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学校統合に関する状況調査表(様式1)

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学校統合に関する状況調査表(様式1)
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名: 大 子 町
学校名: だいご小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・友人関係がうまく築けるかという不安をどう解消するか。
児童・生徒の観点 ・バス通学がうまくできるかどうか,安全に登校できるかという不安をどう解消するか。
・学習についていけるかという不安をどう解消するか。
教職員の観点
・学校統合に向けての準備会をいつどういう形で設置するか。
・備品や学校図書,その他必要な物をどの程度持ってくるか。
・新たに購入する備品等のリスト及び購入計画をどうするか。
・備品等の移動計画をどうするか。
・PTAの組織をどうするか(規約・役員選出・会費・納入方法等)
保護者・地域住民 ・体操着・シューズ等をどうするか,町からの物品購入の補助をどうするか。
・遠距離通学になることの不安をどう解消するか。
の観点
・閉校式をどうするか。
学校経営の観点
・教育理念や教育目標をどう設定するか。
・特別支援教育(個別の指導計画作成)や見守りたい児童の引継をどう設定するか。
・下野宮小学校で実施していた学校行事をどう引き継ぐか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合前に事前交流会を3回実施し不安の解消に努めた。1回目は学年での交流,2回目は授業,3回目は
児童・生徒の観点 バスでの通学を実施したので概ね不安はなくなった。
教職員の観点
・校長・教頭・教務主任レベルや学級担任レベルでの交流を数回実施した。
・教育委員会との打合せを密にし,余裕を持って計画した。2学期末には移動する備品や日程を調整したの
でスムーズに移動できた。
・新たに机と椅子を30脚購入し,4年生以上の児童は新しい机・椅子を使用できるようにした。
・備品等は改めて購入するものはほとんどなかった。
・備品の移動は,3月30日・31日の2日間で実施した。
保護者・地域住民
の観点
・保護者説明会(2月9日) を実施し,PTA組織等については,だいご小学校の規約をもとに改正することで
決定した。その結果,PTA役員等は,3回程度の話し合いで結論を出し,計画に従ってスムーズに実施でき
た。
・教育委員会がバス通学や物品購入の補助について住民に説明会を開催したので,学校に対する質問や
苦情等はなかった。
学校経営の観点
・だいご小学校の経営方針を踏襲することで合意した。 ・前年度2月から校長の方針で,下野宮地区児童
のスムーズな受け入れ体制を整備した。 ・学校行事は地域の特性からだいご小学校の行事を実施するこ
とで合意した。 ・特別支援教育については,担当者レベルでの打合せを実施した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
・児童数が増えたことで学校に活気が出ている。
・新たな友だちが増えた。
・下野宮地区の児童にとっては児童数が約8倍に増えたので,良い意味での競争心が芽生えたり,多様な考
えに触れる機会ができた。
・元だいご小学校児童にとっては,登下校時刻に変化はなく心配はなかった。
教職員の観点
・旧下野宮小学校の職員にとっては校務が軽減された。
・計画通りにスムーズに移行できたので問題はなかった。
保護者・地域住民 ・教育委員会が統合に向けての説明会を計画的に実施したので,学校の負担はほとんどなかった。
・教育委員会の配慮により様々な不安が解消された。統合後,苦情や要望はなかった。
の観点
学校経営の観点
・児童数が増えたことで学校に活気が出ている。
・統合により3年生の学級が35名を越え,「1年~4年までに配置される学級づくり」の講師が2名と学校統合
後の指導体制充実支援の講師1名が配置された。これによりティーム・ティーチングや少人数指導が実施で
きるようになった。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・もともと校庭はさほど広くないので,人数が増えたことで4月当初は怪我が若干増えた。
児童・生徒の観点 ・下野宮地区の児童の登校時刻が早まった。
教職員の観点
・正規の教職員の増加はなかったので,1人当たりの事務量は若干増えた。
・学区が更に広くなり,家庭訪問等で時間がかかるようになった。
・危険箇所等の把握が難しくなった。
・下野宮地区の保護者にとっては,学校までの距離が遠くなったことと児童数が増えたことにより,地域と学校
保護者・地域住民 の心理的距離が大きくなった。
・学校が近くになくなることにより寂しい思いをしている保護者がいる。
の観点
・耐震化されていない下野宮小学校の校舎の利用をどうするかという不安が増大している。
学校経営の観点
・学区が広くなり,児童の動向がつかみにくくなった。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・なし
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・統合前からスクールバスを使用していたので変化はない。
・登下校の不審者や交通事故の心配が少ない。
・雪が降っても登校時刻を遅らせることはまずない。
デメリット
・始業・終業時刻が制約される。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・学校全体の業務(PTA会計関係,各種行事での外部との連絡・調整及び交渉,自転車大会の連絡調整,
加配教員の主な業務 家庭教育学級担当,職員研修と授業に関する指導・助言,生徒指導に関する指導・助言,職員の服務に関
する指導,教育委員会との連絡・調整,施設・設備の管理,クレームへの対応)
その効果
・児童と接する時間が増え,きめ細かく指導できるようになった。
・学校運営に関する計画が早くなった。
・填補要員が増えた。
・保護者への対応が親切になった。
・生徒指導や特別支援教育に関する職員への指導・助言が適切になった。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
・ティーム・ティーチングや習熟度別指導などのきめ細かな指導。
非常勤講師の主な ・出張者や年休者の場合の填補。
・体育の授業の補助(準備や後始末等)
業務
・学校行事の役割分担
その効果
・少人数指導やティームティーチングによるきめ細かな指導を行うことができている。
・ティームティーチングを行うことで,児童のつぶやき等が担任に届くようになっている。
・児童の変化にはやく気がつくようになり,生徒指導上の問題に早期に対処できるようになった。教職員が1
名増加することで,児童の教育に大きな効果をあげている。(填補ではなく,授業ができることもある)
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
常陸大宮市
学校名
村田小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・環境が変わることによって、学習に取り組めなくなるのではないかという不安感
児童・生徒の観点 ・友人関係でなじめないかもしれないという不安感
・遠距離通学に対してに不安感
教職員の観点
・遠隔地に異動になるのではないかという不安
・統合準備のため、業務量が増大することを危惧する声があった
・保護者との関係づくりに対する不安感
・地域から学校がなくなるとういう不安感
保護者・地域住民 ・校区が広くなることにより、遠距離通学になることに対する不安
の観点
・子どもが新しい学校・友達にうまくなじめるか
学校経営の観点
・統合に向けた準備業務に漏れがないかという不安
・閉校になる学校の歴史や伝統をきちんと伝承し、新たに融合できるか
・地域の関係団体と、統合後も引き続き連携を図っていけるかどうか
・学校評議員や学校関係者評価委員との調整・人選
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合に伴い加配された教員と非常勤講師により、きめ細かな指導を行うことを説明した。
児童・生徒の観点 ・統合前年度に交流授業等などの、事前交流会を行い子どもたちがなじめるよな配慮をした。
・教育委員会と保護者と協議のうえ、スクールバスを運行することにより、安全面に配慮した。
教職員の観点
・統合校に残れない教職員の人事に特に配慮した。
・事前にスクールバスの模擬運行を数回行っつた。
・特別な配慮が必要な児童については、学校間で情報の共有を図り統一した対応を徹底した。
・保護者会や地域住民への説明会を複数回開催し、統合の必要性を説明した。
保護者・地域住民 ・保護者会と一体となった検討組織を立ち上げ、スクールバスの運行計画を検討した。
の観点
・統合に向けた相談窓口を学校と教育委員会に設置し、丁寧に対応した。
学校経営の観点
・統合前年度に事前交流活動を行い、保護者と地域全体の理解促進を図った。
・地域の関係団体に対しても、統合の趣旨等を説明する場を設け、理解を図った。
・学校評議員について、統合1年目は、統合前のそれぞれの学校から委員を委嘱した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・運動会や学習発表会の種目が限定されていたが、統合により幅が広がり内容が充実した。
児童・生徒の観点 ・同級生が増えたことにより、多様な意見や考え方に触れることができている。学校が以前より楽しくなった。
・児童数が増えたことにより、良い意味での競争心が生まれ、学習意欲の向上につながっている。
教職員の観点
・一人の教員が複数の校務を担当していたが、統合により校務の軽減が図られた。
