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第29期救助科

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第29期救助科
埼玉県消防学校
第29期救助科を実施しました
[期
間] 平成 27 年 9 月 15 日(火)から 10 月 23 日(金)まで
25日間(150時間) 通学 ※1日のみ宿泊
[会
場] 埼玉県消防学校
[到達目標] 救助に係る最新の専門知識及び専門的で高度な技能、技術を修得す
るとともに、基本活動要領を習熟することにより、救助活動及び救助
訓練において自らの安全を確保できる技能を培う。また、厳しい条件
下において、救助活動を遂行し得る旺盛な士気及び強健な身体を形成
する。
[教育対象] 救助業務に従事させようとする者で、初任教育修了者かつ採用後
3年以上の消防経験を有する35歳以下の者
[修 了 者] 28消防本部(局)59名
【日 課 表】
月 日
曜
日
9:00~
9:30
9月15日
火
事務連絡・
訓練準備等
9月16日
水
木
事務連絡・
訓練準備等
9月18日
金
事務連絡・
訓練準備等
9月24日
木
事務連絡・
訓練準備等
9月25日
金
事務連絡・
訓練準備等
月
火
事務連絡・
訓練準備等
9月30日
水
事務連絡・
訓練準備等
10月1日
木
事務連絡・
訓練準備等
10月2日
金
事務連絡・
訓練準備等
10月5日
月
事務連絡・
訓練準備等
10月6日
火
事務連絡・
訓練準備等
水
事務連絡・
訓練準備等
10月8日
木
事務連絡・
訓練準備等
10月9日
金
事務連絡・
訓練準備等
10月13日
火
事務連絡・
訓練準備等
10月14日
水
事務連絡・
訓練準備等
10月15日
木
事務連絡・
訓練準備等
10月16日
金
事務連絡・
訓練準備等
10月19日
10月20日
月
火
3時限
4時限
5時限
6時限
11:30~12:20
13:30~14:20
14:30~15:20
15:30~16:20
行事その他
その他
災害救助対策
安全管理
入校式
校内服務等
各種災害と救助事例
活動・訓練における安全管理
職責と心構え
救助訓練
救助訓練
施設設定訓練(合同)
救助訓練
三連はしご訓練(合同)
木
事務連絡・
訓練準備等
10月23日
金
事務連絡・
訓練準備等
体 育
資機材撤収・
事務連絡等
体 育
資機材撤収・
事務連絡等
救助器具取扱訓練
一般救助用器具
救助訓練
救助訓練
登はん訓練
かぎ付はしご訓練
救助訓練
救助訓練
懸垂降下訓練
救助訓練
救助訓練
応急はしご救助訓練(火災想定)
背負い・かかえ救助訓練
資機材撤収・
事務連絡等
救助訓練
救助訓練
一箇所吊り担架水平救助訓練
はしご水平救助(2)訓練
救助訓練
救助訓練
立て坑・横坑救助訓練
救助訓練
救助訓練
はしごクレーン救助訓練
救 急
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
救急(救助現場における外傷処置)(合同)
体 育
救助訓練
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
高度救助資機材取扱訓練(合同)
救助訓練
火災時における救助訓練1(合同)
救助訓練
火災時における救助訓練2(合同)
救助訓練
体 育
資機材撤収・
事務連絡等
体 育
資機材撤収・
事務連絡等
体 育
資機材撤収・
事務連絡等
交通事故等における救助訓練(合同)
資機材撤収・
事務連絡等
効果測定
学科考察
学科・実科考察(検証)
※夜間訓練
総合訓練
資機材撤収・
事務連絡等
想定訓練
※夜間訓練
総合訓練
資機材撤収・
事務連絡等
想定訓練
総合訓練
資機材撤収・
事務連絡等
想定訓練
総合訓練
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
斜めブリッジ救助訓練
行事その他
想定訓練(査閲)
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
応急はしご救助訓練
宙吊り救助訓練
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
救助訓練
実技考察
事務連絡等
体 育
平面的救助訓練(空気呼吸器、搬送法、検索救助)(合同)
救助器具取扱訓練
資機材撤収・
事務連絡等
資機材撤収・
事務連絡等
確保訓練(合同)
フレックス
10月22日
救助業務関係法令
基本・器具・身体結索訓練(合同) 主要な救助器具取扱訓練(合同)
16:30~
17:00
災害救助対策 資機材撤収・
その他
基本行動・救助員点検(合同)
フレックス
事務連絡・
訓練準備等
航空隊との連携
救助対策と活動事例
事務連絡・
訓練準備等
水
救助訓練(航空救助)
講 話
事務連絡・
訓練準備等
10月21日
安全管理
