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平成28年度平内町教育委員会の事務の点検及び評価に関する報告書

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平成28年度平内町教育委員会の事務の点検及び評価に関する報告書
平成28年度
平内町教育委員会の事務の
点検及び評価に関する報告書
―平成27年度の実績―
平内町教育委員会
□ 点検及び評価の概要
1
点検及び評価の趣旨
教育委員会は、
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(以下「地教行法」という。)第26
条により、
「教育委員会の責任体制の明確化」の一つとして、
「毎年、その権限に属する事務の管理及
び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を議会に提出するとともに、公
表しなければならない。
」とされています。
このため、平内町教育委員会として、毎年、重点施策の取組の状況について点検及び評価を行い、
成果や課題、今後の方向性等を明らかにすることにより、効果的な教育行政の推進に資するとともに、
住民への説明責任を果たしていこうとするものです。
2
点検及び評価の対象
平成28年度においての点検及び評価にあたっては、平成27年度に実施した「学校教育の基本方
針と重点目標」
「社会教育の基本方針と重点目標」に関連した施策の主要事務事業を対象に実施して
います。
3
点検及び評価の内容
教育委員会会議の開催状況、審議案件など教育委員会の活動状況を明らかにするとともに、「学校
教育の基本方針と重点目標」
「社会教育の基本方針と重点目標」の重点施策を推進するための具体的
な取組状況について、個々の事業が適切に実施されているかどうか、その事業の概要及び実績等を点
検し、個々の事業ごとに、成果・課題等を評価しています。
また、教育委員会の活動状況や施策・事業等の点検及び評価の客観性を確保するとともに、今後の
取組に反映させるため、教育に関し学識経験を有する方から点検及び評価に関する意見や助言をいた
だきました。
◇ 平成28年度点検・評価アドバイザー
分野
氏
名
学校教育
田 中 政 仁
社会教育
渡 部 一 清
4
団 体 ・ 役 職
元平内町立山口小学校校長
元平内町立東栄小学校長
点検及び評価の公表
点検及び評価の結果をまとめた報告書を平内町議会に提出するとともに、町民に広く公表します。
〈参 考〉
地方教育行政の組織及び運営に関する法律(抄)
(教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等)
第26条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第 1 項の規定により教育長に委任さ
れた事務その他の教育長の権限に属する事務(同条第 3 項の規定により事務局職員等に委任さ
れた事務を含む。)を含む。)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に
関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。
2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知
見の活用を図るものとする。
-1-
Ⅰ 教育委員会の活動状況
1
教育委員会議の開催状況
定例会 11回
臨時会
1回
2
教育委員会の審議案件
日
程
付
議
案
件
第4回定例会
平成27年 4月20日
(議案)
・なし
第1回臨時会
平成27年 5月 1日
(議案)
同意第1号 平内町教育委員会委員の辞職につき同意を求めることについて
第5回定例会
平成27年 5月20日
(議案)
・なし
第6回定例会
平成27年 6月30日
(議案)
・なし
第1回総合教育会議
平成27年 6月30日
(案件)
協議案件第1号 総合教育会議事務局の委任について
協議案件第2号 平内町総合教育会議設置要綱(案)及び平内町総合教育会議
傍聴要綱(案)の審議について
協議案件第3号 平内町教育行政に関する大綱(案)の策定について
第7回定例会
平成27年 7月23日
(議案)
議案第 19 号 平成28年度使用中学校教科用図書の採択について
議案第 20 号 平成27年度平内町 PTA 役員表彰者の決定について
議案第 21 号 平内町外国語指導助手就業規則の一部を改正する教委規則案
第8回定例会
平成27年 8月25日
(議案)
議案第 22 号 平内町教育委員会に属する事務の管理及び執行状況の点検及
び評価について
議案第 23 号 平内町就学援助費補助金交付条例案
議案第 24 号 平内町就学援助費補助金交付条例施行規則案
議案第 25 号 平内町特別支援教育就学奨励費交付条例案
議案第 26 号 平内町特別支援教育就学奨励費交付条例施行規則案
議案第 27 号 平内町立学校校務用コンピュータ管理運営規程案
議案第 28 号 平内町 PTA 役員表彰規程の一部を改正する教委規程案
第9回定例会
平成27年 9 月 29 日
(議案)
・なし
-2-
第10回定例会
平成27年10 月 22 日
(議案)
・なし
第11回定例会
平成27年11月 20 日
(議案)
議案第 29 号 平内町教育委員会が取り扱う個人情報の保護に関する規程案
議案第 30 号 平内町立小学校及び中学校の管理運営に関する規則案
議案第 31 号 平内町立小学校及び中学校の職員の服務等に関する規程案
第12 回定例会
平成27 年12 月 18 日
(議案)
議案第 32 号 平内町奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例案
議案第 33 号 平内町奨学資金貸付規則の一部を改正する規則案
議案第 34 号 平内町勤労青少年ホームの設置等に関する条例の一部を改正す
る条例案
議案第 35 号 平成27年度平内町文化賞の表彰について
議案第 36 号 平成27年度平内町教育委員会・スポーツ賞の表彰について
第1回定例会
平成28年 2月19日
(議案)
議案第 1 号 平内町町費負担教職員の任用等に関する規則案
議案第 2 号 県費負担教職員の人事異動の内申について
議案第 3 号 平内町公民館長の任命について
第2回定例会
平成28年 3月18日
(議案)
案件第 1 号
議案第 4 号
議案第 5 号
議案第 6 号
第2回教育総合会議
平成28年 3月18日
(協議事項)
(1)平内町教育行政に関する大綱(案)の決定について
(2)平成28年度総合教育会議の開催日程について
3
平内町教育委員会委員長の選挙について
平内町社会教育委員の委嘱につき同意を求めることについて
平内町社会教育指導員の任命につき同意を求めることについて
平内町勤労青少年ホーム運営委員の委嘱につき同意を求めること
について
教育委員の学校訪問について
訪 問 年 月 日
訪 問 学 校 名
平成27年 9月 9日
小湊小学校、小湊中学校、東平内中学校
平成27年 9月24日
山口小学校、西平内中学校、東小学校
-3-
4
各種行事の出席状況
開催年月日
平成27年 4月 6日
行 事 内 容
校長会・教頭会・教育委員会三者合同会議
4月 7日
管内小中学校入学式
4月10日
三者合同歓送迎会
4月20日
体育協会、同後援会総会・懇親会
4月30日
連合PTA総会・懇親会
5月 3日
第25回夜越山クロスカントリー大会
6月 5日
第60回平内町小学校陸上競技大会
7月23日
第52回平内町小学校卓球大会
7月30日
第62回平内町小学校野球大会
8月15日
成人式
9月 6日
第23回青森県民駅伝競走大会
9月25日
東郡地教連教育委員研修会
11月11日
平成28年 1月15日
市町村教育委員会委員長・教育長合同会議
体育協会・体育協会後援会合同新年会
2月 6日
第54回平内町民スキー大会
2月18日
文化・スポーツ賞授与式
3月11日
管内中学校卒業証書授与式
3月18日
山口小学校卒業証書授与式
3月19日
小湊小学校卒業証書授与式
3月23日
東小学校卒業証書授与式
-4-
Ⅱ 学校教育の基本方針と重点目標
1
基本方針
郷土に誇りを持ち、多様性を尊重し、創造力豊かで、新しい時代を主体的に切り拓く幼児児童
生徒を育成するため、教育は人づくりという視点に立って、学校運営に創意工夫をこらし、夢や
志の実現に向け、知・徳・体を育む学校教育の推進に努める。
2 重点目標
(1)授業の充実
一人一人の子どもが、各教科及び総合的な学習の時間等に主体的に取り組み、確かな学力を
身に付けることができるよう、言語活動の充実を図りながら、一人一人の能力・適性に応じた
指導と学習習慣育成のための支援に努める。
ア 基礎的・基本的内容に即した教材の工夫
イ 個に応じた学習過程と評価を重視した指導の工夫
ウ 自ら課題を見つけ、よりよく問題を解決する力を身に付ける指導の工夫
エ 主体的・体験的な学習のための環境づくり
(2)道徳教育の充実
一人一人の子どもが、人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を具体的な生活の中に生かし、
豊かな心を持つことができるよう、全教育活動を通じて道徳性育成のための支援に努める。
ア 道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる指導の工夫
イ 郷土を愛する心を育む指導の充実
(3)特別活動の充実
一人一人の子どもが、望ましい集団や豊かな体験の中で互いの個性を認め合い、協力してよ
りよい生活や人間関係を築いていくことができるよう、自主的、実践的な態度の育成のための
支援に努める。
ア 自主的な態度を育てる学級活動・ホームルーム活動の工夫
イ 自治的な意識を高める児童会活動・生徒会活動の工夫
ウ 児童の個性の伸長と触れ合いを深めるクラブ活動の工夫
エ 感動や連帯感を高める学校行事の工夫
(4)体育、健康教育の充実
一人一人の子どもが、生涯にわたって自ら進んで運動に親しみ、健康・安全で活力ある生活
を送ることができるよう、家庭や地域社会との連携を図りながら、心と体を一体としてとらえ
て、健やかな体を育む教育の推進に努める。
ア 運動に親しむ資質や能力の育成及び体力の向上を図る指導の充実
イ 健康に関する知識を身に付け、自ら健康な生活を実践できる指導の充実
ウ 食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができる指導の充実
エ 安全に関する情報を正しく判断し、安全を確保することができる指導の充実
(5)生徒指導の充実
一人一人の子どもが、豊かな生活を送ることができるよう、家庭や地域社会及び関係機関等
との連携を図りながら、心の結びつきを基調とした指導を行うとともに、いじめや問題行動等
の未然防止、早期発見・早期対応に努める。
ア 生徒指導の機能を生かした学年・学級・ホームルーム経営の充実
イ 児童理解・生徒理解に基づいた教育相談の充実
-5-
(6)キャリア教育の推進
一人一人の子どもが、自らの生き方を考え、社会的・職業的自立ができるよう、必要な基盤
となる資質、能力、態度育成のための支援に努める。
ア 現在及び将来の生き方を考える指導・進路指導の充実
イ 児童生徒の発達の段階に応じた勤労観・職業観の育成
(7)特別支援教育の充実
発達障害を含む障害のある子どもが、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・
克服するとともに、そのもてる力を最大限に発揮して自立や社会参加ができるよう、一人一人
