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平成25年度研究課題一覧

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平成25年度研究課題一覧
[本 場]
部
等
肉
用
牛
部
継続
事 業 名
( 研 究 課 題 )
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
新規
終了
1.受精卵移植利用きょうだい
検
定事業
受精卵移植技術利用による
種雄牛造成
継続
2.DNA情報を活用した「宮崎
牛」育種改良強化事業
産肉形質と連鎖する染色体
領域の解明
継続
3.新生宮崎の畜産を実現する (1)元気な子牛生産技術の確
ための肉用牛飼養管理技術 立
の確立
(2)現状の枝肉相場に対応した
肥育体系の検討
新規
(3)国産飼料やエコフィードを活
用した給与技術の検討
4.新たな「宮崎牛」の評価技
術の検討
(1)新規評価項目データベース
の構築
(2)新らし評価技術の応用
(3)現地実証試験
新規
区 分
期 間 国 受 県
目 的
庫 託 単 始 終
昭
産肉形質の推定育種価が高く、繁殖成績等
○ 62
の良い優秀な繁殖牛を供卵牛として導入し、
受精卵移植技術を利用して、確実に雄牛を
生産し、早期にまた効率的に種雄牛造成を
行う。
平
○ 16
効果・実績
・延べ17頭(9セット)から採卵し、124個の正
常卵を得た。
・また、延べ66頭(7セット)に移植を行った。
・現在、待機種雄牛として1頭が繋養され、
試験交配が終了している。
産肉形質と連鎖する染色体領域を明らかに ・種雄牛Cについては、脂肪交雑に非常に
するとともにDNAマーカーを利用した育種手 効果を持つ遺伝領域のほか、複数の優良
法を確立する。
な産肉形質遺伝領域を検出し、現在詳細な
解析を実施中である。
・種雄牛Aについては脂肪交雑に有用な
遺伝子領域を検出しており、基礎雄牛や種
雄牛候補牛等の選抜への助言を行ってい
る。
平 平 消費者の食の安全・安心や国産志向が高 肉用牛の生産性向上や生産コストの低減
○ 25 28 まる中。安価で良質な生産物を求める声も多 に貢献するとともに、飼料自給率の向上が
い。一方、生産者の高齢化や生産費の増加 見込まれる。
が問題となっており、生産性向上のためには
飼料管理方法を見直す必要がある。
そこで、子牛の生産性向上や飼料費低減を
目指すとともに、国産飼料を上手に活用し、
持続性のある効率的な肉用牛飼料管理技術
を確立する。
平 平 当場でこれまで行ってきた試験研究に於い 高品質でさらにおいしい宮崎牛生産技術
○ 25 27 て、オレイン酸や脂肪交雑野細かさ等が牛枝 が確立するとともに、宮崎牛ブランドの更な
肉野新たな評価指標として利用可能であるこ る競争力向上が見込まれる。
とが示唆された。
そこで、オレイン酸含量や画像解析等の新
規評価項目のデータベース化を図り、それら
を解析・応用し、新たな種雄牛の評価技術を
確立することにより、「宮崎牛」ブランド力の更
なる強化を目指す。
[本 場]
部
等
事 業 名
( 研 究 課 題 )
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
継続
新規
終了
1.地球温暖化に適応した飼
料基盤の強化による酪農経
営の確立
区 分
期 間 国 受 県
庫 託 単 始 終
(1)亜熱帯系の飼料作物等の
適
応性の検討
(2)亜熱帯系の飼料作物の飼
料
成分および栄養価の検討
新規
目 的
効果・実績
近年の地球温暖化による平均気温の上昇
により、現存の飼料作物栽培への影響が懸
念されている。
そこで、亜熱帯系の新規飼料作物を導入す
ることにより飼料基盤を強化し、搾乳牛への
平 平
給与方法を検討する。
○ 25 27
亜熱帯系の飼料作物導入により、温暖化
に対応した飼料基盤の強化が可能となり、
安定した酪農経営が可能となることが見込
まれる。
水田を活用した自給飼料増産を目的に,飼
料用稲の2回刈り専用品種であるルリアオバ
