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2月 - 川口市

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2月 - 川口市
文部科学大臣表彰受賞市長表敬訪問(1.22 領家小、木曽呂小)より
第564号
目
次
教育随想
「謙虚さとこだわりをもって」
川口市立鳩ヶ谷小学校 校長 林 俊幸 ・・・・・・・・・(2)
私の教育実践 「主体的に集団に関わる話合い活動の充実を目指して」
川口市立鳩ヶ谷中学校 教諭 田邉 悦子 ・・・・・・・・(3)
指導の手引き 「平成27年度 川口市児童生徒の体格と新体力テストの調査結果」
川口市教育局学校教育部指導課指導主事 石田 智久・・(4)(5)
研究発表校の実践
歴史教室
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(6)
川口市教育局生涯学習部文化財課 坂本圭一郎・・・・・・・(7)
教育ルポ いじめゼロサミット、市長表敬訪問、教育活動風景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
(8)
題
字
川口市教育委員会教育長
新 海 今 朝 巳
2
月
−平成28年−
編集・発行
川 口 市 教 育 委 員 会
教育随想
「 謙虚さとこだわりをもって 」
川口市立鳩ヶ谷小学校
1 はじめに
今年で37年間の教職生活
を終えようとしている。振り
校長
林
俊幸
このように、謙虚さをもって子どもたちにしっかりと
向き合う教員が、一人でも多く活躍してくれたらと願
っている。
返るとなんと多くの人とのめ
ぐり合いがあり、そのめぐり
3 「できた」
「分かった」授業へのこだわりを
合った方々を通して新たなめ
「教育は人なり」
「教員は授業で勝負する」という言
ぐりあわせがあったことだろ
葉はよく耳にするものである。私は、まさに教育の基
うと思う。また、学校教育に携わって、人や学校、地
本といえるフレーズに思う。教員という、人が生きて
域との「縁」を改めて感じているところである。今、
感情を持った子どもたちの教育に携わる時、
そこには、
お世話になっている鳩ヶ谷小学校は、初任者として着
指導する人の人となりが大きく影響するであろうし、
任した学校であり、教員としてスタートした学校で教
それだけにその責任は重い。そして、その指導する教
職の締めくくりを迎えようとしているが、教頭として
員が、学校生活の中で最も時間をかけて子どもの指導
もお世話になっており、教諭、教頭、校長と三つの職
にあたるのは授業である。だからこそ、授業の指導力
で合わせて11年間お世話になったことを思うと、そ
を高めることが教員の大きな使命だと思う。その意味
こに強い「縁」を感じている。いろいろなつながりが
で、教員は授業改善に向けて、研究実践をたゆまず取
あって今の自分があるのかと思うところである。その
り組み続けなくてはいけないと思う。子どもたちにと
時々の出会いを通して、子どもたちとの向き合い方を
ってのよい授業というのは、学ぶ子どもたちが一時間
はじめ、学習指導から生徒指導、学級経営など、教育
の学習活動を通して、いかに「できた」
「分かった」と
の基本からその実践について、たくさんの支えをいた
実感できるかという視点がある。
「できた」
「分かった」
だいて今に至っていることに感謝したいと思う。
に導くアプローチはさまざまであり、子どもたちの実
態によっても多様なたどり着き方がある。指導にあた
2 謙虚さをもって子どもに向き合う
私が教員を目指したきっかけは、めぐり合った恩師
にあったと思っている。その恩師の一人、毛涯章平先
る教員は、子どもたちの「できた」
「分かった」にこだ
わりをもって授業を工夫することが、自分の指導力向
上に結びつくと改めて思うところである。
生の著書「肩車にのって」の中に、
「教師十戒」という
先生自身が自分への戒めを十の項目に記されている部
4 おわりに
分がある。その一番目に「子どもをこばかにするな。
間もなく教員生活の大きな節目を迎えようとしてい
教師は無意識のうちに子どもを目下のものと見てしま
るが、改めて教職という仕事に感謝したいと思ってい
う。子どもは、一個の人格として対等である。
」と掲げ
る、教員として関わった子どもたち、子どもを通して
