Comments
Description
Transcript
第9回 メディアに関する全国世論調査(2016年)
第9回 メディアに関する全国世論調査(2016年) 調査結果の概要 新聞通信事業に関する調査研究、資料収集、講演会の開催などを行っている公益財団法人新聞通 信調査会(理事長 長谷川和明)は、2016 年8月 19 日から9月6日に「第9回メディアに関する全 国世論調査(2016 年)」を実施しました。 調査は、全国の 18 歳以上の 5,000 人を対象に訪問留置法で行い、66.2%、3,308 人から回答を得 ました。特定のメディアのユーザーに偏らない、国民全体を代表するサンプル設計(住民基本台帳 を用いた層化二段無作為抽出)が特徴です。調査結果の概要は以下の通りです。 主 な 調 査 結 果 各メディアの情報信頼度は低下 新聞は前年より 0.8 点低下の 68.6 点 ・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く 信頼をしていない場合は0点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、 「新聞」 は 68.6 点となり、昨年秋の前回調査より 0.8 点低下した。 「NHK テレビ」は 69.8 点で 0.4 点の 低下(前回調査 70.2 点)、「民放テレビ」が 59.1 点で 1.9 点の低下(前回調査 61.0 点)、「ラ ジオ」が 57.6 点で 2.1 点の低下(前回調査 59.7 点)、「インターネット」が 53.5 点で 0.2 点 の低下(前回調査 53.7 点)であった。全てのメディアの信頼度得点が低下したが、 「民放テレ ビ」と「ラジオ」の低下がやや大きい。また、「NHK テレビ」「新聞」「民放テレビ」「ラジオ」 は、2008 年度調査開始以来最低の信頼度得点となった。(資料1ページ、図表1) 2016年10月 公益財団法人 新聞通信調査会 -1- 主 な 調 査 結 果 (つづき) ネットニュース閲覧率、新聞朝刊閲読率に迫る勢い ・朝刊を「読んでいる」と答えた人の割合である新聞朝刊閲読率は 70.4%となり、調査開始 以降、低下傾向が続いている。(資料1ページ、図表2) ・新聞朝刊閲読率とスマートフォンやパソコンを利用したインターネットニュース閲覧率の 時系列変化を見ると、新聞朝刊閲読率は 2010 年度 82.9%から今回 70.4%に低下、一方、イ ンターネットニュース閲覧率は 2010 年度 57.1%から今回 69.6%に上昇し、両者の差がほぼ なくなった。(資料2ページ、図表3) ・インターネットニュースを見る時に使用する機器は「スマートフォン・携帯電話」が 77.2% と突出、「パソコン」が 45.6%、「タブレット」が 13.5%であった。(資料3ページ、図表5) ・将来の新聞について、 「インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と 考える役割減少派は 47.1%、 「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割 持続派は 35.6%となった。この質問を始めた 2009 年度調査以来、一昨年初めて役割減少派が役 割持続派を上回ったが、今回はその動きが加速する兆候を見せた。 (資料4ページ、図表7) ・年代別では、役割減少派は年代が低いほど高い傾向が顕著。今回調査では役割減少派が 50 代以下で半数を超えた。時系列の変化を見ると、役割減少派は、30~50 代で 2009 年度比 20 ポイント以上の増加となった。60 代でも 16.7 ポイント増となるなど、若い世代より中高年層 での増加が目立つ。(資料4ページ、図表8) 「報道の自由は常に保障されるべきだ」82.6% ・「報道の自由は常に保障されるべきだ」については、「思う」と答えた人が 82.6%、「思わ ない」と答えた人が 15.4%と、昨年度調査同様の結果となった。(資料5ページ、図表9) ・「報道によって、プライバシーが侵害されていると思うか」という質問に対して「思う」と 答えた人が 62.2%、「思わない」と答えた人が 35.0%となった。(資料5ページ、図表9) ・ 「メディアは報道の自由を振りかざしていると思うか」という質問に対して「思う」と答えた 人が 50.5%と昨年度(43.4%)から 7.1 ポイント増加した。「思わない」と答えた人が 46.2% と昨年度(51.7%)から 5.5 ポイント減少した。昨年度は「思わない」と答えた人が「思う」 と答えた人の割合を上回っていたが、今年度は逆転した。(資料5ページ、図表9) ・ 「現在の報道を見ていると、圧力をかけられても仕方がないと思うか」という質問に対して「思 わない」と答えた人が 56.2%と昨年度(60.4%)から 4.2 ポイント減少した。 「思う」と答えた 人が 40.7%と昨年度(35.2%)から 5.5 ポイント増加した。(資料5ページ、図表9) ・ 「政府が国益を損なうという理由でメディアに圧力をかけるのは当然だと思うか」という質問に 対して「思わない」と答えた人が 64.2%と昨年度(67.8%)から 3.6 ポイント減少した。 「思う」 と答えた人が 32.6%と昨年度(27.6%)から 5.0 ポイント増加した。 (資料5ページ、図表9) -2- 主 な 調 査 結 果 (つづき) 参院選報道「投票先を決める参考になった」新聞が1位 ・参議院選挙報道について、各メディアの印象を聞いたところ、新聞は「投票する候補者や政 党を決める際に、参考になった」で 42.7%と1位となった。