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H23年の横浜市のがん死亡数は9,021人、全体の32%を 占め、年々
【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 H23年の横浜市のがん死亡数は9,021人、全体の32%を 占め、年々増加しています。 男女別内訳は、男性が5,489人(61%)、女性が3,532 人(39%)です。 年齢構成をみると75歳未満が約半数を占め、75歳未満の死 亡の44%を占めています。 部位別にみると、肺、胃、大腸、肝臓、膵臓、食道、胆のう、 乳がんの順で、全体の4分の3を占めます。 男性→肺、胃、大腸、肝臓、膵臓の順 女性→肺、大腸、胃、乳房、膵臓の順 126 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 過去10年間の死亡数の推移をみると、男性では肺、膵臓、 前立腺がんが著しく増加し、食道、大腸がんも増加していま す。 女性では膵臓がんが著しく増加し、卵巣、大腸、肺、肝臓、 子宮がんも増加しています。 年齢調整死亡率を全国値と比較すると、男性の大腸、食道、 前立腺がん、女性の大腸、肺、乳、膵臓がんが全国値より高 いです。 過去10年の推移をみると、男女とも膵臓がんが増加してい ます。 127 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 検診でがんが発見された場合と、症状が出てからがんが 発見された場合には、生存率に大きな差がでます。 早期にがんを発見し治療するためには検診を受けること が重要なのですが・・・ 128 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 横浜市が実施した平成23年度の各がん検診の受診者数 は、胃がん48,144人、肺がん21,820人、大腸がん 119,275人、子宮がん101,661人、乳がん62,265 人となっています。 受診率は、胃がん5.6%(全国9.2%)、肺がん2.5% (同17.0%)、大腸がん13.8%(同18.0%)、子宮 がん25.5%(同23.9%)、乳がん20.9%(同 18.3%)でした。 この4年間の推移をみると、子宮がんや乳がん検診の受 診率は全国値に近づきつつありますが、胃がん、肺がん、 大腸がん検診については、受診率が低い状態にあります。 なお、国のがん対策推進基本計画(平成24~28年度) では、各がん検診の受診率については、5年以内に 50%(胃、肺、大腸は当面40%)を達成することを目 標としています。 129 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 全国の政令指定都市と比較しても、子宮頸がん、乳がん検診を除いて横浜 市が実施するがん検診の受診率は低い状態にあります。 (参考) 130 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 がん検診は保険がきかないため、全額自己負担した場合は1万円を超えることがありま す。 そこで横浜市ではがん検診の受診料を補助し、市民の皆様に受けやすい自己負担額と しています。 【参考】政令市のがん検診 自己負担額 検診の種類 自己負担額 胃がん(40歳以上) 500円(名古屋市他)~3,400円(新潟市) 肺がん(40歳以上)※1 0円(札幌市他)~900円(川崎市) 大腸がん(40歳以上) 200円(静岡市)~1,300円(新潟市) 子宮がん(頸部)(20歳以上) 子宮がん(頸部+体部)(20歳以 上) 400円(大阪市他)~2,100円(岡山市) 500円(名古屋市他)~3,200円(岡山市) 乳がん(40歳以上) 500円(名古屋市)~2,500円(岡山市) ※1 胸部レントゲンのみ ※2 横浜市の自己負担額は、政令市と比較すると、胃がん・大腸がん・子宮がんに おいて高い水準となっております。 131 【健康で安全な暮らしの支援】 がん検診 がん検診受診率向上に向けて、様々な取り組みを行っています。 がん検診推進事業 ●平成25年度の対象者 ○子宮頸がん検診 年齢 20歳 25歳 30歳 35歳 40歳 ○乳がん・大腸がん検診 生年月日 平成4(1992)年4月2日 ~平成 5(1993)年4月1日 昭和62(1987)年4月2日 ~昭和63(1988)年4月1日 昭和57(1982)年4月2日 ~昭和58(1983)年4月1日 昭和52(1977)年4月2日 ~昭和53(1978)年4月1日 昭和47(1972)年4月2日 ~昭和48(1973)年4月1日 年齢 40歳 45歳 50歳 55歳 60歳 生年月日 昭和47(1972)年4月2日 ~昭和48(1973)年4月1日 昭和42(1967)年4月2日 ~昭和43(1968)年4月1日 昭和37(1962)年4月2日 ~昭和38(1963)年4月1日 昭和32(1957)年4月2日 ~昭和33(1958)年4月1日 昭和27(1952)年4月2日 ~昭和28(1953)年4月1日 132