ている。私たち教師が子どもたちに向き合うときの基
交わった保護者の方々、学校に関わって応援をいただ
本を諭してくれているように思う。また、
「成果を急ぐ
いた地域の方々などを考えると、関わりが持てた人の
な。裏切られても、なお信じて待て。教育は根くらべ
数は数え切れない。そうした人との出会いは、まさに
である。
」ともあり、教員は信念のもと、繰り返し継続
私の何よりの財産、宝物となっている。この宝物を大
して子どもたちに関わり、働きかけることが大切であ
切にしながら、
これまで皆さんに支えていただいた分、
ると教えてくれている。
さらには
「教師の力以上には、
少しでも自分にできることでお返しできたらと思って
子どもは伸びない。精進を怠るな。
」と、常に高みを求
いる。
める研鑽を忘れてはならないという指導にあたる教員
最後に、川口市教育委員会の皆様はじめ、校長会の
の原点を伝えてくれているように思う。いずれも共通
皆様、地域の皆様には大変お世話になりました。学校
して謙虚さをもって子どもに向き合うという教員の基
に関わって、知り合うことができた教職員の方々との
本と思っている。この「教師十戒」を私の振り返りの
出会いがあったからこそ、今の自分があるのだという
より所としてきたが、どれだけ実践できたかと思うこ
感謝の気持ちを忘れることなく、これからも歩みを進
の頃である。今、本校でも若い教員が増えている中、
めていきたいと思う。
主体的に集団に関わる話合い活動の充実を目指して
私の教育実践
川口市立鳩ヶ谷中学校
1
教諭
田邉
悦子
はじめに
学級活動で話合い活動を行
うにあたって、自分の意見をま
とめ、発表することが苦手であ
り、積極的に話合いに参加しな
い生徒が多いことが課題とし
て挙げられる。そこで、出され
意見を比べ合い、より価値のある意
た意見を尊重する話合い活動
見を出させるための工夫
の工夫や意見を出しやすい雰囲気づくりを行ってい
くことにより、考えや意見を伝える力や、自己肯定感、
(3)学級活動委員の活動
集団への所属感が高まり、主体的に集団に関わる話合
学級活動委員を組織し、学級会ノートに出された意
い活動ができるのではないかと考える。生徒一人一人
見を事前に確認することで、司会の生徒に話合いの方
の活動や自分の意見を発表する場の充実をねらいと
向性を意識しやすくする。そして、話合いのめあてを
した中学校における話合い活動の実践を紹介する。
しっかりと把握させ、めあてに沿った話合いになって
いるか確認しながら、進行する
2
出された意見を尊重する話合い活動の工夫
ことができる。
(1)板書の工夫(学級会グッズの活用)
この時間に何を話し合うのか、話合いのめあてが何
なのか、今何をやっているのかがはっきり分かってい
ると、自分の意見も出しやすく、また、他の人の意見
と自分の意見を比べやすくなり、より価値に迫った話
合い活動ができる。また、賛成、反対意見をマグネッ
トで表し、話合いの状況を可視化し、全体像を捉えや
すくするのに有効である。
話合い活動に見通しを持たせる板書の工夫
3 意見を出しやすい雰囲気づくり
みんなで決めた意見をみんなで実践することによ
って、次の学級会への意識が高まっていく。そこで、
話合い活動から実践、振り返りまでをしっかりと行う
ことが大切である。また、相手の意見を聞く力を高め
ることによって、自分の意見も安心して発表すること
ができるようになる。そのため、話合い活動だけでな
く、自己肯定感を高める活動やブレインストーミング
などを取り入れ、自分の意見を発表する場、お互いを
認める場を設定する。
4 おわりに
(2)学級会ノートの工夫
学級に自分の居場所作りがしっかりとできること
事前に議題と議題選定の理由を説明し、考えさせる
で、学級への所属感を高めることができ、集団の一員
ことで、生徒が議題について自分の意見を持った状態
としてよりよく生活しようとする態度につながって
で、学級会を行うことできる。また、意見を比べると
いく。今後も実践を重ね、よりよい話合い活動の充実
きにグラフを使うことによって、価値に迫る意見を出
を図り、生徒の「よりよく集団に関わろうとする態度」
すことができるようにする。
を育てていきたい。
指導の手引き
平成27年度 川口市児童生徒の体格と新体力テストの調査結果
川口市教育局学校教育部指導課
1 体格調査の結果の考察
児童生徒の体格の平均値(表1)より、本年度
