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操作マニュアル - 芝本産業株式会社

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操作マニュアル - 芝本産業株式会社
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操作マニュアル
3DR サポート
ご質問や技術的な問い合わせについては、3DR サポートにご連絡ください。
オンライン: 3dr.com/support
E メール: [email protected]
電話: +1 (858) 225-1414 (直通)
+1 (855) 982-2898 (米国とカナダからのフリーダイヤル)
サポート対応時間:
月曜日から金曜日午前 8 時から午後 5 時(太平洋標準時)
日本のサポート窓口
芝本産業株式会社
Eメール:[email protected]
電話 :0473-90-8200
ファックス :0473-908201
3D Robotics (3DR)
1608 4th Street, Suite 410
Berkeley, CA 94710
Tel. +1 (858) 225-1414
3dr.com
Solo User Manual V4
© 2015 3D Robotics Inc.
Solo は 3D ロボティックス社の商標です。
GoPro, HERO, GoPro ロゴ、および GoPro Be a HERO ロゴは
GoPro 社の商標、または登録商標です。
目
次
1
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
1.7
はじめに
システムの概要
本体の概要
コントローラーの概要
作動条件
オートパイロット
推進力
LED の説明
1
1
2
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
セットアップ
内容物
バッテリー
コントローラー
プロペラ
カメラ
モバイル用アプリ
6
6
6
8
9
9
11
3
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
3.7
3.8
3.9
3.10
3.11
3.12
安全について
飛行場所
環境の認識
目の届く範囲内で
フライトスクール
プロペラ
GPS
ホームポジション
高度制限
緊急停止の手順
フライトバッテリー
コントローラー
アンテナの設定
15
15
4
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
4.6
4.7
初めての飛行
飛行前のチェックリスト
離陸
着陸
ホームに戻る
飛行中のデータ
ジョイスティックの制御
アプリインターフェイスの概要
19
19
19
20
21
21
22
25
3
4
5
5
5
15
15
16
16
16
16
17
18
18
18
5 スマートショット
5.1 Selfie
5.2 Cable Cam
5.3 Orbit
5.4 Follow
26
26
27
29
30
6 警告
6.1 飛行前のエラー
6.2 飛行中のエラー
32
32
33
7 上級者向けの設定
7.1 上級者向け飛行モード
36
36
7.2
7.3
7.4
7.5
7.6
7.7
上級者向け飛行モードを稼働させる
上級者向け飛行モードにアクセスする
ホーム位置の安全
パフォーマンスの調整
単位
最大高度の調整
37
37
37
38
38
38
8 サポート
39
9 メンテナンス
9.1 コントローラーバッテリーの交換
9.2 キャリブレーション
9.3 ペアリング
9.4 レッグ
9.5 バッテリートレー
9.6 モーター
9.7 出荷時設定へのリセット
39
39
40
41
42
45
46
48
10 附録
10.1 仕様
10.2 保証
10.3 Regulatory Compliance
49
49
50
50
参照図
図 1.1.3.1: S olo システム概略図
図 1.2.4.1: Solo の概要
図 1.3.10.1: コントローラーの概要
図 1.4.10.1: Solo の作動条件
図 1.6.10.1: Solo のモー ター番号
図 2.1.10.1: Solo のパーツ
図 2.2.1.1: S olo バッテリーの充電
図 2.2.2.1: S olo の電源を入れる
図 2.3.1.1: コントローラーの充電
図 2.3.2.1: コントローラーに電源を入れる
図 2.4.1.1: プロペラを取り付ける
図 2.5.1.1: カメラを取り付ける
図 2.5.2.1: カメラ設定のやり方
図 2.6.2.1: S olo Link に接続する
図 2.6.3.1: アプリ - S ettings メニ ュー
図 2.6.3.2: アプリ - Wi-Fi Settings
図 2.6.4.1: コン トローラー Preflight Update 警告
図 2.6.4.2: アプリ - Software Update
図 2.6.4.3: アプリ - Download Update
図 2.6.4.4: アプリ - Update Download in Progress
図 2.6.4.5: アプリ - Solo W i-Fi への再接続
図 2.6.4.6: App - Update の開始
図 2.6.4.7: Controller - Updating
図 2.6.4.8: App - Update 切断 の 確定
図 2.6.4.9: コントローラーアップデート完了 画面
図 2.6.4.10: コントローラー - Waiting for Solo
図 2.6.4.11: アプリ – アップデー ト成功
図 2.6.5.1: アプリ – ビデオを見る
図 3.4.5.1:アプリ -フライトスクール
図 3.9.5.1: コ ン ト ローラ ー -モーターシャットオフ
図 3.11.5.1: コントローラー- アンテナの向き
図 4.2.1.1: コン ト ローラー –モーター始動プロンプト
図 4.2.2.1: コントローラー – 離陸プロ ンプト
図 4.3.2.1: コン トローラー – ユーザー が開始する 着陸
図 4.4.2.1: Return Home 動作
図 4.5.2.1: コン トローラー – 飛行中のデータ
図 4.6.2.1: コントローラー-左ジョイスティック
図 4.6.2.2: スロットル-ジョイスティックの操作
図 4.6.2.3: ヨー-ジョイスティックの作動
図 4.6.2.4: コン トローラー -右 ジョイスティックの制御
Controller
Joystick Controls
図
4.6.2.5:Right
ピッチ-ジョイスティックの制御
図 4.6.2.6: ロー ル-ジョイスティックの制御
Joystick
図 Roll
4.7.2.1:
アプ Controls
リ –メインインターフェイス
図 4.7.2.1: アプリ – ショッ トリスト
図 5.1.2.1: Selfie-ルートと設定
図 5.1.1.1: アプリ - S elfie の稼働
図 5.1.2.1: ア プ リ – Selfie の 制 御
図 5.1.2.2: コントローラー-S elfie の制御
図 5.1.3.1: アプ リ - S elfie の設定
図 5.2.1.1: アプ リ - Cable Cam の設定
1
2
4
4
5
6
7
7
8
8
9
10
10
11
11
12
12
12
12
13
13
13
13
13
14
14
14
14
15
17
18
19
20
20
21
21
22
22
23
23
24
24
25
25
26
26
27
27
27
28
図 5.2.2.1: アプ リ - Cable Cam の制 御
図 5.2.2.2: コントローラー - Cable Cam の制御
図 5.2.3.1: アプ リ - Cable Cam の設定
図 5.3.1.1: アプリ – Orbit の設定
図 5.3.2.1: アプ リ – Orbit の制御
図 5.3.2.2: Orbit の制御
図 5.3.3.1: アプ リ – Orbit の設定
図 5.4.1.1: アプリ – Follow の設定
図 5.4.2.1: Follow の制御
図 5.4.3.1: アプリ – Follow の設定
図 6.1.1.1: コントローラー – キャリブレーション進行中の警告
図 6.1.1.2: コントローラー – 平らでない面の警告
図 6.1.1.3: コントローラー – 再キャリブレーション必要の警告
図 6.1.1.4: コントローラー- キャリブレーションエラーの警告
図 6.1.2.1: コントローラー – サービスの警告
図 6.2.1.1: コン トローラー – 高度制限 の警告
図 6.2.2.1: コントローラー – アプリ接続の警告
図 6.2.3.1: コントローラー – コントローラー切断の警告
connected
Alert
図
6.2.3.2: コントローラー
– コントローラー信 号の警告
図 6.2.4.1: コントローラー - GPS 信号の警告
図 6.2.5.1: コン トローラー – バッテリー残量の 警告
図 6.2.5.2: コン トローラー – 重大なバッテリー 警告
図 6.2.6.1: コントローラ ー – コントローラーバッテリーの 警告
図 7.2.5.1: アプ リ - Advanced Settings
図 7.3.5.1: アプリ - A と B Presets
図 7.5.5.1: アプリ - P erformance スライダー
図 7.6.5.1: アプ リ – 単位の変更
図 7.7.5.1: アプリ - Altitude Limit
図 8.7.5.1: アプリ - Trouble Ticket の提出
図 9.1.5.1: コントローラーバッテリーの取り付け
図 9.2.1.1: アプリ - Compass Calibration の設定
図 9.2.1.2: アプリ - Compass Calibration の手順
図 9.2.2.1: アプリ – レベルのキャリブレーション
図 9.3.2.1: S olo のペアボタン
図 9.3.2.2: コントローラーのペアリング手順
図 9.4.2.1: レッグのタイプ
図 9.4.1.1: 標準レッグの交換プロセス
図 9.4.2.1: アンテナをレッグから取り外す
図 9.4.2.2: 既存のアンテナを新しい レッグに取り付ける
図 9.4.2.3: 既存のアンテ ナを新しいレッグに取り付ける
図 9.4.3.1: メイ ン基板のコ ンパスコネ クター
図 9.4.3.2: コンパスを含む新しいレ ッグを挿入する
図 9.5.1.1: GPS カバーの取り外し
図 9.5.2.1: バッテリートレーの取り外し
図 9.5.2.2: バッテリートレーの取り外し
図 9.6.2.1: LED カバーの取り外し
図 9.6.2.2: モーターポッドの取り外 し
図 9.6.2.3: モー タ ーポッド の 取り外し
図 9.6.2.4: モー ター ポッド の接 続
図 9.6.2.5: モー ターポッド と LED カバー の取り付け
28
28
28
29
29
30
30
30
31
31
32
32
32
33
33
33
34
34
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35
35
35
35
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37
38
38
38
39
39
40
40
40
41
41
42
42
43
43
43
44
44
45
45
45
46
46
47
47
47
1
はじめに
3DR は完璧な空撮ツールをイメージして Solo を設計いたしました。Solo は多彩な機能を持ちながらも操作性
はシンプル、さらに信頼性が高く、名作映画さながらの撮影ができるよう開発されたスマートドローンです。
Solo は初心者からベテランのパイロットまで、誰でも直感的に操作ができるフライト機能「スマートショッ
ト」を備えています。この Solo があればプロ並みの技術で、いつでも完璧なショットを撮ることができます。
「スマートショット」はアップデートを通して最新版が提供されますので、3DR からの情報に注意していただき、
最新のテクノロジーをご堪能ください。Solo オーナーの皆さまが、新しい視点で世界を見ることができる一助
となることを、私たちは嬉しく思います。クリエイティブなビデオ撮影の次なる進化を共に創造していきまし
ょう。
1.1
システムの概要
Solo のシステムには Solo 本体、コントローラー、“3DR Solo” アプリ、およびオペレーターであるあなた自身が含まれ
ます。地上から Solo アプリを通して Solo に指示を与えてください。コントローラーを通してフライト中の Solo とコ
ミュニケーションを とることができます。
1.1.1
Solo
Solo は 4 個のモーターと 4 組のプロペラによって推進力を得る小型無人機です。Solo に搭載されたコンピューター
は、飛行、姿勢および通信を制御する一方で、データ化された機体の情報とビデオ映像をリアルタイムに、セキュ
アな 3DR Link の W i-Fi ネットワークから送信されます。Solo は GoPro ® HERO カメラを使って空撮ビデオを撮影す
るよう最適化されています。
1.1.2
コントローラー
コンピューターが内蔵されたコントローラーは制御メカニズムを提供し、フルカラーの画面に飛行データを表示し
ます。2 本の長距離通信アンテナを使い、コントローラーは 3DR Link ネットワークによるすべての司令塔として機
能し、Solo 本体とアプリからのすべてのコミュニケーションの受信、アプリへのテレメトリー情報の転送、および
Solo 本体へのすべてのコントロールインプットの伝達を管理します。
1.1.3
アプリ
“3DR Solo” アプリは機体に搭載された GoPro® カメラからのライブ HD ストリーミング映像を Android または iOS
ディバイスに出力します。このアプリにより、多重テレメトリーを含む ライブビデオを見る、また Solo の先進機能
