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5. ケーブルの接続

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5. ケーブルの接続
5.
ケーブルの接続
パーツの取り付けは全て完了しました。最後に各パーツを対応したケーブルで接続します。
5-1. 内部電源ケーブルの接続
まずは電源ユニットから出ているケーブルを確認してください。大きな長方形の20ピンのコネクターが1つ、4ピンのコネク
ター(大)が4つ以上、4ピンのコネクター(小)が1つ以上、シリアルATA(以下SATA)用のコネクターが1∼2つ付いている場
合があります。コネクターの数はケース(電源ユニット)の種類により異なります。
また、Intel Pentium4に対応した電源ユニットやサーバーマシン用の電源ユニットにはさらに違う形状の補助電源コネク
ターが付いています。
はじめに20ピンのコネクターをマザーボードに接続します。接続する場所は、〈3.マザーボードの構成 P6∼〉をご参照
ください。Intel Pentium4マザーボードの場合は、電源から出ている専用の電源コネクタを所定の場所に接続します。
(マザーボードによっては無い場合もあります)
次に4ピンのコネクター(大)をハードディスクドライブとCD-ROMドライブに接続します。このコネクターは片側の面の
角が欠けていて、逆向きには挿せないようになっています。また、シリアルATA HDDの場合は専用のコネクタを接続しま
す。ただし4ピンコネクター(大)も使えるシリアルATA HDDの場合はどちらを接続しても問題ありません。ドライブを増
設してこのコネクターの数が足りなくなった場合は、電源分岐ケーブルを使用します。
最後に4ピンのコネクター(小)をフロッピーディスクドライブに接続します。このコネクターも逆向きには挿せないよう
になっていますが、ピンをずらして挿さないように注意してください。
ずらして挿した状態で電源を入れると、接続した電源ケーブルが焼けてしまったり、最悪フロッピーディスクドライブが
壊れてしまう場合があります。
補助電源
(Pentium4マザーボード等で使用)
↑電源コネクター(左から24ピン、20ピン、4ピン大、4ピン小、シリアルATA)
PCI-Express
ビデオカード用
補助電源(6pin)
ご注意:
一部のメーカー又はハイエンドクラスのビデオカードの場合ビデオカード基盤上に4ピンまたは
6ピンの電源コネクタが搭載されていることがあります。これは消費電力が高いビデオカードに
電源ケーブルを繋ぐことにより安定して動作させるためのコネクタです。ビデオカード基盤上
に電源コネクタが搭載されている場合は必ず電源ケーブルを接続して下さい。
電源ケーブルが接続されていないと正常動作しません。
FDD 電源コネクタ接続部分
5-2. フロッピーディスクドライブの接続(オプションでFDDを追加購入された場合のみ)
マザーボードとフロッピーディスクドライブをフロッピーケーブルで接続します。フロッピーケーブルはマザーボードに
付属しています。ケーブルには片側に赤い線が入っていて、赤い線が入っている側が1ピン側となります。
フロッピーディスクドライブ側を接続します。
フロッピーケーブルの途中にひねられた部分がありますので、そちら側をフロッピーディスク
ドライブに接続します。 フロッピーディスクドライブ基板のコネクター近くに「 1,2」 や
「33,34」とプリントされていますので、ケーブルの赤い線と[1,2]側を合わせて接続します。
ドライブの種類によっては、右写真と逆向きの場合がありますので、必ずピンの番号を確認し
てください。
マザーボード側を接続します。
マザーボード上の「FLOPPY」や「FDD」とプリントされたコネクターにケーブルを接続します。
ドライブ側の接続と同様に赤い線と「PIN1」や「1,2」とプリントされた側を合わせます。
注)パソコンが組み上がって、電源を入れた時にフロッピーディスクドライブのアクセスLEDが点灯したままになっている場合は、
フロッピーケーブルの接続が逆向きになっている可能性があります。
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ケーブルの接続
5-3. ハードディスクドライブの接続
作業に入る前に、IDEケーブルの種類、ドライブのジャンパー設定と接続例を簡単に説明します。
(
〈3-4.IDEポート、FDDポート〉も合わせてご覧ください)