の本市の身長の平均値は、昨年度の全国平均値を
概ね上回る結果となった。体重は、昨年度の全国
平均値と同等か、上回る結果となった。座高は、
昨年度の全国平均値とほぼ同等の結果となった。
2 新体力テスト調査の結果の考察
(1)本市全体における成果と課題
本年度の新体力テストの調査結果(表2)に見
られる本市の成果は、小学校では、長座体前屈で
男女とも昨年度の市平均値と全国平均値を上回っ
たこと、中学校では、今年度の課題であった持久
走で、昨年度の市平均値と全国平均値を概ね上回
ったことである。また、小学校では、総合評価上
位3ランク(A+B+C)の割合が、昨年度の
74.4%から75.0%に向上した。これらの要
因として、
身に付けさせるべき技能を明確に示し、
指導と評価を一体化した授業が増えてきたことや
自校の体力課題に応じて、計画的、組織的に体育
的諸活動に取り組む学校が増えてきたことが考え
られる。
課題としては、小学校では、男女ともにボール
投げ、中学校では、男女ともに50m走が今年度
の県平均値を下回った。体育授業を中心に、小学
校では、夢中になって数多くボールを投げる機会
の保障、中学校では、運動量が十分に確保された
活動などを通して、運動意欲の向上、運動習慣の
確立の一層の充実を図ることが大切である。
小学校、中学校別の調査結果詳細について、以
下に述べる。
(2)小学校
今年度の県平均値を上回った項目数は男子で2
項目、女子で2項目であった。昨年度の市平均値
を上回った項目数は男子で15項目、女子で21
項目であった。昨年度の全国平均値を上回った項
目数は男子で12項目、
女子で19項目であった。
新体力テストの総合評価で上位3ランク(A+B
+C)の児童の割合は男子で72.6%、女子で
77.6%であった。男子は昨年度とほぼ変わら
表1
項目
身長
cm
男
子
体重
kg
座高
cm
身長
cm
女
子
石田
智久
ず、女子は昨年度よりも向上傾向といえる。
体力を高めるためには、体育授業で、思いきり
体を動かすことの楽しさや喜びを味わわせ、運動
好きな児童を育成することが大切である。意欲的
に取り組む結果として基礎的な体力が培われる
よう体育授業の充実を図っていく必要がある。
また、体育主任を中心に、児童の実態を分析し、
体力課題解決に向けて、計画的、組織的に体育的
諸活動を進めていく必要がある。平成28年3月
発行の「川口市児童生徒の体力向上をめざして」
第37集では、全小学校の体力課題解決に向けた
取組を掲載しており、体力向上に向けた取組を行
う際、参考にしていただきたい。
(3)中学校
今年度の県平均値を上回った項目数は男子で
6項目、女子で5項目であった。昨年度の市平均
値を上回った項目数は男子で6項目、女子で6項
目であった。昨年度の全国平均値を上回った項目
数は男子で11項目、女子で14項目であった。
新体力テストの総合評価で上位3ランク(A+B
+C)の生徒の割合は男子で75.7%、女子で
92.3%であった。男子は昨年度よりもやや低
く、女子は高い数値を維持している。「体育の授
業は楽しい」と回答した本市2年女子の割合は県
や全国の割合よりも大幅に高い数値を示してい
る。
このことからも、意欲的に楽しく体育授業に取
り組むことが、運動量確保などにつながり、高い
体力を維持する要因の1つといえる。体育授業の
充実は体力向上への大きなカギであると考える。
3 まとめ
各校で取り組んでいる体力と運動の技能を高
める授業と、体育的諸活動の充実の両輪で、引き
続き体力の向上と運動習慣の確立を図っていた
だきたい。また、特別活動や運動部活動などの学
校教育活動と相互に関連させながら活動に取り
組むことも大切である。
※調査結果の詳細は「川口市児童生徒の体力向上を
めざして」第37集に掲載する予定。
児童生徒の体格の平均値
学校種別
性
指導主事
体重
kg
座高
cm
年度
学年
小学校
1年
2年
3年
4年
中学校
5年
6年
1年
2年
3年
26市
○116.5 ○122.4 ○128.0 ○133.6 ○138.9 ○145.1 ○152.5 ○159.7 ○165.1
○116.5 ○122.5 128.5
○133.5 139.2
○145.1 152.8
○159.6 ○165.0
27 市
116.8
26国
26市
○21.3
○21.3
24.0
24.0
27 市
21.5
24.0