の教育ニーズを把握し、適切な指導及び必要な支援に努める。
ア 校内支援体制の充実
イ 個別の指導計画の作成と活用による指導の充実
ウ 個別の教育支援計画の作成と活用による関係機関と連携した支援の充実
エ 交流及び共同学習による相互理解の促進
(8)環境教育の推進
一人一人の子どもが、環境と人間のかかわりについて関心と理解を深め、環境に対する豊か
な感受性を養うことができるよう、環境保全に主体的に取り組む態度の育成のための支援に努
める。
ア 教科等間の関連を踏まえた指導の工夫
イ 地球の環境の実態に即した指導の工夫
ウ 環境にかかわる体験学習の充実
(9)国際化に対応する教育の推進
一人一人の子どもが、我が国や諸外国の文化と伝統に関心と理解を深めるとともに、国際社
会に貢献できるよう、国際理解教育の推進に努める。
ア 郷土に対する愛着と誇りを涵養する教育の推進
イ 外国語指導助手等の活用や言語活動の工夫・充実による、外国語を通じたコミュニケーシ
ョン能力の育成
ウ 異なった文化や習慣をもつ人々との交流の推進
(10)情報化に対応する教育の推進
一人一人の子どもが、情報活用能力を身に付けることができるよう、情報モラルにかかわる
指導の充実を図り系統的・体系的な情報教育の推進に努める。
ア 学習指導におけるITCの適切な活用の推進
イ 情報通信ネットワーク等を適切に活用した教育の推進
(11)研修の充実
教職の専門性を高め、活動の充実を図るため、計画的・積極的な研修の推進に努める。
ア 校内研修体制の整備・充実
イ 学校の教育課題解決のための実践的研究の充実
ウ 家庭や地域社会と連携した特色のある教育活動の研究・推進
エ 教育要領・学習指導要領に基づく実践手研究の充実
3
点検及び評価の方法
「学校教育の基本方針と重点目標」の重点施策を推進するための具体的な取組状況について、
個々の事業が適切に実施されているかどうか、その概要・計画・実績を点検し、個々の事業ごと
に、成果・課題等を評価しています。
-6-
4
学校教育の重点施策の点検及び評価
(1) 確かな学力の育成
①各種学力調査の活用
町内各校が、県内や全国的な学力状況を知り、自校の学力を振り返ることで課題を把握し、主体
的な指導改善から児童・生徒の確かな学力の向上を図る。
概
具体的には、全国学力・学習状況調査、青森県学習状況調査、小学校CRT(目標基準準拠検
要
査)、中学校NRT(集団基準準拠検査)を実施し児童生徒の習熟度を把握し学習指導の充実を図
る。
平成27年度 全国学力・学習状況調査
対象者:管内3小学校 6年生全員・管内3中学校 3年生全員
実
平成27年度 青森県学習状況調査
績
対象者:管内3小学校 5年生全員・管内3中学校 2年生全員
平成27年度 CRT 3小学校 児童全員
平成27年度 NRT 3中学校 生徒全員
各小学校で行われるCRT検査においては、一人一人の学習状況を客観的に把握し、各中学校
で行われるNRT検査では、全国基準に照らして客観的に把握し、その状況を踏まえ日常の授業の
中で個に応じた学習指導に活かされている。
成
また、県学習状況調査の正答率を平内町と青森県で比較すると、小学校の理科と中学校の数
果
学と国語が県より高いという結果になり、一部の教科で学力の改善が見られた。
これらの各種検査の結果を活用しながら、各学校においては、各分野、領域ごとに結果を詳細に
分析し、具体的な対策を講じながら、教育課程の改善や授業内容改善に努め、町の課題でもある
「学力向上」に向けた取り組みが行われている。
一部の教科において学習指導の成果が見られるが、引き続き、児童生徒一人一人の学習状況
課
の把握に努め、学校単位での取り組み及び個に応じた学習指導を継続していく必要がある。
題
また、全国や県と数値のみで比べるだけでなく、児童生徒がより充実した学習ができるよう、多様
等
的な面から学習への配慮をしていくことがさらなる学力の向上につながると考えられる。
②外国語指導助手配置事業
学校における外国語授業や外国語活動等の補助的指導を行うため、JET事業の1名の外国語
指導助手(ALT)が町内の6校に巡回訪問し業務を行っている。学習指導要領により小学校へは基
概
本的に、5・6学年を対象に外国語活動を実施する。小・中学校ともに外国語指導助手を積極的に
要
活用し児童生徒の外国語の向上と異国文化を理解し国際感覚の習得を図る。
外国語の授業等で担当教員の指導の補助を行う。その他、生徒が参加する英語スピーチコンテ
ストへの協力や外国語教材の作成等を行う。
外国語指導助手は、契約更新により5年目となり、自らの課題と目標の達成に向け、英語担当教
師との連携も図り、これまで得た経験を活かしながら小中学校ともに効果的な訪問指導活動が行わ
実
れた。平内町外国語指導助手勤務成績評定要領に基づき、勤務成績等について管内各小・中学
績
校長から評定していただき勤務評定を実施した。
・学校訪問 177 日 (小学校 67 日、中学校 110 日)
小学校では、外国語活動の実施にあたってALTの果たす役割が大きく、教師の指導や子どもの
成
学習にとって意欲向上に役立っている。教師も指導の工夫に心がけている。
果
中学校では、各学級に月2~3回程度の訪問となるが、外国語コミュニケーション能力の向上のた
めに勤務評定に係る目標と達成計画による実践を行い生徒の英語への関心を高めている。
小学校では、外国語活動のねらいに即した指導を行うとともに、英語に親しみを感じるよう今の段
課
階での指導の充実に努める必要がある。中学校では、当該事業を活用し、さらに外国語学力の向
題
上及び生徒が積極的に英語で話すことができるようになることが望まれる。
等
また、2020年より小学校においても外国語の教科化が始まる予定であることから、小学校への訪
問回数を増やすことも踏まえ、外国語指導助手の増員の検討も必要である。
-7-
③英語教育支援員配置事業
小学校における外国語活動の支援を行う英語教育支援員を配置することにより、外国語指導助
概
手と一緒にネイティブな英会話等に慣れ親しませる活動を通じて、言語や国際文化について体験
要
的に理解等を深める。
実
績
管内の3小学校に、英語教育支援員1名を派遣し教育活動を実施した。
・年間83日 時間総数359時間
成
果
英語教育支援員を配置することにより、音声を中心に英語に慣れ親しませることを通して学級担
任の英語の授業を補助し、小学校における外国語活動の充実が図られた。
課
題
等
2020年より外国語が小学校3年生から必修化、小学校5年生から教科化される予定であることか
ら、さらなる学級担任への支援が必要となるため、今後も学級担任を支援・補佐できる人材と予算の
確保の継続が必要である。
④教育用コンピュータ設置事業
子供一人一人の「生きる力」を確実に育成するため、「情報活用能力」の育成を推進するために
概
教育用コンピュータの整備充実を図る。校務の情報化によって、教職員の負担を減らし、教育活動
要
の質の改善につなげる。
実
績
管内小中学校教育用ソフト更新、各校教育用コンピュータ運用支援の継続
校務用コンピュータ管内小中学校教職員用 85台 情報セキュリティUSB 48本 導入
成
果
これまで未設置であった校務用コンピュータを導入整備し教職員の業務負担の軽減が図られ
た。
課
題
等
教職員への研修の推進を図ることや、より充実した活用にむけたネットワーク環境(校内無線LA
N)の整備・ICT支援員の確保が必要である。また、教職員の業務の軽減と効率化を図るために、
校務支援システムの導入に向けた予算の確保が必要である。
⑤奨学資金貸付事業
概
大学・短大・各種専門学校・高専後期二年に入学または在学し、特に優れた学生であって、経済
要
的な理由によって就学が著しく困難な方に対し無利子で貸与し、人材育成を図る。
・新規奨学生
0名
実
・前年度からの貸付者
5名
績
・返還者
24名
今年度申請者がなく、新たに奨学資金を貸付し経済援助を受ける者は出なかったが、以前から
成
検討していた貸付額等を見直し、条例・規則の改正を行い、次年度より貸付額を3・4・5万円と選択
果
できるようにした。
課
貸付内容を変更したことに伴い、今後の運用面において適切に事務処理が行えるようさらに注意
題
が必要となる。
等
⑥就学援助費支給事業
概
要
経済的な理由によって就学困難な児童・生徒の保護者に対し、必要な援助を行う。
実
績
・援助児童生徒数
成
果
128名(小学校 76名、中学校 52名)
就学困難な児童・生徒の保護者に対し、学用品費・通学用品費等、新入学児童生徒学用品費、
修学旅行費の一部及び学校給食費を援助することにより、義務教育の円滑な実施が図られた。
次年度からの申請に向け、申請書様式の見直しや添付書類の軽減(公用請求による税情報確認
へ移行)し、申請者や学校事務担当者、民生委員への負担軽減が図られた。
-8-
課
題
等
小・中学校に兄弟がいる申請者や各学校の負担軽減を図るため、申請方法についての見直しな
ど運用面において改善していくために学校事務担当者との連携が今後も必要でなる。
⑦特別支援教育就学奨励費支給事業
小・中学校の特別支援学級へ就学する児童・生徒及び通常学級へ就学する 学校教育法施行令
概
第22条の3に規定する障害の程度に該当する 児童・生徒の保護者の経済的負担を軽減するた
要
め、必要な援助を行なう。
実
績
成
果
課
題
等
・援助対象児童生徒数
6名(小学校 5名、中学校 1名)
特別支援学級へ就学する児童・生徒の保護者に対し、学用品費・通学用品購入費等、新入学児
童生徒学用品・通学用品購入費、修学旅行費、学校給食費、交通費の一部を支給することにより、
義務教育の円滑な実施が図られた。
障害の内容が多様化し、特別な支援を必要とする児童生徒が増加傾向にあり、今後も奨励費の
増加が見込まれることから、予算の確保が必要である。
また、保護者に提出を求める資料(対象費目を購入した領収書等)もあるため、できるだけ早めに
制度の周知を図るなど、学校事務担当者との連携を図り、改善に努める。
⑧幼稚園就園奨励費補助事業
概
幼稚園に就園する園児の家庭の所得状況に応じて、保護者の経済的負担の軽減を図るため、
要
幼稚園の入園料及び保育料の減免事業に要する経費について補助する。
実
績
・補助対象園児数
0名
成
果
町内の山彦幼稚園が子ども子育て支援新制度に移行し、県内の幼稚園についても同様に移行
した幼稚園が多いことから、就園奨励費補助の対象となる園児はゼロであった。
課
題
等
県内の幼稚園についても子ども子育て支援新制度に移行した幼稚園が多く、就園奨励費補助の
対象となる園児が全体的に減っているため、今後は動向を見据えながら制度実施の廃止も検討す
る。
⑨小中連携推進事業
児童生徒の9年間を見通した連続的な学びと成長につなげるため、小湊地区(小湊小、小湊中)、
概
西地区(山口小、西平内中)、東地区(東小、東平内中)において、連携の体制づくりや学習指導等の
要
連携の在り方について、事業を展開する。
○小湊地区 小中相互の教員の要請訪問を実施。校門前での合同あいさつ運動、中学校1年生を
対象とした情報交換会の実施。小中連携コーナーを設置した他に合同清掃活動や小
学校で全中学生による合唱披露等を行った。
○西 地 区 小学6年生の中学校授業体験や教員の授業参観を実施。あいさつ運動の実施や中
実
学校部活動体験、キャリア教育の連携に係る計画を作成した。その他に地域家庭向け
績
の啓蒙ポスターの配布やPR用ののぼりを作成した。
○東 地 区 小学6年生の中学校授業見学、6年生を対象に自己評価テストの実施や教員による
合同研修会、合同清掃活動、花を植えたプランターを管理する「思いやりロード」を実
施した。その他に地域家庭向けの啓発ポスターの作成し配布した。