を制御するために簡易化した図にアクセスすることができます。またアプリは 3DR Link ネットワークに接続し、ビ
デオやテレメトリーを受信してコントロールインプットを送信します。
ビデオアウトプット
テレメトリーアウトプット
コントロールインプット
地上
空中
3DR Solo
コントローラー
オペレーター
3DR Solo
アプ リ
3DR Link
セキ ュア
WiFi ネットワーク
3DR Solo
図 1.1.3.1: Solo シ ステム概略図
1
1.2
1.2.1
本体の概要
スマートバッテリー
バッテリーは Solo のバッテリーベイに接続します。Solo の電源ボタンはバッテリー上にあり、バッテリーを接続しなけ
れば Solo の電源を入れることはできません。
1.2.2
モーターとプロペラ
Solo のアームの端には 1 から 4 まで番号が貼られています。1 番と 2 番アームのモーターは反時計回りに回転し、シル
バーのトップを持つ時計回りに締め付けるプロペラが使われています。3 番と 4 番アームのモーターは時計回りに回転
し、黒いトップを持つ反時計回りに締め付けるプロペラが使われています。
1.2.3
前後を示す LED
それぞれのアームには飛行中の機体の前後を示すための LED が付いています。2 つのフロントアーム (1 番と 3 番) は白
く光り、2 つのリアアーム (2 番と 4 番) は赤く光ります。この LED の配置は車のヘッドライトとテールライトを模した
ものです。
1.2.4
固定式カメラマウントと HDMI ケーブル
Solo には GoPro ® HERO カメラを取り付けるための GoPro ® The Frame 固定式マウントが含まれています。HDMI ケー
ブルを GoPro ® に接続して飛行中にビデオを出力します。
シルバートップのプロペラ
電源ボタン
バッテリー
後方を示す LED
黒いトップのプロペラ
モーター
アーム番号
高さ:26 cm
モーター間の距離:46 cm
重量(カメラ無し):1500 g
前方を示す LED
固定式カメラマウント
HDMI ケーブル
図 1.2.4.1:Solo の概要
2
1.3
1.3.1
コントローラーの概要
モバイルデバイスホルダー
Android または iOS デバイスで Solo アプリを作動させると、アプリとコントローラーは簡単に接続できます。
Solo を初期化したりスマートショット機能を使うためには、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイ
ス(別売り)を準備頂く必要があります。
1.3.2
ジョイスティック
コントローラーの左右にあるジョイスティックは Solo を手動で直接操縦したり、スマートショット機能の使用
中に機体の姿勢や、高度の制御に使用します。
1.3.3
スクリーン
コントローラーのフルカラースクリーンには、飛行中の情報を提供し、Solo が正常に動作するようサポートします。
1.3.4
電源ボタン
コントローラーのバッテリー残量を確認するためには電源ボタンを短く押します。コントローラーの電源
を入れるには、スタートアップ画面が表示されるまで電源ボタンを長く押し続けてください。ボタンを押
している最中に、コントローラーのフルカラースクリーンの下に、緑色の細いバーが左端から右側に延び
てきます。
1.3.5
FLY ボタン
モーターの始動、離陸、着陸、自動飛行モードから通常フライトモードへの変更などに使用します。
1.3.6
ゴーホーム
飛行中は常にゴーホームボタンにより飛行を終了でき、Solo はもとの離陸ポイントに戻り着陸します。
1.3.7
一時停止ボタン
一時停止ボタンは Solo の緊急ブレーキです。このボタンを押すと Solo は一時停止し、その場でホバリングします。
1.3.8
A,B プリセットボタン
A と B ボタンには飛行モードを登録することができます。スクリーンには常に、A と B に割り当てられている機
能が表示されます。A , B ボタンの機能の割当は 3DR Solo アプリを使用して変更可能です。初期設定では A ボタ
ンには 「ケーブルカム」、 B ボタンには「オービット」が割り当てられています。
1.3.9
アンテナ
コントローラーの長距離アンテナは飛行中の Solo と通信を行います。適切なアンテナ設定についてはセクシ
ョン 3.12 をご覧ください。
1.3.10
ジンバルコントロール
コントローラー上肩部にあるパドルやボタン、ジョグダイヤルを使って Solo のジンバルをコントロールします。こ
れらは一部のスマートショット機能の使用中にも使えます。
3
アンテナ
モバイル ディハ ゙イスホルダー
ジンバ ルコントロール
ジョイスティック
スクリーン
一時停止
ゴーホーム
FLY
電源
A,B プリセットボタン
図 1.3.10.1: コントローラーの概要
1.4
運用条件
以下に Solo に適用される運用条件があります。常にこの条件の範囲内で Solo を使用してください。条件を超えた範囲
でのご使用では Solo の性能と動作は保証されません。
図 1.4.10.1: Solo の作動条件
推定飛行時間
最大 25 分
最大高度(初期設定値)
地上 46 m
通信可能距離
800m
最大積載量
450 g
巡航速度
約 30 km/h (8 m/s)
最高速度
約 53km/h (15 m/s)
耐風性能
風速 11 m/s 以下/
動作可能温度
0° C ~ 45° C
注1
注2
注3
注4
注 1 飛行時間は積載量、風の状況、標高、気温、湿度、飛行内容、および操縦者の技術により変
わります。表にある飛行時間は高度 600m 未満(海抜)の飛行の場合です。
注 2 最大高度を調整するにはセクション 7.7 をご覧ください。
注 3 他の電波が飛び交っている場所や建物の影など、環境条件により通信距離がことなります。
注 4 この最高速度は Fly モードで時の速度です。上級者モードの際の最大速度は変わる可能性があり
ます。詳細はセクション 7.1 をご覧ください。
4
1.5 オートパイロット
Solo は ArduPilot Copter ソフトウェアを作動させる Pixhawk 2 オートパイロットを使用します。ArduPilot は
MAVlink コミュニケーションプロトコルをベースとするオープンソース飛行コントロールです。Pixhawk 2 は 2 MB
のフラッシュメモリーと 256 KB の RAM を持つ ARM Cortex-M4 STM32F427 プロセッサーを作動させます。一連の
CAN, I2C, SPI, PWM, および UART インターフェイスと組み合わせて、Pixhawk 2 は一連の機上センサーを使って
Solo の向きと飛行中の動きを計算します。このデータは ArduPilot の慣性ナビゲーションと位置推定アルゴリズムに
組み込まれ、制御インプットと合せて Solo の推進システムにコマンドを送ります。
1.6
推進力
Solo は推進力として 4 個のブラシレス
880 K モーターと 4 個のセルフタイトニング・プロペラを使います。制御と空力効率
v
のために、2 個のモーターが時計回りに、また別の 2 個のモーターが反時計回りに回転します。空中での操縦は 4 個のモータ
ーの推進力をミックスすることにより得られ、ロール、ピッチ、およびヨー軸に沿って飛行の制御を行います。
4 個のモーターにはそれぞれアームに番号が記されており、これらの番号は飛行コマンドのためのオートパイロ
ットの計算に対応します。また、モーター交換手順を示すためにも使われます。各モーターはオートパイロット
に命じられる速度を達成するようモーターの回転を規制する ESC (電子速度コントローラー) により制御されま
す。
03
01
02
04
図 1.6.10.1: Solo のモーター番号
1.7
LED の意味
Solo の 4 個の LED は、始動時および飛行中の状態を示します。
•
白 (前) と赤 (後) が点灯:
飛行準備完了、標準の飛行コンフィギュレーション
•
白 (前) と赤 (後) が点滅:
Solo はオートパイロットで飛行している
•
赤の点滅が前後で切り替わる:
コントローラーの信号が失われた
•
虹色に点滅:
アップデートが進行中
•
緑色に点灯した後、1 つずつ消える:
スタートアップが成功した
•
緑色に点灯し、自動的に消えない:
スタートアップ失敗。Solo を再始動すること
5
2
セットアップ
本セクションでは Solo を箱から出して設定するために必要なすべてのことを説明します。
2.1 内容物
Solo にはドローン本体、コントローラー、プロペラ(4 個とスペア 2 個)、Solo チャージャー、コントローラーチャージャーが含まれます。
Solo
シルバートッププロペラ 3 枚とブラックトッププロペラ 3 枚
コントローラー
コントローラーチャージャー
Solo チャージャー
図 2.1.10.1: Solo の パーツ
2.2 バッテリー
Solo は再充電可能な Solo スマートバッテリーにより電力を供給され、フル充電で最大 25 分の飛行時間を実現しま
す。 (飛行時間はペイロード、風の状態、標高、気温、湿度、飛行スタイル、パイロットの技術により影響されるた
め、実際には変わることがあります。) Solo スマートバッテリーはリチウムポリマー電池であり、 安全に作動させ
事故を防ぐためには取り扱い上の留意点があります。バッテリーの安全に関して、詳しくはセクション 3.10 をご覧
ください。
2.2.1
充電
バッテリーの電力レベルは電源ボタンの下にあるライトにより示されます。電源ボタンを一度押すと、現在の電
力レベルが表示されます。 Solo のバッテリーは出荷時には約 50% 充電されているため、最大の飛行時間が得
られるよう最初の飛行前に完全に充電してください。
充電する前に、リリースボタンを押したままバッテリーを Solo の後方にスライドさせて本体からバッテリーを取り
外してください。バッテリーの充電には規定の Solo チャージャーのみ使用してください。異なるチャージャーの使
用はバッテリーにダメージを与えたり、火災の原因となる恐れがあります。
バッテリーを充電するためには、Solo チャージャーをバッテリーと電気コンセントにつないでください。充電中、
インジケーターライトは現在の電力レベルを表示します。バッテリーチャージャーには別のインジケーターがあ
り、バッテリーが完全に充電されると赤から緑に変わります。バッテリーを 100%充電するには約 1.5 時間かか
ります。
6
チャージインジケーター
チャージインジケーター
図 2.2.1.1: Solo バ ッテリーの 充電
2.2.2
電源を入れる
Solo の電源を入れるためには、バッテリーを Solo のバッテリーベイに入れ、カチッと音がするまで前にスライド
させます。バッテリー電源ボタンを押し続け、Solo の電源を入れてください。Solo に電源が入ったら、バッテリー
には LED アニメーションが表示され、始動音が聞こえます。Solo に電源を入れるためには、規定の 3DR Solo ス
マートバッテリーのみ使用してください。異なるバッテリーを使うと Solo に致命的ななダメージを与える可能性
があります。
電源を入れる前に S olo を水平な場所に置き、 始動時とセンサー初期化時には Solo を動
かさないでください 。この時 S olo が動いてしまうと センサ ーのキャリ
ブレーショ ンが正しく 行われなく なり、飛行 前エラー の原因とな ったり、飛行中の性
能に影響す ることがあ ります。
2 押したままにして電源を入れる
1 スライドさせて接続する
図 2.2.2.1: Solo の電源を入れる
7
2.3
コントローラー
Solo コントローラーには充電式のリチウムイオンバッテリーが設置されています。
2.3.1
充電
コントローラーの充電には規定のコントローラーチャージャーのみを使用してください。異なるチャージャ
ーを使用すると、コントローラーにダメージを与えたり、火災の原因となる恐れがあります。
コントローラーを充電するためには、コントローラーチャージャーをコントローラーの横にあるバレルジャック
と電気コンセントにつなぎます。コントローラーのバッテリーレベルをチェックするためには、電源ボタンを軽
く押してください。完全に充電されたコントローラーは約 6 時間作動します。飛行させる前には必ずコントロー
ラーのバッテリーレベルを確認し、必要があれば再充電してください。コントローラーを 100%充電するためには、
約 3 時間かかります。
図 2.3.1.1: コ ント ローラー の充電
2.3.2
電源を入れる
コントローラーの電源を入れるには、スタートアップ画面が表示されるまでコントローラーの電源ボタンを 長押ししてくださ
い。
図 2.3.2.1: コントローラーに電源を入れる
8
2.4
プロペラ
Solo は 2 種類のセルフタイトニング・プロペラを使用しており、プロペラ中央にある円の色で識別されます。
2.4.1
取り付け
シルバーのトップを持つプロペラはモーターシャフトのトップがシルバーのモーターに取り付け、ブラックトップの
プロペラはモーターシャフトのトップが黒のモーターに取り付けてください。プロペラを取り付ける前にモーターに
貼り付けてある注意書きのステッカーをはがしてください。
シルバートップのプロペラは時計回りに回すと締まり、ブラックトップのプロペラは反時計回りに回すと締まり
ます。それぞれのプロペラのロックとアンロックのアイコンをチェックし、締め付けと取り外しの正しい方向を
確認してください。
モーターラベルをはがす
モーターラベルをはがす
図 2.4.1.1: プ ロペ ラを取り 付ける
2.5
カメラ
Solo には GoPro® HERO 3, 3+ または 4 のための固定式 GoPro® The Frame™マウントが含まれています。
2.5.1
取り付け
カメラを GoPro® The Frame™ 固定式マウントに取り付けるには、お手持ちの GoPro® を上下逆さまにして挿入
し、Solo HDMI ケーブルをカメラに接続します。
9
GoPro® The Frame™
お手持ちの GoPro ®
を上下逆さまに取
り付ける
お手持ちの
GoPro® HERO 3,
3+ o または 4
HDMI ケーブルを
接続する.
