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米国自動車保険約款第一 条について
OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 第一号 研究ノート 井 米国自動車保険約款第一粂について 坪 昭∵彦 ︵1︶ わが国における自動車保険事業は自動凍の著しい増加と共に 急速に発展しており、極めて将来性のある事業の劇つになりつ つあることは保険業者の等しく認めるところである。わが国の 白励番保険事業を更に発展させるためには、わが国の自動車保 険普通保険約款の劇屑の充実が望まれる。そこで本稿でほその 一助にもと考えて、米国の自動車保険約款を考察することにし た。ただ本稿においては紙数に制限もあること故、米国の損害 Agreements I︶ ︵二六︶ any 二六 direct and CO≡siOnOr accidenta−− −CO諾rageA●COm㌣ehenひi諾由誓︼uding 亡pse叶. fOr tO pay th2autOmOg2・訂re−naf−er ca〓2d TO by upset Of the Of tFe a damage Or cO−︼isiOn CauSed aircraft Or g−ass and−OSS autOmObi訂witFaくebic訂tO Object by e誓ept︼OSS anOtFer cO≡s山OnOfthe WitF by is eartFquake.wiコd fa≡n閃 attacb2d・野eakag20f it ObjectsV t訂ft.eHp−OSiOヂ fa〓ing thereOf.fireu missi−es︸ sha〓nOt be deductiEe up完t. amOunt Or くanda−ism frつm suc訂 in I eacF stated deemed iOSS Ca StOrm−tOrnad〇.CyC−One.typF00n.F巴−.water.f−00 Or The CO≡siOn deducted OrCpset. SFal−be CO≡siOn DeclaratiOnS CO諾rage戸 Of tbe eaCF sucF− in Hteヨ tFea仁t。mObi−e■WithanOt訂rObje frOm stated Liabi︼ity ded仁Cted Iロjury SFal−be deductib−e aま○ヨObi−e. amOunt CO諾rageD●BOdi−y Dec−aratiOnS The 亡pSet C01訝i。n。f 保険会社が現在わが国紅おいて使用しっつある自動車保険約款 TO pay fOr directand accident2〓OSS Of のみを採り上げる。 tO the autOmObi−e一he記inafter ca亡ed−OSS﹀CauSe 第劇粂︵Insuユng ︵1︶ 運輸省自動車局管理課の調査によれば′、昭和三七年二 月末日現在わが国において使用中の自動車台数は四三 九万五千五四ムロにのぼり、しかもこの数字は急増の傾 向にあるといわれる。 なお論述の都合上先ず左記紅同条の原文を掲げる。 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ TO indemnify ins彗ed ari乳ng Out Of is being bOdi︻y disease.“﹀ tO in −e 仁d eS −れ ic n⊇ es O Wcn r hsi pk. asiO ヲr pw 2h re Sn Onr 一e Cf a野 ur Si en dg 二 へ.injury; the wOrd autOmObi−e. in苫ry“︸a邑tFe tFe tObOdi−y useP by の五項から成り、自動車の庫体担保、第三者に対する損害賠僚 車保険約款を指す。以下同じ︶帝劇灸はA、B、D、E、F、 よOう 図tさ 作 pr p意 e︻ yれ u てi nら ・ れている。 単に損害という︶を担保する旨を規定する。すなわら飛来物、 感C、 雨r 、y 旋m風 ne e暴 S風 Sa e、 ・台風、降電、水害、洪水又特電行︵くanda・ 、t 墜h 落iす 機又はその部品、火災、盗難、爆発、地 incuR落 2下 d物 wi nる航 O空 ne acc己ent.fOH ︵二七︶ 二七 t訂name Ou 諾t rOa にe おいiて theCa mg Oe bA i− fは、通常NOn・冒d宍tib−e︵免責歩合 be the wOrdご injury−Shau injury㌔and ta hmb permisのiOn. payOr a∽Wid ai gses a〓s仁mt SFe WFa iu ct hOm hO ebi−e tO fOr lOb−igated tFe and Of any Th Feat wa On ry dst 。i bm Oe di−y in︼ury一inc−udingdeat sFa〓becOme−ega〓y becauseOfbOdi−y by accident res已ting−her2frO声SuSta−ne尽by uSe di¢eaSe.