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平成25(2013)年度事業報告

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平成25(2013)年度事業報告
学校法人 大東文化学園
平成 25 年度 事業報告書
平成 26(2014)年 5 月 28 日
理事会承認
目 次
Ⅰ.学校法人の概要
1
1.法人の名称・所在地
1
2.設置する学校、創設・建学の精神・教育の理念
1
3.沿革
2
4.設置学校等
3
5.教職員数5ヶ年推移
3
6.役員・評議員
4
7.学生生徒等数・入学志願者数5ヶ年推移
5
Ⅱ.事業の概要
6
1.当該年度の主な事業の概要
6
○大東文化大学
6
1.100周年を展望する大東文化ブランドの構築
6
(1)大学基本計画の制定による改革の進展
6
(2)情報発信の強化と社会的評価の向上
6
(3)駅伝・ラグビーをはじめとするスポーツ、書道ブランドの戦略的強化
6
(4)国際的な大学ネットワークの構築
7
(5)地域再生の核となる大学づくり
7
(6)同窓生、青桐会との連携の強化
8
2.「教育の大東」の実現
8
(1)教育力の強化
8
①グローバルな視野・教養・語学力をもつ人間の育成
8
②ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成と実施の方針)、
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)の確立と公開
9
③初年次教育の一層の改善・充実
9
④学生の「主体的な学び」への学習支援(シラバス、授業改革、図書館の充実)
10
⑤教員の教育力向上支援(授業評価、FD活動)
10
⑥キャリア教育と就職支援
10
⑦「学生支援センター」の発足(学生相談、障がい学生支援を含む)
11
⑧奨学金、授業料免除など就学支援の充実
12
⑨文化・スポーツ活動、自治的自主的活動の支援
12
⑩学内イベントやボランティア活動への学生参加
12
(2)研究力の強化
13
①戦略的国際研究交流の強化
13
②研究所、大学院の再編成
13
3.社会環境の変化に対応した教育研究体制および事務体制の整備
14
(1)教育研究体制・組織の在り方についての検討
14
(2)教育研究支援のための情報化の促進
14
(3)東松山キャンパス整備の進行
14
4.教育研究活動の礎となる財政基盤の確立
15
(1)志願者の拡大・獲得
15
(2)外部資金の獲得
16
(3)部門別の収支状況の着実な改善
16
○大東文化大学第一高等学校
17
○大東文化大学附属青桐幼稚園
19
○学園
21
制定、改正、廃止された規則
25
2.教育研究の概要
27
①学校法人大東文化学園 教育研究組織図
27
②教員組織および教員数(大学)
28
③学生・生徒・園児数等
30
④大学(学部)学生就職・進路状況
32
⑤学習環境に関する情報
33
a.主な校地・校舎の所在地
33
b.土地・建物の面積
34
⑥学生納付金に関する情報(初年度納付金)
35
Ⅲ.財務の概要
37
1.決算の概要
37
別表1(資金収支計算書)
43
別表2(消費収支計算書)
44
別表3(貸借対照表)
45
別表4(資金収支の推移)
46
別表5(消費収支の推移)
47
別表6(貸借対照表の推移)
48
別表7(補助金の状況)
50
別表8(主な財務比率推移)
52
Ⅰ.学校法人の概要
1.法人の名称・所在地
法人の名称 : 学校法人 大東文化学園
所在地
: 東京都板橋区高島平1丁目 9 番 1 号
2.設置する学校、創設・建学の精神・教育の理念
本学園は、教育基本法および学校教育法に従い、学校その他教育ならびに研究施設を設置すること
を目的としており、大東文化大学、大東文化大学第一高等学校、大東文化大学附属青桐幼稚園の 3 つ
の学校を設置しています。
大東文化大学は、建学の精神に基づき 8 学部 19 学科、大学院、専攻科、その他図書館等の関係機
関を置き、教育研究活動を行うとともに、教育研究水準の向上を図るため、活動状況について自ら点
検および評価を行っています。平成 23 年 3 月には、公益財団法人大学基準協会より、協会の定める
大学基準に適合していると認定されました。また、平成 25 年 3 月に法務研究科(法科大学院)が、
公益財団法人日弁連法務研究財団より、法科大学院基準に適合していると認定されました。
大東文化大学第一高等学校は、全日制課程普通科にて東洋固有の道徳を基盤とした高等普通教育を
施し、大東文化大学附属青桐幼稚園では、幼児に適切なる環境を与え、心身の発達を助ける教育を行
っています。
創設:
帝国議会にて 3 度にわたって可決された「漢学振興ニ関スル建議案」
の趣旨を具体化するために、
大正 12 年(1923 年)大東文化協会が設立され、大東文化学院が創設されました。
建学の精神:
「漢学(特に儒教)を中心として東洋の文化を教授・研究することを通じて、その振興を図ると
共に、儒教に基づく道義の確立を期し、更に東洋の文化を基盤として西洋の文化を摂取吸収し、
東西文化を融合して新しい文化の創造を目ざす」
教育の理念:
「建学の精神に基づき、東洋の文化を中心として広く全世界の文化に関する諸学を研究・教授し、
その振興を図ると共に、東洋固有の文化を尊重し、その伝統的な美徳を身につけて豊かな人格の
形成に努め、併せて国際的な視野を持ち、世界の文化の進展と人類の幸福の実現に寄与できる有
為な人材を育成することを目ざす」
「大東文化大学将来基本計画 DAITO VISION 2023」
大東文化大学では、平成 25 年度、総合的な中期計画「大東文化大学将来基本計画 DAITO VISION
2023」をとりまとめました。この計画では、大学の理念として、「アジアから世界へ――多文化共
生を目指す新しい価値の不断の創造」を掲げ、創立百周年に向けた 6 つのビジョンのもと、各種施
策を実施するとともに、過程における検証を進めていきます。
1
3.沿革
年 月
出 来 事
大正12(1923)年 9月
財団法人大東文化協会設立、大東文化学院(旧制専門学校)を九段に創立
昭和16(1941)年 2月
九段より池袋に移転
昭和19(1944)年 3月
校名を大東文化学院専門学校と改称
昭和20(1945)年 4月
戦災により池袋校舎焼失(一時青砥に校舎移転)
昭和24(1949)年 4月
新制大学に移行し、校名を東京文政大学(文政学部)と改称
昭和24(1949)年 6月
法人名を財団法人東方文化協会と変更
昭和26(1951)年 2月
財団法人東方文化協会を学校法人文政大学に変更し、校名を文政大学と改称
昭和28(1953)年 3月
法人名を学校法人大東文化大学と改め、校名を大東文化大学と変更
昭和35(1960)年 6月
法人名を学校法人大東文化学園と変更
昭和35(1960)年12月
大東柔道整復専門学校の設立認可(中央柔道整復所から設置者の変更)
昭和36(1961)年 4月
大東柔道整復専門学校を大東医学技術整復専門学校に名称変更
昭和36(1961)年 8月
池袋より板橋区に移転
昭和37(1962)年 4月
文政学部を文学部と経済学部に改組
大東文化大学第一高等学校開校
昭和39(1964)年 4月
大学院文学研究科開設
昭和42(1967)年 4月
大東文化大学東松山校舎開校
昭和42(1967)年 6月
大東医学技術整復専門学校を大東医学技術専門学校と名称変更
昭和47(1972)年 4月
外国語学部開設、大学院経済学研究科開設
大東文化大学附属青桐幼稚園開園
昭和48(1973)年 4月
法学部開設
昭和52(1977)年 4月
大学院法学研究科開設
昭和53(1978)年 4月
別科日本語研修課程開設、専攻科(文学専攻、経済学専攻)開設
昭和61(1986)年 4月
国際関係学部開設
平成11(1999)年 4月
大学院外国語学研究科開設、大学院アジア地域研究科開設
平成12(2000)年 4月
経営学部開設
平成13(2001)年 4月
環境創造学部開設
平成15(2003)年 4月
大学院経営学研究科開設
平成16(2004)年 4月
大学院法務研究科(法科大学院)を新宿区信濃町校舎に開設
平成17(2005)年 4月
スポーツ・健康科学部開設
平成18(2006)年 4月
ビアトリクス・ポター資料館開設
平成19(2007)年 5月
北京事務所開設
平成21(2009)年 4月
大学院スポーツ・健康科学研究科開設
平成24(2012)年 3月
大東医学技術専門学校閉校
平成25(2013)年 6月
東松山キャンパス整備事業第2期工事竣工
平成26(2014)年 2月
大東文化大学将来基本計画「DAITO VISION 2023」策定
2
4.設置学校等(平成25年5月1日現在)
学校法人大東文化学園
理事長 市川護
大東文化大学
板橋校舎:東京都板橋区高島平1丁目9番1号
東松山校舎:埼玉県東松山市岩殿560
信濃町校舎:東京都新宿区信濃町34 JR信濃町ビル3F
緑山校舎:埼玉県東松山旗立台3番1号
学長 太田 政男
大東文化大学第一高等学校
東京都板橋区高島平1丁目9番1号
校長 神尾 雅和
大東文化大学附属青桐幼稚園
東京都板橋区高島平3丁目6番1号
園長 長谷部 文子
5.教職員数5ヶ年推移
各年度5月1日現在
学校別
専
任
教
育
職
員
非
常
勤
専
任
事
務
職
員
嘱
託
臨
時
大
学
高
校
幼 稚 園
医
専
計
大
学
高
校
幼 稚 園
医
専
計
大
学
高
校
幼 稚 園
医
専
計
大
学
高
校
幼 稚 園
医
専
計
平成21年度
373
47
13
7
440
699
40
0
20
759
199
3
1
2
205
64
7
1
2
74
平成22年度
368
46
13
7
434
711
39
0
14
764
197
3
1
2
203
66
7
1
1
75
平成23年度
371
46
13
7
437
708
40
0
10
758
191
3
1
2
197
67
7
1
2
77
平成24年度
369
47
14
-
430
706
37
0
-
743
189
3
1
-
193
68
7
1
-
76
※大学専任教員には、特任、客員、実習助手、助教、歴史資料館教員(法人)を含む。
※高校専任教員には契約専任実習助手を、幼稚園専任教員には、契約教諭を含む。
※事務職員には、医療職員(看護師)を含む。
※嘱託臨時は、特別専任・特別契約・特任嘱託・専門嘱託・臨時職員の数。
※法人事務職員は大学に含む。
3
平成25年度
364
47
14
-
425
723
36
0
-
759
188
3
1
-
192
70
7
1
-
78
6.役員・評議員(平成25年5月1日現在)
理事長(定数1):市川 護
役員
常務理事(定数3以内):古川 陽二、林 正統
氏
選任条項(人数)
名
太田 政男
大東文化大学学長(1)【6-1-1】
神尾 雅和
この法人の設置する大学以外の各学校の長たる評議員のうちから
評議員会において選任された者(1)【6-1-2】
(大東文化大学第一高等学校長)
下山 孃子(文学部長)
中村 宗悦(経済学部長)
渡辺 良彦(外国語学部長)
加瀬 幸喜(法学部長)
新納 豊 (国際関係学部長)
清家 伸彦(経営学部長)
川村 千鶴子(環境創造学部長)
この法人の職員
(この法人の設置する各学校の教員その他の職員を含む。)
たる評議員のうち、大東文化大学各学部長、事務局長及び学務局長
(10)
【6-1-3】
遠藤 俊郎
理事
(スポーツ・健康科学部長)
林 正統(事務局長)
定数22
現員22 古川 陽二(学務局長)
秋元 司
飯野 邦彦
この法人(この法人の前身たる法人を含む。)の設置する各学校の
卒業者たる評議員のうちから評議員会において選任された者(6)
【6-1-4】
五十嵐 賢次
佐々木 哲夫
西 輝昭
壬生 照道
市川 護
学識経験者で、前各号の規定する理事の過半数により選任された者
(4)
【6-1-5】
大橋 英五
佐藤 重敏
山本 和敏
監事
定数3
現員3
評議員
定数48
現員47
熊谷 敏
この法人の理事、職員(各学校長、教員その他の職員を含む。)又は
評議員以外の者のうちから、評議員会の同意を得て、理事長が選任
【7-1】
野村 智夫
廣田 尚久
太田 政男
神尾 雅和
長谷部 文子
下山 孃子
中村 宗悦
渡辺 良彦
加瀬 幸喜
新納 豊 清家 伸彦
川村 千鶴子
遠藤 俊郎
押川 典昭
林 正統 古川 陽二
沼口 博 上遠野 武司
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-1】
【25-1-2】
【25-1-2】
氏 名 【選任条項】
大月 実 【25-1-2】
白石 裕子 【25-1-2】
松本 弘 【25-1-2】
松尾 敏充
【25-1-2】
宮地 秀門 【25-1-2】
大橋 二郎
【25-1-2】
加藤 康秀
【25-1-3】
石崎 幹夫
【25-1-4】
石田 千春
【25-1-4】
小椋 長嗣 【25-1-4】
手塚 清夫 【25-1-4】
秋元 隆夫
【25-1-5】
秋元 司
【25-1-5】
新渡 英夫
【25-1-5】
五十嵐 賢次 【25-1-5】
池田 文雄
【25-1-5】
4
倉田 信靖 小日向 孝介
佐々木 哲夫
菅原 勉 鈴木 定宏
田中 重太郎
西 輝昭 松田 文平 壬生 照道
飯野 邦彦
木村 周 谷田 泰
谷村 浩二
前田 一男 森田 光一
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-5】
【25-1-6】
【25-1-6】
【25-1-6】
【25-1-6】
【25-1-6】
7.学生生徒等数・入学志願者数5ヶ年推移
学生生徒等数
各年度5月1日現在
平成21年度
総定員
学
大
専
高
幼
医
学
攻
大 学 計
稚
部
院
科
校
園
専
10,360
492
40
10,892
1,050
200
180
学生
生徒等数
12,750
453
0
13,203
1,085
261
100
平成22年度
総定員
10,360
492
40
10,892
1,050
200
120
平成23年度
学生
生徒等数
13,096
469
1
13,566
1,035
233
59
総定員
10,360
485
40
10,885
1,050
200
60
学生
生徒等数
12,864
445
1
13,310
987
222
20
平成24年度
総定員
10,360
478
10
10,848
1,050
200
-
学生
生徒等数
12,600
388
0
12,988
932
242
-
入学志願者数推移
平成25年度
総定員
10,360
481
-
10,841
1,050
200
-
学生
生徒等数
12,208
340
-
12,548
915
262
-
各年度5月1日現在
平成21年度
(平成22年
入学生募集)
平成22年度
(平成23年
入学生募集)
平成23年度
(平成24年
入学生募集)
平成24年度
(平成25年
入学生募集)
平成25年度
(平成26年
入学生募集)
入学定員 志願者数 入学定員 志願者数 入学定員 志願者数 入学定員 志願者数 入学定員 志願者数
学
大
学
部
院
(うち法科 大学 院)
専
高
幼
医
攻
大 学 計
稚
科
校
園
専
2,590
196
40
40
2,826
350
70
-
19,200
269
82
1
19,470
798
71
-
2,590
196
40
40
2,826
350
70
-
19,499
272
65
1
19,772
744
86
-
5
2,590
199
40
10
2,799
350
70
-
16,896
227
60
0
17,123
663
91
-
2,590
199
40
-
2,789
350
70
-
16,947
187
41
-
17,134
702
87
-
2,590
199
40
-
2,789
350
70
-
16,231
141
26
-
16,372
871
103
-
Ⅱ 事業の概要
1.当該年度の主な事業の概要
○大東文化大学
1.100 周年を展望する大東文化ブランドの構築
(1)大学基本計画の制定による改革の進展
平成 26 年 2 月、大学における総合的な中期計画『大東文化大学将来基本計画 DAITO
VISION 2023』
(以下『DAITO VISION 2023』という)を制定しました。
『DAITO VISION 2023』は、平成 24 年度に発足した大東文化大学改革推進会議(以下
大学改革推進会議という)において、これまでに提案された学園、大学院、学部などの将
来構想を土台として、理念・目的、教育研究、学生支援などの項目ごとに組織されたワー
キング・グループによる議論を総括し、
「大学改革推進会議最終報告」としてとりまとめら
れたものです。
全体の構成は、
「Ⅰ 建学の精神と理念」において、本学の歴史、および現在を鑑みた新
しい大学の理念「アジアから世界へ-多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」を掲
げ、「Ⅱ 大東文化大学の目的と社会的使命」により、教育の目的として定める能力と人格
(大東学士力)を定めました。それらを実現するための「Ⅲ 創立百周年に向けた 6 つのヴ
ィジョン」を示し、さらに「Ⅳ ヴィジョンを実現するための具体的施策」を挙げました。
また、
「Ⅴ 百周年の大東文化大学像」において、
「2023 年の大東文化大学のあるべき姿」と、
「2023 年に向けた具体的課題」を描き出しています。
今後、