図 2.5.1.1: カメラ を取り 付 ける
2.5.2
設定
上手く撮影するためには、カメラを上下逆向きに取付け「中間視野」に調整してください (視野を「中間」に設定
することで、Solo のプロペラがフレーム内に見えなくなります)。
GoPro ® HERO3 を逆向
きに設定する:
GoPro®
設定
GoPro ® HERO4 の自動
向き設定:
SETUP
カメラの 向き
ORIENTATION
ORIENTATION
OFF
OFF
:UP
:AUTO
:VIDEO
:OFF
:VIDEO
:OFF
EXIT
RESETCAM
EXIT
GoPro ® を中間視野
に設定する:
GoPro®
設定
図 2.5.2.1: カメラ設定のやり方
お手持ちの GoPro ® の W i-Fi を必ずオフにしてください。Solo のコミュニ
ケーション信号と干渉して予期せぬ動きの原因となることがあります。
10
2.6 携帯アプリ
“3DR Solo” は、携帯ディバイスに映像をストリーミングさせ、スマートショットや他の先進的な Solo 機能の操
作をするための、シンプルで見やすいインターフェイスです。
2.6.1
インストール
3dr.com/soloapp に接続するか、App Store または Google Play Store から “3DR Solo”をダウンロードしてください。3DR Solo
は iOS 8.0 以上、および Android 4.3 以上で作動します。Android については、お手持ちのディバイスに“3DR Services” アプ
リもインストールしなければなりません。
2.6.2
Solo に接続する
アプリを Solo の 3DR Link W i-Fi ネットワークに接続するためには、 携帯ディバイスの W i-Fi 設定にアクセスし、
Solo_Link-####を選択してください。一時的なパスワード “sololink”を入力します。Wi-Fi の 接続が 確認できたら、
アプリに戻って操作を続けてください。アプリに接続するためには、 Solo とコントローラーの両方に電源が入っ
ていなければなりません。
LT E
7: 34 P M
Setti n g s
A i rpl an e M od e
W I - FI
B l u etoo th
S ol o _L i n k -# # # #
On
C e l lul a r
N o tifi ca ti o n s
C o ntro l C e nte r
D o No t D i sturb
図 2.6.2.1: Solo Link に接続する
2.6.3
SoloLink パスワードを変更する
Solo W i-Fi に接続したら、ご自分の SoloLink ネットワークを保護するためにパスワードを変更してください。左上
のドロップダウンから Settings メニューを選択し、Solo を選択してご自分のドローンのためのオプションにアクセ
スします。
図 2.6.3.1: アプリ - Settings メニュー
Solo メニューで、W i-Fi Settings を選択し、新しいパスワードを設定してください。パスワードは 8 から 32 文字
のもので、スペースは空けないでください。Apply を選択すると変更が実行されます。ご自分の SoloLink パスワー
ドを忘れた場合、 セクション 9.7 にある工場出荷時再設定手順を行ってパスワードを一時的なパスワード(sololink)
に再設定します。
11
図 2.6.3.2: アプリ - W i-Fi Settings
2.6.4
アップデート
最初の飛行の前に、アプリを使って必要なアップデートを行ってください。コントローラーは preflight update の警
告によりアップデートを行うように促します。必ずコントローラーと Solo 両方の電源が入っていることを確かめて
ください。コントローラーには少なくとも 50% のバッテリー残量が必要であり、アプリは Solo W i-Fi に接続して
いなければなりません。アップデートのプロセスが完了するには、最大で 10 分かかることがあります。
preflight update
Required before first flight!
Use 3DR Solo App to update
図 2.6.4.1: コントロ ーラ ー Preflight Update 警 告
アップデートを開始する前に、アプリにある Settings メニューを開いて Software Update を選択します。
図 2.6.4.2: アプリ - Software Update
アップデートを始める前に、ご自分のディバイスをインターネットに接続して、アップデートをダウンロードする必要
があります。Download Update を選択してこのプロセスを開始し、その後アプリから出てインターネットに接続してく
ださい。
図 2.6.4.3: アプリ - Download Update
アップデートをダウンロードしている間、アプリは次の画面を表示します。
12
図 2.6.4.4: アプリ - Update の ダウ ンロート ゙が進行中
ダウンロードが完了したら、アプリはご自分のディバイスの Wi-Fi 設定内で Solo W i-Fi に再度接続するよう促します。
図 2.6.4.5: アプリ - Solo W i-Fi への再接続
アプリがコントローラーへの接続を探知したら、アップデートを開始するようにアプリが促します(Solo とコントロー
ラーの電源が入っており、Solo W i-Fi に接続していなければなりません)。 Begin を選択してアップデートを開始して
ください。
図 2.6.4.6: アプリ - Update の開始
アップデートの進行中、コントローラーには controller updating 画面が表示されます。コントローラーはアップデ
ートの最中に画面が消えて再始動します。この作業には最大で 5 分間かかることがあります。
Controller updating
Upd a t e w ill t a ke a bo ut 5 mi n ut e s
Ple as e ens ur e cha r ge r is c o n nec t e d
Co ntr olle r may g o d ar k w hile up da t ing
図 2.6.4.7: Controller - Updating
コントローラーはアップデートプロセスの一部として再始動しますので、お手持ちのディバイスは Solo Wi-Fi への
リンクが切断されます。下の画面が表示されたら、Next を選択して続けてください。
図 2.6.4.8: アプリ - Update 切 断 の 確 定
13
コントローラーは再始動し、画面の中央に緑色のチェックマークが表示され、コントローラーのアップデートが成功
したことを示します。コントローラーにこの緑色のチェックマークが表示されたら、アプリ内で Solo W i-Fi に再度接
続し、コントローラーの A ボタンを押してアップデートを続けます。
Controller updated
P le as e re c o n nec t t o S o lo link w if i
P res s
to co n tin u e
図 2.6.4.9: コントロ ーラーア ップテ ゙ート完 了画面
A ボタンを押した後、Solo は再始動してアップデートを完了します。Solo が再始動する間、コントローラーには
waiting for Solo と表示されます。
waiting for Solo
P res s
w h en L ED s a re g re en
図 2.6.4.10: コント ローラー - Waiting for Solo
アップデートが完了すると、Solo の LED は緑色に変わり、またコントローラーは標準の離陸画面に戻り、Solo ア
プリのソフトウェアが最新のものになったことを表示します。Solo の アップデート中 LED は緑色に変わり、その
後、標準の白と赤のパターンに戻ります。アップデート後、数分経過しても LED が白と赤にならない場合は、Solo
を再始動してください。
図 2.6.4.11: アプリ – アップデート成功
2.6.5
ビデオを見る
アップデートが完了した後、FLY SOLO を選択してアプリ内で、ビデオをご覧ください。ビデオを見るためには
Solo、コントローラー、および GoPro® の電源が入っていなければなりません。最初の飛行の前にビデオ を見る
ことができることを確認してください。ビデオが逆さまになっている場合、セクション 2.5.2 をご覧ください。
図 2.6.5.1: アプリ – ビデオを見る
14
3 安全について
以下にあるルールを守り、安全な飛行を心掛けることで、事故と大けがが発生する危険性を低減する助けとなります。
必ず飛行経験のある監督者のもとで、常に十分な注意を払って飛行させてください。薬物やアルコールを摂取して、
もしくは Solo を安全に操作する能力が損なわれている時には飛行させないでください。常識に基づき、危険を避け、
常に責任を持って Solo を操作してください。
事故や大けがの発生や危険を低減する助けとなるよう、最初の飛行
の前に、以下の重要な安全のための指導を読み理解してください。
3.1 場所
Solo を屋内で飛行させないでください。必ず屋外のオープンエリアを選び、オペレーター、周りの人、電線、動物、
車輛、木、および建物から十分な距離を取って飛行させてください。潜在的な危険性のある場所で飛ばす際は、人、
車輛、建築物から約 30 m 以上の距離を保って飛行させてください。オペレーターはスマートショットの際を含み、
障害物を避けるよう Solo を常にナビゲートする責任があります。
空港から約 10Km の範囲内、または地元や国の空域管理当局により規制されている領空内では飛ばさないでくださ
い。オペレーターは自国の法規制内で Solo のような小型無人飛行機に関する規制を熟知し理解する責任があります。
3.2
環境の認識
雨、強風、雪、霧などの極端な悪天候の条件下で Solo を飛行させないでください。Solo に致命的なダメージを与
えたり、安定した飛行の妨げとなる恐れがあります。
飛ばす前に、地域の安全な飛行区域の境界を見極めてください。水域、建築物、木、電線等を含む危険に配慮し 、
安全が確保できない状況になった場合には、Solo を着陸させることができる場所を数ヶ所特定してください。 飛
行中は常に、Solo が安全な空域の外を飛行しても手動で Solo を回収する、もしくは緊急手段を使える準備をして
いてください。
3.3
目の届く範囲内で
必ず Solo を目の届く範囲内で飛ばしてください。Solo が遠く離れ過ぎて向きが分からなくなったり、何か障害物
が視野に入って Solo が見えなくなったりしないようにしてください。
障害物はコントローラーとのコミュニケーション信号を遮断することもあり、Solo
は遮られたルートに沿ってホームに戻ろうとすることがあります。
3.4
フライトスクール
飛ばすことに慣れていない場合、初飛行の前にアプリの Flight School の部分にあるビデオレッスンを見直してくだ
さい。フライトスクールは Solo を安全に、また正しく操作できるようになるために役に立つアドバイスを提供しま
す。
図 3.4.5.1: アプリ
フライトスクール
15
3.5
プロペラ
回転するプロペラにより大けがをすることがあります。 回転してい
るプロペラに触れたり、Solo に電源が入っている間や、プロペラが
稼働している近くには、ものを置かないでください。
Solo の高速プロペラとの危険な接触を避けるために、Solo およびそのプロペラを扱う前に必ず Solo の電源を
切ってください。離陸の際にモーターを始動させる前には、プロペラの周囲に障害物がないよう、また稼働す
る前に、人、動物、または建築物から少なくとも 20 フィート離れるようにしてください。 動いているプロペ
ラに触れたり、プロペラが回転している時に Solo に近づいたりしないでください。
着陸、またはホームへ帰還した後は、Solo は自動的に着陸を探知しモーターを停止します。プロペラの回転が止
まるまで Solo に近づかず、Solo を拾い上げる前に必ず電源を切ってください。
3.6
GPS
Solo は飛行のため、稼働する GPS 信号を必要とします。電源をオンにした後、Solo は強い GPS によるロックを
得るまで最大で 5 分間かかることがあります。GPS 信号の強さを改善するために、上空がクリアに見える場所を選
んで飛ばしてください。以下の要求事項が GPS ロックの定義です。:
•
•
•
•
報告される水平位置の精度
報告される精度
衛星個数
GPS と慣性ナビゲーション垂直速度間の差異
16 ft. (5 m) 未満
2 mph (1 m/s) 未満
6 個以上
2 mph (1 m/s) 未満
飛行中に衛星のカバー域が信頼できる境界値以下に下がった場合、Solo は自動的に FLY:Manual モードに切り替
わります。このモードは飛行を安定させる GPS 機能を提供しませんが、オペレーターが Solo の制御を保持する
ことができます(注意:マニュアルモードでは飛行が不安定になりますので注意してください)。
3.7
ホームポジション
Solo のホームポジションは離陸地点の緯度と経度の座表で、ゴーホーム及びコマンドの終点としてオートパイロ
ットで使用します。オートパイロットは GPS ロックができて初めて、モーターが始動した場所でホームポジショ
ンを保存します。ホームポジションは GPS 信号の強さに影響されますが、通常 1 mから 2mの精度を持ちます。
Solo が無事にホームに戻ることができるように、障害物から離れた、開けた場所から必ず離陸させてください。
アドバンストモードでのホームポジションの安全については、セクション 7.4 をご覧ください。
3.8
高度制限
必ず飛行場所と地元の規制に適した高度で飛ばしてください。Solo は自身で障害物を避けることはできないため、
木、建物、電線などの障害物を避けられる高度を常に選択してください。
