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6号 - ジュネーブ日本語補習学校

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6号 - ジュネーブ日本語補習学校
ジュネーブ日本語補習学校だより No.6
2016.6.22
Ecole Japonaise
Complementaire de Genève
http://www.geneve-hosyuko.ch
発行責任者: 大野 政信
高校部に外部講師をお招きしました!
6月10日(金)の高校部の授業で、保護者のお一人でもある
山崎源太郎さんに外部講師をしていただきました。山崎さんは現
在、南米で作った日本米を販売促進するお仕事をなさっています
が、今年ジュネーブにいらっしゃるまでは、日本やアメリカで寿
司職人をなさっていて、現在でも日本政府代表部のレセプション
や国際外食産業見本市のデモンストレーションで寿司を握ったり、
小中学校の食育の授業で寿司づくりのワークショップをしたりし
て、日本の食文化の普及に努めておられます。
山崎さんのお話によると、寿司職人は接客が大切で、初めて来店されたお客さんの好みをしっかり
覚えていて、2度目に来られたときは自分からお客さんにお勧めできるように、仕込みからお客さん
に合わせて準備したということです。また、これは山崎さんの哲学だと思うのですが、ころばない程
度の寿司なら3か月でできるけれども、衣・食・住のうち「食」は形が残らないものだから、「お客
さんの心に残る物をつくろう」と考えてやってきたということです。
また、近年は海外でも寿司バーが大賑わいですが、衛生面の知識が少ないことから食中毒がたびた
び発生して、寿司ネタには一度冷凍した魚しか使えなくなったことや、海外の職人はよくビニール手
袋をして寿司を握るが、それはビニール手袋に雑菌を蓄積することになって逆に不衛生になる。日本
の寿司職人は、手酢に手を浸して握るが、それはしゃりが手に付かないようにするためだけではなく、
殺菌の意味があるので、こうした所作の意味もこれから伝えていく必要があるということでした。
最後に、下積み時代は確かに大変だったけれども、自分を育ててくれていることを実感してとても
楽しかった。これからは海外においても、日本の食文化を理解した一流の寿司職人を育てていきたい
と、とても前向きなお話をしていただきました。これからいろいろなことに挑戦しようとする高校生
には、とてもよい刺激になったと思います。山崎さん、本当にありがとうございました。
集中授業と夏休みの課題をがんばろう!
1学期も残すところあとわずかになりました。7月4日(月)からは集中授業が始まります。通
常の水・金・土曜日の授業だけでは補習しきれない学習を、この週の3日間で行います。少し暑
い時期になりますが、ぜひがんばってほしいと思います。
また、夏休み中には音読や漢字練習、日記などの課題が学年ごとに出され
ます。いずれも1学期の学習の定着を図るねらいがありますから、計画的に
進めてください。そして、時間がある人は(読書感想文の宿題がある人はそ
の本以外にも)、たくさん本を読むといいですね。
また、夏休み中はお友だちとお話しできない分、お家の人と日本語でお話
しする時間をいつもより多くとってください。「おはようございます」や「お
やすみなさい」のあいさつも大切ですね。保護者の皆様、ご協力よろしくお願いいたします。
日本ではセミが鳴く季節ですね!
日本の夏というと、セミの鳴き声を思い出すのですが、ジュネーブにはセミが棲んでいないよ
うですね。暖かい気候が好きなセミにとって、ジュネーブは少しばかり気温が低いようです。
ところで、日本ではこのセミの生息域にちょっと異変がおきています。私が住んでいた石川県
の金沢市では、平地ではアブラゼミやニイニイゼミが、少し山の方に行くとミンミンゼミやツク
ツクボウシが、やかましいほどに鳴き、夕方にはヒグラシが
悲しげに鳴きました。ちなみにその鳴き声を擬音化すると、
・アブラゼミ
ジージリジリジリジージー
・ニイニイゼミ
ニィーーーーニィーーーー
・ミンミンゼミ
ミンミンミンミンミーン
・ツクツクボウシ
ホーシツクツクホーシツクツク
・ヒグラシ
ケケケケケケケケー
とでもなりましょうか。(ネットで聞くことができます。)
ところが近年、これまで聞くことのなかった「シャアシャ
アシャアシャア」というクマゼミの、拡声器にかけたような大きな鳴き声を聞いたという人が現
れるようになったのです。クマゼミは、九州や四国、大阪などの暖かい地方にしか棲まないセミ
で、日本海側では京都あたりが生息域の北限でした。そのクマゼミが金沢にも棲むようになった
ということは、やはり「地球温暖化」が原因なのではないでしょうか。
その地球温暖化によって、スイスのアレッチ氷河がどんどん解けていることはよく知られてい
ますが、もしかするとここ数年のうちに、ジュネーブでも今まで棲息していなかったセミの鳴き
声が聞かれるようになるかもしれませんね。決して嬉しい話ではありませんが。
本校を離れたお友だちと仲間に加わったお友だちです!
〈転出〉年中 マクパーレン 海さん(6/15) 小2 マクパーレン 桃花さん(6/18)
小3 荻原
惇さん(6/18) 中1 荻原 阿子さん(6/18)
〈転入〉小1 コエン エリオットさん(6/15)
~ お知らせ ~
1.各種証明書の交付について
・
「在籍・授業料証明書」が必要な方は早めに申し出てください。
(夏休み中の書類交付はいたしません。
)
・日本の小・中学校や海外の日本人学校・補習授業校への転出者には、
「在学・教科書給与証明書」を
転出日に交付いたします。
2.集中授業週と開校準備週の開校時間について
・7/4~7/9の集中授業週の開校時間は、6日間とも8:30~17:30になります。
・8/16~8/20の開校準備週の開校時間は、
火曜日: 8:30~12:00
水曜日: 8:30~17:30
木曜日: 8:30~12:00
金曜日:13:30~17:00
土曜日: 8:30~17:30
となります。金曜日が通常開校時間と異なりますので、よろしくお願いいたします。
3.夏休み中に読む本の貸出しと返却について
・貸出日:7月4日(月)~7月9日(土)(集中授業を欠席する人はその前に借りられます。)
1人5冊まで借りられます。(新着本2冊までを含む。)
・返却日:図書室開館日の8月16日(火)9:00~12:00
または8月23日(火)からの2学期第1週に返却してください。
行 事 予 定
6/22~6/25
6/29~7/ 2
7/ 4~7/ 9
連 絡 ・ 配 布 物
・瑞風No.6(家)、夏休みの宿題配布開始(全)
・七夕集会6/29,7/2
※予定は変更になる場合があります。
・集中授業(年中は7/4または7/5のみ)、終業式(7/4,5,8,9)
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