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平成25年(ワ)第25700号 損害賠償請求事件 原告 山口人生 被告 株式

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平成25年(ワ)第25700号 損害賠償請求事件 原告 山口人生 被告 株式
平成25年(ワ)第25700号
原告 山口人生
被告
損害賠償請求事件
株式会社ヤナセ
反論書
平成25年11月27日
東京地方裁判所民事32部3B係
780-0841
高知市帯屋町1丁目9-6
山口人生
殿
白亜堂ビル4F
印
平成25年10月31日付け被告側答弁書に対する反論
以下、被告弁護士の答弁書の内容について、各ページ毎に具体的文章を引用し、
それに対し反論していく。
<1> 2ページ目の(2)のイについて
これは、弁護士が現場の湘南支店と直接話をせず、本社クレーム係とのみ打ち
合わせして作成した妄想に基づく主張の典型。余りにも非論理的で常識ある裁
判官なら直ぐに齟齬が判るはずだが、念の為、具体的に反論していく。
1、
「原告が本件車両を預けた際、同車両は非常に汚れており、到底、短時間で
軽微な傷の存在まで確認できる状態になかった。」
こういう文章を訴訟の場で平気で提出する弁護士の能力を疑う。これが平均的
な弁護士の能力なのか?本件車両は“非常に汚れて”いなかった。では、具体
的に、どの程度の状態であったのか?ヤナセが通常業務として、チェックシー
トを作成するに足ると判断できる程度の状態であった。同様に、
“短時間”とい
う概念と“軽微”という概念の定義問題も絡む曖昧な主張の典型である。具体
的に正解を述べれば、ヤナセが通常業務として、チェックシート作成に必要十
分な時間を掛けて、チェックシート作成に必要十分な程度のキズを確認し、記
載したのだ。
2、「加えて、原告は、相手方湘南支店に本件自動車を持ち込むやいなや、『時
間が無いので車を置いていく』として、不自然にも直ちにその場から立ち去ろ
うとした。本件チェックシートは、被告担当者が、立ち去ろうとする原告を引
き留めながら、ごく短時間で、汚れた本件自動車を目視確認して作成すること
を余儀なくされたものである。」
完全なる捏造文章である。まず、原告が湘南支店についてから、本件車両のチ
ェックシート作成が始まるまで、30分以上、待たされたという事実がある。
これに対し、時間が無いので早くしろと言ったのだ。チェックシートの作成自
体を急がせたわけではない。事実、チェックシート作成には、通常業務として
必要十分な時間である20分程度は掛かっている。
3、
「このことは、本件チェックシートに数ヶ所の傷しか記載されていない(甲
1)ことからも明らかである。原告は、
『見えるか見えないかの程度の傷まで執
拗にチェックシートに記載』されていると主張しているが、仮に、平成13年
に初回登録され10年以上の長期間、走行に供されてきた本件自動車(乙1)
に関し、微細な傷の全てを数え挙げれば、わずか数ヶ所の記載に留まるはずが
ない。」
完全なる言いがかりで話にならない。
“微細な傷の全て”という曖昧概念で裁判
官を騙そうとする浅はかな意図が明白である。
“微細”とは顕微鏡で確認する範
囲の話なのか?違うであろう。通常の業務として、常識の範囲で、目視確認で
きる範囲の傷を数え挙げることがチェックシート作成の本筋である。そして、
本件自動車の場合、目視確認できる傷は、殆ど見えない微細なものまで込みで、
わずか数ヶ所しかないのだ。
これにより、弁護士の意図が明白となった。つまり、原告は傷だらけのボロ車
を持ち込み、言いがかりを付けて多大な賠償金を要求しているクレーマーだと
いう印象を裁判官に与える目的で、こういう文章を書いている。しかし、事実
関係は逆である。湘南支店が原告に対し、意図的で故意の攻撃を仕掛けたのだ。
平成13年から10年以上乗ってきた自動車である点は事実である。しかし、
それまで、原告は、細かい傷を発見する度に、湘南支店や、その他の修理工場