Solo には規定で約 150 ft. (46 m)で稼働する安全フェンスが含まれています。この高度制限に達した場合、Solo は
上昇を止め、スロットルインプットを制限してその高度制限を超えないようにします。FAA の規制では、有人飛行
機と接触する可能性を避け、安全な視野の高度となる 400 ft.の最大高度が定められています(USA)。必ずその
地域の高度規制を確認してから飛行させてください。
16
3.9
緊急時の手順
飛行中に問題が発生した場合、以下の緊急手順のいずれかを使って Solo を停止する、飛行を終了する、またはモー
ターをシャットオフしてください。
3.9.1
一時停止
コントローラーの一時停止ボタンにより Solo を空中に停止させることができます。Solo は次のコマンドが与え
られるまで、一時停止した場所でホバリングします。 一時停止ボタンを使って Solo が障害物に当たることを防
いだり、飛行を続けるため Solo の向きを変えたりしてください。Return Home や Land の最中に一時停止を押す
と Solo は一時停止し、着陸を止めます。 一時停止は GPS ロックが機能している場合のみ使用できます。
3.9.2
手動による制御を取り戻す
スマートショット中も含めて、飛行中は常にコントローラーにアクセスできるようにしてください。また、いつでも
手動による制御を取り戻せるよう準備していてください。スマートショット、Return Home または Land 中に標準の
飛行に戻るためには、Fly ボタン を押 して くださ い。
3.9.3
Return Home
Solo が離陸前に GPS ロックが得られている場合は RetunHome が機能します。コントローラーの Home ボタン
を押して Solo を離陸地点に戻して着陸させてください。バッテリー残量が少ない警告が発せられた後、もしくは
飛行を容易に終了させるためにはリターンホームを使います。Solo はホームに戻る際に障害物を避けることはで
きません。Return Home を稼働させる前に必ず、帰還までの間に障害物がないことを確かめてください。
3.9.4
Land
現在の位置で Solo を着陸させるためには、Fly ボタンを押したままにします。自動着陸中にスロットルを持ち上
げるといつでも着陸は中断します。Solo に GPS ロックがない場合、Solo が下降する際に自動ポジショニングが
なくなり、環境条件によっては機体が不安定になることがあります。
3.9.5
モーターのシャットオフ
着陸後、または飛行中の緊急停止スイッチとして Solo のモーターが停止しない場合、Solo には緊急のモーター
シャットオフ手順が含まれています。 飛行中でも地上でも、いつでもモーターをシャットオフするためには、A、
B、および 一時停止ボタンを同時に押したままにするとモーターシャットオフが稼働します。シャットオフコマ
ンドを確定するために初期画面がコントローラーに表示されます。; A、B、および一時停止ボタンを押したまま
にしてモーターシャットオフを稼働させてください。最後の手段以外は、緊急時モーターシャットオフを使わな
いでください。
12
FLY
+
Hold
to shut off motors
Spot lo ck
12
FLY
Hold
+
to shut off motors
Spot lo ck
図 3.9.5.1: コントローラー –モーターシャットオフ
17
3.10
フライトバッテリー
Solo Smart Battery を取り扱う際には注意してください。; リチウムポリマーバッテリーは取り扱いを誤ると火災の
原因となることがあります。バッテリーを改造したり、穴を開けたり、投げたり、曲げたり、衝撃を与えたりし
ないでください。バッテリーを液体、火、電磁波、および他の危険な、または可燃性の素材に近づけないでくだ
さい。バッテリーを極端な温度に晒さないでください。バッテリーが熱くて触れない場合、使用したり充電した
りする前に冷えるまで待ってください。
毎回飛行の前後にバッテリーを点検してください。バッテリーは出荷時、使用時、または充電時に損傷することが
あります。外部への損傷、膨張、変形、異常なにおい、漏れ、その他の異常など通常とは違う様子に気付いたら、
バッテリーを使用しないでください! これらはバッテリーから火災が発生する深刻な損傷のサインかもしれません。
火災や爆発の危険を防ぐために、バッテリーを取り外して建物や車輛の外、および可燃性のものから離れた安全な
場所に置いてください。バッテリーをごみ箱に捨てないでください。バッテリーをできるだけ早く地元の電池リサ
イクルセンターに廃棄してください。アメリカとカナダでは、その場所を探すには call2recycle.org を見てください。
長期保管するためには、バッテリーを 64° F から 82° F の環境温度、45-85%の相対湿度、および 50% の充電
状態で保管してください。必ずバッテリーを極端な温度や直射日光に晒されない場所に保管してください。
3.11
コントローラー
コントローラーの充電式リチウムイオン(Li-ion) バッテリーは、コントローラー裏のバッテリードアからアクセ
スできます。バッテリーはコントローラーに前もって挿入されており、以下の場合を除いて取り外さないでくだ
さい。:
•
コントローラーを使用せず 3 ヶ月以上保管する場合。この時はコントローラーからバッテリーの配線を
取り外し、バッテリーはコントローラー内部に入れたまま保管します。
•
コントローラーバッテリーを交換したり、アップグレードしたりする必要があります。容量が 2 倍にア
ップグレードしたコントローラーバッテリーが store.3dr.com 、または認可を受けた販売店からご利用になれ
ます。予備のコントローラーバッテリーを保管する必要がある場合、金属製の物や他のバッテリーと接触し
ない場所に保管してください。バッテリーのコネクターが金属と接触するとバッテリーがショートし、火災
の原因となることがあります。
バッテリーを液体、火、電磁波、および他の危険な、または可燃性の素材に近づけないでください。バッテリー
を極端な温度に晒さないでください。バッテリーが熱くて触れない場合、使用したり充電したりする前に は冷え
るまで待ってください。コントローラーバッテリーを定期的に目視により検査して損傷がないか確認し、フライ
トバッテリーと同じ安全上の注意に基づいてコントローラーバッテリーを取り扱ってください。
3.12
アンテナの設定
Solo との接続を最大にするために、アンテナを下に向けてコントローラーから離し、飛行中の Solo とほぼ垂直になる
よう調整してください。互いのアンテナを外側に傾けて約 20°の角度を保ってください。
20°
図 3.12.5.1: コントローラー アンテナの向き
18
4
初めての飛行
本セクションでは離陸、着陸、および手動による制御を含む基本的な Solo の飛行手順を説明します。
4.1
飛行前のチェックリスト
飛行する前に、以下の条件を確認してください。
4.1.1
»
»
オ ペ レ ー タ ー が 今 い る 場 所 と 環 境 が 、 飛 行 に 適 切 で あ る 。 (セクション 3.1)
Solo が平らな表面の開けた離陸ポイントにあり、オペレーターと他の人から十分離れている。(セクション 3.1)
4.1.2
»
»
»
コンポーネント
プ ロ ペ ラ が 正 し く 取 り 付 け ら れ て い る 。 (セクション 2.4)
プロペラがスムーズに回転することができ 、引っ掛かりがない。
Solo のすべてのコンポーネントに緩みや損傷がない。
4.1.3
»
»
場所
電源
コ ン ト ロ ー ラ ー の 電 源 が 入 っ て お り 、 少 な く と も 50% 充電されている。(セクション 2.3)
Solo に電源が入っており、バッテリーが完全に充電されている。(セクション 2.2)
4.1.4 ビデオ (オプション)
»
»
Solo アプリが Solo とストリーミングビデオに接続されている。(セクション 2.6)
GoPro® がレコーディングしている。
4.2
離陸
離陸プロセスには 2 つの段階があります。: モーターを始動し、その後離陸します。離陸のためにはいつも Solo
を開けた場所に置き、オペレーター、他の人および建物から少なくとも 20 フィート離れていなければなりません。
建物や木などの障害物の近くで飛行させると、GPS の精度が落
ちて予期せぬ飛行動作が生じることがあります。
4.2.1
モーターを稼働させる
Solo の飛行準備が整ったら、コントローラーが Fly ボタンを押したままにして Solo のモーターを始動させるよう
に促してきます。プロペラが回り始めるまで Fly ボタンを押し続けてください。その際、Solo が稼働し、離陸の準
備ができているため、危険を避けるよう十分注意して取り扱う必要があります。Solo が地上にあり、モーターが回
転している時に一時停止ボタンを押すと、モーターは停止します。
12
FL Y
Hold
FLY
C a b le Ca m
to start m otors
O rb it
図 4.2.1.1: コントローラー – モ ー タ ー 始 動 プ ロ ン プ ト
19
回転するプロペラによって大けがを負うことがあります! プロペラを
回す前には必ず、Solo の周囲に障害物がないこと、すべての人や動物
から離れていることを確認してください。
4.2.2
離陸を開始する
Fly ボタンを再度押したままにして離陸を開始します。Solo は 10 フィート (3 m)まで上昇し、さらに次の支持を受けるまでホ
バリングします。
12
12
F LY
Ho ld
FLY
Hold
to take off
Ca b le C a m
FL Y
O rbit
C a b le Ca m
FLY
to take off
O rb it
図 4.2.2.1: コントローラー– 離陸プロンプト
Solo が空中に浮かんだら、安全に操縦するために、離陸前の Solo の向きに
注意してください。Solo が離陸時に自分の方を向いている場合、右のスティ
ックを後方に動かしてください。Solo が自分から反対を向いている場合、右
のスティックを前方に動かしてください。
4.3
着陸
Fly ボタンを押したままにすると Solo は現在の場所に着陸します。
12
12
FLY
LAND
FLIGHT BATTERY
Hold
Sp o t lo c k
FLY
30
to land
Re w ind
%
HOME
5
0
FT
ALTIT UDE
FT
CableLANDING
Cam
Orbit
C OM P LETE
図 4.3.2.1: コントロー ラー – ユーザーが開始させる着陸
着陸を命じられた Solo は、どこの地点であるかに関わらず、現在の
場所に着陸します。着陸の前に必ず、Solo の直下が安全な着陸点で、
障害物のない、開けた場所であることを確かめてください。
着陸後、プロペラは自動的に回転を停止します。; プロペラが停止してから Solo に近づいてください。プロペラが
止まらない場合、コントローラーの一時停止ボタンを押すか、セクション 3.9.5 で説明した緊急時シャットオフを使
ってください。
プロペラが回転している時に決して Solo に近づかないでください。
自動着陸、またはリターン・トゥ・ホームの後、プロペラが停止す
るのを待ってから Solo に近づいたり、触れたりしてください。
20
4.4
ホームに戻る
Home ボタンは自動的に飛行を終了させ、Solo はホーム位置(飛行ポイント)に戻り着陸します。
ホームに戻るよう命じられると Solo は、
1 最小高度の 49 フィート(15 m)まで移動するか、98 フィートを超えている場合、その高度を維持します。
2 離陸地点まで移動し 5 秒間ほどホバリングします。
3 ホームポイントに着陸します。
5 秒間ホバリング
49 フィート
(約 160m)
ホーム
図 4.4.2.1: Return Home 動作
Return Home を稼働させる前に、ホームポイントまで障害物のない空間がある
ことを必ず確認してください。
4.5
飛行中のデータ
コントローラーのメインデータディスプレイを使って、飛行中の Solo の状態をモニターしてください。
3
2
4
5
6
1
7
8
図 4.5.2.1: コントローラー – 飛行中のデータ
1
フライトバッテリー残量パーセンテージ
2
GPS 信号の強さと利用できる衛星の個数
3
アクティブモード、またはスマートショット (“Fly” は標準の飛行を示します。)
4
コントローラーバッテリーレベル
5
Solo W i-Fi 信号の強さ
6
ホーム位置(離陸ポイント)からの水平距離
7
現在の高度
8
コントローラーA および B ボタンに現在割り当てられている機能
21
4.6
ジョイスティックの制御
(標準でモード2が設定されています)コントローラーの 2 本のジョイスティックで、飛行中の Solo を操縦できます。左側の
スティックは Solo の高度と回転を制御します。
アップ
左に回転
する
右に回転
する
ダウン
図 4.6.2.1: コン トローラ ー -
左 ジョイス テ ィック
左スティックを縦方向に動かすことで Solo の高度と加速を制御します。
離陸して高度を上げるためには、
左スティックを中央位置から僅
かに動かします。
左スティックを中央にセット
すると、現在の高度を維持し
ます。
左スティックを中央から手前に動
かすと高度が下がります。
Solo が地面から数インチの高
さになったら、左スティック
を後いっぱいにセットして着
陸させます。
図 4.6.2.2: スロットル -ジョイスティック の操作
22
左スティックを横方向に動かすことで Solo を回転させ、向きを制御します。
スティックを左に動かすと、
反時計回りに回転します。
スティックを右に動かすと、時
計回りに回転します。
スティックを放すと回転
は止まり、その時の向き
を維持します。
図 4.6.2.3: ヨー‐ジョイスティック の操作
右スティックを使って Solo を前後左右に飛行させます。これらの動きは Solo の現在の向きに関係するため、右
スティックの制御を使う前に、Solo が前を向いている方向を常に認識していてください。
前
左
