...

かわさきの大気 昔と今 かわさきの大気 昔と今

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

かわさきの大気 昔と今 かわさきの大気 昔と今
かわさきの大気
たい
か わ さ き き むかし
いま
昔と今
たい へん
川崎も大変だったことがあるの?
たい き
お せん
大気汚染ってこわいね。でも、あまり
わたし
かん けい
私たちには関係ないようだけど・・・
ねん
まえ
さんぎょう
そうかな?これは50年くらい前、産業が
はっ てん
かわ さき
おも
発展したころの川崎だよ。どう思うかな?
いま
むかし
ちきゅうじょう
ねん かわさき く わたりだ
今からずっと昔、地球上の大気はとてもきれいで
ひと
ふ
さんぎょう
1968 年ごろ 川崎区渡田あたり
たい き
はっ てん
ひと びと
べん り
しゅってん か な がわけんかんきょうかがく
(出典)神奈川県環境科学センター
せい かつ
した。人が増え、産業が発展し、人々が便利な生活
もと
こうじょう
じ どう しゃ
ふ
を求めるようになってくると、工場や自動車が増え、
ひ
び
せい かつ
でん き
つか こう
また日々の生活で電気を使うようになりました。工
じょう
せい ひん
は つ でん しょ
でん き
場で製品をつくったり、発電所で電気をつくるため
せき ゆ
せき たん
ねんりょう
も
ふ
に、石油や石炭などの燃料を燃やしたけむりが増え、
じ どう しゃ
ふ
はい き
ふ
また、自動車が増えることで排気ガスが増えました。
わたし
べん り
ねん ちどりちょう あさ
1965 年の千鳥町の朝
しゅってん かわさき し し みん
(出典)川崎市市民ミュージアム
ゆた
私たちのくらしはとても便利で豊かになりましたが、それとひきかえに、き
たい き
れいな大気をよごしてしまうことになってしまったのです。
かわ さき
こうじょう
せい てつ
か がくこうぎょう
とくに川崎は、たくさんの工場があり製鉄や化学工業などの
こうぎょう
ちゅうしん
はっ てん
と
し
ねん だい
工業を中心に発展してきた都市です。そのため、1960年代ご
とく
たい き
お せん
こうがい
おお
ひと びと
ろ、特に大気汚染などの公害がひどく、多くの人々がぜんそく
びょうき
くる
がっ こう
かい しゃ
い
ひと
などの病気で苦しみ、学校や会社に行けなくなる人もいました。
メモ
こう がい
公害とは・・・
ひと
おこな
かつ どう たい き
お せん
すい しつ お だく
ど じょう お せん
そう おん
しん どう
じ ばん ちん か
あく しゅう
人が行う活動によって、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下や悪臭などがおこり、
ひと びと
けん こう
せい かつ かんきょう
ひ がい
に ほん
ねんだい
みなまたびょう
よっかいち
人々の健康や生活環境に被害がでること。日本では、1950年代ごろから水俣病や四日市ぜんそく
しゃ かいもん だい
さい きん ほうしゃ せい ぶっしつ
げんいん
あたら
こう
などが社会問題になりました。最近ではダイオキシンやアスベスト、放射性物質などが原因の新しい公
がい
もん だい
害が問題となっています。
7
Fly UP