『DAITO VISION 2023』は、大学の行動計画・事業計画の土台として、また、自
己点検・評価、認証評価と連動するものとして、アクションプランとして具体化され、検
証を重ねながら推進されていくことになります。
(2)情報発信の強化と社会的評価の向上
創立 90 周年を迎え、計画された記念事業の実施とともに、創立 90 周年を全面に押し出
した広報活動を展開しました。ピーターラビット™の 90 周年記念グッズの制作、創立記念
日当日の 9 月 20 日の全国紙への全面広告の掲載、1 面題字横への 90 周年シンボルマーク
と 90 周年 SNS(Facebook)サイトのロゴの掲載(2 ヶ月連続)、90 周年記念事業と本学の
教育内容を紹介するテレビ番組(2 番組)の制作などを行いました。SNS やスマートフォ
ン用の電子新聞アプリなど、新しい媒体も取り入れながら、多様なメディアを使って、創
立 90 周年と本学の教育内容を広報し、幅広い層に大東文化大学が認知されるように働きか
けました。
(3)駅伝・ラグビーをはじめとするスポーツ、書道ブランドの戦略的強化
運動部の活躍は、対外的には本学の認知度を高め、対内的には学生の自大学への帰属意
識を高めます。駅伝・ラグビーをはじめ「スポーツの大東」の名を高からしめるよう 100
周年に向け長期的な視点による施策を実施しました。課外体育特別強化対策プロジェクト
では、有力選手のリクルート対策と獲得条件の再整備を行った結果、陸上競技部、ラグビ
6
ー部などにおいて、有望な新入生選手を獲得することができました。スポーツ給付奨学金
については、これが増額されたことにより、次年度以降の有力選手の獲得にもつなげるこ
とができました。また、スポーツ推薦入学者選考制度・推薦基準およびスポーツ奨学生審
査・推薦基準を見直し、明確な指針による推薦制度、奨学生制度の適用を可能にしました。
本年度の陸上競技部、ラグビー部の目覚ましい活躍は、「スポーツの大東」復活の兆しを
学内外に印象付け、多くのメディアに取り上げられ、大東文化ブランドの浸透をはかるこ
とができました。
課題となっている強化システムの点検評価方法や、指導者確保・育成のシステム構築に
ついては、引き続き検討を進めていきます。
書道については、埼玉県ふじみ野市、東松山市の各教育委員会との共催による「書写教
育ワークショップ事業」
、5 回目の実施となった「北陸の小・中・高校生たちによる未来創
造書道展」
、地方開催を含む「高校生のための書道講座」など、小・中・高校生を対象とし
た事業を展開しました。前年度に比べ、ワークショップの開催件数や作品の応募数が増加
し、基幹事業である「全国書道展」の応募作品の増加にもつながりました。若い世代へ、
本学の書のブランドイメージを定着させ、さらには「教育の大東」のイメージを高める効
果が期待されています。また、一般書道愛好家や高校書道教員に向けた書道芸術文化講演
会、中国・日本書文化伝習塾の開催を通じて、実技指導だけではない書を芸術文化として
捉えた大東書道の特徴を示すことができました。さらに、学内における書作品の展示や、
東松山キャンパスの新校舎の書を取り入れたサイン表示や空間演出(壁面)
、学外に向けた
書道カレンダーの制作・頒布を実施し、
「書」を身近に感じてもらう取り組みによって本学
の書道ブランドの認知度を高めました。書道カレンダーは、第 65 回全国カレンダー展(日
本印刷産業連合会主催)で経済産業大臣賞を受賞しました。
(4)国際的な大学ネットワークの構築
国際的な教育・学術研究活動は本学の伝統であり、その一層の拡充は当面する重要課題
でもあります。中国語学科では、中国の三大学とのダブルディグリープログラムを開始し
ました。このプログラムは、2 年間の留学により、中国語の高度な運用能力と、中国ビジネ
スに関する実践的な知識を備えた国際的な視野を持つ人材を育成するものであり、初年度
は 2 名が北京外国語大学へ派遣されました。また、スポーツ科学科では、上海体育学院(中
国)および NOVA 大学 CIOS 校(オランダ)と国際交流協定による共同研究活動を開始し
ました。平成 25 年度は、NOVA 大学 CIOS 校へ教員と学生を派遣し、共同研究テーマに関
する実地調査を行いました。
(5)地域再生の核となる大学づくり
キャンパスが立地している東京都板橋区および埼玉県東松山市周辺と連携し、
COC(Center of Community)としての大学の機能を強化しました。①地域住民を対象とした
オープンカレッジなど生涯学習、②教員と地元自治体や NPO などとの協働研究、③学生主
体のボランティアなど多岐にわたる活動を展開しました。
板橋区とは、中板橋商店街と環境創造学部による商公学連携事業としてスタートした地
域活性化プロジェクト「なかいた環創堂」における、学生独自のイベントの企画・運営に
7
よる商店街活性化の取り組みを行いました。さらに、学生が立案したビジネスプランを地
元産業界の委員などが評価する「起業アイデアコンテスト」といった、学生が地域の人と
交流する参加型の事業を実施しました。また、板橋キャンパスと隣接する高島平団地の交
流事業として、小学生を募集し、学生が合宿形式で授業を実践し、
「生きた学び」を体験す
る「サマースクール」や、団地に活動拠点を置き、尐子・高齢化問題に大学と住民で協同
で取り組む活動「みらいネット高島平」などの事業を進めました。「みらいネット高島平」
においては、学生と住民が相互に教え合う「学び合い教室」などの活動を通して、地域住
民のニーズに応えるとともに、学生にとって、地域コミュニティの一員であるという意識
を醸成しました。これらの地域連携活動は、学生たちの報告書・発表会などを通して教育・
研究活動の一環として評価しています。
東松山市とは、農業振興策や中心市街地の活性化について、平成 24 年度から教員・大学
院生と東松山市役所が協力して調査研究を継続してきており、そのうち農業振興策につい
ては、研究成果をまとめた報告書を作成しました。中心市街地活性化方策についても、来
年度中に報告書を作成します。また、学生を中心とする連携については、スポーツ指導者
派遣や農業を通じた地域との交流の機会を設けました。今後は、教職志望の学生を派遣す
るなど、本学にとってもインセンティブのある連携に発展させていきます。
板橋・東松山共通の事業としては、オープンカレッジ(公開講座)や自治体との共催講
座(板橋区のみ)を開講しました。また、自治体主催の講座に教員を講師として派遣する
など、大学における教育研究活動の成果を地域に還元しました。
(6)同窓生、青桐会との連携の強化
大学の卒業生は、およそ 11 万人になりました。90 周年記念事業として、東松山校舎にお
いてホームカミングデーを実施し、280 名の卒業生(卒業生家族を含む)が参加しました。
同じく 90 周年事業として実施した SNS(Facebook)による情報発信は、卒業生からの反響
が大きく、新たな同窓生とのつながりを創出しました。平成 24 年度に創刊した、大学の近
況を紹介する冊子『温故知新 DBU NEWS』を通じて、同窓生との絆を強めました。
青桐会との関係においては、父母・保証人への大学情報の適切な提供を行い、大学づく
りにその意見や要求を反映することを基本としながら、特に就職活動や、学生のスポーツ
活動への支援について連携を深めました。
2.
「教育の大東」の実現
(1)教育力の強化
①グローバルな視野・教養・語学力をもつ人間の育成
社会的な要請が高まっているグローバル人材の育成について、本学ではディプロマ・ポ
リシー(学位授与の方針)のひとつに、
「国際的な広い視野と感覚、異文化への共感的想像
力、コミュニケーション能力をもって国際社会に貢献できること」を定め、
「東西文化の融
合」という建学の精神をもつ本学の特徴を活かした教育を推進しています。
また、
『DAITO VISION 2023』においても、6 つのヴィジョンの具体的な取り組みとし
8
て、英語教育・多言語教育の充実、留学生支援の強化、国際学術・教育ネットワークの拠
点となるための施策を示しました。
学生の海外留学・交流については、21 ヶ国 71 の大学と協定を結んでいる大学として、さ
らに充実をはかりました。平成 24 年度実績で 394 名の学生を派遣している海外留学につい
ては、
「Daito Bunka Go-Global Seminar」と総称する定期的なセミナーを開催しました。
「グローバル」・「教養」
・
「将来設計」をキーワードに、学生が主体的な行動計画を描ける
ように、海外留学、語学研修、TOEIC®対策、TOEFL®対策、IELTS(TM)対策、HSK(漢
語水平考試)対策、日本語教師、国際ボランティア(体験談の紹介を含む)
、国際インター
ンシップなど、さまざまな視点からの積極的な情報提供を行いました。
近年、英語圏や中国語圏、東南アジアや中東など派遣先が多様化していることを受け、
派遣学生や家族に安心感を持ってもらうべく、海外での有事などに 24 時間 365 日対応でき
る危機管理体制・安全サポート体制を整備しました。これは、危機管理専門会社と契約し、
留学派遣地域の事象をタイムリーに把握するとともに、有事等への対応について専門的な
助言を受けるシステムです。6 月に起きたパキスタンの自爆テロの際には、このシステムを
活用し、助言に基づいた迅速な帰国勧告を発動することができました。
②ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成と実
施の方針)
、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)の確立と公開
3つのポリシーの確立は、平成 28 年度に予定している次期認証評価受審に際して、大学
の中期的な将来計画である『DAITO VISION 2023』と並んで重要な柱となります。
平成 25 年度は、平成 24 年度に策定した大学全体の3つのポリシー、それに基づく学部・
学科・研究科・専攻の 3 つのポリシーと教育研究目的を、ホームページ、大学案内
『CROSSING』
、および大学院案内に掲載し、公表しました。3 つのポリシーを確立するこ
とは、本学の特徴を広く社会に示すこととなります。また、責任ある教育機関として、3 つ
のポリシーの実効性を高めるため、今後も検証を重ねていきます。
③初年次教育の一層の改善・充実
近年、入学前の課題付与、新入生へのオリエンテーション、高校から大学へのスムーズ
な移行を意識した科目の開講および独自のテキスト作成など、学習と学生生活の両面から
大学全体として初年次教育に力を入れてきました。
初年次教育をさらに発展させるために、学習意欲の向上、そして主体性・コミュニケー
ション能力の向上をねらった教育プログラム「自己探求プログラム」の導入を進め、今年
度は 2 学部(うち 1 学部は新入生の全クラス)において導入しました。このプログラムは、
チームでのディスカッションや課題の達成を通じ、新入生の自信と意欲を高めることをね
らいとするもので、受講した新入生の大学生活への期待感や、学習意欲の向上が見られ、
授業の活性化につながりました。基礎学力の向上策としては、英語や国語といった文系科
目だけでなく、学科の特性に応じた理系科目(数学・理科)の基礎教育授業を、単位制高
校との連携を通じた高校教員による特別授業により開講しました。基礎学力向上の取り組
みは、臨床検査技師国家試験の合格率が 76.1%から 85.5%へと上昇した一因となったとみ
ることができます。
9
④学生の「主体的な学び」への学習支援(シラバス、授業改革、図書館の充実)
学部生の学習レベルおよび教育効果を高めるための施策として、教員作成の専門科目の
共通テストの実施と活用、語学資格試験の受験者増加の方策を進めました。共通テストの
結果を分析し、理解度の低い分野の授業の工夫や、成績の低い学生への個別指導などのフ
ォローアップを行いました。語学試験の結果により習熟度別のクラスを編成し、レベルに
合わせた効率的な授業を展開し、教育効果の向上をはかりました。また、授業展開の根幹
となるカリキュラムについては、ディプロマ、カリキュラム、アドミッションの各ポリシ
ーと照らし合わせた点検を行い、ポリシーを実現する科目の新設やコース設定、卒業要件
科目・単位数の見直しを行いました。
レポート作成、資料調査など、学生が大学で必要な学習技術を身につけるための支援と
して、教育補助員を 1、2 年次生が学ぶ東松山キャンパスに増員しました。また、課外にお
いて教育補助員による TOEIC®などの対策講座を開講し、学部生の資格取得支援につなげ
るだけでなく、教育補助員の体験談を聞く場を設け、学生が自分の学習目標を描けるよう
な機会としました。さらに、学生の本に対する関心を高め、具体的な選書の手助けとなる
ことを目的として、図書館において「教員が選ぶ 100 冊」イベントや初学者向け・初年次
教育に合わせた図書の選定を行いました。
学生同士が学び教え合うことも「主体的な学び」への有効な方法と位置付け、入学時の
オリエンテーション、履修ガイダンス、ゼミ選択などの際に、学生が「教える」立場にな
る機会を設けて、学生の主体性を養っていくとともに学生間の交流促進をはかりました。
⑤教員の教育力向上支援(授業評価、FD 活動)
「学生による授業評価アンケート」については、平成 24 年度から従来のマークシート方
式と Web 方式の併用にしました。
また、語学教育において、教育実践に関する報告書作成と報告会を継続して実施し、授業
内容の同一レベルのクラスにおける平準化や授業改善につなげました。
FD 活動については、全学の取り組みとして、上記授業評価アンケートを実施したほか、
FD 研究会、報告書の刊行、卒業生アンケートの実施と分析を行いました。また、各学部の
取り組みとしては、学部主催の公開 FD 講演会や、学科規模での FD を目的とした合宿を行
いました。
⑥キャリア教育と就職支援
産業構造や就業構造の変化、
「職業に関する教育」に対する社会の認識、若者の変化など
を受け、キャリア教育は、ますます重要性を増しています。
学生に対しては、入学後早期に基礎学習能力を確立させる取組みとして、
「基礎学力養成
講座」を開講しました。また、6 年目となった全学共通科目「キャリアデザイン」は、開講
授業数を増やし、自分自身の生き方・働き方の考察から、コミュニケーション力の養成、
ビジネスマナーなどの実践的な体験学習まで、多岐にわたる内容で実施しました。公務員、
教職などを志望する、将来の目標が明確な学生に対しては、基礎講座・勉強会・試験対策
講座・面接対策など、段階を踏まえた講座を開講しました。その他、SPI や各種資格対策講
座の開講など、就職活動を勝ち抜くための実践力を養成する取組みを正課内外に取り入れ、
10
学部学科の教職員とキャリアセンターが連携して、就職支援の強化に努めました。今後は
学生の職業意識の形成促進の為にインターンシップの推進と充実が必要となります。その
一つとして企業とのインターンシップ協定の締結に向けて準備を進めました。
(城南信用金
庫・平成 26 年 4 月協定締結)
また、専門キャリアアドバイザーの増員と常駐化を実現し、これまで以上に学生が面談
を受けやすい体制を整えました。さらに4年生に対しては、就職活動の進捗状況について
電話による確認を行い、キャリアセンターによる相談につなげる取組みを行いました。未
内定者に対しては、は 5 月から 12 月まで 11 回の学内合同会社説明会の他、12 月、1 月に
100 社求人紹介フェアを実施、3 月には厚生労働省の東京新卒応援ハローワークと連携し学
生並びに保護者を対象に緊急就活セミナーを開催し、正社員としての就職が実現するよう、
支援を行いました。
本学の特色のひとつである教員養成および司書などの資格付与については、大学全体で
の支援体制を整えるため「教職課程センター(仮称)」設立準備委員会を設置し、その開設
に向けた骨子をまとめました。また、教育学科では、新たに保育士課程を開設し、学生の
就職選択の可能性を拡げました。開設初年度である平成 25 年度は 12 名が保育士課程の登
録を行いました。これまで初等教育の教員養成で培ってきた実績を生かし、理論と実践に
優れた能力を保有する保育士の養成を推進します。
実績を残してきた公務員養成および他の法曹関係の資格対策・ロースクール進学対策に
ついては、法学研究所の「公務員・各種資格試験・ロースクール進学等対策講座」におい
て、学部・学科の垣根を越えた対策講座を開講しています。本年度は、入学後早期から意
識づけを行う取り組みを進めた結果、85 名の 1 年生が受講を開始しました。臨床検査技師
国家試験対策についても、国家試験対策に精通した学科教員による試験対策に加え、学外
の専門家を招いた講義やアドバイスを集中的に実施した結果、合格率の大幅な向上につな
がりました。
⑦「学生支援センター」の発足(学生相談、障がい学生支援を含む)
本年度に発足した学生支援センターでは、学生支援センター運営委員会のもとに、学生
支援部会・学生相談部会・障がい学生支援部会を置き、各部会間の連携をはかり、学生生
活を総合的に支援できる体制を整えています。
特に本年度は、障がいのある学生の支援体制の整備を掲げ、他大学の状況調査、および
関係部署等との連絡・調整をはかりながら、支援に取り組みました。
受入れに際しては、出願前に本人、保護者を含む支援に関わる関係者と、大学側の関連
部署が事前面談を行い、支援内容をあらかじめ確認することとしました。支援の体制は、
学内においては担当部署を中心に、学生ボランティアの活用や施設・通学手段(バス乗降)