各地区とも、学習指導、生活指導、学校行事等の3つの項目ごとに、計画した事業を実施し各項
成
目とも児童生徒の交流や教職員間の連携で児童生徒の情報共有が図られ小中連携の目的とする
果
事業を展開することができた。
そのことから、小中学校におけるそれぞれの学校教育活動について、相互理解が図られた。
-9-
課
題
等
当該事業について、保護者や地域の方に浸透していない部分があることから、保護者等への説
明等の取組みについても推進していく必要がある。
各地区の取組みで学力向上等の活動を更に推進したいが、教育課程の授業時数を確保しなけ
ればならないことから、連携事業の日程の確保が各校とも課題となっている。
⑩幼保小連携推進事業(新規事業)
概
幼児期から児童期への円滑な移行の実現のために、幼児教育・保育と小学校教育との連携や交
要
流の推進を図る。
平内町幼保小連携推進協議会を立ち上げ、27年度は会議を2回開催した。
実
第2回目の協議会では、幼保小連携のポイントについて啓発を図るため講師を招いての講演や事
績
例発表等を行った。
成
果
平内町の各園・学校との交流の現状や情報共有、子どもの健やかな成長のために取組む双方の
立場において意見交換ができ、これからの連携に向けた基盤づくりが図られた。
課
題
等
幼保小の連携を進めるためには、園児・児童主体の行事等の交流だけでなく、それぞれの教職員
の相互理解の場を確保することも重要なことであるため、幼稚園・保育園・小学校それぞれの現場
に携わる教職員の協力・意識の向上が必要となる。
(2) 豊かな心の育成
①学校教育活動支援員配置事業
概
管内小学校において、学校教育活動の支援を行う教員補助者を配置することにより、特別な配
要
慮を必要とする児童の支援を行い、学校における教育的環境の体制を構築する。
管内の小湊小学校に 2名、山口小学校に1名、東小学校に 1 名を配置した。主に学校における
実
学習指導の支援や学校行事等における補助的支援行うほか、近年、特別な支援を要する児童が
績
増加傾向にあることから、児童の状況に合わせて学習・生活指導等の支援を行っている。
児童・生徒の減少と学級減により各校における教員配置数が減ってきており、普段教員が見切れ
ない部分が発生してきている。しかし、学校教育活動支援員の補助によるカバーがあることで、児童
成
の健全な学校生活の構築とそれに伴う教員の負担軽減が図られている。
果
また、制度面では新たに支援員の任用等取扱要領を定め、4月1日から施行した。学校及び採用
者への通知も行うことで、相互で運用等についての共通理解を図られた。
課
教員減及び支援を要する児童が増加傾向にあることから支援員の重要性がこれからも高まって
題
いくことが考えられるため、支援員の資質向上及び継続的な事業の展開を図る必要がある。
等
②特別支援教育支援員配置事業
概
小・中学校の特別支援学級に在籍する児童・生徒または、通常の学級に在籍する個別の支援が
要
必要な児童の学校生活の支援を行い、学校における学習環境の充実を図る。
実
績
成
果
課
題
等
特別支援学級が設置されている、小湊小学校に2名、東小学校に2名、西平内中学校に1名配
置した。主に学校における日常生活支援や学習支援を行った。
特別支援教育支援員を配置することにより、学級担任の負担軽減がなされ、個々の児童・生徒に
対する学習指導や生活指導の時間が確保できるようになり、対象児童生徒の学習環境の充実が図
られた。
障害に応じた支援内容も異なることから、支援員への研修機会を増やすなどして、よりきめ細や
かな教育的支援の充実を図る。また、特別な支援を要する児童生徒も近年増加傾向にあることから
支援員の人材と予算の確保の継続が必要である。
- 10 -
③スクールカウンセラー配置事業
学校における教育相談体制の充実や教員の資質向上を図るため、専門的知識、経験を有するス
概
クールカウンセラーを配置し、問題行動やいじめ等の防止又は解決のため適切な支援を行う。諸問
要
題を解決するために、教員及び学校に対し指導及び援助を行う。県教育委員会がスクールカウン
セラーを管内小中学校へ派遣する。
平成27年度からは西平内中学校も実施校として加わり、全中学校でスクールカウンセラーを配
実
置することができた。相談実績として実相談者数93名、述べ相談者数は373名と前年度に比べると
績
各校における人数は減少傾向にある。
実績事態は減少しているが、学校でのスクールカウンセラーの必要性は依然よりも高まっており、
成
心の悩みや学校生活へ適応できない不登校児童生徒への対応、保護者に対するアドバイス、教職
果
員からの相談も含め、相談者の種別や内容は多岐に渡っており、カウンセリングによる相談者の悩
みの解消は児童生徒だけでなく多くの学校関係者の拠りどころとして大きな成果を上げている。
課
多様な悩みや問題を抱えている児童生徒が増加傾向にあり、今まで以上にスクールカウンセンラ
題
ーの必要性が高まってくることから、事業の継続はもちろんではあるが、状況によっては、まだ派遣
等
されていない小学校へも視野を広げて事業を展開していく必要がある。
(3) 健やかな体の育成
①学校検診事業
児童・生徒の健康の保持増進を図り、学校教育の円滑な実施とその成果の確保に資することを
概
目的として、学校保健安全法に基づき実施する。
要
実
績
成
果
課
題
等
児童生徒の内科・歯科・耳鼻科・眼科検診及び心電図・貧血・尿検査を実施した。
11月には平成28年度小学校入学予定者の就学時健診を実施した。
各校の養護教諭等の協力により、学校検診を円滑に実施することができた。
また、昨年度では、健診の救済日が行事と重なってしまい、受診できなかった児童生徒がいたの
で、今年度の救済日は学校の年間行事予定と照らし合わせてから決定した。それにより、受診がで
きない児童生徒を減らすことができた。
次年度から運動器検診(四肢の状態に関する検査)を実施することから、健診当日にトラブル等
が起きないよう、中央病院及び各学校と常に情報共有を図りながら、事前準備や健診当日の業務
運用について明確な計画を作成する必要がある。
②学校医・学校薬剤師委嘱事業
概
学校における健康管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事していただくため学校
要
保健安全法に基づき、学校医及び学校薬剤師を委嘱する。
実
績
成
果
課
題
等
学校医(内科・歯科)及び学校薬剤師をそれぞれ委嘱し検診事業を展開した。
定期健康診断はもとより、学校における疾病の予防指導や児童・生徒の健康管理について、専
門的観点からの個々に応じた相談等が積極的に実施された。
また、次年度に実施予定の運動器検診をスムーズに行うため、学校医の助言を事前の準備に活
かすことで、学校医及び学校との情報共有を充実させることができた。
児童生徒の健康管理体制を万全にするためには、例年の実施形態に縛られることなく、現状にあ
った学校検診事業を展開するため、学校や学校医等との連携をさらに密にしていく必要がある。
また、近年、全国的に教職員の労働安全衛生体制について見直しが進められているので、産業
医の確保や教職員のメンタルヘルス事業の内容について学校医との要相談、検討が望まれる。
- 11 -
③平内町学校給食センター運営事業
学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のために、バランスのとれた栄養
概
豊かな安心・安全な食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ることは勿論
要
のこと、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであり、
学校給食センターでは給食業務の維持管理を行う。
実
績
学校給食センターを平内町が運営し、管内小中学校に完全給食を配送した。
年間給食実施日数
200日
成
果
学校給食は、学校給食摂取基準に基づいた内容の給食を適切な衛生管理のもとに提供する
と同時に、望ましい食習慣を身に付けた健康な児童生徒の育成に寄与している。また、地場
産物の種類や使用量を増やす取組みを行っており、生産者の顔が見える給食作りを通して、
生産者と児童生徒を結びつけることができた。
課
題
等
健全な児童生徒を育成するためには、学校・家庭・地域が連携した食育を推進していかなけれ
ばならないことから、更に継続した指導が必要となる。
(4) 学校教育環境の充実
①スクールバス運行事業
概
学校統廃合等により、通学距離が長くなり徒歩通学が困難な児童・生徒の交通手段として、児童
要
生徒通学用スクールバスを運行する。全10路線で民間バス会社に委託し運行業務を実施する。
実
績
成
果
課
題
等
小湊地区4路線、西地区3路線、東地区3路線の全10路線を10台のバスを使用し運行業務を実
施した。
各小・中学校全路線で民営バス会社にスクールバス運行業務を委託し、運行しており、児童・生
徒の登下校時の安全性の確保と保護者の負担軽減に繋がっている。
また、学校の校外行事等の児童生徒の移動にも対応し、円滑な学校運営に寄与している。
バス利用の児童・生徒数の増減や居住地を踏まえたバス停位置の設定など、現状に合わせた効
率的な運行を図っていく必要がある。
また、スクールバス運行地区外において町民バスの定期券補助の対象となる地域など、利便性が
少ないことから、スクールバス対応の検討も必要である。
②学校環境整備事業
概
児童・生徒が安全で安心して学校生活を過ごせるよう環境の充実を図ることを目的に、学校施設
要
の維持管理を行い学校の環境整備を図る。
○小学校施設維持管理事業
・修繕 38件 (小湊小トイレバルブ修理他) ・学校設備管理等委託 11件(電気保安業務他)
・学校営繕工事 15件 (山口小学校高圧気中開閉器更新工事他)
実
○中学校施設維持管理事業
績
・修繕 32件 (小湊中蒸気管漏水修理他) ・学校設備管理等委託料 9件(電気保安業務他)
・学校営繕工事 7件 (小湊中学校非難誘導灯ほか改修工事他)
各学校の施設を維持管理するため、上記の施設及び設備の整備を実施した。
成
果
小・中学校とも予算の範囲内で当初の計画のほか、突発的な修繕部分が発生した場合は、補正
予算で対応し学校の教育環境を維持することができた。
課
題
等
各小・中学校の教室暖房機が対応年数を過ぎており、今後、更に修理を要する場合が多くなって
くると危惧されている。突発的に故障が発生した場合は、廃校となった東栄小学校にある暖房機を
代用して対応し、劣化の激しい暖房器については年次で更新していく必要がある。
施設の経年による劣化が進行していることから、学校運営に支障がないよう状況の把握に努め不
都合が生じた場合は、速やかな対応が求められる。
- 12 -
5
アドバイザーからの主な意見
○学校教育の重点施策の各事業等について、点検及び評価に関する意見及び助言
(1)確かな学力の育成
①各種学力調査の活用
<成果>
学校教育重点目標の授業の充実を推し進める上で、各種学力調査の活用は極めて重要である。
各学校では、各分野、領域ごとの結果を詳細に分析し、具体的な対策を講じながら、教育課程の改
善や授業改善に努め、学力の定着・向上に向けた取り組みを推進している。
こうした取り組みが今回の青森県学習状況調査で一部の教科ではあるが、県平均を上回る結果に
結びついているものと思う。
<課題>
児童・生徒一人ひとりの学習状況(含む家庭学習習慣)を客観的に把握し、個に応じた学習指導を
継続していくことはとても重要である。
同時に、教師が学習指導に専念できる教育環境づくりに配慮することが望まれる。いわゆる、教職
員の多忙感解消に向けた管理職と教育委員会の協働も欠かせないものと思う。
②外国語指導助手配置事業
<成果>