こ The wOrdsニbOdi−y tenance Or Damage 間d 約e 款e ︵m 米e 国d の損t 害O 保険会社がわが国紅おいて使用中の自動 inJury−S訂〓訂 wben referring Or よh びi医 保までも劇持して規定し、自動凍の所 aH 責 s任 u担 m保 s おw c療 h蟄麺 be Of t?pay 有 a、 S運転 dに a伴 己? aて g隼 eじ Sることあるべき劇切の保険需要を充たす fOr Liabi−ity. ︼nCludeニsickne¢S insured tFe 自動車が被ることあるべき直接かつ偶然の滅失又は損傷︵以下 OWnerSEp︸⊇a溺 i規 n定 tの e諸 n危 a険 n︵ c衝 e突 O、 r顔 u役 S︶ eを除く他の鵬切の危険によって thereOf.cauC s。 eく de− ba ygか aA cほ c、 註﹁ e綜 n合 t危険担保﹂約款であって、COくe↓牒e de箕ructiOn use Ofthe Of t00r Ob−igated the COくのrage E.PrOperty TO indemロify inJury 各a〓 becOme−ega〓y because Of Out c−uding tbe−OSS aロd arising Medica−Payments− Of the autOヨObごe. COくerame F小 Of TO paya〓reasOnab−e2舛℃enS2S year frOm theda︷e aEgFtin喝frOm 損t 害u とは れなi いn。 Or acciよ dる en wみ hな iさ −e るF ことpを らh のO 危険に因る損害ほ衝突又は顔役に funera−serくices﹀t00rfOr補 eす aC 2︸ rこ Sれ 呂W −s iis に苧 起因する損害及びこれ等に起因するガラスの破損を填 dicar sur惣ca−.a∋bu−ance一FOSpita−◆prOfes Om n︶ a−n rsing and Or sustainsbOdi−yinjurycausedby upOnV entering 米国自動車保険約款常山条について OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 聴竺骨 なし︶であるから、如何なる少額の損筈でも保険者有責であ る。したがってガラスの藍、飛来物に凋篭毒紅対し被保 険者は損害額全額を回収する権利を有する。ただし被保険者が 特紅希望する場合は、免茸額をもうけることも可能で、か⊥ る場合には各損害毎に約定の免責額を控除する。このように ︵2︶ IS ︵二八︶ 二八 HEREBYD因LETEDFROM わが国の自動車保険普通保険約款第二条は、川衝突、 した場合を含む︶に因る直接損害、日清盗叉ほ強盗に 墜落又は穎覆に因る直接損害、㈱火災︵機関より発火 THIS POL 因る損嘗但し保険契約者又は被保険者の親族又は家族 が行った鮪盗、強盗に因る損害を除く、付随上運送 ︵港湾及湖上を除く︶一中に生じた事故に因る損害のみ 軋填補範闘を限定している。 これに対しCOく2ra笥Bは、﹁衝突顔役危険担保﹂約款であ C。諾ageAはA苧Risks担保の形式を採っており︵衝突、願覆 の危険を除く。ただしこれらの危険は後述のとおりCOくerage B紅よって担保される︶、その填補範囲ほ極めて広場甜であ る。 ︵1︶ 劇揆、労働争議、労働争議中紅発生した暴動又は社会 ︵以下単紅損害とい って、自動車が偽物と衝突し又ほ穎麗することによって自動車 LOSSCOくer︶を採ってい る。したがって衝突又は厩覆に因る患体損害が生じ.ても、その COMMOTI02E ZDOR. 損を問わず超過額責任主義︵E誓eSS 円︶のStraigFtDeductib訂︵絶対控除︶を行ない、全損、分 れるが、わが国においては通常五〇ドル︵邦貨=岬八、000 ルから最高仙、n00ドルまでの間の任意の額について協定さ ぅ︶を担保する旨を規定する。この場合の免茸額ほ最低二五ド 騒擾紅よる損害は免京約款︵E誓−usiOn︶Ⅱ刑において 自体が被る直接かつ偶然な滅失又ほ損傷 免責紅なっているが、このⅡ的は左記のような追加約 款の添附によって当初より削除されているので、結局 かゝる原因による損害ほ填補されることになってい Cl≦L る。追加的款の原文は次のとおりである。 R︻OTAND SEM同2T・lAPA望 A 則S 0句 0? ドル ︵邦貨=三六、000円︶紅引き上げ、その代り ︵寧胃attacFment tOA亡tOmObi訂PO−icy︶ 損 害 額 が 五 〇ドルを超えない場合には、保険者に填補貴任は HT:S HEREBY DECLARED A2D 生 Aじ Gな Rい EE 。D なお被保険者が樽紅希望する場合にほ、免責額を T昌ATEHCLUSI02ⅠⅠ︵F︶RE一A望2G OR C︻≦戸COMMOTIO写▼ CO諾rageA及びB規定の損害について保険者ほ自動恐が ﹁LOWS⋮。TO卜OSS OR DAMAGE CAU C O く e rS a囲 gD eBに対する年間保険料の二割を割引くことも行なわ BY 巴OT一STRI只E−R︻OT ATTEれ 2て Dい 1る 2。 G A STRI只E︸ OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ ︵1︶ 被る直接かつ偶然な損害に対してのみ喜を負うのであり、故意 に招致された損害に対しで免責であることは他の損害保険の場 合と異らない。