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ラインジャッジについて L1 L2 L3 L4

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ラインジャッジについて L1 L2 L3 L4
平成 23 年7月作成
ラインジャッジについて
四日市バレーボール少年団育成者連絡協議会
1)ラインジャッジの位置
①
自分の担当するライン(下記の図参照)の延長線上の位置に立つこと。
②
コートの各コーナーから2m離れる。
(どこに立つのかも決まりがある)
※子供がする場合には、1.5m程離れた所がよい。離れすぎないよう注意する。
※L2・L4 の立つ位置の目安は、ネットのポール位置と同じぐらいと思えばよい。
③ 線審番号は、記録用紙の審判役員欄にある線審の番号と同じです。
※記録をする際に必要ですので、子供達にも教えてあげてください。
主 審
L4
L1
L3
L2
副 審
ベンチ
記録席
図1.審 判
員
ベンチ
の
配
置
2)試 合 中
確実に判定し、速やかにフラッグシグナルを出すこと。一番よくないのは、ボールを見ていないと
か、選手や応援団の声を聞いてから同じ判定を出すこと。
※練習試合などのように、セットの間に線審を交代することもダメです!!
- 1 -
【 フラッグの持ち方 】
ポールに人差し指を添えながらグリップエンド側を小指で軽く握るようにする。
※グリップをグーで握ったり、グリップの真ん中付近で握ると上手く表示できない
【 構 え 方 】
①
プレーが始まるまでは、リラックスして立つ。
② サーバーがボールを打ってからは、軽くヒザを曲げて移動しやすい低い姿勢をとること。
コツとして、頭を上下に動かさず、身体(腰)でボールを追うとよい。
<Point>
よくない行為(中学生でもよく見かけます。よい子はしないように)
・手をヒザに当てながら構えて見る姿。
・お尻の位置に旗(手)を於いて、犬のシッポのように旗を動かしている行為
・サーブの笛を吹く前に旗を前に出し、サーブの吹笛後に『バサッ!』と音を出して手
を後ろに回し、『構える行為』
。公認審判員は、誰も教えていません。他のチームがし
ていたからの理由だけでマネしない。チームで子供達がこのような行為をしていたら、
『しなくていいよ』とご指導してください。
③ 足の置き方は、身体の中心にラインを置いて、足を左右に広げて構えて下さい。平成 23 年度
の取り扱いはこの方法を採用しています。
また、ラインの延長線上に前足を置いて構える方法もあります。
※子供達がする場合は、判定しやすい構え方でかまいません。
しかし、ボーッと見ているような姿勢で行うことは、できるだけ止めさせてください。
<Point>
・目の位置が高いとボールを上から見ることになり、目の錯覚で床との接点が死角とな
り、誤審の判定が多いです。
・ボールと床の接点角度(跳ね返る角度)が低い場合、少しコートの内側から見ると判
定しやすい。
・低い姿勢が必要な時とそうでない時の区別をつける。
例)サーバーがエンドライン後方からサーブを打つ場合
- 2 -
【 フラッグの出し方 】
①
旗を持っている肘を軽く引き上げ、肘を曲げた状態で旗先を大きく動かし、旗-手-肘-肩が
真っ直ぐになるように人差し指に意識をしなが出す。肩に余計な力が入らないこと。ムチで叩
くような腕を動かすイメージで行うと上手く表示ができる。
②
しっかりライン判定をしてから、姿勢よく(上半身を静止した状態で)、フラッグシグナルを
出しながら直立する。(H23 年度仕様)
③
フラッグシグナルを出した瞬間(瞬時)に、身体とフラッグはラインに向け、目を主審の方向
に向け、主審と目を合わせて自分の判定を伝えるようにする。
<Point>
L1・L3のラインジャッジの人は、レフト側からサービスをする場合のサーバーの妨
害にならないように、サイドラインの延長線上の後方に下がって構える。その際、サーバ
ーのフットフォルトの有無にも注意して見る事。
※子供の場合、横方向に動いて『見る』ことをするので止めさせて下さい!!
