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平成28年度 進呈作品はこちら(PDF)

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平成28年度 進呈作品はこちら(PDF)
歌川 広重
武蔵小金井
喜多川 歌麿
扇屋内花扇
feebee
寿という獣 酉
広重が北斎の『冨嶽三十六
景』
に対抗して描いたといわ
feebee【略歴】
れる
『冨士三十六景』の中の
強い色と繊細な線で表現される独特なネオジャパネスクスタイルの作風で、広告
一図。場所は桜の名所、小
等のイラストレーションを手掛ける。近年では、画家としての活動に力を入れてお
金井の辺り。左手前には桜の
り、
「畏怖・生死・循環」
をテーマに、多彩な色と繊細な線で表現したよりコンセ
木が極端に大きく描かれ、
そ
プチュアルな作品を制作している。 www.feebeejp.com
の木のうろ
(空洞)から白く澄
んだ富士山が覗く構図が面
2016年 株式会社ナイキジャパン「エアリフト2016年モデル」
広告イラスト
白い。玉川上水の青く美しい
宮島競艇
「第59回中国地区G1選手権」
広告イラスト
流れに、両岸を覆う満開の桜
2013年 Takamiy/高見沢俊彦
「雷神」
と岸辺の緑があいまって、明
(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)CDジャケットイラスト
るく爽やかな春の空気を感じ
2012年 作品集第二弾
「The Art of feebee2」
、第一弾改訂版
(エディシオン・トレヴィル)
関俊介
「絶対服従者」
(新潮社)
、高殿円
「剣と紅」
(文藝春秋)
、
る作品である。 鳴海章
「はつこひ写楽」
(角川書店)
書籍装画
(33.8×22.3)
2006年 初の作品集「The Art of feebee」
(エディシオン・トレヴィル)
個展
歌川 国芳
2012年 「Modern Japan」
紀伊國屋画廊
(新宿/東京)
佐州塚原雪中
2011年 「Modern Japan」
ギャルリー・デ・プランタン
(銀座/東京)
当時 人 気の遊 女を描いたシリーズ
『当時 全 盛 似 顔 揃』のうちの
一図。
“扇屋内花扇”
は、最高位の遊女としてその名を轟かせてい
たことから数々の絵師、特に歌麿の作品に多く登場する花魁である。
手には煙 管を持ち優 雅な雰 囲 気 で、艶のある表 情も魅 力 的。
“青楼の画家”
とも呼ばれた、美人画の巨匠・歌麿ならではの遊女
の魅力が存分に味わえる作品である。 (38.6×24.7)
グループ展
【 作家のコメント 】
本作は、江戸時代後期の浮世絵師、遠浪斎重光の
「十二支す
べての特徴を備える不思議な動物」
を描いた作品《寿という獣》
に着想を得て制作しています。現代は、様々なイメージが溢れ全
く新しい物を産み出す事はとても難しい時代です。しかし、裏を
返せば、様々なイメージに溢れている現代だからこそ
「寿という
獣」
の様に既存のイメージを組み合わせることで、新しい物を創
2016年 天明屋尚キュレーション
「TENGAI3.0」hpgrp Gallery
(ニューヨーク/米国)
「幽霊画廊」
ヴァニラ画廊
(銀座/東京)
2015年 天明屋尚キュレーション
「TENGAI 2.0」
ADギャラリー(六本木ヒルズ/東京)
「企業コラボアート東京 KONA BEER展」
MDP Gallery
(中目黒/東京)
2011年 「Red dot art fair 2011」
(マイアミ/米国)
「Paris je t'aime Exhibition 2011」NOCTUDine
(パリ/フランス)
2010年 「Kuala Lumpur Design Week 2010」
(クアラルンプール/マレーシア)
造する事が出来る時代なのだと感じています。 (32.9×21.9)
葛飾 北斎
2009年 「WIDESPREAD」
MADO LOUNGE(六本木ヒルズ/東京)
他
身延川裏不二
日蓮上人の伝記を描いた
『高祖御一代略図』の中の一図。佐渡の塚
カワヲワタル
原に配流された上人が中山道の雪道を登る姿を描いている。積もる雪
纏Ⅰ
若林 和男
KABUKI
に暗い冬空、
海の青の中で浮かび上がる僧衣が印象的。和紙の地色
と白絵具で表現された雪は画面一杯降り注ぎ、冬の日本海の厳しさに
晒される上人の姿をドラマティックに描いた作品である。 (22.2×34.6)
歌川 広重
波に鶴
古来、海辺の波に鶴を合わせた
画題を
“一品当朝(いっぽんとんち
ょう)”
という。一品とは高い位のこ
と、当朝とは朝廷に出仕すること
葛飾北斎の代表作『冨嶽三十六景』
の一図。本図に描かれている
で、立身出世を表す非常にめでた
のは山梨県身延山、日蓮宗の総本山・久遠寺に続く参詣道“身延
い絵柄とされる。本図ではこの画
道”
である。雲煙がたちこめる渓谷の間からは富士が覗き、富士川は
題を広重らしい端正な構図と描線
うねりながら流れている。荘厳な景色をぼかしや点描を巧みに使って
で描いている。鶴のくねらせた体と
描き、色遣いは独特ながらも絶妙なバランスが美しい傑作である。 岩、打ち寄せる波がそれぞれ弧を
(25.7×38.0)
描き、嘴とまっすぐ伸びた足は平行
で画面に安定感を出している。青
と白の浪と、朝陽を感じさせる上部
一文字ぼかしの紅色とのコントラス
トが美しく、華やかさと清新さをもつ
作品である。 (38.2×17.4)
■ 作品送付方法
当財団が主催するアダチUKIYOE大賞の第6回大賞受賞作品。
ブラジルを代表する日系人アーティストの若林和男氏が日伯外交樹立
作品は台紙付で発送いたします。額縁付作品をご希望の
カワヲワタル氏は、公募展で多数の受賞実績があり、活躍が期待さ
120周年記念に制作した一図。睨みを利かせる歌舞伎役者の存在
方は¥10,000を同封の郵便振替でご送金ください。
れる若手アーティスト。優美な線で描かれた本図は、木版の特徴を
感は圧巻である。刺激的な色遣いではあるが、木版らしい軽やかさ
最大限に活かした表現となっている。足に纏わりつく赤い線が静かな
で表現されており、ブラジルアートが持つ力強さの中に若林氏独特の
画面の中に
“生”
を訴えかけてくる作品である。 (31.7×26.9)
オリエンタリズムを感じる作品である。 (39.3×25.8)
(送料は当財団で負担いたします。
)
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