劇例を挙げると、被保険者が自動車の鍵を車内 に置き忘れたまま外からドアに錠をし、内部紅入るため故意紅 ラスをこわした場合にほ、被保険者ほか1る損害の填補を受け 窓ガラスをこわした場合、又は鍵を紛失したため紅故意に窓ガ ることができない。けだしか1る損害は偶然の事故によって生 じたものとほ云えず、被保険者によって故意に招致された損害 だからである。 また事体損害が衝突、願覆の危険︵COくerageB︶に因って生 じたものであるのか、それとも投合危険︵CO㌃rageA︶の劇つ CO諾岩ge 因って損害を被ったとしても、被保険者はCO諾rage A 害はCO完ra腎Aで担保されている蛮行︵ぎnda−i∽ヨ︶に起因す づき損害額全額を回収し得るであろう。何故ならこの場合の損 る損害だからである。 これ紅反しもしも子供が自動香の中で遊んでいる間に誤って ブレーキをはずし、ために白動黄が他物と衝突した場合紅ほ、 ないと考えられる。また自動車が橋をこわして川の中紅飛び込 紅基 被保険者はCO詔rageAに基づき保険金を回収することはでき んだ場合を想定してみると、この場合には衝突に因る損害と浸 A 及びCO諾rage B の双方を保険紅付けておれば、被 水に因る損害との両損害が生じる。この場合被保険者がCO諾・ rage 保険者ほ全損害額から免責額を控除した磯額を回収しうるわけ Aほ衝突、菰セあるが、.もし被保険者が免昔額五〇ドルの衝突頗覆危険担保 紅よって生じたものであるかを区別することが必要となる場合 が考えられる。つまり前述のとおり ︵CO諾rageB︶のみを保険紅付けていたとすれば、衝突に起因 覆の危険を除外した他の劇切の危険を担保しでおり、これに射 しCO諾rage B は衝突、頼覆の危険のみを担保しているのす でる損害中五〇ドルな超える部分についてのみ埴補を受けうる 担保︵CO諾rage A︶ NOロ・Deductib−eの条件で保険に付けて とほ極めて困難である。この場合とほ逆に被保険者が綜合危険 あるから、被保険者がCO諾ra的eAかCO諾rageBのいずに れ過 かぎない。勿論この場合衝突紅起因する損害額を評価するこ 劇方のみを保険に伺けている場合には、これら両名を明確に区 別することが必要となるが、その困難な場合が種々考えられ ている自動車を坂の上に駐車している間に、誰れか他の人が慈 収することができる。この場合の評価も困雉であることは前の る。例えば被保険者がCO諾⊇geAの危険についてのみ付保し いたとすれは、浸水に起因する損害についてのみその全額′を回 場合と同様である。 ︵二九︶ 二九 自動車が他の自動車と衝突し空中に飛び上った他の自動車の 恵をもってブレーキをほずし、坂の下に駐車している他の自動 寮又は地物に衝突せしめた場合には、たとえ車体が右の衝突に 米国自動蕃保険約款函二条について 野 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 常山号 ︵ 細部又は全部が被保険者の自動車の上に落ちて掛害を与えた場 り●︶ 紅よる損害と見倣される。 A及びBほ、日動革が殻荷としてA地よ 合、かゝる損害は﹁落下物↑による損害とは見倣されず小筒突 なおCO諾rage りB地へ運送される場合、陸上逓送中の危険は勿論内水を航 だし内水路以外の海上輸送中に生じる損害夜頃補ざれな 行する船舶によって輸送されている間の危険をも担保する。た ︵1︶ ここ紅いう偶然性は、事故発生自体、事故の発生時 とを要する。なお保険事故の偶然性については、大森 期、事故の発生方法等について、それが偶然であるこ 忠夫博士・保険法六〓旦以下、伊沢孝平博士・保険法 二六頁以下、加藤由作博士・海上危喚勢詞〓二頁 参照。 CO諾rageAand B︶ ●︶ ︵三〇︶ 訝 三〇 Africa by as sea.〇n a召yage 仁nder nOr be desig cOuntri2Sln may SuCF duratiOn ︵N︶ ケOur¢ ロeciarati昌S岬Or e誓eeding NOrtb COnditiOnS■betw22n tFe Dec訂ratiOnS︰ Htem↓Of and\Or ︵免責約款軍二条g骨、担保A及びB払おいて本保険 輸送中又は船舶、好等に積込み又は競卸し中に生じる 証券は左記の場合適用されない。即ち、自動車を水上 損害。ただしこの免責約款は、日動車を山中空欄第七 欄第七項に記載されたヨーロッパ及び又ほ北アフリカ 項に記載された地域における内水輸送中又は、必中告 − 申告欄軍七項には本保 の諸掛を通常の状態において六五時間を超えない航路 を輸送中は適用されない。︶ in wh−Ch pOHcyapp︼yis02 JL AY Pと A記 N載される。 れる証券には、T訂geOgraphica−area tEs 三 NOtAppざt010SSOrda崇ge ︵亡nder ︵2︶ W.H・ROddや句ire and PrOperty Insura険 nc 証e 券︸ が適用される地域を記載する。わが国で使用さ −讃の.P.∽彗. ︵3︶ E警−usiOヨ肖寧 TFis PO−icy冒es Or bei扁︼Oaded呂V SどpLigbterOr is by︰water Or 次 喜紅 −C OO a諾 dr ea dgeD︵身体傷害賠償責任拒保︶約款及びCO諾rage ar落馬WE−e︷heautOmObi−eiひb21ng−ranspOrted frOm−any ︵1︶ in 又I t使 em Of t事 Fe ほ 用上↓の偶 然の 故により、他人に身体傷害を与え、又ほそ w 旨a をt 規e 定r すw るa 。