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文藝春秋 これから出る本 2013/5/1

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文藝春秋 これから出る本 2013/5/1
 文藝春秋 これから出る本 2013/5/1
文藝春秋出版局 Tel 03-3265-1211(代表)
文藝春秋出版局の5月〜8月の主だった刊行予定をご案内します。刊行時期、タイトルなど変更されることもありますの
で、詳しくは出版担当者か出版プロモーション部(PR)担当者にお確かめください。
■2013年5月刊行 一部
石田衣良『余命1年のスタリオン』
(小説 前半刊 出版・加藤彩)
それなりの人気と収入を得てきた俳優・小早川当馬。女性に不自由したことのない彼だが、「小細胞がん」と診断され一年生存率は
50%と宣告された。死ぬ前に自分の生きた証として、「子供」を残したいと思うようになり、最後の奮闘が始まる
田口ランディ『ゾーンにて』
(小説 後半刊 出版・北村)
作家・羽鳥よう子は福島の「いま」を見てみたいと、知り合いのつてをたどって、放射能汚染地帯「ゾーン」に踏み込む。決して声高
に反原発を主張するのではなく、震災で人生の方向転換を余儀なくされた人々の想いをリアルに描く四篇です
丹羽宇一郎『北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050』
(ノンフィクション 後半刊 出版・鈴木)
尖閣国有化で変わった日中関係のフェーズ。GDPで日本を抜き、大国のエゴを隠さず周辺諸国を威圧する中国。前駐中国大使
が明かす中国政府のホンネ、中国人との付き合い方……。日本はいかにして生き残るべきか、衝撃の問題提起!
近藤篤『ボールピープル』
(写真集・スポーツ 後半刊 出版・鳥山)
雑誌『ナンバー』などで活躍する写真家・近藤篤氏がライフワークとして撮影してきた、世界のあらゆる場所でサッカーに興じる人々
の写真群。欧州からアジア、アフリカ、そして震災後の東北まで、サッカーから眺めた見たことのない世界が現れます
香山リカ『ココロの美容液』
(健康 前半刊 クレア・川村)
NHKラジオ第1放送の人気番組「香山リカのココロの美容液」が本になりました。「すぐにイラッとする」「片付けが極端に苦手」「ダイ
エットが長続きしない」など、私たちの〝近頃の悩み″に精神科医香山リカさんが具体的な解決策を提案します
高月靖『独島中毒 韓国人の異常な愛情』
(ノンフィクション 前半刊 出版・仙頭)
日本人から見ると、いささか滑稽というか、ここまでするかといった韓国人の独島サラン(愛)。なにしろパンティやサンダルにまで
「独島は我が領土」のスローガンを印字する想像を絶する独島サランの歴史(戦後史)をサブカル的に読み解きます
磯﨑憲一郎『往古来今』
(小説 前半刊 出版・北村)
「過去」と「いま」の交錯したエピソードを感情を排したフラットな筆致でたたみかけていき、突然梯子を外されたような、余韻と疑問
の残る結末。読者を常に裏切り続けたいと語る著者が挑む意欲作。装画は親交のある横尾忠則氏による作品です
鹿島田真希『暮れていく愛』 (小説 前半刊 出版・加藤は)
女子大生ミカはいつもそばにいる男も悪くないかなと思い始める。お洒落にも外出にも興味を持たぬ妻の関心は夫の愛情が自分
にあるかどうか。若い女から結婚した女へと変容しつつ連続していく、女の苦悩とその昇華を卓越した小説技法で描く2篇
畠中恵『ときぐすり』
(小説 後半刊 出版・佐藤)
女房のお寿ずと娘のお咲を亡くし、しばらくは魂が抜けたようだった麻之助。それでも江戸町名主・高橋家の跡取りとして、もめごと