の確認・整備を担い、学外からは、自治体派遣による移動介助、専門団体による PC テイク、
手話通訳などの支援を受けました。学生ボランティアについては、当初板橋校舎 17 名、東
松山校舎 9 名でスタートしましたが、後期に入り板橋校舎が 7 名増え 24 名となり、主に授
業時(ノートテイク、PC テイク、教科書めくり等)・通学・トイレ・食事の介助を行いま
した。また、外部講師を招き、学生ボランティア向けのノートテイク、PC テイクの講習会
11
を開催し、障がいのある学生と、学生ボランティア、および担当職員が、講習会や月例ミ
ーティングを通して情報を共有し、連携をはかる総合的な支援体制の基礎を築きました。
しかしながら、計画されていた東松山校舎への障がい支援コーディネーターの配置がで
きなかったこと、専門職不在のなか、経験の浅い職員が対応せざるを得なかったことなど、
課題も残りました。
今後は、本年度できなかった東松山校舎へのコーディネーターの配置と、学生ボランテ
ィアの増員、およびスキルアップをはかることにより、さらに充実した支援体制をめざし
ます。
⑧奨学金、授業料免除など就学支援の充実
近年、本学の奨学金や授業料減免などの就学支援制度の充実が、進学情報誌のランキン
グでも評価されています。本年度も引き続き、授業料減免、給付制の奨学金、特別修学支
援金、教育ローンの利子補給金給付などの就学支援を行いました。一方で、より多くの学
生が安心して学べる環境の整備や、経済的理由による退学・除籍者を減らすために、現在
の給付制度の見直しに着手しました。平成 26 年 2 月に「奨学金制度改革ワーキンググルー
プ」を設置し、現状と問題の把握、特待生入試制度、入学前予約奨学金制度について検討
を進め、平成 27 年度の新制度の導入をめざします。
また、就学支援の新たな取り組みとして、不要になった古本の売却代金を学生の奨学資
金にあてるための新たな制度として、
「大東古本募金」を始めました。本年度は、41 件の申
込があり、426,616 円の収益を得ました。
⑨文化・スポーツ活動、自治的自主的活動の支援
「スポーツの大東」は、本学の特色の一つであり、また、文化活動は書道のように開学
以来の伝統を持つものもあり、どちらも大東文化の校風をつくる重要な活動といえます。
スポーツ振興センターや新設の学生支援センターが中心となり、体育連合会・文化連合会
をはじめとするこれらの活動の支援を行い、24 年度の部室棟の建設に引き続き、本年度は
東松山キャンパスに完成した新 5 号館に文化連合会団体の部室を移転し、活動しやすい環
境を整備しました。
⑩学内イベントやボランティア活動への学生参加
学生が考え、行動する力の養成に効果のある社会貢献活動を大学として推奨するため、
ボランティア関係の科目を設置し、ゼミナール・学生団体単位でのボランティア参加など、
ボランティア活動に参加する学生の増加をはかりました。
英語やアジア各国の言語に関するスピーチコンテストは、学生が中心となって企画・運
営しています。本年度も「英語スピーチコンテスト」、「アジア言語スピーチコンテスト」、
「中国語暗誦大会」を開催しました。これらのコンテスト以外にも、大学全体および学部・
学科などが主催する論文・新聞・翻訳などのコンテストがあり、本学の学生だけではなく、
全国の高校生や地域住民の参加を募って実施されました。英語スピーチコンテストには 18
名、英米文学科主催の「高校生翻訳コンテスト」には 31 名の応募者があり、大学と高校生、
地域の重要な交流の場となっています。担当部署を中心に大学としても引き続き、これら
コンテストを通じた教育活動が一層充実するよう支援します。
12
(2)研究力の強化
①戦略的国際研究交流の強化
本学では、研究者の研究・調査のため、長期・短期海外研究員の派遣及び海外への出張
制度を設けるとともに海外からの研究者の受入れや学術交流を大学院研究科、研究所を中
心に行ってきました。
本年度は、創立 90 周年記念事業において、従来より取り組んできたアジアに軸足を置い
た国際学術交流の集大成として、
「90 周年記念国際学術シンポジウム」を開催しました。学
部、大学院研究科、研究所が実施主体となり、2 日間にわたり実施しました。1 日目に全体
会として 4 名の研究者による基調講演、2 日目には、2 つの分科会(第一分科会を、文学部、
文学研究科、人文科学研究所、第二分科会を国際関係学部、アジア地域研究科、現代アジ
ア研究所が担当)に分かれ、それぞれのテーマによるシンポジウムを実施しました。第一
分科会では、
「東西文化交流期における日中両国の文学・語学・芸術・教育・歴史・思想」
をテーマに、第二分科会では「台頭する中国とアジアの新秩序」をテーマに、各国から研
究者を招聘し、活発な学術交流が行われました。
東洋研究所では、アジアを中心とする人文・社会・自然の科学的調査研究の共同研究成
果として『東洋研究』
、『藝文類聚(げいもんるいじゅう)』、『茶譜(ちゃふ)』を継続して
刊行するとともに、
『岡倉天心の思想と行動』を新たに刊行しました。
図書館では、平成 26 年 2 月、本学独自の学術機関リポジトリ(電子アーカイブシステム)
を公開しました。機関リポジトリとは、本学の紀要をはじめ、大東文化大学で創出された
学術研究成果を収集・蓄積し、無償でインターネットを通じて広く世界へ公開(オープン・
アクセス)するシステムです。本学の研究機関としての成果を世界に発信し、国際的な学
術流通へ寄与するために、今後もコンテンツの充実をめざします。
各研究所においては、活動内容・研究成果を、報告書の刊行や講演会、シンポジウムの
開催を通して広く公表しました。憲法改正の是非をテーマにした法学研究所の公開法律シ
ンポジウムは、多くの参加者があり、メディアにも取り上げられました。
②研究所、大学院の再編成
研究所については、
『DAITO VISION 2023』において 100 周年に向けた施策として、学
際的、国際的な研究規模の拡充、研究成果の発信力の強化をはかるための統合・再編を検
討することが表明されました。
大学院についても、平成 24 年 12 月に報告された『大学院改革検討委員会報告書』をも
とに、
『DAITO VISION 2023』において、100 周年に向けた改革を進めていくことが示さ
れました。今後は、学部の再編との連動を念頭に置きながら、議論を進めます。
法務研究科(法科大学院)については、平成 25 年 12 月開催の理事会において、閉科を
前提とする平成 27(2015)年度からの募集停止が決定されました。
募集停止は、平成 24 年 7 月の「法務研究科の今後に関する学長諮問委員会」答申を受け
て、理事会の下に設置された「法科大学院の今後のあり方に関する検討委員会報告書(平
成 25 年 9 月)に基づき、数度にわたる審議を経て決定されたものです。
13
3.社会環境の変化に対応した教育研究体制および事務体制の整備
(1)教育研究体制・組織の在り方についての検討
大学における総合的な中期計画『DAITO VISION 2023』の策定により、学部・学科の再
編成、大学院の再編成、研究所の再編成について全学的な検討を行う体制が整えられまし
た。今後は、この『DAITO VISION 2023』を大学の行動計画・事業計画に反映させながら、
教育研究体制の在り方を検討していきます。
(2)教育研究支援のための情報化の促進
授業における学習効果を高めるための電子シラバスシステムについては、平成 24 年度に
新たな統一フォーマットを導入しました。引き続き、教員の入力画面の改善やスマートフ
ォン対応など、Web 履修に対応するシラバスシステムへの移行を進めていきます。
学園・大学では、教務システムの抜本的な変更を決定しました。新たに導入される教務
システムは、Web 履修や学生カルテなどの機能をもった総合的な教育・学習支援システム
であり、平成 27 年度からの本格運用が予定されています。
視聴覚機器を使用する授業の増加、新たなメディアの使用に対応するため、教室の視聴
覚機器の入れ替えを行いました。
(3)東松山キャンパス整備の進行
平成 22 年 10 月に始まった東松山キャンパス整備事業は、第 2 期工事が完了しました。平
成 24 年度末に供用が開始された新 4 号館は、国際交流センター、語学学習スペース(LLC:
Language Learning Commons)
、ミーティングルーム、メディアスペースを備え、国を超
えた学生の交流拠点となるものです。また、平成 25 年 5 月に完成した新 5 号館は、1 階に
バスの乗降場を、上階に多目的のイベント空間・ホール・部室・宿泊施設を配置し、バス
を降りた学生が集う開かれたスペースとして、キャンパス全体の交流拠点となります。県
道をはさんで配置される新 4 号館と新 5 号館は、歩道橋で接続されており、利便性の向上
がはかられています。
平成 25 年 7 月には、最終期となる第 3 期工事が着工しました。県道南側敷地の旧 4 号館
を取り壊した跡地には、書道教室、美術工芸室、家庭小児栄養実習室などが入る新 2 号館
が建設されます。北側敷地には、新 5 号館からキャンパス北側教室棟につながる「憩いの
丘」とバス駐機場が整備されます。また、計画変更により存続することになった旧 2 号館、
旧 5 号館については、耐震補強工事が行われることになっています。
既存建物・グランド等の施設についても、経年劣化した設備の入れ替えやキャンパスラ
イフの環境改善のため、補修・整備を行いました。東松山校舎では、受動喫煙防止策のた
めの屋外用分煙型喫煙室を設置しました。
また、東松山キャンパスの長年の課題であったバス乗降問題については、
「動線に関する
検討委員会」による検討の結果、バス台数の増加、バスダイヤの抜本的な改正、横断歩道
の設置、高坂駅のバス乗降場所の拡充・変更などにより、大幅な改善がはかられることに
なりました。
14
東松山キャンパス整備事業以外の改修工事など
工事
実施時期
総合体育館付属棟屋上防水改修工事
H25.7~10
外壁タイル改修および笠木塗装工事
H25.8~12
(7 号館の外壁タイル補修・張替)
屋外用分煙型喫煙室設置
H25.8~9
ラグビー場人工芝更新工事および雨水排水改修工事
H25.7~9
7 号館 1 階情報教室電気錠設置工事
H25.8~9
総合体育館柔道場畳更新工事
H25.8
総合グラウンドゴムシート舗装補修工事
H25.4~7
総合グラウンド 4 種公認継続整備工事
H25.4~7
給水ポンプ室屋上防水工事
H25.4~7
板橋キャンパスの改修工事など
工事
実施時期
2 号館 給排水衛生設備工事
H26.2
2 号館 ハロンボンベ交換作業
H26.2
2 号館 非常用自家発電設備冷却水槽交換修理
H26.2
中央監視装置更新工事
H25.10
自動制御装置バッテリー交換
H25.10
4.教育研究活動の礎となる財政基盤の確立
(1)志願者の拡大・獲得
志願者の募集を戦略的に行うため、「学生マーケティングシステム(GMS)」を導入しま
した。このシステムは、資料請求・ホームページへのアクセス・相談会への参加など、本
学に関心を持つ者(高校生など)のデータを分析することによって、志願者・入学者の増
加をはかること目的としています。導入初年度となった平成 25 年度は、年間を通じて行わ
れたデータ収集により、分析のための基礎データを蓄積することができました。
オープンキャンパスは、東松山校舎で 5 回、板橋校舎で 3 回開催し、開催時期のニーズ
に合わせた企画(入試分析・推薦入試対策・大東模試・願書記入方法)や、学生スタッフ
が企画するキャンパスツアーやワークショップを実施しました。また、近年は親子参加が
増えていることや、志望校選択に保護者の意見が大きく影響していることなどを考慮し、
保護者向けに大学生活にかかる費用についての「マネープラン講座」も企画しました。
大学院生の募集については、学部のオープンキャンパスとは別に、全研究科が参加する
大学院独自の進学説明会を 2 回(7 月、12 月)実施し、12 月の説明会ではブース形式の入
試相談コーナーを設置しました。
15
(2)外部資金の獲得
学際的な共同研究を推進するという観点から、外部資金の獲得のために、実績のある学
外の講演者を招いた座談会を実施しました。共同研究の実状やノウハウについての情報を
得ることにより、計画・実現に向けた検討体制を整えました。
(3)部門別の収支状況の着実な改善
『DAITO VISION 2023』において、部門別の収支状況と、学生募集面の課題を見据えた
改善の方向性を、100 周年に向けた大東文化大学像として提示しました。
16
○大東文化大学第一高等学校
1.100 周年を展望する大東文化ブランドの構築
(1)原点回帰-本校教育の三本柱である「剛健・中正・努力」の再認識-三位一体(教師・
生徒・家庭)の学校づくり
創立 50 周年を経て、
「剛健・中正・努力」の三本の柱を掲げ、平和社会に貢献できる「人
間力」ある若者を育てる、という教育目標を再認識し、
「三位一体の学校づくり」に取り組
みました。三者面談を活用し、担任・生徒・保護者によりコミュニケーションを深め、ま
た、保護者会においては、情報交換や意見開陳の場を設けました。さらに、
「学年通信」を
年 10 回送付し、保護者会に参加できない保護者に向けても、学校活動や高校教育に関する
情報を発信し、学校に対する理解を深めました。
(2)ホームページのリニューアルによる情報発信の充実
デザイン、サイト構成などの刷新をはかり、ホームページを一新しました。生徒・保護
者専用ページを設け、学校生活の様子をビジュアルに掲載するなど、情報発信を充実させ
ました。保護者や生徒に対しての、コミュニーケーションツールの一つとして活用すると
ともに、地域や一般の方、入学希望者の学校に対する理解を深め、学内外への PR 効果につ
なげます。
(3)入試広報活動の強化
都営三田線のステッカー広告をはじめ、交通アクセスを踏まえた広報媒体を利用するだ
けでなく、都内を中心とした公立中学校及び学習塾の訪問を実施しました。
2.
「教育の大東」の実現
(1)学習指導要領改訂への対応
新学習指導要領改訂対策に関する研修会に 10 名の教員が参加しました。これにより参加
した教員は、新学習指導要領の趣旨や改善点を理解することができ、その成果を指導の工
夫・改善・充実につなげました。
(2)カウンセリング体制の強化継続
平成 24 年度よりカウンセラーを増員し、2 名配置としました。これにより、相談内容に
応じたカウンセリングが実現し、生徒・保護者にとっては選択の幅が拡がりました。
(3)受験生獲得対策として、選抜方法の工夫
受験生獲得対策の一環として、主として都立高校を併願する受験生のための、5 教科(国
語・数学・英語・理科・社会)入試を導入し、計 48 名の受験者があり、うち 7 名が入学し
ました。
(4)チャレンジ入試制度の導入
成績が一定の基準を超えている受験生に対して、上位コースでの入学や特待生の選考対
象となる、
「チャレンジ入試制度」を新たに導入しました。単願・併願による制限を設けず、
また基準を満たさない場合も、
「オープン入試」として受験できる制度も設け、入学時から
17
特待生や上位クラスへの入学をめざせる、魅力ある入学制度に改善しました。
3.社会環境の変化に対応した教育研究体制および事務体制の整備
(1)生徒募集・入学試験実施体制の整備
生徒募集、入学試験の実施体制について、現状に合わせて、組織名や、メンバーの指名
手続、教員側(入試広報室)と事務室の協働運営体制を明示する規程の改正を行いました。
4.教育研究活動の礎となる財政基盤の確立
(1)入学者数の確保
校内における学校説明会は、平成 24 年度より 1 回多い計 12 回実施しました。板橋区内
公立中学校をはじめとして、近隣中学校との連携を深めるため、学校訪問を実施しました。
加えて、近隣の生徒が通う学習塾への訪問も強化しました。
平成 26 年度生徒募集については、871 名(前年度 705 名)の志願者があり、入学者
は平成 25 年度の 310 名を 73 名上回る 383 名となりました。昨年度を大幅に上回り、平
成 20 年度以来の定員充足となりました。
(2)補助金の増額(都内生獲得の努力、40 人以下学級)
東京都の私学助成(私立学校経常費補助金)獲得のため、補助対象事業である 40 人以下
学級(40 人学級編制推進補助)の維持、および都内出身生の入学者確保(私立高等学校都
内生就学促進補助)に努めました。40 人以下学級についてはクラス編成に配慮しました。
また都内生の確保に関しては、入試広報室が中心となって学習塾・中学校訪問、外部進学
相談会、校内における個別相談の結果を検討・分析し、募集活動につなげました。
(3) 平成 25 年度卒業生の進路
本年度の主な合格校は大東文化 92 名、東京学芸、海上保安大学校、早稲田(法、教育他)
、
上智(外国語、法他)
、東京理科、明治、青山学院、立教、中央、法政、学習院、成蹊、武
蔵、芝浦工業、北里、獨協、東京家政、東京電機、東洋、日本、駒澤、専修、東海、国士
舘、玉川、東京経済、大妻女子などへの合格実績を得ました。昨年度同様に、生徒の多様
な進路志向を汲み取った指導を行いました。
18
○大東文化大学附属青桐幼稚園
1.100 周年を展望する大東文化ブランドの構築
(1)知育・徳育・体育のバランスの取れた人格形成を主眼に置いた教育の充実
「知・徳・体」の調和の取れた人格の芽を育成するという一貫した教育理念のもと、漢
字による教育、集団生活を通じた社会習慣の会得、季節行事や伝統行事の継承、健康な心
と体づくりなどの取り組みを継続して行い、本園の特長を内外にアピールしました。
2.