(資料7ページ、図表 12) ・民放テレビは「18 歳選挙権に関する報道や情報が充実していた」で 48.4%、「選挙結果が、 今後の政治や生活に及ぼす影響についての報道や情報が分かりやすかった」で 42.7%、 「今回の 選挙の焦点が憲法改正発議に必要な議席数(定数の2/3)であることをわかりやすく伝えた」 で 40.7%、 「選挙前の当落予想や情勢報道を参考にした」で 38.3%と1位になった。 (資料7ペー ジ、図表 12) ・参議院選挙報道についてのメディアの印象は、新聞、民放テレビ、NHK テレビに比べ、インター ネットは低かった。(資料7ページ、図表 12) 選挙前の当落予想や情勢報道「参考にする」は 25.1% ・新聞やテレビが選挙前に当落予想をすることについて尋ねたところ、 「A:有権者の動向を伝 え、投票する上での判断材料を提供することは、報道として当然だ」という意見に賛同する割 合が 33.3%、 「B:有権者に予断を与え、選挙結果に影響を与える恐れがあるので、報道として 問題だ」という意見に賛同する割合が 34.4%と意見が分かれた。(資料8ページ、図表 13) ・実際に投票する際、選挙前の当落予想や情勢報道を参考にするか尋ねたところ、 「参考にする」 (「とても参考にする」2.8%と「やや参考にする」22.3%の計)と答えた人の割合が 25.1%と なった。一方、 「参考にしない」 (「ほとんど参考にしない」31.8%と「あまり参考にしない」42.0% の計)と答えた人の割合が 73.8%となった。(資料8ページ、図表 14) 憲法改正報道、民放テレビ、新聞、NHK テレビの順 ・憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」 を挙げた人が 59.6%と最も多く、以下、「新聞」が 55.8%、「NHK テレビ」が 55.7%、「インター ネット」が 35.2%という結果になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 5.9 ポイ ント、新聞が 2.7 ポイント、NHK テレビが 5.5 ポイント、それぞれ減少した。一方、インターネッ トが 2.9 ポイント、雑誌・書籍は 2.4 ポイント、それぞれ増加した。(資料9ページ、図表 15) ・憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、 「民放テレ ビ」が 45.3%、「新聞」が 42.8%、「NHK テレビ」が 38.1%、「インターネット」が 23.2%という 結果になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 8.3 ポイント、新聞が 0.7 ポイン ト、NHK テレビが 7.4 ポイント、それぞれ減少した。一方、インターネットが 3.2 ポイント、雑誌・ 書籍は 2.3 ポイント、それぞれ増加した。(資料9ページ、図表 15) ・国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、前回同様、 「現 行の憲法について詳しく解説してほしい」53.0%、 「政党の意見の違いがよく分かるような報道を してほしい」50.6%が多かった(複数回答)。(資料 10 ページ、図表 17) -3- その他の調査結果の主な内容 調査結果の詳細については、調査結果報告書をご覧ください。 (新聞通信調査会 HP http://www.chosakai.gr.jp/ 24 日(月)掲載予定。) ≪各メディアの印象・信頼度≫ 1.各メディアの情報の信頼度は? ●1位「NHK テレビ」69.8 点、2位「新聞」68.6 点、3位「民放テレビ」59.1 点 2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? ●「情報が分かりやすい」「情報源として欠かせない」「社会的影響力がある」 3.各メディアの信頼感の変化は? ●この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が 6.9% 4.各メディアの印象は? ●情報源として欠かせない「新聞」、信頼の「NHK テレビ」、面白い「民放テレビ」、 手軽な「インターネット」 ≪報道の自由とプライバシー保護≫ 5.報道の自由についてどう思う? ●「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83% 6.「報道の自由」と「プライバシーの保護」のどちらに重点が置かれているか? ●「報道の自由」61%、「プライバシーの保護」36% 7.プライバシー保護に関するメディアの印象は? ●「気を配っている」は NHK テレビ 67%、新聞 55% ≪憲法改正問題に関する報道≫ 8.憲法改正問題に関心がある? ●「関心がある」71%と昨年度より 4 ポイント減も依然高く 9.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは? ●「民放テレビ」60%、「新聞」「NHK テレビ」共に 56% 10.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは? ●「民放テレビ」45%、「新聞」43%、「NHK テレビ」38% 11.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は? ●新聞は「現行憲法の解説」「政党の意見の違い」についての報道を ≪2016 年 7 月の参院選報道≫ 12.どの候補者・政党に投票するかを決めたのはいつ? ●「選挙期間の後半」32%、「投票日当日」23%、若い世代ほど「当日」が多い 13.