ALT5年の経験で自らの課題と目標達成に向けた意欲的な取り組みが行われたことと ALT の日本
語習得へのたゆまない努力と人間性により、担当教師とのコミュニケーションもスムーズに行われたこと
で、担当教師の指導力向上と児童・生徒の外国語・英語に対する学習意欲・能力が高まったものと思
う。
<課題>
外国語・英語に対する興味・関心、意欲・態度を高めることはもちろんですが、2020 年の必修・教科
化に向けて、聞く・話すにも慣れ親しませ、コミュニケーション能力の基礎を養うことも重要と思う。
新しい ALT の配置で担当教師への負担が大きくならないように全校体制で臨むことも重要である。
③英語教育支援員配置事業
<成果>
英語教育支援員の英語力を生かしたネイティブな英会話が授業の中で繰り広げられ、外国語活動
が充実していることはすばらしい。
教材作りや校内の英語環境づくり等でも英語教育支援員が大いに貢献し、教育活動の充実が図ら
れているものと思われる。
<課題>
子ども達のためにも、学級担任を支援・補佐できる人材と予算の確保を是非お願いしたい。
④教育用コンピュータ設置事業
<成果>
校務用コンピュータが導入整備され、教職員の業務負担の軽減が図られたことがすばらしい。
<課題>
課題にあげてあることの実現が求められる。
⑤奨学資金貸与事業
<成果>
成績優秀で上級学校への進学を希望する生徒がいる家庭にはとても助かる事業である。
新規申込者はなかったようですが、事業の継続をしていただきたい。
<課題>
国会等で話題になった給付型奨学金を要保護・準要保護家庭の生徒が進学する時に給付できな
いものか。
- 13 -
⑥就学援助費支給事業
<成果>
次年度からの申請に向け、申請書様式の見直しや添付書類の軽減を図り、申請者や学校事務担
当者、民生委員への負担軽減がなされ、改善されたことはすばらしい。
<課題>
課題にあげてあることの実現が求められる。
⑦特別支援教育就学奨励費支給事業
<成果>
インクルーシブ教育が普及し、特別支援教室が重要な役割を果たしてきている現在、保護者の負
担軽減を図る上でも、今後とも継続していただきたい。
<課題>
課題にあげてあることの実現が求められる。
⑧幼稚園就園奨励費補助事業
<課題>
子ども子育て支援新制度に移行する幼稚園が多く、対象となる園児が減ってきている現状(今年度
の実績0)では、今後の動向を見据えながら制度実施の廃止の検討もやむを得ない。
○
9 小中連携推進事業
<成果>
各地区とも児童生徒の交流や教職員間の連携で児童生徒の情報共有が図られ小中連携の目的と
する事業がうまく展開でき、相互理解が図られたことはすばらしい。今後も、校長会・教頭会等の機会
を活用し、情報交換し更なる連携の充実を図ってほしい。
<課題>
保護者や地域の方に浸透していない部分は残念である。4者の連携で、学校では把握できていな
い情報も入手でき、小中の連携が強固なものとなるのではないか。
各地区、小学校1校、中学校1校の特徴を活かして9年間を見通した連続的な学びと成長につなげ
てほしい。
⑩幼保小連携推進事業(新規事業)
<成果>
講師を招いての講演や事例発表等を行い、幼保小連携のポイントについて共有したことは幼保小
連携推進事業を展開する上で有効であったと思う。
<課題>
園児・児童主体の行事等の交流と一部の教職員の交流や情報共有は何とか実施できると思うが、
教職員の相互理解の場を確保することはなかなかむずかしいと思う。小学校の教職員であれば、夏休
みや冬休みの長期休業を活用すれば何とかなると思うが、幼稚園や保育園では時間の確保がむずか
しいのではないかと思う。会議の時間をどう確保し、情報共有をどうするかが課題と思われる。
最低でも、新入学児童に関する引き継ぎ、情報交換は必要である。指導要録等の紙媒体による情
報だけでなく、担当教諭・保育士と学校職員との情報交換することが必要である。
(2)豊かな心の育成
①学校教育活動支援員配置事業
<成果>
学校教育活動支援員の配置により、児童・生徒の実態に応じた指導が行えるよう配慮されている。
<課題>
特別な支援を要する児童が増加傾向にある現状では、支援員の資質の向上並びに増員、継続的
な事業の展開を図る必要がある。
②特別支援教育支援員配置事業
<成果>
特別支援教育支援員の配置により、学級担任の負担軽減がなされ、個々の児童へのきめ細かい学
- 14 -
習指導や生活指導ができるのはもとより、対象児童・生徒にとっても行き届いた教育が行われており、
学習環境の充実が図られている。
<課題>
障害に応じた支援を行うためには、支援員に対する研修機会を増やすなどして、よりきめ細やかな
教育的支援の充実を図ると共に支援員の人材と予算の確保の継続が必要である。
③スクールカウンセラー配置事業
<成果>
心の悩みや不登校児童・生徒、その傾向のある児童・生徒への適切なアドバイスは、本人はもとより、
その学級担任の負担軽減の上でも非常に大きい。また、保護者へのカウンセリングは保護者の心の負
担軽減と学級復帰への効果も大きいので、今後とも事業の継続をしていただきたい。できれば、全校
配置が望ましい。
<課題>
多様な悩みや問題を抱えている児童生徒が増加傾向にあるとのことですが、スクールカウンセラー
一人に任せ、頼るのではなく、カウンセラーの専門的知識や経験を校内研修等で教職員全員で共有
し、教員一人ひとりの力量を高めて対応していくことがこの課題解決に必要である。
教育事務所配置のスクールソーシャルワーカーの活用。
(3)健やかな体の育成
①学校検診事業
<成果>
学校保健安全法上からも児童・生徒の健康の保持増進にとっては重要な事業である。健診の救済
日を設定し、全ての児童生徒が受診できる体制を敷いていることは児童・生徒の健康の保持増進には
欠かせないものと思う。
今後も、関係機関等との連携で、児童・生徒の健康の保持増進に努めて、健康な町づくりをめざし、
町財政の医療負担の軽減に努めてほしい。
②学校医・学校薬剤師委嘱事業
<成果>
学校における疾病の予防指導や児童・生徒の健康管理について、専門的観点からの個々に応じ
た相談等が積極的に実施されたことは、学校側にとっては何とも心強い限りと思う。
また、新規事業(運動器検診)への取り組みに対しても、学校医と学校との情報共有がしっかりなさ
れていることはすばらしい。
<課題>
現状にあった学校検診事業を推進のためにも、改善を要する点は前例にとらわれず学校や学校医
との密なる情報交換で実施してほしい。
教職員の労働安全衛生体制についての見直しは、ぜひ進めてほしい。産業医の確保や教職員のメ
ンタルヘルス事業への取り組みも学校医の助言・指導を通して、実現してほしい。
教職員が元気で健康であれば、児童・生徒の学校生活にも好影響を与えるものと思う。
③平内町学校給食センター運営事業
<成果>
児童・生徒の心身の健全な発達のために、バランスの取れた栄養豊かな学校給食はとてもすばらし
い事業である。保護者にとってもありがたい事業である。学校では、栄養士が作成している献立をもと
に食育の学習をしたり、給食センターに出向いてバイキング給食をいただいたり、栄養士のお話で食
物や生産・加工・調理等に係わっている人々への感謝の気持ちをもつなど、自分の健康にも関心をも
ち、望ましい食習慣を身に付けた健康な児童・生徒が育っていることはとても心強い限りである。
<課題>
地元食材を使った学校給食、いわゆる地産地消型学校給食で、学校・家庭・地域との連携を更に
深めながら、平内町民一丸となって健康の増進・体位・体力の向上を図っていただきたい。そのことで、
農林・漁業・水産業も活性化し、町全体の活性化にも結びつくものと思う。
- 15 -
(4) 学校教育環境の充実
①スクールバス運行事業
<成果>
この事業運営にかなりの経費がかかっていることと思うが、児童・生徒の登下校時の負担軽減、安全
性の確保、保護者の負担軽減のためにもこの事業の継続は絶対必要である。
社会見学や遠足などの学校行事などへも対応していただいて、学校にとってはとてもありがたい事
業である。
<課題>
運行地区外の児童・生徒にもスクールバス対応ができれば、とても好ましいことである。ぜひ、実現
してほしい。
②学校環境整備事業
<成果>
児童・生徒の安全が一番。学校の当初の要望並びに突発的な修繕にも臨機応変に対応し、整備が
行われたことはすばらしい。今後も、相談・連絡体制を強化し、児童・生徒の安全性を確保するとともに、
教育活動に支障がないように教育環境の充実に努めてほしい。
<課題>
暖房器具等への危機対応策を検討しているなどすばらしいと思う。今後も、学校運営に支障をきた
さないよう状況把握に努め、速やかな対応をお願いしたい。
(5)その他
○教育委員の学校訪問について
教育に造詣の深い経験豊富な教育委員(校長・PTA 会長並びに役員経験者)の知恵を学校現場
の諸問題解決にもっと活用すべきであると思う。一昨年もお願いしたのですが、現在年1回、1日に3
校ずつの2日にわたって行われている教育委員の学校訪問だけでは、学校が抱えている諸問題(不
登校、いじめ、虐待、小中連携、幼保小連携、部活動の指導を含めた教職員の多忙感、施設・設備の
環境整備等)の解決に対応できないのではないかと思われる。
中学生のいじめによる自殺問題で教育委員会の対応に対する批判がありましたが、そのような事態
に発展する前に教育委員会で学校の事情を問題が小さいうちに把握して対応しておけば、あのような
事件に至らなかったのではないかと思われる。
いじめと同じで、「学校には抱えている問題がある」ということを前提に、教育委員会で情報収集に努
めることが重要と思われる。そのためにも、教職員一人ひとりが抱えている諸問題を吸い上げ、教職員
の負担軽減につなげる場の設定が必要と思われる。
校長を通して、教職員等の情報を把握しているとは思うのですが、教育委員の学校訪問等の見直し
(教職員の生の声を聞く場の設定)で学校現場と教育委員会が一体となって学校が抱えている諸問題
の解決に取り組むことを希望する。
- 16 -
Ⅲ 社会教育の基本方針及び重点目標
1.基本方針
(1)
「生涯学習のまちづくり」を推進するために、社会教育の諸条件の整備充実を図り、住民の生活
課題や学習課題を把握し、生涯の各時期に応じた学習の場と機会を提供する。
(2)社会教育と学校教育及び家庭教育との連携を密にし、有機的な協力関係の強化を図るとともに、
住民の自治意識の高揚と、社会教育関係団体の自主的活動を促進する。
(3)人と人とのつながりを大切にする豊で済みよい地域社会をつくり出すことができるよう、住民の
主体的な活動を推進する。
2.重点目標と重点項目
(1) 「生涯学習のまちづくり」の推進
生涯学習のまちづくり推進目標達成に向けた社会教育活動の充実
(2) 社会教育推進のための基盤整備
地域活動に関わるネットワークの形成及び社会教育施設の教育機能の強化と活用促進
(3) 青少年健全育成の充実
家庭教育・学校教育・社会教育が一体となり、地域全体で子どもを育む活動の充実
3.
重点項目の点検及び評価
(1) 平成27年度の具体的な取り組み状況の点検
重点項目を推進するための具体的な取組状況について、個々の事業が目的に沿って適切に実施
されているかどうか、その概要と実績を点検しています。
(2) 点検結果を踏まえた総括的評価
各重点項目(全50事業)について、具体的な取組状況の点検結果を踏まえ、総括的にその成
果を5段階評価(A~E)し、次年度以降に反映させるため、住民要望や課題について記載して
います。
ランク
A
B
C
D
E
評価基準
計画以上の成果
計画どおりの成果
概ね計画どおり
計画をやや下回る
計画を大きく下回る
- 17 -
(記載例)
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
成果実績
No.
