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EasyLock ユーザー マニュアル(平成27年3月6日)

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EasyLock ユーザー マニュアル(平成27年3月6日)
EasyLock
ユーザマニュアル
Rev. 1.0
2015.3.6
目次
1
はじめに ..................................................................................................................................................................... 1
2
システム要件 ............................................................................................................................................................ 2
3
インストール .............................................................................................................................................................. 3
4
3.1
EasyLock のセットアップ ............................................................................................................................. 5
3.2
パスワードの設定 ......................................................................................................................................... 7
3.3
パスワードの再試行 ..................................................................................................................................10
3.4
ディスプレイの設定 ....................................................................................................................................10
3.5
ドラッグ&ドロップを使用してファイルをコピーする........................................................................11
3.6
EasyLock 内のファイルのオープン及び変更 ...................................................................................13
3.7
セキュリティ設定 ..........................................................................................................................................13
EasyLock は EPP や MyEPP とどのように連動するか ..........................................................................15
4.1
EasyLock TrustedDevice のファイルトレース ..................................................................................15
5
EPP4・My EPP での TrustedDevice の使用設定 .....................................................................................17
6
ハードウェアの安全な取り外し ........................................................................................................................ 18
7
サポート .................................................................................................................................................................... 19
8
重要なお知らせ/免責事項 ............................................................................................................................... 20
Easy Lock
User Manual
1
はじめに
万一デバイスを紛失したり、置き忘れたり、盗まれたりした場合、第三者がデータにアクセスでき
ないようにするには、移動中のデータを保護することが必要不可欠です。EasyLock を使えば、
(Endpoint Protector と組み合わせて)ポータブルデバイスを TrustedDevice(信頼済デバイス)とし
て認定して、デバイス上のデータを政府公認の 256bit AES CBC モードの暗号化で保護することが
できます。
直感的なドラッグ&ドロップインターフェイスによってデバイスとの間でファイルを素早くコピーできる
ので、より速く安全で効率的な作業が実現できます。
EasyLock はポータブルアプリケーションであり、ホスト PC へのインストールが不要でいつでも持ち
運びできます。ポータブルストレージデバイスがどこにあっても、EasyLock はデバイス上に保存さ
れているので、Windows、Mac、Linux のあらゆるコンピュータ上で利用できます。
Easy Lock
User Manual
1
2
システム要件
OS:
•
Windows 8
•
Windows 7(すべてのバージョン)
•
Windows Vista(すべてのバージョン)
•
Windows XP(Service Pack 2 推奨)
•
Mac OS X 10.5 以降
•
Linux(openSUSE 11.2)(その他ディストリビューションでもご要望に応じて利用できる場合が
あります)
利用可能な USB ポート
アプリケーションを保存し開始するためのリムーバブル USB ストレージデバイス(例えば USB フラ
ッシュドライブ、外付けハードドライブ、メモリカードなど)
ポータブルストレージデバイスに手動の書込み保護スイッチ(ロック)がある場合、EasyLock を使う
には、非保護状態(書き込み可能)にする必要があります。
EasyLock には管理者権限は不要です。
Easy Lock
User Manual
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3