26国
64.8
○64.7
67.6
67.6
64.8
67.6
26国
26市
122.6
128.2
133.9
139.0
145.3
152.6
1 59 .8
165.3
○27.0
27.3
○30.4
○30.4
○34.0
34.4
○38.4
38.5
44.0
44.3
48.8
48.4
53.9
53.7
27.1
30.8
34 .2
38.5
43.4
4 8.4
53.5
○70.2
70.3
○72.6
○72.5
74.9
○74.6
77.6
○77.4
81.3
81.4
84.9
○84.7
88.1
○87.9
74 .8
77.6
81.3
8 4.9
88.0
70.3
72.7
26市
○115.5 ○121.5
○115.7 ○121.4
127.4
127.4
133.4
133.5
○140.1 ○146.8 ○151.8 ○154.8 ○156.4
140.4
○146.9 ○151.9 155.0
○156.6
27 市
116.0
121.7
127.3
133.4
140.2
147.0
152.1
26国
○20.8
○20.9
○23.4
○23.3
26.4
26.4
29.8
29.8
34.0
34.3
○39.0
39.4
○43.6
○44.0
47.2
47.4
27 市
21.1
23.5
26.4
29.8
34 .0
39.4
44.1
4 7.1
50.3
26国
26市
○64.4
64.5
67.2
○67.1
69.9
○69.8
72.6
72.6
75.8
75.8
79.3
○79.0
○82.1
○82.1
83.8
83.7
○84.9
○84.8
27 市
64.5
67.2
69.9
72.6
75 .7
79.1
82.2
8 3.7
85.2
27 市
26国
26市
1 54 .9
156.8
○50.0
○49.9
○ 平均値を上回っているもの ※ 平成27年度データ(27市)との比較標記(○)は、比較対象年度データ(26国・26市)前に提示
表2 新体力テストの調査結果
〈男子〉
小 学 校
3年
4年
学校種別
項目
26市
26国
握力
(㎏)
1年
学年
年度
上体起こし
(回)
○
長座体前屈
(㎝)
△
△
反復横とび
(点)
×
○
○
持 久 走
(分・秒)
12.11
26.01
25.74
△
○
26.58
27.58
27.18
○
○
28.21
△
×
10.89
14.26
14.10
×
○
○
15.23
27.25
27.21
×
△
○
△
28.54
30.33
31.31
×
○
△
32.26
12.62
16.59
16.19
17.36
29.09
29.47
×
×
30.37
34.82
35.69
×
×
36.18
△
△
14.51
18.19
18.32
×
○
○
×
△
×
×
19.31
30.93
30.82
16.74
16.97
△
△
16.54
20.33
20.24
19.49
19.80
○
△
×
○
○
21.49
32.62
32.87
33.40
32.29 ×
38.14 △
39.44 △
34.47
43.10
42.88
38.28
43.08
×
44.39
1年
×
×
19.69
19.40
22.36
22.05
○
△
○
20.34
31.40
40.49
6年
16.71
○
18.03
33.93
×
14.37
14.80
5年
14.64
△
29.35
×
31.10
×
○
△
16.05
27.75
×
12.68
13.00
12.54
△
14.33
27.62
×
10.91
10.95
10.83
△
26.28
×
27市
27県
26市
26国
9.28
11.53
11.60
11.42
27市
27県
26市
26国
△
△
9.33
△
27市
27県
26市
26国
9.24
9.15
△
27市
27県
26市
26国
2年
23.39
34.52
34.94
○
○
×
○
36.89
45.98
46.15
○
△
×
×
○
47.53
△
△
20mシャトルラン
(回)
5 0 m 走
(秒)
×
○
△
立ち幅とび
(㎝)
×
○
○
ボール投げ
(m)
×
×
×
27市
27県
21.32
11"58
11"52
11.48
114.90
114.22
