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MAISON TAKUYA

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MAISON TAKUYA
サイドポケット付きトートバッグ。
革の風合いを活かすため芯材を使わ
外装は、
滑らかな手ざわりと繊細な
ず、
パターン技術によって自立する
設計だ。
細やかな天然シボが上品な
カーフ
(牛革)
、
内装は柔らかなゴー
トレザー
(ヤギ革)
で仕立て、
ハンド
ドイツのシュランケンカーフ
(牛革)
ル付け根のパッチ部分やファスナー
とイタリア製のカモフラパターンの
の引き手にアリゲーターをあしらっ
ゴートレザー。
カモフラ柄は染料に
よるものでプリントのように割れた
り革の柔らかさが損なわれることが
ない。
価格20万1600円/外装はシュ
たビジネスブリーフケース。
外装と
内装のカラーコントラストが美しい。
価格29万3760円/ドイツのシュラン
シボが特長のドイツのシュランケン
MAISON TAKUYA
ランケンカーフ、
内装はゴートレザ
ーのラウンドジップ長財布。
たっぷ
折り長財布。
内装に薄くすいて張り
フランス人デザイナー、
フランソワ・ルッソが設立し
アジアのイタリアになろうと呼び声高いタイに自社工場を構える
新進ブランド、MAISON TAKUYA
(メゾン タクヤ)
。
欧州のセンスとアジアの技術を融合させ
上質の革素材と、細やかな伝統的製法の手縫いによる
新時代のラグジュアリーを提案する。
合わせたゴートレザーを使用。
手縫
写真/青木健格
(WPP)
りとマチを取ったポケットと豊富な
いとは思えないほど繊細なステッチ、
カード段で収納力抜群。価格 8 万
4240円/カモフラ柄の外装とブルー
磨きのコバ処理など、
技術の高さが
細部に光る。
価格 6 万2640円/シン
の内装が鮮やかなラウンドジップ小銭
プルなマグネット式マネークリップ
入れ付。
価格 3 万2400円/ラウンドジ
ップ長財布と同素材のラウンドジップ
価格 1 万4040円/長財布と同素材
ミニ財布。
価格 5 万4000円/単パスケ
万2400円/フラップタイプの小銭
入れ。価格 2 万520円/カード類と
ICパスを一緒に収納できる 3 つ折り
パスケース。
価格 2 万5920円
ース。
価格 1 万5120円/カモフラパ
ターンの名刺入れ。
価格 2 万1600円
11
ファーレ☎03-5464-6993 http://www.maisontakuya.jp
ケンカーフを使った小銭入れ付 2 つ
p
Pick U
Brand
のラウンドジップミニ財布。
価格 3
10
革のプロがおすすめする
ここがLAST CROPSの名作が生
まれる現場だ。
ミシンや裁断機を揃
え、
地下は革の倉庫になっている。
東京都渋谷区渋谷 1 -5-12
☎03-6427-4642
http://www.lastcrops.com/
写真/P14∼17:宮坂政邦
(WPP)
、
P18∼21:青木健格
(WPP)
文/杉本恵理子
(WPP)
工房でミラージュを広げる鴻野さん。
CROPPERS
イタリアのブッテーロ、米国のシェルコードバン――世界の一流レザーの名は
一般消費者の間に広く浸透し、製品選びの決め手にさえなっている。
そんな今、
これから注目すべき知る人ぞ知るレザーについて革のプロたちにうかがった。
SHOP<<<
鴻野敏之 さん
LAST CROPS
こちらがミラージ
ュで仕立てた新作
バッグ。
厚いコバを
美しく仕上げ、ハ
ンドルはミラージ
ュを 3 枚重ね限界
の厚さをミシンで
縫っている。鴻野
さんの技とセンス
が詰まった一品だ。
価格10万8000円 「厚ものの一枚革で仕立てられた鞄が、
革好きになっ
た原点です」
と鴻野さんは言う。
子どもの頃に見たク
ラシックな革鞄が今の仕事につながっているという。
写真右は渋谷にあるLAST CROPSのショップ。
材の特性を存分に活かし
ながら、緻密な作りによっ
てどんな革もエレガントな
表情に仕立てあげる LAST CROPS
の
鴻野敏之さん。世界各地の高級レザー
を使ったバッグや財布は、力強くも上
品な佇まいで高い人気を博している。
いま鴻野さんが最も注目し新作バッグ
に使っているのが﹁ミラージュ﹂
。フラ
ンスの原皮をイタリアでなめした厚手
の牛革だ。ヨーロッパでは狂牛病の流
行以来、生後3年以内の牛しか食肉用
に使用できなくなったため、早く生育
させて太らせる飼育方法が主流となっ
た。そのため肉の副産物である皮は薄
くなり、厚ものが取れなくなってしま
った。そんな状況にあって﹁ミラージ
ュ﹂は、昔ながらの飼育法でゆったり
と育てられた牛の革で、厚さ約4ミリ
素
の稀少な厚ものレザーなのだ。革の表
面には傷やトラ︵首から肩にかけての
シワ︶が多いが、卵白ベースの薬品を
塗りアイロンをかけて艶出しする﹁カ
ゼイン加工﹂が施されており光沢が美
しい。さらに最大の特長と言えるのが
トコ面︵裏面︶の美しさで、
ギン面︵表
面︶かと見紛うほど滑らかで艶がある。
鴻野さんはこの革で新作バッグを製作
した。革の厚さとトコ面の美しさを活
かすため、薄くすいたり裏地を張った
りせず一枚革で仕立て、厚いコバを美
しく磨きあげた。
﹁この革をバッグでど
う表現するかが腕のみせどころ﹂と鴻
野さん。厚い革を使いながら無骨な雰
囲気にせず、優美なラインと力強い存
在感を発揮する、いかにも鴻野さんら
しいバッグが完成した。
14
04.