惨事ストレス対策
災害救助対策
事務連絡・
訓練準備等
9月29日
10月7日
2時限
10:30~11:20
事務連絡・
訓練準備等
9月17日
9月28日
1時限
9:30~10:20
訓練場・環境整備
修了式
※夜間訓練:10月19・20日(実施部隊は宿泊)
≪学校教官訓示≫
≪航空救助≫
≪かぎ付はしご訓練≫
≪懸垂降下訓練≫
≪救助器具取扱訓練≫
≪斜めブリッジ救助訓練≫
≪想定訓練≫
≪体育≫
≪夜間訓練≫
【修了生感想】
川越地区消防局
林田 崇
消防士長
*第1中隊 総代
修了しての感想
救助科を修了して一番感じたことは、知識・技術はもとよりチームとして連携するこ
との重要性です。災害活動の中で誰か一人でも身勝手な行動をとると良い活動はできま
せん。互いが互いを思い、支え合うことで活動は統制され連携を生み出すのだと痛感し
ました。
そして、総代という立場からも救助科として一つになり目標を達成するためには、全
員が仲間を思いやり支え合う気持ちが不可欠であると強く感じました。
所属に戻った今も、目先の知識や技術にとらわれることなくチームとしての連携を第
一に考え職務に励みたいと思います。
後輩へのメッセージ
全員がそれぞれ所属での立場があり、様々な理由で救助科に入校してきます。その中
で、時に仲間と意見が食い違ったり、自分の思うように事が進まなかったりします。し
かし、それはそれぞれに個性があり考え方も違うので当然のことだと思います。良くな
いことは、その時に一人で悩んだり仲間から遠ざかってしまうことだと私は思います。
時に戦うことで仲間との絆はさらに強くなります。絶対に一人では乗り越えられません。
仲間を信じ、そして仲間と理解し合うことで同じ目標に向かって頑張ってください。
深谷市消防本部
中澤 昭人
消防士長
*第2中隊 総代
修了しての感想
座学では、講師の方々から貴重なお話と救助隊員としての姿勢と職責を学びました。
実科訓練は、現場活動に匹敵するほど張り詰めた状況の中、体力的にも精神的にも非常
に厳しい訓練でしたが、自分の弱点や長所を知ることができ、今までの自分自身への甘
さを教えてくれた訓練でした。
埼玉県救助科の伝統ある夜間訓練では、普段とは異なる環境下で本当にたくさんのこ
とを学び、感じ、思い、経験し、仲間を思いやり、励まし助け合い、仲間の大切さをよ
り強く感じた訓練でした。
救助科の25日間を修了して、たくさんのことを学び得たこと、そして自分自身を一
回りも二回りも成長させてもらったことに感謝します。
後輩へのメッセージ
救助科は、たくさんのことを学び得られる専科教育です。技術・知識の他に一人の人
として、消防人としての心を学ぶことができ、自分自身を一回りも二回りも成長させて
くれます。また、共に切磋琢磨し、励まし合い、助け合い、ときには意見をぶつけ理解
を深め合ったかけがえのない仲間も得ることができます。
最後に、訓練は「受ける」ものではなく「自ら身に付ける」もので、自分自身の気持
ちと行動で決まる、常に全てのことに妥協することなく全力で取り組むことを忘れるこ
となく挑み、修了した時に自分の財産になるようにしてください。
熊谷市消防本部
関和 智史
消防士長
*第1中隊 副総代
修了しての感想
この25日間、「すべては要救助者のために」と思い全力で活動しました。全力で取
り組むことにより、どんな困難にも立ち向かえる精神力がついたと感じています。
隊での活動では、仲間の重要さをとても感じました。一人では乗り越えられなかった
訓練も隊の仲間がいたから乗り越えられたと思います。
ありがとうございました。
後輩へのメッセージ
救助科だけではありませんが、「受ける」ものではなく「自ら身に付ける」ものだと
心に決めて訓練に挑んでください。広い視野を持たなければ、目配り気配り心配りがで
きずに、常に全力で真剣にいかなければ、一分一秒が無駄になってしまいます。
何のためにするのか?「すべては要救助者のために!!」がんばってください。
川口市消防局
五十嵐 悟
消防士長
*第2中隊 副総代
修了しての感想
・ やはり総代、副総代というものは、それなりの人格者がなるべきだと、つくづく思
いました。リーダーシップはもちろん、問題の解決力、処理能力など、人が気付かな
いポイントに気付くことはすごいと思いました。自分は指を加えるだけで…
・ 25日間という短期間ではあったものの、少人数であれば「コイツのためなら…」
と思える気持ちになりました。期間が長いか、宿泊であれば、絆はもっと広く、そし
て深くなったと思います。
後輩へのメッセージ
・ 基本結索は当たり前ですが、全ての結索をスピーディーにできなければ、救助科で
は他の隊員に迷惑をかけることも多々…
・ 毎日毎日、コンクリート上での訓練となるため、中途半端な体力づくりではスター
トして早々に訓練を休むことになってしまうため、それなりに鍛えてこないと大変な
ことになると思います。
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