の裁定の仕事はしなければなりません――。親友たちの助けで、少しずつ心身を回復させてゆく。感動のシリーズ第四弾
熊谷達也『調律師』
(小説 後半刊 出版・池田陽)
ピアノの音を聴くと「香り」を感じるという「共感覚」を獲得した調律師、成瀬の喪失と再生を描く連作短編。執筆中に3・11に罹災し、
小説執筆に疑問を感じた著者が、再び小説を通してどのように震災に向き合ったかという軌跡が見事に下敷きとなった力作
アリス・ロバーツ 野中香方子訳『人類20万年 遙かなる旅路』
(ノンフィクション・歴史 前半刊 PR・坂本 出版・高橋)
現生人類「ホモ・サピエンス」がアフリカで生まれて約二十万年。教授は人類が拡散した足跡を実際に旅して挑みます。その道のり
はまさに体当たり。机上の議論を超えて生き生きと祖先の姿を想像させてくれる、科学と旅の魅力に満ちた一冊
マックス・バリー 鈴木恵訳『機械男』 ★D・アロノフスキー監督、映画化原作
(小説 前半刊 出版・永嶋)
職場の事故で片足を失った男が自分の技術力とマシンへの愛を叩きこんだハイテク義肢の開発を始めた。義肢は、高速で走り、
十数メートルの跳躍ができた――理系オタク技術者を軍事企業が狙う。初めてできた彼女を守るため、機械男は死地へ赴く!
NHKスペシャル取材班編著『未解決事件 オウム真理教秘録』
(ノンフィクション 後半刊 出版・渡辺)
昨年のテレビ放映直後に菊地、高橋両容疑者が逮捕される劇的な展開を迎えたが、「なぜ地下鉄サリン事件を防げなかったのか」
「麻原彰晃の真の意図は何だったのか」は未解決のまま。捜査関係者、古参信者の証言を得て描く「オウム真理教」決定版です
津原泰水『たまさか人形堂それから』
(小説 後半刊 出版・佐藤)
元OLの澪、人形マニアの富永、訳ありの凄腕・師村がいる玉阪人形堂に、今日も人形に関する難題奇問が持ち込まれる――口
紅の付いたリカちゃん人形、髪が伸びる市松人形、盲目のコレクターが持ち込んだ小田巻姫の真贋――人と人形の奇妙な絆
NHK取材班編著『産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~』
(ノンフィクション 後半刊 出版・梅崎)
女性の社会進出が進む一方で、「不妊大国」になっていた日本。それは卵子老化が見過ごされてきたから? 世界規模の調査を
行った英教授が、日本の未来を危惧していることも伝えられました。 大反響のNHKスペシャル単行本完全版
■文春新書5月刊 細野真宏『『ONE PIECE』と『相棒』でわかる! 細野真宏の世界一わかりやすい投資講座』
(出版・高橋夏)
円安・株高で株が注目される今、カリスマ講師が放つ渾身の「投資の教科書」。日本経済の再生は、企業や政治だけが果たすこと
円安・株高で株が注目される今、カリスマ講師が放つ渾身の「投資の教科書」。日本経済の再生は、企業や政治だけが果たすこと
ではなく、一人一人が経済の仕組みを理解し、日常と経済を結び付けられるようになる「教育」こそにあるのではないだろうか
溝上憲文『非情の常時リストラ』
(新書・松下)
社員は資源ではなくコストである――ここ数年で会社と社員の関係は劇的に変化。「常時リストラ時代」の実態を人事部長たちの証
言、リストラ勧告マニュアル、新採用基準、育成プログラム等の内部資料をもとにリポート、サラリーマン生き残りへの道を探る
倉本一宏『藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む』
(新書・波多野)
藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』。ほぼ同時代に書かれた、三つの日記は、平安時代の貴族社会
を知るための第一級史料。その読解から、人間・道長が生々しく浮かび上がる。天皇を退位させた最高権力者の実像とは?
