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カリキュラム プランニング サービス

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カリキュラム プランニング サービス
教育データ シート
カリキュラム プランニング サービス
カリキュラム プランニング サービス(CPS)は、IP ネットワークの展開やサポートの担当者の
パフォーマンス向上に焦点を合わせたリサーチ サービスです。通常、CPS が実施されるのは、
組織の改編、スタッフの迅速な増員、新しい役職の創設などに対応して、IT グループが新しい
テクノロジーを実装する場合です。CPS は、必要なスキルや知識の習得を早める高速プログラ
ムや、スタッフ パフォーマンス管理プログラムと併用できる長期トレーニング ロードマップの作成
に利用できます。高速プログラムを作成する場合でも、長期トレーニング ロードマップを作成する
場合でも、CPS の目的は同じです。その目的とは、業務内容や組織上のレベルにスキルや知識
に関する弱点があるかどうかを見極め、そのような弱点を克服するためのトレーニング プログラ
ムを推奨し、お客様の自立性を高めることです。
Cisco® カリキュラム プランニング サービスでは、以下の 5 段階方式のプロセスを採用しています。
●
データの収集
●
データの照合
●
調査結果の報告
●
提言の報告
●
報告書の完成
図 1.
調査結果
調査結果
と矛盾点
と矛盾
点
データの収集
照合プロセス
ビジネス目標
ジョブ タスク
要件
自立性
自立性
調査結果と
調査結果
矛盾点
と矛盾
トレーニング、
トレーニン
指導、
グ、指導、
業務支援
業務支援
点
調査結果
調査結果
と矛盾点
と矛盾
点
組織上の
要件
これがこのプロセスの第 1 段階です。カリキュラム プランナーが以下のようなデータを収集します。
●
対象となる職務の定義
●
対象となるテクノロジーがお客様の業務に与える影響
●
そのテクノロジーをお客様のネットワークに導入した場合の成功の定義
●
対象者の現在の能力のレベルと、そのテクノロジーに対応するために必要な能力のレベル
●
現時点で社員に提供しているトレーニングの実施方法に関する好みや要望
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教育データ シート
情報収集には、以下のような方法があります。
●
以下の人たちへの聞き取り調査
◦ お客様の関係者
◦ お客様の対象者になり得る候補者
●
以下の資料の分析
◦ ネットワークで使用するテクノロジーや機能に関する資料
◦ ネットワーク設計の資料
◦ お客様の対象者の業務内容
データの照合
データの照合を行う理由はいくつかあります。主な理由は、収集した情報の信頼性を確保することです。
例えば、IP テレフォニー環境では、IP 電話のユーザーが欲しいと思っている機能とネットワーク設計を
照合することによって、トレーニングの提言に含める機能をすべて洗い出すことができます。
データ収集の段階でも、正しい情報を集めるためにデータ照合を同時に行います。この段階の目的は、
情報を調査結果としてまとめることです。
調査結果と矛盾点の報告
調査結果とは、収集したデータのうち、データ照合の段階で各種の情報源を検討して妥当性を確認できた
データのことです。
矛盾点とは、収集したデータのうち、食い違った見解があるため妥当性を確認できなかったデータや、
トレーニングの提言を妨げる可能性があるデータのことです。
提言をまとめる前に、お客様とシスコの関係者が調査結果と矛盾点を検討します。提言の前に調査結果
を報告する目的は、関係者の合意を得ることです。合意を得ることが大切なのは、トレーニングに関する
提言は調査結果と矛盾点に基づいてまとめられるためです。
提言の報告
トレーニングに関する提言に以下の情報を含めます。
●
対象者の種類(職務)ごとに必要となるトレーニング ソリューションのタイプ。例えば、エンド ユー
ザー向けのソリューションとオペレーションや設計のスタッフのためのソリューションを別々に提言
することがあるかもしれません。
●
ソリューションごとに、作成する必要のあるコンテンツの概略や説明を含めます。
●
ソリューションごとに、トレーニングの実施方法(講師指導、自習、ビデオなど)に関する提言を含め
ます。
通常は、トレーニング ソリューションをトレーニング ロードマップの形でまとめます。図 2 にトレーニング
ロードマップのサンプルを示します。マップはお客様の調査結果と矛盾点に合わせて作成されるため、
結果はそれぞれ異なります。
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図 2 トレーニング ロードマップのサンプル[[注:図 2 の CCNA に ® を付けてください。]]
シスコ
インターネットワーク
トラブルシューティング(5
シスコ
インターネットワーク
トラブルシューティング(5
日)**日)**
ティア22のみ
のみ
ティア
シスコ多層スイッチ
シスコ多層スイッチ
ネットワークの構築(5
ネットワークの構築(5
日)** 日)**
カスタマー
カスタマーネットワークのナビゲーション(1