「教育の大東」の実現
(1)漢字・英語・書道・体操教室などの充実
正課授業においては、豊かな言葉を養う漢字教育を軸として、子どもの知能を高めまし
た。国際感覚を養う英語教育、感性や情緒を高める書道教育、さらには運動機能の発達や
たくましい精神を育てる体育指導(体操教室)についても充実をはかり、教育理念である
バランスの取れた子どもの育成を実現するとともに、義務教育およびその後につながる教
育の基礎を培いました。
(2)英語・国語・算数・サッカー・バレエなど課外教育の充実
正課授業とともに、課外教室のさらなる充実をはかりました。正課授業終了後に、移動
の負担がなくそのまま慣れた環境で学べるというメリットを生かし、英語・国語・算数・
サッカー・バレエ・音楽・絵画などの多彩なプログラムを開設し、子どもの可能性を伸ば
すさまざまな機会を提供しました。
3.社会環境の変化に対応した教育研究体制および事務体制の整備
(1)教員・事務職員の研修会参加
幼児教育の現状を理解し、教諭の技能と資質を向上していくことができるように、園外
で実施される各協会・団体の研修会へ積極的に参加しました。また研修参加後は、園内で
の報告・情報共有により相互研修を深めました。
4.教育研究活動の礎となる財政基盤の確立
(1)園児確保の為のつぼみ組・すくすく教室の充実
未就園児向け教室「つぼみ組」
(2 歳児対象)と「すくすく教室」
(1 歳児対象)を充実さ
せました。
「つぼみ組」では子どもの成長に配慮した月齢別のクラス編成を行い、園の正課
行事への参加など幼稚園生活への準備をサポートしました。また「すくすく教室」では子
どもだけでなく母親たちの交流・仲間作りの場を提供し、育児不安の軽減など子育て支援
を担いました。本年度は、
「つぼみ組」に 147 組、
「すくすく教室」に 40 組の参加があり、
安定的な参加者数を保っており、入園児獲得につながる大きな PR 効果が期待できます。
(2)預かり保育の充実
夏季・冬季・春季の休業期間の預かり保育を引き続き行いました。休業日に保育の場を
提供することにより、保護者の就業や家庭事情による育児の負担を軽減する取り組みは、
19
本年度の利用者数が延べ 1 万人を超え(実施日数 227 日、
1 日あたりの利用者数平均 45 人)、
利用者の好評を得ています。安心して預けられる幼稚園としての評価を得て、安定的な入
園児獲得につなげます。
(3)幼稚園教諭の給与制度の検討
幼稚園教諭の給与制度については、平成 24 年度に現状と問題点の洗い出しを行い、次年
度中に給与制度の改正を実現させる予定です。
20
○大東文化学園
1.100 周年を展望する大東文化ブランドの構築
(1)東松山キャンパス整備第 3 期工事の着実な遂行
平成 25 年 7 月、東松山キャンパス整備事業の最終工期である第 3 期工事(3・4 期合併)
を着工しました。第 3 期工事は、当初予定されていた新 1 号館の建設を中止するなど、計
画変更を余儀なくされましたが、これまでの工期同様に、安全面および質の保証を確保す
るために、平成 24 年度から導入した建築アドバイザーの助言・指導を受けるなど、コスト
面にも注視しながら、整備事業全体を管理しました。
(2)90 周年事業の実施
平成 25 年 9 月 20 日に創立 90 周年を迎えました。「2013 年、創立 90 周年。新しい知の
森へ。
」をコンセプト(テーマ)に、創立 90 周年記念事業を実施しました。また、本学イ
メージキャラクターのピーターラビット™と「90」を配した創立 90 周年シンボルマークを
作成しました。
記念事業は、創立 90 周年記念事業委員会のもとに、6 つの推進委員会を設置し、各事業
を展開しました。
①記念式典推進委員会
②記念学術・教育事業推進委員会
③大東文化ブックレット(90 周年記念誌)編集推進委員会
④ホームカミングデー推進委員会
⑤記念事業広報等推進委員会
⑥90 周年記念ウォーク学生記念事業推進委員会
各推進委員会においては、教職員による記念式典 DVD の制作や、日中両国での記念学術
シンポジウム、ブックレット『大東文化の歩んできた道』の制作、ホームカミングデーの
開催、大東文化大学発祥の地を巡る記念ウォーク、SNS(Facebook)を活用した、本学の
90 周年の周知と地域貢献を連動させた事業、90 周年記念オリジナルキットカット(チョコ
レート菓子)をはじめとする記念グッズの制作・頒布・販売などを行いました。
90 周年記念事業は、教職協働の理念を重視した体制のもとに、その実績と成果を来たる
創立 100 周年に向けた取り組みの基点として、今後に活かしていきます。
(3)「経営」を意識した理事会審議事項の見直し
私立学校法の趣旨に沿い、理事会が責任ある最高意思決定機関としての機能、役割を果
たすとともに、社会の変化に対応した判断ができるよう、理事会運営のあり方について「理
事会検討委員会」のもとに検討を行いました。理事会の本来的機能や役割の確認、本学園
の理事会の歴史的背景や現状の把握、問題点の洗い出しを行い、将来的課題を含めた改善
方策を提案しました。
21
2.
「教育の大東」の実現
(1)『行動規範』順守に向けた周知活動の強化
不正経理問題の再発防止を徹底するため、問題発生以降、コンプライアンスに関する各
種の制度改革、規程の制定・改正を行ってきました。平成 25 年度はこれらの制度について、
定着と周知徹底をはかるため、教職員へ『大東文化大学専任教育職員ハンドブック』の配
布を行いました。また、コンプライアンス研修については、本年度は個人情報保護をテー
マに実施しました。
7 月に発生した、USB メモリ紛失事故については、迅速・適切な対応を行うと同時に、
再発防止に向けたワーキンググループによる第一次報告書をまとめました。
(2)学生の就学サポート(学費分納制度への対応)
学部生への経済面からの就学サポートの一つとして、学費の分納回数を前後学期各 1 回
から 2 回に増やすことにより、学費納入の負担を軽減するよう、規程の改正を行いました。
併せて、経済的理由による退学・除籍者を減らすため、延納期限、学費未納者への除籍警
告および退学勧告日等の変更を行いました。
(3)障がいのある学生の受入れに向けた体制および研修制度の整備
専門的な知識が必要な分野の業務・サービスに対応するために、特に本年度は障がいを
もつ学生への対応について、学生支援センターを中心に、外部の専門団体の指導を受け、
研修や情報交換を通して、事務職員の対応力向上をはかりました。
3.社会環境の変化に対応した教育研究体制および事務体制の整備
(1)自己点検評価体制の整備
これまで学園、大学別々に規定されていた自己点検・評価規程を「大東文化学園自己点
検・評価規程」として一本化し、学園の設置する大学・高校が教育・研究上の目的を達成
するための、内部質保証システムの基礎となる点検・評価体制を整備しました。学校法人
全体の自己点検活動を俯瞰した組織のもとに、自己点検・評価活動を行い、教育・研究の
質を維持、向上させるための活動を社会に向けて発信します。
(2)「事務役職者の統率力」および「一般職員の提案力」強化策の実施
教育・研究や組織・管理運営において、職員の果たす役割や、責任の重要性が高まって
います。
「事務役職者の統率力」の研修については、事務役職者 46 名へ人事労務管理の基
本的知識を中心とした課題図書を配付し、レポート形式の意見提出を求めて、管理職とし
て今後の職場環境の在り方や部下育成について学習しました。一方、「一般職員の提案力」
については企画立案の「機会の増加」および「能力の伸長」をねらい、中堅職員が企画立
案(起案)できるように、職務権限基準の改正を行いました。
また、職員の能力開発(SD=スタッフ・ディベロップメント)については、
「大学 SD フ
ォーラム=JMA 日本能率協会主催」への派遣人数が 5 名から 12 名に増加するなど、主体
的な意識の向上と実践がみられました。
22
(3)改正労働契約法への対応
平成 25 年 4 月より、アルバイト職員就業規則の制定運用に先駆け、同年 3 月に改正労働
法対応プロジェクト会議(委員長:学務局長)を立ち上げ、延べ 12 回の会議を開催しまし
た。この間、国の動き、他大学の動向等の情報を収集し、タイムリーな研修会への参加、
同配付資料等を参考に、各雇用契約の規程改正・規程制定の是非について種々検討しまし
た。引き続き平成 26 年度も、上記プロジェクト会議で近年導入の雇用制度(教育職員・事
務職員)を含めた改正と制定について、本学園にとって適切かつ整合性のある対応に取組
みます。
(4)法務相談に対応する体制の整備
機能の充実に伴いその相談件数が増えている日常的な法務相談について、迅速かつ適切
に対応できるよう体制の整備を進めました。制度開始から 1 年を経過した公益通報制度の
運用上の課題を是正した規程の改正を行いました。また、ハラスメント防止・問題対応に
ついては、外部専門相談員(弁護士)を特別委員として委嘱し、適切な事案の処理につと
めました。
(5)時代に対応した事務システムへの更新【学園全体】
安定運用・ユーザーの利便性向上・事務処理の効率化のため、OCR 装置、事務用高速プ
リンタの入れ替えを行いました。
また、板橋校舎、信濃町校舎、第一高校、幼稚園においては、個人認証機能を付加した
複合機に入れ替えました。前述の事務用高速プリンタとしての機能も兼ね備え、経費節減
につながるとともに、機密情報管理の徹底がはかられました。
4.教育研究活動の礎となる財政基盤の確立
(1)各種補助金など外部資金に関する情報の共有促進
補助金などの外部資金を獲得するため、複数にまたがる申請部署が共同で、イントラネ
ットを利用した情報発信を積極的に行いました。補助金募集の情報や関係省庁の動向を発
信し、情報共有をはかるとともに、獲得可能な補助金の申請に向けて、関連部署への働き
かけや助言、調整を行いました。
(2)卒業生との交流および寄附金募集の強化
平成 24 年度に引き続き、卒業生に大学の近況を伝える『DBU NEWS』を発行し、平成
25 年度は、卒業生に加えて在学生保護者にも送付しました。
『DBU NEWS』の送付に兼ね
て、東松山キャンパス整備事業に伴う資金の寄付募集を行い、多くの卒業生の方から寄附
の協力をいただけるよう、事業を進めました。
また、昨年度プレ開催したホームカミングデーは、創立 90 周年記念事業として規模を拡
大して実施しました。教職員、学生協働のもと、多彩なイベントを企画し、280 名の卒業生
(卒業生家族を含む)の参加がありました。
東松山キャンパス整備事業の寄附募集については、本年度は 379 件 9,054,000 円の寄付
を集め、当事業に係る総件数は、1,440 件 34,982,000 円となりました。
23
(3)学園保有資産の活用(特に医専跡地)
平成 23 年度末に閉校となった大東医学技術専門学校の跡地について、教育研究計画、維
持管理コスト、資産価値の観点から、活用方法の検討を行った結果、平成 25 年 5 月、処分
(売却)とすることを決定しました。売却にあたっては、透明性・公平性を確保した体制
により手続きを進め、平成 26 年 3 月売買契約を締結しました。
(4)東松山キャンパスにおける見学会の充実
大東文化大学全学部生の 1,2 年次が通学する東松山キャンパスへの見学希望者への対応
を、東松山事務部、入試担当部署が連携をはかりながら行いました。また、キャンパスの
近隣自治体の方々を招いて、見学会、大学の現状説明、意見交換を行い、大学への理解を
深めました。
24
平成25年度に制定、改正、廃止された規則
大学評議会 大学院評議会 常務審議会
承認日
承認日
承認日
制定された規則名
理事会
承認日
施行日
H25.6.26
H25.7.1
H25.10.21 H25.10.28 H25.10.23 H25.10.30
H26.4.1
大東文化大学東松山キャンパス5号館研修施設(M Lodge)使用規程
学校法人大東文化学園自己点検・評価規程
大東文化大学学生懲戒処分規程
H25.6.19
H26.1.20
H26.2.24
H26.4.1
大東文化大学第一高等学校一般研究費使用要領
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
大東文化大学第一高等学校一般研究費科目別使途範囲等に関するガイド
ライン
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
理事会
施行日
改正された規則名
大学評議会 大学院評議会 常務審議会
一般研究費科目別使途範囲等に関するガイドライン
研究成果刊行経費助成要領
H25.4.2
H25.4.1
H25.4.15
H25.4.15
学校法人大東文化学園アルバイト職員就業規則
H25.4.17
大東文化大学大学院学則
H25.2.25
学校法人大東文化学園文書取扱規則
H25.4.1
H25.4.17
H25.4.24
H26.4.1
H25.4.17
H25.4.24
H25.5.1
大東文化大学学費納入手続及び学費滞納による除籍手続に関する規程
H25.5.20
H25.5.22
H25.5.29
H26.4.1
海外の大学との協定に基づく海外派遣交換留学生の取扱いに関する要領
H25.5.20
H25.5.22
H25.5.29
H25.4.1
大東文化大学奨学金給付規程
H25.5.20
H25.5.22
H25.5.29
H25.4.1
大東文化大学定期試験における不正行為者の処分に関する規程
H25.6.17
H25.7.1
大東文化大学学長選挙選挙管理委員会内規
H25.6.17
H25.6.26
大東文化大学学位規則
H25.5.27
H25.6.24
大東文化大学学長選考規程
H25.6.17
大東文化大学学則
H25.6.17
大東文化大学奨学金留学規程
H25.7.15
大東文化大学特別修学支援金給付規程
H25.7.15
H25.6.24
H25.7.22
学校法人大東文化学園アルバイト職員就業規則
H25.4.1
H25.6.19
H25.6.26
H25.6.26
H25.6.19
H25.6.26
H25.7.1
H25.7.24
H25.7.31
H25.4.1
H25.7.24
H25.7.31
H25.4.1
H25.10.23
大東文化大学一般研究費使用要領細則
H25.11.1
H25.11.18
H25.11.18
大東文化大学大学院学則
H25.7.22 H25.11.20 H25.11.27
H26.4.1
大東文化大学大学院学則
H25.10.28 H25.11.20 H25.11.27
H26.4.1
H25.11.20 H25.11.27
H26.4.1
H25.11.20 H25.11.27
H25.12.1
H25.11.25 H25.12.11 H25.12.18
H26.4.1
H26.1.22
H26.4.1
大東文化大学学則
H25.11.18
学校法人大東文化学園公益通報者の保護等に関する規程
大東文化大学大学院学則
学校法人大東文化学園アルバイト職員就業規則
大東文化大学学則
H25.12.16
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学専任教育職員海外出張規則
H25.12.16
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学専任教育職員海外出張規則施行細則
H25.12.16
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学特別研究期間制度規程
H25.12.16
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学国内研究員規則
H25.12.16 H25.12.19
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学国内研究員規則施行細則
H25.12.16 H25.12.19
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
H25.12.19
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
学校法人大東文化学園給与規則
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
学校法人大東文化学園給与規則施行細則
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
学校法人大東文化学園国内旅費規程
H26.1.22
H26.1.29
H26.4.1
大東文化大学大学院学則
大東文化大学一般研究費使用要領
H26.2.17
H26.4.1
一般研究費科目別使途範囲等に関するガイドライン
H26.2.17
H26.4.1
大東文化大学学則
H26.2.17
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
教職課程等の資格課程履修料等及び科目等履修料に関する内規
H26.2.17
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
大東文化大学教育ローン利子補給金給付規程
H26.2.17
H26.2.24
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
大東文化大学特別修学支援金給付規程
H26.2.17
H26.2.24
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
25
改正された規則名
大学評議会 大学院評議会 常務審議会
理事会
施行日
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
学校法人大東文化学園事務組織並分掌規則
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
職務権限基準
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
学校法人大東文化学園自己点検・評価規程
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
学校法人大東文化学園経理規程施行細則
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
学校法人大東文化学園広報委員会規程
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
学校法人大東文化学園文書取扱規則
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
大東文化大学第一高等学校学則
H26.2.19
H26.2.27
H26.4.1
大東文化大学東松山キャンパス5号館研修施設(「M Lodge」)使用規
程
H26.3.12
大東文化大学給付金等認定委員会規程
H26.2.17
H26.2.24
H26.3.12
大東文化大学学則
H26.2.17
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
大東文化大学海外派遣研究員の取扱いに関する要領
H26.2.17
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
大東文化大学大学院法務研究科(法科大学院)学則
H26.2.24
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
大東文化大学大学院学費納入手続及び学費滞納による除籍手続に関する
規程
H26.2.24
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園事務組織並分掌規則
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
職務権限基準
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園職員任免規則
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園職員懲戒規程
H26.3.12
H26.3.19
H26.3.19
学校法人大東文化学園ハラスメント問題調整等委員会規程
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園桐門退職年金基金規程
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園の学園章、ロゴタイプ、シンボルマーク及びイ
