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タイ2

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タイ2
巡礼その十九
タイ3
東北タイ
1999 年7月 29 日
久しぶりのタイに行く。今回の目的は KHAO PHRA VIHARN と NARAI JAENG WAENG、
AYUTHAYA をじっくり見学するのが目的である。11 時のタイ航空で3時半にドン
ムアン空港に着く。出迎えてくれたガイドはナタリットさんというゲイの人で、
自分のことを蜜蜂ビーと呼んでくださいという。とても楽しそうなハンサムな
男である。エアーポートホテルにチェックインしてすぐに買い物と食事に出か
ける。空港のバスに乗ったが国内線に行ってしまいタクシーで伊勢丹デパート
へ行ってもらう。ここにナライ・パンというお土産物屋があり寺院のレリーフ
のレプリカを買う。妻は籐のハンドバックを買う。伊勢丹のジムトンプソンで
ネクタイを買う。屋台でレバーが沢山入っているバーミーナムと豚バラ肉の唐
揚げ、ビールとコーラで 190 バーツであった(バーミーナムは 30 バーツで 10
年前の6倍)。ホテルへ戻りすぐ寝る。
7月 30 日
4時 30 分モーニングコールで4時 50 分にコーヒーショップへ行くが既に完
璧に朝食の用意ができている。さすがにエアーポートホテルである。先客が既
に一人いた。6時の飛行機でサコン・ナコンへ行く予定であったが旅行会社が
間違えてナコン・パノムに車を手配してしまったのでナコン・パノムまで飛ん
でナコン・パノム観光をしてからサコン・ナコンへ行く。まずメコン川まで行
き対岸のラオスを見て W.THAT PHANOM へ行く。とても有名な寺院でラオスの
W.THAT LUANG によく似ており壁面レンガの彫刻がとても面白い。来てよかった
寺院である。サコン・ナコンへ向かいタイで最も有名な高僧 AJAHN MAN のミュ
ージアムへ行きお祈りしてペンダントトップを買う。町の食堂でトムヤムクン、
鳥とレバーのぶっかけご飯、空芯菜の炒め物、トマト・キャベツ・フクロタケ・
グリンピースの芽の炒め物を食べる。とても美味しかった。W.PHRATHAT CHOENG
CHUM へ行く。とても大きい寺院で僧侶が沢山おり、少年僧も多い。破風の仏陀
の物語がよい。次に NONG HARN 湖に行くがあまり綺麗ではない。小さなクメー
ル遺跡 PHRA THAT DUM があり、楣の一部が残っている。山の方に滝を見に行く
が滝というよりも小川で子供達が裸で泳いでいた。我々も裸足になって水遊び
をする。いよいよ NARAI JAENG WAENG に行く。町中の大きな寺院の境内にあり
彫刻が独特で素晴らしい。祠堂内部には新しい仏陀が祀ってある。バンコクに
戻ると旅行会社の榎本さんが不手際で申し訳ないと出迎え、お詫びに夕食を御
馳走したいとのことで、エアーポートホテルのレストランキンナリーでタイ料
理のバイキングを御馳走になる。いつも食べる屋台とは味が違う。つみれの入
ったコンソメみたいなスープ、干しえびの前菜、トムヤムクンなどが美味しい。
只だと思ってフレッシュオレンジジュース、ビール、ワインなどを飲んでお腹
がいっぱいになった。しかし只なのは食事だけで飲み物は 800 バーツも取られ
た。
7月 31 日
4時 30 分モーニングコール、5 時朝食フルーツとパンケーキを食べる。6時
30 分のウボンラチャタニー行きでウボンへ行く。バンコクは雨であったがウボ
ンも雨であった。車で 1 時間 30 分、カオプラヴィハーンのタイ側の入り口に着
く。ものすごい霧と小雨で全く見えない最悪のコンディション。前回引き返し
た所からトラクターに車両を付けたカートに乗る。降りて 100m ほど歩くと小さ
な小川がありここが国境でさらに 50m でカンボジア側入り口がある。小さな店
が 30 軒ほど並んで食べ物やお土産を売っている。入り口の兵隊にソクサバーイ
と言ったらわかってくれた。霧で全く見えないが左右にシンハがいる急な階段
を登るとバコンのような地を這うナーガの出迎えだ。結構観光客が多く、年寄
りもいれば子供もいる。霧の中からあの崩れた第1楼門が現れる。破風や楣の
彫刻も近づけば見えるが写真を撮るには良くない。その先にリンガの参道が見
える。さらに登って行くと次々と楼門や建造物が霧の中から現れる。一番上の
本堂からはカンボジアの平原がパノラマの様に見えるはずであるが、もちろん
何も見えない。本堂の横でお供えの蓮の花を売っているおばちゃんに蓮を指差