03.
こちらは の色違い。
「ポロハンガリー
高級カーフ
(牛革)
として定評のある
と同じリザード
(トカゲ)
を使ったラ
02.
1945年にパリで創業し、
世界の一流時
01.
カーフ」
のラウンドファスナー財布。
中
「ポロハンガリー カーフ」
を使ったラ
ウンドファスナー財布。
センターにフ
計メーカーのベルト製作で絶大な支持
央にファスナー付きコインケースを備
え、
たっぷり入るラージポケット 2 つ、
ウンドファスナー財布。
革本来のきめ
細やかな肌質を、
美しい仕立てが引き
ァスナー付きコインケースを備え、
ス
ペースたっぷりのラージポケットとカ
を得るカミーユ・フォルネのレザーグ
ッズ。
こちらは繊細な鱗紋様が美しい
両サイドにカードホルダー各 4 枚を装
立てている。
ファスナープルとモチー
ード段で実用性抜群。
ファスナープル
リザード
(トカゲ)
の長札入れ。
収納力
備し、
機能性抜群だ。
価格16万2000円 フにアリゲーターをあしらった。
価格
のアリゲーターがアクセント。
価格21
に優れながら薄作りでスマート。
価格
万6000円
17万2800円
カミーユ・フォルネ ジャポン
16万2000円
カミーユ・フォルネ ジ
カミーユ・フォルネ ジャ
カミーユ・フォルネ ジ
☎03-3543-1212
ャポン☎03-3543-1212 ポン☎03-3543-1212 ャポン☎03-3543-1212 http://www.cfjapon.co.jp
http://www.cfjapon.co.jp
http://www.cfjapon.co.jp
http://www.cfjapon.co.jp
良質な革モノが欲しい人のための
新しい年の始まりや折々の節目に、上質な革モノをプレゼントする。
財布、
カードケース、ベルト、小物。夫に妻に、恋人に、海外のお客様に――
大切な人に贈るギフトにふさわしい、本格派のレザーグッズを大特集。
写真/宮坂政邦
(WPP)
文/編集部
01.
02.
04.
25
03.