・職員数の増加により、TTなど指導方法の改善に取り組ことができるとともに、職員研修の活性化が進み、学
習指導の充実にもつながっている。
保護者・地域住民 ・学級やPTAの役割分担が少なくなり、保護者の負担が軽くなった。
・統合により、同性の同級生が増え、子どもが活発になったとの声があった。友人関係が幅広くなった。
の観点
学校経営の観点
・備品が古かったり、不足していたが、統合により充実することができた。
・統合を機会に指導体制の工夫や教育環境の充実など新たな一歩を踏み出すことができ、新しい学校をつく
るという職員の意欲を喚起することができた。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・交友関係で新たなトラブルになることがあった。
児童・生徒の観点 ・スクールバスの導入により、放課後の活動が制約を受けるようになった。
・統合したことにより、通学距離が長くなった。
教職員の観点
・1クラスの児童数が増えたことにより、一人一人と関わる時間が少なくなった。
保護者・地域住民 ・統合当初は、子どもたちがうまくなじめるか不安に思う声があった。
の観点
学校経営の観点
・スクールバス運行の関係から、学校行事の設定や放課後の活動に制約を受けている。
・統合前のそれぞれの学校と関わりのあった関係団体との連携が十分にとれていない。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・PTA組織の連携・強化を図るため、統合を契機に統合前のそれぞれの学校から役員を選出した。
・統合を機会に音楽・図工・理科の授業の一部に教科担任制を導入した。
・統合を機会に、地域の団体の方を学校行事に招待した。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・遠距離通学の緩和に役立っている。
デメリット
・停留所から自宅までの距離が長い児童がおり、保護者はバス停での安全確保のため負担が増えた。
・徒歩通学からバス通学に変わったため、子どもの体力低下を心配すろ声が聞こえる。
・スクールバスの運行時間の関係から、放課後の活動や学校行事の設定に制約を受けることがある。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教諭
・学校全体の生活指導や安全指導(副教務)
・PTAの事務局担当
加配教員の主な業務
・理科の教科担任として週6時間担当
その効果
・副教務として、学級担任と連携し、学級の諸問題解決や学力の向上に寄与している。
・PTA等関係団体との窓口として業務を坦うことで、教務主任等が他の業務に専念できている。
・担任外職員が2人に増えたことにより、担任の負担が軽減されたり、出張に行きやすくなった。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
・ティーム・ティーチングや習熟度別指導などの少人数指導(TTとして週29時間の授業担当)
非常勤講師の主な ・学級担任と連携し、児童の新たな人間関係づくりへの支援
業務
給食指導の補助、業間活動における支援・補助
その効果
・少人数指導を行うことにより、全学年においてきめ細かな学習指導を行うことができている。
・給食指導の補助にあたっては、特に低学年を中心に重点的に配慮することにより、落ち着いた給食時間の
確保に寄与している。
・休み時間の観察等を通して、児童生徒のちょっとした変化に気づき、それを他の教員と情報共有することに
より、問題等の未然防止・早期発見のきっかけとなった。
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
常陸大宮市
学校名
大宮北小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・統合後の学校生活(学習を含めて)に対する不安
児童・生徒の観点 ・友達が出来るかどうか等人間関係(友達関係)に対する不安
・スクールバス通学の不安
教職員の観点
・統合、閉校に関する行事活動への不安(多忙感、本来の業務との両立)
・統合後の教育課程の編成と各種行事の調整
・人事異動に対する不安
・備品の確認と調整
・学校がなくなる(閉校)ことの不安・寂しさ
保護者・地域住民 ・ちがった地域性をもつ2つの地域の統合で保護者同士、うまく交流が図られるかが不安
の観点
・統合後の児童の生活に対する不安
学校経営の観点
・統合閉校等の事業行事により本来の学校経営に支障が出るのではないか
・多忙による教職員の健康管理(夜の会議等)
・それぞれの学校の特色をどのように生かしていくか
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・2校交流事業の実施(各学期1回年3回)
児童・生徒の観点 ・スクールバス運行による通学訓練
・2校で社会科見学等を実施
教職員の観点
・2校で話し合い各種行事や教育課程編成のすり合わせ
・早めに組織の立ち上げと事業予定の作成により、見通しをもたせ不安感を除く
・特別に配慮を要する児童の確認
・統合に関して、教育委員会や学校が保護者、地域住民への説明会を数回実施
保護者・地域住民 ・地域を含む閉校記念事業実行委員会等組織の早めの立ち上げ
の観点
・学校からの説明会や閉校だより等による情報の提供
学校経営の観点
・児童生徒教職員、保護者、地域住民に不安を与えぬよう、組織を早めに立ちあげて計画や今後の予定に
ついて、納得できよう会議等を行い早めの進行に努めた。
・統合、閉校に関する活動により児童生徒の教育活動が影響を受けないよう努めた。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・多くの人数での活動により、人間関係が広められた。
児童・生徒の観点 ・競争相手が増えるので競争心が生まれた。
・新たな友人が増えたので、コミュケーション能力が高まった。
教職員の観点
・人数が増えたことにより、校務分掌が分担され軽減された。
・異動により組織が活性化した。
・人数が増えたことにより、会議での話し合いが活発になり内容が充実した。
・PTA組織での役割分担が少なくなり、保護者の負担が軽くなった。
保護者・地域住民 ・保護者の観点からも、人数が増え競争心が生まれて良かったと思う。
の観点
・保護者同士の交流が広がったと思う。
学校経営の観点
・統合により児童生徒が増加し、切磋琢磨が生まれ活動が活発になった。
・校務を分担して円滑に進められる。
・今まで、あたりまえとして行ってきたところが違った視点から見つめ直すことが出来る。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・統合前に実施していた、地域の特性を生かした行事等の実施が難しい。
児童・生徒の観点 ・登下校が一部バス通学になり肥満が心配
教職員の観点
・統合前に実施していた、地域の特性を生かした行事等の実施が難しい。
・登下校が一部バス通学になり肥満が心配
保護者・地域住民 ・学区が広くなったため、地域住民が学校行事に参加しにくい。
・2つの学校行事の相違点から、昨年までの行事の実施について納得できず反発する面がみられた。
の観点
学校経営の観点
・2つの学校行事や取り組みをすべて取り入れることは難しい。
・統合前のそれぞれの学校と関わりがあった関係団体との連携が不十分
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・伝統芸能「歌舞伎」、行事「詩のチャンピオン大会」等旧塩田小学校で取り組んできた行事を統合後も継続して実施。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・登下校の安全が図られる。
・遠距離通学の緩和に役立っている。
デメリット
・運動不足による肥満児童の増加
・インフルエンザ等の感染拡大になる恐れがある。
・徒歩での登下校による社会性、自然体験の育成ができない。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教諭
・学校全体の生活指導や安全指導
・ティーム・ティーチングとして算数の授業週12時間担当
加配教員の主な業務
・校内資料、備品の整理
・普通学級における個に応じた指導や特別な教育的支援の必要な児童への指導
その効果
・学力向上につながっている。
・学級担任と連携し元気のない児童や悩みのある児童に声かけを行い、不登校の未然防止に努めている。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な ・ティーム・ティーチングや習熟度別指導など少人数指導
・ティーム・ティーチングとして3年生に23時間授業を担当
業務
その効果
・少人数指導、グループ指導を積極的に行い、学力の向上につながっている。
・特に配慮を要する児童について、落ち着いた授業時間の確保に努めている。
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
常陸大宮市
美和小学校
児童・生徒の観点 ・学習環境が変わることによって、安心して学習に取り組むことができないのではないかとの不安が多かった。
教職員の観点
・閉校事業並びに開校事業の準備や遂行のため、業務量が増大し学習指導がおろそかになるのではないか
という思いが、一番多かった。
保護者・地域住民 ・子どもが新しい学校・新しい友だちと仲良くやって行けるかとの不安があった。
・PTA組織や保護者の関係がスムーズにできるかという不安があった。
の観点
学校経営の観点
・特色のある学校行事を統合後どのように生かして行くかとの葛藤があった。
・閉校になる学校の歴史や伝統を継承できるかとの不安があった。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
児童・生徒の観点 ・統合前に共同校外学習等の事前交流を図り、融和の促進を心がけた。
教職員の観点