を作付けし、後作として大麦等の冬作を組み
平 平 合わせた年3回収穫技術の普及に向けて、
22 26 飼料用の稲・麦を基軸とした多収穫栽培技術
を確立する。
ルリアオバ2回刈りの乾物収量は現地実
証試験では1.56t/10aであったが、場内試験
では1.4tと少なかった。
しかし、裏作の立毛播種大麦が0.7t~
1.1t/10aで、専用収穫機を使用することによ
り年3回収穫では2.5t/10a以上を収穫でき
る見込みがある。また、飼料イネの鉄コー
ティング直播栽培は比較的安定しているこ
とも判った。
自給粗飼料の生産における大型機械によ
る作付体系と貯蔵飼料の調製技術を検討し、
自給粗飼料生産における機械化体系の確立
に資する。
また、付帯的に場内の試験牛に給与する自
給粗飼料の質と量の確保を図る。
イタリアンライグラス後作でのトウモロコシ
不耕起播種では耕起区と変わらない発芽
率であった。
乾草(123t)ヘイレージ(111t)牧草サイ
レージ(294t)コーンサイレージ(108t)ソル
ゴーサイレージ(356t)を場内粗飼料として
供給した。
国及び各種団体と連携し、飼料作物の新た
に育種された品種や本県の市販品種の中で
有望と思われてる品種の栽培試験を実施し
て、優れた品種の抽出を行い自給飼料生産
の振興を図る。
(1) ソルガム・イタリアン ソルガムの東山
交30号はスーダン型の乾性で、乾物率が
高く、多収の育成系統であった。
イタリアンライグラスの系30号統は、冠さ
び病に対して「弱」の抵抗性があった。
(2)遅播きトウモロコシの有望品種として、
P3577を認めた。
(3)イタリアンライグラス7種4系統を栽培試
験した。秋の発病はなかった
(4)新規未登録農薬のトウモロコシ圃場での
生育処理効果を確認する。
(3)亜熱帯系の飼料作物の乳
牛
への給与
(4)現地実証試験
2.飼料用稲2回刈り栽培を基 (1)飼料用稲2回刈り栽培技
軸とする多収穫栽培技術の 術の確立
実証-九州南部-
(2)大麦等、冬作物の栽培・収
「略称:国産飼料プロ」
穫・調整技術の確立
(3)年3回収穫体系の確立
継続
酪
農
飼
料
部
3.自給粗飼料生産の機械体
系化確立試験
○
(1)効率的機械利用秘術の検
討
平
○ 10
継続
4.共同受託試験
(1)実用技術開発事業競争的
資金による共同試験
(畜草研他46場所)
(2)飼料作物優良品種選定調
査(全国飼料増産協議会から
の委託試験)
(3)イタリアンライグラス冠さび
病特性検定
(畜産草地研究所からの委託)
(4)除草剤効果確認試験(新)
(とうもろこし:日本植物調節
剤
研究協会から委託)
継続
○
平
23
[本 場]
部
等
事 業 名
( 研 究 課 題 )
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
継続
新規
終了
5.自給飼料分析指導センター
における飼料分析
(1)近赤外分光分析計による
無粉砕試料分析技術の開発
継続
酪
農
飼
料
部
6.飼料作物の優良品種選定
試験
(1)飼料作物奨励品種選定試験
早播きトウモロコシ
遅播きトウモロコシ
ソルゴー
家
畜
バ
イ
テ
ク
部
継続
継続
地域にある粗飼料である飼
料イネや麦類を活用した効率
的かつ高品質な飼料調整技
術を開発し、搾乳牛向けの飼
平 平
料の給与メニューを確立する。
○ 23 26
(2)発酵TMR調整技術の検討
1.肉用牛繁殖経営における生 (1)繁殖性の改善
産性向上技術の開発
(2)子牛の生産性改善
(3)現地実証試験
国内で市販されている品種
のうち、有望視されている品
種について、本県における適
応性を検討し、奨励品種選定
のための資料とする。
昭
○ 57
7.地域粗飼料を活用した生乳 (1)地域飼料資源の消化特性
生産技術の確立
の解明
(3)地域飼料資源を活用した搾
乳牛向け給与メニューの検討
区 分
期 間 国 受 県
目 的
庫 託 単 始 終
近赤外分光光度計により迅
速に飼料成分の評価を行い、
農業改良普及センターを通じ
て飼料給与設計の指導を行
昭
