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サンプルだけでも活用できる! ~ここから始めるSOLIDWORKSの

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サンプルだけでも活用できる! ~ここから始めるSOLIDWORKSの
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サンプルだけでも活用できる! ~ここから始めるSOLIDWORKSのカスタマイズ~
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SOLIDWORKSではAPIが公開されていることはご存知かと思いますが、これを活用するとしないとでは業務効率に大きな差が出ます。
プログラムの知識が無い、カスタマイズしている時間が無い、等の様々な理由はあるかと思いますが、SOLIDWORKS APIヘルプの中には、
時間をかけることなくそのまま使えるサンプルコードも多く紹介されています。
今回は、その中から「部品表をXMLファイルとしてエクスポートする」サンプルを例にSOLIDWORKS APIヘルプのサンプルコードをVBAマクロで
使用するための手順をご紹介します。
このサンプルを使えば部品表をXMLファイルとして出力することができ、他のシステムで部品表情報を活用するといったことが可能になります。
<手順>
1. SOLIDWORKSを起動します。
2. メニューの「ヘルプ」 > 「API ヘルプ」を選択します。
3. 検索タブをクリックします。(下図①)
4. 今回行いたい処理は部品表をXMLファイルとしてエクスポートすることなので、「探したい語句を入力してください」欄にキーワードとして
「bom xml」と入力します。(下図②)
5. 「検索開始」ボタンをクリックします。(下図③)
6. 「Export BOMs to XML Example (VBA)」というタイトルが結果として表示されますので、これをダブルクリックします。(下図④)
7. 右側の領域にサンプルの説明を含むコードが表示されます。
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「Preconditions」という項目に記述されている内容は、このサンプルコードを実行する際に必要となる前提条件です。(下図⑤)
8. SOLIDWORKS のメニューから「ツール」 > 「マクロ」 > 「新規」を選択します。
9. 任意のフォルダに任意の名前でマクロファイルを保存すると、「Microsoft Visual Basic for Applications」ウィンドウが開きます。
10. API ヘルプで表示された「Option Explicit」という行から最後の「End Sub」という行までを「Microsoft Visual Basic for
Applications」の右側のコードを記述する領域にコピーアンドペーストします。
11. マクロを実行する前に前述した「Preconditions」の内容を確認します。
1つ目は、部品表が含まれている図面ドキュメントを開くということですので、対象となる図面ドキュメントをSOLIDWORKSで開きます。
2つ目は、「C:\windows\system32\scrrun.dll」を参照設定するということですので、次のいずれかの手順で設定します。(この参照
ファイルはXMLファイルを作成するために使用されます。)
a)
「Microsoft Visual Basic for Applications」のメニューの「ツール」 > 「参照設定」を選択して「参照」ボタンをクリックし、
「C:\windows\system32\scrrun.dll」ファイルを開きます。
b)
「Microsoft Visual Basic for Applications」のメニューの「ツール」 > 「参照設定」を選択して「参照可能なライブラリファイル」の
一覧から「Microsoft Scripting Runtime」にチェックマークを付けます。
12. 「Microsoft Visual Basic for Applications」のメニューの「デバッグ」 > 「<マクロファイル名>のコンパイル」をクリックし、エラーが発
生しないことを確認します。
13. 「Sub/ユーザーフォームの実行」ボタン
をクリックしてマクロを実行します。
14. 図面ドキュメントが保存されているフォルダに図面ドキュメントと同じ名前のXMLファイルが作成されます。
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サンプルコードはありませんが、部品表の情報をテキストファイルとして出力することも可能です。もしかしたら、すぐに業務に活用できるサ
ンプルがあるかもしれませんので、どのようなサンプルがあるか探してみてはいかがでしょうか。
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