 緑の重要性を理解し、少しでも多くの緑を守ることが、私たちの生活を守ることに つながります。このことをみんなに伝えるのが、久万高原に生まれ育った私の役割の ひとつだと思います。これからも愛媛の緑を大切に守っていくために、様々な活動に 参加して行きたいと考えています。 12 愛媛の森林 ● 愛媛県緑化キャンペーンコンクールの開催 緑の募金事業 企業による寄付・ 「緑の募金」の紹介 県 内 の 多 く の 企 業 か ら、 当 基 金 へ の 寄 贈 や「 緑 の 募 金 」 な ど に、 様 々 な 形 で 御 協 力 を 頂 き ま し た。 も り 「アサヒビール森林づくり資金」による多様な活動 アサヒビール株式会社からは、平成 24 年度も「四国の水・森に感謝キャンペーン」からビール1本 につき1円を寄付して頂き、これにより、様々な事業を行いました。 ●寄付金額/1,451,873円(企業の森活動協定資金を除く) ○さくら等緑化苗木の提供……………《H24年度 5,370本 累計 26,119 本》 ○小中学生への木工キット配布………《H24年度 500セット》 ○えひめの森林・林業写真コンクール…《表彰》 苗木配布 木工キット配布 植樹祭での表彰 「緑の募金」協賛企業の紹介⑴(敬称略:50音順) 緑の募金 自動販売機の売上から「緑の募金」へ寄付 株式会社伊藤園 〔24年度募金額 5,933円〕 募金 〈1%〉 売上げの約2% 飲料会社と自販機オーナー との契約内容による 株式会社ウエストアライアンス 〔24年度募金額 67,542円〕 募金 〈1%〉 設置・契約 飲料会社 販売手数料 自販機 設置オーナー 緑の募金自販機 振り込みは飲料会社が代行します ダイドードリンコ株式会社 〔24年度募金額 154,890円〕 自動販売機からの「緑の募金」システム 「緑の募金」機能付き自動販売機オーナー様のご紹介(敬称略:50音順) ●アイエン工業㈱ ●岸本水引店 ●農村環境改善センター ●いすゞ自動車 ●楠田 総 ●㈲村田種苗店 ●㈱伊予興業 ●久万広域森林組合 ●㈱レジャーライフ ●内子町森林組合 ●コープ喜田村店 ●㈱NTT松山研修 ●コープ神郷店 センタビル内駐車場 ●コープ中荻店 ●愛媛県職員生活協同組合 ●㈱四国中検 中予検査所 ●愛媛森林管理署 ●昭和電設㈱ ●大洲市森林組合 ●南予森林組合 企業による寄付「緑の募金」の紹介 ● 愛媛の森林 13 緑の募金事業 「緑の募金」協賛企業の紹介⑵(敬称略:50音順) 商品等の売り上げの一部を「緑の募金」へ寄附 株式会社今村紙工 非木材紙を使用した祝儀袋の売り上げの 一部を寄付 〔24年度募金額 150,213円〕 有限会社内藤鋼業 「愛媛ペレット」の売上の一部を寄付 〔24年度募金額 90,286円〕 株式会社ビッグウッド 「中古家具」の売り上げを寄付 緑の募金協賛企業を 募集しています 会社の営業活動を通して、そ れ ぞ れ の 方 法 で「 緑 の 募 金 」 に参加していただける会社等 を募集しています。 〔24年度募金額 257,585円〕 「緑の募金箱」設置企業の紹介[当基金扱い](敬称略:50音順) ●青空食堂 ●愛媛県職員消費者生活協同組合 ●愛媛ペプシコーラ販売 ●スリーエフ各店舗 ●生活協同組合コープえひめ ●サニーマート(支援団体「国土緑化松山市推進委員会」扱い) 募金箱 「道の駅」への募金箱の設置について 全国の「道の駅」を中心に、地域の緑と地球環境を守る活動(道の駅グリーンプロジェクト)が開始されました。 本県においては、次の4駅に緑の募金箱(募金箱付き新聞ラック)を設置して頂いています。(敬称略:50音順) ●「道の駅」伊方きらら館 ●「道の駅」瀬戸町農業公園 ●「道の駅」内子フレッシュパークからり ●「道の駅」広見森の三角ぼうし 「緑の募金箱」設置にご協力下さい 県民の皆様誰もが、いつでも「緑の募金」を通じて森林・緑づくりに参加できるよう、募金箱を店舗・事務 所などに設置していただき、緑の募金運動への協力をお願いしています。 設置 手順 ①まず、当基金までご一報ください。 ②申込書類を送付しますので、所要事項を記載の上返送をお願いします。 ③募金箱等の資材と振込用紙 (振込手数料無料)をお届けします。 14 愛媛の森林 ● 企業による寄付「緑の募金」の紹介 緑の募金事業 「緑の募金」協力企業等の紹介(敬称略:50音順) 既掲載の「緑の募金」協賛企業以外の企業・団体からも、緑の募金を頂きました。ご協力ありがとうござ いました。(平成 24年度 当基金 直接受取分) ●㈱アットハウジング・AZ ●井関農機㈱ ●㈱いぶき ●今治市立吉海中学校 ●㈱伊予銀行 ●伊予森林組合 ●潮冷熱㈱ ●愛媛県漁業協同組合連合会 ●愛媛県厚生農業協同組合連合会 ●愛媛県森林組合連合会 ●愛媛県農業協同組合中央会 ●愛媛県酪農業協同組合連合会 ●愛媛県林業研究グループ連絡協議会 ●愛媛たいき農業協同組合 ●えひめ中央農業協同組合 ●大街道中央商店街振興組合 ●おべ工業㈱ ●㈱門屋組 ●㈱久保建設 ●JAえひめ物流㈱ ●重松建設㈱ ●四国ガス㈱ ●四国電力㈱松山支店 ●四国乳業㈱ ●四国名鉄運輸㈱ ●(独)森林総合研究所 ●西予CATV㈱ ●大一ガス㈱ ●ダイキ㈱ ●大樹産業㈱ ●㈲太陽ファーム ●高岡建設㈱ ●竹本工業㈱ ●トータスエンジニアリング㈱ ●南海放送㈱ ●南レク㈱ ●日本食研ホールディングス㈱ ●㈳日本造園建設業協会愛媛県支部 ●㈱羽澤建設 ●原印刷㈱ ●富士ゼロックス四国あいさとくらぶ ●㈲マツモト ●松山観光港ターミナル㈱ ●松山市立さくら小学校 ●松山市立八坂小学校 ●真鍋造機㈱ ●㈱森本 ●ロッキー産業㈱ 緑の募金への高額寄附(10万円以上) ●㈱愛媛銀行……170,000円 ●四国コカコーラボトリング㈱……488,900円 ●生活協同組合コープえひめ……157,268円 ●西日本電信電話(株)愛媛支店及び(株)NTT西日本-四国 社員一同……102,667円 その他の取り組み イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン 毎月 11日のイオン・デーにレシート投函ボックスが設置されます。当日受 け取られた黄色いレシートを当基金のボックスにご投函いただきますと、各店 舗からレシート合計金額の1%に相当する額の賞品が当基金に寄贈されます。 ●登録団体名/公益財団法人 愛媛の森林基金 ●登 録 店 舗/イオンリテール(株)イオン松山店、 ( 平 成 24 年 度 現 在 ) マックスバリュ西日本(株)今治阿方店・西の土居店・平田店 企業による寄付「緑の募金」の紹介 ● 愛媛の森林 15 緑の募金事業 木っと根っとだより 第15号 当基金の森林ボランティア団体「木っと根っとワーク」では、今年も以下のとおり活動を行い、地域の森林整 備等に励みました。 