小笠原信夫『名刀虎徹』
(新書・石原)
日本刀の名工として正宗と並び称される長曽祢虎徹。越前の甲冑師から江戸の刀鍛冶に転じたという謎に満ちた生涯。美にこだ
わった正宗に対して、太平の世にありながら、あくまで斬れ味にこだわったその作風、一級の人士に愛された独自の魅力
竹森俊平『通貨「円」の謎』
(新書・西)
バブル崩壊以降、危機の度に生じる「円高」から日本経済の長期停滞の核心に迫ります。円高という根本原因を放置しては、財政
出動も、構造改革も、何の効果も持ちません。円安で好調の新政権、アベノミクスの今後を見極める上で必読の書です
■文春文庫5月刊 一部
東野圭吾『真夏の方程式』 ★映画化! 6月公開
(文庫・別宮)
夏休みを伯母一家が経営する、美しい海のある町の旅館で過ごすことになった少年。湯川は海底鉱物資源の開発計画の説明会
に招かれ、同じ旅館に滞在することとなった。そこで起きた事件は事故か殺人か。湯川が気づいてしまった真実とは?
井上ひさし『東慶寺花だより』
(文庫・山口)
男子禁制の寺で24ヶ月過ごすと離婚が成立し、再婚も認められる――有名な駆け込み寺を舞台に、様々な事情を抱えた女たち
の一筋縄ではいかない物語。井上ひさしが10年かけて名もなき人々の強さ、夫婦の絆、涙と笑いを描いた人情時代小説
佐藤多佳子『第二音楽室』
(出版・瀬尾)
音楽室が舞台の四篇――異性への淡い思いや、憧れだったり、嫉妬だったり、思春期に誰もが通ったあの甘酸っぱくて懐かしくて、
胸がキュンとなるような描写に満ちた、少女たちの儚くて切ない物語。学校×音楽シリーズ第一弾
伊集院静『眺めのいい人』
(文庫・菊地)
「眺めのいい人」とは確固たる自分を持ち、男気・女気、人間気にあふれた優しい人。色川武大、井上陽水、北野武、松井秀喜、武
豊、宮沢りえ、高倉健など、異能の人々の素顔がしみじみとしたタッチで描かれます。伊集院さんの隠れた名エッセイ集
折原一『追悼者』 (文庫・田中)
浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。
渋谷で起きた実際の某事件に材をとりつつ、華麗な叙述トリックが炸裂する「――者」シリーズの傑作
宮藤官九郎『いまなんつった?』
(クレア・馬場)
セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年。人生の半分をセリフとの格闘に費やして来た宮藤官九郎さんが、思わず「いまなん
つった?」と聞き返したくなるような名セリフ。TV・舞台・映画・音楽・日常で発見した名&迷セリフをエッセイに!
加藤恭子『伴侶の死』
(文庫・別宮)
がん告知からわずか12日で逝った夫。突然の別れから数週間、浮遊感覚の中で芽生えたのは、夫の真の姿を知ること――旧知の
人たちを訪ね歩き夫の生涯を辿る妻。夫婦の在り方を問う名著。四半世紀の時を超え、ベストセラー復刻!
