...

トラスティド・トラベラー・プログラムの概要

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

トラスティド・トラベラー・プログラムの概要
トラスティド・トラベラー・プログラムの概要
1
トラスティド・トラベラー・プログラムとは
トラスティド・トラベラー・プログラムは,これまで日本人と日本に在留して
いる外国人に限定していた自動化ゲート(注)の利用対象者を商用,観光,親族訪
問等の目的で本邦に短期間滞在するために入国する外国人ビジネスマン等にまで
広げるものであり,一定の要件を満たす「信頼できる渡航者」と認められた外国
人ビジネスマン等について,法務大臣が交付する「特定登録者カード」により,
自動化ゲート(注)の利用を可能とするものです。
(注)
現在,成田空港,羽田空港,中部空港及び関西空港の上陸審査場及び出国審査場に設置
されています。
2
トラスティド・トラベラー・プログラムのメリット
トラスティド・トラベラー・プログラムの利用希望者登録を行った方は,交付
される特定登録者カードを使って自動化ゲートを利用することにより,審査ブー
スにおいて入国審査官の対面審査を受けずに,迅速に出入国審査手続を終えるこ
とができます。
3
トラスティド・トラベラー・プログラム利用希望者登録のための要件
利用者希望登録を認められるためには,次の要件を全て満たす必要があります。
(1)外国人の方(下記(2)を除く)
ア
本邦に再び上陸するに当たり,商用,観光,親族訪問等の目的で本邦に短
期間滞在しようとする者であること。
イ
利用希望者登録のために日本の登録場所に出頭する日以前の1年間に2回
以上,本邦への渡航歴があること
ウ
過去に本邦からの退去を強制されたこと又は出国命令により出国したこと
がないこと。
エ
法令,国際約束又は日本国政府が外国政府に行った通告により,我が国が
査証免除措置をとっている旅券(注)を所持していること。
(注)トラスティド・トラベラー・プログラムの対象として法務大臣が告示をもって定め
る旅券の発行国・地域は以下のとおり(下記の国・地域が発行した旅券であっても,
一部対象外のものがあります。)
アイスランド共和国、アイルランド、アメリカ合衆国、アルゼンチン共和国、ア
ンドラ公国、イスラエル国、イタリア共和国、インドネシア共和国、ウルグアイ東
方共和国、エストニア共和国、エルサルバドル共和国、オーストラリア連邦、オー
-1-
ストリア共和国、オランダ王国、カナダ、キプロス共和国、ギリシャ共和国、グア
テマラ共和国、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、クロアチア共和国、
コスタリカ共和国、サンマリノ共和国、シンガポール共和国、スイス連邦、スウェ
ーデン王国、スペイン、スリナム共和国、スロバキア共和国、スロベニア共和国、
セルビア共和国、タイ王国、大韓民国、チェコ共和国、チュニジア共和国、チリ共
和国、デンマーク王国、ドイツ連邦共和国、ドミニカ共和国、トルコ共和国、ニュ
ージーランド、ノルウェー王国、バハマ国、バルバドス、ハンガリー、フィンラン
ド共和国、フランス共和国、ブルガリア共和国、ブルネイ・ダルサラーム国、ベル
ギー王国、ポーランド共和国、ポルトガル共和国、ホンジュラス共和国、マケドニ
ア旧ユーゴスラビア共和国、マルタ共和国、マレーシア、メキシコ合衆国、モーリ
シャス共和国、モナコ公国、ラトビア共和国、リトアニア共和国、リヒテンシュタ
イン公国、ルーマニア、ルクセンブルク大公国、レソト王国、台湾、香港,マカオ
オ
次のいずれかに該当すること
(ア)希望者登録の申請の時点において,一年以上継続して次のいずれかの公
私の機関の役員又は常勤の職員の地位にあり,かつ,当該申請後も引き続
き当該地位にあることが予定される者であること。
①
我が国の政府若しくは地方公共団体又はこれらが主たる出資者となっ
ている機関
②
上記エに規定する国,地域若しくは行政区画の政府若しくは地方公共
団体又はこれらが主たる出資者となっている機関
③
国際機関
④
我が国の金融商品取引所に上場されている株式を発行している株式会
社(又はその子会社)
⑤
金融商品取引所に類する取引所であって,上記エに規定する国,地域
又は行政区画に所在するものに上場されている株式を発行している株式
会社
⑥
我が国又は上記エに規定する国,地域若しくは行政区画の法人であっ
て,資本金の額又は出資の総額が5億円以上のもの
(イ)我が国の政府若しくは地方公共団体又はこれらが主たる出資者となって
いる機関,又は我が国の金融証券取引所に上場されている株式を発行して
いる株式会社若しくはその子会社と業務上の関係を有する者であって,そ
の業務に関し反復して本邦に上陸する必要がある者であることを理由とし
て,当該機関又は当該会社から,その者に希望者登録を受けさせることに
ついての要望がなされていること
カ
国内外で罰金刑以上の刑に処せられたことがないこと。
キ
出入国の公正な管理上特に不適当と認められる事情がないこと。
-2-
ク
電磁的方式により個人識別情報を取得していること。
ケ
当該登録時において,上陸拒否事由のいずれにも該当しないこと。
(2)米国国土安全保障省税関・国境取締局(以下「CBP」という。)が実施する
グローバルエントリープログラム(以下「GEP」という。)に登録しているこ
とを前提に登録を希望する米国人の方
GEPに登録していることを前提として,利用者希望登録を申請する米国人
の方については,上記(1)の要件のうちエ及びオに要件に適合することを要
しません。
4
トラスティド・トラベラー・プログラム利用希望者登録のための手続
トラスティド・トラベラー・プログラム利用希望者登録のための手続は,原則
として次のとおり,日本に入国する前の手続と入国後の手続に分けられています。
ただし,日本の空港等に設置された登録場所に出頭して直接申請をして一次審査
を受けることも可能です。
(1)入国する前の手続(一次審査)
トラスティド・トラベラー・プログラムの利用を希望する方は,あらかじめ,
特定登録者情報システムから必要事項を入力し,必要資料とともにオンライン
で入国管理局に送信します。これを受けて,入国管理局では,希望者登録の要
件に該当するか否かについて審査を行い,オンラインにより審査継続の可否を
通知します。
(2)入国後の手続(二次審査)
一次審査の結果,審査を継続する旨の通知を受けた方は,日本の空港等にお
いて,一旦は,通常の入国審査ブースにおいて入国審査を受けた後,空港等に
設置された登録場所に出頭していただき,入国管理局に対して指紋等の個人識
別情報の提供及び事前にオンラインで送付した資料の原本の提出を行います。
これを受けて,入国管理局において,登録を認めることが適当であると判断し
た場合には,自動化ゲート利用のための登録をするとともに,「特定登録者カー
ド」を交付します。
-3-
Fly UP