・統合前年度、開校準備委員会等を立ち上げ、教師間の情報共有を図り、共通意識をもてるようにした。
保護者・地域住民 ・保護者会や地域住民への説明会や懇談会を数多く開催し、統合の必要性や意義を丁寧に説明するととも
に、要望等なども聴取するようにした。
の観点
学校経営の観点
・地域の関係団体に対して、統合の意図や趣旨等を説明する場を設け、理解と協力を求めた。
・統合後の経過についても、継続してお知らせするようにした。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・同級生が増えたことにより、多様な意見や考え方に触れることができ、学校生活が楽しくなった。
児童・生徒の観点 ・児童数が多くなり、切磋琢磨する機会が増え学習意欲が増した。
教職員の観点
・より大きな集団での活動が可能になり、多様な学習形態が採用できるようになった。
保護者・地域住民 ・運動会やふれあい集会等の規模が大きくなり、子どもの活動の幅が広まった。との声が多くあった。
の観点
学校経営の観点
・備品不足や老朽化が課題であったが、統合によって充実することができた。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・統合により、一部の児童の通学距離が長くなった。
児童・生徒の観点 ・校区が広くなり、放課後の交流が困難となった。
教職員の観点
・学級の児童数が増えたことにより、一人一人に関わる時間が少なくなった。
保護者・地域住民 ・バスの運行による体力の低下を心配している。
・学区広域化により、学校への愛着が薄れることへの心配がある。
の観点
学校経営の観点
・統合前、学校と関わりのあった関係団体との連携が不十分である。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・伝統芸能の継承に取り組んできた旧嶐郷小学校の行事を継続して実施する。
・地場産業である「しいたけ栽培」の体験学習を実施する。
・体力向上・健康増進を目的に、朝の「さわやかウォーキング」を実施した。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・遠距離通学の緩和に役立っている。
・徒歩通学に比べて、登下校の安全指導に係る業務の軽減となっている。
デメリット
・乗車場所から自宅までの距離が長い(約1Km)児童がおり、安全指導に配慮を必要とする。
・バス通学による児童の体力低下が心配となっている。
・バスの運行時間により、放課後活動や学校行事の持ち方に制約が生じている。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・学校に関係する団体(PTA等)との連絡・調整、学校評議員との連絡・調整を行った。
加配教員の主な業務 ・校内資料(教財や図書等)、備品などの整理を担当した。
・耐震化工事に関わる連絡・調整を行った。
教職員の観点
・学級担任と連携し特に配慮を要する児童に休み時間や放課後に声かけし、問題の早期発見・早期対応に
あたった。
・他職員の業務を坦うことで、他職員の業務軽減に役立った。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な ・チィーム・ティ-チングや習熟度別指導等の少人数指導を行った。(TTとして週20時間の授業担当)
・学級担任と連携し、給食指導の補助など児童の新たな人間関係づくりへの支援を行った。
業務
その効果
・少人数指導により、よりきめ細かな個人に応じた指導ができた。
・休み時間等の関わりから、児童の情報を他職員へ提供することができ、問題への早期発見・未然防止の
きっかけとなった。
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
常陸大宮市
緒川小学校
・友達ができないかも知れない。友だち関係がうまくいかないかも知れない。
児童・生徒の観点 ・人数が増えて、今までのように細かいところまで勉強を教えてもらえるかが不安。
・スクールバスの時間が長くなって、体がもつか心配だ。
教職員の観点
・統合準備のため、業務量が増大するのではないかとの心配が多かった。
・スクールバスの時間が長くなり、運行計画や安全確保が課題であった。
・保護者の雰囲気が変わり、関係づくりに不安があった。
・地域の学校がなくなり、子どもたちの姿が見られなくなるという寂しさがあった。
保護者・地域住民 ・PTA組織が変わり、雰囲気が変わることへの不安があった。
の観点
・子どもが新しい学校に慣れるのか、人数が増えてきめ細かな指導がしてもらえるのだろうかと心配があった。
学校経営の観点
・統合に向けた準備が順調に進むのかや漏れがないのか。
・地域と連携していた体験活動や学校行事は、統合後どのように進めればいいのか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合の前年度に、交流授業を各学年で複数回実地し、4月からすぐになじめるよう配慮した。
児童・生徒の観点 ・統合により教員が加配され、きめ細かな生活指導や学習指導ができることを説明した。
教職員の観点
・統合前年度に、事前の情報交換や統合後の学校行事等の計画づくりを計画的に実施した。(学期2~3回)
・同学年担任同士や教科領域担当者同士の打ち合わせや備品の選定等細かな打ち合わせを行った。
保護者・地域住民 ・スクールバスはほぼ現行通りの運行ができるよう、教育委員会関係者と担当教師が細かな配慮をした。
・保護者説明会を複数回設定し、丁寧に説明するとともに意見や要望を聴取した。
の観点
学校経営の観点
・統合委員会、閉校実行委員会や地域団体と連携した行事を行い、理解を求めた。
・学校評議員は、事情をよく知っている統合前の委員を原則として推薦委嘱した。
・両校ともPTA役員の一部に、統合後も継続して役員を務めてもらうよう調整した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
・運動会等の学校行事は人数が増えたことで、多様な活動となり内容も充実した。
・同級生が増えたことで、多様な考え方に触れられるようになり、授業に活気が出てきた。
・成績にある程度の序列ができてしまっていたのがくずれ、いい意味での競争心が生まれた。
・交友関係が深まり、行動範囲が広まり活動的になった。
教職員の観点
・加配による教員の増加により、ティーム・ティーチングなど多様な授業や学校行事が展開できるようになっ
た。
・両校の教職員が数名ずつ残ったので、保護者との関係づくりに役立った。
・PTA会員数の増加により、専門委員会等の役割分担が少なくなり負担は軽減した。
保護者・地域住民 ・運動会などの学校行事の規模が大きくなり、活気が出た。
の観点
・仲のよい友だちが増えるとともに活動範囲が広くなったという声が聞こえる。
学校経営の観点
・両校の備品を比べて必要なものを持ち寄ったため、十分な量と質を確保できた。
・校舎の改装や施設の充実により環境が整った。
・新しい学校を作るという意識が生まれ、職員組織が活性化された。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・新しい環境になり、精神的に不安定になった児童が数名見られた。
児童・生徒の観点 ・4月当初は、統合により通学距離や時間が増え、体力的にきつい児童がみられた。
教職員の観点
・クラスの児童数が増え、一人一人の児童とかかわる時間の確保が難しくなった。
・児童数の増加により、学校全体で一緒に取り組む活動は制約された。
保護者・地域住民 ・学校との距離が遠く、児童の姿を見かける機会が少なくなったことで、学校への関心が薄くなった感がある。
の観点
学校経営の観点
・スクールバスの運行時間の関係から、放課後の活動や学校行事の設定に制約がある。
・路線バス、スクールバス・徒歩・放課後子ども教室と下校方法や時間が多様になり、安全性に不安が残る。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・携帯メール連絡網の実施
・行事等の内容や方法の見直し
・「子どもを守る110番の家」や学区の危険箇所の見直し
・バス通学による運動不足解消のための全校体力づくり活動
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
デメリット
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・学校の組織運営体制の機能の強化(スクールバス運行計画や業者との連絡調整)
・学校施設設備の管理(特に移動備品の整理と管理)
加配教員の主な業務
・保護者や地域・関係機関との連携強化(保護者からの要望や相談への対応、学校情報の発信、地域行事
への参加)
その効果
・統合初年度でもあり、地域や保護者から要望や意見が多数寄せられているが、加配教頭の対応により一貫
した丁寧な初期対応ができている。
・PTA等の関係機関との窓口として対応できることで、スムーズな連携が図られている。
・学校だよりの地区内回覧等により学校理解につながっている。学校情報が地域住民に発信され、学校理解
につながっている。
・膨大な移動備品で、4月当初は校内が雑然としていたが、夏休みには整理された。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
・チームティーチングによる学習支援(TTとして週26時間の学習支援)
非常勤講師の主な ・学級担任や養護教諭との連携による、児童の新しい人間関係づくりへの支援
業務
・発達障害児への支援と対応および学級の他の児童への啓発活動
その効果
・チームティーチングを行うことにより、きめ細かな学習指導を行うことができている。
・休み時間の児童の観察等を通して、ちょっとした変化に気づき担当等に報告したので問題への早期対応が
できた。
・当初予期しなかった、軽度の発達障害の児童による学級内の混乱や児童の不安に適切に対応したので、