y Cs O諾rageロは、被保険者が自動車の所有、管理 COnneCting 諾 E ︵ 財 物S 損S 害e 賠L 償責任担保︶約款ほ、被保険者が法律上第三者 wE−e什訂 uし t? 匹a対 て損害賠償義務を負担した場合、かゝる損害を填補する TFi∽E警−usiOn各a〒nOtapp−y d2Slg臼ated intransit∴−︶Oni已and intFe cOuntri2S mObi−e∴s OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ injury︶及び ﹁傷害﹂ 〇万円と任意保険の一八〇万円︵ただし一事故につき最高三六 めた場合紅は、被害者各人に対し自動番組害賠償巽任保険の五 ﹁内外自動患保険普通保険約款の比較・ 被保険者の事故招致に関する見解については、内外約 ︵損害保険研究第十七巻第二号劇四五頁以下︶ ︵1︶ ︵二︶﹂ cO已rary﹀ 溺Odこy NOtWithstanding tFe Hnsura Of tEs p Liabi≡y anythm叫COntainghe Injury Insuranceご○くer tFeC COくerageニDご under becOmeSニE舛CeSS Insu⊇nCe affOrded Liabi−ity Law2?讐.−警戸 AまOmObi−e tFe sOry persO巨− 実務では、申告欄第三項CO完rag2Dの欄に被保険 by ︵3︶ Liabi≡y︶を ︵2︶・AMENDATORヰENDORSEMENT・lAPA 参照。 disease︶をも含むものである。なおこの 款研究会 ﹁疾 ︵injury︶ 〇 と万 い 円まで︶の填補を受けうる。 償責任を負った場合、そのために支払うべき金額を填補する。 の結果、時の如何を問わず、死亡せしめたため法律上の損害賠 ﹁身体傷害﹂ ︵bOdi−y Or う文言がこの担保約款において用いられる場合、これは 病﹂ ︵sickness ﹁易体傷害賠償責任担保﹂約款はわが国の昭和三〇年法簡軍九 七号に基づく自動車損害賠償責任保険紅よって支払われるべき ︵2︶ 金額を超過した場合に限り、かつその超過額に対してのみ適用 されるものである。 わが国における米国損害保険会社の実務払おいては、・通常身 Of ︵邦 ︵邦貨=三 体傷害賠償音任の支払限度額を一人につき五、000ドル 貨=一八〇万円︶、劇事故につき二〇、000ドル ︵$︶ ︵Limit 六〇万円︶′としているが、被保険者が特に希望する場合には割 増保険料を徴収して支払責任限度額 ている。なお支払糞任限度額が伊∽︸000each 者が希望する支払責任限度額をタイプするようになっ 引き上げることも行なわれている。この鰯合﹁仙人につき﹂と いうのは、仙事故における﹁仙人の被害者﹂の傷害又は死亡に 彷岩も00eacFaccidentの場合のわが国における年間 伴う劇切の損害賠償責任額の限度を云うものであり、﹁一事故 保険料ほ一四ドル ∽ Of ︵三〓︶ limit 三山 bOdi−y D︶ injury−iabi≡y stat Liabi−ity.︵CO諾rage COnditiOnS The Limits〇f ︵邦貨=五、〇四〇円︶とのことで につき﹂というのは鵬事故における﹁二人以上の被害者﹂の傷 ︵4︶ あi るd 。2ロt︶ が.ってCO諾rageD︵∽u000eac言ers昌LO︶0002aCbacc ︵4︶ 害、死亡に対する損害賠償額の一切を含めた意味である。した ︵5︶ を保険に付けていて、人を劇人死亡せしめた場合には、﹁自動車損 に基づき別に岬八〇万円を、劇事故で二人以上の人を死亡せし 害賠償責任保険﹂による支払胡五〇万円のはかに当該任意保険 米国自動車保険約款常州粂について OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 第言了 Of tbe Dec−aratiOnS lS tbe−imit ︵三二︶ 三二 tO。eacFper ∽損 On ﹀償正対する当会社の最高責任限度額を意味 の 害﹀賠 Care a款 nは d− 被O 保S 険S者の被った直接の損害は勿論保険事故に附 COmpany、s−iabi≡yし、 f身 O体 r傷害 aに Hよる就業不能の損害をも含む。︶本約 aSapp−icab−e t訂 fOr One Dし eな ?い。 aCCid e反 nt に しいわが国の普通保険約款には何ら明示規定は存在 tFe re ほS な已 らt なi いn こ叫 とになって小る。︵同法第五条及び第八 ︵自動車損害賠償保障法施行令第二条︶。なお義務的 傷の場合山○万円、軽傷の場合三万円となっている。 mOre 条 p︶ e。 r保 S険 昌金 S額は仲人につき死亡の場合五〇万円、盈 tiヨe O已OfbOdi明 −書 yを備え付けなければ、自動車を運行の用に供して daヨageS償責 fO 任r 保険﹂に加入することを義務付けられ、保険証 COmpany㌦Hab ・軽自動車以上の自動車の所有者は﹁自動車損害賠 りi、 reSpeCt公 i布 nさ 叫れ e、 a三 C一 b年二月より実施された。