選挙前に当落予想を報道することについてどう思う? ●「報道として当然」33%、「選挙結果に影響を与えるので問題」34% 14.選挙前の当落予想や情勢報道を参考にするか? ●「参考にする」25%、「参考にしない」74% -4- 15.各メディアの参院選に関する報道の印象は? ●新聞は「投票の参考になった」で1位。民放テレビが好印象 ≪新聞への意見≫ 16.新聞についてどう思う? ●情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価 「多種多様な情報を知ることができる」が 70% 17.新聞の政治に対する態度についてどう思う? ●「不正を追及」に 38%が肯定 「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価 18.新聞の政治的立場についてどう思う? ●欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず 「独自色」は 15%、「不偏不党」は 63% 19.新聞の記事の満足度は? ●ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な事柄についての記事の満足度が高い 20.新聞全般の満足度は? ●満足している人は 52%、不満な人は 8%。高年齢層で満足度が高い ≪生活の中の新聞≫ 21.新聞を読んでいる人は? ●「読んでいる」は朝刊 70%、夕刊 24%。朝夕刊の閲読率は減少の一途 22.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は? ●「変わらない」が 80%、「減った」が 16% 23.新聞を読む時間は? ●平均時間は 27 分で前回から微減。若い世代ほど短い 24.新聞を読む場所は? ●新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心 25.新聞を読む理由は? ●新聞を読むことは生活の一部 1位「習慣になっている」(54%)、2位「世間の動きが分かる」(45%) 26.よく読む新聞記事は? ●身近な記事が人気 1位「社会に関する記事」、2位「地元に関する記事」 27.新聞を読まない理由は? ●1位「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(75%) 2位「新聞を取っていない」(42%) 28.戸別配達をどう思う? ●日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」70%。2012 年より減少続く 29.夕刊の発行をどう思う? ●「続けてほしい」は 17%、「なくてもよい」が 37% -5- 30.月ぎめ新聞の購読状況は? ●73%が購読、購読率は減少傾向が続く 31.新聞の購読料をどう思う? ●「高い」とする人が 47%、「妥当」とする人が 51% 32.通信社の役割を知っている? ●「知っている」49%、「知らない」51% 「役割を知っている」人の割合は 2012 年度以降、5 割前後で推移 33.見たり聞いたりしたことがある通信社は? ●1位「ロイター通信」(69%)、2位「共同通信社」(68%) ≪新聞のこれからとインターネット≫ 34.インターネットのニュースをどの程度見る? ●「インターネットニュースを毎日見る」20~50 代では半数超 インターネットニュースの毎日閲覧は 40~50 代で前回より 10 ポイント以上の増加 35.よく見るインターネットニュースの記事は? ●1位「スポーツ・芸能に関する記事」(77%)、2位「社会に関する記事」(56%) 36.インターネットニュースを見るサイトは? ●ポータルサイトが 90%、新聞社の公式サイトは 21% 37.インターネットニュースを見る時に使用する機器は? ●スマートフォン・携帯電話が 77%、パソコンは 46% 38.将来の新聞の役割についてどう思う? ●新聞の役割減少派 47%、役割持続派 36%。役割減少派が役割持続派を上回る動きが加速 「新聞の役割が少なくなってくる」は年代が低いほど優勢 39.電子新聞の利用意向は? ●利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 11%と昨年度から変化なく 40.単独購読料 2,000 円の場合、電子新聞の購読意向は? ●「購読したい」5%、「購読したいと思わない」53% 41.電子新聞に魅力を感じる点は? ●1位「スマートフォンなどで利用でき、読む時間と場所を選ばない」(42%) 2位「速報が届き重要ニュースをいち早くキャッチ」(31%) -6- 調査の概要 ●調査方法 ●調査地域 専門調査員による訪問留置法 全国 ●実査時期 ●調査対象 18 歳以上男女個人(5,000 人) 2016 年 8 月 19 日から 9 月 6 日 ●サンプリング法 ●調査委託機関 住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法 一般社団法人 中央調査社 ●回収サンプルの構成 回収数 3,308(66.2%) <性別> <年代別> 18~ 20 代 19 歳 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 以上 総数 男性 女性 3,308 1,568 1,740 70 306 460 539 524 696 713 100.0% 47.4% 52.6% 2.1% 9.3% 13.9% 16.3% 15.8% 21.0% 21.6% 第9回 メディアに関する全国世論調査(2016 年) 2016 年 10 月発行 発行 公益財団法人 新聞通信調査会 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル1階 電話 03-3593-1081 -7- 各メディアの情報信頼度は低下 新聞朝刊閲読率は低下傾向が止まらず ・ 各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼を していない場合は0点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、「新聞」は 68.6 点となり、昨年秋の前回調査より 0.8 点低下した。 