評
価
25
26
27
課題等
具体的な事業名 (生涯学習課以外の担当課を記載)
「平内町社会教育の基本方針と重点目標」を達成するため行う事業の具
体的な目的
客観的に事業内容が分かる記載
①対象者②実施内容③その他特記事項
成果実績:①参加者②具体内容③その他特記事項
評
価:事業目的の達成度について事業担当者がA~Eの
5段階評価で記載(前年比較)
次年度以降への改善点、住民からの要望など
4.平成27年度の具体的な取組状況
(1)平内町生涯学習
全体目標
町民憲章の具現化をめざし、平内町が「心豊かなひとづくりのまち」となるよう、
町民と一丸となって取り組もう。
いつでも、どこでも、誰にでもできる「生涯学習」を生かし、地域のよりそいを深める「生涯学習のま
ちづくり」を進めよう。
1)地域のよりそいを深めるひとづくり
・指導者人材育成・資質の向上を図ろう。
・多様な学習機会と学習の場を提供しよう。
2)心豊かに未来を担うひとづくり
3)自然を守りふるさとを愛するひとづくり
・花と緑を植えてきれいなまちづくりに取り組もう。
4)健康と安全を守るひとづくり
・町民1スポーツ活動を推進しよう。
5)活力ある産業をつくるひとづくり
- 18 -
○重点目標
(1)生涯学習の充実
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
1
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
各種イベントが効率的に開催できるよう、庁内及び関係団体との重複を
避ける等の調整機能も高められるよう工夫していく。
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
事務・事業名
事業目的
事業概要
3
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
B
課題等
7 事業に派遣(管内小学校 1 回、町内会等団体 6 回)し、学習機会を提
供できた。また、直接各課へ依頼があった講座についても対応するなど
住民サービスの向上につながった。
(福祉介護課 4 回、消防署 14 回)
教育委員会を通さず直接依頼があった講座について全てを把握しきれて
いないため、各課へ照会を依頼する。
課題等
番号
ふれあい出前講座
町民の自主的な集会等に町職員が講師として出向き、ふれあいを図りな
がら地域での学習機会を支援する。
全町民を対象とし、基礎知識の習得並びにコミュニティの形成のため、
全 24 メニューの講座から希望に応じて講師を派遣する。
事業概要
2
生涯学習カレンダー
役場全課及び町内の学校機関、保育施設、各団体等の行事などを町民に
情報発信し、生涯学習情報の共有化を図る。
町民、関係団体からの情報を取りまとめ「生涯学習カレンダー」として
製本し、3 月下旬に行政協力員を通じて全世帯(約 4,400 世帯)
、関係団
体に配布する。
概ね計画どおり各家庭等に配布し、主要行事の情報共有が図られた。ま
た、広報ひらないに「生涯学習カレンダー」のコーナーを設け、当月の
行事と合わせ、年度途中に企画された行事についても追加掲載し、情報
の共有化を図ることができた。また、実施された内容について広報を通
じて紹介しながら生涯学習の推進を図った。
生涯学習人材バンク
町民がともに学び合い、助け合えるネットワークを構築すると共に、指
導者研修会を開催し、登録者の質の向上と増員を図る。
登録団体:7 団体、個人:34 名
登録者の協力により、学習機会を提供する。
①派遣実績 6 事業(6 事業:延べ 3 団体、67 名)
②華彩(管内事業所納涼祭のイベント参加)
高校生ボランティア(管内事業所まつり時の手伝い)
新たな人材の発掘、指導者育成研修会等の計画を図るとともに人材バン
クを活用できるよう、派遣を必要とする各種イベントを把握し登録者に
周知する等工夫が必要である。
- 19 -
事務・事業名
番号
事業目的
4
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
B
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
5
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
C
課題等
①街並み清掃週間 、②特製ゴミ袋の配布(町民課との連携事業)
【類似事業のため一括評価】
環境美化に対する意識高揚を図り、生活地域に対する愛着を持ってもら
う。
「きれいなまちにしよう みんなのまち わたしのまち」のキャッチ
フレーズを印字したゴミ袋を作成し環境美化に対する啓蒙を図るととも
に地域において清掃活動をする団体・事業所にゴミ袋を配布し活動を支
援する。
①町民(各町内会が主となる)
②町内関係団体・事業所等へ協力を呼びかけ、地域全体で環境美化に取
り組む 期間:4 月 13 日~19 日、10 月 17 日~18 日
町民課、教育委員会にて各団体等に必要部数を配布する。また、活動支
援のため、町廃棄物処理施設を無料開放する。
各町内会、河川、道路、海岸線、公共施設周辺の清掃活動に 20 団体の参
加があった。また、清掃週間に限らず、通年にわたり配布実績があるこ
とからも環境美化活動が定着したと考えられ、広報を通じた顕彰に努め
てきた。
事業目的である地域の環境美化に対する意識高揚と清掃活動の定着化は
達成された。
事業推進のため無料配布してきたゴミ袋の在庫が 28 年度で
無くなることから、継続の要否も含め検討しなければならない。
花の苗の配布 (水産商工観光課・農政課との連携事業)
地域における緑化活動をする団体・事業所に花の苗を提供し活動を支援
する。
夜越山森林公園で栽培している花卉を「緑の羽根募金」の収益金を活用
し、安価(1ポット 30~40 円)で町内会等へ提供する。
4 月配布:春の花 5 月配布:秋までの花
前年度に比べ配布団体、配布数ともに増加し緑化活動に対する意識が高
まりつつある。
27 年度実績 配布団体:40 団体(13,571 ポット)
26 年度実績 配布団体:41 団体(12,270 ポット)
25 年度実績 配布団体:36 団体(12,008 ポット)
事業は花卉を配布するだけにとどまっているため、緑化活動が購入先の
地域でどのように推進されたか検証する必要がある。併せて奨励及びP
Rも検討する。
- 20 -
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
6
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
-
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
7
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
-
-
A
課題等
生涯学習まちづくり推進委員が主催する花壇コンクールであり、個人ま
たは各団体へ呼びかけ緑化運動を推進する。審査は地域との交流も兼ね
て推進委員が現地で行う。また、募集・審査結果の公表はホームページ
及び広報等を活用し、奨励及びPRする。
25 年度 参加団体:6 団体
26 年度 参加団体:4 団体
27 年度 生涯学習まちづくり推進委員会議において検討の結果、参加団
体等は減少傾向にあるが、緑化運動は定着していると判断し、事業を廃
止することとした。
事業は廃止となるが、これまで参加してきた団体は花壇整備を継続する
意向であるため、顕彰活動として広報を通じて取り組みを紹介していく。
フラワーロード
心のゆとりを育む花を植え、育てる活動を通して町民自らが美しいまち
づくりに主体的に関わっていこうとする意識を高める。
国道沿線にプランターを設置し、協力者が「株主」となってお花の植え
付け作業や水やりに携わる。また、
「株主総会」を定期的に開催し、意見
交換をしながら協働でまちづくりをめざす。
参加者 個人:32 人 団体:12 団体
株主総会(5 月 28 日、9 月 9 日、2 月 29 日)
植え付け作業:5 月 30 日 撤去作業:9 月 24 日以降随時
町主要施設及び国道沿線約 2.5kmの約 800 個のプランターを設置し、5
か月間にわたり管理した。町内外からも好評であり、町のイメージアッ
プにつながった。東地区の小中連携事業「おもいやりロード」とも連携
を図り事業を推進できた。
国道維持出張所から、沿線の花壇を借用し活用したことで、水やりが軽
減された。プレート(看板)を設置し、事業PRと株主の顕彰も図った
課題等
8
生涯学習のまちづくり花壇コンクール
地域における緑化運動を推進する。
町制施行60周年記念 国際交流事業
音楽を通じた国際交流イベントで異国の文化に触れ交流し、ふるさとを
見つめ直すきっかけとする。
アルゼンチンからアーティストを招致し、平内町の未来を担う子どもた
ちも同演奏、合唱、トークセッションで参加し、大勢の人々の前で自己
を表現し、言葉の壁を越えて交流することで自信と達成感、コミュニケ
ーション能力の向上を図る。
日時 平成 27 年 8 月 6 日(水)14:00~16:00
場所 勤労青少年ホーム
出演者:小湊小学校、小湊中学校、西平内中学校、東平内中学校、松風
塾高等学校、アルゼンチンアーティスト 4 名、ALT(ダニエル)
参加者:町内外約 300 名(出演者含む)
記念事業として単発的に行ったが好評であった。このような体験・交流
事業は継続的に開催し、活性化につなげていくべきと考える。
- 21 -
(2)公民館活動の充実
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
成果実績
9
評
価
25
26
27
C
B
B
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
10
成果実績
評
価
25
26
27
C
C
C
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
課題等
5 月 21 日 第 1 回分館長会議 事業計画、補助金等の説明
3 月 17 日 第 2 回分館長会議 事業報告、モデル事業の成果発表
地域コミュニティの中心となる公民館として、各種事業に取り組んでい
る分館と、機能を十分に発揮しきれない分館との格差是正のため、パワ
ーポイントを使用し藤沢地区の様子、事業計画や収支決算資料を公表し
た内童子地区の取り組みを紹介した。
分館の維持管理の徹底を図るため、全分館に防火管理者を配置し年 2 回
避難訓練を実施させること。また、平成 28 年度 4 月に町公共施設敷地内
禁煙とした取り組みに地域の協力を得ていくこと。
分館長等研修会
地域コミュニティ形成に資するリーダーの育成及びスキルアップを目指
す。
公民館の力活用住民講座、公民館の力活用プランナー講座、各種フォー
ラムなどへの研修会へ参加し分館活動に活かす。
県の公民館フォーラムが東青地区担当で開催されたことに伴い、分館長
及び公民館運営審議委員の研修の場と位置づけ、
スキルアップを図った。
参加費を公費負担し、周知したが分館長参加は 4 名に留まった。
地域コミュニティの活性化を重要課題と位置づけるならば、分館長のほ
とんどは事業計画・実施経験のない方であるため、外部講師や職員が地
域に参画するなど、休日、夜間を問わない手厚い支援が必要であると考
えられる。
課題等
11
分館長会議
分館事業の推進及び地域活性化を図るため、町で行う事業の周知、意見
交換の場を提供することを目的とする。
分館運営及び地域の要望に応じた事業の連絡調整
成人式
「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます
日」として成人の日が法律で定められた趣旨に沿い、式典を執り行い、
町を挙げ 20 歳の節目を祝う。
対象者は当該年度 6 月 1 日在住者としているが、県外への転出者でも参
加可能とし、お盆の帰省時期に合わせた開催としている(式典、ビデオ
レター上映、記念講演、記念撮影)
。
日時:平成 27 年 8 月 15 日
場所:勤労青少年ホーム
参加成人:71 人
記念講演:十和田バラ焼きゼミナール 舌校長 畑中宏之 氏
数年来取りやめていた成人代表のメッセージを復活することができ、同
窓生間の連帯感をもたらし、若者の元気を発信できた。
少子化の影響もあり、対象者・参加者が減少傾向にあるため式典の運営
等見直しも視野に検討する必要がある。
- 22 -
事務・事業名
事業目的
番号
12
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
A
A
課題等
事務・事業名
事業目的
事業概要
成果実績
番号
13
評
価
25
26
27
C
B
C
事務・事業名
事業目的
番号
成果実績
25
26
27
B
B
B
課題等
対象:全 33 分館 助成金額:1 分館あたり 10,000 円
申請 19 団体
各分館では本助成金のほか、町内会からの助成も受け、地域の清掃活動
