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4年総合的な学習の時間指導案 - 柏崎市教育情報支援システム
4年総合的な学習の時間指導案 柏崎市立北鯖石小学校 1 2 3 活動名 国際理解 新澤 美和子 好きな動物は何? 活動のめあて ○いろいろな動物の名前を英語ではっきり話す。 ○動物の好みについて簡単な会話をしたり、楽しくゲームをしたりする。 ○動物の鳴き声について日本語と英語の違いに気付く。 活動設定の理由 (1)活動について 柏崎市で昨年作成した「国際理解教育プラン」をもとに毎月のトピックを決めて英語活動に取り 組んでいる。今回は「動物」について学習する。身近な動物については低学年でもすぐに英単語で 表現ができる。動物の種類を増やすことにより、いろいろな動物を英語を使って表現できる楽しさ を味わわせたい。 英語活動を通して子ども達にコミュニケーション能力をつけさせたいことから、簡単な英会話で 友達とのやり取りを取り入れている。この活動では英単語にとどまらず、文レベルでのやり取り(I like~ をもとに Do you like~ ? Yes, I do./ No, I don't. や What ~ do you like?)を体験するこ とにより、お互いに質問したり、答えたりできるように支援していきたい。 また、鳴き声は日本語とだいぶ違うので調べ活動を入れることによって、文化の違いもとらえる ことができるようにしたい。 (2)児童の実態 明るく、心のやさしい子ども達である。学級で話し合って問題を解決することができ、物事に前 向きに取り組む。 総合的な学習の時間の学習では、「やってみよう地域にやさしいこと・人にやさしいこと」をテー マに取り組んでいる。活動や見学など体験的な活動を好むクラスなので総合的な学習の時間は比較 的好んでいる。7月まではドリームおはよう隊の活動に力を合わせて取り組むことができた。 英語活動については、興味を持って臨んでいる子が多い。毎朝「今日の英語」で1単語ずつ発音 しているが、初めは恥ずかしがっていた子ども達も、はっきり話せるようになってきている。英語 のゲームなども楽しく行っている。しかし、相手の目を見て、はっきり話すなどコミュニケーショ ン能力は十分に育ってはいない。 そこで、本活動では英語を使ってはっきりと話すことやインタビュー活動を取り入れることによ って、コミュニケーションをとることの楽しさを味わわせたい。 4 活動の構想 (1)研究に関わる基礎基本の内容 英語活動の観点から、本活動における基礎基本は以下の4点について聞いて意味がわかることと 考える。 ・動物の名前(dog,cat,pig,lion など) ・I like ~. ・Do you like ~ ? Yes, I do./ No, I don't. ・What animal do you like? I like~ . また、「話す力」では、相手の立場にたって分かりやすく話すことが最も大切なこととなる。相手 に伝えるためには声の大きさに気をつけることやで話す相手の目を見て話すこと、話すときの体の 向きに気をつけることが考えられる。 (2)指導の構想 英語活動は月に2回(ALT との T・T が1回、HRT の授業が1回)ほど行っている。本活動は ALT に頼りがちな英語活動を見直し、HRT による英語活動をメインにすることにより、児童の実態に合 った活動を展開していきたいと考えている。 ① 基礎基本の定着を図る手立て 授業の始めにスキルタイムを設定し、基礎基本を繰り返し練習できるようにする。また、覚えた ことを確認できるようにゲームなどを取り入れ、楽しく意欲的に活動できるようにする。 ② 相手意識をもたせる手立て ただ教師がリピートさせるのではなく、話す相手をはっきりさせることにより声の大きさや話す 向きを考えるようにしていく。隣の席の人やグループ、学級全員などいろいろな相手と話す場を設 定することにより、相手意識をもって話せるようにしたい。また、自分のことを紹介したり、友達 にインタビューしたりする活動を通して、覚えたことを 使って伝えることができる喜びを味わわ せていきたい。 -1- ③評価の工夫 コミュニケーションの自己評価が毎時間できるようにめあてカードを用意し、振り返りができる ようにする。尚、評価の観点は柏崎市の国際理解教育プランをもとに今日のめあてとして提示する。 5 指導計画(全4時間・本時3時間目) 時数 6 活動内容 支援(方法・内容) 評価の観点 1 ・動物の名前を英語で発音 ・動物カードでカルタ取り ・カルタを楽しんでやる。(行動 する。 を取り入れる。 観察) ・I like~.の言い方を知る。 ・I like~.を使って好きな動物を ・自分の好きな動物を紹介 ・グループの人に自分の好 話すことができる。 する。 きな動物が紹介できるよ ・Loud voice Clear voice ・ Good うにする。 listener (反省カード) 2 ・英語での動物の鳴き声を ・日本の言い方と比較でき ・日本の鳴き声と英語の鳴き声 知る。 るようにする。 が違うことがわかる。(行動観 ・Do you like ~ ? Yes, I ・結果を書くワークシート 察) do./ No, I don't .の言い方 を用意する。質問した数 ・ YES・ NO ゲームを楽しんで を知る。 がわかるようにする。 やる。(ワークシート) ・YES・NO ゲームをする。 *スコット先生と T・T ・Eye contact (隣の人に動物の好き嫌い ・Loud voice Clear voice を聞く。) (反省カード) 3 ・HRT と YES・NO ゲーム ・うまく言えない子のため ・What を使った言い方がわか をする。 に、ヘルプコーナーを用 る。(行動観察) ・What animal do you like? 意する。 ・いろいろな人に進んで質問で I like~.の言い方を知る。 ・いろいろな人にインタビ きる。(ワークシート) ・インタビューゲームをす ューできるようにワーク ・Eye contact る。 シートを用意する。 ・Loud voice Clear voice (反省カード) 4 ・好きな動物のクイズ大会 ・鳴き声や好きな食べ物が ・クイズを考えたり、答えたり を開く。 ヒントになるようにする。 できる。(行動観察・発言) ・ Loud voice Clear voice ・ Good listener(反省カード) 評価基準 ねらい A の例 C の児童への支援 ・いろいろな動物の名前や鳴 ・動物の名前や鳴き声を相 ・スキルタイムによる繰り返し練習 き声を英語ではっきり話す。 手にもわかるようにはっ をする。 きり話す。 ・絵カードを使い、名前や鳴き声と 結びつきやすいようにする。 ・like を使った言い方を覚え、 ・ like を使った言い方を理 ・チャンツによる繰り返し練習。 簡単な会話をしたり、楽し 解し、進んで使っている。 ・ヘルプコーナーを設置し分からな くゲームをしたりする。 い言い方を聞くことができるよう にする。 ・動物の鳴き声について日本 ・日本語と英語の言い方の ・英語の歌を繰り返し聞くことによ 語と英語の違いに気付く。 違いに気がつき、ALT に り、鳴き声の違いに気がつくよう 進んでたずねている。 にする。 7 考察 評価基準を作って活動を考えると、児童に対する手だてがはっきりするだけでなく、活動の見直 しにも大変役立った。今回の活動をもとに評価と一体化した指導を展開していきたい。 -2-