で補修してきている。弁護士は、まず、この事実を湘南支店に確かめるべきで
あった。それほど大事に乗ってきた自動車であり、しかも、当の、湘南支店は、
そのことを知っている。それにも係わらず、こういう不始末を仕出かしたこと
は許し難い。被告は愉快犯ではなく、不景気の昨今、傷を付けても納車の時点
で原告が発見できなければ、気付いた段階で修理に持ち込むので、儲けること
ができると考えた可能性すらある。現在、ヤナセの社風が、どうなっているの
か原告は知らないが、本社のクレーム処理係りと支店現場とでは、それほど世
界観が違うのだ。これが昨今の日本のオモテナシの正体である。
<2>3ページ目の(4)のイについて
「このとき、原告が被告担当者に対して指摘した傷は、極めて浅い擦り傷であ
り、洗車直後の状態であっても、角度や明るさ、光の当たり方によっては、目
視し得ない程度のものであった。原告が、本訴訟において主張している傷も、
甲第2号証のとおり、一定の角度から接写して初めて撮影可能な程度のもので
ある。本件車両が汚れた状態であればなおさら、短時間目視するだけで発見す
ることなど不可能である。」
2ページ目に引き続き、曖昧表現の多用で第三者に偏見を刷り込もうと画策す
る弁護士の稚拙な手段である。
“極めて浅い擦り傷”とは、どの程度の傷のこと
なのか?通常、常識の範囲で判定すれば、本件傷は極めて浅い擦り傷ではない。
証拠は、本件自動車を見れば、一目瞭然である。角度や明るさ、光の当たり方
によっては、目視し得ない可能性はある。しかし、少なくとも、チェックシー
ト作成時点や修理後の納車出発前時点で、業務として、車両確認する場合には、
絶対に見逃すはずがない。
<3>3ページ目の(4)のウについて
「なお、上記納車の際、原告は、本件自動車を受領すると、唐突に車両後部の
ハッチバック部分を確認し始め、視認が困難な非常に浅い擦り傷を、直ちに指
摘した。さらに、原告は、納車の現場で、被告の責任を追及し始め、当該傷の
無償修理のみならず、本件車両の『エアコンの修理を無料で行え』として、事
前にかかる事態を想定していたかのように、その場で直ちに、当該傷と無関係
の要求まで行ったのである。」
それまでの、湘南支店との経緯を知らない、本社クレーム係と弁護士の妄想に
基づく作文。原告が犯罪系クレーマーだと第三者に刷り込もうという弁護士の
醜い文章である。ここまでくると許すわけにはいかない。
納車の段階で、原告がチェックシートと比較しつつ傷の確認をしたのは自然な
行為である。唐突に車両後部のハッチバック部分を確認し始めたわけではない。
車両前部から確認を開始し、後部に至ったのである。
(この点は配車係りが見て
いた。)この事実が意図的に捻じ曲げられている。
チェックシートに無い傷を発見したので、配車係りに、その事実を告げた。す
ると、配車係りは、直ぐに、その傷を目視確認できた。証拠を残すため、両者
が携帯電話で撮影を試みたが、夕暮れで薄暗くなっており、傷の撮影はできな
かった。しかし、原告・被告配車係りとも、目視確認は簡単にできたのである。
エアコンの修理の件はヤナセの薮蛇である。本件修理に持ち込む前、車検を湘
南支店に頼んだ。
(ちなみに、車検後から、エンジン部分で故障が頻発したとい
う事実がある。)その引き渡しの直後、車両下部で異音がすることが判った。こ
の時は、直ぐにクレームを入れ、湘南支店が無償で修理したという経緯がある。
エアコン部分からの異音も、車検以前に、湘南支店に別件修理に出して戻って
きた直後から発生していたのだ。しかし、これについては、湘南支店は無償修
理しなかった。そして、本件のような事件が起きた。こうなると、最近は不景
気なので、湘南支店が修理費用を稼ぐ目的で、意図的に、小細工をしている可
能性があると原告が判断しても何の違和感もなかろう。実際、そう思ったので、
この修理問題も持ち出したのだ。
<4>4ページ目の4
妄想に基づく寝言を言っても事実の前では通用しない。証拠として、本件自動
車があるので、どちらの主張が真実なのか確認できる。
<5>4ページ目の5