第1回 平成24年7月14日(土) 場所/久谷ふれあい林(松山市) 毎年恒例の、全国育樹祭の時に植えたスギや愛媛県植樹祭の時に植えたツバキの下草刈りを、会員 21名で実施する予定でしたが、あいにくの悪天候のため中止としました。 第2回 平成24年12月1日(土) 場所/市有林(大洲市) 参加者/8名 昨年度に引き続き、愛媛県の森林づくりフィールドに登録されている大洲市有林において、ヒノキ 林に侵入している竹の伐採を行ないました。 駐車場から見える森林も綺麗に整備でき、地元の方に喜んでいただきました。 竹の伐採 第3回 第2回集合写真 平成25年3月2日(土) 場所/愛媛県森の交流センター(東温市) 参加者/17名 芝生の手入れ、竹林の間引き、緑化樹の剪定等を行いました。 前日は大雨でしたが、当日は小春日和での気持ちの良い作業。園内もすっきりとしました。 芝生の手入れ 16 愛媛の森林 ● 木っと根っとだより第 15 号 緑化樹の剪定 緑の募金事業 緑の募金交付事業 地球温暖化防止等の啓発 地球温暖化防止等、森林や緑が有する重要な働きについて、県民の理解を深め、愛媛の森林基金や団体が行うイベン ト等において、PR 用のパンフレットや冊子、緑化用苗木等を配布しました。 久万高原町森林と緑の推進協議会 (木工広場の開催) 緑の募金は、 皆さまからの寄付金を 利用して、国内外の 森林づくりをはじめ、 次世代を担う人づくりを 行なっています 緑の少年団等の育成 自然とのふれあいや緑化活動を通じて行われる情操教育を促進するため、緑の少年団、ボーイスカウト、ガールスカ ウトの活動に助成しました。 緑の少年団活動発表大会 (表彰式) 朝倉緑の少年団 (しいたけ収穫) 河中緑の少年隊 (日浦夢桜の森の整備) 日吉小学校みどりの少年団 (枝打体験) 田之筋緑の少年団 (登山研修) 狩江緑の少年隊 (愛のプランター運動) 18 愛媛の森林 ● 緑の募金交付事業 緑の募金事業 公共施設等の緑化 学校、病院、公民館、社会福祉施設、公園 など、地域住民の生活に密着した公共施設 の環境緑化を促進しました。 愛南町森林と緑の推進協議会 (役場支所の緑化) 愛南町森林と緑の推進協議会 (保育所の緑化) 伊達桜保存会 ( 幹の空洞部の保護状況 ) 上島町岩城西部地区自治会 ( 支柱設置状況 ) 巨樹名木の保全 地 域 の 巨 樹 や 名 木 を 後 世 に 残 す た め、 保護、育成活動に助成しました。 地域緑化の推進 地域における独自の目的に基づく緑化の造成・整備、普及啓発活動を促進しました。 八幡浜市緑化推進委員会 (地域住民と小中学生よる花壇の緑化) 西予市森林と緑の推進協議会 (地域住民と中学生よる芝桜の植栽) 新居浜市森林と緑の推進協議会 (地域住民による花壇の緑化) 松山市社会福祉事業団 (児童館での植樹活動) 伊方町森林と緑の推進協議会 (地域住民による花壇の緑化) 今治市緑の募金推進協議会 (小学校での花苗の植栽) このように、緑の募金は様々な緑化活動などに有効に活用されています。今後とも、 様々なニーズに柔軟に対応して参りますので、ご意見・ご要望がございましたら、(公財) 愛媛の森林基金までお寄せください。 緑の募金交付事業 ● 愛媛の森林 19 森林適正管理事業 森林適正管理事業 森林受託管理事業 平成14∼23年度の10年間、当基金が、森林の管理を行うことが困 難になった森林所有者の方々から10年間の管理委託を受け、手入れの 必要な森林において間伐等の森林整備を行いました。 平成24年度は、これらの森林の管理として、契約後、境界が不明等 の理由により間伐を実施していなかった森林の間伐や、災害復旧で植 栽した森林の下刈り等を行いました。 ●間伐2.01ha:西条市 ●災害復旧(下刈)1.75ha 松山市、大洲市、八幡浜市 ●災害復旧(被害木除去)0.12ha 砥部町 【間伐(西条市)】 (施工前) (施行中) (施工後) 林地流動化事業 管理契約が終了する森林等について、今後も適正な管理がされるよう、市町、森林組合、林業事業体等に管理森林の情 報提供を行っていきます。 20 愛媛の森林 ● 森林適正管理事業 ふるさとの山々 どう が もり シリーズ第27回 堂ヶ森 西田 六助 <Nishida Rokusuke> 山頂からの眺望石鎚 避難小屋 【堂ヶ森】 「堂ヶ森(ドウガモリ)」は石鎚山系の 最も西に位置し、山頂に大きな電波の反 射板があり、遠くからでも確認できる。登 山口は北側の西条市鞍瀬川最奥の集落 である保井野からのコースか、一般的な 梅ヶ市からのコースがあるが後者を紹介 してみたい。マイカーであれば久万高原 町面河渋草経由または黒森峠を越して面 河ダムの分岐を左折し「下り付け」バス停 付近に駐車する。 バス停付近から谷奥に向かって舗装道 路があり、梅ヶ市の集落は右上にある。 集落の下方から山頂が眺められ、そこか ら少し歩くと右手に林道がある。入り口 は一般車が入れないように鎖が張られ、 「堂ヶ森へ4,068m3時間 二の森へ5 時間」の標識がある。右手に沢を見なが ら奥へと進む。 以前は集落を抜け沢沿いの道を通っ ていたが、2001年の大雨で登山道が崩 壊し尾根コースに変更になった。途中に 左手への登山道があるが、これは通り越 し、次の案内標識のある登山道を行く。 少し行くと沢に沿うが、尾根に取り付い てから急坂で、標高差300m程度、それよ りほぼ平坦な尾根道があり、さらに急坂 リンドウ へと続く。周囲は人工林で、その中に潅 木などが繁っている。堂ヶ森が見える標 高1,468mのピーク横の尾根まで標高差 で約650m、2時間程度を要する。 尾根に出ると頂上に大きなアンテナが ある堂ヶ森(1,689m)が見え、一面の笹 原で、眼前に広がる景観にしばし見とれ る。尾根沿いに少し下り、急坂を登ると保 井野との分岐になる。 ここからは笹原を行くが、大きく伸び ていると歩きにくく、大きな窪みもあって 歩行には十分な注 意が必 要。目の前の 尾根を大きく右に回りこんで尾根上に出 る。山頂が間近に見えるが、息の切れる 急坂である。息を整えながらゆっくりと 登ると乗越し(峠)到着で一息いれよう。 周囲は笹原で360度の展望である。山頂 のアンテナまでは50m弱だろうか目前で ある。山頂の三角点標石はアンテナの北 側にあり、その向こうは切立った崖であ る。 東 の 方 に 目 を や る と 、鞍 瀬 の 頭 (1,881m)の右に西冠岳・石鎚山が顔を 出していて、二の森(一等三角点があり、 県内第2の高峰…1,921m)は鞍瀬の頭 に遮られて見えない。 稜線の北側は断崖絶壁となっているの 堂ヶ森概念図 で注意が必要。南側は緩やかな笹原で非 常に対照的である。 