インストール
※注意
EasyLock のインストール方法は2種類あります。
•
OS ごとの個別ファイルを使用して、USB に直接インストールする(選択した OS から使用
できます)
•
クライアント PC から setup ファイルを使用して、3 種類の OS 用ファイルをすべて USB に
インストールする(3OS のどれからでも使用できるようになります)
お客様が前者を採用される場合は、事前に用意した以下ファイルをインストール対象の USB のル
ートフォルダにコピーした上で、次節「3.1 EasyLock のセットアップ」に進んでください。
Windows:
EasyLock.exe (USB 用)
Mac OS X:
EasyLock アプリケーション (USB 用 EasyLock.app.zip を解凍した内容)
Linux:
EasyLock (USB 用実行形式ファイル)
以下 3.1 節までの記述は後者の setup ファイルを使用した手順となりますので御注意ください。
EasyLock を USB フラッシュドライブ(または他のポータブル USB ストレージデバイス)にインストー
ルするには:
•
Windows OS の場合:クライアント PC 上で"EasyLockSetup.exe"ファイルを実行して、USB デ
バイスに対応するドライブ名を選択して「完了」をクリックします。選択したデバイスの Root フ
ォルダに EasyLock アプリケーションが自動的にインストールされます。インストール後はセッ
トアップのために EasyLock が自動開始されます。
Easy Lock
User Manual
3
•
Mac OS X の場合:"EasyLockSetup.dmg"ファイル(または"EasyLockSetup"アプリケーショ
ン)を実行して、USB デバイスに対応するドライブ名を選択して「完了」をクリックします。選択
したデバイスの Root フォルダに EasyLock アプリケーションが自動的にインストールされます。
インストール後はセットアップのために EasyLock が自動開始されます。
Easy Lock
User Manual
4
•
Linux OS の場合:EasyLockSetup ファイルを実行して、USB デバイスに対応するドライブ名を
選択して「完了」をクリックします。EasyLock アプリケーションが選択したデバイスの Root フォ
ルダに自動的にインストールされます。インストール後はセットアップのために EasyLock が自
動開始されます。
3.1
EasyLock のセットアップ
EasyLock を開始するのは簡単で、ポータブルストレージデバイスの Root フォルダに保存されてい
る EasyLock ファイルをダブルクリックするだけです。
Endpoint Protector と組み合わせてポータブルストレージデバイスを TrustedDevice(信頼済デバ
イス)として使用する場合、デバイスに接続しているクライアント PC は Endpoint Protector サーバ
から許可を受ける必要があります。許可を受けていない場合、Endpoint Protector の保護対象 PC
からはデバイスにアクセスできませんし、EasyLock が自動開始されることもありません。
Easy Lock
User Manual
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使用言語の選択後は「ライセンス契約書」画面が表示されますので、記載内容をご確認の上「受
諾」を選択し「Next >」をクリックします。
Easy Lock
User Manual
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次に御購入頂きましたライセンスキーを入力し、「Next >」をクリックします。
(御購入前の場合は「あとで」をクリックすることで 30 日間のトライアルが可能です)
3.2
パスワードの設定
次にお客様のデータの安全を確保(暗号化)するために、パスワードを設定する必要があります。
パスワードは少なくとも 6 文字でなければなりません。セキュリティ上の理由から、パスワードに文
字、数字及び記号を組み込むことをお勧めします。
Easy Lock
User Manual
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パスワードを入力し、確認も行ってください。
またパスワードを忘れてしまった場合に備えてパスワードのリマインダーを設定することをお勧め
します。
入力後は「Next >」をクリックします。
Easy Lock
User Manual
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パスワード設定を完了し、アプリケーションの使用を開始するために「Finish」をクリックします。
Easy Lock
User Manual
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3.3
パスワードの再試行
セキュリティ上の理由から、アプリケーションが立ち上がる度にパスワードを尋ねられます。
ドライブを紛失した場合または盗まれた場合に、パスワードの再試行ができる回数は 10 回に限定
されています。パスワードを 10 回連続して間違った場合、ポータブルストレージデバイスに保存さ
れているすべての暗号化ファイルは EasyLock によって安全に消去されます。
ポータブルストレージデバイス上のデータがその後、復元または再作成されることはありません。
データは永久に消去されます。
3.4
ディスプレイの設定
EasyLock のツールバーには EasyLock ウィンドウ表示のカスタマイズオプションがあります。
Swap Panels - USB ドライブと「マイコンピュータ」ウィンドウの左右表示を切り替えます。
[マイコンピュータ]ウィンドウの表示/非表示 - [マイコンピュータ]表示有無を切替えます。
Tree View - ツリー状のビューを表示します。
Detailed View - ファイルに関する詳細情報を表示します。
List View - 項目をリストとして表示します。
こうした利用可能なオプションはメインメニューから、「表示」メニュー下で直接選択することもでき
ます。
「オプション」→「Preferences ...」で表示される Settings オプションでは、ファイルを削除、コピーまた
は移動する前に確認メッセージを表示するかどうかを選択できます。
Easy Lock
User Manual
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3.5
ドラッグ&ドロップを使用してファイルをコピーする
EasyLock の特長はドラッグ&ドロップ機能です。これにより、お客様がコピーしたいファイルやフォ
ルダをドラッグして EasyLock ウィンドウ内にドロップするだけでよくなります。これらのファイルは自
動的に暗号化されるため、データの安全とプライバシーが維持されます。
ファイルの暗号化と転送のステータスはプログレスバーで見ることができます。バーが最後まで到
達すると、お客様のファイルのコピーと暗号化が完了します。
Easy Lock
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アイテムを右クリックすると、「Refresh(最新表示)」、「Copy to Clipboard(クリップボードへコピ
ー)」、「Delete(削除)」などのオプションにアクセスできます。
Explorer を使用して HDD からポータブルストレージデバイスへファイルをコピーすることはお勧め
できません!
