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FG Smart WG 09-03 TSAG 1月会合報告
FG Smart WG 09-03 ITU-T 電気通信標準化アドバイザリー会合(TSAG)結果(スマートグリッド関連) 2012 年 2 月 8 日 総務省通信規格課 1 日時・場所・出席者 日時:2012 年 1 月 10 日(火)~13 日(金) 場所:スイス・ジュネーブ 出席者:36 か国から 146 名が参加。日本からは、NTT、KDDI、三菱電機、日立、NEC、富士 通、OKI、TTC、日本 ITU 協会、NICT、総務省の 11 組織から 19 名が参加。 2 審議結果(スマートグリッド関連のみ) ○ワークショップ(1 月 9 日(月)午後) ・TSAG の前日にワークショップが開催され、昨年12月に活動を終了した Focus Group on Cloud Computing(FG-Cloud)及び Focus Group on Smart Grid (FG-Smart)の検討結果が 紹介された。 ・FG-Smart に関しては、TSB 太田氏、FG-Smart 副議長である KT Hyung-Soo Kim 氏(リモー ト参加)、日立 櫻井氏から、それぞれ全体概要、ユースケース、要求条件の出力文書の紹 介が行われた。 ○TSAG プレナリー会合(1 月 10 日~11 日) ・FG-Smart 議長の Mr. Les Brown(独 Lantiq)から、FG-Smart の検討結果について報告 (TD315)。 ・日本から、FG-Smart 終了後の進め方として、スマートグリッドに関する Joint Coordination Activity(JCA)、Global Standard Initiative(GSI)を設置することを提案(C71r1)。中国、ZTE は日本提案を支持。France Telecom より、ホームネットワークに関する既存 JCA、JCA-HN (Home Network)との関係は、との質問があった。 ・関連文書として、JTC1 への ITU-T リエゾンオフィサーから、JTC1 プレナリー会合報告 (TD296)、ITU-T/JTC1 リーダシップ会合結果(TD302)が紹介された(前者は 2011 年 11 月 7-12 日に開催された JTC1 総会の報告のうち、IEC の SMB が SG3 に対して ITU-T とのリ エゾンを要請していることや JTC1 のスマートグリッドに関する取組の紹介等、後者では同会 合で David Su 氏(NIST、FG-Smart 副議長)から FG-Smart の活動状況紹介が行われた等 の内容)。 ・また、JCA-HN 関連では、JCA-HN 報告(TD319)、共同コンビーナの任命提案(TD318)が紹 介された(前者は TSAG で内容をノートするとともに JCA-HN の継続を要請、後者は Q4/15 の分割に伴い、Mr. Les Brown を Q4B/15、Mr. Stefano Galli を Q4C/15 のコンビーナにそれ ぞれ任命する内容)。 1 FG Smart WG 09-03 ・FG-Smart 議長による AdHoc Group を設置して検討することとなった。 ○AdHoc グループ(1 月 12 日) ・既存の JCA-HN と統合する形で JCA-SG&HN(Smart Grid and Home Network)を設置する 方向で、ToR のドラフティング作業が行われた。 ○TSAG プレナリー会合(1 月 13 日) ・IEC SMB 議長の Mr. James Matthews(コーニング)が出席、オフラインで調整の結果、 IEC/SMB 配下の SG 3(Strategic Group 3)がスマートグリッドの標準化に関する調整機関の 役割を果たしており、JCA-HN&SG も ITU を代表して SG3 に参加し、スマートグリッドの通信 分野について貢献していく旨のパラグラフが ToR に追加された。 【追加パラグラフ】 Global coordination on Smart Grid is taking place in IEC (Strategic Group 3). Strategic Group 3 comprises expertise from all activities in IEC and has links and liaisons with other groups working on aspects of Smart Grid. ITU-T will have full representation and participation in Strategic Group 3, and any external coordination by JCA-SG&HN on network aspect of Smart Grid will be in concert with IEC. ・コンビーナの Les Brown 氏より、AdHoc 会合の結果として、JCA-HN を改編して JCASG&HN とするとの提案、およびその ToR が報告された(TD348,351)。 ・議論では、JCA-SG&HN の設立および ToR に関して、パラグラフ追加後の ToR 案は AdHoc では合意していない(ドイツ)、A.1 に基づき 4 週間の照会期間をおくべき(FT)との意見が出 され、FT の意見を UK、USA、ドイツが支持した一方、韓国、日本は既存 JCA の拡張であり、 4 週間の照会という新規設立手順をとる必要はないと主張。伊から JCA を設立した上で、 ToR の 4 週間照会を行うとの意見が出され、合意された。 ・親グループを JCA-HN と同様に TSAG とするか、SG15 に変更するかについても議論された が、親は TSAG とし、今後 SG15 に変更することも検討することになった。 ・議長は、共同コンビーナの任命提案(TD318)の記載どおり、既にコンビーナである Richard Stuart 氏(米 Lantiq)に加え、新たに Les Brown 氏(独 Lantiq、FG-Smart 議長、Q4B/15 ラ ポータ)と Stefano Galli 氏(Assia、Q4C/15 ラポータ)を共同コンビーナに加えることを諮り、 異議は出なかった。 ・また、Les Brown 氏より、各 SG に対し FG Smart が行った Gap Analysis へのフィードバック を求めるとともに、JCA-SG&HN への参加を呼び掛けたいとの要望があり、TSAG の議長報 告に記載されることになった。 3 今後の予定 JCA-SG&HN の非公式会合は、2月29日(水)にパリで開催予定。なお、次回 TSAG 会合は、 2012 年7月2日~4日、スイス・ジュネーブで開催予定(WTSA-12 前の最後の会合)。 2