×
116.47
7.94
8.65
7.80
8.22
27.84
28.91
×
×
27.99
×
△
×
30.99
10"75
10"58
×
△
10.66
127.55
126.20
△
×
×
×
×
127.54
10.80
12.13
10.41
11.27
×
×
40.48
10"16
10"02
△
10.11
138.08
137.53
△
×
×
×
×
138.15
14.33
16.43
13.82
14.88
×
×
49.35
9"76
9"56
△
○
9.68
147.62
145.72
△
×
×
×
×
×
147.28
17.42
20.21
17.24
18.23
57.26
9"36
9"21
△
×
8"61
8"42
×
△
9.29
156.65
155.03
×
×
×
156.20
21.32
23.65
20.20
21.69
×
○
29.59
31.10
28.44
×
○
30.24
47.37
43.97
○
○
△
○
46.70
53.74
53.06
○
○
○
×
△
32.97
49.87
47.05
51.94
○
○
○
53.84
○
34.86
33.51
30.50
33.87
○
46.98
△
34.56
35.38
34.73
△
30.68
○
3年
50.90
55.77
56.09
56.87
52.73
6'16"89
6'11"
6'14"80
6'15"50
○
7"94
7"78
△
○
○
△
55.52
6'07"39
6'06"
6'03"04
6'01"92
60.96
×
65.50
8"90
8"85
△
×
8"94
×
○
○
155.41
×
△
×
62.03
63.60
×
×
9"36
×
147.09
△
53.71
54.90
52.13
×
9"73
×
137.61
△
45.03
46.81
44.49
×
10"16
×
△
125.76
×
36.55
39.41
36.19
×
10"76
×
115.74
27市
27県
26市
26国
×
11"53
27市
27県
26市
26国
○
18.61
27市
27県
26市
26国
18.59
18.87
41.55
49.34
49.47
49.01
6'54"88
6'56"
6'53"26
6'48"77
○
△
△
26.00
42.02
40.31
29.47
30.15
29.13
×
49.19
△
△
27市
27県
26市
26国
23.75
26.25
24.52
40.69
×
46.39
×
×
×
25.34
36.39
×
23.54
24.58
23.16
×
22.34
×
中 学 校
2年
8.86
166.50
166.04
8"62
×
×
×
167.56
△
×
×
×
167.10
24.86
27.89
24.33
25.15
△
×
8.52
180.19
181.04
7"94
×
△
△
178.15
×
×
×
×
180.75
18.32
18.68
17.68
18.01
×
7.89
198.17
197.71
7"55
×
○
△
198.21
△
×
△
○
199.28
21.97
21.49
21.66
21.41
7"59
7"43
7.48
209.49
212.37
212.94
×
△
○
×
214.31
24.59
24.15
24.58
24.33
〈女子〉
小 学 校
3年
4年
学校種別
項目
年度
年度
握力
(㎏)
上体起こし
(回)
長座体前屈
(㎝)
反復横とび
(点)
持 久 走
(分・秒)
20mシャトルラン
(回)
5 0 m 走
(秒)
立ち幅とび
(㎝)
ボール投げ
(m)
1年
学年
26市
26国
△
○
△
×
×
×
○
○
△
×
△
×
○
○
10.33
△
△
○
10.34
13.65
13.30
×
○
○
14.73
30.64
29.98
×
○
○
×
31.61
28.43
30.24
×
○
○
30.66
12.05
15.74
14.97
16.78
32.99
32.56
×
×
33.94
32.59
33.67
△
△
34.60
○
△
13.94
17.49
17.44
×
○
○
18.65
35.38
34.13
○
○
×
×
36.30
36.62
37.51
×
○
○