その代わりにお勧めするのは、EasyLock インターフェースでポータブルストレージデバイスにデー
タを転送する際はドラッグ&ドロップ機能もしくはコピー&ペーストのショートカットキー(Ctrl+ C&
Ctrl+ V)のどちらかを使用することです。
EasyLock のツールバーにも、ファイルをコピーし暗号化するための追加アイコンがあります。
クリップボードへコピー
クリップボードから貼り付け
EasyLock が実行されていなければ、お客様のポータブルストレージデバイス上のファイルは、暗
号化後は見えなくなることに注意してください。
EasyLock を終了するには、「ファイル」メニューで「Quit」(終了)を選択するか、アプリケーションウ
ィンドウの右上にある「X」ボタンをクリックしてください。
Easy Lock
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3.6
EasyLock 内のファイルのオープン及び変更
デバイスからコピーしたデータは EasyLock 内で閲覧でき、直接編集ができます。「開く」コマンドも
しくは閲覧・編集したいファイルをダブルクリックしてください。
ユーザは、関連付けのあるアプリケーションで文書を開く必要があります。開いたときに以下の
「注意!」ウィンドウが表示されますが、これについてはファイルの編集・保存が完了するまで OK
をクリックしないで下さい。
ファイルの作業が終了しましたら、上記ウィンドウの「OK」をクリックしてください。EasyLock はこれ
らの文書を閉じようとします。文書が変更されている場合は(同じ名前、または同じフォルダに保
存される場合でも)、デバイス上に暗号化されて保存されます。もし文書が変更されて、保存され
ても暗号化に失敗した場合、例えば不意にデバイスが取り除かれたりするような場合、文書は
EasyLock が起動する次の機会に、暗号化されます。
注意!
EasyLock が信頼済アプリケーションとして EndpointProtector から開始される場合は、ファイルと
関連付けのあるアプリケーションはそのファイルへアクセスできないので、デバイスから文書を開く
オプションは無効化されます。
3.7
セキュリティ設定
セキュリティ設定は EasyLock 内で変更できます。パスワード変更にはまずログインが必要です。
変更画面へはセキュリティ設定のメニューにアクセスする必要があります。ツールバーから「オプ
ション」→「Change Password」を選択してください。
Easy Lock
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EasyLock は EPP や MyEPP とどのように連動するか
4
EndpointProtector(または My Endpoint Protector the hosted SaaS Solution)と連動して、ポータブ
ルストレージデバイス上で EasyLock を TrustedDevice レベル 1 として使う時、EasyLock は
EndpointProtector の保護対象クライアント PC からデバイスへコピーされた全データの暗号化を
保証いたします。
TrustedDevice レベル 1 として使う場合の通常のシナリオは以下にようになっています。
1.
ユーザはデバイスを EndpointProtector の保護対象クライアント PC へ接続する。
2.
デ バ イ ス は 接 続 許 可 設 定 を チ ェ ッ ク さ れ る ( ク ラ イ ア ン ト PC が チ ェ ッ ク の た め に
EndpointProtector サーバと通信)。
3.
もしデバイスが TrustedDevice レベル 1 として許可され、ユーザまたはコンピュータが
TrustedDevice レベル 1 の使用権限を与えられている場合、デバイス上の EasyLock ソフトウ
ェアが自動的に起動する。
4.
ユーザは EasyLock のドラッグ&ドロップでファイルを転送できる。
5.
デバイスに転送されたデータは、256 ビット AES で暗号化される。
6.
ユーザは Windows エクスプローラまたは同様のアプリケーション(例えば、Total Commander)
を使用して、デバイスに直接アクセスすることはできない。これは適切に暗号化されない場合、
ポータブルデバイスにいかなるデータもコピーされないことを保証するため。
7.
ユーザは(EndpointProtector クライアント PC 上においては)、暗号化されていない状態でデ
ータを TrustedDevice へコピーすることができない。
8.