右
後
図 4.6.2.4: コ ント ロー ラ ー -右 シ ゙ョ イスティ ックの 制 御
23
右スティックを縦方向に動かしてピッチを制御します。
右スティックを前方に動か
すと前に飛びます。
右スティックを後方に
動 か すと 後 に 飛 び ま す。
図 4.6.2.5: ピ ッ チ - ジ ョイ ステ ィッ クの 制 御
右スティックを横方向に動かしてロールを制御します。
右スティックを左に動
かすと左に飛びます。
右スティックを右に動か
すと右に飛びます。
図 4.6.2.6: ロール -ジョイステ ィックの 制御
ドローンに馴染みがない場合、初飛行の前に時間を取って基本を学ん
でください。3dr.com/solo/info を閲覧したり、Solo アプリのフライト
スクールを確認して飛行の制御と最善の操作ついて学習してください。
24
4.7
アプリインターフェイスの概要
Solo アプリは Solo からの撮影映像を見たり、スマートショットを管理するためのシンプルなインターフェイスを提供します。
2
3
4
5
6
7
8
1
9
10
11
図 4.7.2.1: アプリ – メインインターフェイス
1
2
ライブビデオフィード
メインメニュー
3
4
ホームからの水平距離
高度
5
6
ショットリスト
フライトバッテリー残量
7
8
コントローラー信号の強さ
テレメトリーバーを隠す
9
マップビュー
10
携帯ディバイスへのレコーディングを開始 /停止する
11
警告と指導
4.7.1
マップビュー
小さなマップビューにアクセスするためには、アプリを右端から左にスワイプしてください。再度左にスワイプす
るとフル画面のマップになり、ビデオディスプレイをタップするとマップは隠れます。マップビューは GPS ロック
が機能している場合のみ、またインターネット付きのディバイスでのみご利用になれます。
4.7.2
ショットリスト
ショットリストにアクセスするためには、タイトルバーからアクティブモード、またはショットを選択します。Selfie、
Cable Cam、Orbit、および Follow から選んでショットを開始する、または 標準の飛行のためには Fly を選択します。
図 4.7.2.1: アプリ – ショットリスト
25
5
スマートショット
Solo のスマートショットによってビデオキャプチャリングを自動化して、臨場感のある映像を容易に空撮すること
ができます。標準設定で、コントローラーの A と B ボタンに Cable Cam と Orbit が割り当てられています。その
他の Selfie や Follow にはアプリを使ってアクセスしてください。スマートショットは Solo アプリでのみご利用に
なれます。
固定マウントなど Solo 用 3 軸 ジンバルを使わずにスマートショットを使用する場合は、撮影対象を常にフレー
ム内に納めることができません。ジンバルなしでスマートショットを作動させる場合は、カメラを適切なアング
ルに固定し、対象物がフレーム内に収まるようカメラ用マウントを調整してください。
5.1
Selfie
Selfie では、Solo はスムーズに上昇しながら後進しますので、対象物を映画でみるような迫力のあるシーンとして
撮影することができます。セルフィーを開始する前には必ず、Solo の後方および上空に 200 フィート (約 60 m)の
障害物のない空間があることを確認してください。Selfie が稼働したら、Solo は 82 フィート(約 25 m) の高度まで
上昇しながら、対象物から 164 フィート (約 50 m)離れたポイントまで移動します。
2
1
図 5.1.2.1: Selfie-ルートと設定
1
離れる距離 (規定値 164 ft.)
2
上昇する高さ (規定値 82 ft.)
3
4
飛行ルート
Selfie を開始する前に必ず、Solo の後方および上空に 200 フィート
(約 60 m) の障害物のない空間があることを確認してください。Selfie
中に Solo を停止させたい場合は、一時停止ボタンを押します。Fly ボ
タンを押すと、いつでも手動制御に切り替わります。
5.1.1
Selfie の設定
Selfie を開始するためには、Solo を開始ポイントまで飛ばして約 10 フィート(4m)離れたところから対象物の方
を向かせてショットリストから Selfie を選択します。アプリは右矢印を押してセルフィーを開始するよう促します。
図 5.1.1.1: アプリ – Selfie の稼働
26
5.1.2
Selfie の作動
アプリ内の前進と後進の矢印をタップして Solo を Selfie のルートに沿って飛行させます。アプリを使って Selfie で
Solo を制御する際の規定巡航速度は、9 mph (4 m/s) に設定されています。
図 5.1.2.1: アプリ - Selfie の制御
コントローラーを使って Selfie を制御するためには、右スティックを使って Solo を Selfie ルートに沿って前後に動
かします。一時停止ボタンを押すといつでも Solo は停止します。 Fly を押すとモードが解除され標準の飛行に戻り
ます。
Move along
flight path
図 5.1.2.2: コントローラー – Selfie の制御
5.1.3
設定
飛行中の Selfie インターフェイスから設定にアクセスするためには、右下にある 3 つの点を持つオプションアイコ
ンを選択します。切り替わった画面を見て、それぞれのスライダーを使って、離れる距離、上昇する高さ、巡航速
度を調整してください。詳しい説明を見るには Selfie How-To を選択します。
図 5.1.3.1: アプリ - Selfie の設定
5.2
Cable Cam
Cable Cam は、設定した 2 点間の仮想ケーブルに沿って Solo を飛行させながらスムーズなショットを撮影します。
5.2.1
Cable Cam を開始する
コントローラーの A ボタンを押すか、またはアプリのショットリストから Cable Cam を選択してください。Solo
を離陸させたのち、Solo を最初のポイントまで飛行させて A ボタンを押し、その地点を最初の Cable Cam ポイン
トとして保存します。その後 2 つ目のポイントまで飛行させて B ボタンを押し 2 番目のポイントとして保存します。
2 つのポイント間で高度と向きを変え、印象に残る撮影を試してください。
27
図 5.2.1.1: アプリ - Cable Cam の設定
5.2.2
Cable Cam の操作
アプリで Cable Cam を制御するためには、右矢印を タップするとポイント A の方に移動し、左矢印をタップする
とポイント B の方に動きます。Cable Cam の規定巡航速度は 9 mph (4 m/s)に設定されています。
Cable Cam を開始する前に必ず、ポイント A と B の間に障害物のない
空間があることを確認してください。
図 5.2.2.1: アプリ - Cable Cam の制御
コントローラーを使って Cable Cam を操作する場合は、右スティックを左に動かすとポイント A の方に飛び、右
に動かすとポイント B の方に飛びます。右スティックを放すと線上で一時停止します。左スティックを使ってカメ
ラを制御し、左右を撮影することができます。一時停止ボタンを押し、いつでも Solo を停止させることができま
す。; Fly を押すとこのモードが解除され標準の飛行に戻ります。
Camera
Cable
図 5.2.2.2: コントローラー - Cable Cam の 制御
5.2.3
Cable Cam の設定
Cable Cam のオプションを設定するためには、右下隅にある設定メニューを選択します。Automatic view lock で、
Cable Cam の最中に左スティックによるカメラ制御を切り替えることができます。Fly Counterclockwise と Fly
Clockwise を選んで、A と B ポイントの間で Solo が回転する方向をカスタマイズしてください。 詳細設定を確認
するには Cable Cam How-To を選択します。
図 5.2.3.1: アプリ - Cable Cam の設定
28
5.3
Orbit
Orbit を使うと、カメラを中央の目標に固定したまま Solo を設定した円上を自動飛行させることができます。
5.3.1
Orbit を開始する
ショットリストから Orbit を選択してください。アプリには現在設定されている軌道の半径が表示され、地図には
目標の位置が示されます。必要があれば Solo を飛ばして地図上の目標の位置を修正し、その後コントローラーの A
を押して目標をロックします。オービットの目標が設定 できたら、アプリに Subject Locked という確定が表示さ
れます。Orbit 中に目標の位置を調整するためには、地図上の中央ポイントを動かします。
図 5.3.1.1: アプリ - Orbit の設定
Solo は離陸地点から一定の高さを保ちながら軌道を旋回します。
地面の高さの変化を考慮しませんので、Solo に影響を与える可
能性のある起伏の変化に注意してください。Orbit の開始前は
Solo が安全に飛行できる空間があることを確認してください。
5.3.2
Orbit の操作
左右の矢印をタップして、Solo を Orbit の軌道に沿って飛ばしてください。Orbit の規定巡航速度は 2.2 mph (1 m/s)です。
図 5.3.2.1: アプリ - Orbit の制御
コントローラーを使って Orbit を制御するためには、右スティックを左右に動かして Solo を Orbit の軌道上を
飛行させます。右スティックを前に動かすと軌道の半径が小さくなり、Solo は目標に近づきます。右スティッ
クを後に動かすと半径が大きくなり、Solo は目標から離れます。
左スティックを左右に動かすと目標に対するカメラのロックが一時的に中断され、左右を見ることができます。左
スティックを前後に動かして Solo の高度を調整してください。コントローラー上部にあるパドルを使ってカメラ
を上下させることができます。一時停止ボタンを押すといつでも Solo は停止し、Fly ボタンを押すとモードが解
除されて標準の飛行に戻ります。
29
Subject altitude
Altitude
Adjust radius
Camera
Orbit
図 5.3.2.2: Orbit の 制御
5.3.3
Orbit の設定
Orbit Settings メニューを選んで、Orbit の Solo の規定巡航速度を調整します。
図 5.3.3.1: アプリ - Orbit Settings
5.4
Follow
Follow は Solo と携帯ディバイスの間にバーチャルなケーブルを作り、操縦者の動きを Solo が追跡できるように
なります。Follow の対象者がコントローラーを使えないような場合は、Follow 中には安全に操作できるオペレー
ターが必要です。Solo は対象者の携帯ディバイスを目がけて追従しますので、安全のための、別のオペレーター
はコントローラーを持ち、いつでも手動制御できるよう準備しておく必要があります。
具体的な範囲制限は、使用している携帯ディバイスによりますが、コントローラーと携帯ディバイスは 500 フィー
ト(160m)以上離してはいけません。コントローラーと携帯ディバイス間の距離が離れ過ぎると、コントローラー
との接続を失う危険性があります。
Follow 中には必ず Solo が安全に飛行できる空間があることを確認
してください。対象者を追跡する中には Solo は飛行ルート内に入
ってくる障害物を避けることはできません。
5.4.1
Follow の設定
Follow を開始するためには、アプリのショットリストから Follow を選択して、Solo を対象者の方に向けて操縦しま
す。指導バーをタップして追跡を開始してください。
図 5.4.1.1: アプリ - Follow の設定
30
5.4.2
Follow の操作
Follow が稼働したら、Solo は携帯ディバイスを持って移動する対象者に向かって追跡していきます。アプリ操作は
対象者が左右矢印を押して Solo を旋回させることができます。コントローラーでは右スティックを前後に動かして
追跡する距離を調整し、右スティックを左右に動かすと旋回します。左スティックを使って Follow 中の Solo の高
度を調整し、また、カメラの追跡を一時中断して左右にパンすることができます。 Follow 中いつでも一時停止ボタ
ンを押して Solo を停止させることができますが、カメラは続けて対象者を追跡します。Fly を押すと標準の飛行モ
ードに戻ります。
Adjust following
distance
Altitude
Camera
Orbit
図 5.4.2.1: Follow の制 御
5.4.3
Follow の設定
Settings メニューを選択して、Follow 中の規定巡航速度を調整します。Follow の規定巡航速度は 2.2 mph (1 m/s) に
設定されています。
図 5.4.3.1: アプリ – Follow の設定
31
6
警告
飛行前または飛行中にエラーが発生した場合、以下の警告がコントローラーに表示されます。コントローラーに警
告が出ていないか、常に意識し推奨される措置を取ってください。
6.1
飛行前のエラー
モーターを始動する前に、Solo は一連の自動チェックを行い、システムは飛行準備が完了していることを確認します。
6.1.1
キャリブレーション
以下の警告 altitude calibrating、calibrating solo、および calibrating compass は、飛行前チェックが進行中であるこ
とを示します。警告が消えるのを待ってから、続けてください。
Altitude calibrating
Calibrating Solo
Calibrating compass
Please wait
Ple as e wa it
Ple a se wa it
図 6.1.1.1: コントローラー – キャリブレーション進行中の警告