メージキャラクターの使用に関する規程
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
学校法人大東文化学園経理規程施行細則
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
大東文化大学第一高等学校入学者選抜規程
H26.3.12
H26.3.19
H26.4.1
理事会
施行日
大東文化大学学則
H26.3.10
廃止された規則名
大学評議会 大学院評議会 常務審議会
学校法人大東文化学園東松山校舎研修棟施設使用内規
H25.6.30
大東文化大学自己点検及び評価規程
H26.3.31
学校法人大東文化学園自己点検・評価規程〈平成8年3月27日制定〉
H26.3.31
26
2.教育研究の概要
①学校法人大東文化学園 教育研究組織図
平成25年4月1日現在
日本文学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
大 学 院
文
学
研
究
科
中国学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
英文学専攻(修士課程)
書道学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
教育学専攻(修士課程)
経
法
専 攻 科
大
東
部
学
学
研
研
究
究
科
経済学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
科
法律学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
政治学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
外 国 語 学 研 究 科
英語学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
日本言語文化学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
中国言語文化学専攻(博士課程前期・後期課程)
ア ジ ア 地 域 研 究 科
アジア地域研究専攻(博士課程前期課程・後期課程)
経
経営学専攻(博士課程前期課程・後期課程)
営
学
研
究
科
スポ ーツ ・健 康科 学研 究科
スポーツ・健康科学専攻(修士課程)
法
務
研
究
科
( 法 科 大 学 院 )
法務専攻(専門職学位課程)
文
科
日本文学専攻(募集停止中)
中国学専攻(募集停止中)
教育学専攻
科
経済学専攻(募集停止中)
経
学
済
学
済
専
学
攻
文
専
攻
学
日本文学科
中国学科
英米文学科
教育学科
書道学科
人文科学研究所
部
社会経済学科
現代経済学科
経済研究所
部
中国語学科
英語学科
日本語学科
語学教育研究所
部
法律学科
政治学科
法学研究所
国際比較政治研究所
部
国際関係学科
国際文化学科
現代アジア研究所
部
経営学科
企業システム学科
経営研究所
部
環境創造学科
部
文
学校法人
大東文化学園
化
経
済
学
大
外
国
語
学
学
法
国
学
際
経
環
付属機関
関
係
営
境
学
学
創
造
学
スポーツ・健康科学部
スポーツ科学科
健康科学科
図
板橋
東松山
書
館
ビアトリクス・ポター資料館
北
京
事
務
所
東
洋
研
究
所
書
道
研
究
所
セ
ン
タ
ー
学生支援センター
キャリアセンター
スポーツ振興センター
国際交流センター
地域連携センター
学園総合情報センター
大東文化歴史資料館(大東アーカイブス)
大 東 文 化 大 学 第 一 高 等 学 校
大東文化大学附属青桐幼稚園
27
②教員組織および教員数(大学)
区
学部・学科等
分
教
員
計
学
部
計
計
文 日本文学科
中 国 学 科
学
英米文学科
部 教 育 学 科
書 道 学 科
経
計
済
社会経済学科
学
部 現代経済学科
計
外
国 中国語学科
語
学 英 語 学 科
部
日本語学科
計
法
学 法 律 学 科
部
政 治 学 科
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
合
専任計
347 (142)
284 (112)
63 (30)
333 (142)
270 (112)
63 (30)
82 (15)
68 (13)
14
(2)
17
(5)
16
(5)
1
11
(2)
11
(2)
14
9
5
29
21
8
11
11
42
36
6
23
20
3
19
16
3
46
35
11
14
11
3
24
19
5
8
5
3
38
31
7
20
15
5
18
16
2
計
[17]
[8]
[9]
[9]
[2]
[7]
[3]
[2]
[1]
[1]
[1]
(4)
(2)
(2)
(4) [1]
(4)
[1]
[1]
[1]
(14)
(12)
(2)
(8)
(7)
(1)
(6)
(5)
(1)
(19)
(16)
(3)
(5)
(4)
(1)
(13)
(11)
(2)
(1)
(1)
(10)
(8)
(2)
(5)
(4)
(1)
(5)
(4)
(1)
[2]
[2]
[1]
[1]
[1]
[1]
非常勤
723
486
237
686
459
227
222
157
65
37
20
17
23
19
4
51
33
18
74
54
20
37
31
6
57
41
16
34
24
10
23
17
6
189
98
91
60
34
26
90
42
48
39
22
17
80
61
19
50
40
10
30
21
9
28
平成25年5月1日現在
全学担当科目担当 専門科目担当
専 任
専 任
84
(84)
263 (58) [17]
65
(65)
219 (47) [8]
19
(19)
44 (11) [9]
84
(84)
249 (58) [9]
65
(65)
205 (47) [2]
19
(19)
44 (11) [7]
15
(15)
67
[3]
13
(13)
55
[2]
2
(2)
12
[1]
5
(5)
12
5
(5)
11
1
2
(2)
9
[1]
2
(2)
9
[1]
4
2
2
4
4
(4)
(2)
(2)
(4)
(4)
12
10
2
7
6
1
5
4
1
19
16
3
5
4
1
13
11
2
1
1
(12)
(10)
(2)
(7)
(6)
(1)
(5)
(4)
(1)
(19)
(16)
(3)
(5)
(4)
(1)
(13)
(11)
(2)
(1)
(1)
10
8
2
5
4
1
5
4
1
(10)
(8)
(2)
(5)
(4)
(1)
(5)
(4)
(1)
10
7
3
25
17
8
11
11
30
26
4
16
14
2
14
12
2
27
19
8
9
7
2
11
8
3
7
4
3
28
23
5
15
11
4
13
12
1
[1]
[1]
[1]
[1]
(2)
(2)
(1)
(1)
(1)
(1)
[2]
[2]
[1]
[1]
[1]
[1]
区
学部・学科等
国
分
計
際
関
係
国際関係学科
学
部 国際文化学科
経
計
営
経 営 学 科
学
部 企業システム学科
環境創造学部
環境創造学科
健ス
計
康ポ
科 ー スホ ゚ー ツ科 学科
学ツ
部・ 健康科学科
大
学
院
計
法 務 研 究 科
計
大
学 東洋研究所
付
置
機 書道研究所
関
国 際 交 流
セ ン タ ー
計
法
人
大東文化
歴史資料館
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
合
専任計
35 (35)
27 (27)
8
(8)
17 (17)
15 (15)
2
(2)
18 (18)
12 (12)
6
(6)
35
(9)
28
(4)
7
(5)
19
(5)
17
(3)
2
(2)
16
(4)
11
(1)
5
(3)
20
(5)
16
(3)
4
(2)
35 (35)
29 (29)
6
(6)
17 (17)
15 (15)
2
(2)
18 (18)
14 (14)
4
(4)
10
10
10
10
4
4
計
[1]
[1]
[1]
[1]
[3]
[3]
[3]
[3]
[4]
[3]
[1]
[4]
[3]
[1]
[3]
[3]
非常勤
32
16
16
15
10
5
17
6
11
44
40
4
22
20
2
22
20
2
31
24
7
31
22
9
23
15
8
8
7
1
28
26
2
28
26
2
9
1
8
4
4
全学担当科目担当
専 任
6
(6)
5
(5)
1
(1)
4
(4)
3
(3)
1
(1)
2
(2)
2
(2)
9
4
5
5
3
2
4
1
3
4
2
2
9
7
2
5
4
1
4
3
1
(9)
(4)
(5)
(5)
(3)
(2)
(4)
(1)
(3)
(4)
(2)
(2)
(9)
(7)
(2)
(5)
(4)
(1)
(4)
(3)
(1)
専門科目担当
専 任
29 (29)
22 (22)
7
(7)
13 (13)
12 (12)
1
(1)
16 (16)
10 (10)
6
(6)
26
[1]
24
2
[1]
14
14
12
10
2
16
14
2
26
22
4
12
11
1
14
11
3
10
10
[1]
[1]
(1)
(1)
(26)
(22)
(4)
(12)
(11)
(1)
(14)
(11)
(3)
10
10
4
4
[3]
[3]
[3]
[3]
[4]
[3]
[1]
[4]
[3]
[1]
[3]
[3]
4
4
[1]
[1]
[2]
[2]
[1]
[1]
9
1
8
[2]
[2]
[1]
[1]
[1]
[1]
[1]
[1]
[1]
(注1)( )内は東松山校舎所属の教員数で内数
(注2)〔 〕内は以下の身分で外数
特任教授 6名(書道学科・法務研究科・国際交流センター)
特任准教授 3名(教育学科・中国語学科・国際交流センター)
特任講師 6名(中国学科・英語学科・企業システム学科・健康科学科・書道研究所・大東文化歴史資料館)
特任実習助手 2名(健康科学科)
(注3) 助教 4名(中国学科・書道学科・社会経済学科・現代経済学科)は便宜上専門科目担当に入れる
(注4) 大東文化歴史資料館の教員1名(特任講師1名)は東洋研究所より出向
29
③学生・生徒・園児数等
大東文化大学
区分
入学定員
入学者数
入学定員
充足率
総定員
全学生数
H25.5.1
総定員
充足率
H25.5.1
卒業者
修了者数
学部・学科
学 部 計
文
学
2,590
2,833
1.09
10,360
12,208
1.18
2,991
計
日 本 文 学 科
中
国
学
科
英 米 文 学 科
教
育
学
科
書
道
学
科
計
社 会 経 済 学 科
現 代 経 済 学 科
計
経
営
学
科
企業システム学科
計
中 国 語 学 科
英
語
学
科
日 本 語 学 科
計
法
律
学
科
政
治
学
科
計
国 際 関 係 学 科
国 際 文 化 学 科
環 境 創 造 学 科
550
150
100
130
110
60
360
200
160
350
200
150
390
100
230
60
375
225
150
200
100
100
165
624
173
105
155
123
68
409
214
195
389
229
160
428
93
266
69
386
242
144
205
98
107
170
1.13
1.15
1.05
1.19
1.12
1.13
1.14
1.07
1.22
1.11
1.15
1.07
1.10
0.93
1.16
1.15
1.03
1.08
0.96
1.03
0.98
1.07
1.03
2,200
600
400
520
440
240
1,440
800
640
1,400
800
600
1,560
400
920
240
1,500
900
600
800
400
400
660
2,631
720
457
623
553
278
1,725
942
783
1,674
973
701
1,773
435
1,069
269
1,794
1,087
707
931
469
462
730
1.20
1.20
1.14
1.20
1.26
1.16
1.20
1.18
1.22
1.20
1.22
1.17
1.14
1.09
1.16
1.12
1.20
1.21
1.18
1.16
1.17
1.16
1.11
621
176
113
147
121
64
410
223
187
445
251
194
417
112
252
53
444
251
193
248
136
112
177
計
・
ス
ポ
ー
ツ
科学科
部
健 康 科 学 科
200
100
100
222
115
107
1.11
1.15
1.07
800
400
400
950
471
479
1.19
1.18
1.20
229
101
128
部
経
済
学
部
経
営
学
部
外
国
語
法
学
学
部
部
国
際
関
係
学
部
環
境
創
造
学
部
ス
健
ポ
康
ー
科
ツ
学
30
区分
入学定員
入学者数
入学定員
充足率
総定員
全学生数
H25.5.1
総定員
充足率
H25.5.1
卒業者
修了者数
研究科・専攻等
大 学 院 計
199
102
0.51
481
343
0.71
116
21
3
1
1
0
1
7
2
6
4
4
0
3
1
0
2
0
44
7
4
17
1
10
5
8
6
2
4
4
0
0.49
0.60
0.20
0.20
0.00
0.20
1.00
0.67
0.60
0.27
0.40
0.00
0.12
0.10
0.00
0.29
0.00
1.52
1.40
1.33
3.40
0.33
1.00
1.67
0.50
0.50
0.50
0.20
0.27
0.00
97
10
15
10
9
10
14
9
20
35
20
15
61
20
15
14
12
67
10
9
10
9
20
9
36
24
12
45
30
15
77
7
3
6
5
7
18
12
19
11
10
1
11
2
0
9
0
100
14
9
25
8
27
17
15
11
4
21
14
7
0.79
0.70
0.20
0.60
0.56
0.70
1.29
1.33
0.95
0.31
0.50
0.07
0.18
0.10
0.00
0.64
0.00
1.49
1.40
1.00
2.50
0.89
1.35
1.89
0.42
0.46
0.33
0.47
0.47
0.47
34
4
0
3
1
4
9
2
11
3
3
0
6
1
0
5
0
33
6
2
6
0
15
4
2
1
1
10
9
1
6
0.60
20
17
0.85
11
法 務 研 究 科法務専攻専門職学位課程
40
12
0.30
120
91
※ 入学者数には平成24年9月入学者を含む
※ 文学専攻科日本文学専攻、中国学専攻、教育学専攻、経済学専攻科経済学専攻は募集停止
※ 平成26年3月論文博士授与者なし。
※ 卒業修了者数には、9月卒業を含まない。
0.76
17
文
計
前
後
前
後
修
前
後
修
期
期
期
期
士
期
期
士
士
士
前
後
期
期
士
士
士
士
前
後
前
後
期
期
期
期
士
士
士
士
士
士
前
後
前
後
前
後
期
期
期
期
期
期
士
士
前
後
期
期
士
士
前
後
期
期
43
5
5
5
3
5
7
3
10
15
10
5
26
10
5
7
4
29
5
3
5
3
10
3
16
12
4
20
15
5
スポーツ・健康科学専攻 修士
10
士
日本文学博
専
攻博
士
士
中 国 学博
専
攻博
士
英 文 学 専 攻
士
書 道 学博
専
攻博
士
教 育 学 専 攻
計
学
研
究
科
経済学研究科 経
専
済
学博
攻博
計
法
学
研
究
科
法
専
律
政
専
治
学博
攻博
学博
攻博
計
外
国
語
学
研
究
科
中国言語文化
学
専
攻
英
専
語
学
攻
日本言語文化
学
専
攻
博
博
博
博
博
博
ア ジ ア 地 域
研
究
科 アジア地域 博
研究専攻博
計
計
経営学研究科 経
専
ス ポ ー ツ ・ 健 康
科 学 研 究 科
営
学博
攻博
高校・幼稚園
区分
入学定員
入学定員
充足率
入学者数
総定員
学校別
大東文化大学第一高等学校
350
310
大東文化大学付属青桐幼稚園
(70)
87
31
0.89
-
全生徒
園児数
H25.5.1
総定員
充足率
H25.5.1
卒業者
卒園者数
1,050
915
0.87
313
200
262
1.31
87
④大学(学部)学生就職・進路状況[平成25年度]
A
就
職
希
望
者
数
B
計
3,024
2,475
2,212
1,918
278
16
88
21
703
平成26年5月1日現在
就
職卒
就
職
者業
職
者
希
決
のに
望
定
割占
者
め
率
率
合る
%
%
%就
73.1%
81.8% 89.4%
男
1,978
1,625
1,438
1,249
175
14
59
13
468
82.2%
88.5%
72.7%
女
1,046
850
774
669
103
2
29
8
235
81.3%
91.1%
74.0%
計
626
510
449
316
131
2
30
4
143
81.5%
88.0%
71.7%
男
291
230
194
134
59
1
16
1
80
79.0%
84.3%
66.7%
女
335
280
255
182
72
1
14
3
63
83.6%
91.1%
76.1%
男
80
69
54
43
11
0
4
0
22
86.3%
78.3%
67.5%
女
97
86
76
57
19
0
4
0
17
88.7%
88.4%
78.4%
男
68
59
49
37
12
0
2
1
16
86.8%
83.1%
72.1%
女
45
34
31
30
1
0
1
2
11
75.6%
91.2%
68.9%
男
64
51
43
37
5
1
5
0
16
79.7%
84.3%
67.2%
女
84
74
66
62
4
0
3
1
14
88.1%
89.2%
78.6%
男
66
44
41
13
28
0
1
0
24
66.7%
93.2%
62.1%
女
58
54
51
8
43
0
0
0
7
93.1%
94.4%
87.9%
男
13
7
7
4
3
0
4
0
2
53.8% 100.0%
53.8%
女
51
32
31
25
5
1
6
0
14
62.7%
96.9%
60.8%
計
414
354
315
289
23
3
6
0
93
85.5%
89.0%
76.1%
男
370
315
281
256
23
2
6
0
83
85.1%
89.2%
75.9%
女
44
39
34
33
0
1
0
0
10
88.6%
87.2%
77.3%
男
199
178
161
144
16
1
2
0
36
89.4%
90.4%
80.9%
女
27
25
21
21
0
0
0
0
6
92.6%
84.0%
77.8%
男
171
137
120
112
7
1
4
0
47
80.1%
87.6%
70.2%
女
17
14
13
12
0
1
0
0
4
82.4%
92.9%
76.5%
計
422
326
282
261
17
4
10
9
121
77.3%
86.5%
66.8%
男
211
156
127
111
12
4
7
7
70
73.9%
81.4%
60.2%
女
211
170
155
150
5
0
3
2
51
80.6%
91.2%
73.5%
男
63
50
40
35
3
2
1
3
19
79.4%
80.0%
63.5%
女
51
46
40
38
2
0
0
0
11
90.2%
87.0%
78.4%
男
124
90
76
68
7
1
4
4
40
72.6%
84.4%
61.3%
女
131
107
99
98
1
0
1
2
29
81.7%
92.5%
75.6%
男
24
16
11
8
2
1
2
0
11
66.7%
68.8%
45.8%
女
29
17
16
14
2
0
2
0
11
58.6%
94.1%
55.2%
計
450
362
316
269
46
1
8
1
125
80.4%
87.3%
70.2%
男
382
308
269
230
38
1
7
0
106
80.6%
87.3%
70.4%
女
68
54
47
39
8
0
1
1
19
79.4%
87.0%
69.1%
男
217
179
156
135
21
0
3
0
58
82.5%