3)ラインジャッジの判定の仕方
【 ラインに関する判定(ボールイン・ボールアウト) 】
① 1人1線が原則(基本)です。
② 左利きの方が左手に旗を持って線審することは、全く問題ありません。しかし、ライン判定する
際の見る位置を少し工夫(コートの内側に少し移動)すること。
③
ボールと床の接地面でライン判定をする。(図2の赤丸部分を参照)
図2.ボールと床の接点
ボール
接 地 面
ライン
床
- 3 -
<Point>
・ボールの威力により接地面(丸)の大きさが変化する。
・ボールの中心だからという考えはよくない。
・ボールの接地面がコートのラインのいずれかにかかっていれば「イン」
。
・高い目線のままでライン判定するとミスジャッジが多い。
図2-1.ボールと床の接点の形
ボールの
軌
跡
ボールは球体だから
床に落ちた跡も丸い
ボール
ライン
④
ボールが主審側や副審側のライン付近に落下した場合にも必ずシグナルを出す。
⑤
各コーナーに落ちたイン表示の場合は、2人のラインジャッジがシグナルを出す。(図3参照)
サイドライン担当(L1、L3)は、コーナー際に落ちないエンドライン側のアウト表示をあま
り出さない方がよい。
※ボールの落ちる角度によっては、誤審判定をしてしまうことがよくあるため。(図3:ボ
ール④の判定)
⑥
ラリー中はボールを見て、アタックやサーブなどで担当ラインにボールが落ちそうな時には、ボ
ールから目を離し、ラインを見ながらボールの判定をする。
⑦
イン、アウトのシグナル表示をする時に、軽くひじを曲げながら最終的に真っ直ぐに差し出すよ
うに肘を動かすこと。
※肩に力を入れ過ぎて、肩が身体の前に出ないよう意識すること
※イン表示が足下の床を指していたり、アウトの表示を手や肘を曲げたまま上げたりするの
はあまりよくない格好なので注意すること。
⑧
ボールの軌跡の角度が低い場合のライン際判定をするコツは、コート内側のほうから見るように
瞬時に工夫する。
- 4 -
主 審
③
L1
L4
④
②
⑥
①
⑤
L2
L3
副 審
図3.ボール判定の役割と2人が出すイン判定の範囲
<Point>
・ボール① L3、L4が判定(コーナー2m以内)
・ボール②
L4が判定
・ボール③ L1が判定
・ボール④ L2が判定
・ボール⑤ L2、L3が判定(コーナー2m以内)
・ボール⑥ L3が判定
【 ボールコンタクト(ワンタッチ)の判定 】
①
ボールコンタクトを確認した場合、フラッグを胸の前で旗を真っ直ぐに立てて、旗の先を別の手
で置くようにする。旗先が喉もとの位置で、手-肘-肩が同じ高さの位置で一直線になるように
表示するとキレイにみえる。また、ボールがコート内に落ちた場合は「イン」のシグナルを出す
こと。※子供の場合、コート内に落ちてもワンタッチの表示をするので注意
②
ボールコンタクトがコートの外に出た場合は、確実に確認できたラインジャッジがシグナルを出
す。最大3名(コート側2名+サイドライン1名)のラインジャッジが表示する。
※子供の場合、ボールを触ったコートの線審がまず旗で知らせるように教える
【 ボールが床に触れたかどうかの判定 】
①
パンケーキのプレーで自コートにボールが床に触れたことが確認できた場合には、「イン」のシ
グナルを出す。※子供の場合、旗で知らせることの方が大事
- 5 -
②
パンケーキのプレーで自コートにボールが床に触れたことが確認できたが、主審は吹笛せずにプ
レーを続行した場合には、旗先を斜め前に出し、2回ほど軽く上下に旗を振って主審に知らせる。
※公認審判員のみ
【 サーバーのフットフォルトの判定 】
①
サーブを打つ瞬間の足の位置、およびジャンプサーブなどで踏み切る足の位置で判定をする。
②
足の位置がサービスゾーンの外もしくはコート内であれば(ラインを踏んだり越えたり)反則に
なる。
③
シグナルは、頭上で旗を1往復振り、片方の手でラインを示す。
※子供の場合、旗を振る回数よりも旗で知らせることの方が大事
主 審
③
L4
L1
②
④
①
L2
L3
副 審
図4.フットフォルト判定
<Point>
・サーブ① (L3は後ろに下がって)L3が判定
・サーブ② L4が判定
・サーブ③ (L1は後ろに下がって)L1、L2判定
・サーブ④ L2、L3が判定
【 アンテナ付近を通過したボールの判定 】
①
アンテナにボールが当たったかどうか
②
プレーをしていてアンテナに触れたかどうか
③
相手コートに返球の時やサーブを打った際、ボールが許容空間外(アンテナの外側や頭上)を通
ったかどうか
④
相手コートに飛んでいったボールを取り戻す際に、許容空間内を通過したかどうか
- 6 -
⑤
上記の①~④のプレーで反則を確認できたラインジャッジは、頭上で旗を1往復振り、片方の手
でアンテナを示す。
※子供の場合、旗を振る回数よりも旗で知らせることの方が大事
図4.アンテナ付近を通過したボール判定
主 審
③
L4
L1
②
L3
L2
①
副 審
④
図4の①~④で反則プレーと確認ができたラインジャッジは、フラッグシグナルを出す。
≪ 主 な 例 ≫
① アタックで打ったボールやブロックしたボールがアンテナに当った。
② 空中にあるボールを触ろうとしてアンテナを触ってしまった。
③ アンテナの外側もしくはアンテナの頭上を通過して相手チームにボールを返球した。
④ 相手コートに飛んでいったボールを取り戻す際に、許容空間内を通過して味方コートに返して
しまった。
あ
と
が
き
平成23年度6人制競技規則および平成23年度全国ラインジャッジクリニックの資料
をもとに作成いたしました。まずは指導者がラインズマンの判定方法を理解し、身に付
け、子供達にもわかりやすくまた明確にラインジャッジの判定方法を身につけさせられ
るようご指導のほどお願いします。いささか説明不足の所やイラスト不足等で完璧な資
料ではありませんが、参考になればと思い作成いたしました。
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