う。
○ 60
新規
効果・実績
653点の飼料を分析し、農業改良普及セ
ンターでの飼料給与設計等に利用された。
無粉砕飼料分析技術はイタリアンライグラ
スについて取り組んだ。
とうもろこしNS118(サイレージコーンNS118)を
新たな奨励品種として追加し、ソルガムで
は既存の奨励品種であるスーパーシュガー
ソルゴーを「トウモロコシ・ソルゴー混播用」
として用途を追加した。
(1)飼料用麦類WCSのTDN含量はエンバク
WCS、オオムギWCSおよびオーツヘイの順
に高かった。大麦の子実部分を破砕して搾
乳牛に給与した場合、子実の排泄率は10
ポイント低下するが、乳生産に影響を及ぼ
さない。
平 平 本県の肉用牛繁殖経営における課題とし 肉用牛繁殖経営における繁殖性改善や子
○ 25 27 て、1)分娩間隔の延長による生産率の低さ 牛の発育改善による所得の向上が見込ま
と、2)環境要因(暑熱・寒冷)による子牛の疾 れる。
病多発、発育への影響が挙げられる。そこ
で、本研究では、肉用牛繁殖経営における生
産性向上を目的として、繁殖性と子牛発育の
改善を目指す。 また、研究
成果の実用化・普及を加速する目的で、本場
で開発した牛歩Liteの現地実証試験を行い
繁殖成績の向上を図る。
[本 場]
部
等
事 業 名
( 研 究 課 題 )
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
継続
新規
終了
2.胚移植高度化技術確立試
験
(1)胚生産性予測技術の実証
新規
(2)過剰排卵処理技術の総合
的改良
(3)子宮内ホルモン環境改善
試験
家
畜
バ
イ
テ
ク
部
3.優秀乳用後継牛の効率的
作出を目的とした新技術開発
(1)保存性が高くフィールド融解
可能な性判別受精卵の保存方
法の確立
新規
(2)性選別精液を用いた効果的
な過剰排卵処理技術の確立
(3)経膣採卵(OPU)を活用した
スーパーカウの効率生産
4.受精卵供給事業
優良な種雌牛からの受精卵
の生産と農家への供給
5.フードビスネス等加速化技 子牛育成ハウスの製品化研究
術開発促進事業の中の緊急課
題解決促進事業
継続
新規
区 分
期 間 国 受 県
目 的
効果・実績
庫 託 単 始 終
平 平 優良受精卵の安定生産や受胎率の向上
受精卵技術において、採胚の簡素化や効
○ 25 28 は、ET技術普及促進に不可欠な継続的課題 率化が図られるとともに、高品質胚の生産
である。しかし各過程における『点』の対策で 及び受胎率の向上が見込まれる。
は大きな効果を生むことは難しい。
そこで当試験計画では、ドナー牛選抜から
飼養技術、採胚技術、移植技術まで総合した
『線』の技術確立により生産性をより高め、効
率的な胚および子牛生産に寄与することを目
的とする。
平 平 受精卵移植技術を活用して意図的に雌産子 酪農経営において、乳用後継牛の効率生
○ 25 27 を得るためには、受精卵による性判別と選別 産による経営安定が見込まれる。
した雌精液を用いる必要があるが、性判別受
精卵はフィールド融解できる凍結法が確立さ
れていないため、普及の妨げとなっている。
一方、性選別精液は精子数が少ないため、
通常精液と同様の利用方法では正常胚率の
低下が問題となっている。そこで、性判別受
精卵の凍結保存法の確立と、性選別精液を
用いた効果的な過剰排卵処理技術を確立す
る。
平
優良な受精卵を農家に安
H24年度採卵成績
○ 2
定的に供給し、受精卵移植技術の向上と、普 生産個数443個
及定着を促進することにより、肉用牛生産の 譲渡個数255個
安定的発展を図る。
(H25.2月末現在)
平 平 子牛の発育に悪影響を及ぼす寒冷ストレス
○ 25 25 の影響を緩和するために、組み立て式断熱
パネルを活用した軽量で移動し易い子牛育
成ハウスの製品化を目的とする。
子牛の事故率の低減及び発育改善が見
込まれる。
[川南支場]
部
等
事 業 名
( 研 究 課 題 )
1.養豚復興に向けたプロジェ
クト
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