ネットワークのナビゲーション(1日)
日)
一般的なカスタマー アラームのトラブルシューティング
アラームのトラブルシューティング プロセス(2
プロセス(2 日)
日)
一般的なカスタマー
6500
6500のアーキテクチャ、構成、トラブルシューティング(カスタム)(2.5
のアーキテクチャ、構成、トラブルシューティング(カスタム)(2.5日)
日)
Kepner
Tregoe
のトラブルシューティング
ワークショップ(4
日) 日)
Kepner
Tregoe
のトラブルシューティング
ワークショップ(4
ティア
ティア11とと
ティア
ティア22
ネットワーク
ネットワークモニタリング用のツール
モニタリング用のツール
OSPF、BGP、MPLS によるコア ネットワークの構築(5 日)
OSPF、BGP、MPLS によるコア ネットワークの構築(5 日)
CCNA:ICND 1 と ICND 2(5-10 日)
CCNA:ICND 1 と ICND 2(5-10 日)
凡例
凡例
シスコが提供
シスコが提供
お客様
お客様が提供
お客様が提供
が提供
対象者
対象者
対象者
報告書の仕上げ
最終報告書には、提言の報告の段階で合意していたトレーニング ソリューションに関する提言を
含めます。この報告書をお客様とシスコのすべての関係者に配布します。
CPS プロジェクト プロセスの概要
表 1 にカリキュラム プランニング プロセスの各段階の概要をまとめます。
表 1 カリキュラム プランニングの概要
手順
タスク
責務
プロジェクトの開始
ステップ 1
プロジェクトの目標や成功の判定基
準についてお客様と話し合います。
お客様とシスコ
ステップ 2
キックオフ ミーティング
お客様とシスコ
ステップ 3
評価のために必要な情報を集め
ます。
お客様が聞き取り調査の対象者の名前や連絡先
情報、関係資料を提供する担当者を指名します。
ステップ 4
最初の調査を行います。
シスコがお客様の担当者と協力し、日程を定めて
聞き取り調査を行います。
ステップ 5
調査結果をまとめるための検討を
行います。
シスコがお客様とシスコの関係者に初期段階の調査
結果を提示します。通常は電話会議で行います。
データの調査と照合を続け、調査
結果と矛盾点をまとめます。
シスコが行います。
データの収集
データの照合
ステップ 6
調査結果の報告
ステップ 7
シスコがお客様とシスコの関係者
に調査結果を提示します。
シスコがオンサイトの会議を開き、お客様の関係者
に調査結果を正式に読み上げ、関係者の同意が
得られるかどうかを確認します。
トレーニングに関する提言のまとめ
ステップ 8
トレーニングに関する提言をまと
め、ジョブ タスクに対応付けます。
シスコがトレーニング ロードマップを作成し、ジョ
ブ タスクとトレーニング ソリューションを対応付け
た図表をまとめます。
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提言の報告
ステップ 9
お客様とシスコの関係者と一緒に
トレーニング ロードマップを検討
し、それぞれの同意を得ます。
シスコがオンサイトの会議を開き、トレーニングに関
する提言を正式に提示し、意見を求めます。
トレーニングに関する提言をまとめた報告書の仕上げ
ステップ 10
その会議で出た意見に基づいて、
トレーニング ロードマップを修正し
ます。
シスコが行います。
ステップ 11
最終報告書をお客様に提出します。
シスコが行います。
登録情報
CPS サービスの詳細については、[email protected] にご連絡ください。
関連情報
シスコ ラーニング サービス コースのトレーニング オプションなどの詳細や、カリキュラム プランニング
サービス、シスコ ラーニング サービス テクニカル ナレッジ ライブラリ(TKL)の詳細については、次の
Web サイト(www.cisco.com/go/ase)をご覧ください。
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お問い合わせ先
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〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
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お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター
0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む)
電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00
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14.12
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C78-331727-01 2/07
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