堂ヶ森山頂から南を振り返ると尾根の 東側に白骨林があるが、数年前には尾根 上まであったのに、随分と少なくなった感 じである。もし時間があれば少し足を伸 ばして散策する事を薦める。乗越しから 東側の稜線に向かう道を下るが途中に水 場がある。ただし渇水期にはなくなるの で注意が必要。 15分ほどで稜線に到着、道の南側がテ ント場となっており、谷に向かって下って いくと旧白石小屋跡に建設された真新し い愛媛大学山岳会が建設した避難小屋 がある。 稜線に沿った道を行くと鞍瀬の頭の南 側の鞍部に向かう。ここは“五代の別れ” と呼ばれており、二の森、石鎚山への縦 走路となっているがあまり無理をしない ことが肝要です。 快適なハイキングコース、雄大な笹原 が見られ、天上の自然の為せる憩いの場 所である。 復路は来た道を引き返すことになる が、窪地に足を取られないよう十分な注 意が必要です。 ふるさとの山々 ● 愛媛の森林 21 出張出前講座 愛媛大学 森林と文化財との関わり 農学部 出張 出前講座 江﨑 次夫 -Ezaki Tsugio- [現職] 愛媛大学農学部・愛媛大学防災情報研究センタ−客員教授(愛媛大 学名誉教授)、日本海岸林学会理事、日本雑草学会評議員、愛媛県 森林審議会会長 [主な研究テーマ] 流域生態系における荒廃地および都市の緑化と景観保全、史跡など の文化財と森林との関わり方、エチゼンクラゲ類を活用した緑化 [現職] NPO 法人やボランティア団体と協力して、植栽事業の推進 シリーズ 第10回 1.はじめに 今、中世以前、中世、そして戦国時代以降 に築かれた全国各地の城の石垣が 瀕死の 状態に陥っている。これはどういうことなの か。それは簡単明瞭である。山城や石垣周辺 の樹木の成長に伴って石垣が孕(はら)んだ り、崩壊しているのである。地上部からその 状態を把握するのが大変難しいのだが、地 下部において根系が貴重な埋蔵文化財を破 損、破壊していることが各地で報告されてい る。さらに、城壁をとりまく樹叢(そう)の手 入れがほとんど実施されていないため、樹叢 内が非常に暗くなっており、これに伴って土 壌侵食が発生したり、土壌浸透能が低下し、 大きな災害につながる可能性が指摘されて いる。一度災害が発生すれば文化財や史跡 にも大きな被害が及ぶことになる。 このような状態が続くならば、文化財や史 跡の破壊や崩壊が全国各地で発生することに なるであろう。そこで、これを防止し、貴重な文 化財である史跡を保持しながら、有効に活用 していくために、我々は何をどうしなければな らないかについて、少し考えてみた。 2.樹木の文化財や史跡に対する影響 植物(樹木)の地上部や根系が文化財や史 跡に対して作用し、孕ませたり、破損や破壊 させることは、 マイナスの影響と判断される。 他方、植物は文化財や史跡と調和して素晴ら しい景観を造り上げるプラスの側面も有して いる。すなわち、植物は文化財や史跡にとっ て諸刃の剣であるといえる。 3.いつの時代から城に樹木を植えたか 城本来の機能から考えれば、樹木は必要 最小限であったと考えるのが妥当である。城 の軍事的な意味の希薄化に伴って次第に、 飛来種子や植栽によって拡大してきたもの と考えられる。その後、伐採や間伐などの作 業はほとんど実施されなかったようである。 このことが、今日の各地の城で問題になって いる。 4.樹木による文化財や史跡に対する 弊害の事例と、その対策 22 愛媛の森林 ● 愛媛大学農学部 出張出前講座 全国的に樹木による文化財に対する影響 については、数多く報告されているが、ここ では、愛媛県内の文化財や史跡に対する具 体的な弊害と、その対策を紹介する。 1)松山城 貴重な文化財である登り石垣や高石垣に は、アラカシ、クヌギやアベマキなどが飛来 種子の形態で侵入して旺盛な生育を示し、石 垣に歪みや破壊が生じ始めている。これらの 問題点を解決するために筆者らの指摘に基 づいて、松山市は8年前から改善策に取り組 んでいる。 その取り組みの方向性は市民や 観光客から高く評価されている。 3)永納山城跡(旧東予市) 永納山城跡は河後森城跡と同様に山城跡 である。この永納山城跡では、生育の良好で ない樹木類が遺跡の石垣に影響を及ぼして いる。他の地域のように樹木が大木化してい ないため、その影響は現在までのところ軽微 ではなかと判断されるので、この時期に適切 な対策を実施する事が肝要である。 根系によって破壊された史跡 (永納山城跡) ムクノキの成長によって孕んだ石垣 (松山城) 2)河後森城跡(松野町) 河後森城跡の樹叢は他の箇所と同様にほ とんど手入れが実施されてこなかったため、 特に町内からと郭からの景観が著しく阻害 されていた。このため、筆者らの指摘に基づ いて松野町教育委員会と河後森城跡を守る 団体である「山城の会」が中心となって6年 前から間伐や除伐を進めている。その結果、 すばらしい景観になりつつある。また、河後 森城跡に固有の植物を生かした植生管理も 実施されつつある。今後はこのような取り組 みの継続が重要となってくる。 4)宇和島城 宇和島城の樹叢は、愛媛県内では松山城 の樹叢とならぶ代表的な照葉樹林であると 共に、南予地域を代表する樹叢でもある。 この樹叢も手入れがほとんど実施されてこ なかったため、樹叢内は非常に暗くなってお り、一部には土壌表面が雨滴や表面流下水 の影響を受けて侵食されている。また、無間 伐林に特有の形状比(樹高/胸高直径)の 値が高くなっており、大風や雪の影響を受け て幹折れや倒木の被害を受ける可能性が非 常に高い林分となっている。樹木による宇和 島城への直接的な影響としては、すでにクス やソメイヨシノなどによる石垣の崩壊や景観 の阻害として表れている。 クスの根系によって破壊された石垣 (宇和島城) 樹木を伐採することによって素晴らしい景観が蘇る(河後森城跡) このような状況を受けて、宇和島市教育委 員会では、貴重な文化財を後世に引き継ぐ 出張出前講座 ために2カ年におよぶ基礎的な調査を実施 し、それに基づいた抜本的な対策に平成21 年度から取り組み始めている。 5)能島城跡(旧宮窪町) 郭を中心に人工植栽されているソメイヨシ ノは郭などでの試掘において、根系による遺 跡への影響が確認されている。 された天台系律宗の山岳寺院で「遠国の西 箇戒場」の一つといわれており、平成20年 3月28日に国指定史跡になっている。ここ でも貴重な史跡がスギやヒノキなどの根系 によって破損、破壊される恐れが出てきた ため、平成22年3月に策定された史跡等妙 寺旧境内保存管理計画策定報告書に基づい て、森林管理計画を定め、計画的に除間伐な ど作業が実施されている。 