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第20期 第3四半期 連結業績概況

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第20期 第3四半期 連結業績概況
ナスダック
ジャパン市場
平成 14 年 2 月 18 日
各
位
平成 14 年3月期第3四半期の連結業績等の概況
上場会社名
株式会社シーエスロジネット
(コード番号 2710)
本社所在地
名古屋市中川区舟戸町2番 37 号
問合せ先
責任者役職名 専務取締役(管理担当)
氏
名
金岡 昭光
TEL
1 連
結 業
(1)
(052)354-7797
績
平成14年3月期第3四半期(平成13年4月1日∼平成13年12月31日)の業績
14 年3月期第3四半期
13 年3月期第3四半期
対前年同
参
考
(当四半期)
期増減率
(前年同四半期)
前期(通期)
百万円
売
上
%
百万円
百万円
高
16,689
△ 5.0
17,562
22,770
営 業 利 益
524
△ 3.1
541
678
経 常 利 益
517
△ 4.8
543
615
(注)1.13 年3月期第3四半期については、四半期決算を実施しておりませんので、月次決算を参考にして
おります。
2.当四半期、前年同四半期に係る数値について、公認会計士又は監査法人の監査は受けておりません。
3.記載数値は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
(2)
部門別の売上高内訳
14 年3月期第3四半期
(当四半期)
金
額
百万円
構成比
対前年同
期増減率
%
%
13 年3月期第3四半期
(前年同四半期)
金
額
百万円
構成比
%
参
考
前期(通期)
金
額
百万円
構成比
%
音楽映像ソフト
5,897
35.3
16.8
5,050
28.8
6,642
29.2
コンシューマーゲーム
8,275
49.6
△ 13.6
9,575
54.5
12,234
53.7
関 連 商 品
542
3.3
1.1
536
3.0
696
3.1
そ の 他
325
1.9
35.7
240
1.4
329
1.4
卸 売 事 業 計
15,041
90.1
△ 2.4
15,403
87.7
19,903
87.4
小 売 事 業 計
1,647
9.9
△ 23.7
2,158
12.3
2,867
12.6
合 計
16,689
100.0
△ 5.0
17,562
100.0
22,770
100.0
(注)1.13 年3月期第3四半期については、四半期決算を実施しておりませんので、月次決算を参考にして
おります。
2.当四半期、前年同四半期に係る数値について、公認会計士又は監査法人の監査は受けておりません。
3.記載数値は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
−1−
(3)
主な資産・負債の変動について
項
目
14 年3月期第3四半期
増 減 額
前
期
末
百万円
百万円
百万円
現金及び預金
1,150
△ 232
1,383
受取手形及び売掛金
2,576
226
2,349
807
△ 382
1,190
1,728
△ 457
2,186
短期借入金
700
△ 290
990
長期借入金
176
△ 123
299
(資 産)
たな卸資産
(負 債)
支払手形及び買掛金
(注)1.項目毎の変動額が総資産の1%を超えるものを記載しております。
2.当四半期に係る数値について、公認会計士又は監査法人の監査を受けておりません。
2 業績の概況
当四半期における日本経済は、引き続き景気の下降をたどり、過去最悪の完全失業率を記録し、雇用不安
が拡大する中、個人消費は依然として冷え込むなど一段と厳しい状況が続きました。
このような環境のなか、当社グループは、引き続きお客様に満足していただけるサービスの提供とローコ
スト・マネジメントの徹底という基本方針のもと積極的な営業展開を図りました。
特に注力した点は、次の通りであります。
(1)
「CSI−Net」の導入
インターネットを活用し、当社が独自に開発したレンタル用CDの発注支援情報「CSI−Net」
(Customer Satisfying Information Network)という有償の情報サービスを既存店に積極的に導入す
るとともに、営業ツールとして活用し、新規取引先の開発に努めました。
(2)販売用DVDの拡販と映像ソフト部門の強化
平成 12 年 4 月に設立した連結子会社である株式会社イーネット・フロンティアの主力商品であるD
VDソフトの拡販に努め、PS2、パソコンを含めたDVDプレーヤーの普及に伴い、順調に業績を