38.74
△
16.31
19.35
18.82
20.56
37.61
37.59
○
○
39.28
40.62
40.63
19.27
20.58
20.10
○
○
42.35
×
×
21.95
40.85
40.32
○
○
×
○
42.30
42.65
43.64
○
△
△
○
44.92
×
×
22.01
23.36
21.05
23.24
45.98
43.68
×
△
45.60
45.55
45.46
×
○
45.40
4'54"28
4'58"
15.50
15.03
△
△
×
○
△
18.33
11"91
11"86
○
○
11"80
107.67
106.26
×
△
×
×
×
109.32
5.65
5.74
×
△
5.78
×
△
△
10"95
119.76
118.38
×
△
×
120.33
7.33
7.62
○
○
7.60
×
31.96
10"45
10"40
10"39
130.56
128.22
△
×
×
131.57
9.20
9.53
×
○
×
9.58
×
×
39.54
10"03
9"93
×
○
9"92
140.98
137.37
×
△
×
×
×
141.83
11.11
12.12
×
○
11.72
×
9"50
150.16
147.94
×
×
×
150.88
13.33
14.71
53.57
9"23
9"16
○
△
13.78
○
○
9"11
156.50
157.32
○
○
○
○
26.71
49.06
46.58
29.34
○
○
○
49.39
△
△
○
49.15
48.33
47.05
△
△
47.35
4'38"27
4'38"
28.05
50.83
48.41
52.00
○
○
○
48.45
○
26.22
28.78
24.83
51.42
48.55
48.03
49.69
○
△
○
4'37"54
48.14
4'39"84
4'44"
4'38"21
4'47"87
△
4'35"83
△
4'37"40
×
9"04
8"98
△
8"73
8"66
△
×
△
8"66
8"64
×
9"13
×
×
×
159.42
△
△
×
160.09
14.76
16.38
×
15.87
8"97
164.63
165.03
8"70
×
△
○
163.73
×
×
×
14.88
○ 平均値を上回っているもの × 平均値を下回っているもの △ 平均値と有意差がないもの(統計学的検定による)
※ 平成27年度データ(27市)との比較標記(○ × △)は、比較対象年度データ(26市・26国・27県)前に提示
25.76
×
×
9"18
×
13.03
×
24.63
27.81
23.74
25.58
25.53
49.52
×
149.43
10.95
×
47.26
9"58
9"45
○
3年
47.21
50.44
○
9"56
×
140.59
×
43.64
43.95
42.37
9"97
×
9.00
×
35.89
36.98
35.35
130.96
7.20
×
×
10"45
×
118.87
5.47
×
25.11
11"04
10"95
28.64
28.95
28.88
11"02
×
107.96
×
○
△
22.63
11"85
×
22.63
22.70
○
27.32
○
45.30
△
24.24
24.37
24.02
×
45.93
△
43.44
×
21.55
21.95
22.70
×
42.26
△
中 学 校
2年
21.64
×
20.91
41.13
×
△
19.65
○
38.75
×
36.48
×
19.74
19.42
△
19.51
35.56
×
16.47
16.78
16.63
○
17.40
32.31
×
13.78
13.77
13.94
△
33.32
×
29.34
×
○
15.58
31.11
×
△
12.03
△
13.70
16.10
27市
27県
26.99
△
11.99
11.90
1年
4'53"84
27市
27県
26市
26国
29.14
26.20
26.58
△
6年
○
27市
27県
26市
26国
11.52
28.46
28.06
10.33
10.37
5年
△
27市
27県
26市
26国
8.77
10.88
10.99
26.30
27市