しプカチュー(カンボジア語で蓮)と言ったらとても喜んでくれて知っている
カンボジア語をすべて並べた。霧で全く見えないがすぐそばは 600m の断崖にな
っている。晴れていたら絶景であったろう。気温は 20 度あるかないかで寒い。
写真を撮りながら入り口まで降りて行く。入り口のカンボジアのお土産物屋で、
ナンディシュヴァラの像があったのでいくらか聞いたら 1300 バーツだと言う。
冗談がきついよと言って 600 バーツにしたら妻が怒って高すぎると言って返し
てしまった。みんなあっけにとられて結局 500 バーツで購入する。タイ側の駐
車場に並んでいる食堂で絶品のソムタム、ハーブでひき肉とレバーを炒めたも
の、餅米と焼き鳥を食べる。最後にまだ写真を撮っていない建物がタイ側の入
り口のそばにあり見えているので行こうとするが道がない。腰まである雑草を
踏み分け写真を撮ってくる。ウボンラチャタニーに戻るとローソク祭りの最終
日でかなりの人で賑わっている。まず W. NONG BUA へ行く。ブッダガヤ大塔を
模した塔で壁面に仏陀に関した彫刻が見られる。
ローソク祭りのメイン会場へ行くがまだ準備中でマイクテストなどをしていた。
会場にある公園では古き良きイサーンの生活を見てもらうために当時の住居を
造り、生活を再現させている。子供達は縄跳びや石蹴り、主婦は絣を織る。ロ
ーソク祭りのメインは 4
5m の山車の上に作った鑞のカービングで、これを
引いて町をパレードして順位を決める。女の人は民族衣装を着てメークも派手
である。祭りは夕方から始まるので飛行機に間に合わない。時間がないので沢
山でている屋台で鳥の唐揚げ、とろろ芋とココナッツにお砂糖をまぶして葉で
くるんで焼いたもの、タイソーセージ(生の唐辛子とショウガ、ニンニク、キ
ャベツで食べる)を食べ空港へ行く。エアーポートホテルでチェックアウトし
てそのままアユタヤへ行く。ホテルは新しい KRUNGSRI RIVER HOTEL に泊まる。
8月 1 日
8時にオムレツとトーストを食べる。アユタヤは以前も来ているがじっくり
寺院見学していないことと、川に囲まれた町なのでぜひボートで回りたかった。
車で寺院を回る。W.CHAI MONGKON はとてもにぎやかで学生や家族連れが沢山来
ていた。ここのストーパに登り内部の井戸へ 1 バーツ落としていい音がすれば
良いことがあるとビーが教えてくれた。私が落とすと2秒後にちゃりんと音が
した。妻が落とすと2秒後にくしゃという音がして大笑いであった。お昼はク
イティユの美味しいお店に連れて行ってもらう。ここはウシの血が入っている
という。とてもこくがあって絶品であった。焼きそばにはバナナの花ともやし
とニンニクの葉が付いてくる。少し甘いが美味しい。2時からボートをチャー
ターし、川からアユタヤを回る。アユタヤでクルーズをする観光客はほとんど
いない。隣のホテルの水上レストランから乗り込む。ここはパサック川で川幅
は広い。少し行くとロッブリ川との合流地点でこの先から川幅が狭くなる。左
右の家の生活が裏からよくわかる。これがクルーズの楽しみの一つである。1.5m
ほどのトカゲもいる。左側に黄金の塔が見えると大きなチャオプラヤ川との合
流地点だ。川幅は広くなり W.WATTANARAM が見えてくる。そしてセントジョセフ
教会が見え W.PHTTAISAWAN のトウモロコシの塔が見てくるとチャオプラヤ川と
パサック川の合流地点になり、パサック川に入ってホテルに戻る。アユタヤの
町が3つの川に囲まれた自然の要塞であることがよくわかる。W.PHO KHAO THONG
に行っていないので車で向かう。最近修復された巨大な真っ白い仏塔で、上に
登れるので登ったのは良いがとても高く降りる時にとても怖かった。ホテルに
戻りプールへ行く。夕食は船に乗ったとなりのレストランで鳥の軟骨の唐揚げ、
小エビと春雨のサラダ、川魚の甘酢あん掛け、トムヤムクン(水を使わずココ
ナッツだけを使い、エビは川エビを使う)、野菜サラダ、猫チャーハンを食べる。
ビーのゲイの話で異常に盛り上がる。日本からのおかまツアーの連中をガイド
した時の話は圧巻だった。9時 30 分で終わりなのでホテルのカラオケに行く。
ホールと個室があり個室は 600 バーツかかるのでホールで歌う。客は我々だけ
であったがシンガポールの中国人が入ってきてビートルズ対決になった。1 時解
散。
8月2日
朝食後バンコクに戻り、11 時の便で帰国。
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