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ドンフェン・モーター・グループ
2012 年 6 月 25 日 銘柄紹介レポート E L 外 国 企 業 調 査 部 :沢 田 ドンフェン・モーター・グループ 高志 現地社名:東風汽車集団股份有限公司 現地コード:00489 業種:自動車 市場:香港 P ◇事業内容 中国3大自動車メーカーの一角で、株式の67%を親会社の国有企業「東風汽車公司」が保有(11年末)。販売 台数の国内市場シェアは11.7%(11年)。乗用車(11年販売台数164.6万台)は主に日産自動車の他、本田技研工 業やPSAプジョー・シトロエンとの合弁会社が、商用車(同52.6万台)は主に日産との合弁会社が生産。日産の合 弁会社が生産する日産ブランドの乗用車が、販売台数の37.2%(同80.9万台)を占める。 M A S ◇業績推移(伸び率は%、EPS と配当は分割等調整済みの一株当たり。予想はブルームバーグより) ◇株価指標(分割等調整済み) 決算期 年/月通期 10/12 11/12 12/12 予 13/12 予 売上高 百万元 純利益 伸び率 122,395 131,441 145,435 162,031 百万元 33.4 7.4 10.6 11.4 EPS(一株利益) 伸び率 10,981 10,481 11,420 12,890 75.7 -4.6 9.0 12.9 元 伸び率 1.27 1.22 1.32 1.49 74.0 -3.9 8.2 12.9 配当 元 0.18 0.18 0.19 0.21 株価(22 日、香港ドル) 52 週高値(香港ドル) 52 週安値(香港ドル) 12/12 期予想 PER(倍) 時価総額(百万香港ドル) 12.74 16.26 8.81 7.90 109,769 参考:1 香港ドル=0.8204 元 ◇投資の視点 中国の自動車市場は回復基調に 中国の自動車販売台数(メーカー出荷台数)は、11年は前年比2.5%増にとどまったが、12年1Q(1-3月)の前 年同期比3.4%減を経て4月は前年同月比5.2%増、5月は同16.0%増と回復基調に。比較対象の11年は日 本の震災の影響などで4~6月の販売台数が低かったため実態としては緩やかな回復で、値引き販売も激化 している。しかし購入補助政策の実施もあり、年後半より回復基調が強まる可能性が高まっている。 中国政府による購入補助政策が需要拡大の起爆剤になるか 中国政府は足元の経済の減速に危機感を抱き、金融緩和に加えて消費刺激策を導入しつつある。自動 車ではエコカー補助金の再拡大に加えて、このほど旧型トラック・バスの買い替え補助金の実施が発表され た。さらに、農村部での小型車の購入補助政策も打ち出される見込みになっている。これらの政策は09年か ら10年に実施され、需要拡大の原動力になった。中国の一人当たり自動車保有台数は日本の1/10程度(10 年)のため、潜在需要は大きい。購入補助政策の需要押し上げ効果も高いとみられる。 商品開発と販売政策の成功で市場シェアの上昇が続く 日産ブランド乗用車の11年の販売台数は、前年比22.3%増。日産は中国で先行して商品開発と販売網の 構築を進め、市場シェアを上げている。購入補助政策の恩恵を受ける商用車も、同社販売台数の24.2%を占 める(11年)。競争激化の影響で純利益は11/12月期に前期比4.6%減、12年1Q(1-3月、中国会計基準)は前年 同期比5.4%減となったが、増益に転換する時期に注目したい。 ◇月次販売台数の前年同月比伸び率 ◇株価チャート(香港ドル) (%) 50 18 ドンフェン・モーター・ グループ 40 30 16 20 20.4 10 16.0 14 12 0 -10 10 中国自動車市場 -20 -30 1月 3月 5月 7月 (11年) 9月 11月 1月 3月 5月 8 11/6/22 11/9/22 11/12/22 12/3/22 12/6/22 (12年) 出所:月次販売台数の前年同月比伸び率は会社および中国自動車工業協会資料、株価関連データはブルームバーグより東海東京調査センター作成 1/4 E L 【注意事項】 このレポートは、東海東京調査センター(以下「当社」)が作成し、当社の許諾を受けた証券会社、 及び情報提供会社等から直接提供する形でのみ配布いたしております。提供されたお客様限りでご利 用ください。 P このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたも のではありません。投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されておりますが、当社は、その正 確性及び完全性に関して責任を負うものではありません。このレポートに記載された内容は、作成日 におけるものであり、予告なく変わる場合があります。このレポートの一切の権利は当社に帰属して おり、いかなる目的であれ、無断で複製又は転送等を行わないようにお願いいたします。 M A S このレポートで述べられている見解は、当該証券又は発行会社に関する執筆者の意見を正確に反映 したものです。執筆者の過去、現在そして将来の報酬のいかなる部分も、直接、間接を問わず、この レポートの投資判断や記述内容に関連するものではありません。 当社は、このレポートを含め、経済・金融・証券等に関する各種情報を作成し、東海東京証券に提 供することを主たる事業内容としており、当社の収入は主に東海東京証券から得ております。 このレポートは、東海東京調査センターが作成し、東海東京証券株式会社が許諾を受けて提供いたし ております。