ハードディスクドライブなどUltraDMA133/100/66に対応したデバイスをUltraDMA133/100/66ケーブルで、SATA
のハードディスクはシリアルATAケーブルで、CD-ROMドライブ系はUltraDMA33ケーブル(一部ドライブはUltraDMA66
対応)で接続します。
【IDEケーブルの種類】
IDEケーブルにはUltraDMA133/100/66に対応
したケーブル(80芯)とUltraDMA33に対応した
ケーブルの2種類があります。
ハードディスクなどUltraATA133/100/66に対
応したデバイスをUltraDMA133/100/66ケー
ブルで、CD-ROMドライブなどの非対応のデバイ
スをUltraDMA33ケーブルで接続します。
左:Ultra DMA66/100/133対応ケーブル
右:Ultra DMA33ケーブル
シリアル ATA ケーブル
実際の接続作業
マザーボードとハードディスクドライブ、CD-ROMドライブをIDEケーブル
またはシリアルATAケーブルで接続します。IDEケーブルはマザーボードに
付属しています。IDEケーブルはフロッピーケーブルと同様に赤い線側が1ピ
ン側となります。
IDEケーブルのコネクタ部分には穴の埋まっている個所もあり、逆向きに挿
すとハードディスクのピンが折れたり、陥没してしまうことがあります。
ドライブ側を接続します。
S i n g l e( M a s t e r )デ バ イ ス の 場 合 、 ケ ー ブ ル 先 端 の コ ネ ク タ ー
(UltraDMA133/100/66ケーブルを使用している場合は黒いコネクター)に
接続します。 Slaveデバイスの場合、 ケーブル途中のコネクター
(UltraDMA133/100/66ケーブルを使用している場合は灰色のコネクター)
に接続します。フロッピーケーブルの接続の時と同様に、IDEケーブルの赤い
線とデバイスの1ピン側を合わせます。
マザーボード側を接続します。
ケーブルの先端(UltraDMA133/100/66ケーブルを使用している場合は青
いコネクター)を【接続例】を参照の上、マザーボード上の対応したIDEポー
トに接続します。
【接続例】
ハードディスクドライブ1台とCD-ROMドライブを1台の接続例を以下に挙げます。
1. 標準搭載のIDEポートのみの場合
Primary IDEポートにハードディスクドライブをSingle接続
(UltraDMA133/100/66ケーブル)
Secondary IDE ポートにCD-ROMドライブをSingle接続
(UltraDMA33ケーブル)
(1)Primary 及び
Secondary IDE
Portを使用して
ケ−ブル2本で接
続する方法
注)IDEケーブルが1本しか付属していない場合、Primary IDEポートにハードディスクド
ライブをMaster接続、CD-ROMドライブをSlave接続することになりますが、もう1
本IDEケーブルを用意して、上記の接続にすることをお勧めします。
2. UltraATA133/100/66対応のIDEポートが
別に搭載されている場合
Primary ATA100/66ポートにハードディスクドライブを
Single接続(UltraDMA133/100/66ケーブル)
Primary IDE ポートにCD-ROMドライブをSingle接続
Secondary Master
M/B
B:CD-ROM
Drive
A:HDD
Primary Master
(2)Primary IDE Port
を使用してケ−ブ
ル1本で接続する
方法
A:HDD
Primary Master
M/B
B:CD-ROM
Drive
(UltraDMA33ケーブル)
※個々のデバイスのマスター/スレーブ設定に気を付けてください。
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Primary Slave
ケーブルの接続
5-4. その他のケーブルの接続
最後にその他のケーブルを接続します。
1.マザーボードのシステムパネルコネクターにケースのフロントパネルから出ているケーブルを接続します。接続するケー
ブル(コネクター)には以下のようなものがあります。通常、ケーブルの黒または白い線がグランド(−)側になります。
各ケーブルの接続場所はマザーボードのマニュアルに記載されています。
ATX電源スイッチ(ATX Power Switch)
ケースフロントのスイッチで電源のON/OFFをできるようになります。
リセットスイッチ(Reset SW)
ケースフロントのリセットスイッチでリセット(電源を切らずに再起動)できるようになります。