1.安全安心な産地銘柄豚肉づ
くり
継続
新規
終了
継続
(1)ハイへルス優良種豚の供給
(2)件内外肉豚生産用F1雌豚
とその産子の性能調査
養
豚
科
2.地域銘柄豚肉生産のため
の
組合せ方式の検討
2.地域ブランド豚肉の生産確 (1)高品質豚肉生産技術の検
立試験
討
区 分
期 間 国 受 県
目 的
庫 託 単 始 終
平 平 児湯地域の養豚経営再開にあたり衛生条
○ 23 25 件の高い種豚を導入する必要があり、そこで
種豚供給が不足することが予想されるた雄
豚の供給保管体制の構造を行うとともに、県
内外から導入するSPF仕様の肉豚生産用F
1雌豚の性能調査を行い、その成績をフィー
ドバックする。
また、各品種の種豚を組み合わせた合成豚
の性能調査を行い、地域銘柄豚肉生産のた
めの検討を行う。
平 平 未利用資源等を利用した飼料給与により、
○ 23 26 付加価値の高い豚肉や脂肪交雑等の高品
質豚肉
を生産する技術を開発する。
(1)配合飼料に生トマト又は乳酸発酵トマト
を添加し肥育豚に給与したところ、発育およ
び枝肉成績への影響は認められず、生産コ
スト低減が期待できる一方、トマトの成分で
あるリコピンのロース肉への移行は認めら
れなかった。乳酸発酵トマト液(濾過液)を
離乳子豚に給与したところ、発育成績及び
糞便性状への影響は認められなかった。
(2)(3)は次年度以降
継続
平 平 特色のある飼養管理等で生産された肉質
○ 24 26 の差別化が推進されている中、肉の理化学
検査による特性を明確化するとともに官能検
査による美味しさの分析が必要である。そこ
で、豚については未利用資源給与による肥
育試験、鶏については新「みやざき地頭鶏」
の基本的な肉質へ及ぼす影響について検討
する。
(1)規格外トマトの給与による肉質の向上
は、粗脂肪含量、ビタミンE及び遊離アミノ
酸に差は認められる、その影響は小さかっ
た。
(2)市販飼料による「みやざき地頭鶏」の肉
質への影響は、脂肪含量、脂肪酸組成及
び遊離アミノ酸に差は認められなかった
が、食味性には影響を及ぼすことが推察さ
れた。
平
○ 22
みやざき地頭鶏原種鶏群の改良を図るとと
もに、種鶏群の敵正体重の推移表を作成す
る。
みやざき地頭鶏における飼料効率向上と悪
癖による損耗防止を図るため、メチオニン添
加給与について検討する。
(1)地頭鶏において、H15群の平均体重は目
標であるS60群に近い値になってきたが、
MIX群については大きく劣る。
(2)九州ロードにおいて、平均体重は世代が
進むにつれ増加傾向にある。
(3)適正体重検定において、一部の試験区
で飼養効率が良い傾向が見られた。
(4)メチオニン添加における損耗防止は確認
できなかったが、増体が良い傾向が見られ
た。
平 平 みやざき地頭鶏の肉質の斉一性を高める
○ 24 28 専用飼料の検討や飼料中にアラキドン酸を
添加し、増体・肉質分析・食味試験等を実施
し、食味性の向上を検証する。
みやざき地頭鶏の原種群について遺伝子
による選抜を行い、優良遺伝子保有群による
「新みやざき地頭鶏」の増体・旨味の改善効
果を検証する。また、交配様式についても検
討する。
(1)使用されている4種類の市販飼料での肥
育試験で大きな差異は認められなかった。
(2)平成25年度開始
(3)地頭鶏で発育遺伝子保有率を16.7%、
九州ロードで美味しさ遺伝子保有率69.8%ま
で高めた。
(3)地域養豚農家における実証
試験
養
豚
・
養
鶏
科
(2)みやざき地頭鶏の育種・給
与飼料の比較試験
1.みやざき地頭鶏種鶏群等の (1)地頭鶏(雄系原種鶏)の改
改良および生産効率改善試験 良
継続
(2)九州ロード(雌系原種鶏)の
改良
(3)種鶏雌の敵正体重の検定
養
鶏
科
(4)みやざき地頭鶏へのメチオ
ニン添加給与
2.美味しさを追求する新たな
「みやざき地頭鶏」の開発
(1)みやざき地頭鶏専用飼料
の検討
継続
(2)より美味しい「みやざき地頭
鶏」の肥育試験
(3)新みやざき地頭鶏の開発
と検討
(1)ユメサクラの交配・選抜は年2回行い、