87.2%
71.9%
女
34
26
23
20
3
0
1
1
9
76.5%
88.5%
67.6%
男
165
129
113
95
17
1
4
0
48
78.2%
87.6%
68.5%
女
34
28
24
19
5
0
0
0
10
82.4%
85.7%
70.6%
計
248
198
176
165
11
0
6
3
63
79.8%
88.9%
71.0%
男
132
113
102
96
6
0
5
2
23
85.6%
90.3%
77.3%
女
116
85
74
69
5
0
1
1
40
73.3%
87.1%
63.8%
男
84
70
62
59
3
0
4
1
17
83.3%
88.6%
73.8%
女
52
41
35
34
1
0
0
0
17
78.8%
85.4%
67.3%
男
48
43
40
37
3
0
1
1
6
89.6%
93.0%
83.3%
女
64
44
39
35
4
0
1
1
23
68.8%
88.6%
60.9%
計
451
386
355
338
11
6
11
2
83
85.6%
92.0%
78.7%
男
334
289
267
251
10
6
7
2
58
86.5%
92.4%
79.9%
女
117
97
88
87
1
0
4
0
25
82.9%
90.7%
75.2%
男
177
157
145
135
5
5
4
0
28
88.7%
92.4%
81.9%
女
79
63
56
55
1
0
4
0
19
79.7%
88.9%
70.9%
男
157
132
122
116
5
1
3
2
30
84.1%
92.4%
77.7%
女
38
34
32
32
0
0
0
0
6
89.5%
94.1%
84.2%
計
182
154
135
124
11
0
5
0
42
84.6%
87.7%
74.2%
男
137
115
100
90
10
0
5
0
32
83.9%
87.0%
73.0%
女
45
39
35
34
1
0
0
0
10
86.7%
89.7%
77.8%
計
231
185
184
156
28
0
12
2
33
80.1%
99.5%
79.7%
男
121
99
98
81
17
0
6
1
16
81.8%
99.0%
81.0%
女
110
86
86
75
11
0
6
1
17
78.2% 100.0%
78.2%
男
66
55
54
39
15
0
5
0
7
83.3%
98.2%
81.8%
女
37
32
32
22
10
0
3
0
2
86.5% 100.0%
86.5%
男
55
44
44
42
2
0
1
1
9
80.0% 100.0%
80.0%
女
73
54
54
53
1
0
3
1
15
74.0% 100.0%
74.0%
卒
区 分
業
生
数
学部・学科等
学 部 計
計
日 本
文
学
部
中
文
国
英 米
学
学
文
学
科
科
科
教
育
学
科
書
道
学
科
計
経
済
学
部
社 会 経 済 学 科
現 代 経 済 学 科
計
外
国
語
学
部
中 国
英
語
語
日 本
学
学
語
学
科
科
科
計
法
学
部
法
律
学
科
政
治
学
科
計
国
際
関
係
学
部
国 際 関 係 学 科
国 際 文 化 学 科
計
経
営
学
部
経
営
学
科
企業システム学科
学環
境
創
部造
環 境 創 造 学 部
計
健ス
康ポ
科ー
学ツ
部・
ス ポー ツ 科 学科
健 康
科
学
科
就
職
決
定
計
一
般
企
業
者
数
教
公
員
務
及
員
び
C
進
学
自
営
業
留
学
そ
の
他
(注) ①就職希望者率=B/A×100、就職決定率=C/B×100、その他は、就職の意思なし、再受験、未届、未決定、家事手伝等。
②卒業者数は平成26年3月31日の数(平成25年9月卒業を含む)。
③就職希望者数は「就職決定者」及び「就職活動継続中」の者の和とする。
④一般企業は、最終的に就職した者(契約、派遣含む)の数。
⑤教員及び公務員は、臨時任用、非常勤等を含む数。
⑥上掲の表は、平成25年12月16日付・文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取り扱いについて(通知)に基づき作成。
32
⑤学習環境に関する情報
a.主な校地・校舎の所在地
平成25年5月1日現在
№
校地・校舎
所在地
1
学校法人大東文化学園
東京都板橋区高島平1丁目9番1号
2
大東文化大学板橋校舎
東京都板橋区高島平1丁目9番1号
3
大東文化大学東松山校舎
埼玉県東松山市岩殿560
4
大東文化大学緑山校舎
埼玉県東松山市旗立台3番1
5
6
大東文化大学信濃町校舎
(大学院法務研究科(法科大学院))
大東文化大学徳丸校地(徳丸研究棟)
(東洋研究所、歴史資料館事務室)
東京都新宿区信濃町34 JR信濃町ビル3F
東京都板橋区徳丸2丁目19番10号
7
大東文化大学図書館書庫棟
東京都板橋区高島平1丁目18番4号
8
大東文化大学第一高等学校
東京都板橋区高島平1丁目9番1号
9
大東文化大学第一高等学校川越校地
埼玉県川越市大字萱沼字上荻野2236番1
10
大東文化大学附属青桐幼稚園
東京都板橋区高島平3丁目6番1号
11
大東文化会館
東京都板橋区徳丸2丁目4番21号
12
大東文化大学インターナショナル・ハウス
東京都板橋区高島平1丁目14番9号
13
大東文化大学菅平校地(菅平セミナーハウス)
長野県上田市菅平高原1278番1002
14
大東文化大学本宿校地(陸上競技部合宿所)
埼玉県東松山市大字西本宿字諏訪久保1753番
15
大東文化大学中里校地(ラグビー部合宿所)
埼玉県東松山市大字岩殿字中里650番4
16
大東文化大学第一徳丸校地(スクールバス駐機場)
東京都板橋区徳丸1丁目314番2
17
大東文化大学高坂校地(スクールバス発着所)
埼玉県東松山市本宿2丁目23番6
18
大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館
埼玉県東松山市大字岩殿字入ノ台422
(埼玉県こども動物自然公園敷地内に設置)
19
旧大東医学技術専門学校
東京都板橋区高島平9丁目43番2号
20
旧大東接骨院
東京都板橋区高島平9丁目43番3号
33
b.土地・建物の面積
平成25年5月1日現在
区 分
合
計
大 学 計
板橋校舎計
東松山校舎計
緑山校舎計
計
校 舎 等 板橋校舎
大
東松山校舎
緑山校舎
計
運動施設
板橋校舎
東松山校舎
学
高
校
幼
稚
園
医
そ
の
他
緑山校舎
計
菅平セミナーハウス
大東文化会館
図書館書庫棟
徳丸研究棟
そ の 他 インターナショナル・ハウス
徳丸校地
高坂校地
本宿校地
岩殿中里校地
ビアトリクス・ポター資料館
高 校 計
校舎等
運動施設
その他
幼 稚 園 計
校舎等
運動施設
その他
そ の 他 計
旧医専用地
鳩山用地
東松山市南新井用地
第一板橋用地
第二板橋用地
土 地(㎡)
346,438.60
(2,635.10)
317,722.24
(2,635.10)
21,367.00
249,606.36
(2,635.10)
29,594.00
239,380.67
21,367.00
202,074.67
15,939.00
61,186.69
(2,635.10)
0.00
47,531.69
(2,635.10)
13,655.00
17,154.88
10,151.00
1,318.99
746.00
455.40
153.00
876.03
1,862.00
739.00
853.46
22,518.65
3,208.00
19,310.65
0.00
1,772.00
892.00
880.00
0.00
4,425.71
2,298.00
566.00
1,190.71
233.00
138.00
(注)( )は借用土地・建物を外数で示す。
34
建 物(㎡)
157,275.80
(2,271.37)
142,622.75
(2,271.37)
43,397.69
(2,271.37)
86,825.66
備 考
4,294.70
121,630.03
(2,271.37)
43,397.69
(2,271.37) 法科大学院信濃町校舎
75,015.90
3,216.44
12,888.02
0.00
11,809.76
1,078.26
8,104.70
1,149.04
2,545.94
1,437.34
792.37
262.20
12.35
0.00
568.51
1,044.57
292.38
9,471.24
9,053.91
417.33
0.00
1,641.37
1,641.37
0.00
0.00
3,540.44
3,406.82
0.00
0.00
0.00
133.62
バス駐機場運転手控室
スクールバス発着所
陸上競技部合宿所
ラグビー部合宿所・トレーニングルーム
仮設駐輪場
同窓会事務室
⑥学生納付金に関する情報(初年度納付金・平成25年度)
・大東文化大学
学部
学部
学科
日
本
文
学
中
国
学
英
米
文
学
教
育
学
書
道
学
社
会
経
済
学
現
代
経
済
学
中
国
語
学
英
語
学
日
本
語
学
法
律
学
政
治
学
国
際
関
係
学
国
際
文
化
学
経
営
学
企 業 シ ス テ ム 学
環
境
創
造
学
ス ポ ー ツ 科 学
健
康
科
学
入学金
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
278,000
授業料
教育充実費
668,000
216,000
668,000
216,000
668,000
216,000
668,000
240,000
830,000
216,000
658,000
216,000
658,000
216,000
668,000
216,000
668,000
216,000
668,000
216,000
658,000
216,000
658,000
216,000
668,000
216,000
668,000
216,000
658,000
216,000
658,000
216,000
708,000
216,000
810,000
216,000
970,000
216,000
実習費
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
科
専攻
日本文学専攻(博士前期)
日本文学専攻(博士後期)
中国学専攻(博士前期)
中国学専攻(博士後期)
英 文 学 専 攻 ( 修 士 )
教 育 学 専 攻 ( 修 士 )
書道学専攻(博士前期)
書道学専攻(博士後期)
経済学専攻(博士前期)
経済学専攻(博士後期)
法律学専攻(博士前期)
法律学専攻(博士後期)
政治学専攻(博士前期)
政治学専攻(博士後期)
中国言語文化学専攻(博士前期)
中国言語文化学専攻(博士後期)
英語学専攻(博士前期)
英語学専攻(博士後期)
日本言語文化学専攻(博士前期)
日本言語文化学専攻(博士後期)
アジア地域研究専攻(博士前期)
アジア地域研究専攻(博士後期)
経営学専攻(博士前期)
経営学専攻(博士後期)
入学金
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
220,000
授業料
教育充実費
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
530,000
179,300
研究費
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
30,000
スポーツ・健康科学
スポーツ・健康科学専攻(修士)
研
究
科
220,000
法 務 研 究 科
法務専攻(専門職学位)
( 法 科 大 学 院 )
220,000
文
経
外
学
済
国
部
学
語
法
学
学
部
部
部
国 際 関 係 学 部
経
営
学
部
環 境 創 造 学 部
スポーツ・健康科学部
80,000
30,000
50,000
250,000
計
1,162,000
1,162,000
1,162,000
1,186,000
1,404,000
1,152,000
1,152,000
1,162,000
1,162,000
1,162,000
1,152,000
1,152,000
1,162,000
1,162,000
1,152,000
1,152,000
1,232,000
1,354,000
1,714,000
大学院
研究科
文
学
研
究
科
経 済 学 研 究 科
法
学
研
究
科
外国語学研 究科
アジア地域研究科
経 営 学 研 究 科
600,000
30,000
授業料(基礎額)600,000円
(従量額)1単位につき30,000円
資格課程履修料
資格課程名
教職課程
司書・司書教諭課程
社会教育主事課程
学芸員課程
副免許教職課程
179,300
金額
35,000
20,000
20,000
20,000
20,000
※受講料は初年度のみ。副免許教職課程については副免履修開始時。
35
実習費
50,000
50,000
30,000
30,000
計
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
1,009,300
1,009,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
959,300
1,059,300
・大東文化大学第一高等学校〔平成25年度〕
課程
全 日 制 課 程
普
通
科
入学金
250,000
授業料
教育充実費 実験実習費
380,000
165,000
教育活動
維持費
18,000
12,000
計
825,000
※ 国の定める高等学校等就学支援金9,900×12カ月がある。
・大東文化大学附属青桐幼稚園〔平成25年度〕
学級
3~5歳児共通
入園料
120,000
保育料
教育充実費
324,000
35,000
※27,000×12ヵ月
36
教材費
教育活動
維持費
19,200
※1,600×12カ月
10,000
計
508,200
Ⅲ.財務の概要
1.決算の概要
学校法人における計算書類には、当該年度の諸活動に対応するすべての収入と支出の内
容ならびに支払資金の収入と支出のてん末を明らかにする「資金収支計算書」、消費収入と
消費支出の内容と均衡の状態を明らかにする「消費収支計算書」、および決算時点(年度末)
における財政状態を表す「貸借対照表」があります。
平成 25 年度「資金収支計算書」
、
「消費収支計算書」および「貸借対照表」は、それぞれ
別表 1、別表 2 および別表 3 のとおりです。
ここでは、平成 25 年度決算について消費収支計算を中心とする収支の内容を説明し、併
せて貸借対照表により、保有する資産と負債の状態について説明いたします。
【決算の概要】
平成 25 年度消費収支における帰属収入(負債とならない収入)合計額は、164 億 5,418
万円(対前年度比 5 億 4,841 万円・3.2%減)となり、ここから基本金組入額 30 億 6,115 万
円を控除した後の消費収入の合計は、133 億 9,303 万円となりました。これに対して、消費
支出の合計は、162 億 0,439 万円(対前年度比 1 億 2,693 万円・0.7%増)であり、この結
果、当年度消費収支差額は 28 億 1,135 万円の支出超過となりました。
従いまして、翌年度繰越消費収支差額は前年度からの繰越消費支出超過額 3 億 9,396 万
円に当年度消費支出超過額 28 億 1,135 万円を加算し、さらに今期発生した基本金取崩額 333
万円を減額した 32 億 0,198 万円が消費支出超過額として次年度へ繰り越されます。
今期決算の特徴としましては、第一には大学の入学者が予算定員に満たなかったこと並
びに第一高等学校で入学定員を下回ったこと等により、学生生徒等納付金収入が予算を下
回ったこと、第二には東松山キャンパス整備事業の第 2 期工事による減価償却額等が大幅
に増加したことです。
なお、3 期工事が平成 26 年度までかかることにより、来年度の学園の消費収支差額は支
出超過の状態が続くことになります。
【収入】
① 学生生徒等納付金は 129 億 9,633 万円で、帰属収入の 79.0%を占め、これは前年度と
比べて 4 億 5,902 万円・3.4%の減収となりました。これは大学では予算で見込んだ入学定
員を確保できなかったこと及び第一高等学校の定員割れによるものです。
将来に向けて学校法人の運営を安定的に継続させて行くためには、学生の確保が極めて
重要な施策と考えられます。
② 手数料は、4 億 0,183 万円で、帰属収入の 2.4%を占め、これは前年度と比べて 1,421
37
万円・3.4%の減収となりました。手数料の大部分を占める入学検定料収入は、一高・青
桐幼稚園で若干受験生が増加しましたが、大学で減少したことにより減収となりました。
各学校で教育の質を維持して行くためにも安定した受験者の数を確保していくことが
最重要な課題と考えられます。
③ 寄付金は 7,998 万円で、帰属収入の 0.5%を占め、これは前年度と比べて 1,078 万円・
15.5%の増収となりました。なお、平成 23 年度より実施している「東松山キャンパス
整備事業募金」は、平成 24 年度 1,251 万円、平成 25 年度 905 万円と、募集初年度で
ある平成 23 年度の 1,341 万円より年々減少しています。
④ 補助金収入は、12 億 5,404 万円で、帰属収入の 7.6%を占め学生生徒等納付金に次ぐ重
要な財源となっています。前年度と比べると 1 億 4,497 万円・13.0%の増収となりまし
た。これは2学部の入学定員率が改善されたことにより、減額されていた大学の経常費
補助金が、通常の補助金支給に戻ったことによるものです。
⑤ 資産運用収入は、7 億 9,989 万円で、帰属収入の 4.9%を占め、これは前年度と比べて
7,369 万円・8.4%の減収となりました。この内金融資産からの運用果実である受取利
息・配当金および第3号基本金運用収入は 1 億 0,397 万円・12.1%の減収となり、施設
設備利用料収入が 574 万円・31.2%の増収となりました。退職年金積立金運用収入は
2,453 万円となっております。
⑥ 資産売却差額は、
外貨 MMF の一部売却とソニー社債の中途売却による 3,136 万円です。
⑦ 事業収入は、1 億 9,145 万円で、帰属収入の 1.2%を占め、これは前年度と比べて 1,514
万円 7.3%の減収となりました。附属事業収入は毎年度 1 億円強と安定的に推移してい
ますが、前年度と比べて 172 万円・1.6%の減収となり、受託事業収入は 409 万円 72.9%
の減収となりました。
⑧ 雑収入は、6 億 9,928 万円で、帰属収入の 4.2%を占め、これは前年度と比べて 1 億 6,345
万円・18.9%の減収となりました。主な減収の要因は定年退職者の減少による私立大学
退職金財団交付金収入が前年に比べ 1 億 3,615 万円減少したことによるものです。また
外貨 MMF の年度末再評価による為替差益が 7,240 万円発生しています。
⑨以上の①から⑧までの収入合計が学園の帰属収入(負債とならない収入)を構成する収
入です。
【基本金組入】
38
「学校法人がその諸活動の計画に基づき必要な資産を継続的に保持するために維持すべ
きものとして、その帰属収入のうちから組み入れた金額を基本金とする。
」という規定に基
づいて組入れを行うもので、今期は 30 億 6,115 万円を組入れました。この内訳は施設(板
橋・東松山校舎建物施設整備)
、設備(機器備品・図書購入等)の取得にかかる第 1 号基本
金への組入れが 30 億 4,115 万円、大学の教育研究を円滑に進めて行くための基金積み立て
による第 3 号基本金への組入れが 2,000 万円、および恒常的に保持すべき資金としての第 4
号基本金への組入れは 0 円となっています。なお、基本金取崩額は、333 万円となりました
が、これは旧医専の構築物・その他の機器備品の除却によるものです。なお、3号基本金
については全て組入れを完了しています。
【消費収入の部】
消費収入の部合計は、帰属収入合計 164 億 5,418 万円から基本金組入額 30 億 6,115 万円
を控除した 133 億 9,303 万円となりました。
【支出】
① 人件費支出は 98 億 4,731 万円で、前年度比 1 億 6,410 万円・1.6%の減少となりました。
対帰属収入比は 59.8%となり引き続き高い割合を示しています。専任教員人件費は対前
年度 2,777 万円減少し、非常勤講師人件費は 83 万円増加となり、教員人件費全体では、