この法律によ accid e V車損害賠償保障法﹂ほ昭和三〇年九月二九日に ︵5 ︶nt︶ ﹁ご 自s動 in Of00erユce¢︶をも填補するヒ臼規定する。これ damages the t訂refrOヨ a︸邑−OSS daヨag溜∵nc−uding any 芝ated in res已timg perSOn time O已OfbOdi首injuryVi宍−u・ 随して堕じる間接の損害︵inc−udingdamagesfOrCare One any Of ser已ce∽uarising at by sucF−iabi︼ity tO小ぶacb Of prOまsiOn app−icab︼e tOta〓imit tOt訂abOくe aS Of SuStained ding death tFe−imit −aratiOnS tFe Subject persOn︸ arising incl註ing s2rくic2S■ damages﹀ Car2and−OSSOf ≡yfOr a〓 any tw00r deatFat by aCCident. SぷSta叶ned injury﹀incFding t訂refrOm︸ One ︵支払貴任限度額、担保D、身体傷害賠償責任につき in any ︵香川 大学経済論叢琴一一十二巻第三・四・五号︶、同﹁義務 明助教授﹁義務的責任保険と任意的責任保険﹂ 的責任保険の論理と技術壬西独の場合−﹂ 責任保険の法理や る当会社の最高責任限度額を意味し、身体傷害による 如何を問わない死亡にともなう血切の損害賠償に対す 文化研究所、所報第七号第二分冊︶ おいて山人の被害者の傷害及びその結果紅よる時期の 就業不能の損害をも含む。﹁劇事故につき﹂というの 梅拾助教授﹁フランスの義務的自動車責任保険﹂ またフランスの義務的自動前者任保険についてほ西島 申告欄において﹁仙人につき﹂というのほ、二事故に は、叫事故紅おいて二人以上の被害者の傷害及びその ︵損 に詳細である。 ︵生命保険 紆異による時期の如何を問わない死亡にともなうー切 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 害保険研究革二十三巻東由号、滞二十四巻第一号︶参 てここに法律上の損害賠償義務とは不法行為紅よる損害賠償義 填補する旨を規定しているのであって、被保険者が任意ないし 務のことであって、いわゆる契約上の債務不履行に基づく損害 道義上負担した責任を担保の対象とするものではない。しかし 賠償責任はこれにほ含まれない。またこの場合、加害者たる被 ﹁英国の自動車︵畢三者損害賠償責任︶強制保険制皮 とこれに関する二つの判例﹂ 保険者が被害者に対して艶笑に賠償金の支払いをなしたか否か 照、英国の自動車強制保険については東京海上企画室 欝三号︶参照。さらにスイスの自動車責任保険につい ︵1︶ ては前田陽之助氏﹁スイス紅於ける自動車責任保険 担するだけで十分である。 は問うところでなく、被保険者が被害者に対して賠償責任を負 ︵損害保険研究第十五巻 法﹂ ︵損害保険研究肇†二幾慮二号︶参照。なお被害 の範囲を拡大している。 わが国における米国の損害保険会社の実務では、CO諾rage ︵3︶ 用につき法律上責任を有する老まで含むというように被保険者 記名被保険者の許可を得て自動車を運転する者及び自動車の使 者の外、記名被保険者の家族、その雇傭運転手、家事使用人、 なお損害賠償責任担保の場合に限り、被保険者は記名被保険 ︵2︶ 者保護の観点から責任保険を取扱った論文としては、 ︵法 約款であって、被 があり、各国の現状につき詳し 伊沢孝平博士﹁責任保険の轟展と被害者の保護﹂ 学第二十二巻磨二号︶ ほ﹁財物損害賠償責任担保﹂ く紹介されている。 C◇詔rage E 保険者が自動車の所有、管理又は使用上、偶然の事故によって D及びCO諾rageEを各々〓カだけ単独で保険に付けることは 他人の財物を損傷又ほ破壊もしくは使用不能とし、ため紅法律 上の損害賠償責任を負った場合、そのために支払うべき金額を 許されていないから、両者をコンバインし、山個のCO諾rage ﹁内外自動尊保険普通保険約款の比 ︵4︶ 填補する旨を約する約款である。わが国において米国の損害保 内外約款研究会 として保険紅付けなけれはならない。 ︵1︶ 険会社がCOくerageEの下で担保する支払責任限度額は通常、 較・H﹂︵損害保険研究第十七巻億二見ヱ及び我普通保険 二事故につき︵五、000ドル邦貨=山八〇万円︶であり、そ である。ただ 約款第五条第四号参照。 ︵邦貨=五、四〇〇円︶ へ損害保険研究第二十二巻第三号︶参照。 ︵三三︶ 三三 insuring.agree昌entS葛◆ 責任保険﹂ 損害賠償責任保険については常永時雄教授↓損害賠償 の年問保険料ほ二二血ドル ︵2︶ ︵3︶ し被保険者が特に希望する賂合には割増保険料を徽して支払責 任限度額を引き上げることも行なわれる。 このようにCO諾rageD及びEにおいては、被保険者が第 三者に対して法律上の損害賠償義務を負担した場合、その損害を 米国自動謹保険約款帝劇条について OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 第二号 Of tO lnsuさ川d一 respect DefinitiOn WitF by the insurance a−sO Of 三田 arising cOurSe ︵三四︶ in盲reβintFe tFe ㈲ 記名被保険者に対する傷害又は死亡。 