能力、体型、肢蹄が総合的にバランス良く
優れた上位豚について、西都・児湯地域に
16戸、33頭を供給した。また、その他地域
には北諸、日向を主体に15戸、30頭を供
給した。
(2)民間4系統の種豚とユメサクラとの相性
となる繁殖成績、発育成績、枝肉成績にお
いてどの系統も良好な成績を示し、有意な
差はみられなかった。
2.は25年度実施予定
継続
(2)未利用資源等を利用した付
加価値豚肉生産技術試験
1 豚・地鶏のブランド化へ向け (1)豚の規格外トマト及びエコ
た食肉の分析及び官能検査 フィードの未利用資源給与に
よ
る肥育試験
効果・実績
[川南支場]
部
等
事 業 名
( 研 究 課 題 )
研 究 テ ー マ
( 細 目 課 題 )
1.みやざき型次世代養豚環境 (1)「ピッグコンフォート」システ
システムの開発
ムの検討及びバイオセキュリ
ティ方式の検討
継続
新規
終了
継続
(2)臭気低減化システムの検討
(3)高度浄化処理システムの
検討及び復興対策支援
環
境
衛
生
科
2.クリーンエネルギーを利用し (1)水質改善システムの開発
た新たな水質改善補完シス と
テムの開発
基礎研究
継続
(2)水質改善効果の検討
3.養豚汚水浄化処理技術支
援
(1)県内養豚農家の汚水処理
分析
4.太陽光発電システムを利用 (1)太陽光パネル設置に向け
し
た
たアニマルウエルフェアの向 前提条件調査
上
及び環境保全システム確立
区 分
期 間 国 受 県
目 的
庫 託 単 始 終
平 平 養豚農家の安定化を図る上で、環境改善
○ 23 25 の問題は重要性をましている。特に、飼養環
境の改善による生産性向上、悪臭発生防止
による労働環境・住環境の健全化、養豚汚水
浄化処理の安定化による水環境の保全が生
産現場で必要視されている。
このようなことから、「豚」「人」「地域」に快
適で自然環境にやさしい養豚環境システムを
開発する。
平 平 養豚農家では既存施設を利用した低コスト
○ 23 25 かつコンパクトな水質改善効果の高い補完機
能の開発が急務である。
そこで、クリーンエネルギーを利用した低コ
ストかつコンパクトな水質改善補完システム
を開発する。
継続
平
○ 16
継続
○
効果・実績
(1)エコフィードを給与した肥育豚の糞尿か
ら発生するアンモニアガス発生量は低くな
る傾向にあった。
(2)堆肥舎の臭気低減効果について検討し
たところ、水やクエン酸によよる細霧で低減
させる傾向にあったが、気温が高い場合
は、効果が明確とはならなかった。
(3)児湯地区の浄化施設の再稼働について
は、膜分離処理施設への変更(5件)、回分
式や前脱水の整備を推進し、安定的な処理
が可能になり、放流ができるようになった農
家も見られた。
(1)ナノバブル方式によるオゾン処理により
畜産処 理汚水の色度及び濁度を低下する
ことができ、処理20~30分で透明感の高い
処理水を得ることができるが、冬季は濁度
やCOD、亜硝酸態窒素が高い推移を示して
おりオゾン処理効率が低下する傾向が見ら
れる。
(2)処理水の汚濁物質低減化のためユニット型
膜分離装置の試作を進め、曝気槽から分
離した循環方式による膜処理が可能となっ
た。
養豚汚水浄化施設の運転管理技術の習得 宮崎方式延べ130検体、その他の方式1
及び汚水敵正処理に必要な水質調査・分析 16検体について分析を行い、浄化処理向
及び現地指導・助言を実施する。
上のための指導・助言を普及センターと連
携して行い、放流水の水質改善を図った。
太陽光発電システムの中で膜型モジュー 鶏舎スレート屋根に軽量型PVアモルファ
平 平
24 25 ルは、軽量であり、畜産施設の屋根に重量 ス太陽光モジュール(276W(92W3並
的負荷をかけることなく安定的に設置でき 列)、鶏舎内に直流電動機(旋風機)を設置
る。しかし、畜産施設における、実際の発 した。
電量や耐久性に関するデータがない。この
ため、当該施設を畜舎屋根に設置し、電力
発生量及び利用を行うとともに、アンモニ
ア等のガス濃度の測定とシステムの耐久性
について検証する。
Fly UP