ソメイヨシノの根系による史跡の破壊 (能島城跡) このことから、他の高木性で地下系が地中 深く侵入するエノキ、センダン、ムクノキやク ヌギの根系による遺跡への影響もかなり進 んでいるのではないかと考えるのが妥当で あろう。地上部は遺跡の景観に対して与える 影響である。能島は島そのものが遺跡であ るが、手入れがここ5、6年でかなり実施さ れてきたため、島全体の景観はかなり向上し てきた。引き続き、除間伐などの対策が継続 して求められる。 6)大洲城 大洲城においては、平成の初めからソメイ ヨシノやケヤキなどの根系による石垣の孕 みが顕著化してきている。仮に、石垣が崩壊 すれば、貴重な文化財が失われるばかりで なく、周辺住民へ被害を及ぼす恐れもあり、 早急な対策が望まれるところであるが、現時 点では具体的な対策がとられていない現状 にある。 史跡の保存と利活用のための森林の計画的な伐採(等妙寺旧境内) 5.文化財や史跡を取り巻く樹叢の問題点 3項で述べたように、城壁を取り巻く樹叢 の手入れがほとんど実施されていないので、 樹叢内は非常に暗くなっている。このため、 林床には下草や落葉落枝は見あたらず、降雨 のたびに、雨滴によって土壌表面が叩かれ、 土壌侵食が発生している箇所多い。これに 伴って土壌表面の浸透能が低下し、表面侵 食も発生している。 図-1と図-2に愛媛県内の代表的な史跡 の樹叢内の相対照度と土壌の浸透能を示し た。相対照度および浸透能の値は、通常に 手入れがされた樹叢に比べて、著しく小さな 値を示している。時間降雨100mm以上の降 雨であれば、すべての樹叢内で表面流が発 生し、これが表層崩壊につながる可能性を有 している。また、形状比(樹高m/胸高直径 cm)は図-3に示した。その値は70∼120程 度であり、適期に手入れをした森林内の形状 比65∼70に比べると、著しく大きな値を示 している。この値が大きくなると風や雪に対 する抵抗力が弱くなり、立木の幹折れや倒 壊の恐れの確率が高くなるので、史跡に大 きな影響が出ることは容易に予測できる。 今、正に愛媛県内の史跡を取り巻く樹叢 は大きな問題を抱えているといえる。早急に 間伐などの手入れを実施しなければ、梅雨 や台風期の豪雨の際には、貴重な文化財や 史跡が失われるだけでなく、地域住民にも多 大な影響が出ることは容易に推測できる。 樹叢は再生可能であるが、失われた文化財 や史跡は復元しても、それは所詮、イミテ− ションである。このことを肝に命じて文化財 や史跡の保存と利活用、そして、樹木も管理 にあたるべきである。 なお、このような樹叢の状態は、文化財や 史跡に関係するだけでなく、愛媛県を始めと して全国各地の除間伐の遅れた一般の森林 にも当てはまることであり、これらの森林に は早急に手入れを実施していかないと大災 害を誘発する危険性を有していることを指 摘しておきたい。 6.おわりに 次世代につないでいかなければならない 貴重な文化財や史跡が、今危機に直面してい る。我々は、文化財や史跡と樹木(森林)と の共存共栄を考えなければならない。具体 的には、樹木(森林)にしっかりと手を加え れば、文化財や史跡は守れるということと、 樹木は再生することの大きな能力(キャパシ ティ)を持っていることを、我々は自覚しな ければならない。 崩壊の恐れのある大洲城の石垣 (大洲城) 7)等妙寺旧境内(旧広見町) 等妙寺旧境内は、鎌倉時代の末期に創建 愛媛大学農学部 出張出前講座 ● 愛媛の森林 23 緑の少年団の紹介(西予市) 西予市の緑の少年団(隊)の紹介 ※団(隊)員数は平成24年4月1日現在 ◆狩江緑の少年隊(西予市立狩江小学校) 結成時期 昭和55年3月1日 団員数 24名(男12名、女12名) 活動内容 ○花いっぱい運動:マリーゴールドやビオラ、チューリップ等、 年間通して大切に花を育てています。プランターに入れる土は、 学校の落ち葉やわらなどを混ぜて、1年かけて作っています。 花いっぱい運動 ○愛のプランター運動:全校のみんなで育てた花を、特別養護老人ホームとケアハウスに届けました。 みんなで育てた花が綺麗に咲いたように、優しい心も広がるといいなと思っています。 ◆あこう緑の少年隊(西予市立高山小学校) 結成時期 平成13年9月1日 団員数 26名(男14名、女12名) 活動内容 ○花つくり活動:家庭から出る生ごみを減らそうと、 「リサイクル肥料 づくり」をし、地域の「花つくりボランティア」の方と、花や野菜を育 てています。さらに、みんなで育てた「あこうまごころの花」にメッ 花・野菜植え セージを添えて、地域の方々に届けています。 ○奉仕活動:地域の方々との「手つなぎボランティア」 ◆田之筋緑の少年団(西予市立田之筋小学校・田之筋地区) 結成時期 昭和58年3月19日 団員数 51名(男25名、女26名) 活動内容 ○稲作体験:もち米の栽培 ○奉仕活動:花いっぱい運動 ○野外活動:学年に応じて、1日や1泊で野外活動をします。今年度の 野外活動 (登山研修) 高学年は、大分県由布岳で登山研修をしました。山の楽しさ、危険性、高山植物について学習しました。 また、全校で西予市産の材料を使用し、ピザ釜でピザ作り体験を実施しました。 ◆野村小緑の少年隊(西予市立野村小学校) 結成時期 平成12年4月1日 団員数 41名(男22名、女19名) 活動内容 ○花いっぱい運動:愛護班の方々の協力により、プール横の花壇に 花を植え、美しい学校をめざして育てています。 ○米づくり体験活動:野村高校の協力により、田植え、稲刈りなど、 育てた米の稲刈 一連の作業を体験し、農作業の大変さや重要性を身をもって体験しました。育てた米で、餅つきをし、 自然の恵みのありがたさを体感しました。 24 愛媛の森林 ● 緑の少年団の紹介(西予市) 緑の少年団の紹介(西予市) ◆大和田小学校緑の少年団(西予市立大和田小学校) 結成時期 昭和58年3月22日 団員数 24名(男15名、女9名) 活動内容 ○「みんなの森」での活動:学校の南側斜面に「みんなの森」と呼ば れる学校林が広がっています。クリ等の広葉樹や、スギ等の針葉樹 が植えられています。総合的な学習の時間や生活科の時間には、 肱川での川遊びや水質調査 樹木観察や季節探しなどをし、いきいきと活動しています。 ○その他:清流「肱川」での活動、清掃活動、野菜作り、バードウォッチング等。 ◆三瓶小学校緑の少年団(西予市立三瓶小学校) 結成時期 昭和61年8月30日 団員数 185名(男104名、女81名) 活動内容 ○花いっぱい運動 ○ミニトマト、サツマイモの栽培 ○菊の花観賞会:児童会と6年生が中心となって行いました。 ビオラの植え付け 全校児童が菊の花の俳句を作り、花と一緒に地域の皆さんにも見ていただき、6年生がお茶でお接 待をしました。 ○環境ボランティア活動 ◆城川中学校緑の少年団(西予市立城川中学校) 結成時期 平成13年4月2日 団員数 95名(男43名、女52名) 活動内容 ○校内での植樹活動 ○魚恋公園の整備:シバザクラの植栽等を行いました。 ○林業教室:地元のスギやヒノキをはじめとする木材の特性や 代表者によるイトスギの植樹 間伐材を活用しての箸づくりについて学習したり、木工作品を制作したりして自然に触れ合う活動を しました。 【緑の少年団の主な活動】 緑化活動 花木の栽培(一人一鉢運動、花いっぱい運動)、植物の管理・育成 奉仕活動 クリーン運動、地域美化活動、地域への花苗等の配布、緑の募金運動、交通安全キャンペーン 野外活動 野鳥観察、巣箱かけ、遠足、登山、キャンプ 学習活動 緑の教室・森林教室・木工教室などの体験学習、環境調査、農作物・林産物の栽培、動植物の保護 その他 地域行事への参加、収穫祭 【緑の少年団の結成状況】 (H24.4現在) 111団体、11,019名の団員が県下各地で活発な活動を展開しています。 緑の少年団の紹介(西予市)● 愛媛の森林 25 森の名手・名人のご紹介 平成24年度 愛媛県 「森の名手・名人」 [森づくり部門] 林内路網開設 山下 清則さん(久万高原町在住) 「山を生かすのは道なり」の持論を早くから持ち、 林内作業道づくり一筋で取り組んだ技術は、様々な工 夫が凝らされ、急峻な地形でも持ちこたえる、丈夫な 道づくりに生かされている。地域の後継者の教育者的 な存在でもあり、地域の将来を託した「久万林業活性 化プロジェクト」でも第一線で活躍している。 [森の恵み部門] シイタケ栽培 大田 誠雄さん(伊予市在住) 所有山林からシイタケ原木を調達するとともに、 スギ・ヒノキの人工林を活用し、徹底管理された集 約的なほだ場づくりを行っている。 「ほだ木と対話 する。 」をモットーに育てられたシイタケは、品評 会等で高い評価を得ており、地域の生産者の良き手 本でもある。 シイタケ栽培 菊地 徹さん(大洲市在住) 長いシイタケ栽培の経験や失敗を糧に培われた 技術と、熱い情熱でシイタケづくりに立ち向かい、 80歳を迎えて着手した3,000坪の人工ほだ場 は、圧巻の一言に尽きる。県内外からの視察に対し ても、快く応じるなど、シイタケ振興に向け、生涯 現役を貫こうとしている。 シイタケ栽培 中岡 隆雄さん(大洲市在住) 県内で屈指のシイタケ生産者である氏は、シイタ ケの室 ( むろ ) 乾燥の第一人者でもあり、シイタケ 生産に係る幅広い技術は、高い評価を得ている。また、 近年は、「キクラゲ」生産の実践技術を地域に紹介す るほか、若い生産者には培った技術を惜しみなく伝 えるなど、地域振興への深い思いに余念がない。 [加工部門] 木地師 ﹁森の名手・名人﹂とは、国と︵公社︶国土緑化推進機構が連携して推 進している﹁もりのくに・にっぽん運動﹂の一環として、樵、筏師、マタ ギなど森林に関わる生業や地域社会に染みこんだ営みのうち、優れた技を 年度から、 14 極め、他の技術・技能者・生産者たちの模範となっている達人のことです。 全国の埋もれた森林文化に光を当てることを目的として、平成 44 毎年、選定・公表されています。 れました。 愛媛県ではこれまで 人が選定され、今年度も、新たに5人が選定され 平成 年度﹁えひめ山の日の集い﹂において次の皆さんへ認定証が伝達さ 24 甲斐 義孝さん(久万高原町在住) 東京から移り住み、林業を営む中で、伐採した木材 を生かしたいと、木地師を生業と決め、その技術を磨 いてきた。ロクロの刃物も自ら加工するなど、培った 経験により、木の乾き具合も、肌で触れただけで見極 められる。家族が一体となり創り出された作品からは、 木に対する愛情や温かみが滲み出ている。 愛媛県「森の名手・名人」 平成14年度 「森の名手・名人」 …3名 【森づくり部門】 〈造林手〉 石丸 亨 (久万高原町在住) 【森づくり部門】 〈造林手〉 大竹 武雄 (西予市宇和町在住) 【森の恵み部門】 〈椎茸栽培(原木) 〉 山本 光高 (大洲市在住) 平成15年度 「森の名手・名人」 …3名 【森の恵み部門】 〈椎茸栽培(原木) 〉 栗田 国夫 (大洲市在住) 【加工部門】 〈炭焼き ・ 炭窯づくり〉 大木 一 (内子町在住) 【森の伝承・文化部門】 〈草木染め〉 村尾 忠 (今治市朝倉在住) 26 愛媛の森林 ● 森の名手・名人のご紹介 森の名手・名人のご紹介 平成16年度 「森の名手・名人」 …5名 【森づくり部門】 〈造林手〉 堀川 善弘 (宇和島市津島町在住) 長幸 (大洲市長浜町在住) 【森の恵み部門】 〈椎茸栽培 (原木)〉 小西 【加工部門】 〈和傘づくり〉 泉 正 (内子町在住) 静廣 (松山市在住) 【森の伝承・文化部門】 〈手漉和紙〉 宇田 武夫 (四国中央市在住) 【加工部門】 〈竹細工〉 西川 平成17年度 「森の名手・名人」 …6名 【森づくり部門】 〈造林手〉 岡信 一 (久万高原町在住) 【森づくり部門】 〈造林手〉 宇都宮 幸子 (西予市城川町在住) 【森づくり部門】 〈造林手〉 清水 皆子 (西予市城川町在住) 【森の恵み部門】 〈椎茸栽培〉 谷本 浩 (伊予市双海町在住) 【加工部門】 〈炭焼き・炭窯づくり〉 中井 龍男 (愛南町在住) 【加工部門】 〈太鼓づくり〉 山下 吉明 (大洲市河辺町在住) 平成18年度 「森の名手・名人」 …4名 【森づくり部門】 〈造林手〉 二宮 一雄 (西予市宇和町在住) 二郎 (久万高原町在住) 【加工部門】 〈木造和船づくり〉 渡邊 忠一 (今治市伯方町在住) 【加工部門】 〈磨き丸太加工〉 小倉 アサヱ (久万高原町在住) 【森づくり部門】 〈造林手〉 梶川 平成19年度 「森の名手・名人」 …4名 きこり 【森づくり部門】 〈樵−伐木造材−〉 山内 司郎 (久万高原町在住) 【森の恵み部門】 〈シイタケ栽培〉 高橋 茂行 (西予市野村町在住) 【加工部門】 〈和蝋燭づくり〉 大森 太郎 (内子町在住) 【森の伝承部門】 〈手漉き和紙〉 稲月 千鶴子 (内子町在住) ろうそく 平成20年度 「森の名手・名人」 …4名 きこり 【森づくり部門】 〈樵−伐木造材−〉 水本 亀清 (大洲市在住) 【森づくり部門】 〈樵−機械集材−〉 舘野 勉 (久万高原町在住) 【加工部門】 〈桐下駄づくり〉 宮部 眞喜男 (内子町在住) 【森の伝承・文化部門】 〈和釘(木工具)づくり〉 白鷹 幸伯 (松山市在住) きこり 平成21年度 「森の名手・名人」 …4名 【森づくり部門】 〈造林手〉 大森 恒雄 (久万高原町在住) 茂 (鬼北町在住) 【加工部門】 〈炭焼き(伊予の切炭)〉 村上 春義 (大洲市在住) 【森の伝承・文化部門】 〈棕櫚細工〉 長生 志郎 (内子町在住) 【森の恵み部門】 〈シイタケ栽培〉 芝 平成22年度 「森の名手・名人」 …6名 【森づくり部門】 〈造林手〉 西森 福夫 (久万高原町在住) 【森づくり部門】 〈機械集材〉 曽我部 俊朗 (四国中央市在住) 【森の恵み部門】 〈シイタケ栽培〉 増田 勝敏 (大洲市在住) 【森の恵み部門】 〈シイタケ栽培〉 上川 勝利 (大洲市在住) 【加工部門】 〈炭焼き・炭窯づくり〉 久能 二三男 (愛南町在住) 【加工部門】 〈木桶職人〉 亀岡 繁男 (内子町在住) 平成23年度 「森の名手・名人」 …5名 【森づくり部門】 〈伐木造材〉 森 福栄 (西予市在住) 【森づくり部門】 〈林内路網開設〉 脇田 富弘 (久万高原町在住) 【森づくり部門】 〈機械集材〉 藤岡 雄二 (内子町在住) 【森の恵み部門】 〈シイタケ栽培〉 梅岡 芳夫 (大洲市在住) 【加工部門】 〈木工〉 井村 康博 (久万高原町在住) 森の名手・名人のご紹介 ● 愛媛の森林 27 トピックス せんでした。