や夏祭り、花壇整備など種々の事業を展開している。申請手続きを簡素
化し町内会総会資料で代用する等善処しているが申請件数が減少した。
公民分館活動モデル地域
各分館を拠点に地域住民のふれあいをとおし、ふるさとづくりを志向し、
モデルとなる活動をしている地域を指定し、他分館への波及を図る。
各分館から提出された事業計画を「公民館運営審議会」にて審議し 3 分
館を選定し、1 分館あたり 50,000 円の助成をする。
事業概要
評
価
公民分館活動助成金
学習活動の場をとおして、各地域での教育・文化の普及向上に努める。
人口減少に伴い、各分館でも町内会費から助成が困難な状況も伝えられ
ているが、各分館とも少額助成金の申請を軽視する傾向にあるため、増
額・廃止を含め検討が必要である。
課題等
14
ひらないカレッジ
多様な学習ニーズや学習活動の広域化に対応し、主体的、継続的に学習
活動に取り組めるよう、生涯学習に関する情報や学習機会を体系化して
提供する。
講演、他市町村訪問、体験講座など多種多様な企画により、年齢・体力・
関心事等に合わせた学習機会を提供するとともに、受講者相互の交流を
図っている。
①いきいきコース
13 回(611 人)
②いきがいコース
1 回(27 人)教室
③すこやかコース
2 回(弘前市 82 人、三沢市 90 人)
これまで若い世代を対象とした講座がなかったため、長期休業期間を活
用した国際交流事業を併催した。また、休日に開催された連合婦人会・
町体育協会の事業を取り入れた。
受益者負担の観点から、バス等の移動経費について検討を求められてい
る。また、学習成果として受講生の発表の場、自主企画講座を増やして
いく。
選定実施団体
・小湊第一分館・・歴史講座、綱引き大会
・間木分館・・ポイ捨て防止看板設置、駐車場白線引き、権現様年越会
・内童子分館・・山上進コンサート、どうじ・たもぎ親睦の集い
いずれの事業も世代間交流を含め、地域コミュニティの活性化につなが
る有意義なものであった。また、分館長会議で各地域の取り組みを紹介
できた。
申請分館が固定化しつつあるため、利用促進に向け事例紹介に重点を置
きつつ、新規助成も促していく。
- 23 -
(3)体育・スポーツの充実
事務・事業名
事業目的
番号
15
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
事務・事業名
事業目的
事業概要
成果実績
16
評
価
25
26
27
B
B
B
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
17
成果実績
25
26
27
B
A
A
課題等
各種スポーツ教室
町民1スポーツ活動の推奨のため、スポーツ活動の普及・奨励
体育協会傘下のクラブが講習や大会等を開催し、スポーツ等普及などを
行っている。
(小学校等の野球指導など)
期 間:5 月~3 月
ところ:体育館他各クラブ(スキー・剣道・グラウンドゴルフ・ゲート
ボール・ナイターバレー等)において実施
参加する子ども達が増えてきているが、それに伴う指導者が不足してい
るので、指導者育成の検討が必要。また野球指導などは、会場が狭いの
で、スペースに余裕がある場所での教室等開催が望ましい。
課題等
評
価
年々、目立たないながらも、スポーツ推進委員(6名)は、町のスポー
ツ活動や各種大会、イベント等の手伝い等及びニュースポーツの研修会
等に参加の日々が増えてきている。
平成 28 年度は、東北地区スポーツ推進委員研修会青森県大会(弘前市)
が開催されることもあり、東青地区の代表としてまた、地域スポーツの
推進者として確固たる意識をもちながら協力するなど、あらゆる場面に
おいて委員の資質の向上を図ってもらいたい。
課題等
番号
スポーツ推進委員会議
町の歴史的な背景を生かして生活に直結した体育の年間計画と個々の行
事の適切なプログラムを作成し振興を図る。また、各種団体や職場の体
育行事に協力し、その振興をはかるとともに、各団体行事の総合的連絡
調整を行う。
①スポーツ推進委員
②町のスポーツを振興させるため年3回の会議を開催。
B&G海洋センター水泳教室
小学生の水泳技術向上、また、それによる水辺でのレクリエーション時
の安全性の向上を目指す。
①管内小学生
②青森市内より講師を招き、7 日間の水泳教室を実施する。なお、最終
日には水泳技能検定を行う。
①管内小学生 76 名(前年比 増減なし)
②参加者の泳力によりグループ分けし、それぞれのレベルに応じた泳法
指導を行うことにより最終日の技能検定では個々の泳力の向上が見られ
た。
実施期間:7 月 23~31 日のうち 7 日間
③講師については、報酬及び費用弁償の見直しを行い例年同様の人員を
確保することができた。
講師については町外の方へ依頼しているため報酬、費用弁償を見直し、
引き続き確保対策に努める必要がある。
- 24 -
事務・事業名
事業目的
番号
18
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
A
B
健康の保持増進の観点からもラジオ体操定着のため、今後も継続して講
習会を実施していく必要がある。
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
19
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
-
B
B
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
20
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
C
C
課題等
町民1スポーツ活動「ラジオ体操」事業
町民の体力向上と健康の保持増進を図る。様々な機会に実施し、町民全
体の取組にするよう働きかけることにより、地域ぐるみで健康なまちづ
くりに主体的に関わっていこうとする意識を高める。
①町民
②各行事やイベントの際に、準備体操として紹介し普及に努めるととも
に、町民を対象としたラジオ体操講習会を実施する。
各種スポーツ大会等で準備運動としてラジオ体操を行い普及にあたっ
た。また、平成 27 年 11 月 3 日には町立体育館において「ラジオ体操講
習会」を町民 185 名の参加者のもと実施することで、ラジオ体操の優れ
た運動効果を改めて実感できる機会を提供することができた。
町民スポーツ大会
町民へのスポーツ活動の場を提供することで、運動意識の向上を図ると
ともに、スポーツを通じて、地域、性別、年代を問わない交流を目的と
する。
町民が参加できる大会を町体育協会各クラブへ大会助成金として交付し
開催する。
(町民スポーツ交流大会の組み換え事業)4競技・グラウンド
ゴルフ・パークゴルフ・ソフトバレー・ゲートボール
各クラブ主導のもと回覧等により町民へ周知し一般参加者を募集し開催
した。気軽にできる種目であり生涯スポーツにおける効果は大きい。
・ゲートボール 7/18(土)16 名 ・グラウンドゴルフ 7/26(日)46 名
・ソフトバレー 7/19(日)26 名 ・パークゴルフ
7/12(日)39 名
各大会により、参加人数の増減があるが、まだクラブ員に偏っている感
がある。参加する町民の層の拡大に向けたPR、及び周知方法に工夫が
必要である。
町民スキー大会
冬期スポーツであるスキーを通して、運動不足になりがちな冬期間の身
体活動の普及、及び技術力の向上を図る。
①町民
②毎年 2 月第 1 土曜日に夜越山スキー場にて開催するため、町体育協会
(スキークラブ)と大会運営に係る委託契約を取り交わし大会を実施す
る。なお、大会競技はアルペン競技、クロスカントリー競技の 2 種目を
実施する。
実施日:平成 28 年 2 月 6 日(土)
参加者:アルペン 118 名(前年比 6 名減) クロカン 153 名(前年比 8 名増)
大会2週間前からは、保育園及び小学校では大会コースを利用し練習を
行っており大会に向けた取り組みを行っている。また、今大会は、2種
目ともに中学生がフォアランナーを勤め大会へ参加した。なお、インフ
ルエンザの流行により急遽閉会式は行わなかった。
参加者層の拡充を図るため、大会参加の主体である小学校側と協議、調
整のうえ、今後のあり方について検討する。
- 25 -
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
21
成果実績
評
価
25
26
27
A
A
A
奨励賞が昨年のほぼ2倍の受賞者となり、日々の練習の成果が伺える数
であるが、空手・柔道の種目が多数であり、今後の地域スポーツの活性
化等の面を考えても、他の種目の成果向上が必要と思われる。
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
22
成果実績
評
価
25
26
27
A
B
B
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
23
成果実績
評
価
25
26
27
A
B
B
課題等
体育・スポーツ賞授与式
平内町民並びに平内町に在住する個人若しくは団体で、体育・スポーツ
の振興及びスポーツ活動に顕著な功績を上げたものを褒賞する。
と き: 2 月 18 日(木)
ところ: 平内町立山村開発センター
受賞者:スポーツ個人 20 名
奨励賞(小学生)個人 23 人
功労賞、団体受賞は該当なし
授与式については、広報紙に掲載することにより町民に広く活躍を周知
することができた。
市町村対抗県民体育大会
社会人の競技スポーツへの参加を促し競技力の向上を図りつつ、上位成
績を修めることにより町のスポーツに対するイメージアップを図る。ま
た、大会を通じた県内市町村の選手間交流を図る。
県内全市町村が参加し、年に 1 度開催されるスポーツイベント
2 日間 19 競技開催。
(県内 6 地区持ち回り開催)
12 種目 約 124 名(役員含む)の参加。
・剣道 第 2 位 団体
・陸上 男子B走り幅跳び第1位 男子C砲丸投げ第1位 女子B砲丸
投げ第 2 位 個人)
町の部では、昨年の 17 位から 13 位に上昇した。来年はそれ以上の期待
ができるので、初戦で敗退した種目も、日々の練習の充実がカギとなる。
県民駅伝競走大会
町の一体感を作り上げるとともにスポーツに対する関心を高め活力ある
まちづくりとスポーツ振興を図る。
毎年 9 月第1日曜日に県下全市町村が参加して開催される県民駅伝競走
大会に参加するため、町実行委員会を組織し委員会と委託契約を取り交
わすとともに、事務局を担当し委員会運営を補助する。
委託料:800,000 円
と き:平成 27 年 9 月 6 日
26 年度実績 総合 20 位 町の部 11 位
中学校へ協力要請、連携を図り、中学生の選手選考を行っている。また、
陸上経験の豊富な実行委員のもと、中学生を中心とした強化練習を継続
的に行うなど大会に向けた取り組みができた。
一方で、少子化に伴い依然として選手の確保は厳しい状況にある。
引き続き、選手候補者の確保が課題となることから、関係機関と連携し
情報収集に努めるとともに選手の育成に向けた取り組みが必要である。
- 26 -
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
24
成果実績
評
価
25
26
27
A
A
A
体育協会事務局
競技スポーツの競技力向上と、優秀選手の育成・強化を図るとともに健
康で豊かな生活づくりに寄与することを目的に活動する当該団体への助
成を行い、組織の充実と円滑な運営を支援する。
体育協会傘下クラブ 17 団体(約 370 名)への活動助成
各種大会参加及び主催大会及び教室等の開催
補助金額:450,000 円
8 月上旬開催の市町村対抗県民体育大会出場(剣道:団体が 2 位)他陸
上での個人種目 1 位が 2 名・2 位が 1 名などの入賞等があります。
課題等
運動能力の低下への対策・加盟団体の組織の活力化等の取り組みが必要。
事務・事業名
スポーツ少年団補助金
少年少女を対象としたスポーツを振興し、少年の健全育成を目的とした、
スポーツ少年団の拡充・発展を図っている当該団体への助成を行い、も
ってスポーツ人口の拡大と生涯スポーツの振興を図る。
平内町スポーツ少年団登録単位団7団体への活動助成
(・野球 3単位団・卓球 1単位団・柔道 1単位団・剣道 1単位団
・ミニバスケットボール 1単位団)
各単位団にあっては、積極的に活動を展開し、各種大会へ参加し上位の
成績を収めていることから、事業としての成果は出ている。
登録団員数については、少子化の中ではあるが、前年比6名の増となっ
た。また、指導員については、3名が新たに資格を取得し有資格者指導
員の確保及び資質の向上が図られた。
H26
H27
比較
登録単位団数
7 単位団
7 単位団
増減なし
登録団員数
131 名
137 名
6 名の増
今後も、各単位団が継続し活動できるよう有資格者指導員の確保に向け
講習会への参加を促すとともに、併せて団員の確保にも努める必要があ
る。
事業目的
番号
25
