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パネル2
賃貸住宅は学生者シェアハウス、家族向け賃貸住宅 (SOHO)、高齢者ケアハウスの3タイプを用意する。全てのタイプに新築と既存改修のパターンを設けている。昭和初期以前の木造 芹 橋コンソーシアム 賃貸住宅 - 芹橋モデル - 家屋は基本的に改修による転用を行う。空地での計画、および建替え時には足軽屋敷の平面構成を現代的にアレンジした下記のモデルプランを前提とした住居を新築する。特定優良 賃貸住宅制度を適用し、建設費および賃貸料の補助金を得ることで事業者、居住者、賃貸不足を懸念する自治体の「3方良し」となる賃貸住宅モデルの形成を目指す。 学生シェアハウス(新築) ~賃貸運営によるサスティナブルタウンの構築~ 住居の基本平面構 Ba WC 個室 個室 個室 Ba WC 成は足軽屋敷を踏襲 リビング した、前庭→土間→ 中庭 前に配置された台所 1階平面図 駐車場 街路に対して開いた 関係性を構築する。 前庭 土間 能な空間としている。 (SOHO) リビング WC/Ba えるケアレベルが低い 高齢者が居住する。土 間部分にスロープおよ (だいどこ) び簡易昇降機を設置 台所 ダイニング し、バリアフリー対応 を行う。また、トイレ、 2 階については、居住 (どま) 風呂には手すりを設置 者のライフスタイルに 土間 すると共に、福祉援助 支援施設「????」 合わせて平面構成を変 ペースではなく、近 への緊急連絡設備も併 更する。 また、土間について 1階平面図 設する。新築ケアハウ 高齢者との団欒の場 は SOHO としての役割 ※( )は従前機能を示す スの場合は、上記基本 になる。 も想定しており、街路 設備と併せて準耐火構 への活気を与える街角 造(鉄骨造)とし、高 の風景要素となる。 齢者向け優良賃貸住宅 1階平面図 接するファミリーや 格子による修景 (なんど) (げんかん) し、リビング + 中庭 + 前庭 特に土間は居住ス 2 階平面図 日常の生活が自力で行 (ざしき) 台所での一体利用が可 された土間と連結し、 個室 スへと改修する。主に る1室はリビングと 台所 は、前面道路に開放 土間 ( 団欒の場 ) アハウスと同様である る。また、中庭に面す 足軽屋敷と同じく手 個室 足軽屋敷をケアハウ 場として利用してい 置を基本としている。 台所 住居構成は学生シェ が、土間の一部を駐車 玄関→個室という配 中庭 高齢者住宅(足軽屋敷改修) 家族向け賃貸住宅(新築) 漆喰壁 制度の補助を受けて計 ガラス張りのギャラリー 立面図 画を行う。 ■4 つの事業と地域コア施設のつながり ファサード修景 ネットワーク型宿泊施設 観光軸の受け手となる街路沿いの建物は断絶された旧市街地からの流れを誘 観光客・宿泊者 ・フロントサービス 導させるように新たにファサード整備を行う。 ・レストラン 足軽屋敷の特徴を生かし、妻入りと平入りの屋根が混在した形状を用い、芹 観光支援 ・観光案内 橋地区の特徴を外部に伝達させる。内部空間には商業施設を配置し、キャッ □観光事業 センター ・地のもの販売店 ・その他店舗 スルロードと四番町スクエアの流れを連動させる。 ・食事サービス ゲストハウス ゲストハウス ゲストハウス ゲストハウス ゲストハウス 大学・研究機関 ・朝食 櫓カフェ やぐら ・喫茶サービス 企業・事業者 産学連携拠点施設 ・企業、大学の紹介 外部利用 「寺子屋」 ・大学公開講座の予約 □産学連携事業 看護実習所 外部からの利用 外部利用者 ・セミナー等の開催 その他… まちなか図書館 学生運営カフェ ・安否確認サービス ポケットパーク □介護福祉事業 介護福祉 ・生活相談サービス コア施設 ・フロントサービス 学生ギャラリー 外部からの利用 外部からの利用 ・食事サービス ・介護サービス ポケットパークは北東を走る街路沿いにそれぞれ設け、住民の憩いの場を演出 等 し、緊急車両の旋回路としても機能する。地区の景観を損なわせてたゴミ箱、 高齢者住宅 高齢者住宅 防火設備を強化する消火栓を収納するための景観に配慮した BOX を壁沿いに設 ネットワーク型高齢者用賃貸住宅 高齢者住宅 置し、さらに地区を回遊した後の休憩施設としても利用できる。 高齢者住宅 高齢者住宅 大家 借家希望者 土地所有者 外部から転入 外部から転入 芹橋 □賃貸住宅事業 ・空き家情報の運用 ・空き家の整備 コンソーシアム ・タウンマネジメント ・町なみ保全 新築賃貸住宅 空き家 (改装中) ファミリー層 の転入 賃貸住宅 賃貸住宅 外部から転入 学生シェアハウス 賃貸住宅事業は芹橋コンソーシアムが直接運営を行う。 将来的に町並み保全に考慮した、新築の賃貸住宅も供給し、 ファミリー層のニーズに応え、転入を促す。 街並み景観整備 足軽組歴史資料館 街角学生ギャラリー 新たな観光軸と な る 街 路 空 間 で は 、 ゲストハウスに転用された建物を中心 芹橋地区中央に位置する辻番所には、隣接する住宅と空き地を利用して、 食い違いの角地に計画された学生ギャラリー。 に積極的な保存 修 景 を 行 い 、 足 軽 屋 敷の歴史的街並みを復興・演出する。 新たな足軽歴史資料館を設置する。辻番所では、当時の生活を今に伝える 学生たちによってさまざまな計画・運営され、地域住民との積極的な交流 さらに舗装整備 も 行 い 、 ために内観運営を行っていく。隣接する歴史資料館では、足軽屋敷や当時 が生まれ、地区の活性化を促します。 学生の転入 けやき小路・リバーサイドデッキ □芹川北岸における歩行者通路の確保 堤防上道路から堤防内歩道にスロープを複数設けて、アプローチを改善し市民の日常的な歩道として機 能する「けやき道遊歩道」を整備した。また、観光客や市民の憩いの場となるデッキを設けた。 櫓カフェ (やぐらカフェ) □芹川ゾーンへの観光客の誘引 新たな観光スポットを整備し、キャッスルロード周辺から、芹川ゾーンへの観光客の誘因を 促す。櫓(やぐら)カフェは城下町の町なみとともに彦根城を一望する展望スペースを併設 したカフェである。また、芹川側のサンクンガーデンにオープンカフェを設け、芹川ぞいの 界隈性を高める。 のライフスタイルまで紹介し、現存する足軽武士の生活道具の展示空間を 設け、芹橋地区の観光メイン施設として運営していく。 町並みの風景の向こうに 彦根城がみえる 琵琶湖・芹川への 眺望がひらける 石垣と軒下空間 に包まれた サンクンガーデン けやき小路 芹川堤防内の開放的なオープンスペース 櫓カフェ 水 櫓 cafe 堤防 リバーサイドデッキ 既存断面線 既存断面線 用水路を一部 地下化 サービス・緊急車両 の転回スペース SCALE=1;300