やむを得ず、下草刈りや除伐といった作業 種の募金が既にあり、各自治会では家庭募金などもうこ を行ってもらうようになりました。鎌や手鋸を使ったの れ以上お願いできないとか、組織づくりの押しつけは困 ですが、幸いにして、私が担当している期間は怪我がな るとかいろいろ反対意見も出ました。 くてほっとしたものでした。 このため、何回も県下市町村に出向き、緑の募金の趣 その後、森林ボランティア団体も増え、現在、県内で 旨や組織づくりの必要性をお願いして回りました。その結 20 団体、約 2,800 人となっていますが、各団体の活動 果、どうにか市町村等関係者の理解を得ることができ、全 内容は千差万別です。団体ではいろいろな活動を自助努 市町村で森林と緑の推進協議会を設立していただきまし 力し、切磋琢磨することで、一人でも多くの県民の方々 た。 に愛媛の森林に関心を持つよう働きかけをお願いしたい 緑の募金活動は、法律に基づく活動といっても直ぐさま と思います。 成果が出るものではなく、地道な取組みが必要です。その 取組みの一つとして、マンネリ化していた県植樹祭を再考 し、県民の方々が気軽に参加できる形や緑の少年団の積 極的な参加要請を行い、その内容を充実させました。 緑の募金活動は、県民の方々の善意に期待するところが 大きく、その発展のためには今後も関係者の地道な活動と 普及啓蒙に期待するところが大きいものと思います。 4.おわりに (財)愛媛の森林基金は、昭和61年に設立されて以来、そ の時代時代の要請に応えるべく活動を行ってきました。私 3. 緑の募金 の担当期間以外においても、平成14年度から23年度まで 平成 7 年に「緑の募金による森林整備等の推進に関す 実施した森林適正管理事業(放置林対策)にあっても一定 る法律」が施行されました。それまで、緑の羽根募金と の成果を出してきたと思います。 いう名前で国民の方々の善意的な募金活動であったもの また、平成24年4月1日には公益財団法人に移行しまし を、法律を制定し、名前を「緑の募金」と変え、より一層、 たが、今後ともその時代時代のニーズに対応した活動を展 国民に森林整備や緑化造成への理解と意識醸成を深めよ 開し、県民の方々と愛媛の森林を結びつける仲人役として うとしたものです。 更なる発展を期待いたします。 そして各都道府県に知事の指定を受けた一法人が、緑 の募金を取り扱うことが出来るように位置づけられまし た。 本県では、それまで国土緑化愛媛県推進委員会におい て自主的な活動を行っていましたが、この法律施行と同時 に、自主的に解散し、その代わりに新たに(財)愛媛の森林 基金が緑の募金活動を開始することになりました。 しかし、愛媛の森林基金が募金活動するにしても、専 属職員は限られた人数であり、県下くまなく活動が出来 るような状態ではなかったため、赤い羽根共同募金活動 の仕組みを参考に、各市町村に募金活動を協力する団体 として「市町村森林と緑の推進協議会」を設立してもら い、協議会構成員と募金活動協力員の設置をお願いする ことにしました。 ところが、この組織づくりの際、市町村等関係者から 多くの苦情が出ました。市町村職員は行政事務で忙しく、 団体業務の兼務などできないとか、緑の募金以外にも各 トピックス ● 愛媛の森林 29 賛助会員のご紹介 「賛助会員」の皆様のご紹介 平成25年3月末現在で、 864口・4,320,000円のお申し込みをいただきました。 (市町別・五十音順・3口以上の方は口数を記入) 愛媛県漁業協同組合連合会 林業関係 愛媛県森林組合連合会 愛媛県森林土木協会 68口 (松山市) 愛媛県漁業信用基金協会 100口(松山市) 愛媛県漁船保険組合 (松山市) アトム緑化開発㈱ (松山市) ㈱浅田組 (宇和島市) (松山市) ㈱愛媛庭園 (松山市) 一若建設㈱ (宇和島市) (松山市) 愛媛森連産業㈱ (松山市) 大河建設㈱ (宇和島市) 愛媛県水源林造林協議会 (松山市) 全国共済水産業協同組合連合会 (松山市) ㈱協和産業 (松山市) 南興建設㈱ (宇和島市) ㈳愛媛県木材協会 (松山市) 四国事業本部愛媛支店 (松山市) ㈱宮田建設 (宇和島市) 越智今治森林組合 (今治市) 高浜町漁業協同組合 (松山市) 大樹産業㈲ (松山市) ㈱新光建設 (八幡浜市) (松山市) 高須賀緑地建設㈱ (松山市) 浜上建設㈱ (八幡浜市) (松山市) ㈱渦井建設 (新居浜市) (八幡浜市) 中島三和漁業協同組合 八西森林組合 瀬戸内緑地㈱ いしづち森林組合 (西条市) 松山市漁業協同組合 (松山市) 成瀬緑化産業㈱ えひめ森林環境保全整備㈲ (西条市) 大浜漁業協同組合 (今治市) 日本造園建設業協会愛媛県支部 (松山市) ㈱大竹組 (新居浜市) 大洲市森林組合 (大洲市) 大浜漁業協同組合来島支所 (今治市) ㈱ひらい緑地 (松山市) ㈱河端組 (新居浜市) 担い手公社河辺やまびこ㈲ (大洲市) 小部漁業協同組合 (今治市) ㈱山本造園土木 (松山市) ㈱菅工務店 (新居浜市) 伊予森林組合 (伊予市) 菊間町漁業協同組合 (今治市) ㈱游亀 (松山市) 薦田建設㈱ (新居浜市) ㈱プロシーズ (伊予市) 桜井漁業協同組合 (今治市) 愛媛緑地㈱ (今治市) ㈱シゲタ (新居浜市) (今治市) ㈱大西屋 (今治市) 不動建工㈱ (新居浜市) (今治市) ㈲守谷建設 (新居浜市) 宇摩森林組合 (四国中央市) 宮窪町漁業協同組合 宇和国産材加工協同組合 (西予市) 三浦漁業協同組合 (宇和島市) ㈱瀬戸内園芸センター ㈱エフシー (西予市) 八幡浜漁業協同組合 (八幡浜市) ㈲横山緑化センター (宇和島市) ㈱横井産業 (新居浜市) 西予市森林組合 (西予市) 新居浜漁業協同組合 (新居浜市) ㈲大成工業 (八幡浜市) 安藤工業㈱ (西条市) 松山流域森林組合 (東温市) 壬生川漁業協同組合 (西条市) ヤシロ農園㈲ (八幡浜市) ㈱今井工務店 (西条市) ㈱いぶき (久万高原町) 伊予漁業協同組合 (伊予市) 横平農園㈲ (八幡浜市) ㈱越智工務店 (西条市) 久万広域森林組合 (久万高原町) 寒川漁業協同組合 (四国中央市) ㈲一色造園緑地 (西条市) 西条建設㈱ (西条市) 砥部町森林組合 (砥部町) 弓削漁業協同組合 (上島町) 愛媛県造園緑化事業協同組合 (東温市) 丹下建設工業㈱ (西条市) 内子町森林組合 (内子町) 愛南漁業協同組合 (愛南町) 御荘造園開発㈱ (愛南町) 新高建設㈱ (西条市) 南予森林組合 (鬼北町) ●内水面 上田建設㈱ (大洲市) 南宇和森林組合 (愛南町) 肱川漁業協同組合 河辺建設㈱ (大洲市) (松山市) ㈱佐々木組 (大洲市) (松山市) 谷本建設工業㈱ (大洲市) (松山市) 富永建設㈱ (大洲市) (松山市) ㈱西田興産 (大洲市) ㈱岸本設計工務 (松山市) 三嶋建設㈲ (大洲市) ㈱黒石ネット (松山市) 泉建設㈱ (伊予市) (松山市) 国土防災技術㈱松山営業所 (松山市) ㈱伊予ブルドーザー建設 (伊予市) (松山市) 五洋建設㈱四国支店 (松山市) ㈱弘陽工務 (伊予市) 4口(松山市) 中予建設㈱ (伊予市) 銅山川漁業協同組合 (大洲市) 建設業関係 (四国中央市) ㈱愛亀 農業関係 愛媛県内水面漁業協同組合連合会 (西予市) ㈱愛橋 ●農協 肱川上流漁業協同組合 愛媛県山林種苗農業協同組合 (松山市) 面河川漁業協同組合 愛媛県信用農業協同組合連合会 (松山市) 愛媛県農業協同組合中央会 (松山市) 商工団体関係 全国共済農業協同組合連合会 (松山市) 愛媛県商工会議所連合会 愛媛県本部 愛媛県商工会連合会 全国農業協同組合連合会愛媛県本部 (松山市) 愛媛県中小企業団体中央会 (西予市) 愛媛土建㈱ (久万高原町) ㈱門屋組 (松山市) ㈱坂本重機建設 今治立花農業協同組合 (今治市) 愛媛中小企業指導センター (松山市) 新生建設㈱ (松山市) ㈱藤本建設 越智今治農業協同組合 (今治市) 松山商工会議所 (松山市) ㈱杉野工務店 (松山市) ㈱髙石組 (四国中央市) えひめ南農業協同組合 (宇和島市) 宇和島商工会議所 (宇和島市) 大伸建設㈲ (松山市) ㈱星川工務店 (四国中央市) 西宇和農業協同組合 (八幡浜市) 八幡浜商工会議所 (八幡浜市) 西岡総合建設㈱ (松山市) ㈱井石建設 (西予市) (新居浜市) ㈱野間工務店松山支店 (松山市) 大塚建設㈱ (西予市) (西条市) ㈱福田組 (松山市) ㈲大塚工務店 (西予市) (大洲市) ㈱富士造型 (松山市) ㈱東部綜合建設 (西予市) (伊予市) 三井住友建設㈱松山営業所 (松山市) ㈱西建設 (西予市) (四国中央市) ㈱横田建設 (松山市) 平野建設㈱ (西予市) (西予市) 臨海建設㈱ (松山市) ㈱山下建設 (西予市) 渡部工業㈱ (松山市) 山本建設㈱ (西予市) ㈱片上組 (今治市) 南條工業㈱ (東温市) 10口 (松山市) ㈱小林組 (今治市) ㈱久保建設 (久万高原町) (今治市) 高岡建設㈱ (久万高原町) (今治市) ㈱高山建設 (久万高原町) ㈱大旺 (今治市) 拓明建設㈱ (久万高原町) ㈱山岡組 (今治市) 竹本工業㈱ (久万高原町) 愛媛たいき農業協同組合 (大洲市) 新居浜商工会議所 ●土地改良区 西条商工会議所 愛媛県土地改良事業団体連合会 (松山市) 大洲商工会議所 道後平野土地改良区 (松山市) 伊予商工会議所 松山市土地改良事業協議会 (松山市) 四国中央商工会議所 今治市越智郡土地改良協議会 (今治市) 西予市商工会 南予用水土地改良区連合 (八幡浜市) 道前平野土地改良区 (西条市) 金融機関 西予市宇和町土地改良区 (西予市) ㈱伊予銀行 東温市土地改良連絡協議会 (東温市) ㈱愛媛銀行 川之江信用金庫 漁業関係 愛媛県漁業共済組合 (松山市) 緑化事業関係 30 愛媛の森林 ● 賛助会員のご紹介 6口 (松山市) 重松建設㈱ (四国中央市) ㈱せんば (伊予市) 賛助会員のご紹介 四国乳業(株) ㈱羽澤建設 (久万高原町) 製紙業関係 ㈱美川建設 (久万高原町) (社)愛媛県紙パルプ工業会 (四国中央市) 久万総合開発(株) ㈲山本建設 (久万高原町) (株)トーヨ (東温市) 松本 敏 (久万高原町) 門田 正文 (久万高原町) 黒田 敬 (四国中央市) (有)久万重機サービス 10口 (四国中央市) (有)久万清掃 (久万高原町) 曽根 吉嗣 (大洲市) (伊予市) (伊予市) (伊予市) ㈱小泉組 (砥部町) 三木特種製紙(株) 大久保建設㈱ (内子町) 久保興業㈱ (内子町) 消費者団体 水野 信彦 (東温市) 坂井建設㈱ (内子町) 愛媛県生活協同組合連合会 (松山市) 泉 英二 (松山市) 相原 早苗 (久万高原町) 中川建設㈱ (内子町) 愛媛有機農産生活協同組合 (松山市) 白石 雅也 (松山市) 小松 敏 (松前町) 西岡建設㈱ (松山市) 橘 燦郎 (内子町) 生活協同組合コープえひめ 20口 (松山市) 丹 慶一 (砥部町) ㈱ブリッジカンパニー (内子町) 中安 章 (松山市) 濱田 芳貴 (東京都) ㈱森本 (内子町) 各種団体 西川 敦 (松山市) 小林 千翔来 (岡山県) ㈲三崎建設 (伊方町) (社)愛媛県産業廃棄物協会 (松山市) 江崎 次夫 (東温市) 愛媛県建設業協会鬼北分会 (鬼北町) (公社)愛媛県浄化槽協会 (松山市) 林 和男 (東温市) その他 ㈲小泉建設 (愛南町) 愛媛県石油商業組合 (松山市) 山川 浩一郎 (公社)愛媛県宅地建物 取引業協会 砕石業関係 愛大農学部 (四国中央市) (公財)愛媛の森林基金職員一同 (松山市) 環境政策課親睦会 (松山市) 相原俊一郎 (松山市) 農業経済課親睦会 (松山市) 6口(松山市) 個人 愛媛砕石㈱ (松山市) (社)愛媛県猟友会 (松山市) 浅野 素英 (松山市) 農地整備課愛耕会 (松山市) 大生産業㈱ (松山市) 松山金亀ライオンズクラブ (松山市) 石川 奣弘 (松山市) 林友会 (松山市) 大伯砕石㈱ (今治市) 新津砕石工業㈱ (宇和島市) 医療機関 西南砕石工業㈱ (八幡浜市) (医)弘友会 市川 憲次 (松山市) 江野尻 容彰 (松山市) (大洲市) 岡崎 充隆 (松山市) 協和生コン㈱ (西条市) 岡田 得多 (松山市) ㈱トーヨー砕石 (西条市) 一般企業等 小野寺 久 (松山市) 松浦建設㈱ (大洲市) 井関農機(株)松山総務部 (松山市) 門屋 美子 (松山市) 南予砕石工業㈱ (西予市) (株)NPシステム開発 4口(松山市) 神尾 泰昭 (松山市) (松山市) 菅 