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山際大志郎経済産業副大臣がタイ、ラオスに出張しました
平成 26 年 9 月 25 日 山際大志郎経済産業副大臣がタイ、ラオスに出張しました 9 月 22 日にタイを訪問し、プリディヤトーン副首相、チャカモン工業大臣、アピラディ商務 副大臣と会談を行いました。また、9 月 23 日から 24 日には、ラオス ビエンチャンを訪問 し、ASEAN関連エネルギー大臣会合に出席するとともに、エネルギー担当大臣等と会談 を行いました。 1.タイ 経済関係閣僚との会談 プリディヤトーン副首相、チャカモン工業大臣及びアピラディ商務副大臣と会談を行い、タ イ政府として、先般発表された「ロードマップ」に則した民主化に向けた努力の継続を求める とともに、投資認可等の手続の適正な運用をはじめとするビジネス環境の整備、日タイ EPA に おける自動車関税の扱いにかかる協議の進展、鉄鋼にかかるセーフガード調査における日本側 意見の考慮などを要請いたしました。タイ側からは、日本の官民によるタイ経済への貢献に対 する感謝の意が表明されました。 また、東アジア包括的経済連携(RCEP)交渉には、ミャンマーにおけるダウェイ地域の開発 といった地域的な取組についても意見交換を行い、日タイで協力して取り組んでいくことで一 致しました。 (アピラディ商務副大臣との会談) (チャカモン工業大臣との会談) (プリディヤトーン副首相との会談) 2.ASEAN+3エネルギー大臣会合 ASEAN+3エネルギー大臣会合には、ASEAN10ヶ国に加え、日、中、韓のエネル ギー担当閣僚等が参加されました。ラオスのスリ ヴォンエネルギー鉱業大臣が議長となり、山際副 大臣が中国及び韓国代表とともに共同議長を務 めました。主な成果は、 ( ① 高効率石炭火力を含むクリーンコール技術 の導入推進に向けた協力の強化が合意され るとともに、先進国や多国間開発銀行による 技術移転や公的金融支援継続の必要性が認 識されました。 (ASEAN+3エネルギー大臣会合) ② 天然ガス需要の増加に対し、競争的な価格や仕向地条項の緩和を含む柔軟な天然ガス市場 の推進についての重要性が確認されました。 ③ 我が国が実施する石油備蓄の推進、原子力および省エネルギー分野の人材育成の成果が歓 迎され、引き続き協力活動を推進していくことが合意されました。 3.EAS(東アジアサミット)エネルギー大臣会合 EASエネルギー大臣会合には、ラオスのスリヴォン・ ダラヴォンエネルギー鉱業大臣と山際副大臣の共同議長の 下、ASEAN10 ヶ国、日、中、韓、豪、印、ニュージー ランド、ロシア、米国の、合計 18 ヶ国のエネルギー担当大 臣等が参加されました。主な成果は、 (ラオス スリヴォンエネルギー鉱業大 臣との共同議長) ① 我が国が主導する省エネルギー作業部会における、省エネルギー目標と行動計画の策定や エネルギー管理の高度化による省エネルギーの推進などの活動が歓迎されました。 ② 関心国におけるベースロード電源としての原子力発電の重要性が共有されるとともに、高 効率石炭火力を含むクリーンコール技術の適用や普及の継続の必要性が認識されました。 ③ ERIA による調査研究の成果が歓迎されるとともに、石油備蓄に関する新たな調査研究の開 始が合意されました。 4.エネルギー担当大臣等とのバイ会談 ラオス スリヴォンエネルギー鉱業大臣、ミャンマー アウン・トゥエネルギー副大臣及び インドネシアのスシロエネルギー鉱物資源副大臣と会談を行いました。高効率石炭火力をはじ めとするクリーンコール技術の導入促進に向けた協力や、今後の二国間協力に関する議論を行 いました。 (本発表資料のお問い合わせ先) 資源エネルギー庁長官官房国際課 担当:渡邉、山田 電話:内線 4491 (直通 03-3501-0598) 通商政策局アジア大洋州課 担当:田村 電話:内線 3011 (直通 03-3501-1953)