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
A
B
B
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
26
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
課題等
夜越山クロスカントリー大会
体力・健康づくりにつなげるとともに、ゴールデンウィークにおける夜
越山森林公園周辺の集客を図る。さらに副賞にホタテ加工品を用いて特
産品のPRを行う。
夜越山森林公園内の起伏の激しい林間コースを活用した難易度の高いレ
ースである。また、県内においては数少ないシーズン初めの大会であり、
遠方からの参加者も多い。
補助金額:400,000 円
と き:平成 27 年 5 月 3 日 参加者数:498 名(前年より約 22 名の増)
27 年度大会開催にあたっては、雪解けも遅くコース整備には例年以上の
経費、労力を伴った。また、大会は回数を重ね認知度が向上し、県外か
らの参加者も多く事業目的を概ね達成できている。
自然のコースを利用しているため、降雪量等天候によりその都度整備経
費に変動が生じることから、整備作業に苦慮している。
また、参加者の増加により集計作業に苦慮したことから、集計作業がス
ムーズに行えるような対策、工夫が必要である。
- 27 -
事務・事業名
野球教室
野球の底辺拡大と野球をとおした健全な青少年の育成を図る。
事業目的
番号
27
評
価
事業概要
当町出身のプロ野球選手細川亨氏を招き、小中学生を対象とした野球教
室を開催する。
成果実績
講師の都合により開催中止となった。
25
26
27
A
B
-
来年は開催する予定であるが、投手・内野手・外野手など各ポジション
の選手を交えた指導ができるよう要請し、さらに充実させていく。また、
教室と交流会の日程を代えることも検討する。
課題等
事務・事業名
全国・東北大会出場助成
各種スポーツ競技の技術力の向上、及びスポーツの振興を目的に全国・
東北大会の出場者に対し、出場に要する費用の負担軽減のため助成金を
支給するものである。
各種スポーツ大会の全国・東北大会への出場に係る交通費・宿泊費・大
会参加料の最大 1/2 を助成する。
事業目的
番号
事業概要
28
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
補助金額:510,000 円(10 件 選手 19 名、引率 7 名、計 26 名分助成)
助成金の支給により大会出場に伴う保護者の負担を軽減することができ
た。
全国大会等参加関係者からは、助成対象制限の緩和を望む声が寄せられ
ている。
課題等
(4)芸能・芸術文化の充実
事務・事業名
文化団体の相互の連絡調整により、各種文化事業の活性化を図ることで
平内町の文化の向上発展に寄与する。
事業目的
番号
事業概要
29
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
B
課題等
文化団体の育成
補助交付金額:200,000 円
文化協会加盟 17 団体 会員 261 人
町民文化祭(加盟団体合同開催)、ミニ展示会、各種研修会の実施
補助金を活用した主な事業
・大島パーク「歌の散歩道」歌碑、句碑建立事業(9 月 15 日)
・第 38 回町民文化祭(10 月 31~11 月 1 日)
・ミニ展示会(開発センター、青少年ホーム)4 団体 5 回
町民文化祭では加盟団体のほか、小・中学校の吹奏楽部を招き演奏会が
開催されるなど、文化振興が図られた。
各団体とも新規加入者が少なく活動の停滞、存続が危惧される。文化祭
の集客力向上と活動のPRを兼ね、商工会の「びっくり市」と併催し「秋
まつり」とした。会場レイアウトや駐車場が狭隘など課題はあるが、ク
リアしながら活性化に結び付けたい。
- 28 -
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
30
成果実績
評
価
25
26
27
B
C
C
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
31
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
課題等
伝統芸能の奨励
無形文化財としての伝統芸能の活動を奨励し、側面から支援するととも
に次世代に継承させる。
①町伝統芸能保存会補助金:
20,000 円×7 団体
②指定団体後継者対策補助金: 30,000 円×4 団体
③第 9 回伝統芸能発表会補助金:80,000 円
町伝統芸能保存会の構成 14 団体(前年比 2 団体減、
うち町指定 1 団体減)
第 9 回伝統芸能発表会
日時:平成 28 年 1 月 23 日(土)
場所:旧浅所小学校体育館(白鳥まつり 2016 と併催)
出演:7 保存会(8 演技)
、よさこいチーム華彩、
東北町沼崎念仏鶏舞保存会
後継者不足により、町指定となっていた浅所権現舞・餅搗き舞保存会が
解散し指定解除となった。また、他保存会でも活動休止状態で事実上解
散となっているため、継承活動と並行して記録保存にも取り組まなけれ
ばならない。
文化賞授与式
平内町の学術・文化の向上の発展に貢献し、顕著な業績をあげた町民又
は団体に対してその功績を顕彰し、平内町文化の普及振興を図る。
例年、10 月上旬に町内関係団体、管内小中学校、東青管内高等学校へ推
薦依頼、広報を通じて周知し推薦を受け、12 月定例会に諮り受賞者を決
定する。
日 時: 2 月 18 日(木)
場 所: 平内町立山村開発センター
受賞者: 文化功労賞 個人 1 名(童謡)
、3 団体(切り絵、伝統芸能)
文化奨励賞 個人 4 名
児童・生徒文化奨励賞(中学生 3 名、小学生 1 名)
文化賞とスポーツ賞では賞状額の有無の違いがあり、統一性を図るため
にも検討する必要がある。また、児童・生徒の参加しやすい体制作りの
ため、放課後の時間帯や休日等について検討する。
(5)社会教育施設の充実
施設名称
山村開発センター
当施設は公民館機能を有し、各種会議、研修会、大会等が開催でき、町
の文化活動の場として提供する
事務室、大集会室、経営研修室、和室、調理室
設置目的
番号
施設概要
管理・運営
32
評
価
25
26
27
C
C
C
課題等
年間利用者 延 14,500 人(前年 14,000 人)
各サークル、同好会などの社会教育活動に活用され、利用率は高い。
大集会室は、暖房時の空調が機能せず、長時間利用の際に火災報知器が
誤作動する。また、温度調節できないため常時スイッチの切り替えに対
応しなければならないことから、対策が必要である。
- 29 -
施設名称
平内町営陸上競技場
町民の健康増進及び競技者の体力・競技技術力の向上のため設置
設置目的
番号
施設概要
33
管理・運営
評
価
シンダー舗装(土のトラック)400mトラック
25
26
27
B
B
C
課題等
施設名称
平内町立体育館、第二体育館(旧浅所小学校体育館)
町民の健康増進、体力向上を目的に設置
設置目的
番号
34
アリーナ(バレーボールコート 2 面)、研修室を備えた屋内体育施設
施設概要
管理・運営
評
価
25
26
27
C
C
C
施設名称
平内町営野球場
町民の競技力、体力向上を目的に設置
設置目的
35
両翼 92m 中堅 115m
施設概要
管理・運営
評
価
25
26
27
C
C
C
課題等
年間利用者 延 27,200 人(前年 28,500 人)
夕方は小湊中学校の部活動で使用、夜間はサークル等で使用しており、
利用率は大変よい。
備品等の不足、損傷などが多く、利用者の要望にも応え更新していかな
ければならない。28 年度にトイレ改修工事を行う予定であり、今後も維
持管理に多額の経費を要することが見込まれため、中長期的な整備計画
の策定を検討する。
課題等
番号
年間利用者 延 13,200 人(前年 15,500 人)
体協陸上クラブ、中学校体育授業、中学校陸上競技部、県民駅伝競走大
会の練習場として利用しているほか、高齢層を中心に朝夕のウォーキン
グで利用している。利用者の利便性向上のため、使用許可時間の見直し
と合わせ、使用料の見直しを行った。
グラウンド整備について、日常的に使用する小湊中学校に協力を依頼し
ながら良好な状態で管理することが課題である。また、水はけがあまり
よくないことから、雨上りの利用を控えてもらえるよう周知が必要であ
る。夏場は害虫が発生し、利用者からの苦情もあるため、解消に向け対
策を検討していく。
年間利用者 240 件、8,490 人(202 件、延 7,338 人)
マウンド整備等に使用する土砂が飛散したため、ストックヤードを整備
した。また、フェンスの改修工事を行った。
外野芝生の剥がれや雑草が目立ってきたので徐々に芝生の張替なども検
討していかなければならない。
- 30 -
施設名称
平内町立図書館
図書館の必要性が益々重要視されている今日、町立図書館のもつ使命を
認識し、情報センター的役割を果たすため資料の収集、整理、保存に努
め、広く町民の利用に供し、明るく豊かな地域社会の形成に貢献する。
設置目的
番号
36
施設概要
管理・運営
評
価
25
26
27
C
B
C
蔵書数 65,425 冊、うち児童書数 13,398 冊
一般書コーナー、児童書コーナー、おはなしコーナー、一般開放パソコ
ン2台
年間来館者数 7,081 人(一般 5,241 人、小中高 1,840 人)
年間貸出冊数 7,690 冊(一般書 6,714 冊、児童書 976 冊)
年間受入冊数 623 冊(購入 476 冊、寄贈 147 冊)
貸出冊数の減少が見られることから、利用者が求める資料を提供し、リ
クエストサービスや新刊等の情報発信を充実させることが必要である。
課題等
施設名称
平内町勤労青少年ホーム
25 歳までの勤労青少年が自主的に行う、スポーツ・レクリエーション・
親睦・趣味等各種活動の場を提供するため設置
設置目的
番号
施設概要
37
管理・運営
評
価
25
26
27
B
B
B
課題等
施設名称
平内町B&G海洋センター
町民の夏季レクレーション及び、泳力向上を目的に提供する。
設置目的
番号
施設概要
38
管理・運営
評
価
25
26
27
B
B
B
課題等
青少年の教養と知識の向上のため、講習会、研修会の開催など青少年の
健全育成及び福祉の増進を図るとともに、一般町民にも利用機会を提供
する。
年間利用者:延 21,035 人(1,012 団体)
勤労青少年のサークル等 17 団体のうち 9 団体が夜間活用している。
トイレの様式化を行い利用者に安全で安心な施設として活動できる場の
提供ができた。
施設老朽化に伴い維持管理費は増加傾向にある一方、葬儀会場上として
民間施設ができたため、使用料収入が減少傾向にある。今後は使用料の
見直しも検討する必要がある。
7~8 月の約 2 ヶ月の期間で開設。
一般用プール(25m×6 コース)
、幼児用プール(10m×6m)
、男女更衣
室
平成 27 年度年間利用者数:1,979 人(前年比 111 人減)
夏休みを利用して7日間の水泳教室を開催している。
主な利用者は小学生および保育園児となっており、少子化により年間利
用者数は減少傾向にあり、利用率向上のためカヌー体験会を1日開催し
た。
随時、運営に支障がある設備等は修繕を行い、安全管理に努めているが、
今後も老朽した施設の維持管理が課題。
- 31 -
施設名称
設置目的
番号
施設概要
39
管理・運営
評
価
25
26
27
C
C
C
平内町歴史民俗資料館
平内町に出土した遺跡出土品、民具、農具、漁具などを展示し、広く一
般に開放し、郷土の歴史に興味を抱かせる。
展示室、管理研究室、研修室、収蔵庫
平成 23 年度に空調設備を改修し、展示物の保管状態が向上した。
平成 26 年 5 月 30 日資料館屋根改修工事が完了し、展示物の保全状況が
向上した。
年間利用者 218 人(入館料 19,330 円)
平成 27 年 3 月に町制施行 60 周年を迎えたことから、
「歴史講座」を開設
し映像資料としてDVDを作成した。
青い森鉄道と提携し「駅からハイキング」のチェックポイントとしてス
タンプを設置し町外からの来館者獲得を図った。
高橋竹山生誕 100 周年の特別展(平成 22 年度)から大幅な展示替えを行
っていないが、費用対効果を考慮すると困難な状況にある。
課題等
(6)青少年健全育成の充実
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
40
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
C
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
B
課題等
学識経験者と利用者代表の 10 名以内となっているが、6 名に委嘱してい
る。任期:平成 26 年 4 月~平成 28 年 3 月
4 月の委員会で前年度の利用実績や登録団体の活動実績の検討をした。