Solo が平らな場所に置かれていない場合、以下の警告が発せられ移動するよう促されます。
Uneven surface
Mo ve S olo t o a leve l s urf a c e
図 6.1.1.2: コントローラー – 平らでない面の警告
Solo が手動によるキャリブレーションが必要な場合は、コンパスキャリブレーションとレベルキャリブレーション
の行うために以下の警告メッセージが表示されます。コンパスキャリブレーションとレベルキャリブレーションの
方法については、セクション 9.2 を参照してください。
Level error
Compass error
Please calibrate level
using the 3DR Solo app
Please calibrate compass using
the 3DR Solo app
図 6.1.1.3: コントローラー – 再カリブレーション必要の警告
始動時にキャリブレーション、またはセンサーエラーが表示された場合は Solo を再始動して以下の警告をクリアしてください。
32
Calibration error
Sensor error
P le a s e r es t art S o lo
Please try and restart Solo
図 6.1.1.4: コントローラー – キャリ ブレーションエラーの警告
6.1.2
サービスの警告
以下の警告はサービスが必要なシステムエラーを示しています。アプリを使ってトラブルチケットを 3DR
Support に提出し、認可を受けた Solo Service Center に連絡してキャリブレーション方法の指導を得てください。
コントロールスティックのエラーは、飛行中または離陸前に起こる場合があります。コントロールスティックエ
ラーを飛行中に探知した場合 Solo はホームに戻って着陸します。
Control stick error
S olo will r et ur n ho me
Service required
Control stick error
Control stick error
Us e 3 DR So lo a p p t o lo g a tr o ub le
tic k et w it h c us t ome r s upp o rt
Co nt act 3D R c us to mer s up p or t
S olo will r et ur n ho me
図 6.1.2.1: コントローラー – サービスの警告
6.2
飛行中のエラー
飛行中、コントローラーは Solo の GPS 信号、コントローラー信号、フライトバッテリーレベル、およびコントロー
ラーバッテリーレベルをモニターします。
6.2.1
高度制限
Solo が飛行中に高度制限に達した場合、その高度を維持して超えることはなく、コントローラーには以下の警告が
表示されます。
Maximum altitude
Pr e s et ma x alt it ude r ea c he d
図 6.2.1.1: コントローラー – 高度制限の警告
6.2.2
アプリの接続
コントローラーは Solo アプリが Solo に接続された、または切断された際に以下のバナースタイルの警告を表示し
ます。飛行中は常に Solo アプリと接続されていることを推薦します。Solo W i-Fi とアプリとの接続についてはセク
ション 2.6 を参照してください。飛行中にアプリとの接続が失われた場合は、Solo はホームに戻りません。
33
図 6.2.2.1: コントローラー – アプリ接続の警告
6.2.3
コントローラー信号の警告
建物や木など、障害物の裏側を飛行すると Solo とコントローラー間の連絡信号が遮断されます。信号が遮断される
ことがないように、必ず Solo を目が届く範囲で飛ばしてください。携帯電話の中継塔や近隣の W i-Fi 信号が連絡シ
ステムと干渉して、信号を受信する範囲が狭まることがあります。また人口の密集した地域で飛行することは避け、
干渉の原因となるものに近づかないでください。
飛行中にコントローラーと Solo のペアリングが失われた場合は、コントローラーには以下の警告が表示され、Solo
はホーム位置に戻ります。ペアリングの指導についてはセクション 9.3 をご覧ください。
図 6.2.3.1: コントローラー- コントローラー切断の警告
Solo とコントローラー間の信号が飛行中に失われた場合、コントローラーに は信号が失われたことの警告が表示
され、Solo はホーム位置に戻ります。ホームに戻る途中で信号が回復すると、コントローラーは信号が回復したメ
ッセージが表示され、Fly ボタンを押すことによって手動制御を取り戻すことができます。
Controller signal lost
Signal recovered
Solo will return ho me
図 6.2.3.2: コントローラー – コントローラー信号の警告
6.2.4
GPS 信号の警告
飛行中に GPS を失うと Solo は Fly:Manual に切り替わります。GPS が失われた場合は Solo を着陸させ、再度離陸
させる前に GPS ロックを取得するまで待つことをお薦めします。
Fly:Manual では Solo は標準の飛行(“Fly”と表示されます)の際と同じジョイスティック操作を行いますが、この
場合は GPS 位置情報は失われています。従って Fly:Manual では Solo は右スティックを放すとその位置を維持せず、
操縦者は、ロール(左右)、ピッチ(前後)、ヨー(旋回)を微妙に制御しなければなりません。GPS なしでは一
時停止、ゴーホーム、およびスマートショットは利用できません。着陸時に Solo は GPS 位置情報がないため、ポ
ジションを維持することができず、風や他の環境条件によって機体が流されます。Solo が Fly:Manual で飛行して
いる時に、別の警告が発せられると、Solo はホームポジションに戻ることができず、その代わりにその場所をホー
ムポジションとして認識して着陸を開始します。
飛行中に GPS が回復すると Solo は Fly:Manual から標準の飛行 (Fly) に切り替わり、GPS 位置情報が稼働します。
その際、以下の GPS が失われた警告、Solo が Fly:Manual になっている警告、GPS 回復の警告が表示されます。
GPS 信号の強さを改善するためには、常に空がはっきり見える広い場所を選んでください。
34
6
FLY:M anual
FLIGHT BATTERY
48
GPS lost
%
Sw it chi ng t o ma n u al c o nt r o l
HOME
324
84
FT
ALTITUDE
Cable Cam
FT
Orbit
図 6.2.4.1: コントローラー - GPS 信号の警告
6.2.5
フライトバッテリーの警告
コントローラーは飛行中、Solo のバッテリー状態を監視し、バッテリーが深刻なレベルになると警告を発します。
残量が 25% と 10%になると、コントローラーが振動し、操縦者にはすぐに飛行を中止して着陸するよう警告を出
します。
図 6.2.5.1: コントローラー – バッテリー残 量の警告
バッテリー残量が 5%になると Solo は墜落を避けるためホーム位置に戻り(Return Home)ます。着陸後は直ぐに
Solo の電源を切ってください。バッテリー残量が 0%になると、取り返しのつかない損傷が発生し、バッテリーが
使えなくなる可能性があります。
図 6.2.5.2: コントローラー – 重大なバッテリー警告
6.2.6
コントローラーバッテリーの警告
コントローラーバッテリーの残量が 10%になるとコントローラーは充電するよう警告します。5%になると、コン
トローラーは飛行を終了してコントローラーに充電するよう操縦者に促します。飛行中にコントローラーバッテリ
ーの残量が深刻なレベルになると、Solo はホーム位置に戻ります(Return Home)。以下の警告が 10%、5%、お
よび 0%(左から右に)の時に表示されます。
charge soon
land soon
Returning home
Low co ntro ller battery
Co ntro ller Battery at 5%
Co ntro ller battery at 0%
Dismiss
図 6.2.6.1: コントローラー – コントローラーバッテリーの警告
35
7
上級者向けの設定
本セクションでは、Solo の上級者向け機能と設定へのアクセスと使用について指導を提供します。
7.1
アドバンスフライトモード(上級者向け)
アドバンスフライトモードは上級者向けのモードです。Solo には5つの上級者向け飛行モード(難易度順に)、
FLY:Manual(マニュアルモード)、Stabilize(スタビライズモード)、Sport(スポーツモード)、Acro(アクロモ
ード)、Drift(ドリフトモード) が搭載されています。これらのモードは、飛行経験を積んだ操縦者のためのもの
です。一切のアシスト機能がありませんので、マルチコプターを飛ばす自信がなければ、アドバンスフライトモー
ドを使用しないで下さい。適正な技術なしでこのモードを使用すると、事故に繋がる危険性があります。
上級者向けモードは経験を積んだオペレーターだけのためのもので
す。位置情報と高度の補助なしでマルチコプターを飛ばすことに自
信がなければ、上級者向けモードは私用しないでください。
7.1.1
マニュアルフライトモード
マニュアルモードは GPS ロック機能なしの標準的なフライトモードです。このモードでは、ジョイスティックで高
度を制御します。しかしマニュアルモードは GPS ロック機能なしのため、右スティックを放すと Solo はホバリン
グせず、風の状況や飛行中の勢いによりドリフトします。マニュアルモードで飛行する場合は、右スティックで微
調整(当て舵)しながら Solo の位置を制御し、左スティックを使って Solo の向きを維持してください。その時の
気象状況や飛行中の慣性によって Solo は空中で流されます。
7.1.2
スタビライズモード
スタビライズモードは GPS ロック機能及び高度制御の補助がない手動モードです。このモードでは操縦者が右ステ
ィックを放した時に Solo が水平に戻るように、オートパイロットがロール(左右)とピッチ(前後)の角度を制御
します。ジョイスティックは Solo を加速させるパワーを直接制御し、高度には対応しません。スタビライズモード
では左右両方のスティックを微調整しながら Solo を飛ばす必要があります。GPS ロック機能がないので、慣れて
いない方は注意が必要です。
7.1.3
ドリフトモード
ドリフトモードは GPS ロック機能により飛行機のようなフライト体験ができます。カメラからのリアルタイム映
像を観ながら Solo を操縦できるので、迫力のある飛行を楽しめます。ドリフトモードではロール(左右)、ピッ
チ(前後)、ヨー(旋回)の組み合わせをコントローラーの右スティックのみで制御し、目的方向に動かします。
右スティックを放すと Solo は2秒間ほど遅れてから静止します。ドリフトモード中、自動で高度を制御しないた
め、飛行中はスティックを常に微調整する必要があります。
7.1.4
アクロモード
アクロモードは最上級者向けの飛行モードです。Solo のロール(左右)とピッチ(前後傾き)角度を、無制限に操作
することができます。このモードは空中でのアクロバット、宙返り(フリップ)、緊急回避などの操縦をすることが
できます。高度や位置の補助はないため、両方のスティックを常に微調整しなければなりません。アクロモードはヘ
リコプターフレーム志向のモードです。つまり、このモードでは Solo は機体の傾きに応じて常に自分で全方向に操
作することになります。アクロモードは GPS ロック機能なしです。高度な飛行技術がない限りこのモードは使用し
ないで下さい。熟練した飛行技術がなければ、墜落し大破する可能性があります。その際は、自己責任となります。
長い経験を持ったオペレーターでない限り、Acro で飛行させないで
ください。適切な技術がなければ恐らく墜落します。
36
7.1.5
スポーツモード
スポーツモードは難易度の高い飛行モードです。アースフレームという、地上を基準とした回転軸(機体を基準と
した回転軸ではありません)を高度にアシストします。ジョイスティックは通常操作での飛行(FLY モード)と同
様です。アースフレームの回転軸は、ヨー(旋回)操作の回転軸が、地上を基準として動作する点で、通常の機体
軸のヨー(旋回)とは異なります。例えば、スポーツモードで Solo を前方にピッチ(前後傾き)させ、左へヨー
(旋回)させると Solo はその時点のピッチ角度を維持しながら地上に対して垂直に旋回します。因みに、次のア
クロモードの操作では、同じ操作で宙返りを行います。スポーツモードは GPS ロック機能がないので、注意して
ください。
7.2
アドバンスフライトモードの設定を有効にする
アドバンスフライトモードの設定をするには、アプリを使って”設定”メニューから”高度な設定”を選択します。”アドバン
スフライトモードを有効にする”のオプションをオンにして、Solo の上級者向けモードのメニューを有効にします。
図 7.2.5.1: アプリ - Advanced Settings
7.3
アドバンスフライトモードにアクセスする
アドバンストフライトモードを有効にし、Solo アプリを使いいずれかのモードをコントローラーの A と B ボタン
に割り振ることで利用可能となります。
図 7.3.5.1: アプリ - A と B Presets
7.4
ホームポジションの安全確保
マニュアル、スタビライズ、スポーツ、アクロ、の各モードには GPS ロック機能がありません。GPS ロック機
能なしで離陸させたい場合は、Solo をこれらのモードのどれかに設定します。信頼性の高い GPS 信号がなけれ
ば、ゴーホーム、一時停止、およびスマートショットは動作しません。 GPS ロック機能なしで離陸する場合、
Solo は離陸地点をホームポジションとして記録しません。飛行中に Solo を通常モードに切り替え GPS ロック機
