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関市立武儀西小学校
(別記様式4) 「森と木と水の環境教育支援事業」実施報告書 ○ 事業実施主体:関市立武儀東・武儀西小学校 ○ 日 時:平成24年10月11日(木) 8:15~16:00 予備日 月 日( ) ○ 場 所:郡上市高鷲(長良川分水嶺公園一帯・源流域) ○ 参加者: (学年など)武儀東小4年生15人 武儀西小4年生7人 ○ 講 師:直井 信一 (長良川分水嶺を守る会) ○ 補 助:引率者 武儀西小教頭 五十川 博 東小担任 武藤さゆり 西小担任 梅村敏夫 ○ 必要な備品など:筆記用具、探検バッグ、カメラ、等 ○ 事前打ち合わせ等の日時:平成24年 9月10日(月)電話で実施後、14日文書で依頼 事前打ち合わせ等の場所: 事前打ち合わせ等の内容:学習者の数、学習場所、内容、等 (テーマ)高鷲分水嶺の見学を通して、長良川源流域の自然と水のかかわりを理解する。 (ねらい)水源地を見学し、水の美しさに気付くとともに、水が日本海側と太平洋側に分かれて流れ ることを知る。また、高原の美しい自然のすばらしさを味わう。 (進行表) 項 目 導入部分 内 容 〔分水嶺公園〕 (10分) ・講師紹介 ・講義 ・郡上市高鷲地区の自然、産業、分水嶺、人々の努力について説明を聞く。 ステップ1 〔分水嶺公園〕 (20分) ・長良川分水嶺の見学、池の観察 ・体験 ステップ2 〔分水嶺公園一帯・源流域〕 (70分) ・分水嶺公園一帯の森林を散策し、ブナ林を観察したり、一帯の植物の観察をする。 ・体験 ・大木に聴診器をあて、音を聞く。 ・源流域まで往復1時間程度を歩き、川の観察をする。 ふりかえり ・講師より、長良川の源流について話を聞く。また、ひるがの地域に住む人々の努力について ・まとめ も話を聞き、まとめる。 (15分) ・本日学習したことをまとめる。 (担任の感想) ・源流域の水の美しさ、冷たさ、きれいな水に住む魚、高原に育つブナなどの木々を観察しながら、感動 の声を上げる子どもたちの姿を見て、体験の良さを感じた。また、下流の人々のために、源流域の人々が 水を汚さないように努力している話を聞くことによって、水は身近な川や海へとつながっていることを理 解できたのではないかと思う。 (児童生徒の活動の様子・感想) 分水嶺で水の流れの説明を聞く 水源地付近で説明を聞く ブナの木に流れる水流を聴く子どもたち 源流で水を観察する子どもたち 武儀東小、西小は関市の武儀地域にあり、児童は豊かな自然の中で生活している。4年生は、環境をテ ーマに様々な学習にとりくんでおり、身近な川や用水の観察や生き物にふれることができる。今回、長 良川の水源地域を見学し、地元とはまた異なる高原の気候、川や森林などの自然にじかに触れることが できる体験は貴重であった。公園の池に泳ぐアマゴの姿、ブナの木に聴診器をあて、木の内部の音を聞 く体験などでは感動の声があがった。また、公園から水源地までの30分の散策で森や山々の様子や水 源の水の美しさにふれることができてよかった。 〔児童の感想〕 〇今日は、普通の勉強ではなく、高鷲分水嶺公園に行きました。分水嶺では、森がすごくきれいで、水は 冷たくて飲めたのですごかったです。 〇分水嶺では、すごく水が冷たくて、きれいでした。飲んでみたらすごくおいしかったです。なぜか石が 赤くなっていたしきのこがたくさん生えていました。水源地までたくさん歩いたからおなかが減ってし まいました。 〇分水嶺公園では、自然のことがたくさんわかりました。水は冷たかったです。 〇牧歌の里では、牛のおっぱいをさわりました。しぼるのがむずかしかったです。 〇牧歌の里では、たくさんの動物とふれあいました。牛の乳搾りは初めてだったし、ヒツジにえさをやっ たり、いろいろな動物をさわったり、だっこしたりしました。