27県
26市
26国
27市
27県
26市
26国
△
28.92
27市
27県
26市
26国
△
10.71
27市
27県
26市
26国
8.76
8.54
8.82
27市
27県
26市
26国
2年
166.63
11.71
11.86
11.90
8"65
×
○
○
173.48
△
△
△
11.29
×
8"65
173.30
170.71
174.35
13.39
13.54
177.42
△
△
○
13.55
△
13.70
8"56
174.96
174.79
177.61
14.47
14.45
14.65
△
14.78
研究委嘱発表校・研究の概要
上青木南小学校 平成26・27年度 川口市教育委員会研究委嘱「学力向上」に関する研究
1 研究主題 「心豊かで主体的に生きる子の育成」
∼共に学び、自ら考え表現できる子をめざして∼
2 研究内容
道徳教育の充実のための手立て
算数教育の充実のための手立て
○ねらいを明確にした授業展開
○適用問題を重視した授業展開の工夫
○道徳的実践力の向上
○個に応じた支援や他者発表など心の教育とのつながり
○豊かな体験活動
○チャレンジタイムやステップアップタイムの活用
○教育活動全体を通じた心の教育
○算数ルームの充実と活用
○学校公開等による保護者、地域との連携
○ユニバーサルデザインの視点に配慮した授業環境
3 成果と課題
成果(道)
「特別な教科 道徳」に向けて、新しい形の授業に取り組むことで、児童の意欲を引き出すことができた。
(算)ノート指導の充実、自力解決、適用問題を工夫することで、問題を解決しようとする姿勢や態度が育めた。
課題(道)
“上南スタンダード”
(一般的な指導展開)と多様な指導展開とのバランスの検証。
(算)個に応じた指導方法の更なる工夫と、適用問題の選定や時間配分の検討。
領家小学校 平成26・27年度 川口市教育委員会研究委嘱「徳力向上」に関する研究
1 研究主題 「心豊かで共に学び合い実践しようとする子の育成」
∼よりよい学級集団を目指し、みんなで考え、みんなで悩み、わくわくする学級活動の研究∼
2 研究内容
本校では、学級活動(1)を中心に、
「友達の考えを聞き、自分の意見を伝えようとする子」
、
「達成感
・成就感を感じ自己有用感を高める子」を目指す児童像として、研究に取り組んできた。このような
取組は、学級経営の核となり、一人一人を認め合う学級風土を築く上で大切な授業であると捉え、仮
説に基づき、理論研究や授業実践を重ねてきた。授業実践においては、必要感のある議題選定、発達
段階を踏まえた集決定のあり方、可視化の工夫や教師の指導のあり方等を工夫し、
“領家小スタイル”
を確立することができた。
3 成果と課題(○成果 ●課題)
○ 提案理由のキーワードを意識して考えながら、自分の意見を言える児童が増えた。
○ 議題と行事をタイアップすることで、実践意欲も高まり、達成感を味わうことにつながった。
● 言語活動に広がりと深まりをもたせ、よく考えて比較検討できる話合いにできるよう一層工夫する。
● 自己有用感をもたせるために特別活動全体の視点から工夫・改善をしていきたい。
慈林小学校 平成26・27年度 川口市教育委員会研究委嘱「学力向上」に関する研究
1 研究主題 「知・徳・体のバランスのとれた児童の育成」
∼自ら課題意識をもち、共に学び合い、主体的に学ぶ授業の創造∼
2 研究内容
≪研究の柱≫ ①:自ら課題(問題)意識をもつこと
②:学びの「系統性」を重視した指導
③:
「学び」を家庭学習につなげること
◆国語科部テーマ:主体的に読み、自分の考えを伝え合う“じりん子”の育成
・系統性の把握と指導事項の明確化 ・単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり
◆算数科部テーマ:友だちの考えにふれ、算数科の楽しさを感じ、学び深めることができる“じりん子”の育成
・問題解決学習
・算数的活動の充実
・算数言葉の活用
◆道徳部テーマ:心豊かに、自他共によりよく生きようとする“じりん子”の育成
・発達段階、他教科・領域とのかかわりを明確にした全体計画
・授業展開(テーマ型)の工夫
・ふり返りの時間の充実
◆体育科部テーマ:仲間と力いっぱい運動し、健康でたくましい“じりん子”の育成
・系統性をふまえた指導法の工夫 ・教材、教具の工夫 ・友だちとかかわる場の設定 ・家庭との連携