伸ばし、今後の拡大が予測されるDVDソフト市場に向け、足がかりといたしました。なお、平成 14
年 3 月 18 日には、レンタル用ビデオソフトの卸売事業において長年の実績を持つ株式会社エコーの同
事業部門を譲受けることとなりました。これにより映像ソフト部門をさらに強化し、音楽、映像、ゲ
ームの総合卸売企業として複合大型化する店舗内における取扱商品のシェア拡大に努めてまいります。
(3)TPL事業の推進
当社が長年培ってまいりました物流業務におけますローコスト・オペレーションを活かし、ゲーム
メーカーの物流の受託業務を新規事業として、
平成12 年 12 月よりTPL事業(Third Party Logistics
の略で物流業務の受託事業)を開始いたしました。厳しい経営環境下においてコスト削減に取り組む
企業が多い中、当社は、TPL事業をゲームメーカーに積極的に提案し、受託件数の拡大に努めまし
た。
−2−
この結果、当四半期連結会計期間の業績は、売上高が 16,689 百万円(対前年同期比 5.0%減)
、営業利益
は 524 百万円(対前年同期比 3.1%減)
、経常利益は 517 百万円(対前年同期比 4.8%減)となりました。
当四半期の業績は、次のとおりであります。
① 売上高
(ⅰ) 卸売事業
a 音楽映像ソフト
当部門の内、レンタル用CDにつきましては、日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合
の発表によりますと、CDレンタルの営業店舗数は音楽映像ソフトレンタル店の大型複合化により中
小店が淘汰され、平成 13 年3月末の 3,796 店から平成 13 年 12 月末の 3,678 店と 118 店減少いたし
ました。
当社の取引店舗数につきましては、平成 13 年 3 月末の 866 店から廃業などにより 78 店が減少、他
代行店からの切り替え、新規開業などにより 80 店が増加し、差し引き平成 13 年 12 月末現在 868 店
と 2 店増加いたしました。
連結子会社の株式会社イーネット・フロンティアにおきましては、DVDプレーヤーの普及による
DVDソフトの需要の増加により好調に推移し、当部門の売上高は 5,897 百万円(対前年同期比 16.8%
増)となりました。
b コンシューマーゲーム
当部門の内、家庭用ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」につきましては、本体価格が平成
13 年 6 月 29 日に 39,800 円から 35,000 円に、同年 11 月 29 日に 35,000 円から 29,800 円に引下げら
れたことにより販売台数が増加し、PS2へのシフトが一段と進みました。
一方、ゲームソフトにつきましては、4∼9 月期におきましては、
「グランツーリスモ3」(平成 13
年 4 月発売)
「ファイナル・ファンタジーⅩ」
(同年 7 月発売)等人気シリーズがPS2対応で発売さ
れたものの、本体普及台数の違いからPS対応ソフトの販売枚数には及ばず、PS2への過渡的状況
にありましたが、10 月以降、クリスマス、年末商戦にかけてPS2対応ソフトも充実し、本格的にP
S2時代を迎えることとなりました。
このような状況の中、当部門の売上高は 8,275 百万円(対前年同期比 13.6%減)となりました。
c 関連商品
当部門は、録音・録画用メディア(ブランクテープ、MD、CD−R等)
、当社開発商品等を卸売販
売しており、当部門の売上高は、542 百万円(対前年同期比 1.1%増)となりました。
d その他
当部門は主にレンタル用CDの加工請負による手数料収入と平成 12 年 12 月に新規事業として立ち
上げましたTPL事業(Third Party Logistics の略でゲームメーカーの物流業務の受託事業)の物
流受託手数料収入であり、売上高は、325 百万円(対前年同期比 35.7%増)となりました。
TPL事業におきましては、新規受託契約先を獲得すべく物流機能の拡充に努め、既存のゲームメ
ーカー2 社に加え、株式会社タイトーと契約し、平成 13 年 10 月より同社の物流受託業務を開始いた
しました。なお、当事業用の商品センターを同年 10 月に名古屋市港区より愛知県海部郡佐屋町に移
転拡張いたしました。
以上の結果、卸売事業における売上高は、15,041 百万円(対前年同期比 2.4%減)となりました。
(ⅱ) 小売事業
当部門は、当社直営店の売上高と連結子会社である株式会社ジェイメックスの売上高で構成されて
おり、売上高は、1,647 百万円(対前年同期比 23.7%減)となりました。
②
売上原価及び売上総利益
当第3四半期における売上原価は、売上高の減少に伴い前年同四半期に比べ 823 百万円減少し 14,834