たのしかったです。 〇分水嶺ではいろいろな自然のものが見れてよかったです。また絶対行きたいです。 (別記様式4) 「森と木と水の環境教育支援事業」実施報告書 ○ 事業実施主体:関市立武儀東・武儀西小学校 ○ 日 時:平成25年3月6日(水) 10:15~11:45 予備日 月 日( ) ○ 場 所:教育の森及びふれあいドーム(関市下之保) ○ 参加者: (学年など)武儀東小3年生12人 武儀西小3年生11人 ○ 講 師:関市椎茸振興会(澤田、三輪、長尾、東山、成戸以上 5 名)、関市役所林業振興課(武 儀事務所) 、農林事務所 伊佐治彰祥、原 彰良 ○ 補 助:武儀西小学校担任 1 名、武儀東小学校担任 1 名、西小教頭 1 名 ○ 必要な備品など:原木(50 本) 、駒菌(3 袋)、ボール、コードドリル、キリ、ブルーシート、木 槌、軍手、等 ○ 事前打ち合わせ等の日時:2月21日(木)10:30~11:00 事前打ち合わせ等の場所:武儀西小学校 事前打ち合わせ等の内容:学習者の数、学習場所、内容、等 (テーマ)椎茸の菌打ち体験活動を通して。ふるさとの産業について理解する。 (ねらい)武儀の特産品である椎茸菌打ち体験を通して、恵まれた自然を活用した産業について理解 するとともに、地域の人とふれあい、地域の良さを体感することができる。 (進行表) 項 目 内 導入部分 〔会議室〕 (5分) ・はじめの挨拶 容 ・講師紹介 ステップ1 〔会議室〕 (20分) ・椎茸産業の概要(椎茸栽培、武儀地域における椎茸産業について、椎茸の栄養について) ・講義 ステップ2 〔しいたけ園〕 (20分) ・椎茸栽培の現場視察(菌打ち・栽培状況) ・体験 ステップ3 〔ドーム〕 (40分) ・菌打ち作業(菌打ちの方法を学ぶ) ・体験 ・炭焼き椎茸の試食 ふりかえり ・感想発表 ・まとめ ・終わりの挨拶 (5分) ・後片付け (担任の感想) ・小学3年生の発達段階を考慮した講義がなされ、内容がわかりやすく、効果的であると感じた。 ・菌打ち作業では、事前にドリルで穴があけてあり、駒菌を打ち込む作業だけを児童が体験することがで き、安全面によく配慮された活動であった。 ・武儀事務所のスタッフによる炭焼き椎茸の試食の機会があり、ありがたかった。 (児童生徒の活動の様子・感想) 椎茸栽培の説明を聞く 菌打ち作業をする児童 しいたけ園で見学をする児童たち 椎茸の試食をする児童 武儀東小、西小は関市の武儀地域にあり、児童は豊かな自然の中で生活している。3年生は、社会科 や総合的な学習の中で、地域学習に取り組んでおり、身近な地域の産業にふれる良い機会となった。 特に、椎茸は、原木を用いた栽培が全国的にもめずらしく、地域の特産品にもなっていることや、椎 茸産業に携わる地域の人々から、丁寧に指導していただいたことで、地域の人々とコミュニケーション をとり、ふれあうことができたことも大きな成果である。3年生は、これまでに畑で芋を育てることや 大豆を育て、加工することを学習しているが、しいたけ栽培を、菌打ちの作業から体験させてもらえる ことが、今後、原木を学校で管理したり、収穫したりすることに意欲をもつことができ、またその活動 を通して、自然を活用した産業の良さを実感させていきたいと考えている。 〔児童の感想〕 〇原木や菌床(きんしょう)でしいたけを作っていることを初めて知りました。 〇最初は、おじさんたちに菌打ち作業を教えてもらっていたけど、だんだん一人でできるようになりまし た。 〇しいたけをつくるのが、たいへんなことがわかりました。菌床のしいたけより、原木の方が武儀地区で は多いと初めて知りました。 〇木槌を使って、菌を打ち込むのがたいへんでした。どんどん慣れてうまくできました。 〇ハンマーで思い切りたたいたら、汁が出てきたよ。 〇しいたけを食べるのは苦手だったけど、今日食べたらおいしかった。これからも食べられると思います。