ビジネスシーンを彩る鞄、
財布、
名刺入れ。
シック
ながら個性が光るデザインでスーツスタイルのア
クセントに。
機能性と素材の品質は最高級。
長く使
えるアイテムたちだ。
(財布右P25、
左P26に掲載)
24
7
AIt81
5
PRO-MENER
オルト81
日本の技と上質レザーの
ビジネスアイテム
プロムネ
エレガントで機能的な
ハンドメイドがみつかる
AltはAlternative、81は日本の国際電話
こちらもクラマエビルに入る新進のレ
国番号。
「日本の考え方を形にする」がコ
ザーブランド。デザイナーであり作り手
ンセプト。目につきにくい部分に手間の
である池田耕平さんのアトリエショップ
かかる作業を加え、長く使うために細部 Alt81代表の高崎真行さん。商品ひとつひ
とつの作りや素材について、
じっくり丁
を美しく仕上げるのがAlt81の特長だ。た 寧に説明してくれる。店内はゆったりと
棚の奥は池田さんのアトリエ。
ジャズが静
だ。イタリアンレザーやコードバンなど
かに流れる大人の隠れ家的な空間だ。
月に
高品質の革を使い、すべてハンドメイド。
1 ∼ 2 回ワークショップも開催している。
とえば、縫い糸の終わりの先端に糊をつ した雰囲気の大人の空間だ。
ただ手作りならではのクラフト感や、素
けミシン目に押し戻す「糊止め」を行っ
材のナチュラル感やワイルドさは打ち出
たり、傷みやすいカード段の縁は 3 重に
さず、エレガントで機能性の高い財布や
革を重ねたり、
「風琴マチ」
「菊寄せ」とい
小物を展開している。たとえば、ロング
った伝統技術を使いディテールに手を抜
ウォレットはスマートな見た目に比して
かない。表だって主張せず、目立たない
部分にこそこだわる、まさに日本らしい
哲学が宿っているのだ。色は黒を中心に、
東京都台東区蔵前2-1-23
大人のビジネスシーンにふさわしいスタ
蔵前立沢ビルA号
イルを揃えている。
☎03-5809-2117
11:00∼20:00
㊡水・木・金曜定休
(祝日の際は営業)
http://alt81.com/
収納力が高く、カードやコインを整理し
黒、
茶を中心としたビジネススタイルの財布、
カー
ドケース、
ペンケースなど。
しなやかなカーフや、
ベ
ビーバッファローなど、
その革特有の魅力が引き出
されたものを良い素材ととらえ選んでいるという。
て収納できる工夫があったり、コインポ
ケットの内側に鍵を収納できる小さなポ
東京都台東区蔵前 4 -20-12
クラマエビル3B
☎03-5829-6857
12:30∼18:00
㊡不定休
ケットが付いていたり。美しさを保ちな
がら機能的に使える作りになっている。
8
CAMERA
6
LITSTA
カメラ
レザーグッズと焼き菓子の
居心地いい空間
レザーブランドnumeriの田村晃輔さん
と、
MIWAKO BAKEの山田美和子さん
夫妻。
ふたりが作る居心地のいい空間で、
時間がゆっくりと流れている。
豊富なカラーを揃えるソフトなバッグや小物たち。 東京都台東区蔵前4-21-8
革のなめしや染色について田村さんがタンナーに ☎03-5825-4170
11:00∼18:00
直接オーダーしたオリジナルレザーが中心だ。
焼
㊡月曜定休
き菓子はドリンクとともにテイクアウトも可。
扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、
整然と
並ぶ色とりどりのウォレットたち。
イタリアンレザ
ーは10色の豊富なカラーバリエーションを揃える。
色
の組み合わせを変えるなど、
セミオーダーも可能だ。
レザーグッズとカフェ……異色コンビ
のユニークなお店。扉を開けると右側に
レザーバッグや小物が並び、左側が焼き
リティスタ
使うシーンを考えた
温かなアイテムたち
クラマエビル 2 階にアトリエショップ
木村さんと佐藤さんは、
JR御徒町駅高架
を構える木村由香里さんと佐藤祐樹さん
下
「アキオカアルチザン 2 k540」
に一号
LITSTAとはLife Is The Sta
店を出しブランドとしてスタートした。 のブランド。
菓子と飲み物のカウンターになっている。
ge To Act(人生は演劇の舞台である)の
レザーグッズに触れながら、カフェでゆ
頭文字。自分たちの作るモノで多くの人
っくり。そんな空間を作ったのはレザー
の舞台を彩りたい、という思いをこめた。
ブランドnumeriの田村晃輔さんと、
完全手作りでレディメイドとセミオーダ
MIWAKO BAKEの山田美和子さん夫妻
ーの革小物を製作。優しい雰囲気と豊富
だ。兵庫県のタンナーによる国産レザー
なカラーが特長だ。財布は独自のアプロ
で仕立てたバッグや小物は、カジュアル
ーチで仕掛けがユニーク。たとえば、レ
でユニセックスなものが中心。焼き菓子
は国産の有機小麦を使った家庭的な味。
奥のテーブルではクラフト教室も予定さ
れている。モノ作りの拠点として、人々
が集う場として、蔵前の注目スポットた。
東京都台東区蔵前 4 -20-12
写真上がレジのように硬貨を仕分けるコインケー
ス。
小物はマットな質感のイタリアンレザー
「プエ クラマエビル 2 B
ブロ」
を中心に 6 色展開。
下右はセミオーダーの財 ☎03-5829-4860
時間不定
布。
小銭入れが取り外せ札入れと分けて使えるな
㊡不定休
ど、
仕掛けが楽しい。
下左はソフトレザーのバッグ。
http://www.litsta.com/
ジのように硬貨を仕分けできるコインケ
ース、つり銭用ポケット付きマネークリ
ップなど、ひとつで持っても組み合わせ
て持っても使いやすいよう、使用シーン
を考えた作りになっている。
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