サービス・ステーション、有料駐車場を営む個人 p2rS昌WbO ㈲is 自勤a 番修理工場、営業ガレージ、自動車販売店、 tOanya又 喝ほ e団 n体 tもしくはその代理人又は使用人の作業よ aまOmObi−e り生じる事故。 b已Sin Oft訂mainte sucb eヨp−Oym in Out Of autOmObi−e emplOyeP tFe n0巴 a− cy cident fOr a♂ S tF euCF any ︵被p 保e 険r 者s のO 定n 義、身体傷害及び財物損害賠償責任担 per保 sに O閲 nしO 、r 単に﹁被保険者﹂と称する言葉ほ、記名被 呂t紅 〇つ ・き法律上の芸任ある個人又ほ団体をいう。ただし p保 e険 r者 S以 On 外のO 個r人又は団体についてほ、次の場合適用 実際に使用していなければならない。本保険は記名被 Wi記 t名 F被保 F険 i者 s又はその承認を受けた者がその自動頚を any Oh tFe fOr 保 t険 h者 e 及u び完 自動車を使用中の者ならび紅白動頚の使用 any inc−udes and actua−use any namedinsurさ eれ dない d。 OeS witFrespecttO tFeロamed−nSured tFe 記SpOnSib︼e autOmObごe and ︷ざロS仁red、⋮inc−udeひ 已i St ey Of injury−iabilityaldfOrprOpertydamage−iabi− tbe ins仁red the unq畠−ified葛Ord named WE訂using is prOまded OrganiNatiOコーega〓y tFereOf﹀ mObi−e permissiOn● TFe insurance deatbOf Organi㌶tiOnOtFe巧thantFe nOt Ppp−y︰ tOOr Oa望ed山nsured” ︵a︶tOinj彗y an O用 f人に t与 hえ eた傷害又ほ死亡。︶ 又は使用から生じる事故のため同±属主の他の使 Witb a喝enC回 y− 使用人がその雇主の業務に従事中、自動庫の管理 Out p−ace︸ Sa−es pa旨ing arisiゴg 車及び﹁商業用﹂ ただしか1る拡大適用を受けうる薄は・﹁娯楽及び業務 藩の場合に限られる。これに対しわ 用r ﹂y ︵t P0 −0 er asureandBusinPSS︶ respec膚tOinju aCCident public 的arageV Or emp−Oy2e−h2reOf,Op2rating ︵b︶tO anyperS呂OrOrganizatiOn︼Or statiO〇〇r sFOp㌦ pub−ic serまce any tFereOfい tO repair re竃eCt OperatiOn emp−OyeeWith deatbOfanOtFeremp−OyeeOftFe00ameem︵ pC −Om ym ee rrCia−︶ ︵c︶tO any OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 定している。 記名被保険省︵法人の場合には機関を含む︶のみに限 が国の普通保険約款第三条第一号は被保険者の範囲を ︵C。づ旬rageU及びE︶をその前提条件として保険紅付けていな は単独で保険に付けることはできず、必ず損害賠償責任担保 う﹁傷害﹂という言葉は、﹁疾病﹂を含む。この医療費担保 ︵ が適用される。本約款において医療費支払に対する貴任限度額 q・︶ を支払うのである。なお他の自動車を使用する場合にも本約款 者の法律上の損害賠償責任の有無とは無関係紅被害者の医療費 傷害保険︵AccidentIn告ranC2︶の劇種であり、保険者は被保険 ︵4︶ 外人は通常これをfiくe・ten・fi詔と呼んでいる。これければならない。との医療費担保は不特定人を被保険者とする Liabi≡y peH筈n accident 彷ダ000eacF D 彷−○も00eacF Of ほ申告欄第三項のうち Limit ■Orage CO の傷害、死亡に伴う劇切の費用を意味する。また︹○諾hageD. ︵8︶ に閲し﹁一人につき﹂というのは劇事故における仙人の被害者 馴印︼000eacF、accident E・﹃・に閲し、保険証券紅一名以上の被保険者が記載されてい E の支払岩任限度額を省略したもので、賠償責任担保の COくerage 別名みたい軋なっている。人命尊重の国、米国におい ︵n 4d ︶re るd 場・ 合でも、これがために填補責任の限度額に増加はない。 ては、t宅entyfi諾・fifty・ten叉ほfifty・〇nehu といわれている。 れを車中に置いたま⊥就寝し、その結果被保険者自身は窒息死 地帯紅キャンプに行き、夜間、保温のため七輪で炭火を蛾しそ ︵accident︶も担保される。例えば被保険者及びその妻が山岳 tenなどめcO諾rageを保険に付ける人も少なくないなお療填賓担保を保険紅付けた場合、駐車中に生じる﹁事故﹂ 四 中又は乗降に瞑し偶然の事故によ?て身体傷害を被った場合、 ほその許可を得た者が自動車を使用している時、自動車に搭乗 な費用を支払う旨を約しているからである。