少しずつ落ち着いてきた。
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
常陸大宮市
御前山小学校
・新しい友達と仲良くなれるか、これまでの友達関係は崩れてないか等について不安
児童・生徒の観点 ・学級の人数が増えるので、授業中分からないとき質問できるか等の不安感
教職員の観点
・閉校、開校に関わる業務が増大し、開校に間に合うのかという危機感
・児童の通学方法の検討
・教職員同士が新しいメンバーで4月1日にすぐ仕事を開始できるかという不安感
・開校後の学校徴収金や予算の見積もりは適切か、備品等の準備は抜けがないかという不安
・新しい学校、新しい友達という環境で、すぐに教育活動が展開できるのかという不安
保護者・地域住民 ・新しいPTAの組織編成はどうなるか、うまく活動できるかという不安
の観点
・通学距離が長くなるが、安全に通学できるのかという不安(スクールバス運行計画についての不安)
学校経営の観点
・地域とともに行っていた学校行事の統合後の在り方
・地域の関係団体との連携の在り方
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合5年ほど前より3校交流学習を実施し、校外学習を中心に交流を図った。前年は5学年の宿泊学習を合
児童・生徒の観点 同で実施し、児童がなじめるよう配慮した。
・学校見学会、スクールバス試乗会を実地し、新校舎の様子を見せて新たな夢を喚起するようにした。
教職員の観点
・閉校記念事業は、地域・PTAによる実行委員会が担当し、職員の負担を軽減した。また、開校については3
校で準備委員会を設け、連携して進められるようにした。
・教育課程の編成、学校行事等については、3校合同会議で前年度に計画を作成しておいた。
・学校徴収金や予算等について、3校で何度も会議を開催し検討した。教育委員会とも話し合いの場を設け
た。
保護者・地域住民 ・3校合同でPTA組織検討委員会を設け、組織づくり、規約等の検討を行った。
・スクールバスのコース・運行時刻等の説明会を実施し、その後試乗会を2回行った。
の観点
学校経営の観点
・PTA役員や学校評議員は、統合前の3校学区から出るよう配慮した。
・地域の関係団体とは引き続き連携して、教育活動を推進していくことを説明した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
・児童数が増えたため、友人関係が築きやすくなった。また、交友関係が複雑になり、その中でもまれて精神
的にたくましくなった。教員の指示を待つだけでなく、自分なりの考えで行動しようとする兆しが見えてきた。
・児童数が増えたことにより、多様な考え方に触れることができ、話し合い活動が充実してきた。また、グルー
プ学習が活発になった。また、体育面ではチームに分かれての学習ができるようになり、学習の楽しさが増し
た。
教職員の観点
・ティーム・ティーチングなど指導方法の改善に取り組むことができた。
・職員数が増えたことにより、校務分担も減少し、出張等も少なくなった。また、各自の得意分野を生かした指
導や校務分担ができるようになり、指導の充実につながった。
・同級生が増え、競争意識が出てきて子どもが活発になり、レベルが向上してきたとの声が聞かれた。
保護者・地域住民 ・運動会や集会活動がより大きな規模になり、子どもに活気が出てきてとても盛り上がったり、感動することが
の観点
できたと喜びの声が聞かれた。
学校経営の観点
・新しい学校を創りあげるという目標に向かって、職員・児童・保護者・地域住民等が一致協力して取り込むこ
とができ、信頼関係が深まった。また、職員・児童が増えたことにより学校全体が活性化した。
・子どもの安全を守る連絡協議会やおやじ会等地域の協力団体が新たに発足し、学校への支援体制が整い
つつある。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・児童数が増え交友関係が増えたことによる環境の変化にうまく適応できず、不定愁訴で保健室を利用する
児童・生徒の観点 児童が多かった。
・学区が広いため、仲良しの友だちができても親の送迎なしでは遊びに行けない。
教職員の観点
・1学級の児童数が増えたため、一人一人に関わる時間が少なくなった。しかし、統合した不安定な時期なの
で支援が必要な児童も多く、教職員の負担が大きかった。
・開校にあたり、共通理解を図るために、何度も会議が開かれたり文書での提出が多くなったりして、負担が
大きかった。
保護者・地域住民 ・地域の高齢者から、学校とのつながりが薄れてしまったと寂しがる声が聞こえた。
・スクールバス通学のため、体力が低下するのではないかと心配する声もある。
の観点
学校経営の観点
・スクールバス運行の関係から、学校行事の設定や放課後の活動に制約を受けている。また、プールは閉校
した学校のものを使用しているため、スクールバスを利用して水泳学習を実施している。
・地区の総合グランドとしての機能を併せ持っている運動場なので、広さは十分であるが遊具等を設置するの
に制約を受けている。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・子どもの安全を守る連絡協議会やおやじ会を立ち上げ、学校支援体制を強化した。
・森林組合やNPO団体の協力を得て、高学年を中心に地域と連携した環境教育を進めている。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・遠距離通学の緩和に役立っている。
・安全性がより向上した。
デメリット
・バス運行時刻の関係で、放課後の活動が制約され陸上競技会や音楽会等の練習時間の確保が難しかっ
た。
・通学の安全指導のために早期や放課後の時間が当てられるため、職員の勤務時間が延長されることが多
かった。
・バス通学の児童の体力低下を心配する声が聞かれる。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・地域と連携した学校づくりの推進
・幼稚園・保育所・中学校との連携
加配教員の主な業務 ・家庭教育学級の推進
・就学援助
・体育館・運動場等の貸与
その効果
・統合後の学校運営を円滑に推進するため、加配は効果が多大であった。教頭一人当たりの業務負担は軽
減された。
・地域や関係機関との連携が図られ、大がかりな避難訓練などの行事を実施することができた。
・学校支援団体として、子どもの安全を守る連絡協議会やおやじの会を構築することができた。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な ・全学年へのティーム・ティーチングによる授業の実施
業務
その効果
・学級担任の負担が軽減された。
・児童の心の安定並びに学校組織の一体化を推進するために効果があった。
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
常陸太田市
金砂郷小学校
・通学方法が変わることへや新たな人間関係に対する不安を持つ児童がいた。
児童・生徒の観点 ・統合先の学校に対して偏見を持つことがあった。
教職員の観点
・統合が決まってから、統合するまでの期間が4ヶ月あまりしかなかったため、事務作業等が集中してしまっ
た。
・短い期間での調整作業であったため多大な負担があった。特に教頭・教務主任の負担が増大した。
保護者・地域住民
の観点
・徒歩通学からバス通学へと変わることによる通学方法への不安
・新しいPTA組織をどのような体制にするのかといった不安
・新しい学校での子どもの学校生活に対する不安
・地域から学校がなくなってしまう寂しさ
学校経営の観点
・学校毎で独自に行っていた行事・活動等を統合後にはどのようにするのか。
・4ヶ月余りの期間で教育課程の編成・学用品の取り扱い等の準備に苦労した。
・学校毎に違う学習や生活のきまりをどのようにしていくのか。
・統合前の児童の交流をどのように行うのか。
・様々な学校の新しい仕組みやPTA組織等をどのように作っていくのか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合先の学校を会場として、レクレーション等を行い学校間での交流の機会を設けた。
児童・生徒の観点 ・それぞれの学校で学級指導等を行うことにより不安や偏見の縮減に努めた。
教職員の観点
・統合に関する準備が遅延しないよう職員間での連携や学校間の連絡を密にし、準備を行った。
・各校の教頭・教務主任の協議の場を設け、連絡・調整をおこなった。
保護者・地域住民 ・保護者や地域住民に対する統合説明会を開催し、統合に対する理解を求めたり廃校後の校舎の利用等の
意見を聴取した。
の観点
学校経営の観点
・学校間で十分協議し、廃止する活動と継続していく活動とに区別した。学校から切り離して地域の活動としてもらうものもあった。
・統合後に児童が戸惑わないよう新しい学校の決まりを設定した。
・学用品については、直ぐに変更できる物と暫定期間を設けて変更していくものに分け、保護者の負担とならないように対応した。
・市教委と学校間での打合せの場を何度も設け、準備に漏れがないように努めた。
・両校PTAの協議の場を設け、新しいPTA組織及び規約作りを行った。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・児童数が増えたことにより様々な教育活動が可能となり、仲間づくりや社会性を養うことができる機会が多く
児童・生徒の観点 なった。
・児童の数が多くなったことにより、学校内に活気が出てきた。
教職員の観点
・複式学級が解消され、様々な指導法の工夫や取り組みができるようになり、学習活動が充実できるように
なった。
保護者・地域住民 ・PTA会員が増加したため、PTA会員一人あたりの負担が軽減された。
・統合により学校区が広がったため、学校行事等に多くの地域住民が関わるようになった。
の観点
学校経営の観点
・小規模校ではできなかった活動が、統合後にはできるようになり活動の幅が広がった。