スタジオジブリ+文春文庫編『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』 (文庫・山本)
1986年に公開された宮崎駿監督の長篇アニメ映画『天空の城ラピュタ』は、血湧き肉躍る大冒険活劇。児童文学の系譜にみるラ
ピュタから、飛行石の謎、恋愛論まで、映画の多彩な魅力を人気作家達が読み解く新しいエンタメ読本
磯田道史『龍馬史』
(新書・波多野)
龍馬を斬ったのは誰か? 黒幕は誰か? 史料の読解と巧みな推理で遂に謎が解かれた。諸説を論破し論争に終止符を打った画
期的論考。坂本龍馬という破格の人物が出現した背景も明快に語られ、幕末最大のミステリーの真相に迫ります
文藝春秋編『老後のお金 絶対減らさず少しだけ増やす常識』
(文庫・三阪)
アベノミクス時代の「お金」を考える、「老後」シリーズ第二弾! 年金も景気も不透明な時代。老後の生活をどう守る? 預金、保険、
相続から冠婚葬祭の義理を欠く技術までお金の新常識をズラリ紹介! 各分野の第一人者の具体的なアドバイス
■2013年6月刊行 一部
宮部みゆき『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』
(小説 後半刊 PR・永妻 出版・池田陽)
江戸、神田の一室で語られる人々の不思議な話を聞くうちに「おちか」は明るさを取り戻していく。そこでは、「聞いて聞き捨て、
語って語り捨て」が、お約束。今日もまた、不思議な話をしに、客人が三島屋へと訪れる。かつてない「やさしい怪談」
桜庭一樹『桜庭一樹短篇集』
(小説 前半刊 出版・斉藤)
一人の男を巡る妻と愛人の執念の争いを描いたブラックな話から、読書クラブに在籍する高校生の悩みを描いた日常ミステリー、
大学生の恋愛のはじまりと終わりを描いた青春小説など、様々なジャンルを切れ味鋭く鮮やかに描く著者初の短篇集
ジョン・ガートナー 土方奈美訳『世界の技術を支配する ベル研究所の興亡』
(ノンフィクション 後半刊 出版・衣川)
ビル・ゲイツをして「タイムマシンに乗れたら、まず行ってみたいのは1947年のベル研究所だ」と言わしめた「アメリカにおける天才
ビル・ゲイツをして「タイムマシンに乗れたら、まず行ってみたいのは1947年のベル研究所だ」と言わしめた「アメリカにおける天才
の理想郷」。 現在のコンピュータ、インターネットの理論と技術を開発し、世界の技術のスタンダードを決めた研究所とは
松田賢弥『小沢一郎 淋しき家族の肖像』
(ノンフィクション 前半刊 出版・松崎)
70歳を超えた小沢は民主党を離れて新党を結成したものの総選挙で議席を大幅に減らし、夏の参院選での復権を目論んでいる。
だが、国民からの期待感は幻滅にかわり、息子に子供が生まれたことも知らされていない。淋しき小沢一郎の生涯を綴る
イアン・トール 村上和久訳『太平洋の試練 真珠湾からミッドウェイまで』上・下
(ノンフィクション 前半刊 出版・下山)
江戸時代最後の年1867年に、横浜に寄港した米海軍少佐アルフレッド・マハンは後に米海軍兵学校アナポリスの教官に。彼の忠
実な教え子・日本海軍が、米海軍と激突する太平洋戦争。アメリカが負けていた時代の窮状を、日米双方の海軍から描く
ちきりん『未来の働き方を考えよう』
(ノンフィクション 前半刊 クレア・井上)
自らも外資系企業を40代で退職し、現在は、「働かない生活」を謳歌する人気ブロガーの「ちきりん」が、IT化、グローバル化の波
により、これからの日本と世界の変化を予測し、この革命的な時代にマッチした「人生を二度生きる」働き方を提案します
池上彰『お茶の水女子大学特別講義 世界を変えた10人の女性』
(ノンフィクション・評伝 後半刊 クレア・梅崎)
お茶の水女子大学の特別授業の一部始終を大公開。マザー・テレサ、マーガレット・サッチャー、アウンサンスーチー、緒方貞子
……。「レポート講評会」の全容も収録。現役女子大生へのリアルなアドバイスは、入試論文・就職試験の虎の巻にも
アレッサンドロ・デル ピエロ 豊福晋訳『デル ピエロ 真のサッカー選手になるための10の心得』 (スポーツ 後半刊 出版・藤森)
日本でも人気のサッカー選手デル ピエロが、理想を追い求める過程で学んだ、ピッチの内外で彼を導いた10のこと。「スポーツと
は人生のレッスンでもある」。サッカー選手になりたい高校生、中学生に、また中高年のデル ピエロファン必読の一冊
まど・みちお詩 /美智子 選・訳/安野光雅 絵『As They Are けしゴム』
(絵本 前半刊 出版・村上)
まど・みちおさんの作品から、皇后・美智子さまが厳選して英訳した詩集が二冊同時に刊行されます(もう一冊は『Rainbow にじ』)
。まどさんの日本語と、美智子さまの英訳を読むことで、詩の世界はさらに豊かに、思いがけない方向に広がります
楊逸『流転の魔女』
(小説 前半刊 出版・北村)
日本に留学して3年たつ、中国人女子大生「林杏(リンキョウ)」。貧乏留学生が臨時バイトで得た“高額報酬”の正しい使い途とは!?