対前年度比 2,694 万円の減少となりました。専任職員人件費は、対前年度 6,495 万円減
少となりました。非常勤職員については 1,470 万円の増加となり、職員人件費全体では
対前年度比 5,025 万円・1.9%の減少になりました。
なお、人件費が前年度より減少した要因は、職員年齢構成の低下によるものと退職給与
引当金繰入額の減少によるものです。
また、人件費が学生生徒等納付金に占める割合を示す人件費依存率は、前年度の
74.4%から 75.7%と若干高くなりました。
② 教育研究経費は、51 億 5,349 万円で、対帰属収入比は 31.3%となりました、対前年度 2
億 7,723 万円・5.6%の増加となりました。
消費額が大きい科目あるいは増加額(率)が大きい科目としては先ず、光熱水費が上げられ
ます。東松山キャンパス整備事業に伴い新校舎等へのランニング・コストの増加、及び
電気料金を含む燃料費の値上げ等もあり前年度に比べ 3,958 万円・13.6%の増加となりま
した。支払い手数料については 7 億 8,562 万円で前年度に比べ 1 億 8,717 万円・31.2%
の増加となりました。その要因は、東松山キャンパス整備事業に伴う土壌汚染対策費用
の発生と、東松山校舎の清掃費の増加及び大学バスの増便に伴うものです。前年度と比
べ消費額が大きい科目で減少額(率)が大きい科目は次の通りです。
学生・生徒へ直接還元される奨学費は、奨学金給付規程に基づき上限を予算計上して
39
いるが、留学生の減少を含む対象者の減少により予算に比べ 5,783 万円・14.1%残となり、
前年度実績に比べて 2,643 万円・6.9%の減少となりました。修繕工事費は未執行額が
2,411 万円あり、前年に比べ 995 万円・6.9%の減少となりました。これは東松山キャン
パス校舎並びに板橋校舎及び一高校舎等の改修工事が一段落したことによるものです。
用品費については前年度に比べ 5,335 万円・50.0%の減少となっています。又、本年度は
建物取り壊し費 1 億 0,168 万円が発生しています。
教育研究経費は直接的に教育研究活動を支えていくものですから、優先的に帰属収入
の中から配分して行かなければならない経費ですが、東松山キャンパス整備事業等の施
設・設備の拡張とともに、光熱水費を含むランニング・コストおよび維持管理費等も増
加傾向にあります。又、学バスの増便に伴う経費も増大しています。従って、これらに
対しては合理的な運用を計画するとともに、現在実施している事業についてもその費用
と効果を検証しつつ効率化を図っていく必要があります。
なお、教育研究経費には非資金科目として減価償却額 19 億 5,365 万円が含まれていま
す。
③ 管理経費は 9 億 7,165 万円で対帰属収入比は 5.9%となりました。対前年度比 4,392 万
円・4.3%の減少となりました。
管理経費の内、光熱水費、委託管理費については、法人経費及び大学管理経費で一定の
案分率で執行されるため、教育研究経費と同様のパターンで増減します。
本年度は私立大学等経常費補助金返還金 242 万円が発生しています。又、建物取り壊し
費 1,725 万円が発生しています。
なお、管理経費には非資金科目として減価償却額 1 億 2,965 万円が含まれています。
④ 借入金等利息 1,041 万円は、高校校舎建設および緑山キャンパス取得にかかる借入金の
利息であり、いずれも日本私立学校振興・共済事業団からの借入金の利息です。
⑤ 資産処分差額は、2 億 2,150 万円と前年度より 6,132 万円の増加となりました。主なも
のは、東松山キャンパス整備事業に伴う建物・構築物処分差額によるものが、1 億 0,855
万円、米国債とドイツ国債の満期償還による有価証券処分差額が 9,630 万円発生しまし
た。
⑥ その他、徴収不能引当金繰入額が 3 千円、徴収不能額が 2 千円発生しました、これらは
大学一般奨学生貸与等にともなう引当金繰入及び徴収不能額です。
【消費支出の部】
消費支出の部合計額は前記・
【支出】の①~⑥までを合計した 162 億 0,439 万円となり、
40
前年度比で 1 億 2,693 万円・0.7%増となりました。対帰属収入比は 98.5%であり帰属収入
のほとんどを消費したこととなりました。
【消費収支差額】
消費収支差額は【決算の概要】で最初にも述べたとおり、消費収入の部合計と消費支出
の部合計との差額で 28 億 1,135 万円の支出超過になりました。この結果、翌年度へ繰り越
すこととなる消費支出超過額は、前年度からの繰越消費支出超過額 3 億 9,396 万円に当年
度消費支出超過額を加算した額から、当年度に発生した基本金取崩額 333 万円を除した 32
億 0,198 万円となりました。
以上の状況を踏まえて改めて収支の状況を総括してみると、収入においては学生生徒等
納付金への依存率が高く、学生の確保如何により収入額が大きく左右される構造といえま
す。また、支出にあっては人件費比率を他大学平均と比べた場合、引き続き高い水準で推
移しており、これが教育研究経費への配分を充分に行えない結果を招いているといえます。
消費支出合計も先に述べたとおり対帰属収入比で 98.5%と帰属収入の全額を経常経費で消
費している状況にあります。この状況を改善し、将来の学園の発展のための新規事業への
投資が行えるよう備えていく必要があります。
【貸借対照表】
貸借対照表は、平成 25 年度末の学園の財政状態を表す計算書類で、全ての資産ならびに
負債、基本金および消費収支差額を明示しています。
①資産の部
(固定資産)
固定資産は有形固定資産とその他の固定資産とで構成されています。
まず、有形固定資産は、421 億 6,499 万円と前年度末から 14 億 6,112 万円増加しました。
これは東松山キャンパス整備事業に伴う新校舎建設に伴う増加です。
建設仮勘定 14 億 1,778
万円は同じく東松山キャンパス整備事業によるものです。
(その他の固定資産)
その他の固定資産は 478 億 7,547 万円となり、前年度末から 7 億 1,645 万円減少しまし
た。これは有価証券へ 24 億 9,942 万円組み入れしましたが、東松山キャンパス整備事業に
ともない減価償却引当特定資産を 31 億 9,436 万円取崩したことによるものです。
これらから、固定資産合計額は 900 億 4,046 万円となり、前年度から 7 億 4,467 万円増
加しました。
(流動資産)
流動資産は、
155 億 1,311 万円と前年度末と比べて 26 億 1,186 万円の減少となりました。
41
期末の支払資金の確保を優先した結果、現金預金が 129 億 9,559 万円になりました。有価
証券は支払資金に充当するため一部売却し、外貨 MMF についても一部売却したことによ
り 16 億 3,564 万円の減少となりました。
この結果、資産の部合計は、1,055 億 5,357 万円と前年度末から 18 億 6,718 万円減少し
ました。なお、自己資金構成比率(自己資金を総資産で除した比率)は 87.7%となり前年
度より 1.7 ポイント上がりました。
②負債の部
(固定負債)
負債の部は、固定負債と流動負債があります。
固定負債は 61 億 2,276 万円と前年度末より 4 億 6,452 万円減少しています。長期借入金
は、私学振興・共済事業団からの借入金を計画的に返済していることにより 2 億 4,717 万
円減少しています。
(流動負債)
流動負債は、67 億 8,608 万円で、前年度末より 16 億 5,246 万円減少しています。
この要因として退職金支給に係る未払金の減少および前受金(26 年度学納金)が減少し
たことがあげられます。
この結果、負債の部合計は 129 億 0,885 万円となり、前年度末に比べて 21 億 1,698 万円
の減少となりました。なお、総負債比率(負債総額を総資産で除した比率)は、12.2%とな
り前年度から 1.8 ポイント下がりました。
③ 基本金の部
基本金の部の合計は 958 億 4,671 万円となりました。先の【基本金組入】で説明したと
おり 30 億 6,115 万円を新たに組入れ、一方で 333 万円の基本金取崩しを行ったことで前年
度末から 30 億 5,782 万円増加しました。
④ 消費収支差額の部
当年度消費支出超過額 28 億 1,135 万円に、前年度からの繰越消費支出超過額 3 億 9,396
万円を加算し、基本金取崩額 333 万円を減じた額 32 億 0,198 万円が翌年度繰越消費支出超
過額となります。当年度は東松山キャンパス整備事業の経費で消費収支が大きくマイナス
となったが、平成 26 年度以降も東松山キャンパス整備事業に伴う経費の増加に加え消費税
率のアップもあり、引き続き消費支出超過が継続することが推測されます。
42
別表1
資金収支計算書
平成25年4月 1日から
平成26年3月31日まで
(単位:円)
収入の部
科 目
学生生徒等納付金収入
予 算
決 算
差 異
13,589,107,000
12,996,334,916
592,772,084
手数料収入
425,592,000
401,834,140
23,757,860
寄付金収入
109,050,000
41,075,896
67,974,104
補助金収入
1,213,717,000
1,254,040,132
△ 40,323,132
資産運用収入
760,550,000
799,890,530
△ 39,340,530
資産売却収入
0
3,888,034,746
△ 3,888,034,746
事業収入
209,256,000
191,454,756
17,801,244
雑収入
542,398,000
626,031,399
△ 83,633,399
1,000,000
600,000
400,000
前受金収入
6,825,092,000
4,841,904,003
1,983,187,997
その他の収入
7,900,445,000
9,250,991,692
△ 1,350,546,692
△ 7,029,450,000
△ 7,287,872,777
258,422,777
13,963,612,000
13,963,612,565
借入金等収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
38,510,369,000
40,967,931,998
予 算
決 算
△ 565
△ 2,457,562,998
支出の部
科 目
人件費支出
差 異
10,171,259,000
9,936,570,877
234,688,123
3,379,018,000
3,181,414,395
197,603,605
873,250,000
841,214,808
32,035,192
借入金等利息支出
10,419,000
10,417,912
1,088
借入金等返済支出
136,850,000
136,850,000
0
施設関係支出
3,747,238,000
3,252,422,676
494,815,324
設備関係支出
394,293,000
394,292,846
154
資産運用支出
8,362,041,000
9,216,414,502
△ 854,373,502
その他の支出
2,008,090,000
(93,949,000)
306,051,000
2,309,058,263
△ 300,968,263
△ 1,610,069,000
△ 1,306,317,977
△ 303,751,023
次年度繰越支払資金
10,731,929,000
12,995,593,696
△ 2,263,664,696
支出の部合計
38,510,369,000
40,967,931,998
△ 2,457,562,998
(注)予備費の使用額内訳
科 目
設備関係支出
(単位:円)
金 額
教育研究経費支出
管理経費支出
〔予備費〕
資金支出調整勘定
教育研究用機器備品支出
その他の機器備品支出
合 計
91,369,000
2,580,000
93,949,000
43
306,051,000
別表2
消費収支計算書
平成25年4月 1日から
平成26年3月31日まで
(単位:円)
消費収入の部
科 目
学生生徒等納付金
手数料
寄付金
補助金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
帰属収入合計
基本金組入額合計
消費収入の部合計
消費支出の部
科 目
人件費
教育研究経費
管理経費
借入金等利息
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
徴収不能額
予備費
消費支出の部合計
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費支出超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費支出超過額
(注)予備費の使用額内訳
科 目
徴収不能額
予 算
13,589,107,000
425,592,000
109,050,000
1,213,717,000
760,550,000
0
209,256,000
542,398,000
16,849,670,000
△ 3,121,337,000
13,728,333,000
決 算
12,996,334,916
401,834,140
79,980,810
1,254,040,132
799,890,530
31,360,197
191,454,756
699,289,306
16,454,184,787
△ 3,061,153,199
13,393,031,588
差 異
592,772,084
23,757,860
29,069,190
△ 40,323,132
△ 39,340,530
△ 31,360,197
17,801,244
△ 156,891,306
395,485,213
△ 60,183,801
335,301,412
予 算
9,913,968,000
5,382,607,000
978,528,000
10,419,000
251,693,000
1,992,000
3,000
(3,000)
299,997,000
16,839,207,000
3,110,874,000
393,963,000
0
3,504,837,000
決 算
9,847,310,311
5,153,491,937
971,657,448
10,417,912
221,506,794
3,170
2,897
差 異
66,657,689
229,115,063
6,870,552
1,088
30,186,206
1,988,830
103
(単位:円)
金 額
3,000
合 計
3,000
44
16,204,390,469
2,811,358,881
393,962,942
3,332,515
3,201,989,308
299,997,000
634,816,531
別表3
貸 借 対 照 表
平成26年3月31日
科 目
本年度末
前年度末
(単位:円)
増 減
〇資産の部
固定資産
90,040,465,529
89,295,791,404
744,674,125
有形固定資産
その他の固定資産
42,164,994,682
47,875,470,847
40,703,865,799
48,591,925,605
1,461,128,883
△ 716,454,758
流動資産
15,513,111,957
18,124,972,962
△ 2,611,861,005
105,553,577,486
107,420,764,366
△ 1,867,186,880
固定負債
6,122,765,074
6,587,285,223
△ 464,520,149
流動負債
6,786,086,687
8,438,547,736
△ 1,652,461,049
12,908,851,761
15,025,832,959
△ 2,116,981,198
第1号基本金
第3号基本金
第4号基本金
72,108,207,033
22,591,508,000
1,147,000,000
69,070,386,349
22,571,508,000
1,147,000,000
3,037,820,684
20,000,000
0
基本金の部合計
〇消費収支差額の部
95,846,715,033
92,788,894,349
3,057,820,684
3,201,989,308
393,962,942
2,808,026,366
△ 3,201,989,308
△ 393,962,942
△ 2,808,026,366
105,553,577,486
107,420,764,366
△ 1,867,186,880
資産の部合計
〇負債の部
負債の部合計
〇基本金の部
翌年度繰越消費支出超過額
消費収支差額の部合計
負債の部、基本金の部
及び消費収支差額の部合計
45
別表4 資金収支の推移
年 度
科 目
学生生徒等納付金収入
平 成 21 年 度
決 算 額 構成比
13,755,063
32.0
平 成 22 年 度
決 算 額 構成比
14,026,820
42.7
平 成 23 年 度
決 算 額 構成比
13,599,913
33.6
(単位:千円)
平 成 24 年 度
決 算 額 構成比
13,455,364
29.6
(単位:千円)
平 成 25 年 度
決 算 額 構成比
12,996,335
31.7
手
数
料
収
入
461,588
1.1
463,722
1.4
413,593
1.0
416,050
0.9
401,834
1.0
収 寄
付
金
収
入
16,225
0.0
46,346
0.1
50,459
0.1
51,104
0.1
41,076
0.1
補
助
金
収
入
1,324,855
3.0
807,232
2.5
916,889
2.3
1,109,063
2.5
1,254,040
3.1
資
産
運
用
収
入
942,685
2.2
919,018
2.8
886,438
2.2
873,590
1.9
799,891
2.0
入 資
産
売
却
収
入
4,433,533
10.3
1,560
0.0
1,258,253
3.1
3,818,506
8.4
3,888,035
9.5
入
222,359
0.5
221,478
0.7
198,296
0.5
206,603
0.5
191,455
0.5
入
756,751
1.8
409,783
1.2
740,533
1.8
710,497
1.6
626,031
1.5
入
0
0.0
200
0.0
0
0.0
1,000,400
2.2
600
0.0
入
7,236,664
16.8
6,568,524
20.0
6,776,698
16.7
6,601,843
14.5
4,841,904
11.8
入
10,935,008
25.4
5,314,712
16.2
10,563,085
26.1
10,175,493
22.4
9,250,991
22.6
事
業
雑
の
借
前
46
そ
収
収
入
金
受
の
等
金
他
収
収
の
収
部 資 金 収 入 調 整 勘 定 ( △ ) △ 8,007,015 △ 18.6 △ 7,651,318 △ 23.3 △ 7,344,051 △ 18.1 △ 7,492,812 △ 16.5 △ 7,287,873 △ 17.8
前年度繰越 支払 資金
10,956,446
25.5
11,755,509
35.7
12,443,370
30.7
14,502,132
31.9
13,963,613
34.1
収 入 の 部 合 計
43,034,162
100.0
32,883,586
100.0
40,503,476
100.0
45,427,833
100.0
40,967,932
100.0
出
11,072,768
25.8
10,040,716
30.5
10,401,877
25.7
10,139,934
22.3
9,936,571
24.3
教 育 研 究 経 費 支 出
3,068,763
7.1
2,889,558
8.8
3,004,738
7.4
2,962,035
6.5
3,181,414
7.8
出
819,819
1.9
780,512
2.4
805,934
2.0
906,055
2.0
841,215
2.1
借 入 金 等 利 息 支 出
24,056
0.1
21,072
0.1
17,521
0.0
13,969
0.0
10,418
0.0
借 入 金 等 返 済 支 出
55,740
0.1
137,260
0.5
136,850
0.3
136,650