・児童数や職員数が増加したため、教育活動が以前よりも活発化した。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
児童・生徒の観点 ・遠距離通学となる児童は、定期路線バスで通学することになり負担が大きくなった。
教職員の観点
・家庭訪問が広域になり、移動の時間が長くなったため職員の負担が大きくなった。
・学校から遠方の地域の方にとっては、学校が遠い存在となった。
保護者・地域住民 ・町会長や民生委員へ届けていた学校便り等の配布物が、学区が広くなったり近くに児童がいなかったり通
の観点
信料が多額になる等の理由により配布ができなくなり、回覧のみとなった。
学校経営の観点
・遠距離通学児童が定期路線バスを利用することとなったため、始業前の活動や放課後の活動が制約を受
けることとなり教育活動に支障が生じた。
・児童数が40人となったクラスは、可動スペースが狭くなった。学級内に置けない物品等も出てきた。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・旧金砂小で行っていた、地域伝統芸能の金砂大田楽を伝統文化教育として統合後も継続して実施することとした。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・路線バスの停留所から自宅までの距離が遠い児童が路線バスを下車した後、民間タクシーを利用してい
る。
・統合により通学距離が遠距離となった児童の通学の負担が軽減した。
デメリット
・最後に下車する児童が長時間タクシーに乗車することとなる。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・学校運営や企画に関すること
・生徒指導や校内支援、課題研究等
加配教員の主な業務 ・児童や保護者からの相談への対応
・学校に関係する各種団体(PTA・評議員・民生委員・行政機関)等との連絡・調整
・学校備品の管理
その効果
・統合が決まってから統合がスタートするまでの期間が短かく、統合した時点においても各種調整がすべて完
了していなかったため、教頭は通常業務だけではなく、統合に関する業務も併せて行わなければならなかっ
た。そのため、統合に関する課題等の解決のために、教頭2人体制の効果は非常に大きなものであった。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
常陸太田市
水府小学校
・統合が近づくにつれ、いじめられないか、友達ができるか不安になり、落ち着きのない子が出てきた。
児童・生徒の観点 ・通学距離が長くなり、徒歩からバス通学へ変更することになったための不安感。
教職員の観点
・統合が決まってから、統合するまでの期間が4ヶ月あまりしかなかったため、事務作業等が集中してしまっ
た。
・短い期間での調整作業であったため多大な負担があった。特に教頭・教務主任の負担が増大した。
保護者・地域住民
の観点
・徒歩通学からバス通学へと変わることによる通学方法への不安
・新しいPTA組織をどのような体制にするのかといった不安
・新しい学校での子どもの学校生活に対する不安
・地域から学校がなくなってしまう寂しさ
学校経営の観点
・学校毎で独自に行っていた行事・活動等を統合後にはどのようにするのか。
・4ヶ月余りの期間で教育課程の編成・学用品の取り扱い等の準備に苦労した。
・学校毎に違う学習や生活のきまりをどのようにしていくのか。
・統合前の児童の交流をどのように行うのか。
・様々な学校の新しい仕組みやPTA組織等をどのように作っていくのか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合先の学校を会場として、レクレーション等を行い学校間での交流の機会を設けた。
児童・生徒の観点 ・統合先の学校から実際に下校を行うことにより、統合後の下校のイメージをつかめるようにした。
教職員の観点
・統合に関する準備が遅延しないよう職員間での連携や学校間の連絡を密にし、準備を行った。
・各校の教頭・教務主任の協議の場を設け、連絡・調整をおこなった。
・保護者や地域住民に対する統合説明会を開催し、統合に対する理解を求めたり廃校後の校舎の利用等の
保護者・地域住民 意見を聴取した。
の観点
・統合前には児童の交流だけではなく、保護者の交流会も行った。
学校経営の観点
・学級経営を早期に着手し、はじかれている子がいないかどうかの確認を行った。
・統合後に児童が戸惑わないよう新しい学校の決まりを設定した。
・学用品については、直ぐに変更できる物と暫定期間を設けて変更していくものに分け、保護者の負担とならないように対応した。
・市教委と学校間での打合せの場を何度も設け、準備に漏れがないように努めた。
・両校PTAの協議の場を設け、新しいPTA組織及び規約作りを行った。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・児童数が増えたことにより様々な教育活動が可能となり、仲間づくりや社会性を養うことができる機会が多く
児童・生徒の観点 なった。
・児童の数が多くなったことにより、学校内に活気が出てきた。
教職員の観点
・古い慣習や過去の学校経営の経過を引きずることなく、新しい学校運営や取り組みができる。
・教育活動や学習内容などを新たに作り出していく作業を通じて、それらを改めてみつめ直すことができる。
保護者・地域住民 ・PTA会員が増加したため、PTA会員一人あたりの負担が軽減された。
・統合により学校区が広がったため、学校行事等に多くの地域住民が関わるようになった。
の観点
学校経営の観点
・小規模校ではできなかった活動が、統合後にはできるようになり活動の幅が広がった。
・児童数や職員数が増加したため、教育活動が以前よりも活発化した。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
児童・生徒の観点 ・遠距離通学となる児童は、定期路線バスで通学することになり負担が大きくなった。
教職員の観点
・家庭訪問が広域になり、移動の時間が長くなったため職員の負担が大きくなった。
保護者・地域住民 ・学校から遠方の地域の方にとっては、学校が遠い存在となった。
の観点
学校経営の観点
・遠距離通学児童が定期路線バスを利用することとなったため、始業前の活動や放課後の活動が制約を受
けることとなり教育活動に支障が生じた。
・統合により増えた備品の保管場所の確保や整理に多くの時間を費やす。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・学校区が広がったことにより来客者数の増加が見込まれたため、学校発表会の会場を校内ではなく市内の文化ホールへと変更し
て大規模に行った。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
デメリット
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・学校運営や企画に関すること
・生徒指導や校内支援、課題研究等
加配教員の主な業務 ・児童や保護者からの相談への対応
・学校に関係する各種団体(PTA・評議員・民生委員・行政機関)等との連絡・調整
・学校備品の管理
その効果
・統合が決まってから統合がスタートするまでの期間が短かく、統合した時点においても各種調整がすべて完
了していなかったため、教頭は通常業務だけではなく、統合に関する業務も併せて行わなければならなかっ
た。そのため、統合に関する課題等の解決のために、教頭2人体制の効果は非常に大きなものであった。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名 つくば市
学校名 つくば市立小田小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
児童・生徒の観点
教職員の観点
・新しい学校にはどんな先生がいて,自分は勉強についていけるのかといった心配
・新しい学校にはどんな級友がいて,自分には友人ができるのかといった不安感
・通学方法はどのようになるのか,スクールバスになった場合,遅れてしまったときにはどうすればいいのかと
いった心配
・日頃の校務に加え,統合準備にかかる業務が増加することへの負担感
・児童が新しい環境に早く慣れ,望ましい友達関係を築くためのサポートはどのようにすればよいのか。
・スクールバス運行計画,運行に伴う安全指導の在り方検討
・統合後に保護者との関係づくりを再構築していくことへの不安感
保護者・地域住民
の観点
・祖父母も学んだ学校が地域からなくなってしまうという空虚感と,校舎の跡地がどうなるのかといった心配
・長距離通学になることにより子どもたちが安全に通学できるか,また緊急時の対応はどのようになるのかと
いった不安
・PTAの組織や運営方法に相違があるがスムーズに移行できるか,また学校ボランティアとして今後も協力し
ていけるか。
・子どもが新しい学校や新しい友達にうまくなじめるか。学級の児童数が増えるが,学力は大丈夫なのか。
学校経営の観点
・閉校になる学校のこれまでの歴史や伝統をどのように伝承していけばよいのか。
・これまで協力をいただいていた地域の関係団体と,統合後も引き続き親密な連携を図っていけるかどうか。
・地域とともに長年実施してきた学校行事の統合後の在り方
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
児童・生徒の観点
・統合前年度に交流授業や合同行事といった事前交流を行い,子どもたちがすぐになじめるよう配慮した。
・職員及び外部関係機関とも協力し,児童にカウンセリングを実施する等,きめ細かな対応を行うことを確認し
た。
・両校のPTAと協議の上,スクールバス運行委員会を設置し,安全面に配慮して運行上の規定を設定した。
教職員の観点
・業務を職員で分担し,可能なものは保護者の協力を得て進めるようにした。