3 成果と課題(○成果 ●課題)
〇どの教科・領域も学習を好きになり、自ら課題意識をもって学習に取り組む児童が増えた。
●さらに系統性を意識し、ねらいと指導内容を合致させた単元計画、45分間の授業展開を研究する。
川口市教育局生涯学習部文化財課
坂本圭一郎
今年度、 学校と文化財課が連携して行った歴史教室の一端をご紹介します。
出前
コース
領家の囃子と神楽
出前
∼郷土の文化を学ぼう∼
コース
隠れキリシタン
∼竜派禅珠とルヒーナ∼
芝地区にある長徳寺の会
館の一室を借りて行いまし
た。 江戸時代のキリシタン
殉教事件について住職から
話を聞き、 その後、 境内の
文化財を見ながら川口の歴
史を学びました。
江戸時代の領家村の生活
を学習後、 領家の囃子と神
楽保存会の方々と一緒に囃
子の体験を行いました。 目
の前で行われる囃子と神楽
を鑑賞し、 当時の庶民の文
化にふれました。
出前
コース
川口の江戸時代
出前
∼日光御成道と当時の生活∼
コース
昭和時代の川口
∼戦中の生活と川口の空襲∼
江戸時代はどのような生
活をしていたのかを、 資料
を基に学習しました。 川口
でも地域によって生産物や
産業は様々です。 実物を手
に取り考える道具あてクイ
ズは、 好評でした。
出前
コース
川の歴史と生活
防空演習に簡閲点呼、 銀
紙集め、 空襲、 苦しい食生
活。 昭和初期の川口は戦争
一色であった様子を、 写真
資料と実資料をもとに学習
しました。
出前
コース
∼芝川・ 新芝川・ 見沼代用水∼
学校周辺の文化財
∼史跡を訪ねて∼
総合的な学習の一環で、
地域を流れる河川や用水路
の歴史と役割を、 現在の様
子と比較しながら学習しま
した。 水田の灌漑や水害の
減少に大きく 役立った身近
な河川を学びました。
貸出
コース
土器・ 石器
貸出
コース
∼縄文時代・ 弥生時代∼
縄文時代・ 弥生時代の土器や石器( 磨製・ 打製・ 石鏃)
と川口の原始時代をまとめたスライド資料をセット にし
て貸し出しました。
郷 土 資 料 館
【 企画展】
神社や寺院は、 当時の
人々が生活する上で精神的
な拠り所でした。 日光御成
道沿いの寺院は、 徳川将軍
との関わりがある場所もあ
り、 歴史が身近に感じられ
た学習でした。
川口鋳物の伝統
∼山崎甚五兵衛と天水桶∼
鋳物の伝統的な技法で天水桶を製作する過程を詳しく
紹介している映像資料です。鋳物師 山崎甚五兵衛さんの
鋳物造りの姿を通して川口の鋳物の伝統を学べます。
川口市鳩ヶ 谷本町 2 - 1 - 2 2
TEL: 283-3552 FAX: 283-3595
昭和レト ロの川口 ∼く らし・ 街並み・ 鉄道風景∼
平成28年1月5日∼2月28日〔 休館日: 月曜日・ 祝日の翌日〕
昭和 30・ 40 年代に使われていた生活道具や当時の川口の街並みを撮影
した写真、 川口の発展を支えた鉄道等に関する資料を展示しています。
教 育 ル ポ
平成27年度
きらり川口 第4回 いじめゼロサミット
自分たちの手でいじめを無くしたい――。そんな想いを胸に、12月22日(火)、上青木公民館において、市内小・中
学校全78校の児童生徒代表が参加して、
「きらり川口 第4回 いじめゼロサミット」が行われました。
今年度から、いじめ根絶に向けた取組をより一層強化するために、小学生も参加してのサミットに拡大しました。
今回のサミットは、いじめのDVDを視聴し、児童生徒がいじめを被害者、加害者、傍観者の立場から多角的にとらえ、
いじめの構造を深く考えられる内容で展開されました。代表児童生徒は、夏季休業中に行った各地区のブロック会議や、
「いじめゼロ運動」で培った自分の考えを、グループで協議しました。これにより、いじめを解決するためのよりよい方
策を見出す、実践的な取組となりました。
今後は、
「いじめゼロサミット」で協議した内容から学んだことを各学校で実践し、市内の学校からいじめの根絶を互
いに誓い合い、終了となりました。
協議の様子
開会あいさつ(新海教育長)
発表の様子
会場内の様子
文部科学大臣表彰受賞市長表敬訪問
領家小学校
教育活動の様子(競書会)
指導講評(米津光治 文教大教授)
発表の様子
(1.22 領家小、木曽呂小)
木曽呂小学校
(1.12 東領家小)
奥ノ木市長の話
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