百万円となり、売上原価率は、対前年同期比 0.3%低下しました。その要因は、利益率の高い音楽映像ソ
フト部門の売上が伸び、利益率の低いコンシューマーゲーム部門の売上が減少したことによるものです。
その結果、売上総利益は前年に比べ 49 百万円減少したものの売上総利益率は 0.3%上昇しました。
−3−
③
販売費及び一般管理費
当第3四半期における販売費及び一般管理費は、ローコスト・マネジメントの徹底を図ることにより、
前年同四半期に比べ 32 百万円減少し、1,330 百万円(対前年同期比 2.4%減)となりました。
④
営業利益
当第3四半期における営業利益は、販売費及び一般管理費削減を図りましたが、売上高の減少による売
上総利益の減少分を補えず、前年同四半期に比べ 16 百万円減少し、524 百万円(対前年同期比 3.1%減)
となりました。
⑤
営業外収益及び営業外費用
当第3四半期における営業外収益は 32 百万円となり、前年同四半期に比べ 5 百万円増加しました。営
業外費用は 40 百万円となり、前年同四半期に比べ 14 百万円増加しました。この要因は、株式上場による
株式公開費用 17 百万円及び増資に伴う新株発行費 9 百万円を計上したことによります。
⑥
経常利益
以上の結果、当第3四半期における経常利益は、前年同四半期に比べ 26 百万円減少し、517 百万円(対
前年同期比 4.8%減)となりました。
⑦
主な資産、負債及び資本の変動
(ⅰ) 資産の変動について
現金及び預金の当第3四半期残高は 1,150 百万円であり、前期末残高と比べ 232 百万円減少しまし
た。主な要因は、借入金の返済によるものです。
受取手形及び売掛金の当第 3 四半期残高は 2,576 百万円であり、前期末残高と比べ 226 百万円増加
しました。この要因は、年末年始における金融機関の休日により売掛金の回収が翌月になったためで
す。
たな卸資産の当第3四半期残高は 807 百万円であり、前期末残高と比べ 382 百万円減少しました。
この要因は、前期末においてコンシューマーゲーム商品の欠品を防ぐ為に一時的に在庫数量が増加し
たためです。
(ⅱ) 負債の変動について
支払手形及び買掛金の当第3四半期残高は 1,728 百万円であり、前期末残高と比べ 457 百万円減少
しました。この要因は、たな卸資産の減少要因と同様の理由によるものです。
短期借入金の当第3四半期残高は金融経費削減のため、借入金返済をしたことにより、前期末残高
と比べ 290 百万円減少し、700 百万円となりました。
長期借入金の当第3四半期四半期残高は 176 百万円であり、前期末残高と比べ 123 百万円減少しま
した。この要因は、約定返済によるものです。
(ⅲ) 資本の変動について
資本合計の当第3四半期残高は 3,042 百万円であり、前期末残高と比べ 571 百万円増加しました。
なお、当第3四半期における発行済株式数及び資本金の推移につきましては、「4 (1)その他 発行
済株式総数、資本金等の状況」に記載しております。
3 当期の見通し
(1) 当期の業績全般に関する見通し
当期におきましては、長引く景気低迷により、金融不安、雇用不安がより一層厳しさを増し、消費
市場はますます冷え込み、予断を許さない状況にあります。
こうした中、当社グループは、引き続きお客様に満足していただけるサービスの提供とローコス
ト・マネジメントの徹底を図ってまいります。
−4−
セグメント別の業績見通しは、次の通りであります。
① 卸売事業
a 音楽映像ソフト
音楽映像ソフトにつきましては、身近で手軽な娯楽としてビデオ・CDのレンタルが引き続き、
堅調に推移すると思われることや、DVD市場が拡大していることから当部門の当期連結売上高
の見込額は、7,669 百万円(前期比 15.5%増)であります。
b コンシューマーゲーム
コンシューマーゲームにつきましては、4∼9 月期がPSからPS2への過渡期にあたり、従来
のPS対応ソフトの売上高の落ち込みをPS2対応ソフトではカバーできない状況が続きまし
た。10∼3 月期は、本体価格の値下げによりPS2の普及が加速し、同対応ソフトのタイトルも
充実し、任天堂の「ゲームキューブ」や平成 14 年 2 月 22 日に発売予定の「Xbox」など話題
も多く、ゲームソフト市場は上向き傾向にあります。
当部門の当期連結売上高は、当社販売先の内の1社との取引におきまして、下期より一部の商
品に関する同社に対する販売を中止したことによる 600 百万円の売上高の減少を折り込み、
10,991 百万円(前期比 10.2%減)を見込んでおります。
c 関連商品
関連商品につきましては、主力商品である録音・録画用メディア(ブランクテープ、MD、C
D−R等)の販売単価が低下傾向にある中、販売数量の増加により、当部門の当期連結売上高は、