・事前に交流活動を積極かつ計画的に実施した。特別な配慮が必要な児童については,教師間の情報共有
を図り,統一した対応ができるようにした。
・実際に同じ型のバスを利用して,スクールバスの模擬運行を行った。
・保護者や地域住民に統合の説明会を複数回開催するとともに,学校の跡地利用に対する要望を聴取した。
保護者・地域住民 ・保護者会と一体となった検討組織を立ち上げ,スクールバスを運行している学校の視察等を行った。
・統合に向けた推進委員会を設置し,保護者や地域の代表,教育委員会,学校職員の出席のもと毎月定期
の観点
的に話し合いをもった。
学校経営の観点
・学校の表簿関係等については統合後の学校に引き継ぎ,ファイリングボックスに保管した。
・地域の関係団体にも統合の話し合いに参加いただき,統合後も協力いただけるように理解を求めた。
・学校行事に関してはPTA理事会において吟味し,学校評議員については統合前のそれぞれの学校区の
関係者を継続して委嘱した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
・運動会の種目や委員会・クラブ活動の種類が限定されていたが,統合により幅が広がり,内容が充実した。
・同級生が増えたことにより,多様な意見や考え方に触れることができている。学校が以前より楽しく活発に
なった。
・児童数が増えたことにより,良い意味での競争心が生まれ,学習意欲の向上につながっている。
教職員の観点
・複式による授業が解消するるともに,一部教科担任制をとることができ,学習指導が充実した。
・学習内容に応じたグループ活動等が実施できるようになり,表現力や発表力が身についてきた。
・児童数が増えたことにより,授業等においても様々な意見や考え方が示され,意図的に多様な価値観に触
れさせることができた。
・PTA活動の役割分担が少なくなり,負担が軽くなった。
保護者・地域住民 ・交友関係の広がりと共に,同性の同級生も増え,固定化されていた人間関係も緩和された。
の観点
・運動会や学習発表会などの規模が大きくなり,子どもの個性や適性が生かされた取り組みができている。
学校経営の観点
・備品が古かったり,不足していたりしていたが,統合による集約でより充実することができた。
・統合を機会に教職員の意識も変容し,新しい学校をつくるという意欲を喚起することができた。
・適材適所を考慮した校務分掌を立ち上げることができ,分掌業務の充実と負担軽減を図ることができた。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
児童・生徒の観点
・校区が広いため,特に低学年の児童が放課後などに仲の良い友達と遊ぶことが難しい。
・放課後に高学年の児童が自転車等で,旧学区間にある車の往来の激しい国道を横断する場面が増えた。
・校内外の行事において全児童が責任ある立場で参加することが多かったが,そういった経験をする機会が
減少した。
教職員の観点
・1クラスの児童数が増えたことにより,一人一人の児童と関わる時間が少なくなった。
・統合により保護者同士の新たな組織及び人間関係作りに配慮する必要性が生じた。
・学校との距離が遠くなった保護者が,学校へ足を伸ばす機会が少なくなっている。
保護者・地域住民 ・統合により学校と合同実施していた地区の伝統行事や運動会等が実施できなくなった。
の観点
・地域から子ども達の声が聞かれなくなり,寂しさを感じるといった声があった。
学校経営の観点
・スクールバス運行の関係から,放課後の活動に制約が生じている。
・統合前のそれぞれの学校と関わりのあった関係団体との連携が以前ほど十分にとれていない。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・お囃子や太鼓といった伝統芸能の継承に取り組んできた活動を,部分的ではあるが統合後も行事に取り入れて実施している。
・スクールガードの方々にもスクールバス運行表を定期的に配布し,登下校時の児童の安全に協力を得るようにしている。
・統合を機会に音楽や図画工作の授業に一部教科担任制を導入した。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・遠距離通学児童の安全確保に大変役立っている。
・スクールバスの運行時刻に遅れることのないよう,今までよりも時間を意識した規則正しい行動が身につい
た。
・徒歩通学に比べて,格段に登下校の安全指導に係る業務の軽減が図られている。
デメリット
・停留所から自宅までの一人になってしまう児童がおり,停留所から自宅までの安全指導に配慮を要する。
・遅刻や早退の際に保護者による車の送迎が必要になった。
・保護者の都合により,スクールバスに乗車する児童の数が変わるため掌握の難しいことがある。
・スクールバスの関係で,放課後の活動への制約や,少しの下校時間の遅れでも保護者等への連絡が必要
となった。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教諭
・生徒指導主事として学校全体の生活指導や安全指導
・スクールバス乗降の安全指導とスクールバス運行計画の立案調整
加配教員の主な業務
・国語のティーム・ティーチングや社会の授業を週24時間担当
・複数の校務分掌を担当することにより,校内の校務の軽減が図られた。
その効果
・常時児童の様子を観察し,学級担任と連携することで,児童の悩みの早期発見や不登校の未然防止に寄
与していた。
・統合関係の業務を分担することで,教務主任等が他の業務に専念できていた。
・スクールガードの方々の協力を得て児童の登下校の安全を図ったが,その連絡調整に取り組むことができ
た。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
利根町
学校名
布川小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・生活スペースの減少に伴うストレス(教室,ロッカー,着替えなど)
児童・生徒の観点 ・交友関係の変化とそれに伴う新たな問題の発生の可能性
・学習を進める上(カリキュラム,進度,方法等)の変化に対する不安
教職員の観点
・教育方針,めざす児童像などの基本部分の共通理解
・教育情報(児童に関する情報,保護者に関する情報等)の共有化と把握
・登校班の編成と通学路の確認
保護者・地域住民 ・PTA組織体制の検討
の観点
・地域間の融合への不安
学校経営の観点
・新しい学校としての教育目標等の検討
・教室配置や備品の準備等の検討
・PTA,地域,関係諸団体との連携の検討
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・各教室の整理,整頓を行い,スペースの有効活用を図った。
児童・生徒の観点 ・学年ごとに「交流会」を実施し,遊び等を通して児童の交流を図った。
・校内研修を充実させ,学習指導についての共通理解を図った。
教職員の観点
・校内研修の充実を図り,基本的なことや生活,学習のきまりなどについて共通理解を図った。
・職員の交流を密にし,各学校の児童についての情報交換を密に行った。
・統合保護者説明会を実施し,新しい学校についての説明を行った。
保護者・地域住民 ・「学校だより」等で保護者や地域に対して新しい学校についての情報を発信した。
の観点
・新しい通学路には実際に学校職員と保護者で歩き,危険個所を確認した。
学校経営の観点
・校長,教頭,教務主任が話合いをもち,それぞれの立場で,詳細についての検討を行った。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・友人関係が広がり,活動が活発になった。
児童・生徒の観点 ・人数が増えたことにより,学習意欲が高まった。
教職員の観点
・教職員の数が増えたため,役割分担ができ,校務の軽減がなされた。
・学習への個別対応がよりきめ細かになり,ティーム・ティーチング指導などが充実した。
・校内研修が活性化された。
・子どもの活動が活発になったことで,学校に対する関心と期待が高まった。
保護者・地域住民 ・PTA活動が活発になった。
の観点
・ボランティアの人数が増え,学校への支援が活発になった。
学校経営の観点
・職員数,児童数が増えたことで,学校全体が活性化した。
・統合により,備品関係が充実した。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・通学距離が長くなった。
児童・生徒の観点 ・学区が広くなったことで,帰宅時間が遅くなるなど安全面で不安
教職員の観点
・学級の児童数が増えたため,個別指導がむずかしくなった。
・学区が広くなったことで,児童の校外での活動の掌握が難しくなった。
保護者・地域住民 ・スクールバスの運行が不十分で,不安がつのる。
・旧地区にこだわる傾向が残っている。
の観点
学校経営の観点
・スクールバスの運行により,下校時間等において制約を受けている。
・統合前に連携していた地域団体間の相互連携が不十分である。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・学校支援地域本部事業を立ち上げ,広い範囲での学校への支援体制を整備した。
・伝統芸能の継承として,それぞれの学校で行っていた,「さくらっこばやし」,「利根町音頭」を統合後も継続して実施している。
・算数の授業は全学年,全時間ティーム・ティーチングを実施するようになった。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
デメリット
・長距離から通う児童,低学年児童にとっては,安全性が向上した。
・放課後の個別指導ができない。時間の制約がある。
・スクールバスの行かない地域の保護者に不満がある。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
・教育課程編成の調整(特に学校行事,学年行事)
