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ドラッグ&ドロップ機能を 実装してみよう

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ドラッグ&ドロップ機能を 実装してみよう
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作って学ぶ
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瀬戸 遥
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SETO, Haruka
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http://www.big.or.jp/ ~ seto/
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http://hp.vector.co.jp/authors/VA006682/
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そこで、今月はテキストデータを
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Technology Tools
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ドラッグ&ドロップする機能をプ
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✓ Visual Basic .NET
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ログラムに実装する基本的な方法
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Visual C# .NET
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今月は、ドラッグ&ドロップを
について紹介します。
SQL Server 2000
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使ったプログラムにチャレンジして
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Oracle 9i
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みます。
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Access 2002
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ご存知のとおり、ドラッグ&ド
ASP.NET
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Internet Information Services
ロップとは、マウスを使ってデータ
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Other
:
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を移動して、いろいろな処理を実
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はじめに、ひとつのアプリケーシ
行する操作です。
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Level
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ョン内でドラッグ&ドロップ操作
この操作には、
「アプリケーショ
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ン内でのドラッグ&ドロップ」と、 を行なう方法についてまとめてお
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きます。
「アプリケーション間でのドラッ
Samples
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ドラッグ&ドロップ機能を実装
グ&ドロップ」という2種類があり
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・この記事で取り上げたソースコードおよび
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サンプルプログラムは、付録CD-ROMの
するには、データをドラッグする側
ます。
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¥DOTNET¥TAMAHIYO ディレクトリ
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に収録しています。
と、データがドロップされる側のコ
このようなドラッグ&ドロップ操
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¥DRAGDROP
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ントロールで次の処理を行ないま
作を実現するには、データを送る
今回のサンプル
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す。
(ドラッグする)側と受け取る(ド
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ロップされる)側にそれぞれ処理が
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●データをドラッグする側
必要になります。
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マウスイベントなどを使って、Do
また、ドラッグ&ドロップで受け
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DragDropメソッドを実行します。
渡すデータにはいろいろな種類が
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このメソッドは、ドラッグ&ドロッ
あり、それを事前に指定する必要
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プ 操作を開始するメソッドです。
があります。
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94● dotNET
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作って学ぶ
Visual Basic .NET
最終回
ドラッグ&ドロップ機能を
実装してみよう
2種類のドラッグ
&ドロップ
ひとつの
アプリケーション
に実装する
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ドラッグ&ドロップ機能を実装してみよう ● ● ●
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図1:ドラッグ&ド
引数にドラッグするデータ形式や、データをコピーする
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ロップでLabelコン
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のか移動するのかなどのドラッグ&ドロップ操作の効果
トロールに表示
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を指定します。
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●データがドロップされる側
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まず、データを受け取るコントロールの、AllowDrop
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プロパティをTrueにします。このプロパティをTrueに
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すると、コントロールはデータを受け入れることができ
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るようになります。これはプロパティウィンドウで設定
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可能です。
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ここで作成するのは、TextBoxコントロールに入力さ
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れたデータを、ドラッグ&ドロップでLabelコントロー
DragEnterイベント
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ルに表示するプログラムです(図1)
。
続いて、DragEnterイベントで、データが受け入れら
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れる形式のものなのかをチェックするコードを記述しま
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●コントロールの配置
す。
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フォームにTextBoxコントロールとLabelコントロー
DragEnterイベントは、ユーザーがドラッグ&ドロッ
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ルを配置します。
プ操作を開始し、最初にマウスカーソルをコントロール
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そして、プロパティウィンドウでLabelコントロール
上にドラッグすると発生します。このイベントプロシー
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のAllowDrop プロパティをTrue にします。これで、
ジャの引数DragEventArgsを使い、DataObjectクラス
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Labelコントロールはデータのドロップを受け入れるこ
のGetDataPresentメソッドで、ドロップされたデータ
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とができるようになります。
が、指定した形式に関連付けられているかどうかを確認
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します。確認後、ドラッグ&ドロップ操作のターゲット
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●ドラッグする側(TextBox)
のドロップ効果を設定します。
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次に、データをドラッグするTextBoxコントロールの
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処理を作成します。
DragDropイベント
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ここでは、MouseLeaveイベントを使い、Textプロパ
受け入れられるデータであることを確認できたら、
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ティに格納されているデータをすべて一括でLabelコン
DragDropイベントでデータを処理します。
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トロールにドロップするようにします。もちろん、プロ
DragDropイベントは、ドラッグ&ドロップ操作が完
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グラムの機能によっては、MouseDownなど他のマウス
了したときに発生します。このイベントプロシージャの
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イベントを使ってドラッグ処理を実行してもかまいませ
引数「DragEventArgs」と、DataObjectクラスのGet
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ん。
Dataメソッドを使うことで、ドロップされたデータを受
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では早速、MouseLeaveイベントプロシージャを作成
け取ることができます。
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してみましょう。
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Private Sub TextBox1_MouseLeave(ByVal sender As Object, _
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ByVal e As System.EventArgs) Handles
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TextBox1.MouseLeave
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早速、ドラッグ&ドロップ操作でテキストデータをコ
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End Sub
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ピーするプログラムを作ってみましょう。
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● ●Magazine
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テキストデータの
ドラッグ&ドロップ
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