医療費が主として 体傷害を被るか又は死亡した場合、そのために支出される正当 ら医療費担保約款は被保険者又ほその許可を得た者が搭乗中身 葬式費用及び彼の妻の入院費用を支払わねばならない。何政な CO完rageFは﹁医療費担保﹂約款であって記名被保険者又し、妻が入院せねばならなくなった場合、保険者は被保険者の 被害者各人に対してその事故発生の日から岬年以内に支出され 自動車の運転中に生じた﹁事故﹂に対して支払らわれているた ︵1︶ た劇切の正当なる医療費、外科費用、病院車、入院、職業看護 婦の費用及び死亡の場合紅は葬式費用を支払う旨を約する。本 三五 めに、被保険者ほ自動車の駐寒中に生じた﹁事故﹂に対して保 ︵三五︶ 約款にいう ﹁身体傷害﹂という言葉及び身体傷害に関してい 米国自動蕃保険約款廟二条について OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 第;了 険金を回収し得ないのではないかと考えがちであるが、実質 ︵三六︶ subject tO respect 三六 the tO tO Said OtFer autO prOまsiOnS︰ any bOdi prOperty d insusance fOr wOrdよins亡redこi fOr unqua−ified and t訂 fO〓OWing tO medica−paymentswitF︼㍍SpeCt bi−e E−e ︵a︶witF tFe indiまdua−if a resi 〓abi−ity injury−iab〓ity C−仁des Of and C〇.諾・ SpOuSe FO戻ebO−P Cas亡a;y app−ieswitbre00peCt 的には自動車運転中に生じた﹁事故﹂ ︵accident︶と駐車中に 生じた﹁事故﹂ ︵accident︶との間紅は何らの相違も存在しな いものと考えられる。前述の場合紅おける致死ガスに因る窒息 ︵5︶ 死は保険証券の文言における㌔ccidentミであると判決されて来 た。この例に類似した事件、Mary−and theひame sucb sucb tbis Other per・ respOnSib−e insured Or lega〓y OWnedOrEredby¢亡 named OfanautOmObi−enOt by OrganiNatiOn ︵∽︶any named−nSured一︵N︶tFe HOffm呂事件においてほ、被保険者がキャンプ旅行中自家製 use Or sucF のトレイ一っ1内で就寝中に焼死した。この事件における保険金 SOn ︵−︶ 請求者は訴訟を提起し最終的には彼の勝訴となった。現在では the ︵6︶ 医療費担保約款の文言における㌔ccidentごに関しては殆んど ︵1︶ わが国の普通保険約款には、か1る趣旨の規定はない 議論の余地はないものと考えられる。 tO OfInsured.dOe OrganiNatiOn.Hnsu insurance. OWned by︸ Fired a agreement dOeS nO autOmObi−e insurance any Or furnisbed ins亡red by﹀Or t冨named bOtF regu−ar use member Of fOr a serくantOf thenamed i ha On 亡S insur ce eFO−d OtFer tban a priくate CFauff Or S仁CF eitFer bi−es pw ar indiくidua− Ft 0 Of a f蒜q仁ent 仁Se Of Fired a亡tOヨ? ︵−︶tO ︵b︶TFis Or Other wife f OO rr SpOuSe⋮ Orr in首 ydOmeStic and fOr・bOdi−y damage−iabi≡y pO−icy persOn が、﹁搭乗者傷害危険担保特約﹂により担保してい app−y greement葛DefinitiOn AutO昌Obi−e㌘ insured an る。ただし填補金は傷害保険の約款にしたがって支払 Otber named tFis autOmObi−e︸ and c−assifiedasれぜーeasureaゴd is われる。 Use Of ︵2︶ HnsuringA讐eementS≦ Hf the by Said Fu¢ケand 0WnS tFeautOmObごe Or OWn busineひSご Of wgm as is affOrded −iabi≡yこOrprOperty OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ any ♂nsiness ︵N︶ tO in in 適・用される。ただし左記の条件による。 tFe物損害賠償責任及び医療費担保約款は他の白動事にも OCCupieて d、b 単y に﹁被保険者﹂と称する言葉ほ次のものを apr−諾tepa e体 n傷 ・害及び財物損害賠償茸任担保の場合におい 回SS身 the呂ヨed used Of wE−e OCC仁patiOn autO⊇○琵−e e警ept Or の住居を同じくするもの及び、畑前記記名被保険 闇記名被保険者、闇前記個人の配偶者忙して、そ Sp呂Se.Cba已feu含 rむ。 tbe Or injury 義﹂はこの場合適用されない。 