「なお、原告は、代理人らを通じ、本件訴訟と同様、300万円もの法外な金
銭を請求したが、被告が、原告の請求に理由がなく応じられない旨を回答した
ところ、まもなく原告代理人らが辞任した経緯がある。」
法外とは、如何なる意味なのか?本件では、現段階で、300万円の賠償請求
で留まっている。しかし、この反論で明確になったように、本件の場合、被告
の注意義務違反などではないことが論証された。つまり、
[1]持ち込み時点ですでにキズがついていたものを、原告が意図的に隠し、不当
な金銭を要求しているのか。
[2]それとも、被告が、修理中のいつかの段階で意図的に本件車両に傷を付け、
それを隠し通せると思ったのか。
のどちらかである。
勿論、この反論で、[2]のケースだと立証できた。本件車両を証拠調べすれば一
目瞭然である。それでも、こういう戯言を言い張るのは、最早、他の目的もあ
ると思わざるを得ない。その目的とは?原告が犯罪系クレーマーであり、直ぐ
に、訴訟を起すと第三者に刷り込むことである。これにより、原告の信用問題
になる。人の噂がビジネス妨害の域にまで達することを画策しているケースで
ある。こうなると、刑事事件になってくる。
なお、初期の示談交渉の段階ではMIRAIOの弁護士を雇っていた。しかし、
賠償金を取る能力がないことが判明したので契約解除した。原告自身が引き下
がったわけではない。
<6>4ページ目の第3(の1と2)部分
すでに指摘してきたように、全て、妄想に基づく戯言にすぎない。
<7>5ページ目の3
1、「そして、前述の原告の一連の不自然な言動は全て、原告が、被告に対し、
本件車両から、傷の存在を認識していたことを窺わせるものである。結局、原
告は、被告担当者が本件車両を預かる際、原告の主張している傷に気づかなか
ったことに乗じ、被告に対し、300万円もの法外な金額を請求しているとい
うのが、本訴訟の実態である。原告は、本件訴訟に先立つ民事調停事件におい
て、被告が故意に本件車両を傷付けたなどと根拠無く論難していたが(乙2)、
そもそも、自動車の販売や整備を業とする被告または被告担当者において、顧
客からの預かり車両を損傷する動機など生じようもない。」
今まで論証してきたように、このまとめは弁護士がヤナセ本社のクレーム係と
打ち合わせをした結果の妄想に基づく判断である。原告の、どの言動が不自然
なのか?300万円の金額の、何処が法外なのか?本件に関する湘南支店レベ
ルでの動機は上述のように明白である。意図的に傷をつけ、納車段階で原告が
気付かなければ、新たに修理費用を取ろうとしたのだ。万が一、納車段階で発
覚しても、被告答弁書のように、知らぬ存ぜぬで押し通せると思っていたので
あろう。今の日本では、このレベルのサラリーマンは、いくらでもいる。
しかし、そうはいかない。本件車両が証拠として存在するからである。被告は、
裁判に負けても、せいぜい修理費用で済むと最初から思っていたらしい。しか
し、今や、そういうレベルの事件ではなくなってきた。修理費用だけで済ませ
るわけにはいかない。
2、
「なお、原告は、かねてから、WEBサイト(ブログ)において、被告に対
して訴訟提起をすることを喧伝している。当該ブログによれば、原告は、その
趣旨は不明だが、
『対MS訴訟で、1000億円規模の勝負の最中』とのことで
あり、被告に対する提訴を自らが将来予定している裁判の前哨戦と位置付けて
いるようである。」
このように、実際に訴訟提起した。日本の弁護士には判らない世界であるが、
MSに対し、特許侵害事件で1000億円の勝負をしている最中であることは
周知の事実である。これを、原告の戯言だと解釈するか、それとも、事実であ
ると噂を聞いているかで、社会における格が判る。庶民は戯言だと思うだろう。
どちらが事実なのかは、近い将来、判る。勿論、私が勝つ。本件における弁護
士の答弁書レベルで引き下がっていては、MS相手の訴訟は戦えないというこ
とである。
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