能ありにした場合、オートパイロットは GPS 信号を受け取ったその場所をホームポジションとして認識します。
危険な状況を避けるため、Solo が離陸前に GPS を取得しなかった場合、ゴーホーム機能を使わないでください。
ISolo が離陸前に GPS ロックを取得しなかった場合、Return Home を使
わないでください。
37
7.5
飛行パフォーマンスをカスタマイズする
Solo アプリはあなたの飛行スタイルに合わせられるよう、パフォーマンス(飛行スピードと回転スピード)を調整する機能があ
ります。パフォーマンスを調整するには、メニューからパフォーマンスを選択します。フライトのスライダーで、Solo の飛行ス
ピードを調整することができます。カメラパンのスライダーで Solo の回転スピードを制限します。スライダーは亀(アイコン)
に向かうほど遅く緩やかな動きをし、うさぎ(アイコン)に向かうほど早くなります。操縦レベルに合わせ調整してください。
図 7.5.5.1: アプリ - Performance スライダー
7.6
単位
Solo アプリで単位をインペリアル法からメートル法に変える場合、Settings から Units を選んでください。
図 7.6.5.1: アプリ – 単位の変更
7.7
最大高度の調整
高度制限を調整するためには、Solo メニューから Altitude Limit を選択してください。No Limit を選ぶ場合は、必ず
目の届く範囲内で Solo を操作し、地域の法規制に従ってください。
図 7.7.5.1: アプリ - Altitude Limit
38
8
サポート
3DR Support は Solo の最大の能力を引き出せるようユーザーを支援します。何かご質問があれば
[email protected] にて当社までご連絡いただくか、1 (855) 982-2898 (アメリカとカナダでの無料通話)または +1
(858) 225- 1414 にお電話ください。当社ウェブサイトからサポート要求を提出するためには、visit 3dr.com/support
を閲覧してください。
Solo アプリを使ってトラブルチケット を提出すると飛行記録が自動的に 3DR Support に送られます。Solo アプリ
内でサポート要求を提出する際は、メインメニューから Support を選択し Log Trouble Ticket を選んでください。
図 8.7.5.1: アプリ - Trouble Ticket の提出
9
メンテナンス
本セクションは Solo の作動に関する基本的なメンテナンスについて説明します。修理については本書では対応し
ておりません。3DR Support、または 芝本産業株式会社へ連絡してください。
Solo の外部コンポーネントは衝撃を吸収して中核となる電子部品を保護するよう設計されています。
Solo のレッグやモーターに損傷が生じた場合、store.3dr.com または、芝本産業株式会社、及びご購入先に連絡し、
3DR パーツを購入し、交換してください。バッテリーベイを開く、または Solo に対して何らかのメンテナンスを
行う前には、必ずバッテリーを取り外して Solo の電源をオフの状態にしてください。
9.1
コントローラーバッテリーの交換
コントローラーバッテリーを交換するには、コントローラー裏にあるバッテリードアを開きます。フォームブロッ
クを取り外して、バッテリーコンパートメントの横にあるポートからバッテリーを外してください。バッテリーを
取り付けるためには、バッテリーをコントローラーに接続し、標準サイズのバッテリーにはフォームブロックを使
ってコンパートメント内の空間を埋めます。予備のコントローラーバッテリーの安全な保管については、セクショ
ン 3.11 をご覧ください。
図 9.1.5.1: コント ローラーバッテリーの取り付け
39
9.2
キャリブレーション
コントローラーからコンパスキャリブレーションとレベルキャリブレーションを促すメッセージが表示され
た場合 Solo アプリを使用して行います。コントローラーから指示が無い場合は、毎回キャリブレーションを
行う必要はありません。Solo アプリを Solo W i-Fi に接続し、Solo メニューの中からキャリブレーションを選
択します。Solo とコントローラーの電源を入れる前に、必ずプロペラを外してください。
9.2.1
コンパスキャリブレーション
Solo のコンパスキャリブレーションは開けた場所で行う必要があります。キャリブレーションを開始する前には、
鉄の建物や、鉄筋で補強されているコンクリート、そのほか鉄製の構造物から離れてください。Solo アプリ画面の
上に表示されている緑色のバーが完全に右端に到達するまで、Solo を複数回くるくると回転させるよう指示してき
ます。キャリブレーションに失敗した場合、場所を変えて再度行ってください。
図 9.2.1.1: アプリ - Compass Calibration の 設定
図 9.2.1.2: アプリ - Compass Calibration の手順
9.2.2
レベルキャリブレーション
Solo の加速度計の静止状態を確認するためにキャリブレーションのレベルをゼロにします。レベルキャリブレーシ
ョンを実行するために、Solo をタブレットの画面に表示される状態に、順番に置いていきます。Solo を 2~3 秒間
静止させてから、画面に従って Solo を置き直し「次へ」を選択します。
図 9.2.2.1: アプリ – レベルのカリブレーション
40
9.3
ペアリング
ペアリングを行う際は、Solo 本体とコントローラーの電源をオフにして下さい。近くに他の Solo がある場合は、
それらの電源もオフにします。ペアリング させる Solo とコントローラーの電源を入れてください。完全に起動
するまで、30 秒ほど待ってください。Solo 本体の底面に「Pair」と記載された横にある小さな穴は「ペアリング
ボタン」です。この穴に差し込むことができるサイズのクリップや 、ねじ回しなどで押し、そのまま数秒間待ち
ます。コントローラーが Solo を検知すると、メッセージがスクリーン上に表示されます。約 30 秒経過しても反
応が無い場合は、再度ペアリングボタンを押してください。
A ボタンを押し続けた状態で B ボタンを押し、そのままホールドします。コントローラーが振動したら手を離し
てください。約 20 秒間後に、スクリーンに「Solo Paired」のメッセージが表示されます。これで Solo 本体とコ
ントローラーのペアリングが終了です。
ペアリングが上手く行かない際は以下をお試しください。

誤って B ボタンを押しペアリングをキャンセルした場合は、Solo とコントローラーを再起動した後で、ペア
リングボタンを押してください。

何度かペアリングボタンを押したにも関わらず、Solo を検知しない場合は、一度コントローラーの電源を切
り、Solo 本体からの「切断音」が鳴るか確認してください。この音が聞こえた場合は Solo とコントローラ
ーは既にペアリングされている状態です。聞こえない場合は、Solo とコントローラーを再起動し、始めから
やり直してください。
図 9.3.2.1: Solo のペアボタン
detected new Solo
H old
+
t o p air
t o c an c el
図 9.3.2.2: コントローラーのペアリング手順
41
9.4
レッグ
Solo には 3 種類のレッグが使われています。アンテナモジュール付きレッグが 2 本 (#1 と #2)、電子コンポーネン
トが付いていないレッグ(レッグ #3) とコンパスモジュール付きレッグ(レッグ #4) があります。交換用の全種類のレ
ッグは、store.3dr.com 、または芝本産業及び代理店から購入することができます。
アンテ ナ
コンパス
アンテ ナ
標準
図 9.4.2.1: レッグのタ イプ
9.4.1
レッグ #3
標準のレッグを交換するためには、 #2 Phillips スクリュードライバー (プラスドライバー)を使用して 2 本のネ
ジを外して古いレッグを取り外し、付属のネジを使って新しいレッグを取り付けてください。
図 9.4.1.1: 標準レッグの交換プロ セス
9.4.2
アンテナ付きレッグ #1 と #2
アンテナを含むレッグで、アンテナが破損しておらずレッグのみを交換したい場合、交換する前に古いレッグから
アンテナを取り外す必要があります。
アンテナを取り外すためには、プラスチックのシートをレッグから取り除きます(再度貼り付けます)。ケーブル
を抑えながら慎重にアンテナを引き離します。
2
プラスドライバーを使用し2本のネジを取り除き、古いレッグを取り外します。
(アンテナの接続されていないレッグの場合は、2本のネジを取り除きレッグのみ交換します。)
1
42
2
1
3
図 9.4.2.1: レッグからアンテ ナを取り外す
アンテナケーブルを新しいレッグのくぼみを通して設置します。2 本のネジを使ってレッグを固定します。
2
1
図 9.4.2.2: 既存のアンテナを新しいレッグに取り付ける
裏面に黄色のマジックテープを取り付けます。アンテナのマジックテープを剥がします。マジックテープのシール
を剥がしレッグの内側にアンテナを通して貼り付けます。ゴム脚の端から 5mm 程度の場所にアンテナの先を置きま
す。新しいプラスチックシートの両端を正しく折り曲げます。粘着性のあるシートを剥がしレッグに貼り付けてア
ンテナを固定します。
アンテナとフット間の
距離は 5 mm
2
1
3
図 9.4.2.3: 既存のアンテナを新しいレッグに取り付ける
43
9.4.3
コンパス付きレッグ #4
Solo の右脚(arm#04)にはコンパスモジュールが搭載されております。標準のレッグを取り外す時と同じように、
まずレッグをアームから取り外しますが、このレッグはコンパスを Solo から外さない限り取り外すことはできま
せん。コンパスコネクターにアクセスするためには、バッテリートレーを Solo から取り外す必要があります。バッ
テリートレー取り外しの指導については、セクション 9.5 をご覧ください。
バッテリートレーを取り外すと、コンパスコネクターは交換しているレッグの最も近くにある基板の端にあります。
コネクターの反対側にあるタブを押し下げてコネクターを持ち上げ、基板からコンパスコネクターを外してくださ
い。アームとコネクターの間のスペースは限られているため、スクリュードライバーを使ってタブを押すことをお
薦めします。
図 9.4.3.1: メ イ ン 基 板 の コ ン パ ス コ ネ ク タ ー
コンパスを外した状態で、古いレッグとケーブルを Solo から外してください。新しいレッグを所定位置に入れ、新
しいコンパスケーブルが基板に接続できるようアームに通します。コンパスコネクターを古いコンパスが取り付けら
れていた同じ場所に接続してください。
図 9.4.3.2: コンパ スを含む新しいレッグを
挿入する
新しいレッグを所定位置に固定し、バッテリートレーをつけ直してください。
44
9.5
バッテリートレー
バッテリートレーはバッテリーと GPS を所定位置に保持し、そこからメインの電子部品ベイにすることができます。
本セクションでは Solo 内部にするためのトレーの取り外し方を説明します。
9.5.1
GPS カバー
GPS カバーはバッテリートレーの前にある平らで黒いエンドキャップです。これを取り外すには 図のような、
テコとして使えるツールを使用してカバーの裏エッジに沿ってある 4 つのクリップを緩めます。
図 9.5.1.1: GPS カバーの取り外し
9.5.2
バッテリートレーの取り外し
バッテリートレーを取り外して Solo のメイン電子部品ベイにアクセルするためには、小型のプラスドライバーを使
って Solo とバッテリートレーを固定している 7 本のネジを取り外してください。
図 9.5.2.1: バッテリートレーの取り外し
バッテリートレーはまだ GPS ケーブルによって Solo に繋がっているため、下にある基板にアクセスできる程度ま
でトレーを注意して持ち上げてください。
GPS コネクター
図 9.5.2.2: バッ テリートレーの取り外 し
45
9.6
モーター
交換用モーターは、時計回りと反時計回りのモーターポッドとして供給されています。モーター #1 と #2 を交換す
るには反時計回りのモーターポッドを使用し、モーター #3 と #4 を交換するには時計回りのモーターポッドを使用
してください。毎飛行 150 時間を目安に、もしくはモーターがスムーズに回らなくなったら交換してください。
モーターポッドを交換するには、図のようなてことして使える道具を使用してアームの下側から
LED カバーを取り外します。
図 9.6.2.1: LED カバーの取り外し
#2 Phillips スクリュードライバー (プラスドライバー)を使って、ポッドを固定しているアームの 4 本のネジを取り外します。
図 9.6.2.2: モー タ ーポッド の取り外し
幅の広いベージュ色のコネクター、赤い配線、および黒い配線を外して古いモーターポッドを取り外してください。
幅の広いベージュ色のコネクター(DF13)を取り外すには、ポッドからコネクターの端が外れるまで注意して持ち上
げ、その後コネクターを取り外します。配線は引っ張らないでください! 力任せに取り外そうとするとコネクタ
ーは容易に破損します。
46
図 9.6.2.3: モ ー タ ー ポ ッ ド の 取 り 外 し
アームからの 3 本の配線を新しいモーターポッドに接続してください。配線をアーム内に押し込んで、新しいポッド
を所定の位置にセットします。
図 9.6.2.4: モ ー タ ー ポ ッ ド の 接 続
Solo を裏返して、付属の 4 本のネジを使って新しいモーターポッドを所定位置に固定してください。古いモーターポ
ッドからネジを再利用しないでください。最後に LED カバーを所定の位置にはめ込みます。
2
1
図 9.6.2.5: モーターポ ッドと LED カ バーの取り 付け
47
9.7
出荷時の設定へのリセット
出荷前の設定へのリセットを行う前にカスタマーサポートにご連絡ください。
リセットによって Solo に取り返しのつかない損傷が生じることがあります。