・公定帳簿や備品の確認と移動する備品の決定
加配教員の主な業務 ・PTAや地域との連絡調整,窓口
・統合に関わる保護者や地域住民からの相談窓口
・不安を持つ児童へのケア
その効果
・行事の計画,実施がスムーズに進んだ。
・公定帳簿や備品の確認と移動する備品の決定がスムーズに進んだ。
・保護者の窓口が一本化され,業務の効率化が図れた。
・児童や保護者等の相談窓口となったため職員の業務の軽量化が図れた。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名 北相馬郡利根町
学校名 文間小学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・2校の児童が合わさることで,友人関係でなじめないかもしれないという不安感
児童・生徒の観点 ・通学距離が遠距離になることについて,登下校のしかたや安全に通学できるかという不安感
・学習においても2つの学校差があるかもしれないので,集中して学習に取り組めるかという不安感
教職員の観点
・統合準備のための両校職員の児童の学習,生活の基本などのすりあわせの難しさ
・児童がスムーズに友だち関係を構築することが出来るようにするためのサポート方法の難しさ
・児童の安全な登下校のためのスクールバスの運用の仕方,登下校班の編成のしかた
・保護者の統合への理解,協力を得ることへの不安
・地域から歴史ある学校がなくなるという不安
保護者・地域住民 ・子どもが新しい学校・新しい友だちとうまくなじめるかという不安
・学校区が広がることによる,子どもの通学距離が遠くなることによる登下校時の不安
の観点
・PTA組織の再編成による両校のすりあわせの難しさ
学校経営の観点
・統合に向けた準備業務(事務手続き,PTA組織の構築)に漏れがないかという不安
・閉校になる学校の歴史や伝統をきちんと伝承できるかどうか
・学校評議員や学校関係者評価委員との調整・人選
・地域とともに行っていた学校行事の統合後の在り方
・統合後の校名,校歌,校章等をどうするのか
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
児童・生徒の観点
・統合前々年度から交流授業や交流集会,合同遠足会など事前交流を行い,子どもたちがすぐになじめるよ
う配慮した。
・職員同士も交流会を実施し,児童の学習,生活についてのすりあわせを行った。
・教育委員会やPTAと協議の上,朝夕スクールバスを運行することにより,安全面に配慮した。
教職員の観点
・統合前々年度から事前交流を積極的に実施した。また,特別な配慮が必要な児童については,教師間の
情報共有を図り,統一した対応を徹底できるようにした。
・教育委員会と事前に協議を重ね,スクールバスの運行方法について児童一人一人への個別対応が図るた
め保護者の協力も得られるよう,説明会等も開いた。
・保護者への説明会を複数回開催し,統合の必要性を丁寧に説明するとともに,学校が閉校された後の跡地利用に対す
保護者・地域住民 る要望も聴取した。
・スクールバスの運行計画等についても町教委も含めて検討を図り,安心・安全な登下校ができるように努めた。
の観点
・PTAの組織について両校の役員がすり合わせを行い,スムーズな移行ができるように努めた。
学校経営の観点
・統合に向けた準備業務を何度も町教委,学校で協議を深めながら,計画に沿って進めた。
・校章,校歌等について,広く募集をして教委,学校,PTA等の関係者の協議で決定した。
・廃校した学校の記念物等を現在校に移動させ,歴史と伝統を引き継げるようにした。
・学校評議員について,統合1年目は,統合前のそれぞれの学校の委員から継続して委嘱した。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
・同級生が増えたことにより,多様な意見や考え方に触れることができている。学校が以前より楽しくなった。
児童・生徒の観点 ・児童が増えたことにより,集会活動や学校行事が盛り上がり,活気が出てきた。
・児童数が増えたことにより,良い意味での競争心が生まれ,学習意欲の向上につながっている。
教職員の観点
・職員数の若干の増加により,ティーム・ティーチングなど指導方法の改善に取り組むことができるとともに,職
員研修の活性化が進み,学習指導の充実にもつながってきている。
・グループ活動等が活発になり,コミュニケーション能力を含む表現力が身についてきた。
・学級やPTAの役割分担が少なくなり,保護者の負担が若干軽くなってきた。
保護者・地域住民 ・統合により同性の同級生が増え,子どもが活発になったとの声があった。友人関係が幅広くなってきた。
の観点
・運動会や学習発表会などの規模が大きくなり,両校のよさを引き継ぐ子どもの活動が広がってきた。
学校経営の観点
・備品が古かったり,不足していたりしていたが,統合により少し充実することができた。
・統合を機会に指導体制の工夫や教育環境の充実など新たな一歩を踏み出すことができ,新しい学校をつく
るという職員の意欲を喚起することができた。
・職員,児童がともに増えたことにより,学校全体の活性化が図れた。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・校区が広いため,放課後などに仲の良い友達と遊ぶことが難しい。
児童・生徒の観点 ・統合したことにより,通学距離が長くなった。
教職員の観点
・1クラスの児童数が増えたことにより,一人一人と関わる時間が少なくなった。
・学区の広がりにより,スクールバス利用や一斉下校のために放課後等の指導が困難になった。
・学区が広がったことで,児童の生徒指導上の掌握が以前より困難になった。
・学校との距離が遠くなり,学校への関心が薄くなっている感じがする。
保護者・地域住民 ・統合により学校と地域が合同実施していた運動会がなくなり,残念がる声もある。
の観点
・スクールバスの運行により,登下校時の安全確保は実感しているが,体力の低下が心配。
学校経営の観点
・スクールバス運行の関係から,学校行事の設定や放課後の活動に制約を受けている。
・統合前のそれぞれの学校と関わりのあった関係団体との連携が十分にとれていない。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
・PTA組織の連携・強化を図るため,統合を契機に役員等の地区割を行い,安定した人材の確保に努めた。
・伝統芸能の継承に取り組んできた両校の行事を統合後も継続して実施している。
・総合的な学習の時間を活用して,それぞれの統合校の地域を見つめる「ふるさと学習」を始めた。
・学校評議員等を中心に,学校支援地域本部を立ち上げ,学校を支援する団体等との調整を行うなど,学校支援体制を強化した。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
・遠距離通学の緩和に役立っている。
・徒歩通学,自転車通学に比べて,安全性が増したと感じている。
・スクールバスの運行時刻に遅刻しないようにするため,今までより早起きの習慣が身についた。
・徒歩通学に比べて,登下校の安全指導に係る業務の軽減が図られている。
デメリット
・乗降所から自宅までの距離が遠い(約1㎞)児童がおり,乗降所から自宅までの安全指導に配慮を要する。
・バスの乗車時間の短い児童と長い児童とがおり,自宅への到着時間に幅がありすぎる。
・徒歩通学からバス通学に変わったため,子どもの体力低下が懸念される。
・スクールバスの運行時間の関係から,放課後の活動や学校行事の設定に大いに制約を受ける。
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
加配教員の主な業務
その効果
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
教員加配の効果
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名
学校名
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
日立市
日立市立櫛形小学校
・家族的な雰囲気の小規模校から,大規模校へ移って自分の意見を言ったりすることができるか不安。
児童・生徒の観点 ・複式教育で行ってきた学習と異なる形の学習に適応できるか不安。
・毎日全校一斉下校を実施していたが,学年で下校の時間が変わるので,通学方法が不安。
教職員の観点
・複式のカリキュラムで行っていたものを,普通のカリキュラムに戻すのには具体的な検討と準備が必要。
・大人数の中で力を発揮できる子にするためにどのような指導をすればよいか。
・少人数の教員で煩雑な事務的な処理ができるのか不安。
・伝統ある学校を無くしてしまうということに対しての不満。
保護者・地域住民 ・小さな集団の中で手厚く見守られてきた子どもを,どのように大きな集団に適応できるようにするのか不安。
の観点
・地域のシンボルだった学校を失った後,地域のまとまりをどう創っていくのか不安。
学校経営の観点
・大人数の中で力を発揮できる児童の育成をどう進めるか。
・複式授業からどのように遺漏なく普通の授業に移行していくのか。
・統合に向けた事務的な手続き,物品の引き渡し等をどう進めるか。
・地域の協力を得ながらどのように学校を閉めるのか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
児童・生徒の観点
・集会の司会を誰にもやらせるなど,人前で話す機会を多くもたせるようにした。
・学力的に引け目を感じさせないように学力向上に特に力を入れた。また,体力の向上にも力を入れた。
・最後の年度にはNHKの取材が入りテレビに数回出演することができた。
・民放の取材で多くの聴衆の前で歌手とのライブを行うなどし自信をもたせるようにした。
教職員の観点
・「思い出に残る一年」を児童,教職員のスローガンにし,統合に伴う煩雑な事務処理や学校としての最後の
行事に一工夫加えて思い出作りとするようにしたことで,教師の主体的な参画があった。