投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 金融商品取引法に基づきお客様にご留意いただきたい事項を以下に記載させていただきます 東海東京証券の概要 商 号 等 : 東海東京証券株式会社 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第140号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金 融商品取引業協会 リスクについて ◎ 国内外の金融商品取引所に上場されている有価証券(上場有価証券等)の売買等にあた っては、株式相場、金利水準等の変動や、投資信託、投資証券、受益証券発行信託の受 益証券等の裏付けとなっている株式、債券、投資信託、不動産、商品等(裏付け資産) の価格や評価額の変動に伴い、上場有価証券等の価格等が変動することによって損失が 生じるおそれがあります。 ◎ 上場有価証券等の発行者等の業務や財産の状況等に変化が生じた場合や、裏付け資産の 発行者等の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、上場有価証券等の価格が変動する ことによって損失が生じるおそれがあります。 ◎ 新株予約権、取得請求権等が付された上場有価証券等については、これらの権利を行使 できる期間に制限がありますのでご留意ください。 ◎ 上場有価証券等が外国証券である場合、為替相場(円貨と外貨の交換比率)が変化する ことにより、為替相場が円高になる過程では外国証券を円貨換算した価値は下落し、逆 に円安になる過程では外国証券を円貨換算した価値は上昇することになります。したが って、為替相場の状況によっては為替差損が生じるおそれがあります。 ※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である 場合には、その最終的な裏付け資産を含みます。 ※ 新規公開株式、新規公開の投資証券及び非上場債券等についても、上記と同様のリスク があります。 2/4 E L 手数料等諸費用について 【1】 国内の金融商品取引所に上場されている有価証券等 国内の取引所金融商品市場における上場有価証券等の売買等についてお支払いいただく委託手 数料等は、次の通りです。 (1) 国内の金融商品取引所に上場されている株券等(新株予約権付社債券を除く) 委託手数料の上限は、約定代金の1.2075%(税抜1.150%)になります。 (2) 国内の金融商品取引所に上場されている新株予約権付社債券等 委託手数料の上限は、約定代金の1.0500%(税抜1.000%)になります。 ※上記金額が2,625円(消費税込み)に満たない場合には、2,625円(消費税込み)になります。 P M A S 【2】 外国金融商品市場等に上場されている株券等 外国株券等(外国の預託証券、投資信託等を含みます)の取引には、国内の取引所金融商品市場 における外国株券等の売買等のほか、外国金融商品市場等における委託取引と国内店頭取引の2 通りの方法があります。 1.外国金融商品市場等における委託取引 ①国内取次ぎ手数料 国内取次ぎ手数料が約定代金に対して掛ります。 当該手数料の上限は、約定代金の1.365%(税抜1.300%)になります。 ②外国金融商品市場等における委託手数料等 外国株券等の外国取引にあたっては、外国金融商品市場等における委託手数料及び公租公 課その他の諸費用が発生します。当該諸費用は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて 決定されますので、本書面上その金額等をあらかじめ記載することはできません。 2.国内店頭取引 お客様に提示する売り・買い参考価格は、直近の外国金融商品市場等における取引価格等を基 準に合理的かつ適正な方法で算出した社内価格を仲値として、仲値と売り・買い参考価格との差 がそれぞれ原則として2.75%(手数料相当額)となるように設定したものです。当該参考価格には 手数料相当額が含まれているため、別途手数料は頂戴いたしません。 ※ 外国株券等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際の為替レートは、外国為替市場の動 向をふまえて当社が決定した為替レートによるものといたします。 【3】 その他 募集、売出し又は相対取引の場合は、購入対価をお支払いいただきます。また、お客様との合意に 基づき、別途手数料をいただくことがあります。 3/4 E L 無登録格付に関する説明書 東海東京証券株式会社 格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております。 これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、無登録格付 である旨及び登録の意義等をお客様に告げなければならないこととされております。 P ○登録の意義について 登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証 券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、 報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりま せん。 