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「防災協定について」 [PDFファイル/90KB]

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「防災協定について」 [PDFファイル/90KB]
地震時の県公共建築物の点検等に係る協定について
1 背景
本県では、東海地震や首都直下地震等の大規模地震への対応が大きな課題となっています。
県の庁舎や警察署等の公共建築物は、大規模地震発生時に、応急活動や医療救護活動あるいは、
復興活動の拠点になるなどの重要な役割を担っていることから、その安全性や機能の確保を図るこ
とが必要です。
そこで、県では、地震発生時の県有施設の点検等に関して関係団体の協力を得て、次のとおり協
定を締結しています。
2 協定の名称及び目的
(1) 協定の名称
神奈川県公共建築物に係る地震時の点検等の協力に関する協定
(2) 協定の目的
大規模地震発生後、専門技術を有する建築、電気、空調衛生(機械)の関係団体の協力によ
り、庁舎や警察署等の公共建築物の迅速な点検及び応急措置(以下「点検等」という。)を実
施し、応急活動体制等の立ち上げを支援することにより、県民の安全・安心の確保を図るため
3 協定締結の相手方
防災上の拠点施設の安全性と機能を確保するため、建築、電気、空調衛生(機械)3業種の次の
7団体と協定を締結しています。
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一般社団法人 神奈川県建設業協会
一般社団法人 神奈川県電業協会
一般社団法人 神奈川県空調衛生工業会
一般社団法人 横浜建設業協会
一般社団法人 川崎建設業協会
一般社団法人 川崎市空調衛生工業会
神奈川県中小建設業協会
4 協定の概要
(1) 協定の発動
本協定の発動は、原則として県の災害対策本部が設置された場合となります。
(県では、震度6弱以上の地震を計測した場合に、災害対策本部が自動設置されます。また、
震度5弱未満もしくは5強を計測し、大規模な被害の発生を確認し、又は発生のおそれがある
と判断された場合にも設置されます。)
(2) 協定の対象となる施設
対象施設は、県が所管する公共建築物とします。
ただし、災害対策本部(県庁)、現地災害対策本部が設置される庁舎(各地域県政総合セン
ター)、総合防災センター、警察本部、土木事務所、治水事務所、保健福祉事務所、警察署等
の防災上の重要な拠点となる施設を優先します。
(3) 施設への出動(資料1:「出動の流れ」参照、資料2:「指定施設一覧」参照)
県の要請に基づき出動し、施設管理者の指示に基づき点検等を実施します。
ただし、震度6弱以上の地震が計測された場合には、各団体があらかじめ指名した会員は、
県の要請を待つことなく県が指定する施設(以下「指定施設」という。)へ出動し、点検等を
実施します。
この場合の震度6弱以上の地震が計測された場合とは、当該指定施設が所在する市町村(横
浜市、川崎市及び相模原市にあっては区)における気象庁の発表震度が震度6弱以上の場合と
なります。
(4) 点検等の範囲
点検等の範囲は、施設の安全点検と施設の安全及び防災拠点機能の確保に必要な応急措置と
し、施設管理者の指示に基づき行います。
(5) 訓練の実施
発災時に協定に基づく点検等が迅速に行われるよう、県と団体は共同して訓練を実施してい
ます。
5 協定の特色
(1) 3業種による点検
施設の安全性や機能確保に必要な建築、電気、空調衛生(機械)の3業種の専門企業が互い
に連携することにより、効率的な点検等が可能となっています。
(2) 自動出動(資料1:「出動の流れ」、資料2:「指定施設一覧」参照)
大規模な被害が想定される震度6弱以上の地震を計測した場合、団体への連絡が困難となる
ことが予想されることから、指定施設については、県の要請を待つことなく自動出動し、迅速、
確実な点検等を実施する体制としています。
(3) 県全域での対応
県の施設は、県全域に設置されていることから、県全域で活動する団体と協定を締結するこ
とにより、県内の一部地域で大規模地震が発生した場合に、被害の軽い他地域からの応援派遣
が可能となっています。
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