「NHK テレビ」は 69.8 点で 0.4 点の低下(前回 調査 70.2 点)、「民放テレビ」が 59.1 点で 1.9 点の低下(前回調査 61.0 点)、「ラジオ」が 57.6 点で 2.1 点の低下(前回調査 59.7 点)、「インターネット」が 53.5 点で 0.2 点の低下(前回調査 53.7 点)であった。全てのメディアの信頼度得点が低下したが、 「民放テレビ」と「ラジオ」の低 下がやや大きい。また、「NHK テレビ」 「新聞」 「民放テレビ」「ラジオ」は、2008 年度調査開始以 来最低の信頼度得点となった。 図表1 各メディアの情報信頼度(時系列) 全面的に 信頼して いる (点) 80 74.0 72.0 65.4 73.5 63.6 63.6 中間 70.9 65.3 58.2 61.6 20 全く 信頼して いない 2008 年度 46.4 2009 年度 72.0 58.0 60.3 71.1 70.2 70.7 60.6 69.2 60.2 69.4 61.0 60.4 59.7 58.6 56.3 54.1 53.3 54.0 59.7 53.7 69.8 68.6 59.1 57.6 53.5 NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 47.1 2010 年度 68.9 63.1 50 48.2 72.5 70.1 72.0 63.8 61.6 58.0 74.3 73.5 44.1 44.6 44.7 44.3 45.5 44.7 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 今回 調査 雑誌 ・ 朝刊を「読んでいる」と答えた人の割合である新聞朝刊閲読率は 70.4%となり、調査開始以降、 低下傾向が続いている。 図表2 新聞閲読状況(時系列) (%) 100 80 89.3 84.0 82.9 82.6 60 78.7 79.3 76.9 73.8 70.4 朝刊 40 41.9 33.6 20 0 2008 年度 2009 年度 夕刊 30.9 30.5 28.5 29.2 26.9 26.6 23.7 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 今回 調査 資料 1 ネットニュース閲覧率、新聞朝刊閲読率に迫る勢い ・ 新聞朝刊閲読率とスマートフォンやパソコンを利用したインターネットニュース閲覧率の時系列 変化を見ると、新聞朝刊閲読率は 2010 年度 82.9%から今回 70.4%に低下、一方、インターネット ニュース閲覧率は 2010 年度 57.1%から今回 69.6%に上昇し、両者の差がほぼなくなった。また、 新聞朝刊を毎日閲読する割合は、2010 年度 61.8%から今回 50.2%に低下、インターネットニュー スを毎日閲覧する割合は 2010 年度 25.5%から今回 42.9%に上昇し、両者の差は 2010 年度には 36.3 ポイントあったが、今回調査では 7.3 ポイントに縮まった。 図表3 新聞朝刊閲読状況、インターネットニュース閲覧状況(時系列) (%) 100 82.9 82.6 78.7 79.3 76.9 60.8 64.7 80 61.8 61.4 58.4 73.8 66.0 60 57.1 57.8 55.2 57.6 55.1 70.4 新聞朝刊閲読 69.6 50.2 新聞朝刊毎日閲読 52.8 40 インターネットニュース 閲覧 42.9 20 25.5 25.1 25.7 28.3 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 36.2 31.4 2014年度 インターネットニュース 毎日閲覧 0 2015年度 今回調査 ・ 各メディアの印象を尋ねたところ、「情報が役に立つ」「情報源として欠かせない」では新聞が1 位に、「情報が信頼できる」「社会的影響力がある」「情報が分かりやすい」では NHK テレビが1 位に、「情報が面白い・楽しい」では民放テレビが1位に、「手軽に見聞きできる」「情報の量が 多い」ではインターネットが1位になった。 ・ インターネットは、全ての項目で昨年より割合が増加し、「情報が役に立つ」「情報源として欠か せない」が調査開始以来、初めて2位に挙げられ、存在感を増している。 