登録団体代表者会議を開催し、運営委員会への意見反映を図った。
委員会で出された意見について、改善が必要なものは積極的に対処し、
利用者が気持ちよく利用しやすい環境作りに努力した。
利用者層が高齢化し、青少年の利用が減少しているため、各種各方面の
利用団体の発掘・育成が必要となる。
使用料について、町内・町外に格差を付ける等今後の検討課題である。
課題等
41
勤労青少年ホーム運営委員会
勤労青少年ホームの事業の円滑な運営を目的に委員会が設置されてい
る。
放課後子ども教室推進事業
すべての子どもを対象として、安全・安心な子どもの活動拠点(居場所)
を設け、地域の方々の参画を得て、子どもたちと共に勉強やスポーツ・
文化活動、地域住民との交流活動等の取組を推進する。
①山口小学校・東小学校の全校児童
②放課後の居場所をつくり、子ども達が地域社会の中で、心豊かで健や
かに育まれる環境づくりを推進する。
保護者の要望により長期休業中も利用ができるよう、山口小学校児童は
「ひらないすこやか教室」を利用し、東小学校児童は小湊小学校の児童
クラブで対応した。
(延べ利用数東 0 人、山口 22 人)
平日 週 4 日 登録児童 山口小学校 38 人 東小学校 28 人
平日・土・長期休業中 ひらないすこやか教室(旧茂浦小学校)30 人
運営委員の構成を変え、サポーターや支援員を委員としたことで運営委
員会時に現場の意見を聞くことができた。
空き教室がなく音楽室を利用しているため授業との調整が必要である。
- 32 -
事務・事業名
事業目的
番号
42
評
価
事業概要
平内町に生まれた子どもたちに最初の絵本を町からプレゼントする。
成果実績
年間 60 人の乳児にプレゼント(27 年度出生 60 人)
。
平内町健康増進課が実施している乳児健診(3~5 か月健診)と調整し、
乳児に絵本などの入った「ブックスタートパック」をプレゼントした。
25
26
27
B
B
B
ブックスタートを機会に図書館の利用やお話会への参加につなげるた
め、読み聞かせボランティアとの連携が必要である。
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
43
成果実績
評
価
25
26
27
B
B
B
44
事務・事業名
事業目的
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
C
C
B
事務・事業名
事業目的
小学生を対象に夏休み・冬休みに工作教室を開催し、金魚ねぶた等を作
る。
講師確保の見通しがたたないため事業廃止とした。
成果実績
評
価
こども工作教室
物を作ることの楽しみを味わう。
事業概要
45
子ども映写会
各作アニメーションを通して、情操を養い、豊かな人間性を培う。
小学生の夏休み、冬休みを利用して子ども映写会を開催する。
・夏休み
7月 29 日、8 月 6 日、8 月 19 日に実施。
・冬休み
12 月 24 日、1 月 7 日に実施
参加者 夏休み 40 人、冬休み 12 人合計 52 人
様々な課題があるが参加者を増やすため、子供たちのニーズに答えるよ
うな映写会を検討する必要がある
課題等
番号
配本事業
管内の保育園、幼稚園、小学校や福祉施設等へ巡回配本し読書普及を図
る。
①児童文庫配本管内小学校(3 校) 年 5 回
②施設配本施設(2 施設) 年 6 回
③幼稚園(1 園)・保育園(8 園)年 6 回
小学校へ児童文庫配本 年間 2,600 冊
各施設へ配本 年間 360 冊
幼稚園・保育園へ絵本・紙芝居 年間 1,752 冊
今後も小学校や保育園等に配本を続けることにより、幼児、児童の読書
に親しむ機会を提供していく必要がある。
課題等
番号
ブックスタート事業
子育て中の家庭に絵本を配付することを契機に、絵本をとおして親子が
言葉や心を通わし、触れ合うひとときを分かち合うことにより子育てを
支援する。
25
26
27
-
-
-
課題等
- 33 -
事務・事業名
事業目的
お話会「いっぽ」による読み聞かせ 図書館年 9 回 出前読み聞かせ対
象:幼児及び低学年児童
事業概要
番号
成果実績
46
評
価
読み聞かせボランティア活動の推進
本の読み聞かせを通した読書活動の推進
25
26
27
B
B
B
参加者
・図書館での実施:58 人
・出前読み聞かせ:児童館、小湊小学校 延 383 人
図書館でのお話会は来館する児童の参加が少ないため、小学校等を直接
訪問し出前読み聞かせを増やす。また、広報等を活用し読み聞かせの情
報を発信する必要がある。
課題等
(7)文化財の保護と管理の充実
事務・事業名
事業目的
番号
会 議 6 月 29 日
研修会 9 月 25 日 七戸町(七戸城跡、二ッ森貝塚)
事業概要
47
成果実績
評
価
25
26
C
C
課題等
・国、県等指定文化財のパトロール報告(5 件)、白鳥観察記録及びハク
27 チョウのまち再生事業についての報告。
・パトロール員より推薦のあった県史跡登録候補について協議したが、
C
文献資料が不十分であるとし、推薦を保留した。
・平成 27 年度に町指定天然記念物「ご家中の松」の樹勢回復を行ったが、
経過観察しながら今後の管理方法を検討していく必要がある。
・町に学芸員を配置していないため、郷土研究会や審議委員の資質向上
を図り資料整理・保存に尽力いただく必要がある。
事務・事業名
事業目的
番号
48
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
C
B
C
課題等
①文化財審議委員会、②文化財審議会研修
【類似事業のため一括評価】
文化財の保存及び活用に関し、教育委員会の諮問に応じ、これに対して
意見を述べ、及びその職務を行うために必要な調査研究を行う。
文化財巡回パトロール
文化財保護法の規定に基づき指定された重要文化財、重要有形民俗文化
財、史跡、名勝、天然記念物及び重要な埋蔵文化財包蔵地の保存管理の
万全を期すとともに、破壊行為に関する情報を収集する。
〔対象〕国指定 1 件 県指定 2 件 埋蔵文化包蔵地 66 箇所
概ね 3 年間で全件パトロールし状態を確認して報告書を作成、県へ報
告する。
文化財保護指導員を1名委嘱し、県遺跡他 3 件の文化財パトロールカー
ドの提出を受けた。
包蔵地については、
看板等未設置で道路整備もされていない場所も多く、
予定件数を確認できていない。また、史跡等に見識のあるパトロール員
の確保も困難な状況である。
- 34 -
事務・事業名
事業目的
番号
49
事業概要
成果実績
評
価
25
26
27
C
C
C
観察は羽数調査に留まっているため、生態調査の参考となるような視点
で行えるよう改善したい。
課題等
事務・事業名
事業目的
番号
事業概要
50
成果実績
評
価
25
26
27
B
A
A
課題等
ハクチョウ観察
特別天然記念物「小湊のハクチョウおよびその渡来地」の保存活用のた
め、飛来するハクチョウの生態を観察するとともに羽数を調査し、経年
変化を把握する。
主要渡来地5箇所に飛来するハクチョウを成鳥と幼鳥別に観察した。
1.松島周辺 2.浜子方面 3.汐立川 4.盛田川
5.平川・福島(田圃)
渡来が確認された 11 月~翌 3 月までの間、観察員を委嘱し週 3 日、62
日間観察を行った。また、
「平内町白鳥を守る会」と合同で講師を招き、
観察講習会を実施し、観察技術の向上が図られた。
ハクチョウのまち再生事業
ハクチョウでは全国唯一の特別天然記念物の指定を受けている「小湊の
ハクチョウおよびその渡来地」の美しい景観と自然環境を後世に守り伝
える。
鳥インフルエンザ問題や学校統合など社会情勢の変化に伴い希薄化する
町民の意識を醸成するための取り組みを行う。
有識者、学校関係、観光協会等で実行委員会を設置し、取り組みを推進
できた。また、参加者の議論をより活発化させるため、シンポジウムを
開催し県内で自治体の鳥を「白鳥」としている市町村に参加を促し、情
報共有、意見交換をした。さらに観光部署との連携により、9 年振りと
なる「白鳥まつり」を復活させ、町内外に取り組みをPRすることがで
きた。
実行委員会より町に対し「提案書」が出され、今後の取り組みについて
参考としたい。
- 35 -
平成 27 年度平内町社会教育重点項目の評価(点検結果を踏まえた総括的評価)
Ⅰ
成 果
(1)平内町教育委員会では、平成 25 年度からそれまでの評価方法を「5 段階評価」に改
め、
「年度比較」による「事業実績と課題の把握」を通して、事業改善への目安が得ら
れやすいようにしている。
重点項目の評価
ラ
ン
ク
評
価
基
準
A
計 画 以 上 の 成 果
B
計 画 ど お り の 成 果
C
普 通
D
計 画 を や や 下 回 る
E
計 画 を 大 き く 下 回 る
―
廃 止
(2)平成 27 年度事業の評価
ランク
A評価
B評価
事業数
該当事業名(『報告書』No 事業名)
6 №8 町制施行 60 周年記念国際交流事業
26
№12 ひらないカレッジ
№17 B&G海洋センター水泳教室
№21 体育・スポーツ賞授与式
№24 体育協会事務局
№50 ハクチョウのまち再生
№1 生涯学習カレンダー
№2 ふれあい出前講座
№3 生涯学習人材バンク
№4 街並み清掃週間、特製ゴミ袋の配布(町民課連携)
№7 フラワーロード
№9 分館長会議
№11 成人式
№14 公民分館活動モデル地域
№15 スポーツ推進員会議
№16 各種スポーツ教室
№18 町民1スポーツ活動「ラジオ体操」事業
№19 町民スポーツ大会
- 36 -
C評価
廃止
15
3
(中止)
D評価
E評価
全体
№22 市町村対抗県民体育大会
№23 県民駅伝競走大会
№25 スポーツ少年団補助金
№26 夜越山クロスカントリー大会
№28 全国・東北大会出場助成
№29 文化団体の育成
№31 文化賞授与式
№37 平内町勤労青少年ホーム
№38 平内町 B&G 海洋センター
№41 放課後子ども教室推進事業
№42 ブックスタート事業
№43 配本事業
№44 子ども映写会
№46 読み聞かせボランティア活動の推進
№5 花の苗の配布(水産商工観光課・農政課連携)
№10 分館長等研修会
№13 公民分館活動助成金
№20 町民スキー大会
№30 伝統芸能の奨励
№32 山村開発センター
№33 平内町営陸上競技場
№34 平内町立体育館、第二体育館(旧浅所小学校)
№35 平内町野球場
№36 平内町立図書館
№39 平内町歴史民俗資料館
№40 勤労青少年ホーム運営委員会
№47 文化財審議委員会
№48 文化財巡回パトロール
№49 ハクチョウ観察
№6 生涯学習のまちづくり花壇コンクール
№27 野球教室(27 年度は講師の都合により中止)
№45 子ども工作教室
0
0
50
- 37 -
Ⅱ
評 価
平内町教育委員会が「地方教育行政の組織及び運営に関する法律(平成 20 年 4 月 1 日
施行)第 26 条 1 項及び 2 項を受けて、平成 25 年度から「5 段階評価」を導入し、年度ご
との事業実績や課題把握等をし易くしたことは高く評価できる。
しかし、その後の「事務の点検及び評価」作業では「必要課題」と「欲求課題」、そして
「マネジメント・サイクル」活用への期待を述べることに終始し、平内町特有の事業や他
地域に誇れるような社会教育活動、そして各種の施設運営等に関わる具体的な活動を標記
しきれていなかったことをさびしく思った。
そこで、平成 26 年度に引き続き、『平成 27 年度平内町教育委員会の事務の点検及び評
価に関する報告書」に掲載されている全ての事業名を評価位置に配置し、その成果が一目
できるようにした。
そのことは、他市町村に比し平内町には「生涯学習関連施設」が多く、それぞれが特有
のすばらしい実績を挙げていることを概観でき、さらには、幼稚園・児童館、小・中学校、
高校、その他の関連施設等との連携・協調を図りながら事務・事業を遂行し、その実績を
評価・点検するための評価指標の整備を行う必要もあることから、本調査もその意を汲ん
だものへと発展していくことを期待したからである。
なお、今後の評価指標の整備に当たっては、単に定量的なパフォーマンス指標のみなら
ず、利用者の満足のような定性的な指標を開拓する必要もあることを申し添えたい。
そのためには、項目ごとに「継続事業」、
「組み換え事業」、
「廃止事業」、そして「新規事
業」等を整理して町民に開示し、町民からの提言やコンセプトを得やすくするなどの工夫
や「生涯各期の学習課題」、
「生涯学習を支える施設の実情分析と課題」、さらには「喫緊の
地域課題等の把握と事業化」について意見や提言を得る努力も必要となろう。
平内町のますますのご発展と町民各位のご多幸をお祈りしつつ。
平成 28 年 8 月
青森中央短期大学非常勤講師(元東栄小学校長)
- 38 -
渡 部 一 清
平成28年度
平内町教育委員会の事務の点検及び評価に関する報告書
― 平成27年度の実績 ―
発
行 平内町教育委員会
発行年月 平成28年8月
- 39 -
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