0.3
136,850
0.3
人
支 管
件
理
費
経
支
費
支
出 施
設
関
係
支
出
514,327
1.2
1,632,213
5.0
2,882,300
7.1
1,683,216
3.7
3,252,423
7.9
設
備
関
係
支
出
484,637
1.1
278,412
0.8
952,665
2.4
472,038
1.0
394,293
1.0
の
資
産
運
用
支
出
14,258,834
33.1
2,742,520
8.3
7,640,887
18.9
14,035,695
30.9
9,216,414
22.5
そ
の
他
の
支
出
2,760,017
6.4
2,824,375
8.6
1,858,553
4.6
2,528,291
5.6
2,309,058
5.6
資 金 支 出 調 整 勘 定 ( △ ) △ 1,780,307
△ 4.1
△ 906,422
△ 3.1 △ 1,306,318
△ 3.2
11,755,508
27.3
12,443,370
37.8
14,502,132
35.8
13,963,613
30.8
12,995,594
31.7
43,034,162
100.0
32,883,586
100.0
40,503,476
100.0
45,427,833
100.0
40,967,932
100.0
部 次年度繰越 支払 資金
支 出 の 部 合 計
△ 2.8 △ 1,699,981
△ 4.2 △ 1,413,663
別表5 消費収支の推移
(単位:千円)
年 度
平成21年度決算
金 額
科目
(収入)
学 生 生 徒 等 納 付 金
平成22年度決算
対帰属
すう勢
収入比
対帰属
収入比
金 額
平成23年度決算
すう勢
平成24年度決算
対帰属
すう勢
収入比
金 額
平成25年度決算
対帰属
すう勢
収入比
金 額
対帰属
すう勢
収入比
金 額
13,755,062
78.6
100
14,026,820
83.0
102
13,599,913
80.9
99
13,455,364
79.1
98
12,996,335
79.0
94
461,588
2.6
100
463,722
2.8
100
413,593
2.5
90
416,050
2.5
90
401,834
2.4
87
手
数
料
寄
付
金
34,567
0.2
100
74,388
0.4
215
98,919
0.6
286
69,196
0.4
200
79,981
0.5
231
補
助
金
1,324,855
7.6
100
807,232
4.8
61
916,889
5.4
69
1,109,063
6.5
84
1,254,040
7.6
95
資
産
運
用
収
入
942,685
5.4
100
919,018
5.4
97
886,438
5.3
94
873,590
5.1
93
799,891
4.9
85
資
産
売
却
差
額
19,221
0.1
100
762
0.0
4
514
0.0
3
9,989
0.1
52
31,360
0.2
163
入
222,359
1.3
100
221,478
1.3
100
198,296
1.2
89
206,603
1.2
93
191,455
1.2
86
入
728,533
4.2
100
387,423
2.3
53
689,318
4.1
95
862,747
5.1
118
699,289
4.2
96
計
17,488,870
100.0
100
16,900,843
100.0
97
16,803,880
100.0
96
17,002,602
100.0
97
16,454,185
100.0
94
基 本 金 組 入 額 合 計
△ 1,065,107
△ 6.1
100 △ 2,402,296
△ 14.2
226
△ 3,621,755
△ 21.6
340
△ 973,366
△ 5.7
91
△ 3,061,153
△ 18.6
287
消 費 収 入 の 部 合 計
16,423,763
93.9
100
14,498,547
85.8
88
13,182,125
78.4
80
16,029,236
94.3
98
13,393,032
81.4
82
費
10,900,630
62.3
100
9,992,280
59.1
92
10,078,148
60.0
92
10,011,419
58.9
92
9,847,310
59.8
90
費
4,614,022
26.4
100
4,886,772
28.9
106
4,912,844
29.2
106
4,876,256
28.7
106
5,153,492
31.3
112
費
924,456
5.3
100
974,397
5.8
105
909,437
5.4
98
1,015,583
6.0
110
971,657
5.9
105
事
業
雑
収
収
帰 属 収 入
合
47
(支出)
人
教
件
育
管
研
究
理
経
経
借
入
金
等
利
息
24,056
0.1
100
21,073
0.1
88
17,521
0.1
73
13,969
0.1
58
10,418
0.1
43
資
産
処
分
差
額
300,281
1.7
100
165,704
1.0
55
367,894
2.2
123
160,179
1.0
53
221,507
1.3
74
徴収 不能引 当繰 入額
9,885
0.1
100
6,074
0.0
61
295
0.0
3
30
0.0
0
3
0.0
0
130
0.0
100
0
0.0
0
2,621
0.0
2016
23
0.0
18
3
0.0
2
16,773,460
95.9
100
16,046,300
94.9
96
16,288,760
96.9
97
16,077,459
94.6
96
16,204,390
98.5
97
当年度消費支出超過額
349,697
2.0
-
1,547,753
9.2
-
3,106,635
18.5
-
48,223
0.3
-
2,811,358
17.1
-
前年度繰越消費収入超過額
3,856,593
-
-
3,697,167
-
-
2,656,534
-
-
△ 447,494
-
-
△ 393,963
-
-
額
190,271
-
-
507,120
-
-
2,606
-
-
101,755
-
-
3,332
-
-
翌年度繰越消費収入超過額
3,697,167
-
-
2,656,534
-
-
△ 447,495
-
-
△ 393,962
-
-
△ 3,201,989
-
-
徴
収
不
能
額
消 費 支 出 の 部 合 計
基
本
金
取
崩
別表6 貸借対照表の推移
(資産の部)
(単位:千円)
平成22年3月31日 平成23年3月31日 平成24年3月31日 平成25年3月31日 平成26年3月31日
現 在
現 在
現 在
現 在
現 在
科 目
金 額
固定資産 A
金 額
金 額
金 額
金 額
91,963,607
90,900,118
89,420,410
89,295,791
90,040,466
39,162,450
38,939,247
40,632,948
40,703,866
42,164,995
土地
5,530,524
5,530,524
5,530,524
5,530,524
5,530,525
建物
21,869,214
21,258,174
22,809,884
21,763,080
23,875,888
構築物
3,003,739
2,807,642
2,502,365
2,135,722
2,283,719
教育研究用機器備品
1,336,590
1,073,647
1,478,399
1,367,116
1,233,991
77,330
79,812
104,679
118,604
112,057
図書
7,209,907
7,334,503
7,475,440
7,562,113
7,692,526
車輛
3,816
24,263
25,220
29,063
18,506
131,330
830,682
706,437
2,197,644
1,417,783
52,801,157
51,960,871
48,787,462
48,591,925
47,875,471
電話加入権
8,379
8,379
8,151
7,967
7,968
施設利用権
312
195
79
377
314
有価証券
420,782
540,722
520,176
1,518,100
4,017,529
長期貸付金
348,376
291,077
234,374
184,269
144,683
退職給与引当特定資産
4,921,250
4,896,250
4,625,400
4,543,700
4,454,460
減価償却引当特定資産
23,748,059
22,140,309
18,601,114
17,572,114
14,377,746
第3号基本金引当資産
21,369,508
21,967,508
22,541,508
22,571,508
22,591,508
0
50,000
100,000
150,000
150,000
1,864,850
1,946,790
2,036,741
1,923,971
2,011,329
保証金
119,391
119,391
119,669
119,669
119,684
出資金
250
250
250
250
250
14,045,681
14,166,309
16,793,469
18,124,973
15,513,111
現金預金
11,755,509
12,443,370
14,502,133
13,963,612
12,995,594
未収入金
922,780
414,450
775,522
716,113
686,027
貯蔵品
5,845
10,925
11,142
12,648
10,287
短期貸付金
7,402
8,189
3,178
4,345
6,595
1,257,950
1,214,358
1,415,625
3,352,822
1,717,173
仮払金
200
0
0
0
0
立替金
167
0
0
0
0
前払金
95,828
75,017
85,869
75,433
97,435
106,009,288
105,066,427
106,213,879
107,420,764
105,553,577
有形固定資産
その他の機器備品
建設仮勘定
その他の固定資産
退職年金引当特定資産
退職年金積立金
流動資産 B
有価証券
資産の部合計 A+B
億円
資産の部推移
1,200
1,000
140
142
168
181
155
528
520
488
486
479
800
流動資産
600
有形固定資産
400
200
その他の固定資産
392
389
406
422
407
0
H22/3末 H23/3末 H24/3末 H25/3末 H26/3末
48
(負債の部)
(単位:千円)
平成22年3月31日 平成23年3月31日 平成24年3月31日 平成25年3月31日 平成26年3月31日
現 在
現 在
現 在
現 在
現 在
科 目
金 額
固定負債 ア
長期借入金
退職給与引当金
長期未払金
長期預り金
流動負債 イ
短期借入金
未払金
前受金
預り金
負債の部 合計 ア+イ=(1)
金 額
金 額
金 額
金 額
6,540,996
6,328,013
6,033,438
6,587,285
6,122,765
871,240
734,590
597,740
1,461,490
1,214,320
4,921,831
4,896,778
4,625,475
4,543,725
4,454,465
0
0
160,852
81,334
1,816
747,925
696,645
649,371
500,736
452,164
9,368,167
7,783,745
8,710,652
8,438,547
6,786,086
137,260
136,850
136,850
136,850
247,770
1,700,044
815,354
1,468,871
1,411,159
1,310,403
7,236,664
6,568,524
6,776,698
6,601,843
4,841,904
294,199
263,017
328,233
288,695
386,009
15,909,163
14,111,758
14,744,090
15,025,832
12,908,851
63,886,450
65,183,627
68,228,776
69,070,386
72,108,207
21,369,508
21,967,508
22,541,508
22,571,508
22,591,508
1,147,000
1,147,000
1,147,000
1,147,000
1,147,000
86,402,958
88,298,135
91,917,284
92,788,894
95,846,715
3,697,167
2,656,534
0
0
0
0
0
447,495
393,962
3,201,989
消費収支差額の部合計(3)
3,697,167
2,656,534
△ 447,495
△ 393,962
△ 3,201,989
負債の部・基本金の部及び
消費収支差額の部合計
(1)+(2)+(3)
106,009,288
105,066,427
106,213,879
107,420,764
105,553,577
(基本金の部)
第1号基本金
第3号基本金
第4号基本金
基本金の部 合計(2)
(消費収支差額の部)
翌 年 度 繰
消 費 収 入 超 過
翌 年 度 繰
消 費 支 出 超 過
越
額
越
額
負債の部、基本金の部、消費収支差額の部推移
億円
1,200
1,000
37
27
△4
△4
△ 32
919
928
958
繰越消費収支差額
800
600
864
883
400
200
0
159
141
147
150
129
-200
49
基本金
負債
別表7 補助金の状況(平成25年度)
補 助 金 の 名 称
(単位:円)
H25年度補助金額
H24年度補助金額
私立大学等経常費補助金【大学】 ※
867,630,000
730,585,000
137,045,000
18.76
私立学校経常費補助金【高校】
311,569,100
312,879,100
△ 1,310,000
△ 0.42
4,200,000
3,075,000
1,125,000
36.59
私立高等学校等授業料軽減助成金【高校】
16,655,200
15,984,467
670,733
4.20
私立学校経常費補助金【幼稚園】
37,975,600
37,439,800
535,800
1.43
私立幼稚園教育環境整備費等補助金【幼稚園】
1,488,000
1,455,000
33,000
2.27
私立幼稚園預かり保育推進補助金
<東京都>【幼稚園】
1,660,000
1,150,000
510,000
44.35
私立特別支援学校等経常費補助金(私立幼稚園特別
支援教育事業費補助金)<東京都>【幼稚園】
3,136,000
392,000
2,744,000
700.00
私立幼稚園預かり保育推進補助金
<板橋区>【幼稚園】
2,340,000
2,260,000
80,000
3.54
結核予防費補助金
<東京都>【高校】
102,382
97,412
4,970
5.10
結核予防費補助金
<埼玉県>【大学】
323,000
326,000
△ 3,000
△ 0.92
5,437,000
100.00
△ 1,267,000
△ 67.68
都内生就学促進補助【高校】
私立学校施設整備費補助金(ICT活用推進事業)
<文科省>【大学】
私立学校ICT整備費助成金
<私学財団>【高校】
5,437,000
605,000
私立学校防災用品緊急整備費助成金
<私学財団>【幼稚園】
―
1,872,000
増 減 額
増 減 率 (%)
―
300,000
―
△ 100.00
14,850
133,650
△ 118,800
△ 88.89
私立高等学校等就学支援金学校事務費補助
<東京都>【高校】
592,000
594,000
△ 2,000
△ 0.34
利子助成金(私立学校施設高度化推進事業費補助
<文科省>【高校】
312,000
520,000
△ 208,000
△ 40.00
1,254,040,132
1,109,063,429
144,976,703
13.07
私立高等学校等授業料軽減助成金(就学支援金特例
加算)<私学財団>【高校】
合
計
※内訳は別表「平成25年度 私立大学等経常費補助金(大学)内訳表」を参照
50
※平成 25 年度 私立大学等経常費補助金(大学)内訳表
補助対象項目
H25 年度補助金額
(単位:円)
H24 年度補助金額
増減額
増減率(%)
[ 一 般 補 助 ]
319,672,000
234,536,000
85,136,000
36.30
専任職員給与費
82,198,000
61,149,000
21,049,000
34.42
退職金財団掛金
18,231,000
19,680,000
△ 1,449,000
△ 7.36
非常勤教員給与費
17,605,000
13,045,000
4,560,000
34.96
教職員福利厚生費
65,018,000
67,539,000
△ 2,521,000
△ 3.73
185,670,000
130,324,000
55,346,000
42.47
厚生補導費
5,276,000
3,876,000
1,400,000
36.12
研究旅費
2,019,000
1,439,000
580,000
40.31
(695,689,000)
(531,588,000)
(164,101,000)
(30.87)
4,588,000
15,248,000
―
―
18,261,000
20,955,000
―
―
734,000
249,000
―
―
1,101,000
1,197,000
―
―
大学等の国際交流の基盤整備への支援
36,320,000
49,455,000
―
―
大学院における研究の充実
16,518,000
17,263,000
―
―
4,588,000
4,989,000
―
―
法科大学院支援
42,921,000
51,391,000
―
―
授業料減免事業等支援経費
33,750,000
38,050,000
―
―
授業料減免事業費支援経費(震災分)
―
200,000
―
―
専任教員等給与費
教育研究経常費
( 一 般 補 助 計 )
[ H25 年度 特 別 補 助 ]
成長力強化に貢献する質の高い教育
正規学生として受入れへの支援
多様な形態による受入れに対する支援
社会人の受入れ環境整備への支援
研究施設運営支援
卓越した学生に対する授業料減免等事業
学生の経済的支援体制等の充実
3,060,000
―
―
―
100,000
―
―
―
10,000,000
―
―
―
私立大学等改革総合支援事業
タイプ3
産業界など多様な主体、
国内外の大学等と連携した教育研究
(多様な連携型)
( 特 別 補 助 計 )
合
計
(171,941,000)
(198,997,000)
(△ 27,056,000)
(△ 13.60)
867,630,000
730,585,000
137,045,000
18.76
51
別表8 主な財務比率推移
(単位:%)
比率名
帰属収支差額比率
算式
帰属収入-消費支出
帰属収入
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度
4.1
5.1
3.1
5.4
1.5
消費支出
消費収入
102.1
110.7
123.6
100.3
121.0
学生生徒等
納付金比率
学生生徒等納付金
帰属収入
78.6
83.0
80.9
79.1
79.0
人件費比率
人件費
帰属収入
62.3
59.1
60.0
58.9
59.8
教育研究経費
帰属収入
26.4
28.9
29.2
28.7
31.3
管理経費比率
管理経費
帰属収入
5.3
5.8
5.4
6.0
5.9
流動比率
流動資産
流動負債
149.9
182.0
192.3
214.8
228.6
負債比率
総負債
自己資金※1
17.7
15.5
16.1
16.3
13.9
自己資金
総資金※2
85.0
86.6
86.1
86.0
87.7
基本金
基本金要組入額
98.8
99.0
99.0
98.1
98.4
消費収支比率
教育研究経費比率
自己資金構成比率
基本金比率
※1 自己資金=基本金+消費収支差額
※2 総資金=負債+基本金+消費収支差額
52
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