図表4 各メディアの印象 (複数回答、n=3,308 全員に) (%) 情報が役に立つ 情報源として欠かせない 情報が信頼できる 社会的影響力がある 情報が分かりやすい 情報が面白い・楽しい 手軽に見聞きできる 情報の量が多い 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 新聞 インターネット NHKテレビ 民放テレビ 雑誌 ラジオ 50.0 (50.2) 42.7 (38.6) 39.8 (42.1) 36.5 (39.1) 11.7 (11.0) 11.3 (12.3) 新聞 インターネット NHKテレビ 民放テレビ ラジオ 雑誌 49.3 (50.0) 45.9 (42.9) 41.9 (43.5) 37.7 (40.1) 11.2 (12.2) 6.3 (6.1) NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌 61.7 (60.0) 59.5 (59.2) 22.1 (24.6) 11.9 (13.0) 13.5 (13.3) 3.2 (2.1) NHKテレビ 新聞 民放テレビ インターネット 雑誌 ラジオ 55.5 (57.6) 51.1 (54.3) 45.8 (47.8) 40.6 (36.7) 8.8 (8.2) 7.6 (8.3) NHKテレビ 民放テレビ 新聞 インターネット ラジオ 雑誌 45.6 (45.9) 44.4 (47.0) 39.0 (39.9) 28.9 (26.6) 7.9 (8.7) 6.3 (6.2) 民放テレビ 60.0 (61.1) インターネット 42.7 (38.0) 雑誌 23.5 (20.9) 新聞 17.0 (17.3) NHKテレビ 15.4 (17.1) ラジオ 11.6 (12.8) インターネット 民放テレビ 新聞 NHKテレビ ラジオ 雑誌 54.6 (49.8) 49.7 (50.9) 39.5 (41.3) 32.0 (34.2) 14.3 (16.7) 9.5 (9.7) インターネット 新聞 民放テレビ NHKテレビ 雑誌 ラジオ 46.0 (41.9) 40.1 (42.7) 31.0 (32.6) 22.6 (23.3) 6.9 (6.0) 3.6 (4.1) 注:( 資料 2 )内は昨年度調査の数値 インターネットニュースを見る時に使用するのは スマートフォン・携帯電話が 77.2% ・ インターネットニュースを見る時に使用する機器を質問したところ、 「スマートフォン・携帯電話」 が 77.2%と突出して最も多かった。次いで「パソコン」が 45.6%、「タブレット」は 13.5%であっ た。 ・ 年代別に見ると、「スマートフォン・携帯電話」は 30 代以下で 9 割台と多く、年代が上昇するほ ど少なくなっていくが、50 代以下では「パソコン」「タブレット」を大きく上回った。「パソコ ン」は 20 代から年代が上がるに従って多くなり、60 代以上で「スマートフォン・携帯電話」を上 回った。「タブレット」は全年代で最も少なく 8.8%~16.2%であった。 図表5 インターネットニュースを見る時に使用する機器 (複数回答、n=2,304 インターネットニュースを見る人に) (%) 77.2 スマートフォン・携帯電話 パソコン 45.6 タブレット 13.5 その他 図表6 0.1 インターネットニュースを見る時に使用する機器(性別・年代別) (複数回答、n=2,304 インターネットニュースを見る人に) (%) 100 90 80 82.7 95.6 96.9 71.8 92.7 89.2 74.4 64.2 70 53.7 60 50 57.5 33.6 40 30.9 30 20 10 0 68.5 33.6 13.2 13.7 13.2 男性 女性 18~ 19歳 【性別】 パソコン 39.2 49.2 33.1 27.9 8.8 タブレット 12.7 15.0 13.8 16.2 20代 スマートフォン・ 携帯電話 30代 40代 【年代別】 資料 3 50代 60代 11.8 70代 以上 新聞の役割減少派、役割持続派を突き放す勢い ・ 将来の新聞について、「インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考え る役割減少派は 47.1%、「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割持続 派は 35.6%となった。この質問を始めた 2009 年度調査以来、一昨年初めて役割減少派が役割持続 派を上回ったが、今回はその動きが加速する兆候を見せた。 図表7 将来の新聞についての意見(時系列) (%) 60 49.3 50 46.1 43.7 45.2 43.7 43.1 43.0 40.2 40.2 39.8 47.1 役割減少派 「インターネットなどの 普及により新聞の役 割が少なくなってくる」 40 38.7 30 36.5 37.4 35.6 32.7 役割持続派 「今までどおり、新聞 が報道に果たす役割 は大きい」 20 10 0 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 今回 調査 ・ 年代別では、役割減少派は年代が低いほど高い傾向が顕著。今回調査では役割減少派が 50 代以下 で半数を超えた。時系列の変化を見ると、役割減少派は、30~50 代で 2009 年度比 20 ポイント以 上の増加となった。60 代でも 16.7 ポイント増となるなど、若い世代より中高年層での増加が目立 つ。 図表8 将来の新聞についての意見:役割減少派の推移(年代別) (%) 70 60 50 40 30 20 10 68.0 58.1 57.7 47.2 57.6 63.6 55.2 55.9 44.3 37.2 33.5 26.4 19.2 15.1 24.6 20.7 51.5 61.6 61.5 62.8 55.8 41.7 34.3 36.1 27.1 26.4 56.3 61.4 29.1 60.0 57.3 54.7 50.2 48.5 45.3 41.2 68.6 68.3 67.0 63.4 61.0 56.0 57.9 52.4 64.3 45.5 31.5 18~19歳 20代 30代 41.5 32.2 35.9 40代 50代 24.0 19.1 16.8 19.4 17.7 20.4 60代 70代以上 0 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 資料 4 「報道の自由は常に保障されるべきだ」82.6% ・ 「報道の自由は常に保障されるべきだ」については、「思う」と答えた人が 82.6%、「思わない」 と答えた人が 15.4%と、昨年度調査同様の結果となった。 ・ 「報道によって、プライバシーが侵害されていると思うか」という質問に対して「思う」と答えた 人が 62.2%、「思わない」と答えた人が 35.0%となった。 ・ 「メディアは報道の自由を振りかざしていると思うか」という質問に対して「思う」と答えた人が 50.5%と昨年度(43.4%)から 7.1 ポイント増加した。「思わない」と答えた人が 46.2%と昨年 度(51.7%)から 5.5 ポイント減少した。昨年度は「思わない」と答えた人が「思う」と答えた人 の割合を上回っていたが、今年度は逆転した。 ・ 「現在の報道を見ていると、圧力をかけられても仕方がないと思うか」という質問に対して「思わ ない」と答えた人が 56.2%と昨年度(60.4%)から 4.2 ポイント減少した。「思う」と答えた人 が 40.7%と昨年度(35.2%)から 5.5 ポイント増加した。 ・ 「政府が国益を損なうという理由でメディアに圧力をかけるのは当然だと思うか」という質問に対 して「思わない」と答えた人が 64.2%と昨年度(67.8%)から 3.6 ポイント減少した。「思う」 と答えた人が 32.6%と昨年度(27.6%)から 5.0 ポイント増加した。 図表9 報道の自由について (n=3,308 全員に) そう思う どちらかと 言えば そう思う どちらかと 言えばそう 思わない そうは 思わない 無回答 昨年 思う 思う 82.6% 報道の自由は常に保障されるべ きだ 思わない 思わない 15.4% 43.4 39.2 (%) 2.0 11.8 83.2 14.0 3.6 思う 62.2% 報道によって、プライバシーが侵 害されていると思う 19.7 思わない 35.0% 42.5 26.8 思う 50.5% メディアは報道の自由を振りかざ していると思う 14.5 8.9 35.9 34.6 31.9 25.9 * * 11.5 3.3 43.4 51.7 3.1 35.2 60.4 3.1 27.6 67.8 思わない 56.2% 35.2 思う 32.6% 政府が国益を損なうという理由でメ ディアに圧力をかけるのは当然だ 6.8 と思う 2.8 思わない 46.2% 思う 40.7% 現在の報道を見ていると、圧力を かけられても仕方がないと思う 8.2 21.0 思わない 64.2% 35.8 28.4 注:「報道によって、プライバシーが侵害されていると思う」は今回調査で新たに追加した。 資料 5 ・ 日本の報道は「報道の自由」と「プライバシーの保護」のどちらに重点が置かれていると思うか尋 ねたところ、「報道の自由」に重点が置かれていると答えた人の割合(「報道の自由」12.6%と「ど ちらかと言えば「報道の自由」」48.8%の計)が 61.4%となった。一方、「プライバシーの保護」 に重点が置かれていると答えた人の割合(「プライバシーの保護」4.7%と「どちらかと言えば「プ ライバシーの保護」」31.6%の計)が 36.2%となった。 図表 10 日本の報道は「報道の自由」と「プライバシーの保護」のどちらに重点が置かれているか (n=3,308 全員に) 「報道の自由」 61.4% 「プライバシーの保護」 36.2% (%) 12.6 48.8 31.6 2.4 「報道の自由」 どちらかと 言えば 「報道の自由」 無回答 4.7 どちらかと 言えば 「プライバシーの 保護」 「プライバシーの 保護」 ・ プライバシー保護に関するメディアの印象を尋ねたところ、NHK テレビは「プライバシーに気を 配っている」が 66.5%、「プライバシーに配慮しすぎてふみこんだ報道ができない」が 60.1%と 他のメディアを上回った。 「プライバシーより人々の「知る権利」を重視している」はインターネッ トが 43.7%で最も多く、雑誌が次いで 40.5%、「時に(結果的に)個人や企業などをバッシング することに加担している」は雑誌が 51.1%で最も多く、次いでインターネットが 48.0%となった。 ・ 新聞は「プライバシーに気を配っている」が 54.6%と半数を上回った。「プライバシーに配慮し すぎてふみこんだ報道ができない」は 34.3%、「プライバシーより人々の「知る権利」を重視し ている」は 16.1%、「時に(結果的に)個人や企業などをバッシングすることに加担している」 は 16.6%となった。 図表 11 プライバシー保護に関するメディア印象 (複数回答、n=3,308 全員に) (%) 4 位 5 位 1 位 2 位 3 位 NHKテレビ 新聞 民放テレビ インターネット 雑誌 66.5 54.6 21.1 2.4 2.2 プライバシーに配慮しすぎてふみこんだ 報道ができない NHKテレビ 新聞 民放テレビ 雑誌 インターネット 60.1 34.3 18.6 3.0 2.5 プライバシーより人々の「知る権利」を重 視している インターネット 雑誌 民放テレビ 新聞 NHKテレビ 43.7 40.5 34.6 16.1 11.1 時に(結果的に)個人や企業などをバッ シングすることに加担している 雑誌 インターネット 民放テレビ 新聞 NHKテレビ 51.1 48.0 43.5 16.6 10.0 プライバシーに気を配っている 資料 6 参院選報道「投票先を決める参考になった」新聞が1位 ・ 参議院選挙報道について、各メディアの印象を聞いたところ、新聞は「投票する候補者や政党を決 める際に、参考になった」で 42.7%と1位となった。 ・ 民放テレビは「18 歳選挙権に関する報道や情報が充実していた」で 48.4%、「選挙結果が、今後 の政治や生活に及ぼす影響についての報道や情報が分かりやすかった」で 42.7%、「今回の選挙 の焦点が憲法改正発議に必要な議席数(定数の2/3)であることをわかりやすく伝えた」で 40.7%、 「選挙前の当落予想や情勢報道を参考にした」で 38.3%と1位になった。 ・ 参議院選挙報道についてのメディアの印象は、新聞、民放テレビ、NHK テレビに比べ、インターネッ トは低かった。 図表 12 参議院選挙報道に関する各メディアの印象 (複数回答、n=3,308 全員に) (%) 4 位 5 位 1 位 2 位 3 位 新聞 民放テレビ NHKテレビ インターネット 雑誌 42.7 34.0 30.9 13.5 1.2 民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌 48.4 42.8 40.4 12.4 1.8 選挙結果が、今後の政治や生活に及 ぼす影響についての報道や情報が分 かりやすかった 民放テレビ 新聞 NHKテレビ インターネット 雑誌 42.7 34.1 32.3 10.1 1.4 今回の選挙の焦点が憲法改正発議に 必要な議席数(定数の2/3)であること をわかりやすく伝えた 民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌 40.7 39.8 37.6 8.4 1.5 民放テレビ 新聞 NHKテレビ インターネット 雑誌 38.3 30.0 29.0 11.5 1.3 投票する候補者や政党を決める際 に、参考になった 18歳選挙権に関する報道や情報が充 実していた 選挙前の当落予想や情勢報道を参 考にした 資料 7 選挙前の当落予想や情勢報道「参考にする」は 25.1% ・ 新聞やテレビが選挙前に当落予想をすることについて尋ねたところ、「A:有権者の動向を伝え、 投票する上での判断材料を提供することは、報道として当然だ」という意見に賛同する割合が 33.3%、「B:有権者に予断を与え、選挙結果に影響を与える恐れがあるので、報道として問題だ」 という意見に賛同する割合が 34.4%と意見が分かれた。 ・ 「問題だ」とする人の割合は、2009 年度、2013 年度の過去 2 回の調査結果から低下傾向を示して いる。 図表 13 選挙前の当落予想報道についての意見 A:有権者の動向を伝え、投票する上で の判断材料を提供することは、報道とし て当然だ Aに近い 今回調査 (n=3,308) 9.7 どちらかと 言えば Aに近い B:有権者に予断を与え、選挙結果に 影響を与える恐れがあるので、報道と して問題だ どちらとも 言えない 23.6 無回答 どちらかと 言えば Bに近い 30.8 Bに近い (%) 23.4 11.0 当然派 (A) 問題派 (B) 33.3 34.4 30.8 37.0 32.4 42.6 1.5 2013年度 (n=3,297) 10.2 20.5 30.8 24.3 12.8 1.4 2009年度 (n=3,490) 10.9 21.5 24.6 26.1 16.5 0.5 ・ 実際に投票する際、選挙前の当落予想や情勢報道を参考にするか尋ねたところ、 「参考にする」 (「と ても参考にする」2.8%と「やや参考にする」22.3%の計)と答えた人の割合が 25.1%となった。 一方、「参考にしない」(「ほとんど参考にしない」31.8%と「あまり参考にしない」42.0%の計) と答えた人の割合が 73.8%となった。 図表 14 選挙前の当落予想や情勢報道を参考にするか 参考にする 25.1% (n=3,308 全員に) 参考にしない 73.8% (%) 22.3 42.0 31.8 1.1 2.8 とても 参考にする やや 参考にする 無回答 あまり 参考にしない 資料 8 ほとんど 参考にしない 憲法改正報道、民放テレビ、新聞、NHK テレビの順 ・ 憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」を 挙げた人が 59.6%と最も多く、以下、「新聞」が 55.8%、「NHK テレビ」が 55.7%、「インター ネット」が 35.2%という結果になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 5.9 ポ イント、新聞が 2.7 ポイント、NHK テレビが 5.5 ポイント、それぞれ減少した。一方、インターネッ トが 2.9 ポイント、雑誌・書籍は 2.4 ポイント、それぞれ増加した。 ・ 憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、 「民放テレビ」 が 45.3%、「新聞」が 42.8%、「NHK テレビ」が 38.1%、「インターネット」が 23.2%という結果 になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 8.3 ポイント、新聞が 0.7 ポイント、 NHK テレビが 7.4 ポイント、それぞれ減少した。一方、インターネットが 3.2 ポイント、雑誌・書 籍は 2.3 ポイント、それぞれ増加した。 