EndpointProtector で フ ァ イ ル ト レ ー ス や フ ァ イ ル シ ャ ド ウ が 有 効 化 さ れ て い る 場 合 、
EndpointProtector クライアント PC からデバイスへのすべてのファイル転送が記録される。フ
ァイル削除や名前変更などのアクションも記録される。
9.
管理者は後で、どのユーザが、どのデバイスで、どの PC を使い、どのファイルを転送したか
について監査できる。
注意
も し TrustedDevice が EndpointProtector か ら 接 続 許 可 を 得 ら れ な か っ た な ら ば 、 そ の
TrustedDevice は使用できません。デバイスはブロックされ、ユーザはデバイスにアクセスできま
せん。
4.1
EasyLock TrustedDevice のファイルトレース
EasyLock TrustedDevice のファイルトレースは EndpointProtector4 の新機能です。EasyLock との
組み合わせにより、ポータブルデバイスに暗号化してコピーされたファイルを監視することが可能
になります。
Easy Lock
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ファイルトレースオプションを有効化すれば、EasyLock を使用してデバイスとの間で転送された全
データが、将来の監査のために記録され保存されます。EndpointProtector クライアントがそのコン
ピュータ上で稼動し、インターネット接続(EPP4 の場合はサーバへ接続)されているのであれば、
記録された情報は自動的に EndpointProtector サーバへ送信されます。
EndpointProtector クライアントが稼動していない場合には、情報はデバイス上で、暗号化フォーマ
ットでローカルに保存されます。後で EndpointProtector クライアントがインストールされたコンピュ
ータにデバイスが接続された際、その PC から送られることになります。
EasyLock TrustedDevice の フ ァ イ ル ト レ ー ス 機 能 の 有 効 化 ・ 使 用 方 法 に 関 す る 詳 細 は 、
EndpointProtector 4 ユーザマニュアルをご参照ください。
メモ
EasyLock TrustedDevice のファイルトレース機能は、現時点では Windows OS でのみ有効です。
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EPP4・My EPP での TrustedDevice の使用設定
Endpoint Protector と組み合わせて TrustedDevice を使用する場合の設定方法については、
Endpoint Protector ユーザマニュアルをご参照ください。
Endpoint Protector についての詳細は以下の URL をご参照ください:
www.EndpointProtector.com
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ハードウェアの安全な取り外し
コンピュータの USB ポートからポータブルストレージデバイスを抜く前に、システムトレイで「ハード
ウェアの安全な取り外し」オプションを使う必要があります。そうしないと、USB ドライブのデータを
破損させるリスクを犯すことになります。
「ハードウェアの安全な取り外し」を行うためには、システムトレイのハードウェアアイコンをダブル
クリックし、表示されるリストから取り除きたい USB ドライブを選択して「停止」ボタンをクリックしま
す。
ポータブルストレージデバイスを安全に取り外すことができるというメッセージが表示されます。も
し「デバイス’ …’は現在停止できません。」と表示された場合は、USB ドライブ内のデータにアク
セスしている Windows Explorer, EasyLock, その他アプリケーションを終了する必要があります。
Easy Lock
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サポート
弊社では EasyLock に関するご意見、フィードバックをお待ちしております。
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ジュピターテクノロジー株式会社(Jupiter Technology Corp.)
住所:
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または [email protected]
購入後のお問い合わせ先: https://www.jtc-i.co.jp/support/customerportal/
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重要なお知らせ/免責事項
安全予防手段はその性質上、回避することができるものです。CoSoSys は、データやデバイスが
権限のない人によってアクセスされないことを保証できませんし、保証しません。また CoSoSys は、
こうした不正アクセスの結果に関して、法の許す最大の範囲において、一切の責任を負いませ
ん。
CoSoSys Ltd:Endpoint Protector, My Endpoint Protector, TrustedDevices , EasyLock は CoSoSys
Ltd.の商標です。Windows, .NET Framework は Microsoft Corporation の登録商標です。その他の
商標は、それぞれの所有者に属します。
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日本語マニュアル発行日 2015 年 3 月 6 日
参考マニュアル原文『EasyLock User Manual Version 2.0.0.0』
(オリジナル文書の内容を一部変更)
ジュピターテクノロジー株式会社
Easy Lock
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