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大学生との意見交換会(PDF:286KB)
神奈川県立保健福祉大学生との意見交換会 概要 (ランチミーティング) 1.日 時 平成24年11月15日(木) 12時10分~12時55分 2.場 所 神奈川県立保健福祉大学 5階演習室10 横須賀市平成町1-10-1 3.参加者 ◆神奈川県立保健福祉大学 食育サークル「シーラボ☆」サークル員 栄養学科山本妙子教授ゼミ生 計10名 ◆関東農政局横浜地域センター 横浜地域センター長、総括農畜産安全管理官 4.議 事 ・「日本の食と世界」~国際的な食料需給からのアプローチ~ ・意見交換会 【意見交換会(ランチミーティング)の様子】 5.意見交換会における主な質疑応答 ■参加者 日本では、お店や企業などで作りすぎて廃棄になるものが多い。廃棄する量に ついて規制できないのでしょうか。規制を行えば売り上げ等に影響が出てしまう かもしれませんが。 1 ●センター 法的規制することは難しいと思いますが 、企業の皆さんには、無駄に作り過 ぎないようにしましょうと呼びかけを行っています。食べないで捨てるのは無駄 なことなので、企業にとっても経営戦略上、無駄なものを作って余分な経費をか けるよりも、適切な量を作って供給した方がよいと思います。 ■参加者 将来自分たちが管理栄養士という立場で一般の市民の方と接することとなっ た場合、何かお手伝いできることがあれば、教えてください。 ●センター 食育に通じるものとして、食べ物を大切にすることや国産品をすすめること。 また、途上国を中心に多くの餓死者や栄養不足の人々がいることを考えると、食 べ過ぎたり作りすぎたりしないこと、かつ栄養バランスの取れた食生活をおくる ことも、私たち先進国の使命であると思います。 ■参加者 日本は途上国に救援物資としてお米を輸出していると思いますが、援助してい るお米は、日本で作られたお米ではなく、輸入したお米を輸出しているのですか。 ●センター 日本はガット・ウルグアイ・ラウンドの合意により、年間最低これだけは米を 輸入しますという世界的約束を行い、現在77万トンのミニマムアクセス米の輸 入を行っています。そのうちの十数万トンが援助用に回っています。 6.アンケート自由記載欄の主な内容 {食料自給率} ・今回自給率の問題や世界的な食料問題について学ぶことができたので、今後自 分が食育をすすめる際には、そういった問題や事情も考慮して行っていく必要 があるのだと感じました。地産地消などが良いのだろうと考えて意識している 人は増えていると思いますが、そこから栄養的にも考慮した食事につなげてい く工夫が必要なのではないかと思いました。周知については近年様々な媒体な どで知られていると思いますが、実践についてはもっとこれから情報を提供し たり、どのような点が難しく、実践しにくいのかを知っていく必要があると感 じました。 ・食料需給については媒体を通して学ぶことはあっても直接お話を伺う機会はほ とんどないので、とても勉強になりました。 ・日本の食の現状、世界の食について新しく知ったことが多くありました。日本 の食料自給率の低下など、現在ある問題について、管理栄養士を目指すものと して何ができるのか考える機会となりました。 2 ・日本が世界に食料を頼っていることや、地球規模での問題についてよくわかり ました。 ・食料自給率が上がらない理由など知らないことがたくさんあり、とても勉強に なりました。分かりやすい言葉で教えてくださり、理解しやすかったです。 ・栄養学を学ぶうえで、食料自給率や農業生産の推移などを知っておくことが重 要なのだと思いました。 {栄養士としての役割} ・国際的な問題にも管理栄養士として係わることができるのだなと感じ、国内外 の食の動きについて興味を持ちました。 ・私たちが活動する中でどのようなことを参考に、活動に取り入れていったらよ いかが疑問に残りました。 ・「今回のお話を踏まえたうえで私たちが将来管理栄養士として出来ることは何 か」という質問をさせていただいた時に、「食べ物を大切にすること,国産品 をすすめること,食べ過ぎない,作り過ぎないかつ栄養バランスの取れたもの を提供する」ということが印象に残りました。 ・まだ学生の身ですが、管理栄養士としては食べ物を手に入れ、調理し、どう口 に入れるかまでを中心に考えるので、生産現場の話を知ることはとても勉強に なりました。また、そういった現状を知っているということも栄養士としてひ とつの強みかなと思います。「食」を中心とした中で農業と栄養がつながって いけたらいいのではないかと思いました。 {地産地消} ・食事を選択するときにはバランスだけでなく、使われている食品がどこから来 ているのかということについても念頭に置きながら考えていきたいと思いま す。 ・シーラボ☆ランチの自給率を見て、地産地消の難しさや食材を入手する経路、 私たちが普段食べている食材がどこからきたのかについてもう一度考え直そ うと思いました。料理を作るうえで食材の入手は必要なことであり、国産・外 国産の品質の違いについて自分の認識は間違っていたのかなと思い、今回のミ ーティングで勉強になりました。 {その他} ・今まで農業について深く学ぶ機会があまりありませんでした。貴重なお話あり がとうございました。 ・日本の現状を知る良い機会となりました。 ・日本が外国に日本の米を広める理由を知り、発展途上国や作物供給の増加支援 を行うのはやがて日本の利益になることなのだとわかりました。このことで、 支援、というものはどちらかが一方的に与えるのではなくやがて与えた側にも 価値のあるものとして還ってくるのだと思います。食糧支援においてはいろい ろな団体が活躍されていますが、そういったことも踏まえて活動されているの ではないかと思います。 3 ・頂いた資料の中に若者向けのパンフレットがありましたが、とても親しみやす い。 ・これからもホームページを使わせていただきたいと思います。 ・雑誌と企画して記事を載せている活動を初めて知りました。 ・リポーターに芸能人を使っていたりと若い女性の方でも読みやすい記事だと思 いました。 4