706 百万円(前期比 1.5%増)を見込んでおります。
d その他
その他につきましては、TPL事業が順調に推移しておりますことから当部門の当期連結売上
高の見込額は、468 百万円(前期比 42.2%増)であります。
以上により、卸売事業における連結売上高の見込額は、19,836 百万円(前期比 0.3%減)であり
ます。
②
小売事業
小売事業につきましては、前期に不採算店を1店舗閉店(平成 12 年 10 月末)したことと、ジェイ
メックスの主要売場であるパチンコホールにおいて、引き続き景気低迷の影響を受けることが予測
されることから、当事業における当期連結売上高の見込額は、2,139 百万円(前期比 25.4%減)で
あります。
なお、ビデオ・CDレンタル及びCD・ゲームの小売販売を行っております「サウンド・ベイ・
ベルコート店」(愛知県尾張旭市)を不採算のため、平成 14 年 2 月末をもって閉店する予定であり
ます。
当社グループの通期の連結業績見通しにつきましては、売上高は、21,976 百万円と前期比 3.5%の
減収となるものの、ローコスト・マネジメントの徹底によるコスト削減等により経常利益は、645 百
万円と前期比 4.9%の増益、当期純利益は、354 百万円と前期比 20.4%の増益、1 株あたり当期純利
益は、67 円 51 銭 を見込んでおります。
なお、当期におきましては、平成 13 年 9 月 19 日に株式会社大阪証券取引所、ナスダック・ジャパ
ン市場に上場したことによる記念配当 5 円を含め、10 円を配当する計画であります。
−5−
(2)直近の公表した業績予想の修正数値と修正理由
【連結通期】
決 算 期 平成14年3月期(計画)
項 目
売
上
経
常
利
当 期 純 利
高
益
益
1株当たり当期純利益
(単位:百万円・%)
平成14年3月期(修正数値) 平成 13 年3月期
(実績)
構成比 前年比
構成比
差異
前年比
構成比
24,367 100.0 107.0 21,976 100.0 △2,391
96.5 22,770 100.0
664
2.7 108.1
645
2.9
△19
104.9
615
2.7
355
1.5 120.6
354
1.6
△1
120.4
294
1.3
67 円 63 銭
67 円 51 銭
63 円 30 銭
修正理由
1)売上高減少の理由
①コンシューマーゲーム部門におきまして、PSからPS2への過渡期にあたり、4∼9 月期は従
来のPS対応ソフトの売上高の落ち込みをPS2対応ソフトではカバーできない状況が続きま
したことと、販売先の内の1社との取引におきまして、下期より一部の商品に関する同社に対
する販売を中止したことにより同部門の売上高の減少を見込んだことによります。
②連結子会社の株式会社ジェイメックスにつきまして、同社の主要売場であるパチンコホールの
景品売場において、引き続き景気低迷の影響を受けることが予測されると同時に、パチンコホ
ールにおける特殊景品の交換比率が高まる傾向にあることから一般景品に対する需要の減少傾
向により、同社の売上高の減少を見込んだことによります。
2)経常利益減少の理由
経費の削減に努力したものの、売上高の減少に伴う売上総利益の減少が見込まれることにより
ます。
3)当期純利益減少の理由
経常利益の減少と当初予定していなかったサウンド・ベイ・ベルコート店の閉店に伴う除却損
等によります。
【通
期】
決 算 期 平成14年3月期(計画)
項 目
売
上
経
常
利
当 期 純 利
高
益
益
1株当たり当期純利益
1株当たり配当金
(単位:百万円・%)
平成14年3月期(修正数値)
平成13年3月
期(実績)
構成比 前年比
構成比
差異
前年比
構成比
22,226 100.0 104.3 20,175 100.0 △2,050
94.7 21,315 100.0
603
2.7 104.0
632
3.1
29
109.1
579
2.7
325
1.5 111.2
329
1.6
4
112.7
292
1.4
61 円 95 銭
62 円 75 銭
62 円 86 銭
10.00 円
10.00 円
5.00 円
修正理由
1)売上高減少の理由
連結通期の①と同じ理由によります。
2)経常利益増加の理由
営業利益では予想を下回るものの、株式公開費用等の営業外費用の削減に努めたことによります。
3)当期純利益減少の理由
連結通期の 3)と同じ理由によります。
−6−
4 その他
(1) 発行済株式総数、資本金等の状況
発行済株式総数
資
年 月 日
増 減 数 残
株
本
金
高 増 減 額 残
株
千円
資 本 準 備金
高 増 減 額 残
千円
千円
摘
要
高
千円
有償一般募集 (ブックビルディング
方式による募集)
平 成 13 年
9月19日
600,000 5,257,950
153,000