宜登 (松山市) 10口 (松山市) 久保田 善信 (松山市) 中予砕石㈱ 愛媛工業㈱ 測量設計関係 ㈱エイト日本技術開発 (久万高原町) 倉敷紡績(株)北条工場 (松野町) コスモ松山石油(株) 三德電機(株) (松山市) 神野 一仁 (松山市) 質SHOP UKIGUMO (松山市) 佐川 惠一 (松山市) 上甲 俊史 (松山市) (松山市) 真鍋質店松山店 城東開発(株) 4口 (松山市) 白石 崇 (松山市) ㈱エクセル調査設計 (松山市) 大一ガス(株) (松山市) 白石 功 (松山市) ㈱愛媛建設コンサルタント (松山市) ダイキ(株) (松山市) 白石 博文 (松山市) ㈱愛媛県測量設計業協会 (松山市) (株)テレビ愛媛 (松山市) 仙波 隆三 (松山市) ㈱小笠原工務所 (松山市) (有)トップランナー (松山市) 高内 文保 (松山市) ㈱親和技術コンサルタント (松山市) 南海放送(株) (松山市) 高内 美代子 (松山市) 南海測量設計㈱ (松山市) 日本植生(株)松山営業所 (松山市) 高内 得竹 (松山市) ㈱芙蓉コンサルタント (松山市) ふたば(株) (松山市) 高浜 壮一郎 (松山市) ㈱サンコー設計 (今治市) 平和印刷工業(株) (松山市) 武智 千里 (松山市) ㈱瀬戸内 (今治市) 浅川造船(株) (今治市) 田村 悦子 (松山市) ㈱米北測量設計事務所 (今治市) 今治造船(株) (今治市) 土居 通宣 (松山市) (今治市) 俊成 薫 (松山市) 四国支社 ㈱八周 (八幡浜市) 今治ヤンマー(株) ㈱西条設計コンサルタント (西条市) 大山石材(有) (今治市) 友澤 竹男 (松山市) ㈱橋本測量設計 (伊予市) 越智電機産業(株) (今治市) 乗松 秀樹 (松山市) ㈱ダイチ測研 (西予市) (株)桜井 (今治市) 東野 克己 (松山市) ㈱協栄調査測量設計事務所 (内子町) 四国ガス(株) (今治市) 堀尾 順子 (松山市) ㈱八紘設計コンサルタント (愛南町) 四国通建(株) (今治市) 正岡 喜久利 (松山市) (今治市) 正岡 博明 (松山市) 日本食研ホールディングス(株) (今治市) 正岡 光彦 (松山市) 四国溶材(株) 運輸関係 伊予鉄道(株) (松山市) 原印刷(株) (今治市) 松本 純一郎 (松山市) (社)愛媛県トラック協会 (松山市) 檜垣造船(株) (今治市) 宮内 容子 (松山市) (社)愛媛県バス協会 (松山市) マルマストリグ(株) (今治市) 山内 達文 (松山市) 四国名鉄運輸(株) (松山市) (有)山西石材 4口 (今治市) 山口 章一 (松山市) (新居浜市) 山本 亜紀子 (松山市) (新居浜市) 横山 重子 (松山市) 桑原運輸(株) (新居浜市) 伊予興業(株) 酒井興産(株) 自動車関係 (松山市) 三王ハウジング(株) (新居浜市) 重松 義人 (今治市) 愛媛県軽自動車協会 (新居浜市) 梶原 重雄 (松山市) バラエティーショップ真鍋質店 (宇和島市) 愛媛自動車販売協会 (松山市) 石鎚登山ロープウェイ(株) (西条市) 秦 康晃 (新居浜市) 高岡自動車工業 (松山市) 水沼建具店 (大洲市) 妻鳥 孝行 (新居浜市) (四国中央市) 山地 愛子 (西条市) 山本自動車工業(株) (株)今村紙工 賛助会員のご紹介 ● 愛媛の森林 31 お し ら せ 緑の募金交付金事業について Invited 募集 『緑の募金交付金事業』として、緑化活動等を自発的に実施しようとする団体に対し、予算の範囲 内において交付金を交付しております。詳細は当基金にご相談ください。 も り 平成25年度 公益財団法人愛媛の森林基金主催 イベント計画 Events 当基金では、平成 25 年度も引き続き様々な事業・イベントを計画しております。 行事 春 期 4∼6月 夏 期 7∼9月 秋 期 10∼12月 冬 期 1∼3月 コンクール 発刊物 県植樹祭(4/20) 街頭募金活動 森林ボランティア活動 緑の募金活動期間(春期 4/1∼5/31) 森林友の会現地研修会 森林ボランティア活動・研修会 緑の募金活動期間(秋期 9/1∼10/31) 森林ボランティア活動 森林友の会現地研修会 えひめ山の日の集いイベント(えひめ山の日〔11月11日〕) 森林ボランティア活動 緑の募金活動期間(春期2/15∼3/31) 平成26年用 緑化キャンペーンポスター・標語コンクール 第19回 えひめの森林・林業写真コンクール 愛媛の森林 第31号 実施時期等については一部変更となる場合がありますのでご了承ください。各イベント等についてのお問い 合わせは、当基金事務局までお気軽にどうぞ。皆様の参加をお待ちしております。 も り 「公益財団法人愛媛の森林基金 発刊図書」の御案内 Books 出版物 当基金では、県内の美しい自然や森林、地域に受け継がれている木の文化、県内の樹木の名前の 由来などを皆様にご紹介するために、図書の出版事業を行っています。ぜひ、ご一読いただきま すようお願いいたします。 えひめの巨樹・名木 1,520円 木を生かす 1,520円 えひめの森林と木の生活誌 610円 木の恵み 1,010円 ふるさとの森 1,520円 えひめの身近な巨樹名木百選 500円 きらら(創刊号∼13号) (第10号は1、050円) 510円 きららセット(創刊号∼10号) 3,000円 えひめの木の名の由来 2,030円 森林にいのちの聲を聴きに行こう 1,000円 100セット限定 特別価格 ∼森林ボランティアという生き方∼ (内線5318)または URL http://www.emk.jp/ から[出版物のご案内] お問合わせ先 TEL 089-941-2111 32 愛媛の森林 ● おしらせ 「愛媛の森林友の会」や「木っと根っとワーク」に入会して、 緑に親しんだり、森林ボランティア活動に参加して、 地球環境の保全に気持ちの良い汗を流してみませんか。 18歳以上の方ならどなたでも結構です。 年会費等も無料です。 皆様のご入会を心からお待ちしております。 (郵送やFAXで受け付けています。コピー又は切り取ってお使い下さい) も り 愛媛の森林友の会 入会申込書 〒 − TEL 住 所 連絡先 ふりがな 性 別 氏 名 生年月日 T ・ S ・ H 年 月 日生 男 ・ 女 職 業 (入会の動機や参加したいイベント等、自由にご意見をお書き下さい) 通信欄 (切り取り) 木っと根っとワーク 入会申込書 〒 − TEL 住 所 連絡先 ふりがな 性 別 氏 名 生年月日 T ・ S ・ H 年 月 日生 男 ・ 女 職 業 (入会の動機や参加したいイベント等、自由にご意見をお書き下さい) 通信欄 森林友の会・木っと根っとワーク 入会申込書 ● 愛媛の森林 33