図表 15 憲法改正問題について:情報入手しているメディアと情報が分かりやすいメディア(複数回答) 情報を入手しているメディア 0 20 40 情報が分かりやすいメディア 60 80 (%) 0 20 59.6 65.5 57.9 52.6 民放テレビ 新聞 NHKテレビ 雑誌・書籍 11.4 9.0 10.9 10.1 入手していない/ 分かりやすいと思 うメディアはない 10.5 8.2 10.7 14.8 60 45.3 53.6 48.4 45.7 55.8 58.5 60.3 58.3 42.8 43.5 47.8 49.3 55.7 61.2 59.8 54.1 38.1 45.5 47.9 45.5 35.2 32.3 25.8 21.2 インターネット 40 23.2 20.0 17.4 15.7 7.7 5.4 7.5 7.5 今回調査(n=3,308) 2015年度(n=3,183) 2014年度(n=3,270) 2013年度(n=3,297) 資料 9 8.7 7.1 6.8 7.1 今回調査(n=2,941) 2015年度(n=2,903) 2014年度(n=2,891) 2013年度(n=2,795) 80 (%) 国民の憲法改正への関心は依然高く 新聞は現行の憲法を詳しく解説、政党の違いの報道を ・ 憲法改正問題に、「関心がある」と答えた人が 70.9%(「非常に関心がある」23.8%と「やや関 心がある」47.1%の計)、「関心がない」と答えた人が 28.4%(「全く関心がない」5.2%と「あ まり関心がない」23.2%の計)となった。関心がある人の割合が前回調査から 4.0 ポイント減少し た。 図表 16 憲法改正問題への関心 非常に関心 がある 今回調査 (n=3,308) 2014年度 (n=3,183) やや 関心がある 23.8 あまり関心 がない 全く 関心がない 47.1 27.3 22.5 47.4 2013年度 (n=3,297) 21.9 47.8 関心が ない (計) 70.9 28.4 4.6 0.8 74.9 24.3 3.6 0.9 69.9 29.1 5.6 0.6 69.7 29.8 (%) 5.2 0.7 23.2 47.6 2014年度 (n=3,270) 関心が ある (計) 無回答 19.7 25.5 24.1 ・ 国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、前回同様、「現行 の憲法について詳しく解説してほしい」53.0%、「政党の意見の違いがよく分かるような報道をし てほしい」50.6%が多かった(複数回答)。 図表 17 新聞に期待する憲法改正問題に関する報道 0 (複数回答) 10 20 30 40 50 5 3 .0 52.1 54.5 56.6 現行の憲法について詳しく解説してほしい 政党の意見の違いがよく分かるような報道 をしてほしい 46.9 2 6 .4 29.2 26.5 24.9 海外における改憲の実情や、日本の現況に 対する反応を詳しく報道してほしい 2 3 .9 25.7 28.5 25.6 憲法学者など専門家の意見を多く掲載して ほしい 2 3 .3 国民世論を形成する中心的な役割を果たす ような報道をしてほしい 21.0 1 5 .0 14.3 憲法改正への賛否については、新聞社の立 場を明確にしてほしい その他 特にない 60 (%) 10.9 27.1 30.8 18.7 2 .1 2.7 2.1 1.6 今回調査(n=3,308) 2015年度(n=3,183) 11.7 1 6 .0 15.8 15.6 資料 10 2014年度(n=3,270) 2013年度(n=3,297) 5 0 .6 50.4 51.0 電子新聞、利用希望は伸びず 単独購読料 2,000 円で「購読したい」は 4.9% ・ パソコンや携帯電話、タブレットなどで読むことができる電子新聞の認知率(「現在、利用してい る」3.0%と「現在利用していないが、利用してみたい」10.7%と「利用したいとは思わない」63.4% の合計)は 77.1%と、昨年調査より 0.8 ポイント減少した。 ・ 有料の電子新聞の利用意向を聞いたところ、「現在、利用している」が 3.0%と昨年より 0.8 ポイン トの減少、「現在利用していないが、利用してみたい」が 10.7%と昨年より 0.2 ポイントの減少と なった。一方、「利用したいとは思わない」は 63.4%と昨年より 0.2 ポイントの増加となった。 図表 18 電子新聞の認知と利用意向(時系列) (%) 70 58.4 63.2 60.6 63.4 60 現在、利用している 44.6 50 40.9 40 30 41.0 33.1 32.4 20.5 20.6 35.4 21.4 25.2 20 10 2.0 現在利用していないが、 利用してみたい 1.6 5.2 利用したいとは思わない 23.2 13.0 12.5 2.2 3.0 21.1 22.2 10.9 10.7 3.8 3.0 知らない 0 ※2013 年度調査から有料の 電子新聞に限定した。 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 今回調査 ・ 電子新聞の単独購読料が 2,000 円の場合、購読したいと思うか尋ねたところ、「購読したいと思わ ない」が 52.8%、「購読したいと思う」が 4.9%であった。また、「分からない」と回答した人が 39.6%という結果になった。 図表 19 電子新聞の購読意向(単独購読料 2,000 円の場合) すでに購読 している 0.8 無回答 2.0 分からない 39.6 購読したい 4.9 購読したいと 思わない 52.8 (%) 資料 11 (n=3,308 全員に)