それまで穏やかに過ぎていた日常は少しずつ狂い始める。お金を巡る人間の喜怒哀楽と果てない欲望を描いた傑作長篇
吉井妙子『女子バレーボールと日の丸』
(ノンフィクション・スポーツ 後半刊 出版・鳥山)
ロンドン五輪、銅メダルで復活を印象付けた女子バレーボール。1964年の東京五輪から、日ソ2大勢力時代、そしてモスクワを経て
の長き暗黒時代。関係者の言葉を軸に、かつての東洋の魔女と現在の眞鍋ジャパンにつながる共通点を浮かび上がらせます
伊藤比呂美『犬心』
(エッセイ 後半刊 クレア・川村)
14年間ともに暮らした愛犬タケ(ジャーマンシェパード)との最後の日々……重なるのは日米間で遠距離介護をしていた父親の姿。
著者が一貫して追い求めてきたテーマ、性と生殖、そして死。母として詩人として、生(少し性)・老・死を見つめます
■文春新書6月刊 小堀眞裕『国会改造論 憲法・選挙制度・ねじれ』
(新書・松崎)
英国議会を見本としながら“衆参ねじれ現象”が憲法に起因する構造的な問題であることを解明した著者が、英国と比較してわか
りやすく日本政治について解説する。7月の参院選挙の結果がどうなるか予断を許さないが、その前に読んでおくべき一冊
寺島実郎『君は何のために働くのか 最強の仕事論』
(新書・波多野)
仕事をめぐる悩みを抱える人はますます増えている。著者が自らの体験から重要視するのは、「ツトメ」と「カセギ」を両立させること、
そのためにするべきことは。シェールガス革命や、第6次産業としての農業の可能性など、これからの世界の見方も伝授
堀江重郎『おとこの医学』
(新書・向坊)
著者は、帝京大学病院、順天堂医院の泌尿器科教授で、メンズヘルス外来の第一人者として知られています。男性ホルモン、テ
ストステロンの機能を中心に「長寿の条件は高所、斜面、果物」など、男性が長く元気で過ごす具体的秘訣を紹介します
矢島裕紀彦『ウイスキー粋人列伝』 ★国産ウイスキー誕生90年
(新書・石原)
国産ウイスキーが90周年を迎えた。その間、日本人は、ウイスキーをどう愛してきたか。秋山好古、江戸川乱歩から白洲次郎、桂文
楽と古今亭志ん生、黒澤明、池波正太郎、リリー・フランキー、村治佳織まで。八十数人のお酒にまつわる逸話が満載
常井健一『小泉進次郎の言葉』
(新書・向坊)
ウルサ型の市民に耳を傾けさせ、あるときは女性有権者の気を惹き、ときには未成年の高校生にも語りかける。父親ネタ、野球ネタ、
ご当地ネタ、ダジャレ……半年間、演説会場に密着、“若きプリンス”小泉進次郎が聴衆を惹きつける秘密に迫る
■文春文庫6月刊 一部
池井戸潤『民王』
(文庫・山本)
夢かうつつか、新手のテロか? 総理と息子の非常事態が発生――。漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマス
コミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀を巡る政界劇場の幕が切って落とされた。謎が謎をよぶ、痛快政治エンタメ!
