Comments
Description
Transcript
平成 26 年度 監査事務局実施プラン
平 成 26 年 度 監査事務局実施プラン 監査事務局の 使命 監 査 委 員 は 、地 方 自 治 法 で 定 め る 執 行 機 関 の 一 つ で 、 市長から独立した立場で監査を実施しています。 監査事務局は、監査委員の補助組織であり、監査委 員の指揮のもと、公正・公平で実効性のある監査を実 施し、市民から信頼される行財政運営に資することを 使命とします。 1 監査事務局基 本方針 監査事務局の使命を実現するため、次に掲げる監査委員が定めた方針を 具体化していきます。 ○ 本市の行財政運営について、合規性や費用対効果の観点から検証し、市 民の視点に立って事務・事業の改善を求めます。 ○ 監査の実施に際しては、個々の財務行為の改善を求める「指摘」にとど まらず、監査対象部の事務・事業について、経済性、効率性、有効性など の 視 点 か ら 評 価 し 、「 意 見 」 を 積 極 的 に 付 し て い き ま す 。 ○ 指摘等に対する改善状況を適切に把握し、監査の実効性を確保するとと もに、監査結果を市民に分かりやすく発信します。 重点取組項目 ◎ 組織力の向上 財 務 や 監 査 手 法 に 関 す る 専 門 知 識 の 習 得 や 、監 査 に 係 る 課 題 研 究 な ど の た め 、職 場 研 修 や 課 題 別 プ ロ ジ ェ ク ト を 実 施 す る こ と に よ り 、職 員 の 資 質 と組織力の向上を図ります。 ◎ 新たな重点監査項目の設定 補助金等が、その必要性等を精査し交付されているかどうかについて検 証 す る た め 、「 補 助 金 等 交 付 事 務 」 を 、 新 た な 重 点 監 査 項 目 と し ま す 。 ま た 、近 年 続 い て い る 工 事 施 行 中 の 事 故 発 生 を 未 然 に 防 止 す る た め 、 「工 事施行中の安全対策」についても、新たな重点監査項目とします。 ◎ 指摘等の再発防止 監査の指摘等に基づき、対象部で当面の改善措置が講じられるものの、 次の監査でも同じ指摘等が繰り返されたり、別の部で同じ指摘等がなされ たりする場合が散見されます。そのため、所管部局のチェック体制(内部 統制)にも着目することや、関係部局との連携を強めることで、指摘等の 再発防止を促します。 ◎ 庁内への情報発信の充実 監査対象部のみならず、市役所全体の事務改善に資するよう、庁内ホー ムページの事例解説などを通じて、全庁へ情報を積極的に発信していきま す。 さらに、出前研修を通じて、各部局の改善に役立つよう、監査に関する 情報を提供していきます。 2 ◎ 市民向けホームページを通じた積極的な情報提供 市政への市民の関心を高め、市民自治の推進に資するよう、市民向けホ ームページにより、監査結果などの情報を積極的に発信していきます。 また、監査結果などの必要な情報が容易に見つけられるよう、引き続き ホームページの改善を図っていきます。 ◎ 報告書・意見書の内容の充実 監査報告書等について、指摘や意見の内容が、よりわかりやすくなるよ う、引き続き記載内容や表現方法の改善を図ります。 ◎ 制度改正への対応 平 成 26 年 度 か ら 適 用 さ れ る 、 地 方 公 営 企 業 の 改 正 後 の 会 計 制 度 に つ い て、各企業会計の対応状況を把握していきます。 また、新たな会計制度に基づく決算について、審査ポイントの整理など を 目 的 と し た 勉 強 会 を 事 務 局 内 で 定 期 的 に 行 い 、 平 成 27 年 度 実 施 の 決 算 審査に向けた対応に万全を期します。 ◎ 「環境首都・札幌」の実現に向けた取組 行政運営を効率的・効果的に行うことは結果として資源を有効活用し、 環境へ配慮することにつながります。監査に当たっては、監査対象部にお ける環境法令・ルールの遵守、コスト減にも着目した、環境負荷の低減に 資する監査を行います。 3