システムスピーカー(Speaker Connector)
マザーボードから発せられる警告音やビープ音を聞けるようになります。
(このスピーカーはサウンドカードからの音を再生するものではありません。)
電源LED(Power LED)
システムの電源が入っている場合に点灯します。
IDEアクセスLED(IDE LED)
接続したIDEデバイスが読み書きを行っている間に点灯します。
このうち必ず接続しなければならないのは、
「ATX電源スイッチ(ATX Power Switch)
」です。
その他のケーブルに関しては接続しなくても一応は動作しますので、もし接続場所や向きが分からない場合は、無理に
接続しないようにしましょう。間違って接続すると、マザーボード故障の原因にもなりかねません。
2.USB増設ポートをマザーボードに接続します。背面のUSBコネクターで足りない場合に接続します。もしUSBポート
の数が足りているのであれば、特に取り付ける必要はありません。マザーボードのメーカー、種類によってはこのUSB
増設ポートは付属していない場合もあります。接続するコネクターの位置は、マザーボードのマニュアルに記載されて
います。
3.ケースのフロント部分にUSB・IEEE1394コネクタ(接続口)があり、ご使用のマザー
ボードにUSB、またはIEEE1394外部出力用のコネクタピンが搭載されている場合、フ
ロント部分のコネクタを使用してUSB、IEEE1394機器が接続できるようになります。
使用するには内部のコネクタケーブルをマザーボードに接続する必要があります。
ケースの内側からUSB接続コネクタピン部分を見ると細いケーブルが複数出ています。ケーブルの先端部
分をマザーボードのコネクタに接続します。
ケーブルの先端部分には「VCC+」「VCC−」等の表記があります。その表記のコネクタをマザーボード
に接続します。接続する位置、ピンの配列等はマザーボードのモデル、メーカー事に変わりますので必ず
マザーボードの説明書を参照して行って下さい。
※USB、またはIEEE1394接続は電源供給ラインがふくまれていますのでコネクタの接続位置、配置を間違えると
発火、機器の破損等が生じるおそれがありますので充分に注意をして接続作業を行って下さい。
4.CPUファン、ケースファン用のコネクターを接続します。
CPUファン取り付け時にCPUファンのケーブルをまだ接続していない場合は接続します。
また、ケースに吸排気用のファンが付いている場合はそのケーブルも接続します。マザー
ボード側のコネクターには、
「CPU_FAN」
、
「CHA_FAN」などとプリントされています。
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ケーブルの接続
5-5. 接続の確認
PCパーツを一通り組み付け終わったら電源を入れる前に各コネクタの接続をもう一度確認してください。
主に確認する部分は以下の通りです。
●マザーボードに電源を供給する20ピン、または24ピン電源コネクタ
●「田」字型の4ピン電源コネクタ
●CPUクーラーのコネクタ
●HDDドライブの電源コネクタ
●光学ドライブ(CD-ROM、DVD-R/RWなど)の電源コネクタ
●フロッピーディスクドライブの電源コネクタ (※FDDの電源コネクタを上下逆に挿したり、横にずれて挿すと、発火したり破損する場合があります。)
●マザーボード側とドライブ側のIDEケーブル、FDDケーブル
●ビデオカード補助電源コネクタ(補助電源コネクタ搭載のビデオカードを搭載している場合)
ATX12V補助電源コネクタ
4ピン ATX補助電源
マザーボード電源コネクタ
20ピン ATX電源コネクタ
ドライブ類
24ピン ATX電源コネクタ
CD-ROM等 ドライブ接続部分
CPUファン 電源コネクタ
FDD接続部分
ファンの電源コネクタによっては、
マザーボードの端子ではなく、
直に電源ケーブルに接続する物もあります。
HDD接続部分(UltraATA)
HDD接続部分(シリアル ATA)
PCI-Express
ビデオカード電源コネクタ
一部のハイエンドカードは消費電力が
高く、別途電源コネクタの接続が必要です。
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マザーボード/接続コネクタ
HDD/CD-ROM等 IDE接続コネクタ
FDD接続コネクタ
Serial ATA接続コネクタ
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