あさのあつこ『燦4 炎の刃』
(文庫・三阪)
江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣・圭寿と、彼に従って江戸に出た筆頭家老の嫡男・伊月。江戸の街で燦と出会った矢先、
彼らを狙う不吉な動きが。そんな中、田鶴から父・常寿の死が知らされる。昨年7月以来の、ファン待望の新刊
西村京太郎『新・寝台特急殺人事件』
(文庫・田中)
暴走族あがりの集団SS会所属の男をもみ合いのうちに刺殺してしまった青年は、ブルートレインに乗り長崎へ。復讐に燃えるSS会
暴走族あがりの集団SS会所属の男をもみ合いのうちに刺殺してしまった青年は、ブルートレインに乗り長崎へ。復讐に燃えるSS会
メンバーと、青年を容疑者として追う十津川警部。果たして青年を捕まえるのはどちらか。手に汗握るトレイン・ミステリー
加藤廣『安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録』
(文庫・池田幹)
『つくもなす物語』―-足利義政、信長、秀吉と持ち主の運命を左右する小壺の行方。『藤吉郎放浪記』―-若き日の秀吉の活躍。
『安土城の幽霊』―-信長に一矢報いるべく家康の企み。83歳にして最もアクティブな小説家の手による歴史中篇小説集
村木嵐『マルガリータ』 ★松本清張賞受賞作
(文庫・佐藤)
戦国末、九州の切支丹大名たちが派遣した天正遣欧使節の四人のうち、ある者は布教の道半ばで倒れ、また国外に追放され、
拷問の中で殉教する。その中でただ一人信仰を捨てたものがいた。千々石ミゲル、その謎の生涯を妻の視点から描く野心作
佐藤愛子『お徳用 愛子の詰め合わせ』
(文庫・山口)
長い付きあいの北杜夫や上坂冬子について、旅、お金について、そして家族、おいたわしい天皇家のことについて。軽快かつ深
いエッセイと、歯に衣着せぬ率直さと人柄が存分に発揮された各氏との対談。佐藤愛子の多彩な魅力を詰め込んだ「お得な」本
風野真知雄『耳袋秘帖 湯島金魚殺人事件』
(文庫・山本)
「金魚釣りに引っかかっちまったよ」。謎の言葉を残して旗本の倅が死んだ。おかまのメッカ湯島で繰り広げられる奇想天外なミステ
リー……江戸の大耳こと根岸肥前守鎮衛が活躍する、耳袋秘帖殺人事件シリーズ、待望の第15弾!
酒井順子『着ればわかる!』
(文庫・山口)
セーラー服、スチュワーデス、宝塚の男役に自衛隊、巫女にお茶摘み娘‥‥アラフォーになりますます冴え渡る舌鋒で大人気の
酒井順子さんが気になる『制服』を自ら着用、着てみて初めてわかる職業の真髄を軽妙に解き明かす抱腹絶倒のコラム集
スタジオジブリ+文春文庫編『ジブリの教科書3 となりのトトロ』
(文庫・山本)
都会から田舎へと引っ越してきたサツキ、メイの姉妹と塚森にすむ“おばけ”のトトロとの交流を描いたファンタジーは、ジブリの作
品の中でも屈指の人気を誇る一作。あさのあつこ、半藤一利、藤森照信ほか、豪華な筆者がトトロの世界の魅力を綴ります
原作・脚本・監督 宮崎駿『シネマ・コミック3 となりのトトロ』
(文庫・深尾)
どこか懐かしさを感じる『トトロ』の舞台は、この作品から美術監督として参加した男鹿和雄氏によって、美しくも、湿度や温度までを
感じる背景美術として描かれ『トトロ』の人気を支える重要な要素となりました。完全新編集のシネマコミック化第3弾
文藝春秋編『司馬遼太郎全仕事』 ★司馬遼太郎生誕90年
(文庫・山口)
生誕90年、「竜馬がゆく」連載開始から50年の節目の、司馬遼太郎全文庫(全出版社)ガイド!「竜馬がゆく」を筆頭に「坂の上の
雲」「燃えよ剣」「街道をゆく」「この国のかたち」など重要作品には図解、特別解説を付し、新たな司馬読者獲得への道案内
産経新聞社『新聞記者 司馬遼太郎』
(文庫・三阪)
「生まれ変わっても新聞記者になりたい」。司馬さんの新聞記者時代のことはほとんど書かれたことがなかった。そんな彼の記者時
代を知る人々の証言をもとにどんな記者だったのかを生き生きと描く。文化部記者時代の貴重なコラムも15本収録
■2013年7月刊行 一部
誉田哲也『増山超能力師事務所』
(小説 前半刊 PR・永妻 出版・斉藤)
事業認定された超能力で、所長の増山ほか凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!