スタンダード&プアーズ・ ムーディーズ・インベスターズ・ フィッチ・レーティングス レーティングズ・サービシズ サービス・インク ○ 格 付 会 社 グ ・格付会社グループの呼称:スタンダー ・格付会社グループの呼称:ムーディ ・格付会社グループの呼称:フィッチ・ ループの呼 ド&プアーズ・レーティングズ・サー ーズ・インベスターズ・サービス・イ レーティングス(以下「フィッチ」と称 称等につい ビシズ(以下「S&P」と称します。) ンク(以下「ムーディーズ」と称しま します。) て ・グループ内の信用格付業者の名称及び す。) ・グループ内の信用格付業者の名称及び 登録番号:スタンダード&プアーズ・ ・グループ内の信用格付業者の名称及 登録番号:フィッチ・レーティングス・ レーティング・ジャパン株式会社(金 び登録番号:ムーディーズ・ジャパン ジャパン株式会社(金融庁長官(格付) 融庁長官(格付)第 5 号) 株式会社(金融庁長官(格付)第 2 号) 第7号) ○ 信 用 格 付 を スタンダード&プアーズ・レーティン ムーディーズ・ジャパン株式会社のホ フィッチ・レーティングス・ジャパン株 付 与 す る た グ・ジャパン株式会社のホームページ ームページ(ムーディーズ日本語ホー 式 会 社 の ホ ー ム ペ ー ジ め に 用 い る (http://www.standardandpoors.co.jp) ムページ(http://www.moodys.co.jp) (http://www.fitchratings.co.jp)の「規 方 針 及 び 方 の 「 ラ イ ブ ラ リ ・ 規 制 関 連 」 の「信用格付事業」をクリックした後 制関連」セクションにある「格付方針等 法 の 概 要 に の「無登録格付け情報」(http://www. に表示されるページ)にある「無登録 の概要」に掲載されております。 関 す る 情 報 standardandpoors.co.jp/unregistered) 業者の格付の利用」欄の「無登録格付 の 入 手 方 法 に掲載されております。 説明関連」に掲載されております。 について フィッチの格付は、所定の格付基準・ ムーディーズの信用格付は、事業体、 ○信用格付の S&P の信用格付は、発行体または特 前提、意義及 定の債務の将来の信用力に関する現時 与信契約、債務又は債務類似証券の将 手法に基づく意見です。格付はそれ自体 び 限 界 に つ 点における意見であり、利息や元本が予 来の相対的信用リスクについての、現 が事実を表すものではなく、正確又は不 いて 定通り支払われることを保証するもの 時点の意見です。ムーディーズは、信 正確であると表現し得ません。信用格付 ではありません。また、信用格付は、証 用リスクを、事業体が契約上・財務上 は、信用リスク以外のリスクを直接の対 券の購入、売却または保有を推奨するも の義務を期日に履行できないリスク及 象とはせず、格付対象証券の市場価格の のでなく、債務の市場流動性や流通市場 びデフォルト事由が発生した場合に見 妥当性又は市場流動性について意見を述 込まれるあらゆる種類の財産的損失と べるものではありません。格付はリスク での価格を示すものでもありません。 信用格付は、業績や外部環境の変化、 定義しています。信用格付は、流動性 の相対的評価であるため、同一カテゴリ 裏付け資産のパフォーマンスやカウン リスク、市場リスク、価格変動性及び ーの格付が付与されたとしても、リスク ターパーティの信用力変化など、さまざ その他のリスクについて言及するもの の微妙な差異は必ずしも十分に反映され まな要因により変動する可能性があり ではありません。また、信用格付は、 ない場合もあります。信用格付はデフォ 投資又は財務に関する助言を構成する ルトする蓋然性の相対的序列に関する意 ます。 S&P は、品質および量により信頼し ものではなく、特定の証券の購入、売 見であり、特定のデフォルト確率を予測 うると判断した情報を利用して格付分 却、又は保有を推奨するものではあり する指標ではありません。 フィッチは、格付の付与・維持におい 析を行っております。しかしながら、 ません。ムーディーズは、いかなる形 S&P は、提供された情報について、監 式又は方法によっても、これらの格付 て、発行体等信頼に足ると判断する情報 査・デュー・デリジュエンスまたは独自 若しくはその他の意見又は情報の正確 源から入手する事実情報に依拠してお の検証を行っておらず、また、格付およ 性、適時性、完全性、商品性及び特定 り、所定の格付方法に則り、かかる情報 び格付付与に利用した情報の正確性、完 の目的への適合性について、明示的、 に関する調査及び当該証券について又は 全性、適時性を保証するものではありま 黙示的を問わず、いかなる保証も行っ 当該法域において利用できる場合は独立 せん。 ていません。 した情報源による検証を、合理的な範囲 ムーディーズは、信用格付に関する で行いますが、格付に関して依拠する全 信用評価を、発行体から取得した情報、 情報又はその使用結果に対する正確性、 公表情 報を基礎として 行っておりま 完全性、適時性が保証されるものではあ す。ムーディーズは、これらの情報が りません。ある情報が虚偽又は不当表示 十分な品質を有し、またその情報源が を含むことが判明した場合、当該情報に ムーディーズにとって信頼できると考 関連した格付は適切でない場合がありま えられるものであることを確保するた す。また、格付は、現時点の事実の検証 め、全ての必要な措置を講じています。 にもかかわらず、格付付与又は据置時に しかし、ムーディーズは監査を行う者 予想されない将来の事象や状況に影響さ ではなく、格付の過程で受領した情報 れることがあります。 の正確性及び有効性について常に独自 の検証を行うことはできません。 この情報は、平成 23 年 7 月 29 日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するもので はありません。詳しくは上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社、ムーディーズ・ジャパン株式会社又はフィッチ・ レーティングス・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。 M A S 4/4