・教務主任を中心にして全員でカリキュラムの検討を入念に行い,自信をもって授業に臨めるようにした。
保護者・地域住民
の観点
学校経営の観点
・133年の歴史を記録したいということで「閉校記念誌」及びDVDの制作を,地域が中心となって実行委員会
を立ち上げて進めた。また,区切りとなる閉校式典を,ほぼ全ての地域住民と多くの卒業生を集めて行うこと
ができた。
・宿泊学習,運動会等,学校としての最後の行事に地域が総出で「思い出づくり」に参加してもらった。また,
その様子がNHKで放送されたことで,一段と地域のまとまりができた。
・「思い出に残る一年」を学校目標にし,全ての活動を,計画の段階から心を込めて,また,地域の全面的な
支援を取り込みながら進めた。
・学校が無くなることへの地域の重苦しい不満感が感じられたが,地域の人に学校に来てもらい様々な活動
をすることでその思いを払拭するようにした。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
・大人数の中で生活することで経験できる範囲が拡大した。
・体育など人数がいないとできないものも存分にできるようになった。
・よい意味で競争する気持ちが以前より出てきた。
・特別支援対象の児童にとっては従前より整った施設で授業を受けることができるようになった。
教職員の観点
・少人数のため校務分掌が重複しており出張が多いという弊害が緩和された。
・少人数できめ細かに指導した経験は,大人数になっても生かされる。
・地域にとって過疎化により路線バスの廃止が懸念されていたが,児童が路線バスで通学することとなり交通
保護者・地域住民 手段確保の面で喜ぶ声が多かった。
・住民の願いであった「子どもの声が聞こえる」施設として校舎が再利用されることになり安心した。また,校舎
の観点
の再利用は地域雇用の創出にも効果があった。
学校経営の観点
・担任をしていた3人のうち2名が統合校へ赴任したが,児童の不安感を取り除く上でよかった。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・通学距離が長くなり,時間がかるようになった。日課の変更によりタクシーによる登下校もあるというように,登
児童・生徒の観点 下校に気を遣う場面が出てきた。
・人数が少ないので特別支援対象の児童も一緒に学習できていたが,それができなくなった。
教職員の観点
・人数の多い学級で新たな指導技術が求められる。
・地域の学校ということで,授業参観などは子どもが来ていない住民も積極的に来校するなど協力的だった
保護者・地域住民 が,学校が遠くなって参加しにくくなった。
の観点
・長い距離を歩いて通学したことで体力面で優れた児童が多かったが,バス通学で体力面の低下が心配。
学校経営の観点
・バス通学の児童と,長い距離を徒歩で通学する児童との関係が懸念される。
・放課後の時間がバスの時間に制約され場面がある。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
デメリット
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
教諭
加配教員の主な業務
その効果
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
教員加配の効果
非常勤講師の主な
業務
その効果
学校統合に関する状況調査表(様式1)
市町村名 利根町
学校名 利根町立利根中学校
1 統合する前の主な課題等について,以下のそれぞれの観点から記入願います。
統合する前の主な課題等
・新しい友達ができるかどうか,友人関係がうまくいくかどうかの不安感
児童・生徒の観点 ・部活動の顧問が代わることにより練習方法が変わり,練習に対応できるかどうかという不安感
・全校生徒が徒歩通学だったが,自転車通学になることによる不安感
教職員の観点
・統合に向け教育課程のすり合わせ,備品確認,校章,制服,ジャージ等様々な点についての検討
・両校の生徒が,新たな人間関係をスムーズに築けるかどうかの危惧
・全校生徒が自転車登校になり,交通事故が増えるのではないかという危惧
・自分が卒業した学校が廃校になる,名前が消えてしまうことに対する寂しさ・不安感
保護者・地域住民 ・新たなPTA組織づくりについての検討
・自転車通学による交通事故に対する不安
の観点
・子供が新しい友達になじめるかどうかの不安
学校経営の観点
・統合に向けた諸準備を2年前から計画的に始めたが,それでも準備を進める度に新たな課題が生じ,不十
分な点はないだろうかという不安はあった。
・校章や記念碑など閉校になる学校の歴史や伝統をどのように継承するか。
・学校評議員などの人選をどのようにするか。
2 1で記載した課題に対して,どのように対応しましたか。以下のそれぞれの観点から記入願います。
1で記載した課題等に対する対応状況
・統合2年前から,授業の交流や部活動の合同練習を実施し,生徒の不安感を払拭するよう努めた。
児童・生徒の観点 ・統合前年には合同で宿泊学習を実施し,交流を深めた。
教職員の観点
・全職員が検討部会に属し,計画的に話し合いを持って準備に漏れがないように努めた。
・統合後,生徒同士のコミュニケーション能力を高めるためにライフスキル学習を校内研修のテーマとして取り
くんだ。
・生徒の安全を見守るため,登校・下校時,計画的に立哨指導を行った。
保護者・地域住民
の観点
・教育委員会が準備委員会を設置し,保護者や地域住民に対して説明会を数度実施した。統合の必要性を
詳しく説明するとともに,廃校する学校の歴史や伝統をどのような形で残すのか,要望も聴取した。
・自転車通学の不安に対しては,学校・PTA合同で実際に自転車で通学路を通ってみて安全を確認した。
・PTA組織については,両校のPTA役員が定期的に会合を持ち,十分に話し合った。
・統合後,いくつかの不満や要望が寄せられたが,ていねいに説明し理解を得られるように努めた。
学校経営の観点
・記念碑などは,地域住民や卒業生からの要望があり,統合後に移築したものもある。
・備品関係で必要ないと判断し移動しなかった物が,統合後必要となり運んだ物が何点かある。教育員会と
協議し,臨機応変に対応した。
・学校評議員については,両校から同数選出するようにした。
3 統合したことによるメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
メリット
児童・生徒の観点
教職員の観点
・旧利根中は,単学級になってしまった学年があり,人間関係が固定化されることによる交友関係の問題が
あったが,生徒数が増えたことにより交友関係が広がり,問題が解消した事例がいくつかある。
・少人数のため,廃部にしなければならないのもあったが,統合により部員数も増え切磋琢磨することにより,
部活動が活発になった。
・職員数の増加により,教科部会での研修ができるようになり,研修意欲が高まり学習指導の充実につながっ
ている。
・一人の職員が校務分掌をいくつも担当していることがあったが,職員が増え校務の軽減につながった。
・学年4学級になり,体育祭や合唱コンクールで競い合う雰囲気が高まり,内容を充実させられるようになっ
た。
保護者・地域住民 ・生徒数,学級数が増えたことにより,友人関係が広がり子どもが明るく活発になったという声があった。
・地域の方から,体育祭など学校行事が生徒数が増えたことにより以前より活気が出てきたという声を聞いた。
の観点
学校経営の観点
・統合したことにより,校則の細かな点まで確認するようになり,教師全員が学校運営に携わるという意識をも
つようになった。
・職員が増えたことにより一人が受け持つ校務分掌分担が減り,負担軽減を図れるようになった。
・職員数が増えたことにより,校内研修などの活性化が図れた。
4 統合したことによるデメリットを以下のそれぞれの観点から記入願います。
デメリット
・校風が異なる学校が統合したことにより,1,2年目は生徒指導上の問題が起きやすかった。
児童・生徒の観点 ・全員が自転車通学になり遠距離通学の生徒もいるため,帰宅時間が遅くなり交通事故や不審者に対する
不安などがある。
教職員の観点
・統合初年度は,生徒以上に教職員が共通理解・共通認識を持つことに苦労した。特に校則など生徒指導
上の対応の仕方で,細かな点まで話し合う必要があった。
・学校行事等に対しても,元両校職員の考え方が異なり,十分に話し合う必要があった。
・PTA活動に対する考え方が違ったり,地域により学校への要望が異なるなど,生徒よりも保護者が融合する
保護者・地域住民 のに時間を要した。
の観点
・校風が変わってしまって残念だという声も聞かれた。
学校経営の観点
・遠距離通学の生徒を考慮し下校時刻を早める必要があったため,放課後の部活動の時間が短くなった。
・統合により町内全域が学区となり,地域に密着した活動がしにくくなった。
5 統合を機に新たに取り組み始めたことがありましたら,以下に記入願います。
6 統合に伴いスクールバスを導入した学校にお尋ねします。
スクールバス導入のメリット・デメリットについて,記入願います。
メリット
デメリット
7 統合に伴い教員(教頭又は教諭)の加配を受けた学校にお尋ねします。
加配を受けた教員の種類,及び加配教員の主な業務とその効果について,記入願います。
教員の種類
教頭
加配教員の主な業務 ・二人の教頭の業務を,大きく人的管理と物的管理に分け担当した。
その効果
・移動した備品の整理,不用備品の廃棄など物品の整理に時間を要した。また,廃校になった中学校に備品
を取りに行ったことが何度もあった。諸団体との新たな関係つくりなども含め,教頭が二人いたことにより,大
幅に業務の軽減を図れた。
8 統合に伴い非常勤講師の加配を受けた学校にお尋ねします。
非常勤講師の主な業務とその効果について,記入願います。
非常勤講師の主な
業務
その効果
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