西木正明『水色の娼婦』
(小説 後半刊 出版・荒俣)
日露戦争から第二次世界大戦の時代に翻弄された美貌の混血ダンサーの生涯を甦えらせた感動のノンフィクション・ノベル
堺雅人『月記』
(エッセイ 前半刊 クレア・梅崎)
役者堺雅人は何を考えているのか。喫煙から禁煙まで。その他もろもろ。仕事の合間に熟考し、筆を走らせた「月記」43カ月分
諸田玲子『あくじゃれ瓢六』
(小説 前半刊 出版・加藤は)
元悪党の色男・瓢六と堅物同心・弥左衛門が繰り広げる時代小説。大事な人に先立たれた人物たちが織りなすシリーズ第4弾
麻生幾『海民襲来』
(小説 後半刊 出版・安藤)
中国の視線は尖閣を越え、石垣島へ。その時、日本に何ができるのか。そして、米軍はどう動く? 綿密な取材で描く尖閣有事
スコット・トゥロー 二宮磬訳『提訴せず』
(小説 後半刊 出版・永嶋)
悪質なレイプ事件を手続きの不備ゆえに放免すべきか? 苦悩する判事を脅迫する謎の人物。 罪と罰の問題を抉る傑作誕生
クリストファー・ロイド 野中香方子訳『ビジュアル大年表 137億年の物語』
(ノンフィクション・読む年表 前半刊 出版・下山)
広げると2.36メートルの大年表に。テレ東系全国ネット『137億年の物語』で博士が使っているのはこの年表。体感する137億年
後藤直義『アップルの正体』
(ノンフィクション 前半刊 出版・高橋夏)
美しく斬新な製品で人々を魅了し続けるアップルは秘密主義の裏で日本産業を植民地化。獰猛な真の姿を暴く驚愕のルポ!
伊東潤『王になろうとした男』
(小説 後半刊 出版・池田幹)
信長の周囲に集まった黒人奴隷の弥介、信長に父信行を殺された織田信澄など五人それぞれの数奇な運命を描く歴史短編集
■文春新書7月刊 一部
浅利慶太『劇団四季の「美しい日本語」教室』
(新書・石原)
他の新劇と違いセリフの聞き取りやすさに定評のある劇団四季。それは言葉へのリスペクトによる独特のメソッドによるものだった
水谷千秋『継体天皇と朝鮮半島』
(新書・松下)
応神天皇の5世の孫という遠い血縁など謎の多い継体天皇。新説を緻密に比較検討。そこから導き出された新しい継体像とは?
応神天皇の5世の孫という遠い血縁など謎の多い継体天皇。新説を緻密に比較検討。そこから導き出された新しい継体像とは?