598,510
185,400
544,864 発行株数
発行価格
資本組入額
払込金総額
600,000株
564円
255円
338,400千円
(注) 新株引受権の残高、行使による発行価格及び資本組入額は次のとおりであります。
銘
柄
( 発 行 年 月 日 )
平成13年12月31日現在
平成14年2月18日現在
新株引受 行使価格 資
本 新株引受
資
本
権の残高
組 入 額 権の残高 行使価格 組 入 額
千円
円
円
千円
円
円
第4回無担保社債(新株引受権付)
(平成10年9月25日)
5,687
233.30
117
5,687
233.30
117
(注) 上記の新株引受権付社債は、新株引受権部分を当社取締役等に対し報酬の一部として支給すること
を目的として発行したものであります。
(2) 期中における役員の変更、組織の変更その他公表すべき重要な事実
① 新規事業について
欧米では、家族や恋人の写真を自宅やオフィスに飾ったり、サイフなどに入れて携帯することが一
般的に行われております。こうしたことから映画スターの「ブロマイド」のような写真を手軽に撮り
たいというニーズがあり、低料金で気軽に撮れる写真スタジオがアメリカではビジネスとして成立し
ております。
当社は、これを参考に日本における新たなビジネス・モデルとしての可能性を調査するため、平成
13 年 11 月に、実験店として「スタースター」という店名の写真スタジオを原宿に出店いたしました。
この実験店において、当事業の市場性及び当社の事業との相乗効果等を調査した上で、今後の事業
計画を立案する予定であります。
具体的な事業の内容は、専門の照明設備と写真撮影用機器を備えたスタジオを設置し、撮影と現像
のスタッフにより、その場で撮影、プリントするというサービスであります。特徴は、色と模様の組
み合わせによる78種類の背景を自由に選べ、特殊効果による仕上げの技術及び従来の写真館の 10
分の 1 程度という低料金であります。なお、当出店の費用は、13 百万円であります。
②
株式会社エコーの映像ソフト卸売事業の譲受けについて
当社グループは、音楽映像ソフト、家庭用ゲームソフト等エンタテインメントソフトの総合卸売企
業として映像ソフト部門を強化するため、平成12年 4 月に、株式会社ポニーキャニオンの子会社であ
る株式会社ポニーキャニオンエンタープライズとの合弁で、連結子会社イーネット・フロンティアを
設立し、DVDソフトの卸売事業を開始しておりますが、同部門をさらに強化するため、レンタル用
ビデオソフトの卸売販売を主たる事業とする株式会社エコーとの間で平成14年2月16日付で次の通り、
営業譲受け契約を締結しました。
(1) 営業譲受け日
平成 14 年3月 18 日
(2) 営業譲受けの目的 レンタル用ビデオソフトの販路拡大と商品調達力強化
営業ノウハウの拡充
卸売販売商品の拡充によるサービスと顧客満足度の向上
今後予測されるビデオからDVDへのシフトによる市場変化への対応
−7−
(3)
営業譲受けの内容
株式会社エコーのレンタル用ビデオソフトを中心とする映像ソフトの卸
売事業を譲受け、同社の従業員を再雇用し、同社の資産及び負債につい
ては、引き継ぎません。
(4) 株式会社エコーの概要
(ⅰ) 名
称
株式会社エコー
(ⅱ) 主 な 事 業 内 容
レンタル用ビデオソフトの卸売販売
(ⅲ) 設 立 年 月 日
昭和 54 年6月
(ⅳ) 本 店 所 在 地
名古屋市中区大須1丁目 22 番 47 号
(ⅴ) 代
表
者
代表取締役 早川秀樹、代表取締役 水野泰治
(ⅵ) 資 本 の 額
2,000 万円
(ⅶ) 従 業 員 数
15 名
(ⅷ) 当 社 と の 関 係
該当事項はありません。
(5)譲渡部門の経営成績
平成 12 年 5 月期
売
上
高
1,701 百万円
売 上 総 利 益
177 百万円
営 業 利 益
0 百万円
経 常 利 益
0 百万円
株式会社エコーの決算日は 5 月 31 日であります。
平成 13 年 5 月期
1,547 百万円
141 百万円
△36 百万円
△18 百万円
(6)譲渡部門の業績見通し
売
上
高
売 上 総 利 益
営 業 利 益
(7) 日程
平成 14 年2月 16 日
平成 14 年2月 16 日
平成 14 年3月 18 日
平成 14 年 3 月期
30 百万円
3 百万円
0 百万円
平成 15 年 3 月期
1,320 百万円
120 百万円
24 百万円
株式会社エコー株主総会特別決議、当社取締役会決議
営業譲渡契約書締結
営業譲受け期日(予定)
(8) 譲受け価額および決済方法
譲受け価額は 25 百万円であり、決裁方法は現金決済であります。
−8−
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