の個人又は団体。保険約款第四条﹁被保険者の定 賃借諒でない自動車の使用を認めねばならない他 ShOpらub−ic者又はその配偶者に、法律上その所有車もしくは aCCidentari巴ngノOutOftbeOpera・ insured︸ Operat2d SpOuSe Or Or named autOmObこe Sured ger any Or∽erくant” SuCh ︵∽︶tO §訂ss statiOn repa−r an a亡tOBObごe SalesむgenCy.Serまce Of tiOn F︶ p−aceい CO完ra喝e parking garage︺ pub−ic ︵e一昌de︻ beba−f Serくant︸Or On Or Or is D.tO WFO by OCCu・ eitber the 畑 闇 such 手、家事使用人を除く︶が所有する自動車、頻 繁紅使用する賃借自動車、又は恒常的に使用す ︵三七︶ 三七 業より生じる事故。 店、サービス・ステーション、有料駐車場の作 自動車修理工場、営業ガレージ、自動車販売 事使用人が使用もしくは管理するものを除く。 にして前記記名被保険者、配偶者、運転手又は家 用として使用する自動車。ただし自家用乗用卓 記名被保険者又はその配偶者が兼務用又ほ職業 namedる他より提供された自動車。 in岩red. t00rdeath named injury a sucF frOm Of res已ts frOm tFe OperatiOnOf昌CFOtF e保 r険約款ほ左記の場合適用されない。 ㈲ 本 autOmObi︼e by sucF named insured Or Ⅲ 記名被保険者又ほその世帯員︵ただしその遊転 SpOuSe Chauffeur SpO已Seい persOn cOくerage Or pancyOf00aid害tOmObi−eby in¢仁red any ︵∽︶旨der Of ︵他の自動車の使用、記名被保険者が個人でありかつ ﹁娯楽及び業務﹂用自動車の所有者であるか、又ほ夫 この保険証券で担保されている身体傷害賠償責任、財 妻が共有者かあるいほその﹂方が所有者である場合、 米国自動車保険約款嶺∵条について OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 第三十五巻 第二骨 き起された傷害が、記名被保険者、その配偶老 ㈲ 担保Fにおいて、他の自動車の使用にょって惹 又はそれらの指名する運転手、家事使用人の行 為によるものではなかった場合、あるいはその 自動蕃が記名被保険老又はその配偶者によって 占有されていないとき紅起った場合。 F︶ fOr ︵nSera的e Habi−ity Of aS ︵4︶ ︵5︶ ︵6︶ COndi㌢n∽ ︵愚息 三八 Liabi−ity−︵nOくerageS 可 つき協定されうる。 Of Operate tO tFanOnei D.E and F︶ increase the−imi inc−usiOnFereinO︻mOre Limits TFe COmpanyいs−iabi−ity. Sha〓nOt Cas已aぎyC9▼くず COmpany・ HOffman■NひN t訂2atiOna−Underwriter Fire︸Ca岩a−tyand㌢retyぎー訂tins㍍ept.ヒ芸−﹀ by ︵Nnd︶∞ド Mary−and tO 本稿では米国の損害保険会社がわが国で使用している自動車 app−icab−e by Or On 保険約款翠一条につき考察したが、研究の不十分もあり嘩なる COmpaロy︶s の点わが国の現状では道路の狭陰もさることながら、被害者の 問m題 トnップにくらいし、その解決は正に緊急事である。こ tFe蒜会 f3 ﹀のi SuStains 概b 説Oの 域を脱せなかった。交通事故の急増はわが国でも今や社 di−y in・ incurred tFe Dec−aratiOnS the−i邑t 五yments medica−pa ㈲ 担保Dにおいて、記名被保険者のこうむった傷 tFe Of L仙abi≡y● ¢ 害及び死亡。︶ Limit Of ︵3︶ C呂ditiOn∽ in TFe−imit Stated へ.each persOnごis persOn WFO a−−.e眉enSeS eacb fOr beha−f Of ︼iabi≡y re賀−tiロg death aCCident. 盲ry﹀ incl仁ding aコy One られなければならない。この点人命尊重の意識の高い欧米の自 に賠償額の飛躍的増額が社会正義の観点からも早急に取り上げ 備に力を喝す反面、現在の自動車賠償責任保険を再検討し、特 害者の傷害及びその結果による死亡にともなう鵬切の 動車巽任保険は凡ゆる面でわが国のそれにとり極めて有益な参 救済、保障の面でも極めて幼稚、不十分であるっそれ政道路整 費用に対する当会社の最高責任限度額を意味する。︶ 考資料となると考えられるので、今後とも研究を続け、機会を ︵支払責任限度額、担保F、医療につき申砦欄において なおわが国における米国損害保険会社の実務において 改めて再論するつもりである。 ﹁†人紅つき﹂というのは、仙事故において叫人の被 は、医療費担保の責任支払限度額を最低二五〇ドルか ︵血九六二年四月稿︶ ら最高三、000ドルまでとし、その間の任意の額に