出荷前の設定へのリセットを行うことにより、Solo とコントローラーは初飛行時のアップデート前の状態に戻りま
す。 Solo W i-Fi のパスワードを忘れたり、Solo の出荷前の設定へのリセットに戻す必要がある場合のみ行います。
9.7.1
コントローラー
コントローラーをリセットするには、まずコントローラーの電源を切った状態にします。電源ボタンと FLY ボ
タンを同時に押したままの状態にすると Controller-updating と表示されます(図 2.6.4.7)。コントローラーが再起
動し、最大で 5 分後に緑色のチェックマークが表示され、続けて A を押すよう促されます(図 2.6.4.9)。リセット
手順が完了したら、コントローラーには preflight-update (Figure 2.6.4.1)と表示されます。セクション 2.6.4 にあ
るアップデートの手順を完了させ、Solo の飛行準備を行ってください。
9.7.2
Solo
Solo のリセット手順の一環として、Solo はコントローラーとのペアリングを切断します。まず、Solo の電源を切
ってください。ペーパークリップやそれに似た道具を使って Solo のペアボタン(図 8.3.2.1)を押したまま Solo の電
源を入れます。ペアボタンの隣にある内蔵 LED がオレンジ色に素早く点滅したらペアボタンからクリップを離し
てください。これは出荷前の設定へのリセットが進行中であることを示します。
数分後、リセットの完了が近づくと Solo の LED が様々な色に移ろいながら点滅し始めます。Solo から初期化のト
ーンが聞こえたら出荷 前の設定へのリセットは完了し、Solo はコントローラーとのペアリングの準備ができる状
態となります。移ろい点灯がが止まっても Solo から初期化を知らせるトーンが聞こえない場合、Solo の電源を再
起動し、セクション 9.3 の Solo とコントローラーのペアリングの説明に従ってください。
48
10 付録
10.1
仕様
Solo は 3DR Pixhawk 2 オートパイロットシステム、および APM:Copter 飛行制御ソフトウェアにより稼働する 4
ローターの空撮機です。Solo は 3DR Link の安全な W i-Fi 接続によりコントローラーおよび Solo アプリと連絡し
ます。
オートパイロット:
フライトコード:
制御:
無線連絡:
周波数:
3DR Pixhawk 2
ArduPilot Copter
3DR Solo コントローラー
3DR Link 1.0
2.4 GHz
高さ:
モーター間の距離:
推進力:
プロペラ:
バッテリーを含む重量:
コントローラーバッテリー稼働時間:
拡大コントローラーバッテリー稼働時間:
コントローラーバッテリー:
動力:
バッテリー:
バッテリー重量:
推定飛行時間:
10 in. (25 cm)
18 in. (26 cm)
880 KV モーター、2 個の時計回りモーターと 2 個の反時計回りモーター
10 in. x 4.5 in. (25 cm x 11.4 cm)
3.3 lbs. (1.5 kg)
3 時間
6 時間
Li-ion 2600 mAh 7.2 Vdc (拡大バッテリーでは 5200 mAh)
電気式 (充電式リチウムポリマーバッテリー)
リチウムポリマー, 5200 mAh, 14.8 Vdc
1 lb. (0.5 kg)
25 分*
最大高度:
範囲:
ペイロード重量:
328 ft. (100 m)
0.5 マイル** (0.8 km)
1.1 lbs. (500 g)
巡航速度:
最大速度:
最大上昇レート:
最大下降レート:
向かい風制限:
横風制限:
5.7 mph (2.5 m/s)
55 mph (25.5 m/s)
11 mph (5.0 m/s)
5.5 mph (2.5 m/s)
25 mph (11 m/s)
25 mph (11 m/s)
カメラ:
Solo アプリ適合性:
GoPro® HERO 3, 3+ または 4 とのストリーミングビデオ対応
GoPro® HERO 3+ または 4 との完全な適合性
iOS 8.0 以上/ Android 4.3 以上
作動温度:
作動相対湿度:
32° F - 113° F (0° C - 45° C)
0-85% RH
*飛行時間はペイロード、風の状況、標高、温度、湿度、飛行スタイル、および操縦者の技術に
より変化します。ここに挙げられている飛行時間は、海抜 2,000 フィート未満の標高に適用され
ます。
**範囲は場所、アンテナの向き、暗騒音と多経路干渉により変化します。
49
10.2
保証
3D ロボティックス社は Solo(以下“製品”) を購入者が初めて受け取る時に、材質と生産作業上の欠陥がないこ
とを保証いたします。この製品が欠陥のある素材と生産上の作業のため、購入日から一年以内、もしくは適用される
法律が求めるそれ以上の期間(“保証期間”)に通常の使用と条件の中で故障した場合、前記の欠陥はそれに直接関
連する部品代や工賃をいただくことなく 3D ロボティックス社の裁量により修理、または交換いたします。Solo に
適用される限定保証の全条件は 3dr.com/terms にてご覧いただけます。
この保証は 3D ロボティックス社が認可する販売店からこの製品を購入する消費者にしか適用されず、譲渡した
り割り当てたりすることはできません。この保証は以下のものには適用されません。: (1) 基準から外れた使用
や条件、事故(制限のないこと、衝突、墜落または火災を含む)、改造、または不適切な修理による影響を受
けた製品 (2) 水分や極端な環境条件に晒されたことからの損傷 (3) 3D ロボティックス社が明確に認可して
いないアクセサリー、ソフトウェア、または他製品の使用から生じる損傷 (4) 土、砂、バッテリー液漏れ、
ヒューズ溶断、または電源の不適切な使用など外部からの原因による損傷 (5) 商業的な使用、または (6) 製品
が使用される管轄内で有効となっている法律や条例に反する使用
3D ロボティックス社は本製品の使用に関連する、またはそれから生じるいかなる事故、けが、死亡、損失や
その他の申し立てに対しても責任を負いません。3D ロボティックス社は Solo に対して他のいかなる保証もい
たしません。また、3D ロボティックス社の商標のない製品に対 してサービス、ソフトウェア、メンテナンス、
またはサポートについて いかなる場合も保証することはありません。 その様な製品、サービス、ソフトウェア、
メンテナンス、またはサポートは 3D ロボティックス社からは“保証なし”として提供され、第三者による保
証、製品、ソフトウェア、サービス、メンテナンス、またはサポート はすべて元の製造者かサプライヤーが提
供し、3D ロボティックス社が提供することはありません。
ソフトウェアはそのソフトウェアに付帯する、もしくは関連して利用できるようになっている、別のソフトウェア
ライセンス合意の対象となります。ソフトウェアの一部はオープンソースソフトウェアを含むか、それにより構成
されており、そのオープンソースソフトウェアの流通に関わる特定なライセンス条件の下で使用することができま
す。この様にあらゆるライセンス合意によって制約を受けること、および本製品を使用することは、それらの合意
を受け入れることになることをご了承ください。ソフトウェアの所有権は該当する実施許諾者にあります。いかな
る場合も 3D ロボティックス社はソフトウェアの使用、または使用できないことから生じる全般的な、特別な、
偶発的な、または結果的なものを含み、損傷の責任を負うことはありません。
当保証の下で 3D ロボティックス社の責任範囲は上記の修理、または交換に対して限定されており、いかなる場
合も本製品の購入者が支払った購入価格を超える ことはありません。
10.3
Regulatory Compliance
U.S. - FCC (Federal Communication Commission)
3DR Solo FCC:
3DR Solo Controller FCC:
2ADYD-S111A
2ADYD-AT11A
This device complies with Part 15 of the FCC rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This
device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including
interference that may cause undesired operation.
Changes or modifications not expressly approved by 3D Robotics could void the user’s authority to operate the
equipment.
Radiation Exposure Statement:
The Solo system has been tested to ensure compliance with FCC-mandated limits for general population radio
frequency (RF) exposure for an uncontrolled environment. These limits ensure that no harmful effects will result from
operating Solo according to the standard operating procedures described in this manual.
50
The body’s Specific Absorption Rate (SAR) for the Solo controller is 1.33 watts per kilogram (W /kg) in compliance
with the FCC limit of 1.6 W/kg. To reduce exposure to RF energy, hold Solo at least 20 cm away from your body at
all times during operation. Do not operate the Solo controller co-located or in conjunction with any other antenna or
transmitter.
This device complies with Part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the condition that this device does not
cause harmful interference.
10.3.2
Canada - Industry Canada
3DR Solo IC:
Model number:
12768A-S114A
S110A
3DR Solo Controller IC:
Model number:
12768A-AT14A
AT10A
This device complies with Industry Canada license-exempt RSS standard(s). Operation is subject to the following
two conditions: (1) this device may not cause interference, and (2) this device must accept any interference,
including interference that may cause undesired operation of the device.
Le présent appareil est conforme aux CNR d’Industrie Canada applicables aux appareils radio exempts de licence.
L’exploitation est autorisée aux deux conditions suivantes : (1) l’appareil ne doit pas produire de brouillage, et (2)
l’utilisateur de l’appareil doit accepter tout brouillage radioélectrique subi, même si le brouillage est susceptible d’en
compromettre le fonctionnement.
IC Radiation Exposure Statement:
The Solo system has been tested to ensure compliance with IC-mandated limits for general population radio
frequency (RF) exposure for an uncontrolled environment. These limits ensure that no harmful effects will result
from operating Solo according to the standard operating procedures described in this manual. To reduce exposure
to RF energy, hold Solo at least 20 cm away from your body at all times during operation. Do not operate the Solo
controller co-located or in conjunction with any other antenna or transmitter. Changes or modifications not expressly
approved by 3D Robotics could void the user’s authority to operate the equipment.
51
Fly UP