鈴木宣弘『食の戦争』
(新書・鳥嶋)
食のグローバル化で、食の世界地図はどう書き換えられるのか。戦略なき日本の危機を見つめ、あるべき未来の食戦略を考える
■文春文庫7月刊 一部
道尾秀介『月と蟹』 ★第144回直木賞受賞作
(文庫・八馬)
世界は大きくて理不尽だから、僕たちは神様を創ることにした――子供同士の微妙なつながり、胸を締め付けられるラスト
津村節子『紅梅』
(出版・北村)
癌に冒され徐々に衰弱していく夫・吉村昭を、作家の目で、ある時は妻の目で、全身全霊で文學に昇華させた衝撃作
あさのあつこ『火群のごとく』
(文庫・三阪)
藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込むが、身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の友情と成長を清々しく描く
伊集院静『浅草のおんな』
(文庫・菊地)
浅草の小料理屋の女将に常連達が抱く思いを軸に、揺れ動く女心、お客が起こす騒動などが、細やかな筆致で描かれる
半藤一利『あの戦争と日本人』
(文庫・山口)
日露戦争が変えたものから、特攻隊、戦艦大和、原爆などあの戦争を通して見据える日本人の本質。「昭和史」に続く決定版
橋本紡『半分の月がのぼる空 1』 ★ライトノベルのヒット・シリーズの文芸版
(出版・加藤は)
高校生・裕一は急性肝炎にかかり市立病院への入院を余儀なくされる。そこで出会ったのは死病に侵された美少女・里香
渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』★第35回大宅賞受賞作
(文庫・山本)
重度の筋ジストロフィー患者の鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦のボランティアの日常を描いた大傑作ノンフィクション
■2013年8月刊行 一部
今野敏『アクティブメジャーズ』
(小説 前半刊 出版・池田陽)
国家を守ろうとする公安マンたちの知られざる活躍に、知的興奮がとまらない異色の警察小説、倉島警部補シリーズの第4弾
福岡伸一『パラレルターンパラドクス(仮)』 ★「週刊文春」好評連載単行本化第3弾
(科学エッセイ 前半刊 出版・高橋夏)
ハカセの思索に何度も繰り返し現れる「生命と色彩」のモチーフ、光彩に満ちた生命の動的平衡の世界を身構えず楽しめます
黒川博行『不二万丈』
(小説 前半刊 出版・池田陽)
「騙すか、騙されるか」関西を舞台に骨董業界の裏と表を行きかう人たちの丁々発止のやりとり。美術ミステリの傑作短編集
有栖川有栖『短編集』
(小説・ミステリー 前半刊 出版・加藤は)
少年犯罪匿名性の問題に切り込むミステリー、臨床犯罪学者火村の学生時代の名探偵ぶりを披露する短編など四篇を収録
佐々木譲『代官山コールドケース』
(小説・警察小説 後半刊 出版・瀬尾)
17年前の殺人事件。自殺した被疑者は誤認逮捕だったのか? 文化の街・代官山の記憶の古層に迫る傑作警察小説第二弾
池上彰『池上彰の東工大講義 現代史編 学校では教えてくれない冷戦後の現代史』
(社会・世界政治 後半刊 出版・渡辺)
学校では教えてくれない社会の常識、今回は冷戦後の約15年。東西冷戦終結と米中露の力関係の変化に日本の未来は!
■文春新書8月刊 一部
飯島勲『政治の技術』
(新書・島津)
小泉政権時、首相秘書官として支えた飯島勲氏がビジネスパーソンにも馴染み深いキーワードで「政治の技術」の奥義を伝授
西修『憲法改正』
(新書・島津)
誕生の経緯から問題の多い現行日本国憲法だが、その不具合とは具体的に何か。改正に際し、どんな条項が争点となるのか?
■文春文庫8月刊 一部
村上龍『心はあなたのもとに』
(文庫・武藤)
投資組合を経営する西崎は、五反田の風俗店に勤める「サクラ」と客として出会う……限りなく切ない、著者渾身の長編恋愛小説
北村薫『いとま申して』
(文庫・別宮)
後年、折口信夫に師事する著者の父・宮本演彦の日記をもとに、大正から昭和初年を生きた主人公を描く評伝風小説
江國香織『やわらかなレタス』
(文庫・菊地)
<食べものをめぐる様々な言葉の喚起力に私は驚く>、読者を不思議な世界にいざなう、ファン待望のエッセイ集です
立花隆・NHKスペシャル取材班『がん 生と死の謎に挑む』
(文庫・今泉)
がんとはそもそも何なのか――突然の宣告、そして手術。思いがけない経験の後「知の巨人」ががん研究の最先端に立ち向かう
文藝春秋編『吉村昭が伝えたかったこと』
(文庫・山口)
3・11後に多く読まれた『三陸海岸大津波』『関東大震災』。著者の史実へのこだわりと姿勢を各界識者が解説する徹底ガイド
なお、書誌情報などについては、「文藝春秋ホームページ http://www.bunshun.co.jp/」もご参照ください。
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